JP2020135659A - パラメータ決定方法、パラメータ決定装置、及びプログラム - Google Patents

パラメータ決定方法、パラメータ決定装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する判定方法の判定精度が高くなるように、パラメータを決定する。【解決手段】 一実施形態に係るパラメータ決定方法は、コンピュータが実行するパラメータ決定方法であって、対象物の画像を含む画像のデータに基づいて、所定のルールに従って、前記対象物の状態を判定するルールベース判定ステップと、前記画像のデータに基づいて、機械学習モデルを利用して、前記対象物の状態を判定する機械学習モデル判定ステップと、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、前記ルールベース判定ステップ及び前記機械学習モデル判定ステップの判定結果に基づいて、前記対象物の状態を判定し、当該判定結果及び回答データに基づいて、前記対象物の状態の判定精度を算出する判定精度算出ステップと、前記判定精度に基づいて、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータの最適範囲を決定するパラメータ決定ステップと、を含む。【選択図】 図4

Description

本発明は、パラメータ決定方法、パラメータ決定装置、及びプログラムに関する。
従来、外観検査の分野では、所定のルールに従って、対象物の状態(ラベル)を判定する、ルールベースの判定方法が採用されている。ルールベースの判定方法では、ルールに従って算出された値と、予め設定された閾値と、を比較することで、対象物の状態が判定される。
また、AI(Artificial Intelligence)の発展に伴い、機械学習モデルによる判定方法も採用されるようになっている。機械学習モデルによる判定方法では、機械学習モデルによって算出された値と、予め設定された閾値と、を比較することで、対象物の状態が判定される。
さらに、近年、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する方法も提案されている。この判定方法では、最終的な判定結果は、2つの判定方法で得られた2つの判定結果に基づいて決定される。
特開2018−194950号公報
従来技術では、ルールベースの判定方法で利用する閾値として、ルールベースの判定方法の判定精度が高くなるように閾値が設定されていた。同様に、機械学習モデルによる判定方法で利用する閾値として、機械学習モデルによる判定方法の判定精度が高くなるように閾値が設定されていた。すなわち、各判定方法で利用する閾値として、各判定方法に対して最適化された閾値が設定されていた。
しかしながら、2つの判定方法を併用する場合、各判定方法に対して最適化された閾値を利用すると、偽陰性率や偽陽性率が高くなることがあり、最終的な判定結果の判定精度が高くなるとは限らなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する判定方法の判定精度が高くなるように、パラメータを決定することを目的とする。
一実施形態に係るパラメータ決定方法は、コンピュータが実行するパラメータ決定方法であって、対象物の画像を含む画像のデータに基づいて、所定のルールに従って、前記対象物の状態を判定するルールベース判定ステップと、前記画像のデータに基づいて、機械学習モデルを利用して、前記対象物の状態を判定する機械学習モデル判定ステップと、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、前記ルールベース判定ステップ及び前記機械学習モデル判定ステップの判定結果に基づいて、前記対象物の状態を判定し、当該判定結果及び回答データに基づいて、前記対象物の状態の判定精度を算出する判定精度算出ステップと、前記判定精度に基づいて、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータの最適範囲を決定するパラメータ決定ステップと、を含む。
本発明の各実施形態によれば、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する判定方法の判定精度が高くなるように、パラメータを決定することができる。
一実施形態に係るパラメータ決定装置のハードウェア構成の一例を示す図。 一実施形態に係るパラメータ決定装置の機能構成の一例を示す図。 対象物の良否の判定結果の一例を示す図。 パラメータ決定部が記憶する判定精度の一例を示す表。 パラメータ決定装置が実行する処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
一実施形態に係るパラメータ決定装置1について、図1〜図5を参照して説明する。本実施形態に係るパラメータ決定装置1は、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する判定システムで利用される、ルール及び機械学習モデルの最適なパラメータを自動的に決定する装置である。ここでいう判定システムは、対象物に関する各種のデータに基づいて、対象物の状態を判定する任意のシステムで有り得る。外観検査システムは、例えば、画像データに基づいて、製品などの対象物の傷、汚れ、欠陥、変色、及び異物の少なくとも1つを検出し、対象物の良否を判定する外観検査システムであるが、これに限られない。
まず、パラメータ決定装置1のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパラメータ決定装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図1のパラメータ決定装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、入力装置105と、表示装置106と、通信インタフェース107と、アクセラレータ108と、バス109と、を備える。
CPU101は、プログラムを実行することにより、パラメータ決定装置1の各構成を制御し、パラメータ決定装置1の機能を実現する。CPU101が実行するプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD、及びフラッシュメモリを含む、コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録され得る。本実施形態では、ルールベースの判定方法は、CPU101により実行される。
ROM102は、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。
RAM103は、CPU101に作業領域を提供する。
HDD104は、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。パラメータ決定装置1は、HDD104と共に、又はHDD104の代わりにSSD(Solid State Drive)を備えてもよい。
入力装置105は、ユーザの操作に応じた情報をパラメータ決定装置1に入力する。入力装置105は、例えば、タッチパッド、キーボード、マウス、又はハードウェアボタンであるが、これに限られない。
表示装置106は、ユーザの操作に応じた画面を表示する。表示装置106は、液晶ディスプレイ、又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであるが、これに限られない。パラメータ決定装置1は、タッチパッドと表示装置106が一体化されたタッチパネルを備えてもよい。
通信インタフェース107は、パラメータ決定装置1をインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続する。パラメータ決定装置1は、通信インタフェース107を介して、ネットワーク上の外部装置と通信する。
アクセラレータ108は、機械学習モデルによる判定方法を実行する専用のプロセッサである。CPU101とアクセラレータ108とを併用することにより、ルールベースの判定方法と機械学習モデルによる判定方法とを並行して実行できるため、閾値の設定に要する時間を短縮できる。
バス109は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、入力装置105、表示装置106、通信インタフェース107、及びアクセラレータ108を相互に接続する。
なお、パラメータ決定装置1のハードウェア構成は、図1の例に限られない。例えば、パラメータ決定装置1は、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータにより構成されてもよい。また、パラメータ決定装置1は、アクセラレータ108を備えなくてもよい。この場合、CPU101がルールベースの判定方法と機械学習モデルによる判定方法との両方を実行すればよい。
次に、パラメータ決定装置1の機能構成について説明する。図2は、パラメータ決定装置1の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、パラメータ決定装置1は、前処理部11と、ルールベース判定部12と、機械学習モデル判定部13と、パラメータ設定部14と、判定精度算出部15と、パラメータ決定部16と、を備える。機械学習モデル判定部13の機能は、アクセラレータ108が他のハードウェア構成と協働することにより実現される。また、他の機能構成の機能は、CPU101が他のハードウェア構成と協働することにより実現される。
以下、判定システムが、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用して、対象物の良否(状態)を判定する外観検査システムである場合を例に説明する。本実施形態に係るパラメータ決定装置1は、当該判定システムで利用される最適なパラメータを決定する。
前処理部11は、テストデータImgに1つ又は複数の前処理を実行する機能を有する。テストデータImgは、対象物の画像を含む画像のデータである。前処理部11は、予め用意されたそれぞれ異なる複数のテストデータImgを入力され、各テストデータImgに対して前処理を実行する。前処理は、フィルタ処理、明度変換処理、色相変換処理、コントラスト変換処理、二値化処理、位置調整処理、及びサイズ調整処理を含む。フィルタ処理は、膨張フィルタ、収縮フィルタ、平均化フィルタ、メディアンフィルタ、エッジ抽出フィルタ、及びエッジ強調フィルタを含む。前処理部11が前処理したテストデータImgは、ルールベース判定部12及び機械学習モデル判定部13に入力される。前処理部11は、ルールベース判定部12に入力するテストデータImgと、機械学習モデル判定部13に入力するテストデータImgと、にそれぞれ異なる前処理を実行してもよいし、共通の前処理を実行してもよい。前処理部11が実行する前処理は予め設定される。
ルールベース判定部12は、前処理されたテストデータImgに基づいて、予め設定された所定のルールに従って、対象物の良否を判定する機能を有する。具体的には、ルールベース判定部12は、画像処理によってテストデータImgから特徴量を抽出し、抽出した特徴量と閾値Rthとを比較し、対象物の良否を判定する。特徴量は、対象物の長さ、面積、重心、位置、色差、濃淡、及び類似度を含む。例えば、ルールベース判定部12が傷の有無によって対象物の良否を判定する場合、ルールベース判定部12は、テストデータImgから抽出した特徴量と閾値Rthとを比較することで傷の有無を判定し、当該判定結果に基づいて対象物の良否を判定すればよい。ルールベース判定部12は、対象物の良否を判定するためのルールとして、既存の任意のルールを採用することができる。ルールベース判定部12による判定結果L1は、判定精度算出部15に入力される。
ここで、図3は、対象物の良否の判定結果の一例を示す図である。図3における「OK」は「良品」に相当し、「NG」は「不良品」に相当する。図3の例では、ルールの閾値Rthは50であり、ルールベース判定部12は、テストデータImg1〜Img1000の対象物についてそれぞれ良否を判定している。例えば、テストデータImg1,2の対象物は「良品(OK)」、テストデータImg3の対象物は「不良品(NG)」と判定されている。
機械学習モデル判定部13は、前処理されたテストデータImgに基づいて、所定の機械学習モデルを利用して、対象物の良否を判定する機能を有する。具体的には、機械学習モデル判定部13は、予め保存された機械学習モデルにテストデータImgを入力し、対象物の良否の確信度を算出し、算出した確信度と閾値Mthとを比較し、対象物の良否を判定する。機械学習モデルは、ディープラーニング、決定木、SVM(Support Vector Machine)などの、既存の任意の方法を利用して予め用意される。確信度は、対象物が良品である確信度であってもよいし、不良品である確信度であってもよい。機械学習モデル判定部13による判定結果L2は、判定精度算出部15に入力される。
図3の例では、機械学習モデルの閾値Mthは80であり、機械学習モデル判定部13は、テストデータImg1〜Img1000の対象物についてそれぞれ良否を判定している。例えば、テストデータImg1の対象物は「良品(OK)」、テストデータImg2,3の対象物は「不良品(NG)」と判定されている。
パラメータ設定部14は、ルールベース判定部12が利用するルールの閾値Rthと、機械学習モデル判定部13が利用する機械学習モデルの閾値Mthと、をそれぞれ設定する。
判定精度算出部15は、ルールベース判定部12の判定結果L1と、機械学習モデル判定部13の判定結果L2と、に基づいて、対象物の良否を判定する。図3の例では、判定精度算出部15は、判定結果L1が「不良品(NG)」(第2状態)であり、判定結果L2が「不良品(NG)」である場合、対象物が「不良品(NG)」であると判定し、他の場合、対象物が「良品(OK)」(第1状態)であると判定している。以下、判定精度算出部15による判定結果を、判定結果L3と称する。
また、判定精度算出部15は、2つの判定結果L1,L2に基づいて得られた判定結果L3と、回答データと、を比較し、判定精度を算出する。回答データは、テストデータImgの良否を示すデータであり、テストデータと共に予め用意される。図3の回答データによれば、テストデータImg1,3の対象物は「不良品(NG)」であり、テストデータImg2の対象物は「良品(OK)」である。判定精度は、判定結果L3における良否と、回答データにおける良否と、の一致率に相当する。図3の例では、判定結果L3及び回答データのテストデータImg2,3の良否は一致しており、判定結果L3及び回答データのテストデータImg1の良否は相違している。
判定精度算出部15は、判定結果L3と回答データとを比較して得られた判定精度を、閾値Rth,Mthと対応付けてパラメータ決定部16に入力する。図3の例では、判定結果L3の判定精度は95%である。
なお、判定結果L1,L2に基づく判定方法は、上記の例に限られない。例えば、判定精度算出部15は、判定結果L1が「良品(OK)」(第1状態)であり、判定結果L2が「良品(OK)」である場合、対象物が「良品(OK)」であると判定し、他の場合、対象物が「不良品(NG)」(第2状態)であると判定してもよい。
パラメータ決定部16は、判定精度算出部15から入力された、閾値Rth,Mthに対応する判定精度をそれぞれ記憶し、記憶した判定精度に基づいて、閾値Rth,Mthの最適範囲を決定する。具体的には、パラメータ決定部16は、判定精度が所定値以上の閾値Rth,Mthの範囲を、閾値Rth,Mthの最適範囲として決定する。
図4は、パラメータ決定部16が記憶する判定精度の一例を示す表である。判定精度の所定値が90%である場合、図4の例では、閾値Mthが75以上90以下かつ閾値Rthが50以上55以下の範囲と、閾値Mthが85以上90以下かつ閾値Mthが45以上55以下の範囲と、が閾値Rth,Mthの最適範囲として決定される。
次に、パラメータ決定装置1が実行する処理について説明する。図5は、パラメータ決定装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
パラメータ決定装置1にテストデータImg及び回答データが入力されると、まず、前処理部11が、テストデータImgに対して、ルールベースの判定方法で対象物の良否を判定するための前処理と、機械学習モデルによる判定方法で対象物の良否を判定するための前処理と、をそれぞれ実行する(ステップS101)。前者の前処理を実行されたテストデータImgは、ルールベース判定部12に入力され、後者の前処理を実行されたテストデータImgは、機械学習モデル判定部13に入力される。
次に、パラメータ設定部14が、ルールベース判定部12が利用する閾値Rthと、機械学習モデル判定部13が利用する閾値Mthと、をそれぞれ設定する(ステップS102)。パラメータ設定部14が設定可能な閾値Rth,Mthの範囲は、最適範囲が含まれるように、予め設定される。図4の例では、設定可能な閾値Rth,Mthの範囲は、閾値Rthが40以上60以下かつ閾値Mthが70以上90以下の範囲である。パラメータ設定部14は、設定可能な閾値Rth,Mthの範囲に含まれるいずれかの値を、閾値Rth,Mthとして設定すればよい。
ルールベース判定部12は、前処理されたテストデータImgを入力され、閾値Rthを設定されると、ルールベースの判定方法により対象物の良否を判定する(ステップS103)。得られた判定結果L1は、判定精度算出部15に入力される。
また、機械学習モデル判定部13は、前処理されたテストデータImgを入力され、閾値Mthを設定されると、機械学習モデルによる判定方法により対象物の良否を判定する(ステップS104)。得られた判定結果L2は、判定精度算出部15に入力される。
本実施形態では、ルールベースの判定がCPU101により実行され、機械学習モデルによる判定がアクセラレータ108により実行されるため、2つの判定を並行して実行することができる。これにより、最適なパラメータ(閾値Rth,Mth)の決定に要する時間を短くできる。
判定精度算出部15は、判定結果L1,L2を入力されると、入力された判定結果L1,L2に基づいて、対象物の良否を判定する(ステップS105)。
次に、判定精度算出部15は、得られた判定結果L3と、入力された回答データと、を比較して、判定精度を算出する(ステップS106)。算出された判定精度は、ルールベース判定部12及び機械学習モデル判定部13が利用した閾値Rth,Mthと対応付けて、パラメータ決定部16に入力される。パラメータ決定部16は、入力された判定精度及び閾値Rth,Mthを対応付けて記憶する。
その後、パラメータ決定装置1は、パラメータ設定部14が設定可能な全ての閾値Rth,Mthについて、対応する判定精度が算出されたか確認する(ステップS107)。対応する判定精度が算出されていない閾値Rth,Mthが有る場合(ステップS107:NO)、パラメータ設定部14は、閾値Rth,Mthを変更する(ステップS102)。この際、パラメータ設定部14は、閾値Rth,Mthの少なくとも一方を、所定間隔ずつ変更すればよい。図4の例では、閾値Rth,Mthは、5ずつ変更されているが、閾値Rth,Mthの変更の間隔はこれに限られない。
以降、パラメータ設定部14が設定可能な全ての閾値Rth,Mthについて、対応する判定精度が算出されるまで、ステップS102〜S107の処理が繰り返し実行される。パラメータ設定部14が設定可能な全ての閾値Rth,Mthについて、対応する判定精度が算出されると(ステップS107:YES)、パラメータ決定部16が、記憶している判定精度に基づいて、閾値Rth,Mthの最適範囲を決定する(ステップS108)。
以上説明した通り、本実施形態に係るパラメータ決定装置1は、ルールベースの判定方法と、機械学習モデルによる判定方法と、を併用する判定方法の判定精度が高くなるように、閾値Rth,Mth(パラメータ)の最適範囲を決定することができる。外観検査システムのユーザは、パラメータ決定装置1により決定された最適範囲に含まれる閾値Rth,Mthを利用することにより、所定値以上の判定精度で対象物の良否を判定することができる。
なお、以上では、閾値Rth,Mthの最適範囲のみを決定する場合を例に説明したが、パラメータ決定装置1は、前処理のパラメータ、ルールベースの判定方法で利用する閾値Rth以外のパラメータ、及び機械学習モデルによる判定方法で利用する閾値Mth以外のパラメータの最適範囲を決定してもよい。
また、テストデータが前処理済みである場合、及びルール及び機械学習モデルがテストデータの前処理を必要としない場合には、パラメータ決定装置1は、前処理部11を備えなくてもよい。
また、パラメータ決定装置1は、複数のルールベース判定部12を備えてもよいし、複数の機械学習モデル判定部13を備えてもよい。この場合、パラメータ決定装置1は、1つ又は複数の判定結果L1と、1つ又は複数の判定結果L2と、に基づいて対象物の良否を判定し、得られた判定結果L3の判定精度に基づいて、各ルールに対応する1つ又は複数の閾値Rthと、各機械学習モデルに対応する1つ又は複数の閾値Mthと、の最適範囲を決定すればよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:パラメータ決定装置
11:前処理部
12:ルールベース判定部
13:機械学習モデル判定部
14:パラメータ設定部
15:判定精度算出部
16: パラメータ決定部
L1,L2,L3:判定結果

Claims (8)

  1. コンピュータが実行するパラメータ決定方法であって、
    対象物の画像を含む画像のデータに基づいて、所定のルールに従って、前記対象物の状態を判定するルールベース判定ステップと、
    前記画像のデータに基づいて、機械学習モデルを利用して、前記対象物の状態を判定する機械学習モデル判定ステップと、
    前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、
    前記ルールベース判定ステップ及び前記機械学習モデル判定ステップの判定結果に基づいて、前記対象物の状態を判定し、当該判定結果及び回答データに基づいて、前記対象物の状態の判定精度を算出する判定精度算出ステップと、
    前記判定精度に基づいて、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータの最適範囲を決定するパラメータ決定ステップと、
    を含むパラメータ決定方法。
  2. 前記パラメータは、前記ルール及び前記機械学習モデルの閾値を含む
    請求項1に記載のパラメータ決定方法。
  3. 前記パラメータ設定ステップが設定可能な前記パラメータの範囲は予め設定される
    請求項1又は請求項2に記載のパラメータ決定方法。
  4. 前記パラメータ決定ステップは、前記判定精度が所定値以上のパラメータの範囲を、前記最適範囲に決定する
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のパラメータ決定方法。
  5. 前記状態は、第1状態及び第2状態を含み、
    前記判定精度算出ステップは、前記ルールベース判定ステップ及び前記機械学習モデル判定ステップの判定結果がいずれも前記第2状態である場合、前記対象物の状態を前記第2状態と判定し、他の場合、前記対象物の状態を前記第1状態と判定する
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のパラメータ決定方法。
  6. 前記画像のデータの前処理を実行する前処理ステップを更に実行させる
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のパラメータ決定方法。
  7. 対象物の画像を含む画像のデータに基づいて、所定のルールに従って、前記対象物の状態を判定するルールベース判定部と、
    前記画像のデータに基づいて、機械学習モデルを利用して、前記対象物の状態を判定する機械学習モデル判定部と、
    前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータを設定するパラメータ設定部と、
    前記ルールベース判定部及び前記機械学習判定部の判定結果に基づいて、前記対象物の状態を判定し、当該判定結果及び回答データに基づいて、前記対象物の状態の判定精度を算出する判定精度算出部と、
    前記判定精度に基づいて、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータの最適範囲を決定するパラメータ決定部と、
    を備えるパラメータ決定装置。
  8. コンピュータに、
    対象物の画像を含む画像のデータに基づいて、所定のルールに従って、前記対象物の状態を判定するルールベース判定ステップと、
    前記画像のデータに基づいて、機械学習モデルを利用して、前記対象物の状態を判定する機械学習モデル判定ステップと、
    前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、
    前記ルールベース判定ステップ及び前記機械学習モデル判定ステップの判定結果に基づいて、前記対象物の状態を判定し、当該判定結果及び回答データに基づいて、前記対象物の状態の判定精度を算出する判定精度算出ステップと、
    前記判定精度に基づいて、前記ルール及び前記機械学習モデルのパラメータの最適範囲を決定するパラメータ決定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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