JP2020133869A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温環境下においても正常に作動させることができる電磁弁を提供する。【解決手段】電磁弁1は、制御用の電気信号の供給により励磁される電磁コイル41と、パイロット弁座33から離れる離間位置とパイロット弁座33に接触する接触位置との間で移動可能なパイロット弁体34と、シリンダ部29に供給される作動ガスGの圧力により移動されるピストン部27と、ピストン部27に主弁棒30を介して連結され、主弁座18から離れる開放位置と主弁座18に接触する閉鎖位置との間で移動可能な主弁体20と、外部から延びて電気信号が供給される信号線47と電磁コイル41から延びるコイル導線48とを互いに接続させるターミナル部49と、電磁コイル41とターミナル部49とを一体的に収容するターミナルボックス50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電磁弁に関する。
原子力発電プラント、特に沸騰水型原子炉では、原子炉圧力容器の安全弁として、強制開作動ができる逃し弁である主蒸気逃し安全弁(以下、SRVという。)が設けられている。福島第一原子力発電所で発生したような過酷事故(以下、SA時という。)が発生した場合において、SRVに様々な機能が要求される。例えば、原子炉への低圧注水が達成可能なように、原子炉を減圧するための強制開機能、即ち逃し弁機能である。SRVにおいて、逃し弁機能を達成するための主要部品として電磁弁がある。
従来の電磁弁では、設計基準事故(例えば、171℃、0.472MPa、飽和蒸気圧環境下)条件を考量した設計がなされている。しかし、SA時の要求仕様(例えば、178℃、0.854MPa、飽和蒸気圧環境下)では満足できない可能性がある。そこで、近年では、178℃を基準温度として電磁弁の耐熱温度が、この基準温度以上であることが求められる。また、高温条件に加えて、178℃で0.854MPaにおける飽和蒸気圧環境下、即ち多湿環境下での正常動作が求められる。さらに、200℃で0.854MPaにおける条件下でも動作が求められる場合もある。
電磁弁において、高温によるコイルの絶縁低下を防ぐために、モールド材、コイル被覆の強化、リード性の接続方式を変更したものがある。さらに、放射線環境下での性能を考慮したシール材を選定し、171℃で0.472MPaにおける飽和蒸気圧環境下でのシール性、作動性能を達成しているものがある。
実開昭63−15371号公報 特開2018−62996号公報
従来の耐熱性を満たしたとしても、近年では、さらに要求される耐熱性が高くなる傾向となる。特に、200℃で0.854MPaにおける条件下でも動作が求められる場合がある。そのため、さらなるシール性能の向上、作動性能の向上が求められる。
本発明の実施形態は、このような事情を考慮してなされたもので、高温環境下においても正常に作動させることができる電磁弁を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る電磁弁は、制御用の電気信号の供給により励磁される電磁コイルと、前記電磁コイルの中心軸に設けられ、前記電磁コイルに対する前記電気信号の供給により前記中心軸に沿って移動可能な作動鉄心と、前記作動鉄心の一端に連結され、パイロット弁座から離れる離間位置と前記パイロット弁座に接触する接触位置との間で移動可能なパイロット弁体と、前記パイロット弁体が前記離間位置にあるときに、ガス供給源から作動ガスが供給されるシリンダ部と、前記シリンダ部に供給される前記作動ガスの圧力により移動されるピストン部と、前記ピストン部に主弁棒を介して連結され、主弁座から離れる開放位置と前記主弁座に接触する閉鎖位置との間で移動可能な主弁体と、前記主弁体が前記開放位置にあるときに、前記ガス供給源から前記作動ガスを目的の機器に向けて導出するガス導出口と、外部から延びて前記電気信号が供給される信号線と前記電磁コイルから延びるコイル導線とを互いに接続させるターミナル部と、前記電磁コイルと前記ターミナル部とを一体的に収容するターミナルボックスと、を備える。
本発明の実施形態により、高温環境下においても正常に作動させることができる電磁弁が提供される。
閉鎖状態の電磁弁を示す正面視の断面図。 開放状態の電磁弁を示す正面視の断面図。 閉鎖状態の電磁弁を示す側面視の部分断面図。 開放状態の電磁弁を示す側面視の部分断面図。 第1方向にターミナルボックスを向けた状態の電磁弁を示す平面図。 第2方向にターミナルボックスを向けた状態の電磁弁を示す平面図。 第3方向にターミナルボックスを向けた状態の電磁弁を示す平面図。 第4方向にターミナルボックスを向けた状態の電磁弁を示す平面図。
以下、図面を参照しながら、電磁弁の実施形態について詳細に説明する。図1は、閉鎖状態(無励磁状態)の電磁弁を示す正面視の断面図である。図2は、開放状態(励磁状態)の電磁弁を示す正面視の断面図である。図3は、閉鎖状態(無励磁状態)の電磁弁を示す側面視の部分断面図である。この図3は、図1の矢印IIIの方向から見た矢視図である。図4は、開放状態(励磁状態)の電磁弁を示す側面視の部分断面図である。この図4は、図2の矢印IVの方向から見た矢視図である。図5から図8は、電磁弁の平面図(上面図)である。
図1の符号1は、本実施形態の電磁弁である。この電磁弁1は、原子力発電プラント、特に沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器の主蒸気配管に設けられている主蒸気逃し安全弁の開閉を制御するために用いられる。電磁弁1が開放状態(励磁状態)となったときに、この電磁弁1から作動ガスが主蒸気逃し安全弁に供給され、この作動ガスの圧力により主蒸気逃し安全弁が開放される。この主蒸気逃し安全弁が本実施形態の目的の機器となっている。
なお、作動ガスが主蒸気逃し安全弁の動力源となっており、電磁弁1によって、主蒸気逃し安全弁に対する作動ガスの供給と停止とを制御することで、主蒸気逃し安全弁の開閉が制御される。
主蒸気逃し安全弁は、主蒸気配管を流れるガスの圧力が上昇した場合に開放され、原子炉の蒸気を圧力抑制プールに逃がすことで原子炉の圧力の上昇を抑制する。主蒸気逃し安全弁は、スプリングにより自動的に作動する安全弁機能と、制御用の電気信号により強制的に作動する逃し弁機能とを有している。
図1に示すように、電磁弁1は、主弁2とピストン弁3とパイロット弁4とを備える。電磁弁1には、高圧窒素ガスタンクなどの図示しないガス供給源から作動ガスG(窒素ガス)が供給される。主弁2は、作動ガスGの圧力により作動する。この主弁2に対する作動ガスGの供給の有無をパイロット弁4が制御する。パイロット弁4は、外部から送信される制御用の電気信号により作動する。
なお、本実施形態の電磁弁1は、ノーマルクローズ型電磁弁である。パイロット弁4(電磁弁1)が無励磁状態である場合には、主弁2が閉鎖される。パイロット弁4(電磁弁1)が励磁状態である場合には、主弁2が開放される。
電磁弁1は、主弁2およびピストン弁3を収容する角柱状を成す主筐体5を備える。この主筐体5は、平面視(上面視)で四角形状(正方形状)を成す(図5参照)。なお、主筐体5は、筐体本体6と、筐体本体6の上面を閉塞する上面板7と、筐体本体6の下面を閉塞する下面板8とで形成される。なお、上面板7が複数の螺合部材9を用いて筐体本体6に固定されるとともに(図5参照)、下面板8も、複数の螺合部材10を用いて筐体本体6に固定される。そして、主筐体5の下面板8が所定の支持部材(図示略)に連結されることで、電磁弁1が固定される。なお、筐体本体6と、上面板7または下面板8とが接触する部分には、所定のシール材が設けられている。
図1および図3に示すように、主筐体5には、ガス供給源から作動ガスGが供給されるガス供給管(図示略)がそれぞれ接続される2つのガス導入口11が設けられている。
また、図2および図4に示すように、電磁弁1が開放状態であるときに、主蒸気逃し安全弁に向けて作動ガスGを導出するガス導出口12が設けられている。このガス導出口12には、主蒸気逃し安全弁に接続されるガス導出管(図示略)が接続される。ガス導出口12から主蒸気逃し安全弁に作動ガスGを供給することで、主蒸気逃し安全弁が作動ガスの圧力により開放される。
さらに、図1および図3に示すように、主筐体5には、電磁弁1が開放状態から閉鎖状態に変化したときに、主蒸気逃し安全弁に向けて導出した作動ガスGを排気するガス排気管(図示略)が接続されるガス排気口13が設けられている。主蒸気逃し安全弁に向けて導出した作動ガスGは、ガス導出口12から主筐体5の内部に戻り、ガス排気口13から排気される。主蒸気逃し安全弁から戻ってきた作動ガスGをガス排気口13から排気することで、主蒸気逃し安全弁に供給される作動ガスの圧力が下がり、主蒸気逃し安全弁が閉鎖される。
主筐体5の下部には、ガス導入口11に連通され、ガス供給源から供給される作動ガスGが充填されるガス充填室14が設けられている。また、主筐体5の中央部には、ガス導出口12に連通されるガス導出室15が設けられている。さらに、主筐体5の上部には、ガス排気口13に連通されるガス排気室16が設けられている。
ガス充填室14とガス導出室15とを隔てる第1壁部17には、主弁座18が設けられる第1開口部19が形成されている。そして、ガス充填室14の内部には、主弁2を構成する主弁体20が設けられる。この主弁体20は、第1開口部19の主弁座18から離れる開放位置(図2および図4参照)と、主弁座18に接触する閉鎖位置(図1および図3参照)との間で移動可能となっている。なお、主弁体20には、主弁座18に接触する位置にシール材21が設けられる。
また、主筐体5の下面板8には、主弁体20を上下方向(軸方向)に移動可能な状態で保持する弁保持部22が設けられる。この弁保持部22には、主弁体20を主弁座18に向けて付勢する付勢部材としてのコイルバネ23が設けられる。電磁弁1が無励磁状態である場合には、コイルバネ23の付勢力により、主弁体20が主弁座18に押し付けられ、主弁2(電磁弁1)が閉鎖状態となる。
ガス導出室15とガス排気室16とを隔てる第2壁部24には、ピストン弁座25が設けられる第2開口部26が形成されている。そして、ガス排気室16の内部には、ピストン弁3を構成するピストン弁体27が設けられる。このピストン弁体27は、第2開口部26のピストン弁座25から離れる開放位置(図1および図3参照)と、ピストン弁座25に接触する閉鎖位置(図2および図4参照)との間で移動可能となっている。なお、ピストン弁体27には、ピストン弁座25に接触する位置にシール材28が設けられる。
また、主筐体5の内部には、ピストン弁体27を上下方向に移動可能な状態で保持するシリンダ部29が設けられる。ピストン弁体27は、シリンダ部29に供給される作動ガスGの圧力により移動される。なお、ピストン弁体27が本実施形態のピストン部となっている。
主弁体20は、ピストン弁体27に主弁棒30を介して連結される。シリンダ部29に作動ガスGが供給されと、その圧力によりピストン弁体27が降下し、このピストン弁体27とともに主弁体20が降下する。つまり、コイルバネ23の付勢力に抗して主弁体20およびピストン弁体27が降下する。
ピストン弁体27が降下してピストン弁座25に接触すると、ピストン弁3が閉鎖される。主弁体20が降下して主弁座18に接触すると、主弁2が開放される。そして、ガス充填室14の作動ガスGがガス導出室15に流れる。そして、ガス導出口12から作動ガスGが主蒸気逃し安全弁に向けて導出される。つまり、ガス導出口12は、主弁体20が開放位置にあるときに、ガス供給源から作動ガスGを目的の機器である主蒸気逃し安全弁に向けて導出する。
また、シリンダ部29に供給される作動ガスGが無くなると、コイルバネ23の付勢力により、主弁体20が上昇し、この主弁体20とともにピストン弁3が上昇する。主弁体20が上昇して主弁座18に接触すると、主弁2が閉鎖される。そして、ガス充填室14からガス導出室15に流れる作動ガスGが停止される。また、ピストン弁体27が上昇してピストン弁座25に接触すると、ピストン弁3が開放される。さらに、主蒸気逃し安全弁からガス導出口12を介してガス導出室15に戻ってきた作動ガスGは、ガス排気室16に流れる。そして、ガス排気口13から作動ガスGが排気される。
主筐体5の上部の上面板7は、肉厚を有する部材である。この上面板7の内部には、パイロット室31が設けられる。パイロット室31は、シリンダ部29の内部空間と連通路32を介して連通されている。パイロット室31には、パイロット弁座33が設けられる。さらに、パイロット弁座33から離れる離間位置(図2参照)とパイロット弁座33に接触する接触位置(図1参照)との間で移動可能なパイロット弁体34が設けられる。なお、パイロット弁体34の先端は、パイロット弁座33の開口を塞ぐためのシール材で構成される。
主筐体5には、ガス充填室14からパイロット室31に向けて作動ガスGを導くための第1流入経路35が形成されている。この第1流入経路35から第2流入経路36を介してパイロット弁座33まで作動ガスGが導かれる。パイロット弁体34が上昇して、パイロット弁座33から離れると、第2流入経路36からパイロット室31に作動ガスGが流入される。そして、パイロット室31から連通路32を介してシリンダ部29の内部空間に作動ガスGが供給される。つまり、シリンダ部29には、パイロット弁体34が離間位置にあるときに、ガス供給源から作動ガスGが供給される。この作動ガスGの圧力によりピストン弁体27が押し下げられる。
第2流入経路36には、金属材で形成されるメッシュ状の配管用フィルタ37が設けられる。このようにすれば、例えば、作動ガスGに塵が含まれている場合であっても、配管用フィルタ37により塵が捕獲されるため、パイロット弁体34の動作に影響を与えずに済む。なお、第2流入経路36は、外部と連通可能となっている。この第2流入経路36の外部に開放された開口部は、栓部材38で閉鎖されている。メンテナンス時には、この栓部材38を外して配管用フィルタ37の交換作業を行うことができる。
なお、配管用フィルタ37は、線材の線径が0.1〜0.3mm、線材同士の間の目開きが0.2〜1.3mm、1インチ(25.4mm)あたりの線材の本数が60本以下(例えば、10〜60本)、開口率が50%以上(例えば、50〜70%)であることが好ましい。このようにすれば、メッシュが粗くなることで、作動ガスGの圧力損失を低減させることができる。このように、配管用フィルタ37により適切な差圧とすることで、電磁弁1の作動スピードを制御することができる。
なお、上面板7の内部には、メンテナンス時において、パイロット室31に外部から手動操作で作動ガス(窒素ガス)を流入させるためのメンテナンス用流路39が形成されている。通常時において、メンテナンス用流路39は、栓部材40で閉鎖されている。
パイロット弁4は、制御用の電気信号の供給により励磁される電磁コイル41と、電磁コイル41の中心軸に設けられ、電磁コイル41に対する電気信号の供給により中心軸に沿って移動可能な作動鉄心42とを備える。
パイロット弁体34は、作動鉄心42の一端(下端)に連結される。電磁コイル41の中心軸であり、かつ作動鉄心42の上方側には、固定鉄心43が設けられる。この固定鉄心43は、電磁コイル41に対して固定される。作動鉄心42と固定鉄心43との間には、作動鉄心42を下方に向けて付勢する付勢部材としてのコイルバネ44が設けられる。電磁コイル41が無励磁状態である場合には、コイルバネ44の付勢力により、作動鉄心42が降下し、この作動鉄心42の下端のパイロット弁体34がパイロット弁座33に押し付けられる。そして、パイロット弁4が閉鎖状態となる(図1参照)。
電磁コイル41が励磁されると、作動鉄心42が磁化されて固定鉄心43に引き寄せられる。つまり、コイルバネ44の付勢力に抗して作動鉄心42が上昇し、パイロット弁体34がパイロット弁座33から離れる。そして、パイロット弁4が開放状態となり、パイロット室31に作動ガスGが流入する。このパイロット室31の作動ガスGがシリンダ部29に流入し、ピストン弁3を押し下げて主弁2が開放状態となる(図2参照)。
本実施形態の作動鉄心42は、18Cr−2Si−2Moを主成分として含む電磁ステンレス鋼により形成される。このようにすれば、作動鉄心42の作動性能を向上させることができる。
なお、固定鉄心43には、作動鉄心42(パイロット弁体34)が配置される空間と、外部空間とを連通させるパイロットエキゾースト45が設けられる。パイロットエキゾースト45から作動鉄心42が配置される空間の空気が抜けるため、作動鉄心42が上昇し易くなっている。
図1および図2に示すように、電磁コイル41は、上面板7の上方側に設けられる。つまり、電磁コイル41は、主筐体5の外部に設けられる。なお、電磁コイル41は、コイルケース46に収容された状態で、上面板7の中央部に固定される。
また、外部の所定の制御機器から延びて電気信号が供給される信号線47が電磁コイル41に向かって延びている。この信号線47を用いて送られる電気信号であって、開動作信号に基づく励磁電流が送られる。この励磁電流は、電磁コイル41に流入して磁場を発生させる。
また、電磁コイル41からコイル導線48が延びている。コイル導線48とは、捲回されて電磁コイル41を構成する導線のうち、電磁コイル41から導出された部分(巻回されていない部分)を示す。
本実施形態の電磁弁1は、信号線47とコイル導線48とを互いに接続させるターミナル部49と、電磁コイル41とターミナル部49とを一体的に収容するターミナルボックス50とを備える。
なお、ターミナルボックス50は、電磁コイル41から側方に向かって延び、その先端部に、信号線が導入される信号線導入口51が形成されている。ターミナルボックス50の先端部には、信号線47を収容した状態で導くための信号線チューブ52が接続される。なお、信号線導入口51が開口されるターミナルボックス50の先端部は、円筒形状を成す部分となっている。そのため、信号線チューブ52を接続しつつ、シール性を向上させることができる。
信号線47およびコイル導線48は、耐熱温度が200℃以上の絶縁材で被覆される。従来の電磁弁では、耐熱温度が180℃程度の絶縁材を使用していたため、高温環境下では、従来の絶縁材が溶けてしまい、電磁コイル41が短絡してしまうおそれがある。短絡が生じると作動鉄心42が充分に固定鉄心43に引き寄せられず、パイロット弁4を開放することができないので、電磁弁1が作動しなくなる。
本実施形態では、耐熱温度が200℃以上の絶縁材を用いることで、高温環境下においても正常に電磁弁1を作動させることができる。本実施形態の絶縁材には、例えば、ポリイミドまたはガラスクロスが用いられる。このようにすれば、周囲環境が高温蒸気下になった場合でも、電磁コイル41の絶縁性を維持することができる。つまり、電磁弁1の動作に必要な電磁力を発生させ、200℃以上の高温条件下においても正常に作動することができる。
信号線47およびコイル導線48は、補強線材とともに捩られツイスト構造にされて、ターミナル部49に接続される。このようにすれば、信号線47およびコイル導線48を補強することができる。
ターミナル部49には、ターミナルボックス50の内面に接着剤を用いて固定される台部53が設けられる。この台部53は、ジアリルフタレート樹脂で形成される。この台部53には、信号線47とコイル導線48とを接続する接続ネジ54が設けられる。
電磁コイル41は、上面板7のボックス密着面55の中央に設けられる。ターミナルボックス50の下面には、コイル開口部56が形成されている。そして、ターミナルボックス50は、上面板7の中央部の電磁コイル41を上方から覆うように被せられる。なお、固定鉄心43の上端部はターミナルボックス50の上端の円形開口部57に、保持部材58を介して保持される。保持部材58は、パイロットエキゾースト45を外部に露出させつつ、円形開口部57を閉塞する。
また、円形開口部57と保持部材58との間には、円形シール材59が設けられる。なお、円形シール材59は、耐熱温度が200℃以上となっている。さらに、コイル開口部56から信号線導入口51までのターミナルボックス50の内部空間は、逆L字状を成す。このようにすれば、内部空間の形状がシンプルな形状となるため、シール性能を向上させることができる。
主筐体5の外面の一部を形成する上面板7の上面側は、ターミナルボックス50が密着される平坦面を成すボックス密着面55となっている。このボックス密着面55にターミナルボックス50の下端縁が密着される。このようにすれば、ターミナルボックス50と主筐体5との間のシール性能を向上させることができる。
なお、上面板7が加熱されて熱膨張しても、ボックス密着面55の平坦な形状は変化し難い。このように、ボックス密着面55が平坦を成すことで、熱膨張に起因するターミナルボックス50と主筐体5との間の部分に歪みが生じ難くなり、シール性能を維持することができる。
また、ターミナルボックス50のコイル開口部56の周縁とボックス密着面55との間には、ボックスシール材60が設けられる。なお、ボックスシール材60は、ボックス密着面55から突出される電磁コイルを囲ように配置される。つまり、ボックスシール材60は、平面視で環状を成す配置となっている。このようにすれば、ターミナルボックス50にて最も大きな開口であって、電磁コイル41が配置される部分のシール性能を向上させることができる。なお、ボックスシール材60は、耐熱温度が200℃以上となっている。
ターミナルボックス50は、電磁コイル41から側方向、即ちボックス密着面55に対して平行な方向に延びている。このようにすれば、ターミナルボックス50および主筐体5の総表面積を小さくできるため、周囲の雰囲気が高温になっても、雰囲気から伝達される熱量を低減させることができる。また、主筐体5に対して側方から信号線47を導入させることができる。
図5から図8に示すように、本実施形態では、ボックス密着面55の中央部、即ち電磁コイル41(図1参照)を中心として、ターミナルボックス50が延びる方向を変更可能となっている。例えば、図5に示すように、紙面左方側の第1方向にターミナルボックス50の先端を向けることができる。図6に示すように、紙面上方側の第2方向にターミナルボックス50の先端を向けることができる。図7に示すように、紙面右方側の第3方向にターミナルボックス50の先端を向けることができる。図8に示すように、紙面下方側の第4方向にターミナルボックス50の先端を向けることができる。
このように、ターミナルボックス50が延びる方向を90度ずつ変更することができる。このようにすれば、シール性能を維持しつつ、信号線47が延びる方向に合わせてターミナルボックス50の向きを変えることができる。つまり、電磁弁1の設置場所に応じてターミナルボックス50の向きを変えることができる。前後左右のいずれの方向から信号線47を電磁弁1に接続しても良い。
また、電磁弁1は、ターミナルボックス50をボックス密着面55に固定する螺合部材61と、螺合部材61が挿通され、ボックス密着面55に密着されるフランジ部62とを備える。このようにすれば、ターミナルボックス50とボックス密着面55との間のシール性能を向上させることができる。なお、本実施形態の螺合部材9,10,61には、例えば、六角ボルト、六角穴付ボルト(キャップボルト)、ネジなどの部材を適用することができる。
本実施形態では、4本の螺合部材61によりターミナルボックス50が上面板7に固定される(図5参照)。また、螺合部材61を外すことで、ターミナルボックス50をボックス密着面55から外すことができる。そのため、メンテナンス性を向上させることができる。なお、螺合部材61の配置形態に応じて上面板7に雌ネジ部が形成される。
図1に示すように、電磁弁1は、ターミナルボックス50のボックス密着面55に対向する面の反対の面に開口され、ターミナル部49にアクセス可能なアクセス部63と、アクセス部63を塞ぐ蓋部材64とを備える。このようにすれば、ターミナルボックス50が延びる方向が、いずれの方向に変更されても、蓋部材64を開放してターミナル部49にアクセスすることができる。
蓋部材64は、平面視で正方形状を成す(図5参照)。そして、蓋部材64は、四隅の蓋用ネジ65によりターミナルボックス50に取り付けられる。
本実施形態では、ボックス密着面55が上方を向いているため、アクセス部63がターミナルボックス50の上方に開口されている。このアクセス部63から蓋部材64を取り外すことで、作業者が接続ネジ54にアクセスすることができる。
アクセス部63の周縁と蓋部材64との間には、アクセス部シール材66が設けられる。なお、アクセス部シール材66は、耐熱温度が200℃以上となっている。アクセス部シール材66としては、例えば、ニチアス株式会社のEP−176などのエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)が用いられる。
なお、主弁2、ピストン弁3、主弁棒30、筐体本体6、下面板8は、ステンレス鋼で形成される。ターミナルボックス50、上面板7は、アルミニウム材で形成される。
従来の電磁弁では、外部から接続される信号線が天井から延び、電磁弁の上方から配線される設置例が多かった。そのため、ターミナルボックスを2個連結して組み合わせることで、天井方向より信号線を電磁弁に接続していた。そのため、ターミナルボックスに開口される開口部が5箇所以上あり、リークのポテンシャルが高い状態にあった。
これに対して本実施形態のターミナルボックス50に開口される部分は、信号線導入口51とコイル開口部56と円形開口部57とアクセス部63の4箇所で済む。そのため、ターミナルボックス50の密封性を向上させることができる。このようにすれば、リークポテンシャルを低減させることができる。
また、従来の電磁弁では、200℃以上の高温環境で、シール材が熱劣化により破損し、シール機能が損なわれることがある。そして、蒸気がターミナルボックス内に流入してコイル導線に付着することで、短絡して通電できなくなる。
これに対して本実施形態の電磁弁1では、電磁コイル41とターミナル部49とを一体的に収容するターミナルボックス50を備えることで、シール性能を向上させるようにしている。
また、電磁弁1の作動性能向上のためには、電磁弁1の内部圧損を低減と作動鉄心42の動作速度を向上させる必要がある。電磁弁1のような機器の磁心に使用する場合において、作動鉄心42の動作速度向上のためには、作動鉄心42の保磁力が小さい方が良い。この作動鉄心42には、例えば、東北特殊鋼株式会社のK−M38などの電磁ステンレス鋼が用いられる。
また、電磁弁1の作動ガスGの流路に設けられる配管用フィルタ37は、可能な限り網目を粗くした方が良い。
発明者らは、本実施形態の作動鉄心42(実施例1)と従来の作動鉄心(比較例1)との比較試験を行った。表1は、作動鉄心42の性能比較試験の一例を示す。この表1では、作動鉄心42に採用した材料の性能比較と、電磁弁1を励磁してから模擬シリンダの圧力が0.15MPaに到達するまでの時間を示す。
Figure 2020133869
実施例1では、保磁力が80A/mで、18Cr−2Si−2Moで形成された本実施形態の作動鉄心42を用いる。比較例1では、保磁力が105A/mで、13Cr−2Siで形成された作動鉄心を用いる。
表1に示すように、比較例1のよりも、実施例1の方が、パイロット弁4の動作時間を短くできることが分かった。
配管用フィルタ37は、100メッシュ(1インチあたりの線材の本数が100本)の比較例1のよりも、55メッシュ(1インチあたりの線材の本数が55本)の実施例1の方が、パイロット弁4の動作時間を短くできることが分かった。
例えば、電磁弁の動作時間は、メーカ工場出荷時は、0.2秒以下であることが求められる。SA時での状況を考慮すると、この動作時間に3倍以上の裕度が必要である。そこで、実施例1の仕様とすることで、この動作時間が充分に達成可能であることが分かった。
さらに、発明者らは、多数の試験を行った結果、配管用フィルタ37は、線材の線径が0.1〜0.3mm、線材同士の間の目開きが0.2〜1.3mm、1インチあたりの線材の本数が60本以下(例えば、10〜60本)、開口率が50%以上(例えば、50〜70%)であることが好ましいことが分かった。
本実施形態の電磁弁1を用いることで、原子力発電プラントの過酷事故時の高温環境下においも正常に主蒸気逃し安全弁を開放させることができる。
原子力発電プラントでは、放射線による劣化が知られており、非金属材料であるゴム部品は、シール材として使用される箇所を低減することが望ましい。そこで、パイロット弁4の電磁コイル41とターミナル部49とを収容するターミナルボックス50を、一体的に成形することで、シール材の部品点数の低減が可能になる。
また、電磁コイル41の作動性能向上のためには、作動鉄心42の動作速度向上が必要である。電磁弁1のような機器の磁心に使用する場合には、保磁力が小さい方が良い。さらに、電磁弁1の作動ガスGの圧損を低減させることが良い。このようにすれば、作動鉄心42の作動スピードを向上させるが可能になる。
本実施形態の電磁弁1では、SA時の要求仕様(例えば、178℃、0.854MPa、飽和蒸気圧環境下)を超えた条件(例えば、200℃、0.854MPa、飽和蒸気圧環境下)でもシール性、作動性を確保することができる。
なお、本実施形態では、目的の機器として主蒸気逃し安全弁を例示しているが、その他の態様であっても良い。例えば、原子力発電プラント以外の他の汽力発電プラントの配管に設けられる弁が目的の機器でも良い。
なお、本実施形態では、ノーマルクローズ型電磁弁を例示しているが、ノーマルオープン型電磁弁に本実施形態を適用しても良い。
なお、螺合部材61の配置形態がボックス密着面55の上面視で回転対称となっていても良い。このようにすれば、同一の螺合部材61および雌ネジ部を用いて、任意の向きにターミナルボックス50を向かせてボックス密着面55に固定することができる。
以上説明した実施形態によれば、電磁コイルとターミナル部とを一体的に収容するターミナルボックスを備えることにより、高温環境下においても正常に作動させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電磁弁、2…主弁、3…ピストン弁、4…パイロット弁、5…主筐体、6…筐体本体、7…上面板、8…下面板、9,10…螺合部材、11…ガス導入口、12…ガス導出口、13…ガス排気口、14…ガス充填室、15…ガス導出室、16…ガス排気室、17…第1壁部、18…主弁座、19…第1開口部、20…主弁体、21…シール材、22…弁保持部、23…コイルバネ、24…第2壁部、25…ピストン弁座、26…第2開口部、27…ピストン弁体、28…シール材、29…シリンダ部、30…主弁棒、31…パイロット室、32…連通路、33…パイロット弁座、34…パイロット弁体、35…第1流入経路、36…第2流入経路、37…配管用フィルタ、38…栓部材、39…メンテナンス用流路、40…栓部材、41…電磁コイル、42…作動鉄心、43…固定鉄心、44…コイルバネ、45…パイロットエキゾースト、46…コイルケース、47…信号線、48…コイル導線、49…ターミナル部、50…ターミナルボックス、51…信号線導入口、52…信号線チューブ、53…台部、54…接続ネジ、55…ボックス密着面、56…コイル開口部、57…円形開口部、58…保持部材、59…円形シール材、60…ボックスシール材、61…螺合部材、62…フランジ部、63…アクセス部、64…蓋部材、65…蓋用ネジ、66…アクセス部シール材、G…作動ガス。

Claims (11)

  1. 制御用の電気信号の供給により励磁される電磁コイルと、
    前記電磁コイルの中心軸に設けられ、前記電磁コイルに対する前記電気信号の供給により前記中心軸に沿って移動可能な作動鉄心と、
    前記作動鉄心の一端に連結され、パイロット弁座から離れる離間位置と前記パイロット弁座に接触する接触位置との間で移動可能なパイロット弁体と、
    前記パイロット弁体が前記離間位置にあるときに、ガス供給源から作動ガスが供給されるシリンダ部と、
    前記シリンダ部に供給される前記作動ガスの圧力により移動されるピストン部と、
    前記ピストン部に主弁棒を介して連結され、主弁座から離れる開放位置と前記主弁座に接触する閉鎖位置との間で移動可能な主弁体と、
    前記主弁体が前記開放位置にあるときに、前記ガス供給源から前記作動ガスを目的の機器に向けて導出するガス導出口と、
    外部から延びて前記電気信号が供給される信号線と前記電磁コイルから延びるコイル導線とを互いに接続させるターミナル部と、
    前記電磁コイルと前記ターミナル部とを一体的に収容するターミナルボックスと、
    を備える、
    電磁弁。
  2. 少なくとも前記主弁体を収容する主筐体と、
    前記主筐体が外面の少なくとも一部に形成され、前記ターミナルボックスが密着される平坦面を成すボックス密着面と、
    を備える、
    請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記ボックス密着面から突出される前記電磁コイルを囲むように配置され、かつ前記ターミナルボックスと前記ボックス密着面との間に設けられるボックスシール材を備える、
    請求項2に記載の電磁弁。
  4. 前記ターミナルボックスが前記ボックス密着面に対して平行な方向に延び、この延びる方向の先端に設けられ、前記信号線が導入される信号線導入口を備える、
    請求項2または請求項3に記載の電磁弁。
  5. 前記電磁コイルが前記ボックス密着面の中央に設けられ、前記電磁コイルを中心として前記ターミナルボックスが延びる方向を変更可能となっている、
    請求項4に記載の電磁弁。
  6. 前記ターミナルボックスを前記ボックス密着面に固定する螺合部材と、
    前記螺合部材が挿通され、前記ボックス密着面に密着されるフランジ部と、
    を備える、
    請求項5に記載の電磁弁。
  7. 前記ターミナルボックスの前記ボックス密着面に対向する面の反対の面に開口され、前記ターミナル部にアクセス可能なアクセス部と、
    前記アクセス部を塞ぐ蓋部材と、
    を備える、
    請求項5または請求項6に記載の電磁弁。
  8. 前記作動鉄心は、18Cr−2Si−2Moを主成分として含む電磁ステンレス鋼により形成される、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電磁弁。
  9. 前記ガス供給源から前記パイロット弁座まで繋がる前記作動ガスの流入経路に設けられるメッシュ状の配管用フィルタを備える、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電磁弁。
  10. 前記配管用フィルタは、線材の線径が0.1〜0.3mm、前記線材同士の間の目開きが0.2〜1.3mm、1インチあたりの前記線材の本数が60本以下、開口率が50%以上である、
    請求項9に記載の電磁弁。
  11. 前記目的の機器は、原子炉圧力容器の主蒸気配管に設けられる主蒸気逃し安全弁であり、前記主蒸気逃し安全弁が前記作動ガスの圧力により開放される、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電磁弁。
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