JP2020133861A - 締結方法及び締結装置 - Google Patents

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勇気 月岡
道信 高萩
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道信 高萩
朗 井加田
Akira Ikada
朗 井加田
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Abstract

【課題】ファスナによる締結を安定的に行うことができる締結方法等を提供する。【解決手段】ファスナピンとカラーとを備えるファスナを用いて被締結部を締結する締結方法において、ファスナピンが挿通される被締結部の一方側にファスナピンのヘッド部が位置し、被締結部の他方側にファスナピンのロック部が位置した状態で、ロック溝にカラーを装着する装着工程S14と、被締結部の厚さから導出される未かしめ部高さに基づいて、ロック溝にカラーをかしめて、被締結部を締結する締結工程S15と、を含み、設定される未かしめ部高さをH2とし、ファスナピンに対応する被締結部の厚さの中央値をT1とし、被締結部の厚さの計測値をT2とし、中央値T1における未かしめ部高さの最適値をH1とすると、設定される未かしめ部高さH2は、「H2=T1−T2+H1」の算出式に基づいて導出される。【選択図】図4

Description

本発明は、ファスナピンとカラーとを備えるファスナを用いて被締結部を締結する締結方法及び締結装置に関するものである。
従来、複数のワークピースを互いに固定するスウェージ型締結具を用いた締結システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。スウェージ型締結具は、ピン部材と、カラーとを備えている。ピン部材は、シャンクを有し、シャンクの一方の端部が頭部となっている。また、シャンクは、円筒形のシャンク部分と、シャンク部分に隣接するロック溝を有するロック部分と、を有している。カラーは、スウェージされることでロック溝に係合する。
特表2010−509547号公報
ところで、ファスナピンとカラーとを備えるファスナは、被締結部の厚さに対応したものが用いられる。つまり、ファスナピンは、被締結部の厚さに対応した規定の長さとなっている。一方で、ファスナに対応可能な被締結部の厚さには、所定の幅があるため、被締結部の厚さが変わることがある。この場合、被締結部から突き出すファスナピンの突き出し量が変わってしまう。被締結部から突き出すファスナピンの突き出し量が長いと、被締結部からシャンク部とロック部との境界までの長さも長くなる。この場合において、カラーをファスナピンのロック部にかしめるときに、カラーの内周面がシャンク部に対して早々に干渉してしまう。カラーの内周面がシャンク部に対して干渉すると、締結荷重の負荷が増大する。また、ファスナピンの突き出し量が異なると、荷重制御を行って締結荷重を一様とする場合においては、被締結部に対するファスナピンのヘッド部の沈み込み量が異なってしまい、被締結部の表面とヘッド部の表面との平滑度がばらついてしまう。
そこで、本発明は、ファスナによる締結を安定的に行うことができる締結方法及び締結装置を提供することを課題とする。
本発明の締結方法は、ファスナピンとカラーとを備えるファスナを用いて被締結部を締結する締結方法において、前記ファスナピンは、軸方向の一方側に設けられるヘッド部と、前記ヘッド部に対して軸方向の他方側に設けられるシャンク部と、前記シャンク部に対してさらに軸方向の他方側に設けられるロック溝が形成されたロック部と、を含み、前記ファスナピンが挿通される前記被締結部の一方側に前記ファスナピンの前記ヘッド部が位置し、前記被締結部の他方側に前記ファスナピンの前記ロック部が位置した状態で、前記ロック溝に前記カラーを装着する装着工程と、前記ロック部の前記ロック溝に前記カラーをかしめて、前記被締結部を締結する締結工程と、を含み、前記ロック溝にかしめられていない前記カラーの軸方向における長さを、未かしめ部高さとし、前記締結工程では、設定された前記未かしめ部高さに基づいて、前記カラーを前記ロック部の前記ロック溝にかしめており、設定される前記未かしめ部高さをH2とし、前記ファスナピンに対応する前記被締結部の厚さの中央値をT1とし、前記被締結部の厚さの計測値をT2とし、中央値T1における前記未かしめ部高さの最適値をH1とすると、設定される前記未かしめ部高さH2は、「H2=T1−T2+H1」の算出式に基づいて導出される。
また、本発明の締結装置は、ファスナピンとカラーとを有するファスナを用いて被締結部を締結する締結装置において、前記ファスナピンは、軸方向の一方側に設けられるヘッド部と、前記ヘッド部に対して軸方向の他方側に設けられるシャンク部と、前記シャンク部に対してさらに軸方向の他方側に設けられるロック溝が形成されたロック部と、を含み、前記ファスナピンが挿通される前記被締結部の一方側に前記ファスナピンの前記ヘッド部が位置し、前記被締結部の他方側に前記ファスナピンの前記ロック部が位置した状態で、前記ロック溝に前記カラーを装着し、前記ロック部の前記ロック溝に前記カラーをかしめて、前記被締結部を締結しており、前記ロック溝にかしめられていない前記カラーの軸方向における長さを、未かしめ部高さとし、前記被締結部の厚さを計測する計測部と、前記被締結部の厚さの計測値に基づいて、前記未かしめ部高さを設定し、設定された前記未かしめ部高さに基づいて、前記カラーを前記ロック部の前記ロック溝にかしめる制御部と、を備え、前記制御部は、設定される前記未かしめ部高さをH2とし、前記ファスナピンに対応する前記被締結部の厚さの中央値をT1とし、前記被締結部の厚さの計測値をT2とし、中央値T1における前記未かしめ部高さの最適値をH1とすると、設定される前記未かしめ部高さH2を、「H2=T1−T2+H1」の算出式から、前記被締結部の厚さの計測値T2に基づいて設定する。
この構成によれば、被締結部の厚さが変化することにより、被締結部からシャンク部とロック部との境界までの長さが変化する場合であっても、算出式に基づいて未かしめ部高さを設定することができる。そして、被締結部の厚さに応じた適切な未かしめ部高さに基づいて、ファスナによる被締結部の締結を行うことができるため、締結荷重の過負荷を抑制し、また、被締結部に対するヘッド部の沈み込み量のバラツキを抑制することができる。よって、ファスナによる締結を安定的に行うことが可能となる。
また、前記被締結部の厚さの中央値T1は、前記ファスナピンに対応する前記被締結部の最大厚さと最小厚さとの平均値であることが、好ましい。
この構成によれば、被締結部の最大厚さと最小厚さとの平均値を、被締結部の厚さの中央値T1とすることができる。このため、被締結部の厚さの計測値T2を中央値T1から差し引くことで、被締結部の平均値に対する、実測された被締結部の厚さの差分を導出することができる。
また、前記未かしめ部高さの最適値H1は、予め実験によって導出された値であることが、好ましい。
この構成によれば、中央値T1の被締結部に対する最適な未かしめ部高さを、予め実験により導出することで、ファスナによる中央値T1の被締結部の最適な締結を行うことができる。
図1は、実施形態1に係る被締結部周りの締結装置を模式的に示した説明図である。 図2は、従来に係る締結装置のかしめ荷重に関するグラフである。 図3は、従来に係る締結装置のファスナ頭平滑度に関するグラフである。 図4は、実施形態1に係る締結装置の締結動作に関するフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
実施形態1に係る締結装置10は、ファスナ20を用いて被締結部5を締結する装置である。締結装置10は、例えば、自動穴あけ打鋲装置(オートマチックリベッター)と呼ばれるものであり、被締結部5に穴あけ加工をして締結孔4を形成し、この締結孔4を用いてファスナ20により被締結部5の締結を行っている。ファスナ20は、ファスナピン21とカラー22とを有する2ピースファスナが用いられる。また、被締結部5は、重ね合わせた一対の板材5a,5bとなっている。先ず、図1を参照し、締結装置10によって一対の板材5a,5bに締結されるファスナ20について説明する。
図1に示すように、ファスナ20は、軸方向に延在するファスナピン21と、ファスナピン21にかしめられるカラー22とを有する。ファスナピン21は、軸方向の一方側に設けられるヘッド部24と、ヘッド部24に対して軸方向の他方側(先端側)の部位となるシャンク部31と、シャンク部31に対して軸方向の他方側の部位となるロック溝35が形成されたロック部32と、を含んでいる。ヘッド部24は、座面が円錐形状となる皿頭となっている。ヘッド部24の上面は、被締結部5の表面よりも僅かに上方に位置するように締結される。シャンク部31は、外周面が円柱面となっている。ロック部32は、その周面にロック溝35が形成されている。ロック溝35には、カラー22がかしめられる。
このファスナピン21は、一対の板材5a,5bの積層方向に貫通形成される締結孔4に挿通される。締結孔4に挿通されるファスナピン21は、締結時において、一対の板材5a,5bを挟んで、一方(図1の上側)の板材5a側にヘッド部24が位置し、他方(図1の下側)の板材5b側にロック部32が位置する。そして、ファスナピン21のシャンク部31は、基端側(ヘッド部24側)の一部が締結孔4の内部に位置し、先端側の一部が他方(図1の下側)の板材5bから露出する。
カラー22は、円筒形状となっており、ファスナピン21のロック部32側から挿入されて、ロック部32に装着される。ロック部32に装着されたカラー22は、締結装置10によってかしめられる。
次に、締結装置10について簡単に説明する。締結装置10は、被締結部5に対してファスナピン21のヘッド部24側に設けられる受け部12と、被締結部5を挟んで受け部12の反対側に設けられる締結部13と、を備えている。締結装置10は、被締結部5の締結孔4に装着されたファスナピン21に対して、受け部12によりファスナピン21のヘッド部24を押さえつけている。また、締結装置10は、受け部12によりファスナピン21のヘッド部24を押さえつけた状態で、締結部13によりロック部32に装着されたカラー22をかしめる。
また、締結装置10は、受け部12の外側に設けられる図示しないクランプ受け部(アッパープレッシャーフートブッシングとも呼ばれる)と、締結部13の外側に設けられる図示しないクランプ力印加部(ロワープレッシャーフートブッシングとも呼ばれる)と、被締結部5の厚さを計測する計測部15と、各部を制御する制御部16と、を備えている。計測部15は、クランプ受け部及びクランプ力印加部により一対の板材5a,5bを密着させた状態で、被締結部5の厚さの計測し、計測した被締結部5の厚さを計測値T2として、制御部16に出力する。制御部16は、計測値T2に基づいて、締結部13を制御して、ファスナ20を被締結部5に締結する。具体的に、制御部16は、計測値T2から導出される未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナピン21にカラー22をかしめることで、ファスナ20を被締結部5に締結している。
ここで、ファスナピン21の軸方向における長さは、締結する被締結部5の厚さに応じた規定された長さとなっている。このため、被締結部5の厚さが変化すると、ファスナピン21の軸方向において、被締結部5からシャンク部31とロック部32との間の境界までの長さが変化する。境界は、ファスナピン21において、ロック溝35が形成される部位と、ロック溝35が形成されない部位との間である。
従来において、上記したように、締結装置10は、未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナピン21にカラー22をかしめている。未かしめ部高さH2は、ロック溝35にかしめられていないカラー22の軸方向における長さとなっている。締結装置10は、被締結部5からシャンク部31とロック部32との間の境界までの長さが変化する場合であっても、予め設定された固定値となる未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナ20により被締結部5を締結していた。このとき、締結装置10のかしめ荷重(締結荷重)は、図2に示すグラフのとおりであり、また、被締結部5の表面に対するヘッド部24の上面の平滑度は、図3に示すグラフのとおりである。図2は、従来に係る締結装置のかしめ荷重に関するグラフである。図3は、従来に係る締結装置のファスナ頭平滑度に関するグラフである。
図2は、その横軸が、未かしめ部高さH2となっており、その縦軸が、かしめ荷重となっている。また、図2の黒丸(●)は、被締結部5から突き出すファスナピン21の突き出し量が小さい場合、すなわち、被締結部5の厚さが厚い場合のかしめ荷重の変化である。一方、図2の黒四角(◆)は、被締結部5から突き出すファスナピン21の突き出し量が大きい場合、すなわち、被締結部5の厚さが薄い場合のかしめ荷重の変化である。
図2の黒丸(●)を見るに、ファスナピン21の突き出し量が小さい場合、未かしめ部高さが短くなるにつれて、かしめ荷重が線形に増大する。一方で、図2の黒四角(◆)を見るに、未かしめ部高さが短くなるにつれて、かしめ荷重が非線形に増大する。すなわち、被締結部5からシャンク部31とロック部32との間の境界までの長さが所定の長さよりも短くなると、領域Eにおいて、急激にかしめ荷重が増大する。
図3は、その横軸が、かしめ荷重となっており、その縦軸が、ヘッド部24の上面の平滑度となっている。図3の黒丸(●)は、図2と同様に、被締結部5から突き出すファスナピン21の突き出し量が小さい場合、すなわち、被締結部5の厚さが厚い場合の平滑度の変化である。一方、図3の黒四角(◆)は、図2と同様に、被締結部5から突き出すファスナピン21の突き出し量が大きい場合、すなわち、被締結部5の厚さが薄い場合の平滑度の変化である。
図3を見るに、かしめ荷重が、図3の黒丸(●)の場合と黒四角(◆)の場合とで、同じ値となるとき(例えば、A1またはA2のかしめ荷重)、ヘッド部24の上面の平滑度は、異なる値となる。すなわち、ファスナピン21の突き出し量が異なる場合、ヘッド部24の上面の平滑度は、ばらつくことが分かる。
図2に示すようなかしめ荷重の増大、図3に示すような平滑度のバラツキを低減すべく、実施形態1に係る締結装置10では、所定の算出式から導出された未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナ20による被締結部5の締結を行っている。上記のように、設定される未かしめ部高さをH2とする。また、ファスナピン21に対応する被締結部5の厚さの中央値をT1とする。上記のように、被締結部の厚さの計測値をT2とする。また、中央値T1における未かしめ部高さの最適値をH1とする。ここで、被締結部5の厚さの中央値T1は、ファスナピン21に対応する被締結部5の最大厚さと最小厚さとの平均となっている。つまり、被締結部5の厚さの中央値T1は、被締結部5の最大厚さと最小厚さとを足し合わせて、2で割った値となっている。また、未かしめ部高さの最適値H1は、予め実験によって導出された値となっている。つまり、厚さが中央値T1となる被締結部5に対して、ファスナ20を用いて締結したときに、被締結部5の締結を安定的に行うことができる未かしめ部高さを、最適値H1として、実験により導出している。そして、設定される未かしめ部高さH2は、「H2=T1−T2+H1」の算出式に基づいて導出される。
つまり、制御部16は、計測部15により計測された被締結部5の厚さの計測値T2を取得すると、被締結部5の厚さの中央値T1と、未かしめ部高さの最適値H1とは、既知であることから、所定の算出式に基づいて、未かしめ部高さH2を導出する。そして、制御部16は、導出した未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナ20による被締結部5の締結を実行する。
次に、図4を参照して、上記の締結装置10によるファスナ20を用いた締結動作について説明する。締結装置10は、一対の板材5a,5bに対してクランプ受け部及びクランプ力印加部によりクランプ荷重を与えることで、一対の板材5a,5bを密着させて固定する(ステップS11:クランプ工程)。この後、締結装置10は、計測部15により被締結部5の厚さを計測し、計測値T2を取得する(ステップS12:計測工程)。締結装置10は、取得した計測値T2から、所定の算出式に基づいて、未かしめ部高さH2を導出する(ステップS13:算出工程)。そして、締結装置10は、一対の板材5a,5bに対して締結孔4を形成し、この締結孔4に、ファスナピン21を挿通させる。締結装置10は、ファスナピン21のロック部32側から、カラー22をロック溝35に装着する(ステップS14:装着工程)。また、そして、締結装置10は、導出した未かしめ部高さH2に基づいて、ロック溝35にカラー22をかしめて、被締結部5を締結する(ステップS15:締結工程)。
以上のように、実施形態1によれば、被締結部5の厚さが変化する場合であっても、算出式に基づいて未かしめ部高さH2を設定することができる。これにより、被締結部5の厚さに応じた適切な未かしめ部高さH2に基づいて、ファスナ20による被締結部5の締結を行うことができる。このため、かしめ荷重の過負荷を抑制し、また、被締結部5に対するヘッド部24の沈み込み量のバラツキを抑制することができる。よって、ファスナ20による被締結部5の締結を安定的に行うことが可能となる。
また、実施形態1によれば、被締結部5の最大厚さと最小厚さとの平均値を、被締結部5の厚さの中央値T1とすることができる。このため、被締結部5の厚さの計測値T2を中央値T1から差し引くことで、被締結部5の平均値に対する、実測された被締結部5の厚さの差分であるシフト量を導出することができる。
また、実施形態1によれば、中央値T1の被締結部5に対する最適な未かしめ部高さH1を、予め実験により導出することで、ファスナ20による中央値T1の被締結部の最適な締結を行うことができる。
4 締結孔
5 被締結部
5a,5b 板材
10 締結装置
12 受け部
13 締結部
15 計測部
16 制御部
20 ファスナ
21 ファスナピン
22 カラー
24 ヘッド部
31 シャンク部
32 ロック部
35 ロック溝

Claims (4)

  1. ファスナピンとカラーとを備えるファスナを用いて被締結部を締結する締結方法において、
    前記ファスナピンは、軸方向の一方側に設けられるヘッド部と、前記ヘッド部に対して軸方向の他方側に設けられるシャンク部と、前記シャンク部に対してさらに軸方向の他方側に設けられるロック溝が形成されたロック部と、を含み、
    前記ファスナピンが挿通される前記被締結部の一方側に前記ファスナピンの前記ヘッド部が位置し、前記被締結部の他方側に前記ファスナピンの前記ロック部が位置した状態で、前記ロック溝に前記カラーを装着する装着工程と、
    前記ロック部の前記ロック溝に前記カラーをかしめて、前記被締結部を締結する締結工程と、を含み、
    前記ロック溝にかしめられていない前記カラーの軸方向における長さを、未かしめ部高さとし、
    前記締結工程では、設定された前記未かしめ部高さに基づいて、前記カラーを前記ロック部の前記ロック溝にかしめており、
    設定される前記未かしめ部高さをH2とし、
    前記ファスナピンに対応する前記被締結部の厚さの中央値をT1とし、
    前記被締結部の厚さの計測値をT2とし、
    中央値T1における前記未かしめ部高さの最適値をH1とすると、
    設定される前記未かしめ部高さH2は、「H2=T1−T2+H1」の算出式に基づいて導出される締結方法。
  2. 前記被締結部の厚さの中央値T1は、前記ファスナピンに対応する前記被締結部の最大厚さと最小厚さとの平均値である請求項1に記載の締結方法。
  3. 前記未かしめ部高さの最適値H1は、予め実験によって導出された値である請求項1または2に記載の締結方法。
  4. ファスナピンとカラーとを有するファスナを用いて被締結部を締結する締結装置において、
    前記ファスナピンは、軸方向の一方側に設けられるヘッド部と、前記ヘッド部に対して軸方向の他方側に設けられるシャンク部と、前記シャンク部に対してさらに軸方向の他方側に設けられるロック溝が形成されたロック部と、を含み、
    前記ファスナピンが挿通される前記被締結部の一方側に前記ファスナピンの前記ヘッド部が位置し、前記被締結部の他方側に前記ファスナピンの前記ロック部が位置した状態で、前記ロック溝に前記カラーを装着し、前記ロック部の前記ロック溝に前記カラーをかしめて、前記被締結部を締結しており、
    前記ロック溝にかしめられていない前記カラーの軸方向における長さを、未かしめ部高さとし、
    前記被締結部の厚さを計測する計測部と、
    前記被締結部の厚さの計測値に基づいて、前記未かしめ部高さを設定し、設定された前記未かしめ部高さに基づいて、前記カラーを前記ロック部の前記ロック溝にかしめる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    設定される前記未かしめ部高さをH2とし、
    前記ファスナピンに対応する前記被締結部の厚さの中央値をT1とし、
    前記被締結部の厚さの計測値をT2とし、
    中央値T1における前記未かしめ部高さの最適値をH1とすると、
    設定される前記未かしめ部高さH2を、「H2=T1−T2+H1」の算出式から、前記被締結部の厚さの計測値T2に基づいて設定する締結装置。
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