JP2020083804A - シャンプー - Google Patents

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誠 茅森
Makoto Kayamori
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Kayamori Makoto
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Abstract

【課題】シャンプー施術者の手荒れを防ぎ、手荒れがあっても傷口に沁みないシャンプーを提供する。【解決手段】40〜60重量%(より好ましくは45〜50重量%)のフルクトースを配合したシャンプーである。好ましくは5〜15重量%のベタインを更に配合する。これら以外の成分として、溶剤である水、及び、洗浄剤である界面活性剤を含み、更に保湿剤や香料、防腐剤等を含む。【選択図】なし

Description

本発明はシャンプーに係り、特に、施術者の手に肌荒れが生じることを防ぐシャンプー組成物に関する。
シャンプーは毛髪と頭皮の汚れや余分な皮脂を落とす頭髪用の洗浄剤として今日、一般家庭や入浴施設において、また美容室や理髪店において日常的に使用されている。
シャンプーの種類については様々な組成のものが提供されている。例えばシャンプー本来の目的である洗浄成分に着目すると、高級アルコール系シャンプー、石鹸シャンプー、およびアミノ酸系シャンプーなどがあり、それぞれ洗浄力の強弱や、起泡力、保湿性、髪・頭皮への刺激性など異なる特徴を備えている。
また、洗浄成分のほかにも特有の成分を配合することにより抜け毛や痒みを抑える機能を持たせたものや、椿・ひまわり・オリーブ・モロッカン・ホホバ・アルガン・ココナッツなどの各種の天然オイルを配合することによりまとまりやすく艶・潤いのある髪に仕上げるシャンプーもある。
さらに、シャンプーを開示する文献として下記特許文献がある。
特開2002−302419号公報 特開2014−1200号公報 特開2014−76988号公報
ところで、本願の出願人・発明者は美容室を経営しており、スタッフとともに毎日多くの顧客の洗髪を行っている。洗髪にはシャンプーを使用するが、営業時間が終わる頃には手の脂分が落とされてカサカサとなることがあり、空気が乾燥する冬季には手荒れに悩まされていた。
これは、前記特許文献記載のものも含め従来のシャンプーは、洗髪される側の毛髪や頭皮への影響や効能に着目したものがほとんどで、洗髪を行う施術者の手肌への配慮が必ずしも十分になされていないからであると考えられる。
特に、パーマやカラーリングの邪魔となるオイルを毛髪表面から落とすために比較的洗浄力の強いシャンプーを使用すると手荒れは一層酷くなり、ステロイドを使用して傷口の炎症を抑えてもシャンプー自体が傷に沁みることもあって毎日のシャンプー施術は楽な作業ではなく、スタッフも同様の悩みを抱えていた。
したがって、本発明の目的は、施術者の手荒れを防ぐことができ、手荒れがあっても傷口に沁みない新たなシャンプーを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係るシャンプーは、フルクトースを配合したシャンプーであって、当該フルクトースの配合量を40重量%以上60重量%以下(好ましくは45〜50重量%)とする。なお、以下本願明細書では「重量%」を単に「%」と表示する。
また、本発明の一態様に係るシャンプーは、フルクトースと界面活性剤とを含むシャンプーであって、フルクトースの配合量が界面活性剤の配合量より多い。
さらに、上記各シャンプーでは、5%以上15重量%以下のベタインを配合することが好ましい。
本発明は、次のような実験と検討の結果得られたものである。
本出願人・発明者は前に述べたように手荒れに悩まされていたため、手荒れの傷口に沁みることなく施術でき、また手荒れを防げるシャンプーの実現を願い検討を重ねていたがその中でシャンプーにフルクトース(果糖)を混ぜる実験を行った。そしてこの実験により、シャンプーにフルクトースを相当量(配合量については次に述べる)混ぜ入れると、手荒れによる傷口にシャンプーが沁みなくなることを発見した。さらにこのシャンプーによると、手肌がしっとりとして潤いが保たれ、手荒れが防げることが分かった。
フルクトースの配合量であるが、当初は常識的とも言える比較的少ない量(例えば10〜20%以下程度)としていたが、手肌に対する効果がほとんど認められず、フルクトースを混ぜても無駄かと断念しかけた。ところが諦めかけた頃、思い切って多量(40%以上)のフルクトースを入れてみたところ、上記のような効果、すなわち傷口に沁みず、手荒れを防ぐ効果が認められた。またこのように多量のフルクトースを混入しても、髪や頭皮の汚れや皮脂、残留するオイルを落とす洗浄力は失われることがなく、従来のシャンプーと比べ遜色のない洗浄効果が得られることが分かった。
一方、配合量をさらに増やして60%を超えるフルクトースを配合する実験も行ったがこの場合、ベタベタと粘り気が強くなり、曳糸性が強すぎて使い難いシャンプーとなってしまった。このため本発明では、フルクトースの配合量を40%以上60%以下とする。
また上記のように大量のフルクトースを配合したとしても(例えば60%近く)、ベタインを5%〜15%程度配合すると、粘り気や曳糸性が抑えられることが分かった。したがって本発明のシャンプーでは、好ましい態様としてベタインを5%〜15%(例えば10%)配合する。
上記実験からフルクトースには、肌の潤いを保つ保湿作用と、界面活性剤による肌や傷口への刺激を緩和する作用があると考えられる。また、フルクトースの配合により界面活性剤の含有量が相対的に少なくなったにもかかわらず従来のシャンプーと同程度の洗浄力が得られたことから、皮脂やオイルに対する洗浄機能もフルクトースは有すると考えられる。
したがって、本発明に係るシャンプーの従来にない特徴として、フルクトースと界面活性剤とを含むシャンプーにおいて、フルクトースの配合量が界面活性剤の配合量より多いことが挙げられ、本発明はこのようなシャンプーも含む。当該シャンプーによれば、従来と同等程度の洗浄力を維持しながら界面活性剤の配合量を少なくすることが出来るから、施術者の手肌に優しく(刺激が少なく手荒れが生じ難い)、施術を受ける側の頭皮への刺激も低減することが可能となる。
なお、本発明者は、フルクトースではなくスクロース(グラニュー糖)を同様にシャンプーの主要成分として配合する実験も行った。しかしながらこの場合、手荒れを完全に防ぐことは出来ず、スクロースよりフルクトースを使用する方が望ましいことが分かった。
また、本発明のシャンプーは、上記フルクトースやベタインのほか、通常のシャンプーに含まれる従来から知られている様々な組成成分、例えば、水や、1又は複数種類の界面活性剤、保湿剤、香料、防腐剤などを含んでいて良い。
さらに、本発明のシャンプーは典型的には人間を対象としたものであるが、使用用途は必ずしも人間に限られず、例えば犬や猫などの動物の身体を洗うペット用のシャンプーであっても構わない。ペット用であってもシャンプー施術者の手肌について同様の効果が得られるからである。
本発明に係るシャンプーによれば、施術者の手荒れの発生を防ぎ、手荒れがあっても傷口に沁みることを防ぐことが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
本発明の一実施形態に係るシャンプーは、次の成分からなる。なお、各成分の配合量として示した「%」は総て「重量%」である。
フルクトースを45%、水を25〜40%、ベタインを10%含み、洗浄剤(界面活性剤)としてラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、および、PEG−60水添ヒマシ油を合計で5〜15%(有効成分量)含む。
また他の微量成分(配合量はいずれも5%未満)として当該シャンプーは、保湿剤である、ソルビトール、PCA−Na(ピロリドン酸ナトリウム)、および、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体を、また、ヘアコンディショニング剤である、グリセリン、γ−ドコサラクトン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ヒノキチオール、リシンHCl、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、アルギニン、プロリン、および、チロシンを、また、皮膚コンディショニング剤である、ペンチレングリコール、フムスエキス、センブリエキス、タウリン、アラントイン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、白金、および、BG(ブチレングリコール)を、また、結合剤であるセルロースガムを、また、スクラブ剤である炭酸水素Naを、また、殺菌・消臭・脱臭剤である銀を、また、増粘剤であるコカミドDEAを、また、乳化剤であるセテアレス−60ミリスチルグリコールを、また、閉塞剤であるトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルを、また、帯電防止剤である、ポリクオタニウム−7、および、ポリクオタニウム−10を、また、増粘剤である塩化Naを、また、防腐剤である、メチルパラベン、プロピルパラベン、および、フェノキシエタノールを、また、血行促進剤であるメントールを、また、香料をさらに含めることが出来る。
製造にあたっては、上記各成分材料を加温しながら(例えば60℃〜85℃程度に温めながら)攪拌し混合すれば良い。
上記実施形態に係るシャンプーを手荒れのある複数の被験者の手につけたが沁みることはなかった。また、手荒れのない又は手荒れの治った複数の被験者により、上記シャンプーを使って毎日数回数週間に亘り洗髪を行ったが、いずれの被験者も手荒れが生じることがなかった。また洗髪時の洗浄力は、既存のシャンプー(高級アルコール系シャンプー)と比べても遜色のないものであった。

Claims (4)

  1. フルクトースを配合したシャンプーであって、
    前記フルクトースの配合量が40重量%以上60重量%以下である
    ことを特徴とするシャンプー。
  2. 前記フルクトースの配合量が45重量%以上50重量%以下である
    請求項1に記載のシャンプー。
  3. フルクトースと界面活性剤とを含むシャンプーであって、
    前記フルクトースの配合量が前記界面活性剤の配合量より多い
    ことを特徴とするシャンプー。
  4. 5重量%以上15重量%以下のベタインをさらに配合した
    請求項1から3のいずれか一項に記載のシャンプー。
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