JP2020124481A - 枕の高さの調整方法及び高さ調整可能な枕 - Google Patents

Abstract

【課題】枕の高さの調整方法及び該方法を用いた高さ調整可能な枕を提供する。【解決手段】方法は、（イ）高さ調整可能な枕のエアバッグを枕から取り出し、エアバッグに所定の負荷を加え、エアバッグを充気、或いは放気し、エアバッグの異なる気圧に対応するエアバッグの高さを記録し、エアバッグの気圧と高さとの対応関係を取得するステップと、（ロ）枕の高さを調整する際に、気圧計によりエアバッグ内の気圧を計測し、気圧と高さとの対応関係に基づいてエアバッグの現在の高さを取得するステップと、（ハ）エアバッグの現在の高さが目標の高さと一致する場合、エアバッグの充気又は放気を停止するステップと、を含む。【選択図】なし

Description

本発明は、寝具に関し、特に枕に関する。

人々の生活リズムの加速に伴い、睡眠不足は現在の都市部の人々の普遍の現象になっている。専門家によると、睡眠不足は健康に大きな影響を及ぼし、留意する必要がる。睡眠不足の悪い影響は主に以下に反映される。１つ目は、脳の創造的な思考に影響を与える。２つ目は、青少年の成長及び発育に影響を与える。３つ目は、健康などに影響を与える。このように、快適な睡眠は人体に不可欠である。ベッドで休憩する際に、頭は枕で支えられて、一定の角度で上に傾く必要がある。よって、枕のフィット感は非常に重要である。選択された枕が適切でないと、頸部痛、不眠症、翌日の疲労などを引き起こし、翌日の正常な生活に影響を与える。しかし、各人の体の曲線及び睡眠姿勢などの要因により、適切な枕を選択することは非常に困難である。

人々の仰向け又は横向きの時に、適切な枕の高さが異なるため、市販の枕では、様々な睡眠姿勢に応じて高さを自動的に調整可能な枕がある。このような枕は、エアバッグを充気、或いは放気することで枕の高さを調整し、調整を行う際に、枕がユーザの求めている高さの値に達するように、エアバッグの高さを知る必要がある。エアバッグが柔軟な装置であるため、充気後の枕の高さを検出することは困難である。

本発明は、枕の使用中に枕の高さを間接的に測定する枕の高さの調整方法を提供する。

本発明は、上記の枕の高さの調整方法を用いた高さ調整可能な枕をさらに提供する。

上記の課題を解決するために、本発明では、枕の高さの調整方法であって、（イ）高さ調整可能な枕のエアバッグを枕から取り出し、エアバッグに所定の負荷を加え、エアバッグを充気、或いは放気し、エアバッグの異なる気圧に対応するエアバッグの高さを記録し、エアバッグの気圧と高さとの対応関係を取得するステップと、（ロ）枕の高さを調整する際に、気圧計によりエアバッグ内の気圧を計測し、気圧と高さとの対応関係に基づいてエアバッグの現在の高さを取得するステップと、（ハ）エアバッグの現在の高さが目標の高さと一致する場合、エアバッグの充気又は放気を停止するステップと、を含む、枕の高さの調整方法を提供する。

１つの好ましい実施例では、ステップ（イ）において、エアバッグが門型の装置内に位置するように、エアバッグの上に該門型の装置を載置し、該門型の装置の上面に所定の負荷を加えて睡眠時のユーザの頭の枕への圧力をシミュレートし、門型の装置の上面の異なる気圧での高さを計測し、エアバッグの異なる気圧での高さを取得する。

本発明では、上記の枕の高さの調整方法を用いた、高さ調整可能な枕をさらに提供する。

従来技術に比べて、本発明の各態様は以下の有利な効果を有する。

本発明に係る枕の高さの調整方法では、エアバッグの高さとエアバッグの気圧とを関連付け、枕の高さの調整中にエアバッグの気圧を検出し、該気圧を高さに変換することでエアバッグの高さを間接的に検出することができる。このような方法は、計算量が少なく、速度が速く、枕が目標位置に上昇又は降下する際に、エアバッグの充気又は放気を迅速に停止することができ、優れた実用性を有する。

以下は具体的な実施例を参照しながら本発明を説明する。

本発明に係る枕の高さの調整方法は以下のステップを含む。

（１）高さ調整可能な枕のエアバッグを枕から取り出し、エアバッグに所定の負荷を加え、エアバッグを充気、或いは放気し、エアバッグの異なる気圧に対応するエアバッグの高さを記録し、エアバッグの気圧と高さとの対応関係を取得する。

具体的には、本実施例では、２ＫＰａ、３ＫＰａ、５ＫＰａ、及び８ＫＰａのエアバッグの気圧での対応するエアバッグの高さをそれぞれ測定し、人間の頭の重さをシミュレートするために、負荷は３ｋｇである。

測定の際に、エアバッグが門型の装置内に位置するように、エアバッグの上に該門型の装置を載置し、該門型の装置の上面に３ｋｇの負荷を加えて、睡眠時のユーザの頭の枕への圧力をシミュレートし、門型の装置の上面の異なる気圧での高さを計測し、エアバッグの異なる気圧での高さを取得する。測定の精度を確保するために、門型の装置の上面において４つの位置を選択して測定を行い、最後に平均値を求める。

測定されたデータは以下の通りである。

（２）枕の高さを調整する際に、気圧計によりエアバッグ内の気圧を計測し、気圧と高さとの対応関係に基づいてエアバッグの現在の高さを取得する。

（３）エアバッグの現在の高さが目標の高さと一致する場合、エアバッグの充気（空気入れ）又は放気（空気抜き）を停止する。

本実施例は、上述した枕の高さの調整方法を用いた高さ調整可能な枕をさらに提供する。

以上は本発明の好ましい実施例を説明しているが、本発明の範囲はこれに限定されず、当業者が本発明の変形又は技術的範囲を容易に想到することができる。変形例も本発明の範囲内のものである。よって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲により決定されるべきである。

Claims (3)

1. 枕の高さの調整方法であって、
   （イ）高さ調整可能な枕のエアバッグを枕から取り出し、エアバッグに所定の負荷を加え、エアバッグを充気、或いは放気し、エアバッグの異なる気圧に対応するエアバッグの高さを記録し、エアバッグの気圧と高さとの対応関係を取得するステップと、
   （ロ）枕の高さを調整する際に、気圧計によりエアバッグ内の気圧を計測し、気圧と高さとの対応関係に基づいてエアバッグの現在の高さを取得するステップと、
   （ハ）エアバッグの現在の高さが目標の高さと一致する場合、エアバッグの充気又は放気を停止するステップと、を含む、枕の高さの調整方法。
2. ステップ（イ）において、エアバッグが門型の装置内に位置するように、エアバッグの上に該門型の装置を載置し、該門型の装置の上面に所定の負荷を加えて睡眠時のユーザの頭の枕への圧力をシミュレートし、門型の装置の上面の異なる気圧での高さを計測し、エアバッグの異なる気圧での高さを取得する、請求項１に記載の枕の高さの調整方法。
3. 請求項１又は２に記載の枕の高さの調整方法を用いた、高さ調整可能な枕。