JP2020099533A - 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020099533A
JP2020099533A JP2018239989A JP2018239989A JP2020099533A JP 2020099533 A JP2020099533 A JP 2020099533A JP 2018239989 A JP2018239989 A JP 2018239989A JP 2018239989 A JP2018239989 A JP 2018239989A JP 2020099533 A JP2020099533 A JP 2020099533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
dimensional
diagnostic
unit
bone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018239989A
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 吉井
Yuichi Yoshii
雄一 吉井
朝夫 石井
Asao Ishii
朝夫 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Medical University
Original Assignee
Tokyo Medical University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Medical University filed Critical Tokyo Medical University
Priority to JP2018239989A priority Critical patent/JP2020099533A/ja
Publication of JP2020099533A publication Critical patent/JP2020099533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 骨接合手術、関節置換手術、脊椎手術等の骨部手術を術前計画に沿って容易に実現するための新たなシステムの提供を目的とする。【解決手段】 本発明の骨部手術の支援装置は、記憶部、診断画像取得部、融合部、および出力部を含み、前記記憶部は、患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像を記憶し、前記術前計画の二次元再構成画像が、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、前記診断画像取得部は、術中の前記患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得し、前記融合部は、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とを、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正して、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とがオーバーレイした融合画像を生成し、前記出力部は、前記融合画像を出力することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体に関する。
外科手術においては、近年、手術計画をシミュレーションした三次元画像の利用が一般的になっている。しかしながら、術中、医師は、モニターに映し出された術前計画の三次元画像を参照しながら、手術を行うにとどまっている。
特に、骨折等の骨接合手術においては、骨患部について理想的な整復位を決定し、その整復位を固定するように、固定材を適切な位置に設置(内固定設置)することが重要である。不適切な整復および内固定設置が行われると、例えば、骨癒合不全が生じたり、整復位の再転位が原因となる合併症を生じ、患者の機能回復が困難となる場合がある。このため、前述のような、術前計画の三次元画像の参照が重要となるが、モニターに映し出された三次元画像を目視するのみでは、術前計画通りの整復位および内固定設置を実現するのが困難であるのが実情である。また、骨折等には限られず、例えば、人工関節への置き換えを行う関節置換手術においても、固定材として人工関節を使用する場合や脊椎手術において骨内にボルトを挿入する場合等にも、同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、例えば、骨接合手術、関節置換手術、脊椎手術等の骨部手術を術前計画に沿って容易に実現するための新たなシステムの提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の骨部手術の支援装置は、
記憶部、診断画像取得部、融合部、および出力部を含み、
前記記憶部は、
患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像を記憶し、
前記術前計画の二次元再構成画像が、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、
前記診断画像取得部は、
術中の前記患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得し、
前記融合部は、
前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とを、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正して、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とがオーバーレイした融合画像を生成し、
前記出力部は、
前記融合画像を出力する
ことを特徴とする。
本発明の骨部手術の支援方法は、
診断画像取得工程、融合工程、および出力工程を含み、
前記診断画像取得工程は、
術中の患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得し、
前記融合工程は、
前記患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とを、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正して、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とがオーバーレイした融合画像を生成し、
前記術前計画の二次元再構成画像が、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、
前記出力工程は、
前記融合画像を出力する
ことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記本発明の骨部手術の支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能である。
本発明によれば、術前計画の三次元シミュレーション画像から再構築した二次元再構成画像と、術中に撮影した骨患部の術中診断二次元画像とをオーバーレイした融合画像を生成することによって、医師がより簡便に、術前計画に沿った骨部手術を行うことを支援できる。そして、術前計画に沿った手術によって、前述のような骨癒合不全や合併症等の発生を抑制できるため、本発明は、医療分野において極めて有用な技術である。
図1は、本発明の支援装置の一例を示すブロック図である。 図2(A)は、患者の骨折部の三次元画像であり、図2(B)は、整復位を示す三次元シミュレーション画像であり、図2(C)は、固定材の設置位置を示す三次元シミュレーション画像であり、図2(D)は、整復位および固定材の三次元シミュレーション画像を再構築した二次元再構成画像である。 図3(A)は、術前のCT画像から作成した患者の骨患部のDigitally reconstructed radiography(DRR)画像であり、図3(B)は、骨患部の前記DRR画像に、術前計画の二次元再構成画像を重ねて表示した融合画像である。 図4は、術中の患者の骨患部のX線透視画像中に、術前計画の二次元再構成画像を重ねて表示した融合画像である。 図5は、本発明の支援装置のハードウエア構成の例を示すブロック図である。
本発明の支援装置は、例えば、さらに、再構成部を含み、
前記記憶部は、前記三次元シミュレーション画像を記憶し、
前記再構成部は、前記三次元シミュレーション画像を、前記二次元再構成画像に再構成する。
本発明の支援装置は、例えば、前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
前記再構成部が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成部、または前記三次元シミュレーション画像の投影像輪郭線画像生成部である。
本発明の支援装置は、例えば、前記術中診断二次元画像が、X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像である。
本発明の支援装置は、例えば、さらに、再構成部を含み、
前記診断画像取得部が、術中の前記患者の骨患部の術中診断三次元画像を取得し、
前記再構成部が、前記術中診断三次元画像を、二次元に再構成して、前記術中診断二次元画像を生成し、
前記診断画像取得部が、前記術中診断二次元画像を取得する。
本発明の支援装置は、例えば、前記術中診断二次元画像が、前記X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、前記再構成部が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成部または前記三次元画像の投影像輪郭線画像生成部である。
本発明の支援装置は、例えば、前記融合部は、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像について、それぞれの参照点および輪郭線の少なくとも一方により、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正する。
本発明の支援装置は、例えば、さらに、調整部を含み、前記調整部は、前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置、および傾きの関係を調整する。
本発明の支援方法は、例えば、さらに、再構成工程を含み、
前記再構成工程は、前記三次元シミュレーション画像を、前記二次元再構成画像に再構成する。
本発明の支援方法は、例えば、前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
前記再構成工程が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成工程または前記三次元シミュレーション画像の投影像輪郭線画像生成工程である。
本発明の支援方法は、例えば、前記術中診断二次元画像が、X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像である。
本発明の支援方法は、例えば、さらに、再構成工程を含み、
前記診断画像取得工程が、術中の前記患者の骨患部の術中診断三次元画像を取得し、
前記再構成工程が、前記術中診断三次元画像を、二次元に再構成して、前記術中診断二次元画像を生成する。
本発明の支援方法は、例えば、前記術中診断二次元画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
前記再構成工程が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成工程、または前記三次元画像の投影像の輪郭線画像生成工程である。
本発明の支援方法は、例えば、前記融合工程が、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像について、それぞれの参照点および輪郭線の少なくとも一方から、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正する。
本発明の支援方法は、例えば、さらに、調整工程を含み、前記調整工程は、前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置、および傾きの関係を調整する。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の実施形態には限定されない。なお、各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、また、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
本発明の支援装置および支援方法の一例について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態の支援装置の一例を示すブロック図である。支援装置1は、記憶部10、診断画像取得部11、融合部12、および出力部13を含み、例えば、さらに、再構成部14、調整部15を備えてもよい。支援装置1は、例えば、支援システムともいう。支援装置1は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。
前記通信回線網は、特に制限されず、公知の通信回線網を使用でき、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN(Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)等があげられる。
記憶部10は、患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像102を記憶する。術前計画の二次元再構成画像102は、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像である。支援装置1が、前述のように、再構成部14を備える場合、記憶部10は、三次元シミュレーション画像101を記憶し、再構成部14により、三次元シミュレーション画像101を、二次元再構成画像102に再構成し、再構成された二次元再構成画像102を、記憶部10が記憶してもよい。
記憶部10は、さらに、前記患者の識別情報を記憶してもよく、前記患者の識別情報に紐付けて、三次元シミュレーション画像101および二次元再構成画像102が記憶されてもよい。前記患者の識別情報は、例えば、氏名、年齢、性別、病状、治療計画、手術計画等である。
ここで、術前計画の三次元シミュレーション画像、および再構成された前記二次元再構成画像について説明する。
骨部手術を行う場合、術前に、患者の骨患部の画像に基づいて、前記骨患部の整復位、および前記整復位を固定する固定材の設置位置を、シミュレーションし、それを三次元シミュレーション画像として生成できる。前記三次元シミュレーション画像の生成は、公知技術により行うことができ、前記三次元シミュレーション画像は、一般的に、三次元の術前計画画像といわれる。
前記三次元シミュレーション画像は、例えば、以下のようにして生成できる。患者の骨患部について、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)を行うことで、前記骨患部の複数の断層画像が得られる。これらの断層画像から、コンピュータ上で、前記骨患部の三次元画像が再構成できる。さらに、コンピュータ上で、再構成した骨患部の前記三次元画像に対して、手術によって修復される前記骨患部の整復位と、その整復位を固定するための前記固定材の設置位置とを、表示することにより、前記三次元シミュレーション画像が得られる。前記三次元シミュレーション画像の取得は、例えば、市販のソフトを利用でき、具体例として、商品名ZedView(LEXI株式会社)等があげられる。
前記三次元シミュレーション画像から再構成される二次元再構成画像の種類は、特に制限されず、例えば、前記三次元シミュレーション画像の投影像、前記投影像の輪郭線画像、DRR(Digitally Reconstructed Radiograph:ディジタル再構成X線撮影像)画像等があげられる。前記三次元シミュレーション画像の投影像は、例えば、前記三次元シミュレーション画像を平面に投影した画像であり、前記輪郭線画像は、例えば、前記投影像の輪郭を抽出して生成される、輪郭線で表される画像である。
前記三次元シミュレーション画像から二次元再構成画像への再構成の方法(変換処理法)は、特に制限されない。前記三次元シミュレーション画像から、例えば、DRR画像を再構成する場合、その原理は、一般的に、視点をX線源として置き換えた場合のレイキャスティングがあげられる。レイキャスティングにおいては、例えば、それぞれのレイにおけるサンプリング点の輝度の積分値が画素値に反映されることで、画像が生成される。前記三次元シミュレーション画像の二次元再構成画像への再構成に関しては、例えば、市販のソフトを利用でき、具体例として、商品名ZedView(LEXI株式会社)等があげられる。前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像または前記投影像の輪郭線画像であり、支援装置1が再構成部14を備える場合、再構成部14は、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成部、または前記三次元シミュレーション画像の投影像の輪郭線画像生成部であり、また、前記二次元再構成画像が、前記DRR画像の場合、再構成部14は、例えば、DRR画像生成部である。
図2に、各段階における画像の一例を示す。図2(A)は、患者の骨折部の三次元画像であり、左側が橈骨、右側が尺骨であり、左側の橈骨に骨折が確認される。図2(B)は、図2(A)の左側の骨折した橈骨について、整復位を示す三次元シミュレーション画像である。図2(B)において、符号20は、整復位の骨患部(橈骨)を示す。図2(C)は、図2(B)の橈骨の整復位に対して、固定材の設置位置を示す三次元シミュレーション画像である。前記固定材は、内固定材ともいう。図2(C)において、符号20は、整復位の骨患部(橈骨)を示し、符号21は、前記固定材を示す。そして、図2(D)は、図2(C)に示す橈骨の整復位および固定材の三次元シミュレーション画像に対する、その投影像の前記整復位の橈骨および固定材の輪郭線を示す二次元再構成画像である。図2(D)において、符号201は、整復位の骨患部(橈骨)の輪郭線を示し、符号211は、前記固定材の輪郭線を示す。図2(D)に示す輪郭線で表される二次元再構成画像は、例えば、以下のように生成できる。すなわち、図2(C)における骨患部20の三次元シミュレーション画像から、その投影図を生成し、前記投影像から、骨患部20の輪郭線201を抽出し、他方、図2(C)における固定材21の三次元シミュレーション画像から、その投影図を生成し、前記投影像から、固定材21の輪郭線211を抽出する。そして、図2(C)と同じ位置関係となるように、骨患部20の輪郭線201と固定材21の輪郭線211とをあわせて示すことで、図2(D)の二次元再構成画像となる。図2の各図において、右端の縦線におけるメモリは、スケールを示し、十字の線は、縦横の中心軸を示す。
図2(D)において、前記二次元再構成画像は、前記投影像から抽出された前記骨患部の輪郭線および前記固定材の輪郭線で表すが、前記骨患部の投影像と前記固定材の投影像とを合わせて表示した画像でもよい。
診断画像取得部11は、患者の骨患部の術中の術中診断二次元画像を取得する。前記術中診断二次元画像は、手術室内において、術中に取得された骨患部の二次元画像であればよく、その種類は特に制限されない。前記術中診断二次元画像は、例えば、X線透視画像およびDRR画像等があげられる。前記X線透視画像は、例えば、手術室内において、術中に、X線透視装置等を用いて取得できる。また、前記DRR画像は、例えば、同様に、CT装置を用いて取得される前記術中のX線透視画像は、例えば、手術室内において、術中に、CT装置等を用いて取得される三次元画像から、二次元のDRR画像に再構成することによって取得できる。
診断画像取得部11は、例えば、それ自体が前記術中診断二次元画像(例えば、X線透視画像またはDDR画像)を生成してもよいし、外部機器によって生成された前記術中診断二次元画像(例えば、X線透視画像またはDRR画像)を、前記外部機器との通信により前記外部機器から取得してもよい。前記外部機器は、例えば、CT装置等があげられる。また、支援装置1は、例えば、前述のように、さらに、再構成部14を備えてもよく、再構成部14は、例えば、前記DRR画像生成部があげられる。この場合、診断画像取得部11は、例えば、前記三次元画像を取得し、再構成部14は、前記三次元画像を、二次元のDRR画像に再構成し、このDRR画像を前記術中診断二次元画像として、診断画像取得部11が取得してもよい。前記術中診断二次元画像は、例えば、記憶部10において、例えば、前記患者の識別情報に紐付けて、前記三次元シミュレーション画像および前記二次元再構成画像と共に記憶されてもよい。
融合部12は、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とがオーバーレイした融合画像を生成する。前記術中診断二次元画像と前記二次元再構成画像との融合画像とは、前記術中診断二次元画像と前記二次元再構成画像の両方を重ねて表示する画像であり、オーバーレイ画像ともいえる。融合部12においては、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とを、両者の大きさ、位置および方向が一致するように、前記融合画像を生成する。前記両者の大きさ、位置および方向を一致させる方法は、特に制限されず、それぞれの画像の拡大率、特徴点の位置および傾き等に基づいて、補正することができる。
出力部13は、前記融合画像を出力する。出力部13は、例えば、前記融合画像を表示する表示部でもよいし、外部装置に前記融合画像を出力する通信部でもよい。前記外部装置は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット等の端末であり、前記端末の表示部に、前記融合画像が表示されてもよい。
融合部12で生成され、出力部13で出力される前記融合画像の例を、図3および図4に示す。まず、図3において、(A)は、術中の患者の骨患部(橈骨)のDRR画像であり、(B)は、前記(A)の骨患部のDRR画像に、図2(D)の前記輪郭線画像を重ねて表示した融合画像である。具体的には、図3(A)のDRR画像は、図2(A)と同じ患者について、手術室において、術中、整復する前に骨患部をCT装置で撮影し、得られる三次元画像をDRR画像に再構成した術中診断二次元画像である。そして、図3(B)の融合画像では、前記(A)のDRR画像に、図2(D)の術前計画の二次元再構成画像がオーバーレイ表示されている。このように、患者の実際の骨患部についての術中診断二次元画像に対して、術前計画の二次元再構成画像をオーバーレイ表示し、後述する出力部により出力することで、医師は、例えば、術中に、前記融合画像を確認しながら、前記融合画像に基づいて、実際の骨患部における骨折箇所を整復位に戻し、さらに、固定材を設置する位置の調整および決定を、容易に行うことができる。
つぎに、図4は、術中の患者の骨患部(橈骨)のX線透視画像中に、図2(D)の前記輪郭線画像を重ねて表示した融合画像である。図4において、前記術中のX線透視画像は、患者の骨患部(橈骨)を整復位となるように処置し、固定材を配置し、それをボルトで橈骨に固定してから、前記骨患部を撮影して得られたX線透視画像である。そして、図4の融合画像は、前記X線透視画像に、図2(D)の輪郭線の二次元再構成画像をオーバーレイして表示した画像である。このように、患者の実際の骨患部についての術中診断二次元画像に対して、術前計画の二次元再構成画像をオーバーレイ表示することで、医師は、実際に行った整復位と固定材の設置が、術前計画に沿っているか否かを容易に確認することができる。このため、仮に、術前計画と解離している場合には、その術中において整復位の位置や固定材の設置位置を修正することも可能である。これによって、例えば、再手術等も回避できる。
また、支援装置1は、例えば、前述のように、前記融合画像において、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置、および傾きの関係を調整する調整部15を備えてもよい。調整部15は、前記融合画像において、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とが重なる関係を調整する。調整部15は、例えば、ユーザの入力により、前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像の少なくとも一方の大きさ、位置および傾きのいずれかを調整する調整部でもよいし、自動で、前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像の少なくとも一方の大きさ、位置および傾きのいずれかを調整する調整部でもよい。
前者の場合、調整部15は、例えば、ユーザにより入力された調整情報により、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像の少なくとも一方について、大きさ、位置および傾きの少なくとも一つを調整できる。移動させる場合、例えば、前記融合画像が表示される前記表示部において、あわせて座標を表示し、ユーザが移動先の座標を入力することで、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像の少なくとも一方を、入力した座標に移動させてもよい。また、例えば、前記表示部において、あわせてカーソルを表示し、ユーザが前記カーソルを移動させることで、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像の少なくとも一方を、カーソルにしたがって移動させてもよい。大きさまたは傾きを調整する場合も、例えば、同様に、座標を利用して調整することができる。
後者の場合、調整部15により、前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とを、骨患部の位置および方向が揃うように、自動調整できる。自動調整については、例えば、以下のような形態があげられる。術前計画の前記二次元再構成画像における骨患部および固定材について、特徴点を抽出し、前記特徴点を、記憶部10において、前記二次元再構成画像に紐付けて記憶しておく。他方、前記術中診断二次元画像における骨患部および任意で固定材について、特徴点を抽出する。そして、調整部15により、術前計画の前記二次元再構成画像の骨患部と、前記術中診断二次元画像の骨患部とについて共通する特徴点を探索し、それぞれの骨患部の特徴点が重複するように、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像との位置、大きさおよび傾きを調整する。これによって、自動的に、両者の骨患部が重複するようにオーバーレイ表示された融合画像を生成できる。この形態において、支援装置1は、例えば、さらに、各画像における特徴点を抽出する特徴点抽出部と、各画像間での共通する特徴点を探索する特徴点探索部とを備えてもよい。
つぎに、図5に、支援装置1のハードウエア構成のブロック図を例示する。支援装置1は、例えば、CPU(中央処理装置)20、メモリ21、バス22、入力装置23、ディスプレイ24、通信デバイス25、記憶装置26等を有する。支援装置1の各部は、それぞれのインターフェース(I/F)により、バス22を介して、相互に接続されている。
CPU20は、支援装置1の全体の制御を担うプロセッサであり、CPUには限定されず、他のプロセッサでもよい。支援装置1において、CPU20により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的に、支援装置1は、例えば、CPU20が、診断画像取得部11、融合部12、再構成部14、調整部15等として機能する。
支援装置1は、例えば、バス22に接続された通信デバイス25により、通信回路網に接続でき、前記通信回路網を介して、外部機器とも接続できる。前記外部機器は、特に制限されず、例えば、前述の通りである。支援装置1と前記外部機器との接続方式は、特に制限されず、例えば、有線による接続でもよいし、無線による接続でもよい。前記有線による接続は、例えば、コードによる接続でもよいし、通信回線網を利用するためのケーブル等による接続でもよい。前記無線による接続は、例えば、通信回線網を利用した接続でもよいし、無線通信を利用した接続でもよい。前記通信回線網は、特に制限されず、例えば、公知の通信回線網を使用でき、前述と同様である。支援装置1と前記外部機器との接続形式は、例えば、USB等であってもよい。
メモリ21は、例えば、メインメモリを含み、前記メインメモリは、主記憶装置ともいう。CPU20が処理を行う際には、例えば、後述する補助記憶装置に記憶されている、本発明のプログラム等の種々のプログラム27を、メモリ21が読み込み、CPU20は、メモリ21からデータを受け取って、プログラム27を実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。メモリ21は、例えば、さらに、ROM(読み出し専用メモリ)を含む。
記憶装置26は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。記憶装置26は、例えば、記憶媒体と、前記記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。前記記憶媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等があげられ、前記ドライブは、特に制限されない。記憶装置26は、例えば、記憶媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)も例示できる。記憶装置26には、例えば、前述のように、プログラム27が格納され、前述のように、CPU20を実行させる際、メモリ21が、記憶装置26からプログラム27を読み込む。また、記憶装置26は、例えば、前述の三次元シミュレーション画像101、再構成された二次元再構成画像102等を記憶する。
支援装置1は、例えば、さらに、入力装置23、ディスプレイ24を有してもよい。入力装置23は、例えば、スキャナー、タッチパネル、キーボード等である。ディスプレイ24は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等があげられる。
つぎに、本実施形態の支援方法について説明する。本実施形態の支援方法は、例えば、図1および図5に示す支援装置1を用いて実施できる。なお、本実施形態の支援方法は、これらの図面に示す支援装置1の使用には限定されない。
本実施形態の支援方法は、前述のように、診断画像取得工程、融合工程、および出力工程を含む。
前記診断画像取得工程は、術中の患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得する工程であり、例えば、支援装置1の診断画像取得部11により実行できる。
前記融合工程は、前記患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とが、両者の大きさ、位置および方向が一致するようにオーバーレイした融合画像を生成する工程であり、例えば、支援装置1の融合部12により実行できる。前記術前計画の二次元再構成画像は、前述のように、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、前述のように、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像、DRR画像等が例示できる。前記二次元再構成画像は、例えば、支援装置1の記憶部10に記憶された情報を使用することができる。また、記憶部10に術前計画の三次元シミュレーション画像が記憶されている場合、本実施形態の支援方法は、例えば、さらに、再構成工程を含むことが好ましい。前記再構成工程は、前記三次元シミュレーション画像を、前記二次元再構成画像に再構成する工程であり、支援装置1の再構成部14により実行できる。前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像または前記投影像の輪郭線画像の場合、前記再構成工程は、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成工程、または前記三次元シミュレーション画像の投影像の輪郭線画像生成工程ともいい、前記二次元再構成画像が、前記DRR画像の場合、例えば、DRR画像生成工程ともいう。
前記出力工程は、前記融合画像を出力する工程であり、例えば、支援装置1の出力部13により実行できる。出力部13は、例えば、ディスプレイ24等の前記表示部でもよいし、前記外部装置に出力するための通信デバイス25でもよい。
本実施形態の支援方法は、例えば、さらに、調整工程を含んでもよい。前記調整工程は、前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置、および傾きの関係を調整する工程であり、例えば、支援装置1の調整部15により実行できる。
本発明は、骨部手術における医師の支援に使用できる。前記骨部手術の種類は、特に制限されず、また、対象部位も、特に制限されない。前記手術の種類は、例えば、骨折等に対する骨接合術、経皮的鋼線刺入固定術、関節脱臼骨折整復固定術、切断四肢再接合術、創外固定術等、脊椎手術、変形性関節症等に対する人工関節置換術等があげられ、前記対象部位は、例えば、関節(肩、肘、手、指節、股、膝、足、足趾、脊椎等)があげられる。前記固定材の種類も、特に制限されず、プレート、ボルト、髄内釘、ケーブル等があげられる。
[実施形態2]
本実施形態のプログラムは、前記実施形態1の支援方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
[実施例1]
手関節における橈骨遠位端骨折の患者に対して、前記固定材として掌側ロッキングプレートを用いて、骨接合術を施行した。32例の32手関節のうち、F群(16例)については、本発明を利用した。具体的には、F群の各患者について、術前に、骨折修復および固定材設置(内固定設置)の三次元シミュレーション画像を生成し、これをDRR画像に再構築したものを術前計画の二次元再構成画像として準備した。そして、術中、手術室のモニターに、術中の患者の患部のX線透視画像と前記術前計画の二次元再構成画像とをオーバーレイした融合画像を表示し、医師は、この融合画像を確認しながら、骨接合術を行った。
一方、残りの対照群(C群、16例)は、術前に、同様にして、シミュレーションにより三次元シミュレーション画像を生成した。そして、術中、手術室のモニターに、前記三次元シミュレーション画像と、術中のX線透視画像とを、別々に表示して、医師は、これらの画像を確認しながら、骨接合術を行った。
そして、前記F群と前記C群とについて、術前計画の三次元シミュレーション画像と、術後の三次元画像とから、整復位と内固定設置とを、以下のようにして評価した。前記術後の三次元画像は、患者の患部をCT装置で撮影して再構築された画像を使用した。
すなわち、術前計画の三次元シミュレーション画像および術後の三次元画像のそれぞれについて、冠状面におけるradial inclination、矢状面におけるvolar tiltを計測し、また、前記プレートの設置位置に関して、冠状面における橈骨遠位関節面からプレート遠位端までの距離、橈骨長軸に対するプレート軸の傾きおよび相対位置を計測した。また、スクリュー長について、術前計画と、術中の実際の選択とを比較した。そして、各評価項目について、術前計画と術後の差を算出し、F群とC群とを比較した。
その結果、橈骨遠位関節面からプレート遠位端までの距離について、術前計画と術後との差は、F群で有意に少なかった(F群:0.30±0.28mm、C群:0.79±0.55mm、F群とC群との有意差P<0.01)。また、スクリュー長について、術前計画と術後との差は、F群で有意に少なかった(F群:0.30±0.58mm、C群:0.57±0.84mm、F群とC群との有意差P<0.01)。プレート軸の傾き、相対位置、整復位に関しては、両群に差はなかった。
橈骨遠位関節面からプレート遠位端までの距離、および、スクリュー長は、骨折部の支持性の獲得や、内固定材と軟部組織との干渉による合併症発生の危険性を低減するために重要であることから、より正確であることが望ましい。本実施例によれば、前記融合画像を用いたF群において、その差が有意に少ないことから、より正確で適切な骨接合が行われたと言える。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
術前計画の三次元シミュレーション画像から再構築した二次元再構成画像と、術中に撮影した骨患部の術中診断二次元画像とをオーバーレイした融合画像を生成することによって、医師がより簡便に、術前計画に沿った骨部手術を行うことを支援できる。そして、術前計画に沿った手術によって、前述のような骨癒合不全や合併症等の発生を抑制できるため、本発明は、医療分野において極めて有用な技術である。
1 支援装置
10 記憶部
11 診断画像取得部
12 融合部
13 出力部
14 再構成部
15 調整部

Claims (18)

  1. 記憶部、診断画像取得部、融合部、および出力部を含み、
    前記記憶部は、
    患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像を記憶し、
    前記術前計画の二次元再構成画像が、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、
    前記診断画像取得部は、
    術中の前記患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得し、
    前記融合部は、
    前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とが、両者の大きさ、位置および方向が一致するようにオーバーレイした融合画像を生成し、
    前記出力部は、
    前記融合画像を出力する
    ことを特徴とする骨部手術の支援装置。
  2. さらに、再構成部を含み、
    前記記憶部は、
    前記三次元シミュレーション画像を記憶し、
    前記再構成部は、
    前記三次元シミュレーション画像を、前記二次元再構成画像に再構成する、請求項1に記載の支援装置。
  3. 前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
    前記再構成部が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成部、または前記三次元シミュレーション画像の投影像輪郭線画像生成部である、請求項2に記載の支援装置。
  4. 前記術中診断二次元画像が、X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像である、請求項1から3のいずれか一項に記載の支援装置。
  5. さらに、再構成部を含み、
    前記診断画像取得部が、
    術中の前記患者の骨患部の術中診断三次元画像を取得し、
    前記再構成部が、
    前記術中診断三次元画像を、二次元に再構成して、前記術中診断二次元画像を生成し、
    前記診断画像取得部が、
    前記術中診断二次元画像を取得する、請求項1から4のいずれか一項に記載の支援装置。
  6. 前記術中診断二次元画像が、前記X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
    前記再構成部が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成部または前記三次元画像の投影像輪郭線画像生成部である、請求項5に記載の支援装置。
  7. 前記融合部は、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像について、それぞれの参照点および輪郭線の少なくとも一方により、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正する、請求項1から6のいずれか一項に記載の支援装置。
  8. さらに、調整部を含み、
    前記調整部は、
    前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置および傾きの関係を調整する、請求項1から7のいずれか一項に記載の支援装置。
  9. 診断画像取得工程、融合工程、および出力工程を含み、
    前記診断画像取得工程は、
    術中の患者の骨患部の術中診断二次元画像を取得し、
    前記融合工程は、
    前記患者の骨患部に対する術前計画の二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像とが、両者の大きさ、位置および方向が一致するようにオーバーレイした融合画像を生成し、
    前記術前計画の二次元再構成画像が、前記骨患部の整復位と前記整復位を固定する固定材の設置位置とを示す三次元シミュレーション画像を、二次元に再構成した画像であり、
    前記出力工程は、
    前記融合画像を出力する
    ことを特徴とする骨部手術の支援方法。
  10. さらに、再構成工程を含み、
    前記再構成工程は、
    前記三次元シミュレーション画像を、前記二次元再構成画像に再構成する、請求項9に記載の支援方法。
  11. 前記二次元再構成画像が、前記三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
    前記再構成工程が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成工程または前記三次元シミュレーション画像の投影像輪郭線画像生成工程である、請求項10に記載の支援方法。
  12. 前記術中診断二次元画像が、X線透視画像、三次元画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像である、請求項9から11のいずれか一項に記載の支援方法。
  13. さらに、再構成工程を含み、
    前記診断画像取得工程が、
    術中の前記患者の骨患部の術中診断三次元画像を取得し、
    前記再構成工程が、
    前記術中診断三次元画像を、二次元に再構成して、前記術中診断二次元画像を生成する、請求項9から12のいずれか一項に記載の支援方法。
  14. 前記術中診断二次元画像が、前記X線透視画像、三次元シミュレーション画像の投影像、または前記投影像の輪郭線画像であり、
    前記再構成工程が、前記三次元シミュレーション画像の投影像生成工程、または前記三次元画像の投影像の輪郭線画像生成工程である、請求項13に記載の支援方法。
  15. 前記融合工程は、前記二次元再構成画像および前記術中診断二次元画像について、それぞれの参照点および輪郭線の少なくとも一方から、両者の大きさ、位置および方向が一致するように補正する、請求項9から14のいずれか一項に記載の支援方法。
  16. さらに、調整工程を含み、
    前記調整工程は、
    前記融合画像における前記二次元再構成画像と前記術中診断二次元画像との、大きさ、位置、および傾きの関係を調整する、請求項9から15のいずれか一項に記載の支援方法。
  17. 請求項9から16のいずれか一項に記載の骨部手術の支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2018239989A 2018-12-21 2018-12-21 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体 Pending JP2020099533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018239989A JP2020099533A (ja) 2018-12-21 2018-12-21 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018239989A JP2020099533A (ja) 2018-12-21 2018-12-21 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020099533A true JP2020099533A (ja) 2020-07-02

Family

ID=71140314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018239989A Pending JP2020099533A (ja) 2018-12-21 2018-12-21 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020099533A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024016248A1 (zh) * 2022-07-21 2024-01-25 中国人民解放军总医院第一医学中心 一种用于股骨手术的图像配准系统及方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097220A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Toshiba Corp 手術支援装置
JP2015530127A (ja) * 2012-07-12 2015-10-15 アーオー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト 選択可能な術前、術中、または術後ステータスで少なくとも1つの解剖学的構造のグラフィカル3dコンピュータモデルを動作するための方法
JP2016043211A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 富士フイルム株式会社 画像位置合せ装置、方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015530127A (ja) * 2012-07-12 2015-10-15 アーオー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト 選択可能な術前、術中、または術後ステータスで少なくとも1つの解剖学的構造のグラフィカル3dコンピュータモデルを動作するための方法
JP2014097220A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Toshiba Corp 手術支援装置
JP2016043211A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 富士フイルム株式会社 画像位置合せ装置、方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024016248A1 (zh) * 2022-07-21 2024-01-25 中国人民解放军总医院第一医学中心 一种用于股骨手术的图像配准系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200390503A1 (en) Systems and methods for surgical navigation and orthopaedic fixation
US10376318B2 (en) Surgical assistance apparatus, program, storage medium, and surgical assistance method
US10039606B2 (en) Rotational position determination
Esfandiari et al. A deep learning framework for segmentation and pose estimation of pedicle screw implants based on C-arm fluoroscopy
US20160117817A1 (en) Method of planning, preparing, supporting, monitoring and/or subsequently checking a surgical intervention in the human or animal body, apparatus for carrying out such an intervention and use of the apparatus
US11957418B2 (en) Systems and methods for pre-operative visualization of a joint
US20150227679A1 (en) Method for generating a graphical 3d computer model of at least one anatomical structure in a selectable pre-, intra-, or postoperative status
EP3054851B1 (en) Method for optimally visualizing a morphologic region of interest of a bone in an x-ray image
JP2017507689A (ja) 少なくとも1つの解剖学的構造の3d参照コンピュータモデルを生成するための方法
JP2017532165A (ja) 脊椎不安定性を測定して評価するためのシステム及び方法
US20220183760A1 (en) Systems and methods for generating a three-dimensional model of a joint from two-dimensional images
US20140324182A1 (en) Control system, method and computer program for positioning an endoprosthesis
JP2023526458A (ja) 骨折整復のための術中撮像、並びに仮想モデリング方法、システム、及び手段
US11478207B2 (en) Method for visualizing a bone
US11051781B2 (en) Medical diagnostic imaging apparatus
Keil et al. Fluoroscopic imaging: New advances
Ikeda et al. Novel 3-dimensional analysis to evaluate temporomandibular joint space and shape
JP2020099533A (ja) 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体
Messmer et al. Image fusion for intraoperative control of axis in long bone fracture treatment
EP3659512B1 (en) System and method for remote visualization of medical images
JP2014135974A (ja) X線診断装置
US10706546B2 (en) Method for operating a medical imaging device and a medical imaging device
Zimmerer et al. Intraoperative Imaging and Postoperative Quality Control
WO2021182077A1 (ja) 骨部手術の支援装置、支援方法、プログラム、および記録媒体
US20240273760A1 (en) Method And Device For Reproducing Position And Orientation Of (Long) Bone Fragments

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220912

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230306