JP2020095563A - 無人航空機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが操作する操縦用端末によって遠隔操作されていない飛行中の無人航空機を、当該操縦用端末によって遠隔操縦できるようにする。【解決手段】無人航空機システム1は、無人航空機11と操縦用端末12Aと操縦用端末12Bとを備える。無人航空機11は、例えば出発地にいるユーザAが操作する操縦用端末12Aから送信される制御信号に従い離陸した後、自律飛行に移行して、目的地に向かう。目的地にいるユーザBが無人航空機11の接近を確認し、操縦用端末12Bに対し所定の操作を行うと、操縦用端末12Bはその操作に応じて無人航空機11に制御権の付与を要求する要求信号を送信する。無人航空機11は、要求信号に応じて自律飛行を終了し、操縦用端末12Bから送信されてくる制御信号に従い目的地に着陸する。【選択図】図1

Description

本発明は、無人航空機システムに関する。
近年、ドローンと通称される無人航空機が空撮等に活用され始めている。ドローンを遠隔操縦するユーザからドローンが遠く離れてしまうと、ユーザがドローンを目視しながら操縦することが困難となる場合がある。
上記の問題を解消するために、特許文献1には、ドローンに搭載されたカメラで撮影された画像を操縦用端末に送信し、操縦用端末の通知部に表示することが記載されている。
特開2018−20757号公報
ドローンを遠隔操縦するユーザからドローンが遠く離れてしまい、ユーザが操作する操縦用端末から送信される電波がドローンに届かなくなると、ユーザはドローンを遠隔操縦できなくなる。
ただし、例えば、X地点とY地点の間をドローンが移動する場合、X地点にいるユーザが操作する操縦用端末からの電波はY地点までは届かないが、Y地点にいるユーザが操作する操縦用端末からの電波はY地点に近づいたドローンに届く。従って、X地点にいるユーザの遠隔操縦によりY地点の近くまで飛行してきたドローンをY地点にいるユーザが遠隔操縦できると便利な場合がある。例えば、Y地点に着陸する際、Y地点にいるユーザがドローンを遠隔操縦できると、そのユーザはドローンを目視しながら着陸させることができる。
また、ドローンには自律飛行が可能なものがある。自律飛行が可能なドローンは、ユーザの遠隔操縦を要することなく、予めプログラムされた飛行経路に沿って飛行する。自律飛行が可能なドローンであっても、離陸時や着陸時等に、ユーザが遠隔操縦したい場合がある。例えば、ドローンの目的地の周辺に人がいる場合、ドローンが自律飛行により着陸すると人のぶつかる等の事故が発生する危険性がある。このような場合、自律飛行してきたドローンが目的地に着陸する際、目的地にいるユーザがドローンを遠隔操縦できると、そのユーザはドローンを目視しながら着陸させることができる。
上記の事情に鑑み、本発明は、ユーザが操作する操縦用端末によって遠隔操作されていない飛行中の無人航空機を、当該操縦用端末によって遠隔操縦できるようにすることを目的とする。
上記の課題に鑑み、本発明は、無人航空機と前記無人航空機を遠隔操縦するための制御信号を無線で送信する操縦用端末とを備える無人航空機システムであって、前記無人航空機は、前記無線航空機の移動ベクトルを制御する制御部と、前記操縦用端末との間で無線による通信を行う通信部とを備え、前記操縦用端末は、ユーザの操作に応じて前記無人航空機に前記無人航空機の移動ベクトルを指示するための制御信号を生成する操作部と、前記無人航空機との間で無線による通信を行う通信部とを備え、前記操縦用端末の前記通信部は、前記無人航空機に制御権の付与を要求する要求信号を前記無人航空機に送信し、当該要求信号を送信した後、前記操作部により生成される制御信号を前記無人航空機に送信し、前記無人航空機の前記通信部は、前記操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、前記制御部は、前記無人航空機の前記通信部から引き渡される制御信号に従い前記無人航空機の移動ベクトルを制御する無人航空機システムを第1の態様として提供する。
第1の態様に係る無人航空機システムによれば、ユーザが操作する操縦用端末によって遠隔操作されていない飛行中の無人航空機を、当該操縦用端末によって遠隔操縦できるようになる。
第1の態様に係る無人航空機システムにおいて、前記操縦用端末は第1の操縦用端末と第2の操縦用端末を含み、前記第1の操縦用端末と前記第2の操縦用端末の各々が、ユーザの操作に応じて前記無人航空機に前記無人航空機の移動ベクトルを指示するための制御信号を生成する操作部と、前記無人航空機との間で無線による通信を行う通信部とを備え、前記無人航空機は、自装置の3次元位置を測定する測定部と、自装置の飛行経路を示す飛行経路データを記憶する記憶部とを備え、前記無人航空機の前記通信部は、前記第1の操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記第1の操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、前記第2の操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記第2の操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、前記制御部は、前記無人航空機の前記通信部から制御信号が引き渡されない期間中、前記測定部が測定する前記無人航空機の3次元位置が、前記記飛行経路データが示す飛行経路に沿って移動するように、前記無人航空機の移動ベクトルを制御する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様に係る無人航空機システムによれば、自律飛行により2地点間を移動する無人航空機を、それらの2地点の各々にいるユーザが操縦用端末により遠隔操縦することができる。
第1又は第2の態様に係る無人航空機システムにおいて、前記操縦用端末は、ユーザに通知を行う通知部を備え、前記無人航空機の通信部は、前記操縦用端末の通信部から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号に従い制御権が前記操縦用端末に付与されたことを通知する通知信号を前記操縦用端末に送信し、前記操縦用端末の通信部が、前記無人航空機から、制御権が前記操縦用端末に付与されたことを通知する通知信号を受信した場合、前記通知部は、制御権が前記操縦用端末に付与されたことをユーザに通知する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様に係る無人航空機システムによれば、ユーザは、無人航空機の制御権が自分の使用する操縦用端末に付与されているか否かを知ることができる。
本願発明に係る無人航空機システムによれば、ユーザが操作する操縦用端末によって遠隔操作されていない飛行中の無人航空機を、当該操縦用端末によって遠隔操縦できるようになる。
一実施形態に係る無人航空機システムの構成を模式的に示した図。 一実施形態に係る無人航空機と操縦用端末の構成を示したブロック図。 一実施形態に係る無人航空機システムの動作を示したシーケンス図。
以下に本発明の一実施形態に係る無人航空機システム1を説明する。図1は、無人航空機システム1の構成を模式的に示した図である。無人航空機システム1は、無人航空機11と、操縦用端末12A(第1の操縦用端末)と、操縦用端末12B(第1の操縦用端末)とを備える。以下、操縦用端末12Aと操縦用端末12Bを区別しない場合、それらを「操縦用端末12」という。
以下の説明において、操縦用端末12AはX地点にいるユーザAにより操作され、操縦用端末12BはY地点にいるユーザBにより操作されるものとする。また、無人航空機111はX地点からY地点へ移動するものとする。
無人航空機11は、例えば4組のプロペラを有し、これらのプロペラにより発生する揚力により飛行する。なお、プロペラの組の数は4組に限られず、例えば、6組、8組等であってもよい。
操縦用端末12は、無人航空機11との無線通信が可能であり、ユーザに操作に応じて無人航空機11の飛行を制御するための制御信号を送信する。無人航空機11の飛行の制御には、少なくも無人飛行機11の移動ベクトル(移動方向と移動速度)の制御が含まれる。ユーザは、操縦用端末12を操作することによって、無人航空機11を遠隔操縦することができる。
図2は、無人航空機システム1の構成を示したブロック図である。無人航空機11は、制御部111と通信部112と記憶部113とプロペラ114とGNSS(Global Navigation Satellite System)115とジャイロセンサ116とを備える。
制御部111は、プロセッサを有し、無人航空機11の各部の制御を行う。制御部11は、例えば、各々の組のプロペラ114の駆動制御を行い、無人航空機11が移動する方向と速度(移動ベクトル)を変化させる。
通信部112は、操縦用端末12との間で無線通信を行う。記憶部113は、無人航空機11の飛行経路を示す飛行経路データを記憶する。飛行経路データは、通常、無人航空機11が飛行を開始する前に、例えば操縦用端末12や操縦用端末12とは異なるPC(Personal Computer)等から受信され、記憶部113に記憶される。ただし、無人航空機11が飛行中に、操縦用端末12から送信された飛行経路データを通信部112が受信し、記憶部113が記憶してもよい。
GNSS115(測定部の一例)は、自装置の3次元空間における位置(世界測地系における緯度、経度、高度)を継続的に測定する。ジャイロセンサ116は、自装置の姿勢を継続的に測定する。
操縦用端末12は、操作部121と通信部122と通知部123と記憶部124とを備える。
操作部121は、ユーザによる操作に応じて無人航空機11に飛行の制御(移動ベクトル等)を指示するための制御信号を生成する。通信部122は、無人航空機11の通信部112との間で無線による通信を行う。通信部122は、無人航空機11の通信部112に対して、無人航空機11の制御権の付与を要求する要求信号を送信する。そして、当該要求信号を送信した後、操作部121で生成された制御信号を無人航空機11の通信部112に送信する。
無人航空機11の通信部112は、操縦用端末12の通信部122から無人航空機11の制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に操縦用端末12の通信部122から受信する制御信号を制御部111に引き渡す。制御部111は、通信部112を介して操縦用端末12から送信されてくる制御信号に従い、無人航空機11の移動ベクトルを制御する。
通知部123は、ユーザに各種の通知を行う。通知部123は、例えば、無人航空機11の制御権が自装置(操縦用端末12)に付与された場合、その旨をユーザに通知する。通知部123は、ユーザに通知を行う手段として、例えば、発光の色や態様(点灯、点滅等)により通知を行う発光ダイオード(LED)、文字や図形の表示により通知を行う液晶ディスプレイ(LCD)又は有機ELディスプレイ(OLED)、振動の態様により通知を行うアクチュエータ(リニア共振アクチュエータ等)、発音により通知を行うスピーカ等の1以上を備える。
本実施形態において、通知部123は、ユーザに、現在、無人航空機11の状態が以下のいずれであるかを、LEDの発光により通知すると共に、それらの状態に変化が生じた時に、アクチュエータによる振動とスピーカによる発音(鳴動)によりユーザに注意を促すものとする。
(状態1)無人航空機11を自装置(操縦用端末12)が制御可能な状態(無人航空機11の制御権が自装置に付与されており、無人航空機11との間で無線通信が可能な状態)(緑色の点灯)
(状態2)無人航空機11が自律飛行している状態(無人航空機11の制御権が無人航空機11に付与されている状態)(黄色の点灯)
(状態3)無人航空機11を自装置とは異なる操縦用端末12が制御可能な状態(無人航空機11の制御権が自装置とは異なる操縦用端末12に付与されている状態)(黄色の点滅)
(状態4)無人航空機11との間で無線通信が不可能な状態(赤色の点灯)
記憶部124は、無人航空機11の飛行経路を示す飛行経路データを記憶する。飛行経路データは、例えばPC等において作成され、通信部12がPC等から受信したものである。
図3は、無人航空機システム1の動作を示したシーケンス図である。まず、飛行の出発地であるX地点の地上に待機している無人航空機11の通信部112と、X地点にいるユーザAにより操作される操縦用端末12Aの通信部122との間で無線通信接続が確立される。続いて、操縦用端末12Aの通信部122は、無人航空機11の制御権の付与を要求する要求信号を送信する(ステップS301)。要求信号を受信した無人航空機11の通信部112は、要求信号に応じて、制御権が要求信号の送信元である操縦用端末12Aに付与されたことを示す通知信号を送信する(ステップS311)。
操縦用端末12Aの通信部122は、通知信号を受信すると、通知部123に通知信号を引き渡す。通知部123は、通知信号に従い、操縦用端末12Aを鳴動させた後、無人航空機11の制御権が操縦用端末12Aに付与されている状態を示す緑色の発光(点灯)を継続して行う。
なお、無人航空機11は、所定時間(例えば10秒間)の経過毎に、その時点において無人航空機11の制御権がいずれの装置にあるかを示す通知信号を送信する。従って、操縦用端末12Aは、無人航空機11から送信されてくる通知信号が所定時間の経過毎に受信できている期間中は、最後に受信した通知信号に従い、無人航空機11の状態が上述した(状態1)〜(状態3)のいずれであるかを特定することができる。また、操縦用端末12Aは、無人航空機11から通知信号を受信しない期間が所定時間を超えた場合、無人航空機11の状態が上述した(状態4)であると特定することができる。
通知部123は、通信部122を介して無人航空機11から送信されてくる通知信号により、無人航空機11の状態が上述した(状態1)〜(状態4)のいずれであるかを特定し、状態が変化した場合は鳴動を行った後、変化後の状態に応じた色及び態様の発光を継続して行う。従って、ユーザは、操縦用端末12Aの通知により、制御権が操縦用端末12Aに付与されているか否かをいつでも確認できる。
図3のシーケンス図の説明を続ける。操縦用端末12Aは、無人航空機11から制御権が操縦用端末12Aに付与されたことを通知する通知信号を受信すると(ステップS311)、続いて、記憶部123に記憶されている飛行経路データを通信部122により無人航空機11に送信する(ステップS302)。無人航空機11は通信部112により飛行経路データを受信し、受信した飛行経路データを記憶部113に記憶する。
続いて、ユーザAは無人航空機11を遠隔操縦するために操縦用端末12Aに対する操作を開始する。ユーザAによる操作に応じて、操縦用端末12Aの操作部121は無人航空機11の飛行を制御するための制御信号を生成し、通信部122に引き渡す。通信部122は操作部121から引き渡された制御信号を無人飛行機11に送信する(ステップS303)。
制御信号を受信した無人航空機11の通信部112は、受信した制御信号を制御部111に引き渡す。制御部111は、制御信号に従い、無人航空機11の飛行を制御する。この場合、ユーザAは操縦用端末12Aに対し、無人航空機11を上昇させる操作を行う。この操作に応じて操縦用端末12Aから送信される制御信号に従い、無人航空機11は離陸する(ステップS312)。
その後、ユーザAは操縦用端末12Aに対する操作を継続し、操縦用端末12Aから無人航空機11に対する制御信号の送信が継続的に行われる。その結果、無人航空機11はユーザAの遠隔操縦に従う飛行(手動飛行)を続ける(ステップS313)。
手動飛行においては、無人航空機11の制御部111は、ジャイロセンサ116により継続的に測定される自装置の姿勢情報を用いて、無人航空機11の姿勢を安定に保ちながら、操縦用端末12Aから送信されてくる制御信号が示す方向に当該制御信号が示す速度で移動するように、4組のプロペラ114の各々の駆動を制御する。
ユーザAは、例えば無人航空機11が十分に高い位置まで上昇し、安定した飛行が行われていることを確認した後、操縦用端末12Aに対し自律飛行への移行を指示するための操作を行う。この操作に応じて、操縦用端末12Aから無人航空機11に対し、自律飛行への切り替えを指令する指令信号が送信される(ステップS304)。
無人航空機11の通信部112は、指令信号を受信すると、無人航空機11が自律飛行に移行したことを通知する通知信号を操縦用端末12Aに送信する(ステップS314)。また、通信部112は、受信した指令信号を制御部111に引き渡す。制御部111は指令信号に従い、手動飛行から自律飛行へと移行する(ステップS315)。具体的には、制御部111は、指令信号を受信した後、GNSS115が継続的に測定する無人航空機11の現在の3次元位置を用いて、記憶部113に記憶されている飛行経路データが示す飛行経路に沿って無人航空機11が移動するように、4組のプロペラ114の各々の駆動を制御する。なお、自律飛行中も、制御部111はジャイロセンサ116により継続的に測定される自装置の姿勢情報を用いて、無人航空機11の姿勢を安定に保つように4組のプロペラ114の各々の駆動を制御する。
操縦用端末12Aの通信部122は、無人航空機11が自律飛行に移行したことを示す通知信号を受信すると、受信した通知信号を通知部123に引き渡す。通知部123は、通知信号を受け取ると、受け取った通知信号に従い、操縦用端末12Aを鳴動させた後、無人航空機11が自律飛行している状態を示す黄色の発光(点灯)を継続して行う。
無人航空機11が自律飛行により目的地であるY地点に近づき、Y地点で待機しているユーザBから目視可能となると、ユーザBは操縦用端末12Bに対し無人航空機11の制御権の付与を要求するための操作を行う。この操作に応じて、操縦用端末12Bの通信部122は、無人航空機11の通信部112との間で通信接続の確立のための通信を行う。
操縦用端末12Bの通信部122と無人航空機11の通信部112との間で通信接続が確立すると、操縦用端末12Bの通信部122は、無人航空機11の制御権の付与を要求する要求信号を無人航空機11に送信する(ステップS321)。要求信号を受信した無人航空機11の通信部112は、要求信号の送信元の操縦用端末12Bに制御権が付与されたことを通知する通知信号を操縦用端末12Bに送信する(ステップS316)。
操縦用端末12Bの通信部122は、通知信号を受信すると、受信した通知信号を通知部123に引き渡す。通知部123は通知信号を受け取ると、受け取った通知信号に従い、操縦用端末12Bを鳴動させた後、無人航空機11の制御権が操縦用端末12Bに付与されている状態を示す緑色の発光(点灯)を継続して行う。
なお、無人航空機11の制御権が、同時に2以上の装置に付与されることはない。従って、例えば、操縦用端末12Aに制御権が付与されている状態で、操縦用端末12Bから制御権の付与を要求する要求信号が送信された場合、無人航空機11の制御権は操縦用端末12Aから操縦用端末12Bに移され、その後、制御部111は、操縦用端末12Aから送信されてくる制御信号には従わず、操縦用端末12Bから送信されてくる制御信号に従い制御を行う。
X地点とY地点が比較的近いと、無人航空機11が送信する、制御権が操縦用端末12Bに付与されたことを示す通知信号が、操縦用端末12Aにも届く場合がある。この場合、操縦用端末12Aの通信部122はその通知信号を受信し(ステップS317)、受信した通知信号を通知部123に引き渡す。操縦用端末12Aの通知部123は、通知信号を受け取ると、受け取った通知信号に従い、操縦用端末12Aを鳴動させた後、無人航空機11の制御権が自装置とは異なる操縦用端末12に付与されている状態を示す黄色の発光(点滅)を継続して行う。
また、無人航空機11が操縦用端末12Aから遠ざかり、無人航空機11から所定時間の経過毎に送信される通知信号が操縦用端末12Aに届かなくなると、操縦用端末12Aの通知部123は所定時間が経過しても通信部122から通知信号を受け取らなくなる。この場合、通知部123は操縦用端末12Bを鳴動させた後、無人航空機11との間で無線通信が不可能である状態を示す赤色の発光(点灯)を継続して行う。
図3のシーケンス図の説明を続ける。無人航空機11に制御権が付与されたことを通知部123が行う通知により確認したユーザBは、操縦用端末12Bを操作して無人航空機11を遠隔操作する。この操作に応じて、操縦用端末12Bから無人航空機11に制御信号が送信される(ステップS322)。無人航空機11は操縦用端末12Bから受信した制御信号に従い飛行する。すなわち、無人航空機11は、ユーザBの遠隔操縦による手動飛行を行う(ステップS318)。
その後、無人航空機11がY地点の上空に達すると、ユーザBは操縦用端末12Bに対し無人航空機11を下降させる操作を行う。この操作に応じて操縦用端末12Bから送信される制御信号に従い、無人航空機11は着陸する(ステップS319)。
上述した無人航空機システム1によれば、ユーザは自分が操作する操縦用端末によらずに飛行している無人航空機11の制御権を取得し、その後、無人航空機11を遠隔操縦することができる。
[変形例]
上述した実施形態は様々に変形されてよい。以下にそれらの変形の例を示す。
(1)上述の実施形態においては、2台の操縦用端末12のうち制御権が付与された操縦用端末12により無人航空機11の遠隔操縦が行われるものとしたが、3台以上の操縦用端末12のうち制御権が付与された操縦用端末12により無人航空機11の遠隔操縦が行われてもよい。
(2)上述の実施形態においては、通知部123は鳴動と発光により無人航空機11の状態をユーザに通知するものとした。これに代えて、もしくは加えて、通知部123がディスプレイにより文字や図形を表示して、無人航空機11の状態をユーザに通知してもよい。例えば、無人航空機11から操縦用端末12に送信される通知信号には、現在、制御権が付与されている装置(いずれかの操縦用端末12又は無人航空機11)の識別情報が含まれている。従って、通知部123が、現在、制御権の付与されている装置の識別情報をディスプレイにより表示してもよい。
(3)上述の実施形態においては、無人航空機11の制御権が、操縦用端末12A(手動飛行)から無人航空機11(自律飛行)に移行された後、操縦用端末12B(手動飛行)へと移行される例を説明したが、制御権の移行の順序はこれに限られない。例えば、無人航空機11が操縦用端末12Aと操縦用端末12Bの両方との間で通信可能な領域を飛行中に、制御権が、例えば、操縦用端末12Aから操縦用端末12Bに移行されてもよい。
1…無人航空機システム、11…無人航空機、12、12A、12B…操縦用端末、111…制御部、112…通信部、113…記憶部、114…プロペラ、115…GNSS、116…ジャイロセンサ、121…操作部、122…通信部、123…通知部。

Claims (3)

  1. 無人航空機と前記無人航空機を遠隔操縦するための制御信号を無線で送信する操縦用端末とを備える無人航空機システムであって、
    前記無人航空機は、前記無線航空機の移動ベクトルを制御する制御部と、前記操縦用端末との間で無線による通信を行う通信部とを備え、
    前記操縦用端末は、ユーザの操作に応じて前記無人航空機に前記無人航空機の移動ベクトルを指示するための制御信号を生成する操作部と、前記無人航空機との間で無線による通信を行う通信部とを備え、
    前記操縦用端末の前記通信部は、前記無人航空機に制御権の付与を要求する要求信号を前記無人航空機に送信し、当該要求信号を送信した後、前記操作部により生成される制御信号を前記無人航空機に送信し、
    前記無人航空機の前記通信部は、前記操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、
    前記制御部は、前記無人航空機の前記通信部から引き渡される制御信号に従い前記無人航空機の移動ベクトルを制御する
    無人航空機システム。
  2. 前記操縦用端末は第1の操縦用端末と第2の操縦用端末を含み、前記第1の操縦用端末と前記第2の操縦用端末の各々が、ユーザの操作に応じて前記無人航空機に前記無人航空機の移動ベクトルを指示するための制御信号を生成する操作部と、前記無人航空機との間で無線による通信を行う通信部とを備え、
    前記無人航空機は、自装置の3次元位置を測定する測定部と、自装置の飛行経路を示す飛行経路データを記憶する記憶部とを備え、
    前記無人航空機の前記通信部は、前記第1の操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記第1の操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、前記第2の操縦用端末から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号を受信した後に前記第2の操縦用端末の前記通信部から受信する制御信号を前記制御部に引き渡し、
    前記制御部は、前記無人航空機の前記通信部から制御信号が引き渡されない期間中、前記測定部が測定する前記無人航空機の3次元位置が、前記記飛行経路データが示す飛行経路に沿って移動するように、前記無人航空機の移動ベクトルを制御する
    請求項1に記載の無人航空機システム。
  3. 前記操縦用端末は、ユーザに通知を行う通知部を備え、
    前記無人航空機の通信部は、前記操縦用端末の通信部から制御権の付与を要求する要求信号を受信した場合、当該要求信号に従い制御権が前記操縦用端末に付与されたことを通知する通知信号を前記操縦用端末に送信し、
    前記操縦用端末の通信部が、前記無人航空機から、制御権が前記操縦用端末に付与されたことを通知する通知信号を受信した場合、前記通知部は、制御権が前記操縦用端末に付与されたことをユーザに通知する
    請求項1又は2に記載の無人航空機システム。
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