JP2020114314A - 医療機器の制御システム、および医療機器の制御方法 - Google Patents

医療機器の制御システム、および医療機器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置を置き忘れた場合であっても、患者に装着して用いられる医療機器の動作を制御することが可能な医療機器の制御システムを提供する。【解決手段】皮膚に装着して用いられる医療機器10と、無線通信によって識別された医療機器の動作を無線通信を介して制御する制御装置20と、医療機器と制御装置との間の無線通信が途絶えた場合に、制御装置に代わって無線通信によって識別された医療機器の動作を無線通信を介して制御する補助制御装置20aと、医療機器、制御装置、および補助制御装置と、ネットワーク40を介して接続された管理装置1とを備え、制御装置は、医療機器との間の無線通信が確立されたことによってパスワードを生成するパスワード生成部26と、パスワード生成部で生成したパスワードを無線通信によって医療機器に送信すると共にネットワークを介して管理装置に送信するための制御側通信部21とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、インスリンポンプのような患者に装着して用いられる医療機器を別体の制御装置によって制御する医療機器の制御システム、および医療機器の制御方法に関する。
糖尿病患者に対する治療法として、患者の体内に微量のインスリンを持続的に注入する治療法が実施されている。この治療法では、患者の皮膚にインスリンポンプを装着させることにより、患者に対して持続的なインスリンの投与を実施している。このようなインスリンポンプに関する技術として、下記特許文献1には「システム1000は、再利用可能ユニットI、消耗式ユニットII、注入ユニットIII及び遠隔制御ユニットIV(ユニットIV)を含み、それらは好ましくは別々のユニットである。…ユニットI、II及びIIIは皮膚Sに取り付けられ、好ましくは接着され、針が皮膚Sを通して体Bに刺される。…遠隔制御ユニットIVを、流体投与装置をプログラムするように動作させて、液体を消耗式ユニットIIから皮膚Sの中に、好ましくは皮膚S中を通して体Bの中に(すなわち、皮下に)流すことができる。」と記載されている。
特表2009−514589号公報
しかしながら、上述したシステムにおいては、液体を体の中に流すための消耗式ユニットは患者の皮膚に接着して用いられるのに対し、遠隔制御ユニットは患者の身体に対しては接着しない。遠隔制御ユニットは、患者が携帯して用いる手持ち型のデバイスである。したがって、ユーザーである患者が、遠隔制御ユニットを携帯し忘れて外出してしまった場合、消耗式ユニットから投与される液体(インスリン)の量を調整することができず、低血糖や高血糖を引き起こす危険性がある。
そこで本発明は、制御装置を携帯し忘れた場合であっても、患者に装着して用いられる医療機器の動作を制御することが可能な医療機器の制御システム、および医療機器の制御方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、皮膚に装着して用いられる医療機器と、無線通信によって識別された前記医療機器の動作を前記無線通信を介して制御する制御装置と、前記医療機器と前記制御装置との間の無線通信が途絶えた場合に、前記制御装置に代わって無線通信によって識別された前記医療機器の動作を前記無線通信を介して制御する補助制御装置と、前記医療機器、前記制御装置、および前記補助制御装置と、ネットワークを介して接続された管理装置とを備え、前記制御装置は、前記医療機器との間の無線通信が確立されたことによってパスワードを生成するパスワード生成部と、前記パスワード生成部で生成したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信すると共に前記ネットワークを介して前記管理装置に送信するための制御側通信部とを備え、前記補助制御装置は、前記医療機器の動作を制御する場合に、前記ネットワークを介して前記管理装置から前記パスワードを取得すると共に取得したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信するための補助側通信部を備え、前記医療機器は、前記制御装置と前記補助制御装置との間で前記無線通信を実施するための機器側通信部と、前記機器側通信部において受信した前記補助制御装置からのパスワードと前記制御装置からのパスワードとを比較し、これらのパスワードが一致した場合に前記補助制御装置による制御を受け付ける機器制御部とを備えた医療機器の制御システムである。
本発明によれば、携帯型の制御装置を置き忘れた場合であっても、患者に装着して用いられる医療機器の動作を制御することが可能な医療機器の制御システム、および医療機器の制御方法を提供することができる。
実施形態に係る医療機器の制御システムの概略構成図である。 実施形態に係る医療機器の制御システムの機能ブロック図である。 実施形態に係る医療機器の制御方法を説明するためのフローチャート(その1)である。 実施形態に係る医療機器の制御方法を説明するためのフローチャート(その2)である。 実施形態に係る医療機器の制御方法を説明するためのフローチャート(その3)である。
以下、本発明を適用した実施形態に係る医療機器の制御システムを、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、インスリンポンプのような薬液投与装置の制御システムに、本発明を適用した場合の構成を説明する。しかしながら、本発明の医療機器の制御システムは、例えば疼痛緩和装置のような、患者に装着して用いられる医療機器と、この医療機器の動作を無線通信によって制御する制御装置とを備えた医療機器の制御システムに広く適用することが可能である。
≪医療機器の制御システム≫
図1は、実施形態に係る医療機器の制御システム1の概略構成図である。また図2は、実施形態に係る医療機器の制御システム1の機能ブロック図である。これらの図に示す実施形態の医療機器の制御システム1は、医療機器としてのポンプ本体10と、このポンプ本体10を操作するための制御装置20と、さらに補助制御装置20aとを備えている。また医療機器の制御システム1は、これらの管理装置30を備える。以下、これらの構成要素の詳細を説明する。
<ポンプ本体10>
ポンプ本体10は、ユーザーである患者の皮膚に装着して用いられ、長時間にわたって患者に薬液(一例としてインスリン)を投与するための医療機器である。このようなポンプ本体10は、機器側通信部11、薬液投与部12、投与制御部13、投与履歴記憶部14、および機器制御部15を備えている。このうち、投与制御部13、投与履歴記憶部14、および機器制御部15は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成されている。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などの記憶部を備え、CPUが、ROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより、投与制御部13、投与履歴記憶部14、および機器制御部15の各機能が実現される。
また以上のような各部を備えたポンプ本体10は、ユーザーインターフェースを備えておらず、以降に説明する制御装置20や補助制御装置20aからの操作によって、投与制御部13による薬液投与の制御がなされる構成である。以下、ポンプ本体10を構成する各要素を説明する。
[機器側通信部11]
機器側通信部11は、制御装置20および補助制御装置20aとの間で近距離での無線通信を行う部分、およびネットワーク40を介して管理装置30との間で通信を行う部分を備える。
このうち制御装置20および補助制御装置20aとの間で実施される近距離での無線通信は、例えば通信距離が100m以下の近距離無線通信であり、この近距離無線通信によってポンプ本体10の駆動を制御するための通信が実施される。このような近距離無線通信は、具体的には、ZigBee(登録商標IEEE802.15.4:周波数868MHz帯、915MHz帯、2.4GHz帯)、Bluetooth(登録商標:IEEE802.15.1:周波数2.4GHz帯)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac:周波数2.4GHz帯、5GHz帯)などの規格化された無線通信技術が適用される。このような近距離無線通信においては、識別情報の送受信を実施することにより、個体識別された通信部間での無線通信の接続が確立される。
またネットワーク40を介しての通信は、例えばインターネット回線を利用した通信であることとする。
[薬液投与部12]
薬液投与部12は、ポンプ本体10を装着した患者に対して薬液投与を実施するための部分であり、投与する薬液を収容するシリンジ、シリンジ内において摺動される押し子、薬液に接液するとともに押し子に接続するガスケット、押し子を移動させるためのモータおよび歯車機構などによって構成されている。
[投与制御部13]
投与制御部13は、機器側通信部11で受信した制御装置20からの基本投与計画、または補助制御装置20aからの投与計画にしたがって、薬液投与部12のモータの駆動を制御し、これによって薬液投与部12による薬液の投与を制御する。基本投与計画または投与計画は、ユーザー個人の治療計画や健康状態に応じて、任意に設定される。
[投与履歴記憶部14]
投与履歴記憶部14は、ポンプ本体10の薬液投与部12において、実際に実施された薬液の投与履歴を記憶する。
[機器制御部15]
機器制御部15は、制御装置20や補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を管理する部分である。この機器制御部15は、以降に説明するように、制御装置20で生成したパスワードを保持し、制御装置20からの制御の指示および補助制御装置20aからの制御の指示を管理する。この機器制御部15による管理の手順は、以降の医療機器の制御システム1の制御方法において詳細に説明する。
<制御装置20>
制御装置20は、患者の皮膚に対して装着させずに、ユーザーが携帯することで用いられる装置であって、ポンプ本体10を無線通信によって操作するための装置である。この医療機器の制御システム1が、インスリンポンプを有する薬液投与システムである場合、この制御装置20は、ポンプ本体10によるインスリンのべーサル投与を設定したり、ユーザーの指示に基づくインスリンのボーラス投与を、任意に設定するために用いられる。
このような制御装置20は、制御装置側通信部21、表示部22、操作部23、ユーザー情報設定部24、基本投与計画設定部25、パスワード生成部26、および制御部27を備えている。このうちユーザー情報設定部24、基本投与計画設定部25、パスワード生成部26、および制御部27は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成され、計算機のCPUが、ROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより、各機能を実現する。制御装置20は、スマートフォン等の携帯端末に専用プログラムをインストールしたものでもよい。各構成要素の詳細は次のようである。
[制御装置側通信部21]
制御装置側通信部21は、ポンプ本体10との間で近距離での無線通信を行う部分、およびネットワーク40を介して管理装置30との間で通信を行う部分を備える。特に、ポンプ本体10との間で実施される近距離での無線通信は、例えば通信距離が100m以下の近距離無線通信であり、この近距離無線通信によってポンプ本体10の駆動を制御するための通信が実施される。このような近距離無線通信、およびネットワーク40を介しての通信は、機器側通信部11で説明した技術と同様の通信である。
[表示部22]
表示部22は、各種の設定内容、操作部23の操作内容、ポンプ本体10で実施された薬液の投与履歴、およびポンプ本体10の制御の状況などを表示する。
[操作部23]
操作部23は、ポンプ本体10による薬液の投与条件、ポンプ本体10の制御の実行や停止、および表示部22での表示内容の選択などをユーザーが入力するためのユーザーインターフェース部分である。このような操作部23は、例えばキーパッドや、表示部22の表示面に設けたタッチパネルであってもよい。操作部23が、タッチパネルである場合、表示部22は、タッチパネル用の選択ボタンやテンキーなどを表示する。
[ユーザー情報設定部24]
ユーザー情報設定部24は、この制御装置20によって制御するポンプ本体10を装着するユーザーの情報を設定する部分である。ここで設定されるユーザー情報とは、ユーザーの名前のほか、年齢、体重など、インスリンの投与に影響する情報であることとする。このユーザー情報設定部24は、操作部23での操作によりユーザー情報を取得するか、またはネットワーク40を介して管理装置30からユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を、所定の形式で保存する。
[基本投与計画設定部25]
基本投与計画設定部25は、ポンプ本体10によって実施される1日の各時間のインスリンの投与予定量、すなわち基本投与計画を設定する部分である。この基本投与計画設定部25は、操作部23での操作により基本投与計画を設定する構成とすることで、患者に基礎インスリンを投与する。また、基本投与計画設定部25は、必要に応じてネットワーク40を介して管理装置30から取得した情報に基づいて基本投与計画を設定する構成であってもよい。
[パスワード生成部26]
パスワード生成部26は、次に説明する補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を可能とするためのパスワードを生成する。パスワード生成部26によるパスワードの生成は、ポンプ本体10の機器側通信部11と制御装置20の制御装置側通信部21との接続が確立したタイミングで、その都度に実施される。生成したパスワードは、制御装置側通信部21を介して、認証情報として医療機器であるポンプ本体10および/または管理装置30に送信される。パスワードの生成方法は、PAKE (Password-Authenticated Key Exchange)等の暗号・認証技術を用いてもよい。パスワードには、認証情報としてID情報を付加してもよい。その場合のID情報は、ユーザーIDや、制御装置20のID、ポンプ本体10のIDが利用できる。
[制御部27]
制御部27は、制御装置20や補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を管理する部分である。この制御部27による管理の手順は、以降の医療機器の制御システム1の制御方法において詳細に説明する。
<補助制御装置20a>
補助制御装置20aは、ポンプ本体10と制御装置20との間の近距離の無線通信が途絶えた場合に、補助的に用いられる制御装置である。補助制御装置20aを使用する際は、患者の皮膚に対して非装着で携帯して用いられる。このような補助制御装置20aは、例えばユーザーである患者が所有するスマートフォンやタブレット端末のような携帯型の端末装置であってよく、このような端末装置に対して必要な機能を追加した構成のものであってよい。より具体的には、補助制御装置20aは、スマートフォンやタブレット端末に、専用プログラムをインストールした端末装置である。また補助制御装置20aは、1つのポンプ本体10に対して複数用意されていてもよい。補助制御装置20aが複数用意されている場合、後述の医療機器の制御システム1の制御方法に従って、このうちの一台の補助制御装置20aがポンプ本体10と動作可能に接続すると、その他の補助制御装置20aがポンプ本体10と動作可能に接続不可となる構成とすると、安全面から好ましい。
このような補助制御装置20aは、補助側通信部21a、表示部22a、および操作部23aを備え、さらに追加された機能として投与計画設定部25a、パスワード記憶部26a、およびこれらを制御する補助側制御部27aを備えている。このうち追加された投与計画設定部25a、パスワード記憶部26a、および補助側制御部27aは、計算機のCPUが、ROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより、それぞれが有する機能を実現するものである。各構成要素の詳細は次のようである。
[補助側通信部21a]
補助側通信部21aは、ポンプ本体10との間で近距離での無線通信を行う部分、およびネットワーク40を介して管理装置30との間で通信を行う部分を備える。特に、ポンプ本体10との間で実施される近距離での無線通信は、例えば通信距離が100m以下の近距離無線通信であり、この近距離無線通信によってポンプ本体10の駆動を制御するための通信が実施される。このような近距離無線通信、およびネットワーク40を介しての通信は、機器側通信部11で説明した技術と同様の通信である。
[表示部22aおよび操作部23a]
表示部22aおよび操作部23aは、制御装置20の表示部22および操作部23と同様のものであってよい。補助制御装置20aが、ユーザーである患者が所有するスマートフォンやタブレット端末のような携帯型の端末装置の場合は、該端末装置のタッチパネルを表示部22aおよび操作部23aとして用いる。
[投与計画設定部25a]
投与計画設定部25aは、ポンプ本体10によって実施される1日の各時間のインスリンの投与予定量、すなわち投与計画を設定する部分である。この投与計画設定部25aは、制御装置20の基本投与計画設定部25と同様の構成であってよく、操作部23aの操作により投与計画を設定する。ただし、この投与計画設定部25aは、制御装置20の基本投与計画設定部25よりも簡便で簡易的な投与計画の設定部であってもよい。例えば、投与計画設定部25aは、制御装置20の基本投与計画設定部25のように、1日のうちの任意の時間帯それぞれに対して基本投与量を設定する構成である必要はない。この場合、投与計画設定部25aは、現在から数時間〜1日程度の時間にわたっての基本投与量を設定可能な構成であればよい。制御装置20に比べて、補助制御装置20aの設定パラメータ数や種類を少なくすることで、制御装置20と補助制御装置20aとを患者が区別しやすくさせてもよい。あるいは、補助制御装置20aの使用時間に制限を設けることで、本来ポンプ本体10とともに用いる制御装置20の代わりとして、ユーザーが補助制御装置20aを使用し続けることを抑制させてもよい。
[パスワード記憶部26a]
パスワード記憶部26aは、ネットワーク40を介して補助側通信部21aで受信したパスワードを保存する。このパスワードは、制御装置20のパスワード生成部26で生成されたパスワードであって、以降に説明する所定の手順によって、ネットワーク40を介して制御装置20から管理装置30に送信され、管理装置30からネットワーク40を介して補助制御装置20aに送信されたパスワードである。
[補助側制御部27a]
補助側制御部27aは、補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を管理する部分である。この補助側制御部27aによる管理の手順は、以降の医療機器の制御システム1の制御方法において詳細に説明する。
<管理装置30>
管理装置30は、制御装置20および補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を管理するためにクラウド上に設けられた装置またはサーバーであって、ネットワーク40を介してポンプ本体10、制御装置20、および補助制御装置20aと接続可能な構成である。このような管理装置30は、管理側通信部31、パスワード管理部32、およびパスワード配信部33を備えている。このうちパスワード管理部32およびパスワード配信部33は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成され、計算機のCPUが、ROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより、各機能を実現する。各構成要素の詳細は次のようである。
[管理側通信部31]
管理側通信部31は、ポンプ本体10、制御装置20、および補助制御装置20aとネットワーク40を介して通信を行う部分である。また、この管理側通信部31は、ポンプ本体10を装着するユーザーの監督者が所有する認証用端末100とも、ネットワーク40を介して通信を行う。
ここでユーザーの監督者とは、ポンプ本体10を装着するユーザーを担当する医師であったり、ユーザーの保護者であることとする。また認証用端末100とは、監督者が所有するスマートフォンやタブレット端末のような携帯型の端末装置であったり、パーソナルコンピューターであってよく、管理側通信部101、表示部102、および操作部103を備えたものであればよい。この認証用端末100も、医療機器の制御システム1の構成要素としてもよい。
[パスワード管理部32]
パスワード管理部32は、管理側通信部31で受信したパスワードを管理する。このパスワードは、制御装置20のパスワード生成部26で生成されたパスワードであって、ネットワーク40を介して制御装置20から送信されたパスワードである。パスワード管理部32は、パスワードの送信元である制御装置20の認証情報と、制御装置20によって制御されるポンプ本体10の認証情報と、さらにポンプ本体10の制御を許可された登録済みの補助制御装置20aの認証情報とに関連付けて、パスワードを保持する。さらにパスワード管理部32は、ポンプ本体10の認証情報と関連付けて、上述した認証用端末100の認証情報を保持する。なお、1つのポンプ本体10に対して、複数の補助制御装置20aが用意され登録されている場合には、登録された複数の補助制御装置20aの認証情報が、1つのポンプ本体10の認証情報に関連付けて保持されていることとする。
[パスワード配信部33]
パスワード配信部33は、ポンプ本体10の制御を許可された登録済みの補助制御装置20aに対して、パスワード管理部32に保存されたパスワードを配信する。このようなパスワード配信部33によるパスワードの配信の手順は、以降の医療機器の制御システム1の制御方法において詳細に説明する。
≪医療機器の制御システムの制御方法≫
図3〜図5は、実施形態に係る医療機器の制御システム1の制御方法を説明するためのフローチャート(その1)〜(その3)である。これらの図を用いて説明する実施形態の医療機器の制御システム1の制御方法は、医療機器の制御システム1を構成する各装置のCPUが、それぞれのROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより実現される。以下、図1および図2を参照しつつ、図3〜図5のフローチャートに示す順に、医療機器の制御システム1の制御方法を説明する。
<パスワードの生成に関する手順>
図3は、実施形態に係る医療機器の制御システム1の制御方法を説明するためのフローチャート(その1)であり、補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を可能とするためのパスワードの生成に関する手順を示すフローチャートである。この図に示すように、パスワードの生成は次のように実施される。
[ステップS101]
先ずステップS101において、制御装置20の制御部27は、制御装置側通信部21とポンプ本体10の機器側通信部11との接続確立のイベントが発生したか否かの判断を実施する。制御部27は、接続確立のイベントが発生した(YES)と判断されるまで待機し、接続確立のイベントが発生した(YES)と判断した場合にステップS102に進む。より具体的には、制御装置側通信部21と、機器側通信部11との通信が切断状態から接続状態に変化したときを、接続確立のイベントが発生したと判断するのが好ましい。通信確立後にユーザーが最初に制御装置20を操作したことを制御部27が認識することで、接続確立イベントが発生したと判断してもよい。
[ステップS102]
ステップS102において、制御装置20の制御部27は、パスワード生成部26に対してパスワードの生成を実施させる。これにより、パスワード生成部26は、制御装置20とポンプ本体10との接続確立のイベントが発生する都度に、パスワードを生成することになる。これにより、通信接続を確立するごとに異なるパスワードを使用できるため、セキュリティの面から好ましい。
[ステップS103]
ステップS103において、制御装置20の制御部27は、制御装置側通信部21に対し、パスワード生成部26において生成したパスワードをポンプ本体10と管理装置30とに送信させる。この際、制御装置20の制御装置側通信部21からポンプ本体10へのパスワードの送信は、接続確立された近距離無線通信によって実施される。一方、制御装置20の制御装置側通信部21から管理装置30へのパスワードの送信は、ネットワーク40を介しての通信によって実施される。
[ステップS104]
ステップS104において、ポンプ本体10の機器制御部15および管理装置30のパスワード管理部32は、それぞれが保持しているパスワードを、受信した最新のパスワードに更新する。この際、管理装置30のパスワード管理部32は、パスワードの送信元である制御装置20の認証情報に関連付けて保存されているパスワードを、受信した最新のパスワードに更新する。
またポンプ本体10の機器制御部15は、機器側通信部11から制御装置20に対してパスワードの更新完了を送信させる。同様に、管理装置30のパスワード管理部32は、管理側通信部31から制御装置20に対してパスワードの更新完了を送信させる。
[ステップS105]
ステップS105において、制御装置20の制御部27は、表示部22に対して、パスワードの更新完了を表示させ、ユーザーにパスワードの更新完了を通知する。この際、制御部27は、制御装置側通信部21において、ポンプ本体10および管理装置30の両方からパスワードの更新完了を受信した場合に、表示部22に対して、パスワードの更新完了を表示させるようにしてもよい。
[ステップS106]
ステップS106において、制御装置20の制御部27は、ポンプ本体10の動作が補助制御装置20aによって制御されているか否かを判断する。この際、制御部27は、制御装置側通信部21からポンプ本体10に対して、薬液投与部12の作動状況の問い合わせを実施する。問い合わせを受けたポンプ本体10の機器制御部15は、薬液投与部12が、現在、補助制御装置20aで設定した投与計画に基づいて作動しているか否かを、機器側通信部11から制御装置20に送信する。
制御装置20の制御部27は、制御装置側通信部21において、現在、薬液投与部12が補助制御装置20aで設定した投与計画に基づいて作動していることを受信した場合に、ポンプ本体10は補助制御装置20aによって制御されている(YES)と判断してステップS107に進む。それ以外の場合、制御部27は、ポンプ本体10は補助制御装置20aによって制御されていない(NO)と判断し、一連のパスワード生成の処理を終了させる。
なお、ここでパスワード生成の処理を終了させた場合において、ポンプ本体10は、ステップS101での制御装置20との接続イベントの発生以前に制御装置20において設定されて送信された基本投与計画に基づいて作動中であるか、または作動停止中である。ポンプ本体10が作動停止中であれば、パスワード生成の処理を終了させたあと、改めて制御装置20の制御によるポンプ本体10の作動を、通常通りに開始すればよい。
[ステップS107]
ステップS107において、制御装置20の制御部27は、補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を継続するか否かの判断を実施する。この際、制御装置20の制御部27は、操作部23からの入力に基づいて、この判断を実施する。この時点で、すなわち、制御装置20の制御部27は、表示部22に対して、補助制御装置20aによる制御を継続するか否かを選択する表示を実施させる。
そして、制御装置20の制御部27は、ユーザーによる操作部23の操作により、制御を継続する入力がなされた場合に、制御を継続する(YES)と判断し、一連のパスワード生成の処理を終了させる。一方、制御装置20の制御部27は、ユーザーによる操作部23の操作により、制御を継続しないとの入力がなされた場合に、制御を継続しない(NO)と判断し、ステップS108に進む。
[ステップS108]
ステップS108において、制御装置20の制御部27は、制御装置側通信部21からポンプ本体10に対し、補助制御装置20aの制御による薬液投与部12の作動を停止させる旨の指示を送信させる。ポンプ本体10の投与制御部13は、機器側通信部11において、この指示を受信したことにより、補助制御装置20aで設定した投与計画に基づく作動を停止させる。
[ステップS109]
ステップS109において、制御装置20の制御部27は、表示部22に対して、補助制御装置20aの制御によるポンプ本体10の作動を停止させたことを示す表示を実施させ、一連のパスワード生成の処理を終了させる。ここで一連のパスワード生成の処理を終了させた後は、改めて制御装置20の制御によるポンプ本体10の作動を開始すればよい。
<補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御手順>
図4および図5は、実施形態に係る医療機器の制御システム1の制御方法を説明するためのフローチャート(その2)および(その3)である。これらの図を用いて説明する制御方法は、ポンプ本体10を装着したユーザーが、ポンプ本体10を制御するための制御装置20の携帯を忘れて外出したり帰宅してしまった場合に、補助制御装置20aによるポンプ本体10の制御を実施する場合の制御方法である。以下、図4および図5に示すフローチャートにしたがって、補助制御装置20aによってポンプ本体10の制御を実施する場合の手順を説明する。
[ステップS201]
ステップS201において、ポンプ本体10の機器側通信部11は、補助制御装置20aからの接続要求があった(YES)と判断されるまで待機し、接続要求があった(YES)と判断した場合にステップS202に進む。
[ステップS202]
ステップS202において、ポンプ本体10の機器側通信部11と補助制御装置20aの補助側通信部21aとは、接続の確立処理を実施する。これにより、ポンプ本体10の機器側通信部11と補助制御装置20aの補助側通信部21aとは、近距離での無線通信が可能となる。
[ステップS203]
ステップS203において、補助制御装置20aの投与計画設定部25aは、ユーザーによる操作部23aでの操作指示に基づき、投与計画を設定する。このとき、事前に管理装置30に保持させた投与計画を、投与計画設定部25aが読み出すことで投与計画を設定してもよい。
[ステップS204]
ステップS204において、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、補助側通信部21aから管理装置30に対して、ネットワーク40を介してパスワードの配信を依頼する。この際、補助側通信部21aは、パスワードの配信の依頼として、管理装置30に対して補助制御装置20aの認証情報を送信する。
[ステップS205]
ステップS205において、管理装置30のパスワード配信部33は、ネットワーク40経由で受信した補助制御装置20aの認証情報が、登録済みであるか否かの判断を実施する。この際、パスワード配信部33は、パスワード管理部32に保持されている補助制御装置20aの認証情報の中に、受信した認証情報がある場合には、登録されている(YES)と判断してステップS206に進む。一方、パスワード管理部32に保持されている認証情報の中に、受信した認証情報がない場合には、登録されていない(NO)と判断してステップS301に進む。
[ステップS206]
ステップS206において、管理装置30のパスワード配信部33は、補助制御装置20aに対して、パスワードの配信を実施する。この際、パスワード配信部33は、受信した認証情報に関連付けしてパスワード管理部32に保存されているパスワードを、パスワード管理部32のデータテーブルから抽出し、抽出したパスワードを管理側通信部31から補助制御装置20aに対して送信させる。
この際、パスワード配信部33は、管理側通信部31から認証用端末100に対して、登録済みの補助制御装置20aにパスワードを配信したことを送信させてもよい。これにより、ポンプ本体10を装着するユーザーの監督者に、補助制御装置20aに対するパスワードの配信を通知することができる。加えて、ステップS203で入力した投与計画は、必要に応じて、パスワードの配信の通知とともに、ユーザーの監督者に通知することもできる。
[ステップS207]
ステップS207において、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、補助側通信部21aからポンプ本体10に対し、ステップS203において設定した投与計画と、ステップS206において管理装置30から配信されたパスワードを送信させる。
[ステップS208]
ステップS208において、ポンプ本体10の機器側通信部11は、補助制御装置20aから送信された投与計画とパスワードを受信する。
[ステップS209]
ステップS209において、ポンプ本体10の機器制御部15は、ステップS208において機器側通信部11が受信したパスワードが、機器制御部15に保持されているパスワードと一致しているか否かの判断を実施する。そして、一致している(YES)と判断した場合にはステップS210に進み、一致していない(NO)と判断した場合いはステップS211’に進む。
[ステップS210]
ステップS210において、ポンプ本体10の機器制御部15は、現在、ポンプ本体10と制御装置20との近距離無線通信が切断されているか否かの判断を実施する。機器制御部15は、切断されている(YES)と判断した場合にはステップS211に進み、一方、切断されていない(NO)と判断した場合には、ステップS211’に進む。
[ステップS211]
ステップS211において、ポンプ本体10の機器制御部15は、ステップS208において受信した補助制御装置20aからの投与計画を受け付け、補助制御装置20aによる制御での薬液の投与を実施する。
[ステップS211’]
一方、ステップS211’において、ポンプ本体10の機器制御部15は、機器側通信部11から補助制御装置20aに対し、補助制御装置20aによる制御を受け付けないことを通知する。これにより補助制御装置20aの補助側制御部27aは、表示部22aに対して、ポンプ本体10の制御を実施できないことを表示させる。
この際、ステップS209からステップS211’に進んだ場合には、補助制御装置20aの表示部22aには、パスワードが一致しないことを合わせて表示してもよい。またステップS210からステップS211’に進んだ場合には、補助制御装置20aの表示部22aには、ポンプ本体10が制御装置20と接続されていることを合わせて表示してもよい。
[ステップS301]
以上に対し、ステップS205で補助制御装置20aは登録済みではない(NO)と判断して進んだステップS301において、管理装置30のパスワード配信部33は、管理側通信部31から補助制御装置20aに対して、補助制御装置20aが未登録であることを通知させる。
[ステップS302]
ステップS302において、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、ポンプ本体10の制御用として新規登録するか否か判断を実施する。この際、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、ユーザーによる操作部23aからの操作入力に基づいて、この判断を実施する。すなわち、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、表示部22aに対して、新規登録するか否かを選択する表示を実施させる。
そして、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、操作部23aの操作により、新規登録をするとの入力がなされた場合に、新規登録を実施する(YES)と判断し、ステップS303に進む。一方、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、操作部23aの操作により、新規登録をしないとの入力がなされた場合に、新規登録を実施しない(NO)と判断し、ステップS305に進む。
[ステップS303]
ステップS303において、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、補助側通信部21aから管理装置30に対して新規登録の依頼を送信する。この際、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、新規登録の依頼と共に、補助制御装置20aによって制御するポンプ本体10の認証情報を送信する。
これにより、管理装置30のパスワード配信部33は、管理側通信部31から認証用端末100に対して、補助制御装置20aの新規登録の依頼を送信する。この際、パスワード配信部33は、受信したポンプ本体10の認証情報に関連付けてパスワード管理部32に保持された認証情報を有する認証用端末100に対して、管理側通信部31から補助制御装置20aの新規登録の依頼を送信する。管理者に送信される新規登録情報として、ポンプ本体10の認証情報に加えて、ユーザー名、誕生日等の個人情報を付加してもよい。
[ステップS304]
ステップS304において、管理装置30のパスワード配信部33は、補助制御装置20aの新規登録が監督者から許可されたか否かの判断を実施する。この場合、管理装置30は、認証用端末100から補助制御装置20aの新規登録を許可する通知を受信した場合に、監督者から許可された(YES)と判断し、先に説明したステップS206に進み、以降のステップを実施する。
これに対し、管理装置30のパスワード配信部33は、管理装置30は、認証用端末100から補助側通信部21aの新規登録を許可しない通知を受信した場合、または所定の時間内に新規登録を許可する通知を受信できない場合には、監督者から許可されなかった(NO)と判断し、ステップS305に進む。
[ステップS305]
ステップS305において、管理装置30のパスワード配信部33は、管理側通信部31から補助制御装置20aに対して、新規登録が許可されなかったことを通知する。これにより、補助制御装置20aの補助側制御部27aは、表示部22aに対して新規登録が不可である表示を実施させ、一連の処理を終了させる。
≪実施形態の効果≫
以上説明した実施形態によれば、医療機器であるポンプ本体10のユーザーが、ポンプ本体10の動作を制御するための携帯型の制御装置20を自宅や職場などに置き忘れた場合であっても、補助制御装置20aによってポンプ本体10の動作を制御することが可能になる。しかも、ポンプ本体10と制御装置20との間の無線通信が確立する毎にパスワード生成部26においてパスワードが生成され、このパスワードと一致するパスワードが配信された補助制御装置20aのみがポンプ本体10の制御を許可される構成である。これにより、都度に信頼性が保証された補助制御装置20aによって、ポンプ本体10の制御を実施することが可能である。なお、医療機器はポンプ等の投与装置に限られることはない。皮下のグルコースを連続的に測定する連続グルコースモニタリング装置や、活動量計等の生体に装着する装置をはじめ、制御装置20から無線によって動作が制御されるものであればよい。
1…医療機器の制御システム
10…ポンプ本体(医療機器)
11…機器側通信部
15…機器制御部
20…制御装置
21…制御側通信部
26…パスワード生成部
20a…補助制御装置
21a…補助側通信部
23a…操作部
30…管理装置
31…管理側通信部
32…パスワード管理部
33…パスワード配信部
40…ネットワーク

Claims (7)

  1. 皮膚に装着して用いられる医療機器と、
    無線通信によって識別された前記医療機器の動作を前記無線通信を介して制御する制御装置と、
    前記医療機器と前記制御装置との間の無線通信が途絶えた場合に、前記制御装置に代わって無線通信によって識別された前記医療機器の動作を前記無線通信を介して制御する補助制御装置と、
    前記医療機器、前記制御装置、および前記補助制御装置と、ネットワークを介して接続された管理装置とを備え、
    前記制御装置は、前記医療機器との間の無線通信が確立されたことによってパスワードを生成するパスワード生成部と、前記パスワード生成部で生成したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信すると共に前記ネットワークを介して前記管理装置に送信するための制御側通信部とを備え、
    前記補助制御装置は、前記医療機器の動作を制御する場合に、前記ネットワークを介して前記管理装置から前記パスワードを取得すると共に取得したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信するための補助側通信部を備え、
    前記医療機器は、前記制御装置と前記補助制御装置との間で前記無線通信を実施するための機器側通信部と、前記機器側通信部において受信した前記補助制御装置からのパスワードと前記制御装置からのパスワードとを比較し、これらのパスワードが一致した場合に前記補助制御装置による制御を受け付ける機器制御部とを備えた
    医療機器の制御システム。
  2. 前記補助制御装置は、ユーザーによって操作される操作部を備え、
    前記補助制御装置の補助側通信部は、前記操作部において前記医療機器の動作を制御するための設定がなされた場合に、前記ネットワークを介して前記管理装置に対して前記パスワードの配信の依頼を送信する
    請求項1に記載の医療機器の制御システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記医療機器、前記制御装置、および前記補助制御装置と、前記ネットワークを介して個々に通信を実施する管理側通信部と、
    前記管理側通信部において受信したパスワードを保持するパスワード管理部と、
    前記管理側通信部において前記補助制御装置からパスワードの配信の依頼を受信した場合に、前記補助制御装置へのパスワードの配信の可否を判断するパスワード配信部とを備えた
    請求項1または2に記載の医療機器の制御システム。
  4. 前記管理装置のパスワード管理部は、前記パスワードと、前記パスワードを送信した前記制御装置の認証情報と、前記制御装置によって制御される医療機器の認証情報と、前記医療機器と組み合わせて用いられる前記補助制御装置の認証情報とを関連付けて保持する
    請求項3に記載の医療機器の制御システム。
  5. 前記管理装置のパスワード配信部は、前記パスワードの配信を依頼した前記補助制御装置の認証情報が前記パスワード管理部に保持されて登録されている場合に、前記登録された補助制御装置の前記認証情報に対して関連付けて保持されているパスワードを前記管理側通信部から前記補助制御装置に対して配信させる
    請求項4に記載の医療機器の制御システム。
  6. 前記管理装置のパスワード管理部は、前記医療機器の認証情報に対して、さらに前記医療機器の監督者が有する認証用端末に関する情報が関連付けて保持され、
    前記管理装置のパスワード配信部は、前記パスワードの配信を依頼した前記補助制御装置の認証情報が前記パスワード管理部に保持されていない場合に、前記パスワード管理部に前記医療機器の認証情報と関連付けて保持されている監督者の認証用端末に対して前記パスワードの配信を依頼した前記補助制御装置の登録の可否の判断を依頼し、前記認証用端末から登録を許可する通知を受信した場合に、前記管理側通信部からの前記パスワードの配信を実施させる
    請求項4または5に記載の医療機器の制御システム。
  7. 皮膚に装着して用いられる医療機器の動作を、無線通信によって識別された制御装置によって前記無線通信を介して制御し、
    前記医療機器と前記制御装置との間の無線通信が途絶えた場合に、前記医療機器の動作を、前記制御装置に代わって無線通信によって識別された補助制御装置によって前記無線通信を介して制御する医療機器の制御方法であって、
    前記制御装置と前記医療機器との間の無線通信が確立されたことによって、前記制御装置のパスワード生成部がパスワードを生成し、
    前記制御装置の制御側通信部が、前記パスワード生成部で生成したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信すると共にネットワークを介して管理装置に送信し、
    前記補助制御装置によって前記医療機器の動作を制御する場合に、前記補助制御装置の補助側通信部が、ネットワークを介して前記管理装置から前記パスワードを取得すると共に取得したパスワードを前記無線通信によって前記医療機器に送信し、
    前記医療機器の機器側通信部が前記補助制御装置からパスワードを受信した場合に、前記医療機器の機器制御部が前記補助制御装置から前記受信したパスワードと前記制御装置から受信したパスワードとを比較し、これらのパスワードが一致した場合に前記補助制御装置による制御を受け付ける
    医療機器の制御方法。
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