JP2020094460A - 露出型柱脚用柱型基礎の補強構造 - Google Patents

露出型柱脚用柱型基礎の補強構造 Download PDF

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【課題】柱型基礎を大型化することなく、アンカーボルトの変形に対し優れた抵抗作用を確保して、柱型コンクリート体のコーン状破壊を適切に抑制することが可能な露出型柱脚用柱型基礎の補強構造を提供する。【解決手段】平断面正方形状の柱型コンクリート体3内に、上下高さ方向に沿って、環状の配列で複数配筋される立ち上がり筋2と、立ち上がり筋の外回りを包囲する環状に形成され、立ち上がり筋の上下高さ方向に多段に配筋される複数のフープ筋4と、立ち上がり筋よりも内方に位置させて環状の配列で複数配設されるアンカーボルト5とが埋設され、露出型柱脚部6が設置固定される露出型柱脚用柱型基礎1であって、アンカーボルトと柱型コンクリート体の外面3aとの間に、最上段のフープ筋4Aから下方のフープ筋にわたり複数のフープ筋に内接させて、かつアンカーボルト1本1本に1対1で対応させて、複数の補強プレート10を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、柱型基礎を大型化することなく、アンカーボルトの変形に対し優れた抵抗作用を確保して、柱型コンクリート体のコーン状破壊を適切に抑制することが可能な露出型柱脚用柱型基礎の補強構造に関する。
鉄骨柱等の柱脚部が露出状態で載置される鉄筋コンクリート製柱型基礎の構造として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の「建造物等の柱脚と基礎構造物との結合構造」は、コンクリート基盤上に、鉄筋コンクリート基礎柱体を立設し、この基礎柱体内には、上端部を基礎柱体の上方に突出させてネジ鉄筋による主筋を配設し、この基礎柱体上に、下端にベースプレートを設けた鋼製の柱脚を載置し、前記の突出した主筋をベースプレートのボルト挿通孔に通して、ネジ鉄筋用のナットを緊締して結合するようにしている。
実開平2−66852号全文明細書
露出型柱脚部が載置される鉄筋コンクリート製柱型基礎では、柱脚部は、基礎を構成する柱型コンクリート体内に埋設されたアンカーボルトを介して、柱型基礎に接合固定されている。
柱脚部に地震力等の水平外力が作用すると、アンカーボルトはせん断力等を受けて、コンクリートを水平横向きに押圧するように変形し、当該コンクリートが柱型基礎の外面へ向けて押し出されると、柱型コンクリート体にコーン状破壊が発生することが知られている。
このコーン状破壊を防止するには、アンカーボルトの変形を抑え込むことができるように、柱型基礎内に多量の鉄筋を配筋し、柱型基礎を剛強に構築することが考えられる。
しかしながら、多量の鉄筋を配筋して柱型コンクリート体内に埋設するようにすると、柱型基礎が大型化してしまう。柱型基礎が大型化すると、材料費が嵩むだけでなく、施工が煩雑になって、コストアップや施工期間が長引くと同時に、設置スペースも大きくなることから、その分、利用可能な建物スペースが狭まってしまうという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、柱型基礎を大型化することなく、アンカーボルトの変形に対し優れた抵抗作用を確保して、柱型コンクリート体のコーン状破壊を適切に抑制することが可能な露出型柱脚用柱型基礎の補強構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造は、柱型コンクリート体内に、上下高さ方向に沿って、環状の配列で複数配筋される立ち上がり筋と、これら立ち上がり筋の外回りを包囲する環状に形成され、該立ち上がり筋の上下高さ方向に多段に配筋される複数のフープ筋と、該立ち上がり筋よりも内方に位置させて環状の配列で複数配設されるアンカーボルトとが埋設され、該柱型コンクリート体上に該アンカーボルトを介して露出型柱脚部が設置固定される柱型基礎であって、上記アンカーボルトと上記柱型コンクリート体の外面との間に、最上段の上記フープ筋から下方の該フープ筋にわたり複数の該フープ筋の内側に配置して、該各アンカーボルト個々を、該柱型コンクリート体の外面と直交する方向について、当該柱型コンクリート体の外面に対し、覆い隠すように補強プレートを設けたことを特徴とする。
前記補強プレートは、その板面が前記アンカーボルト側から前記フープ筋に当接されることを特徴とする。
前記各補強プレートは、複数の前記アンカーボルト1本1本に個別に対応させて、複数設けられることを特徴とする。
前記フープ筋の周方向に沿う前記補強プレートの幅方向の寸法は、前記アンカーボルトの外径寸法以上であることを特徴とする。
前記立ち上がり筋の長さ方向に沿う前記補強プレートの上下高さ方向の寸法は、少なくとも最上段の前記フープ筋及びその直下の該フープ筋に接するように設定されることを特徴とする。
前記柱型コンクリート体は平断面長方形状であり、前記補強プレートは、前記柱型コンクリート体の隅角部に配置されて当該柱型コンクリート体の一対の外面双方に面する前記アンカーボルトに対し、当該アンカーボルトとの離隔距離が短いいずれか一方の外面と該アンカーボルトとの間に設けられることを特徴とする。
前記補強プレートには、最上段の前記フープ筋に上方から掛けるためのフックが形成されることを特徴とする。
前記補強プレートには、打設コンクリート流動用の孔が設けられることを特徴とする。
前記補強プレートには、補強用リブが設けられることを特徴とする。
前記補強プレートは、隣接するもの同士を連結する連結部が設けられることを特徴とする。
前記補強プレートは、上下高さ方向に多段にリブ状凸部が形成された波板状に形成され、該リブ状凸部が上下に隣接する前記フープ筋同士の間に配置されることを特徴とする。
本発明にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造にあっては、柱型基礎を大型化することなく、アンカーボルトの変形に対し優れた抵抗作用を確保でき、柱型コンクリート体のコーン状破壊を適切に抑制することができる。
本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の第1実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の第2実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の変形例を示す一部破断側断面図である。 本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の他の変形例を説明する説明図である。 図4に示した変形例に用いられる補強プレートの部分斜視図が示されている。 本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造のさらに他の変形例を説明する説明図である。 図6に示した変形例に用いられる補強プレートの部分斜視図が示されている。 本発明に係る露出型柱脚用柱型基礎の補強構造に適用可能な補強プレートの変形例を説明する説明図である。 図1及び図2に示した第1及び第2実施形態について、溝形鋼を用いた第1の例を説明する説明図である。 図9に示した溝形鋼を組んだ様子を示す斜視図である。 図9に示した第1の例について、縦方向溝形鋼に補強板を設けた様子を図10中の矢視U方向から見た図である。 図1及び図2に示した第1及び第2実施形態について、溝形鋼を用いた第2の例を説明する、溝形鋼を組んだ様子の斜視図である。
以下に、本発明にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1には、露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の第1実施形態が示されている。図1(A)は、柱型基礎の平面断面図、図1(B)は、図1(A)中、P−P線矢視断面図、図1(C)は、補強構造に用いられる補強プレートの側面図である。
露出型柱脚用の鉄筋コンクリート製柱型基礎1自体は従来周知であって、立ち上がり筋2を、柱型コンクリート体3の上下高さ方向に沿って、当該柱型コンクリート体3の周方向に環状の配列で互いに等間隔を隔てて複数配筋し、これら立ち上がり筋2の外回りを包囲する環状に形成したフープ筋4を複数、立ち上がり筋2の上下高さ方向に多段に配筋すると共に、アンカーボルト5を、立ち上がり筋2よりもフープ筋4の内方に位置するように、柱型コンクリート体3の平断面中央側に寄せて、柱型コンクリート体3の周方向に環状の配列で互いに等間隔を隔てて複数配設し、これらアンカーボルト5、立ち上がり筋2及びフープ筋4を、打設コンクリートにより柱型コンクリート体3内に埋設することで構築される。
鉄骨柱等の柱脚部6は、そのベースプレート7が、柱型コンクリート体3上に形成されるグラウト部8上に重ね合わされると共に、柱型コンクリート体3から上方に突出されるアンカーボルト5の上端部5aが、グラウト部8を介してベースプレート7の孔部に挿通され、当該アンカーボルト5の上端部5aにナット9を締結して接合することにより、柱型基礎1上に設置固定される。このような柱型基礎1は、基礎梁や基礎スラブに連設されたり、フーチングの頂部などに備えられる。
本実施形態にかかる露出型柱脚用柱型基礎1では、柱型コンクリート体3は、平断面長方形状、図示例にあっては、平断面正方形状の柱形態で形成される。そして当該柱型基礎1では、柱型コンクリート体3内に、補強プレート10を埋設状態で備えて構成される。柱型コンクリート体3の平断面形状は、長方形状に限らず、円形状など、どのような形状であっても良い。
本実施形態の補強プレート10は、帯状で、板面10aが平坦な平板で構成される。補強プレート10は、アンカーボルト5の変形によって柱型コンクリート体3のコンクリートが押し出し作用を受けることに抵抗させるために、アンカーボルト5の1本1本に対し、1対1で対応させて、複数設けられる。
図示例では、アンカーボルト5は、平断面正方形状の柱型コンクリート体3の各辺それぞれに対し2本ずつ、計8本埋設されていて、補強プレート10も、8枚設けられる。アンカーボルト5の本数は問われない。
補強プレート10は、アンカーボルト5の変形でコンクリートが柱型コンクリート体3の外面3aへ向けて押し出される作用を抑制するために、各アンカーボルト5それぞれと、そのアンカーボルト5が面する柱型コンクリート体3の外面3aとの間に設けられる。
図示例のように、平断面正方形状の柱型コンクリート体3に対し、各辺に2本ずつのアンカーボルト5を等間隔で環状に配設した場合、柱型コンクリート体3の4つの各隅角部3bそれぞれないしはその周辺には、アンカーボルト5x,5yが2本ずつ配置されることになる。これらアンカーボルト5x,5yは共に、隅角部3bを構成する一対の辺、すなわち柱型コンクリート体3の一対の外面3ax,3ay双方に面することになる。
この際、2本のアンカーボルト5x,5yのうち、一方のアンカーボルト5xは、一対の外面3ax,3ayのうち、一方の外面3axと近接し(図中、jx参照)、他方の外面3ayからは遠隔に位置し(図中、jy参照)、他方のアンカーボルト5yは、他方の外面3ayと近接し(図中、ky参照)、一方の外面3axからは遠隔に位置する(図中、kx参照)。
この場合、補強プレート10は、アンカーボルト5と柱型コンクリート体3の外面3aとの間のコンクリート厚が薄くなってコーン状破壊を生じやすい方を補強するために、アンカーボルト5x,5yとの離隔距離が短い(jx,ky)いずれか一方の外面3ax,3ayとアンカーボルト5x、5yとの間に設けられる。
図示しないけれども、8本のアンカーボルト5が、柱型コンクリート体3の4つの各辺に対し、1本ずつ配置され、4つの各隅角部3bに1本ずつ位置されるように、環状の配列で配設される場合には、各隅角部3bのアンカーボルト5は、隅角部3bを構成する一対の外面3a双方に等距離で面することがある。
この際には、1本のアンカーボルト5に対し、当該アンカーボルト5と一対の外面3aそれぞれとの間に補強プレート10が配設されて、2枚の補強プレート10が設けられる。すなわち、この場合には、2枚の補強プレート10が、アンカーボルト5の1本に対し、1:2で設けられる。当該構成は、後述する第2実施形態を参照することで理解される。
アンカーボルト5は、柱脚部6と直接接合され、柱脚部6から水平方向の外力が入力されると、アンカーボルト5の上端部5aが他の部分に比して大きな変形を生じて、このために、当該上端部5aに近接する柱型コンクリート体3の上部にコーン状破壊が生じやすい。補強プレート10は、柱型コンクリート体3の上部を補強するために、アンカーボルト5の上端部5aに近接する最上段のフープ筋4Aから、下方のフープ筋4のいずれかまでに亘り設けられる。
例えば、補強プレート10は、立ち上がり筋2の長さ方向に沿う上下高さ方向の長さ寸法Lが、すなわち板面10aの長さ寸法が、少なくとも最上段のフープ筋4A及びその直下の第2段目のフープ筋に亘るように設定される。図示例では、補強プレートは、最上段から第3段目のフープ筋4に亘る長さ寸法で形成されている。補強プレート10の長さ寸法Lは、適宜に設定して良いことはもちろんである。
補強プレート10は、アンカーボルト5の変形による柱型コンクリート体3の外面3aへ向かうコンクリートの押し出し作用を、複数のフープ筋4(4Aを含む。以下、同様)と共に抵抗するために、これら環状のフープ筋4の内側に配置して設けられる。本実施形態では、補強プレート10は、これらフープ筋4に内接させて設けられる。
補強プレート10をフープ筋4に内接させるとは、補強プレート10の平坦な板面10aが、柱型コンクリート体3の平断面中央側に寄せて配設されるアンカーボルト5側からフープ筋4の内周面に当接させることをいう。これにより、補強プレート10が、フープ筋4を越えてその外側へ押し出されることが防止され、コンクリートの押し出し作用が抑制される。
補強プレート10は、アンカーボルト5の変形による柱型コンクリート体3のコンクリートの押し出し作用を的確かつ確実に抑制するために、柱型コンクリート体3の外面3aと直交する方向について、対応関係にある各アンカーボルト5個々を、当該柱型コンクリート体3の外面3aに対し、覆い隠すように設けられる。
当該構成は、表現を変えると、柱型コンクリート体3の各辺の外面3aに、当該外面3aと直交する方向からアンカーボルト5へ向けて光を照射した場合に、補強プレート10の影となる位置に、すなわち補強プレート10の投影範囲(図中、Mで示す)に、アンカーボルト5が位置するように、補強プレート10の設置位置が設定されるということである。
この構成との関係で、補強プレート10が内接するフープ筋4の周方向に沿う補強プレート10の幅寸法W、すなわち板面10aの幅寸法は、アンカーボルト5の変形によるコンクリートの押し出しに対する受圧面を確実に形成して受圧可能なように、アンカーボルト5の外径寸法D以上に設定される。
補強プレート10には、複数のフープ筋4に内接する設置施工を容易化するために、最上段のフープ筋4Aへその上方から掛けるためのフック11が形成される。フック11は、補強プレート10の上端部に連なる折り曲げ部11aと、折り曲げ部11aから垂下されてフープ筋4に外接するフック片11bとから構成され、補強プレート10に一体的に設けられる。
フック11で補強プレート10をフープ筋4に内接させて取り付けると、補強プレート10とフック11のフック片11bとで、フープ筋4が挟み込まれるように構成される。フック11は、当該構成に限らず、従来周知の種々の構成を採用することができる。
次に、第1実施形態にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造の作用について説明する。柱型基礎1を構築するに際しては、立ち上がり筋2及びフープ筋4を配筋すると共に、アンカーボルト5を配設し、次いで、フック11を利用して補強プレート10を、最上段のフープ筋4Aにその上方から掛けて、上述した所定の位置に配置する。
その後、型枠を組み、当該型枠の内部にコンクリートを打設して、アンカーボルト5や補強プレート10等を埋設する。これにより、基礎梁やフーチング等の基礎構造に連設した形態で、補強プレート10が埋設された鉄筋コンクリート製の柱型基礎1が構築される。その後、柱型基礎1の上には、アンカーボルト5を介して、柱脚部6が設置固定される。
柱脚部6に地震力等の水平外力が作用すると、柱脚部6を柱型基礎1に結合するアンカーボルト5に、せん断力等による変形が生じる。柱型コンクリート体3には、このアンカーボルト5の変形によって、コンクリートを当該柱型コンクリート体3の外面3aに向けて押し出す力が発生する。
このとき、本実施形態にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造にあっては、アンカーボルト5と柱型コンクリート体3の外面3aとの間に、最上段のフープ筋4Aから第3段目のフープ筋4にわたり複数のフープ筋4に内接させて、かつアンカーボルト5の1本1本に1対1で対応させて、複数の補強プレート10を設けるようにしたので、破壊を生じやすい柱型コンクリート体3の上部付近において、各アンカーボルト5に対応させた各補強プレート10が、アンカーボルト5の変形でコンクリートを押し出すように作用する力に対し、複数のフープ筋4にその力を伝達して分散させながら、確実に抵抗することができる。
従って、配筋量を増やすなどして柱型基礎1を大型化することなく、アンカーボルト5の変形に対し優れた抵抗作用を確保でき、柱型コンクリート体3のコーン状破壊を適切に抑制することができる。
補強プレート10は、その板面10aがアンカーボルト5側からフープ筋4に当接されるので、補強プレート10が、フープ筋4を越えてその外側へ押し出されることを防止でき、コンクリートの押し出し作用を効果的に抑制することができる。
各補強プレート10は、各アンカーボルト5個々を、柱型コンクリート体3の外面3aと直交する方向について、当該柱型コンクリート体3の外面3aに対し、覆い隠すように設けられる(図中、M参照)ので、補強プレート10は、アンカーボルト5の変形でコンクリートが受ける力をほぼすべて受け止めることができ、コンクリートの押し出し作用を的確かつ確実に抑制することができる。
補強プレート10の幅方向の寸法Wは、アンカーボルト5の外径寸法D以上であるので、アンカーボルト5の変形によるコンクリートの押し出しに対する受圧面を、補強プレート10に確実に設定・確保することができる。
補強プレート10の上下高さ方向の寸法Lは、最上段のフープ筋4Aから、下方の第3段目のフープ筋4に接するように設定されるので、水平外力による変位量が大きなアンカーボルト5の上端部5aに近接し、そのためコーン状破壊が生じやすい柱型コンクリート体3の上部を効果的に補強することができる。
補強プレート10は、柱型コンクリート体3の隅角部3b及びその付近に配置されて当該柱型コンクリート体3の一対の外面3a双方に面するアンカーボルト5に対しては、当該アンカーボルト5との離隔距離が短い方(図中、jx、ky参照)の外面3aとアンカーボルト5との間に設けられるので、アンカーボルト5と柱型コンクリート体3の外面3aとの間のコンクリート厚が薄くなってコーン状破壊を生じやすい箇所を的確に補強することができる。
補強プレート10には、最上段のフープ筋4Aに上方から掛けるためのフック11が形成されるので、補強プレート10の取り付けにあたり、複数のフープ筋4に内接する設置施工を容易化することができる。
図2には、第2実施形態にかかる露出型柱脚用柱型基礎の補強構造が示されている。図2(A)は、柱型基礎の平面断面図、図2(B)は、図2(A)中、Q−Q線矢視断面図である。第1実施形態と異なる構成について、以下説明する。本実施形態にかかる露出型柱脚用柱型基礎1では、アンカーボルト5は、第1実施形態と同様に計8本配設されるが、配設位置が異なっている。
第2実施形態では、柱型コンクリート体3の4つの各隅角部3bに対応させて、4本のアンカーボルト5が配設され、隣接するアンカーボルト5同士の間それぞれに、残りの4本のアンカーボルト5が配設される。
第2実施形態でも、補強プレート10は、アンカーボルト5の変形でコンクリートが柱型コンクリート体3の外面3aへ向けて押し出される作用を抑制するために、各アンカーボルト5それぞれと、そのアンカーボルト5が面する柱型コンクリート体3の外面3aとの間に設けられる。
第2実施形態の場合のように、柱型コンクリート体3の各隅角部3bにアンカーボルト5が配設されると、各隅角部3bのアンカーボルト5は、隅角部3bを構成する一対の外面3a双方に等距離(図中、nxyで示す)で面することとなる。
既に上述したように、この際には、すべての隅角部3bの4本の各アンカーボルト5に対し、当該アンカーボルト5と一対の外面3aそれぞれとの間に2枚の補強プレート10が配設される。すなわち、この場合には、2枚の補強プレート10が、アンカーボルト5の1本に対し、1:2で設けられる。従って、第2実施形態では、8本のアンカーボルト5に対し、12枚の補強プレート10が設けられる。
また、この第2実施形態では、補強プレート10は、最上段のフープ筋4Aから、それよりも下方の第5段目のフープ筋4に亘る上下高さ方向寸法Lで形成されている。
第2実施形態では、柱型コンクリート体3の隅角部3bにおける一対の外面3a双方とアンカーボルト5との離隔距離が等しい場合に、いずれの外面3aへ向かうコンクリートの押し出しに対しても、補強プレート10により確実に抵抗することができる。その他、第2実施形態であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
図3には、上記第1及び第2実施形態の変形例が示されている。図3は、柱型基礎の一部破断側断面図である。
第1及び第2実施形態と異なる構成について、以下説明すると、補強プレート10には、柱型コンクリート体3を構築するために打設されるコンクリートを、補強プレート10の板面10a周りに効率よく充填するために、補強プレート10を板厚方向に貫通させて、打設コンクリートを流動させるための孔12が複数設けられる。
この打設コンクリート流動用の孔12により、補強プレート10に対するコンクリートの付着性を向上することができ、このように孔12を形成しても、アンカーボルト5の変形によるコンクリートの押し出し作用を効果的に抑制できる。
図4及び図5には、上記第1実施形態及び第2実施形態の他の変形例が示されている。図4(A)は、柱型基礎の平面断面図、図4(B)は、図4(A)中、R−R線矢視断面図であり、図5は、この変形例に用いられる補強プレートの部分斜視図が示されている。
第1及び第2実施形態と異なる構成について、以下説明すると、補強プレート10には、当該補強プレート10自体の剛性を高める補強リブ13が一体的に設けられる。補強リブ13は、板状であって、補強プレート10の幅方向両縁部に、板面10aから立ち上げてかつ当該補強プレート10の上下高さ方向全長に亘って一対設けられ、これにより、一対の補強リブ13を含む補強プレート10は平断面コ字状に形成される。
補強リブ13は、補強プレート10を板曲げ加工することで形成しても、あるいは、細帯状の板材を補強プレート10の縁部に溶接接合するなどして形成してもよい。また、その補強リブ13は、補強プレート10の幅方向の一方の縁部だけ、あるいは、幅方向の中間部に設けられてもよい。補強リブ13を含む補強プレート10は、溝形鋼、軽溝形鋼、リップ溝形鋼、等辺山形鋼、CT形鋼などの形鋼であってもよい。補強プレート10は、フープ筋4に対し、補強リブ13がアンカーボルト5側に向くようにして設けられる。
補強リブ13により、補強プレート10自体の剛性を高めることができると共に、打設コンクリートとの付着性も向上でき、このように補強リブ13を設けても、上記変形例と同様に、コンクリートの押し出し作用を効果的に抑制できる。
図6及び図7には、上記第1実施形態及び第2実施形態のさらに他の変形例が示されている。図6(A)は、柱型基礎の平面断面図、図6(B)は、図6(A)中、S−S線矢視断面図であり、図7は、この変形例に用いられる補強プレートの部分斜視図が示されている。
第1及び第2実施形態と異なる構成について、以下説明すると、補強プレート10には、隣接する当該補強プレート10同士を連結する連結部14が一体的に設けられる。図示例にあっては、連結部14は、補強プレート10の上下高さ方向全長に亘る長さ寸法を有し、かつ隣接する補強プレート10同士の間に位置する立ち上がり筋2を避けるように溝が成形されたC型チャンネル材14aで構成される。
このC型チャンネル材14aの幅方向両端縁に、隣接する一対の補強プレート10の幅方向縁部が溶接接合などにより一体的に接合される。図示例にあっては、補強プレート10には、打設コンクリート流動用の孔12が形成されている。連結部14は、補強プレート10の板曲げ加工などにより、当該補強プレート10と一体に形成してもよい。
連結部14により、2枚の補強プレート10を一回の操作で同時にフープ筋4に設けることができ、施工性を向上することができると共に、連結部14により補強プレート10を補強することもできる。
図8には、上記実施形態及び変形例に適用可能な補強プレートの変形例の側面図が示されている。
図8(A)は、補強プレート10とフック片11bが同じ長さ寸法で形成されている。図8(B)は、フック11の折り曲げ部11aを補強プレート10の上下高さ方向の途中位置に設定して、フック11を最上段のフープ筋4Aではなく、それ以外のフープ筋4に掛けることができるようにしたものである。
図8(C)は、補強プレート10を、上下高さ方向にフープ筋4の間隔を隔てるリブ状凸部15が多段に形成された波板状に形成し、これらリブ状凸部15を、上下に隣接するフープ筋4同士の間に配置できるようにしたものであり、補強プレート10を波板形態で増強することができる。
さらに、アンカーボルト5と柱型コンクリート体3の外面3aとの間に、フープ筋4の内側に配置して、補強プレート10を設ける上記構成の他の変形例として、各アンカーボルト個々に対しT字状の補強プレートを用い、この補強プレートを、立ち上がり筋に接するようにして、当該立ち上がり筋とアンカーボルトとの間に設けるようにしても良い。
この場合には、T字状の補強プレートは、アンカーボルトが変形してコンクリートを押し出すように作用する力を、立ち上がり筋を介して、複数のフープ筋に伝達して分散させながら、確実に抵抗することができる。
図9〜図12には、立ち上がり筋2に当接させる当該T字状の補強プレートについて、各種の具体例が示されている。いずれの具体例にあっても、T字状の補強プレート10は、平板16a,17aの両側縁にリブ16b,17bを有するC字状の溝形鋼で構成されている。
溝形鋼に代えて、平板16a,17aにリブ16b,17bを溶接して構成してもよく、これにより円弧状等の補強プレート10を形成することができる。
図9及び図10は、溝形鋼16,17を用いた第1の例であって、図9(A)は、柱型基礎1の平面断面図、図9(B)は、図9(A)中、T−T線矢視断面図である。図10は、溝形鋼16,17を組んだ様子を示す斜視図である。
柱型基礎1の一辺において、2本のアンカーボルト5に対応する2つの縦方向溝形鋼16の側面の各リブ16bそれぞれに溶接接合で、3つの横方向溝形鋼17が接合されて、縦方向溝形鋼16が柱型基礎1の周方向に連結されている。これは、2つのT字状補強プレート10が、中央の横方向溝形鋼17を介して、一体化されている構造である。
横方向溝形鋼17の溝部17c及び縦方向溝形鋼16の溝部16cは共に、アンカーボルト5側に向けられている。フープ筋4に掛けられるフック11は、縦方向溝形鋼16の平板16aに溶接接合されている。
図11は、図10中、縦方向溝形鋼16を矢視U方向から見た図であって、図10の溝形鋼16,17を用いた第1の例に関し、縦方向溝形鋼16の溝部16c内に、横方向溝形鋼17のリブ17bの位置に合わせて、補強板18を溶接接合し、剛性を高めた構成を示している。
図12は、溝形鋼16,17を用いた第2の例であって、溝形鋼16,17を組んだ様子を示す斜視図である。第2の例では、柱型基礎1の一辺において、これに沿う1つの横方向溝形鋼17の底面のリブ17bに、2つの縦方向溝形鋼16が溶接接合されている構造である。フック11は、横方向溝形鋼17に溶接接合されている。
補強プレート10に溝形鋼16,17を採用し、立ち上がり筋2にその内側から接するように設置しても、上述した各実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
以上の種々説明した変形例であっても、上記実施形態が奏する作用効果を奏することはもちろんである。
1 柱型基礎
2 立ち上がり筋
3 柱型コンクリート体
3a 柱型コンクリート体の外面
3b 柱型コンクリート体の隅角部
4 フープ筋
4A 最上段のフープ筋
5 アンカーボルト
6 露出型柱脚部
10 補強プレート
10a 補強プレートの板面
11 フック
12 打設コンクリート流動用の孔
13 補強用リブ
14 連結部
15 リブ状凸部
D アンカーボルトの外径寸法
L 補強プレートの上下高さ方向の寸法
W 補強プレートの幅方向の寸法

Claims (11)

  1. 柱型コンクリート体内に、上下高さ方向に沿って、環状の配列で複数配筋される立ち上がり筋と、これら立ち上がり筋の外回りを包囲する環状に形成され、該立ち上がり筋の上下高さ方向に多段に配筋される複数のフープ筋と、該立ち上がり筋よりも内方に位置させて環状の配列で複数配設されるアンカーボルトとが埋設され、該柱型コンクリート体上に該アンカーボルトを介して露出型柱脚部が設置固定される柱型基礎であって、
    上記アンカーボルトと上記柱型コンクリート体の外面との間に、最上段の上記フープ筋から下方の該フープ筋にわたり複数の該フープ筋の内側に配置して、該各アンカーボルト個々を、該柱型コンクリート体の外面と直交する方向について、当該柱型コンクリート体の外面に対し、覆い隠すように補強プレートを設けたことを特徴とする露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  2. 前記補強プレートは、その板面が前記アンカーボルト側から前記フープ筋に当接されることを特徴とする請求項1に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  3. 前記各補強プレートは、複数の前記アンカーボルト1本1本に個別に対応させて、複数設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  4. 前記フープ筋の周方向に沿う前記補強プレートの幅方向の寸法は、前記アンカーボルトの外径寸法以上であることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  5. 前記立ち上がり筋の長さ方向に沿う前記補強プレートの上下高さ方向の寸法は、少なくとも最上段の前記フープ筋及びその直下の該フープ筋に接するように設定されることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  6. 前記柱型コンクリート体は平断面長方形状であり、前記補強プレートは、前記柱型コンクリート体の隅角部に配置されて当該柱型コンクリート体の一対の外面双方に面する前記アンカーボルトに対し、当該アンカーボルトとの離隔距離が短いいずれか一方の外面と該アンカーボルトとの間に設けられることを特徴とする請求項1〜5いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  7. 前記補強プレートには、最上段の前記フープ筋に上方から掛けるためのフックが形成されることを特徴とする請求項1〜6いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  8. 前記補強プレートには、打設コンクリート流動用の孔が設けられることを特徴とする請求項1〜7いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  9. 前記補強プレートには、補強用リブが設けられることを特徴とする請求項1〜8いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  10. 前記補強プレートは、隣接するもの同士を連結する連結部が設けられることを特徴とする請求項1〜9いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
  11. 前記補強プレートは、上下高さ方向に多段にリブ状凸部が形成された波板状に形成され、該リブ状凸部が上下に隣接する前記フープ筋同士の間に配置されることを特徴とする請求項1〜10いずれかの項に記載の露出型柱脚用柱型基礎の補強構造。
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