JP2020093439A - Inkjet printer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、インクジェットプリンタに関する。 The present invention relates to an inkjet printer.
従来から、記録媒体に向かってインクを吐出するインクヘッドを備え、インクジェット方式によって記録媒体上に所望の画像を印刷するインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタでは、通常、インク収容体(例えばインクカートリッジ)に収容されたインクを使用して印刷が行われる。このインク収容体は消耗品であり、収容されているインクがなくなると新しいものと交換される。しかし、インク収容体を交換すると、ロット違いなどの個体差によって、収容されているインクの色みや性状(例えば粘度)が変動することがある。これにより、同じ色のインクが収容されているインク収容体に交換しても、印刷画像の色みが僅かに変化してしまうことがある。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an inkjet printer that includes an ink head that ejects ink toward a recording medium and that prints a desired image on the recording medium by an inkjet method. In an inkjet printer, printing is usually performed using ink contained in an ink container (for example, an ink cartridge). The ink container is a consumable item and is replaced with a new one when the ink contained therein is used up. However, when the ink container is exchanged, the color or property (for example, viscosity) of the contained ink may change due to individual differences such as lot differences. As a result, even if the ink container containing the ink of the same color is replaced, the tint of the printed image may slightly change.
インク収容体の交換前後で印刷画像の色再現性を高めるためには、インク収容体を交換した後にカラーキャリブレーションを行うことが有効と考えられる。ところが、プリンタ内には、インク収容体の交換後も、交換前のインク収容体から供給されたインク(以下、「旧インク」ともいう。)が所定の量残留している。したがって、新しく交換したインク収容体に収容されているインク(以下、「新インク」ともいう。)の使用が開始されるのは、プリンタ内の旧インクを全て消費した後となる。そのため、インク収容体の交換から新インクの使用が開始されるまでにタイムラグが生じて、ユーザは新インクの使用開始のタイミングを正確に知ることができなかった。その結果、印刷画像を確認して初めて新インクが使用されたことがわかり、所望の色みが実現されていないなどの理由によって、印刷物を無駄にしてしまうことがあった。 In order to improve the color reproducibility of the printed image before and after the replacement of the ink container, it is considered effective to perform the color calibration after the replacement of the ink container. However, a predetermined amount of ink (hereinafter, also referred to as “old ink”) supplied from the ink container before the replacement remains in the printer even after the replacement of the ink container. Therefore, the use of the ink contained in the newly replaced ink container (hereinafter, also referred to as “new ink”) is started after all the old ink in the printer is consumed. Therefore, there is a time lag between the replacement of the ink container and the start of the use of the new ink, and the user cannot accurately know the timing of starting the use of the new ink. As a result, it was found that the new ink was used only after checking the printed image, and the printed matter was wasted in some cases because the desired tint was not realized.
また、大判サイズの記録媒体に対して印刷を行う大型のプリンタでは、家庭用のプリンタと比較して、インク収容体からインクヘッドまでの間の経路が長い。このため、インク収容体の交換から新インクが使用されるまでのタイムラグが大きくなり、例えば、1つの画像の途中で色みが突然変化してしまうこともあった。 Further, in a large-sized printer that prints on a large-sized recording medium, the path from the ink container to the ink head is longer than in a home printer. For this reason, the time lag from the replacement of the ink container to the use of the new ink becomes large, and for example, the tint may suddenly change in the middle of one image.
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、新しく交換したインク収容体に収容されているインクの使用開始をユーザが把握することができるインクジェットプリンタを提供することである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide an inkjet printer that allows a user to know the start of use of ink contained in a newly replaced ink container.
本発明に係るインクジェットプリンタは、インクを貯留しているインク収容体が交換可能に装着されるインク収容体装着部と、記録媒体に向かってインクを吐出するノズルを有するインクヘッドと、上記インク収容体と上記インクヘッドとを連通するインク供給路と、制御装置と、を備える。上記制御装置は、上記インク供給路から上記インクヘッドまでのインク容量に基づいて予め定められた閾値を記憶する記憶部と、上記インク収容体が交換された時点を基準として上記インクヘッドからのインクの吐出量であるインク消費量を積算する第1演算部と、上記第1演算部で積算された上記インク消費量が、上記閾値に到達したか否かを判定する第1判定部と、上記第1判定部で上記インク消費量が上記閾値に到達したと判定されたときに、上記閾値に到達したことをユーザに通知する第1通知部と、を備える。 An inkjet printer according to the present invention includes an ink container mounting portion in which an ink container that stores ink is replaceably mounted, an ink head having a nozzle that ejects ink toward a recording medium, and the ink container. An ink supply path that connects the body and the ink head is provided, and a control device. The control device controls the ink from the ink head with reference to the time when the storage unit that stores a predetermined threshold value based on the ink volume from the ink supply path to the ink head and the ink container is replaced. A first calculation unit that integrates the ink consumption amount that is the ejection amount of the ink, a first determination unit that determines whether or not the ink consumption amount accumulated by the first calculation unit has reached the threshold value, A first notification unit that notifies the user that the ink consumption amount has reached the threshold value when the first determination unit determines that the ink consumption amount has reached the threshold value.
本発明のインクジェットプリンタでは、インク収容体を交換してからのインク消費量と、プリンタ内のインク容量に基づいて予め定められた閾値とを比較する。そして、上記インク消費量が上記閾値に到達したか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する。これにより、ユーザは、旧インクから新インクへの切り替わりのタイミングを的確に把握することができる。したがって、例えば新インクの使用開始直後のタイミングでカラーキャリブレーションを実行するなど、新インクの使用開始にあわせて適切な対処を行うことが可能となる。その結果、印刷物を無駄にしてしまうことを低減することができる。 In the inkjet printer of the present invention, the amount of ink consumed after the ink container is exchanged is compared with a threshold value that is predetermined based on the ink volume in the printer. Then, it is determined whether or not the ink consumption amount has reached the threshold value, and the determination result is notified to the user. This allows the user to accurately understand the timing of switching from the old ink to the new ink. Therefore, it is possible to take appropriate measures in accordance with the start of use of the new ink, such as executing color calibration immediately after the start of use of the new ink. As a result, waste of printed matter can be reduced.
本発明によれば、新しく交換したインク収容体に収容されているインクの使用開始をユーザが把握することができるインクジェットプリンタを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an inkjet printer in which the user can know the start of use of the ink contained in the newly replaced ink container.
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。 Hereinafter, an inkjet printer according to an embodiment will be described with reference to the drawings. It should be noted that the embodiments described here are not, of course, intended to limit the present invention. In addition, members and parts that have the same function are denoted by the same reference numerals, and overlapping description will be appropriately omitted or simplified.
図1は、インクジェットプリンタ(以下、プリンタという。)10の斜視図である。図2は、プリンタ10の主要部の正面図である。なお、本明細書において「インクジェットプリンタ」とは、従来公知のインクジェット技術による印刷方法、例えば、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの連続方式や、サーマル方式、あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を利用したプリンタ全般をいう。
FIG. 1 is a perspective view of an inkjet printer (hereinafter referred to as a printer) 10. FIG. 2 is a front view of the main part of the
また、以下の説明において、左、右、上、下とは、プリンタ10の正面にいるユーザ(プリンタ10の使用者)から見た左、右、上、下をそれぞれ意味し、プリンタ10からユーザに近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ、前、後、左、右、上、下を表すものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではない。
In the following description, left, right, top, and bottom mean left, right, top, and bottom viewed from a user (user of the printer 10) in front of the
プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行うためのものである。記録媒体5は、ここではロール状の媒体である。記録媒体5には、普通紙やインクジェット用印刷紙などの紙類はもちろんのこと、例えば、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride、PVC)やポリエステルなどの樹脂材料、織布や不織布などの布帛、アルミニウム、鉄、木材、ガラスなどの各種の材料からなる媒体が含まれる。
The
プリンタ10は、本体部12と、ガイドレール13と、プラテン14と、インクヘッド20と、インクカートリッジ装着部18と、インク経路40と、ダンパー50と、キャッピングユニット70(図3参照)と、制御装置80と、を備えている。インクヘッド20と、インク経路40と、ダンパー50とは、インク供給機構60を構成している。本体部12は、左右方向に延びたケーシングを有する。本体部12の右側の前面には、操作パネル12Cが設けられている。操作パネル12Cは、印刷に関する操作を行うものである。操作パネル12Cは、ユーザが印刷に関する情報を入力する入力部を兼ねている。操作パネル12Cには、印刷に関する情報が表示される表示部12Dが設けられている。
The
ガイドレール13は、本体部12に設けられ、左右方向(主走査方向)に延びている。ガイドレール13には、キャリッジ30がスライド自在に係合している。キャリッジ30には、インクヘッド20が搭載されている。キャリッジ30は、キャリッジ移動機構16により、ガイドレール13に沿って左右方向に往復移動する。キャリッジ移動機構16は、ガイドレール13の左端側および右端側に配置されたプーリ17bおよびプーリ17aを有している。プーリ17aには、キャリッジモータ16aが連結されている。キャリッジモータ16aは、制御装置80と電気的に接続されており、制御装置80によって制御される。プーリ17aおよびプーリ17bには、それぞれ無端状のベルト15が巻き掛けられている。キャリッジ30はベルト15に固定されている。キャリッジモータ16aが駆動すると、プーリ17aが回転してベルト15が走行する。これにより、キャリッジ30がガイドレール13に沿って左右方向に移動する。
The
プラテン14は、本体部12に設けられ、左右方向に延びている。プラテン14は、ガイドレール13の下方かつ前方に配置されている。プラテン14には、記録媒体5が載置される。プラテン14は、印刷の際、記録媒体5を支持するものである。記録媒体5への印刷は、プラテン14上において行われる。プラテン14には、上下一対のグリットローラ(図示せず)およびピンチローラ(図示せず)が設けられている。グリットローラはフィードモータ(図示せず)に連結されている。グリットローラはフィードモータによって回転駆動される。記録媒体5がグリットローラとピンチローラとの間に挟まれた状態でグリットローラが回転すると、記録媒体5は前後方向(副走査方向)に搬送される。
The
インクヘッド20は、記録媒体5に向かってインクの液滴を吐出するものである。インクヘッド20は、プラテン14よりも上方に位置している。インクヘッド20は、キャリッジ30に搭載されている。インクヘッド20は、キャリッジ30を介してガイドレール13にスライド自在に係合している。後述するように、インクヘッド20は、インク経路40によってインクカートリッジ11と連通されている。インクヘッド20は、インク供給機構60の一部である。インクヘッド20は、ここでは5つである。5つのインクヘッド20は、左右方向に並んでいる。5つのインクヘッド20からは、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ホワイトインクなどが吐出される。ただし、各インクヘッド20から吐出されるインクの種類(色など)は何ら限定されない。また、インクヘッド20の個数は何ら限定されない。
The
インクカートリッジ装着部18は、本体部12の右側の手前に設けられている。インクカートリッジ装着部18には、5色のインクを貯留するインクカートリッジ11が、互いに独立して着脱自在に装着されている。インクカートリッジ装着部18は、インク収容体装着部の一例である。インクカートリッジ11には、画像の印刷に使用されるインクが貯留されている。5つのインクカートリッジ11には、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ホワイトインクなどが貯留されている。インクカートリッジ11には、それぞれインク取出口(図示せず)が設けられている。インク取出口は、インクカートリッジ11がインクカートリッジ装着部18に装着されることで、インク経路40の一端42に接続される。インクカートリッジ11に貯留されているインクは、インク経路40を介して、インクヘッド20に供給される。インクカートリッジ11は、インク収容体の一例である。インクカートリッジ11は、消耗品である。インクカートリッジ11は、収容されているインクがなくなると、新しいインクカートリッジ11に交換される。
The ink
インクカートリッジ装着部18には、センサ19が配置されている。センサ19は、インクカートリッジ11を検出可能なように構成されている。センサ19は、インクカートリッジ装着部18にインクカートリッジ11が取り付けられたこと、および、インクカートリッジ装着部18からインクカートリッジ11が取り外されたこと、の少なくとも一方を検出する。センサ19の構成は特に限定されない。センサ19は、例えば位置センサである。センサ19は、インクカートリッジ11と同じ数の接触式のセンサ、例えば物理的なスイッチなどであってもよい。センサ19は、制御装置80に電気的に接続されており、検出結果を制御装置80に送信する。センサ19は、インクカートリッジ11の着脱を検出する検出装置の一例である。ただし、センサ19は必須ではなく、他の実施形態において備えていなくてもよい。
A
図3は、1つのインク供給機構60の構成を示すブロック図である。なお、図3では、印刷時にインクの流れる方向を矢印Zで示している。インク供給機構60は、各色のインクカートリッジ11ごとに設けられている。本実施形態において、インク供給機構60は、上記したインクヘッド20と、インク経路40と、ダンパー50と、を備えている。インクカートリッジ11は、インクヘッド20の下面21bよりも高い位置に配置されている。インクヘッド20およびダンパー50はキャリッジ30に搭載され、左右方向に往復移動する。一方、インクカートリッジ11は、キャリッジ30に搭載されておらず、左右方向に往復移動しない。そのため、プリンタ10では、キャリッジ30が左右方向に移動してもインク経路40が破損しないように、インク経路40の大部分(少なくとも全長の半分以上)が左右方向に延びた状態で配置されている。ここでは、インクカートリッジ11の数と同じ合計5本のインク経路40が設けられている。インク経路40は、ケーブル類保護案内装置32(図2参照)で覆われている。ケーブル類保護案内装置32とは、例えばケーブルベア(登録商標)である。
FIG. 3 is a block diagram showing the configuration of one
インク経路40の一端42は、インクカートリッジ11のインク取出し口に接続されている。インク経路40の他端44は、インクヘッド20のインク流入口24に接続されている。インク経路40は、インクカートリッジ11からインクヘッド20にインクを導く流路を形成している。インク経路40は、チューブ40Aとチューブ40Bとを備えている。チューブ40Aは、インクカートリッジ11とダンパー50とを連結している。チューブ40Bは、ダンパー50とインクヘッド20とを連結している。インク経路40は、柔軟性や可撓性を有し、弾性変形可能なように構成されている。インク経路40の構成は特に限定されないが、ここでは樹脂製の変形容易なチューブである。
One
図4は、1つのインクヘッド20の下面21bを表す模式図である。インクヘッド20の下面21bは、キャリッジ30(図2参照)の底面から外部に露出している。インクヘッド20の下面21bには、インクを吐出する複数のノズル25が形成されている。ノズル25の数は特に限定されるものではないが、ここでは360個である。ノズル25は、2列で、前後方向に並んでいる。ただし、複数のノズル25は、1列で並んでいてもよく、3列以上で並んでいてもよい。
FIG. 4 is a schematic diagram showing the
図5は、インクヘッド20の1つのノズル25近傍における断面図である。インクヘッド20は、開口21aを有する中空のケース本体21と、開口21aを覆うようにケース本体21に取り付けられた振動板22と、を備えている。ケース本体21と振動板22によって囲まれた領域が圧力室23である。振動板22は、圧力室23の内側および外側(図5の上側および下側)に弾性変形可能なものである。ケース本体21の一面(図5の左側の面)には、インクが流入するインク流入口24が形成されている。インク流入口24には、チューブ40Bの一端が接続されている。圧力室23には、インク流入口24を通じてインクが供給され、一時的に所定量のインクが貯留される。振動板22における圧力室23と反対側の面には、圧電素子26が当接されている。圧電素子26は、フレキシブルケーブル27を介して制御装置80に接続されている。圧電素子26は、供給された駆動信号に基づいて膨張および収縮し、振動板22を圧力室23の外側および内側に弾性変形させるように機能する。インクヘッド20の下面21bには、ノズル25が開口している。インクは、ノズル25から記録媒体5に吐出される。
FIG. 5 is a sectional view in the vicinity of one
図6は、ダンパー50の断面図である。ダンパー50は、インクヘッド20にインクを補給するものである。ダンパー50は、インクの圧力変動を緩和して、インクヘッド20のインク吐出動作を安定化するものである。ダンパー50は、断面凹形状のダンパー本体51と、凹形状の凹んだ部分を覆うようにダンパー本体51に取り付けられたダンパー膜52と、を備えている。ダンパー本体51とダンパー膜52とに囲まれた領域がインク貯留室53である。ダンパー本体51の一面(図6の上面の手前側)には、インク導入口54が形成されている。インク導入口54には、チューブ40Aの一端が接続されている。インク貯留室53は、インクを一時的に貯留する。ダンパー膜52は、インク貯留室53の内側および外側にそれぞれ撓むことができる程度の張力で、ダンパー本体51に貼り付けられている。ダンパー膜52には押圧体57を介してコイルバネ56の一端が取り付けられている。コイルバネ56の他端は、ダンパー本体51に取り付けられている。コイルバネ56は、圧縮された状態に維持されている。このため、ダンパー膜52は、常にインク貯留室53の外側(図6の右側)に向けて押圧された状態となっている。ダンパー本体51の一面(図6の下面の奥側)には、インク導出口55が形成されている。インク導出口55には、チューブ40Bの一端が接続されている。ただし、ダンパー50は必須ではなく、他の実施形態において、省略することも可能である。
FIG. 6 is a sectional view of the
図3に戻り、キャッピングユニット70は、キャップ72と、吸引ポンプ74と、を備えている。キャップ72は、インクヘッド20に着脱可能に取り付けられる。印刷時以外において、キャップ72は、インクヘッド20に取り付けられ、下面21bに形成されたノズル25を覆っている。インクヘッド20にキャップ72が取り付けられると、キャップ72と下面21bとの間に密閉空間が形成される。これにより、インクヘッド20の下面21bからのインクの乾燥が抑制され、ノズル25の詰まりが防止される。吸引ポンプ74は、上記密閉空間の中の流体(例えば、空気やインク)や、固体(例えば、固化したインクやごみなど)を吸引するものである。インクヘッド20にキャップ72を取り付けた状態で吸引ポンプ74を駆動すると、密閉空間の中の流体が吸引され、ノズル25から強制的に排出される。
Returning to FIG. 3, the capping
キャッピングユニット70は、クリーニング動作に用いられる。本実施形態において、クリーニング動作は、フラッシング動作と吸引動作とを包含する。なお、フラッシング動作とは、インクヘッド20にキャップ72を取り付けた状態で、ノズル25から所定量のインクをキャップ72内に吐出させることをいう。また、吸引動作とは、上記密閉空間の中の流体を吸引ポンプ74で吸引し、ノズル25から強制的に排出させることをいう。例えば、プリンタ10を使用しない状態が長く続くと、ノズル25内のインクが乾燥し、固化したインクでノズル25が目詰まりすることがある。クリーニング動作によれば、固化したインクを好適に除去することができ、安定した印刷を行うことができる。キャッピングユニット70は、ノズル25から吐出させたインクあるいはノズル25から吸引したインクを溜める廃インク容器をさらに備えていてもよい。
The capping
制御装置80は、プリンタ10の各部の動作を制御する。制御装置80は、例えば、印刷用データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、を備えていてもよい。
The
制御装置80は、フィードモータ(図示せず)と、キャリッジ30のキャリッジモータ16aと、インクヘッド20の圧電素子26と、センサ19と、キャッピングユニット70の吸引ポンプ74と、に通信可能に接続されており、これらの動作を制御する。制御装置80は、フィードモータを制御することで、記録媒体5を前後方向(副走査方向)に搬送する。制御装置80は、キャリッジモータ16aを制御することで、キャリッジ30およびインクヘッド20の左右方向(主走査方向)への移動を制御する。制御装置80は、インクヘッド20の圧電素子26を制御することで、ノズル25からのインクの吐出を制御する。制御装置80は、センサ19を制御することで、インクカートリッジ11の着脱に関する検出結果を取得する。制御装置80は、吸引ポンプ74の作動および停止を制御する。
The
図7は、制御装置80のブロック図である。制御装置80は、入力部81と、印刷実行部82と、クリーニング実行部83と、記憶部84と、初期化部85と、第1演算部86Aと、第1判定部86Bと、第1通知部86Cと、第2演算部87Aと、第2判定部87Bと、第2通知部87Cと、印刷中止部88と、インク排出部89と、を備えている。なお、制御装置80の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、制御装置80の各部は、コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該コンピュータによって実現されるように構成されていてもよい。ここに開示される技術には、コンピュータを上記各部として機能させるためのコンピュータプログラムや、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が含まれる。
FIG. 7 is a block diagram of the
入力部81には、ホストコンピュータなどの外部機器や、有線または無線で接続されたネットワークから、印刷用データが入力される。印刷用データには、例えば、印刷する画像の情報や、印刷に使用する記録媒体5の情報、印刷領域のサイズ情報、などが含まれ得る。ただし、印刷設定情報は、例えばプリンタ10の種類や機種などによっても異なり得るため、上記例に限定されるものではない。なお、入力部81は、例えばキーボードやマウス、ボタンなどの入力装置(図示せず)を備え、上記した情報をユーザが手動で入力可能なように構成されていてもよい。
Print data is input to the
印刷実行部82は、印刷動作を実行する。印刷実行部82は、記録媒体5が順次前方に搬送されるように、フィードモータを制御する。印刷実行部82は、キャリッジモータ16aを駆動してキャリッジ30およびインクヘッド20を左右方向に移動させると共に、インクヘッド20の圧電素子26を駆動することで、ノズル25からインクを吐出させ、記録媒体5の印刷面に着弾させる。クリーニング実行部83は、インクヘッド20にキャップ72を取り付けた状態でインクヘッド20の圧電素子26を制御することにより、ノズル25からキャップ72内にインクを吐出させるフラッシング動作、および、インクヘッド20にキャップ72を取り付けた状態で吸引ポンプ74を作動させ、ノズル25からインクを吸い出す吸引動作、のうちの少なくとも1つを実行する。
The
記憶部84には、プリンタ10内のインク容量に基づいて定められた閾値が、予め記憶されている。プリンタ10内のインク容量は、インク供給機構60内の流路の容積、すなわち、インク経路40の一端42からインクヘッド20のノズル25までの流路の容積で求めることができる。本実施形態では、例えば、チューブ40Aの容積(長さ×内径)と、ダンパー50のインク貯留室53の容積と、チューブ40Bの容積(長さ×内径)と、インクヘッド20の圧力室23の容積と、の合計で求めることができる。閾値は、上記インク容量と同じ第1のインク容量であってもよいし、上記インク容量よりも小さい第2のインク容量であってもよいし、上記インク容量よりも大きい第3のインク容量であってもよい。第2のインク容量は、例えば、第1のインク容量からインクヘッド20の圧力室23の容積を差し引いた値、言い換えれば、チューブ40Aの容積と、ダンパー50のインク貯留室53の容積と、チューブ40Bの容積と、の合計であってもよい。記憶部84には、さらにインクカートリッジ11に関する情報が記憶されている。インクカートリッジ11に関する情報は、例えば、カラーキャリブレーションが実行済みであるか否かの情報(キャリブレーション実行情報)や、後述する第1演算部86Aで算出されるインク消費量ΣAnの値である。
The
初期化部85は、センサ19を制御することで検出結果を取得し、インクカートリッジ11の着脱を検知する。初期化部85には、センサ19からインクカートリッジ11の着脱に関する検出結果が入力される。初期化部85は、検出結果に基づき、インクカートリッジ11が交換された時点で、記憶部84に記憶されているインクカートリッジ11の情報を自動で初期化(リセット)する。初期化部85は、例えば、キャリブレーション実行情報を消去する。初期化部85は、例えば、インク消費量ΣAnの値を初期値(ゼロ)とする。
The
第1演算部86Aは、インクカートリッジ11の交換された時点を基準として、インクカートリッジ11の交換後のインク消費量ΣAnを積算する。インク消費量ΣAnは、インクカートリッジ11の交換後の、印刷動作によるインク消費量と、クリーニング動作によるインク消費量と、の合計で求められる。クリーニング動作によるインク消費量は、フラッシング動作によるインク消費量と、吸引動作によるインク消費量と、の合計で求められる。なお、各インク消費量の算出方法については後に詳しく述べる。インク消費量ΣAnは、記憶部84に記憶される。第1判定部86Bは、第1演算部86Aで積算されたインク消費量ΣAnと、記憶部84に記憶されている閾値と、を比較する。第1判定部86Bは、インク消費量ΣAnが閾値に到達したか否かを判定する。
The
第1通知部86Cは、第1判定部86Bでインク消費量ΣAnが閾値に到達したと判定されたときに、閾値に到達したことをユーザに通知する。なお、ユーザへの通知方法は特に限定されない。第1通知部86Cは、例えばプリンタ10の表示部12Dに文字やイラストなどを表示して、視覚的にユーザに対する通知を行ってもよい。第1通知部86Cは、例えば音声などで通知を行ってもよい。これにより、ユーザは、ノズル25から新インクが吐出されるタイミング、例えば、ノズル25から吐出されるインクが間もなく旧インクから新インクに切り替わること、あるいは、新インクの吐出が開始されたこと、を的確に認識することができる。第1通知部86Cは、さらにカラーキャリブレーションを実行する必要があることをユーザに通知するように構成されていてもよい。
When the
第2演算部87Aは、印刷実行部82が画像の印刷を開始するよりも前に、入力部81に入力された画像の印刷用データに基づいて、予想インク使用量Bを算出する。第2判定部87Bは、印刷実行部82が画像の印刷を開始するよりも前に、第1演算部86Aで積算されたインク消費量ΣAnと第2演算部87Aで算出された予想インク使用量Bとを合計した合計量(ΣAn+B)と、記憶部84に記憶されている閾値と、を比較する。第2判定部87Bは、インクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達するか否かを判定する。第2判定部87Bは、インクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達しないときに、閾値からインクの合計量(ΣAn+B)を引いたインク残量をさらに算出するように構成されていてもよい。インク残量は、プリンタ10内に残留している旧インクのインク量を表している。
The
第2通知部87Cは、第2判定部87Bでインクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達すると判定されたときに、当該画像を印刷すると閾値に到達することをユーザに通知する。なお、ユーザへの通知方法は特に限定されない。第2判定部87Bは、例えば、プリンタ10の表示部12Dに文字やイラストなどを表示して、視覚的にユーザに対する通知を行ってもよい。これにより、ユーザは、例えば当該画像を印刷すると印刷の途中で旧インクから新インクに切り替わること、言い換えれば、印刷の途中で画像の色みが変化する可能性があることを、実際の印刷動作を行う前に認識することができる。第2通知部87Cは、第2判定部87Bでインクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達しないと判定されたときに、上記インク残量に関する情報をあわせて表示部12Dに表示して、ユーザに通知するように構成されていてもよい。
When the
印刷中止部88は、第2判定部87Bでインクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達すると判定されたときに、当該画像の印刷を中止するか否かをユーザに選択させる。ユーザへの確認は、例えば、プリンタ10の表示部12Dに「印刷を継続しますか」あるいは「印刷を中止しますか」といった確認内容を表示することによって行われる。印刷中止部88は、ユーザによって印刷の中止が指示されると、印刷用データを初期化して、印刷実行部82による当該画像の印刷動作をキャンセルする。なお、ここでは印刷中止の要否をユーザに確認しているが、他の実施形態において、印刷中止部88は、第2判定部87Bでインクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達すると判定されたときに、強制的に(自動的に)印刷動作をキャンセルするように構成されていてもよい。
When the
インク排出部89は、印刷中止部88が当該画像の印刷動作を中止するときに、プリンタ10内に残っている旧インクを強制的に排出するか否かをユーザに選択させる。ユーザは、例えば表示部12Dに表示された上記インク残量に関する情報を考慮して、旧インクの排出を行うか行わないかを決定してもよい。インク排出部89は、ユーザによって旧インクの排出が指示されると、上記閾値に到達するまでノズル25からインクが強制的に排出される。インクの強制排出は、例えばクリーニング動作によって行われる。なお、ここでは旧インクの排出の要否をユーザに確認しているが、他の実施形態において、インク排出部89は、印刷中止部88が当該画像の印刷動作を中止するときに、自動的にクリーニング動作を実行して旧インクを排出するように構成されていてもよい。
The
図8は、インクカートリッジ11の交換からインクが切り替わるタイミングが通知されるまでの手順を示したフローチャートである。以下、図8を参照しつつ、インクが切り替わるタイミングが通知されるまでの手順について説明する。なお、図8のフローチャートに記載された各処理は、例えば、プリンタ10の電源が入れられた際に行われるものである。ただし、図8の各処理は、例えば印刷が開始される直前、印刷動作が終了した後、クリーニング動作が終了した後、などに行われるものであってもよい。
FIG. 8 is a flowchart showing the procedure from the replacement of the
まず、ステップS1では、ユーザによって、インクカートリッジ装着部18から古いインクカートリッジ11が取り外され、インクカートリッジ装着部18に新しいインクカートリッジ11が取り付けられる。このとき、インクカートリッジ装着部18に配置されたセンサ19によって、インクカートリッジ11の着脱が検知される。初期化部85には、センサ19から検出結果が入力される。次に、ステップS2では、初期化部85により、インクカートリッジ11の着脱が検知された時点で、記憶部84に記憶されている古いインクカートリッジ11の情報が初期化される。これにより、キャリブレーション実行情報が消去される。また、インク消費量ΣAnが初期値(ゼロ)となる。なお、この段階では、インクカートリッジ11の交換後であっても、プリンタ10のインク経路40には古いインクカートリッジ11のインク(旧インク)が残留している。
First, in step S<b>1, the user removes the
次に、ステップS3では、プリンタ10において、印刷実行部82による印刷動作あるいはクリーニング実行部83によるクリーニング動作が行われると、第1演算部86Aが、1回目のインク消費量ΣAn(ただし、nは、n≦1の自然数)を算出する。なお、印刷動作によるインク消費量は、例えば、ノズル25の数と、印刷動作で1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の量(例えば数pL〜数十pL)と、印刷動作で1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の発数と、に基づいて求められる。また、フラッシング動作によるインク消費量は、ノズル25の数と、フラッシング動作で1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の量(例えば数pL〜数十pL)と、フラッシング動作で1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の発数(例えば数千〜数万発)と、の積から求められる。また、吸引動作によるインク消費量は、吸引動作で1つのノズル25から吸引ポンプ74によって吸引されるインクの量(ポンプ吸引量、例えば数cc)から求められる。インク消費量ΣAnの値は、記憶部84に記憶される。
Next, in step S3, in the
次に、ステップS4では、第1判定部86Bが、ステップS3で算出されたインク消費量ΣAnと、記憶部84に記憶されている閾値と、を比較し、インク消費量ΣAnが閾値に到達したか否かを判定する。なお、ここでは、記憶部84に記憶されている閾値が、プリンタ10内のインク容量と同じ第1のインク容量に設定されている。第1のインク容量は、新インクに切り替わる直前の状態を想定した閾値である。ここで、ステップS4において、閾値>インク消費量ΣAnとなる場合、すなわち、ノズル25から新インクが吐出されるまでにはまだ時間がある場合は、ステップS5で、nにn+1を代入して、ステップS3に戻る。ステップS3では、印刷動作あるいはクリーニング動作が行われるたびに、2回目以降のインク消費量が算出され、インク消費量ΣAnとして積算される。一方、ステップS4で、閾値≦インク消費量ΣAnとなる場合、すなわち、ノズル25から吐出されるインクが新インクに切り替わる直前、あるいは新インクに切り替わった場合は、ステップS6に進む。
Next, in step S4, the
次に、ステップS6では、第1通知部86Cが、例えばプリンタ10の表示部12Dを使用して、新しいインクへの切り替わりをユーザに通知する。これにより、ユーザは、新インクの吐出開始を認識することができる。さらに、ステップS7では、第1通知部86Cが、例えばプリンタ10の表示部12Dを使用して、カラーキャリブレーションの必要性をユーザに通知する。これにより、ユーザは、例えば次の印刷を行う前に、カラーキャリブレーションの必要性を認識することができる。
Next, in step S6, the first notification unit 86C uses the
ユーザは上記通知を受け、必要に応じてステップS7に続きカラーキャリブレーションを実施してもよい。カラーキャリブレーションの方法は従来と同様でよく、特に限定されない。例えばまず、プリンタ10のインクヘッド20で、階調値を変化させた複数のテストパッチを記録媒体5に印刷する。次に、ユーザが測色機(図示せず)を操作し、印刷した複数のテストパッチの色彩値および濃度値を、それぞれ測色機で読み取る。そして、測色機の読取値に基づいてインクの色調を補正するための補正パラメータをプリンタ10に入力する。ユーザが、プリンタ10に補正パラメータを入力すると、記憶部84に記憶されているインクカートリッジ11のキャリブレーション実行情報が更新され、当該インクカートリッジ11について、カラーキャリブレーションが実行済みであることが記憶される。
Upon receiving the notification, the user may perform color calibration after step S7, if necessary. The color calibration method may be the same as the conventional one and is not particularly limited. For example, first, the
以上のように、本実施形態のプリンタ10では、インク消費量ΣAnが閾値に到達したか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する。これにより、ユーザは、旧インクから新インクへの切り替わりのタイミングを的確に把握することができる。したがって、例えば新インクの使用開始直後のタイミングでカラーキャリブレーションを実行するなど、新インクの使用開始にあわせて適切な対処を行うことが可能となる。その結果、印刷物を無駄にしてしまうことが少なくなると共に、印刷のやり直しに要する手間や消耗品のコストを低減することができる。
As described above, the
本実施形態のプリンタ10では、第1通知部86Cは、第1判定部86Bでインク消費量ΣAnが上記閾値に到達したと判定されたときに、カラーキャリブレーションを実行する必要があることをさらに通知する。これにより、ユーザは適切なタイミングでカラーキャリブレーションを実施することができる。したがって、インク収容体の交換前後における印刷画像の色再現性をより良く向上することができる。
In the
図9は、印刷処理に関する手順を示したフローチャートである。なお、図9では、インクカートリッジ11を交換してから未だカラーキャリブレーションが実行されていない(キャリブレーション実行情報が「実行済み」になっていない)場合を想定している。以下、図9を参照しつつ、記録媒体5に対して印刷を行う際の印刷処理に関する手順について説明する。
FIG. 9 is a flowchart showing the procedure regarding the printing process. In addition, in FIG. 9, it is assumed that the color calibration is not yet executed (the calibration execution information is not “executed”) after the
まず、ステップS10では、ユーザの操作によって、USBメモリなどの記憶媒体または他のコンピュータ(図示せず)から、入力部81に印刷用データが送られる。印刷用データは記憶部84に読み込まれる。次に、ステップS11では、第2演算部87Aが、印刷用データに基づいて、当該印刷用データの画像を印刷するときの予想インク使用量Bを算出する。予想インク使用量Bは、印刷動作によるインク消費量に準じて求められる。例えば、プリンタ10のノズル25の数と、当該印刷用データを印刷するときに1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の量(例えば数pL〜数十pL)と、1つのノズル25から吐出されるインクの液滴の発数と、の積から求められる。次に、ステップS12では、インクカートリッジ11の交換された時点からのインク消費量ΣAnを記憶部84から取得する。
First, in step S10, print data is sent to the
次に、ステップS13では、第2判定部87Bが、ステップS12で取得されたインク消費量ΣAnと、ステップS11で算出された予想インク使用量Bと、を合計した合計量(ΣAn+B)を算出する。ここでは、第2判定部87Bが、さらに閾値からインクの合計量(ΣAn+B)を差し引いたインク残量を算出する。第2判定部87Bは、算出したインクの合計量(ΣAn+B)を記憶部84に記憶されている閾値と比較し、インクの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達するか否かを判定する。ステップS13で、閾値>(ΣAn+B)となる場合は、ステップS14で、印刷実行部82が上記印刷用データに基づく印刷を通常通りに実行して、印刷処理を終了する。一方、ステップS13で、閾値≦(ΣAn+B)となる場合は、ステップS15に進む。
Next, in step S13, the
次に、ステップS15では、第2通知部87Cが、例えばプリンタ10の表示部12Dを使用して、上記印刷用データの印刷を実行すると印刷の途中で旧インクから新インクに切り替わることを、ユーザに通知する。表示部12Dへの表示内容は、例えば「このまま印刷すると、印刷中に色合いが変化する可能性があります。」といった内容であってもよい。これにより、ユーザは、印刷の途中でインクが切り替わり、色みが変化してしまう可能性があることを認識することができる。
Next, in step S15, when the
次に、ステップS16では、印刷中止部88が、例えばプリンタ10の表示部12Dを使用して、上記印刷用データの印刷を中止するか否かをユーザに選択させる。ユーザは、例えばプリンタ10の操作パネル12Cを操作して、印刷の中止あるいは継続をプリンタ10に指示する。ステップS16でユーザが印刷の継続をプリンタ10に指示すると、ステップS17で、印刷実行部82が上記印刷用データに基づく印刷を通常通りに実行して、印刷処理を終了する。一方、ステップS16でユーザが印刷の中止をプリンタ10に指示すると、ステップS18に進む。
Next, in step S16, the
次に、ステップS18では、インク排出部89が、例えばプリンタ10の表示部12Dを使用して、プリンタ10内に残っている旧インクを強制的に排出するか否かをユーザに選択させる。ユーザは、例えばプリンタ10の操作パネル12Cを操作して、旧インクの排出を行うか行わないかをプリンタ10に指示する。このとき、インク排出部89は、ステップS13で算出したインク残量に関する情報を、あわせて表示部12Dに表示するとよい。表示部12Dへの表示内容は、インク残量の具体的な数値、例えば「あと何ccで新インクに切り替わります。」といった内容であってもよい。これにより、ユーザはインク残量に関する情報を考慮して、この時点で旧インクの排出を行うか、行わないか、を決定することができる。ステップS18でユーザが旧インクの排出を行わないことをプリンタ10に指示すると、印刷処理は終了する。一方、ステップS18でユーザが旧インクの排出を行うことをプリンタ10に指示すると、ステップS19に進む。
Next, in step S18, the
ステップS19では、例えばクリーニング実行部83が、フラッシング動作や吸引動作などのクリーニング動作を行う。これにより、インクヘッド20の各ノズル25から、閾値≦インク消費量となるように旧インクが排出され、印刷処理は終了する。これにより、プリンタ10のインク供給機構60から旧インクが全て排出され、プリンタ10のインク経路40が新しいインクカートリッジ11のインク(新インク)で満たされる。旧インクを排出した後、ユーザは、必要に応じてステップS19に続きカラーキャリブレーションを実施してもよい。
In step S19, for example, the cleaning
以上のように、本実施形態のプリンタ10では、制御装置80は、印刷する画像の印刷用データが入力される入力部81と、ノズル25からのインクの吐出を制御して、所望の画像を印刷する印刷実行部82と、印刷実行部82が上記画像の印刷を開始する前に、上記印刷用データに基づいて予想インク使用量Bを算出する第2演算部87Aと、印刷実行部82が上記画像の印刷を開始する前に、第2演算部87Aで算出された上記予想インク使用量Bを第1演算部86Aで積算された上記インク消費量ΣAnと合計した合計量(ΣAn+B)が、上記閾値に到達するか否かを判定する第2判定部87Bと、印刷実行部82が上記画像の印刷を開始する前に、第2判定部87Bで上記合計量(ΣAn+B)が上記閾値に到達すると判定されたときに、上記画像を印刷すると上記閾値に到達することをユーザに通知する第2通知部87Cと、をさらに備える。
As described above, in the
このように、プリンタ10では、印刷処理を行うときに、インク消費量ΣAnと印刷時の予想インク使用量Bとの合計量(ΣAn+B)が閾値に到達するか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する。これにより、ユーザは、実際の印刷を開始する前に、旧インクから新インクへの切り替わりを認識することができる。したがって、例えば印刷の順序を入れ替えてインクが切り替わらない画像の印刷を先に行うなど、印刷動作に先んじて適切な対処を行うことが可能となる。その結果、例えば1つの画像の途中で色みが変化してしまうような印刷品質の低下を未然防止することができる。また、所望の色みが実現されていないなどの理由によって印刷がやり直しになることを未然防止することができる。
As described above, the
本実施形態のプリンタ10は、上記合計量(ΣAn+B)が上記閾値に到達すると判定されたとき、上記画像の印刷を中止する印刷中止部88をさらに備える。これにより、例えば印刷の途中で色みが変化してしまう印刷をキャンセルして、印刷品質の低下を未然に防止することができる。
The
本実施形態のプリンタ10は、印刷中止部88が上記画像の印刷を中止するときに、少なくともインク消費量ΣAnが上記閾値に到達するまで、インクヘッド20から旧インクを強制的に排出するインク排出部89をさらに備える。これにより、旧インクをプリンタ10から素早く排出して、新インクでの印刷を早期に開始することができる。したがって、高い印刷品質で効率良く印刷を行うことができる。
When the
本実施形態のプリンタ10では、第2判定部87Bは、上記合計量(ΣAn+B)が上記閾値に到達しないときに、上記閾値から上記合計量(ΣAn+B)を差し引いたインク残量を算出し、第2通知部87Cは、上記インク残量に関する情報をユーザに通知する。これにより、ユーザは、例えばインク残量が少ない場合に旧インクを強制的に排出する一方、インク残量が多い場合には、旧インクで印刷可能な画像(言い換えれば、印刷の途中でインクが切り替わらない画像)の印刷を先に行うなど、旧インクのインク残量を考慮した対処を行うことが可能となる。したがって、旧インクを無駄なく使用して、高い印刷品質で効率良く印刷を行うことができる。
In the
本実施形態のプリンタ10は、インクカートリッジ装着部18におけるインクカートリッジ11の着脱を検出するセンサ19と、センサ19の検出結果に基づいて、インクカートリッジ11が交換された時点を判定し、インク消費量ΣAnの値を初期化する初期化部85と、をさらに備える。これにより、インクカートリッジ11の着脱を自動で検知することができる。したがって、ユーザがインクカートリッジ11の着脱を判断し、プリンタ10に手動で入力する場合に比べて、ユーザの手間を省くことができる。
The
以上、本実施形態に係るプリンタ10について説明した。しかし、本発明に係るインクジェットプリンタは、これに限定されない。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。請求の範囲に記載の技術には、上記に例示した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記した実施形態の一部を、他の変形態様に置き換えることも可能であり、上記した実施形態に他の実施形態を追加することも可能である。また、上記した実施形態と以下の実施形態とを適宜組み合わせることもできる。また、その技術的特徴が必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することも可能である。
The
例えば上記した実施形態では、プリンタ10が、インクカートリッジ11の着脱を検出するセンサ19を備えていた。しかしこれには限定されない。インクカートリッジ11の着脱はユーザによって判断されてもよい。この場合、インクカートリッジ11の着脱に関する情報は、ユーザが例えば操作パネル12Cからプリンタ10の初期化部85に直接入力するように構成されていてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
例えば上記した実施形態では、インクカートリッジ11がインクヘッド20の下面21bよりも高い位置に配置され、かつ、インク供給機構60がインクヘッド20とインク経路40とダンパー50とで構成されていた。しかしこれには限定されない。インクカートリッジ11の設置位置は特に限定されず、例えば、インクヘッド20の下面21bと同じかそれよりも低い位置に配置されていてもよい。また、インク供給機構60は、例えば、インクカートリッジ11からダンパー50までのチューブ40Aの途中に、インクカートリッジ11からダンパー50に向かってインクを供給する(送り出す)供給ポンプをさらに備えていてもよい。この場合、プリンタ10内のインク容量を算出して閾値を定めるときに、供給ポンプ内に貯留されるインクの容積をさらに加算してもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
例えば上記した実施形態では、プリンタ10とは別個独立している(外部の)測色機を用いてカラーキャリブレーションを行っていた。しかしこれには限定されない。他の実施形態において、測色機がプリンタ10に内蔵されていてもよい。この場合、測色機がキャリッジ30に搭載されていてもよい。すなわち、測色機は、キャリッジ30を介してガイドレール13にスライド自在に係合し、左右方向に移動可能に構成されていてもよい。また、制御装置80は、測色機の動作を制御して、測色機で測定された測定値を受信するキャリブレーション実行部を備えていてもよい。キャリブレーション実行部は、例えば図8のステップS6またはステップS7、あるいは図9のステップS19に続いて、自動でカラーキャリブレーションを実行するように構成されていてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the color calibration is performed using the (external) colorimeter that is independent of the
上記した実施形態では、図9のステップS18において、インク排出部89が、1色のインクカートリッジ11について、インク残量に関する情報を表示部12Dに表示し、旧インクを強制的に排出するか否かを確認していた。しかしこれには限定されない。例えば複数色のインクカートリッジ11について、それぞれ、インク残量に関する情報を横並びで表示部12Dに表示してもよい。また、複数色のインクカートリッジ11をほぼ同時に交換した場合などには、ステップS18において、複数色のインクカートリッジ11についてまとめて旧インクの排出を行うか否かをユーザに確認してもよい。
In the embodiment described above, in step S18 of FIG. 9, the
上記した実施形態では、キャリッジ30が主走査方向に移動し、記録媒体5が副走査方向に移動するように構成されていたが、これには限定されない。キャリッジ30と記録媒体5との移動は相対的なものであり、そのどちらが主走査方向または副走査方向に移動してもよい。例えば、記録媒体5は移動不能に配置され、キャリッジ30が走査方向および副走査方向の両方向に移動可能なように構成されていてもよい。また、キャリッジ30および記録媒体5のいずれもが両方向に移動可能なように構成されていてもよい。また、プリンタ10の構成は特に限定されない。プリンタ10は、例えばフラットベッドタイプのプリンタであってもよい。プリンタ10は、紫外線を照射する照射装置や、記録媒体5をカットするカッティングヘッドをさらに備えていてもよい。
Although the
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
11 インクカートリッジ(インク収容体)
18 インク収容体装着部(インクカートリッジ装着部)
20 インクヘッド
40 インク供給路
80 制御装置
81 記憶部
86A 第1演算部
86B 第1判定部
86C 第1通知部
10 Printer (inkjet printer)
11 Ink cartridge (ink container)
18 Ink container mounting part (ink cartridge mounting part)
20
Claims (8)
記録媒体に向かってインクを吐出するノズルを有するインクヘッドと、
前記インク収容体と前記インクヘッドとを連通するインク供給路と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記インク供給路から前記インクヘッドまでのインク容量に基づいて予め定められた閾値を記憶する記憶部と、
前記インク収容体が交換された時点を基準として前記インクヘッドからのインクの吐出量であるインク消費量を積算する第1演算部と、
前記第1演算部で積算された前記インク消費量が、前記閾値に到達したか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部で前記インク消費量が前記閾値に到達したと判定されたときに、前記閾値に到達したことをユーザに通知する第1通知部と、
を備える、インクジェットプリンタ。 An ink container mounting portion in which the ink container that stores ink is replaceably mounted;
An ink head having nozzles for ejecting ink toward a recording medium;
An ink supply path that connects the ink container and the ink head,
And a control device,
The control device is
A storage unit that stores a predetermined threshold value based on the ink volume from the ink supply path to the ink head;
A first calculation unit that integrates an ink consumption amount that is an ink ejection amount from the ink head with reference to a time point when the ink container is replaced,
A first determination unit that determines whether or not the ink consumption amount accumulated by the first calculation unit has reached the threshold value;
A first notification unit that notifies the user that the ink consumption amount has reached the threshold value when the first determination unit determines that the ink consumption amount has reached the threshold value;
An inkjet printer that includes:
請求項1に記載のインクジェットプリンタ。 The first notification unit further notifies that color calibration needs to be executed when the first determination unit determines that the ink consumption amount has reached the threshold value.
The inkjet printer according to claim 1.
印刷する画像の印刷用データが入力される入力部と、
前記ノズルからのインクの吐出を制御して、前記画像を印刷する印刷実行部と、
前記印刷実行部が前記画像の印刷を開始する前に、前記印刷用データに基づいて予想インク使用量を算出する第2演算部と、
前記印刷実行部が前記画像の印刷を開始する前に、前記第2演算部で算出された前記予想インク使用量を前記第1演算部で積算された前記インク消費量と合計した合計量が、前記閾値に到達するか否かを判定する第2判定部と、
前記印刷実行部が前記画像の印刷を開始する前に、前記第2判定部で前記合計量が前記閾値に到達すると判定されたときに、前記画像を印刷すると前記閾値に到達することをユーザに通知する第2通知部と、
をさらに備える、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。 The control device is
An input section for inputting print data of an image to be printed,
A print execution unit that controls the ejection of ink from the nozzles to print the image;
A second calculation unit that calculates an expected ink usage amount based on the printing data before the print execution unit starts printing the image;
Before the print execution unit starts printing the image, the total amount of the estimated ink usage amount calculated by the second calculation unit and the ink consumption amount integrated by the first calculation unit is A second determination unit that determines whether or not the threshold value is reached;
Before the print execution unit starts printing the image, when the second determination unit determines that the total amount reaches the threshold value, the user is informed that when the image is printed, the threshold value is reached. A second notifying section for notifying,
The inkjet printer according to claim 1, further comprising:
前記第2通知部は、前記インク残量に関する情報をユーザに通知する、
請求項3から5のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。 When it is determined that the total amount does not reach the threshold value, the second determination unit calculates the remaining ink amount by subtracting the total amount from the threshold value,
The second notification unit notifies the user of information regarding the remaining ink amount,
The inkjet printer according to claim 3.
前記検出装置の検出結果に基づいて、前記インク収容体が交換された時点を判定し、前記インク消費量の値を初期化する初期化部と、
をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。 A detection device for detecting attachment/detachment of the ink container in the ink container mounting portion;
An initialization unit that determines the time when the ink container is replaced based on the detection result of the detection device and initializes the value of the ink consumption amount,
The inkjet printer according to claim 1, further comprising:
コンピュータを前記制御装置として動作させるように構成されている、コンピュータプログラム。 The inkjet printer according to any one of claims 1 to 7,
A computer program configured to operate a computer as the control device.
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