JP2020138496A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷処理、読取処理および判断処理等を含む各種の処理を実行する必要がある場合に、従来よりも処理性能が低く安価な制御部および容量の小さいメモリであってもその処理を高速実行可能とする、プリンタを提供する。【解決手段】ラスタ画像のデータが正しく印刷されていないために、ラスタ画像のデータを圧縮データに圧縮する必要がある場合、そのラスタ画像のデータを圧縮する圧縮処理は、検査処理でラスタ画像のデータが正しく印刷されていないこと、つまりラスタ画像のデータを印刷した印刷画像が「検査NG」の画像であることが判断されてから、その「検査NG」の印刷画像にVOID画像が印刷されるまでの間に実行される。【選択図】図6
Description
本発明は、プリンタに関する。
従来、1ページ単位で印刷データの印刷を実行するページプリンタなどのプリンタにおいて、何らかの不具合の発生により印刷データの再印刷が必要になる場合に備えて、印刷済みの印刷データを圧縮してメモリに保存しておき、不具合が発生した場合に、その保存しておいた圧縮データを印刷データに展開して再印刷を実行する技術がある。
ところが、その技術を採用したプリンタでは、印刷の高速化のために、印刷データの印刷処理および圧縮処理等の複数の処理を並行して実行する必要があり、高性能のCPUや大容量のメモリが必要となる。また、印刷結果の適否を判断して、適正な印刷結果が得られる確実性を高めようとすると、印刷された画像を読み取る読取処理やその読取処理で読み取った画像データから印刷結果の適否を判断する判断処理を実行しなければならず、より高性能のCPUや大容量のメモリが必要となる。
本発明の目的は、印刷処理、読取処理および判断処理等を含む各種の処理を実行する必要がある場合に、従来よりも処理性能が低く安価な制御部および容量の小さいメモリであってもその処理を高速実行可能とする、プリンタを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、外部から印刷データを受信する受信部と、画像を用紙に印刷する印刷部と、印刷部によって用紙に印刷された画像を読み取る読取部と、メモリと、制御部と、を備え、制御部は、受信部で受信した印刷データを印刷部により印刷させる印刷処理と、印刷部により用紙に印刷された画像を読取部に読み取らせて読取データを生成する読取処理と、読取処理で生成される読取データから印刷データが正しく印刷されているか否かを判断する判断処理と、判断処理にて印刷データが正しく印刷されていないと判断した場合、印刷処理を中断して、印刷データが正しく印刷されていない箇所に所定の画像を印刷部により印刷させる無効化処理と、判断処理にて印刷データが正しく印刷されていないと判断した場合、判断処理での判断後、無効化処理が終了するまでの間に、正しく印刷されていない印刷データを圧縮データに圧縮して、圧縮データをメモリに記憶させる圧縮処理と、印刷データが正しく印刷されていると判断した場合、正しく印刷された印刷データを消去する消去処理と、を実行する。
この構成によれば、印刷データが正しく印刷されていないために、印刷データを圧縮データに圧縮する必要がある場合、その印刷データを圧縮する圧縮処理は、印刷データが正しく印刷されていないことが判断されてから、印刷データが正しく印刷されていない箇所に所定の画像が印刷されるまでの間に実行され、印刷処理、読取処理および判断処理と並行しては実行されない。そのため、圧縮処理時における制御部の負荷およびメモリの使用量を低減できる。その結果、従来よりも処理性能が低く安価な制御部および容量の小さいメモリであっても、印刷処理、読取処理、判断処理および圧縮処理を高速に実行することができる。
本発明によれば、印刷処理、読取処理および判断処理等を含む各種の処理を実行する必要がある場合に、従来よりも処理性能が低く安価な制御部および容量の小さいメモリであっても、それらの処理を高速に実行することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ラベルプリンタ>
図1には、プリンタ1が示されている。プリンタ1は、その外殻をなす筐体11を備えている。筐体11の一方側の側面には、用紙Pを排出する排出口12が形成されている。
図1には、プリンタ1が示されている。プリンタ1は、その外殻をなす筐体11を備えている。筐体11の一方側の側面には、用紙Pを排出する排出口12が形成されている。
なお、以下の説明で使用するため、筐体11の一方側を「前側」とし、その反対側を「後側」と規定する。そして、プリンタ1を「前側」から見た状態を基準に左右を規定する。前後方向及び左右方向の両方向と直交する方向が「上下方向」であり、「上側」及び「下側」については、プリンタ1が水平面に設置された状態を基準とする。
排出口12は、左右方向に延びる矩形状の開口であり、筐体11の内外を連通している。筐体11の前面には、排出口12の左側に、タッチパネル13が設けられている。タッチパネル13には、各種の情報や操作キーなどの画像が表示される。ユーザがタッチパネル13に表示される操作キーを押操作(タッチ操作)することにより、各種の設定や指示がタッチパネル13に受け付けられて、その操作に応じた信号がタッチパネル13から出力される。
筐体11の右側の側面は、開放されており、筐体11には、その右側の側面を開閉する開閉カバー14が設けられている。開閉カバー14が筐体11の右側の側面に対して開いた状態では、筐体11の右側の側面が開放されて、筐体11の内部が露出する。開閉カバー14が筐体11の右側の側面に対して閉じた状態では、筐体11の右側の側面が閉塞される。
筐体11内には、図1および図2に示されるように、用紙ロールRを保持するロールホルダ15が設けられている。用紙ロールRは、長尺状の用紙Pをロール芯に巻回したものである。用紙Pは、その長手方向に並べて設定された多数の印刷領域を有するラベル紙(ダイカットラベル紙)であってもよいし、かかる印刷領域を有していない連続紙であってもよい。また、ラベル紙は、長尺状の普通紙の印刷面に印刷領域を区画する枠が予め印刷されたものであってもよいし、長尺状の剥離紙上に粘着紙が重ね合わされ、その粘着紙に型抜きされたラベルが長手方向に並べて形成されたものであってもよい。後者の場合、各ラベルの印刷面(粘着面と反対側の面)が印刷領域である。用紙Pがラベル紙である場合、用紙Pは、印刷面が外側に向くようにロール芯に巻回される。ロールホルダ15は、略円柱状をなし、用紙ロールRのロール芯がロールホルダ15に外嵌されることにより、用紙ロールRがロールホルダ15に保持される。
また、筐体11内には、ロールホルダ15の後上方に、方向転換ローラ16が設けられている。方向転換ローラ16の前側には、図2に示されるように、用紙Pが搬送される搬送路17が設けられている。搬送路17は、方向転換ローラ16の上側の位置から前側に向かって延び、その前端が排出口12に接続されている。用紙Pは、用紙ロールRから方向転換ローラ16の後側に向けて引き出され、方向転換ローラ16の周面に沿わせることにより前側に方向を変えられて、搬送路17を排出口12に向けて通される。
搬送路17上には、用紙Pを搬送する搬送ローラ18,19が設けられている。一方の搬送ローラ18は、方向転換ローラ16に対して前側に間隔を空けて配置されている。他方の搬送ローラ19は、排出口12の後側であって、搬送ローラ18に対して前側に間隔を空けて配置されている。搬送ローラ18,19のローラ間に用紙Pが通された状態で、モータM(図3参照)の動力が搬送ローラ18,19に伝達されて、搬送ローラ18,19が回転することにより、用紙Pが搬送路17に沿って排出口12に向かう排出方向に搬送される。また、モータMの動力がロールホルダ15に伝達されて、用紙ロールRのロール芯が用紙Pの排出方向への搬送時と逆方向に回転されることにより、用紙Pが搬送方向と逆方向の巻戻し方向に搬送される。用紙Pが巻戻し方向に搬送されるときには、搬送ローラ18,19は自由回転状態とされる。
搬送ローラ18,19間には、印刷ヘッド21(印刷部の一例)および読取装置22(読取部の一例)が排出方向にこの順に並んで設けられている。
印刷ヘッド21は、搬送路17に上側から臨んで配置されている。印刷ヘッド21は、たとえば、搬送路17を搬送される用紙Pの印刷面に熱転写方式により画像を印刷する。印刷ヘッド21と上下方向に対向する位置が印刷ヘッド21による印刷が可能な印刷位置であり、印刷ヘッド21は、用紙Pの印刷面における印刷位置に位置する部分に画像を印刷する。
読取装置22は、印刷ヘッド21に対して排出方向の下流側において、搬送路17に上側から臨んで配置されている。読取装置22は、たとえば、搬送路17を搬送される用紙Pの印刷面をCIS(Contact Image Sensor)により読み取る。具体的には、読取装置22には、図示されていないが、光源、ロッドレンズアレイおよびリニアイメージセンサが内蔵されており、光源から用紙Pの印刷面にライン状の光が照射され、印刷面で反射された光がロッドレンズアレイを通してリニアイメージセンサに入射する。これにより、原稿が主走査方向に1ライン分読み取られる。
<電気的構成の要部>
プリンタ1は、図3に示されるように、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)31、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33を備えている。
プリンタ1は、図3に示されるように、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)31、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33を備えている。
ASIC31は、CPU34(制御部の一例)を内蔵している。CPU34は、ASIC31に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、タッチパネル13、印刷ヘッド21、読取装置22および搬送ローラ18,19の駆動源であるモータMを含む各部を制御する。
ROM32は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリからなる。ROM32には、CPU34によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM33(メモリの一例)は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU34がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM33により、ステップ数カウンタが構成される。ステップ数カウンタは、モータ26が1ステップ駆動される度にステップ数をインクリメント(+1)する。CPU34は、ステップ数カウンタによりカウントされるステップ数に基づいてモータMの駆動を制御することにより、用紙Pの位置を制御することができる。
また、ASIC31には、PC(Personal Computer)などの外部端末との通信のための通信インタフェース35(受信部の一例)が接続されている。通信インタフェース35は、外部端末とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルまたはLAN(Local Area Network)ケーブルなどを介して有線通信する構成であってもよいし、電波などを介して無線通信する構成であってもよい。
<印刷ジョブ>
プリンタ1でシッピングラベルなどの画像を用紙Pに印刷する印刷ジョブが実行される際には、たとえば、図4に示されるように、プリンタ1に通信可能に接続された外部端末であるPC2において、1ページ単位でプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドは、画像の印刷のためにプリンタ1を制御するコマンドであって、印刷対象の画像における文字の位置や文字種、図形の位置などの情報を含む印刷データをページ記述言語で記述したものである。印刷ジョブが複数ページにわたる画像を用紙Pに印刷する内容である場合、複数ページの各ページのプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドが生成されると、PCにインストールされたプリンタドライバの機能により、その生成されたプリンタ制御コマンドが1ページ目のプリンタ制御コマンドから順にPC2からプリンタ1に送信される(S1)。
プリンタ1でシッピングラベルなどの画像を用紙Pに印刷する印刷ジョブが実行される際には、たとえば、図4に示されるように、プリンタ1に通信可能に接続された外部端末であるPC2において、1ページ単位でプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドは、画像の印刷のためにプリンタ1を制御するコマンドであって、印刷対象の画像における文字の位置や文字種、図形の位置などの情報を含む印刷データをページ記述言語で記述したものである。印刷ジョブが複数ページにわたる画像を用紙Pに印刷する内容である場合、複数ページの各ページのプリンタ制御コマンドが生成される。プリンタ制御コマンドが生成されると、PCにインストールされたプリンタドライバの機能により、その生成されたプリンタ制御コマンドが1ページ目のプリンタ制御コマンドから順にPC2からプリンタ1に送信される(S1)。
プリンタ制御コマンドを受信したプリンタ1では、プリンタ制御コマンドがメモリの一例であるRAM33に保存される(S2)。そして、各ページのプリンタ制御コマンドに対して、1ページ目のプリンタ制御コマンドから順に、描画処理(S3)、印刷処理(S4)および検査処理(S5)が実行される。
描画処理(S3)、つまりラスタライズが実行されることにより、RAM33上において、1ページ目から順に、各ページのプリンタ制御コマンド(印刷データ)がラスタ画像のデータに変換される。
描画処理(S3)の後、印刷処理(S4)が実行されることにより、ラスタ画像のデータが用紙Pの印刷面に印刷される。
印刷処理(S4)の後、検査処理(S5)が実行される。検査処理(S5)には、用紙Pに印刷された画像(以下、この画像を「印刷画像」という。)を読取装置22に読み取らせて、読取データを生成する読取処理(S6)が含まれる。また、検査処理には、読取データから、ラスタ画像のデータが用紙Pに正しく印刷されているか否か、具体的には、印刷画像が一定の品質を満たしている「検査OK」の画像であるか、一定の品質を満たしていない「検査NG」の画像であるかを判断する判断処理(S7)が含まれる。たとえば、印刷画像にバーコードシンボルが含まれる場合、読取データから、バーコードシンボルの光学的特性(反射率、反射濃度、PCS(Print Contrast Signal)値など)がJIS規格(日本工業規格)を満たしているか否かが調べられる。そして、バーコードシンボルの光学的特性がJIS規格を満たしている場合、そのバーコードシンボルを含む画像が「検査OK」の画像であると判断され、バーコードシンボルの光学的特性がJIS規格を満たしていない場合、そのバーコードシンボルを含む画像が「検査NG」の画像であると判断される。
<印刷ジョブ処理>
プリンタ1では、印刷ジョブの実行のため、ASIC31のCPU34により、図5Aおよび図5Bに示される印刷ジョブ処理が実行される。
プリンタ1では、印刷ジョブの実行のため、ASIC31のCPU34により、図5Aおよび図5Bに示される印刷ジョブ処理が実行される。
印刷ジョブ処理では、CPU34は、モード設定を行う(図5AのS11)。プリンタ1では、検査処理で印刷画像が「検査NG」の画像と判断された場合に、その「検査NG」の画像の再印刷に係る動作モードとして、一括再印刷モードと都度再印刷モードとが用意されている。プリンタ1のユーザは、PC2のディスプレイに表示されるプリンタドライバの設定画面またはタッチパネル13に表示される設定画面上で、一括再印刷モードと都度再印刷モードとを選択することができる。CPU34は、ユーザによる選択に応じて、一括再印刷モードまたは都度再印刷モードを設定する(S11:決定処理の一例)。
PC2などの外部端末から送信されるプリンタ制御コマンドを通信インタフェース35が受信すると、CPU34は、そのプリンタ制御コマンドをRAM33に保存する(S12:データ受信。図4のS2と同じ。)。そして、CPU34は、RAM33に保存したプリンタ制御コマンドに対する描画処理(S13。図4のS3と同じ。)、印刷処理(S14。図4のS4と同じ。)および検査処理(S15。図4のS5と同じ。)をこの順に実行する。描画処理では、CPU34は、RAM33上において、プリンタ制御コマンドをラスタ画像のデータに変換する。印刷処理では、CPU34は、描画処理により得られたラスタ画像のデータに基づいて印刷ヘッド21およびモータMを制御し、用紙Pを排出方向に搬送させつつ、その搬送される用紙Pにラスタ画像のデータを印刷させる。検査処理では、CPU34は、前述の読取処理および判断処理を実行する。
CPU34は、検査処理で印刷画像が「検査OK」の画像であると判断した場合(S16:YES)、その画像に係るラスタ画像のデータをRAM33から消去する(S17)。その後、CPU34は、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了したか否かを判断する(S18)。全ページの画像の印刷が終了していなければ(S18:NO)、CPU34は、通信インタフェース35に次のページのプリンタ制御コマンドを受信させ、受信したプリンタ制御コマンドをRAM33に保存して(S12)、前述のステップS13以降の処理を実行する。
なお、RAM33からラスタ画像のデータが削除されなくても、RAM33に設定されているラスタ画像のデータを記憶する領域(以下、この領域を「ラスタ画像記憶領域」という。)に空きがある場合、CPU34は、ラスタ画像のデータの削除を待たずに、次のページのプリンタ制御コマンドを通信インタフェース35に受信させて、受信したプリンタ制御コマンドをRAM33に保存する。この場合、先のページのプリンタ制御コマンドに対する印刷処理と並行して、次のページのプリンタ制御コマンド、つまりRAM33に新たに保存したプリンタ制御コマンドに対する描画処理が実行される。
印刷画像が一定の品質を満たしておらず、CPU34は、検査処理で印刷画像が「検査NG」の画像であると判断した場合(S16:NO)、モータMを制御して、用紙Pを排出方向と逆方向に逆走させる(S19:引き戻し処理の一例)。また、用紙Pの逆走と平行して、CPU34は、再印刷に係る動作モードが一括再印刷モードに設定されているか否かを判断する(S20)。
CPU34は、一括再印刷モードに設定されていると判断した場合(S20:YES)、「検査NG」の印刷画像に対応するラスタ画像のデータを予め定める圧縮方式により圧縮データに圧縮する圧縮処理を実行する(S21)。CPU34は、「検査NG」の印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置まで戻ると、モータMを制御して、用紙Pの搬送方向を排出方向と逆方向から排出方向に戻す。そして、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、VOID印刷を実行する(S22)。すなわち、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、「検査NG」の印刷画像が印刷結果から排除されるべき画像であるとユーザに認識させることが可能なVOID画像を「検査NG」の印刷画像に重ねて印刷させる(S22)。
その後、CPU34は、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了したか否かを判断する(S18)。そして、CPU34は、全ページの画像の印刷が終了していなければ(S18:NO)、通信インタフェース35に次のページのプリンタ制御コマンドを受信させ、受信したプリンタ制御コマンドをRAM33に保存して(S12)、前述のステップS13以降の処理を実行する。この場合、用紙Pには、「検査NG」の印刷画像よりも排出方向の上流側に、「検査NG」の印刷画像のページの次のページ以降の印刷画像が既に印刷されている。そのため、印刷処理では、その既に印刷されている印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置を越えるまで用紙Pが排出方向に搬送されて、用紙Pの空白領域が印刷位置に対向した後、未だ印刷されていないページのラスタ画像のデータが用紙Pに印刷される。
たとえば、図6に示されるように、1ページ目のラスタ画像Aのデータを用紙Pに印刷する印刷処理が実行中の状態では、RAM33のラスタ画像記憶領域に空きがあるので、ラスタ画像Aのデータの印刷と並行して、2ページ目のプリンタ制御コマンドに対する描画処理が実行される。この描画処理後、RAM33のラスタ画像記憶領域には、1ページ目のラスタ画像Aのデータと、2ページ目のラスタ画像Bのデータとが記憶されている。1ページ目のラスタ画像Aのデータの印刷が終了すると、続いて、2ページ目のラスタ画像Bのデータが用紙Pに印刷される。このとき、RAM33のラスタ画像記憶領域にはまだ空きがあるので、ラスタ画像Bのデータの印刷と並行して、3ページ目のプリンタ制御コマンドに対する描画処理が実行される。
このようにして、1ページ目のラスタ画像Aから順に、2ページ目のラスタ画像B、3ページ目のラスタ画像Cおよび4ページ目のラスタ画像Dの各データが用紙Pに印刷され、5ページ目のラスタ画像Eのデータの印刷中に、ラスタ画像Cのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断された場合、ラスタ画像Eのデータの印刷が終了した時点で、印刷処理が中断される。そして、用紙Pの逆走が開始される。ラスタ画像Cのデータの印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置に対向すると、用紙Pの逆走が停止されて、用紙Pが排出方向に搬送されながら、VOID画像がラスタ画像Cのデータの印刷画像に重ねて印刷される。また、ラスタ画像Cのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断されてから、その印刷画像にVOID画像が重ねて印刷されるまでの間に、非圧縮データであるラスタ画像Cのデータが圧縮データに圧縮される。
用紙Pには、4ページ目および5ページ目の各印刷画像が用紙Pに既に印刷されているので、VOID画像の印刷後は、5ページ目の印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置を越えるまで、用紙Pが排出方向に搬送された後、印刷処理が再開されて、6ページ目のラスタ画像Fのデータが用紙Pに印刷される。また、4ページ目の印刷画像を対象とする検査処理が実行され、この検査処理で4ページ目の印刷画像が「検査OK」の画像であると判断されて、4ページ目のラスタ画像DがRAM33から削除されると、7ページ目のプリンタ制御コマンドが受信される。
そして、ラスタ画像Fのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断された場合、8ページ目のラスタ画像Hのデータの印刷が終了した時点で、印刷処理が中断される。そして、用紙Pの逆走が開始される。ラスタ画像Fのデータの印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置に対向すると、用紙Pの逆走が停止されて、用紙Pが排出方向に搬送されながら、VOID画像がラスタ画像Fのデータの印刷画像に重ねて印刷される。また、ラスタ画像Fのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断されてから、その印刷画像にVOID画像が重ねて印刷されるまでの間に、非圧縮データであるラスタ画像Fのデータが圧縮データに圧縮される。これにより、RAM33には、ラスタ画像Cのデータを圧縮した圧縮データと、ラスタ画像Fのデータを圧縮した圧縮データとが記憶された状態となる。
用紙Pには、7ページ目および8ページ目の各印刷画像が用紙Pに既に印刷されているので、VOID画像の印刷後は、8ページ目の印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置を越えるまで、用紙Pが排出方向に搬送された後、印刷処理が再開されて、9ページ目のラスタ画像Iのデータが用紙Pに印刷される。また、7ページ目の印刷画像(ラスタ画像Gのデータの印刷画像)を対象とする検査処理が実行され、この検査処理で7ページ目の印刷画像が「検査OK」の画像であると判断されて、7ページ目のラスタ画像GがRAM33から削除されると、10ページ目のプリンタ制御コマンドが受信される。
また、8ページ目のラスタ画像Hのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断された場合、10ページ目のラスタ画像Jのデータの印刷が終了した時点で、印刷処理が中断される。そして、用紙Pの逆走が開始される。ラスタ画像Hのデータの印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置に対向すると、用紙Pの逆走が停止されて、用紙Pが排出方向に搬送されながら、VOID画像がラスタ画像Hのデータの印刷画像に重ねて印刷される。また、ラスタ画像Hのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断されてから、その印刷画像にVOID画像が重ねて印刷されるまでの間に、非圧縮データであるラスタ画像Hのデータが圧縮データに圧縮される。これにより、RAM33には、ラスタ画像C、ラスタ画像Fおよびラスタ画像Hの各データを圧縮した圧縮データが記憶された状態となる。
以降、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了するまで、同様の処理が実行される。
一方、再印刷に係る動作モードが都度再印刷モードに設定されており、CPU34は、一括再印刷モードに設定されていないと判断した場合(S20:NO)、「検査NG」の印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置まで戻ると、モータMを制御して、用紙Pの搬送方向を排出方向と逆方向から排出方向に戻す。そして、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、VOID画像を「検査NG」の印刷画像に重ねて印刷(VOID印刷)させる。また、用紙Pには、「検査NG」の印刷画像よりも排出方向の上流側に、「検査NG」の印刷画像のページの次のページ以降の印刷画像が既に印刷されているので、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、それらの印刷画像にもVOID画像を重ねて印刷(VOID印刷)させる(S23)。
その後、CPU34は、「検査NG」の印刷画像に係るラスタ画像のデータを用いて、印刷ヘッド21を制御し、「検査NG」の印刷画像を用紙Pに再印刷させる(S24:都度再印刷処理の一例)。また、「検査NG」の印刷画像のページの次のページ以降の印刷画像であってVOID画像が重ねて印刷された印刷画像についても、それらの印刷画像が用紙Pに再印刷される。
再印刷された各印刷画像について、CPU34は、「検査NG」の画像であるかを判断する検査処理を実行する(S15)。CPU34は、再印刷された各印刷画像が「検査OK」の画像であると判断した場合(S16:YES)、再印刷された印刷画像に係るラスタ画像のデータをRAM33から消去する(S17:消去処理の一例)。その後、CPU34は、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了したか否かを判断する(S18)。一方、CPU34は、再印刷された印刷画像が「検査NG」の画像であると判断した場合(S16:NO)、前述のステップS19,S20,S23,S24の各処理を再び実行する。
たとえば、図7に示されるように、1ページ目のラスタ画像Aのデータを用紙Pに印刷する印刷処理が実行中の状態では、RAM33のラスタ画像記憶領域に空きがあるので、ラスタ画像Aのデータの印刷と並行して、2ページ目のプリンタ制御コマンドに対する描画処理が実行される。この描画処理後、RAM33のラスタ画像記憶領域には、1ページ目のラスタ画像Aのデータと、2ページ目のラスタ画像Bのデータとが記憶されている。1ページ目のラスタ画像Aのデータの印刷が終了すると、続いて、2ページ目のラスタ画像Bのデータが用紙Pに印刷される。このとき、RAM33のラスタ画像記憶領域にはまだ空きがあるので、ラスタ画像Bのデータの印刷と並行して、3ページ目のプリンタ制御コマンドに対する描画処理が実行される。
このようにして、1ページ目のラスタ画像Aから順に、2ページ目のラスタ画像B、3ページ目のラスタ画像Cおよび4ページ目のラスタ画像Dの各データが用紙Pに印刷され、5ページ目のラスタ画像Eのデータの印刷中に、ラスタ画像Cのデータの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断された場合、ラスタ画像Eのデータの印刷が終了した時点で、印刷処理が中断される。そして、用紙Pの逆走が開始される。ラスタ画像Cのデータの印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置に対向すると、用紙Pの逆走が停止されて、用紙Pが排出方向に搬送されながら、VOID画像がラスタ画像Cのデータの印刷画像に重ねて印刷される。さらに、ラスタ画像Dおよびラスタ画像Eの各データの印刷画像にVOID画像が重ねて印刷される。
その後、ラスタ画像C、ラスタ画像Dおよびラスタ画像Eの各データが用紙Pに再印刷される。そして、再印刷されたラスタ画像C、ラスタ画像Dおよびラスタ画像Eの各データの印刷画像が検査処理の対象とされ、再印刷された各印刷画像が「検査OK」の画像であると判断されると、再印刷された印刷画像に係るラスタ画像のデータがRAM33から消去される。
以降、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了するまで、同様の処理が実行される。
そして、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了し、CPU34は、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了したと判断すると(S18:YES)、再印刷に係る動作モードが一括再印刷モードに設定されているか否かを判断する(図5BのS25)。
CPU34は、一括再印刷モードに設定されていないと判断した場合(S25:NO)、つまり都度再印刷モードが設定されている場合、以降に説明する各処理を実行せずに、印刷ジョブ処理を終了する。
CPU34は、一括再印刷モードに設定されていると判断した場合(S25:YES)、RAM33に記憶されている圧縮データの中で最も先に圧縮された圧縮データを伸長データに伸長する伸長処理を実行する(S26)。そして、CPU34は、伸長処理で得られた伸長データを対象とする印刷処理(S27:一括再印刷処理の一例)および検査処理(S28)を実行する。すなわち、CPU34は、印刷ヘッド21およびモータMを制御して、用紙Pを排出方向に搬送させつつ、伸長データを用紙Pに印刷させる。そして、印刷画像を対象とする検査処理において、CPU34は、印刷画像が「検査OK」の画像であると判断すると(S29:YES)、印刷画像に係る圧縮データをRAM33から消去する(S30)。その後、CPU34は、RAM33に記憶されていた全圧縮データの再印刷が終了したか否かを判断する(S31)。RAM33に圧縮データが残っている場合、CPU34は、再印刷が終了ではないと判断し(S31:NO)、その残っている圧縮データの中で最も先に圧縮された圧縮データを対象とする伸長処理を実行して(S26)、ステップS27以降の処理を実行する。
伸長データを対象とする検査処理において、CPU34は、伸長データの印刷画像が「検査NG」の画像であると判断した場合(S29:NO)、モータMを制御して、用紙Pを排出方向と逆方向に逆走させる(S32)。その後、「検査NG」の印刷画像が印刷ヘッド21の印刷位置まで戻ると、CPU34は、モータMを制御して、用紙Pの搬送方向を排出方向と逆方向から排出方向に戻す。そして、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、VOID印刷を実行する(S33)。すなわち、CPU34は、印刷ヘッド21を制御して、VOID画像を「検査NG」の印刷画像に重ねて印刷させる(S33)。
その後、CPU34は、「検査NG」の印刷画像に係る伸長データを用いて、印刷ヘッド21を制御し、「検査NG」の印刷画像を用紙Pに再印刷させる(S34)。そして、CPU34は、再印刷された印刷画像を対象とする検査処理を実行し、再印刷された印刷画像が「検査OK」の画像であると判断した場合には(S29:YES)、再印刷された印刷画像に対応する伸長画像をRAM33から消去する(S30)。CPU34は、再印刷された印刷画像が「検査NG」の画像であり、検査処理で再印刷された印刷画像が「検査OK」の画像であると判断しない場合(S29:NO)、前述のステップS32以降の処理を実行する。
CPU34は、RAM33に記憶されていた全圧縮データの再印刷が終了したと判断すると(S31:YES)、印刷ジョブ処理を終了する。
<作用効果>
以上のように、ラスタ画像のデータが正しく印刷されていないために、ラスタ画像のデータを圧縮データに圧縮する必要がある場合、そのラスタ画像のデータを圧縮する圧縮処理は、検査処理でラスタ画像のデータが正しく印刷されていないこと、つまりラスタ画像のデータを印刷した印刷画像が「検査NG」の画像であることが判断されてから、その「検査NG」の印刷画像にVOID画像が印刷されるまでの間に実行される。すなわち、圧縮処理は、用紙Pを逆走させる引き戻し処理と並行して実行され、印刷処理および検査処理(読取処理、判断処理)と並行しては実行されない。そのため、圧縮処理時におけるCPU34の負荷およびRAM33の使用量を低減できる。その結果、従来よりも処理性能が低く安価なCPU34および容量の小さいRAM33であっても、印刷処理、検査処理および圧縮処理を高速に実行することができる。
以上のように、ラスタ画像のデータが正しく印刷されていないために、ラスタ画像のデータを圧縮データに圧縮する必要がある場合、そのラスタ画像のデータを圧縮する圧縮処理は、検査処理でラスタ画像のデータが正しく印刷されていないこと、つまりラスタ画像のデータを印刷した印刷画像が「検査NG」の画像であることが判断されてから、その「検査NG」の印刷画像にVOID画像が印刷されるまでの間に実行される。すなわち、圧縮処理は、用紙Pを逆走させる引き戻し処理と並行して実行され、印刷処理および検査処理(読取処理、判断処理)と並行しては実行されない。そのため、圧縮処理時におけるCPU34の負荷およびRAM33の使用量を低減できる。その結果、従来よりも処理性能が低く安価なCPU34および容量の小さいRAM33であっても、印刷処理、検査処理および圧縮処理を高速に実行することができる。
また、プリンタ1では、「検査NG」の印刷画像の再印刷に係る動作モードとして、一括再印刷モードと都度再印刷モードとがある。一括再印刷モードが設定されている場合、「検査NG」の印刷画像に対応するラスタ画像のデータが圧縮データに圧縮されてRAM33に記憶され、印刷ジョブに含まれる全ページの画像の印刷が終了した後、RAM33に記憶されている各圧縮データを伸長データに伸長する伸長処理が実行されて、全伸長データを用紙Pに印刷する再印刷処理が一括して実行される。一方、都度再印刷モードでは、検査処理で印刷画像が「検査NG」の画像であると判断される都度、「検査NG」の印刷画像に対応するラスタ画像のデータを用いて、その印刷画像が用紙Pに印刷される。
一括再印刷モードでは、都度再印刷モードと比較して、印刷ジョブを短時間で終了させることができる。その反面、一括再印刷モードでは、圧縮データを記憶しておくための領域がRAM33に必要であるのに対し、都度再印刷モードでは、その領域が不要である。また、都度再印刷モードでは、印刷画像のページ順が先後入れ替わらずに保たれるのに対し、一括再印刷モードでは、印刷画像のページ順が途中で先後入れ替わる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、図4に示されるように、PC2からプリンタ1にプリンタ制御コマンドが送信されて、プリンタ制御コマンドを受信したプリンタ1における描画処理(S3)にて、プリンタ制御コマンドがラスタ画像のデータにラスタライズされる。これに対し、図8に示されるように、PC2にインストールされたプリンタドライバの機能により、図4に示される描画処理(S3)と同様の描画処理(S0)が実行されて、プリンタ制御コマンドがラスタ画像のデータにラスタライズされた後、ラスタ画像のデータがPC2からプリンタ1に送信されてもよい。この場合、プリンタ1では、描画処理(S3)が実行されず、PC2から送信されるラスタ画像のデータを通信インタフェース35が受信すると、受信したラスタ画像のデータがRAM33に記憶される。
印刷ヘッド21は、搬送路17を搬送される用紙Pの印刷面に熱転写方式により画像を印刷する構成に限らず、たとえば、電子写真方式により画像を印刷する構成であってもよいし、インクジェット方式により画像を印刷する構成であってもよい。
また、前述の実施形態では、CPU34がプリンタ1における各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC31が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:プリンタ
21:印刷ヘッド
22:読取装置
33:RAM
34:CPU
35:通信インタフェース
P:用紙
21:印刷ヘッド
22:読取装置
33:RAM
34:CPU
35:通信インタフェース
P:用紙
Claims (8)
- 外部から印刷データを受信する受信部と、
画像を用紙に印刷する印刷部と、
前記印刷部によって用紙に印刷された画像を読み取る読取部と、
メモリと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記受信部で受信した前記印刷データを前記印刷部により印刷させる印刷処理と、
前記印刷部により用紙に印刷された画像を前記読取部に読み取らせて読取データを生成する読取処理と、
前記読取処理で生成される前記読取データから前記印刷データが正しく印刷されているか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理にて前記印刷データが正しく印刷されていないと判断した場合、前記印刷処理を中断して、前記印刷データが正しく印刷されていない箇所に所定の画像を前記印刷部により印刷させる無効化処理と、
前記判断処理にて前記印刷データが正しく印刷されていないと判断した場合、前記判断処理での判断後、前記無効化処理が終了するまでの間に、正しく印刷されていない前記印刷データを圧縮データに圧縮して、前記圧縮データを前記メモリに記憶させる圧縮処理と、
前記印刷データが正しく印刷されていると判断した場合、正しく印刷された前記印刷データを消去する消去処理と、を実行する、プリンタ。 - 請求項1に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記圧縮処理を、前記読取処理および前記判断処理の実行中を除いて実行する、プリンタ。 - 請求項1または2に記載のプリンタであって、
前記無効化処理は、前記印刷データが正しく印刷されていない箇所を前記印刷部が印刷可能な位置まで引き戻す引き戻し処理を含む、プリンタ。 - 請求項3に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記圧縮処理を、前記引き戻し処理と並行して実行する、プリンタ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のプリンタであって、
前記制御部は、前記無効化処理の実行後、前記印刷処理を再開し、正しく印刷されていない前記印刷データの次の前記印刷データから順に残りの前記印刷データを前記印刷部により印刷させる、プリンタ。 - 請求項5に記載のプリンタであって、
前記制御部は、
前記受信部で受信した前記印刷データの全てが印刷されたと判断した場合に、前記メモリに記憶されている前記圧縮データを印刷データに伸長する伸長処理と、
前記伸長処理で伸長された前記印刷データを前記印刷部により印刷させる一括再印刷処理と、をさらに実行する、プリンタ。 - 請求項6に記載のプリンタであって、
前記制御部は、
前記一括再印刷処理を実行するか、または、前記圧縮処理の実行を禁止して、前記無効化処理の実行後、前記印刷処理を再開し、正しく印刷されていない前記印刷データから順に残りの前記印刷データを前記印刷部により印刷させる都度再印刷処理を実行するかを決定する決定処理をさらに実行する、プリンタ。 - 請求項7に記載のプリンタであって、
前記制御部は、
前記都度再印刷処理を実行することを決定した場合、前記無効化処理において、前記印刷データが正しく印刷されていない箇所に前記所定の画像を前記印刷部により印刷させた後、前記印刷処理を中断した時点で印刷していた画像が印刷されている箇所までの各画像が印刷されている箇所に前記所定の画像を前記印刷部により印刷させる、プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019036996A JP2020138496A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019036996A JP2020138496A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | プリンタ |
Publications (1)
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JP2020138496A true JP2020138496A (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72279762
Family Applications (1)
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JP2019036996A Pending JP2020138496A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | プリンタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020138496A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11775232B2 (en) | 2021-03-31 | 2023-10-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printer and printing system for reprinting low quality image and marking discard images |
-
2019
- 2019-02-28 JP JP2019036996A patent/JP2020138496A/ja active Pending
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