JP2020140760A - プログラム及び実行ファイル生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツの使用を制限すること。【解決手段】取得手段41、抽出手段42及び処理手段43を備える。取得手段41は、所定の規格に従って与えられた、コンテンツ群を特定するための識別子を含むデータを取得する。抽出手段42は、対象となるコンテンツ群から上記規格における識別子を抽出する。処理手段43は、抽出手段42により抽出された識別子が取得手段41により取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、両者が一致する場合と比較して制限された処理を上記コンテンツ群に対して行う。【選択図】図5

Description

本発明は、プログラムの使用を制限する技術に関する。
特許文献1には、医療情報の種別(例えば、モダリティ種別(X線、CT、MRI、超音波、PET等))に応じて、その装置においてその種別の医療情報の提示が許諾されているか判断し、許諾されている場合のみその医療情報を提示する装置が記載されている(請求項1、図1)。
特開2009−271619号公報
特許文献1に記載の装置においては、提示可能な情報の種別が装置と関連付けられており、例えば簡易ビューワーのように特定の装置に利用が制限されないプログラムの使用制限をすることができなかった。一方で単に簡易ビューワーを無償配布するだけでは、簡易ビューワーが想定外の使用をされるおそれがあった。
これに対し本発明は、媒体に記録された状態で配布されるプログラムについて、想定外の使用を制限する技術を提供する。
本発明は、コンピュータ装置において実行されるプログラムであって、当該コンピュータ装置を、所定の規格に従って与えられた、コンテンツ群を特定するための識別子を含むデータを取得する取得手段と、対象となる前記コンテンツ群から前記規格における識別子を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された識別子が前記取得手段により取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、両者が一致する場合と比較して制限された処理を前記コンテンツ群に対して行う処理手段として機能させるためのプログラムを提供する。
前記処理手段は、前記抽出された識別子が前記取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、当該対象となるコンテンツ群を読み込まず、前記抽出された識別子が前記取得されたデータに含まれる識別子と一致した場合、当該対象となるコンテンツ群を読み込んでもよい。
前記プログラムの実行ファイルが前記データを内包してもよい。
前記プログラムの実行ファイルが前記データを内包せず、前記プログラムは、起動されると前記データを読み込んでもよい。
前記規格がDICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)であり、前記コンテンツ群が画像を含み、前記識別子はUID(Unique Identifier)であってもよい。
前記画像がPET(Positron Emission Tomography)検査により得られる断層画像であり、前記コンテンツ群が、前記画像における単位領域毎のSUV(Standardized Uptake Value)を含み、前記処理手段は、前記画像に対応するSUVに応じた画像オブジェクトを表示手段に表示する処理を行ってもよい。
前記処理手段は、前記抽出された識別子が前記取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、前記コンピュータ装置のハードウェア要素を識別するためのハードウェア識別情報によらずに、前記プログラムにより提供される機能の少なくとも一部を制限する処理を行ってもよい。
また、本発明は、上記いずれかに記載のプログラムと、前記コンテンツ群とを記録した可搬記録媒体を提供する。
さらに、本発明は、所定の規格に従って与えられた、コンテンツ群を特定するための識別子を含むデータを取得する取得手段と、対象となるコンテンツ群から前記規格における識別子を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された識別子が前記取得手段により取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、両者が一致する場合と比較して制限された処理を前記コンテンツ群に対して行う処理手段とを有する情報処理装置を提供する。
さらに、本発明は、所定の規格に従って与えられた、コンテンツ群を特定するための識別子を含むデータを取得するステップと、対象となる前記コンテンツ群から前記規格における識別子を抽出するステップと、前記抽出された識別子が前記取得されたデータに含まれる識別子と一致しない場合、両者が一致する場合と比較して制限された処理を前記コンテンツ群に対して行うステップとを有するプログラムの使用制限方法を提供する。
さらに、本発明は、所定の規格に従って与えられた識別子を含むコンテンツファイルを再生するためのプログラムであって、コンピュータ装置を、複数のコンテンツファイルの中から少なくとも1つのコンテンツファイルの指定を受け付ける受け付け手段と、前記指定されたコンテンツファイルから前記規格における識別子を抽出する抽出手段と、前記抽出された識別子を含む識別情報を生成する第1生成手段と、前記プログラムよりも低機能な簡易プログラムの実行ファイルを生成する第2生成手段と、前記生成された実行ファイル及び前記識別情報を示すデータを、一の可搬記録媒体に書き込む書き込み手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、媒体に記録された状態で配布されるプログラムについて想定外の使用を制限することができる。
実施例に係る医療支援システムの全体構成を例示するブロック図。 医療支援システムの各装置が実現する機能構成を例示するブロック図。 情報処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図。 情報処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図。 簡易ビューワーの生成処理の流れを例示するフローチャート。 簡易ビューワーのファイル構成を例示する図。 簡易ビューワーによる再生処理の流れを例示するフローチャート。 簡易ビューワーの画面を例示する図。
1.構成
図1は本実施形態に係る画像診断システム1の全体構成を例示する図である。画像診断システム1は、検査装置10、情報処理装置20(コンピュータ装置の一例)、媒体30、及び情報処理装置40(コンピュータ装置、情報処理装置の一例)を備える。検査装置10は、X線画像、CT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像及び超音波断層画像等の医療に用いる画像(以下「医用画像」という)を撮影する。検査装置10には情報処理装置20が有線又は無線で接続されている。
検査装置10は、被験者に対して画像診断を行うための医用画像を撮影する装置、例えばPET−CT(Positron Emission Tomography / Computed Tomography)装置である。検査装置10は、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)に準拠して医用画像の生成及び通信を行う。DICOMとは、米国放射線学会(ACR:American College of Radiology)と北米電子機器工業会(NEMA:National Electrical Manufacturers Association)が開発した、医用画像のフォーマット及び検査装置間の通信プロトコルを定義した標準規格である。検査装置10は、撮影した医用画像をDICOMフォーマットで生成し、DICOMの通信プロトコルで情報処理装置20に送信する。検査装置10と情報処理装置20とは、無線LANの規格に準拠した無線通信によりデータをやり取りする。なお、これらの装置間の通信は有線通信により行われてもよい。
情報処理装置20及び情報処理装置40は、デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、又はタブレット端末等の汎用コンピュータである。情報処理装置20と情報処理装置40とは、異なる場所に設置されている。図1の例では、検査装置10及び情報処理装置20は医療機関100に設置されており、情報処理装置40は医療機関200に設置されている。医療機関100は例えばいわゆる大病院又は検査専門病院であり、医療機関200は例えば診療所である。例えば、医療機関200において医師が被験者(又は患者)の検査(画像診断)を行う必要性を感じたものの、医療機関200にはその検査のための装置が無い状況が想定される。この場合、その医師は、検査自体は他の機関(この例では医療機関100)に依頼し、自身の病院(医療機関200)においてその検査結果を閲覧しながら診断を行う。そのため、情報処理装置20は、医用画像を表すコンテンツファイル及びこのコンテンツファイルを表示するための簡易ビューワーを媒体30に記録する。媒体30は、被験者又は医療機関200に提供される。媒体30は、DVD−ROM、USBメモリ等の可搬記録媒体である。医療機関の医師は、媒体30に記録された簡易ビューワーを用いて媒体30に記録された医用画像を閲覧しながら診断を行う。なお、情報処理装置40が設置される場所は病院に限らず、例えば、被験者の自宅であってもよい。また、例えば、検査装置10及び情報処理装置20が検診車に設置され、情報処理装置40が病院に設置されていてもよい。
図2は画像診断システム1の機能構成を例示するブロック図である。図において、媒体30には、実行ファイル31、コンテンツ識別情報ファイル32、及びコンテンツファイル33が記録される。実行ファイル31は、コンテンツファイル33を用いてコンテンツを閲覧するための簡易ビューワーの実行ファイルである。ここで、簡易ビューワーとは、正規ビューワーよりも機能が制限された(すなわち低機能な)ビューワーをいう。正規ビューワーとは、情報処理装置20において実装されているビューワーであり、検査装置10又は他の装置で撮影された画像を再生するためのソフトウェアをいう。この例において、簡易ビューワーは、所定の規格に従って与えられた、特定の識別子を含むコンテンツファイのみを再生するように制限されている。すなわち簡易ビューワーは、特定の識別子を含まないコンテンツファイルを再生することはできない。ここでいう所定の規格は例えばDICOMであり、コンテンツファイルは画像を含む。また、所定の規格に従って与えられた識別子は、例えばUID(Unique Identifier)である。コンテンツ識別情報ファイル32は、実行ファイル31に内包されるデータであり、特定のコンテンツファイルを識別するための識別子を含む情報である。
情報処理装置20は、受け付け手段21、抽出手段22、第1生成手段23、第2生成手段24、及び書き込み手段25を備える。受け付け手段21は、複数のコンテンツファイルの中から少なくとも1つのコンテンツファイルの指定を受け付ける。抽出手段22は、指定されたコンテンツファイルから、所定の規格における識別子を抽出する。第1生成手段23は、抽出手段22により抽出された識別子を含むファイルを生成する。このファイルが、コンテンツ識別情報ファイル32である。第2生成手段24は、コンテンツファイルを再生するための簡易プログラム(簡易ビューワー)の実行ファイルを生成する。このファイルが実行ファイル31である。簡易ビューワーは、特定の識別子を含むコンテンツファイルを再生するためのアプリケーションである。コンテンツファイルは、第1生成手段23により生成された識別情報を内部データとして含む。書き込み手段25は、実行ファイル31及びコンテンツ識別情報ファイル32を、一の可搬記録媒体(媒体30)に書き込む。
情報処理装置40は、取得手段41、抽出手段42及び処理手段43を備える。取得手段41は、所定の規格に従って与えられた、コンテンツ群を特定するための識別子を含むデータを媒体30から取得する。抽出手段42は、対象となるコンテンツ群から上記規格における識別子を抽出する。処理手段43は、抽出手段42により抽出された識別子が取得手段41により取得されたデータに含まれる識別子とするか判断する。両者が一致しないと判断された場合、処理手段43は、両者が一致する場合と比較して制限された処理を上記コンテンツ群に対して行う。一例において、両者が一致する場合の処理はそのデータにより示されるコンテンツを出力(例えば表示)する処理であり、両者が一致しない場合の処理はそのデータにより示されるコンテンツを出力しない処理である。
図3は、情報処理装置20のハードウェア構成を例示する図である。プロセッサ201は、情報処理装置20の他の要素を制御するプロセッサである。メモリ202は、プロセッサ201がプログラムを実行するためのワークエリアとして機能する記憶装置であり、例えばRAM(Random Access Memory)を含む。記憶装置203は各種のプログラム及びデータを記憶する記憶装置であり、例えば、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)を含む。
通信IF204は、予め定められた無線又は有線の通信規格(例えば、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はイーサネット(登録商標))に従って他の装置と通信を行う。UI部205は例えばタッチスクリーンとキーとを備える。UI部205は情報処理装置20に内蔵されていてもよく、また、外付けされて外部接続されるものであってもよい。I/F206は、自装置の筐体の外部に露出する端子を備える。I/F206は、ケーブルにより外部記憶装置等のデバイスと接続される。I/F206は、外部記憶装置等のデバイスから読み出される信号をプロセッサ201に伝えるインターフェースである。バッテリー207は、自装置の各部に電力を供給する電源である。
この例で、記憶装置203は、正規ビューワーのプログラムを記憶する。プロセッサ201が正規ビューワーのプログラムを実行することにより、図2に示される機能が実装される。このプログラムを実行しているプロセッサ201は、受け付け手段21、抽出手段22、第1生成手段23、第2生成手段24、及び書き込み手段25の一例である。
図4は、情報処理装置40のハードウェア構成を例示する図である。プロセッサ401は、情報処理装置40の他の要素を制御するプロセッサである。メモリ402は、プロセッサ401がプログラムを実行するためのワークエリアとして機能する記憶装置であり、例えばRAMを含む。記憶装置403は各種のプログラム及びデータを記憶する記憶装置であり、例えば、SSD又はHDDを含む。
通信IF404は、予め定められた無線又は有線の通信規格(例えば、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はイーサネット(登録商標))に従って他の装置と通信を行う。UI部405(表示手段の一例)は例えばタッチスクリーンとキーとを備える。UI部405は情報処理装置40に内蔵されていてもよく、また、外付けされて外部接続されるものであってもよい。I/F406は、自装置の筐体の外部に露出する端子を備える。I/F406は、ケーブルにより外部記憶装置等のデバイスと接続される。I/F406は、外部記憶装置等のデバイスから読み出される信号をプロセッサ401に伝えるインターフェースである。バッテリー407は、自装置の各部に電力を供給する電源である。
この例で、記憶装置403は、簡易ビューワーのプログラムを記憶する。プロセッサ401が簡易ビューワーのプログラムを実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているプロセッサ401は、取得手段41、抽出手段42、及び処理手段43の一例である。
2.動作
2−1.概要
まず画像診断システム1の動作の概要を説明する。まず、検査装置10により被験者の医用画像が撮影され、撮影された医用画像を表すコンテンツファイルが情報処理装置20に送信される。検査装置10から受信されたコンテンツファイルは、情報処理装置20の記憶装置203に記憶される。記憶されるコンテンツファイルに含まれる画像は、PET(Positron Emission Tomography)検査により得られる画像である。コンテンツファイルは、画像における単位領域毎のSUV(Standardized Uptake Value)を含む。また、1又は複数のコンテンツファイルの集合であるコンテンツ群には、コンテンツ群を特定するための所定の規格(この例ではDICOM)に従って与えられた識別子(例えばUID)が付与されている。コンテンツ群に付される識別子は、検査装置10により発行される。あるいは、この識別子は、情報処理装置20により発行されたものであってもよい。
情報処理装置20のユーザ(例えば医療従事者等)が、情報処理装置20のUI部205を用いてコンテンツファイルを再生するための操作を行うと、プロセッサ201は、記憶装置203に記憶された正規ビューワープログラムを読み出して実行する。コンテンツファイルの再生とは、例えば、そのコンテンツファイルにより示される画像を、情報処理装置20のUI部205に表示することをいう。
情報処理装置20は、ユーザによる操作に応じて、検査装置10から受信されたコンテンツファイルを、DVD−ROM等の媒体30に記憶する。正規ビューワープログラムは、コンテンツファイルを簡易ビューワープログラムの実行ファイルと一緒に媒体に書き込む機能を有している。ユーザはこの機能を利用してコンテンツファイルを媒体に書き込む。なお媒体30に記憶されるコンテンツファイルの数は、1であってもよく、複数であってもよい。
コンテンツファイル及び簡易ビューワーの実行ファイルが記憶された媒体30は、情報処理装置40の設置場所に移動される。情報処理装置40のユーザは、情報処理装置40を用いて、媒体30に記憶されているコンテンツファイルを再生する。
2−2.簡易ビューワー及びコンテンツファイルの書き込み
図5は、簡易ビューワー及びコンテンツファイルの媒体30への書き込み処理を例示するフローチャートである。図5のフローは、例えば、情報処理装置20において、コンテンツファイルの媒体30への書き込み(又は簡易ビューワーの媒体30への書き込み)が指示されたことを契機として開始される。
ステップS101において、情報処理装置20のプロセッサ201は、複数のコンテンツファイルの中から少なくとも1つのコンテンツファイルの指定を受け付ける。コンテンツファイルは、例えば、ユーザがUI部205を用いて指定する。
ステップS102において、プロセッサ201は、ステップS101において指定が受け付けられたコンテンツファイルから、所定の規格(DICOM、等)における識別子(UID、等)を抽出する。ステップS103において、プロセッサ201は、ステップS102において抽出された識別子を含むファイルを生成する。このファイルが、コンテンツ識別情報ファイル32である。ステップS104において、プロセッサ201は、簡易ビューワープログラムの実行ファイルを生成する。この簡易ビューワープログラムは、コンテンツ識別情報ファイル32を内包する。ステップS105において、プロセッサ201は、ステップS104で生成された実行ファイル及びステップS101において指定されたコンテンツファイルを、媒体30に書き込む。
図6は、簡易ビューワーのファイル構成を例示する図である。実行ファイル31は、コンテンツ識別情報ファイル32を内包する。実行ファイル31がコンテンツ識別情報ファイル32を内包することにより、コンテンツ識別情報ファイル32が実行ファイル31とは別ファイルとして提供される場合と比較して、コンテンツ識別情報ファイル32が改ざんされる可能性を低減することができる。
2−3.簡易ビューワーの動作
次いで、簡易ビューワーの動作、すなわち、情報処理装置40において媒体30に記憶されたコンテンツファイルが再生される動作を説明する。情報処理装置40のユーザは、媒体30を読み取り装置(DVD−ROMドライブ等。図示略)にセットする。ユーザは、簡易ビューワーの起動を指示する操作を、UI部405を介して行う。簡易ビューワーの起動が指示されると、情報処理装置40は、記憶装置203から実行ファイル31を読み出して実行する。
図7は、簡易ビューワーによるコンテンツファイルの再生処理の流れを例示するフローチャートである。図7に示される処理は、ユーザが簡易ビューワーの起動を指示したことを契機として開始される。ステップS201において、プロセッサ401は、その簡易ビューワーで処理が可能なコンテンツの識別子を取得する。すなわち、プロセッサ401は、実行ファイル31からコンテンツ識別情報ファイル32を読み出す。
ステップS202において、プロセッサ401は、コンテンツファイル33から識別子を抽出する。詳細には以下のとおりである。まず、プロセッサ401は、媒体30において所定の記憶領域、例えば、所定のフォルダ名が付与されたフォルダから、コンテンツファイル(この例においてはコンテンツファイル33)を読み出す。媒体30において所定の記憶領域に記憶されているコンテンツファイルは、対象となるコンテンツ群の一例である。次に、プロセッサ401は、コンテンツファイル33から、所定の規格における識別子を抽出する。
ステップS203において、プロセッサ401は、ステップS202において抽出された識別子とステップS201において取得されたデータに含まれる識別子とを対比し、両者が一致するか判定する。すなわち、プロセッサ401は、対象となるコンテンツ群から抽出された識別子(対象となるコンテンツ群に与えられた識別子)がコンテンツ識別情報ファイル32に含まれる識別子と一致するかを判定する。両者が一致すると判定された場合(ステップS203;Y)、プロセッサ401は処理をステップS204に移行する。一方、両者が一致しないと判定された場合(ステップS203;N)、プロセッサ401は、処理をステップS205に移行する。
ステップS204において、プロセッサ401は、指定されたコンテンツファイルを再生する。この実施形態では、プロセッサ401は、指定されたコンテンツファイルに含まれる画像をUI部205に表示する。この例において、指定されたコンテンツファイルに含まれる画像はPET検査により得られる断層画像であり、コンテンツファイルは、画像そのものに加え、単位領域毎のSUVを示すデータを含む。簡易ビューワーは、このデータに基づいて、断層画像においてSUVに応じた画像オブジェクトを表示する。
図8は、簡易ビューワーの画面を例示する図である。この例は被験者のPET画像を示す。ここでは、SUVが所定の条件を満たす点にカーソルが当てられ、さらにその点に対応するSUVの数値が明示される。このカーソル及びSUVの数値が、SUVに応じた画像オブジェクトの一例である。SUVに関する条件は、例えば、その断層(又は断面)におけるSUVの値が最大となる点又はしきい値を超える点、若しくは表示されている断層と垂直な方向においてその点のSUVの数値を積算した値が最大となる点又はしきい値を超える点、である。あるいは、簡易ビューワーは、ユーザ(例えば医師)により指定された画面上の点に対応するSUVの数値を表示する機能を有してもよい。
再び図7を参照する。ステップS205において、プロセッサ401は、対象となるコンテンツ群から抽出された識別子が実行ファイルに含まれる識別子と一致する場合と比較して制限された処理をコンテンツ群に対して行う。この例において、「制限された処理」とはコンテンツ群の表示を行わないことをいう。すなわち、「制限されていない処理」とはコンテンツ群の表示を行うことをいう。
PET−CT等の検査装置からは画像だけでなく種々の情報(例えば前述のSUV)を得ることができる。したがって、検査装置により得られた画像を表示する際に、これらの情報を用いた処理の結果を併せて表示することにより、診断により有用な情報を提供することができる。検査装置を制御するコンピュータ装置にこのような機能を有するソフトウェア(例えば前述の正規ビューワー)をインストールすることにより、検査装置が設置してある医療機関においてはこれらの有用な情報を得ることができる。しかし、PET−CT等の検査装置は一般に非常に高価であるので、規模の小さい診療所等では購入することが困難である。そのため、診療所等では、検査自体はどうしても他の医療機関に依頼せざるを得ない場合がある。しかし、診療所等においても検査結果を閲覧しながら診断を行いたいという要望がある。このような要望に対応するために前述の正規ビューワー又は簡易ビューワーを無償で配布することも考えられるが、無償配布してしまうとユーザの利益、又は正規ビューワー若しくは簡易ビューワーの権利が適切に保護できないおそれがある。具体的には、例えば簡易ビューワーを無償配布してしまうと、対象となる被験者のPET−CT画像だけでなく、あらゆる被験者のPET−CT画像を閲覧できてしまうため、正規ビューワーの販売に影響を与えるおそれがある。
これに対し本実施形態によれば、処理できるコンテンツを特定したうえで簡易ビューワーを配布することができる。したがって簡易ビューワーの使用は、媒体30に簡易ビューワーの実行ファイルを書き込んだ時点において指定されたコンテンツファイルの再生に限られる。すなわち、簡易ビューワーの想定外の使用を制限することができる。この制限は、情報処理装置40のハードウェア要素を識別するためのハードウェア識別情報によらずに適用することができるため、簡易ビューワーを実行するハードウェアは特定の1台に限定されない。
3.変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
上述の実施形態では、実行ファイル31がコンテンツ識別情報ファイル32を内部データとして内包する例を説明した。しかし、コンテンツ識別情報ファイル32は実行ファイル31に内包されず、実行ファイル31とは別のファイルとして媒体30に書き込まれてもよい。この例によれば、実行ファイル31自体はコンテンツ識別情報ファイル32によらず同一のものとすることができるので、実行ファイルを生成する処理を軽減することができる。なおこの場合、コンテンツ識別情報ファイル32は媒体30において所定の記憶領域に記憶される。簡易ビューワーは、起動されるとまずこの記憶領域からコンテンツ識別情報ファイル32を読み出すようにプログラムされている。この例において、「制限された処理」とはコンテンツ群の読み込みを行わないことをいう。
上述の実施形態では、まず簡易ビューワーの起動が指示されることにより図7の処理が開始される例を説明した。しかし、図7の処理を開始する契機となるイベントは、簡易ビューワーの起動が指示されたというイベントに限定されない。例えば、先にコンテンツファイルが選択され、そのコンテンツファイルを処理するためのアプリケーションプログラムとして、簡易ビューワーが自動的に又はユーザの選択により起動してもよい。この場合、「対象となるコンテンツ群」は所定の記憶領域に記憶されているコンテンツファイルではなく、最初に選択されたコンテンツファイルである。
上述の実施形態では、所定の規格がDICOMである場合を説明したが、所定の規格は上述した実施形態で示したものに限られない。また、上述の実施形態では、コンテンツファイルが医用画像を含む場合を説明したが、コンテンツファイルは画像を含まないファイルであってもよい。コンテンツファイルは、例えば、音声を表す音声データであってもよい。
上述の実施形態では、プロセッサ401は、コンテンツファイルから抽出された識別子が実行ファイルに含まれる識別子と一致しない場合、指定されたコンテンツファイルの再生を禁止した。識別子が一致しない場合に制限される機能は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、識別子が一致しない場合、X線画像は表示される一方、MRI画像は表示されない、といった制限がなされてもよい。
上述の実施形態では、情報処理装置40は、媒体30に記憶されたコンテンツファイルのコピーを記憶装置403に記憶し、情報処理装置40は、記憶装置403に記憶されたコンテンツファイルを読み出してUI部405に表示した。コンテンツファイルは記憶装置403に記憶されなくてもよい。情報処理装置40は、媒体30に記憶されたコンテンツファイルを読み出してUI部405に表示してもよい。
実行ファイル31及びコンテンツファイル33は、可搬記録媒体に記録された状態で提供されるものに限定されない。実行ファイル31及びコンテンツファイル33は、インターネット等の通信回線を介して情報処理装置20から情報処理装置40に提供されてもよい。すなわち、本発明における「媒体」は、通信伝送媒体をも含み得る概念である。
本発明は、情報処理装置20及び情報処理装置40のようなコンピュータ装置(コンテンツ再生装置)と、それらのコンピュータ装置を備えるシステムとして捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための情報処理方法(プログラムの使用制限方法)としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
1…画像診断システム、10…検査装置、20,40…情報処理装置、21…受け付け手
段、22…抽出手段、23…第1生成手段、24…第2生成手段、25…書き込み手段、41…取得手段、42…抽出手段、43…処理手段、201,401…プロセッサ、20
2,402…メモリ、203,403…記憶装置、204,404…通信IF、205,405…UI部、206,406…I/F、207,407…バッテリー。

Claims (6)

  1. 所定の規格に従って与えられた識別子を含むコンテンツファイルを再生するためのプログラムであって、コンピュータ装置を、
    複数のコンテンツファイルの中から少なくとも1つのコンテンツファイルの指定を受け付ける受け付け手段と、
    前記指定されたコンテンツファイルから前記規格における識別子を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された識別子を含む識別情報を生成する第1生成手段と、
    前記プログラムよりも低機能な簡易プログラムの実行ファイルを生成する第2生成手段と、
    前記生成された実行ファイル及び前記識別情報を示すデータを、一の可搬記録媒体に書き込む書き込み手段と
    して機能させるためのプログラム。
  2. 前記実行ファイルが前記データを内包する
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プログラムの実行ファイルが前記データを内包せず、
    前記実行ファイルは、起動されると前記データを読み込む
    請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記規格がDICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)であり、
    前記コンテンツ群が画像を含み、
    前記識別子はUID(Unique Identifier)である
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記画像がPET(Positron Emission Tomography)検査により得られる断層画像であり、
    前記コンテンツ群が、前記画像における単位領域毎のSUV(Standardized Uptake Value)を含み、
    前記実行ファイルは、前記画像に対応するSUVに応じた画像オブジェクトを表示手段に表示する処理を行う
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 所定の規格に従って与えられた識別子を含む複数のコンテンツファイルの中から少なくとも1つのコンテンツファイルの指定を受け付けるステップと、
    前記指定されたコンテンツファイルから前記規格における識別子を抽出するステップと、
    前記抽出された識別子を含む識別情報を生成するステップと、
    前記プログラムよりも低機能な簡易プログラムの実行ファイルを生成するステップと、
    前記生成された実行ファイル及び前記識別情報を示すデータを、一の可搬記録媒体に書き込むステップと
    を有する実行ファイル生成方法。
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