JP2020132188A - ハーバリウムディスペンサーボトル - Google Patents
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Abstract
【課題】実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が一気にオシャレな空間に変貌する夢のようなハーバリウムディスペンサーボトルを提供すること。【解決手段】シャンプーや液体石鹸等の液体物を充填するための内側ボトル部2と、内側ボトル部2に充填された前記液体物を吸い込んでから外部に押し出すためのポンプ部材3と、観賞用の花弁、植物、及び前記観賞用の花弁、植物を固定するためのディスペンサーオイルを入れるための外側ボトル部4と、外側ボトル部4に蓋をするため、及び前記ポンプ部材を設置するための蓋部材5を備えることを特徴とするハーバリウムディスペンサーボトル1とした。【選択図】図1
Description
本発明は、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途も兼ね備えたハーバリウム(元々の意味は「植物標本」であるが、最近は観賞用に制作されたガラス瓶入りの植物等を指す)として用いられるハーバリウムディスペンサーボトルに関する。
観賞目的で制作されたハーバリウムは、ドライフラワー等の花弁や植物等を透明なガラスボトル容器等に見栄えが良くなるように入れた後、専用のオイル(シリコンオイル等)に浸したものである。そのようにすることで瑞々しい状態で花弁や植物等を鑑賞することができる新感覚のインテリアフラワー雑貨である。近年「インスタ映えする!」と言うことで人気が急上昇している。ハーバリウムは、純度の高い専用のオイルを使うことで、透明感があり、瑞々しさが映えるのみならず、手入れ不要で、1年以上の長きに亘って綺麗な状態を持続することができる。
一方、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用品としてソープディスペンサーが知られている。シャンプー入りボトルは市販のボトルそのままだと(雰囲気が)バスルームに合わないデザインであることも多く、ユーザーは不満を感じている。この不満を解消するため、ユーザーは市販のボトルではなく、わざわざ無地のボトルを購入して、市販のラベルシールを貼ることで、デザイン的に(雰囲気を変えて)バスルームに合わせている。さらに、転写シールを利用して、例えば、市販のボトルにキュートな猫柄を足すことで、デザイン的なオリジナリティを出しているという実態がある。要するに、デザイン的に優れており、ソープディスペンサーを置いた(バスルーム等の)一角がオシャレな空間に変貌する夢のようなソープディスペンサーがあれば良いと考えられていた。
特許文献1には、発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、繰り返して吐出することのできるスクイズ式泡ディスペンサー(特許文献1:発明の名称)が開示されている。特許文献1に開示されたスクイズ式泡ソープディスペンサーは、ソープ液を充填したボトルの上部に泡創出キャップが螺着されており、泡創出キャップの下面中央部より下方にエアー送り管が配置され、下端にエアー注入用逆止弁を固定し、且つ、泡創出キャップとボトルとの間にエアー注入用逆止弁が固定されたものである。このような構成により、斜め下方に向けたボトルをスクイズすると、気液ブレンド部にソープ液とボトル内エアーが挿入されて混合撹拌され、更に微細泡用フィルターを経て泡吐出口より微細泡が吐出される。スクイズ操作を中止すると、ボトルは元の形状に復元し、泡創出キャップのエアー注入口より外部からのエアーを取り込み、エアー注入逆止弁を介してボトル内に吸引する。
特許文献1に係るスクイズ式泡ソープディスペンサー(特許文献1:発明の名称)は、発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、繰り返して吐出することのできるスクイズ式泡ディスペンサーである。このソープディスペンサーは機能面のみを重視したものであり、観賞用としての視点が全くなく、従ってデザイン性に乏しいソープディスペンサーであった。要するに、デザイン的に優れており、ソープディスペンサーを置いた(バスルーム等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌する夢のようなソープディスペンサーとは全く異なるソープディスペンサーであった。
本発明の目的は、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌してしまう夢のような、ハーバリウムと融合させたハーバリウムディスペンサーボトルを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、シャンプーや液体石鹸等の液体物を充填するための内側ボトル部と、前記内側ボトル部に充填された前記液体物を吸い込んでから外部に押し出すためのポンプ部材と、観賞用の花弁、植物、及び前記観賞用の花弁、植物を固定するためのディスペンサーオイルを入れるための外側ボトル部と、前記外側ボトル部材に蓋をするため、及び前記ポンプ部材を設置するための蓋部材からなり、前記内部ボトル部の外側に外側ボトル部を設けて容器の内部を二重構造にしたことを特徴とするハーバリウムディスペンサーボトルであることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記内側ボトル部と前記蓋部材の間はシーリング剤硬化物にて隙間が無いように形成されているハーバリウムディスペンサーボトルであることを特徴とするものである。なお、シーリング剤硬化物とは、シーリング剤が経時変化により硬化した状態を表すものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2において、前記シーリング剤は、シリコーンを主成分とするハーバリウムディスペンサーボトルであることを特徴とするものである。なお、シリコーンとは、有機基の結合しているケイ素が酸素と連なってできている高分子化合物のことであり、シリコン(Si天然物)とは異なるものである。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトルにより、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌してしまう夢のような、ハーバリウムとディスペンサーボトルを融合させたハーバリウムディスペンサーボトルを提供することができるようになった。内側ボトル部と蓋部材の間はシーリング剤硬化物にて隙間がないように形成されているので、観賞用の花弁、植物から出る臭い成分がシャンプーや液体石鹸等の液体物と混ざることがない。したがって、シャンプーや液体石鹸等の液体物の品質を保持することができる。さらに、シーリング剤硬化物として、シリコーンを主成分とするシリコーン系充填剤を使用することで、耐熱性・耐候性に優れているため、長期の使用に耐えることができる。
<ハーバリウムディスペンサーボトルの構造>
以下、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトルの一実施形態について、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1の全体正面図である。図2は、内側ボトル部、外側ボトル部、蓋部材、シーリング剤硬化物のポンプ部材を設置した状態における断面図である。
以下、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトルの一実施形態について、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1の全体正面図である。図2は、内側ボトル部、外側ボトル部、蓋部材、シーリング剤硬化物のポンプ部材を設置した状態における断面図である。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1は、二重構造のボトルを用いて作製されたシャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等としての実用性があり、かつ、観賞用としても優れたハーバリウムディスペンサーボトルである。図1に記載したように、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1は、シャンプーや液体石鹸等の液体物を充填するための内側ボトル部2と、内側ボトル部2に充填された液体物を吸い込んでから外部に押し出すためのポンプ部材3と、観賞用の花弁、植物、及び前記観賞用の花弁、植物を固定するためのディスペンサーオイルを入れるための外側ボトル部4と、外側ボトル部材4に蓋をするため、及びポンプ部材3を設置するための蓋部材5を備えている。
外側ボトル部4は、アクリル樹脂製なので透明度が高く、光沢が綺麗でありインテリア的にも優れており、十分使用に耐え得るものであるといえる。内側ボトル部2と蓋部材5の間はシーリング剤硬化物6にて隙間がないように形成されている。なお、シーリング剤硬化物6とは、構造物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充填する充填剤であるシーリング剤が経時変化により硬化したものである。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1に使用されるシーリング剤硬化物6は、シリコーンを主成分とするシリコーン系の充填剤が経時変化により硬化したものであり、アルコールの作用により硬化するアルコール硬化タイプである。シーリング剤硬化物6は、これ以外にもアクリル変成シリコーン系ポリマー(アクリルの骨格ポリマーの末端をシリコーンポリマーで変成したポリマー)であっても良い。さらに、これら以外にも、アクリル変成シリコーン以外の変成シリコーン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、アクリル系ポリマー、ポリサルファイド等であっても良い。
<ハーバリウムディスペンサーボトルの制作方法>
ここで、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1の制作方法について、図2を参照しつつ説明する。先ず、ピンセットや竹串を使用して、外側ボトル部4と内側ボトル部2の間に花弁、及び植物等の花材を入れる(図2参照)。その後、外側ボトル部4と内側ボトル部2の間にハーバリウムオイル(シリコンオイル)を充填する(図2参照)。この際、オイルは外側ボトル4の面一から1.5cm〜2cm程度のところまで充填すること、要するに、上部に空間を残すことがポイントである。ハーバリウムオイルが膨張することにより溢れ出るから(蓋をした状態では膨張により破裂することになる)である。
ここで、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1の制作方法について、図2を参照しつつ説明する。先ず、ピンセットや竹串を使用して、外側ボトル部4と内側ボトル部2の間に花弁、及び植物等の花材を入れる(図2参照)。その後、外側ボトル部4と内側ボトル部2の間にハーバリウムオイル(シリコンオイル)を充填する(図2参照)。この際、オイルは外側ボトル4の面一から1.5cm〜2cm程度のところまで充填すること、要するに、上部に空間を残すことがポイントである。ハーバリウムオイルが膨張することにより溢れ出るから(蓋をした状態では膨張により破裂することになる)である。
続いて、外側ボトル部4、及び内側ボトル部2に蓋部材5を取り付けるのであるが、内側ボトル部2と蓋部材5の間は、シーリング剤硬化物6(制作時、及び制作直後においては硬化する前であるのでシーリング剤)にて隙間がないように、すなわち、隙間を埋めるようにする。蓋部材5は取り付け取り外し自在に形成されているが、蓋をした際、内側ボトル部2と蓋部材5の間に隙間がなく密着した状態になるようにする。
最後に、ポンプ部材3を取り外して、内側ボトル部材2にシャンプーや液体石鹸等を注入した後、ポンプ部材3を取り付けてハーバリウムディスペンサーボトル1を最終的に完成させる。なお、本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1の完成品については図3に記載したので参照されたし。ハーバリウムディスペンサーボトル1の制作方法におけるポイントは、内側ボトル部2と蓋部材5の間はシーリング剤硬化物6(制作時、及び制作直後においては硬化する前であるのでシーリング剤)にて隙間がないように、すなわち、隙間を埋めるように密着させることである。
<ハーバリウムディスペンサーボトルの効果>
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1により、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌してしまう夢のような、ハーバリウムとディスペンサーボトルを融合させたハーバリウムディスペンサーボトル1を提供することができるようになった。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1により、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌してしまう夢のような、ハーバリウムとディスペンサーボトルを融合させたハーバリウムディスペンサーボトル1を提供することができるようになった。
すなわち、ハーバリウムとディスペンサーボトルを融合させることで、図3に記載したような、(雰囲気が)バスルーム、洗面スペース、キッチンスペースにピッタリ合うデザインにすることができるので、ユーザーの満足感を得られるようになった。さらに、バスルーム以外の場所であっても、それぞれの空間においてユーザーの好みに合わせたデザインを選択(制作)することができるので、ユーザーは高い満足感が得られるようになった。
そして、内側ボトル部2と蓋部材5の間はシーリング剤硬化物6にて隙間がないように形成されているので、観賞用の花弁、植物から漏れ出る臭い成分がシャンプーや液体石鹸等の液体物と混ざることがない。したがって、シャンプーや液体石鹸等の液体物の品質を保持することができる。そして、シーリング剤硬化物6として、シリコーンを主成分とするシリコーン系充填剤を使用することで、耐熱性・耐候性に優れているため(−40℃〜120℃に耐えられる)、耐候性に優れており、長期の使用に耐えることができる。
さらに、アルコール硬化タイプのシリコーン剤硬化物6は、嫌な臭いが少なく(一般的なオキシム系シリコーン充填剤が硬化時に発生するメチルエチルケトンオキシム(MEKO)を発生しない。すなわち、ツンとした嫌な刺激臭を発生することがないため、環境に優しいと言える。しかも、広範な材料によく密着し(特にアクリル樹脂への接着性に優れている)、硬化後は柔軟性に富むシリコーン弾性体となり、防水シール性に富んでいると言える。
<ハーバリウムディスペンサーボトルの変更例>
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、内側ボトル部、ポンプ部材、外側ボトル部、蓋部材、シーリング剤硬化物等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトル1は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、内側ボトル部、ポンプ部材、外側ボトル部、蓋部材、シーリング剤硬化物等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本発明に係るハーバリウムディスペンサーボトルは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、シャンプー入りボトルや液体石鹸入りボトル等の実用的な用途にも対応することができ、さらに、デザイン的に優れており、(バスルーム、洗面スペース、キッチンスペース等の)一角が瞬時にオシャレな空間に変貌してしまう夢のような、ハーバリウムと融合させたハーバリウムディスペンサーボトルとして好適に用いることができる。
1・・ハーバリウムディスペンサーボトル
2・・内側ボトル部
3・・ポンプ部材
4・・外側ボトル部
5・・蓋部材
6・・シーリング剤硬化物
2・・内側ボトル部
3・・ポンプ部材
4・・外側ボトル部
5・・蓋部材
6・・シーリング剤硬化物
Claims (3)
- シャンプーや液体石鹸等の液体物を充填するための内側ボトル部と、
前記内側ボトル部に充填された前記液体物を吸い込んでから外部に押し出すためのポンプ部材と、
観賞用の花弁、植物、及び前記観賞用の花弁、植物を固定するためのディスペンサーオイルを入れるための外側ボトル部と、
前記外側ボトル部材に蓋をするため、及び前記ポンプ部材を設置するための蓋部材からなり、
前記内部ボトル部の外側に外側ボトル部を設けて容器の内部を二重構造にしたことを特徴とするハーバリウムディスペンサーボトル。 - 前記内側ボトル部と前記蓋部材の間はシーリング剤硬化物にて隙間が無いように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハーバリウムディスペンサーボトル。
- 前記シーリング剤は、シリコーンを主成分とすることを特徴とする請求項2に記載のハーバリウムディスペンサーボトル。
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JP2009220886A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-10-01 | Daizo:Kk | 小型容器、小型包装製品、および、吐出部材 |
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2019
- 2019-02-15 JP JP2019026008A patent/JP2020132188A/ja active Pending
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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接着剤不要 簡単ハーバリウムディスペンサー容器 二層構造 【ゴールド】【シャンプー/ソープディスペン, JPN6022040055, 13 December 2016 (2016-12-13), JP, ISSN: 0005015020 * |
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