JP2020111225A - 航空機 - Google Patents

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寿朗 安藤
誠 楠本
Makoto Kusumoto
誠 楠本
哲生 吉田
Tetsuo Yoshida
哲生 吉田
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Abstract

【課題】航空機において、推力発生部の推力発生効率の向上を図る。【解決手段】推力発生部20aは、第1プロペラ34と第1プロペラ34の下方において第1プロペラ34の回転軸と同軸上に配置される第2プロペラ35とを有し、第1プロペラ34と第2プロペラ35とが互いに反対方向に回転する同軸二重反転ロータ30と、第1プロペラ34の周囲を囲う第1筒部41と第2プロペラ35の周囲を囲う第2筒部42とを有するダクト40と、第1筒部41と第2筒部42との間に設けられダクト40の外側と内側との空気の通過を許容する通気部50と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、航空機に関する。
特許文献1には、推力を効率よく発生させるために、同軸二重反転ロータをダクトで囲った推力発生装置が開示されている。
特開平11−217099号公報
例えば、上方向に推力を発生させる複数の推力発生部を備えた航空機(いわゆるマルチコプタ)においても、上記推力発生装置を採用することが考えられる。
しかしながら、上記航空機においては、各推力発生部で発生する推力を変化させて姿勢を制御するので、制御性向上の観点から更なる推力発生効率の向上が求められている。また、推力発生部を複数備えない場合でも、推力発生効率の向上は好ましい。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、航空機において、推力発生部の推力発生効率の向上を図ることを目的とする。
本発明のある態様によれば、航空機であって、上方向に推力を発生させる推力発生部を備え、前記推力発生部は、第1プロペラと前記第1プロペラの下方において前記第1プロペラと同軸上に配置される第2プロペラとを有し、前記第1プロペラと前記第2プロペラとが互いに反対方向に回転する同軸二重反転ロータと、前記第1プロペラの周囲を囲う第1筒部と前記第2プロペラの周囲を囲う第2筒部とを有するダクトと、前記第1筒部と前記第2筒部との間に設けられ前記ダクトの外側と内側との空気の通過を許容する通気部と、を有する、ことを特徴とする航空機が提供される。
上記態様によれば、第1プロペラがダクトの内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラがダクトの内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足した場合でも、不足分の空気が通気部を通じてダクトの内側に取り込まれる。よって、第2プロペラの空気の送り出し能力を最大限に発揮させることができ、推力発生部の推力発生効率が向上する。
図1は、本発明の実施形態に係る航空機の概略斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る推力発生部の概略斜視図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う断面模式図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿う断面模式図である。 図5は、推力発生部の平面模式図である。 図6は、排出制御によって発生する推力について説明するための図である。 図7は、本発明の変形例に係る推力発生部について説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係る航空機1について説明する。
図1は、航空機1の概略斜視図である。航空機1は、図1に示すように、機体10と、機体10から延伸する支持部11a〜11dと、支持部11a〜11dにそれぞれ支持され、上方向に推力を発生する推力発生部20a〜20dと、各種センサから入力される信号に基づいて航空機1の各部の作動状態を制御する制御部としてのコントローラ60と、を備える。航空機1は、いわゆるマルチコプタである。なお、航空機1は、無人航空機であってもよいし、有人航空機であってもよい。
機体10は、図示しないバッテリーや、コントローラ60等を収容する。
コントローラ60は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ60は、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。コントローラ60は、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することで航空機1の各部の制御を行う。
支持部11a〜11dは、それぞれの一端側が機体10の周囲に略等間隔をあけて接続されており、機体10から放射状に延伸して設けられる。
支持部11a〜11dそれぞれの他端側には、推力発生部20a〜20dが設けられる。航空機1は、推力発生部20a〜20dで発生する推力を変化させることで姿勢を制御しつつ飛行することができる。
以下、図2を参照しながら、推力発生部20a〜20dについて説明する。図2は、推力発生部20aの概略斜視図である。
なお、推力発生部20aと推力発生部20dとは、同様の構成を有する。また、推力発生部20b、20cは、プロペラの形状及び回転方向が推力発生部20aと対称であり、その他の点においては推力発生部20aと同様の構成を有する。よって、以下では推力発生部20aについて説明を行い、推力発生部20b〜20dについては説明を省略する。
図2に示すように、推力発生部20aは、同軸二重反転ロータ30と、ダクト40と、通気部50と、を有する。
同軸二重反転ロータ30は、第1モータ32と、第2モータ33と、第1プロペラ34と、第2プロペラ35と、を有する。
第1モータ32と第2モータ33とは、それぞれの回転軸32a、33aが同軸上に位置するように、支持部11aの他端側先端に設けられる。
第1プロペラ34は、第1モータ32の上側において、第1モータ32の回転軸32aに取り付けられる。第2プロペラ35は、第2モータ33の下側において、第2モータ33の回転軸33aに取り付けられる。
同軸二重反転ロータ30は、第1モータ32の回転方向と第2モータ33の回転方向とが異なる。つまり、第1プロペラ34と第2プロペラ35とが、互いに反対方向に回転する。
本実施形態では、推力発生部20a、20dにおいては、第1プロペラ34が上方から見て時計回り方向に回転し、第2プロペラ35が上方から見て反時計回り方向に回転する。一方、推力発生部20b、20cにおいては、第1プロペラ34が上方から見て反時計回り方向に回転し、第2プロペラ35が上方から見て時計回り方向に回転する。
ダクト40は、第1筒部41と、第2筒部42と、壁部43と、を有する。
第1筒部41は、円筒状であって、上端にテーパー部を有する。第1筒部41の内径は、第1プロペラ34の外径よりもわずかに大きく設定される。
第2筒部42は、円筒状であって、上端にテーパー部を有する。第2筒部42の内径は、第2プロペラ35の外径よりもわずかに大きく設定される。
壁部43は、第1筒部41と第2筒部42との間に、第1筒部41と第2筒部42との外周形状に沿って設けられる。壁部43は、上端が第1筒部41と接続され、下端が第2筒部42と接続されている。なお、本実施形態では、第1筒部41、第2筒部42、及び壁部43を一体に設けている。第1筒部41、第2筒部42、及び壁部43を個別の部材として設けておき、それぞれを接続してもよい。
壁部43は、支持部11aが貫通しており、かつ、支持部11aと接続されている。これにより、ダクト40は、壁部43を介して支持部11aに支持され、第1筒部41が第1プロペラ34の周囲を囲う位置に位置決めされ、第2筒部42が第2プロペラ35の周囲を囲う位置に位置決めされる。
通気部50は、図2に示すように、第1筒部41と第2筒部42との間に形成される。通気部50では、ダクト40の外側と内側との空気の通過が許容される。
続いて、推力発生部20a〜20dが通気部50を有することの作用効果について、図3を参照しながら推力発生部20aを例として説明する。
図3は、図2のIII−III線に沿う断面模式図である。図3に示す実線の矢印は、推力発生部20aの作動中の空気の流れを模式的に示したものである。
第1プロペラ34が回転することで、第1プロペラ34の下方、すなわちダクト40の内側へ、第1筒部41によって垂直下方向に整流されつつ空気が送り込まれる。
第1プロペラ34によってダクト40の内側に送り込まれた空気は、第2プロペラ35が回転することで、第2プロペラ35の下方へ、第2筒部42によって垂直下方向に整流されつつ送り出される。これにより、上方向の推力が発生する。
ここで、推力発生部20aの作動状態によっては、第1プロペラ34がダクト40の内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラ35がダクト40の内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足することが考えられる。この場合は、第2プロペラ35による空気の送り出し能力が十分に発揮されず、推力発生部20aで発生する推力を最大化することができない。
これに対して、本実施形態の推力発生部20aは、通気部50を有する。これによれば、第1プロペラ34がダクト40の内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラ35がダクト40の内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足した場合でも、図3に矢印で示すように、不足分の空気が通気部50を通じてダクト40の内側に取り込まれる。よって、第2プロペラ35の空気の送り出し能力を最大限に発揮させることができ、推力発生部20aの推力発生効率が向上する。
次に、推力発生部20a〜20dが壁部43を有することの作用効果について、コントローラ60が実行する制御の内容と併せて図4〜図6を参照しながら説明する。
図4は、図2のIV―IV線に沿う断面模式図である。なお、図4では、支持部11aは記載を省略している。図5は、推力発生部20aの平面模式図である。図4、図5に示す実線の矢印は、コントローラ60が後述する排出制御を実行した場合の空気の流れを模式的に示したものである。また、図5に示す破線の矢印は、第1プロペラ34の回転方向を示したものである。
航空機1は、ヨー軸周り方向の回転動作(以下、ヨー回転という。)を行う際は、推力発生部20a〜20dそれぞれが備える第1プロペラ34及び第2プロペラ35の回転速度を選択的に変化させることで発生するトルク反力を利用する。しかしながら、トルク反力だけでは、ヨー回転の応答性が十分に確保できない場合がある。
そこで、本実施形態のコントローラ60は、航空機1をヨー回転させる指示があった場合に、回転方向に応じた所定の推力発生部20a〜20dについて、ダクト40内の空気圧が高くなるように同軸二重反転ロータ30を作動させて通気部50を通じてダクト40の外側へ空気を排出する排出制御を実行する。
具体的には、排出制御が実行された場合は、第1プロペラ34の回転速度が第2プロペラ35の回転速度に対して相対的に上昇するように、同軸二重反転ロータ30が作動する。これにより、第1プロペラ34によってダクト40の内側に送り込まれる空気の量が第2プロペラ35によってダクト40の内側から下方へ送り出される空気の量に対して多くなり、ダクト40の内側の空気圧が上昇する。
なお、排出制御は飛行中の他の制御に重畳して実行されるので、第1プロペラ34の回転速度が上昇せずに下降する場合がある。同様に、第2プロペラ35の回転速度が下降せずに上昇する場合がある。
圧力が上昇した第1プロペラ34と第2プロペラ35との間の空気は、第2プロペラ35によってダクト40の下方に送り出される一方で、その一部は、通気部50を通じて、ダクト40の内側よりも空気圧が低いダクト40の外側へ排出される。
ここで、図4、図5に示すように、ダクト40の外側へ向かう空気の一部は、壁部43によって流れが妨げられる。壁部43により流れが妨げられた空気は、流れる方向が変化して、通気部50を通じてダクト40の外側へ排出される。
排出制御が実行された推力発生部20aでは、図5に示すように、通気部50から排出された空気の流れによって、白抜き矢印で示す方向に、略水平方向の推力が発生する。つまり、推力発生部20aは、壁部43の位置に応じて、排出制御の実行時に発生する推力の方向が定まる。
図6は、排出制御によって発生する推力について説明するための図である。図6に示す白抜き矢印は、推力発生部20a〜20dにおいて排出制御を実行した場合にそれぞれ発生する推力の方向を示したものである。また、図6に示す破線の矢印は、推力発生部20a〜20dそれぞれの第1プロペラ34の回転方向を示したものである。
図6では、推力発生部20a、20dで発生する推力の方向は、推力発生部20aの中心、推力発生部20dの中心、及び航空機1の重心Oを通る線(破線X)と交差し、且つ、重心Oを中心とした反時計回りの方向に沿う方向となっている。すなわち、排出制御を実行した場合に推力発生部20a、20dで発生する推力は、航空機1の反時計回りのヨー回転を助長する方向である。
また、推力発生部20b、20cで発生する推力の方向は、推力発生部20bの中心、推力発生部20cの中心、及び航空機1の重心Oを通る線(破線Y)と交差し、且つ、重心Oを中心とした時計回りの方向に沿う方向となっている。すなわち、排出制御を実行した場合に推力発生部20b、20cで発生する推力は、航空機1の時計回りのヨー回転を助長する方向である。
例えば、反時計回りのヨー回転指示があった場合は、コントローラ60は、推力発生部20a、20dの少なくとも一方について排出制御を実行することで、航空機1のヨー回転を助長させる推力を発生させる。これにより、航空機1は、ヨー回転の応答性が向上する。なお、推力発生部20a、20dの両方について排出制御を実行した場合は、いずれか一方について排出制御を実行した場合よりも応答性をより向上させることができる。
続いて、本発明の変形例に係る推力発生部80について、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、推力発生部80は、壁部70が翼形状を有する複数の壁部材71により構成されている点が推力発生部20b、20cと異なり、その他の構成については推力発生部20b、20cと同様である。
複数の壁部材71は、第1筒部41と第2筒部42との間において、互いに間隔をあけて、ダクト40の周方向に沿って配置される。また、各壁部材71は、第1プロペラ34の回転方向に向かってダクト40の外側から内側へ延伸するように設けられる。
図7において、推力発生部80の第1プロペラ34は、破線の矢印で示すように、上方から見て反時計回り方向に回転する。よって、推力発生部80に排出制御が実行された場合、ダクト40の内側の空気は、上方から見て反時計回り方向に旋回しながら、ダクト40の外側へ向かう。これに対して、壁部材71は、空気の流れの方向(反時計回り)に沿い、且つダクト40の外側から内側へ延伸するように設けられているので、ダクト40の内側から外側へ向かおうとする空気の一部は、複数の壁部材71、すなわち壁部70によってダクト40の内側から外側への通過を妨げられる。
実線の矢印で示すように、壁部70により通過を妨げられた空気は、流れる方向が変化し、通気部50を通じてダクト40の外側へ排出される。よって、推力発生部80によれば、推力発生部20a〜20dと同様に、排出制御によって略水平方向の推力(白抜き矢印)を発生させることができる。すなわち、航空機1のヨー回転の応答性を向上させることができる。
一方で、通常の作動時において、第1プロペラ34がダクト40の内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラ35がダクト40の内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足した場合は、通気部50からだけでなく、破線の矢印で示すように、壁部70からも、ダクト40の内側の空気の流れの方向に沿って空気が取り込まれる。
これによれば、第1プロペラ34がダクト40の内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラ35がダクト40の内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足した場合に、壁部43を備える推力発生部20a〜20dよりも効率よく不足分の空気をダクト40の内側に取り込むことができる。よって、航空機1のヨー回転の応答性を向上させることができ、さらに、推力発生効率をより向上させることができる。
壁部材71の大きさ、数、形状、位置は、第1プロペラ34の回転方向に向かってダクト40の外側から内側へ延伸するものであれば、適宜変更可能である。例えば、壁部70を1つの壁部材71で構成してもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る航空機1は、上方向に推力を発生させる推力発生部20a〜20d、80を備え、推力発生部20a〜20d、80は、第1プロペラ34と第1プロペラ34の下方において第1プロペラ34と同軸上に配置される第2プロペラ35とを有し、第1プロペラ34と第2プロペラ35とが互いに反対方向に回転する同軸二重反転ロータ30と、第1プロペラ34の周囲を囲う第1筒部41と第2プロペラ35の周囲を囲う第2筒部42とを有するダクト40と、第1筒部41と第2筒部42との間に設けられダクト40の外側と内側との空気の通過を許容する通気部50と、を有する。
これによれば、推力発生部20a〜20d、80は、第1プロペラ34がダクト40の内側へ送り込む空気の量が、第2プロペラ35がダクト40の内側から下方へ送り出す空気の量に対して不足した場合でも、不足分の空気が通気部50を通じてダクト40の内側に取り込まれる。よって、第2プロペラ35の空気の送り出し能力を最大限に発揮させることができ、推力発生部20a〜20d、80の推力発生効率が向上する。
また、推力発生部20a〜20d、80は、第1筒部41と第2筒部42との間に設けられダクト40の内側から外側へ向かう空気の通過を妨げる壁部43、70を有する。
コントローラ60は、航空機1をヨー軸周り方向に回転させる指示があった場合に、第1プロペラ34と第2プロペラ35との間の空気圧が高くなるよう同軸二重反転ロータ30を作動させ、通気部50を通じてダクト40の外側へ空気を排出する排出制御を行う。
これによれば、壁部43、70によりダクト40の内側から外側への流れが妨げられた空気は、流れる方向が変化して、通気部50を通じてダクト40の外側へ排出される。これにより、推力発生部20a〜20d、80は、壁部43、70の位置に応じて、略水平方向の推力を発生させることができる。
排出制御の実行時にダクト40の外側へ排出される空気によって発生する推力の方向は、航空機1のヨー軸周り方向の回転を助長する方向である。
これによれば、航空機1のヨー軸周り方向の回転の応答性を向上させることができる。
壁部70は、第1プロペラ34の回転方向に向かってダクト40の外側から内側へ延伸する。
これによれば、航空機1のヨー回転の応答性を向上させることができ、さらに、推力発生効率をより向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の1つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本実施形態では、4つの推力発生部20a〜20dを備える航空機1について説明した。しかしながら、航空機の推力発生部の数はこれに限定されるものではない。例えば、航空機が備える推力発生部が1つであってもよい。推力発生部を1つ備える場合は、航空機の重心から離間した位置に推力発生部を設けることで、ヨー回転の応答性を一方向につき向上させることができる。
本実施形態のダクト40は、壁部43を介して支持部11a〜11dに支持される。しかしながら、例えば、壁部43に代えて別の支持部材を用いて、ダクト40の第1筒部41及び第2筒部42を支持してもよい。また、ダクト40を機体10に直接接続してもよい。
本実施形態の同軸二重反転ロータ30は、第1プロペラ34及び第2プロペラ35が固定ピッチとされる。しかしながら、本願発明は、例えば、第1プロペラ34及び第2プロペラ35に可変ピッチ機構を設けた場合でも適用可能である。この場合は、第1プロペラ34及び第2プロペラ35の回転速度に代えて、又は回転速度と共に、ピッチ角が制御される。
本実施形態では、反時計回りのヨー回転指示があった場合に、推力発生部20a、20dについて排出制御を実行する態様について説明した。しかしながら、推力発生部の数や配置によって、排出制御を実行する組み合わせは適宜設定可能である。
本実施形態において、壁部43は、第1筒部41及び第2筒部42の外周面に沿うように設けられている。しかしながら、壁部43の形状や配置は、図示されるものに限定されない。また、壁部43をダクト40と分離して設けてもよい。
1 航空機
20a 推力発生部
20b 推力発生部
20c 推力発生部
20d 推力発生部
30 同軸二重反転ロータ
34 第1プロペラ
35 第2プロペラ
40 ダクト
41 第1筒部
42 第2筒部
43 壁部
50 通気部
60 コントローラ(制御部)
70 壁部(壁部材)
80 推力発生部

Claims (5)

  1. 航空機であって、
    上方向に推力を発生させる推力発生部を備え、
    前記推力発生部は、
    第1プロペラと前記第1プロペラの下方において前記第1プロペラと同軸上に配置される第2プロペラとを有し、前記第1プロペラと前記第2プロペラとが互いに反対方向に回転する同軸二重反転ロータと、
    前記第1プロペラの周囲を囲う第1筒部と前記第2プロペラの周囲を囲う第2筒部とを有するダクトと、
    前記第1筒部と前記第2筒部との間に設けられ前記ダクトの外側と内側との空気の通過を許容する通気部と、
    を有する、
    ことを特徴とする航空機。
  2. 請求項1に記載の航空機であって、
    前記推力発生部は、
    前記第1筒部と前記第2筒部との間に設けられ前記ダクトの内側から外側へ向かう空気の通過を妨げる壁部を有する、
    ことを特徴とする航空機。
  3. 請求項2に記載の航空機であって、
    前記航空機をヨー軸周り方向に回転させる指示があった場合に、前記第1プロペラと前記第2プロペラとの間の空気圧が高くなるよう前記同軸二重反転ロータを作動させ、前記通気部を通じて前記ダクトの外側へ空気を排出する排出制御を行う制御部を備える、
    ことを特徴とする航空機。
  4. 請求項3に記載の航空機であって、
    前記排出制御の実行時に前記ダクトの外側へ排出される空気によって発生する推力の方向は、前記航空機の前記ヨー軸周り方向の回転を助長する方向である、
    ことを特徴とする航空機。
  5. 請求項2から4のいずれか1つに記載の航空機であって、
    前記壁部は、前記第1プロペラの回転方向に向かって前記ダクトの外側から内側へ延伸する、
    ことを特徴とする航空機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102022122257B3 (de) 2022-09-02 2024-03-07 Tom Bauer Flugscheibe mit Manteldoppelrotor

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