JP2020088487A - 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスドライバを通信するアプリケーションを起動する際、特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバが格納されていないときはアドレス帳の表示を不可にすることにより、アドレス帳に対する無駄な作業を防止できる効果がある情報処理装置とその制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置とその制御方法であって、特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバを使用できるアプリケーションの起動に際して、オペレーティングシステムに登録されているデバイスドライバを格納する格納手段に、特定のアーキテクチャに対応する第1デバイスドライバが格納されているかどうか判定し、第1デバイスドライバが格納されていると判定されるとアドレス帳の表示を可能にし、第1デバイスドライバが格納されていないと判定されるとアドレス帳の表示を不可にする。【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
ホストコンピュータにインストールされたプリンタドライバやFAXドライバ(デバイスドライバ)を利用し、ホストコンピュータに接続された印刷装置に対して印刷データの送信やFAX送信指示などを行う構成が一般に知られている。尚、以降は「プリンタドライバ」で用語を統一して説明するが、FAXドライバに限定する場合にのみ「FAXドライバ」と表記することにする。ホストコンピュータには、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム(OS)がインストールされており、プリンタドライバは、そのOSが規定する仕様に従って作成され、OSから呼び出されて動作する。
印刷装置を提供するベンダは、OSの仕様に適合するプリンタドライバを提供することにより、ユーザは、そのOSを用いて印刷装置に印刷データの送信やFAX送信を指示することができる。OSとして、例えばMicrosoft(登録商標)のWindows(登録商標)8より前のバージョンを利用する場合のプリンタドライバは、V3プリンタドライバと呼ばれるアーキテクチャで構成される。V3プリンタドライバは、ユーザからの印刷要求が発生したタイミングでグラフィカルユーザインタフェース(以下、「ユーザインターフェース」又は「GUI」とも呼ぶ)を表示し、何らかの操作をユーザに促すような機能を提供することができる。例えば、印刷データの送信やFAX送信要求が発生すると、V3プリンタドライバのコンフィグレーションモジュールの規定のイベントが呼び出される。このため、コンフィグレーションモジュールは、そのイベント処理の中でユーザインターフェースを表示することが可能である。
近年、Windowsにおいて、V4プリンタドライバと呼ばれる、Windows8以降のOSで利用できる新しいアーキテクチャが登場した。V4プリンタドライバは、セキュリティ性が重視されているため、プリンタドライバそのもののカスタマイズ性は低下している。例えば、前述のコンフィグレーションモジュールはOSにより提供され、ベンダは、その動作をカスタマイズする設定ファイルやスクリプトファイルのみを提供可能である。このようなカスタマイズ性の低下を補うため、印刷装置を提供するベンダは、プリンタドライバの機能を補助するための専用のアプリケーションを提供することができる。このアプリケーションはWindows Store Device App(WSDA)又はUniversal Windows Platform Device Apps(UWP Device Apps)と呼ばれる。印刷装置を提供するベンダは、WSDAやUWP Device Appsを提供することで、特定のアプリケーションから印刷データの送信やFAX送信を指示する際の設定画面をカスタマイズすることができる。
例えば特許文献1には、FAXドライバが、宛先情報を入力するための入力画面を表示させ、ユーザから受け付けた要求に従って生成されたファックスジョブ用の宛先情報が取得されていないと判定した場合に、OSにメッセージを含む通知を表示させ、入力画面を介してユーザに宛先を入力させる情報処理装置が記載されている。
特開2017−73836号公報
昨今のOSでは、OSの修正ファイルやOSに登録してある各ソフトウェア類をインターネット上のサーバからダウンロードし、自動で更新する仕組みが提供されている。プリンタドライバやFAXドライバ、及びこれらに関連するソフトウェアもこの仕組みで更新される対象となっている。
一方、プリンタドライバやFAXドライバは、印刷やFAXジョブを送信するための印刷装置に対して、特定する情報を持ち、それら印刷装置との紐づけを行っているが、印刷装置においてその紐づけの方法にはいくつかの種類がある。例えば、特定する情報をその印刷装置の機種のみ、つまり一つのID(デバイスID)を用意し、それに紐づくドライバはプリンタドライバであってもFAXドライバであっても同じIDとする。
デバイスIDとしてFAXが用意されている場合は、アーキテクチャの異なる複数のプリンタドライバ(例としてV3FAXドライバとV4FAXドライバ)が同じIDで適応される。一方、OSの自動更新用サーバ(例としてWSDAが更新対象となっているMicrosoftのサーバ)からダウンロードされる仕組みとなっている。ところで、V4FAXドライバでは、WSDAの機能の一つであるタイルアプリにV4FAXドライバで使用するためのアドレス帳の機能を持たせることが考えられる。このタイルアプリとは、Windows8以降のOSでスタート画面にアプリケーションをタイル形式で表示し、そのアプリケーションの起動を可能にしたものである。
一方、V3FAXドライバにもアドレス帳の機能を搭載している場合、V3プリンタドライバのアーキテクチャで作成されたアドレス帳は、V4プリンタドライバのアーキテクチャではOSの制限により利用できない。またV3FAXドライバしか存在しない環境において、WSDAがOSの自動更新用サーバからダウンロードされてきた場合、ユーザはWSDAのタイルアプリを介してV4FAXドライバ専用のアドレス帳を参照できる。その結果、ユーザは、V4FAXドライバ専用のアドレス帳を、ユーザが普段使用しているV3FAXドライバ用のアドレス帳をタイルアプリを介して編集できると勘違いして宛先追加等の編集作業を行ってしまうという課題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、デバイスドライバと通信するアプリケーションを起動する際、特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバが格納されていないときはアドレス帳の表示を不可にすることにより、アドレス帳に対する無駄な作業を防止することを目的の1つとする。
また本発明の別の目的は、デバイスドライバと通信するアプリケーションを起動する際、特定のアーキテクチャに対応しないデバイスドライバが格納されていれば当該デバイスドライバからアドレス帳が利用できないことを予め通知することを目的の1つとする。また、本発明の別の目的は、複数の異なるアーキテクチャのデバイスドライバと通信するアプリケーションにおいて、デバイスドライバの紐付け状態に応じて適切な表示制御を行うことを目的の1つとする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
情報処理装置であって、
オペレーティングシステムに登録されているデバイスドライバを格納する格納手段と、
特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバを使用できるアプリケーションの起動に際して、前記格納手段に前記特定のアーキテクチャに対応する第1デバイスドライバが格納されているかどうか判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記第1デバイスドライバが格納されていると判定されるとアドレス帳の表示を可能にし、前記第1デバイスドライバが格納されていないと判定されると前記アドレス帳の表示を不可にするよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の1つの態様によれば、デバイスドライバを通信するアプリケーションを起動する際、特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバが格納されていないときはアドレス帳の表示を不可にすることにより、アドレス帳に対する無駄な作業を防止できる効果がある。
また、本発明の1つの態様によれば、アプリケーションを起動する際、特定のアーキテクチャに対応しないデバイスドライバが格納されていれば当該デバイスドライバからアドレス帳が利用できないことを予め通知でき、無駄な作業が行われることを抑制できる。また、本発明の1つの側面によれば、デバイスドライバの紐付け状態に応じて適切な表示制御を行うことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
実施形態に係る印刷システムの構成を説明する図。 実施形態に係る情報処理装置が有するソフトウェアの構成図。 実施形態において、印刷装置と印刷時起動アプリケーションとを関連付けるメタデータの対応デバイス情報の記述例を示す図。 実施形態に係る印刷装置とGUIアプリケーションである印刷時起動アプリケーションとを関連付けるメタデータにおいて、関連付ける印刷時起動アプリケーションを示す記述例を示す図。 実施形態に係る情報処理装置において、メタデータで構築される印刷環境の一例を示す図。 実施形態に係る情報処理装置における印刷時起動アプリケーションによる処理を説明するフローチャート。 実施形態に係るFaxドライバのPrintCapabilitiesの一例を示す図。 実施形態に係る情報処理装置で表示されるアドレス帳の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係るV4FAXドライバが使用できるWSDAの機能の一例を説明する図。 実施形態に係るV3FAXドライバが使用できるWSDAの機能の一例を説明する図。 実施形態に係る情報処理装置がタイルアプリを起動するときの処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る情報処理装置において、タイルアプリを起動したときの画面例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでするものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
本実施形態は、情報処理装置101のオペレーティングシステムのインストーラがCD―ROMなどの外部メディアなどから供給され、RAM113に展開されたプログラムをCPU111で実施することによって実現されるものとする。
図1は、実施形態に係る印刷システムの構成を説明する図である。
この印刷システムは、情報処理装置101と印刷装置102とを含んでいる。情報処理装置101は、入力インタフェース110、CPU111(Central Processing Unit)、ROM112、RAM113、外部記憶装置114、出力インタフェース115、及び入出力インタフェース116を有する。また入力インタフェース110には、キーボード118やポインティングデバイス117等の入力デバイスが接続され、出力インタフェース115には、表示部119等の表示デバイスが接続されている。
ROM112には初期化プログラムが格納され、外部記憶装置114には、アプリケーションプログラム群、オペレーティングシステム(OS)、プリンタドライバ、その他のプログラムや各種データが格納されている。RAM113は、外部記憶装置114にストアされる各種のプログラムの実行の際のワークメモリ等として使用される。尚、実施形態では、CPU111が、ROM112に格納されたブートプログラムを実行して外部記憶装置114に記憶されているプログラムをRAM113に展開し、その展開したプログラムを実行することにより、情報処理装置101における後述の機能及び後述するフローチャートに係る処理が実現される。印刷装置102は、入出力インタフェース116を介して情報処理装置101と接続されている。ここでは、情報処理装置101と印刷装置102が別体で構成されているが、これらが一つの情報処理装置として構成されていても良い。
図2は、実施形態に係る情報処理装置101が有するソフトウェアの構成図である。ここでは、OSとしてMicrosoftのWindows8以降のOSを搭載した情報処理装置101を用い、V4プリンタドライバと呼ばれるアーキテクチャで動作するシステムを前提として説明する。
ユーザがUWP(Universal Windows Platform)アプリケーション202から印刷を指示すると、OSの機能である不図示のMPD(ModernPrint Dialog)により所定の画面が表示部119に表示される。UWPアプリケーション202は描画アプリケーションである。MPDにより提供される画面は、印刷結果を画面上で確認できる印刷プレビュー機能と、基本的な印刷設定をユーザが選択可能な機能とを有する。WSDA207は、印刷装置102を提供するベンダ(以後、プリンタベンダ)が提供するプリンタドライバ201の機能を拡張するためのアプリケーションである。WSDA207は、MPDから印刷設定を示す情報を受け取り、ユーザ操作に応じてその設定情報を変更し、MPDに返却する。ここで、印刷設定を示す情報は、OSの定義する書式に基づきXML形式で記述されており、PrintTicketと呼ばれるデータ内に含まれる。またWSDA207は、MPDが提供する印刷設定画面上でユーザがボタンを指示した場合にのみ起動されるものであって、印刷設定時に必ず起動されるわけではない。
尚、PrintTicketは、選択されたプリンタドライバ201のコンフィグレーションモジュール208によって生成される。WSDA207は、コンフィグレーションモジュール208を呼び出すことで、ユーザの指定を反映したPrintTicketを生成する。またコンフィグレーションモジュール208は、選択されたプリンタドライバ201で設定可能な機能と選択項目を、OSが定義する書式に基づきXML形式で記述したPrintCapabilitiesを生成する機能も有する。WSDA207や後述するPEX209は、このPrintCapabilitiesに記述された情報に基づきユーザインターフェースを提供する。また、後述する印刷時起動アプリケーション205は、OSの機能を介して、コンフィグレーションモジュール208が生成したPrintCapabilitiesを取得することができる。
尚、図2では、コンフィギュレーションモジュール208をプリンタドライバ201の機能として記載しているが、コンフィギュレーションモジュール208は元々OSの構成物である。但し、V4プリンタドライバにおいては、ドライバ自体がコンフィグレーションモジュールを備えていないため、OSの構成物であるコンフィグレーションモジュール208を、プリドライバ201のコンフィグレーションモジュールとして利用する。プリンタベンダは、プリンタドライバ201に含まれる不図示のGPDやJava(登録商標)script Constraintによって、コンフィグレーションモジュール208の動作をカスタマイズできる。
ユーザは印刷設定を行った後、OSのMPDが提供する設定画面で印刷ボタン(不図示)を指示すると印刷要求がなされる。MPD上でユーザにより印刷が指示されると、MPDから要求を受け、UWPアプリケーション202は、印刷に必要な印刷データを生成する。この印刷データは、XML Paper Specification(以後、XPS)という書式で記述されたXPS文書である。実施形態に係る印刷データは、前述のPrintTicketと、描画アプリケーションにより生成された描画データとを有する。
UWPアプリケーション202が生成したXPS文書は、OSのコンポーネントである印刷時起動アプリランチャ204に渡される。印刷時起動アプリランチャ204は、プリンタドライバ201に関連付けられた印刷時起動アプリケーション205が存在し、かつ起動するように構成されていると判断した場合に、印刷時起動アプリケーション205を起動する。尚、該当する印刷時起動アプリケーション205が存在しない場合は、印刷時起動アプリランチャ204は、XPS文書をスプールファイル206として格納する。
印刷時起動アプリケーション205は、WSDA207と同様、プリンタベンダが提供するプリンタドライバ201の機能を拡張するためのアプリケーションである。つまり、V4ドライバのように、GUIを提供する機能を有していないドライバが選択された場合に、OSの指示に基づき、GUIを提供することができるGUIアプリケーションである。
尚、GUIを提供する機能を有しているV3ドライバが選択された場合は、OSは印刷時起動アプリランチャ204を起動せず、描画アプリケーションが生成したXPS文書をスプールファイル206として格納する。つまり、V3ドライバが選択された場合は、印刷時起動アプリケーション205は起動されず、印刷時起動アプリケーション205はGUIを提供することもない。
尚、WSDA207と印刷時起動アプリケーション205は、どちらも、プリンタドライバ201の構成物の1つとして提供されるものではなく、単独のアプリケーションである。またWSDA207と印刷時起動アプリケーション205とは、合わせて1つのアプリケーションとして構成可能であるが、便宜上、ここでは、従来のWSDAとの差異を説明するため、別々のアプリケーションとして説明する。
WSDA207と印刷時起動アプリケーション205は、通常、OSが、不図示のアプリケーション配布システム(Microsoftが管理するサーバ)からインターネットを経由して取得する。更に、プリンタベンダが、事前にMicrosoftが管理するMetadata(メタデータ)用サーバに、後述のメタデータを提供することで、適切なWSDA207及び印刷時起動アプリケーション205が自動的にインストールされる。具体的には、印刷装置102が入出力インタフェース116に接続されると、メタデータに基づき、印刷装置102に関連付けられたWSDA207及び印刷時起動アプリケーション205が自動的にインストールされる。
印刷時起動アプリケーション205は、ユーザから操作指示を受け付けるユーザインターフェースを表示することができる。また印刷データであるXPS文書を受け取り、XPS文書内のPrintTicket及び描画データを編集することができる。印刷時起動アプリケーション205が必要に応じて編集したXPS文書を出力すると、OSはそれをスプールファイル206として格納する。スプールファイル206が格納されると、フィルタパイプラインマネージャ210に処理が渡される。フィルタパイプラインマネージャ210は、複数のフィルタを通すことで印刷が行われる仕組みで、不図示のコンフィグレーションファイルでフィルタの数や順番が制御される。実施形態におけるフィルタ群は、レイアウト処理部であるレイアウトフィルタ211と、印刷コマンド変換部である印刷コマンドフィルタ212とを含んでいる。
レイアウトフィルタ211は、XPSスプールファイル206に格納されたXPS文書を入力とし、印刷設定情報に基づきページのレイアウト処理を行い、レイアウト済みのXPS文書を出力する機能を有する。レイアウト処理とは、例えば複数のページを一つの用紙面に印刷する割り付け印刷や、一つのページを複数の用紙面に印刷するポスター印刷を含む。
印刷コマンドフィルタ212は、レイアウトフィルタ211の出力を入力とし、印刷設定情報に従い、XPS文書を印刷装置102が解釈可能な印刷コマンドに変換して出力する。印刷コマンドフィルタ212が入力のXPS文書を一度イメージデータに変換する場合、印刷コマンドフィルタ212は一般的にレンダフィルタと呼ばれる。レンダフィルタは、インクジェットプリンタに代表される廉価なラスタプリンタ用のプリンタドライバにおいて多く見られる。印刷コマンドフィルタ212がレンダフィルタとして動作する場合は、入力のXPS文書を、一旦、イメージデータに変換する。その後、色空間の変換や二値化等の画像処理の過程を経て、ラスタプリンタが解釈可能な印刷コマンドに変換される。
ページプリンタに代表される高機能なプリンタにおいて、印刷装置102が解釈できる印刷コマンドの種類にXPSが含まれる場合、印刷コマンドフィルタ212は、入力のXPS文書を編集してXPS文書を出力する。印刷コマンドフィルタ212で処理する必要がなければ、入力のXPS文書をそのまま出力しても良いし、若しくは、印刷コマンドフィルタ212はプリンタドライバ201に含められなくても良い。以上が、UWPアプリケーション202からの印刷の基本処理である。
Win32アプリケーション等の描画アプリケーションであるLegacyアプリケーション203は、印刷設定を行うためにPrinter Extensions209(以後、PEX)を起動することができる。PEX209は、コンフィグレーションモジュール208を経由して起動され、ユーザが印刷設定を指定可能なユーザインターフェースを提供することができる。PEX209は、プリンタドライバ201と共にドライバパッケージ内の構成物として提供しても良いし、別で配布しても良い。WSDA207と同様にPEX209は、PrintTicketを参照及び変更することができるが、描画データ(紙面上に印刷を形成する基となる画像やテキスト情報等)を参照することはできない。またPEX209は、Legacyアプリケーション203上でユーザが指示した場合にのみ起動されるものであって、印刷時に必ず起動されるわけではない。Legacyアプリケーション203で印刷が指示されると、Legacyアプリケーション203は印刷データとしてXPS文書を生成する。以後の流れは、UWPアプリケーション202からの印刷時と同等であるため省略する。
尚、上記説明におけるプリンタドライバ201は、Faxドライバとして機能する。この場合、プリンタドライバ201は、印刷装置102が解釈可能な印刷コマンドではなく、印刷装置102にFax送信を要求するためのFaxコマンドを生成する。以降の説明においても、便宜上、Faxドライバの場合であっても、プリンタドライバ201として説明し、Fax指示の場合であっても、印刷指示として記載する場合もある。
図3は、実施形態において、印刷装置と印刷時起動アプリケーション205とを関連付けるメタデータ301の対応デバイス情報の記述例を示す図である。
メタデータ301には、メタデータ301を利用する印刷装置の一覧を示すHardwareID(ハードウェアID)Listタグ302が記述される。項目303は、「MFP1_abcd」というハードウェアIDを有する印刷装置がこのメタデータを利用することを示している。同様に項目304は、ハードウェアID「MFP1_jklm」を有する印刷装置が、このメタデータ301を利用することを示している。このように、1つのメタデータに、そのメタデータを利用するデバイスを複数列挙することができる。このメタデータ301では、2つの印刷装置が指定されているが、1つであっても、3つ以上であっても構わない。尚、ハードウェアIDは、印刷装置から返却される、印刷装置を一意に特定するための識別情報である。
図4は、実施形態に係る印刷装置102とGUIアプリケーションである印刷時起動アプリケーション205とを関連付けるメタデータにおいて、関連付ける印刷時起動アプリケーション205を示す記述例を示す図である。
このメタデータには、メタデータ301が関連付ける印刷時起動アプリケーション205を示すDeviceCompanionApplicationsタグ401が記述されている。項目402は、「12345678−abcd−efgh−ijkl−123456789012」というプリンタベンダが提供する「1234abcd.MFPUtility」という印刷時起動アプリケーション205を、図3のHardwareIDListタグ302に列挙された印刷装置102に関連付けることを示す。
情報処理装置101に印刷装置102が接続されると、OSは所定のサーバ(Microsoftが管理するメタデータ用サーバ)に登録されているメタデータを検索する。そして、HardwareIDListに、接続された印刷装置102が返却するハードウェアIDが記述されたメタデータを見つけると、それを印刷装置102の外部記憶装置114に保存する。更に、OSは、保存したメタデータのDeviceCompanionApplicationタグ401に記述された印刷時起動アプリケーション205を不図示のアプリケーション配布システムから取得する。そして外部記憶装置114に印刷時起動アプリケーション205をインストールし、印刷装置102と関連付ける。これにより、プリンタドライバ201を経由して、印刷装置102に対する印刷要求が発生した際に、関連付けられている印刷時起動アプリケーション205が起動される。
このメタデータはプリンタベンダにより提供されるものである。プリンタベンダは、このメタデータを事前にMicrosoftが管理するメタデータ用サーバに提供しておく。これにより、ユーザ環境にプリンタドライバ201がインストールされた際に、接続されたデバイスに最適な印刷時起動アプリケーション205を自動的にインストールするように制御することができる。尚、ユーザの指示により、1つのデバイスに対して複数のプリンタドライバ201がインストールされることもあり得る。
図5は、実施形態に係る情報処理装置101において、メタデータ301で構築される印刷環境の一例を示す図である。
実施形態に係る印刷装置102に対応するMFP501は、1つの装置中に、印刷機能部504と、受け付けた印刷要求をFaxとして送信するFax機能部505とを有する。印刷機能部504は、「MFP1_abcd」というハードウェアIDを有する。Fax機能部505は、「MFP1_efgh」というハードウェアIDを有する。Fax機能部505のハードウェアIDは、印刷機能部504と同じハードウェアIDとして、コマンドによって処理を切り替えるよう構成することもできる。
MFP501(印刷装置102)を情報処理装置101に接続すると、OSは、HardwareIDListタグに「MFP1_abcd」というハードウェアIDが記述されているメタデータ301を取得する。
更に、そのメタデータ301に記述されているMFPUtility506という印刷時起動アプリケーション205を取得し、MFP501と関連付ける。尚、ここではFax機能部505は、印刷機能部504と異なるハードウェアIDを有しているが、OSは、印刷装置102から取得した情報を基に、これら2つの機能部を同一のデバイス(コンポジットデバイス)として判断する。従って、Fax機能部505についても、印刷機能部504と同一のメタデータ301とMFPUtility506が関連付けられる。尚、メタデータ301のHardwareIDList302に、Fax機能部505のハードウェアIDである「MFP1_efgh」を記述するようにしても良い。
MFP501の印刷機能部504用にインストールされるプリンタドライバ201は複数種類存在しうる。つまり、1つのデバイスであるMFP501に対応するドライバとして、複数のドライバが存在し得る。プリンタドライバ508は、プリンタベンダにより提供されるプリンタドライバである。このプリンタドライバ508は、MFP501の印刷機能部504の専用の構成になっていることや、プリンタベンダにより提供される、該プリンタベンダの複数種類の印刷装置102を処理可能な共通構成になっていることなどがある。そして、複数ベンダにより提供される印刷装置に共通して利用可能なクラスドライバである標準プリンタドライバ509は、OSと共にOSのパッケージ内の機能の1つとして提供されるプリンタドライバである。標準プリンタドライバ509は、標準化された印刷方法を利用することで、幅広い印刷装置を処理可能なプリンタドライバである。
このように、ある印刷装置を利用可能なプリンタドライバ201は複数存在し、利用されるプリンタドライバ201は、インターネットへの接続状態やOSの種類、利用環境等に応じて異なる。通常OSは、プリンタドライバのバージョン情報等を参照して、利用可能なプリンタドライバの内、最も高機能で、かつ最新のプリンタドライバを自動的に選定しインストールする。尚、プリンタドライバには、ハードウェアIDや、CompatibleIDと呼ばれる装置を特定するための情報が含まれている。情報処理装置101に印刷装置102が接続されると、OSは印刷装置102からこれらのID情報を取得し、該当するIDを有するプリンタドライバを探索してインストールする。
MFP501のFAX機能部505用には、ハードウェアID「MFP1_efgh」を有するFaxドライバ510がインストールされる。また情報処理装置101に、ハードウェアID「MFP2_jklm」を有するMFP502が接続された場合、このMFP502にはMFPUtility506が関連付けられる。これは図3の304で示されるように、メタデータ301の対象とするHardwareIDListに、ハードウェアID「MFP2_jklm」が含まれているためである。またハードウェアID「MFP3_mnop」を有するMFP503に対しては、メタデータ301とは異なる不図示のメタデータの指定に伴って、MFPUtility506とは異なる、MFPUtility507が関連付けられる。
以上説明したように、印刷装置102を提供するプリンタベンダは、メタデータを提供することで、それぞれの印刷装置102に対してどの印刷時起動アプリケーション205を提供するかを制御することができる。例えば、プリンタベンダは、複数の印刷装置に対して共通して一つの印刷時起動アプリケーション205を提供することもできるし、それぞれ異なる印刷時起動アプリケーション205を提供することもできる。しかしながら、印刷装置102に関連付けられたプリンタドライバ201の種類に応じて、印刷時起動アプリケーション205を提供し分けることはできない。例えば図5では、MFP501で利用されるプリンタドライバとしては、ドライバ508〜510の3種類が存在するが、関連付けられる印刷時起動アプリケーション205は常に1種類である。
尚、WSDA207についても、印刷時起動アプリケーション205と同等の仕組みで印刷装置102やプリンタドライバ201と関連付けられる。従って、関連付けに関する制約等については、印刷時起動アプリケーション205と同等である。
図6は、実施形態に係る情報処理装置101における印刷時起動アプリケーション205による処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、例えば図5のMFPUtility506のような構成下にある印刷時起動アプリケーション205の処理の一例として示す。このフローチャートの説明では、印刷時起動アプリケーション205を各処理の主体として説明することもあるが、実際には、対応するプログラムをCPU111が実行することで、対応する機能が実現される。尚、全ての処理は必ずしも一つのプロセス上で逐次的に実行されるものではなく、一度OSに処理が移り、再度OSから呼び出されるようなケースもあり得る。このフローチャートは、あくまでも印刷時起動アプリケーション205の主要な処理を、便宜的に分かり易く示したものである。
印刷時起動アプリランチャ204は、印刷要求元の描画アプリケーションからXPS文書を受け取ると、印刷装置102に関連付けられた印刷時起動アプリケーション205の初期化処理を呼び出す。尚、前述した印刷設定の後、OSが提供する設定画面(不図示)において印刷ボタンが指示されると、印刷要求がなされ、描画アプリケーションからXPS文書が出力される。
印刷時起動アプリケーション205は、図6に示される処理をOSが規定するイベントハンドラとして登録する。印刷時起動アプリケーション205が初期化処理を終了すると、OSは、規定のイベントハンドラとして登録された印刷時起動アプリケーション205のセットアップ処理を実行する。
まずS601で印刷時起動アプリケーション205は、XPS文書中に格納されたPrintTicketを取得する。次にS602に進み、FAX宛先入力のためのワークフローUIを表示する。次にS603に進み印刷時起動アプリケーション205は、ユーザによるFAX宛先入力のためのワークフローUIからの入力を受け付ける。そしてS604に進み印刷時起動アプリケーション205は、FAXドライバからアドレス帳を利用するUIが選択されたかどうか判定し、アドレス帳を利用するUIが選択されるとS605に進み、そのアドレス帳で確定された宛先情報を取得してS607に進む。一方、S604でアドレス帳が選択されないときはS606に進み、既に入力されている情報を宛先としてS607に進む。
そしてS607で印刷時起動アプリケーション205は、S605又はS606で取得した宛先情報をPrintTicketに格納する。次にS608に進み印刷時起動アプリケーション205は、OSのAPIを利用してXPS文書を取得する。そしてS609に進み、そのXPS文書を出力して、この処理を終了する。
図7は、実施形態に係るFaxドライバ510のPrintCapabilitiesの一例を示す図である。
PrintCapabilitiesの先頭には、「psf:PrintCapabilities」要素があり、その属性として、そのPrintCapabilitiesで利用する名前空間が定義されている。通常、ここには、PrintSchemaと呼ばれるOS標準の定義を示す名前空間に加え、このプリンタドライバ201を提供するプリンタベンダが独自に定義した名前空間が列挙される。
図7で示されるPrintCapabilitiesには、プリンタベンダが独自に定義した名前空間701が含まれる。
図8は、実施形態に係る情報処理装置101で表示されるアドレス帳の入力画面の一例を示す図である。
印刷時起動アプリケーション205は、この入力画面により、FAXドライバにおいて、常に送信先とFAX番号を指定可能な入力画面としてのユーザインターフェースを提供できる。FAXドライバにおいて、送信先とFAX番号は、FAXを送信する上で必須の情報である。印刷時起動アプリケーション205で送信先とFAX番号を指定可能にすることで、ユーザは、現在のFAX送信処理の宛先を確実に入力することができる。
図8の例では、個人のアドレス帳の編集画面が表示されており、各個人の宛先名、会社名、通信モード及びFAX番号が含まれている。
図9は、実施形態に係るV4FAXドライバ905が使用できるWSDA901の機能の一例を説明する図である。
タイルアプリアイコン902は、OSがタイル形式で表示するアプリケーションを起動する際にタッチされる。印刷設定アイコン903は、V4FAXドライバで905の印刷設定を表示する機能を起動する際にタッチされる。WorkflowApp(ワークフローアプリ)アイコン904は、印刷設定から呼びだされるワークフローアプリであり、ここからアドレス帳910を起動できる。
従って、V4FAXドライバ905では、タイルアプリアイコン902からも、ワークフローアイコン904からもアドレス帳910を表示し、編集することができる。そしてV4FAXドライバ905から、アドレス帳910に登録されている宛先情報を選択することが可能である。
図10は、実施形態に係るV3FAXドライバ1005が使用できるWSDA1001の機能の一例を説明する図である。
図9と同じOSの環境である場合、前述したように、同じデバイスIDが登録されていると、V4FAXドライバ905と同じ構成でOSのサーバからWSDA1001が更新されてV3FAXドライバ1005に紐づけられる。しかし、印刷設定アイコン1003やワークフローアプリアイコン1004は、V3ドライバと動作する仕組みでないため、実際には表示もされない。更に、タイルアプリアイコン1002からタイルアプリを起動してV4FAXドライバ用のアドレス帳910を編集することはできても、V3FAXドライバ1005からは参照することができない。
そこで実施形態では、V3FAXドライバしかインストールされていない環境では、利用不可能なV4FAXドライバ用のアドレス帳を表示しないよう制御する。これによりユーザは、V3FAX用のアドレス帳と区別でき、困惑しないようにすることができる。またV3FAXドライバでは活用できないV4用のアドレス帳に対する登録作業が行われることを抑制できる。以下具体的な制御方法について図11のフローチャートを参照して説明する。
図11は、実施形態に係る情報処理装置101がタイルアプリを起動するときの処理を説明するフローチャートである。尚、この処理はCPU111がRAM113に展開したプログラムを実行することにより達成される。
この処理は、Windows8以降のOSに対応し、V4FAXドライバを使用できるタイルアプリが起動されることにより開始され、まずS1101でCPU111は、OSに登録されている全てのプリンタドライバ、FAXドライバの数をカウントする。そしてS1102に進みCPU111は、そのカウントされた数値をRAM113に設けられた変数Nに記録する。次にS1103に進みCPU111は、RAM113に設けられた変数D及び変数iを初期化する。ここでは、特定のV4FAXドライバであるときにカウントアップされる変数Dを「0」にし、FAXドライバの数分の処理をカウントするための変数iを「1」に設定する。
次にS1104に進みCPU111は、OSに登録されているドライバ情報の中から特定のV4FAXドライバにのみ記録されているID情報を検索する。尚、ここでS1104〜S1107の処理は、S1102でカウントされたN個のドライバのそれぞれに対して実行される。S1104でCPU111は、特定のV4FAXドライバであればS1105に進み、変数Dの値を+してS1106に進む。一方、S1104でCPU111は、特定のV4FAXドライバでないときはS1105をスキップしてS1106に進む。S1106でCPU111は、変数iを+してS1107に進む。S1107でCPU111は、N個のドライバの全てに対してS1104の処理が完了したかどうか判定し、処理が完了していないときはS1104に進み、完了したときはS1108に進む。
S1108でCPU111は、変数Dが「0」かどうか、即ち、特定のV4FAXドライバが少なくとも一つ登録されているかどうか判定し、登録されていないと判定した場合はS1109に進みCPU111は、タイルアプリの起動に際してアドレス帳の表示を不可にして、この処理を終了する。一方、S1108でCPU111は変数Dが「0」でない、即ち、少なくとも一つの特定のV4FAXドライバが登録されていると判定するとS1109をスキップし、タイルアプリの起動に際してアドレス帳の表示を可能にして、この処理を終了する。
尚、実施形態では、一例としてアドレス帳の編集画面に遷移するための表示アイテムを非表示とする場合を例示したがこれに限定されるものではない。例えば、アドレス帳の編集画面に遷移するための表示アイテムをグレーアウト状態で表示し、ユーザからの選択を受け付けたとしてもアドレス帳の編集機能を利用できないように構成してもよい。
これにより、V3FAXドライバしかインストールされていない環境では、V3FAXドライバで利用できないV4FAXドライバ用のアドレス帳を表示しないようにすることができる。
図12は、実施形態に係る情報処理装置101において、タイルアプリを起動したときの画面例を示す図である。図12(A)は、V4FAXドライバがOSに登録されている場合、図12(B)は、V4FAXドライバがOSに登録されていない場合を示す。
図11のS1108において、1以上の特定のV4FAXドライバがOSに登録されていると判定した場合は、図12(A)に示すように、アドレス帳を起動するアイコン1202と、それ以外の機能(図ではベンダ「AAA」のサイトを表示させる機能を例としている)を選択するアイコン123を表示する。
一方、S1108で、特定のV4FAXドライバがOSに登録されていないと判定した場合は、図12(B)に示すように、アドレス帳を起動するアイコンを表示せず、他のアイコン1203を表示させる。
尚、図12では、ベンダのサイトを表示させる機能のみを別機能としているが、他にも印刷装置102と通信可能な状態の時に、この印刷装置102の表示部119で設定可能な項目を表示する機能を表すものもあっても良い。
尚、図11のS1108において、少なくとも一つの特定のV4FAXドライバがOSに登録されていると判定した場合は、V3FAXドライバ1005のタイルアプリでV4FAXドライバ用のアドレス帳が表示される。また、或いはS1109で一旦は表示しない設定になっていたとしても、その後にV4FAXドライバがOSに追加して登録された場合等には、V3FAXドライバ1005のタイルアプリからV4FAXドライバ用のアドレス帳が編集可能となる。
このような場合、V3FAXドライバ1005のタイルアプリは、ヘルプボタン1214を選択することにより表示される不図示の注意事項画面で、「V3FAXドライバからはこのアドレス帳を利用できない」旨などを表示しても良い。また、に、V3FAXドライバとV4FAXドライバが混在する環境の場合、図12(A)でアドレス帳アイコン1202が選択され、アドレス帳を表示する前にその旨を通知するメッセージ画面を表示するようにしても良い。また、図12に例示したタイルアプリの画面にその旨を通知するメッセージを表示することもできる。当該メッセージは常に表示してもよいし、マウスなどのポインティングデバイスのカーソルがアイコン1202の上にある場合に、その旨の情報を重畳表示するHoverイベントとして実装しても良い。
尚、特定のV4FAXドライバにのみに記録されているID情報は、OSに登録する際に参照されるFAXドライバ用のINFファイル(不図示)に記載され、レジストリなどに登録されるようにしても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…情報処理装置、102…印刷装置、111…CPU、112…ROM、113…RAM、119…表示部、201…プリンタドライバ、204…印刷時起動アプリランチャ、205…印刷時起動アプリケーション

Claims (12)

  1. 情報処理装置であって、
    オペレーティングシステムに登録されているデバイスドライバを格納する格納手段と、
    特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバを使用できるアプリケーションの起動に際して、前記格納手段に前記特定のアーキテクチャに対応する第1デバイスドライバが格納されているかどうか判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記第1デバイスドライバが格納されていると判定されるとアドレス帳の表示を可能にし、前記第1デバイスドライバが格納されていないと判定されると前記アドレス帳の表示を不可にするよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記アドレス帳は、前記特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバで使用できるアドレス帳であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1デバイスドライバは、V4FAXドライバを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記アプリケーションは、タイルアプリであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記タイルアプリは、ベンダが提供するWindows Store Device App(WSDA)の機能の一つであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバが特定のIDを有するかどうかに基づいて、前記第1デバイスドライバが格納されているかどうか判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記特定のIDは、ベンダが定義した情報であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記特定のアーキテクチャよりも古いアーキテクチャで、かつ前記アドレス帳を利用できない第2デバイスドライバを使用できるアプリケーションの起動に際して前記アドレス帳が表示される場合、前記第2デバイスドライバでは前記アドレス帳を使用できない旨を表示する表示手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記アドレス帳が表示される場合は、前記格納手段に前記第2デバイスドライバが格納されているか、或いは前記第1デバイスドライバが前記オペレーティングシステムに登録されることにより前記格納手段に追加される場合であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置であって、
    オペレーティングシステムに登録されているデバイスドライバを格納する格納手段と、
    特定のアーキテクチャに対応する第1の種類のデバイスドライバと通信可能なアプリケーションによって提供され、アドレス帳の編集機能を利用する操作を受け付けることが可能な所定の画面を表示する表示手段と、
    前記格納手段に前記アプリケーションに対応し、且つ、前記特定のアーキテクチャに対応しない第2の種類のデバイスドライバが格納されているかどうか判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記第2の種類のデバイスドライバが格納されていると判定されていることに従って、前記第2の種類のデバイスドライバにおいて前記アドレス帳が利用できないことを示す情報を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. オペレーティングシステムに登録されているデバイスドライバを格納する格納手段を有する情報処理装置を制御する制御方法であって、
    特定のアーキテクチャに対応するデバイスドライバを使用できるアプリケーションの起動に際して、前記格納手段に前記特定のアーキテクチャに対応する第1デバイスドライバが格納されているかどうか判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記第1デバイスドライバが格納されていると判定されるとアドレス帳の表示を可能にし、前記第1デバイスドライバが格納されていないと判定されると前記アドレス帳の表示を不可にするよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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