JP2020110227A - Absorbent article and package therefor - Google Patents
Absorbent article and package therefor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020110227A JP2020110227A JP2019001275A JP2019001275A JP2020110227A JP 2020110227 A JP2020110227 A JP 2020110227A JP 2019001275 A JP2019001275 A JP 2019001275A JP 2019001275 A JP2019001275 A JP 2019001275A JP 2020110227 A JP2020110227 A JP 2020110227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- absorbent
- absorbent core
- skin
- facing surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、吸収性物品及びその包装体に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to an absorbent article and a package thereof.
尿等の排泄物の処理に伴う経済的、労力的な負担の軽減を目的として、吸収パッドなどの吸収性物品が、下着やおむつ等の着用物品の肌対向面に重ねて用いられている。例えば、特許文献1に記載の吸収性物品は、下層吸収性コアにおける吸収性物品の長手方向の中間領域に幅狭部を有し、該幅狭部の前後に該幅狭部より幅が広い前方幅広部及び後方幅広部を有しており、前方幅広部及び後方幅広部は、上層吸収性コアの両側縁の位置より幅方向外方に延出したフラップ部を有している。使用時においては、前記フラップ部が折れ曲がることにより、優れた漏れ防止性が得られるものである。また同文献には、防漏シートの非肌当接面側にズレ止め部が形成されていることも開示されている。
BACKGROUND ART Absorbent articles such as absorbent pads have been used overlaid on the skin-facing surface of wearing articles such as underwear and diapers for the purpose of reducing the economical and labor burden associated with the treatment of excrement such as urine. For example, the absorbent article described in
しかし、特許文献1に記載の吸収性物品にズレ止め部を形成した場合、着用者又は介護者等が吸収性物品を着用物品に取り付ける際に、ズレ止め部が着用物品の意図しない部分に係合されてしまい、位置調整等の負担を生じることがあった。また、同文献に記載の吸収性物品を肌当接面側どうしが対向するように二つ折りして、その状態の吸収性物品を複数収容した包装体とした場合、包装体から二つ折りの吸収性物品を取り出すときに、ズレ止め部と隣り合う吸収性物品の外装体が係合されてしまうことがあり、その結果、包装体からの取り出し時に負担を感じることがあった。
However, in the case where the absorbent article described in
したがって、本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品に関する。 Therefore, the present invention relates to an absorbent article capable of solving the above-mentioned drawbacks of the conventional technology.
本発明は、着用者の前後方向に相当する長手方向とこれに直交する幅方向とを有し、肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これらのシート間に配された吸収体と、前記裏面シートの非肌対向面側に配される外装体とを備えた吸収性物品であって、
前記吸収体は、前記吸収性物品の非肌対向面側に位置する下層吸収性コアと、該下層吸収性コアの肌対向面側に位置する上層吸収性コアとを備え、
前記吸収体は、前記吸収性物品の長手方向の端部域且つ幅方向中央域に、前記上層吸収性コアが存在し且つ該上層吸収性コアと重なる下層吸収性コアが存在しない薄肉領域を有しており、
第1ズレ止め部及び第2ズレ止め部が、前記外装体の非肌対向面側に、前記吸収性物品の長手方向における一方の端部域と他方の端部域とに離間して配されており、
少なくとも一方の前記ズレ止め部が、前記薄肉領域と厚み方向で重なっている、吸収性物品を提供するものである。
The present invention has a longitudinal direction corresponding to the front-back direction of the wearer and a width direction orthogonal to the longitudinal direction, a surface sheet arranged on the skin-facing surface side, and a back sheet arranged on the non-skin-facing surface side. An absorbent article provided with an absorber disposed between these sheets, and an exterior body disposed on the non-skin-facing surface side of the back sheet,
The absorbent body comprises a lower-layer absorbent core located on the non-skin-facing surface side of the absorbent article, and an upper-layer absorbent core located on the skin-facing surface side of the lower-layer absorbent core,
The absorbent body has a thin-walled region where the upper-layer absorbent core is present and a lower-layer absorbent core overlapping the upper-layer absorbent core is not present in an end region in the longitudinal direction and a central region in the width direction of the absorbent article. And
The first displacement prevention portion and the second displacement prevention portion are arranged on the non-skin-facing surface side of the exterior body separately from one end region and the other end region in the longitudinal direction of the absorbent article. And
It is intended to provide an absorbent article in which at least one of the displacement prevention portions overlaps the thin region in the thickness direction.
また本発明は、前記吸収性物品が、肌対向面側を対向させた状態で折り畳まれており、
折り畳まれた前記吸収性物品が、前記外装体どうしを面接触させた状態で積層されて包装袋に複数収容されている包装体を提供するものである。
In the present invention, the absorbent article is folded with the skin-facing surface side facing each other,
It is intended to provide a packaging body in which a plurality of folded absorbent articles are stacked in a packaging bag while the exterior bodies are in surface contact with each other.
本発明によれば、取り出し時の負担が少なく、且つ着用物品に取り付けやすい吸収性物品が提供される。 According to the present invention, there is provided an absorbent article which has a small load at the time of taking out and is easily attached to a worn article.
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である吸収パッドが示されている。図1及び図2に示す吸収性物品1は、肌対向面側に配された表面シート2と、非肌対向面側に配された裏面シート3と、これらのシート2,3の間に配された液保持性の吸収体4とを備える。また、吸収性物品1は、裏面シート3の非肌対向面側に配され、吸収性物品1の外面を形成する外装体5を備える。吸収性物品1は、着用者の前後方向に相当する長手方向Xとこれに直交する幅方向Yとを有している。
The present invention will be described below based on its preferred embodiments with reference to the drawings. 1 and 2 show an absorbent pad which is an embodiment of the absorbent article of the present invention. The
本明細書において、吸収性物品1における「着用者の前後方向」とは、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる方向を指す。また、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収体4)に着目したときに、吸収性物品の着用時に着用者の肌に向けられる面であり、「非肌対向面」は、吸収性物品の着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。つまり、肌対向面は、着用者の肌に相対的に近い側の面であり、非肌対向面は、着用者の肌から相対的に遠い側の面である。「着用時」は、吸収性物品の適正な着用位置が維持された状態を指す。
In the present specification, the “front and back direction of the wearer” in the
図1に示すように、吸収性物品1は、その展開且つ伸長状態において略長方形の形状を有している。また吸収性物品1は、長手方向Xに延びる長手方向中央線L1に対して対称の構造であり、且つ幅方向Yに延びる幅方向中央線L2に対して対称の構造となっている。吸収性物品1は、その長手方向Xの中央部に、着用時に着用者の股間部に配される中央域1Cを有し、該中央域1Cを挟んで第1端部域1A及び第2端部域1Bを有している。中央域1Cは、吸収性物品1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部となっている。第1端部域1A及び第2端部域1Bは、両端部域1A,1Bのうちいずれか一方が着用者の腹側に配され、他方が着用者の背側に配されるようになっている。第1端部域1A及び第2端部域1Bは、吸収性物品1をその長手方向に四等分して4つの領域に区分したときに、長手方向両端に位置する領域である。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、表面シート2、裏面シート3及び外装体5はいずれも、吸収性物品1の長手方向Xに長い矩形状となっており、吸収体4の長手方向Xの側縁よりも延出した部分を有している。図2に示すように、表面シート2の幅(幅方向Yの長さ)は、吸収性物品1の幅と略同じとなっている。また同図に示すように、裏面シート3及び外装体5は、吸収体4の幅方向の側縁よりも延出した延出部を形成しており、該延出部が吸収性物品1の肌当接面側に折り返されて、後述する防漏カフ7に固定されている。
As shown in FIG. 1, each of the
吸収性物品1の肌対向面における長手方向Xに沿う両側部には、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性のシートから構成された一対の防漏カフ7,7が設けられている。各防漏カフ7の自由端部の近傍には糸状の防漏カフ形成用弾性部材71が長手方向Xに伸長状態で一本以上配されている。防漏カフ7は、伸長状態で配された弾性部材71が吸収性物品1の着用時に収縮することによって少なくとも中央域1Cで起立し、それによって尿等の排泄物の幅方向Yの外方への流出を阻止する。防漏カフ7は、その長手方向の両端部域1A,1Bにおいて、防漏カフ7を幅方向Yの内方に位置するように伏倒した状態で、固定部1Pによって表面シート2に固定されている。図1に示す固定部1Pは、弾性部材71の延長線上に位置する部分に形成されている。
A pair of leak-
図1及び図2に示すように、吸収体4は、吸収性物品1の非肌対向面側に位置する下層吸収性コア4Bと、下層吸収性コア4Bの肌対向面側に位置する上層吸収性コア4Aとを備えている。図2(a)及び(b)に示すように、上層吸収性コア4Aは、第1コアラップシート42によって被覆されていてもよい。同様に、図2(a)に示すように、下層吸収性コア4Bは、第2コアラップシート44によって被覆されていてもよい。これらに代えて、コアラップシートによって各吸収性コアを被覆する場合、コアラップシートは、上層吸収性コア4A及び下層吸収性コア4Bを一体的に被覆する一枚のシートで構成されていてもよい。また、上層吸収性コア4Aの肌対向面側と下層吸収性コア4Bの非肌対向面側とにコアラップシートをそれぞれ配し、一方のコアラップシートを吸収性コアの幅方向Y側縁から延出させて延出部とし、該延出部を他方のコアラップシート上に折り重ねて、二つの吸収性コアを被覆してもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
吸収体4は、各吸収性コア4A,4Bとして、木材パルプ、親水化処理された合成繊維等の親水性繊維の集合体や、該集合体に吸水性ポリマーを保持させたものを用いることができる。コアラップシートは、吸収性コアの形成材料の漏出を防止するものであり、各種公知のものを用いることができ、例えばティッシュペーパー等の薄紙、透水性の不織布、表面シート2と同様のものを用いることができる。
In the
図1に示すように、上層吸収性コア4Aは、長手方向Xに沿う矩形の形状を有している。上層吸収性コア4Aは、吸収性物品の中央域Cに、上層吸収性コア4Aの中央域が内方に括れた幅狭部41cを有しており、幅狭部41cを挟んで、幅狭部41cより相対的に幅が広い第1幅広部41a及び第2幅広部41bを有している。長手方向Xに延びる第1幅広部41aの一対の側縁411,411と、長手方向Xに延びる第2幅広部41bの一対の側縁412,412とはそれぞれ、長手方向中央線L1に対して傾斜した側縁を介して、長手方向Xに延びる幅狭部41cの一対の側縁413,413とつながっており、これらの側縁が上層吸収性コア4Aの輪郭を形成している。本実施形態の各側縁は直線状で形成されているが、これに代えて、又はこれとともに、曲線状の側縁で形成されていてもよい。
As shown in FIG. 1, the upper
図1に示す下層吸収性コア4Bは、上層吸収性コア4Aと同様に、長手方向Xに沿う矩形の形状を有している。下層吸収性コア4Bの幅は、第1端部域1Aから第2端部域1Bに亘って一定となっている。同図に示す下層吸収性コア4Bは、その幅が、上層吸収性コア4Aの幅狭部41cの幅よりも同じであるか、それよりも狭く形成されている。
The lower
上述のとおり、吸収体4は、平面視形状が異なる二つの吸収性コア4A,4Bが積層されて形成されている。図1に示すように、第1幅広部41a及び第2幅広部41bはそれぞれ、下層吸収性コア4Bの幅方向Yの両側縁から外方に延出したフラップ部を形成している。
As described above, the
図1及び図2に示すように、吸収性物品1の長手方向の端部域且つ幅方向Yの中央域において、吸収性物品1に配される吸収体4は、上層吸収性コア4Aが存在し且つ下層吸収性コア4Bが存在していない薄肉領域4Fを有している。図1及び図2に示す下層吸収性コア4Bの長手方向側縁47及び上層吸収性コア4Aの長手方向側縁48は、いずれも幅方向Yに沿って延びており、下層吸収性コア4Bの長手方向両側縁47,47が、上層吸収性コア4Aの長手方向両側縁48,48よりも長手方向Xの内方に後退して、薄肉領域4Fが形成されている。図2(b)に示すように、薄肉領域4Fには下層吸収性コア4Bが存在しておらず、第2コアラップシート44が存在していてもよく、又はこれに代えて、薄肉領域4Fには下層吸収性コア4B及び第2コアラップシート44が存在していなくてもよい。吸収体4が、上層吸収性コア4A及び下層吸収性コア4Bが積層された状態で一枚のコアラップシートによって一体的に被覆されているものである場合、下層吸収性コア4Bは存在せず、上層吸収性コア4Aのみが存在する領域によって、薄肉領域4Fが形成されている。薄肉領域4Fは幅方向Yの中央域に配されている。図1及び図2に示す実施形態では、薄肉領域4Fは、長手方向中央線L1を跨ぐように、幅方向Yの中央域に配されている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, in the end region in the longitudinal direction of the
図1に示す薄肉領域4Fは、吸収性物品1の両端部域1A,1Bにそれぞれ形成されている。これに代えて、図3に示すように、薄肉領域4Fは、吸収性物品1の一方の端部域にのみ形成されていてもよい。図3に示す実施形態では、薄肉領域4Fは、第1端部域1Aにのみ形成されている。図3に示す薄肉領域4Fが形成されていない側の端部域である第2端部域1Bでは、下層吸収性コア4Bの長手方向側縁47と上層吸収性コア4Aの長手方向側縁48とは一致している。
The
吸収性物品1の厚み方向について着目すると、吸収性物品は、その外面にズレ止め部8が複数配されており、且つ少なくとも1つのズレ止め部が薄肉領域4Fと重なるように配されている。ズレ止め部8は、本発明の吸収性物品を着用物品に取り付けたときに、吸収性物品と着用物品との位置のずれが生じないようにするためのものであり、これによって、吸収性物品1は着用物品に対して脱着可能となっている。着用物品とは、外科用衣類、使い捨て下着、生理用ショーツ等の衣類や、使い捨ておむつ等の本発明の吸収性物品とは別体に着用される吸収性物品を指す。
Focusing on the thickness direction of the
詳細には、図1ないし図3に示すように、第1ズレ止め部81及び第2ズレ止め部82が、吸収性物品1の外面を形成する外装体5の非肌対向面側に、吸収性物品の長手方向における一方の端部域である第1端部域1Aと、他方の端部域である第2端部域1Bとに離間して配されている。また、各ズレ止め部81,82は、吸収性物品1の幅方向Yの中央域に配されている。薄肉領域4Fと厚み方向で重なっているズレ止め部8は、平面視において、その全域が薄肉領域4F内に位置しており、薄肉領域4Fよりも外方に延出する部位は存在しない。
Specifically, as shown in FIG. 1 to FIG. 3, the first dislocation-preventing
図1並びに図2(a)及び(b)に示す実施形態では、第1ズレ止め部81は第1端部域1Aに形成されており、第2ズレ止め部82は第2端部域1Bに形成されており、各ズレ止め部81,82はそれぞれ薄肉領域4Fと厚み方向で重なっている。これに代えて、図3(a)に示すように、第1端部域1Aにおいて形成された薄肉領域4Fと第1ズレ止め部81とが厚み方向で重なっており、他方の第2ズレ止め部82は薄肉領域4Fと厚み方向で重なっていなくてもよい。
In the embodiment shown in FIG. 1 and FIGS. 2A and 2B, the first
着用物品への取り付けやすさを高め、且つ吸収性物品の取り出し時の負担を軽減する観点から、ズレ止め部8の幅W1(図2(b)参照)は、下層吸収性コア4Bの幅W2よりも短いことが好ましい。具体的には、ズレ止め部8の幅W1は、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることが更に好ましく、また120mm以下であることが好ましく、また100mm以下であることが更に好ましい。同様に、下層吸収性コア4Bの幅W2(図2(a)参照)は、50mm以上であることが好ましく、70mm以上であることが更に好ましく、また140mm以下であることが好ましく、また120mm以下であることが更に好ましい。
From the viewpoint of increasing the ease of attachment to the worn article and reducing the load at the time of taking out the absorbent article, the width W1 of the deviation preventing portion 8 (see FIG. 2B) is the width W2 of the lower
同様の観点から、ズレ止め部8と下層吸収性コア4Bの長手方向側縁47との間隔W3(図1参照)は、1mm以上であることが好ましく、5mm以上であることが更に好ましく、また30mm以下であることが好ましく、20mm以下であることが更に好ましい。また同様の観点から、ズレ止め部8の長手方向Xの長さW4(図1参照)は、5mm以上であることが好ましく、8mm以上であることが更に好ましく、また40mm以下であることが好ましく、30mm以下であることが更に好ましい。
From the same point of view, the gap W3 (see FIG. 1) between the
薄肉領域4Fを有する吸収体4を備える本発明の吸収性物品によれば、ズレ止め部8が配されている部位が薄肉領域4Fと厚み方向で重なっており、ズレ止め部8が外力によって吸収体4側へ移動するように変形しやすくなるので、吸収性物品1の取り付け時においてズレ止め部8が下着や使い捨ておむつ等の着用物品の意図しない部分で係合しにくくなる。その結果、本発明の吸収性物品は、着用者又は介護者等にとって、着用物品の適正な位置に取り付けやすく、また取り付け時の負担が少ないものとなる。また、本発明の吸収性物品を着用物品に取り付けたあとは、着用物品が備える伸縮力によって、吸収性物品が着用物品とともに着用者の体形に沿うように配されるので、中央域1Cと、薄肉領域4Fや各端部域1A,1Bとの間の厚みの差が生じにくくなり、薄肉領域4Fに位置するズレ止め部8と着用物品とが効果的に係合されやすくなるという利点もある。
According to the absorbent article of the present invention including the
また、薄肉領域4Fを有する吸収体4を備える本発明の吸収性物品によれば、本発明の吸収性物品をそのまま積層して保管するか、又は袋等に収容した状態で保管する場合であっても、ズレ止め部8が隣り合う吸収性物品1の外装体に係合しにくくなるので、個々の吸収性物品が容易に取り出しやすくなる。その結果、本発明の吸収性物品は、着用者又は介護者等にとって吸収性物品の取り出し時の負担が少ないものとなる。
Further, according to the absorbent article of the present invention including the
以上は、本発明の吸収性物品の一実施形態に関する説明であったところ、以下に、本発明の別の実施形態を、図4及び図5を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態については、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、特に説明しない点については第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、図4及び図5において、図1ないし図3と同じ部材には同じ符号を付してある。 While the above is a description of one embodiment of the absorbent article of the present invention, another embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 4 and 5. The embodiments described below will be described focusing on the differences from the above-described embodiments, and the description of the first embodiment will be applied to the points not particularly described. Further, in FIGS. 4 and 5, the same members as those in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals.
図4及び図5に示す実施形態では、下層吸収性コア4Bの形状が上述した実施形態と異なっている。詳細には、図4(a)に示すように、下層吸収性コア4Bは、その長手方向の側縁47が吸収性物品1の長手方向中央部側に切り欠かれた切り欠き部4Lを有している。切り欠き部4Lは、下層吸収性コア4Bが存在していない部位となっている。図4(a)に示す切り欠き部4Lは、吸収性物品1の両端部域1A,1Bにそれぞれ配されており、また吸収性物品1の幅方向Yの中央域に配されている。
In the embodiment shown in FIGS. 4 and 5, the shape of the lower
図4(a)に示す吸収性物品1の平面視において、切り欠き部4Lは、長手方向Xに延びる一対の側縁4L1,4L1と、幅方向Yに延びる側縁4L2とによって凹状に形成されており、これらの側縁が切り欠き部4Lの輪郭を形成している。切り欠き部4Lの各側縁は直線状で形成されているが、これに代えて、又はこれとともに、曲線状の側縁で形成されていてもよい。
In the plan view of the
図4(b)に示す吸収性物品1の断面視において、切り欠き部4Lは、幅方向Yの中央域に、上層吸収性コア4Aは存在するが下層吸収性コア4Bは存在していない領域を形成している。つまり、本実施形態における薄肉領域4Fは、上層吸収性コア4Aと切り欠き部4Lとが厚み方向で重なる部分によって形成されているものである。このような構成となっていることによって、吸収性物品の着用物品への取り付けやすさを高め、吸収性物品の取り出し時の負担を軽減することに加えて、吸収体の面積が多くなるので、尿などの排泄物の吸収性を高めることができる。
In the cross-sectional view of the
着用物品への取り付けやすさを高め、且つ吸収性物品の取り出し時の負担を軽減する観点から、切り欠き部4Lの幅W5(図4(a)参照)は、下層吸収性コア4Bの幅W2よりも短く、且つズレ止め部8の幅よりも長いことが好ましい。具体的には、切り欠き部4Lの幅W5は、30mm以上であることが好ましく、50mm以上であることが更に好ましく、また120mm以下であることが好ましく、また100mm以下であることが更に好ましい。同様の観点から、切り欠き部4Lの長手方向Xの長さW6は、7mm以上であることが好ましく、10mm以上であることが更に好ましく、また80mm以下であることが好ましく、また70mm以下であることが更に好ましい。また同様の観点から、ズレ止め部8と切り欠き部4Lの長手方向Xに延びる側縁4L1との間隔、及びズレ止め部8と切り欠き部4Lの幅方向Yに延びる側縁4L2との間隔は、上述した間隔W3の範囲と同様とすることができる。
From the viewpoint of increasing the ease of attachment to the worn article and reducing the load at the time of taking out the absorbent article, the width W5 of the
また図5に示すように、下層吸収性コア4Bは、その厚み方向に貫通した貫通部4Pを有していることも好ましい。同図に示す貫通部4Pは、吸収性物品1の幅方向Yの中央域、且つ、長手方向Xの両端部域1A,1Bにそれぞれ配されている。貫通部4Pは、上述した切り欠き部4Lと同様に、下層吸収性コア4Bが存在していない部位となっている。
Further, as shown in FIG. 5, it is also preferable that the lower
図5(a)に示す吸収性物品1の平面視において、貫通部4Pは、長手方向Xに延びる一対の側縁4P1,4P1と、幅方向Yに延びる側縁4P2,4P2とによって矩形状に形成されており、これらの側縁が貫通部4Pの空間を画成している。貫通部4Pの各側縁は直線状で形成されているが、これに代えて、又はこれとともに、曲線状の側縁で形成されていてもよい。
In the plan view of the
図5(b)に示す吸収性物品1の断面視において、貫通部4Pは、幅方向Yの中央域において、上層吸収性コア4Aは存在するが下層吸収性コア4Bは存在していない領域を形成している。つまり、本実施形態における薄肉領域4Fは、上層吸収性コア4Aと貫通部4Pとが厚み方向で重なる部分によって形成されている。このような構成となっている場合であっても、吸収性物品の着用物品への取り付けやすさを高め、吸収性物品の取り出し時の負担を軽減することに加えて、吸収体の面積が多くなるので、尿などの排泄物の吸収性を高めることができる。
In the cross-sectional view of the
着用物品への取り付けやすさを高め、且つ吸収性物品の取り出し時の負担を軽減する観点から、貫通部4Pの幅W7(図5(a)参照)は、下層吸収性コア4Bの幅W2よりも短く、且つズレ止め部8の幅よりも長いことが好ましい。具体的には、貫通部4Pの幅W7は、30mm以上であることが好ましく、50mm以上であることが更に好ましく、また120mm以下であることが好ましく、また100mm以下であることが更に好ましい。同様の観点から、貫通部4Pの長手方向Xの長さW8(図5(a)参照)は、ズレ止め部8の長手方向Xの長さよりも長いことが好ましく、具体的には、10mm以上であることが好ましく、15mm以上であることが更に好ましく、また100mm以下であることが好ましく、また80mm以下であることが更に好ましい。また同様の観点から、ズレ止め部8と貫通部における各側縁4P1,4P2との間隔はそれぞれ、上述した間隔W3の範囲と同様とすることができる。
The width W7 of the penetrating
着用物品への取り付けやすさを一層高める観点から、吸収性物品1は、図3に示す実施形態の吸収性物品であることが好ましく、図4又は図5に示す実施形態の吸収性物品であることがより好ましく、図1に示す実施形態の吸収性物品であることが更に好ましい。
From the viewpoint of further increasing the ease of attachment to the wearing article, the
次に、上述の各実施形態に共通して適用可能な事項について説明する。図1ないし図5に示す吸収性物品1の外装体5の非肌対向面側に配されているズレ止め部は、機械的面ファスナーであることが好ましい。このような構成となっていることによって、吸収性物品1を着用物品から容易に脱着可能となるとともに、吸収性物品の着用位置を決める際に複数回脱着することができ、その結果、吸収性物品の使用時の利便性が向上する。
Next, matters applicable in common to each of the above-described embodiments will be described. It is preferable that the misalignment prevention portion arranged on the non-skin-facing surface side of the
本発明に用いられる機械的面ファスナーは、表面に多数の突起状のオス型係合部が配置されてなるオス型シートであることも好ましい。このような構成であることによって、吸収性物品を、下着や使い捨ておむつ等の着用物品に配されている天然繊維又は不織布等の繊維シートに容易に固定することができる。 It is also preferable that the mechanical surface fastener used in the present invention is a male sheet having a large number of projecting male engaging portions arranged on the surface. With such a configuration, the absorbent article can be easily fixed to a fiber sheet such as a natural fiber or a non-woven fabric arranged in a wearing article such as underwear or a disposable diaper.
機械的面ファスナーとしては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等を用いることができる。オス型シートのオス型係合部としては、その形状が、錨形や鉤形、キノコ形のもの等を挙げることができる。 As the mechanical hook-and-loop fastener, various known ones can be used without particular limitation. For example, “Magic Tape (registered trademark)” (manufactured by Kuraray Co., Ltd.), “Quicklon (registered trademark)” (manufactured by YKK Corporation), “ "MAGICROS (registered trademark)" (manufactured by Kanebo Bell Touch Co., Ltd.) and the like can be used. Examples of the male engaging portion of the male sheet include those having an anchor shape, a hook shape, or a mushroom shape.
本発明の吸収性物品は、香料を含むことも好ましい。香料は、その香気成分が大気圧下で大気中に揮散するものであれば良く、常温常圧の環境下でその香気を知覚し得るものであることが好ましい。吸収性物品に香料を用いることによって、尿や便等の排泄物に起因する不快な臭いを香料の香気によってマスキングすることができる。 The absorbent article of the present invention also preferably contains a fragrance. The fragrance may be any as long as its fragrance component is volatilized into the atmosphere under atmospheric pressure, and it is preferable that the fragrance can be perceived in an environment of normal temperature and normal pressure. By using a fragrance for the absorbent article, an unpleasant odor caused by excrement such as urine or feces can be masked by the fragrance of the fragrance.
特に、便に起因する不快な臭いを効果的に抑制する観点から、香料は吸収体4の肌対向面側に配されていることが好ましい。このような形態としては、例えば香料が上層吸収性コア4Aの全体に均一に配されていたり、上層吸収性コア4Aの肌対向面側に配されていたり、第1コアラップシート42の少なくとも肌対向面側に配されていたりする形態が挙げられる。
In particular, from the viewpoint of effectively suppressing the unpleasant odor caused by feces, it is preferable that the fragrance is disposed on the skin-facing surface side of the
本発明において用いることのできる香料としては、例えば植物の抽出エキス、柑橘類の抽出エキス、フトモモ科のユーカリまたはその近縁植物の葉からの抽出物であるシネオール、ピネン、シトロネラール、リモネンなどを用いることができる。また尿臭を一層低減させる観点から、これらの香料に加えて、活性炭などの物理的消臭剤や、四級アンモニウム塩の生物学的消臭剤等を用いてもよい。 As the fragrance that can be used in the present invention, for example, plant extract, citrus extract, cineol, pinene, citronellal, limonene, etc., which are extracts from the leaves of Eucalyptus of the family Fusarium or related plants are used. You can From the viewpoint of further reducing the urine odor, in addition to these fragrances, a physical deodorant such as activated carbon, a biological deodorant of a quaternary ammonium salt, etc. may be used.
表面シート2、裏面シート3、吸収体4及び外装体5としてはそれぞれ、吸収性物品に用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。また、外装体5及び防漏カフ7を形成するためのシートとしては、裏面シート3と同様のものをそれぞれ用いることができる。
As the
以上の各実施形態の吸収性物品1は、これを複数個収容した包装体の状態で市場に流通させることが、コンパクトな形態で、運搬、商品陳列、保管等することができる観点から好ましい。
The
図6には、本実施形態の包装体100と、包装体100に複数収容されている吸収性物品1とが示されている。同図に示す包装体100は、可撓性を有するシート材からなる包装材111と、該包装材111によって画成された内部空間112を有する包装袋110と、内部空間112に収容された複数の吸収性物品1とを含んで構成されている。収容されている吸収性物品1はいずれも同一のものであり、圧縮された状態で収容されている。
FIG. 6 shows the
図6に示すように、包装袋110は、略直方体形状であり、所定の幅W、奥行D及び高さHを有している。包装袋110の上面には、包装袋110の持ち上げ及び運搬に利用可能な把持部130が設けられている。把持部130は、包装材111からなり、包装袋110と一体的に形成されている。包装袋110の上面及び側面には、包装袋110に収容されている吸収性物品1を取り出すための開口部140が設けられている。開口部140は、包装袋110に開封用のミシン目を設けることによって形成されている。
As shown in FIG. 6, the
包装袋110の内部空間112では、吸収性物品1が、その肌対向面側を対向させた状態で折り畳まれて複数収容されている。図6及び図7に示す実施形態では、吸収性物品1の肌対向面側を構成する表面シート2どうしを対向させて、折り畳み方向と吸収性物品1の長手方向Xとが一致するように二つ折りされている。折り畳まれた吸収性物品1は、その一方の端部1Sが吸収性物品1の両端部域1A,1Bによって形成されており、また、他方の端部は吸収性物品1の長手方向中央域によって形成されている。図6に示すように、折り畳まれた吸収性物品1は、その折り畳み方向と奥行Dに沿う方向とを一致させて、吸収性物品1の外装体5の外面どうしを面接触させた状態で包装袋110の幅Wに沿う方向に積層されて積層体を形成している。また、この積層体が包装袋110の高さHに沿う方向に複数段重ねられた状態で、包装袋110の内部空間112に圧縮されて収容されている。これに代えて、折り畳まれた吸収性物品1は、その折り畳み方向と奥行Dに沿う方向とを一致させて、吸収性物品1の外装体5の外面どうしを接触させた状態で包装袋110の高さHに沿う方向に積層されて積層体を形成し、該積層体が包装袋110の幅Wに沿う方向に並列した状態で、包装袋110の内部空間112に圧縮されて収容されていてもよい。
In the
図7には、包装体100における折り畳まれた吸収性物品1の収容状態を示している。詳細には、図7(a)は図1に示す実施形態の吸収性物品1の収容状態を示し、図7(b)は図3に示す実施形態の吸収性物品1の収容状態を示し、図7(c)は図5に示す実施形態の吸収性物品1の収容状態を示している。図7(a)ないし(c)に示すように、本発明の吸収性物品は、いずれの実施形態であっても、少なくとも一方の端部域に薄肉領域4Fを有しているので、薄肉領域4Fと厚み方向で重なる位置に配されたズレ止め部8は、包装体100への収容時に吸収性物品1に付与される外力によって、吸収体4側にへこむように移動し、ズレ止め部8と、隣り合う吸収性物品1の外装体5とが離間するようになる。その結果、ズレ止め部8が隣り合う吸収性物品1の外装体へ引っかかることを効果的に防ぐことができ、吸収性物品1を包装体100から容易且つ簡便に取り出すことができる。特に、吸収性物品1が包装袋110内に圧縮された状態で収容された場合であっても、ズレ止め部8と隣り合う吸収性物品1の外装体5とが離間しているので、吸収性物品の取り出し時の負担が軽減される。
FIG. 7 shows a state in which the folded
ズレ止め部8と隣り合う吸収性物品1の外装体5とをより離間させて、吸収性物品1を包装体100から簡便に取り出し可能とする観点から、包装体100に収容される吸収性物品1は、図3に示す実施形態の吸収性物品であることが好ましく、図4又は図5に示す実施形態の吸収性物品であることがより好ましく、図1に示す実施形態の吸収性物品であることが更に好ましい。
From the viewpoint of allowing the
包装体100からの吸収性物品1の取り出し時において、ズレ止め部8による隣り合う吸収性物品どうしの係合を一層低減して、個々の吸収性物品1を簡便に取り出しやすくする観点から、図6及び図7に示すように、折り畳まれた吸収性物品1におけるズレ止め部8を有する端部1S側が、開口部140側を向いた状態で包装袋110に収容されていることが好ましい。このとき、吸収性物品1の折り畳み方向は、包装体100の奥行Dに沿う方向と一致していることが更に好ましい。このような構成となっていることによって、着用者及び介護者は、包装体100からの吸収性物品1の取り出し時において、吸収性物品1の端部1S側を把持して開口部140から引き出すことになるので、把持によって吸収性物品1に付与される外力によってズレ止め部8が吸収体4側に押し付けられるようになる。その結果、ズレ止め部8と隣り合う吸収性物品1の外装体5とがより離間し、ズレ止め部8が隣り合う吸収性物品1と係合しにくい状態で目的とする個別の吸収性物品を取り出し可能となる。
From the viewpoint of making it easier to take out the individual
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。本発明の吸収性物品は、吸収パッドを例にとり説明したが、この形態に限られず、例えば尿取りパッド、軽失禁パッド、展開型使い捨ておむつ、パンツ型使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性コアを具備する物品に適用可能である。また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。 Although the present invention has been described above based on its preferred embodiments, the present invention is not limited to the above embodiments. Although the absorbent article of the present invention has been described by taking the absorbent pad as an example, the absorbent core is not limited to this form, for example, an absorbent core such as a urine absorbing pad, a light incontinence pad, a deployable disposable diaper, a pants-type disposable diaper, and a sanitary napkin. It is applicable to an article provided with. Further, the requirements in each embodiment can be appropriately replaced with each other between the embodiments.
また、図1ないし図3に示す実施形態では、ズレ止め部8は、その全域が薄肉領域4F内に存在していたが、ズレ止め部8の少なくとも一部が薄肉領域4F内に存在していれば、本発明の目的は達成される。尤も、ズレ止め部8の全域が薄肉領域4F内に存在していることによって、吸収性物品1は、着用物品の適正な位置に取り付けやすくなるとともに、薄肉領域4Fに位置するズレ止め部8と着用物品とが効果的に係合されやすくなるという利点が効果的に奏される。
In addition, in the embodiment shown in FIGS. 1 to 3, the entire area of the
1 吸収性物品(吸収パッド)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
4A 上層吸収性コア
4B 下層吸収性コア
4F 薄肉領域
5 外装体
8 ズレ止め部
100 包装体
110 包装袋
140 開口部
X 長手方向
Y 幅方向
Z 厚み方向
1 Absorbent article (absorbent pad)
2
Claims (8)
前記吸収体は、前記吸収性物品の非肌対向面側に位置する下層吸収性コアと、該下層吸収性コアの肌対向面側に位置する上層吸収性コアとを備え、
前記吸収体は、前記吸収性物品の長手方向の端部域且つ幅方向中央域に、前記上層吸収性コアが存在し且つ該上層吸収性コアと重なる下層吸収性コアが存在しない薄肉領域を有しており、
第1ズレ止め部及び第2ズレ止め部が、前記外装体の非肌対向面側に、前記吸収性物品の長手方向における一方の端部域と他方の端部域とに離間して配されており、
少なくとも一方の前記ズレ止め部が、前記薄肉領域と厚み方向で重なっている、吸収性物品。 Having a longitudinal direction corresponding to the front-back direction of the wearer and a width direction orthogonal thereto, a surface sheet arranged on the skin-facing surface side, a back sheet arranged on the non-skin-facing surface side, and these sheets. An absorbent article comprising an absorber arranged between and an exterior body arranged on the non-skin facing surface side of the back sheet,
The absorbent body comprises a lower-layer absorbent core located on the non-skin-facing surface side of the absorbent article, and an upper-layer absorbent core located on the skin-facing surface side of the lower-layer absorbent core,
The absorbent body has a thin-walled region where the upper-layer absorbent core is present and a lower-layer absorbent core overlapping the upper-layer absorbent core is not present in an end region in the longitudinal direction and a central region in the width direction of the absorbent article. And
The first displacement prevention portion and the second displacement prevention portion are arranged on the non-skin-facing surface side of the exterior body separately from one end region and the other end region in the longitudinal direction of the absorbent article. And
An absorbent article, wherein at least one of the shift prevention portions overlaps with the thin region in the thickness direction.
前記上層吸収性コアと前記切り欠き部とが厚み方向で重なる部分によって前記薄肉領域が形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。 The lower-layer absorbent core has a notch portion in which a side edge in the longitudinal direction is notched in the longitudinal direction central portion side of the absorbent article,
The absorbent article according to claim 1, wherein the thin region is formed by a portion where the upper absorbent core and the cutout portion overlap in the thickness direction.
前記上層吸収性コアと前記貫通部とが厚み方向で重なる部分によって前記薄肉領域が形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。 The lower absorbent core has a penetrating portion that penetrates in the thickness direction,
The absorbent article according to claim 1, wherein the thin region is formed by a portion where the upper absorbent core and the penetrating portion overlap each other in the thickness direction.
折り畳まれた前記吸収性物品が、前記外装体どうしを面接触させた状態で積層されて包装袋に複数収容されている包装体。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 6 is folded with the skin-facing surfaces facing each other,
A packaging body in which a plurality of the folded absorbent articles are stacked in a packaging bag while the exterior bodies are in surface contact with each other.
折り畳まれた前記吸収性物品における前記ズレ止め部を有する端部側が、前記開口部側を向いた状態で前記包装袋に収容されている、請求項7に記載の包装体。
The packaging bag is formed with an opening for taking out the absorbent article,
The package according to claim 7, wherein an end portion side of the folded absorbent article having the shift prevention portion is accommodated in the packaging bag in a state of facing the opening portion side.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001275A JP2020110227A (en) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | Absorbent article and package therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001275A JP2020110227A (en) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | Absorbent article and package therefor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020110227A true JP2020110227A (en) | 2020-07-27 |
Family
ID=71666006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019001275A Pending JP2020110227A (en) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | Absorbent article and package therefor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020110227A (en) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195309A (en) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Hakujuji Co Ltd | Disposable absorbent article and package |
JP2012139352A (en) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Livedo Corporation | Absorptive article and absorptive article package body |
-
2019
- 2019-01-08 JP JP2019001275A patent/JP2020110227A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195309A (en) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Hakujuji Co Ltd | Disposable absorbent article and package |
JP2012139352A (en) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Livedo Corporation | Absorptive article and absorptive article package body |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5000551B2 (en) | Absorbent article and absorbent main body holding cover | |
JP3201606U (en) | Absorbent articles | |
JP2008093289A (en) | Absorbent article | |
JP6213878B2 (en) | Absorbent articles | |
WO2016047787A1 (en) | Disposable diaper | |
JP2016067626A5 (en) | ||
JP2016067366A5 (en) | ||
JP2004049765A (en) | Diaper | |
JP2009195647A (en) | Absorbent article and absorbent body-keeping cover | |
KR20180100264A (en) | Absorbent article having a flat-back protective feature | |
JP3228325U (en) | Absorbent article | |
JP6168687B2 (en) | Disposable diapers | |
JP5782251B2 (en) | Absorbent articles | |
JP5715865B2 (en) | Disposable diapers | |
JP2020110227A (en) | Absorbent article and package therefor | |
JP4050860B2 (en) | Disposable paper diapers | |
JP4024177B2 (en) | Disposable diapers | |
EP3991707A1 (en) | Absorbent article | |
JP6233774B2 (en) | Absorbent articles | |
JP2006218056A (en) | Absorbent article | |
JP5975552B2 (en) | Absorbent articles | |
JP6478880B2 (en) | Absorbent articles for pets | |
JP2021154069A5 (en) | ||
JP2021154069A (en) | Expansion absorbent article and package therefor | |
JP6713788B2 (en) | Incontinence pad for men |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230509 |