JP2020098515A - 管理装置及び管理システム - Google Patents

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陽介 柳田
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健治 松江
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Maiko Tezuka
麻衣子 手塚
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陽介 大久保
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Abstract

【課題】医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績を容易に把握する管理装置及び管理システムを提供すること。【解決手段】実施形態の管理装置は、収集部と、出力部とを有する。収集部は、医用レポートの作成に用いられた医用画像の画像解析に利用されたアプリケーションを特定する特定情報を、複数の前記医用レポートから収集する。出力部は、収集された複数の前記特定情報を用いて、前記アプリケーションの利用状況を示す情報を出力する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、管理装置及び管理システムに関する。
病院等において、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績を把握したいという要望がある。この要望に応える技術として、例えば、診断や治療の目的に応じた医療画像処理システムの専用アプリケーションを提供するサービスセンタが、専用アプリケーションの使用実績に基づいて使用料を算出する技術が知られている。また、ユーザが必要としている医療情報の生成を行う上で適切なアプリケーションをワークフローマネージャが選択し、選択されたアプリケーションに関する情報を記憶する技術も知られている。
しかし、上記技術においては、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績の把握が容易ではない場合がある。例えばサービスセンタから提供される使用実績と、病院における診療オーダ等とを対応付けることが難しい場合がある。また、ワークフローマネージャを用いた場合には、診療オーダの提出元である医師等ではなく、診療オーダの提出先である技師等により選択されたアプリケーションを特定できないことがある。
特開2003−271924号公報 特開2015−114691号公報 特開2015−222469号公報
本発明が解決しようとする課題は、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績を容易に把握することである。
実施形態の管理装置は、収集部と、出力部とを有する。収集部は、医用レポートの作成に用いられた医用画像の画像解析に利用されたアプリケーションを特定する特定情報を、複数の前記医用レポートから収集する。出力部は、収集された複数の前記特定情報を用いて、前記アプリケーションの利用状況を示す情報を出力する。
図1は、第1の実施形態に係る実績管理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る実績管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るアプリテーブルの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るオーダテーブルの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るレポートテーブルの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る日別の実績表示画面の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る臨床アプリごとの実績表示画面の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る個別の臨床アプリの実績表示画面の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る想定症例別の実績表示画面の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る実績管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図11は、第1の実施形態に係る目的判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、管理装置及び管理システムの実施形態について詳細に説明する。本実施形態において、医用画像とは、例えばX線CT装置(CT;Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置などの医用画像診断装置(モダリティ(Modality))により撮影された患者の画像を示す。また、本実施形態において、画像解析とは、例えば臨床において医用画像に対する読影を担当する医師(以下において「読影者」と表記する場合がある)や画像の確認をする技師による読影や確認を支援する等の目的で、医用画像に対する画像処理を行うことを示す。本実施形態における画像解析は、例えば医用画像から骨部分を除去したり、血管部分を抽出したりする処理や、3次元の情報を反映した2次元画像データを生成するボリュームレンダリング(VR:Volume Rendering)処理などを含むが、これらに限られない。また、以下において、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションを、「臨床アプリ」と表記する場合がある。
図1は、第1の実施形態に係る実績管理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る実績管理システム1は、実績管理装置10と、RIS(Radiology Information System)20と、PACS(Picture Archiving and Communication System)30と、PACSビューア31と、アプリサーバ40と、HIS(Hospital Information System)50とを有する。
図1において、実績管理装置10は、例えば、医用画像に対する画像解析に用いられた臨床アプリに関する情報を収集して、画像解析における臨床アプリの利用状況に関する情報を出力する。RIS20は、各種のモダリティによる医用画像の撮影や、医用画像に基づく医用レポートのオーダを出力する。RIS20は、例えばDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)仕様のワークリストサーバにより実装される。
図1において、PACS30は、収集された医用画像を記憶したり、医用画像に対して各種画像処理を行ったりする装置である。PACS30は、各種画像処理を行う際に、外部の臨床アプリを用いる場合がある。PACSビューア31は、例えばPACS30に対する操作を受け付け、またPACS30から出力される情報を表示する端末である。PACSビューア31は、例えばPACS30の管理者(不図示)や読影者(不図示)等により操作される。
図1において、アプリサーバ40は、例えば、臨床アプリを実行するコンピュータである。アプリサーバ40は、PACS30の指示により臨床アプリを実行して医用画像に対する画像解析を行い、実行結果をPACS30に出力する。HIS50は、電子カルテの生成や医事会計の管理など、病院全体の情報を管理するシステムである。なお、以下において、実績管理装置10以外の各装置については公知のコンピュータにより実装されるため、詳細な説明は省略する。
図1において、まず、RIS20は、PACS30に対し、医用画像を用いた医用レポートの生成などのオーダを出力する(ステップS11)。本実施形態において、RIS20は、医用画像に対する読影レポートの生成に関するオーダを出力する。この際、実績管理装置10は、RIS20から出力された、オーダに関する情報を取得する(ステップS12)。なお、本実施形態において、オーダは、医用画像の撮影をさらに要求するものであってもよく、また医用画像の撮影に関するオーダが、読影レポートの生成に関するオーダをさらに含むものであってもよい。
PACS30は、例えば読影者が操作するPACSビューア31から、臨床アプリを用いた画像解析の要求を受け付けると、当該臨床アプリを実行するアプリサーバ40に、医用画像P1に対する画像解析を要求する(ステップS21)。
アプリサーバ40は、PACS30から画像解析の要求を受け付けると、医用画像P1に対して画像解析を行い、新たな医用画像P2を生成する。新たな医用画像P2は、例えば、医用画像P1に対し、臨床アプリが血管識別のための画像解析を施して生成された画像である。また、アプリサーバ40は、新たな医用画像P2に、画像解析を実行した臨床アプリを識別する情報を示すタグを付して、PACS30に出力する(ステップS22)。
PACS30は、例えば、PACSビューア31に、医用画像P2を表示させる。PACSビューア31は、例えば、医用画像P2を参照した読影者から、医用画像P2に対する読影レポートの文章の入力を受け付ける。そして、PACS30は、医用画像P2と、入力された文章とを含む読影レポートR1をHIS50に出力する(ステップS31)。その際、実績管理装置10は、PACS30から出力された読影レポートR1に関する情報を取得する(ステップS32)。実績管理装置10は、取得した読影レポートR1に関する情報と、読影レポートR1に対応するオーダに関する情報とを用いて、読影レポート生成時に用いられた臨床アプリの利用状況を集計して出力する。
図2は、第1の実施形態に係る実績管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。図2に示すように、実績管理システム1において、実績管理装置10と、RIS20と、PACS30と、PACSビューア31と、アプリサーバ40a及び40bと、HIS50とは、それぞれ有線又は無線による病院内のネットワークNWを通じて相互に接続される。なお、ネットワークNWには、モダリティ(Modality)等の病院におけるその他の各装置(不図示)も接続されている。なお、実績管理システム1に含まれるアプリサーバ40の数は任意であり、アプリサーバ40を1台だけ含むような構成でも、3台以上含むような構成であってもよい。また、以下において、アプリサーバ40a及び40bを区別せずに表現する場合は、単に「アプリサーバ40」と表記する場合がある。
図2において、実績管理装置10は、通信I/F(Interface)11と、入力I/F12と、ディスプレイ13と、記憶回路14と、処理回路15とを有する。
通信I/F11は、処理回路15に接続され、ネットワークNを介して接続された実績管理装置10との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、通信I/F11は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
入力I/F12は、処理回路15に接続され、実績管理装置10の管理者(不図示)から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路15に出力する。例えば、入力I/F12は、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等である。
ディスプレイ13は、処理回路15に接続され、処理回路15から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、ディスプレイ13は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。
記憶回路14は、処理回路15に接続され、各種データを記憶する。例えば、記憶回路14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。本実施形態では、記憶回路14は、例えば、図2に示すように、アプリテーブル141と、オーダテーブル142と、レポートテーブル143とを記憶する。
アプリテーブル141は、臨床アプリの利用目的等の情報を記憶する。ここで、アプリテーブル141に記憶される情報は、例えばアプリサーバ40により入力され、又は実績管理装置10の管理者により入力される。
図3は、第1の実施形態に係るアプリテーブルの一例を示す図である。例えば、アプリテーブル141は、図3に示すように、「アプリID」と、「検査目的」と、「対象病名」と、「対象モダリティ1」及び「対象モダリティ2」と、「パラメータ1」及び「パラメータ2」とを対応付けた情報である。ここで、図3における「アプリID」は、当該臨床アプリを一意に識別する識別子(IDentifier)を示す。「検査目的」は、当該臨床アプリによる画像解析の目的を示す。「対象病名」は、当該臨床アプリの画像解析の対象となる疾病の名称を示す。「対象モダリティ1」及び「対象モダリティ2」は、当該臨床アプリによる画像解析の対象となる医用画像が、どのモダリティにより撮影されたものであるかを示す。「パラメータ1」及び「パラメータ2」は、当該臨床アプリが適応する医用画像の属性を示す。なお、図3に示すテーブルには「対象モダリティ」及び「パラメータ」の欄が2つずつ設けられているが、欄の数はこれに限られない。また、検査対象の部位など、その他の情報をさらに含んでもよい。なお、以下において、データが登録されていない欄は「―」で示される。以下に説明するその他のテーブルにおいても同様である。
例えば、図3に示すテーブルの1段目のレコードは、アプリID「XXXA」の臨床アプリは、「癌」を対象とした「腫瘍識別」を目的とし、「CT」により「造影」して撮影された医用画像を対象とすることを示す。また、図3に示すテーブルの2段目のレコードは、アプリID「XXXB」の臨床アプリは、「梗塞」を対象とした「血管抽出」を目的とし、「CT」又は「MRI」により撮影された「非造影」の医用画像を対象とすることを示す。
次に、オーダテーブル142は、例えばRISから出力された、読影レポート生成のオーダに関する情報を記憶する。ここで、オーダテーブル142は、例えば後に説明する収集機能151により設定される。
図4は、第1の実施形態に係るオーダテーブルの一例を示す図である。例えば、オーダテーブル142は、図4に示すように、「オーダID」と、「画像ID1」及び「画像ID2」と、「検査目的」と、「想定病名」と、「依頼元」と、「対象部位」と、「パラメータ」とを対応付けた情報である。ここで、図4における「オーダID」は、当該オーダを一意に識別する識別子を示す。「画像ID1」及び「画像ID2」は、当該オーダにおいて読影の対象となる画像を一意に識別する識別子を示す。「検査目的」は、当該オーダの対象となる読影レポートの検査目的を示す。「想定病名」は、当該オーダに含まれる、オーダを出力した段階で想定される疾病の名称を示す。「依頼元」は、当該オーダを出力した医師や病院等を示す。「対象部位」は、当該オーダにおいて読影対象とする部位を示す。「パラメータ」は、当該読影の対象とする医用画像の属性を示す。なお、図4に示すテーブルには「画像ID」の欄が2つ設けられ、「パラメータ」の欄が1つ設けられているが、欄の数はこれらに限られない。また、オーダが医用画像の撮影に関するものであるか又はレポートの生成に関するものであるか等のオーダの種別、モダリティの種別や装置、プロトコル、撮影方法、撮影を実施する技師の氏名など、その他の情報をさらに含んでもよい。
例えば、図4に示すテーブルの1段目のレコードは、オーダID「Ord0001」のオーダは、画像ID「Pic0001」及び「Pic0011」の「造影」された「胸部」の医用画像に対する、「肺癌」を想定した「腫瘍識別」を目的とする読影を依頼するもので、「放射線科の●●医師」により依頼されたことを示す。また、例えば、図4に示すテーブルの2段目のレコードは、オーダID「Ord0002」のオーダは、画像ID「Pic0002」の「頭部」の医用画像に対する、「脳梗塞」を想定した「血管抽出」を目的とする読影を依頼するもので、「●●病院脳外科」により依頼されたことを示す。また、例えば、図4に示すテーブルの3段目のレコードは、オーダID「Ord0003」のオーダは、画像ID「Pic0003」の「下部消化器」の医用画像に対する、「膵腫瘤」を想定した「腫瘍識別」を目的とする読影を依頼するもので、「消化器科の●●医師」により依頼されたことを示す。
次に、レポートテーブル143は、オーダに対応して生成された読影レポートに関する情報を記憶する。ここで、レポートテーブル143は、例えば収集機能151により設定される。
図5は、第1の実施形態に係るレポートテーブルの一例を示す図である。例えば、レポートテーブル143は、図5に示すように、「レポートID」と、「オーダID」と、「画像ID1」及び「画像ID2」と、「アプリID1」及び「アプリID2」と、「所見」と、「目的外」と、「寄与」と、「生成日」とを対応付けた情報である。ここで、図5における「レポートID」は、オーダIDに対応して生成された読影レポートを一意に識別する識別子を示す。なお、「画像ID1」及び「画像ID2」は、当該読影レポートの対象となった、画像解析後の画像を一意に識別する画像IDを記憶する。「アプリID1」及び「アプリID2」は、「画像ID1」及び「画像ID2」のいずれかの画像に対する画像解析に用いられた臨床アプリを特定するタグを示す。なお、本実施形態において、臨床アプリを特定するタグは、例えば画像解析の対象となった医用画像に付与される、当該臨床アプリのアプリIDである。「所見」は、当該読影レポートにおいて示される疾病の名称を示す。「目的外」は、当該読影レポートの生成の際に画像解析に用いられた臨床アプリが、当該臨床アプリの検査目的以外の目的において利用されたことを示すフラグである。「寄与」は、当該読影レポートの生成の際に画像解析に用いられた臨床アプリが、当該読影レポートにおける所見に寄与したことを示すフラグである。なお、各フラグには、条件に該当する場合は「Y」が登録され、条件に該当しない場合には「―」となる。「生成日」は、当該読影レポートが生成された日を示す。なお、「アプリID1」及び「アプリID2」の欄の数は2つに限られない。また、読影レポートの生成に際し、臨床アプリが利用されなかった場合、「アプリID1」及び「アプリID2」の欄は「―」となる。
例えば、図5に示すテーブルの1段目のレコードは、オーダID「Ord0001」のオーダに対応するレポートID「Rep0001」の読影レポートは、アプリID「XXXB」の臨床アプリにより画像解析された、画像ID「PicB001」及び「PicB011」の画像に関するもので、所見が「肺癌」であることを記憶する。また、図5に示すテーブルの1段目のレコードは、例えば、当該読影レポートが「2018年9月7日」に生成され、アプリID「XXXB」の臨床アプリは目的外に利用されており、かつ所見に寄与していないことを記憶する。なお、本実施形態において、画像ID「PicB001」の画像は、画像ID「Pic0001」の画像に対してアプリID「XXXB」の臨床アプリにより画像解析されて生成された画像であり、画像ID「PicB011」の画像は、画像ID「Pic0011」の画像に対してアプリID「XXXB」の臨床アプリにより画像解析されて生成された画像である。また、例えば、図5に示すテーブルの2段目のレコードは、オーダID「Ord0002」のオーダに対応するレポートID「Rep0002」の読影レポートは、アプリID「XXXA」及び「XXXC」の各臨床アプリにより画像解析された画像ID「PicAC02」の画像に関するもので、所見が「脳梗塞」であることを記憶する。また、図5に示すテーブルの2段目のレコードは、例えば、当該読影レポートが「2018年9月7日」に生成され、アプリID「XXXA」及び「XXXC」の臨床アプリを用いた画像解析は目的外利用には該当せず、かつ所見に寄与していないことを記憶する。さらに、例えば、図5に示すテーブルの段目のレコードは、オーダID「Ord0003」のオーダに対応するレポートID「Rep0003」の読影レポートは、アプリID「XXXA」の臨床アプリにより画像解析された画像ID「Pic0003」の画像に関するもので、所見が「副脾」であることを記憶する。また、図5に示すテーブルの3段目のレコードは、例えば、当該読影レポートが「2018年9月8日」に生成され、アプリID「XXXA」の臨床アプリを用いた画像解析は目的外利用には該当せず、かつ所見に寄与したことを記憶する。
図2に戻って、処理回路15は、収集機能151と、判定機能152と、出力機能153とを実行する。ここで、収集機能151は、収集部の一例である。判定機能152は、判定部の一例である。また、出力機能153は、出力部の一例である。ここで、例えば、図2に示す処理回路15の構成要素である収集機能151、判定機能152及び出力機能153の各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路14に記録されている。処理回路15は、各プログラムを記憶回路14から読み出し、読み出した各プログラムを実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路15は、図2の処理回路15内に示された各機能を有することとなる。
なお、収集機能151、判定機能152及び出力機能153の全ての処理機能がコンピュータによって実行可能な1つのプログラムの形態で、記憶回路14に記録されていてもよい。例えば、このようなプログラムは、実績管理プログラムとも称される。この場合、処理回路15は、実績管理プログラムを記憶回路14から読み出し、読み出した実績管理プログラムを実行することで実績管理プログラムに対応する収集機能151、判定機能152及び出力機能153を実現する。
処理回路15における収集機能151は、臨床アプリやオーダ、読影レポートに関する各種の情報を収集する。例えば、収集機能151は、アプリサーバ40から、導入された臨床アプリに関するアプリID、検査目的、対象病名等の情報を収集し、アプリテーブル141に格納する。又は、収集機能151は、実績管理装置10の管理者から、入力I/F12を通じて入力された、臨床アプリに関するアプリID、検査目的、対象病名等の情報を収集し、アプリテーブル141に格納する。また、収集機能151は、例えば、RIS20がPACS30に読影レポートを要求するオーダを送信する際に、当該オーダに関するオーダID、画像ID、検査目的、想定病名等の情報を収集し、オーダテーブル142に格納する。換言すると、オーダテーブル142のレコードは、収集機能151がオーダに関する情報を収集するごとに1つずつ増加する。さらに、収集機能151は、例えば、PACS30がHIS50に読影レポートを送信する際に、当該読影レポートに関するレポートID、画像ID、所見等の情報を収集し、レポートテーブル143に格納する。この際、収集機能151は、例えば、PACS30にアクセスして、画像IDに対応する画像にタグ情報が付されている場合、当該タグ情報を取得し、レポートテーブル143に格納する。換言すると、レポートテーブル143のレコードは、収集機能151がオーダに関する情報を収集するごとに1つずつ増加する。
収集機能151は、例えば、オーダや読影レポートに含まれるタグを取得し、タグに対応付けられたオーダIDや画像ID等の情報を特定して収集するが、実施の形態はこれに限られない。例えば、収集機能151は、読影レポートに用いられる構造化レポートを解析することにより、医用レポートの記載内容を特定してもよい。また、収集機能151は、読影レポートの記載内容に対する形態素解析を行うことにより、読影レポートに記載された所見により特定される疾病の名称等を特定するような構成であってもよい。
判定機能152は、オーダに関する情報と、アプリに関する情報又は読影レポートに関する情報とを比較して、条件に合致するか否かを判定する。判定機能152は、例えば、図5に示すようなレポートテーブル143に記憶された「オーダID」並びに「アプリID1」及び「アプリID2」を読み出す。次に、判定機能152は、オーダテーブル142を参照し、レポートテーブル143の「オーダID」に合致するレコードの「検査目的」を取得する。次に、判定機能152は、アプリテーブル141を参照し、レポートテーブル143の「アプリID1」又は「アプリID2」に合致するレコードの「検査目的」を取得する。そして、判定機能152は、オーダテーブル142から取得した「検査目的」と、アプリテーブル141から取得した「検査目的」とが一致するか否かを判定する。判定機能152は、双方の「検査目的」が一致しないと判定した場合、レポートテーブル143の該当するレコードの「目的外」に「Y」を登録する。
例えば、図5に示すようなレポートテーブル143のレポートID「Rep0001」のレコードのオーダID「Ord0001」に対応するオーダテーブル142のレコードの「検査目的」は、図4に示すように「腫瘍識別」である。一方、レポートテーブル143のレポートID「Rep0001」のレコードのアプリID1「XXXB」に対応するアプリテーブル141のレコードの「検査目的」は、図3に示すように「血管抽出」である。この場合、判定機能152は、双方の「検査目的」が一致しないと判定するので、レポートテーブル143のレポートID「Rep0001」のレコードの「目的外」に「Y」を登録する。一方、例えば、図5に示すようなレポートテーブル143のレポートID「Rep0003」のレコードのオーダID「Ord0003」に対応するオーダテーブル142のレコードの「検査目的」は、図4に示すように「腫瘍識別」である。一方、レポートテーブル143のレポートID「Rep0003」のレコードのアプリID1「XXXA」に対応するアプリテーブル141のレコードの「検査目的」は、図3に示すように「腫瘍識別」である。この場合、判定機能152は、双方の「検査目的」が一致すると判定するので、レポートテーブル143のレポートID「Rep0003」のレコードの「目的外」には何も登録しない。
また、判定機能152は、例えば、図5に示すようなレポートテーブル143に記憶された「オーダID」及び「所見」を読み出す。次に、判定機能152は、オーダテーブル142を参照し、レポートテーブル143の「オーダID」に合致するレコードの「想定病名」を取得する。そして、判定機能152は、オーダテーブル142から取得した「想定病名」と、レポートテーブル143から取得した「所見」とが一致するか否かを判定する。判定機能152は、「想定病名」と「所見」とが一致しないと判定した場合、例えば、画像解析後の医用画像を読影することにより「所見」が変化したと考えられる場合、レポートテーブル143の該当するレコードの「寄与」に「Y」を登録する。
例えば、図5に示すようなレポートテーブル143のレポートID「Rep0001」のレコードの所見「肺癌」と、当該レコードのオーダID「Ord0001」に対応するオーダテーブル142のレコードの想定病名「肺癌」は一致する。この場合、判定機能152は、「想定病名」と「所見」とが一致すると判定するので、レポートテーブル143のレポートID「Rep0001」のレコードの「寄与」には何も登録しない。一方、レポートテーブル143のレポートID「Rep0003」のレコードの所見「副脾」と、当該レコードのオーダID「Ord0003」に対応するオーダテーブル142のレコードの想定病名「膵腫瘤」とは一致しない。この場合、判定機能152は、「想定病名」と「所見」とが一致しないと判定するので、レポートテーブル143のレポートID「Rep0003」のレコードの「寄与」に「Y」を登録する。
次に、出力機能153は、レポートテーブル143に記憶された、医用画像の画像解析に用いられた臨床アプリに関する情報を用いて、読影レポート生成時における臨床アプリの利用状況に関する情報を生成して出力する。その際、出力機能153は、臨床アプリの利用状況を、臨床アプリが利用された日付や、読影レポートの対象部位、検査目的等、各種の条件により絞り込み、又は分類する。また、出力機能153は、各種の条件により絞り込まれ、又は分類された臨床アプリの利用状況を、例えばグラフ化して、実績管理装置10の管理者の端末(不図示)の画面等に出力する。
例えば、出力機能153は、図5に示すようなレポートテーブル143のうち、「生成日」によって臨床アプリの利用状況を分類することにより、図6に示すようなグラフを出力する。図6は、第1の実施形態に係る日別の実績表示画面の一例を示す図である。図6に示す画面90aには、画面のタイトル91aと、日付ごとの臨床アプリの利用状況のグラフ92aと、メッセージ欄93aとが表示される。図6に示すように、画面のタイトル91aは、「各臨床アプリの日別利用状況」である。また、グラフ92aは、「9月7日」に「6件」の読影レポートが生成され、そのうち「4件」の読影レポートで臨床アプリが利用され、「2件」の読影レポートには臨床アプリが利用されなかったことを示す。同様に、グラフ92aは、「9月8日」に「2件」の読影レポートで臨床アプリが利用され、「2件」の読影レポートには臨床アプリが利用されなかったことを示す。さらに、グラフ92aは、「9月9日」に「5件」の読影レポートで臨床アプリが利用され、「1件」の読影レポートには臨床アプリが利用されなかったこと、「9月10日」に「1件」の読影レポートで臨床アプリが利用され、「4件」の読影レポートには臨床アプリが利用されなかったことをそれぞれ示す。なお、図6に示すように、メッセージ欄93aにはメッセージは表示されない。
また、例えば、出力機能153は、図5に示すようなレポートテーブル143のうち、「アプリID1」又は「アプリID2」が登録されているレコード、すなわち読影レポートの生成に臨床アプリが利用されたレコードを絞り込んでもよい。この場合、出力機能153は、絞り込まれたレコードを、「アプリID1」又は「アプリID2」によって分類することにより、図7に示すようなグラフを出力してもよい。図7は、第1の実施形態に係る臨床アプリごとの実績表示画面の一例を示す図である。図7に示す画面90bには、画面のタイトル91bと、臨床アプリの種類ごとの利用状況のグラフ92bと、メッセージ欄93bとが表示される。図7に示すように、画面のタイトル91bは、グラフ92bが、9月7日から10日の期間における「各臨床アプリの利用内訳」を示すグラフであることを示す。グラフ92bは、当該期間において、「臨床アプリA」が「4件」の読影レポートで利用されたことを示す。同様に、グラフ92bは、当該期間において、「臨床アプリB」が「2件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリC」が「5件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリD」が「1件」の読影レポートで利用されたことを示す。なお、図7に示すように、メッセージ欄93bにはメッセージは表示されない。
また、例えば、出力機能153は、図5に示すようなレポートテーブル143のうち、「アプリID1」又は「アプリID2」に「XXXA」が登録されているか否かにより、レコードを分類してもよい。この際、出力機能153は、分類されたレコードを、さらに「目的外」及び「寄与」により分類することにより、図8に示すようなグラフを出力してもよい。図8は、第1の実施形態に係る個別の臨床アプリの実績表示画面の一例を示す図である。図8に示す画面90cには、画面のタイトル91cと、臨床アプリAの利用状況のグラフ92cと、メッセージ欄93cとが表示される。図8に示すように、画面のタイトル91cは、グラフ92cが、9月1日から7日の期間における「臨床アプリAの利用状況」を示すグラフであること、及び臨床アプリAのアプリIDが「XXXA」であることを示す。グラフ92cは、当該期間において、「臨床アプリA」が「9件」の読影レポートで利用され、そのうち「1件」では所見に寄与したことを示す。同様に、グラフ92cは、当該期間において、「臨床アプリA」は「21件」の読影レポートでは利用されなかったことを示す。なお、図8に示すように、メッセージ欄93cには、レポートID「Rep0001」の読影レポートの生成の際に、臨床アプリAが目的外において利用されたことを示すメッセージが表示される。
また、例えば、出力機能153は、図5に示すようなレポートテーブル143のうち、「アプリID1」又は「アプリID2」が登録されているレコードに絞り込み、さらにオーダテーブル142に登録された「想定症例」によって分類することにより、図9に示すようなグラフを出力してもよい。図9は、第1の実施形態に係る想定症例別の実績表示画面の一例を示す図である。図9に示す画面90dには、画面のタイトル91dと、想定症例別の臨床アプリの利用状況のグラフ92dと、メッセージ欄93dとが表示される。図9に示すように、画面のタイトル91dは、グラフ92dが、9月1日から7日の期間における「各臨床アプリの想定症例別利用状況」を示すグラフであることを示す。グラフ92dは、当該期間において、「肺癌」を想定症例とするオーダに対して、「臨床アプリA」が「4件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリB」及び「臨床アプリC」がそれぞれ「2件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリD」が「1件」の読影レポートで利用されたことを示す。同様に、グラフ92dは、当該期間において、「肝癌」を想定症例とするオーダに対して、「臨床アプリA」及び「臨床アプリC」がそれぞれ「2件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリB」が「4件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリD」が「1件」の読影レポートで利用されたことを示す。同様に、グラフ92dは、当該期間において、「大腸癌」を想定症例とするオーダに対して、「臨床アプリA」、「臨床アプリB」及び「臨床アプリC」がそれぞれ「2件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリD」が「1件」の読影レポートで利用されたことを示す。同様に、グラフ92dは、当該期間において、「その他」の想定症例であるオーダに対して、「臨床アプリA」及び「臨床アプリC」がそれぞれ「1件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリB」が「2件」の読影レポートで利用され、「臨床アプリD」が「4件」の読影レポートで利用されたことを示す。なお、図9に示すように、メッセージ欄93dにはメッセージは表示されない。
なお、上述した各種の条件は一例であり、また各種の条件は組み合わせて用いられてもよい。例えば、分類の条件として確定診断のついた疾患を用いて、臨床アプリの利用状況に関する情報を分類し、さらに検査目的や想定病名の条件により臨床アプリの利用状況に関する情報を絞り込んでもよい。
次に、第1の実施形態に係る実績管理システム1による処理の手順について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、第1の実施形態に係る実績管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
例えば、図10に示すように、本実施形態に係る実績管理システム1では、まず、RIS20が、ネットワークNを通じて、PACS30に読影レポートの生成に関するオーダを出力する(ステップS11)。RIS20が出力するオーダは、例えば、画像ID、検査目的、医師や病院等の依頼科、対象部位、モダリティ、パラメータ等の情報を含む。また、実績管理装置10は、RIS20が出力したオーダに関する情報を取得し(ステップS12)、オーダテーブル142にオーダ情報を登録する(ステップS13)。
続いて、PACS30は、読影レポートの生成に際し、臨床アプリによる画像解析の処理要求を、アプリサーバ40に出力する(ステップS21)。処理要求は、例えば、アプリIDや画像IDを含む。これに応じて、アプリサーバ40は、画像解析を行った後の画像データに、当該臨床アプリを一意に識別するタグ情報を付与したDICOM形式のデータを、PACS30に出力する(ステップS22)。その後、PACS30は、アプリタグが付けられた画像データを含む読影レポートを、HIS50に出力する(ステップS31)。PACS30が出力する読影レポートは、例えば、アプリタグが付された画像データ以外に、画像ID、レポートID、レポートの本文のテキストデータ等を含む。この際、実績管理装置10は、PACS30が出力した読影レポートに関する情報を取得し(ステップS32)、レポートテーブル143に読影レポートに関する情報を登録する(ステップS33)。
そして、実績管理装置10は、目的判定処理を実行する(ステップS6)。図11は、第1の実施形態に係る目的判定処理の一例を示すフローチャートである。ここで、図11におけるステップS60は、例えば、処理回路15が判定機能152に対応するプログラムを記憶回路14から読み出して実行することにより実現される。また、ステップS61からS65までの各処理は、例えば、処理回路15が判定機能152に対応するプログラムを記憶回路14から読み出して実行することにより実現される。
例えば、図11に示すように、本実施形態に係る実績管理システム1では、まず、処理回路15は、PACS30から読影レポートに関する情報を取得したか否かを判定する(ステップS60)。処理回路15は、読影レポートに関する情報を取得していないと判定した場合(ステップS60否定)、読影レポートに関する情報を取得するまで待機する。処理回路15は、読影レポートに関する情報を取得したと判定した場合(ステップS60肯定)、読影レポートに関する情報をレポートテーブル143に登録する。
次に、処理回路15は、レポートテーブル143に登録された当該レコードの「検査目的」と、当該レポートのアプリIDに対応する、アプリテーブル141に登録された当該臨床アプリの「検査目的」とが合致するか、すなわち臨床アプリの利用目的が合致するか否かを判定する(ステップS61)。処理回路15は、臨床アプリの利用目的が合致すると判定した場合(ステップS61肯定)、ステップS63に移行する。
一方、処理回路15は、臨床アプリの利用目的が合致しないと判定した場合(ステップS61否定)、レポートテーブル143に「目的外」フラグを登録する(ステップS62)。その後、ステップS63に移行する。
次に、処理回路15は、オーダテーブル142を参照し、レポートテーブル143に登録されたオーダIDに対応するオーダの「想定病名」を特定する(ステップS63)。そして、処理回路15は、「想定病名」と、レポートテーブル143に登録された「所見」とが合致するか否かを判定する(ステップS64)。処理回路15は、「想定病名」と「所見」とが合致すると判定した場合(ステップS64肯定)、処理を終了する。
一方、処理回路15は、「想定病名」と「所見」とが合致しないと判定すると(ステップS64否定)、レポートテーブル143に「寄与」フラグを登録し(ステップS65)、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態に係る実績管理システム1は、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績を容易に把握することができるので、例えば読影レポートの生成に際し、臨床アプリがどれだけ寄与しているか、また適切な目的に利用されているかを容易に特定できる。
(変形例)
上述した実施形態では、医用レポートの一例として、読影医により作成される読影レポートを用いる構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、HISにおいて生成される、HISに登録された電子カルテや、VNA(Vendor Neutral Archives)に登録された患者の情報等を医用レポートとして用いるような構成であってもよい。例えば、電子カルテに記載された診断病名が、RISから出力されたオーダに記載された想定病名から変化したか否かを判定することにより、電子カルテに対応付けられた医用画像の画像解析に用いられた臨床アプリが、診断病名の特定に寄与したか否かを特定することができる。
また、臨床アプリの使用実績を、DICOM画像に付されたタグ情報を用いて収集する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、臨床アプリが、DICOM画像に付すタグ情報とは別個に、画像解析に利用されたことを示す情報を出力する場合、出力された情報を用いて、画像解析に利用された臨床アプリを特定するような構成であってもよい。また、画像解析に利用された臨床アプリに関する情報を医用画像と対応付けて記憶するデータベースを参照して、医用レポートに対応付けられた医用画像の画像解析に利用された臨床アプリを特定するような構成であってもよい。さらに、医用レポートには用いられていない、PACSに登録された医用画像に含まれるタグ情報を用いて、医用画像の画像解析に利用された臨床アプリを特定してもよい。このように、複数のソースから臨床アプリの使用実績に関する情報を取得することにより、より精度よく臨床アプリの使用実績を特定することができる。
また、上述した実施形態では、RISから取得した、放射線科によるオーダに基づく臨床アプリの利用状況を特定する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、HISから取得した、臨床診療科による診療オーダに基づいて、臨床アプリの利用状況を特定するような構成であってもよい。これにより、放射線科以外の診療科についても、臨床アプリの使用実績を特定することができる。
上述した各実施形態の説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。ここで、メモリにプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合には、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
ここで、プロセッサによって実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)や記憶部等に予め組み込まれて提供される。なお、このプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)−ROM、FD(Flexible Disk)、CD−R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供又は配布されてもよい。例えば、このプログラムは、各機能部を含むモジュールで構成される。実際のハードウェアとしては、CPUが、ROM等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、各モジュールが主記憶装置上にロードされて、主記憶装置上に生成される。
また、各実施形態における管理システムの構成は上記したものに限られず、例えば、PACS30が処理回路15の一部又は全部の機能を実装してもよく、また記憶回路14が記憶する内容の一部又は全部を記憶してもよい。例えば、PACS30が処理回路15の全部の機能を実装し、記憶回路14が記憶する内容の全部を記憶することにより、PACS30上において実績管理装置10と同様の構成を実装することができる。また、実績管理装置10の処理回路15が有する各機能がクラウド上に実装され、記憶回路14が記憶する内容がクラウド上に記憶されてもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、医用画像の画像解析に利用されるアプリケーションの使用実績を容易に把握することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 実績管理システム
10 実績管理装置
11 通信I/F
12 入力I/F
13 ディスプレイ
14 記憶回路
141 アプリテーブル
142 オーダテーブル
143 レポートテーブル
15 処理回路
151 収集機能
152 判定機能
153 出力機能
20 RIS
30 PACS
31 PACSビューア
40a、40b アプリサーバ
50 HIS

Claims (5)

  1. 医用レポートの作成に用いられた医用画像の画像解析に利用されたアプリケーションを特定する特定情報を、複数の前記医用レポートから収集する収集部と、
    収集された複数の前記特定情報を用いて、前記アプリケーションの利用状況を示す情報を出力する出力部と
    を備える管理装置。
  2. 前記収集部は、前記画像解析により生成された解析済画像に含まれる、当該画像解析に利用されたアプリケーションを特定できるタグ情報を収集する請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記医用画像の撮影目的と、前記医用画像の画像解析に利用されたアプリケーションの利用目的とが合致するか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記出力部は、前記撮影目的が前記アプリケーションの利用目的と合致しないと判定された場合、前記アプリケーションが目的外利用されたことを示す情報を出力する請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記収集部は、前記医用画像の撮影を指示するオーダに関する情報をさらに収集し、
    前記判定部は、前記オーダに含まれる想定病名と、前記医用レポートに含まれる診断病名とが合致するか否かを判定し、
    前記出力部は、前記想定病名と前記診断病名とが合致しないと判定した場合に、前記アプリケーションが診断に寄与したことを示す情報を出力する請求項3に記載の管理装置。
  5. 医用レポートの作成に用いられた医用画像の画像解析に利用されたアプリケーションを特定する特定情報を、複数の前記医用レポートから収集する収集部と、
    収集された複数の前記特定情報を用いて、前記アプリケーションの利用状況を示す情報を出力する出力部と
    を有する管理システム。
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