JP2020136622A - 調整用冶具、調整方法及び位置ずれ測定方法 - Google Patents

調整用冶具、調整方法及び位置ずれ測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リング部材の位置合わせを高精度に行う。【解決手段】調整用冶具は、載置台に載置されたリング部材の位置を調整するための調整用冶具であって、載置台の外周に設けられ、載置台の中心軸に交差する平面において互いに交差する第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動可能な移動部材と、移動部材にリング部材を固定するための複数の固定具と、移動部材に設けられ、複数の固定具を介してリング部材が固定された移動部材を第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動させることで、載置台の中心軸の位置に対して、リング部材の中心軸の位置を調整する調整機構と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、調整用冶具、調整方法及び位置ずれ測定方法に関するものである。
処理容器の内部に設けられた載置台に被処理対象である半導体基板(以下「ウエハ」とも称する)を載置して、エッチングなどのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置では、プラズマ処理を行っていると、処理容器内のパーツが消耗する。例えば、載置台に載置されるウエハの外周部に設置されたフォーカスリングなどのリング部材は、プラズマに近いこともあり、消耗速度が速い。リング部材の消耗度合いは、ウエハ上のプロセス結果に大きく影響する。例えば、リング部材上のプラズマシースとウエハ上のプラズマシースとの高さ位置にズレが生じると、ウエハの外周付近のエッチング特性が低下し、均一性などに影響する。
そこで、プラズマ処理装置では、リング部材がある程度消耗するとリング部材の交換が行われる。例えば、特許文献1は、処理容器を大気開放することなくフォーカスリングを搬出搬入するフォーカスリング交換方法を提案している。
特開2016−146472号公報
本開示は、リング部材の位置合わせを高精度に行うことができる技術を提供する。
本開示の一態様による調整用冶具は、載置台に載置されたリング部材の位置を調整するための調整用冶具であって、前記載置台の外周に設けられ、前記載置台の中心軸に交差する平面において互いに交差する第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動可能な移動部材と、前記移動部材に前記リング部材を固定するための複数の固定具と、前記移動部材に設けられ、前記複数の固定具を介して前記リング部材が固定された前記移動部材を前記第1の軸及び前記第2の軸の各々に沿って移動させることで、前記載置台の中心軸の位置に対して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する調整機構と、を有する。
本開示によれば、リング部材の位置合わせを高精度に行うことができるという効果を奏する。
図1は、前提技術に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示すサセプタの構成を説明するための斜視図である。 図3は、一実施形態に係る調整用冶具の構成の一例を示す図である。 図4は、図3に示した載置台及び調整用冶具を上方から見た上面図である。 図5Aは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Bは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Cは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Dは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Eは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Fは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Gは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図5Hは、調整機構を用いたフォーカスリングの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。 図6は、調整用冶具によるフォーカスリングの位置を調整する調整手順の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、フォーカスリングの位置ずれを測定する位置ずれ測定手順の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
処理容器の内部に設けられた載置台に被処理対象である半導体基板(以下「ウエハ」とも称する)を載置して、エッチングなどのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置では、プラズマ処理を行っていると、処理容器内のパーツが消耗する。例えば、載置台に載置されるウエハの外周部に設置されたフォーカスリングなどのリング部材は、プラズマに近いこともあり、消耗速度が速い。リング部材の消耗度合いは、ウエハ上のプロセス結果に大きく影響する。例えば、リング部材上のプラズマシースとウエハ上のプラズマシースとの高さ位置にズレが生じると、ウエハの外周付近のエッチング特性が低下し、均一性などに影響する。
そこで、プラズマ処理装置では、リング部材がある程度消耗するとリング部材の交換が行われる。例えば、特許文献1は、処理容器を大気開放することなくフォーカスリングを搬出搬入するフォーカスリング交換方法を提案している。
ところで、リング部材の交換が行われると、リング部材の中心軸の位置と、リング部材が載置された載置台の中心軸の位置とが水平方向にずれる場合がある。このようなリング部材の位置ずれは、ウエハに対するプラズマ処理の周方向での均一性を低下させる要因となる。このため、リング部材の中心軸の位置が載置台の中心軸の位置と一致するようにリング部材の位置合わせを高精度に行うことが期待されている。
[前提技術に係るプラズマ処理装置の構成]
まず、前提技術に係るプラズマ処理装置100の構成の一例について説明する。図1は、前提技術に係るプラズマ処理装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すプラズマ処理装置100は、平行平板型のプラズマ処理装置である。
プラズマ処理装置100は、たとえば表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムから成る円筒形状に成形された処理容器102を備える。処理容器102は接地されている。処理容器102内の底部にはウエハWを載置するための略円柱状の載置台110が設けられている。載置台110はセラミックなどで構成された板状の絶縁体112と、絶縁体112上に設けられた下部電極を構成するサセプタ114とを備える。
載置台110はサセプタ114を所定の温度に調整可能なサセプタ温調部117を備える。サセプタ温調部117は、たとえばサセプタ114内に設けられた温度調節媒体室118に温度調節媒体を循環するように構成されている。
サセプタ114は、その上側中央部にウエハWを載置するための凸状の基板載置部115が形成されており、基板載置部115の外周側に上面が基板載置部115よりも低い外周部116が形成されている。基板載置部115の上面はウエハWを載置する基板載置面115aとなり、外周部116の上面はフォーカスリングFRを載置するフォーカスリング載置面116aとなる。図2に示すように、基板載置部115の上部に静電チャック120を設ける場合は、この静電チャック120の上面が基板載置面115aとなる。以下では、基板載置部115と静電チャック120とを併せて適宜「基板載置部115」と表記する。静電チャック120は、絶縁材の間に電極122が介在された構成となっている。静電チャック120は、電極122に接続された図示しない直流電源からたとえば1.5kVの直流電圧が印加される。これによって、ウエハWが静電チャック120に静電吸着される。基板載置部115はウエハWの径よりも小径に形成されており、ウエハWを載置したときにウエハWの周縁部が基板載置部115から張り出すようになっている。
サセプタ114の上端周縁部には、静電チャック120の基板載置面115aに載置されたウエハWを囲むようにフォーカスリングFRが配置されている。フォーカスリングFRは、当該フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面を囲むように外周部116のフォーカスリング載置面116aに載置されている。
絶縁体112、サセプタ114、静電チャック120には、基板載置面115aに載置されたウエハWの裏面に伝熱媒体(たとえばHeガスなどのバックサイドガス)を供給するためのガス通路が形成されている。この伝熱媒体を介してサセプタ114とウエハWとの間の熱伝達がなされ、ウエハWが所定の温度に維持される。
サセプタ114の上方には、このサセプタ114に対向するように上部電極130が設けられている。この上部電極130とサセプタ114の間に形成される空間がプラズマ生成空間となる。上部電極130は、絶縁性遮蔽部材131を介して、処理容器102の上部に支持されている。
上部電極130は、主として電極板132とこれを着脱自在に支持する電極支持体134とによって構成される。電極板132はたとえば石英から成り、電極支持体134はたとえば表面がアルマイト処理されたアルミニウムなどの導電性材料から成る。
電極支持体134には処理ガス供給源142からの処理ガスを処理容器102内に導入するための処理ガス供給部140が設けられている。処理ガス供給源142は電極支持体134のガス導入口143にガス供給管144を介して接続されている。
ガス供給管144には、たとえば図2に示すように上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)146および開閉バルブ148が設けられている。なお、MFCの代わりにFCS(Flow Control System)を設けてもよい。処理ガス供給源142からはエッチングのための処理ガスとして、たとえばCガスのようなフルオロカーボンガス(CxFy)が供給される。
処理ガス供給源142は、たとえばプラズマエッチングのためのエッチングガスを供給するようになっている。なお、図2にはガス供給管144、開閉バルブ148、マスフローコントローラ146、処理ガス供給源142等から成る処理ガス供給系を1つのみ示しているが、プラズマ処理装置100は、複数の処理ガス供給系を備えている。たとえば、CF、O、N、CHF等の処理ガスが、それぞれ独立に流量制御され、処理容器102内に供給される。
電極支持体134には、たとえば略円筒状のガス拡散室135が設けられ、ガス供給管144から導入された処理ガスを均等に拡散させることができる。電極支持体134の底部と電極板132には、ガス拡散室135からの処理ガスを処理容器102内に吐出させる多数のガス吐出孔136が形成されている。ガス拡散室135で拡散された処理ガスを多数のガス吐出孔136から均等にプラズマ生成空間に向けて吐出できるようになっている。この点で、上部電極130は処理ガスを供給するためのシャワーヘッドとして機能する。
上部電極130は電極支持体134を所定の温度に調整可能な電極支持体温調部137を備える。電極支持体温調部137は、たとえば電極支持体134内に設けられた温度調節媒体室138に温度調節媒体を循環するように構成されている。
処理容器102の底部には排気管104が接続されており、この排気管104には排気部105が接続されている。排気部105は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、処理容器102内を所定の減圧雰囲気に調整する。排気部105が処理容器102内を所定の減圧雰囲気に調整することにより、処理容器102は、真空引きされる。また、処理容器102の側壁にはウエハWの搬出入口106が設けられ、搬出入口106にはゲートバルブ108(図1のGVに相当)が設けられている。ウエハWの搬出入を行う際にはゲートバルブ108を開く。そして、図示しない搬送アームなどによって搬出入口106を介してウエハWの搬出入を行う。
上部電極130には、第1高周波電源150が接続されており、その給電線には第1整合器152が介挿されている。第1高周波電源150は、50〜150MHzの範囲の周波数を有するプラズマ生成用の高周波電力を出力することが可能である。このように高い周波数の電力を上部電極130に印加することにより、処理容器102内に好ましい解離状態でかつ高密度のプラズマを形成することができ、より低圧条件下のプラズマ処理が可能となる。第1高周波電源150の出力電力の周波数は、50〜80MHzが好ましく、典型的には図示した60MHzまたはその近傍の周波数に調整される。
下部電極としてのサセプタ114には、第2高周波電源160が接続されており、その給電線には第2整合器162が介挿されている。この第2高周波電源160は数百kHz〜十数MHzの範囲の周波数を有するバイアス用の高周波電力を出力することが可能である。第2高周波電源160の出力電力の周波数は、典型的には2MHzまたは13.56MHz等に調整される。
なお、サセプタ114には第1高周波電源150からサセプタ114に流入する高周波電流を濾過するハイパスフィルタ(HPF)164が接続されており、上部電極130には第2高周波電源160から上部電極130に流入する高周波電流を濾過するローパスフィルタ(LPF)154が接続されている。
[リフタピンと駆動機構の一例]
さらに、プラズマ処理装置100のサセプタ114には、図2に示すように第1リフタピン172が基板載置面115aから昇降自在に設けられるとともに、第2リフタピン182がフォーカスリング載置面116aから昇降自在に設けられている。図2は、図1に示すサセプタ114の構成を説明するための斜視図である。具体的には図1に示すように第1リフタピン172は第1駆動機構170によって駆動され、ウエハWを基板載置面115aから持ち上げることができる。第2リフタピン182は第2駆動機構180によって駆動され、フォーカスリングFRをフォーカスリング載置面116aから持ち上げることができる。
第1駆動機構170および第2駆動機構180は、DCモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等のモータ、ピエゾアクチュエータ、エア駆動機構等である。第1駆動機構170および第2駆動機構180は、各々、ウエハWの搬送およびフォーカスリングFRの搬送に適合した駆動精度を有する。
サセプタ114を支持する絶縁体112は環状に形成されており、第1リフタピン172は絶縁体112に囲まれたサセプタ114の下方から鉛直上方に延びて静電チャック120の上面である基板載置面115aから昇降自在に設けられる。各第1リフタピン172は、サセプタ114と静電チャック120とを貫通して形成される孔部にそれぞれ挿入され、第1駆動機構170の駆動制御に応じて、図2に示すように基板載置面115aから昇降する。なお、第1駆動機構170は、上部に第1リフタピン172が等間隔に並んで配置される環状のベースに接続され、ベースを介して第1リフタピン172を駆動してもよい。第1リフタピン172の数は3本に限られない。また、第1リフタピン172の位置は、ウエハWの搬出入時にウエハWを搬送するための搬送装置と干渉しない位置であればよい。
第2リフタピン182はサセプタ114の下方から鉛直上方に延びてフォーカスリング載置面116aから昇降自在に設けられる。各第2リフタピン182は、サセプタ114の下方からフォーカスリング載置面116aまで貫通して形成される孔部にそれぞれ挿入され、第2駆動機構180の駆動制御に応じて、図2に示すようにフォーカスリング載置面116aから昇降する。なお、第2駆動機構180は、上部に第2リフタピン182が等間隔に並んで配置される環状のベースに接続され、ベースを介して第2リフタピン182を駆動してもよい。また、複数の第2駆動機構180が各々一つの第2リフタピン182を駆動するように構成してもよい。第2リフタピン182の数は3本に限られない。第2リフタピン182の位置は、フォーカスリングFRの搬出入時にフォーカスリングFRを搬送するための搬送装置と干渉しない位置であればよい。なお、フォーカスリングFRを搬送するための搬送装置とウエハWを搬送するための搬送装置は、同一の装置であってもよい。このような第2駆動機構180に接続されるベースは、第1駆動機構170に接続されるベースよりも大きな径で構成し、第1駆動機構170に接続されるベースよりも外側に配置される。これにより、第1駆動機構170および第2駆動機構180は相互に干渉することなく、各々独立して第1リフタピン172および第2リフタピン182を昇降させることができる。
このように構成された第1駆動機構170によれば、各第1リフタピン172を上昇させることでウエハWを静電チャック120から持ち上げることができる。また,第2駆動機構180によれば、各第2リフタピン182を上昇させることでフォーカスリングFRをフォーカスリング載置面116aから持ち上げることができる。
なお、図1の例では、フォーカスリングFRは一体的に形成しているが、2以上に分割されてよい。たとえば、消耗しやすい内径側を外径側と分離して2つの部材からなる構成としてもよい。この場合、内側フォーカスリングのみを第2リフタピン182で持ち上げて交換する構成としてもよい。
[調整用冶具の構成]
次に、一実施形態に係る調整用冶具について説明する。一実施形態に係る調整用冶具は、載置台に載置されたリング部材の位置を調整するための冶具であり、真空引き可能な処理容器の内部で使用される。
ここで、載置台は、例えば、図1に示した載置台110である。また、リング部材とは、例えば、プラズマ処理装置100においてプラズマ処理を繰り返し行うことにより消耗し、交換が必要となる、リング形状を有する部材である。リング部材は、例えば、ウエハWの外周に設けられるフォーカスリングFRである。リング部材は、フォーカスリングFRの他、ロボットアーム等の搬送装置によりプラズマ処理装置100の処理容器102から搬出が可能な任意のリング部材を含む。以下の説明では、リング部材の例としてフォーカスリングFRを用いて実施形態を説明する。
図3は、一実施形態に係る調整用冶具200の構成の一例を示す図である。図3では、調整用冶具200が図1に示した載置台110(サセプタ114)に設置された状態を示している。一実施形態に係る調整用冶具200は、カバー部材210と、移動部材220とを有する。
カバー部材210は、載置台110(サセプタ114)の外周面を覆うように載置台110に取り付けられている。本実施形態では、カバー部材210は、サセプタ114の外周部116の外周面及びフォーカスリング載置面116aを覆っている。カバー部材210の、フォーカスリング載置面116aを覆う部分の上面には、フォーカスリングFRが載置される。また、カバー部材の、フォーカスリング載置面116aを覆う部分には、フォーカスリング載置面116aからフォーカスリングFRを持ち上げる第2リフタピン182が通過する貫通孔が形成されている。
移動部材220は、略円筒状に形成されており、カバー部材210の外側面に沿って載置台110(サセプタ114)の外周に設けられている。移動部材220は、載置台110の中心軸Cに交差する平面において互いに交差するx軸及びy軸の各々に沿って移動可能な部材である。本実施形態では、静電チャック120の基板載置面115aは、載置台110の中心軸Cに直交しており、x軸及びy軸は、基板載置面115aにおいて、載置台110の中心軸Cに直交している。また、本実施形態では、移動部材220は、カバー部材210の上面に載置されることで、カバー部材210の上面においてx軸及びy軸の各々に沿って移動可能に構成されている。x軸及びy軸は、それぞれ、第1の軸及び第2の軸の一例である。
移動部材220には、移動部材220にフォーカスリングFRを固定するための複数のボルト222が設けられている。複数のボルト222は、フォーカスリングFRを径方向に挟むことで、移動部材220にフォーカスリングFRを固定する。移動部材220にフォーカスリングFRが固定されることにより、処理容器102の内部が真空引きされる際に、フォーカスリングFRが径方向に移動することが抑制される。ボルト222は、固定具の一例である。
複数のボルト222の各々は、フォーカスリングFRに当接する先端部分に、第2リフタピン182により載置台110からフォーカスリングFRが持ち上げられる方向に回転可能な回転体222aを有する。回転体222aは、例えば球状である。回転体222aは、第2リフタピン182により載置台110からフォーカスリングFRが持ち上げられる際に、フォーカスリングFRの上昇に伴って回転する。これにより、フォーカスリングFRの搬出時に複数のボルト222によるフォーカスリングFRの固定がスムーズに解除される。
なお、複数のボルト222の各々は、回転体222aからフォーカスリングFRに付与される力を管理可能な部材であってもよい。例えば、複数のボルト222の各々は、内部にバネなどの弾性部材を包含し、バネの作用で回転体222aをフォーカスリングFRに押し付ける、プランジャ型の部材であってもよい。
複数のボルト222は、移動部材220においてフォーカスリングFRを搬送するための搬送装置と干渉しない複数の位置にそれぞれ設けられる。これにより、搬送装置は、複数のボルト222に干渉することなく、フォーカスリングFRを搬送することができる。
また、移動部材220には、調整機構230が設けられている。調整機構230は、複数のボルト222を介してフォーカスリングFRが固定された移動部材220をx軸及びy軸の各々に沿って移動させることで、載置台110の中心軸Cの位置に対して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する。
具体的には、調整機構230は、図4に示すように、一対の計測器232と、一対の計測器234とを有する。図4は、図3に示した載置台110及び調整用冶具200を上方から見た上面図である。図4には、円板状に載置台110の基板載置部115が示されており、ドーナツ状に載置台110の外周部116が示されている。図4では、説明の便宜上、フォーカスリングFR及びフォーカスリングFRを固定する複数のボルト222の図示を省略し、且つ移動部材220の上部を切り欠いた状態を示す。
一対の計測器232は、x軸に平行な直線上で、且つ、載置台110(サセプタ114)を挟む位置に配置されている。一対の計測器232は、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでx軸の順方向及び逆方向に移動部材220を移動させるとともに移動部材220の移動量を計測する。一対の計測器232は、x軸に沿って伸縮可能に構成されており、載置台110(サセプタ114)の外周面を覆うカバー部材210に接触することで、移動部材220を移動させることが可能な状態となる。計測器232は、移動部材220に固定されてx軸の順方向及び逆方向に伸縮可能で且つ移動部材220の移動量を計測可能な機器であればよく、例えば、マイクロメータヘッドである。計測器232は、第1の計測器の一例である。なお、図4において一対の計測器232は、載置台110の中心軸Cに交差するx軸の延長線上に配置されているが、一対の計測器232の配置位置は、これに限定されるものではない。例えば、移動部材220がx軸に沿って移動することができるのであれば、一対の計測器232は、x軸に平行な任意の直線上に配置されてもよい。
一対の計測器234は、y軸に平行な直線上で、且つ、載置台110(サセプタ114)を挟む位置に配置されている。一対の計測器234は、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでy軸の順方向及び逆方向に移動部材220を移動させるとともに移動部材220の移動量を計測する。一対の計測器234は、y軸に沿って伸縮可能に構成されており、載置台110(サセプタ114)の外周面を覆うカバー部材210に接触することで、移動部材220を移動させることが可能な状態となる。計測器234は、移動部材220に固定されてy軸の順方向及び逆方向に伸縮可能で且つ移動部材220の移動量を計測可能な部材であればく、例えば、マイクロメータヘッドである。計測器234は、第2の計測器の一例である。なお、図4において一対の計測器234は、載置台110の中心軸Cに交差するy軸の延長線上に配置されているが、一対の計測器234の配置位置は、これに限定されるものではない。例えば、移動部材220がy軸に沿って移動することができるのであれば、一対の計測器234は、y軸に平行な任意の直線上に配置されてもよい。
このように構成された一対の計測器232及び一対の計測器234を備えた調整機構230を用いて、載置台110の中心軸Cに対して、フォーカスリングFRの中心軸の位置が調整される。調整機構230を用いたフォーカスリングFRの中心軸の位置調整手順については、後に詳述する。
また、カバー部材210の外側面には、図4に示すように、x軸に平行な一対の平坦面210aと、y軸に平行な一対の平坦面210bとが形成されている。また、移動部材220は、一対のガイドピン226と、一対のガイドピン228とを有している。一対のガイドピン226は、x軸に平行な一対の平坦面210aにそれぞれ当接して、移動部材220のx軸に沿った移動を支援する。一対のガイドピン228は、y軸に平行な一対の平坦面210bにそれぞれ当接して、移動部材220のy軸に沿った移動を支援する。一対のガイドピン226が移動部材220のx軸に沿った移動を支援し且つ一対のガイドピン228が移動部材220のy軸に沿った移動を支援することにより、調整機構230は、x軸及びy軸の各々に沿って移動部材220をスムーズに移動させることができる。
一対のガイドピン226の各々は、x軸に平行な一対の平坦面210aに当接する先端部分に、移動部材220がx軸に沿って移動する方向に回転可能な回転体226aを有する。回転体226aは、例えば球状である。回転体226aは、移動部材220がx軸に沿って移動する際に、移動部材220の移動に伴って回転する。これにより、一対のガイドピン226との接触に伴う一対の平坦面210aの損傷が抑制される。
なお、一対のガイドピン226の各々は、回転体226aから一対の平坦面210aに付与される力を管理可能な部材であってもよい。例えば、一対のガイドピン226の各々は、内部にバネなどの弾性部材を包含し、バネの作用で回転体226aを一対の平坦面210aに押し付ける、プランジャ型の部材であってもよい。
一対のガイドピン228の各々は、y軸に平行な一対の平坦面210bに当接する先端部分に、移動部材220がy軸に沿って移動する方向に回転可能な回転体228aを有する。回転体228aは、例えば球状である。回転体228aは、移動部材220がy軸に沿って移動する際に、移動部材220の移動に伴って回転する。これにより、一対のガイドピン228との接触に伴う一対の平坦面210bの損傷が抑制される。
なお、フォーカスリングFRは水平になるようにフォーカスリング載置面116aに載置されるため、x軸及びy軸の各々は載置台110の中心軸Cに対して直交することが望ましいが、これに限定されるものではない。移動部材220がx軸及びy軸の各々に沿って移動される場合、移動部材220の移動量が載置台の中心軸に対して垂直となるベクトル成分を持つのであれば、x軸及びy軸の各々は、載置台110の中心軸Cに対して必ずしも直交する必要はない。すなわち、x軸及びy軸の各々は、載置台110の中心軸Cに対して交差していればよい。
また、載置台110及び調整用冶具200を上方から見たとき、図4に示すようにx軸及びy軸は直交しているが、これに限定されるものではない。カバー部材210のうち一対の平坦面210aがx軸に対して平行を維持し、且つ一対の平坦面210bがy軸に対して平行を維持しているならば、z軸とy軸がなす角度は、直交していなくてもよい。
なお、一対のガイドピン228の各々は、回転体228aから一対の平坦面210bに付与される力を管理可能な部材であってもよい。例えば、一対のガイドピン228の各々は、内部にバネなどの弾性部材を包含し、バネの作用で回転体228aを一対の平坦面210bに押し付ける、プランジャ型の部材であってもよい。
[フォーカスリングの中心軸の位置調整手順]
次に、調整機構230を用いたフォーカスリングFRの中心軸の位置調整手順の一例について説明する。図5A〜図5Hは、調整機構230を用いたフォーカスリングFRの中心軸の位置調整手順の一例を示す図である。なお、図5A〜図5Hでは、説明の便宜上、カバー部材210の図示、並びに、複数のボルト222を介してフォーカスリングFRが固定された移動部材220の図示を省略する。
まず、一対の計測器232をx軸に沿って伸張させてカバー部材210に接触させる。そして、一対の計測器234をy軸に沿って縮退させてカバー部材210から離反させる。図5Aには、カバー部材210に接触している一対の計測器232のみが図示され、カバー部材210から離反された一対の計測器234の図示が省略されている。一対の計測器232は、カバー部材210に接触することで、x軸に沿って移動部材220を移動させることが可能な状態となる。この状態で、カバー部材210の一対の平坦面210aに一対のガイドピン226をそれぞれ当接させる。
次に、図5Bに示すように、一対の計測器232を用いて、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでx軸の順方向に移動部材220を移動させる。このとき、移動部材220のx軸に沿った移動が、一対のガイドピン226によって支援される。
次に、図5Cに示すように、一対の計測器232を用いて、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでx軸の逆方向に移動部材220を移動させる。このとき、移動部材220のx軸に沿った移動が、一対のガイドピン226によって支援される。そして、一対の計測器232を用いて、x軸の逆方向に移動済みの移動部材220の移動量である第1の最大移動量mを計測する。図5Cには、第1の最大移動量mが、移動部材220に固定されたフォーカスリングFRの移動量として示されている。
次に、図5Dに示すように、一対の計測器232を用いて、第1の最大移動量mの半分の移動量m/2だけx軸の順方向に移動部材220を移動させることで、x軸に関して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する。
次に、一対の計測器232をx軸に沿って縮退させてカバー部材210から離反させる。そして、一対の計測器234をy軸に沿って伸張させてカバー部材210に接触させる。図5Eには、カバー部材210に接触している一対の計測器234のみが図示され、カバー部材210から離反された一対の計測器232の図示が省略されている。一対の計測器234は、カバー部材210に接触することで、y軸に沿って移動部材220を移動させることが可能な状態となる。この状態で、カバー部材210の一対の平坦面210bに一対のガイドピン228をそれぞれ当接させる。
次に、図5Fに示すように、一対の計測器234を用いて、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでy軸の順方向に移動部材220を移動させる。このとき、移動部材220のy軸に沿った移動が、一対のガイドピン228によって支援される。
次に、図5Gに示すように、一対の計測器234を用いて、フォーカスリングFRの内周面が基板載置部115の外周面に接触するまでy軸の逆方向に移動部材220を移動させる。このとき、移動部材220のy軸に沿った移動が、一対のガイドピン228によって支援される。そして、一対の計測器234を用いて、y軸の逆方向に移動済みの移動部材220の移動量である第2の最大移動量nを計測する。図5Gには、第2の最大移動量nが、移動部材220に固定されたフォーカスリングFRの移動量として示されている。
次に、図5Hに示すように、一対の計測器234を用いて、第2の最大移動量nの半分の移動量n/2だけy軸の順方向に移動部材220を移動させることで、y軸に関して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する。これにより、フォーカスリングFRの中心軸の位置が載置台110の中心軸Cの位置と一致する。
[フォーカスリングの位置の調整手順の流れ]
次に、調整用冶具200によるフォーカスリングFRの位置を調整する調整手順の流れの一例を説明する。図6は、調整用冶具200によるフォーカスリングFRの位置を調整する調整手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、載置台110の外周面を覆うようにカバー部材210を載置台110に取り付け、カバー部材210の外周面に沿って載置台110の外周に移動部材220を設置する(ステップS11)。
次に、複数のボルト222を介して移動部材220にフォーカスリングFRを固定する(ステップS22)。
次に、移動部材220に設けられた調整機構230を用いて、載置台110の中心軸Cの位置に対して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する(ステップS23)。例えば、図5A〜図5Hに示したように、調整機構230が備える一対の計測器232及び一対の計測器234を用いることで、x軸及びy軸の各々に関して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する。
[位置ずれ測定処理]
なお、調整用冶具200によるフォーカスリングFRの位置調整が完了すると、載置台110に載置されたフォーカスリングFRの位置と予め設定された初期位置とのずれ量が測定される。このようなフォーカスリングFRの位置ずれの測定は、プラズマ処理装置100を含む処理システムを統括的に制御する制御装置(以下単に「制御装置」と呼ぶ)によって、実行される。以下では、フォーカスリングFRの位置ずれを測定する位置ずれ測定手順の流れを説明する。図7は、フォーカスリングFRの位置ずれを測定する位置ずれ測定手順の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、調整用冶具200によるフォーカスリングFRの位置調整が完了すると(ステップS21)、制御装置は、プラズマ処理装置100の排気部105を制御して、処理容器102の内部を真空引きする(ステップS22)。
次に、制御装置は、フォーカスリングFRを搬送するための搬送装置を制御して、フォーカスリングFRを処理容器102から搬出する(ステップS23)。具体的には、制御装置は、搬送装置を制御して、処理容器102内で第2リフタピン182の上昇により持ち上げられたフォーカスリングFRを処理容器102から搬出する。
次に、制御装置は、処理容器102から搬出されたフォーカスリングFRの位置を所定のセンサを用いて検出する(ステップS24)。
次に、制御装置は、検出されたフォーカスリングFRの位置と予め設定された初期位置とのずれ量を算出する(ステップS25)。算出されたずれ量は、例えば、フォーカスリングFRの搬送位置の補正等に用いられる。
以上のように、一実施形態に係る調整用冶具200は、載置台110に載置されたフォーカスリングFRの位置を調整するための調整用冶具であって、移動部材220と、複数のボルト222と、調整機構230とを有する。移動部材220は、載置台110の外周に設けられ、載置台110の中心軸Cに交差する平面において互いに交差するx軸及びy軸の各々に沿って移動可能である。複数のボルト222は、移動部材220にフォーカスリングFRを固定する。調整機構230は、移動部材220に設けられる。そして、調整機構230は、複数のボルト222を介してフォーカスリングFRが固定された移動部材220をx軸及びy軸の各々に沿って移動させることで、載置台110の中心軸Cの位置に対して、フォーカスリングFRの中心軸の位置を調整する。これにより、フォーカスリングFRの中心軸の位置が載置台110の中心軸Cの位置と一致するようにフォーカスリングFRの位置合わせを高精度に行うことができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記の実施形態では、移動部材220がカバー部材210の外周面に沿って載置台110の外周に設けられる場合を例に説明したが、カバー部材210が省略されてもよい。この場合、移動部材220は、載置台110の外周に直接設けられる。
100 プラズマ処理装置
102 処理容器
110 載置台
115 基板載置部
116 外周部
200 調整用冶具
210 カバー部材
210a、210b 平坦面
220 移動部材
222 ボルト
226、228 ガイドピン
222a、226a、228a 回転体
230 調整機構
232、234 計測器

Claims (15)

  1. 載置台に載置されたリング部材の位置を調整するための調整用冶具であって、
    前記載置台の外周に設けられ、前記載置台の中心軸に交差する平面において互いに交差する第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動可能な移動部材と、
    前記移動部材に前記リング部材を固定するための複数の固定具と、
    前記移動部材に設けられ、前記複数の固定具を介して前記リング部材が固定された前記移動部材を前記第1の軸及び前記第2の軸の各々に沿って移動させることで、前記載置台の中心軸の位置に対して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する調整機構と、
    を有する、調整用冶具。
  2. 前記調整機構は、
    前記第1の軸に平行な直線上で、且つ、前記載置台を挟む位置に配置され、前記リング部材の内周面が前記載置台の基板載置部の外周面に接触するまで前記第1の軸の順方向及び逆方向に前記移動部材を移動させるとともに前記移動部材の移動量を計測する一対の第1の計測器と、
    前記第2の軸に平行な直線上で、且つ、前記載置台を挟む位置に配置され、前記リング部材の内周面が前記載置台の基板載置部の外周面と接触するまで前記第2の軸の順方向及び逆方向に前記移動部材を移動させるとともに前記移動部材の移動量を計測する一対の第2の計測器と、
    を有する、請求項1に記載の調整用冶具。
  3. 前記複数の固定具は、前記リング部材を径方向に挟むことで、前記移動部材に前記リング部材を固定する、請求項1又は2に記載の調整用冶具。
  4. 前記複数の固定具の各々は、前記リング部材と当接する先端部分に、前記載置台から前記リング部材が持ち上げられる方向に回転可能な回転体を有する、請求項1〜3のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  5. 前記回転体は、球状である、請求項4に記載の調整用冶具。
  6. 前記複数の固定具は、前記移動部材において前記リング部材を搬送するための搬送装置と干渉しない複数の位置にそれぞれ設けられる、請求項1〜4のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  7. 前記載置台の外周面を覆うように前記載置台に取り付けられたカバー部材をさらに有し、
    前記移動部材は、前記カバー部材の外側面に沿って前記載置台の外周に設けられる、請求項1〜6のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  8. 前記カバー部材の外側面には、前記第1の軸に平行な一対の平坦面と、前記第2の軸に平行な一対の平坦面とが形成され、
    前記移動部材は、
    前記第1の軸に平行な一対の平坦面にそれぞれ当接して、前記移動部材の前記第1の軸に沿った移動を支援する一対の第1のガイドピンと、
    前記第2の軸に平行な一対の平坦面にそれぞれ当接して、前記移動部材の前記第2の軸に沿った移動を支援する一対の第2のガイドピンと、
    を有する、請求項7に記載の調整用冶具。
  9. 前記一対の第1のガイドピンの各々は、前記第1の軸に平行な一対の平坦面に当接する先端部分に、前記移動部材が前記第1の軸に沿って移動する方向に回転可能な回転体を有し、
    前記一対の第2のガイドピンの各々は、前記第2の軸に平行な一対の平坦面に当接する先端部分に、前記移動部材が前記第2の軸に沿って移動する方向に回転可能な回転体を有する、請求項8に記載の調整用冶具。
  10. 前記調整用冶具は、真空引き可能な処理容器の内部で使用される、請求項1〜9のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  11. 前記移動部材が前記第1の軸及び前記第2の軸の各々に沿って移動される場合、前記移動部材の移動量は、前記載置台の中心軸に対して垂直となるベクトル成分を持つ、ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  12. 前記第1の軸および前記第2の軸は、前記載置台の中心軸に対して直交する、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の調整用冶具。
  13. 載置台に載置されたリング部材の位置を調整する調整方法であって、
    前記載置台の外周に、前記載置台の中心軸に交差する平面において互いに交差する第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動可能な移動部材を設置する工程と、
    前記移動部材に前記リング部材を複数の固定具により固定する工程と、
    前記移動部材に設けられた調整機構を用いて、前記複数の固定具を介して前記リング部材が固定された前記移動部材を前記第1の軸及び前記第2の軸の各々に沿って移動させることで、前記載置台の中心軸の位置に対して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する工程と、
    を含む、調整方法。
  14. 前記調整機構は、
    前記第1の軸に平行な直線上で、且つ、前記載置台を挟む位置に配置され、前記リング部材の内周面が前記載置台の基板載置部の外周面に接触するまで前記第1の軸の順方向及び逆方向に前記移動部材を移動させるとともに前記移動部材の移動量を計測する一対の第1の計測器と、
    前記第2の軸に平行な直線上で、且つ、前記載置台を挟む位置に配置され、前記リング部材の内周面が前記載置台の基板載置部の外周面と接触するまで前記第2の軸の順方向及び逆方向に前記移動部材を移動させるとともに前記移動部材の移動量を計測する一対の第2の計測器と、
    を有し、
    前記調整する工程は、
    前記一対の第1の計測器を用いて、前記リング部材の内周面が前記基板載置部の外周面に接触するまで前記第1の軸の順方向に前記移動部材を移動させる工程と、
    前記一対の第1の計測器を用いて、前記リング部材の内周面が前記基板載置部の外周面に接触するまで前記第1の軸の逆方向に前記移動部材を移動させる工程と、
    前記一対の第1の計測器を用いて、前記第1の軸の逆方向に移動済みの前記移動部材の移動量である第1の最大移動量を計測する工程と、
    前記一対の第1の計測器を用いて、前記第1の最大移動量の半分の移動量だけ前記第1の軸の順方向に前記移動部材を移動させることで、前記第1の軸に関して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する工程と、
    前記一対の第2の計測器を用いて、前記リング部材の内周面が前記基板載置部の外周面に接触するまで前記第2の軸の順方向に前記移動部材を移動させる工程と、
    前記一対の第2の計測器を用いて、前記リング部材の内周面が前記基板載置部の外周面に接触するまで前記第2の軸の逆方向に前記移動部材を移動させる工程と、
    前記一対の第2の計測器を用いて、前記第2の軸の逆方向に移動済みの前記移動部材の移動量である第2の最大移動量を計測する工程と、
    前記一対の第2の計測器を用いて、前記第2の最大移動量の半分の移動量だけ前記第2の軸の順方向に前記移動部材を移動させることで、前記第2の軸に関して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する工程と、
    を含む、請求項13に記載の調整方法。
  15. 載置台に載置されたリング部材の位置ずれを測定する位置ずれ測定方法であって、
    前記載置台の外周に、前記載置台の中心軸に交差する平面において互いに交差する第1の軸及び第2の軸の各々に沿って移動可能な移動部材を設置する工程と、
    前記移動部材に前記リング部材を複数の固定具により固定する工程と、
    前記移動部材に設けられた調整機構を用いて、前記リング部材が固定された前記移動部材を前記第1の軸及び前記第2の軸の各々に沿って移動させることで、前記載置台の中心軸の位置に対して、前記リング部材の中心軸の位置を調整する工程と、
    処理容器の内部を真空引きする工程と、
    中心軸の位置が調整された前記リング部材を前記処理容器から搬出する工程と、
    搬出された前記リング部材の位置を検出する工程と、
    検出された前記リング部材の位置と予め設定された初期位置とのずれ量を算出する工程と、
    を含む、位置ずれ測定方法。
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