JP2020125077A - ロック偏移検出器 - Google Patents

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幸夫 森山
Yukio Moriyama
幸夫 森山
崇充 秋吉
Takamitsu Akiyoshi
崇充 秋吉
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Abstract

【課題】鎖錠かんの切欠とそこに挿抜されるロックピースとの位置ずれであるロック偏移の予兆を早期に把握しうるロック偏移検出器を実現する。【解決手段】鉄道における分岐器を転換する転てつ装置(20)に固定される複数の受光器61〜64及び発光器51〜54と、転てつ装置(20)の鎖錠かん(22)に追従して移動する複数の移動スリット41〜44とから、複数の送受光ユニット41+51+61〜44+54+64を構成するとともに、それらを鎖錠かん(22)の移動方向に並べて並設ユニット40〜60とし、更に移動スリット41〜44の幅を複数の送受光ユニットの間で異ならせる。複数の受光有無に応じてロック偏移量を多段に切り分け更に異常をも判別する。【選択図】 図1

Description

この発明は、鉄道における分岐器を転換する転てつ装置の鎖錠かん切欠とロックピースとの位置ずれであるロック偏移を検出するロック偏移検出器に関する。
ロック偏移検出器とそれが装備される転てつ装置やポイントについて、非特許文献1から抜粋・略記した図面を参照して、本発明の前提となる技術を説明する。
図8は、基本的な分岐器のポイント部(10,11)と転てつ装置20とに係る概要平面図であり、(a)が定位側で鎖錠した状態、(b)が定位側で解錠した状態、(c)が反位側へ転換した状態、(d)が反位側で鎖錠した状態を示している。
図9は、(a)がカム25のロックピース26と鎖錠かん22の切欠23との位置関係を示す側面図、(b)がその要部の拡大図、(c)が従来のロック偏移検出器30の概要構成図である。
鉄道では線路が分岐する箇所に分岐器が設置されている(例えば非特許文献1の1頁〜61頁を参照)。基本構成の分岐器では(図8(a)参照)、固定の基本レール10と可動式のトングレール11とが設けられており、トングレール11の揺動端部が主レール接続側へ移動することで分岐器が定位側へ転換し、トングレール11の揺動端部が副レール接続側へ移動することで分岐器が反位側へ転換するようになっている。そして、そのような転換を分岐器に行わせるために、分岐器には転てつ装置20が付設されている。
転てつ装置20には電気転てつ機27が多用されており、基本構成の転てつ装置20は、電気転てつ機27に加えて、トングレール11を揺動させるためにトングレール11に接続されたスイッチアジャスタロッド12及びスイッチアジャスタ13と、トングレール11の移動位置や固定位置を電気転てつ機27へフィードバックするために線路側でトングレール11に連結されてトングレール11の揺動に伴って電気転てつ機27に対して双方向移動する接続かん14及びフロントロッド15とを具備している。
電気転てつ機27は、上述したスイッチアジャスタロッド12に連結された動作かん21と、その駆動機構とを具備していて、動作かん21を基本レール10に向けて進退させることでトングレール11を揺動させるようになっている。また、電気転てつ機27は、上述した接続かん14に連結されていてトングレール11の揺動に随伴して基本レール10向きに進退する鎖錠かん22と、トングレール11を定位側か反位側の転換完了位置に止めておく鎖錠を必要時に行うために鎖錠かん22に向けて進退しうるカム25とを具備している。
鎖錠のために、鎖錠かん22には切欠23が定位側と反位側との二カ所に形成されており、カム25の先端のロックピース26が鎖錠かん切欠23に所定の遊びを伴って挿抜されるようになっている。
そして、定位側と反位側とのうち何れか一方たとえば定位側に転換が完了した状態では(図8(a)参照)、ロックピース26が一方の鎖錠かん切欠23に挿入されて、鎖錠かん22の移動が阻止されるので、それに連なるトングレール11さらには動作かん21が固定される。
その状態の分岐器を転換させるときは、先ず(図8(b)参照)、カム25を後退させることで、ロックピース26を鎖錠かん切欠23から抜き取って、鎖錠かん22を解錠する。
それから(図8(c)参照)、動作かん21を移動駆動して、トングレール11を定位側と反位側とのうち何れか他方たとえば反位側に移動させる。
すると、その移動に随伴して鎖錠かん22も更には鎖錠かん切欠23,23も同じ方向へ移動して、他方の鎖錠かん切欠23がロックピース26の前に来る。
そこで(図8(d)参照)、カム25を前進させることで、ロックピース26を前方の鎖錠かん切欠23に挿入させて、鎖錠かん22を施錠する。
こうして、定位側と反位側とのうち何れか一方から他方への転換が完了する。なお、定位側と反位側とのうち何れか他方から一方への転換は、逆順に行われる。
転てつ装置20は、そのような謂わば分岐器転換駆動を、転てつ機制御リレーの信号などに応じて行うようになっている。
ロック偏移は転換完了時の鎖錠の偏移のことであり(例えば非特許文献1の62頁を参照)、設置時等には、ロック偏移量をゼロにするために、転換完了状態でロックピース26を鎖錠かん22の切欠23の真ん中に位置させる調整が行われて、鎖錠かん切欠23におけるロックピース26の両側の移動方向間隙(ロック間隔)G1,G2が等しく1.5mmになる(図9(a),(b)参照)。その後、鎖錠かん22に移動方向位置ずれが生じると、移動方向間隙G1,G2に増減が生じて、移動方向間隙G1,G2が不均等になり、ロック偏移量(|G1−G2|/2)が0mmから増えて1.5mmに近づく。
ロック偏移検出器30は(例えば非特許文献1の63頁を参照)、電気転てつ機27に取り付けて使用され、スリットを通過する発光ダイオードの光の量に置き換えて、ロック偏移を検出するものであり、そのために(図9(c)参照)、発光ダイオード31と固定スリット32と移動スリット33と固定スリット34と受光器35との組31〜35(送受光ユニット)を定位側用と反位側用とに二つ具備している。そのうち移動スリット33は鎖錠かん22に取り付けられて鎖錠かん22と共に移動する謂わば鎖錠かん追従部材になっているが、他の部材は電気転てつ機27の筐体等に固定されている。
そして、ロック偏移が無いか有っても1.3mmより小さいときは、発光ダイオード31からの光が固定スリット32と移動スリット33と固定スリット34とを通過して受光器35に達する。これに対し、鎖錠かん22に生じた移動方向位置ずれが大きくなって、ロック偏移量が1.3mmを超えると、発光ダイオード31からの光が移動スリット33に遮られて受光器35に到達しない。
そのため、転換完了後の受光器35の受光状態を監視することで、ロック偏移が許容範囲内にあるのか許容限界を超えたのかを検知することができる。
このようなロック偏移検出器30は受光の有無に応じてロック偏移の適否を判別する択一的な検出手法を具現化したものであるが、ロック偏移量を連続的な変量として計測するようになったロック偏移検出器もある(例えば特許文献1,2参照)。
後者の謂わば変量計測にはラインセンサや適宜な変位センサが用いられており、それによって鎖錠かん22の移動位置や移動方向間隙G1,G2が二値より細かな多値や連続値で測定されるため、ロック偏移量が1.3mmより小さい早期にロック偏移の予兆を把握することができるようになっている。
特開平5−213199号公報 特開2000−159106号公報
鉄道技術者のための電気概論「転てつ装置」社団法人日本鉄道電気技術協会出版、平成17年6月28日発行7刷
しかしながら、後者の変量計測式のロック偏移検出器に必要な変位センサ等は、前者のロック偏移検出器30において受光の有無を検出するのに用いられる部材に比べて、精密なため、十分な耐環境強化を図るには大幅なコストアップを覚悟することになる。
これに対し、前者のロック偏移検出器30に用いられる発光ダイオード31と移動スリット33と受光器35との組み合わせ(送受光ユニット)にて受光の有無を検出する方式は、コストがさほど掛からないばかりか、現場環境下での使用実績が長い。
そこで、両者の長所を併せ持つロック偏移検出器を実現することが課題となる。
具体的には、耐環境とコストと実績とを勘案して受光の有無を検出する手法を踏襲しながらも、ロック偏移の程度が有無の二つ割りより細かな多段階で検出されるようにロック偏移検出手法を改良することにより、ロック偏移の予兆を早期に把握しうるロック偏移検出器を実現することが技術的な課題となる。
本発明のロック偏移検出器は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、
鉄道における分岐器を転換する転てつ装置の固定部に固定される発光器と、前記転てつ装置の鎖錠かんに固定されて前記鎖錠かんの移動に追従して移動する移動スリットと、前記転てつ装置の固定部に固定される受光器とを含む送受光ユニットを、定位側転換時に送受光可能になる定位側用と反位側転換時に送受光可能になる反位側用とに二つ具備していて、前記鎖錠かんの切欠とそこに挿抜されるロックピースとの位置ずれであるロック偏移を前記発光器と前記受光器との送受光に対する前記移動スリットによる遮光の有無に基づいて検出するロック偏移検出器において、
前記送受光ユニットを定位側用と反位側用との何れか一方または双方について複数化して前記鎖錠かんの移動方向へ並べた並設ユニットを備え、前記移動スリットの幅が前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットの間で異なっていることを特徴とする。
また、本発明のロック偏移検出器は(解決手段2)、上記解決手段1のロック偏移検出器であって、前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットに係る遮光の有無に基づいてロック偏移の状態を区分けする判定部を具備したことを特徴とする。
さらに、本発明のロック偏移検出器は(解決手段3)、上記解決手段2のロック偏移検出器であって、前記判定部が、前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットに係る遮光の有無がロック偏移の想定状態から外れているときには機器の異常と判定するようになっていることを特徴とする。
このような本発明のロック偏移検出器にあっては(解決手段1)、定位側用の送受光ユニットか反位側用の送受光ユニットか少なくとも一方については送受光ユニットを複数化して並べたことにより、複数の送受光ユニットが並んでいる並設ユニットにあっては、それが定位側用であれ反位側用であれ、その並設ユニットに属する複数の送受光ユニットにより並行して送光がなされる。
しかも、その複数の送受光ユニットの間で移動スリットの幅を異ならせたことにより、移動スリットによる遮光に基づくロック偏移量の切り分けも、異なる複数の量について行われて、多段階化される。
したがって、この発明によれば、ロック偏移の程度を二つ割りより細かな多段階で検出しうるロック偏移検出器を実現することができる。
また、本発明のロック偏移検出器にあっては(解決手段2)、並設ユニットにおける複数の送受光ユニットに係る遮光の有無に基づいてロック偏移の状態を区分けする判定部を設けたことにより、ロック偏移の程度が二分割よりも細かく判別されるので、ロック状態の評価や修繕実施の判断がしやすくなる。
さらに、本発明のロック偏移検出器にあっては(解決手段3)、並設ユニットにおける送受光ユニットの複数化に伴い、複数の送受光ユニットに係る遮光の有無のパターンの数がロック偏移の状態の区分の数よりも多くなって、ロック偏移の想定状態から外れた遮光有無パターンも発現しうるので、その発現時には機器の異常が発生したと判定することにより、簡便に、異常検出機能まで発揮することができる。
本発明の実施例1について、ロック偏移検出器の構造を示し、(a)が鎖錠かん追従部材と発光部と受光部との配置図、(b)がその要部の詳細図、(c)が判定部等のブロック図である。 ロック偏移が無いときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 ロック偏移が小さいときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 ロック偏移が中程度のときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 ロック偏移が大きいときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 ロック偏移が有意レベルに達したときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 一部の発光器が故障したときの検出状態を示し、(a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を表す拡大側面図、(b)が鎖錠かん追従部材の移動スリットによる透遮光状態を表す配置図である。 基本的なポイントと転てつ装置とに係る概要平面図であり、(a)が定位側で鎖錠した状態、(b)が定位側で解錠した状態、(c)が反位側へ転換した状態、(d)が反位側で鎖錠した状態を示している。 (a)がカムと鎖錠かんの切欠との位置関係を示す側面図、(b)がその要部の拡大図、(c)が従来のロック偏移検出器の概要構成図である。
このような本発明のロック偏移検出器について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜9に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を総て具現化したものであり、その図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,ギヤ等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明のロック偏移検出器の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1は、ロック偏移検出器40〜90の構造を示し、(a)が,鎖錠かん追従部材40と,定位側の発光部50及び反位側の発光部50と,定位側の受光部60及び反位側の受光部60とに係る配置図、(b)が定位側か反位側へ転換完了後の並設ユニット40〜60に係る要部詳細図、(c)が判定部90等のブロック図である。
ロック偏移検出器40〜90は、既述した従来のロック偏移検出器30と同様に、定位側転換時に送受光可能になる定位側用の送受光ユニットと、反位側転換時に送受光可能になる反位側用の送受光ユニットと具備している。そして、鎖錠かん22に形成された定位側の切欠23及び反位側の切欠23と、その鎖錠かん切欠23に挿抜されるロックピース26との位置ずれであるロック偏移を、送受光ユニットにおける発光器と受光器との送受光に対する移動スリットによる遮光の有無に基づいて検出するようになっている。
送受光ユニットにおいては発光器や受光器が転てつ装置の固定部に固定される一方で移動スリットが鎖錠かん追従部材に設けられることも従来と同様であるが、送受光ユニットが複数化されて鎖錠かん22の移動方向に並んで並設ユニットになっている点で従来品と明確に異なる。
判定についても、ロック偏移の有り無しという単純な適否判定にとどまることなく、中間段階や機器異常も判別しうる木目細かなものになっている。
具体的には(図1(a)参照)、並設ユニット40〜60は、既述した従来の定位側用送受光ユニット31〜35と同様に定位側用と反位側用との二カ所に設けられている。
何れの並設ユニット40〜60も(図1(b)参照)、鎖錠かん追従部材40に四つ形成されて鎖錠かん22の移動方向に並んでいる複数の移動スリット41〜44と、発光部50に四つ設けられて鎖錠かん22の移動方向に並んでいる複数の発光器51〜54と、受光部60に四つ設けられて鎖錠かん22の移動方向に並んでいる複数の受光器61〜64とを具備している。
また(図1(a),(b)参照)、何れの並設ユニット40〜60においても、移動スリット41と発光器51と受光器61とが一組目の送受光ユニット41+51+61を構成し、移動スリット42と発光器52と受光器62とが二組目の送受光ユニット42+52+62を構成し、移動スリット43と発光器53と受光器63とが三組目の送受光ユニット43+53+63を構成し、移動スリット44と発光器54と受光器64とが四組目の送受光ユニット44+54+64を構成し、それら四組の送受光ユニットが鎖錠かん22の移動方向(図では左右)へ並んでいる。
定位側用の並設ユニット40〜60に属する四組の送受光ユニットは何れも既述した従来の送受光ユニットと同じく定位側への転換完了時に送受光が可能になるものであり、反位側用の並設ユニット40〜60に属する四組の送受光ユニットは何れも既述した従来の送受光ユニットと同じく反位側への転換完了時に送受光が可能になるものである。また、発光器51〜54も何れも既述の発光ダイオード31と同様のもので良く、受光器61〜64も何れも既述の受光器35と同様のもので良く、それら51〜54,61〜64は意識的に異ならせる必要が無い。これに対し、移動スリット41〜44については、少なくとも二つのスリットで、望ましくは総てのスリットで、幅が明確に相違させられる。
図示の移動スリット41〜44については、定位側のものも反位側のものも、移動スリット41の幅が最も狭く、移動スリット42,43,44の順に幅が広くなっている。
それらのうち最も幅の広い移動スリット44の幅は、ロック偏移の限界を検知するために、既述の移動スリット33と同じく、ロック偏移量が限界値の1.3mm以下であれば発光器54からの光を通過させて受光器64に到達させるが、ロック偏移量が限界値の1.3mmを超えると発光器54からの光を鎖錠かん追従部材40で遮って受光器64に到達させないサイズになっている。
これに対し、最も幅の狭い移動スリット41は、ロック偏移量が十分に無視できる例えば0.5mm以下か否かに応じて透光/遮光を切り替えるサイズになっている。
移動スリット42,43の幅は、それらの間のサイズ、例えば0.8mm以下か否か或いは1.1mm以下か否かに応じて透光/遮光を切り替えるサイズになっている。
なお、図示のように広狭の順に並べると視認しやすいが、その並びが次に述べる判定部90等の後続処理に必要という訳ではない。
そのような四つの移動スリット41〜44による四つの透光/遮光状態は(図1(b),(c)参照)、定位側のセンサ群に属する四つの受光器61〜64から一組の受光信号A〜Dとして出力されるとともに、反位側のセンサ群に属する四つの受光器61〜64からもう一組の受光信号A〜Dとして出力され、例えばリレーを用いた入力回路80を介して、判定部90に取り込まれる。
定位側に転換が完了している状態や反位側に転換が完了している状態を判別するのに必要な信号である転てつ機制御信号WRや転てつ機表示信号KRも、定位・反位判別回路70や入力回路80を介して、判定部90に取り込まれるようになっている。
判定部90は(図1(c)参照)、論理判定を行える回路であって、並設ユニット40〜60に属する四組の送受光ユニット41+51+61,42+52+62,43+53+63,44+54+64に係る遮光の有無を示す受光信号A〜Dの値に基づいてロック偏移の状態を区分けすることができれば、論理素子の組み合わせ回路からなるものであっても良く、判別表を保持したROM等の記憶素子を主体にした回路であっても良く、マイクロプロセッサ等を主体にした回路からなるものであっても良い。
図示の例では、それぞれの送受光ユニットにおける透光/遮光の状態が1/0の二値で判定部90に取り込まれることに対応させて、受光信号A〜Dの値が“1111”なら「偏移無」と判定し、受光信号A〜Dの値が“0111”なら「偏移小」と判定し、受光信号A〜Dの値が“0011”なら「偏移中」と判定し、受光信号A〜Dの値が“0001”なら「偏移大」と判定し、受光信号A〜Dの値が“0000”なら「偏移有」と判定し、それ以外の値に受光信号A〜Dがなったときには「機器の異常」と判定するようになっている。このようにロック偏移の状態を区分けして得られた判定結果は、図示は割愛したが、適宜な表示や外部への信号送出などに供されるようにもなっている。
そのような判定手段(判定表,判定ユニット)が図示の判定部90には定位側用と反位側用とに二つ設けられているが、移動スリット41〜44に係る幅の並び順や受光信号A〜Dの並び等が定位側用と反位側用とで適切に対応づけられていれば判定表を一つに纏めて定位側と反位側とで共用することもできる。いずれにしても、判定の実行や出力は、転てつ機制御信号WRや転てつ機表示信号KRの値に基づいて定位側か反位側かどちらかへ転換が完了した状態になっているのが確認できてから行われるようになっている。
この実施例1の並設ユニット40〜60について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図2〜図7は、何れも、(a)がカム25のロックピース26と鎖錠かん22の切欠24との位置関係を表す拡大側面図であり、(b)が鎖錠かん追従部材40の移動スリット41〜44による透遮光状態を表す配置図である。
図2〜図7のうち、図2は、ロック偏移が無いときの検出状態を示し、図3は、ロック偏移が小さいときの検出状態を示し、図4は、ロック偏移が中程度のときの検出状態を示し、図5は、ロック偏移が大きいときの検出状態を示し、図6は、ロック偏移が有意レベルに達したときの検出状態を示し、図7は、発光器51〜54のうち発光器53が故障したときの検出状態を示してる。
現場への転てつ装置20を設置した直後の初期調整やその後の再調整は(図2参照)、分岐器の転換が適切に行われることの確認が得られてから、転換完了状態で行う。その際、鎖錠かん22の移動方向における鎖錠かん追従部材40の取り付け位置の修正や、鎖錠かん追従部材40の移動方向における発光部50や受光部60の取り付け位置の修正、発光部50における発光器51〜54の取り付け位置の微修正などを、適宜採択したり組み合わせて調整を進める。そして、発光器51〜54からの送光が何れも対応する移動スリット41〜44の中央を通過することを確認して(図2(b)参照)、調整を終える。
このような調整により、移動方向間隙G1,G2に差が無くなるか無視できるほど小さくなるとともに(図2(a)参照)、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“1111”になるので、判定部90から「偏移無」との判定結果が出される(図1(c)参照)。
そして(図3参照)、転てつ装置20の使用が続いて、トングレール11の移動範囲の変化等に起因して鎖錠かん22の移動範囲が変化し、移動方向間隙G1,G2の変位量が0.5mmを超えると、最も幅の狭い移動スリット41によって発光器51からの送光だけが遮られるため(図3(b)参照)、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“0111”になるので、判定部90から「偏移小」との判定結果が出される(図1(c)参照)。
さらに(図4参照)、継続使用等によって移動方向間隙G1,G2の変位量が0.8mmを超えると(図4(a)参照)、移動スリット41,42により発光器51,52からの送光が遮られて(図4(b)参照)、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“0011”になるので、判定部90から「偏移中」との判定結果が出される(図1(c)参照)。
さらに(図5参照)、継続使用等によって移動方向間隙G1,G2の変位量が1.1mmを超えると(図5(a)参照)、移動スリット43により発光器53からの送光までも遮られて(図5(b)参照)、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“0001”になるので、判定部90から「偏移大」との判定結果が出される(図1(c)参照)。
さらに(図6参照)、継続使用等によって移動方向間隙G1,G2の変位量が1.3mmを超えると(図6(a)参照)、移動スリット41〜44の総てについて発光器51〜54の送光が遮られるため(図6(b)参照)、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“0000”になるので、判定部90から「偏移有」との判定結果が出される(図1(c)参照)。この判定結果は、従来同様、ロック偏移が許容限界を超えたことを示す。
これに対し、その「偏移有」に先行して出された「偏移小」と「偏移中」と「偏移大」は、ロック偏移が許容限界には未だ達していないが、「偏移無」の状態から外れて許容限界に向かいつつあることを示しているので、ロック偏移の予兆となる。
また(図7参照)、ロック偏移が無くて移動方向間隙G1,G2の変位量が0.5mm以下であっても(図7(a)参照)、例えば発光器51〜54のうち発光器53が故障して移動スリット43への送光が行われなくなった場合(図7(b)参照)、移動スリット43による遮光が無くても受光器63が受光できなくて、転換完了時の受光信号A〜Dの値が“1101”になることから、判定部90から「異常」との判定結果が出されるので(図1(c)参照)、ロック偏移よりも先に機器の異常に対処すべき状態であることが分かる。受光器63の故障や、移動スリット43の詰まり、スリット幅の狭い送受光ユニットよりスリット幅の広い送受光ユニットが先に故障した場合も、同様である。
[変形例1]
上記の実施例では、転換完了時の判定においてロック偏移の状態区分と機器異常の有無とを分けて何れかを検知するようになっていたが、判定部90の判定表(図1(c)参照)を改良するといった簡便な対処にてロック偏移の状態区分と機器異常の有無等を同時に検知することも可能である。異常状態等を総て検出できる訳でなく完全に区分できる訳でもないが、或る程度の確度で故障箇所の予測等に役立つ。例えば、受光信号A〜Dの値と偏移量の区分と機器異常の有無状態とを以下のように対応させれば良い。
A〜D値“0001”には「偏移大」と「正常」とを対応させ、A〜D値“0011”には「偏移中」と「正常」とを対応させ、A〜D値“0111”には「偏移小」と「正常」とを対応させ、A〜D値“1111”には「偏移無」と「正常」とを対応させる。
また、A〜D値“0010”には「偏移中」と「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“0101”には「偏移小」と「送受光ユニット43+53+63異常」とを対応させ、A〜D値“0110”には「偏移小」と「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“1011”には「偏移無」と「送受光ユニット42+52+62異常」とを対応させ、A〜D値“1101”には「偏移無」と「送受光ユニット43+53+63異常」とを対応させ、A〜D値“1110”には「偏移無」と「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させる。
さらに、A〜D値“0100”には「偏移小」と「送受光ユニット43+53+63異常」及び「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“1001”には「偏移無」と「送受光ユニット42+52+62異常」及び「送受光ユニット43+53+63異常」とを対応させ、A〜D値“1010”には「偏移無」と「送受光ユニット42+52+62異常」及び「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“1100”には「偏移無」と「送受光ユニット43+53+63異常」及び「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“1000”には「偏移無」と「送受光ユニット42+52+62異常」,「送受光ユニット43+53+63異常」,及び「送受光ユニット44+54+64異常」とを対応させ、A〜D値“0000”には「偏移有」と「不明」とを対応させるといった具合である。
[変形例2]
上記の実施例では、転換完了時に偏移が無ければ受光信号A〜Dが総て得られて発光器と受光器との対が総て正常であることを確認できるようになっていたが、ロック偏移が生じたときには必ずしも必要な機器の総てについて状態を確認できる訳ではなかった。
これに対し、ロック偏移の有無に拘わらず発光器と受光器との対が総て正常に送受光できる状態にあるか否かを簡便に確認するには、転換途中に鎖錠かん追従部材40が移動しているときに一時的にでも受光信号A〜Dが総て得られるか否かを調べると良い。
具体的には、例えば、偏移が「無」〜「大」の範囲にあって「有」に未達のうちに確認できれば足りるのであれば、鎖錠かん追従部材40を移動させて発光部50と受光部60との間から移動スリット41〜44を抜け出させたときに両部50,60の近くに移動スリット41〜44のうち最も幅の広い移動スリット44が来るように配置しておき(図1(a)における左側の移動スリット41〜44の配置状態を参照)、鎖錠かん追従部材40の移動中に受光信号A〜Dが総て得られるか否かを確かめるようにしても良い。
これは、移動スリット41〜44の配置を規定することで(例えば図1(a)における右側の移動スリット41〜44については移動スリット44を移動スリット41〜43よりも左に位置させる配置替えにて)実現することができる。
[変形例3]
また、例えば、鎖錠かん追従部材40のうち移動中に発光部50と受光部60との間を通り抜ける部位に、移動スリット41〜44の何れよりも幅の広いスリットを追加形成しておき(例えば、図1(a)における左側の移動スリット41〜44についてはその右方に幅広スリットを追加し、図1(a)における右側の移動スリット41〜44についてはその左方に幅広スリットを追加し)、その幅広スリットを介して鎖錠かん追従部材40の移動中に得られた受光信号A〜Dを調べて、総てが得られたか否かを確かめるようにしても良い。この場合、幅広スリットを追加する必要はあるが、偏移の程度が小さかろうと大きかろうと的確に送受光の適否を確認することができる。
[その他]
上記の実施例では、送受光ユニット(41+51+61,42+52+62,43+53+63,44+54+64)が、定位側用と反位側用との双方について複数化されて、鎖錠かん追従部材40の一方部と一方の発光部50と一方の受光部60とが並んだ第1の並設ユニット40+50+60と、鎖錠かん追従部材40の他方部と他方の発光部50と他方の受光部60とが並んだ第2の並設ユニット40+50+60とが設けられていたが、このような双方の複数化は望ましいけれども必須ではなく、定位側用と反位側用との何れか一方でも複数化して並べた並設ユニットになっていれば良い。また、送受光ユニットの複数化は上例の四ユニット化に限定されるものでなく、二ユニット以上あれば良い
本発明のロック偏移検出器は、電気で動作するので、電気転てつ機に対して適用するのに向いているが、送受光部その他の電気回路部50〜90の動作に必要な電気を利用可能な環境下であれば、人力で転換する転てつ装置に対しても適用することができる。
10…基本レール、11…トングレール、12…スイッチアジャスタロッド、
13…スイッチアジャスタ、14…接続かん、15…フロントロッド、
20…転てつ装置、27…電気転てつ機、
21…動作かん、22…鎖錠かん、23…切欠、
25…カム、26…ロックピース、
30…ロック偏移検出器、
31…発光ダイオード、32…固定スリット、
33…移動スリット(鎖錠かん追従部材)、34…固定スリット、35…受光器、
40〜90…ロック偏移検出器、
40〜60…並設ユニット、
41+51+61…送受光ユニット、42+52+62…送受光ユニット、
43+53+63…送受光ユニット、44+54+64…送受光ユニット、
40…鎖錠かん追従部材、41,42,43,44…移動スリット、
50…発光部(固定部,定位側発光器群,反位側発光器群)、
51,52,53,54…発光器、
60…受光部(固定部,定位側センサ群,反位側センサ群)、
61,62,63,64…受光器、
70…定位・反位判別回路、80…入力回路、90…判定部、
A,B,C,D…受光信号、
WR…転てつ機制御信号、KR…転てつ機表示信号、
G1,G2…移動方向間隙(ロック間隔)

Claims (3)

  1. 鉄道における分岐器を転換する転てつ装置の固定部に固定される発光器と、前記転てつ装置の鎖錠かんに固定されて前記鎖錠かんの移動に追従して移動する移動スリットと、前記転てつ装置の固定部に固定される受光器とを含む送受光ユニットを、定位側転換時に送受光可能になる定位側用と反位側転換時に送受光可能になる反位側用とに二つ具備していて、前記鎖錠かんの切欠とそこに挿抜されるロックピースとの位置ずれであるロック偏移を前記発光器と前記受光器との送受光に対する前記移動スリットによる遮光の有無に基づいて検出するロック偏移検出器において、
    前記送受光ユニットを定位側用と反位側用との何れか一方または双方について複数化して前記鎖錠かんの移動方向へ並べた並設ユニットを備え、前記移動スリットの幅が前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットの間で異なっていることを特徴とするロック偏移検出器。
  2. 前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットに係る遮光の有無に基づいてロック偏移の状態を区分けする判定部を具備したことを特徴とする請求項1記載のロック偏移検出器。
  3. 前記判定部が、前記並設ユニットに属する複数の送受光ユニットに係る遮光の有無がロック偏移の想定状態から外れているときには機器の異常と判定するようになっていることを特徴とする請求項2記載のロック偏移検出器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03295902A (ja) * 1990-04-12 1991-12-26 Shingo Hoan Kyokai 電気転てつ機の鎖錠位置検出装置
JP2012206652A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nippon Signal Co Ltd:The ロック狂い検出装置

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