JP2020083590A - Medium discharge device and image formation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、媒体排出装置及び画像形成装置に関する。 The present invention relates to a medium ejection device and an image forming apparatus.
従来、画像形成装置には、媒体排紙方向の長さにかかる制限を解消することができる媒体排出装置に関する発明がある(特許文献、特開2009−179406)。
一方、排紙される媒体サイズによって排紙不良とならないように、媒体サイズに応じて媒体スタッカの傾斜角度を切替え可能としたものがある。媒体スタッカの傾斜角度を切替えることにより、排出される媒体のコシ(剛性)を利用して落下させるモーメントを発生させる。これにより、媒体スタッカ上に媒体を確実に排紙させることを可能としたものである。
2. Description of the Related Art Conventionally, an image forming apparatus has an invention relating to a medium ejecting device that can eliminate the limitation on the length in the medium ejecting direction (Patent Document, Japanese Unexamined Patent Publication No. 2009-179406).
On the other hand, there is a type in which the inclination angle of the medium stacker can be switched according to the medium size so as to prevent defective ejection depending on the size of the discharged medium. By changing the inclination angle of the medium stacker, a moment to drop the medium is generated by utilizing the stiffness (rigidity) of the medium to be ejected. This makes it possible to reliably discharge the medium onto the medium stacker.
しかしながら、このような画像形成装置においては、ユーザが行う印刷設定に基づいてフェイスアップスタッカ又はフェイスダウンスタッカの何れかの媒体スタッカに排紙する。このフェイスアップスタッカは、一般的に画像形成装置の背面に配設される。フェイスアップスタッカの傾斜角度を切替えてしまうと、媒体スタッカとスタックフル検知センサ間の距離が短縮する場合がある。これによりフェイスアップスタッカ上の媒体積載許容量が減少してしまうという問題があった。 However, in such an image forming apparatus, the sheet is discharged to the medium stacker of either the face-up stacker or the face-down stacker based on the print settings made by the user. The face-up stacker is generally arranged on the back surface of the image forming apparatus. If the inclination angle of the face-up stacker is switched, the distance between the medium stacker and the stack full detection sensor may be shortened. As a result, there has been a problem that the medium loading allowable amount on the face-up stacker is reduced.
本発明は、このような問題の解決に着目したものであって、媒体サイズ及び媒体のコシの強弱の異なる多種類の媒体を排紙する場合であっても、従来より媒体積載許容量に影響させ難くフェイスアップスタッカ上に積載する媒体排出装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。 The present invention focuses on solving such a problem, and even when ejecting various types of media having different medium sizes and medium strengths, the medium loading allowable amount is affected more than before. An object of the present invention is to provide a medium discharge device and an image forming apparatus that are difficult to load and that are stacked on a face-up stacker.
前記課題を解決するため本発明は、印刷媒体を最終排出ローラ対によって排出するベース部と、前記ベース部に開閉可能に支持され、前記ベース部から排出される前記印刷媒体を積載する媒体積載部と、前記媒体積載部における媒体幅方向の略中央に設けられ、排出される前記印刷媒体を支持する媒体支持部とを有し、前記媒体支持部は、媒体排出方向に長尺な第1の媒体支持具と、前記第1の媒体支持具に回動起立可能に設けられ、回動起立した傾斜面が前記最終排出ローラ対による前記印刷媒体のニップ延長線に交差するように設けられる第2の媒体支持具とからなる媒体排出装置である。
更に、前記第2の媒体支持具は前記回動起立のための回動軸を有し、前記第1の媒体支持具(261)は前記回動軸を滑動可能とする滑動手段を有し、これにより、前記回動起立した前記第2の媒体支持具の前記傾斜面は、前記最終排出ローラ対に対し遠近移動可能とした媒体排出装置である。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a base unit for ejecting a print medium by a final ejection roller pair, and a medium stacking unit for supporting the print medium ejected from the base unit so as to be openable and closable. And a medium support portion that is provided substantially at the center of the medium stacking portion in the medium width direction and supports the discharged print medium. The medium support portion is a first elongated member in the medium discharge direction. A second supporting member that is rotatably erected on the medium supporting member and the first medium supporting member so that an inclined surface that rotatably erects intersects a nip extension line of the print medium formed by the final discharge roller pair. And a medium supporting device of FIG.
Further, the second medium supporter has a rotation shaft for standing up the rotation, and the first medium supporter (261) has a sliding means for allowing the rotation shaft to slide. As a result, the inclined surface of the second medium support member that has been erected to rotate is a medium discharge device that is movable in the distance with respect to the final discharge roller pair.
本発明によれば、第2の媒体支持具が回動起立した傾斜面は、排紙される印刷媒体のニップ延長線と交差し、媒体排出口に対して遠近移動可能としたので、媒体サイズ及び媒体のコシの強弱の異なる多種類の印刷媒体を排紙する場合であっても、従来より媒体積載許容量に影響させ難くフェイスアップスタッカ上に印刷媒体を積載できるという効果を奏する。 According to the present invention, since the inclined surface on which the second medium support member is rotated and erected intersects the nip extension line of the print medium to be ejected and is movable to the medium ejection port, the medium size is reduced. Even when ejecting various types of print media having different strengths and weaknesses of the media, it is possible to stack the print media on the face-up stacker so that the allowable stacking capacity of the media is less affected than in the past.
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について図面を用いて説明する。図2は第1の実施の形態に関わる画像形成装置の概略構成図である。図2に示すように、画像形成装置1は、電子写真式カラープリンタであり、印刷媒体(以下媒体Pという)に対し所望のカラー画像を印刷できる。この画像形成装置1は、略箱型に形成された筐体2の内部に種々の部位が配設されている。以下、図2における右側部分を画像形成装置1の正面とし、この正面から見た場合の上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義して説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, the first embodiment will be described with reference to the drawings. FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the image forming apparatus according to the first embodiment. As shown in FIG. 2, the
この画像形成装置1は、筐体2の内部に設けられた制御部3により全体が制御される。筐体2の内部の最下部には、紙葉状の媒体Pを積層状態で収容する媒体カセット4が配設されている。媒体カセット4は中空の直方体空域を形成し上面が開放されている。媒体Pは、例えばA4サイズにカットされた、いわゆるカット紙である。
The
媒体カセット4の前上方には、最上面の媒体Pを1枚ずつに分離して繰出すための媒体繰出部5を有する。媒体繰出部5にはピックアップローラ51、分離ローラ52及びリタードローラ53を有する。これらの共働により、媒体Pを先ずは前方向へ分離して繰り出す。
A medium feeding section 5 for separating and feeding the uppermost medium P one by one is provided above and in front of the medium cassette 4. The medium feeding unit 5 has a
媒体繰出部5の先には下搬送部6が配設されている。下搬送部6は、分離して繰出された媒体Pを前上方へ繰り出し、やがて後方向へ折返すような搬送ガイドが形成してある。また下搬送部6には、搬送ガイドを挟んで対向圧接する2個の搬送ローラからなる搬送ローラ対61が設けられている。この搬送ローラ対61に図示しない搬送モータからの駆動力を供給することにより搬送ローラ対61を回転させ、こうして上方に位置する中搬送部7へ媒体Pを引き渡す。
A
筐体2の正面から前方向へ突出した位置には、マルチパーパストレイ8が配設されている。マルチパーパストレイ8は、上下方向にベース板を形成し、その上面に媒体Pが積載される。マルチパーパストレイ8の後端近傍には、積載された媒体Pを1枚ずつに分離して繰出すための、ピックアップローラ81、分離ローラ82及びリタードローラ83が配設される。これらにより媒体Pを分離して繰り出し、後方としての媒体搬送方向の下流の中搬送部7へ引き渡す。
A
このマルチパーパストレイ8は、使用頻度の少ないもの又は媒体厚が比較的大きいためにできるだけ屈曲させたくない媒体Pを給紙する場合に利用される。なお、図2においてマルチパーパストレイ8は、画像形成装置1の大きさに比較して縮小化して示してある。
The
マルチパーパストレイ8の後方としての媒体搬送方向の下流となる位置には中搬送部7が形成され、媒体Pを案内する直線状に形成した搬送ガイド71並びに2組の搬送ローラ対72A及び72Bが設けられている。
更に、中搬送部7の後方としての媒体搬送方向の下流には、2次転写部9が設けられている。2次転写部9は、下側の2次転写ローラ91及び上側の2次転写バックアップローラ92により、前記搬送ローラ対72A及び72Bと同様に、上下から媒体Pを挟持できるように配設されている。
A
Further, a secondary transfer unit 9 is provided downstream of the
中搬送部7及び2次転写部9の上方には、ベルト走行部10が配設されている。このベルト走行部10は、テンションローラ101、ドライブローラ102を有し、前述の2次転写バックアップローラ92を含める。2次転写バックアップローラ92の周囲を周回するように、幅広の無端ベルトからなる中間転写ベルト103が張架されている。中間転写ベルト103の内接側には、1次転写ローラ104が所定の間隔で配設されている。
A
中間転写ベルト103は、その下側部分において、2次転写部9の2次転写ローラ91及び2次転写バックアップローラ92の間に挟持され、且つ媒体Pに当接可能となる。ドライブローラ102は、図示しないベルト駆動モータから駆動力が供給されることにより回転する。2次転写部9の後方としての媒体搬送方向の下流には、定着部12が配設される。
The lower portion of the
ベルト走行部10の上方には、画像形成部11が配設されている。画像形成部11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の画像を形成する4個の画像形成ユニット110(110Y、110M、110C及び110K)を中心に構成されている。各画像形成ユニット110の上側には、像担持体としてのトナーが収納されるトナーカートリッジ111(111Y、111M、111C及び111K)が配設されている。
An
以後の説明において、各画像形成ユニットの構成・作用は共通しているため、画像形成ユニット110として説明する。画像形成ユニット110は、トナー収容部112、供給ローラ113、現像ローラ114、現像ブレード115、LED(Light Emitting Diode)ヘッド116、感光ドラム117、帯電ローラ118及びクリーニングブレード119で構成される。また供給ローラ113、現像ローラ114、感光ドラム117及び帯電ローラ118には、図示しないドラム回転用モータから駆動力が供給される。
In the following description, the configuration and operation of each image forming unit are the same, and therefore the image forming unit 110 will be described. The image forming unit 110 includes a
定着部12は、中心軸を左右方向に向けると共に発熱するヒータを内蔵したアッパローラ121及びロワローラ122を互いに圧接するよう配設してある。この定着部12は、アッパローラ121とロワローラ122を回転させることにより、搬送されてくる媒体Pに熱及び圧力を加え、トナー像を媒体Pに定着させる。続けて、この媒体Pを後方としての媒体搬送方向の下流へ搬送させる。これにより媒体Pには、画像データに基づいた印刷画像が形成される。
The fixing
定着部12の後方としての媒体搬送方向の下流には、搬送経路を切替えるための3個の弁別部131、132及び133が配置されている。まず、第1の弁別部131は媒体Pの搬送先を下方の表裏反転部14側に切替えるためである。第1の弁別部131の静止位置は、図示のように搬送経路が後上方の上搬送部15側に切替えられている場合である。その後方としての媒体搬送方向の下流において、第2の弁別部132が上搬送部15への搬送経路又は後述するフェイスアップスタッカ20への搬送経路へ切替えるために配設してある。
Three discriminating
表裏反転部14は、媒体Pの搬送経路を形成する複数の搬送ガイド及び媒体Pを搬送する複数の搬送ローラ対を有する。第3の弁別部133は媒体Pをスイッチバックさせて進行方向を反転させるためのものである。3個の弁別部131、132及び133は、それぞれ図示する位置で静止するよう設定されており、図示しない駆動源(ソレノイド)の駆動により回動され、搬送経路を切り替えることができる。なお図2では、フェイスアップスタッカ20に排紙される設定である。
The front/
表裏反転部14は、第1の弁別部131の作動により表裏反転部14側に導かれる媒体Pを、第3の弁別部133で搬送方向を切り替え、スイッチバックさせて進行方向を反転させる。これにより媒体Pの表裏及び先後端を入れ替えた上で、再び中搬送部7における搬送ローラ対72Bの直前において合流させる。なお、本第1の実施の形態では、表裏両面印刷の作用及び動作の説明は省略する。
The front/
上搬送部15は、下搬送部6及び中搬送部7と同様に、媒体Pを案内する搬送ガイド152及び複数の排出ローラ対151A、151B及び151Cにより構成されている。この上搬送部15は、下端において定着部12から引き渡される媒体Pを上方へ搬送させ、やがてその上端近傍で前方向へ排紙する。
Like the
上搬送部15の上端における前方向であって、筐体2の上面には、トナー像が定着された媒体Pを積載するフェイスダウンスタッカ16が配設されている。上搬送部15は、定着部12から引き渡される媒体Pを上方へ搬送し、前方向へ放出することにより、媒体Pをフェイスダウンスタッカ16に積載させる。
A face-
定着部12と上搬送部15の間には、媒体排出装置としてのフェイスアップスタッカ20が配設してある。定着部12を通過した媒体Pは、第2の弁別部132を回動させることで、媒体Pをフェイスアップスタッカ20に導くことが可能となる。なお、図2においてフェイスアップスタッカ20も同様に、画像形成装置1の大きさに比較して縮小化して示してある。
A face-
フェイスダウンスタッカ16において、媒体Pはトナー像が定着された面を下側にして積載され、一方、フェイスアップスタッカ20においては、媒体Pはトナー像が定着された面を上側にして積載される。ユーザによる排紙取揃えの設定(次に説明する図3(A)参照)に基づいて、第2の弁別部132を作動し、搬送経路が選択されることにより、フェイスダウンスタッカ16又はフェイスアップスタッカ20の何れかに排紙される。
画像形成装置1の筐体2の正面上方には、ユーザのために操作表示部17が配設してある。この操作表示部17はタッチパネル型液晶表示器であり、制御部3が管理する画面データ及び操作ボタン類を所定のアルゴリズムに従って表示する。
In the face-
An
図3は第1の実施の形態に関わる画像形成装置の操作表示部の画面表示例を示す説明図である。図3(A)では、ユーザに媒体Pの排紙先を選択させるための「排紙トレイの選択」表示画面170を示している。即ち、「上面トレイ」として表示するフェイスダウンスタッカ16、又は「背面トレイ」としてフェイスアップスタッカ20の何れに排紙するかをユーザに選択させる。
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a screen display example of the operation display unit of the image forming apparatus according to the first embodiment. FIG. 3A shows a “paper discharge tray selection”
ユーザが「背面トレイ」ボタン172に触れた時、画像形成装置1はフェイスアップスタッカ20に排出する動作設定となる。また、ユーザが「上面トレイ」ボタン173に触れた時には、フェイスダウンスタッカ16に排出する動作設定となる。「次へ」ボタン174は引続いて選択させるべき事項が存在するとき表示する。「戻る」ボタン175は、1ステップ前の画面表示に戻すための操作ボタンである。なお、図3(B)については、後述する。
When the user touches the “rear tray”
以下、第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカ20の説明を行う。図4は本実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの斜視図である。フェイスアップスタッカ20は、大別して、画像形成装置1の筐体2に固定されるベース部21及び排紙される媒体Pを積載する媒体積載部としての媒体トレー部22で構成される。ベース部21は、図示しない固定手段により筐体2に固定され、第2の弁別部132(図2参照)の切替えにより形成される搬送経路を構築する。
Hereinafter, the face-
媒体トレー部22は、その下方においてベース部21により矢印Rで示す方向に開閉可能に軸支される。ベース部21及び媒体トレー部22は、両者の間に設けられた中折れリンク23により開状態が確保されている。図4は媒体トレー部22を水平に対し所定の角度で開いた状態を示している。また、フェイスアップスタッカ20への排紙を行わない場合には、媒体トレー部22を閉じると、図示しない掛止手段によりベース部21に掛止される。
The
ベース部21には、最終排出ローラ対210及びスタックフルセンサ部24が配設してある。最終排出ローラ対210は、媒体トレー部22へ排出される媒体Pに対し、画像形成装置1の内部の最後の位置に配置される。次に説明するスタックフルセンサ部24は、最終排出ローラ対210の回転により排出される媒体Pの積載許容量を検知するためのものである。これらは、ベース部21側に設けた媒体Pの排出口としての媒体排出口213に配設される。
A final
図5は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカのスタックフルセンサ部の説明図である。スタックフルセンサ部24は、回動軸241を有するレバー部242、回動軸241に固着された光軸遮断部243及び溝形の透過型光電センサ244で構成される。また、回動軸241は矢印Mで示す方向に回動可能とし、同軸に配設した図示しないねじりスプリングにより反時計回り方向に常時付勢されている。そして、レバー部242は回転軸241から垂れ下がっており、レバー部242は図示しない係止部により垂れ下がった状態で係止している。従って、レバー部242の先端242Fは、媒体Pが最終排出ローラ対210から排出される排紙空間を塞ぐような状態で係止している。なお、回動軸241は図示するように最終排出ローラ対210の上方に設けてある。
FIG. 5 is an explanatory diagram of the stack full sensor unit of the face-up stacker according to the first embodiment. The stack
ここで、最終排出ローラ対210は、駆動ローラ211及び従動ローラ212により構成され、外周面同士が当接している。駆動ローラ211の回転軸はベース部21(図4参照)を形成するフレームにより軸支される。また、駆動ローラ211の少なくとも外周面部分は摩擦係数の高い弾性ゴム材で形成される。この駆動ローラ211は図示しない回転駆動手段により回転可能となっている。
従動ローラ212もベース部21を形成するフレームにより軸支され、駆動ローラ211と平行となる位置関係としている。また、従動ローラ212は弾力性を有する発泡性ゴム材で形成され、その弾性力により駆動ローラ211と圧接状態となる。従って、従動ローラ212は、駆動ローラ211の外周部との摩擦圧接力により従動回転する。
Here, the final
The driven
このレバー部242は、媒体Pが通過するとき、そのレバー部242の先端242Fが媒体Pに当接してレバー部242が時計回り方向に回動する。レバー部242が回動すると回動軸241と同軸上に固着された光軸遮断部243も回動する。溝形の透過型光電センサ244の溝部に介在していた光軸遮断部243が、光軸中心から離れると、透過型光電センサ244の出力が変化する。
When the medium P passes through the
制御部3は、この出力変化量を二値化し、予め定めた閾値以上と判断した場合には、媒体Pの通過を検出(ONとする)したことにする。また、媒体Pの通過中は出力変化値が予め定めた閾値以下となる場合もあるが、制御部3は無視するよう制御する。なお、詳細な動作説明は後述する。 The control unit 3 binarizes the output change amount, and when it determines that the output change amount is equal to or greater than a predetermined threshold value, it determines that the passage of the medium P is detected (turned on). Further, while the output change value may be equal to or less than a predetermined threshold value while the medium P is passing, the control unit 3 controls so as to ignore it. The detailed operation will be described later.
次に、図4に戻り、媒体トレー部22の説明を行う。媒体トレー部22は、排出する媒体Pの幅方向全域を支持する媒体トレー221を有する。媒体トレー221は、排紙可能な媒体最大幅Wで形成されて、複数のリブ部221A及び平坦部221Bにより排紙される媒体Pの全幅域を支持する。媒体トレー221の媒体排出方向の上流側に複数のリブ部221Aが形成され、媒体排出方向の下流側に平端部221Bが形成される。
また、媒体トレー221の媒体排出方向の下流側の先端には、媒体トレー部22を閉じたときに筐体2のベース部21と掛合させるための開閉レバー部25を有する。
Next, returning to FIG. 4, the
Further, an opening/
媒体トレー221の媒体幅方向Wの中央には、媒体幅方向Hを有する媒体支持部26が形成される。第1の実施の形態に係る媒体支持部26は、媒体排出方向に長尺状で、かつ上面が平面をなし、全体が薄く比較的長めの第1の媒体支持具261及び同じく媒体排出方向に長尺状で、かつ上面が平面をなし、全体が薄く比較的短めの第2の媒体支持具262から形成されている。第2の媒体支持具262は第1の媒体支持具261の側面に設けた滑動手段としてのスライドレール261Aに沿って滑動可能でかつ回動可能となっている。第2の媒体支持具262は、後述するように第1の媒体支持具261によって支持され、第1の媒体支持具261から回動起立して傾斜状態とすることができ、また、元に戻して平坦状態とすることができる。なお、図4では、コシの弱い媒体Pを支持するため第1の媒体支持具261及び第2の媒体支持具262は媒体排出方向に沿って一直線状とした平坦状態を示している。
A
媒体支持部26は、媒体トレー221のリブ部221Aを形成する位置より媒体排出方向の下流側に向かって配設されている。媒体トレー221の上面及びその上に配設された媒体支持部26の上面により、排紙されるコシの弱い媒体Pを支持する。この時には、コシの弱い媒体Pの後端部側は、リブ部221Aにより支持される。即ち、媒体Pの幅方向の中央部分(図4の媒体幅方向H)は媒体支持部26により支持されることになる。
The
図6は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの操作時の説明図である。図6(A)は、ユーザが開閉レバー部25を操作して筐体2のベース部21(図4参照)から媒体トレー部22を開いた状態を示している。図示するように媒体支持部26は、媒体Pの幅方向に長い媒体トレー221に略平行となる位置に、即ち媒体排出方向に直角となる位置に掛止状態で収納されている。これは媒体トレー部22及び筐体2の収納空域を有効に使用するためである。
媒体支持部26は、その長さ方向の略中央部に垂直に設けた媒体支持部回転軸27により媒体トレー221に軸着されている。この媒体支持部回転軸27を中心にして、矢印Kで示す方向に水平回転させることができる。
FIG. 6 is an explanatory diagram at the time of operating the face-up stacker according to the first embodiment. FIG. 6A shows a state in which the user operates the opening/
The
図6(B)は、ユーザにより媒体支持部26を矢印Kで示す方向に水平回転させ、その長辺を媒体排出方向に平行にした状態を示している。このように第1の媒体支持具261の平面状の上面及び第2の媒体支持具262の平面状の上面は、面一かつ一直線状であり、排出された媒体Pを支持する面となっている。なお、第1の媒体支持具261と第2の媒体支持具262が略一直線状の状態を以下「第1の位置」とする。また、図示するように媒体支持部26は媒体Pの排出方向に平行となる位置に載置される。ユーザはこの状態でコシの弱い媒体Pを使用することができる。このように第1の媒体支持具261は、媒体支持部26を回転させて媒体排出方向に平行又は直角に配置させるための媒体支持部回転軸27を有する。
FIG. 6B shows a state in which the user horizontally rotates the
図6(C)は、第2の媒体支持具262を回動起立させ上面を傾斜させた状態を示すものである。前述の図6(B)で示した状態の媒体支持部26は一直線状であるが、コシの強い媒体Pを使用する時には第2の媒体支持具262を回動起立させる。これにより、媒体支持部26は媒体Pの先端部PFを当接させるための傾斜面262Dを形成できる構造となる。また、図示するように媒体支持部26の第1の媒体支持具261の上面は媒体トレー221の上面と略平行となる。なお、第2の媒体支持具262を回動起立させて傾斜させた状態を以下「第2の位置」とする。ユーザはこの状態でコシの強い媒体Pを使用することができる。また、以下の説明において媒体Pにおける媒体排出方向の先端を先端部PFとし、後端を後端部PEとする。
FIG. 6C shows a state in which the second
次に媒体支持部26について説明する。図7は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの媒体支持部の構成を示す説明図である。媒体支持部26の第1の媒体支持具261の側面には長円状の凹部形状とした滑動手段としてのスライドレール261Aが形成されている。このスライドレール261Aは第1の媒体支持具261の幅H(図4参照)の左右両側面に設けられている。このスライドレール261Aにより、第2の媒体支持具262は媒体排出口213に対し遠近移動可能とすることができる。
なお、第1の媒体支持具261の媒体排出方向の上流側には、図中長円破線で示すようにユーザが媒体支持部26を水平回転させるための把持部261Bを設けてもよい。
Next, the
A gripping
第1の媒体支持具261のスライドレール261Aの媒体排出方向の下流側には、後述するストッパ263の係止部としてのストッパ係止部261Cを配設する。このストッパ係止部261Cは、略円形断面からなり媒体排出方向に直角の複数本のシャフトを媒体排出方向に所定の間隔に配列して形成される。
第2の媒体支持具262の媒体排出方向の上流側の一端部には、回動軸としてのスライドボス262Aが媒体幅方向に突設されている。このスライドボス262Aはスライドレール261Aに押圧しつつ嵌合される。これにより第2の媒体支持具262は、押圧負荷に抗してスライドレール261Aに沿って矢印Sで示す方向に滑動できると共に、矢印Uで示す方向に回動起立が可能となる。
On the downstream side of the
A
第2の媒体支持具262の媒体排出方向の下流側としての他端部の裏側262Eには、回動支点262Bが媒体幅方向に設けられ、これに回動可能に軸支される棒状のストッパ263を配設する。この回動支点262Bに軸支されるストッパ263は矢印Tで示す方向に回動可能となり、第2の媒体支持具262の裏側262Eに収納可能となる。
一方、棒状のストッパ263の自由端としての先端は、ストッパ係止部261Cに形成された略円形断面のシャフト間の凹部に掛合可能とする。
A
On the other hand, the free end of the rod-shaped
以上により、第2の媒体支持具262は、矢印Uで示す方向に回動起立が可能となり、ストッパ263は矢印Tで示す方向に回動可能であり、第2の媒体支持具262の傾斜面262Dを所定の傾斜角度に維持することができる。また、ストッパ263は第2の媒体支持具262の裏側262Eに収納可能としたので、図6(B)に示したように第1の媒体支持具261と第2の媒体支持具262が略一直線状の状態としての第1の位置に設定することができる。
更に、第2の媒体支持具262は、矢印Sで示す方向に滑動可能とし、矢印Uで示す方向に回動可能としたので、傾斜面262Dの傾斜角度を可変とすることができる。
As described above, the second
Furthermore, since the second
図8は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの媒体支持部の操作方法を示す概念図である。ユーザは、厚紙などのコシの強い媒体Pを排紙する場合には、第2の媒体支持具262を回動させ、媒体Pのサイズに応じて遠近移動可能なスライドレール261Aに沿って矢印Sで示す方向に滑動させる。また、定型サイズについては、実験的に求めた媒体Pの排出方向の長さに対応させる。この実験では、モンディ社製カラーコピー紙(坪量300g/m2)を使用した。
FIG. 8 is a conceptual diagram showing a method of operating the medium support portion of the face-up stacker according to the first embodiment. When ejecting a medium P having a strong elasticity such as thick paper, the user rotates the second
即ち、ユーザは、使用する媒体Pのサイズに応じて、第2の媒体支持具262を滑動させることにより、第2の支持具262の前端部262Cを第1の媒体支持具261の上面に設けた第1の媒体サイズ表示目盛部261Dに表示した定型の媒体サイズに合わせる。これにより、媒体排出口213と第2の支持具262との間隔、換言すると、最終排出ローラ対210と傾斜面262Dとの間隔を所定の距離にすることができる。
第1の媒体サイズ表示目盛部261Dの表示は、媒体排出方向の下流から、即ち、最終排出ローラ対210から見て遠い方より大きいサイズの順に、例えばA3、A4、A5及びA6を表示する。その後、第2の媒体支持具262のストッパ263の先端をストッパ係止部261Cにセットするために、第2の媒体支持具262を回動起立させる。
That is, the user slides the second
The first medium
回動起立した第2の媒体支持具262は、前述した通りストッパ263とストッパ係止部261Cとの対応位置により、傾斜角度が決まる。ユーザは第2の媒体支持具262を一旦回動起立させた後、矢印Sで示す方向に移動させるが、ストッパ263は第2の媒体サイズ表示目盛部261Eのサイズ表示に位置合わせながら降下させる。
第2の媒体サイズ表示目盛部261Eの表示は、媒体排出方向の下流から、即ち、最終排出ローラ対210から見て遠い方より大きいサイズの順に、例えばA3、A4、A5及びA6を表示する。第2の媒体サイズ表示目盛部261Eの表示順序は、前述の第1の媒体サイズ表示目盛部261Dの表示順序と同じである。これにより、媒体Pのサイズが変更しても変更前後における第2の媒体支持具262の傾斜角度の変化量は少ない。
The tilt angle of the second
The second medium
図9は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカにおけるコシの弱い媒体の排出時の説明図である。通常のコピー用紙(メートル坪量64g/m2)から坪量250g/m2程度までのコシの強さの媒体P(いわゆるコシの弱い媒体P)を排出した状態を示す。この範囲のコシの強さの媒体Pであれば、媒体支持部26の第2の媒体支持具262は回動起立させず(図4参照)に第1の位置でよい。この時は、媒体支持部26と同じ角度となる媒体トレー221は前述した中折れリンク23により決められた傾斜角となり、排紙される媒体Pを支持することになる。
FIG. 9 is an explanatory diagram when ejecting a medium with low stiffness in the face-up stacker according to the first embodiment. Shows a state in which discharging the normal copy paper (meters basis weight 64 g / m 2) from the waist up to about basis weight of 250 g / m 2 intensity of the medium P (weak medium P with so-called stiffness). If the medium P has a stiffness within this range, the second
この時、堆積した媒体Pからスタックフルセンサ部24の先端242Fまでの距離Gは、媒体Pが複数堆積されるに従って、正常に変化していき、スタックフルセンサ部24により媒体フルが検出される。なお、図示において破線はニップ延長線PLを示している。現実としては媒体Pのコシの強弱、紙の目方向及びレバー部242(図5参照)の負荷等が影響し、図示しない排紙軌跡は媒体トレー221の上面形状に近くなる。
At this time, the distance G from the deposited medium P to the
(動作の説明)
先ず、画像形成装置1の動作説明を行う。図2に示すように媒体カセット4に積層されている媒体Pをフェイスアップスタッカ20に排紙する場合の動作説明を行う。図示しない上位装置から印刷指示が送られてくると、画像形成装置1の制御部3が受信し、印刷用の画像データに変換して、画像形成部11への出力データを生成する。制御部3は媒体繰出部5を起動させ、媒体Pを下搬送部6に繰り出す。制御部3は下搬送部6に繰り出された媒体Pを搬送ローラ対61により搬送させ、中搬送部7に送る。
(Explanation of operation)
First, the operation of the
制御部3は画像形成部11の画像形成ユニット111K、111C,111M,11Yを制御して、媒体Pへの画像形成プロセスを実行する。制御部3は形成されたトナー像をベルト走行部10の中間転写ベルト103上に形成させる。なお、制御部3は媒体Pの中搬送部7までの搬送制御及び中間転写ベルト103の回転制御は、同期を取って駆動する。すると2次転写部9によりトナー像が媒体P上に転写される。
The control unit 3 controls the
トナー像が転写された媒体Pは、定着部12に送られ、トナー像を熱と圧力により媒体Pに定着させる。また制御部3は定着部12の通過前に、第1の弁別部131及び第2の弁別部132を作動させ、フェイスアップスタッカ20への搬送経路を構築しておく。
制御部3は、図5に示したスタックフルセンサ部24からの検知情報を監視する。即ち、レバー部242が媒体Pにより押し上げられると、透過型光電センサ244が変化信号を発信(ON)する。透過型光電センサ244がONになったと判断した場合は、そのON時間が媒体長の搬送時間に換算した時間相当分と同じとなるか否かを監視する。
The medium P on which the toner image is transferred is sent to the fixing
The control unit 3 monitors the detection information from the stack
制御部3は媒体Pの排紙動作時には、透過型光電センサ244からの出力変化値が予め媒体毎に定めた閾値以上となるON時間を計測する。制御部3は媒体Pを排紙するに必要なON時間を経過しても出力変化値が初期の状態(OFF)に復旧しない場合には積載許容限度と判定する。なお、排紙に掛かる時間は、媒体サイズ(縦長さ)に依存して変動する。従って、使用可能な媒体縦長さのおおよそ2倍程度の排紙所要時間を判定時間とするが、連続的に排紙される場合は、ON−OFF時間の間隔等から判定する。
The control unit 3 measures the ON time during which the medium P is discharged, in which the output change value from the transmission
制御部3は、スタックフルセンサ部24が媒体長より長くONしていた場合は、スタックフルと判定する。これにより制御部3は警告表示や、次の媒体Pへの印刷を中断するなどの処理を行う。これらの対応処理は装置毎に予め決めてある。
The control unit 3 determines that the stack is full when the stack
図1は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの説明図である。媒体Pを排紙するため、筐体2の内部には矢印Vで示す方向に回転する排紙手段としての最終排出ローラ対210がある。最終排出ローラ対210は、駆動ローラ211と、これに従動して回転する従動ローラ212により、媒体Pを媒体搬送方向としての矢印Fで示す方向に搬送し、排出する。媒体Pの先端部PFがレバー部242に衝突すると、媒体Pによりレバー部242は、回動軸241を中心として矢印Nで示す方向に回動する。レバー部242の先端242Fは、媒体Pの印刷面に連続的に摺接し、媒体Pの後端部PEが通過すると、矢印Nで示す方向の逆方向に回動し初期の位置に戻る。
FIG. 1 is an explanatory diagram of a face-up stacker according to the first embodiment. In order to discharge the medium P, inside the
コシの弱い媒体Pであれば、レバー部242の当接負荷の影響は少ないものの、自重等により媒体トレー221に沿って排紙され、媒体トレー221の上面形状に近い排紙軌跡PHとなるが、コシの強い媒体Pでは図示するニップ延長線PLに沿って排紙される。このコシの強い媒体Pの時に、第2の媒体支持具262が回動起立して傾斜状態としている場合には、媒体Pの先端部PFはこの傾斜面262Dに当接角度θで当接する。
If the medium P has a weak stiffness, the contact load of the
図10は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカにおけるコシの強い媒体の排出時の説明図である。コシの強い媒体P(例えば坪量300g/m2以上)を排紙する場合には、第2の媒体支持具262を回動起立して傾斜させて排紙する。媒体サイズに応じてスライドレール261Aに沿って第2の媒体支持具262を矢印Sで示す方向に移動させ、ストッパ263をストッパ係止部261Cにセットする。
FIG. 10 is an explanatory diagram when ejecting a medium having strong elasticity in the face-up stacker according to the first embodiment. When ejecting a medium P having a strong elasticity (for example, a basis weight of 300 g/m 2 or more), the second
図中における破線は、最終排出ローラ対210の駆動により、媒体排出口213から排紙される媒体Pのニップ延長線PLを示している。第2の媒体支持具262を矢印Sで示す方向に移動させる際に、ストッパ263を第2の媒体サイズ表示目盛部261E(図8参照)の表示に合わせる。この時、ストッパ263の移動量は第2の媒体支持具262の移動量とほぼ同量であるため、当接角度θの変化量は少ない。
A broken line in the drawing indicates a nip extension line PL of the medium P discharged from the
また、コシの強い不定型媒体Pをユーザにセットを促す時には、印刷しようとする媒体Pより小さい定型サイズ側にセットさせる。これにより、積載量は若干減るが、媒体Pの後端部PEのスリップを防止させることができる。この時の操作誘導として操作表示部17に、図3(B)に示すような操作案内を表示させる。マルチパーパストレイ8を利用して不定型媒体Pが取り込まれると、制御部3は図示しないセンサ部の搬送通過時間から不定型媒体Pの長さを計測し、第2の媒体支持具262を適正な位置に移動させる誘導表示を行う。
Further, when the user asks the user to set the stiff and irregular medium P, the medium P is set to a smaller standard size side than the medium P to be printed. As a result, although the loading amount is slightly reduced, slippage of the rear end portion PE of the medium P can be prevented. As operation guidance at this time, the
図3(B)における表示例は、操作誘導画面171である。画面表示を見ても操作に不安があるユーザは「操作手順を表示する」ボタン176に触れる。制御部3は、簡単な手順を絵図と共に表示させる。制御部3は、ユーザにより操作が完了したとして「終了」ボタン177が触れられたことを検知したら動作可能とする。なお、これらの画面表示についての詳細な説明は省略する。
The display example in FIG. 3B is the
次に、第1の実施の形態における媒体Pについて説明する。コシの強い媒体Pとは、メートル坪量300g/m2以上の媒体Pであり、一般的には各種のカード用に利用される。従って、媒体支持部26を第2の位置で使用する。また、媒体支持部26を第1の位置にて使用するのは、坪量65g/m2(一般的なコピー用紙)程度乃至坪量250g/m2程度の媒体Pまでである。なお、坪量250g/m2乃至坪量300g/m2の媒体Pであっても、媒体支持部26を第2の位置で使用してもよい。
Next, the medium P in the first embodiment will be described. The medium P having a strong elasticity is a medium P having a basis weight of 300 g/m 2 or more and is generally used for various cards. Therefore, the
図11は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカにおける大きいサイズの媒体の排出時の斜視図である。図11は、媒体サイズの大きい媒体Pを使用するので、ユーザは第2の媒体支持具262を、媒体排出口213側から遠ざかる位置になるよう矢印SRで示す方向に移動し、スライドレール261Aの媒体排出方向の最下流に位置させる。この時、第2の媒体支持具262は、傾斜角度が最適になるようストッパ263をストッパ係止部261Cに係止させる。この状態では駆動ローラ211及び従動ローラ212から第2の媒体支持具262までの距離は最大となる。
FIG. 11 is a perspective view of the face-up stacker according to the first embodiment when a large size medium is ejected. In FIG. 11, since the medium P having a large medium size is used, the user moves the second
一方、図12は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカにおける小さいサイズの媒体の排出時の斜視図である。図12は、媒体サイズの小さい媒体Pを使用するので、ユーザは第2の媒体支持具262を、媒体排出口213側に近づく位置になるよう矢印SFで示す方向に移動し、スライドレール261Aの媒体排出方向の最上流に位置させる。この時、第2の媒体支持具262は傾斜角度が最適になるようストッパ263をストッパ係止部261Cに係止させる。この状態では、駆動ローラ211及び従動ローラ212から第2の媒体支持具262までの距離は最小となる。なお、図示においては、ストッパ263は、媒体排出方向下流側としての媒体排出口213から遠い方に係止させているので、傾斜角度は緩くなっている。
On the other hand, FIG. 12 is a perspective view of the face-up stacker according to the first embodiment when a small size medium is ejected. In FIG. 12, since the medium P having a small medium size is used, the user moves the second
次に、第2の媒体支持具262の位置関係について説明する。図13は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの設定位置関係を示す説明図である。第2の媒体支持具262の回動支点となるスライドボス262Aの設定位置は、最終排出ローラ対210より距離Lだけ離れた位置とする。破線で示すニップ延長線PLは、排出ローラ対151A及び最終排出ローラ対210によるニップ状態から一直線的に第2の媒体支持具262に至るまでを示している。
Next, the positional relationship of the second
このニップ延長線PLが第2の媒体支持具262の傾斜面262Dと交差する当接点Xにおける当接角度θ=40±10度とした。排出ローラ対151Aから当接点Xまでを距離、即ち媒体長L1とする。実装設計段階で決まる排出ローラ対151Aから最終排出ローラ対210までを距離L2とする。なお、ニップ延長線PLにおける最終排出ローラ対210から当接点Xまでの距離L3は重要であり、実媒体を使用して定める。
The contact angle θ at the contact point X where the nip extension line PL intersects the
ニップ延長線PLにおけるスライドボス262Aから当接点Xまでを距離L4とする。この距離L4はニップ延長線PLから媒体載置面PSまでの距離L5を考慮して決める。以上の条件により、最終排出ローラ対210からスライドボス262Aまでの距離L=距離L3−距離L4という関係となる。そして、距離L≦媒体長L1−距離L2−距離L4と表すことができる。
なお、距離L5は積載可能枚数として、装置仕様として坪量64g/m2の媒体Pを何枚まで堆積可能とするかにより決まり、その際の媒体積層高さとなる。
The distance L4 is from the
It should be noted that the distance L5 is determined as the stackable number of sheets by the maximum number of sheets of the medium P having the basis weight of 64 g/m 2 that can be stacked as the apparatus specifications, and is the medium stacking height at that time.
以上の関係において、排出ローラ対151Aと最終排出ローラ対210の両者で媒体Pを挟持する意味は、媒体Pの先端部PFが第2の媒体支持具262の傾斜面262Dに到達し、かつ方向変換する際の衝突負荷に耐えることにより、媒体Pの排紙不良にならないようにするためである。
In the above relationship, the meaning of sandwiching the medium P by both the
図14は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの排紙工程を示す概念図(1)である。図14は、矢印Cで示す方向に排出される媒体Pの後端部PEが排出ローラ対151Aを通過せず、更に、媒体Pが最終排出ローラ対210でもニップしている場合を示す。破線矢印PCで示す方向に排紙される媒体Pの先端部PFは傾斜した第2の媒体支持具262に向けて搬送され、やがて傾斜面262Dに当接する。連続して先端部PFは傾斜面262Dに当接したまま徐々に上方に移動する。
FIG. 14 is a conceptual diagram (1) showing a sheet discharging process of the face-up stacker according to the first embodiment. FIG. 14 shows a case where the trailing edge portion PE of the medium P discharged in the direction indicated by the arrow C does not pass through the
最終排出ローラ対210の近くにはスタックフルセンサ部24が介在するが、レバー部242(図4参照)の当接力は極めて弱くしてあるので、排紙方向への影響はない。しかしながら、媒体Pがコシの弱い場合には第1の媒体支持具261側に垂れ込むことがある。
Although the stack
図15は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの排紙工程を示す概念図(2)である。図示するように、媒体Pの先端部PFが第2の媒体支持具262の傾斜面262Dに当接した後、媒体Pは傾斜面262Dに沿って矢印Cで示す方向へ登っていく。この時、媒体Pは傾斜面262Dと面接触に移行するため、最終排出ローラ対210が受ける媒体搬送負荷は少ない。この面接触になるまでは排出ローラ対151A及び最終排出ローラ対210両者による搬送力を加えることとする。この時点で、面接触による摩擦力から最終排出ローラ対210による媒体ニップ点を支点として媒体Pのコシを利用した下向きの力fが媒体Pに働く。
FIG. 15 is a conceptual diagram (2) showing a sheet discharging process of the face-up stacker according to the first embodiment. As shown in the figure, after the leading end portion PF of the medium P contacts the
ここで、最終排出ローラ対210がコシの強い媒体Pを傾斜面262Dを設定せずに第1の位置で搬送することを考察すると、媒体Pの後端部PE付近を搬送途中で、媒体Pの先端部PFが自重で垂れ下がる。すると最終排出ローラ対210による二ップ部の上流側では媒体Pが従動ローラ212に押付けられて最終排出ローラ対210から媒体Pの搬送力が減少する。
Considering that the final
その結果として、媒体Pの先端部PFが媒体トレー221と接触して受ける摩擦抵抗に負けてスリップしてしまう。すると媒体Pの後端部PEが媒体排出口213近くに残り、不揃いな積載状態になりやすい。
そこで、前述のように本実施の形態で説明した傾斜面262Dにより、媒体Pの先端部PFを上向きに反らすことで媒体Pのコシを利用して媒体Pの後端部PE側を駆動ローラ211側に押し付ける下向きの力fを発生させる。最終排出ローラ対210のニップ部の上流側では、媒体Pが駆動ローラ211側に押し付けられ、媒体Pの搬送力が伝達しやすくなる。なお、2枚目以降の排紙動作についても同様になる。
As a result, the leading end portion PF of the medium P slips due to the frictional resistance that the
Therefore, as described above, the
図16は第1の実施の形態に関わるフェイスアップスタッカの排紙工程を示すの概念図(3)である。図16は媒体Pの後端部PEが最終排出ローラ対210を通過する直前の状態を示している。この時点では、媒体Pの先端部PFは第2の媒体支持具262の傾斜面262Dを登っている。傾斜面262Dを登る際の摩擦抵抗は、媒体Pのコシを利用した下向きの力fを発生させ、力fは排出完了の直前まで作用する。
FIG. 16 is a conceptual diagram (3) showing the sheet discharge process of the face-up stacker according to the first embodiment. FIG. 16 shows a state immediately before the trailing edge portion PE of the medium P passes through the final
第2の媒体支持具262を、媒体Pの先端部PFと後端部PEの間で回動可能とした。これにより、フェイスアップスタッカ20上に積載する媒体Pの媒体積載許容量に影響せずに媒体Pを排紙できる。
The second
以上の説明した実施の形態では、中間転写ベルト103を使用した中間転写方式の画像形成装置としたが、これに限定されることなく、感光ドラムユニットから直接媒体に画像を転写する直接転写方式の画像形成装置についても適用できる。更に、本実施の形態では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られるものではなく、複写機、ファクシミリ装置及び複合機(MRP)としても良い。
In the above-described embodiment, the intermediate transfer type image forming apparatus using the
1 画像形成装置 3 制御部
20 フェイスアップスタッカ 21 ベース
22 媒体トレー部 24 スタックフルセンサ部
26 媒体支持部 210 最終排出ローラ対
213 媒体排出口 221 媒体トレー
261 第1の媒体支持具 261C ストッパ係止部
262 第2の媒体支持具 262D 傾斜面
263 ストッパ P 印刷媒体
PL ニップ延長線
1 image forming apparatus 3 control unit
20 Face-
22
Claims (6)
前記ベース部に開閉可能に支持され、前記ベース部から排出される前記印刷媒体を積載する媒体積載部と、
前記媒体積載部における媒体幅方向の略中央に設けられ、排出される前記印刷媒体を支持する媒体支持部とを有し、
前記媒体支持部は、
媒体排出方向に長尺な第1の媒体支持具と、
前記第1の媒体支持具に回動起立可能に設けられ、回動起立した傾斜面が前記最終排出ローラ対による前記印刷媒体のニップ延長線に交差するように設けられる第2の媒体支持具とからなることを特徴とする媒体排出装置。 A base portion for ejecting the print medium by the final ejection roller pair,
A medium stacking unit that is supported by the base unit so as to be openable and closable and that stacks the print medium discharged from the base unit;
A medium supporting portion which is provided substantially at the center of the medium stacking portion in the medium width direction and which supports the ejected print medium,
The medium support unit is
A first medium support member elongated in the medium discharge direction;
A second medium support provided on the first medium support so as to be rotatable and erected so that an inclined surface that is rotationally erected intersects a nip extension line of the print medium by the final discharge roller pair; A medium ejecting device comprising:
前記第1の媒体支持具は前記回動軸を滑動可能とする滑動手段を有し、
これにより、前記回動起立した前記第2の媒体支持具の前記傾斜面は、前記最終排出ローラ対に対し遠近移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の媒体排出装置。 The second medium support has a rotation shaft for raising the rotation,
The first medium support device has a sliding means that allows the rotation shaft to slide,
2. The medium ejecting apparatus according to claim 1, wherein the inclined surface of the second medium supporting member which is erected to rotate is movable relative to the final ejecting roller pair.
前記第2の媒体支持具を前記回動起立させずに前記第1の媒体支持具と略一直線状になる第1の位置と、
前記第2の媒体支持具を前記回動起立させた第2の位置とを有することを特徴とする請求項2記載の媒体排出装置。 The medium support unit is
A first position in which the second medium supporter is substantially in a straight line with the first medium supporter without rotating and erecting the second medium supporter;
The medium ejecting device according to claim 2, further comprising a second position in which the second medium supporting member is erected in the rotating state.
An image forming apparatus comprising the medium ejecting device according to claim 1.
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