JP2020101722A - 焦点検出装置 - Google Patents

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嘉人 玉木
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斎藤 潤一
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潤一 斎藤
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信貴 水野
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暁彦 上田
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Abstract

【課題】瞳分割位相差方式で、焦点検出可能な像高範囲を拡大することができる焦点検出装置を提供する。【解決手段】上方に第1の光学素子が配置された第1の焦点検出画素を有する第1の焦点検出画素群と、上方に第2の光学素子が配置された第2の焦点検出画素を有する第2の焦点検出画素群と、を有し、第1の光学素子の頂点から焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d11は、像高に応じた変化量Δd1だけ短くなり、第1の光学素子の頂点から焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d12は、像高に応じた変化量Δd1だけ長くなり、第2の光学素子の頂点から焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d21は、像高に応じた変化量Δd1とは異なる変化量Δd2だけ短くなり、第2の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d22は、像高に応じた前記変化量Δd2だけ長くなることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、焦点検出素子から出力される光電変換信号に基づいて焦点検出を行う焦点検出装置に関する。
交換レンズの焦点状態を検出する方式の一つとして、各画素にマイクロレンズが形成された2次元の焦点検出素子を用いて瞳分割方式の焦点検出を行う撮像面位相差方式の自動焦点検出方法(撮像面位相差AF)が知られている。
特許文献1には、瞳分割方式の焦点検出を行うために、焦点検出素子を構成する各画素の光電変換部が複数に分割されており、分割された光電変換部がマイクロレンズを介して交換レンズの瞳の異なる領域を通過した光束を受光するように構成されている。
撮像面位相差AFは、焦点検出素子に形成された焦点検出画素により焦点検出方向と焦点検出量を同時に検出することが可能であり、高速に焦点調節を行うことができる。撮像面位相差AFで、交換レンズの射出瞳距離と焦点検出素子の入射瞳距離が異なる場合、焦点検出素子の像高が高くなると、交換レンズの射出瞳と焦点検出素子の入射瞳との間で瞳ずれが生じる。撮像面位相差AFでは、瞳ずれが生じるに伴い、瞳分割された各瞳部分領域の非対称性が大きくなり、焦点検出精度が低下してしまう。
特許文献2には、焦点検出素子の中心部から周辺部に向かうほど、マイクロレンズが中心部側にずれており、中心部側に対する位置ずれ量が互いに異なる行を有する撮像装置が開示されている。
また特許文献3には、交換レンズの射出瞳距離が焦点検出素子の入射瞳距離よりも短い場合に周辺像高で起こる集光性能の低下が抑制された光学素子アレイが開示されている。
特開2008−52009号公報 特許第5542249号公報 特開2015−75663号公報
しかしながら、交換レンズの射出瞳距離が非常に短い場合、像高が高くなるとマイクロレンズに入射する光束の入射角が大きくなる。特許文献2では、マイクロレンズをずらせる距離が隣接するマイクロレンズによって制限される為、像高が高くなると集光効率が低下してしまう。特許文献3では、射出瞳距離が非常に短い交換レンズに対応出来たとしても、交換レンズの射出瞳距離の変化が大きい場合には、射出瞳距離が短い交換レンズから射出瞳距離が長い交換レンズまで対応することができない。そのため、射出瞳距離の変化が大きい場合に、瞳分割位相差方式による焦点検出可能な像高範囲が限定されてしまうという課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、射出瞳距離の変化が大きい場合に、瞳分割位相差方式による焦点検出可能な像高範囲を拡大することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る焦点検出装置は、
結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の光電変換部と、
前記複数の光電変換部の上方に第1の光学素子が配置された第1の焦点検出画素を有する第1の焦点検出画素群と、
前記複数の光電変換部の上方に第2の光学素子が配置された第2の焦点検出画素を有する第2の焦点検出画素群と、を有する焦点検出素子と、
前記複数の光電変換部から得られる焦点検出信号から像ずれ量を検出する焦点検出手段と、を有する焦点検出装置であって、
前記第1の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d11は、像高に応じた変化量Δd1だけ短くなり、
前記第1の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d12は、像高に応じた前記変化量Δd1だけ長くなり、
前記第2の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d21は、像高に応じた前記変化量Δd1とは異なる変化量Δd2だけ短くなり、
前記第2の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d22は、像高に応じた前記変化量Δd2だけ長くなることを特徴とする。
本発明に係る焦点検出装置によれば、撮像面での瞳分割位相差方式による焦点検出において、焦点検出可能な像高範囲を拡大することができる。
実施形態における焦点検出装置のブロック図 実施形態における焦点検出素子を示す図 実施形態における焦点検出素子の画素配置を示す図 実施形態における第1の焦点検出画素と第2の焦点検出画素を示す図 実施形態における第1の焦点検出画素群と第2の焦点検出画素群を示す図 実施形態における射出瞳距離の変化が大きい場合の対応を示す図 実施形態における第1の光学素子と第2の光学素子とずれ量Δを示す図
以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施形態について説明する。なお、実施形態は発明の理解と説明を容易にするため、具体的かつ特定の構成を有するが、本発明はそのような特定の構成に限定されない。例えば、以下では本発明をレンズ交換可能な焦点検出装置に適用した実施形態について説明するが、本発明はレンズ交換できないタイプの焦点検出装置に対しても適用可能である。また、焦点検出装置を備えた任意の電子機器、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(ラップトップ、タブレット、デスクトップ型など)、ゲーム機などで実施することもできる。
(第1の実施形態)
[全体構成−レンズユニット]
図1は、複数の交換レンズを装着可能な焦点検出装置とその交換レンズからなる焦点検出システムの構成を示す図である。
本実施形態の焦点検出システムは、交換レンズからなるレンズユニット100と焦点検出装置本体120とを有する。レンズユニット100は図中央の点線で示されるマウントMを介して、焦点検出装置本体120に装着される。
レンズユニット100は、光学系(第1レンズ群101、絞り102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ群(以下、単に「フォーカスレンズ」という)104)及び、駆動/制御系を有する。
第1レンズ群101はレンズユニット100の先端に配置され、光軸方向OAに移動可能に保持される。絞り102は、光量を調節する。絞り102及び第2レンズ群103は一体で光軸方向OAに移動可能であり、第1レンズ群101と連動して移動することによりズーム機能を実現する。第3レンズ群104(フォーカスレンズ)も光軸方向OAに移動可能であり、位置に応じてレンズユニット100が合焦する被写体距離(合焦距離)が変化する。フォーカスレンズ104の光軸方向OAにおける位置を制御することにより、レンズユニット100の合焦距離を調節する焦点調節を行う。
駆動/制御系は、ズームアクチュエータ111、絞りアクチュエータ112、フォーカスアクチュエータ113、ズーム駆動回路114、絞り絞り駆動回路115、フォーカス駆動回路116、レンズMPU117、レンズメモリ118を有する。
ズーム駆動回路114は、ズームアクチュエータ111を用いて第1レンズ群101や第3レンズ群103を光軸方向OAに駆動し、レンズユニット100の光学系の画角を制御する。絞り駆動回路115は、絞りアクチュエータ112を用いて絞り102を駆動し、絞り102の開口径や開閉動作を制御する。フォーカス駆動回路116はフォーカスアクチュエータ113を用いてフォーカスレンズ104を光軸方向OAに駆動し、レンズユニット100の光学系の合焦距離を制御する。また、フォーカス駆動回路116は、フォーカスアクチュエータ113を用いてフォーカスレンズ104の現在位置を検出する。
レンズMPU(プロセッサ)117は、レンズユニット100に係る全ての演算、制御を行い、ズーム駆動回路114、絞り駆動回路115、フォーカス駆動回路116を制御する。また、レンズMPU117は、マウントMを通じて焦点検出装置MPU125と接続され、コマンドやデータを通信する。例えばレンズMPU117はフォーカスレンズ104の位置を検出し、焦点検出装置MPU125からの要求に対してレンズ位置情報を通知する。このレンズ位置情報は、フォーカスレンズ104の光軸方向OAにおける位置、光学系が移動していない状態の射出瞳の光軸方向OAにおける位置および直径、射出瞳の光束を制限するレンズ枠の光軸方向OAにおける位置および直径などの情報を含む。
またレンズMPU117は、焦点検出装置MPU125からの要求に応じて、ズーム駆動回路114、絞り駆動回路115、フォーカス駆動回路116を制御する。レンズメモリ118は撮像面位相差AFに必要な光学情報が予め記憶されている。焦点検出装置MPU125は例えば内蔵する不揮発性メモリやレンズメモリ118に記憶されているプログラムを実行することで、レンズユニット100の動作を制御する。
[全体構成−焦点検出装置]
焦点検出装置本体120は、光学系(光学ローパスフィルタ121および焦点検出素子122)と、駆動/制御系とを有する。
焦点検出素子122はCMOSイメージセンサと周辺回路で構成され、横方向m画素、縦方向n画素(n,mは2以上の整数)が配置される。本実施形態の焦点検出素子122は、瞳分割機能を有し、画像データを用いた撮像面位相差AFを行う。画像処理回路124は、焦点検出素子122が出力する画像データから、焦点検出信号を生成する。
駆動/制御系は、焦点検出素子駆動回路123、焦点検出装置MPU125、操作スイッチ群127、焦点検出部129を有する。本発明の焦点検出手段は焦点検出部129で行わる。
焦点検出素子駆動回路123は、焦点検出素子122の動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換して焦点検出装置MPU125に送信する。
焦点検出装置MPU(プロセッサ)125は、焦点検出装置本体120に係る全ての演算、制御を行い、センサ駆動回路123、操作スイッチ群127、メモリ128、焦点検出部129を制御する。焦点検出装置MPU125はマウントMを介してレンズMPU117と接続され、レンズMPU117とコマンドやデータを通信する。焦点検出装置MPU125はレンズMPU117に対し、レンズ位置の取得要求や、所定の駆動量での絞り、フォーカスレンズ、ズーム駆動要求や、レンズユニット100に固有の光学情報の取得要求などを発行する。焦点検出装置MPU125には、焦点検出装置動作を制御するプログラムを格納したROM125a、変数を記憶するRAM125b、諸パラメータを記憶するEEPROM125cが内蔵されている。
操作スイッチ群127は、電源スイッチ、焦点検出スイッチ、ズーム操作スイッチ等で構成される。
焦点検出部129は、信号処理回路124により得られる撮像面位相差AF用信号を用いて、本発明の焦点検出手段である撮像面位相差AFで焦点検出処理を行う。具体的には、信号処理回路124が撮像面位相差AF用信号として撮影光学系の一対の瞳領域を通過する光束で形成される一対の像データを生成し、焦点検出部129がこの一対の像データのずれ量に基づいて焦点ずれ量を検出する。
このように、本実施形態の焦点検出部129は、焦点検出素子122の出力に基づく撮像面位相差AFを行う。焦点検出部129の動作については後で詳細に説明する。
[焦点検出素子−画素配置]
本実施形態における焦点検出素子に関して説明する。
図2は本発明の焦点検出素子を示している。Line1は、本発明の第1の焦点検出画素群を示しており、Line2は、本発明の第2の焦点検出画素群を示している。図3は、本発明の焦点検出素子の画素配列の概略図示したものであり、この画素配列が面上に多数配置されている。
本発明の焦点検出素子はベイヤー配列のカラーフィルタが設けられている。本実施形態のベイヤー配列は、例えば、奇数行の画素には、左から順に緑(G)と赤(R)のカラーフィルタがX方向に交互に配置され、偶数行の画素には、左から順に青(B)と緑(G)のカラーフィルタがX方向に交互に配置されている。211は本発明の焦点検出画素を示しており、円211iはマイクロレンズ(ML1,ML2)を示しており、マイクロレンズの内側に配置された複数の矩形211a,211bは本発明の複数の光電変換部を示している。
[焦点検出素子−マイクロレンズ]
本発明の第1の光学素子(ML1)と第2の光学素子(ML2)について図4を用いて説明する。
図4(a)は図2で示したPosition1におけるML1のマイクロレンズ形状を示しており、図4(b)は図2で示したPosition2におけるML2のマイクロレンズ形状を示している。ML1とML2はマイクロレンズの形状が互いに異なっており、それぞれの焦点検出画素群の入射瞳距離(SPD)が異なる。本実施形態では、異なるマイクロレンズML1とML2を有するLine1、Line2が図2のように配置されている場合について説明するが、異なる位置に配置されても良い。また、異なるマイクロレンズML1とML2とは異なるマイクロレンズを有する焦点検出画素群が含まれていても良い。
ML1は曲率半径rを有し、水平X方向の端部から端部までの距離d1(=d11+d12)のマイクロレンズである。d11は、ML1の頂点からML1の焦点検出素子の中央部側(図4では、+X側)の端部までの距離であり、d12は、ML1の頂点からML1の焦点検出素子の周辺部側(図4では、−X側)の端部までの距離である。d11とd12は像高に応じた変化量(Δd1)だけ変化する。また、Δd1は像高に応じて焦点検出素子の中央部側に変化する為、d11≦d12の関係でML1の形状は変化する。ML2も同様に変化するが、Δd1<Δd2だけ変化する点が異なる。
なお、本実施形態では、ML1とML2は曲率半径rを有するマイクロレンズとして説明したが、異なる複数の曲率半径によって前述したd11とd12、d21とd22の関係となるような構成であっても良い。
次に、本発明の第1の焦点検出画素群と第2の焦点検出画素群について図5を用いて説明する。
図5(a)は図4(a)のML1を有する図2のLine1の入射瞳距離SPD1を示しており、図5(b)は図4(b)のML2を有する図2のLine2の入射瞳距離SPD2を示している。ML1の像高に応じた頂点の移動量Δd1は、ML2の像高に応じた頂点の移動量Δd2とΔd1<Δd2の関係にある。これより、ML2の方がML1よりも高入射角で入射した光束を受光することができる為、ML1の入射瞳距離SPD1とML2の入射瞳距離SPD2は、PD1>PD2の関係にある。本発明では、入射瞳距離(SPD1とSPD2)が異なる2種類のマイクロレンズを有する焦点検出素子として説明したが、2種類以上のマイクロレンズを有しても良い。
[焦点検出]
図3に示した焦点検出用画素211の光電変換部211aをx方向に規則的に配列し、これら複数の焦点検出用画素から取得した被写体像をA像とする。同様に、図3に示した焦点検出用画素211bをx方向に規則的に配列し、これら複数の焦点検出用画素から取得した被写体像をB像とする。そして、A像とB像の像ずれ量(相対位置)から本発明の焦点検出手段を用いて、デフォーカス量(合焦ずれ量)を算出し、焦点検出を行うことができる。
[射出瞳距離の変化が大きい場合の対応]
本実施形態における交換レンズの射出瞳距離の変化が大きい場合の対応について説明する。
図6に、焦点検出素子の周辺像高における焦点検出用画素の複数の光電変換部211a、211bの各瞳領域(100a、200a、100b、200b)、および結像光学系の射出瞳の関係を示す。LPD1、LPD2は交換レンズの射出瞳距離を示しており、LPD1>LPD2の関係にある。SPD1、SPD2は焦点検出素子の入射瞳距離を示している。図6(a)は本発明の第1の焦点検出画素群に関して示しており、図6(b)は本発明の第2の焦点検出画素群に関して示している。
図6(a)において、結像光学系の射出瞳距離がLPD1の場合、LPD1とSPD1が概ね一致する。この場合は、光電変換部211aの瞳領域100aと光電変換部211bの瞳領域100bにより、結像光学系の射出瞳W11が、概ね、均等に瞳分割される。
これに対して、図6(a)において、結像光学系の射出瞳距離がLPD2の場合、LPD2がSPD1に対して非常に短い場合、焦点検出素子の周辺像高では、結像光学系の射出瞳W12が、不均一に瞳分割されてしまう。
瞳分割が不均一になるのに伴い、A像とB像の強度も不均一になり、A像とB像のいずれか一方の強度が大きくなり、他方の強度が小さくなる。そのため、周辺像高などで、このA像とB像の強度の不均一が激しくなると、A像とB像の一方の信号が十分な強度で得られなくなり、焦点検出性能が低下してしまう。
本実施形態では、入射瞳距離が異なる第1の焦点検出画素群(Line1)と第2の焦点検出画素群(Line2)を予め、焦点検出素子に配置しておく。
その為、結像光学系の射出瞳距離LPD2の場合には、第2の焦点検出画素群(Line2)で焦点検出を行う。図6(b)において、結像光学系の射出瞳距離LPD2の場合、LPD2とSPD2が概ね一致する。この場合は、光電変換部211aの瞳領域200aと光電変換部211bの瞳領域200bにより、結像光学系の射出瞳W22が、概ね、均等に瞳分割される。
図6(b)では、図6(a)とは異なり、結像光学系の射出瞳距離がLPD1の場合、LPD1がSPD2に対して非常に長い場合、焦点検出素子の周辺像高では、結像光学系の射出瞳W12が、不均一に瞳分割されてしまう。
以上のことから、結像光学系の射出瞳距離(LPD1,LPD2)に応じて、適切な焦点検出素子の入射瞳距離(SPD1,SPD2)となる焦点検出画素群(Line1,Line2)を選択することで周辺像高でも瞳ずれを抑制し、均一な瞳分割を行うことができ、焦点検出性能を向上することができる。適切な焦点検出画素群の選択方法は、交換レンズから得られる射出瞳距離と焦点検出素子の焦点検出画素群毎の入射瞳距離とを比較して、瞳距離差が小さい焦点検出画素群を選択するなどして行う。
以上の構成により、射出瞳距離の変化が大きい場合に対応し、瞳分割位相差方式による焦点検出可能な像高範囲を拡大することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図7を用いて以下に説明する。第2の実施形態では、第1の光学素子と第2の光学素子が、像高に応じた変化量(Δd1、Δd2)に応じて、形状が変わるだけでなく、像高に応じたずれ量Δだけ位置がずれている。これにより、焦点検出素子の入射瞳距離を更に短く設定することが可能となる。
図7は図4に対して、像高に応じたずれ量ΔだけML1,ML2がずれている点が異なる。これにより、ML1とML2の頂点の像高に応じた変化量はΔ+Δd1、もしくはΔ+Δd2となり、焦点検出素子の入射瞳距離(SPD1、SPD2)を更に短く設定することが可能となる。
また、本発明の第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせることで、所定の入射瞳距離が設定された焦点検出画素群を有する焦点検出素子としても良い。具体的には、像高に応じた変化量とずれ量を調整することで実現できる。
以上の構成により、射出瞳距離の変化が大きい場合に対応し、瞳分割位相差方式による焦点検出可能な像高範囲を拡大することが可能となる。さらに、入射瞳距離の対応範囲を射出瞳距離が短い側に設定することが可能となる。
100 レンズユニット、101 第1レンズ群、102 絞り、
103 第2レンズ群、104 フォーカスレンズ群、120 焦点検出装置本体

Claims (3)

  1. 結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の光電変換部と、
    前記複数の光電変換部の上方に第1の光学素子が配置された第1の焦点検出画素を有する第1の焦点検出画素群と、
    前記複数の光電変換部の上方に第2の光学素子が配置された第2の焦点検出画素を有する第2の焦点検出画素群と、を有する焦点検出素子と、
    前記複数の光電変換部から得られる焦点検出信号から像ずれ量を検出する焦点検出手段と、を有する焦点検出装置であって、
    前記第1の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d11は、像高に応じた変化量Δd1だけ短くなり、
    前記第1の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d12は、像高に応じた前記変化量Δd1だけ長くなり、
    前記第2の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の中央部側にある端部までの距離d21は、像高に応じた前記変化量Δd1とは異なる変化量Δd2だけ短くなり、
    前記第2の光学素子の頂点から前記焦点検出素子の周辺部側にある端部までの距離d22は、像高に応じた前記変化量Δd2だけ長くなることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記第1の光学素子と前記第2の光学素子は、前記焦点検出素子の中心部側にずれており、中央からの距離に応じてずれ量Δが異なることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記焦点検出手段は、前記結像光学系の射出瞳距離に応じて、前記第1の焦点検出画素群か前記第2の焦点検出画素群を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の焦点検出装置。
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