JP2020117945A - On-vehicle device and key-less entry system - Google Patents
On-vehicle device and key-less entry system Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020117945A JP2020117945A JP2019010196A JP2019010196A JP2020117945A JP 2020117945 A JP2020117945 A JP 2020117945A JP 2019010196 A JP2019010196 A JP 2019010196A JP 2019010196 A JP2019010196 A JP 2019010196A JP 2020117945 A JP2020117945 A JP 2020117945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- signal
- portable device
- axis
- mounted device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車載器及びリモートキーレスエントリーシステムに関する。 The present invention relates to a vehicle-mounted device and a remote keyless entry system.
従来、車両の解錠及び施錠を無線で制御するシステムとして、車両に設置された車載器と、ユーザにより所持される携帯機と、を備えるリモートキーレスエントリーシステム(以下「RKEシステム」という。)が利用されている。RKEシステムでは、車載器が定期的にリクエスト信号を無線で送信し、車両に接近したユーザの携帯機が当該リクエスト信号に応じてアンサー信号を返信し、車載器が当該アンサー信号に基づいて携帯機を認証し、認証結果に応じて車両の解錠及び施錠を制御する。また、ユーザが車両に乗車した後、車載器は、携帯機からのアンサー信号に基づいて携帯機を認証し、認証結果に応じてエンジンの始動の可否を制御する。 Conventionally, as a system for wirelessly controlling unlocking and locking of a vehicle, a remote keyless entry system (hereinafter referred to as “RKE system”) including an on-vehicle device installed in the vehicle and a portable device carried by a user. It's being used. In the RKE system, the vehicle-mounted device periodically transmits a request signal wirelessly, the portable device of the user approaching the vehicle returns an answer signal in response to the request signal, and the vehicle-mounted device transmits the portable device based on the answer signal. Is authenticated and the unlocking and locking of the vehicle is controlled according to the authentication result. After the user gets on the vehicle, the vehicle-mounted device authenticates the portable device based on the answer signal from the portable device, and controls whether or not the engine can be started according to the authentication result.
RKEシステムを採用した車両の盗難方法として、リレーアタックが知られている。リレーアタックは、中継器によって、車両から離れたユーザの携帯機までリクエスト信号を中継することにより、携帯機にアンサー信号を送信させ、車両を不正に解錠する方法である。このリレーアタックに対する対策として、車両の異なる位置に設置された複数の送信アンテナからリクエスト信号を送信し、携帯機が3軸アンテナにより各リクエスト信号を受信して軸毎の受信信号強度を算出し、軸毎の受信信号強度の比である強度比を、複数のリクエスト信号の間で比較することにより、リレーアタックが行われたか否か判定する方法が提案されている。 A relay attack is known as a method for stealing a vehicle that employs the RKE system. The relay attack is a method in which a relay device relays a request signal to a user's portable device that is distant from the vehicle, thereby causing the portable device to transmit an answer signal and illegally unlocking the vehicle. As a countermeasure against this relay attack, a request signal is transmitted from a plurality of transmitting antennas installed at different positions of the vehicle, and the portable device receives each request signal with a three-axis antenna and calculates the received signal strength for each axis, There has been proposed a method of determining whether or not a relay attack has been performed by comparing an intensity ratio, which is a ratio of received signal intensity for each axis, between a plurality of request signals.
リレーアタックが行われた場合、携帯機は、複数の送信アンテナから送信された複数のリクエスト信号を、中継器を介して受信することになるため、複数のリクエスト信号の強度比はほぼ同様となる。一方、リレーアタックが行われていない場合、携帯機は異なる位置に設置された複数の送信アンテナからそれぞれリクエスト信号を受信することになるため、複数のリクエスト信号の強度比は異なったものになる。したがって、複数のリクエスト信号の強度比を比較することにより、リレーアタックが行われたか否かを判定することができる。 When a relay attack is performed, the portable device receives a plurality of request signals transmitted from a plurality of transmitting antennas via a repeater, so that the intensity ratios of the plurality of request signals are almost the same. .. On the other hand, when the relay attack is not performed, the portable device receives request signals from a plurality of transmitting antennas installed at different positions, and thus the intensity ratio of the plurality of request signals becomes different. Therefore, by comparing the strength ratios of a plurality of request signals, it is possible to determine whether or not a relay attack has been performed.
しかしながら、上記従来の対策では、正規のユーザが車両に乗車し、携帯機が複数の送信アンテナの中間地点に位置した場合、複数のリクエスト信号の強度比がほぼ同様となり、リレーアタックが行われていないにもかかわらず、リレーアタックが行われたと判定される(リレーアタックが誤検知される)おそれがあった。 However, in the above conventional measures, when the authorized user gets in the vehicle and the portable device is located at the midpoint of the plurality of transmission antennas, the strength ratios of the plurality of request signals are almost the same, and the relay attack is performed. Despite that, there was a risk that it was determined that a relay attack had been performed (a relay attack was erroneously detected).
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、RKEシステムにおけるリレーアタックの誤検知を抑制することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to suppress erroneous detection of relay attack in an RKE system.
一実施形態に係る車載器は、複数の送信アンテナ からそれぞれリクエスト信号を携帯機に送信する送信処理を複数回実行する車載器送信部と、複数回の前記送信処理により送信された前記リクエスト信号の軸毎の受信信号強度に応じた値を含むアンサー信号を受信する車載器受信部と、前記アンサー信号に含まれる前記値に基づいて、複数回の前記送信処理により送信された前記リクエスト信号の軸毎の受信信号強度の比である強度比を示す値の変化量を軸毎に算出し、軸毎の前記変化量に基づいて、リレーアタックが行われたか判定する車載器制御部と、を備える。 The vehicle-mounted device according to one embodiment includes an on-vehicle device transmission unit that executes a transmission process of transmitting request signals to a portable device from a plurality of transmission antennas a plurality of times, and a request signal transmitted by the transmission process of a plurality of times. An on-vehicle device receiving unit that receives an answer signal including a value corresponding to the received signal strength for each axis, and the axis of the request signal transmitted by the transmission process a plurality of times based on the value included in the answer signal An in-vehicle device control unit that calculates the amount of change in the value indicating the intensity ratio, which is the ratio of the received signal intensity for each axis, for each axis and determines whether a relay attack has been performed based on the amount of change in each axis. ..
本発明の各実施形態によれば、RKEシステムにおけるリレーアタックの誤検知を抑制することができる。 According to each embodiment of the present invention, it is possible to suppress erroneous detection of relay attack in the RKE system.
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。 Hereinafter, each embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Regarding the description of the specification and the drawings according to each embodiment, components having substantially the same functional configuration are denoted by the same reference numerals and overlapping description will be omitted.
一実施形態に係るRKEシステム100について、図1〜図14を参照して説明する。本実施形態に係るRKEシステム100は、無線信号により、車両を施錠及び解錠と、エンジンの始動の可否と、を制御するためのシステムである。
An
まず、RKEシステム100のハードウェア構成について説明する。図1は、RKEシステム100の一例を示す図である。図1のRKEシステム100は、携帯機1と、車載器2と、を備える。
First, the hardware configuration of the
携帯機1は、車両のドライバなどの、RKEシステム100のユーザUが所持する装置である。図1の携帯機1は、携帯機受信部11と、携帯機送信部12と、携帯機制御部13と、電池14と、を備える。
The
携帯機受信部11は、車載器2が無線で送信したリクエスト信号Rを受信するハードウェアである。リクエスト信号Rは、例えば、125kHzのLF(Low Frequency)信号であるが、これに限られない。また、リクエスト信号Rの通信可能距離は、例えば、1m以下であるが、これに限られない。携帯機受信部11は、リクエスト信号R(無線信号)を電気信号に変換する受信アンテナA11と、リクエスト信号R(電気信号)に復調などの所定の信号処理を施す受信回路と、を備える。本実施形態において、受信アンテナA11は、互いに直交するように配置された3つのアンテナを有する3軸アンテナであるが、これに限られない。受信アンテナA11は、2軸以上のアンテナであればよい。以下、受信アンテナA11の各軸を、それぞれX軸、Y軸、及びZ軸と称する。受信回路は、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路などを含む。携帯機受信部11は、所定の信号処理を施したリクエスト信号Rを携帯機制御部13に入力する。なお、受信回路は、独立したIC(Integrated Circuit)であってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。
The
携帯機送信部12は、車載器2にアンサー信号Aを無線で送信するハードウェアである。アンサー信号Aは、例えば、315MHzのUHF(Ultra High Frequency)信号であるが、これに限られない。また、アンサー信号Aの通信可能距離は、例えば、20m以下であるが、これに限られない。携帯機送信部12は、携帯機制御部13が生成したアンサー信号A(電気信号)に変調などの所定の処理を施す送信回路と、アンサー信号A(電気信号)を無線信号に変換する送信アンテナA12と、を備える。送信回路は、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプなどを含む。なお、送信回路は、独立したICであってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。また、携帯機受信部11の受信回路と、携帯機送信部12の送信回路と、が1つのICに組み込まれていてもよい。
The
携帯機制御部13は、携帯機受信部11及び携帯機送信部12を含む携帯機1の全体の動作を制御するハードウェアであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を有する。CPUは、プログラムを実行することにより携帯機1の各構成を制御し、携帯機1の機能を実現する。CPUが実行するプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD、フラッシュメモリなどの、コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録され得る。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、携帯機1の識別情報である携帯機IDと、当該携帯機1と対応する車載器2の識別情報である車載器IDと、が予め保存される。RAMは、CPUに作業領域を提供する。携帯機制御部13は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
The mobile
電池14は、携帯機受信部11、携帯機送信部12、及び携帯機制御部13に電力を供給する。
The
なお、携帯機1の構成は、図1の例に限られない。例えば、携帯機1は、ユーザUが車両の解錠及び施錠を手動で操作するための解錠ボタン及び施錠ボタンを備えてもよい。
The configuration of the
車載器2は、携帯機1から受信したアンサー信号Aに応じて、車両の施錠及び解錠と、エンジンの始動の可否を制御する装置であり、車両に搭載される。車載器2は、車両に搭載されたバッテリから電力を供給される。図1の車載器2は、車載器受信部21と、車載器送信部22と、車載器制御部23と、を備える。
The vehicle-mounted
車載器受信部21は、携帯機1が無線で送信したアンサー信号Aを受信するハードウェアである。車載器受信部21は、アンサー信号A(無線信号)を電気信号に変換する受信アンテナA21と、アンサー信号A(電気信号)に復調などの所定の信号処理を施す受信回路と、を備える。受信回路は、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路などを含む。車載器受信部21は、所定の信号処理を施したアンサー信号Aを車載器制御部23に入力する。なお、受信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。
The vehicle-mounted
車載器送信部22は、携帯機1にリクエスト信号Rを無線で送信するハードウェアである。車載器送信部22は、車載器制御部23が生成したリクエスト信号R(電気信号)に変調などの所定の処理を施す送信回路と、リクエスト信号R(電気信号)を無線信号に変換する複数の送信アンテナA22と、を備える。送信回路は、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプなどを含む。複数の送信アンテナA22は、アンテナ線を介して送信回路に接続され、それぞれ車両の異なる位置に設置される。なお、送信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。また、車載器受信部21の受信回路と、車載器送信部22の送信回路と、が1つのICに組み込まれてもよい。
The vehicle-mounted
車載器制御部23は、車載器受信部21及び車載器送信部22を含む車載器2の全体の動作を制御する回路であり、CPU、ROM、RAM、及び通信インタフェースを含む。CPUは、プログラムを実行することにより車載器2の各構成を制御し、車載器2の機能を実現する。CPUが実行するプログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリなどの、コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録され得る。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、車載器2の識別情報である車載器IDと、当該車載器2と対応する携帯機1の識別情報である携帯機IDと、リレーアタックが行われたか判定するための所定範囲の上限値VH及び下限値VLと、が予め保存される。所定範囲については後述する。RAMは、CPUに作業領域を提供する。通信インタフェースは、車載器制御部23を、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークに接続する。車載器制御部23は、通信インタフェースを介して、車載ネットワークに接続されたドア制御部3と通信し、ドア制御部3に車両の解錠要求や施錠要求を送信する。また、車載器制御部23は、通信インタフェースを介して、車載ネットワークに接続されたエンジン制御部4と通信し、エンジン制御部4にエンジンの始動許可を送信する。なお、車載器制御部23は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
The vehicle-mounted
なお、車載器2の構成は、図1の例に限られない。例えば、車載器2は、車載器受信部21、車載器送信部22、及び車載器制御部23に電力を供給する電池を備えてもよい。
The configuration of the vehicle-mounted
次に、アンサー信号A及びリクエスト信号Rについて説明する。図2は、アンサー信号A及びリクエスト信号Rの一例を示す図である。 Next, the answer signal A and the request signal R will be described. FIG. 2 is a diagram illustrating an example of the answer signal A and the request signal R.
アンサー信号Aは、プリアンブル信号Apと、制御信号Acと、を含む信号である。プリアンブル信号Apは、その信号がアンサー信号Aであることを示す信号である。制御信号Acは、車両の解錠を要求する解錠要求などの制御コマンドと、携帯機ID及びリクエスト信号Rの軸毎の受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値などの各種データと、を含む信号である。なお、アンサー信号Aは、制御コマンドを含まない場合も有り得る。 The answer signal A is a signal including the preamble signal Ap and the control signal Ac. The preamble signal Ap is a signal indicating that the signal is the answer signal A. The control signal Ac is a control command such as an unlock request for requesting unlocking of the vehicle, various data such as a value corresponding to the received signal strength Ix, Iy, Iz for each axis of the portable device ID and the request signal R, Is a signal including. The answer signal A may not include the control command.
リクエスト信号Rは、プリアンブル信号Rpと、制御信号Rcと、測定用信号Rrと、を含む信号である。プリアンブル信号Rpは、その信号がリクエスト信号Rであることを示す信号である。制御信号Rcは、アンサー信号Aの送信を要求する応答要求などの制御コマンドと、車載器ID及びアンテナIDなどの各種データと、を含む信号である。アンテナIDは、リクエスト信号Rを送信した車載器2の送信アンテナA22の識別情報である。なお、リクエスト信号Rは、制御コマンドを含まない場合も有り得る。
The request signal R is a signal including a preamble signal Rp, a control signal Rc, and a measurement signal Rr. The preamble signal Rp is a signal indicating that the signal is the request signal R. The control signal Rc is a signal including a control command such as a response request for requesting the transmission of the answer signal A, and various data such as the vehicle-mounted device ID and the antenna ID. The antenna ID is identification information of the transmission antenna A22 of the vehicle-mounted
測定用信号Rrは、所定の送信信号強度で送信され、携帯機1によりその受信信号強度(RSSI)Iを測定される信号である。リクエスト信号Rの受信信号強度は、リクエスト信号Rに含まれる測定用信号Rrの受信信号強度Iに相当する。図2の例では、リクエスト信号Rは、1つの測定用信号Rrを含むが、送信信号強度がそれぞれ異なる複数の測定用信号Rrを含んでもよい。
The measurement signal Rr is a signal which is transmitted with a predetermined transmission signal strength and whose reception signal strength (RSSI) I is measured by the
携帯機1の携帯機制御部13は、携帯機受信部11がリクエスト信号Rを受信すると、受信したリクエスト信号Rの軸毎の受信信号強度Ix,Iy,Izを測定する。受信信号強度Ix,Iy,Izは、それぞれ受信アンテナA11のX,Y,Z軸で受信したリクエスト信号Rの受信信号強度である。
When the portable
本実施形態において、携帯機1の携帯機制御部13は、リクエスト信号Rの受信信号強度Ix,Iy,Izを測定すると、受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値を含むアンサー信号Aを生成する。受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値は、受信信号強度Ix,Iy,Izの比(すなわち、リクエスト信号Rの強度比)を算出可能な任意の値で有り得る。受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値は、受信信号強度Ix,Iy,Izであってもよいし、リクエスト信号Rの強度比を示す値Vx,Vy,Vzであってもよい。
In the present embodiment, the
値Vx,Vy,Vzは、受信信号強度Ix,Iy,Izを、受信信号強度Ix,Iy,Izの最小値Iminで除算したIx/Imin,Iy/Imin,Iz/Iminに相当する。例えば、受信信号強度Ixが受信信号強度Iy,Izより小さい場合、値Vx,Vy,Vzは、それぞれ1(=Ix/Ix),Iy/Ix,Iz/Ixとなる。値Vx,Vy,Vzの比は、そのままリクエスト信号Rの強度比となる。 The values Vx, Vy, Vz correspond to Ix/Imin, Iy/Imin, Iz/Imin obtained by dividing the received signal strengths Ix, Iy, Iz by the minimum value Imin of the received signal strengths Ix, Iy, Iz. For example, when the received signal strength Ix is smaller than the received signal strengths Iy and Iz, the values Vx, Vy and Vz are 1 (=Ix/Ix), Iy/Ix and Iz/Ix, respectively. The ratio of the values Vx, Vy, Vz directly becomes the intensity ratio of the request signal R.
値Vx,Vy,Vzは、受信信号強度Ix,Iy,Izよりデータ量が小さいため、受信信号強度Ix,Iy,Izの代わりに値Vx,Vy,Vzをアンサー信号Aに含めることにより、アンサー信号Aのデータ量を小さくすることができる。以下、受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値は、値Vx,Vy,Vzであるものとする。また、値Vx,Vy,Vzを区別しない場合、値Vと称する場合がある。 Since the data amounts of the values Vx, Vy, Vz are smaller than the received signal strengths Ix, Iy, Iz, the answer signals A include the values Vx, Vy, Vz in place of the received signal strengths Ix, Iy, Iz. The data amount of the signal A can be reduced. Hereinafter, the values corresponding to the received signal strengths Ix, Iy, Iz are assumed to be the values Vx, Vy, Vz. When the values Vx, Vy, and Vz are not distinguished, they may be referred to as the value V.
次に、RKEシステム100によるリレーアタックの検出方法について説明する。図3は、正規のユーザUが車両に接近した場合のリクエスト信号Rの強度比について説明する図である。図3の例では、携帯機1はユーザUに所持され、車載器2は車両に搭載されている。また、車両のそれぞれ異なる位置に、車載器送信部22の送信アンテナA22a〜A22eがそれぞれ設置されている。
Next, a method of detecting a relay attack by the
車両に搭載された車載器2は、送信アンテナA22a〜A22eからそれぞれリクエスト信号Ra〜Reを順次送信する送信処理を定期的に実行する。送信処理におけるリクエスト信号Ra〜Reの送信間隔T2は、例えば、2msecであるが、これに限られない。また、送信処理の実行間隔T1は、例えば、500msecであるが、これに限られない。以下、リクエスト信号Ra〜Reを区別しない場合、リクエスト信号Rと称する場合がある。
The vehicle-mounted
車両にユーザUが接近すると、携帯機1がリクエスト信号Ra〜Reを順次受信し、受信したリクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzをそれぞれ算出し、算出した値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを返信する。携帯機1は、リクエスト信号Ra〜Reを全て受信した後に、各リクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを返信するのが好ましい。すなわち、携帯機1は、1回の送信処理に対してアンサー信号Aを1回返信するのが好ましい。これにより、携帯機1の消費電力を低減することができる。なお、携帯機1は、リクエスト信号Rを受信するたびに、受信したリクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを返信することも可能である。
When the user U approaches the vehicle, the
図3からわかるように、リレーアタックが行われていない場合、携帯機1には、リクエスト信号Ra〜Reがそれぞれ異なった方向から到来する。したがって、リクエスト信号Raは値Vxが最大であり、リクエスト信号Rbは値Vzが最大である、というように、リクエスト信号Ra〜Reの強度比は、リクエスト信号Ra〜Re毎に異なったものとなる。
As can be seen from FIG. 3, when the relay attack is not performed, the request signals Ra to Re arrive at the
これに対して、図4は、リレーアタックが行われた場合のリクエスト信号Rの強度比について説明する図である。図4に示すように、リレーアタックはリクエスト信号Rを中継する2つの中継器5A,5Bを利用して行われる。中継器5Aは、車載器2の近くでリクエスト信号Rを受信し、当該リクエスト信号Rを増幅及び周波数変換して送信する。これにより、リクエスト信号Rが元の通信可能距離より遠くまで送信される。中継器5Bは、中継器5Aが送信したリクエスト信号Rを、ユーザUの近くで受信し、当該リクエスト信号Rの周波数を元に戻して送信する。携帯機1は、中継器5Bが送信したリクエスト信号Rを受信すると、アンサー信号Aを返信する。
On the other hand, FIG. 4 is a diagram illustrating the intensity ratio of the request signal R when the relay attack is performed. As shown in FIG. 4, the relay attack is performed by using the two
図4からわかるように、リレーアタックが行われた場合、携帯機1には、リクエスト信号Ra〜Reがいずれも中継器5Bから到来する。したがって、リレーアタックが行われていない場合と異なり、リクエスト信号Ra〜Reの強度比は、ほぼ同様となる。
As can be seen from FIG. 4, when the relay attack is performed, all the request signals Ra to Re arrive at the
このように、リレーアタックが行われない場合、複数のリクエスト信号Rの強度比が異なったものとなり、リレーアタックが行われた場合、複数のリクエスト信号Rの強度比が略同様となる。したがって、車載器2は、複数のリクエスト信号Rの強度比を比較することにより、リレーアタックが行われたか判定する(リレーアタックを検出する)ことができる。以下、複数のリクエスト信号Rの強度比を比較することにより、リレーアタックが行われたか判定することを、強度比判定と称する。
In this way, when the relay attack is not performed, the strength ratios of the plurality of request signals R are different, and when the relay attack is performed, the strength ratios of the plurality of request signals R are substantially the same. Therefore, the vehicle-mounted
車載器2は、アンサー信号Aを受信するたびに、強度比判定を実行し、リレーアタックが行われていないと判定した場合に、車両のドアを解錠したり、エンジンの始動を許可したりすればよい。これにより、リレーアタックによる車両の盗難を抑制することができる。
The vehicle-mounted
ところで、複数の送信アンテナA22に対する携帯機1の位置によっては、複数のリクエスト信号Rの強度比が偶然に略同様となることが有り得る。このような事態は、ユーザが車両に乗車し、ユーザが所持する携帯機1が複数の送信アンテナA22の中間地点に位置した場合に生じ得る。
By the way, depending on the position of the
ここで、図5は、ユーザUが車両に乗車した場合のリクエスト信号Rの強度比について説明する図である。図5の例では、ユーザUが所持した携帯機1は、送信アンテナA22a,A22dの中間地点に位置している。図5において、送信アンテナA22a,A22dを結ぶ直線方向はX軸に対応するものとする。
Here, FIG. 5 is a diagram illustrating the intensity ratio of the request signal R when the user U gets in the vehicle. In the example of FIG. 5, the
図5に示すように、携帯機1が送信アンテナA22a,A22dの中間地点に位置する場合、リクエスト信号Ra,Rdは、値Vxが同程度に大きく、値Vy,Vzが同程度に小さくなる。すなわち、リクエスト信号Ra,Rdの強度比は、略同様になる。
As shown in FIG. 5, when the
このような事態が生じた場合、強度比判定では、リレーアタックが行われていないにもかかわらず、リレーアタックが行われたと判定され(リレーアタックが誤検知され)、車載器2によりエンジンの始動が拒否されるおそれがある。
When such a situation occurs, in the strength ratio determination, it is determined that the relay attack has been performed although the relay attack has not been performed (the relay attack is erroneously detected), and the vehicle-mounted
そこで、本実施形態に係るRKEシステム100は、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Rの強度比を示す値Vx,Vy,Vzの軸毎の変化量vx,vy,vzの少なくとも1つに基づいて、リレーアタックが行われたか判定する。これにより、RKEシステム100は、上記のような、強度比判定によるリレーアタックの誤検知を抑制することができる。以下、変化量vx,vy,vzに基づいてリレーアタックが行われたか判定することを、変化量判定と称する。変化量判定について、詳しくは後述する。また、変化量vx,vy,vzを区別しない場合、変化量vと称する場合がある。
Therefore, the
次に、本実施形態に係る携帯機1の携帯機制御部13の機能構成について説明する。図6は、携帯機制御部13の機能構成の一例を示す図である。図6の携帯機制御部13は、受信信号強度測定部131と、強度比算出部132と、携帯機記憶部133と、リクエスト信号認証部134と、アンサー信号生成部135と、を備える。各機能構成は、CPUがプログラムを実行し、他のハードウェアと協働することにより実現される。また、携帯機記憶部133は、ROM及びRAMの少なくとも一方により実現される。
Next, the functional configuration of the mobile
受信信号強度測定部131は、携帯機受信部11が受信アンテナA11により受信したリクエスト信号Rの受信信号強度Ix,Iy,Izを測定する。受信信号強度Ix,Iy,Izの測定方法は任意である。
The reception signal
強度比算出部132は、受信信号強度測定部131が測定した受信信号強度Ix,Iy,Izに基づいて、リクエスト信号Rの強度比を示す値Vx,Vy,Vzを算出する。算出方法は上記の通りである。なお、アンサー信号Aに、受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値として受信信号強度Ix,Iy,Izが含まれる場合、携帯機制御部13は、強度比算出部132を備えなくてもよい。この場合、強度比算出部132は、車載器2の車載器制御部23に設けられる。
The intensity
携帯機記憶部133は、携帯機制御部13が利用する各種の情報を記憶する。携帯機記憶部133が記憶する情報は、携帯機ID及び車載器IDを含むがこれに限られない。また、携帯機記憶部133は、強度比算出部132が算出したリクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzを、当該リクエスト信号Rを送信した送信アンテナA22のアンテナIDと対応付けて一時的に記憶する。
The portable
リクエスト信号認証部134は、リクエスト信号Rを認証する。具体的には、リクエスト信号認証部134は、リクエスト信号Rに含まれる車載器IDと、携帯機記憶部133に保存された車載器IDと、を比較することにより、リクエスト信号Rが携帯機1に対応する車載器2から送信されたものであるか判定する。リクエスト信号認証部134は、車載器IDが一致する場合、リクエスト信号Rが携帯機1に対応する車載器2から送信されたものであると判定し(認証成功)、車載器IDが一致しない場合、リクエスト信号Rが携帯機1に対応する車載器2から送信されたものではないと判定する(認証失敗)。
The request signal authentication unit 134 authenticates the request signal R. Specifically, the request signal authentication unit 134 compares the vehicle-mounted device ID included in the request signal R with the vehicle-mounted device ID stored in the portable
アンサー信号生成部135は、携帯機受信部11がリクエスト信号Rを受信し、リクエスト信号認証部134が当該リクエスト信号Rの認証に成功すると、携帯機ID及び値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを生成する。アンサー信号生成部135が生成したアンサー信号Aは、携帯機送信部12に入力され、携帯機送信部12により無線で車載器2に送信される。
When the portable
なお、携帯機制御部13の機能構成は図6の例に限られない。例えば、携帯機制御部13は、受信信号強度Ix,Iy,Izに基づいて、携帯機1から車載器2までの距離Lを測定する距離測定部を有してもよいし、受信信号強度Ix,Iy,Iz又は値Vx,Vy,Vzに基づいてリレーアタックが行われたか判定する(強度比判定を行う)リレーアタック判定部を有してもよい。
The functional configuration of the
次に、本実施形態に係る車載器2の車載器制御部23の機能構成について説明する。図7は、車載器制御部23の機能構成の一例を示す図である。図7の車載器制御部23は、リクエスト信号生成部231と、車載器記憶部232と、アンサー信号認証部233と、リレーアタック判定部234と、制御信号生成部235と、を備える。各機能構成は、CPUがプログラムを実行し、他のハードウェアと協働することにより実現される。また、車載器記憶部232は、ROM及びRAMの少なくとも一方により実現される。
Next, the functional configuration of the vehicle-mounted
リクエスト信号生成部231は、車載器2が送信処理を実行するたびに、車載器ID及びアンテナIDを含むリクエスト信号Rを生成する。リクエスト信号生成部231が生成したリクエスト信号Rは、車載器送信部22に入力され、車載器送信部22により無線で携帯機1に送信される。リクエスト信号Rは、対応するアンテナIDを有する送信アンテナA22から送信される。
The request
車載器記憶部232は、車載器2が利用する各種の情報を記憶する。車載器記憶部232に保存される情報は、携帯機ID、車載器ID、及び判定閾値TL,THを含むが、これに限られない。判定閾値TL,THについては後述する。また、車載器記憶部232は、車載器受信部21が受信したアンサー信号Aに含まれる値Vx,Vy,VzをアンテナIDと対応付けて一時的に記憶する。
The vehicle-mounted
アンサー信号認証部233は、アンサー信号Aを認証する。具体的には、アンサー信号認証部233は、アンサー信号Aに含まれる携帯機IDと、車載器記憶部232に保存された携帯機IDと、を比較することにより、アンサー信号Aが車載器2に対応する携帯機1から送信されたものであるか判定する。アンサー信号認証部233は、携帯機IDが一致する場合、アンサー信号Aが車載器2に対応する携帯機1から送信されたものであると判定し(認証成功)、携帯機IDが一致しない場合、アンサー信号Aが車載器2に対応する携帯機1から送信されたものではないと判定する(認証失敗)。
The answer
リレーアタック判定部234は、車載器記憶部232に保存された値Vx,Vy,Vzに基づいて、リレーアタックが行われたか判定する(変化量判定を実行する)。リレーアタック判定部234は、変化量判定と共に、強度比判定を併用してもよい。具体的には、リレーアタック判定部234は、ユーザが車両の外側にいる間、強度比判定を行い、ユーザが車内にいる間、変化量判定を行うのが好ましい。これにより、ユーザが車内にいる間に生じるリレーアタックの誤検知を抑制することができる。
The relay
制御信号生成部235は、リレーアタック判定部234の判定結果に応じて、ドア制御部3に送信する制御信号(解錠要求及び施錠要求)を生成する。制御信号生成部235が生成した解錠要求及び施錠要求は、ドア制御部3に入力される。また、制御信号生成部235は、リレーアタック判定部234の判定結果に応じて、エンジン制御部4に送信する制御信号(エンジンの始動許可)を生成する。制御信号生成部235が生成した始動許可は、エンジン制御部4に入力される。
The control
次に、携帯機1が実行する処理について説明する。図8は、携帯機1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図8の開始以前において、携帯機1は、携帯機送信部12及び携帯機制御部13がスリープ状態(低消費電力状態)であり、携帯機受信部11が起床信号の受信を受け付けている。携帯機受信部11が車載器2から起床信号を受信すると、携帯機送信部12及び携帯機制御部13が起床し、携帯機制御部13がリクエスト信号Rの受信処理を開始する(ステップS101)。
Next, the processing executed by the
携帯機制御部13は、受信処理の開始後、受信処理を終了するか定期的に判定する(ステップS102)。携帯機制御部13は、車載器2からリクエスト信号Ra〜Reを全て受信した場合に受信処理を終了してもよい、受信処理の開始から所定時間が経過した場合に受信処理を終了してもよい。ここでいう所定時間は、車載器2からリクエスト信号Ra〜Reを全て受信可能なように予め設定された時間である。
After starting the reception process, the portable
受信処理の実行中に、携帯機受信部11がリクエスト信号Rを受信すると(ステップS103:YES)、リクエスト信号認証部134は、リクエスト信号Rを認証する(ステップS104)。具体的には、リクエスト信号認証部134は、リクエスト信号Rに含まれる車載器IDを取得し、携帯機記憶部133から車載器IDを読み出し、これらの車載器IDを比較する。
When the
車載器IDが不一致であった場合、認証は失敗し(ステップS104:NO)、処理はステップS102に戻る。一方、車載器IDが一致した場合、認証は成功し(ステップS104:YES)、受信信号強度測定部131が、リクエスト信号Rの受信信号強度Ix,Iy,Izを測定する(ステップS105)。受信信号強度測定部131は、測定した受信信号強度Ix,Iy,Izを強度比算出部132に入力する。
If the vehicle-mounted device IDs do not match, the authentication fails (step S104: NO), and the process returns to step S102. On the other hand, if the vehicle-mounted device IDs match, the authentication is successful (step S104: YES), and the received signal
強度比算出部132は、受信信号強度Ix,Iy,Izを入力されると、当該受信信号強度Ix,Iy,Izに基づいて、リクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzをそれぞれ算出する(ステップS106)。強度比算出部132は、算出した値Vx,Vy,Vzを、リクエスト信号Rに含まれるアンテナIDと対応付けて、携帯機記憶部133に保存する。その後、処理はステップS102に戻る。
Upon receiving the received signal intensities Ix, Iy, Iz, the
携帯機制御部13は、受信処理を終了するまでステップS102〜S106の処理を繰り返し実行する。これにより、車載器2から送信されたリクエスト信号Ra〜Reが携帯機1により順次受信され、リクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,VzがアンテナIDと対応付けて携帯機記憶部133に保存される。
The
ここで、図9は、携帯機記憶部133に保存されたリクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzの一例を示す表である。図9において、アンテナID「a」は、送信アンテナA22aのアンテナIDに相当する。アンテナID「b」〜「e」についても同様である。例えば、車載器2の送信アンテナA22aから送信されたリクエスト信号Raの値Vx,Vy,Vzは、それぞれ1,10,100である。このように、携帯機記憶部133は、各リクエスト信号Rの値Vx,Vy,VzとアンテナIDとを対応付けて記憶する。
Here, FIG. 9 is a table showing an example of the values Vx, Vy, and Vz of the request signals Ra to Re stored in the portable
その後、携帯機制御部13が受信処理を終了すると(ステップS102:YES)、アンサー信号生成部135は、携帯機記憶部133から携帯機ID及びリクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzを読み出し、これらを含むアンサー信号を生成する(ステップS107)。アンサー信号生成部135は、生成したアンサー信号Aを携帯機送信部12に入力する。
After that, when the portable
携帯機送信部12は、アンサー信号Aを入力されると、入力されたアンサー信号Aを送信アンテナA12から無線で送信する(ステップS108)。
When the answer signal A is input, the
携帯機送信部12がアンサー信号Aを送信すると、携帯機送信部12及び携帯機制御部13はスリープする(ステップS109)。これにより、携帯機1の消費電力を低減することができる。
When the
以上の処理により、車載器2が送信処理を実行するたびに、携帯機1がリクエスト信号Ra〜Reを受信し、リクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを無線で送信する。したがって、車載器2は、送信処理を実行するたびに、リクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを携帯機1から受信することができる。
Through the above processing, every time the vehicle-mounted
なお、携帯機1は、リクエスト信号Rを受信するたびに、受信したリクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを送信してもよい。また、携帯機1は、リクエスト信号Ra〜Reの一部を受信できなかった場合、受信できなかったリクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzを含まないアンサー信号Aを送信してもよい。また、携帯機1の携帯機送信部12及び携帯機制御部13はスリープしなくてもよい。
Note that the
次に、車載器2が実行する変化量判定について説明する。図10は、車載器2が実行する変化量判定の一例を示すフローチャートである。車載器2は、エンジンの停止中、車両にユーザが乗車したことを検出すると、図10の処理を開始する。ここでいうユーザは、正規のユーザU又はリレーアタックにより不正に乗車した者である。車載器2は、車両のドアが解錠又は戸開されたことをもってユーザの乗車を検出してもよいし、携帯機1から車載器2までの距離Lを携帯機1から受信し、受信した距離Lが閾値以下になったことをもってユーザの乗車を検出してもよい。また、車載器2は、ドアが解錠又は戸開と距離Lとを併用して、ユーザの乗車を検出してもよい。
Next, the change amount determination executed by the vehicle-mounted
車載器2は、車両にユーザが乗車したことを検出すると、リクエスト信号Rの送信処理を実行する(ステップS201)。
When the vehicle-mounted
ここで、図11は、車載器2によるリクエスト信号Rの送信処理の一例を示すフローチャートである。図11の送信処理は、図10のステップS201の内部処理に相当する。
Here, FIG. 11 is a flowchart showing an example of a transmission process of the request signal R by the vehicle-mounted
まず、車載器送信部22が、携帯機1に起床信号を無線で送信する(ステップS301)。起床信号は、携帯機1を起床させるために予め設定された信号であり、任意の送信アンテナA22から送信し得る。
First, the vehicle-mounted
次に、車載器2のリクエスト信号生成部231が、リクエスト信号Rを送信する送信アンテナA22を選択する(ステップS302)。
Next, the request
続いて、リクエスト信号生成部231が、車載器記憶部232から、車載器IDと、ステップS302で選択した送信アンテナA22のアンテナIDと、を読み出し、読み出した車載器ID及びアンテナIDを含むリクエスト信号Rを生成する(ステップS303)。リクエスト信号生成部231は、生成したリクエスト信号Rを車載器送信部22に入力する。
Subsequently, the request
車載器送信部22は、リクエスト信号Rを入力されると、入力されたリクエスト信号RをステップS302で選択された送信アンテナA22から無線で送信する(ステップS304)。
When the request signal R is input, the vehicle-mounted
車載器送信部22がリクエスト信号Ra〜Reのいずれかを送信していない場合(ステップS305:NO)、リクエスト信号生成部231は、所定時間T2(例えば、2msec)だけ待機する(ステップS306)。
When the vehicle-mounted
車載器2は、車載器送信部22がリクエスト信号Ra〜Reを全て送信するまで、ステップS302〜S306の処理を繰り返す。車載器送信部22がリクエスト信号Ra〜Reを送信すると(ステップ305:YES)、車載器2は、送信処理を終了する。
The vehicle-mounted
以上の送信処理により、車載器2は、1回の送信処理でリクエスト信号Ra〜Reを送信アンテナA22a〜A22eから所定時間T2毎に順次無線で送信することができる。
Through the above transmission processing, the vehicle-mounted
なお、図11の例では、リクエスト信号生成部231は、リクエスト信号Ra〜Reを1つずつ生成しているが、リクエスト信号Ra〜Reをまとめて生成し、車載器送信部22に入力してもよい。この場合、車載器送信部22は、リクエスト信号Ra〜Reを所定時間T2毎に送信すればよい。
In addition, in the example of FIG. 11, the request
また、リクエスト信号Rを送信する送信アンテナA22は、車載器送信部22が選択してもよい。この場合、車載器送信部22が、リクエスト信号RにアンテナIDを追加すればよい。また、リクエスト信号Ra〜Reを送信する順番は、任意に設定可能である。
Further, the vehicle-mounted
ここで、図10に戻る。車載器2が送信処理を実行すると、上述の通り、携帯機1がリクエスト信号Ra〜Reを受信し、リクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,Vzを含むアンサー信号Aを返信する。そして、車載器2の車載器受信部21が、アンサー信号Aを受信する(ステップS202)。
Here, returning to FIG. When the vehicle-mounted
車載器受信部21がアンサー信号Aを受信すると、アンサー信号認証部233は、アンサー信号Aを認証する(ステップS203)。具体的には、アンサー信号認証部233は、アンサー信号Aに含まれる携帯機IDを取得し、車載器記憶部232から携帯機IDを読み出し、これらの携帯機IDを比較する。
When the vehicle-mounted
携帯機IDが不一致であった場合、認証は失敗し(ステップS203:NO)、処理はステップS205に進む。一方、携帯機IDが一致した場合、認証は成功し(ステップS203:YES)、アンサー信号Aに含まれるリクエスト信号Ra〜Reの値Vx,Vy,VzがアンテナIDと対応付けて車載器記憶部232に保存される(ステップS204)。 If the mobile device IDs do not match, the authentication fails (step S203: NO), and the process proceeds to step S205. On the other hand, when the mobile device IDs match, the authentication is successful (step S203: YES), and the values Vx, Vy, Vz of the request signals Ra to Re included in the answer signal A are associated with the antenna IDs and the vehicle-mounted device storage unit is obtained. It is stored in 232 (step S204).
その後、車載器2は、送信処理を所定回数実行したか確認する(ステップS205)。所定回数は、2回以上の任意の回数で有り得る。また、車載器2は、所定回数の代わりに、送信処理を所定時間実行したかを確認してもよい。
Then, the vehicle-mounted
送信処理が所定回数実行されていない場合(ステップS205:NO)、リクエスト信号生成部231は、所定時間T1(例えば、500msec)だけ待機する(ステップS206)。
When the transmission process has not been executed the predetermined number of times (step S205: NO), the request
車載器2は、送信処理を所定回数実行するまで、ステップS202〜S206の処理を繰り返す。車載器2がリクエスト信号Rの送信処理を所定回数実行すると(ステップS205:YES)、リレーアタック判定部234が変化量判定を実行する(ステップS207)。
The vehicle-mounted
ここで、図12は、車載器2による変化量判定の一例を示すフローチャートである。図12の処理は、図10のステップS207の内部処理に相当する。
Here, FIG. 12 is a flowchart showing an example of change amount determination by the vehicle-mounted
まず、リレーアタック判定部234は、車載器記憶部232から、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzを読み出し、読み出した値Vx,Vy,Vzの中から異常値を除去する(ステップS401)。異常値は、予め設定された正常値の範囲外の値Vであってもよいし、値Vx,Vy,Vzの加重平均から最も離れた1つ又は複数の値Vであってもよい。異常値は任意に設定可能である。
First, the relay
図13は、車載器記憶部232に保存された値Vx,Vy,Vzの一例を示す表である。図13の例では、3回の送信処理で送信された15個のリクエスト信号Ra〜Reのそれぞれの値Vx,Vy,Vzが示されている。図13に示すように、リクエスト信号Rの値Vx,Vy,Vzは、当該リクエスト信号が送信された送信処理の番号及びアンテナIDと対応付けて保存されている。
FIG. 13 is a table showing an example of the values Vx, Vy, Vz stored in the vehicle-mounted
例えば、正常値の範囲が1000以下に設定されている場合、図13の例では、3回目の送信処理で送信されたリクエスト信号RaのZ軸の値Vz(=10000)が異常値として除去される。なお、ステップS401は省略されてもよい。 For example, when the range of normal values is set to 1000 or less, in the example of FIG. 13, the Z-axis value Vz (=10000) of the request signal Ra transmitted in the third transmission process is removed as an abnormal value. It Note that step S401 may be omitted.
次に、リレーアタック判定部234は、異常値を除去した値Vx,Vy,Vzに基づいて、変化量vx,vy,vzをそれぞれ算出する(ステップS402)。変化量vは、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Ra〜Reの軸毎の受信信号強度Iの比を示す値(すなわち、値V)の変化の度合いを示す値であり、軸毎に算出される。
Next, the relay
変化量vxは、値Vxの変化の度合いを示す値であり、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Ra〜Reの値Vxに基づいて算出される。本実施形態において、変化量vxは、複数の値Vxにおける最大値Vxmaxと最小値Vxminとの比(Vxmin/Vxmax又はVxmax/Vxmin)であるが、これに限られない。 The change amount vx is a value indicating the degree of change in the value Vx, and is calculated based on the value Vx of the request signals Ra to Re transmitted in the multiple transmission processes. In the present embodiment, the change amount vx is the ratio (Vxmin/Vxmax or Vxmax/Vxmin) of the maximum value Vxmax and the minimum value Vxmin in the plurality of values Vx, but is not limited to this.
図13の例では、変化量vxは3回の送信処理で送信された15個のリクエスト信号Rの値Vxに基づいて算出される。変化量vxがVxmin/Vxmaxである場合、Vxminが1であり、Vxmaxが100であるため、変化量vxは0.01となる。 In the example of FIG. 13, the change amount vx is calculated based on the values Vx of the 15 request signals R transmitted in the three transmission processes. When the change amount vx is Vxmin/Vxmax, the change amount vx is 0.01 because Vxmin is 1 and Vxmax is 100.
同様に、変化量vyは、値Vyの変化の度合いを示す値であり、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Ra〜Reの値Vyに基づいて算出される。本実施形態において、変化量vyは、複数の値Vyにおける最大値Vymaxと最小値Vyminとの比(Vymin/Vymax又はVymax/Vymin)であるが、これに限られない。 Similarly, the amount of change vy is a value indicating the degree of change in the value Vy, and is calculated based on the values Vy of the request signals Ra to Re transmitted in the multiple transmission processes. In the present embodiment, the variation amount vy is the ratio (Vymin/Vymax or Vymax/Vymin) of the maximum value Vymax and the minimum value Vymin in the plurality of values Vy, but is not limited to this.
図13の例では、変化量vyは3回の送信処理で送信された15個のリクエスト信号Rの値Vyに基づいて算出される。変化量vyがVymin/Vymaxである場合、Vyminが1であり、Vxmaxが200であるため、変化量vyは0.005となる。 In the example of FIG. 13, the variation amount vy is calculated based on the values Vy of the 15 request signals R transmitted in the three transmission processes. When the change amount vy is Vymin/Vymax, the change amount vy is 0.005 because Vymin is 1 and Vxmax is 200.
同様に、変化量vzは、値Vzの変化の度合いを示す値であり、複数回の送信処理で送信されたリクエスト信号Ra〜Reの値Vzに基づいて算出される。本実施形態において、変化量vzは、複数の値Vzにおける最大値Vzmaxと最小値Vzminとの比(Vzmin/Vzmax又はVzmax/Vzmin)であるが、これに限られない。 Similarly, the amount of change vz is a value indicating the degree of change in the value Vz, and is calculated based on the values Vz of the request signals Ra to Re transmitted in a plurality of transmission processes. In the present embodiment, the change amount vz is a ratio (Vzmin/Vzmax or Vzmax/Vzmin) of the maximum value Vzmax and the minimum value Vzmin in the plurality of values Vz, but is not limited to this.
図13の例では、変化量vzは3回の送信処理で送信された15個のリクエスト信号Rの値Vzの中から異常値を除去した14個の値Vzに基づいて算出される。変化量vzがVzmin/Vzmaxである場合、Vzminが1であり、異常値除去後のVxmaxが400であるため、変化量vzは0.0025となる。 In the example of FIG. 13, the variation amount vz is calculated based on 14 values Vz obtained by removing an abnormal value from the 15 values Vz of the request signal R transmitted in the three transmission processes. When the change amount vz is Vzmin/Vzmax, Vzmin is 1, and Vxmax after the abnormal value is removed is 400, so the change amount vz is 0.0025.
なお、アンサー信号Aに、受信信号強度Ix,Iy,Izに応じた値として受信信号強度Ix,Iy,Izが含まれる場合、リレーアタック判定部234は、受信信号強度Ix,Iy,Izに基づいて、受信信号強度Ix,Iy,Izの強度比を示す値Vx,Vy,Vzを算出し、算出した値Vx,Vy,Vzに基づいて、変化量vx,vy,vzを算出すればよい。
When the answer signal A includes the received signal strengths Ix, Iy, and Iz as the values according to the received signal strengths Ix, Iy, and Iz, the relay
続いて、リレーアタック判定部234は、車載器記憶部232から判定閾値TL,THを読み出し、判定閾値TL,TH及び変化量vに基づいて、リレーアタックが行われたか判定する。具体的には、リレーアタック判定部234は、変化量vが所定範囲に含まれるか判定する。所定範囲は、リレーアタックが行われたと判定される予め設定された変化量vの範囲である。判定閾値TLは所定範囲の下限値、判定閾値THは所定範囲の上限値に相当する。すなわち、リレーアタック判定部234は、変化量vがTL以上TH以上である場合、リレーアタックが行われたと判定し、変化量vがTL未満又はTHより大きい場合、リレーアタックが行われていないと判定する。
Subsequently, the relay
ここで、図14は、リレーアタックの有無と、リクエスト信号Rの強度比及び変化量vと、の関係を示す表である。 Here, FIG. 14 is a table showing the relationship between the presence/absence of a relay attack, the intensity ratio of the request signal R, and the variation amount v.
図14に示すように、リレーアタックが行われた場合、1回の送信処理で送信されるリクエスト信号Ra〜Reの強度比は略同様となる。このため、強度比判定により、リレーアタックが行われたと正しく判定することができる。 As shown in FIG. 14, when the relay attack is performed, the intensity ratios of the request signals Ra to Re transmitted in one transmission process are substantially the same. Therefore, it is possible to correctly determine that the relay attack has been performed by the intensity ratio determination.
一方、リレーアタックが行われていない場合、通常、1回の送信処理で送信されるリクエスト信号Ra〜Reの強度比は異なったものとなる。この場合、強度比判定により、リレーアタックが行われていないと正しく判定することができる。 On the other hand, when the relay attack is not performed, normally, the intensity ratios of the request signals Ra to Re transmitted in one transmission process are different. In this case, it is possible to correctly determine that the relay attack is not performed by the intensity ratio determination.
しかしながら、リレーアタックが行われていない場合、1回の送信処理で送信されるリクエスト信号Ra〜Reの強度比が、偶然に略同様となる場合がある。この場合、強度比判定では、リレーアタックが行われたと誤判定されてしまう。 However, when the relay attack is not performed, the intensity ratios of the request signals Ra to Re transmitted in one transmission process may happen to be substantially the same. In this case, in the strength ratio determination, it is erroneously determined that the relay attack has been performed.
これに対して、リレーアタックが行われた場合、正規のユーザUは車両から離れたところにいるため、送信処理毎に測定される受信信号強度Ix,Iy,Izの変化が小さくなる。この結果、受信処理毎の強度比の変化が小さくなる。変化量vが最大値Vzmaxと最小値Vzminとの比である場合、変化量vは1に近い値となる。 On the other hand, when the relay attack is performed, since the legitimate user U is away from the vehicle, changes in the received signal strengths Ix, Iy, and Iz measured for each transmission process are small. As a result, the change in the intensity ratio for each reception process becomes small. When the change amount v is the ratio of the maximum value Vzmax and the minimum value Vzmin, the change amount v becomes a value close to 1.
一方、リレーアタックが行われていない場合、正規のユーザUは車両の内側にいるため、ユーザUの位置によらず、ユーザUのわずかな姿勢の変化により、送信処理毎に測定される受信信号強度Ix,Iy,Izの変化が大きくなる。この結果、送信処理毎の強度比の変化は大きくなる。変化量vがVmaxとVminとの比である場合、変化量vは1から離れた値(not1)となる。例えば、図13の例では、変化量vx,vy,vzは、それぞれ0.01,0.005,0.0025となっている。 On the other hand, when the relay attack is not performed, since the legitimate user U is inside the vehicle, a slight change in the posture of the user U regardless of the position of the user U causes a reception signal measured for each transmission process. The changes in the intensities Ix, Iy, Iz become large. As a result, the change in the intensity ratio for each transmission process becomes large. When the change amount v is the ratio of Vmax and Vmin, the change amount v becomes a value (not1) apart from 1. For example, in the example of FIG. 13, the change amounts vx, vy, and vz are 0.01, 0.005, and 0.0025, respectively.
したがって、リレーアタック判定部234は、変化量vが所定範囲(例えば、1に近い範囲)であるかを確認することにより、リレーアタックが行われたか正しく判定することができる。リレーアタック判定部234は、変化量vが所定範囲内である場合(ステップS403:YES)、リレーアタックが行われたと判定し(ステップS404)、変化量vが所定範囲外である場合(ステップS403:NO)、リレーアタックが行われていないと判定すればよい(ステップS405)。
Therefore, the relay
所定範囲(判定閾値TL,TH)は、変化量vの算出方法に応じて、実験やシミュレーションにより設定することができる。例えば、変化量vがVmin/Vmaxである場合、判定閾値TLを0.8、判定閾値THを1.0に設定することが考えられる。また、変化量vがVmax/Vminである場合、判定閾値TLを1.0、判定閾値THを1.2に設定することが考えられる。これにより、リレーアタック判定部234は、変化量vが1に近い所定範囲(0.8以上1.0以下又は1.0以上1.2以下)である場合にリレーアタックが行われたと正しく判定することができる。
The predetermined range (determination thresholds TL, TH) can be set by experiments or simulations according to the calculation method of the variation amount v. For example, when the change amount v is Vmin/Vmax, it is possible to set the determination threshold TL to 0.8 and the determination threshold TH to 1.0. Further, when the change amount v is Vmax/Vmin, it is possible to set the determination threshold TL to 1.0 and the determination threshold TH to 1.2. As a result, the relay
なお、リレーアタック判定部234は、変化量vx,vy,vzの全てが所定範囲内である場合にリレーアタックが行われたと判定してもよいし、変化量vx,vy,vzのいずれか1つ又は2つが所定範囲内である場合にリレーアタックが行われたと判定してもよい。また、リレーアタック判定部234は、変化量vx,vy,vzの全てを利用して変化量判定を行ってもよいし、変化量vx,vy,vzのいずれか1つ又は2つを利用して変化量判定を行ってもよい。
Note that the relay
ここで、図10に戻る。リレーアタック判定部234により、リレーアタックが行われたと判定された場合(ステップS208:YES)、車載器制御部23は、車両のエンジンの始動を許可せずに処理を終了する(ステップS209)。これにより、リレーアタックにより不正に乗車した者がエンジン始動ボタンを押下してもエンジンが始動しなくなるため、車両の盗難を抑制することができる。
Here, returning to FIG. When the relay
一方、リレーアタック判定部234により、リレーアタックが行われていないと判定された場合(ステップS208:NO)、車載器制御部23の制御信号生成部235は、エンジン制御部4にエンジンの始動を許可し(ステップS210)、処理を終了する。具体的には、制御信号生成部235は、エンジンの始動許可をエンジン制御部4に送信し、処理を終了する。これにより、エンジンの始動が許可され、ユーザUは、エンジン始動ボタンの押下により、エンジンを始動させることができる。
On the other hand, when the relay
以上説明した通り、本実施形態に係るRKEシステム100は、変化量vを利用した変化量判定によりリレーアタックが行われたか判定する。これにより、リレーアタックが行われていないにもかかわらず、1回の送信処理で送信される複数のリクエスト信号Rの強度比が偶然に略同様となった場合に、強度比判定で生じ得るリレーアタックの誤検知を抑制することができる。結果として、リレーアタックの判定精度(検出精度)を向上させ、車両の盗難を抑制しつつ、ユーザUの利便性を向上させることができる。
As described above, the
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。 It should be noted that the present invention is not limited to the configurations shown here, such as the combination of the configurations described in the above embodiments with other elements. These points can be changed without departing from the spirit of the present invention, and can be appropriately determined according to the application form.
1:携帯機
2:車載器
3:ドア制御部
4:エンジン制御部
11:携帯機受信部
12:携帯機送信部
13:携帯機制御部
21:車載器受信部
22:車載器送信部
23:車載器制御部
100:RKEシステム
131:受信信号強度測定部
132:強度比算出部
133:携帯機記憶部
134:リクエスト信号認証部
135:アンサー信号生成部
231:リクエスト信号生成部
232:車載器記憶部
233:アンサー信号認証部
234:リレーアタック判定部
235:制御信号生成部
1: portable device 2: vehicle-mounted device 3: door control unit 4: engine control unit 11: portable device reception unit 12: portable device transmission unit 13: portable device control unit 21: vehicle-mounted device reception unit 22: vehicle-mounted device transmission unit 23: Onboard equipment control unit 100: RKE system 131: Received signal strength measurement unit 132: Strength ratio calculation unit 133: Portable device storage unit 134: Request signal authentication unit 135: Answer signal generation unit 231: Request signal generation unit 232: Onboard device storage Unit 233: Answer signal authentication unit 234: Relay attack determination unit 235: Control signal generation unit
Claims (8)
複数回の前記送信処理により送信された前記リクエスト信号の軸毎の受信信号強度に応じた値を含むアンサー信号を受信する車載器受信部と、
前記アンサー信号に含まれる前記値に基づいて、複数回の前記送信処理により送信された前記リクエスト信号の軸毎の受信信号強度の比である強度比を示す値の変化量を軸毎に算出し、軸毎の前記変化量に基づいて、リレーアタックが行われたか判定する車載器制御部と、
を備える車載器。 An in-vehicle device transmission unit that executes a transmission process for transmitting request signals to a portable device from a plurality of transmission antennas multiple times,
An on-vehicle device receiving unit that receives an answer signal including a value according to a received signal strength for each axis of the request signal transmitted by the transmission processing a plurality of times,
Based on the value included in the answer signal, the amount of change in the value indicating the intensity ratio, which is the ratio of the received signal intensity of each axis of the request signal transmitted by the transmission processing a plurality of times, is calculated for each axis. , An on-vehicle device control unit that determines whether a relay attack is performed based on the amount of change for each axis,
On-board device.
請求項1に記載の車載器。 The vehicle-mounted device according to claim 1, wherein the vehicle-mounted device control unit determines that the relay attack has been performed when at least one of the change amounts for each axis is included in a predetermined range.
請求項2に記載の車載器。 The vehicle-mounted device according to claim 2, wherein the amount of change for each axis is a ratio between a minimum value and a maximum value of the value indicating the intensity ratio for each axis.
請求項2又は請求項3に記載の車載器。 The vehicle-mounted device according to claim 2, wherein the vehicle-mounted device control unit calculates the amount of change after removing an abnormal value from a value of the request signal according to the received signal strength of each axis.
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車載器。 The vehicle-mounted device according to any one of claims 1 to 4, wherein the value corresponding to the received signal strength for each axis of the request signal is a value indicating the strength ratio for each axis of the request signal.
請求項2に記載の車載器。 The vehicle-mounted device according to claim 2, wherein the predetermined range is 0.8 or more and 1.2 or less.
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車載器。 The on-vehicle device according to any one of claims 1 to 6, wherein the on-vehicle device transmission unit executes the transmission process for a predetermined time or a predetermined number of times when a vehicle door is unlocked or opened.
前記携帯機は、
2軸以上の受信アンテナにより、前記車載器からリクエスト信号を受信する携帯機受信部と、
前記携帯機受信部が受信したリクエスト信号の軸毎の受信信号強度に応じた値を算出する携帯機制御部と、
軸毎の前記リクエスト信号の受信信号強度に応じた値を含むアンサー信号を前記車載器に送信する携帯機送信部と、
を備え、
前記車載器は、
複数の送信アンテナからそれぞれ前記リクエスト信号を前記携帯機に送信する送信処理を複数回実行する車載器送信部と、
前記携帯機から前記アンサー信号を受信する車載器受信部と、
前記アンサー信号に含まれる前記値に基づいて、複数回の前記送信処理により送信された前記リクエスト信号の軸毎の受信信号強度の比である強度比を示す値の変化量を軸毎に算出し、軸毎の前記変化量に基づいて、リレーアタックが行われたか判定する車載器制御部と、
リモートキーレスエントリーシステム。 A remote keyless entry system equipped with a portable device and a vehicle-mounted device,
The portable device is
A portable device receiving unit that receives a request signal from the vehicle-mounted device by a two-axis or more receiving antenna;
A portable device controller that calculates a value according to the received signal strength for each axis of the request signal received by the portable device receiver;
A portable device transmitter that transmits an answer signal including a value corresponding to the received signal strength of the request signal for each axis to the vehicle-mounted device,
Equipped with
The vehicle-mounted device,
An on-vehicle device transmitting unit that executes a transmitting process for transmitting the request signal to the portable device from a plurality of transmitting antennas a plurality of times,
An in-vehicle device receiving unit that receives the answer signal from the portable device,
Based on the value included in the answer signal, the amount of change in the value indicating the intensity ratio, which is the ratio of the received signal intensity of each axis of the request signal transmitted by the transmission processing a plurality of times, is calculated for each axis. , An on-vehicle device control unit that determines whether a relay attack is performed based on the amount of change for each axis,
Remote keyless entry system.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019010196A JP2020117945A (en) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | On-vehicle device and key-less entry system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019010196A JP2020117945A (en) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | On-vehicle device and key-less entry system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020117945A true JP2020117945A (en) | 2020-08-06 |
Family
ID=71890196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019010196A Pending JP2020117945A (en) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | On-vehicle device and key-less entry system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020117945A (en) |
-
2019
- 2019-01-24 JP JP2019010196A patent/JP2020117945A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10293786B1 (en) | Method and system for secure access to a vehicle | |
JP6725302B2 (en) | Keyless entry system | |
US10438430B2 (en) | On-vehicle device, mobile device, and vehicle wireless communication system | |
JP4897554B2 (en) | Keyless entry device | |
US9761075B2 (en) | Smart key system | |
US10994698B2 (en) | Remote keyless entry system | |
JP5341814B2 (en) | Wireless communication pass / fail judgment system | |
US20120139691A1 (en) | System for preventing establishment of unauthorized communication | |
CN108292931B (en) | In-vehicle device, portable device, and wireless communication system for vehicle | |
EP3640880B1 (en) | Vehicular control system | |
JP6396855B2 (en) | Communication fraud prevention system | |
JP5394285B2 (en) | Keyless entry device portable machine | |
JP7002997B2 (en) | Portable devices, on-board units, and remote keyless entry systems | |
WO2019193866A1 (en) | Portable device, vehicular on-board device, and remote keyless entry system | |
JP2010039776A (en) | Authentication system and authentication method for article with location-indicating function | |
WO2018186075A1 (en) | Vehicle-mounted instrument, portable device, and keyless entry system | |
JP2020117945A (en) | On-vehicle device and key-less entry system | |
WO2021111741A1 (en) | Relay attack determination device | |
JP2020127069A (en) | Determination system and determination method | |
JP2022012805A (en) | Communication system, communication method, and communication device | |
JP2020121631A (en) | Terminal and communication system | |
JP2020127134A (en) | Communication system |