JP2020090692A - 軸受ユニット及び連続焼鈍炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受に電食が生じるのを抑制することができる軸受ユニット及び連続焼鈍炉を提供すること。【解決手段】鋼帯を誘導加熱によって連続焼鈍するための焼鈍炉本体の内部にて、鋼帯を搬送するハースロールの端部を、焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットであって、軸受ユニットは、焼鈍炉本体に固定された軸受ハウジングと、軸受ハウジングに収容された自動調心軸受と、自動調心軸受の外輪の外周面に固設され、軸受ハウジングの内周面に摺動自在に接触したスリーブと、を有しており、スリーブが耐熱性を有する絶縁材料によって構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、軸受ユニット及び連続焼鈍炉に関する。
従来、鋼帯の連続焼鈍ラインに用いられる連続焼鈍炉としては、鋼帯を連続焼鈍するための焼鈍炉本体と、この焼鈍炉本体の内部にて鋼帯を搬送する複数のハースロールと、これらハースロールの両端部を焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットと、を備えたものが知られている。
近年、連続焼鈍炉においては、鋼帯の品質改善効果が得られることや、設備の省スペース化が図れることなどから、鋼帯を加熱するための誘導加熱装置が採用されることが多くなっている。しかしながら、誘導加熱装置によって鋼帯を誘導加熱することに伴い、鋼帯とハースロールとの間において誘導起電流が発生する。そして、ハースロールを介して電流が軸受ユニット内に流れてしまうと、軸受ユニットが有する自動調心軸受などの軸受に電食が生じてしまう。このように軸受に電食が生じると、ハースロールの回転時に軸受にて異音や振動が発生するようになり、この状況が進展すると最終的には軸受として機能しなくなる。
なお、軸受ユニットを焼鈍炉本体に取り付けるボルト及びナットの表面などに、テフロン(登録商標)等の絶縁性を有する樹脂を用いることによって、ハースロール側と焼鈍炉本体側との間を電気的に絶縁し、ハースロールを介して軸受ユニット内に電流が流れるのを防ぐことが考えられる。ところが、前記樹脂は耐熱温度が200[℃]程度であるため、高温環境下にさらされる連続焼鈍炉のハースロールを支持する軸受ユニットに使用することはできない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、軸受に電食が生じるのを抑制することができる軸受ユニット及び連続焼鈍炉を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る軸受ユニットは、鋼帯を誘導加熱によって連続焼鈍するための焼鈍炉本体の内部にて、該鋼帯を搬送するハースロールの端部を、該焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットであって、前記軸受ユニットは、前記焼鈍炉本体に固定された軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングに収容された自動調心軸受と、前記自動調心軸受の外輪の外周面に固設され、前記軸受ハウジングの内周面に摺動自在に接触したスリーブと、を有しており、前記スリーブが耐熱性を有する絶縁材料によって構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る軸受ユニットは、鋼帯を誘導加熱によって連続焼鈍するための焼鈍炉本体の内部にて、該鋼帯を搬送するハースロールの端部を、該焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットであって、前記軸受ユニットは、前記焼鈍炉本体に固定された軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングに収容された自動調心軸受と、前記自動調心軸受の外輪の外周面に固設され、前記軸受ハウジングの内周面に摺動自在に接触した第1スリーブと、前記ハースロールの端部外周面と接触し、前記自動調心軸受の内輪の内周面に固設された第2スリーブと、前記ハースロールの軸方向の端面に設けられ、該軸方向にて前記自動調心軸受と前記第2スリーブと接触し、該自動調心軸受と該第2スリーブとの該軸方向への移動を規制する規制部材と、を有し、前記第1スリーブは金属材料によって構成されており、前記第2スリーブ及び前記規制部材は耐熱性を有する絶縁材料によって構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る連続焼鈍炉は、鋼帯を連続焼鈍するための焼鈍炉本体と、前記焼鈍炉本体の内部で前記鋼帯を搬送する複数のハースロールと、前記ハースロールの両端部を前記焼鈍炉本体の外部で回転自在に支持する複数の軸受ユニットと、前記鋼帯を加熱する誘導加熱装置と、を備えた連続焼鈍炉において、前記軸受ユニットとして、上記の発明の軸受ユニットを用いたことを特徴とするものである。
本発明に係る軸受ユニット及び連続焼鈍炉は、鋼帯の誘導加熱に起因する誘導起電流が生じても軸受を電気的に絶縁することができ、軸受に電食が生じるのを抑制することができるという効果を奏する。
[実施形態1]
以下に、本発明に係る連続焼鈍炉ハースロール用軸受及び連続焼鈍炉の実施形態1について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
以下に、本発明に係る連続焼鈍炉ハースロール用軸受及び連続焼鈍炉の実施形態1について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態1に係る連続焼鈍炉の要部を示す図である。実施形態1に係る連続焼鈍炉は、鋼帯を連続焼鈍するための焼鈍炉本体11と、この焼鈍炉本体11の内部で鋼帯を搬送する複数のハースロール12と、これらハースロール12の両端部を焼鈍炉本体11の外部で回転自在に支持する複数の軸受ユニット22(図1では1つの軸受ユニット22を示している。)とを備えた構成となっている。
軸受ユニット22はハースロール12の一端部に形成された小径軸部121を焼鈍炉本体11の外部で回転自在に且つハースロール12の軸方向に移動可能に支持するものであって、軸受ハウジング23、自動調心ころ軸受24、トルク伝達キー25、エンドプレート28、摺動スリーブ30、外輪固定用リング31及びシール部材33を有している。
軸受ハウジング23は自動調心軸受としての自動調心ころ軸受24を収納するものであって、焼鈍炉本体11に固定されている。また、軸受ハウジング23は焼鈍炉本体11から水平に突出する円筒部231と、この円筒部231の先端部に形成されたフランジ部232と、このフランジ部232に装着された端板部233とを有し、端板部233をフランジ部232から取り外すことによって軸受ハウジング23の内部が開放されるようになっている。
自動調心ころ軸受24は、ハースロール12の小径軸部121を回転自在に支持するものであって、この自動調心ころ軸受24の内輪241は小径軸部121の周面部と隙間を持って嵌合している。また、自動調心ころ軸受24は内輪241の外周側に外輪242を有し、この外輪242の外径は軸受ハウジング23の内径より小さい外径となっている。
トルク伝達キー25はハースロール12の回転トルクを自動調心ころ軸受24の内輪241に伝えるものであって、小径軸部121の周面部と自動調心ころ軸受24の内輪241の内周面には、トルク伝達キー25と隙間なく嵌合するキー溝26がハースロール12の軸方向に沿って形成されている。
エンドプレート28は、エンドプレート固定用ビス29によってハースロール12の端面に固定されており、ハースロール12の軸方向にて、自動調心ころ軸受24とトルク伝達キー25とに接触し、自動調心ころ軸受24とトルク伝達キー25との前記軸方向への移動を規制する規制部材である。そして、エンドプレート28は、トルク伝達キー25がハースロール12の軸方向に移動してキー溝26から抜け出るのを防止している。
摺動スリーブ30は、セラミックスなどの耐熱性を有する絶縁材料によって構成されており、軸受ハウジング23の内周面と摺動自在に嵌合する外周面301を有している(図2参照)。また、摺動スリーブ30は、内周面302を有し、この内周面302は自動調心ころ軸受24の外輪242の外周面に固定されている。摺動スリーブ30は、連続焼鈍炉の炉内熱が軸受ハウジング23の内周面と、自動調心ころ軸受24の外輪242の外周面と、の間に生じる隙間から焼鈍炉本体11の外部に放出されるのを防止するとともに、ハースロール12の一端部を自動調心ころ軸受24と共にハースロール12の軸方向に移動可能にしている。
外輪固定用リング31は、摺動スリーブ30の内周面302に全周にわたって形成された段部303との間で、自動調心ころ軸受24の外輪242を摺動スリーブ30の内周面302に固定するためのものであって、外輪242の外径より小さい内径で環状に形成されている。また、この外輪固定用リング31は摺動スリーブ30の内周面302に全周にわたって形成されたリング取り付け溝32に着脱可能に装着されている。
したがって、本実施形態では、トルク伝達キー25は専ら、自動調心ころ軸受24の内輪241とハースロール12とを固定するために設けるとともに、軸受ハウジング23の内周面と摺動スリーブ30の外周面301とを摺動自在に嵌合させたため、キーの変形による軸受損傷を防止しつつ、熱伸縮によるハースロール一端部の軸方向への移動を可能にすることができる。
シール部材33は、ハースロール12の軸方向において、自動調心ころ軸受24からハースロール12の中央部側に向かって突出する、摺動スリーブ30の端部304に設けられており、小径軸部121の周面部に全周にわたって接触している。そして、シール部材33は、自動調心ころ軸受24の内輪241の内周面と、小径軸部121の外周面との間に生じる隙間から、連続焼鈍炉の炉内熱が焼鈍炉本体11の外部に放出されるのを防止している。
軸受ユニット22では、軸受ハウジング23と自動調心ころ軸受24との間に絶縁性を有する摺動スリーブ30を設けているため、摺動スリーブ30がハースロール12側と焼鈍炉本体11側とを電気的に絶縁する。そのため、誘導加熱コイルにより鋼帯を誘導加熱することに伴って、鋼帯とハースロール12との間において誘導起電流が発生しても、ハースロール12を介して電流が軸受ユニット22内を流れることはなく、自動調心ころ軸受24の転がり接触面にスパークが発生することによる軸受損傷のトラブル、すなわち自動調心ころ軸受24に電食が発生するのを防止することができる。
図2は、比較例に係る連続焼鈍炉の要部を示す図である。図2中の符号11は焼鈍炉本体、符号12はハースロールを示し、このハースロール12の一端部に形成された小径軸部121は、焼鈍炉本体11の外部に設けられた軸受ユニット13によって回転自在に支持されている。
軸受ユニット13は、円筒状の軸受ハウジング14を有している。この軸受ハウジング14は、焼鈍炉本体11に固定されている。また、軸受ユニット13は、ハースロール12の小径軸部121を回転自在に支持する玉軸受15を有している。この玉軸受15は、軸受ハウジング14の中に収容されている。さらに、軸受ユニット13は、玉軸受15の内輪241の内周面に止めネジ16によって固定されたスライドキー17を有している。このスライドキー17は、ハースロール12の軸方向に沿って小径軸部121の周面部に形成されたキー溝18と摺動自在に嵌合している。
この軸受ユニット13では、軸受ユニット13を構成する部品が、全て軸受鋼や鋳物などの非絶縁体の材料から構成されている。そのため、前記誘導起電流が発生すると、ハースロール12を介して電流が軸受ユニット13内を流れてしまい、玉軸受15に電食が発生してしまう。
なお、玉軸受15、軸受ハウジング14、及び、焼鈍炉本体11などは高温にさらされるため、耐熱温度が200[℃]程度の耐熱性の低い、テフロン(登録商標)などの絶縁性を有する樹脂によって被覆して絶縁することは困難である。また、軸受ハウジング14をセラミックスによって構成することにより、電食防止が可能ではある。ところが、軸受ハウジング14と玉軸受15とが接触する部分は、ロール曲り等を吸収する摺動(回転)面であり、構造が複雑なことや、低摩擦性が要求されるため加工が難しいうえ、セラミックスが脆いことから操業中やロール交換時等に破損するおそれもあり、現実的ではない。
[実施形態2]
以下に、本発明に係る連続焼鈍炉ハースロール用軸受及び連続焼鈍炉の実施形態2について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。また、実施形態2において、実施形態1と共通する部分の説明は適宜省略する。
以下に、本発明に係る連続焼鈍炉ハースロール用軸受及び連続焼鈍炉の実施形態2について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。また、実施形態2において、実施形態1と共通する部分の説明は適宜省略する。
図3は、実施形態2に係る連続焼鈍炉の要部を示す図である。実施形態2に係る連続焼鈍炉では、図3に示すように、ハースロール12の端部に小径軸部121よりも小径の最小径軸部122を設けている。そして、この最小径軸部122に、最小径軸部122の外径と略同径の内径を有する、セラミックスなどの耐熱性を有する絶縁材料によって構成された円筒状の固定スリーブ27が嵌合されている。
ハースロール12の軸方向において、固定スリーブ27の両端面は、小径軸部121の端面とエンドプレート28とにそれぞれ接触しており、固定スリーブ27が前記軸方向に移動するのが規制されている。なお、エンドプレート28は、セラミックスなどの絶縁性を有する材料によって構成されており、固定スリーブ27だけではなく、自動調心ころ軸受24の内輪241とも前記軸方向にて接触して、自動調心ころ軸受24の前記軸方向への移動を規制している。また、最小径軸部122の外周面には、自動調心ころ軸受24の内輪241が嵌合している。
実施形態2の軸受ユニット22では、軸受ハウジング23と自動調心ころ軸受24との間に設けられたスリーブ8を、鋼材などの金属材料によって構成している。そして、実施形態2の軸受ユニット22では、ハースロール12の軸方向にてハースロール12と自動調心ころ軸受24とに接触するエンドプレート28と、前記軸方向と直交する方向にてハースロール12と自動調心ころ軸受24とに接触する固定スリーブ27とを、セラミックスなどの耐熱性を有する絶縁材料によって構成している。そのため、固定スリーブ27とエンドプレート28とが、ハースロール12側と焼鈍炉本体11側とを電気的に絶縁する。よって、誘導加熱コイルにより鋼帯を誘導加熱することに伴って、鋼帯とハースロール12との間において二次的に誘導起電流が発生しても、ハースロール12を介して電流が軸受ユニット22内を流れることはなく、自動調心ころ軸受24に電食が発生するのを防止することができる。
また、軸受ハウジング23の内周面と摺動自在に嵌合する摺動スリーブ30よりも構造が簡素な固定スリーブ27と、エンドプレート28とを、セラミックスなどの絶縁性を有する材料によって構成することにより、加工が容易であり、低コスト化を図ることができる。
図4は、本発明例に係る連続焼鈍炉と比較例に係る連続焼鈍炉との電食に起因したハースロール12を支持する軸受の交換回数を示したグラフである。なお、ハースロール12を支持する軸受を有する軸受ユニットが、本発明例は図1に示した軸受ユニット22であり、比較例は図2に示した軸受ユニット13である以外の連続焼鈍炉の構成や温度などの焼鈍条件や期間は、本発明例と比較例とにおいて同じである。
図4から、比較例ではハースロール12を支持する軸受(軸受ユニット13の玉軸受15)の交換があったのに対して、本発明例ではハースロール12を支持する軸受(軸受ユニット22の自動調心ころ軸受24)の交換がなかったことがわかる。これにより、ハースロール12を支持する軸受を有する軸受ユニットの構成を、本発明例の軸受ユニット22の構造とすることによって、電食に起因した軸受交換をなくすことができ、長期間の操業でも軸受の破損等のトラブルがなく、鋼帯の連続焼鈍を行うことができる。
11 焼鈍炉本体
12 ハースロール
13 軸受ユニット
14 軸受ハウジング
15 玉軸受
16 止めネジ
17 スライドキー
18 キー溝
22 軸受ユニット
23 軸受ハウジング
24 自動調心ころ軸受
25 トルク伝達キー
26 キー溝
27 固定スリーブ
28 エンドプレート
29 エンドプレート固定用ビス
30 摺動スリーブ
31 外輪固定用リング
32 リング取り付け溝
33 シール部材
121 小径軸部
122 最小径軸部
231 円筒部
232 フランジ部
233 端板部
241 内輪
242 外輪
301 外周面
302 内周面
303 段部
304 端部
12 ハースロール
13 軸受ユニット
14 軸受ハウジング
15 玉軸受
16 止めネジ
17 スライドキー
18 キー溝
22 軸受ユニット
23 軸受ハウジング
24 自動調心ころ軸受
25 トルク伝達キー
26 キー溝
27 固定スリーブ
28 エンドプレート
29 エンドプレート固定用ビス
30 摺動スリーブ
31 外輪固定用リング
32 リング取り付け溝
33 シール部材
121 小径軸部
122 最小径軸部
231 円筒部
232 フランジ部
233 端板部
241 内輪
242 外輪
301 外周面
302 内周面
303 段部
304 端部
Claims (3)
- 鋼帯を誘導加熱によって連続焼鈍するための焼鈍炉本体の内部にて、該鋼帯を搬送するハースロールの端部を、該焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットであって、
前記軸受ユニットは、
前記焼鈍炉本体に固定された軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに収容された自動調心軸受と、
前記自動調心軸受の外輪の外周面に固設され、前記軸受ハウジングの内周面に摺動自在に接触したスリーブと、
を有しており、
前記スリーブが耐熱性を有する絶縁材料によって構成されていることを特徴とする軸受ユニット。 - 鋼帯を誘導加熱によって連続焼鈍するための焼鈍炉本体の内部にて、該鋼帯を搬送するハースロールの端部を、該焼鈍炉本体の外部にて回転自在に支持する軸受ユニットであって、
前記軸受ユニットは、
前記焼鈍炉本体に固定された軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングに収容された自動調心軸受と、
前記自動調心軸受の外輪の外周面に固設され、前記軸受ハウジングの内周面に摺動自在に接触した第1スリーブと、
前記ハースロールの端部外周面と接触し、前記自動調心軸受の内輪の内周面に固設された第2スリーブと、
前記ハースロールの軸方向の端面に設けられ、該軸方向にて前記自動調心軸受と前記第2スリーブと接触し、該自動調心軸受と該第2スリーブとの該軸方向への移動を規制する規制部材と、
を有し、
前記第1スリーブは金属材料によって構成されており、
前記第2スリーブ及び前記規制部材は耐熱性を有する絶縁材料によって構成されていることを特徴とする軸受ユニット。 - 鋼帯を連続焼鈍するための焼鈍炉本体と、
前記焼鈍炉本体の内部で前記鋼帯を搬送する複数のハースロールと、
前記ハースロールの両端部を前記焼鈍炉本体の外部で回転自在に支持する複数の軸受ユニットと、
前記鋼帯を加熱する誘導加熱装置と、
を備えた連続焼鈍炉において、
前記軸受ユニットとして、請求項1または2に記載の軸受ユニットを用いたことを特徴とする連続焼鈍炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226951A JP2020090692A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 軸受ユニット及び連続焼鈍炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226951A JP2020090692A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 軸受ユニット及び連続焼鈍炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020090692A true JP2020090692A (ja) | 2020-06-11 |
Family
ID=71012435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018226951A Pending JP2020090692A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 軸受ユニット及び連続焼鈍炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020090692A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115433886A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-12-06 | 安徽工程大学 | 一种便于固定超薄压延铜箔棍子的悬空式退火炉 |
DE112021002988T5 (de) | 2020-05-25 | 2023-03-09 | Denso Corporation | Hohlleiter-schlitzantenne |
-
2018
- 2018-12-04 JP JP2018226951A patent/JP2020090692A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112021002988T5 (de) | 2020-05-25 | 2023-03-09 | Denso Corporation | Hohlleiter-schlitzantenne |
CN115433886A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-12-06 | 安徽工程大学 | 一种便于固定超薄压延铜箔棍子的悬空式退火炉 |
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