JP2020122623A - Constant-pressure valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、定圧弁に関する。 The present invention relates to a constant pressure valve.
家庭向けの冷暖房エアコンにおいては、冷媒の流量制御を任意に行える電動弁が使用される一方、冷房専用エアコンにおいては、コストを重視してキャピラリチューブが使用されている。しかしながら、省エネや冷房効率向上の観点から、冷房専用エアコンにおいても、キャピラリチューブよりも流量制御に優れた代替品に置き換えたいとの要請がある。このような要請に対し、比較的低コストの機械式定圧弁を使用できないか検討されている。 In home-use cooling and heating air conditioners, electrically operated valves that can arbitrarily control the flow rate of the refrigerant are used, while in cooling-only air conditioners, a capillary tube is used with a focus on cost. However, from the viewpoint of energy saving and improvement of cooling efficiency, there is a demand for replacing the air conditioner only for cooling with a substitute that is superior in flow rate control to the capillary tube. In response to such a request, it is being investigated whether a relatively low cost mechanical constant pressure valve can be used.
機械式定圧弁においてコストを重視する場合、例えばプレス加工により塑性加工を施した鋼板を用いて、ケースを形成することが一案である。鋼板に塑性変形を施すことで複数部品を単一化でき、溶接やロウ付けの箇所を減らすことができるため、コストを抑えることができる他、部品のつなぎ目からの冷媒漏れなどを抑制することもできる。特許文献1においては、感温部のハウジングと弁部のボディとをプレス加工品で形成した温度式膨張弁が開示されている。
When the cost is emphasized in the mechanical constant pressure valve, it is an idea to form the case by using a steel plate that is plastically processed by press working, for example. By plastically deforming the steel sheet, multiple parts can be unified, and the number of welding and brazing points can be reduced, which can reduce costs and also prevent refrigerant leakage from the joints of parts. it can.
ところで、特許文献1の図1に示す膨張弁では、膨張弁の内部が、感温部のアッパハウジングとダイアフラムとの間、ダイアフラムと第1のプレートとの間、第1のプレートと第2のプレートとの間、第2のプレートと荷重調整片との間というように、4つの区画に仕切られている。これは、ダイアフラムと第1のプレートの間に、エバポレータから排出された冷媒を導入するために必要な構成であり、そのためハウジング内の構造の複雑化を招いている。したがって特許文献1の膨張弁では、例えハウジングをプレス加工品から形成したとしても、構造の複雑化によるコストの上昇が避けられない。また、特許文献1では、膨張弁をどのようにして製造するか明らかにされておらず、その実現性も不確かである。
By the way, in the expansion valve shown in FIG. 1 of
そこで本発明は、低コストで製造可能な、改良された定圧弁を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an improved constant pressure valve that can be manufactured at low cost.
上記目的を達成するために、本発明による定圧弁は、コンデンサに接続された流入管と、エバポレータに接続された流出管との間に配置される冷凍サイクル用の定圧弁であって、
前記流入管と前記流出管とに連通する圧力検出室と、ガスが封入された圧力作動室とを内部に備えたケースと、前記ケース内において、前記圧力検出室と前記圧力作動室とを仕切る可撓性のダイアフラムと、前記ダイアフラムの変位に応じて移動する弁体と、前記弁体が接近することにより開口制限がなされるオリフィス部と、前記弁体を前記オリフィス部に向かって付勢する付勢部材と、を有し、
前記ケースは、少なくとも前記ダイアフラムとの当接部から前記流出管の接続部にわたって、塑性変形された単一の板材を用いて形成されており、
前記付勢部材の付勢力に抗して、前記ダイアフラムが前記弁体を前記オリフィス部から離間させたとき、前記流入管から流入した流体が、前記弁体と前記オリフィス部との隙間を介して前記圧力検出室内に向かう、ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a constant pressure valve according to the present invention is a constant pressure valve for a refrigeration cycle arranged between an inflow pipe connected to a condenser and an outflow pipe connected to an evaporator,
A case having therein a pressure detection chamber communicating with the inflow pipe and the outflow pipe, and a pressure working chamber in which gas is sealed, and a partition between the pressure detection chamber and the pressure working chamber in the case. A flexible diaphragm, a valve body that moves according to the displacement of the diaphragm, an orifice portion that restricts the opening when the valve body approaches, and a biasing force of the valve body toward the orifice portion. And a biasing member,
The case is formed by using a single plate material that is plastically deformed at least from a contact portion with the diaphragm to a connection portion of the outflow pipe,
When the diaphragm separates the valve body from the orifice portion against the urging force of the urging member, the fluid flowing from the inflow pipe passes through the gap between the valve body and the orifice portion. It is characterized in that it goes to the pressure detection chamber.
本発明により、低コストで製造可能な、改良された定圧弁を提供することができる。 The present invention can provide an improved constant pressure valve that can be manufactured at low cost.
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings.
(方向の定義)
本明細書において、弁体からダイアフラムに向かう側を「上方」と定義し、ダイアフラムから弁体に向かう側を「下方」と定義する。
(Definition of direction)
In this specification, the side from the valve body toward the diaphragm is defined as "upper side", and the side from the diaphragm toward the valve body is defined as "lower side".
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態における定圧弁1の構成について説明する。図1は、本実施形態における定圧弁1を、冷媒循環システム100に適用した例を模式的に示す概略断面図である。定圧弁1は、コンプレッサ101と、コンデンサ102と、エバポレータ103とに流体接続されて、冷凍サイクルの一部を構成する。
(First embodiment)
The configuration of the
定圧弁1は、弁本体2と、弁体3と、付勢装置4と、作動棒5と、ストッパ部材6と、ダイアフラム7と、これらを内包するケース8とを具備する。作動棒5とストッパ部材6とで、作動部材を構成する。また、定圧弁1の軸線をLとする。
The
ケース8は、中央に上側開口81aを備えた略円盤状の上蓋部材81と、ダイアフラム7を挟んで上蓋部材81と対向する受け部材82とを有する。上蓋部材81と受け部材82は、それぞれ金属製の単一の板材をプレス加工することによって形成される。
The
上蓋部材81の中央はドーム状に盛り上がっており、上側開口81aの周囲は薄肉状とされ、内側に向かって円形に陥没した陥没部81bとなっている。陥没部81bに接合されるようにして、栓83が上側開口81aを封止している。
The center of the
受け部材82は、外径が上蓋部材81と略等しい環状のフランジ部82aと、フランジ部82aの内周に上端を接合した中空有底の円筒部82bとを有する。円筒部82bの底部中央には、下側開口82cが形成され、円筒部82bの側壁には、側壁開口82dが形成されている。接続部である側壁開口82dには、流出管104の一端がロウ付けにより固定されている。流出管104の他端は、エバポレータ103に連結されている。流出管104の軸線をOとする。
The
ダイアフラム7は、同心円の凹凸形状を複数個形成した薄い可撓性の板材からなり、フランジ部82aの外径とほぼ同じ外径を有する。
The
略円筒状の弁本体2は、受け部材82の円筒部82bの内周に当接して位置決めされる大径部21と、大径部21の下方に同軸に接続された小径部22と、小径部22の下方に同軸に接続され下側開口82cに嵌合する円管部23とを有する。大径部21は、図示していないがその外周に軸線方向に延在する複数の溝を有しており、これにより大径部21の下面側から上面側へと冷媒(流体)が通過可能に連通している。
The substantially
円管部23の下端は、ケース8の下側開口82cから下方に突出するように延在している。下側開口82c内において、円管部23の下端には流入管105の上端が内挿されて、段部に突き当てられており、この状態で円管部23と流入管105とはロウ付けにより固定されている。流入管105の下端は、コンデンサ102に連結されている。流入管105の軸線は、定圧弁1の軸線Lに一致する。
The lower end of the
弁本体2には、軸線Lに直交する方向に小径部22を貫通する連通孔20cが形成されている。連通孔20cの軸線は、流出管104の軸線Oと一致していると好ましいが、ずれていてもよい。
The
また弁本体2には、その上端から軸線Lに沿って、上方から円筒状の上部開口20a、円筒状の下部開口20b、円筒状のオリフィス部20eが同軸に形成されている。上部開口20aは、弁本体2から上方に突出して形成された環状部20fの上面で開口している。下部開口20bは、上部開口20aよりも小径であり、また上部開口20aと連通孔20cとの間を連結している。オリフィス部20eは、下部開口20bよりも大径であって、連通孔20cに連通するとともに、円管部23の内側で且つ小径部22の下端で開口している。すなわち上部開口20a、下部開口20b、連通孔20c、オリフィス部20eが、軸線Lに沿って弁本体2を貫通する円筒状空間を形成している。オリフィス部20eの内径は、流量制御の観点から精度良く形成する必要があるが、連通孔20cまでの短い距離の加工で足りるため、比較的加工が容易である。
Further, the
上蓋部材81とダイアフラム7とで囲われた空間が圧力作動室POを形成し、ダイアフラム7と受け部材82とで囲われた空間が圧力検出室PDを形成する。
The space surrounded by the
ダイアフラム7の下方に、ストッパ部材6が配置されている。ストッパ部材6は、ダイアフラム7に対向する円板61と、円板61の下面中央の植設された円筒軸62とを有する。円筒軸62は、弁本体2の上部開口20aよりも軸線長が短く、また上部開口20aに摺動可能に嵌合している。
A
一方、弁本体2の下部開口20bとオリフィス部20eに挿通された円形の作動棒5は、その上端が円筒軸62の下端に当接している。作動棒5の下端は、下部開口20bから下方に露出し、球状の弁体3に溶接されている。下部開口20bは、作動棒5を案内するガイド穴となるため、両者間の隙間は小さくなっている。一方、オリフィス部20eと作動棒5の隙間は、冷媒を通過させるため、下部開口20bと作動棒5との隙間より大きくなっている。
On the other hand, the
弁体3がオリフィス部20eの縁に当接(着座)しているとき、開口制限がなされて流入管105と流出管104とは非連通状態となる。これに対し、作動棒5が下方向に移動して弁体3をオリフィス部20eから離間させると、流入管105と流出管104とは連通状態となる。ただし、弁体3がオリフィス部20eに当接した場合でも、制限された量の冷媒を流入管105から流出管104へと流すこともある。
When the
次に、付勢装置4について説明する。図1において、付勢装置4は、円形の線材を螺旋状に巻いたコイルばね41と、コイルばね41の上端に取り付けられて弁体3を支持する弁体サポート42と、コイルばね41の下端を支持しつつ弁本体2に取り付けられるばね受け部材43とを備え、流入管105内に配置されている。付勢部材であるコイルばね41は、弁体3をオリフィス部20eに向かって付勢する。
Next, the
弁体サポート42は、上面の円錐形状の窪み42aと、径方向に広がるフランジ部42bと、フランジ部42bに連結された円筒部42cとを有する。窪み42aは、弁体3を定位置に支持する。フランジ部42bは、コイルばね41の上端を支持する。円筒部42cは、コイルばね41の内周に係合して、弁体サポート42の軸線Lに直交する方向の相対変位を抑制する。
The
ばね受け部材43は、流入管105に固定されてコイルばね41の下端を支持するとともに、冷媒の通過を阻害しない機能を有する。このためばね受け部材43は、短円管形状であって流入管105の内径より小さな外径を有する。ばね受け部材43の外周中央に、周溝43aが形成されている。
The
(定圧弁の組み立て工程)
定圧弁1の組み立て工程について説明する。まず、金属製の板材をプレス加工することによって図1に示す形状に塑性変形させ、上蓋部材81と受け部材82を得る。次いで、上蓋部材81に上側開口81aをプレス打ち抜き加工などにより形成し、受け部材82に下側開口82cと側壁開口82dをプレス打ち抜き加工などにより形成する。プレス加工品を用いてケース8を形成することにより、コスト低減を図れる。
(Constant pressure valve assembly process)
The assembly process of the
なお、弁本体2や弁体サポート42は切削加工などで形成するが、これらは比較的小型であるため、切削量が少なくコストを抑制できる。また、その他の部品は汎用品を用いることができ、コストを低減できる。
The
次に、図1に示す態様で、受け部材82に弁本体2を上方から挿入し、円管部23を下側開口82cから露出させ、円管部23と円筒部82bの底壁との間を、例えばTIG溶接やレーザ溶接、プラズマ溶接等により周溶接して一体化し、溶接部W2を形成する。
Next, in the mode shown in FIG. 1, the
その後、流出管104の端部を受け部材82の側壁開口82dに挿入して、流出管104の端部外周と側壁開口82dの周囲との間をロウ付けすることにより固定する。さらに、ストッパ部材6の円筒軸62を、弁本体2の上部開口20aに挿入する。
After that, the end portion of the
かかる状態を維持しつつ、上蓋部材81と、ダイアフラム7と、受け部材82のフランジ部82aのそれぞれ外周部(当接部)を重ね合わせた状態で、当該外周部を例えばTIG溶接やレーザ溶接、プラズマ溶接等により周溶接して一体化し、溶接部W1を形成する。このようにして接合された上蓋部材81と受け部材82とで、ケース8を構成する。
While maintaining this state, the outer peripheral portion (contact portion) of the
続いて、上蓋部材81に形成された上側開口81aから、上蓋部材81とダイアフラム7とで囲われる空間(圧力作動室PO)内に、不活性ガスなどの作動ガスを充填する。その後、上側開口81aを栓83で封止し、更にプロジェクション溶接等を用いて、栓83を上蓋部材81に固定することにより、作動ガスを封入する。このとき、陥没部81bの周囲が薄肉であるため、適切な溶接を行うことができる。また、栓83の外周形状に対応して、陥没部81bが所定の円錐形状に形成されているので、溶接により生じたスパッタなどがダイアフラム7上に落下することを回避できる。
Then, a space (pressure working chamber PO) surrounded by the
その後、弁体3を下端に溶接した作動棒5を、その上端から弁本体2の下部開口20b内へと挿入して、ストッパ部材6の円筒軸62の下端に当接させる。更に、付勢装置4を予め組み入れた流入管105の上端を、弁本体2の円管部23の内周に嵌合させる。かかる状態を維持しつつ、流入管105の外周と円管部23の端部との間をロウ付けすることにより両者を固定する。
After that, the operating
なお、図1において、付勢装置4のばね受け部材43の下方において、流入管105の内周に飛び出した突起PJは、流入管105の外周をポンチ等で叩くことによって形成できる。突起PJは、流入管105内に別管を挿入する際に、別管が入り込みすぎないように阻止する機能と、ばね受け部材43が不用意に流入管105から落下しないように係止する機能とを有する。
In FIG. 1, below the
(コイルばねの調整)
圧力作動室PO内と圧力検出室PD内との差圧と、コイルばね41の弾性力とのバランスで、ダイアフラム7が変位するか否かが決まる。所望のタイミングでダイアフラム7を変位させるには、コイルばね41の弾性力を所定値にセットする必要がある。
(Adjustment of coil spring)
Whether or not the
そこで、本実施の形態においては、流入管105の内側に挿入した不図示の治具を用いて、ばね受け部材43を突き上げることによりコイルばね41を圧縮し、所望の弾性力を付与することができる。所望の弾性力になったか否かは、不図示の治具に連結された荷重計などで測定可能である。
Therefore, in the present embodiment, the
コイルばね41が所望の弾性力を発揮するようになったときに、ばね受け部材43の径方向外側で流入管105の外周をカシメる。これにより塑性変形したカシメ部CKが、ばね受け部材43の周溝43aに嵌入するので、ばね受け部材43が流入管105に固定されることとなる。以上で、定圧弁1が完成する。
When the
(定圧弁の動作)
図1を参照して、定圧弁1の動作例について説明する。コンプレッサ101で加圧された冷媒(流体)は、コンデンサ102で液化され、流入管105を介して定圧弁1に送られる。定圧弁1から排出された冷媒はエバポレータ103に送り出され、エバポレータ103で、エバポレータの周囲を流れる空気と熱交換される。更にエバポレータ103を通過した冷媒は、コンプレッサ101側へ戻される。このように、冷媒循環システム内を冷媒が循環する。
(Operation of constant pressure valve)
An operation example of the
定圧弁1には、コンデンサ102から高圧冷媒が供給される。より具体的には、コンデンサ102からの高圧冷媒は、流入管105に進入し、ばね受け部材43を通過して弁体3の周囲に達する。
High-pressure refrigerant is supplied to the
本実施形態において、圧力検出室PDは、流出管104を介してエバポレータ103の冷媒入口と連通している。このため、流出管104へと流れる冷媒の圧力に応じて、ダイアフラム7により隔てられた圧力作動室PO内の作動ガスの体積が変化する。圧力作動室PO内の作動ガスが液化されると内圧が減少し、コイルばね41の付勢力に抗しきれずにダイアフラム7と共に作動棒5は上方向に変位し、弁体3が下部開口20bの縁に着座する。
In this embodiment, the pressure detection chamber PD communicates with the refrigerant inlet of the
一方、圧力作動室PO内の作動ガスが気化されると内圧が増大し、コイルばね41の付勢力に抗してダイアフラム7と共に作動棒5は下方向に変位し、弁体3が下部開口20bの縁から離間する。こうして定圧弁1の開状態と閉状態との間の切り換えが行われる。
On the other hand, when the working gas in the pressure working chamber PO is vaporized, the inner pressure increases, the working
定圧弁1が開状態であると、弁体3と下部開口20bとの間を通過した冷媒は、下部開口20bから連通孔20cに進入し、更に圧力検出室PDを通過して流出管104からエバポレータ103へと送られる。このように定圧弁1では、エバポレータ103へと戻る冷媒の圧力に応じて、定圧弁1からエバポレータ103に向けて供給される冷媒の量が自動的に調整される。
When the
更に図1に示すように、円筒部82bの内周と、弁本体2の小径部22の外周との間には隙間Δが形成されている。このため、連通孔20cと流出管104の取り付け位置関係に関わらず(相互の向きを一致させずとも)、定圧弁1を通過する冷媒の流量を確保できる。この結果、連通孔20cと流出管104との位置決の必要がなくなり、製造工数低減が図れる。
Further, as shown in FIG. 1, a gap Δ is formed between the inner circumference of the
また、詳細は後述するが、円筒部82bの側壁開口82dに流出管104の端部を挿入すると、円筒同士を交差させた際に生じる幾何学的関係に従い、流出管104の端部上下が円筒部82bの内周面から突出する。更に、弁本体2の外径と円筒部82bの内径が略等しければ、両者の干渉を回避するため、工数をかけて流出管104の突出部を削除するか、或いは円筒部82bを大径とする必要が生じる。円筒部82bの大径化は、定圧弁1の大型化を招く。
Further, as will be described later in detail, when the end portion of the
これに対し本実施形態によれば、弁本体2の小径部22の外周との間には隙間Δが形成されているので、流出管104の端部上下が円筒部82bの内周面から突出しても干渉することがなく、定圧弁1の製造工数低減と小型化を両立できる。
On the other hand, according to this embodiment, since the gap Δ is formed between the outer circumference of the
更に本実施形態によれば、板材を塑性変形したプレス加工品にてケースを形成し、溶接やロウ付けにより各部を接合しているので、部品同士のつなぎ目で冷媒漏れが生じる虞れが少ない。また、例えばケースと弁本体とをねじ連結した定圧弁においては、冷媒漏れを防止すべく、特殊なシールが必要になることもあるが、本実施形態ではそのようなシールは不要である。更に、ねじ連結に比べ溶接やロウ付けは耐圧性が高く、冷媒温度や環境温度の影響も受けにくいので、定圧弁1の信頼性も向上する。
Further, according to the present embodiment, since the case is formed by the pressed product obtained by plastically deforming the plate material and the respective parts are joined by welding or brazing, there is less risk of refrigerant leakage at the joint between the parts. Further, for example, in a constant pressure valve in which the case and the valve body are screw-connected, a special seal may be necessary to prevent refrigerant leakage, but such a seal is not necessary in the present embodiment. Further, the pressure resistance of welding and brazing is higher than that of screw connection, and the reliability of the
(第1の実施形態の変形例1−1)
次に、図2を参照して、第1の実施形態の変形例1−1について説明する。図2は、本変形例1−1の弁本体付近を拡大して示す断面図である。本変形例1−1においては、作動棒と弁体と弁体サポートを一体化しており、これを弁棒3Bとする。弁棒3Bは、軸線Lに沿って、弁本体2の下部開口20bに嵌合して案内される大軸部362aと、オリフィス部20eに隙間を開けて挿入された小軸部362bと、円錐状の弁体部303bと、弁体サポート部342とを同軸に連結した構成となっている。
(Modification 1-1 of the first embodiment)
Next, a modified example 1-1 of the first embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the valve body of Modification 1-1. In this modification 1-1, the operating rod, the valve body, and the valve body support are integrated, and this is referred to as the
弁棒3Bは、旋盤を用いた切削加工などで形成できる。弁体サポート部342は、コイルばね41を支持するフランジ部42bと、フランジ部42bに連結されコイルばね41内に挿入される円筒部42cとを有する。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
The
本実施の形態においては、弁棒3Bにより作動棒と弁体と弁体サポートを一体化することで、部品点数を減らし、更にコスト低減を図ることができる。
In the present embodiment, by integrating the actuating rod, the valve body, and the valve body support with the
(第1の実施形態の変形例1−2)
次に、図3を参照して、第1の実施形態の変形例1−2について説明する。図3(a)は、変形例1−2の弁本体付近を拡大して示す断面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線における断面を上面視した図である。変形例1−2においては、弁棒3Cの形状が異なる。具体的には、弁棒3Cは小軸部を有しておらず、大軸部362aが六角形状の弁体部303cに連結されている。
(Modification 1-2 of the first embodiment)
Next, a modified example 1-2 of the first embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 3A is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the valve body of Modification 1-2, and FIG. 3B is a top view of the cross section taken along the line AA of FIG. 3A. Is. In the modified example 1-2, the shape of the
冷凍サイクルの仕様によっては、閉弁時にも制限された量の冷媒を流入管から流出管へと通過させたいという要請がある。このような仕様においては、例えば弁本体2にバイパス孔を形成するなどして、閉弁時の冷媒の流れを確保しているが、バイパス孔形成のためにコストがかかる。
Depending on the specifications of the refrigeration cycle, there is a demand to pass a limited amount of refrigerant from the inflow pipe to the outflow pipe even when the valve is closed. In such a specification, for example, a bypass hole is formed in the
そこで、本変形例1−2においては、図3(b)に示すように弁棒3Cの弁体部303cを六角錐形状としている。弁本体2のオリフィス部20eは、図3(b)に点線で示すように円形であるから、弁体部303cが着座しても両者間には隙間ができるため、開口制限時にも制限された量の冷媒を、オリフィス部20eを通過させることができる。なお、弁体部303cは、六角錐形状に限らず、任意の多角錐形状を採用できる。それ以外の構成は、第1の実施形態の変形例1−1と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
Therefore, in the present modification 1-2, as shown in FIG. 3B, the
(第2の実施形態)
次に、図4を参照して、第2の実施形態における定圧弁1Dについて説明する。図4は、本実施形態における定圧弁1Dの概略断面図である。なお、図4においては、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータについては図示を省略し、また定圧弁1Dにおいても、溶接部の図示を省略している。
(Second embodiment)
Next, a
本実施形態においては、第1の実施形態に対し、付勢装置を流入管105内に設ける代わりに、ケース8内に付勢部材としてのコイルばね41Dを設けている点が異なる。より具体的には、弁本体2Dが大径部及び下部開口を有しておらず、小径部22と円管部23の接合部外周から放射状に広がる下側フランジ部24を有している。下側フランジ部24の下面は、ケース8の底面に当接している。
The present embodiment differs from the first embodiment in that a
ストッパ部材6Dは、円板61と、円板61の下面中央に植設された円筒軸62Dとを有しており、円筒軸62Dが作動棒を兼用し、すなわちストッパ部材6Dが作動部材を構成する。円筒軸62Dは、弁本体2Dの上部開口20aに嵌合して案内される大軸部62aと、オリフィス部20eに隙間を開けて挿入された小軸部62bとを有する。小軸部62bの先端には、球状の弁体3が溶接されている。
The
ストッパ部材6Dの円板61と、弁本体2Dの下側フランジ部24との間にコイルばね41Dが配置され、両者を離間する方向に付勢しており、それによりストッパ部材6Dを弁体3と共に上昇させるので、弁体3がオリフィス部20eの縁に当接する。かかる状態からダイアフラム7が下方に変位すると、弁体3がオリフィス部20eの縁から離間し、それにより流入管105からオリフィス部20eを介して圧力検出室PDに冷媒が流入するようになっている。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
A
本実施の形態においては、弁体サポートやばね受け部材を省略することができ、更にコスト低減を図ることができる。 In the present embodiment, the valve body support and the spring receiving member can be omitted, and the cost can be further reduced.
(第2の実施形態の変形例2−1)
次に、図5を参照して、第2の実施形態の変形例2−1について説明する。図5は、本変形例2−1の弁本体付近を拡大して示す断面図である。本変形例2−1においては、ストッパ部材6Eは、係止開口61cを中央に備えた円板61aのみからなる。係止開口61cは内周下部が縮径されてなり、これにより係止開口61c内に段部61dが形成される。
(Modification 2-1 of the second embodiment)
Next, a modification 2-1 of the second embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the valve body of Modification 2-1. In the present modification 2-1, the
さらに、本変形例2−1では、作動棒と弁体が一体となっており、これを弁棒3Eとする。より具体的には、ストッパ部材6Eとは別体で形成される弁棒3Eは、軸線Lに沿って、弁本体2Dの上部開口20aから突き出した薄肉円筒部362cと、弁本体2Dの上部開口20aに嵌合して案内される大軸部362aと、オリフィス部20eに隙間を開けて挿入された小軸部362bと、円錐状の弁体部303eとを連設した構成となっている。
Furthermore, in this modification 2-1, the operating rod and the valve body are integrated, and this is referred to as the
弁棒3Eは、旋盤を用いた切削加工などで形成できる。組み付け時には、ストッパ部材6Eを載置した弁本体2Dのオリフィス部20e側から弁棒3Eを挿通して、薄肉円筒部362cを弁本体2Dの上面から突き出させ、更に係止開口61c内に挿通する。かかる状態で、不図示の工具を用いて薄肉円筒部362cを押し広げるように塑性変形させると、図5に示すように薄肉円筒部362cが円錐状になり、その外周面が段部61dに当接することで、ストッパ部材6Eと弁棒3Eとが固定される。つまり、加工後の薄肉円筒部362cが塑性変形された部位となる。それ以外の構成は、第2の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
The
本実施形態によれば、溶接個所を減らすことによるコスト低減のほか、弁体部303eを円錐状に形成したことで、開弁時に冷媒が流れる際に生じる異音やキャビテーションなども抑制できる。なお、薄肉円筒部362cのカシメ量を調整することで、弁棒3Eの突き出し量が変わるため、それにより弁体部303eのオリフィス部20eに対する着座のタイミングを調整できる。
According to the present embodiment, not only the cost is reduced by reducing the number of welding points, but also the
(第2の実施形態の変形例2−2)
次に、図6を参照して、第2の実施形態の変形例2−2について説明する。図6(a)は、本変形例2−2の弁本体付近を拡大して示す断面図であり、図6(b)は、図6(a)のB−B線における断面を上面視した図である。
(Modification 2-2 of the second embodiment)
Next, a modified example 2-2 of the second embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 6A is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the valve body of Modification Example 2-2, and FIG. 6B is a top view of the cross section taken along the line BB of FIG. 6A. It is a figure.
本変形例2−2においては、図6(b)に示すように、弁棒3Fの弁体部303fを六角錐形状としている。弁本体2Dのオリフィス部20eは、図6(b)に点線で示すように円形であるから、弁体部303fが着座しても両者間には隙間ができるため、開口制限時にも制限された量の冷媒を、オリフィス部20eを通過させることができる。なお、弁体部303fは、六角錐形状に限らず、任意の多角錐形状を採用できる。それ以外の構成は、第2の実施形態の変形例2−1と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
In Modified Example 2-2, as shown in FIG. 6B, the
(第2の実施形態の変形例2−3)
次に、図7を参照して、第2の実施形態の変形例2−3について説明する。図7は、本変形例2−3の弁本体付近を拡大して示す断面図である。本変形例2−3においては、ストッパ部材と作動棒と弁体と弁体サポートを一体化しており、これを弁棒3Gとする。弁棒3Gは、軸線Lに沿って、ダイアフラム7に当接する円板361gと、弁本体2Dの上部開口20aに嵌合して案内される大軸部302gと、オリフィス部20eに隙間を開けて挿入された小軸部362gと、円錐状の弁体部303gと、オリフィス部20eよりわずかに小径の下端円筒部313gとを連設した構成となっている。これにより、部品点数を減少させることができる。
(Modification 2-3 of the second embodiment)
Next, a modified example 2-3 of the second embodiment will be described with reference to FIG. 7. FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the valve body of Modification 2-3. In this modified example 2-3, the stopper member, the operating rod, the valve body, and the valve body support are integrated, and this is referred to as a
弁棒3Gは、旋盤を用いた切削加工などで形成できるため、円板361gから弁体部303gまでの距離を精度よく形成できる。また、下端円筒部313gがオリフィス部20eより小径であるため、組み付け時に弁棒3Gを弁本体2Dの上部開口20a側から挿通することができる。それ以外の構成は、第2の実施形態の変形例2−2と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
Since the
本変形例2−3において、下端円筒部313gがオリフィス部20eより小径であるため、上記変形例と同様に本変形例2−3の定圧弁も、開口制限時に冷媒を、オリフィス部20eを介して通過させることができる。
In the modified example 2-3, since the lower end
(第3の実施形態)
次に、図8を参照して、第3の実施形態における定圧弁1Hについて説明する。図8は、本実施形態における定圧弁1Hの概略断面図である。なお、図8及び後述する図9においても、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータについては図示を省略し、また定圧弁において溶接部の図示を省略している。
(Third Embodiment)
Next, a
本実施形態においては、第1の実施形態に対し、ケースの形状を異ならせ、また弁本体を省略するとともに、ストッパ部材と作動棒を一体化している。より具体的には、ケース8Hの受け部材82Hは、プレス加工された板材から形成され、底部82eの下側開口82cから上方に延在する円錐部82fを有している。塑性変形した円錐部82fの中央開口が、オリフィス部82gを形成する。
In this embodiment, the shape of the case is different from that of the first embodiment, the valve body is omitted, and the stopper member and the operating rod are integrated. More specifically, the receiving
ストッパ部材6Hは、本体部601とストッパ円筒部602と棒体603とを有する。本体部601は、上面がダイアフラム7に当接する逆円錐状を有する。ストッパ円筒部602は、本体部601の外周から軸線方向に延在し、受け部材82Hの円筒部82bの内周で案内される。棒体603は、本体部601の下端から延在し、その下端が弁体3に接合される。このようなストッパ部材6Hは、旋盤を用いた切削加工などで形成できる。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
The
(定圧弁の組み立て工程)
定圧弁1Hの組み立て工程について説明する。上述の実施形態と同様に、金属製の板材をプレス加工することによって図1に示す形状に塑性変形させ、上蓋部材81と受け部材82Hを得る。このとき、円錐部82fの形状までプレス加工によって形成する。尚、上蓋部材81の上側開口81aは、プレス加工によって形成され、受け部材82Hの下側開口82cと側壁開口82dも、プレス加工によって形成されるが、これらは切削加工などにより形成してもよい。
(Constant pressure valve assembly process)
The assembly process of the
次に、図1に示す態様で、受け部材82H内にストッパ部材6Hを挿入し、棒体603の下端をオリフィス部82gから下方へと突出させ、かかる状態を維持しつつ、棒体603の下端に弁体3を溶接する。
Next, in the mode shown in FIG. 1, the
その後、流出管104の端部を受け部材82Hの側壁開口82dに挿入して、流出管104の端部外周と側壁開口82dの周囲との間をロウ付けすることにより固定する。
After that, the end portion of the
更に、上蓋部材81と、ダイアフラム7と、受け部材82Hのフランジ部82aのそれぞれ外周部を重ね合わせた状態で周溶接して一体化する。このようにして接合された上蓋部材81と受け部材82Hとで、ケース8Hを構成する。
Furthermore, the
続いて、上蓋部材81に形成された上側開口81aから、上蓋部材81とダイアフラム7とで囲われる空間(圧力作動室PO)内に、不活性ガスなどの作動ガスを充填した後、上側開口81aを栓83で封止し、更にプロジェクション溶接等を用いて、栓83を上蓋部材81に固定することにより、作動ガスを封入する。
Subsequently, a space (pressure working chamber PO) surrounded by the
その後、付勢装置4を予め組み入れた流入管105の上端を、受け部材82Hの下側開口82cの内周に嵌合させる。かかる状態を維持しつつ、流入管105の外周と円管部23の端部との間をロウ付けすることにより両者を固定する。
After that, the upper end of the
さらに、流入管105の内側に挿入した不図示の治具を用いて、ばね受け部材43を突き上げることによりコイルばね41を圧縮し、所望の弾性力を付与する。コイルばね41が所望の弾性力を発揮するようになったときに、ばね受け部材43の径方向外側で流入管105の外周をカシメる。これにより塑性変形したカシメ部CKが、ばね受け部材43の周溝43aに嵌入するので、ばね受け部材43が流入管105に固定されることとなる。以上で、定圧弁1Hが完成する。
Further, the
本実施の形態によれば、弁本体を省略する代わりに、ストッパ部材6Hを設けているため、部品点数及び加工工数の低減を図れる。
According to the present embodiment, since the
(第3の実施形態の変形例3−1)
次に、図9を参照して、第3の実施形態の変形例3−1について説明する。図9は、本変形例3−1における定圧弁の概略断面図である。本変形例3−1の定圧弁1Iにおいては、第3の実施形態に対し、ケース8Iの受け部材82Iの形状を異ならせている。
(Modification 3-1 of Third Embodiment)
Next, a modified example 3-1 of the third embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 9 is a schematic cross-sectional view of the constant pressure valve in Modification 3-1. In the constant pressure valve 1I of the present modification example 3-1, the shape of the receiving member 82I of the case 8I is different from that of the third embodiment.
より具体的に、受け部材82Iの底部82eの下側開口82cを囲うようにして、受け円管部82hが形成され、更に受け円管部82hの上端を閉じるようにして平面頂部82iが形成されている。平面頂部82iの中央に形成した開口が、オリフィス部82gを形成する。受け部材82Iは、1枚の板材からプレス加工によって成形できる。ストッパ部材6Iは、図8のストッパ部材6Hと共通化できる。それ以外の構成は、第3の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
More specifically, the receiving
図8に示す円錐部82fの形状をプレス加工によって形成する場合、プレス加工後のスプリングバックなどを考慮すると、冷媒の流量に影響を与える円錐部82fのテーパ角などを精度よく形成するために、比較的高度な技術が必要になる。これに対し、本変形例3−1によれば、軸線Lに対して精度よく直交する平面頂部82iの中央に、精度よくオリフィス部82gを形成することができる。オリフィス部82gはプレス加工の他、切削加工により形成してもよい。
When the shape of the
(第4の実施形態)
次に、図10を参照して、第4の実施形態における定圧弁1Jについて説明する。図10は、本実施形態における定圧弁1Jの概略断面図である。なお、図10及び後述する図11においても、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータについては図示を省略し、また定圧弁においても溶接部の図示を省略している。
(Fourth Embodiment)
Next, a
本実施形態においては、第2の実施形態に対し、ケースの形状を異ならせ、また弁本体を省略するとともに、ストッパ部材と作動棒を一体化している。より具体的には、ケース8Jの受け部材82Jは、プレス加工された板材から形成され、底部82eの下側開口82cから上方に延在する円錐部82fを形成している。円錐部82fに形成した中央開口がオリフィス部82gを形成する。ケース8Jは、図8のケース8Hと共通化できる。
In this embodiment, the shape of the case is different from that of the second embodiment, the valve body is omitted, and the stopper member and the operating rod are integrated. More specifically, the receiving
作動部材であるストッパ部材6Jは、上面がダイアフラム7に当接する逆円錐状の本体部601と、本体部601の外周から軸線方向に延在し、受け部材82Jの円筒部82bの内周で案内されるストッパ円筒部602と、本体部601の下端から延在し、その下端が弁体3に接合される棒体603とを有する。ストッパ部材6Jは、図8のストッパ部材6Hと共通化できる。
The
付勢装置であるコイルばね41Jの上端は、ストッパ部材6Jの本体部601とストッパ円筒部602との交差部に安定して配置され、またコイルばね41Jの下端は、受け部材82Jの底部82eと円錐部82fの交差部で安定して配置される。それ以外の構成は、第2の実施形態と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
The upper end of the coil spring 41J, which is an urging device, is stably arranged at the intersection of the
組み付けは、受け部材82Jにストッパ部材6Jを組み付ける前に、コイルばね41Jを受け部材82Jに取り付ける点、及び付勢装置4を流入管105内に挿入しない点を除き、第3の実施形態と同様である。本実施形態によれば、更に部品点数を減少させることができる。
The assembly is the same as that of the third embodiment except that the coil spring 41J is attached to the receiving
(第4の実施形態の変形例4−1)
次に、図11を参照して、第4の実施形態の変形例4−1について説明する。図11は、本変形例4−1における定圧弁の概略断面図である。本変形例4−1の定圧弁1Kにおいては、第4の実施形態に対し、ケース8Kの受け部材82Kの形状を異ならせている。なお、ケース8Kは、図9のケース8Iと共通化でき、ストッパ部材6Kは、図10のストッパ部材6Jと共通化できる。
(Modification 4-1 of the fourth embodiment)
Next, a modified example 4-1 of the fourth embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 11 is a schematic cross-sectional view of the constant pressure valve in the present modification 4-1. In the
より具体的に、受け部材82Kの底部82eの下側開口82cを囲うようにして、受け円管部82hを形成され、更に受け円管部82hの上端を閉じるようにして平面頂部82iが形成されている。平面頂部82iの中央に形成した開口が、オリフィス部82gを形成する。受け部材82Kは、1枚の板材からプレス加工によって成形できる。それ以外の構成は、変形例3−1と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
More specifically, the receiving
本変形例4−1によれば、軸線Lに対して精度よく直交する平面頂部82iの中央に、精度よくオリフィス部82gを形成することができる。オリフィス部82gはプレス加工のほか、切削加工などにより形成してもよい。
According to this modification 4-1, the
(第5の実施形態)
次に、図12を参照して、第5の実施形態における定圧弁1Lについて説明する。図12は、本実施形態における定圧弁1Lの概略断面図である。なお、図12においても、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータについては図示を省略し、また定圧弁においても溶接部の図示を省略している。図13は、図12のC−C線における断面を下面視した図である。
(Fifth Embodiment)
Next, a
本実施形態においては、図5の変形例2−1に対し、ケースの受け部材の形状及び弁本体の形状が異なる。より具体的には、ケース8Lの受け部材82Lは、外径が上蓋部材81と略等しい環状のフランジ部82aと、フランジ部82aの内周に上端を接合した中空有底の角筒部82mとを有する。角筒部82mの矩形状の底部中央には、下側開口82cが形成され、角筒部82mの側壁には、側壁開口82dが形成されている。
In the present embodiment, the shape of the receiving member of the case and the shape of the valve body are different from the modification 2-1 of FIG. More specifically, the receiving
受け部材82Lも、1枚の板材をプレス加工することによって形成できる。したがって、角筒部82mの側壁は、図13に示すように、側壁開口82dの周囲における内周面82j及び外周面82kのいずれも略平面となっている。
The receiving
弁本体2Lは、図5の変形例2−1に対し、小径部22のオリフィス部20e下方がテーパ状となっている点のみが異なる。それ以外の構成は、変形例2−1と同様であるため、同じ符号を付すことで重複説明を省略する。
The
本実施形態の効果について、参考例を参照して説明する。図14は、参考例にかかる定圧弁の受け部材の円筒部82b’と流出管104の交差部を示す断面図である。図14の参考例では、円筒部82b’が中空円筒状である。言い換えれば、円筒部82b’の内周面82j’は円筒面である。
The effect of this embodiment will be described with reference to a reference example. FIG. 14 is a cross-sectional view showing an intersecting portion of the
ここで、円筒部82b’の側壁開口82dに、円管である流出管104を挿入し、流出管104の図14における第1水平点E1と第2水平点E2とを、円周面82j’に一致させたとしても、流出管104の端部中央は円周面82j’から内方に、比較的大きな距離Dで突出することとなる。従って、受け部材82’の内部に弁本体などを設ける場合、それとの干渉を回避するため、工数をかけて流出管104の突出部を削除するか、或いは円筒部82b’を大径とする必要が生じるため、コスト低減の観点からは好ましくない。
Here, the
これに対し本実施形態によれば、図13を参照して、角筒部82mの側壁における側壁開口82dの周囲の内周面82jが平面であるため、側壁開口82dに流出管104の端部を挿入した際に、内周面82jからの突出量を抑えることができる。また、角筒部82mを大型化せずとも、その内部の弁本体との干渉が回避される。さらに、角筒部82mの側壁における側壁開口82dの周囲の外周面82kを平面とすることで、ロウ付け作業が容易になる。
On the other hand, according to the present embodiment, referring to FIG. 13, since the inner
また、本実施形態はプレス加工時にも利点がある。図15は、参考例の円筒部82b’に、プレス打ち抜き加工により側壁開口82dを形成した状態を示す図である。図15に示す参考例では、円筒部82b’の内側に、凹部CVを備えたダイスDS’を配置し、円筒部82b’の外側から円筒状のパンチPC’を配置している。これにより、パンチPC’の刃先を凹部CVに向かって強大なプレス圧で押しつけることで、円形形状に板材を打ち抜いて側壁開口82dを形成することができる。
In addition, this embodiment has an advantage also in press working. FIG. 15 is a view showing a state in which the
ここで、円筒部82b’の内周面82j’が円筒面であると、板材を完全に打ち抜くためには、図15に示すようにパンチPC’の刃先端を円筒面にする必要がある。このため、パンチPC’の刃先第1水平端F1と刃先第2水平端F2とが平面視で鋭角状になり、早期に工具摩耗が生じやすくなる。
Here, if the inner
また、ダイスDS’の凹部CVにおいても、パンチPC’の刃先第1水平端F1と刃先第2水平端F2とに対向する位置に、せん断を行うための受け部G1,G2をそれぞれ形成しなくてはならない。このため、円筒部82b’の内周面82j’が円筒面であると、受け部G1,G2も平面視で鋭角状になり、早期に工具摩耗が生じやすくなる。
Also, in the recess CV of the die DS′, the receiving portions G1 and G2 for performing shearing are not formed at the positions facing the blade tip first horizontal end F1 and the blade tip second horizontal end F2 of the punch PC′, respectively. must not. Therefore, when the inner
図16は、本実施形態の角筒部82mに、プレス打ち抜き加工により側壁開口82dを形成した状態を示す図である。本実施形態によれば、図16を参照して、角筒部82mの側壁における側壁開口82dの周囲の内周面82jが平面であるため、パンチPCの端部を平面とすることができる。これにより工具摩耗を抑えることができる。同様に、角筒部82mの側壁の内周面82jが平面であるため、ダイスDSの受け部G1,G2が平面視でより鈍角に近づき、工具摩耗を抑制することができる。
FIG. 16 is a view showing a state in which the
以上の実施形態では、受け部材に角筒部を設けたが、円筒部の外周の一部を平面状にプレス加工した上で、この部分をプレス打ち抜き加工することによって側壁開口を形成してもよい。 In the above embodiments, the receiving member is provided with the square tubular portion. However, even if a part of the outer periphery of the cylindrical portion is pressed into a flat surface and then the side wall opening is formed by press punching this portion. Good.
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能であり、また上述の実施形態における任意の構成要素の追加または省略が可能である。 The present invention is not limited to the above embodiment. Within the scope of the present invention, any constituent element of the above-described embodiment can be modified, and any constituent element of the above-described embodiment can be added or omitted.
1、1D、1H、1I、1J、1K、1L :定圧弁
2、2D、2L :弁本体
3 :弁体
3B、3C、3E、3F、3G :弁棒
4 :付勢装置
5 :作動棒
6、6D、6E、6H、6I、6J :ストッパ部材
7 :ダイアフラム
8、8H、8I、8J、8K、8L :ケース
20e、82g :オリフィス部
41,41D,41J :コイルばね
42 :弁体サポート
43 :ばね受け部材
81 :上蓋部材
82、82H、82I、82J、82K、82L :受け部材
100 :冷媒循環システム
101 :コンプレッサ
102 :コンデンサ
103 :エバポレータ
1, 1D, 1H, 1I, 1J, 1K, 1L:
Claims (12)
前記流入管と前記流出管とに連通する圧力検出室と、ガスが封入された圧力作動室とを内部に備えたケースと、
前記ケース内において、前記圧力検出室と前記圧力作動室とを仕切る可撓性のダイアフラムと、
前記ダイアフラムの変位に応じて移動する弁体と、
前記弁体が接近することにより開口制限がなされるオリフィス部と、
前記弁体を前記オリフィス部に向かって付勢する付勢部材と、を有し、
前記ケースは、少なくとも前記ダイアフラムとの当接部から前記流出管の接続部にわたって、塑性変形された単一の板材を用いて形成されており、
前記付勢部材の付勢力に抗して、前記ダイアフラムが前記弁体を前記オリフィス部から離間させたとき、前記流入管から流入した流体が、前記弁体と前記オリフィス部との隙間を介して前記圧力検出室内に向かう、
ことを特徴とする定圧弁。 A constant pressure valve for a refrigeration cycle arranged between an inflow pipe connected to a condenser and an outflow pipe connected to an evaporator,
A case in which a pressure detection chamber communicating with the inflow pipe and the outflow pipe and a pressure working chamber in which gas is sealed are provided;
In the case, a flexible diaphragm that partitions the pressure detection chamber and the pressure working chamber,
A valve body that moves according to the displacement of the diaphragm,
An orifice portion whose opening is restricted by the valve body approaching,
A biasing member that biases the valve element toward the orifice portion,
The case is formed by using a single plate material that is plastically deformed at least from a contact portion with the diaphragm to a connection portion of the outflow pipe,
When the diaphragm separates the valve body from the orifice portion against the urging force of the urging member, the fluid flowing from the inflow pipe passes through the gap between the valve body and the orifice portion. Heading into the pressure detection chamber,
A constant pressure valve characterized in that.
ことを特徴とする請求項1に記載の定圧弁。 The single plate member has openings for inserting the ends of the outflow pipe and the inflow pipe, respectively.
The constant pressure valve according to claim 1, wherein:
前記作動部材を案内するガイド穴と、前記オリフィス部と、前記オリフィス部と前記流出管とを連通する連通孔と、を備えた弁本体と、を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定圧弁。 An operating member that connects the diaphragm and the valve body,
A valve body that includes a guide hole that guides the operating member, the orifice portion, and a communication hole that communicates the orifice portion with the outflow pipe.
The constant pressure valve according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とする請求項3に記載の定圧弁。 The biasing member is arranged in the inflow pipe,
The constant pressure valve according to claim 3, wherein
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の定圧弁。 The valve body is integral with the actuating member,
The constant pressure valve according to claim 3 or 4, characterized in that.
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の定圧弁。 The valve body is a separate body from the actuating member, and is connected to each other via a plastically deformed portion,
The constant pressure valve according to claim 3 or 4, characterized in that.
ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の定圧弁。 The orifice portion has a circular opening, and the valve body has a spherical shape, a conical shape, or a polygonal pyramid shape,
The constant pressure valve according to any one of claims 3 to 6, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定圧弁。 The orifice portion is a part of the single plate material that is plastically deformed,
The constant pressure valve according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とする請求項8に記載の定圧弁。 A connecting member between the diaphragm and the valve body, having an actuating member guided to the inner peripheral surface of the case;
The constant pressure valve according to claim 8, wherein
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の定圧弁。 The biasing member is arranged in the inflow pipe,
The constant pressure valve according to claim 8 or 9, characterized in that.
ことを特徴とする請求項9に記載の定圧弁。 The biasing member is arranged between the case and the actuating member,
The constant pressure valve according to claim 9, wherein
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の定圧弁。
In the case, the inner peripheral surface around the connection portion of the outflow pipe is a substantially flat surface,
The constant pressure valve according to any one of claims 1 to 11, characterized in that.
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