JP2020131520A - 生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ICカードの指紋センサに指を接触させる事で本人確認を行う際に、接触させる位置がずれたために正しく認識されないようなことが発生することがないように、適切にICカードの指紋センサに指を接触させるためのガイドを生成する生成方法を提供する。【解決手段】撮影部46においてICカード1と略同形状に形成される被転写体2に転写された指の輪郭を読み取り、該輪郭に基づいて該ICカード1の指紋センサに正しい位置で指を接触させるためのガイドを発行装置30で生成する方法。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、生成方法に関する。
ICカードには、ユーザの指紋を読み取る指紋センサを備えるものがある。そのようなICカードは、ユーザの指が指紋センサに接触すると、指紋センサを通じてユーザの指紋を読み取る。
しかしながら、従来、ICカードは、ユーザの指の置き方などによって適切にユーザの指紋を読み取ることができないことがあるという課題がある。
上記の課題を解決するために、適切にICカードの指紋センサに指を接触させるガイドを生成する生成方法を提供する。
実施形態によれば、生成方法は、被転写体に転写された指の輪郭を読み取り、前記輪郭に基づいて、ICカードの指紋センサに指を接触させるためのガイドを生成する。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る発行システムは、ICカードの指紋センサに指を接触させるためのガイドを発行する。ここでは、発行システムは、完成したICカードにガイドを印刷することでガイドを発行する。
実施形態に係る発行システムは、ICカードの指紋センサに指を接触させるためのガイドを発行する。ここでは、発行システムは、完成したICカードにガイドを印刷することでガイドを発行する。
図1は、実施形態に係る発行システム100の構成例を示すブロック図である。図1が示すように、発行システム100は、ICカード1、被転写体2及び発行装置30などを備える。
ICカード1は、後述する指紋センサ9を用いて所定の動作を行う。たとえば、ICカード1は、指紋センサ9を通じてユーザの指紋を取得し、指紋による認証処理を行う。たとえば、ICカード1は、キャッシュカード又はクレジットカードとして用いられる。ICカード1については、後述する。
被転写体2は、ICカード1を使用するユーザの指の輪郭が転写された部材である。被転写体2については、後述する。
発行装置30は、被転写体2に転写された輪郭などに基づいてICカード1に指を接触させるための後述するガイド11を発行する。発行装置30は、ICカード1上にガイド11を印刷する。
図1が示すように、発行装置30は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、入出力部35、撮影部インターフェース36、印刷部インターフェース37、撮影部46及び印刷部47などを備える。
プロセッサ31と、ROM32、RAM33、NVM34、入出力部35、撮影部インターフェース36及び印刷部インターフェース37と、は、データバスなどを介して互いに接続する。撮影部インターフェース36は、撮影部46に接続する。印刷部インターフェース37は、印刷部47に接続する。
なお、発行装置30は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、発行装置30から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ31は、発行装置30全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ31は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ31は、内部メモリ、ROM32又はNVM34が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウェア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、ハードウェア回路により実行される機能を制御する。
ROM32は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、発行装置30の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、プロセッサ31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、プロセッサ31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM34は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM34は、発行装置30の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
入出力部35は、発行装置30の操作者によって、種々の指示が入力される。入出力部35は、操作者に入力された指示を示す信号をプロセッサ31へ送信する。入出力部35は、操作部として、たとえば、キーボード、テンキー及びタッチパネルなどを備える。
また、入出力部35は、発行装置30の操作者に対して、種々の情報を表示する。即ち、入出力部35は、プロセッサ31からの信号に基づいて、種々の情報を示す画面を表示する。入出力部35は、表示部として、たとえば、液晶ディスプレイなどを備える。
撮影部インターフェース36は、撮影部46とデータを送受信するためのインターフェースである。撮影部インターフェース36は、撮影部46が撮影した画像などをプロセッサ31に送信する。また、撮影部インターフェース36は、撮影部46に電力を供給するものであってもよい。
印刷部インターフェース37は、印刷部47とデータを送受信するためのインターフェースである。印刷部インターフェース37は、プロセッサ31からの印刷データを印刷部47に送信する。また、印刷部インターフェース37は、印刷部47に電力を供給するものであってもよい。
撮影部46は、被転写体2を撮影する。撮影部46は、被転写体2において指の輪郭が転写された面を撮影する。撮影部46は、撮影部インターフェース36を通じて、撮影した画像をプロセッサ31に送信する。
たとえば、撮影部46は、CCD(Charge Coupled Device)カメラから構成される。また、撮影部46は、被転写体2を照らすライトなどを備えてもよい。
印刷部47は、印刷データに基づいてICカード1にガイド11を印刷する。印刷部47は、ICカード1の指紋センサが形成される面にガイド11を印刷する。たとえば、印刷部47は、インクジェット方式でICカード1にガイド11を印刷する。即ち、印刷部47は、インクを吐出する吐出部から形成される。印刷部47は、吐出部からインクを吐出しICカード1にガイド11を印刷する。
また、印刷部47は、オフセット印刷を行うものであってもよい。印刷部47の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
次に、ICカード1について説明する。
図2は、実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図2に示すように、ICカード1は、指紋センサ9と、ICモジュール10と、ガイド11と、カード基材PTと、を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ20と、を備える。
ICカード1は、例えば、プラスチックのカード基材PT(カード本体の一例)に、ICモジュール10及び指紋センサ9を実装して形成されている。即ち、ICカード1は、ICモジュール10と、指紋センサ9と、ICモジュール10及び指紋センサ9が埋め込まれたカード基材PTと、ガイド11とを備える。また、ICカード1は、コンタクト部3を介して外部装置と通信可能である。
なお、実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ICカード1は、例えば、外部装置が送信したコマンド(処理要求)を、コンタクト部3を介して受信し、受信したコマンドに応じた処理(コマンド処理)を実行する。そして、ICカード1は、コマンド処理の実行結果であるレスポンス(処理応答)を外部装置にコンタクト部3を介して送信する。
ここで、外部装置は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置又は登録装置などである。
ICモジュール10は、コンタクト部3と、ICチップ20とを備える。ICモジュール10は、例えば、テープ上にICモジュール10が複数配置されたCOT(Chip On Tape)などの形態で取引されるモジュールである。なお、テープから個片抜きして切り離した単体のICモジュール10をCOTという場合がある。
コンタクト部3は、ICカード1が動作するために必要な各種信号の端子を有している。ここで、各種信号の端子には、電源電圧、クロック信号並びにリセット信号などを外部装置から供給を受ける端子、及び、外部装置と通信するためのシリアルデ―タ入出力端子(SIO端子)が含まれる。
ICチップ20は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
指紋センサ9は、ユーザの指FGから指FGの指紋を示す指紋情報を検出する。指紋センサ9は、例えば、静電容量型、感熱型又は光学型などの方式で指FGから指紋情報を取得する。
ガイド11は、カード基材PT上に印刷される。ガイド11は、指紋センサ9が指紋情報を検出する際にカード基材PT上において指FGを接触させる位置を示す。たとえば、ガイド11は、指FGの所定の領域(たとえば、指紋が形成される領域)が指紋センサ9に接触するように、指FGを接触させる位置を示す。
ガイド11は、例えば、図2に示すように、ユーザの指FGを沿わせて接触させる位置を誘導するガイド線である。即ち、ガイド11は、カード基材PT上のガイド線により、ユーザが指FGを接触させる位置(ユーザの指FGと指紋センサ9との位置関係)が一定になるように誘導する。図1が示す例では、ガイド11は、指紋センサ9を囲うように形成されるガイド線である。
次に、ICカード1の構成例について説明する。
図3は、ICカード1の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ20とを備えたICモジュール10と、指紋センサ9と、照合プロセッサ12とを備える。ICチップ20は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、プロセッサ5と、ROM6と、RAM7と、NVM8とを備える。これらの構成要素は、内部バスBS1を介して互いに接続されている。
UART4は、上述したSIO端子を介して、外部装置とシリアルデータ通信を行う。UART4は、SIO端子を介して受信したシリアルデータ信号をパラレル変換したデータ(例えば、1バイトのデータ)を内部バスBS1に出力する。また、UART4は、内部バスBS1を介して取得したデータをシリアル変換して、SIO端子を介して外部装置に出力する。UART4は、例えば、SIO端子を介してコマンドを外部装置から受信する。また、UART4は、SIO端子を介してレスポンスを外部装置に送信する。
プロセッサ5は、ROM6又はNVM8に記憶されているプログラムを実行して、ICカード1の各種処理を行う。プロセッサ5は、例えば、コンタクト部3を介して、UART4が受信したコマンドに応じたコマンド処理を実行する。
ROM6は、例えば、マスクROMなどの不揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を実行するためのプログラム及びコマンドテーブルなどのデータを記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
NVM8は、例えば、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。NVM8は、ICカード1が利用する各種データを記憶する。NVM8は、例えば、ICカード1を利用した各種サービス(アプリケーション)に使用される情報又は生体認証用の指紋情報などを記憶する。
照合プロセッサ12は、例えば、プロセッサとプログラムメモリとを含む。照合プロセッサ12は、専用線などで指紋センサ9と接続され、指紋センサ9が指紋情報を取得可能な状態(通電状態)であるか否かを検知する。
照合プロセッサ12は、ユーザの指紋情報の登録処理において、指紋センサ9により取得されたユーザの指紋情報をICモジュール10に出力し、指紋情報をICモジュール10に保持させる。なお、照合プロセッサ12は、指紋センサ9が検出した指紋の画像情報の特徴量を抽出し、当該特徴量を、指紋情報として、ICモジュール10に出力してもよい。
また、照合プロセッサ12は、ユーザを認証する際の照合処理において、指紋センサ9
により取得されたユーザの指紋情報と、ICモジュール10内に保持された指紋情報とを照合することで、ユーザの認証を行い、認証結果をICモジュール10に出力する。なお、照合プロセッサ12は、取得されたユーザの指紋情報の特徴量を抽出し、ICモジュール10内に保持された指紋情報の特徴量と比較することで、ユーザの認証を行ってもよい。
により取得されたユーザの指紋情報と、ICモジュール10内に保持された指紋情報とを照合することで、ユーザの認証を行い、認証結果をICモジュール10に出力する。なお、照合プロセッサ12は、取得されたユーザの指紋情報の特徴量を抽出し、ICモジュール10内に保持された指紋情報の特徴量と比較することで、ユーザの認証を行ってもよい。
なお、ICカード1は、図2及び図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、ICカード1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
次に、被転写体2について説明する。
被転写体2は、発行装置30がガイド11を印刷するためにユーザの指FGの輪郭を転写された部材である。
図4は、被転写体2に輪郭が転写される動作例を示す図である。図4が示すように、被転写体4は、基板21と転写材22とから構成される。
基板21は、所定の大きさに形成された矩形の部材である。たとえば、基板21は、プラスチック又は金属などから形成される。基板21は、ICカード1の大きさ及び形状と同様の大きさ及び形状に形成される。
基板21の片面(図4において前面)には、転写材22が塗布される。転写材22は、基板21の全面に塗布されてもよいし、一部に塗布されてもよい。
転写材22は、ユーザの指FGの輪郭を転写される部材である。転写材22は、指FGが押し当てられると指FGの輪郭の形状を写し取る。即ち、転写材22は、指FGが接触した領域が変化する部材である。
たとえば、転写材22は、アルコールに反応する材料から構成される。転写材22は、アルコールによって融解するプラスチック又はアルコールによって色が変化する感熱紙などから構成される。
この場合、ユーザは、指FGにエタノールなどのアルコールを塗布した状態で転写材22に押し当てる。その結果、転写材22は、指FGが押し当てられた領域においてアルコールと反応する。転写材22は、アルコールの反応痕によって、指FGの輪郭を転写される。
また、転写材22は、圧力によって形状が変化する材料から構成されてもよい。たとえば、転写材22は、粘土などから構成される。
この場合、ユーザは、転写材22の形状が変化する力で転写材22に指FGを押し当てる。その結果、転写材22の形状は、指FGが押し当てられた領域において変化する(たとえば、凹む)。転写材22は、形状の変化によって、指FGの輪郭を転写される。
また、この場合、基板21には、予め転写材22が塗布されていなくともよい。ユーザは、基板21に指FGを押し当てた状態で指FGの周囲に転写材22を貼り付けてもよい。
また、転写材22は、指FGが押し当てられた領域に形成されるものであってもよい。たとえば、ユーザは、指FGにエタノールなどのアルコールを塗布した状態で基板21に押し当てる。その後、ユーザ又はオペレータは、アルコールに付着する転写材22(粉末など)を基板21に振りかける。その結果、基板21において指FGが押し当てられた領域(指の輪郭の内部)に転写材22が付着する。
なお、転写材22の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
なお、転写材22の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
図3が示すように、ユーザは、自身の指FGを被転写体2の所定の領域に押し当てる。たとえば、ユーザは、被転写体2においてICカード1の指紋センサ9が形成されている領域に対応する領域に指FGを押し当てる。即ち、ユーザは、指紋センサ9が形成されている領域に対応する領域を含むように指FGを押し当てる。
ユーザが指FGを押し当てると、被転写体2には、指FGの輪郭が転写される。
図4は、指FGの輪郭が転写された被転写体2の例を示す。図4が示すように、被転写体2には、輪郭23が形成される。輪郭23は、図3においてユーザが指FGを押し当てた領域の輪郭である。
転写材22がアルコールに反応する材料から構成される場合、輪郭23は、アルコールの反応痕によって形成される。即ち、輪郭23は、アルコールと反応していない領域とアルコールと反応した領域との境界線として形成される。
また、転写材22が圧力によって形状が変化する材料から構成される場合、輪郭23は、転写材22の凹凸によって形成される。即ち、輪郭23は、転写材22が凹んだ領域(又は、転写材22がない領域)の輪郭として形成される。
また、転写材22が、指FGが押し当てられた領域に付着する場合、輪郭23は、転写材22が付着する領域の輪郭として形成される。
次に、発行装置30が実現する機能について説明する。発行装置30が実現する機能は、プロセッサ31がROM32又はNVM34などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ31は、輪郭23が転写された被転写体2を撮影した撮影画像を取得する機能を有する。
ここでは、ユーザ又はオペレータは、撮影部46が撮影可能な位置に被転写体2をセットする。
プロセッサ31は、撮影部46を用いて、輪郭23が転写された被転写体2を撮影する。たとえば、プロセッサ31は、入出力部35を通じて、被転写体2を撮影する操作の入力を受け付ける。プロセッサ31は、当該操作の入力を受け付けると、撮影部46を用いて、被転写体2を撮影し、撮影画像を取得する。
また、プロセッサ31は、撮影部46が撮影した画像などに基づいて所定の領域に被転写体2がセットされたことを検知してもよい。プロセッサ31は、被転写体2が所定の領域にセットされたことを検知すると、被転写体2を撮影し撮影画像を取得してもよい。
また、プロセッサ31は、撮影画像から指FGの輪郭23を読み取る機能を有する。
プロセッサ31は、所定の画像処理によって、撮影画像から被転写体2に転写された輪郭23を読み取る。たとえば、プロセッサ31は、所定のエッジ検出処理などを用いて、輪郭23を読み取る。
たとえば、プロセッサ31は、特開昭62-75205、特許第3311127号、特許第3468869号又は特許第3490482号などに開示される技術によって、輪郭23を読み取る。
なお、プロセッサ31が輪郭23を読み取る手法は、特定の構成に限定されるものではない。
また、プロセッサ31は、読み取った輪郭23に基づいてガイド11を生成する機能を有する。
即ち、プロセッサ31は、ガイド11を印刷するための印刷データを生成する。
プロセッサ31は、輪郭23及び輪郭23の位置に基づいてガイド11を生成する。プロセッサ31は、輪郭23に所定の画像処理を行ってガイド11の形状を決定する。また、プロセッサ31は、輪郭23の位置に対応した位置に配置されるガイド11を生成する。
たとえば、プロセッサ31は、輪郭23を滑らかにした線をガイド11として生成する。また、プロセッサ31は、被転写体2から読み取れなかった部分(たとえば、輪郭23が途切れた部分)を補完してガイド11を生成してもよい。
なお、プロセッサ31がガイド11を生成する方法は、特定の構成に限定されるものではない。
また、プロセッサ31は、印刷部47を用いて、生成したガイド11を印刷(発行)する機能を有する。
たとえば、ユーザ又はオペレータは、印刷部47が印刷可能な位置に、ガイド11が印刷されていないICカード1をセットする。
ICカード1がセットされると、プロセッサ31は、印刷部インターフェース37を通じて、ガイド11(印刷データ)を印刷部47に送信する。印刷部47は、印刷データに基づいてガイド11をICカード1の所定の面(指紋センサ9が露出する面)に印刷する。
また、プロセッサ31は、搬送部などを用いて、格納部からICカード1を取り出し、印刷部47が印刷可能な位置まで搬送してもよい。当該位置までICカード1を搬送すると、プロセッサ31は、印刷部47を用いてICカード1にガイド11を印刷する。
次に、発行装置30の動作例について説明する。
図6は、発行装置30の動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、被転写体2は、撮影部46が撮影可能な位置にセットされているものとする。
まず、発行装置30のプロセッサ31は、撮影部46を用いて、被転写体2を撮影した撮影画像を取得する(S11)。撮影画像を取得すると、プロセッサ31は、撮影画像に基づいて、被転写体2に転写された輪郭23を読み取る(S12)。
輪郭23を読み取ると、プロセッサ31は、読み取った輪郭23に基づいて、ガイド11を生成する(S13)。ガイド11を生成すると、プロセッサ31は、印刷部47を用いて、ICカード1にガイド11を印刷する(S14)。ICカード1にガイド11を印刷すると、プロセッサ31は、動作を終了する。
なお、発行装置30のプロセッサ31は、外部装置から、被転写体2を撮影した撮影画像を取得してもよい。たとえば、プロセッサ31は、携帯端末などのカメラで撮影した撮影画像を取得してもよい。
また、プロセッサ31は、外部装置にガイド11を送信してもよい。たとえば、プロセッサ31は、ガイド11を発行する外部装置にガイド11を送信してもよい。
また、ICカード1が複数の層から構成される場合、発行装置30は、ICカード1の外層(指紋センサ9が露出する面を形成する層)を構成する部材を発行するものであってもよい。発行装置30のプロセッサ31は、ICカード1の外層を構成する部材にガイド11を印刷してもよい。
また、発行装置30は、ガイド11をICカード1に貼り付けるためのシールを発行してもよい。この場合、印刷部47は、シールにガイド11を印刷する。たとえば、プロセッサ31は、印刷部47を用いて、所定のシールにガイド11を印刷する。また、発行装置30は、シールを所定の形状にカット(又は、切り取り線を形成)するカット部を備えてもよい。プロセッサ31は、ガイド11の形状に合わせてシールをカット(又は、切り取り線を形成)してもよい。
また、被転写体2は、指FGの指紋を転写されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、被転写体2から指紋を読み取ってもよい。また、プロセッサ31は、読み取った指紋を含むガイドを生成してもよい。
以上のよう構成された発行装置は、ユーザの指の輪郭を転写された被転写体の撮影画像を取得する。発行装置は、撮影画像から輪郭を読み取る。発行装置は、読み取った輪郭に基づいて指を指紋センサに接触させるためにガイドを生成し、ICカードに印刷する。その結果、発行装置は、適切に指を指紋センサに接触させることができるICカードを発行することができる。
たとえば、ICカードは、指紋の登録処理においてガイドに沿って指を指紋センサに接触させる。また、ICカードは、指紋の認証処理においても同様にガイドに沿って指を指紋センサに接触させる。その結果、ICカードは、登録処理及び認証処理の両者において同様の態様で指を指紋センサに接触させることができる。よって、ICカードは、適切に認証処理を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ICカード、2…被転写体、3…コンタクト部、4…被転写体、5…プロセッサ、6…ROM、7…RAM、8…NVM、9…指紋センサ、10…ICモジュール、11…ガイド、12…照合プロセッサ、20…ICチップ、21…基板、22…転写材、23…輪郭、30…発行装置、31…プロセッサ、32…ROM、33…RAM、34…NVM、35…入出力部、36…撮影部インターフェース、37…印刷部インターフェース、46…撮影部、47…印刷部、100…発行システム、FG…指、PT…カード基材。
Claims (9)
- 被転写体に転写された指の輪郭を読み取り、
前記輪郭に基づいて、ICカードの指紋センサに指を接触させるためのガイドを生成する、
生成方法。 - 前記被転写体を撮影した撮影画像を取得し、
前記撮影画像から、前記輪郭を読み取る、
前記請求項1に記載の生成方法。 - 前記ガイドを前記ICカードに印刷する、
前記請求項1又は2に記載の生成方法。 - 前記輪郭の位置に対応する位置に配置される前記ガイドを生成する、
前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の生成方法。 - 前記ガイドは、前記指紋センサを囲うガイド線である、
前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の生成方法。 - 前記被転写体は、アルコールに反応する転写材を備え、前記アルコールの反応痕によって前記輪郭を転写される、
前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の生成方法。 - 前記被転写体は、圧力によって形状が変化する転写材を備え、
前記輪郭は、転写材の凹凸から読み取られる、
前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の生成方法。 - 前記被転写体は、
基板と、
前記基板において前記指が接触した領域に付着する転写材と、
を備える、
前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の生成方法。 - 前記ICカードは、前記指紋センサを用いて指紋による認証処理を行う、
前記請求項1乃至8の何れか1項に記載の生成方法。
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