JP2020142713A - Cooling control device for fuel cell vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、燃料電池車両用冷却制御装置に関するものである。 The present disclosure relates to a cooling control device for a fuel cell vehicle.
従来、水素ガスを燃料とする燃料電池車両が知られている。燃料電池車両では、燃料タンクに水素ガスを高圧に圧縮充填するため、水素ガスの温度が上昇する。充填時に水素ガスの温度が上昇し過ぎると、燃料タンクの耐熱温度を超える問題であったり、充填後の冷却に伴う圧力降下の問題であったりが生じる。この問題に対して、特許文献1には、水素自動車に水素ガスを充填する燃料充てん装置において水素ガスを冷却した上で、水素自動車の燃料タンクに水素ガスを充てんする技術が開示されている。
Conventionally, a fuel cell vehicle using hydrogen gas as a fuel is known. In a fuel cell vehicle, the temperature of hydrogen gas rises because the fuel tank is compressed and filled with hydrogen gas at a high pressure. If the temperature of the hydrogen gas rises too much during filling, the problem may exceed the heat resistant temperature of the fuel tank, or the problem of pressure drop due to cooling after filling may occur. To solve this problem,
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、燃料充てん装置において水素ガスを冷却する能力が十分でない場合に、燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇を抑えることができない問題が生じる。燃料タンクの温度上昇を抑えることができない場合、燃料タンクに水素ガスを充填することができず、水素ガスの充填速度が低下してしまう問題も生じる。
However, in the technique disclosed in
この開示のひとつの目的は、燃料電池車両に水素ガスを充填する設備側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えつつ、水素ガスの充填速度をより向上させることを可能にする燃料電池車両用冷却制御装置を提供することにある。 One object of this disclosure is a fuel cell vehicle that makes it possible to further improve the hydrogen gas filling speed while suppressing the ability to cool the hydrogen gas required on the equipment side for filling the fuel cell vehicle with hydrogen gas. To provide a cooling control device for use.
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。 The above object is achieved by a combination of the features described in the independent claims, and the sub-claims provide for further advantageous embodiments of the disclosure. The reference numerals in parentheses described in the claims indicate, as one embodiment, the correspondence with the specific means described in the embodiments described later, and do not limit the technical scope of the present disclosure. ..
上記目的を達成するために、本開示の燃料電池車両用冷却制御装置は、燃料タンク(16)に充填される水素ガスを燃料として用いる燃料電池車両で用いられ、燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出するトリガ検出部(201)と、トリガ検出部でトリガを検出したことをもとに、燃料電池車両に搭載されて燃料タンクを冷却する冷却装置(41,41a)によって燃料タンクを冷却させる冷却制御部(210,210a)とを備える。 In order to achieve the above object, the cooling control device for a fuel cell vehicle of the present disclosure is used in a fuel cell vehicle that uses hydrogen gas filled in the fuel tank (16) as fuel, and the fuel tank is filled with hydrogen gas. Based on the trigger detection unit (201) that detects the trigger that starts the fuel cell and the trigger detection unit detects the trigger, the fuel is fueled by the cooling device (41, 41a) that is mounted on the fuel cell vehicle and cools the fuel tank. It is provided with a cooling control unit (210, 210a) for cooling the tank.
これによれば、トリガ検出部で燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出したことをもとに、冷却制御部が、燃料電池車両に搭載される冷却装置によって燃料電池車両側で燃料タンクを冷却することが可能になるので、燃料電池車両に水素ガスを充填する設備側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えることが可能になる。また、この設備側での水素ガスの冷却が十分でなかった場合でも、燃料電池車両側で燃料タンクを冷却することで、燃料タンクの温度上昇を抑えることが可能になる。その結果、燃料電池車両に水素ガスを充填する設備側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えつつ、水素ガスの充填速度をより向上させることが可能になる。 According to this, based on the fact that the trigger detection unit detects the trigger that starts filling the fuel tank with hydrogen gas, the cooling control unit is on the fuel cell vehicle side by the cooling device mounted on the fuel cell vehicle. Since the fuel tank can be cooled, it is possible to suppress the ability to cool the hydrogen gas required on the equipment side for filling the fuel cell vehicle with hydrogen gas. Further, even if the hydrogen gas is not sufficiently cooled on the equipment side, the temperature rise of the fuel tank can be suppressed by cooling the fuel tank on the fuel cell vehicle side. As a result, it becomes possible to further improve the hydrogen gas filling speed while suppressing the ability to cool the hydrogen gas required on the equipment side for filling the fuel cell vehicle with hydrogen gas.
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。 A plurality of embodiments for disclosure will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, the parts having the same functions as the parts shown in the drawings used in the explanations so far may be designated by the same reference numerals and the description thereof may be omitted. is there. For the parts with the same reference numerals, the description in other embodiments can be referred to.
(実施形態1)
<水素充填システム1の概略構成>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。まず、図1を用いて、水素充填システム1の説明を行う。図1に示すように、水素充填システム1は、水素充填装置10、水素供給チューブ11、水素充填ガン12、水素充填口13、差込検出センサ14、水素供給パイプ15、及び水素タンク16を含む。
(Embodiment 1)
<Outline configuration of
Hereinafter, this embodiment will be described with reference to the drawings. First, the
水素充填装置10は、燃料電池車両FCV(以下、単に車両FCV)に水素ガスを充填するための装置である。車両FCVは、水素ガスを燃料として用いて、走行用のモータを駆動させる車両である。水素供給チューブ11は、水素充填装置10から水素充填ガン12まで水素ガスを供給するチューブである。水素充填ガン12は、水素供給チューブ11の先端に設けられる。水素充填ガン12は、車両FCVの水素充填口13に差し込むことが可能となっている。水素充填ガン12は、水素供給チューブ11から供給される水素ガスを水素充填口13から車両FCVへ充填する。
The
水素充填口13は、車両FCVに設けられる。水素充填口13には、水素充填ガン12が差し込まれたことを検出するための差込検出センサ14が設けられている。一例として、差込検出センサ14としては、水素充填ガン12が差し込まれた場合に水素充填ガン12によって押し込まれるスイッチを用いればよい。水素供給パイプ15は、車両FCVに設けられる。水素供給パイプ15は、水素充填口13から水素タンク16へ延びる水素導入管である。つまり、水素充填ガン12によって水素充填口13から流入してくる水素ガスは、水素供給パイプ15を通って水素タンク16に充填される。水素タンク16は、車両に搭載される高圧燃料ガスタンクである。この水素タンク16が燃料タンクに相当する。
The hydrogen filling port 13 is provided in the vehicle FCV. The hydrogen filling port 13 is provided with an
<熱管理システム2の概略構成>
続いて、図2を用いて熱管理システム2の説明を行う。熱管理システム2は、車両FCVで用いられる。図2に示すように、熱管理システム2は、前述の差込検出センサ14、熱管理ECU20、圧縮機31、コンデンサ32、減圧部33、エアコン側エバポレータ34、タンク側エバポレータ41、及び第1電磁弁50を含む。
<Outline configuration of
Subsequently, the
冷凍サイクル回路30は、冷媒の蒸気圧縮冷凍サイクルを利用して空気を冷却する閉回路である。冷凍サイクル回路30は、車両FCVの室内空調用エアコンでの冷房に用いられる。冷凍サイクル回路30には、圧縮機31、コンデンサ32、減圧部33、及びエアコン側エバポレータ34が含まれる。この冷凍サイクル回路30が、蒸気圧縮冷凍サイクルの回路に相当する。冷媒としては、R134a,R152a等の地球温暖化係数の小さいフロンガス又はプロパン等のHCガスを用いる構成とすればよい。
The
圧縮機31は、車両FCVから供給された直流電圧で駆動される電動圧縮機であり、冷凍サイクル回路30を流れる冷媒を圧縮して冷媒温度を上昇させる。圧縮機31は、低圧冷媒を吸引し、この低圧冷媒を加圧して高圧冷媒を吐出する。圧縮機31は、圧縮した高圧冷媒をコンデンサ32に供給する。
The
コンデンサ32は、空気と冷媒との間の熱交換を提供することによって、冷媒の熱を放熱させる。コンデンサ32は、凝縮器,放熱器とも呼ばれる。コンデンサ32で放熱された冷媒は、減圧部33に供給される。減圧部33は、コンデンサ32から供給される冷媒を減圧することにより低温低圧の冷媒を生成し、エアコン側エバポレータ34に供給する。減圧部33としては、膨張弁を用いればよい。この膨張弁は、通路開度が固定されたものであってもよいし、絞り開度が制御されるものであってもよい。
The
エアコン側エバポレータ34は、空気と低温冷媒との間の熱交換を提供することによって、空気を冷却する。エアコン側エバポレータ34で冷却された空気が、室内空調用エアコンでの冷房に用いられる。エアコン側エバポレータ34で冷却された冷媒は、圧縮機31に供給される。なお、エアコン側エバポレータ34は、蒸発器,吸熱器とも呼ばれる。冷凍サイクル回路30では、冷媒を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。
The air
タンク側エバポレータ41は、水素タンク16を冷却するための蒸発器である。タンク側エバポレータ41は、熱交換器の一種である。タンク側エバポレータ41は、水素タンク16の熱を熱交換可能な位置に設けられる。このタンク側エバポレータ41が冷却装置及びタンク側蒸発器に相当する。
The tank-
タンク用冷媒回路40は、圧縮機31,コンデンサ32,減圧部33,タンク側エバポレータ41に冷媒が順次流れる閉回路である。詳しくは、タンク用冷媒回路40では、前述したように、圧縮機31が作動することで、高圧冷媒が圧縮機31からコンデンサ32に流れる。コンデンサ32では、前述したように、冷媒の熱が放熱され、この冷媒が減圧部33に供給される。減圧部33では、前述したように低温低圧の冷媒を生成し、この冷媒をタンク側エバポレータ41に供給する。タンク側エバポレータ41では、減圧部33から流れてきた低温冷媒と水素タンク16周辺の空気との間で熱交換が行われる。この熱交換によって、水素タンク16周辺の空気が冷やされて水素タンク16が冷却される。一方、この熱交換によって、タンク側エバポレータ41を通過する低温冷媒は温められ、圧縮機31に流れる。タンク用冷媒回路40では、冷媒を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。
The
冷凍サイクル回路30とタンク用冷媒回路40とは、一部の経路が重複しているものとする。これは、冷凍サイクル回路30とタンク用冷媒回路40とで、冷媒を循環させる回路を切り替え可能とするためである。冷凍サイクル回路30とタンク用冷媒回路40とは、図2に示すように、減圧部33とエアコン側エバポレータ34との間の接続点Aと、エアコン側エバポレータ34と圧縮機31との間の接続点Bとで接続されている。つまり、圧縮機31,コンデンサ32,減圧部33を挟む接続点Aと接続点Bとの間の経路が、冷凍サイクル回路30とタンク用冷媒回路40との重複する経路にあたる。
It is assumed that some routes of the
第1電磁弁50は、開閉動作を電気的に制御可能な電磁弁である。第1電磁弁50は、熱管理ECU20によってその作動が制御される。第1電磁弁50は、開状態で冷媒の冷凍サイクル回路30における流通を許可し、閉状態で冷媒の冷凍サイクル回路30における流通を禁止する。
The
第1電磁弁50は、冷凍サイクル回路30のうちの接続点Aとエアコン側エバポレータ34との間に設けられる。よって、第1電磁弁50を開状態とすると、冷媒が循環する回路が冷凍サイクル回路30に切り替えられる。一方、第1電磁弁50を閉状態とすると、冷媒が循環する回路がタンク用冷媒回路40に切り替えられる。なお、タンク用冷媒回路40のうちの接続点Aとタンク側エバポレータ41との間にも電磁弁(以下、第2電磁弁)を設ける構成としてもよい。そして、熱管理ECU20が、第1電磁弁50を閉状態とする場合に第2電磁弁を開状態とする一方、第1電磁弁50を開状態とする場合に第2電磁弁を閉状態としてもよい。
The
熱管理ECU20は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備える。熱管理ECU20は、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで熱管理システム2での水素タンク16の冷却に関する各種の処理を実行する電子制御装置である。この熱管理ECU20が燃料電池車両用冷却制御装置に相当する。プロセッサがこの制御プログラムを実行することは、制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。なお、熱管理ECU20の詳細については以下で述べる。
The
<熱管理ECU20の概略構成>
続いて、図3を用いて、熱管理ECU20の概略構成について説明を行う。熱管理ECU20は、制御部200及びトリガ検出部201を機能ブロックとして備えている。なお、熱管理ECU20が実行する機能の一部又は全部を、一つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、熱管理ECU20が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
<Outline configuration of
Subsequently, the schematic configuration of the
トリガ検出部201は、水素タンク16への水素ガスの充填を開始するトリガを検出する。一例として、トリガ検出部201は、水素充填口13に水素充填ガン12が差し込まれたことを検出した信号を差込検出センサ14から取得した場合にトリガを検出する構成とすればよい。
The
制御部200は、循環制御部210をサブ機能ブロックとして備えている。循環制御部210は、第1電磁弁50の開閉状態を切り替えることで、冷媒を冷凍サイクル回路30に循環させるかタンク用冷媒回路40に循環させるかを切り替える。一例として、循環制御部210は、デフォルトでは、第1電磁弁50を開状態とする。つまり、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30とする。よって、車両FCVの走行用のモータを始動させるためのスイッチ(以下、パワースイッチ)がオフの場合であって、且つ、水素タンク16への水素ガスの充填開始前は、冷媒が循環する回路は冷凍サイクル回路30である。パワースイッチがオフの場合には、室内空調用エアコンは起動されていない。
The
一方、循環制御部210は、トリガ検出部201でトリガを検出した場合に、第1電磁弁50を閉状態とする。つまり、冷媒が循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替える。これによれば、水素タンク16への水素ガスの充填が開始された場合に、冷媒が循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替えることができる。冷媒が循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替えることで、タンク側エバポレータ41において低温冷媒と水素タンク16周辺の空気との間での熱交換が行われる。これにより、水素ガスの充填によって温度上昇する水素タンク16が冷却される。よって、この循環制御部210が冷却制御部に相当する。
On the other hand, the
続いて、循環制御部210は、水素タンク16への水素ガスの充填が完了する場合に、第1電磁弁50を開状態とする。つまり、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30に切り替える。これによれば、水素タンク16への水素ガスの充填が終了した場合に、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30に切り替えることができる。よって、車両FCVの始動後に室内空調用エアコンを起動する際には、冷媒が循環する回路が冷凍サイクル回路30に切り替わっている。従って、室内空調用エアコンによる冷房に、タンク側エバポレータ41での熱交換による影響を与えずに済む。なお、水素タンク16への水素ガスの充填が完了したことは、差込検出センサ14で差込を検出しなくなったことをもとに循環制御部210で判断する構成とすればよい。
Subsequently, the
<熱管理ECU20での冷却関連処理>
続いて、図4のフローチャートを用いて、熱管理ECU20での水素ガスの充填時の水素タンク16の冷却に関連する処理(以下、冷却関連処理)の流れの一例について説明を行う。図4のフローチャートは、トリガ検出部201でトリガを検出した場合に開始する構成とすればよい。
<Cooling-related processing in the
Subsequently, an example of the flow of the process related to the cooling of the
まず、ステップS1では、循環制御部210が、第1電磁弁50を閉状態とし、冷媒が循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替える。例えばこの場合に、循環制御部210は、圧縮機31を作動させ、冷却関連処理の終了時に作動を終了すればよい。また、循環制御部210は、パワースイッチのオンからオフまでの間、圧縮機31を作動させればよい。
First, in step S1, the
ステップS2では、水素タンク16への水素ガスの充填が終了した場合(S2でYES)には、ステップS3に移る。一方、水素タンク16への水素ガスの充填が終了していない場合(S2でNO)には、S2の処理を繰り返す。ステップS3では、循環制御部210が、第1電磁弁50を開状態とし、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30に切り替え、冷却関連処理を終了する。
In step S2, when the filling of the
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、トリガ検出部201で水素タンク16への水素ガスの充填を開始するトリガを検出したことをもとに、循環制御部210が、車両FCVに搭載されるタンク側エバポレータ41によって車両FCV側で水素タンク16を冷却することが可能になる。よって、水素充填装置10側で水素ガスを冷やす必要がなくなったり、水素充填装置10側で水素ガスを冷やす度合いを抑えたりすることが可能になる。つまり、水素充填装置10側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えることが可能になる。また、水素充填装置10側での水素ガスの冷却が十分でなかった場合でも、車両FCV側で水素タンク16を冷却することで、水素タンク16の温度上昇を抑えることが可能になる。水素タンク16の温度上昇を抑えることが可能になると、水素ガスを充填することができない状況が生じにくくなる。
<Summary of
According to the configuration of the first embodiment, the
その結果、車両FCVに水素ガスを充填する水素充填装置10側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えつつ、水素ガスの充填速度をより向上させることが可能になる。水素充填装置10側で必要となる水素ガスを冷却する能力を抑えることは、水素充填装置10の設置のためのコスト低減にも繋がる。
As a result, it becomes possible to further improve the hydrogen gas filling speed while suppressing the ability to cool the hydrogen gas required on the
また、タンク側エバポレータ41では、車両FCVの室内空調用エアコンでの冷房に用いられる冷凍サイクル回路30の冷媒を利用して水素タンク16を冷却する。よって、冷凍サイクル回路30の冷媒を利用する分だけ、水素タンク16を冷却するための部材を車両FCVに追加する手間を抑えることが可能になる。
Further, the tank-
さらに、実施形態1の構成によれば、水素タンク16を冷却する場合に限って、冷媒を循環させる回路を冷凍サイクル回路30からタンク用冷媒回路40に切り替える。よって、車両FCVの室内空調用エアコンでの冷房という通常使用時には、水素タンク16を冷却する構成による影響を与えずに済む。
Further, according to the configuration of the first embodiment, the circuit for circulating the refrigerant is switched from the
(実施形態2)
実施形態1では、車両FCVの室内空調用エアコンでの冷房に用いられる冷凍サイクル回路30の冷媒を水素タンク16の冷却に利用する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。車両FCVの室内空調用エアコンでの暖房に用いられる水回路の冷却水も水素タンク16の冷却に利用する構成(以下、実施形態2)以下、実施形態2の構成について説明する。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, a configuration is shown in which the refrigerant of the
<熱管理システム2aの概略構成>
続いて、図5を用いて熱管理システム2aの説明を行う。熱管理システム2aは、差込検出センサ14、熱管理ECU20a、圧縮機31、コンデンサ32、減圧部33、エアコン側エバポレータ34、タンク側エバポレータ41、第1電磁弁50、ウォーターポンプ(以下、WP)31a、エアコン側ヒータコア34a、タンク側ヒータコア41a、第3電磁弁51、第4電磁弁52、水温センサ60、タンク温度センサ70、及び電熱器80を含む。熱管理システム2aは、熱管理ECU20の代わりに熱管理ECU20aを備える点と、WP31a、エアコン側ヒータコア34a、タンク側ヒータコア41a、第3電磁弁51、第4電磁弁52、水温センサ60、タンク温度センサ70、及び電熱器80を含む点とを除けば、実施形態1の熱管理システム2と同様である。
<Outline configuration of
Subsequently, the
WP31aは、冷却水を循環させるポンプである。冷却水としては、LLC等を用いればよい。エアコン側ヒータコア34aは、車両FCVの室内空調用エアコンのヒータコアである。エアコン側ヒータコア34aは、温められた冷却水を暖房用熱源として空調空気を加熱する熱交換器である。エアコン側ヒータコア34aは、暖房時において空調空気を加熱するために、一定以上の温度が必要となる。具体的には、暖房のためには、エアコン側ヒータコア34aのチューブを流れる冷却水の水温が目標水温以上となることが必要となる。
WP31a is a pump that circulates cooling water. LLC or the like may be used as the cooling water. The air conditioner
水回路30aは、WP31a,エアコン側ヒータコア34aに冷却水が順次流れる閉回路である。詳しくは、水回路30aでは、WP31aが作動することで、冷却水がWP31aからエアコン側ヒータコア34aに流れる。エアコン側ヒータコア34aでは、冷却水との熱交換によって空調空気が加熱される。エアコン側ヒータコア34aを通過した冷却水は、WP31aに流れる。水回路30aでは、冷却水を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。
The
タンク側ヒータコア41aは、水素タンク16を冷却するための放熱機器(つまり、ヒータコア)である。タンク側ヒータコア41aは、熱交換器の一種である。タンク側ヒータコア41aは、水素タンク16の熱を熱交換可能な位置に設けられる。このタンク側ヒータコア41aが冷却装置に相当する。
The tank-
タンク用水回路40aは、WP31a,タンク側ヒータコア41aに冷却水が順次流れる閉回路である。詳しくは、タンク用水回路40aでは、WP31aが作動することで、冷却水がWP31aからタンク側ヒータコア41aに流れる。タンク側ヒータコア41aでは、WP31aから流れてきた冷却水と水素タンク16周辺の空気との間で熱交換が行われる。この熱交換によって、水素タンク16周辺の空気が冷やされて水素タンク16が冷却される。一方、この熱交換によって、タンク側ヒータコア41aを通過する冷却水は温められる。タンク側ヒータコア41aで温められた冷却水は、WP31aに流れる。タンク用水回路40aでは、冷却水を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。
The
水回路30aとタンク用水回路40aとは、一部の経路が重複しているものとする。これは、水回路30aとタンク用水回路40aとで、冷却水を循環させる回路を切り替え可能とするためである。水回路30aとタンク用水回路40aとは、図5に示すように、WP31aとエアコン側ヒータコア34aとの間の接続点Cと、エアコン側ヒータコア34aとWP31aとの間の接続点Dとで接続されている。つまり、WP31aを挟む接続点Cと接続点Dとの間の経路が、水回路30aとタンク用水回路40aとの重複する経路にあたる。
It is assumed that some paths of the
第3電磁弁51は、開閉動作を電気的に制御可能な電磁弁である。第3電磁弁51は、熱管理ECU20aによってその作動が制御される。第3電磁弁51は、開状態で冷却水の水回路30aにおける流通を許可し、閉状態で冷却水の水回路30aにおける流通を禁止する。
The
第4電磁弁52は、開閉動作を電気的に制御可能な電磁弁である。第4電磁弁52は、熱管理ECU20aによってその作動が制御される。第4電磁弁52は、開状態で冷却水のタンク用水回路40aにおける流通を許可し、閉状態で冷却水のタンク用水回路40aにおける流通を禁止する。
The
第3電磁弁51は、水回路30aのうちの接続点Cとエアコン側ヒータコア34aとの間に設けられる。第4電磁弁52は、タンク用水回路40aのうちの接続点Cとタンク側ヒータコア41aとの間に設けられる。よって、第3電磁弁51を開状態とし、第4電磁弁52を閉状態とすると、冷却水が循環する回路が水回路30aに切り替えられる。一方、第3電磁弁51を閉状態とし、第4電磁弁52を開状態とすると、冷却水が循環する回路がタンク用水回路40aに切り替えられる。
The
水温センサ60は、冷却水の温度を検出する温度センサである。この水温センサ60が第1温度センサに相当する。水温センサ60は、システムの簡略化のためには、水回路30aとタンク用水回路40aとの重複する経路に一つ設けることが好ましい。よって、本実施形態では、WP31aを挟む接続点Cと接続点Dとの間の経路に設けることが好ましい。これによって、水回路30aを循環する場合の冷却水の温度も、タンク用水回路40aを循環する場合の冷却水の温度も検出することが可能になる。なお、水温センサ60は、水回路30aとタンク用水回路40aとのそれぞれに設けて、それぞれを循環する場合の冷却水の温度を検出する構成としてもよい。タンク温度センサ70は、水素タンク16の温度を検出する温度センサである。このタンク温度センサ70が第2温度センサに相当する。
The
電熱器80は、車両FCVからの供給電力を熱に変換する。電熱器80は、エアコン側ヒータコア34aの冷却水を加熱するのに用いられる。
The
熱管理ECU20aは、水回路30a及びタンク用水回路40aに関する一部の処理が異なる点を除けば、実施形態1の熱管理ECU20と同様である。熱管理ECU20aの詳細については、以下で述べる。
The
<熱管理ECU20aの概略構成>
続いて、図6を用いて、熱管理ECU20aの概略構成について説明を行う。熱管理ECU20aは、制御部200a、トリガ検出部201、水温取得部202、及びタンク温度取得部203を機能ブロックとして備えている。熱管理ECU20aは、制御部200の代わりに制御部200aを備える点と、水温取得部202及びタンク温度取得部203を備える点とを除けば、実施形態1の熱管理ECU20と同様である。
<Approximate configuration of
Subsequently, the schematic configuration of the
水温取得部202は、水温センサ60で検出する冷却水の温度(以下、水温)を取得する。タンク温度取得部203は、タンク温度センサ70で検出する水素タンク16の温度(以下、タンク温度)を取得する。
The water
制御部200aは、循環制御部210a及び加熱制御部211をサブ機能ブロックとして備えている。制御部200aは、循環制御部210の代わりに循環制御部210aを備える点と、加熱制御部211を備える点とを除けば、実施形態1の制御部200と同様である。
The
循環制御部210aは、実施形態1の循環制御部210と同様に、第1電磁弁50の開閉状態を切り替えることで、冷媒を冷凍サイクル回路30に循環させるかタンク用冷媒回路40に循環させるかを切り替える。また、循環制御部210aは、第3電磁弁51及び第4電磁弁52の開閉状態を切り替えることで、冷却水を水回路30aに循環させるかタンク用水回路40aに循環させるかを切り替える。加熱制御部211は、電熱器80の作動を制御する。加熱制御部211は、エアコン側ヒータコア34aの駆動開始時に、電熱器80の作動も開始する構成とすればよい。
Similar to the
一例として、循環制御部210aは、デフォルトでは、第1電磁弁50及び第3電磁弁51を開状態とし、第4電磁弁52を閉状態とする。つまり、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30とし、冷却水が循環する回路を水回路30aとする。よって、パワースイッチがオフの場合であって、且つ、水素タンク16への水素ガスの充填開始前は、冷媒が循環する回路は冷凍サイクル回路30であり、冷却水が循環する回路は水回路30aである。
As an example, the
一方、循環制御部210aは、トリガ検出部201でトリガを検出した場合であって、且つ、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度よりも低くなる場合に、第4電磁弁52を開状態とし、第3電磁弁51を閉状態とすることが好ましい。つまり、冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aに切り替えることが好ましい。これによれば、水素タンク16への水素ガスの充填が開始され、水素タンク16の温度が冷却水の温度以上となった場合に、冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aに切り替えることができる。
On the other hand, when the
冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aに切り替えることで、タンク側ヒータコア41aにおいて冷却水と水素タンク16周辺の空気との間での熱交換が行われる。これにより、水素ガスの充填によって温度上昇する水素タンク16が冷却される一方、冷却水が温められる。よって、循環制御部210aが冷却制御部に相当する。
By switching the circuit in which the cooling water circulates to the
続いて、循環制御部210aは、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度以上となる場合に、第3電磁弁51を開状態とし、第4電磁弁52を閉状態とすることが好ましい。つまり、冷却水が循環する回路を水回路30aに切り替えることが好ましい。これは、水温がタンク温度以上となると水素タンク16の冷却の効果がなくなるためである。
Subsequently, the
上述したように、冷却水が循環する回路がタンク用水回路40aから水回路30aに切り替えられると、タンク用水回路40aでの循環時に温められた冷却水が、水回路30aを循環してエアコン側ヒータコア34aを温めることになる。これによれば、水素ガスの充填完了後に車両FCVの室内空調用エアコンが起動される場合に、エアコン側ヒータコア34aの水温を予め上昇させておくことが可能になる。加熱制御部211は、車両FCVの室内空調用エアコンが起動される場合に、水温取得部202で取得する水温が、暖房に必要な目標水温に達するまで電熱器80を作動させる構成とすればよい。
As described above, when the circuit in which the cooling water circulates is switched from the
以上の構成によれば、エアコン側ヒータコア34aの温度を予め上昇させておくので、電熱器80でエアコン側ヒータコア34aの水温を上げる時間を短縮し、無駄な電力消費を低減することも可能になる。その結果、より迅速に暖房を可能にするとともに、車両FCVの走行距離を延長することも可能になる。
According to the above configuration, since the temperature of the air conditioner
また、循環制御部210aは、水温がタンク温度以上となって冷却水を循環させる回路を水回路30aに切り替えた場合であって、且つ、タンク温度取得部203で取得するタンク温度が閾値以上の場合に、第1電磁弁50を閉状態とすることが好ましい。つまり、タンク側ヒータコア41aによって水素タンク16を冷却させたにもかかわらず、タンク温度が閾値以上の場合に、冷媒を循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替えることが好ましい。ここで言うところの閾値とは、水素タンク16の充填に好ましい範囲の値であって、任意に設定可能な値である。
Further, in the
上述したように、冷媒が循環する回路が冷凍サイクル回路30からタンク用冷媒回路40に切り替えられると、タンク側エバポレータ41において低温冷媒と水素タンク16周辺の空気との間での熱交換が行われる。これにより、水素タンク16がさらに冷却される。以上の構成によれば、水回路30aの冷却水を利用した水素タンク16の冷却では十分でない場合に、冷凍サイクル回路30冷媒を利用して水素タンク16をさらに冷却することが可能になる。よって、水素タンク16に水素ガスを充填する際の水素タンク16の温度上昇による熱を車両FCVでより有効に利用しつつ、水素タンク16をより冷却することも可能になる。
As described above, when the circuit in which the refrigerant circulates is switched from the
ここで、図7を用いて、循環制御部201aの制御による水素タンク16の冷却の効果の例を示す。図7は、時間経過に伴うタンク温度の変化を示すグラフである。図8の縦軸がタンク温度を示しており、横軸が時間を示している。
Here, FIG. 7 shows an example of the effect of cooling the
水素タンク16への水素ガスの充填が開始されると、圧縮充填による充填熱によってタンク温度が上昇し始める。タンク温度の上昇によって、タンク温度が水温取得部202で取得する水温よりも高くなる(図7のT1参照)と、循環制御部210aが、冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aに切り替える。これにより、タンク側ヒータコア41aでの熱交換による水素タンク16の冷却(つまり、冷却水での冷却)が開始され、タンク温度の上昇が止まる。その後、熱交換によって冷却水の水温が上昇することでタンク側ヒータコア41aでの冷却効果が弱まると、タンク温度が再度上昇し始める。
When the filling of the hydrogen gas into the
冷却水の水温の上昇によって、水温取得部202で取得する水温がタンク温度以上となる(図7のT2参照)と、循環制御部210aが、冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aから水回路30aに切り替える。これにより、冷却水での冷却が終了する。そして、タンク温度がさらに上昇し、閾値以上となる(図7のT3参照)と、循環制御部210aが、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30からタンク用冷媒回路40に切り替える。これにより、タンク側エバポレータ41での熱交換による水素タンク16の冷却(つまり、冷媒での冷却)が開始され、タンク温度の上昇が止まる。循環制御部210aは、冷媒での冷却を、水素タンク16への水素ガスの充填が終了するまで続けることで、タンク温度が閾値以上とならないようにする。
By increasing the temperature of the coolant water temperature to get in the water
<熱管理ECU20aでの冷却関連処理>
続いて、図8のフローチャートを用いて、熱管理ECU20aでの冷却関連処理の流れの一例について説明を行う。図8のフローチャートは、トリガ検出部201でトリガを検出した場合に開始する構成とすればよい。
<Cooling-related processing in the
Subsequently, an example of the flow of the cooling-related processing in the
まず、ステップS1では、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度よりも低くなる場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、水温がタンク温度以上の場合(S1でNO)には、S1の処理を繰り返す。ステップS2では、循環制御部210aが、第3電磁弁51を閉状態とし、第4電磁弁52を開状態とし、冷却水が循環する回路をタンク用水回路40aに切り替える。例えばこの場合に、循環制御部210aは、WP31aを作動させ、冷却関連処理の終了時に作動を終了すればよい。また、循環制御部210aは、パワースイッチのオンからオフまでの間、WP31aを作動させればよい。
First, in step S1, when the water temperature acquired by the water
ステップS3では、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度以上になる場合(S3でYES)には、ステップS4に移る。一方、水温がタンク温度未満の場合(S3でNO)には、S3の処理を繰り返す。ステップS4では、循環制御部210aが、第3電磁弁51を開状態とし、第4電磁弁52を閉状態とし、冷却水が循環する回路を水回路30aに切り替える。
In step S3, when the water temperature acquired by the water
ステップS5では、タンク温度取得部203で取得するタンク温度が前述の閾値以上の場合(S5でYES)には、ステップS7に移る。一方、タンク温度が閾値未満の場合(S5でNO)には、ステップS6に移る。
In step S5, if the tank temperature acquired by the tank
ステップS6では、水素タンク16への水素ガスの充填が終了した場合(S6でYES)には、冷却関連処理を終了する。一方、水素タンク16への水素ガスの充填が終了していない場合(S6でNO)には、S5に戻って処理を繰り返す。
In step S6, when the filling of the
ステップS7では、循環制御部210aが、第1電磁弁50を閉状態とし、冷媒が循環する回路をタンク用冷媒回路40に切り替える。例えばこの場合に、循環制御部210aは、圧縮機31を作動させ、冷却関連処理の終了時に作動を終了すればよい。また、循環制御部210aは、パワースイッチのオンからオフまでの間、圧縮機31を作動させればよい。
In step S7, the
ステップS8では、水素タンク16への水素ガスの充填が終了した場合(S8でYES)には、ステップS9に移る。一方、水素タンク16への水素ガスの充填が終了していない場合(S8でNO)には、S8の処理を繰り返す。ステップS9では、循環制御部210aが、第1電磁弁50を開状態とし、冷媒が循環する回路を冷凍サイクル回路30に切り替え、冷却関連処理を終了する。
In step S8, when the filling of the
<実施形態2のまとめ>
実施形態2の構成によれば、実施形態1の構成に加えて、車両FCVに搭載されるタンク側ヒータコア41aも用いて車両FCV側で水素タンク16を冷却することが可能になる。よって、車両FCVに水素ガスを充填する水素充填装置10側で必要となる水素ガスを冷却する能力をさらに抑えつつ、水素ガスの充填速度をより向上させることが可能になる。水素充填装置10側で必要となる水素ガスを冷却する能力をさらに抑えることは、水素充填装置10の設置のための更なるコスト低減にも繋がる。
<Summary of
According to the configuration of the second embodiment, in addition to the configuration of the first embodiment, the
また、タンク側ヒータコア41aでは、車両FCVの室内空調用エアコンでの暖房に用いられる水回路30aの冷却水を利用して水素タンク16を冷却する。よって、水回路30aの冷却水を利用する分だけ、水素タンク16を冷却するための部材を車両FCVに追加する手間を抑えることが可能になる。
Further, in the tank
さらに、実施形態2の構成によれば、水素タンク16を冷却する場合に限って、冷却水を循環させる回路を水回路30aからタンク用水回路40aに切り替える。よって、車両FCVの室内空調用エアコンでの暖房という通常使用時には、水素タンク16を冷却する構成による影響を与えずに済む。
Further, according to the configuration of the second embodiment, the circuit for circulating the cooling water is switched from the
他にも、実施形態2の構成によれば、前述したように、水素タンク16に水素ガスを充填する際の水素タンク16の温度上昇による熱を車両FCVでより有効に利用しつつ、水素タンク16をより冷却することも可能になる。
In addition, according to the configuration of the second embodiment, as described above, the hydrogen tank while more effectively utilizing the heat generated by the temperature rise of the
(実施形態3)
実施形態2では、冷凍サイクル回路30の冷媒と水回路30aの冷却水とのいずれも水素タンク16の冷却に利用可能な構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、冷凍サイクル回路30の冷媒と水回路30aの冷却水とのうちの水回路30aの冷却水のみを水素タンク16の冷却に利用可能な構成としてもよい。
(Embodiment 3)
In the second embodiment, both the refrigerant of the
(実施形態4)
実施形態2では、冷却水を循環させる回路を水回路30aとタンク用水回路40aとで切り替える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、水回路30aにタンク側ヒータコア41aも含む構成とすることで回路の切り替えを行わない構成としてもよい。
(Embodiment 4)
In the second embodiment, the configuration in which the circuit for circulating the cooling water is switched between the
(実施形態5)
前述の実施形態では、車両FCVの室内空調用エアコンで用いられる冷却水及び/又は冷媒を利用して水素タンク16を冷却する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車両FCVの室内空調用エアコン以外で用いられる、熱交換可能な流体を利用して水素タンク16を冷却する構成としてもよい。また、水素タンク16の冷却以外に用いられる室内空調用エアコンといった車載装置を利用しない専用の冷却装置を車両FCVに搭載し、この冷却装置によって水素タンク16を冷却する構成としてもよい。
(Embodiment 5)
In the above-described embodiment, the
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。 The present disclosure is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the claims, and can be obtained by appropriately combining the technical means disclosed in the different embodiments. Embodiments are also included in the technical scope of the present disclosure. Further, the control unit and the method thereof described in the present disclosure may be realized by a dedicated computer constituting a processor programmed to execute one or a plurality of functions embodied by a computer program. Alternatively, the apparatus and method thereof described in the present disclosure may be realized by a dedicated hardware logic circuit. Alternatively, the apparatus and method thereof described in the present disclosure may be realized by one or more dedicated computers configured by a combination of a processor that executes a computer program and one or more hardware logic circuits. Further, the computer program may be stored in a computer-readable non-transitional tangible recording medium as an instruction executed by the computer.
1 水素充填システム、2,2a 熱管理システム、14 差込検出センサ、16 水素タンク(燃料タンク)、20,20a 熱管理ECU(燃料電池車両用冷却制御装置)、30 冷凍サイクル回路(蒸気圧縮冷凍サイクルの回路)、30a 水回路、34a エアコン側ヒータコア、40 タンク用冷媒回路(タンク側蒸発器に冷媒を循環させる回路)、41 タンク側エバポレータ(タンク側蒸発器)、41a タンク側ヒータコア、50 第1電磁弁、51 第3電磁弁、52 第4電磁弁、60 水温センサ(第1温度センサ)、70 タンク温度センサ(第2温度センサ)、200,200a 制御部、201 トリガ検出部、202 水温取得部(流体温度取得部)、203 タンク温度取得部、210,210a 循環制御部(冷却制御部) 1 Hydrogen filling system, 2, 2a heat management system, 14 plug-in detection sensor, 16 hydrogen tank (fuel tank), 20, 20a heat management ECU (cooling control device for fuel cell vehicle), 30 refrigeration cycle circuit (steam compression refrigeration) Cycle circuit), 30a water circuit, 34a air conditioner side heater core, 40 tank refrigerant circuit (circuit that circulates refrigerant to tank side evaporator), 41 tank side evaporator (tank side evaporator), 41a tank side heater core, 50th 1 Solenoid valve, 51 3rd solenoid valve, 52 4th solenoid valve, 60 water temperature sensor (1st temperature sensor), 70 tank temperature sensor (2nd temperature sensor), 200, 200a control unit, 201 trigger detection unit, 202 water temperature Acquisition unit (fluid temperature acquisition unit), 203 tank temperature acquisition unit, 210, 210a Circulation control unit (cooling control unit)
Claims (8)
前記燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出するトリガ検出部(201)と、
前記トリガ検出部で前記トリガを検出したことをもとに、前記燃料電池車両に搭載されて前記燃料タンクを冷却する冷却装置(41,41a)によって前記燃料タンクを冷却させる冷却制御部(210,210a)とを備える燃料電池車両用冷却制御装置。 Used in fuel cell vehicles that use hydrogen gas filled in the fuel tank (16) as fuel.
A trigger detection unit (201) that detects a trigger that starts filling the fuel tank with hydrogen gas, and
Based on the detection of the trigger by the trigger detection unit, the cooling control unit (210,) that cools the fuel tank by a cooling device (41, 41a) mounted on the fuel cell vehicle and cools the fuel tank. A cooling control device for a fuel cell vehicle including 210a).
前記冷却制御部は、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンでの冷房に用いられる蒸気圧縮冷凍サイクルの回路(30)を循環する冷媒を、前記タンク側蒸発器に循環させることで前記タンク側蒸発器によって前記燃料タンクを冷却させる請求項1に記載の燃料電池車両用冷却制御装置。 The cooling device is a tank-side evaporator (41) that cools the fuel tank by endothermic heat when expanding the refrigerant.
The cooling control unit circulates the refrigerant circulating in the circuit (30) of the steam compression refrigeration cycle used for cooling in the air conditioner for indoor air conditioning of the fuel cell vehicle to the tank side evaporator to evaporate the tank side. The cooling control device for a fuel cell vehicle according to claim 1, wherein the fuel tank is cooled by a device.
前記冷却制御部(210a)は、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンでの暖房に用いられる、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンの暖房時において一定以上の温度が必要となる前記室内空調用エアコンのヒータコアであるエアコン側ヒータコア(34a)を含む水回路(30a)を循環する冷却水を、前記タンク側ヒータコアに循環させることで前記タンク側ヒータコアによって前記燃料タンクを冷却させる請求項1に記載の燃料電池車両用冷却制御装置。 The cooling device is a tank-side heater core (41a) that cools the fuel tank by exchanging heat with cooling water.
The cooling control unit (210a) is used for heating the air conditioner for indoor air conditioning of the fuel cell vehicle, and is used for heating the air conditioner for indoor air conditioning of the fuel cell vehicle. The first aspect of claim 1, wherein the cooling water circulating in the water circuit (30a) including the air conditioner side heater core (34a), which is the heater core of the air conditioner, is circulated to the tank side heater core to cool the fuel tank by the tank side heater core. Cooling control device for fuel cell vehicles.
前記燃料タンクの温度を検出する温度センサである第2温度センサ(70)で検出する前記燃料タンクの温度を取得するタンク温度取得部(203)とを備え、
前記冷却制御部は、前記トリガ検出部で前記トリガを検出した場合であって、且つ、前記水温取得部で取得する前記冷却水の温度が前記タンク温度取得部で取得する前記燃料タンクの温度よりも低い場合に、前記冷却水を前記タンク側ヒータコアに循環させる請求項4又は5に記載の燃料電池車両用冷却制御装置。 A water temperature acquisition unit (202) that acquires the temperature of the cooling water detected by the first temperature sensor (60), which is a temperature sensor that detects the temperature of the cooling water,
A tank temperature acquisition unit (203) for acquiring the temperature of the fuel tank detected by the second temperature sensor (70), which is a temperature sensor for detecting the temperature of the fuel tank, is provided.
In the cooling control unit, when the trigger is detected by the trigger detection unit, the temperature of the cooling water acquired by the water temperature acquisition unit is higher than the temperature of the fuel tank acquired by the tank temperature acquisition unit. The cooling control device for a fuel cell vehicle according to claim 4 or 5, wherein the cooling water is circulated to the tank-side heater core when the temperature is low.
前記冷却制御部は、
前記燃料電池車両の室内空調用エアコンでの暖房に用いられる、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンの暖房時において一定以上の温度が必要となる前記室内空調用エアコンのヒータコアであるエアコン側ヒータコアを含む水回路を循環する冷却水を、前記タンク側ヒータコアに循環させることで前記タンク側ヒータコアによって前記燃料タンクを冷却させることと、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンでの冷房に用いられる蒸気圧縮冷凍サイクルの回路(30)を循環する冷媒を、前記タンク側蒸発器に循環させることで前記タンク側蒸発器によって前記燃料タンクを冷却させることとのいずれも可能であって、
前記水回路を循環する冷却水を前記タンク側ヒータコアに循環させることで前記タンク側ヒータコアによって前記燃料タンクを冷却させたにもかかわらず、前記タンク温度取得部で取得する前記燃料タンクの温度が閾値以上である場合に、前記蒸気圧縮冷凍サイクルの回路を循環する冷媒を、前記タンク側蒸発器に循環させることを開始して前記タンク側蒸発器によって前記燃料タンクを冷却させる請求項7に記載の燃料電池車両用冷却制御装置。 The cooling device includes a tank-side heater core that cools the fuel tank by heat exchange with cooling water, and a tank-side evaporator (41) that cools the fuel tank by endothermic heat when expanding the refrigerant.
The cooling control unit
An air conditioner side heater core, which is a heater core of the indoor air conditioner that requires a certain temperature or higher when heating the indoor air conditioner of the fuel cell vehicle, which is used for heating the indoor air conditioner of the fuel cell vehicle. The cooling water circulating in the water circuit including the tank is circulated to the tank-side heater core to cool the fuel tank by the tank-side heater core, and steam compression used for cooling the air conditioner for indoor air conditioning of the fuel cell vehicle. By circulating the refrigerant circulating in the refrigeration cycle circuit (30) to the tank-side evaporator, the tank-side evaporator can cool the fuel tank.
Even though the fuel tank is cooled by the tank-side heater core by circulating the cooling water circulating in the water circuit to the tank-side heater core, the temperature of the fuel tank acquired by the tank temperature acquisition unit is a threshold value. The seventh aspect of claim 7, wherein the refrigerant circulating in the circuit of the steam compression refrigeration cycle is started to be circulated to the tank-side evaporator to cool the fuel tank by the tank-side evaporator. Cooling control device for fuel cell vehicles.
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