JP2020098496A - 情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置の情報処理をユーザ毎に効率的に行うこと。【解決手段】本願に係る情報処理プログラムは、コンピュータにより実行される情報処理プログラムであって、端末装置により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する取得手順と、取得手順により取得された履歴情報に基づいて、端末装置による処理状況を時間帯ごとに推定する推定手順と、推定手順により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する決定手順とをコンピュータに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
近年、スマートフォン等の携帯端末の普及やインターネット網の発達に伴い、より良いサービスを提供するために、ユーザから提供されたデータに基づいてユーザの行動予測を行うことで、サービスの質を向上させることが望まれている。
従来、ユーザの利用する端末のメモリの利用状況に基づいてバックエンドの情報処理を行う技術が知られている。例えば、ユーザが行った操作の内容を示す情報を含む操作ログを取得する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、ユーザの行動パターンを検出する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、例えば、ユーザの行動データに基づいてユーザの置かれたオケージョンを推定する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。また、例えば、ユーザの行動データに基づいてコンテンツを配信する技術が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2016−71669号公報 特許第5904021号公報 特許第6022499号公報 特許第6283260号公報
しかしながら、上記の従来技術では、端末装置の情報処理をユーザ毎に効率的に行うことができるとは限らなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、端末装置の情報処理をユーザ毎に効率的に行うことができる情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理プログラムは、端末装置により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する取得手順と、前記取得手順により取得された履歴情報に基づいて、前記端末装置による処理状況を時間帯ごとに推定する推定手順と、前記推定手順により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、前記端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する決定手順とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、端末装置の情報処理をユーザ毎に効率的に行うことができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る履歴情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る履歴情報記憶部の一例(その2)を示す図である。 図5は、実施形態に係る処理情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が端末装置10により実行される例を示す。
〔情報処理システムの構成〕
図1では、端末装置10により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報に基づいて、端末装置10に係る処理状況を時間帯ごとに推定することで、所定の処理を実行させる時間帯を決定する例を示す。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ウェアラブルデバイスや、スマートスピーカー等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
端末装置10は、位置情報を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、Wifiやケーブルを用いた接続状況を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、ジャイロセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、予めインストールされた所定のアプリケーション(以下、適宜「アプリ」と呼ぶ)の起動状況を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、充電状況を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、温度情報を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、照度情報を検出するセンサを備えた情報処理装置であってもよい。
以下、図1を用いて、情報処理の一例を説明する。端末装置10は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報を取得する(ステップS1)。例えば、端末装置10は、時間帯毎の処理状況を示すCPU(Central Processing Unit)の使用率に関するCPU情報を取得する(なお、CPUの使用率とは、端末装置10に係る処理状況の一例である)。ここで、CPUが0%とは、端末装置10に係る処理状況が0%であり、例えば端末装置10が使われていない状態である。例えば、CPUが0%とは、端末装置10が未使用の状態(例えば、端末装置10の電源がOFFの状態)を示す。
また、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて処理状況を時間帯毎に推定する(ステップS2)。図1に示す例では、推定した時間帯毎の処理状況をグラフで示す。
また、端末装置10は、推定した時間帯毎の処理状況に基づいて、処理を実行させる時間帯を決定する(ステップS3)。図1に示す例では、端末装置10は、処理#1を9時から10時の時間帯に行うことを決定する。
また、端末装置10は、決定した時間帯に所定の処理を実行する(ステップS4)。
以下、図1の例を用いて、端末装置10により実行される情報処理の一例について説明する。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理は、端末装置10により実行される。なお、実施形態に係る情報処理は、複数台の端末装置10により実行されてもよい。
図1に示す例では、端末装置10は、履歴情報LOG1を取得する。履歴情報LOG1は、各々の時間帯に対応するCPU情報を有する。図1では、履歴情報LOG1は、2018年11月30日に実行された情報処理の履歴を示す。例えば、履歴情報LOG1は、6時から7時の時間帯において、端末装置10のCPUの使用率が10%であることを示す。また、履歴情報LOG1は、7時から8時の時間帯において、端末装置10のCPUの使用率が75%であることを示す。同様に、端末装置10は、2018年12月1日に実行された情報処理として、履歴情報LOG2を取得してもよい。
図1では、端末装置10は、処理状況を時間帯毎に推定する。グラフGR1は、推定された各時間帯の処理状況をプロットしたグラフであり、例えば取得した履歴情報を時間帯毎に平均化したグラフである。図1では、グラフGR1は、CPUの使用率を示すCPU情報を平均化したグラフである。例えば、端末装置10は、取得した履歴情報が履歴情報LOG1と履歴情報LOG2である場合には、履歴情報LOG1と履歴情報LOG2のCPU情報を平均化したグラフを生成する。具体的な例を挙げると、端末装置10は、取得した履歴情報LOG1の9時から10時の時間帯に対応するCPU情報が20%であり、取得した履歴情報LOG2の9時から10時の時間帯に対応するCPU情報が30%である場合には、9時から10時の時間帯に対応するCPU情報が25%になるようなグラフを生成する。このように、端末装置10は、過去に実行された情報処理の履歴情報に基づくため、ユーザ毎に処理状況を効果的に推定することができる。なお、端末装置10は、例えば、履歴情報を多項式補間やスプライン補間等、任意の内挿技術を用いて補間することで、履歴情報からグラフGR1を生成してよい。
また、グラフGR1では、所定の時間帯をバンドで示す。例えば、バンドBD1は、9時から10時の時間帯を示すバンドである。また、例えば、バンドBD2は、18時から19時の時間帯を示すバンドである。また、例えば、バンドBD3は、1時から2時の時間帯を示すバンドである。
図1では、端末装置10は、実行される所定の処理に関する情報を取得する。例えば、は、処理INF1を取得する。処理INF1は、処理#1に掛かる時間が15分であり、処理#2に掛かる時間が60分であり、処理#3に掛かる時間が30分であり、処理#4に掛かる時間が10分であることを示す。このように、所定の処理によって、処理に掛かる時間は様々である。
ここで、端末装置10により実行される所定の処理とは、具体的な例を挙げると、ウィルススキャンや、データ更新や、バックアップや、アップデータである。例えば、所定の処理として、OS(Operating System)のデータ更新が含まれる。ここで、図1に示される処理#1がウィルススキャンである場合には、処理INF1は、ウィルススキャンの処理に15分の時間が掛かることを示す。
図1では、端末装置10は、決定情報DET1を生成する。具体的には、端末装置10は、実行される各所定の処理が所定の条件を満たす時間帯に処理が実行されるように時間帯を決定することにより決定情報DET1を生成する。ここで、所定の条件を満たす時間帯とは、例えば端末装置10のCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間帯である。すなわち、端末装置10は、各処理に掛かる時間よりも長く端末装置10のCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間に各処理が実行されるような各時間帯に決定する。図1の例を用いると、端末装置10は、処理#1に掛かる時間である15分よりも長くCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間帯に決定する。
また、端末装置10は、所定の条件を満たす時間帯のうち、所定の時間帯を優先的に選択してもよい。例えば、端末装置10は、CPUの使用率が平均して最も低くなる時間帯を優先的に選択してもよい。また、例えば、端末装置10は、所定の処理に掛かる時間よりもできる限り長くCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間帯を優先的に選択してもよい。また、例えば、端末装置10は、予め定められた所定の時間帯に属する時間帯を優先的に選択してもよい。具体的には、端末装置10は、昼の時間帯として予め定められた11時から17時までの時間帯を優先的に選択してもよい。
また、例えば、端末装置10は、各時間帯に対する所定の処理の優先度に基づいて、所定の条件を満たす時間帯に実行される処理として、所定の処理を優先的に選択する。例えば、端末装置10は、所定の処理が移動手段のダイヤ改正の更新である場合には、朝の早い時間帯として予め定められた時間帯に対する所定の処理の優先度を高くする。そして、端末装置10は、所定の条件を満たす時間帯のうち、出来る限り早い時間帯にダイヤ改正の更新の処理が実行されるように時間帯を決定する。
また、例えば、端末装置10は、所定の処理がOSのアップデートである場合には、端末装置10の利用が制限されるため、昼の時間帯として予め定められた時間帯に対する所定の処理の優先度を低くする。そして、端末装置10は、所定の条件を満たす時間帯のうち、出来る限り日中の時間帯にOSのアップデートの処理が実行されないように決定する。この場合において、端末装置10は、所定の条件を満たす時間帯のうち、出来る限り遅い時間帯にOSのアップデートの処理が実行されるように時間帯を決定してもよい。
図1に示す例では、端末装置10は、処理#1を9時から10時の時間帯に行うことを決定する。なぜなら、9時から10時の時間帯における端末装置10のCPUの使用率が所定の条件を満たすからである。同様の理由により、端末装置10は、処理#2を18時から19時の時間帯に行うことを決定する。また、端末装置10は、処理#3と処理#4とを1時から2時の時間帯に行うことを決定する。具体的な例を挙げると、朝の早い時間帯に決定された処理#1はダイヤ改正の更新であり、夜の遅い時間帯に決定された処理#4はOSのアップデートである。
〔情報処理のバリエーション〕
以下、実施形態にかかる情報処理のバリエーションについて説明する。
〔ライフルーチン〕
端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて利用者の生活の習慣(言い換えると、ライフルーチン)を示す生活情報を推定する。例えば、端末装置10は、利用者が何時に就寝して何時に起床するのかといった生活情報を推定する。図1に示す例では、端末装置10は、グラフGR1により示される1日の時間帯のうち24時以降の処理状況が低いため(又は、常に所定の閾値以内であるため)、利用者は24時に就寝すると推定する。
また、端末装置10は、グラフGR1により示される1日の時間帯のうち7時から9時頃の処理状況が急激に増加するため、利用者は7時前に起床すると推定する。また、端末装置10は、1日の時間帯のうち13時から17時の処理状況はゼロではないが、7時から9時頃の処理状況と比べて少ないため、利用者は仕事中又は学業中であると推定する。このように、端末装置10は、1日の時間帯におけるユーザの生活情報を推定して所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよい。
また、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて利用者の曜日毎の生活情報を推定する。例えば、端末装置10は、曜日毎の履歴情報に基づいて1日の時間帯毎の処理状況を推定する。具体的な例を挙げると、端末装置10は、毎週月曜日の履歴情報を各時間で平均化することで月曜日の処理状況を推定する。なお、端末装置10は、毎週月曜日の履歴情報を時間軸で平均化することで月曜日の処理状況を推定するグラフを生成してもよい。また、端末装置10は、毎週休日の履歴情報を各時間で平均化することで休日の処理状況を推定してもよい。
このように、端末装置10は、特定の曜日毎の生活情報を推定して所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよい。例えば、端末装置10は、平日の24時以降の処理状況が低い場合であっても、毎週土曜日の24時以降の処理状況が高い場合には、利用者は土曜に深夜遅くまで起きている可能性が高いと推定してもよい。
〔センサ情報〕
端末装置10は、履歴情報とセンサ情報とに基づいて時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、履歴情報と共に位置情報を取得する。そして、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と位置情報とに基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、位置情報が初めて検出された位置を示した場合には、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、利用者が初めて訪れたと推定された位置にいる間には、処理を行わないようにしてもよい。例えば旅行中の場合である。
また、端末装置10は、位置情報が定期的に検出された位置を示した場合には、利用者が出張中であると推定して、出張中である場合の履歴情報に基づいて処理状況の負担が小さくなる時間帯に処理を実行するようにしてもよい。例えば、端末装置10は、所定の位置情報で所定の時間帯における処理状況が多い場合には、利用者が出張中であると推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、処理を行わないようにする。
なお、端末装置10は、位置情報に基づいて時間帯毎の処理状況を推定してもよい。例えば、端末装置10は、所定の時間帯における日常の処理状況が30%の場合でも、位置情報を含む履歴情報に基づいて、処理状況が50%であると推定してもよい。このように、端末装置10は、位置情報に基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよいし、時間帯毎の処理状況を推定してもよい。
例えば、端末装置10は、履歴情報と共に接続状況を取得する。ここでの接続状況とは、Wifi等の無線やケーブル等の有線による接続状況である。そして、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と接続状況とに基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、端末装置10が無線や有線でインターネットに接続されている場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、接続されている間は処理を行わないようにする。
なお、端末装置10は、接続状況に基づいて時間帯毎の処理状況を推定してもよい。例えば、端末装置10は、所定の時間帯における日常の処理状況が30%の場合でも、接続状況を含む履歴情報に基づいて、処理状況が50%であると推定してもよい。このように、端末装置10は、接続状況に基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよいし、時間帯毎の処理状況を推定してもよい。
例えば、端末装置10は、履歴情報と共に物理的な状態に関する情報を取得する。例えば、端末装置10は、ジャイロセンサにより検出された情報を取得する。具体的には、端末装置10は、端末装置10の角度状態に関する情報を取得する。そして、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、端末装置10の物理的な状態に関する情報とに基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、端末装置10が垂直状態の場合には、端末装置10がポケットの中にある可能性が高いと推定して、処理に掛かる時間が所定の閾値以内の所定の処理を優先的に選択して処理を行ってもよい。また、端末装置10は、端末装置10が水平状態の場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、処理を行わないようにしてもよい。
なお、端末装置10は、物理的な状態に関する情報に基づいて時間帯毎の処理状況を推定してもよい。例えば、端末装置10は、所定の時間帯における日常の処理状況が30%の場合でも、物理的な状態に関する情報を含む履歴情報に基づいて、処理状況が50%であると推定してもよい。このように、端末装置10は、物理的な状態に関する情報に基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよいし、時間帯毎の処理状況を推定してもよい。
例えば、端末装置10は、履歴情報と共に予めインストールされたアプリの起動状況を取得する。例えば、端末装置10は、ゲームアプリの起動状況を取得する。そして、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、アプリの起動状況とに基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、ゲームアプリが起動中の場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、処理を行わないようにする。また、端末装置10は、履歴情報に基づいてゲームアプリの起動状況の優先度を高くしてもよい。例えば、端末装置10は、ゲームアプリの起動の頻度が多い場合には利用者がゲーマーである可能性が高いと推定して、ゲームアプリの起動状況の優先度を高くしてもよい。
なお、端末装置10は、アプリの起動状況に基づいて時間帯毎の処理状況を推定してもよい。例えば、端末装置10は、所定の時間帯における日常の処理状況が30%の場合でも、アプリの起動状況を含む履歴情報に基づいて、処理状況が50%であると推定してもよい。このように、端末装置10は、アプリの起動状況に基づいて、所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよいし、時間帯毎の処理状況を推定してもよい。
例えば、端末装置10は、充電状況を含む履歴情報に基づいて処理状況を推定してもよい。例えば、端末装置10は、所定の時間帯における端末装置10の充電状況の履歴情報に基づいて、端末装置10が充電中である頻度が高い所定の時間帯では処理状況の負担が小さいと推定してもよい。例えば、端末装置10は、充電中である頻度が高い所定の時間帯では、処理に掛かる時間が所定の閾値以上の所定の処理を優先的に選択して処理を行ってもよい。
〔複数の端末装置で処理を行う場合〕
端末装置10は、複数の端末装置10がある場合において、各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。すなわち、端末装置10は、複数の端末装置間で、各端末装置に実行させる時間帯を決定する。例えば、端末装置10は、複数の端末装置10における端末装置毎に推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。言い替えると、端末装置10は、端末装置毎の処理状況に基づいて、各時間帯に処理を行う端末装置の優先順位を決定する。例えば家庭に複数の端末装置10がある場合を一例として説明する。
例えば、端末装置10は、家庭に子供用の端末装置と両親用の端末装置とがある場合には、子供は先に就寝する可能性が高いと推定して、子供用の端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を先の時間帯(又は夜の早い時間帯)に決定する。そして、端末装置10は、両親は後に就寝する可能性が高いと推定して、両親用の端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を後の時間帯(又は夜の遅い時間帯)に決定する。同様に、端末装置10は、子供は後に起床する可能性が高いと推定して、子供用の端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を後の時間帯(又は朝の遅い時間帯)に決定する。そして、端末装置10は、両親は先に起床する可能性が高いと推定して、両親用の端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を先の時間帯(又は朝の早い時間帯)に決定する。
このように、端末装置10は、所定の関係を有する複数の端末装置間で、各端末装置により取得された情報の送受信を行うことによって、所定の処理を各端末装置に実行させる時間帯を決定する。
また、端末装置10は、所定の関係を有する複数の端末装置に、所定の処理に関する情報を配分してもよい。例えば、家庭に4台の端末装置10があり、各々の端末装置10に所定の処理を実行させる場合を例とする。この場合において、1台の端末装置10が4台分の所定の処理に関する情報を所定のサーバから受信することにより、その1台の端末装置10が、残りの3台の端末装置10に所定の処理に関する情報を送信してもよい。このようにして、実施形態に係る情報処理は、各々の端末装置10に其々の所定の時間帯に所定の処理を実行させることができる。
〔中断可能な処理を優先する場合〕
端末装置10は、処理の実行中に利用者の操作に応じて停止又は中断可能な処理を優先的に選択する。例えば、端末装置10は、予め定められた所定の時間帯に属する時間帯において、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、途中で停止又は中断可能な処理を優先的に実行させてもよい。例えば、端末装置10は、日中の所定の時間帯に定期的に端末装置10を利用する可能性がある場合には、利用者の操作に応じて停止又は中断可能な処理を優先して選択してもよい。
〔情報処理サーバで処理を行う場合〕
なお、実施形態に係る情報処理は、情報処理サーバ100により行われてもよい。例えば、情報処理サーバ100は、端末装置10から履歴情報を取得することで、実施形態に係る情報処理を行ってもよい。図2に示すように、実施形態に係る情報処理は、端末装置10と、情報処理サーバ100とにより行われてもよい(以下、端末装置10と、情報処理サーバ100とを含む情報処理のシステムを、適宜「情報処理システム1」と呼ぶ)。例えば、端末装置10と、情報処理サーバ100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続されてもよい。なお、図2に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理サーバ100が含まれてもよい。
端末装置10は、情報処理サーバ100との間で情報の送受信を行うことによって、所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよい。
また、実施形態に係る情報処理は、例えば複数の端末装置間で情報の送受信を行う場合などのように各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を別々になるように決定するため、情報処理サーバ100に掛かる処理の負荷を軽減させることができる。
以下、実施形態に係る情報処理が、情報処理サーバ100により実行される場合の処理を説明する。情報処理サーバ100は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報を取得する。情報処理サーバ100は、取得した履歴情報に基づいて、端末装置10による処理状況を時間帯毎に推定する。また、情報処理サーバ100は、処理状況を時間帯毎に推定するグラフを生成してもよい。例えば、情報処理サーバ100は、図1に示すグラフGR1を生成する。ここで、情報処理サーバ100は、取得した履歴情報を所定の条件を満たす各時間で平均化することによりグラフを生成してもよい。ここで、所定の条件を満たす各時間とは、例えば曜日毎における各時間である。
また、情報処理サーバ100は、端末装置10により実行される所定の処理に関する情報を取得する。例えば、情報処理サーバ100は、図1に示す処理INF1を取得する。また、情報処理サーバ100は、実行される各所定の処理が所定の条件を満たす時間帯に処理が実行されるように時間帯を決定する。ここで、所定の条件を満たす時間帯とは、例えば端末装置10のCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間帯である。情報処理サーバ100は、各所定の処理の時間帯を決定することにより、図1に示す決定情報DET1を生成する。
なお、情報処理サーバ100は、所定の条件を満たす時間帯のうち、所定の時間帯を優先的に選択してもよい。例えば、情報処理サーバ100は、端末装置10のCPUの使用率が平均して最も低くなる時間帯を優先的に選択してもよい。なお、情報処理サーバ100は、各時間帯に対する所定の処理の優先度に基づいて、所定の条件を満たす時間帯に実行される処理として、所定の処理を優先的に選択してもよい。例えば、所定の処理が移動手段のダイヤ改正の更新の場合や、OSのアップデートの場合である。
また、情報処理サーバ100は、決定した時間帯に処理を行わせるための制御情報を端末装置10に送信する。例えば、情報処理サーバ100は、決定情報DET1に基づく時間帯に各処理を行わせるための制御情報を端末装置10に送信する。端末装置10は、情報処理サーバ100から送信された制御情報に従って、所定の時間帯に所定の処理を実行する。
〔2.端末装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14と、センサ15と、記憶部120とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理サーバ100との間で情報の送受信を行う。また、通信部11は、所定の関係を有する複数の端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
また、端末装置10がスマートスピーカーである場合には、端末装置10は音声入力装置(例えば、マイク等)を有し、入力部12は、音声入力装置を介して受付けた音声を用いて、上述した各種の処理を実行するものとする。例えば、入力部12は、ユーザが発した音声の内容を各種の音声解析技術により特定し、特定した内容に応じて各種の処理を実行する。
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13は、利用者の操作に応じて各種情報を表示する。
(センサ15)
センサ15は、端末装置10の側部又は内部に備えられたセンサであり任意の情報を検出する。センサ15は、例えば端末装置10の物理的な状態を測定する任意のセンサである。例えば、センサ15は、ジャイロセンサ、加速度センサ、又は音センサ等である。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、履歴情報記憶部121と、処理情報記憶部122とを有する。
履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報を記憶する。例えば、履歴情報記憶部121は、曜日毎に端末装置10により実行された情報処理の履歴情報を、対応する曜日毎に記憶してもよい。ここで、図3に、実施形態に係る履歴情報記憶部121の一例を示す。図3に示すように、履歴情報記憶部121は、「ログID」、「取得日時」、「曜日」、「処理状況」といった項目を有する。
「ログID」は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報を識別するための識別情報を示す。「処理日時」は、情報処理が端末装置10に実行された日時を示す。「曜日」は、情報処理が端末装置10に実行された日時の曜日を示す。「処理状況」は、情報処理によって実行された端末装置10のCPUの使用率を示す。例えば、「処理状況」は、所定の時間において、アプリ毎に実行された端末装置10のCPUの使用率を示す。
また、履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報と共に、端末装置10の位置情報を対応付けて記憶してもよい。また、履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報と共に、端末装置10の接続状況を対応付けて記憶してもよい。また、履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報と共に、端末装置10の物理的な状態を対応付けて記憶してもよい。また、履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報と共に、端末装置10のアプリの起動状況を対応付けて記憶してもよい。また、履歴情報記憶部121は、端末装置10により実行された情報処理の履歴情報と共に、端末装置10の充電状態に関する情報を対応付けて記憶してもよい。
ここで、図4に、実施形態に係る履歴情報記憶部121の一例を示す。図4に示すように、履歴情報記憶部121は、「ログID」、「取得日時」、「曜日」、「処理状況」といった項目の他に、「位置情報」、「接続状況」、「物理状態」、「起動状況」、「充電状態」、「温度」、「照度」といった項目を有してもよい。
図4の「ログID」と、「取得日時」と、「曜日」と、「処理状況」は、図3と同様である。「位置情報」は、情報処理が実行された際の端末装置10の位置情報を示す。例えば、「位置情報」には、所在地など(例えば市区町村等、公的機関により指定された住所)の位置情報が記憶される。「接続状況」は、情報処理が実行された際の端末装置10の接続情報を示す。「物理状態」は、情報処理が実行された際の端末装置10の物理的な状態に関する情報を示す。「起動状況」は、情報処理が実行された際の端末装置10のアプリの起動状況を示す。「充電状態」は、情報処理が実行された際の端末装置10の充電状態に関する情報を示す。
「温度」は、情報処理が実行された際の端末装置10の温度情報を示す。「温度」には、例えばゲームや動画が長時間利用された際の端末装置10の温度情報が記憶される。「照度」は、情報処理が実行された際の端末装置10の周囲の照度情報を示す。「照度」には、例えば就寝前の寝室で利用された際の端末装置10の周囲の照度情報が記憶される。また、「照度」には、例えば屋外で利用された際の端末装置10の周囲の照度情報が記憶される。
処理情報記憶部122は、実行される所定の処理に関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る処理情報記憶部122の一例を示す。図5に示すように、処理情報記憶部122は、「処理ID」、「処理情報」、「処理時間」、「処理負担」といった項目を有する。
「処理ID」は、端末装置10に実行される所定の処理を識別するための識別情報を示す。「処理情報」は、端末装置10に実行される所定の処理の情報を示す。「処理時間」は、端末装置10に実行される所定の処理に掛かる時間を示す。「処理負担」は、端末装置10に実行される所定の処理によるCPUの使用率を示す。
なお、図2に示されていないが、記憶部120は、決定情報記憶部123を有してもよい。決定情報記憶部123は、決定部145により決定された決定情報を記憶する。例えば、決定情報記憶部123は、所定の処理を実行する時間帯に関する情報を記憶する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、端末装置10により実行された情報処理の履歴を取得するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部14は、取得部141と、推定部142と、生活推定部143と、算出部144と、決定部145と、検出部146とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
上述のように、制御部14に係る各処理部は、各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、取得部141が実行する処理は、例えば情報処理プログラムに係る取得手順により実現される。同様に、推定部142が実行する処理は、情報処理プログラムに係る推定手順により実現され、生活推定部143が実行する処理は、情報処理プログラムに係る生活推定手順により実現され、算出部144が実行する処理は、情報処理プログラムに係る算出手順により実現され、決定部145が実行する処理は、情報処理プログラムに係る決定手順により実現され、検出部146が実行する処理は、情報処理プログラムに係る検出手順により実現される。
(取得部141)
取得部141は、端末装置10により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する。例えば、取得部141は、曜日毎の履歴情報を取得する。
取得部141は、履歴情報と共に、端末装置10の位置情報を取得する。また、取得部141は、履歴情報と共に、端末装置10の接続状況を取得する。また、取得部141は、履歴情報と共に、端末装置10の物理的な状態に関する情報を取得する。また、取得部141は、履歴情報と共に、端末装置10のアプリの起動状況を取得する。また、取得部141は、履歴情報と共に、端末装置10により実行されたアプリの起動状況のうちゲームアプリの起動状況を取得する。また、取得部141は、端末装置10の充電状態に関する情報を取得する。
取得部141は、端末装置10により実行される所定の処理に関する情報を取得する。例えば、取得部141は、端末装置10により実行される複数のアプリの更新情報を取得する。例えば、取得部141は、ウィルススキャン、データ更新、バックアップ、又はアップデータに関する更新情報を取得する。
なお、取得部141は、記憶部120に格納された情報を取得する。例えば、取得部141は、履歴情報記憶部121に記憶された履歴情報を取得する。また、例えば、取得部141は、処理情報記憶部122に記憶された所定の処理に関する情報を取得する。
(推定部142)
推定部142は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて、端末装置10による処理状況を時間帯毎に推定する。例えば、推定部142は、端末装置10の充電状態を含む履歴情報に基づいて、処理状況を推定する。また、推定部142は、履歴情報記憶部121に記憶された温度情報に基づいて、例えばゲームや動画が長時間利用されている時間帯を推定する。また、推定部142は、履歴情報記憶部121に記憶された照度情報(例えば、暗い、明るい等)に基づいて、例えば就寝前の寝室での処理状況や、屋外での処理状況を推定する。なお、推定部142は、照度情報に基づいて、例えば就寝前の時間帯や、屋外にいる時間帯を推定してもよい。
(生活推定部143)
生活推定部143は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて、利用者の生活の習慣を示す生活情報を推定する。例えば、生活推定部143は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて、利用者の曜日毎の生活情報を推定する。
(算出部144)
算出部144は、推定部142により推定された時間帯毎の処理状況の各々の信用度を算出する。ここで、算出部144により算出された信用度が高いほど、推定部142による処理状況の推定が統計的に正確であることを意味する。また、算出部144は、生活推定部143により推定された利用者の生活情報の信用度を算出する。なお、算出部144により算出された信用度が高いほど、生活推定部143による生活情報の推定が統計的に正確であることを意味する。
(決定部145)
決定部145は、推定部142により推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。
決定部145は、生活推定部143により推定された生活情報に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、生活推定部143によって利用者の平日の起床時間が7時頃であると推定された場合には、7時前の時間帯を決定する。また、例えば、決定部145は、生活推定部143によって利用者の平日の就寝時間が24時頃であると推定された場合には、24時以降の時間帯を決定する。また、決定部145は、生活推定部143により推定された曜日毎の生活情報に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、生活推定部143によって利用者の土曜の就寝時間が夜遅いと推定された場合には、日曜の朝頃の時間帯を決定する。
決定部145は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、取得部141により取得された位置情報とに基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、端末装置10の位置情報が初めて検出された位置を示した場合には、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、利用者が初めて訪れたと推定された位置にいる間は、所定の処理を行わないようにしてもよい。
決定部145は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、取得部141により取得された接続状況とに基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、端末装置10が無線や有線でインターネットに接続されている場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、接続されている間は処理を行わないようにする。
決定部145は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、取得部141により取得された物理的な状態に関する情報とに基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、端末装置10が垂直状態の場合には、端末装置10がポケットの中にある可能性が高いと推定して、処理に掛かる時間が所定の閾値以内の所定の処理を優先的に選択してもよい。例えば、決定部145は、端末装置10が水平状態の場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、処理を行わないようにしてもよい。
決定部145は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、取得部141により取得されたアプリの起動状況とに基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、アプリが起動中の場合には、利用者が端末装置10を利用している可能性が高いと推定して、仮に所定の時間帯における日常の処理状況の負担が小さくても、処理を行わないようにする。
決定部145は、取得部141により取得された履歴情報に基づいて推定された時間帯毎の処理状況と、取得部141により取得されたゲームアプリの起動状況とに基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。また、決定部145は、取得部141によって取得された履歴情報に基づいてゲームアプリの起動状況の優先度を高くしてもよい。例えば、決定部145は、ゲームアプリの起動の頻度が多い場合には利用者がゲーマーである可能性が高いと推定して、ゲームアプリの起動状況の優先度を高くしてもよい。
決定部145は、所定の処理として、利用者の操作に対して所定の応答を行う処理よりも優先度が低い処理を実行させる時間帯を決定する。
決定部145は、予め定められた所定の時間帯に属する時間帯を優先して決定する。例えば、決定部145は、一日のうち昼の時間帯として予め定められた時間帯に属する時間帯を優先して決定する。例えば、決定部145は、昼の時間帯として予め定められた11時から17時までの時間帯の中から優先的に選択してもよい。
決定部145は、複数の端末装置10について、端末装置毎に推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、各端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。例えば、決定部145は、複数の端末装置10における端末装置毎に推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。言い替えると、決定部145は、端末装置毎の処理状況に基づいて、各時間帯に処理を行う端末装置の優先順位を決定する。
決定部145は、処理状況が所定の条件を満たす時間帯において実行する処理として、その時間帯よりも処理に掛かる時間が短い処理を優先的に選択する。例えば、決定部145は、処理状況が常に所定の閾値以下となる時間帯よりも処理に掛かる時間が短い処理を優先的に選択する。また、決定部145は、各処理に掛かる時間よりも長く端末装置10のCPUの使用率が常に所定の閾値以下となる時間に各処理が実行されるように各時間帯を決定する。
決定部145は、端末装置10により実行される処理として、その処理の実行中に利用者の操作に応じて中断可能な処理を優先的に選択する。例えば、決定部145は、利用者がゲームアプリを起動した際に中断可能な処理を優先的に選択する。例えば、決定部145は、その処理の中断後所定の時間において、中断した処理の状況から再度処理を実行することができる処理を優先的に選択する。例えば、決定部145は、ゲームアプリを終了した際に、ゲームアプリの起動に伴い中断された処理の状況から再度処理を続けることができる処理を優先的に選択する。また、決定部145は、利用者の操作に応じて中断可能な処理であって、中断の間、端末装置10の利用の影響が少ない処理を優先的に選択してもよい。
決定部145は、推定部142により推定された処理状況のうち、算出部144により算出された信用度が所定の閾値以上である処理状況に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。また、決定部145は、生活推定部143により推定された利用者の生活情報のうち、算出部144により算出された信用度が所定の閾値以上である生活情報に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定してもよい。
決定部145は、取得部141により取得された複数のアプリの更新情報のうち、優先して実行するアプリの更新情報を選択する。
(検出部146)
検出部146は、端末装置10に備えられたセンサにより取得可能な情報を検出する。具体的には、検出部146は、センサ15から各種のセンサ情報を取得して検出する。ここで、センサ15は、例えば端末装置10の物理的な状態を測定する任意のセンサである。例えば、検出部146は、端末装置10の位置情報を検出する。例えば、検出部146は、端末装置10に備えられたGPS(Global Positioning System)によって位置情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10の接続状況に関する情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10の物理的な状態に関する情報を検出する。例えば、検出部146は、端末装置10に備えられたジャイロセンサによって物理的な状態に関する情報を検出する。例えば、検出部146は、ジャイロセンサによって端末装置10の角度情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10のアプリの起動状況に関する情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10の充電状態に関する情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10の温度に関する情報を検出する。また、例えば、検出部146は、端末装置10の周囲の照度に関する情報を検出する。
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理による処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理による処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、端末装置10は、実行される所定の処理がない場合(ステップS101;No)、実行される所定の処理があるまで待機する。また、端末装置10は、実行される所定の処理がある場合(ステップS101;Yes)、端末装置10により実行された履歴情報を取得する(ステップS102)。
また、端末装置10は、取得した履歴情報に基づいて、処理状況を時間帯毎に推定する(ステップS103)。また、端末装置10は、推定した時間帯毎の処理状況に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する(ステップS104)。
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理プログラムは、取得手順と、推定手順と、決定手順とを有する。取得手順は、端末装置10により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する。推定手順は、取得手順により取得された履歴情報に基づいて、端末装置10による処理状況を時間帯ごとに推定する。決定手順は、推定手順により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、端末装置10に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、取得手順により取得された履歴情報に基づいて、利用者の生活の習慣を示す生活情報を推定する生活推定手順を有する。また、決定手順は、生活推定手順により推定された生活情報に基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、生活推定手順は、取得手順により取得された履歴情報に基づいて、利用者の曜日毎の生活情報を推定する。また、決定手順は、生活推定手順により推定された曜日毎の生活情報に基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、履歴情報と共に、端末装置の位置情報を取得する。また、決定手順は、履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、取得手順によって取得された位置情報とに基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、履歴情報と共に、端末装置の接続状況を取得する。また、決定手順は、履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、取得手順によって取得された接続状況とに基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、履歴情報と共に、端末装置の物理的な状態に関する情報を取得する。また、決定手順は、履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、取得手順によって取得された物理的な状態に関する情報とに基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、履歴情報と共に、端末装置のアプリの起動状況を取得する。また、決定手順は、履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、取得手順によって取得されたアプリの起動状況とに基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、取得手順によって取得されたアプリの起動状況のうちゲームアプリの起動状況とに基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、推定手順は、端末装置の充電状態を含む履歴情報に基づいて、処理状況を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、所定の処理として、利用者の操作に対して所定の応答を行う処理よりも優先度が低い処理を実行させる時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、予め定められた所定の時間帯に属する時間帯を優先して決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、複数の端末装置について、端末装置ごとに推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、処理状況が所定の条件を満たす時間帯において実行する処理として、時間帯よりも処理に掛かる時間が短い処理を優先的に選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、決定手順は、端末装置により実行される処理として、処理の実行中に利用者の操作に応じて中断可能な処理を優先的に選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、推定手順により推定された時間帯毎の処理状況の各々の信用度を算出する算出手順を有する。また、決定手順は、算出手順により算出された信用度が所定の閾値以上である処理状況に基づいて、時間帯を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、端末装置により実行される複数のアプリの更新情報を取得する。また、決定手順は、取得手順により取得された複数のアプリの更新情報のうち、優先して実行するアプリの更新情報を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
また、取得手順は、ウィルススキャン、データ更新、バックアップ、又はアップデータのうち少なくともいずれか一つを含むアプリの更新情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なるユーザビリティの向上を促進させることができる。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、端末装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
15 センサ
100 情報処理サーバ
120 記憶部
121 履歴情報記憶部
122 処理情報記憶部
141 取得部
142 推定部
143 生活推定部
144 算出部
145 決定部
146 検出部

Claims (19)

  1. 端末装置により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された履歴情報に基づいて、前記端末装置による処理状況を時間帯ごとに推定する推定手順と、
    前記推定手順により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、前記端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記取得手順により取得された履歴情報に基づいて、利用者の生活の習慣を示す生活情報を推定する生活推定手順と、を更にコンピュータに実行させ、
    前記決定手順は、
    前記生活推定手順により推定された生活情報に基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記生活推定手順は、
    前記取得手順により取得された履歴情報に基づいて、利用者の曜日毎の生活情報を推定し、
    前記決定手順は、
    前記生活推定手順により推定された曜日毎の生活情報に基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記取得手順は、
    前記履歴情報と共に、前記端末装置の位置情報を取得し、
    前記決定手順は、
    前記履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、前記取得手順によって取得された位置情報とに基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  5. 前記取得手順は、
    前記履歴情報と共に、前記端末装置の接続状況を取得し、
    前記決定手順は、
    前記履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、前記取得手順によって取得された接続状況とに基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  6. 前記取得手順は、
    前記履歴情報と共に、前記端末装置の物理的な状態に関する情報を取得し、
    前記決定手順は、
    前記履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、前記取得手順によって取得された物理的な状態に関する情報とに基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  7. 前記取得手順は、
    前記履歴情報と共に、前記端末装置のアプリの起動状況を取得し、
    前記決定手順は、
    前記履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、前記取得手順によって取得されたアプリの起動状況とに基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  8. 前記決定手順は、
    前記履歴情報に基づいて推定された時間帯ごとの処理状況と、前記取得手順によって取得されたアプリの起動状況のうちゲームアプリの起動状況とに基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記推定手順は、
    前記端末装置の充電状態を含む前記履歴情報に基づいて、前記処理状況を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  10. 前記決定手順は、
    前記所定の処理として、利用者の操作に対して所定の応答を行う処理よりも優先度が低い処理を実行させる時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  11. 前記決定手順は、
    予め定められた所定の時間帯に属する時間帯を優先して決定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  12. 前記決定手順は、
    複数の端末装置について、端末装置ごとに推定された時間帯毎の処理状況に基づいて、各端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜11いずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  13. 前記決定手順は、
    処理状況が所定の条件を満たす時間帯において実行する処理として、当該時間帯よりも処理に掛かる時間が短い処理を優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  14. 前記決定手順は、
    前記端末装置により実行される処理として、当該処理の実行中に利用者の操作に応じて中断可能な処理を優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  15. 前記推定手順により推定された時間帯毎の処理状況の各々の信用度を算出する算出手順と、を更にコンピュータに実行させ、
    前記決定手順は、
    前記算出手順により算出された信用度が所定の閾値以上である処理状況に基づいて、前記時間帯を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  16. 前記取得手順は、
    前記端末装置により実行される複数のアプリの更新情報を取得し、
    前記決定手順は、
    前記取得手順により取得された複数のアプリの更新情報のうち、優先して実行するアプリの更新情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  17. 前記取得手順は、
    ウィルススキャン、データ更新、バックアップ、又はアップデータのうち少なくともいずれか一つを含むアプリの更新情報を取得する
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理プログラム。
  18. 情報処理装置であって、
    端末装置により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された履歴情報に基づいて、前記端末装置による処理状況を時間帯ごとに推定する推定部と、
    前記推定部により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、前記端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する決定部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  19. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    端末装置により実行された情報処理の履歴を示す履歴情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された履歴情報に基づいて、前記端末装置による処理状況を時間帯ごとに推定する推定工程と、
    前記推定工程により推定された時間帯ごとの処理状況に基づいて、前記端末装置に所定の処理を実行させる時間帯を決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
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