JP2020083109A - Hydraulic circuit travel operation device and method and construction equipment using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建設機械等の車両の走行を油圧回路を介して操作する装置及び操作方法、並びにこれを用いた建設機械に関する。 The present invention relates to an apparatus and an operating method for operating traveling of a vehicle such as a construction machine via a hydraulic circuit, and a construction machine using the same.
建設現場等で用いられる建設機械には、運転席に備えた操作装置により、車体の左右に備えたクローラ等の走行装置を油圧回路を介して操作し、走行や旋回等の動作を行わせるものがある。 For construction machines used at construction sites, etc., operating devices provided in the driver's seat operate traveling devices such as crawlers provided on the left and right of the vehicle body through hydraulic circuits to perform operations such as traveling and turning. There is.
図10はそうした建設機械の一種であるクローラキャリア1を図示している。クローラキャリア(建設機械)1は、車体2の左右に各々走行装置としてのクローラ3を備え、前方には、運転者が着席するオペレータシート4と、クローラ(走行装置)3を操作するための操作装置5を設けた運転席6を備えている。操作装置5は、操作レバーの傾動を車両への運転操作として入力するジョイスティック式のもので、オペレータシート4の脇に取り付けられている。尚、ここに示したクローラキャリア1では、荷台やエンジン、その他運転操作に直接関係のない構成については図示を省略している。
FIG. 10 shows a
クローラ3は、左側クローラ(左側走行装置)3Aと右側クローラ(右側走行装置)3Bとがそれぞれ前進方向又は後進方向に駆動するようになっており、操作装置5への入力により、油圧回路を介し、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bとを互いに連動させて、又は独立に操作するようにしてある。
The
操作装置5は、図11に示す如きパイロットバルブ7を備えており、該パイロットバルブ7には、前後左右の位置に四つの弁本体(前側の弁本体7a、後側の弁本体7b、左側の弁本体7c、右側の弁本体7d)が配されている。これらの弁本体7a〜7dは、それぞれ操作レバー8の前後左右への傾動に応じて切り換わるようになっており、操作レバー8の前後左右への傾動を、油圧回路に対し油圧信号として入力するようになっている。
The
図12は操作レバー8の傾動によるクローラキャリア1の走行操作を模式的に示したものである。操作レバー8を前方に倒すと、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が前進方向に駆動してクローラキャリア1は前方に直進する(図12(a)参照)。操作レバー8を後方に倒すと、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が後進方向に駆動してクローラキャリア1は後方に直進する(図12(b)参照)。操作レバー8を左に倒すと、左側クローラ3Aは後進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは前進方向に駆動してクローラキャリア1はその場で反時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(c)参照)。操作レバー8を右に倒すと、左側クローラ3Aは前進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは後進方向に駆動してクローラキャリア1はその場で時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(d)参照)。
FIG. 12 schematically shows a traveling operation of the
また、操作レバー8を左前方に倒すと、右側クローラ3Bが前進方向に駆動してクローラキャリア1は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(e)参照)。操作レバー8を右前方に倒すと、左側クローラ3Aが前進方向に駆動してクローラキャリア1は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(f)参照)。操作レバー8を右後方に倒すと、右側クローラ3Bが後進方向に駆動してクローラキャリア1は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(g)参照)。操作レバー8を左後方に倒すと、左側クローラ3Aが後進方向に駆動してクローラキャリア1は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(h)参照)。
When the
図12に示す如きこうした操作レバー8の傾動による左右のクローラ3の操作は、例えば、図13に示す如き油圧回路を介している。以下、油圧回路の構成を説明する。
The operation of the left and
図13中、Eはクローラキャリア1(図10参照)に搭載されたエンジンであり、該エンジンEにより左側油圧ポンプ9及び右側油圧ポンプ10が駆動される。左側油圧ポンプ9及び右側油圧ポンプ10は、それぞれ左側油圧モータ11と右側油圧モータ12を駆動し、該左側油圧モータ11と右側油圧モータ12は、それぞれ左側走行装置(左側クローラ)3Aと右側走行装置(右側クローラ)3B(図10参照)を前後に駆動するようになっている。
In FIG. 13, E is an engine mounted on the crawler carrier 1 (see FIG. 10), and the left hydraulic pump 9 and the right
左側油圧ポンプ9の出入口の一方は、左側油圧モータ11の出入口の一方と管路13で接続され、左側油圧ポンプ9の出入口の他方は、左側油圧モータ11の出入口の他方と管路14で接続されて、管路13,14により左側油圧ポンプ9と左側油圧モータ11を繋いで圧油を循環させる循環路が形成されている。
One of the inlet and outlet of the left hydraulic pump 9 is connected to one of the inlet and outlet of the left
右側油圧ポンプ10の出入口の一方は、右側油圧モータ12の出入口の一方と管路15で接続され、右側油圧ポンプ10の出入口の他方は、右側油圧モータ12の出入口の他方と管路16で接続されて、管路15,16により右側油圧ポンプ10と右側油圧モータ12を繋いで圧油を循環させる循環路が形成されている。
One of the entrance and exit of the right
左側油圧ポンプ9には、左側油圧モータ11の前進駆動及び後進駆動をそれぞれ制御する傾転角調整部17,18を備えており、該傾転角調整部17,18には、切換弁19の二つのポートがそれぞれ管路20,21を介して接続されている。
The left hydraulic pump 9 is provided with tilt
右側油圧ポンプ10には、右側油圧モータ12の前進駆動及び後進駆動をそれぞれ制御する傾転角調整部22,23を備えており、該傾転角調整部22,23には、切換弁24の二つのポートがそれぞれ管路25,26を介して接続されている。
The right
切換弁19と切換弁24とは、Pポート同士及びRポート同士がそれぞれ管路27,28を介して互いに接続されており、Pポート同士を接続する管路27は、その中途部がチャージ用油圧ポンプ29からの管路30と接続されている。
In the
尚、図中、31,32は相互に接続されると共に管路13,14にそれぞれ接続されたコンビネーションバルブ、33,34は相互に接続されると共に管路15,16にそれぞれ接続されたコンビネーションバルブである。35,36はそれぞれコンビネーションバルブ31,32又は33,34に連通する管路であり、共に管路30を介してチャージ用油圧ポンプ29に接続されている。
In the figure, 31 and 32 are combination valves connected to each other and connected to the
油圧回路の操作装置5側では、パイロットバルブ7の各弁本体7a,7b,7c,7dが、Pポートを操作用油圧ポンプ37に管路38を介して並列に接続され、また、Tポートをタンク39に管路40を介して接続されている。
On the
各弁本体7a,7b,7c,7dの負荷側ポートの下流の管路には、四つのシャトルバルブ41,42,43,44が備えられており、該四つのシャトルバルブ41,42,43,44から、管路を介して油圧信号が切換弁19,24の各切換ポート19a,19b及び24a,24bへと選択的に送られるようになっている。
Four
前側の弁本体7aの負荷側ポートは、下流が分岐した管路45を介してシャトルバルブ41の一方の入口ポートと、シャトルバルブ42の一方の入口ポートに接続されている。後側の弁本体7bの負荷側ポートは、下流が分岐した管路46を介してシャトルバルブ43の一方の入口ポートと、シャトルバルブ44の一方の入口ポートに接続されている。
The load side port of the
左側の弁本体7cの負荷側ポートは、下流が分岐した管路47を介してシャトルバルブ42の他方の入口ポートと、シャトルバルブ43の他方の入口ポートに接続されている。右側の弁本体7dの負荷側ポートは、下流が分岐した管路48を介してシャトルバルブ41の他方の入口ポートと、シャトルバルブ44の他方の入口ポートに接続されている。
The load side port of the left valve
シャトルバルブ41の出口ポートには、切換弁19の一方の切換ポート19aが管路49を介して接続されている。シャトルバルブ42の出口ポートには、切換弁24の一方の切換ポート24aが管路50を介して接続されている。
One of the switching ports 19a of the
シャトルバルブ43の出口ポートには、切換弁19の他方の切換ポート19bが管路51を介して接続されている。シャトルバルブ44の出口ポートには、切換弁24の他方の切換ポート24bが管路52を介して接続されている。
The
上述の油圧回路を介した運転操作について、図11〜図13を参照しながら説明する。 A driving operation via the above hydraulic circuit will be described with reference to FIGS. 11 to 13.
(I)クローラキャリア1を前方へ直進させる場合
(I) When the
操作レバー8を前方へ倒すと、前側の弁本体7aが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が前側の弁本体7a下流の管路45からシャトルバルブ41と42の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ41の出口ポートからは、油圧が管路49を介して切換弁19の切換ポート19aへ送られ、その結果、切換弁19は管路27と20が連通し、管路28と21が連通するように切り換わる。シャトルバルブ42の出口ポートからは、油圧が管路50を介して切換弁24の切換ポート24aへ送られ、その結果、切換弁24は管路27と25が連通し、管路28と26が連通するように切り換わる。
When the
切換弁19が上述のように切り換わると、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が、管路30,27から切換弁19を介して管路20に送られて左側油圧ポンプ9の傾転角調整部17に与えられる。そして、左側油圧ポンプ9から吐出される圧油は、管路13、左側油圧モータ11、管路14、左側油圧ポンプ9の順に循環する。その結果、左側油圧モータ11は、左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
When the
また、切換弁24が上述のように切り換わると、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が、管路30,27から切換弁24を介して管路25に送られて右側油圧ポンプ10の傾転角調整部22に与えられる。そして、右側油圧ポンプ10から吐出される圧油は、管路15、右側油圧モータ12、管路16、右側油圧ポンプ10の順に循環する。その結果、右側油圧モータ12は、右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。
When the
左側クローラ3Aと右側クローラ3Bが同時に前進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は前方へ直進する(図12(a)参照)。
When the
(II)クローラキャリア1を後方へ直進させる場合
(II) When the
操作レバー8を後方へ倒すと、後側の弁本体7bが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が後側の弁本体7b下流の管路46からシャトルバルブ43と44の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ43の出口ポートからは、油圧が管路51を介して切換弁19の切換ポート19bへ送られ、その結果、切換弁19は管路27と21が連通し、管路28と20が連通するように切り換わる。シャトルバルブ44の出口ポートからは、油圧が管路52を介して切換弁24の切換ポート24bへ送られ、その結果、切換弁24は管路27と26が連通し、管路28と25が連通するように切り換わる。
When the
切換弁19が上述のように切り換わると、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が、管路30,27から切換弁19を介して管路21に送られて左側油圧ポンプ9の傾転角調整部18に与えられる。そして、左側油圧ポンプ9から吐出される圧油は、管路14、左側油圧モータ11、管路13、左側油圧ポンプ9の順に循環する。その結果、左側油圧モータ11は、左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
When the switching
また、切換弁24が上述のように切り換わると、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が、管路30,27から切換弁24を介して管路26に送られて右側油圧ポンプ10の傾転角調整部23に与えられる。そして、右側油圧ポンプ10から吐出される圧油は、管路16、右側油圧モータ12、管路15、右側油圧ポンプ10の順に循環する。その結果、右側油圧モータ12は、右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
When the switching
左側クローラ3Aと右側クローラ3Bが同時に後進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は後方へ直進する(図12(b)参照)。
When the
(III)クローラキャリア1を反時計回りにスピンターンさせる場合
(III) When the
操作レバー8を左へ倒すと、左側の弁本体7cが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が左側の弁本体7c下流の管路47からシャトルバルブ42と43の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ42の出口ポートからは、油圧が管路50を介して切換弁24の切換ポート24aへ送られ、切換弁24は管路27と25が連通し、管路28と26が連通するように切り換わる。チャージ用油圧ポンプ29の油圧は管路30,27及び切換弁24を介して管路25に送られて傾転角調整部22に与えられ、右側油圧ポンプ10から吐出される圧油は管路15、右側油圧モータ12、管路16、右側油圧ポンプ10の順に循環する。その結果、右側油圧モータ12は、右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。
When the operating
シャトルバルブ43の出口ポートからは、油圧が管路51を介して切換弁19の切換ポート19bへ送られ、切換弁19は管路27と21が連通し、管路28と20が連通するように切り換わる。チャージ用油圧ポンプ29の油圧は管路30,27及び切換弁19を介して管路21に送られて傾転角調整部18に与えられ、左側油圧ポンプ9から吐出される圧油は管路14、左側油圧モータ11、管路13、左側油圧ポンプ9の順に循環する。その結果、左側油圧モータ11は、左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
From the outlet port of the
左側クローラ3Aが後進方向に駆動し、同時に右側クローラ3Bが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア1はその場で反時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(c)参照)。
The
(IV)クローラキャリア1を時計回りにスピンターンさせる場合
(IV) When spin-turning the
操作レバー8を右へ倒すと、右側の弁本体7dが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が右側の弁本体7d下流の管路48からシャトルバルブ41と44の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ41の出口ポートからは、油圧が管路49を介して切換弁19の切換ポート19aへ送られ、切換弁19は管路27と20が連通し、管路28と21が連通するように切り換わる。チャージ用油圧ポンプ29の油圧は管路30,27及び切換弁19を介して管路20に送られて傾転角調整部17に与えられ、左側油圧ポンプ9から吐出される圧油は管路13、左側油圧モータ11、管路14、左側油圧ポンプ9の順に循環する。その結果、左側油圧モータ11は、左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
When the operating
シャトルバルブ44の出口ポートからは、油圧が管路52を介して切換弁24の切換ポート24bへ送られ、切換弁24は管路27と26が連通し、管路28と25が連通するように切り換わる。チャージ用油圧ポンプ29の油圧は管路30,27及び切換弁24を介して管路26に送られて傾転角調整部23に与えられ、右側油圧ポンプ10から吐出される圧油は管路16、右側油圧モータ12、管路15、右側油圧ポンプ10の順に循環する。その結果、右側油圧モータ12は、右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
From the outlet port of the
左側クローラ3Aが前進方向に駆動し、同時に右側クローラ3Bが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア1はその場で時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(d)参照)。
The
ここで前記各シャトルバルブ41,42,43,44と左右のクローラ3の駆動との対応関係をまとめると、シャトルバルブ41からの油圧信号は、切換ポート19a側から切換弁19を切り換えることで間接的に傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、シャトルバルブ42からの油圧信号は、切換ポート24a側から切換弁24を切り換えることで間接的に傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。また、シャトルバルブ43からの油圧信号は、切換ポート19b側から切換弁19を切り換えることで間接的に傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動し、シャトルバルブ44からの油圧信号は、切換ポート24b側から切換弁24を切り換えることで間接的に傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動するという関係になっている。
To summarize the correspondence between the
すなわち、前記四つのシャトルバルブ41,42,43,44から送られる油圧信号をそれぞれ第一の油圧信号S1、第二の油圧信号S2、第三の油圧信号S3、第四の油圧信号S4とすると、第一の油圧信号S1が左側クローラ3Aの前進駆動を行い、第二の油圧信号S2が右側クローラ3Bの前進駆動を行い、第三の油圧信号S3が左側クローラ3Aの後進駆動を行い、第四の油圧信号S4が右側クローラ3Bの後進駆動を行うようになっている。
That is, assuming that the hydraulic signals sent from the four
さらに、前記パイロットバルブ7に備えた各弁本体7a,7b,7c,7dは、それぞれの切り換えによって前記四つのシャトルバルブ41,42,43,44のうち二つに油圧を入力するようになっているので、各弁本体7a,7b,7c,7dのそれぞれが、第一〜第四の油圧信号S1,S2,S3,S4のうち二つと対応することになる。すなわち、前側の弁本体7aの切り換えによって油圧回路の管路49,50に第一の油圧信号S1と第二の油圧信号S2がそれぞれ入力され、後側の弁本体7bの切り換えによって油圧回路の管路51,52に第三の油圧信号S3と第四の油圧信号S4がそれぞれ入力され、左側の弁本体7cの切り換えによって油圧回路の管路50,51に第二の油圧信号S2と第三の油圧信号S3がそれぞれ入力され、右側の弁本体7dの切り換えによって油圧回路の管路49,52に第一の油圧信号S1と第四の油圧信号S4がそれぞれ入力されるという関係になっている。
Further, the
そして、上記した前後方向の直進及びスピンターンの動作においては、各弁本体7a,7b,7c,7dのいずれか一つを切り換えることにより、油圧信号S1〜S4のうち対応する二つを選択的に油圧回路に入力し、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bとを互いに連動して駆動させ、所望の動作を行わせるようになっている。
Then, in the above-described forward-backward straight movement and spin turn operation, by switching any one of the
次に、クローラキャリア1をピボットターンさせる動作について説明する。
Next, the operation of pivoting the
(V)クローラキャリア1を左前方にピボットターンさせる場合
(V) When the
操作レバー8を左前方へ倒すと、前側の弁本体7aと左側の弁本体7cが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路45,47からシャトルバルブ41,42,43の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ42の出口ポートからは、油圧が管路50を介して切換弁24の切換ポート24aへ送られる。切換弁24は管路27と25が連通し、管路28と26が連通するように切り換わり、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が管路30,27及び切換弁24を介して管路25から傾転角調整部22に与えられ、右側油圧ポンプ10により圧油が循環して右側油圧モータ12が右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。
When the operating
このとき、シャトルバルブ41の出口ポートからは、油圧が管路49を介して切換弁19の切換ポート19aへ送られ、シャトルバルブ43の出口ポートからは、油圧が管路51を介して切換弁19の切換ポート19bへ送られる。切換弁19では切換ポート19a,19bの両方に油圧が作用するため、管路20,21のいずれも管路27と連通させない中立の状態にある。したがって、左側油圧ポンプ9側では圧油が循環せず、左側油圧モータ11は駆動しない。
At this time, hydraulic pressure is sent from the outlet port of the
すなわち、シャトルバルブ41,42,43からはそれぞれ、左側クローラ3Aを前進駆動する第一の油圧信号S1と、右側クローラ3Bを前進駆動する第二の油圧信号S2と、左側クローラ3Aを後進駆動する第三の油圧信号S3が油圧回路に入力されるが、第一の油圧信号S1と第三の油圧信号S3が同時に入力されると左側油圧ポンプ9は駆動せず、したがって左側油圧モータ11及び左側クローラ3Aは駆動しない。一方、第二の油圧信号S2が入力された右側油圧ポンプ10側では圧油が循環して右側油圧モータ12が作動し、右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。
That is, from the
左側クローラ3Aが駆動せず、右側クローラ3Bが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(e)参照)。すなわち、運転者から見ると、車両前部を左前方に回頭させながら前進する。
The
(VI)クローラキャリア1を右前方にピボットターンさせる場合
(VI) When the
操作レバー8を右前方へ倒すと、前側の弁本体7aと右側の弁本体7dが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路45,48からシャトルバルブ41,42,44の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ41の出口ポートからは、油圧が管路49を介して切換弁19の切換ポート19aへ送られる。切換弁19は管路27と20が連通し、管路28と21が連通するように切り換わり、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が管路30,27及び切換弁19を介して管路20から傾転角調整部17に与えられ、左側油圧ポンプ9により圧油が循環して左側油圧モータ11が左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
When the operating
このとき、シャトルバルブ42の出口ポートからは、油圧が管路50を介して切換弁24の切換ポート24aへ送られ、シャトルバルブ44の出口ポートからは、油圧が管路52を介して切換弁24の切換ポート24bへ送られる。切換弁24では切換ポート24a,24bの両方に油圧が作用するため、管路25,26のいずれも管路27と連通させない中立の状態にある。したがって、右側油圧ポンプ10側では圧油が循環せず、右側油圧モータ12は駆動しない。
At this time, hydraulic pressure is sent from the outlet port of the
すなわち、シャトルバルブ41,42,44からはそれぞれ、左側クローラ3Aを前進駆動する第一の油圧信号S1と、右側クローラ3Bを前進駆動する第二の油圧信号S2と、右側クローラ3Bを後進駆動する第四の油圧信号S4が油圧回路に入力されるが、第二の油圧信号S2と第四の油圧信号S4が同時に入力されると右側油圧ポンプ10は駆動せず、したがって右側油圧モータ12及び右側クローラ3Bは駆動しない。一方、第一の油圧信号S1が入力された左側油圧ポンプ9側では圧油が循環して左側油圧モータ11が作動し、左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
That is, from the
右側クローラ3Bが駆動せず、左側クローラ3Aが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(f)参照)。すなわち、運転者から見ると、車両前部を右に回頭させながら前進する。
The
(VII)クローラキャリア1を左後方にピボットターンさせる場合
(VII) When pivoting the
操作レバー8を右後方へ倒すと、後側の弁本体7bと右側の弁本体7dが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路46,48からシャトルバルブ41,43,44の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ44の出口ポートからは、油圧が管路52を介して切換弁24の切換ポート24bへ送られ、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が管路30,27及び切換弁24を介して管路26から傾転角調整部23に与えられ、右側油圧ポンプ10により圧油が循環して右側油圧モータ12が右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
When the
このとき、シャトルバルブ41,43の出口ポートからは、油圧がそれぞれ切換ポート19a,19bへと送られ、両方の切換ポート19a,19bに油圧を送られた切換弁19は中立の状態にある。したがって、左側油圧ポンプ9側では圧油が循環せず、左側油圧モータ11は駆動しない。
At this time, the hydraulic pressure is sent from the outlet ports of the
すなわち、シャトルバルブ41,43,44からはそれぞれ、左側クローラ3Aを前進駆動する第一の油圧信号S1と、左側クローラ3Aを後進駆動する第三の油圧信号S3と、右側クローラ3Bを後進駆動する第四の油圧信号S4が油圧回路に入力されるが、第一の油圧信号S1と第三の油圧信号S3が同時に入力されると左側油圧ポンプ9は駆動せず、したがって左側油圧モータ11及び左側クローラ3Aは駆動しない。一方、第四の油圧信号S4が入力された右側油圧ポンプ10側では圧油が循環して右側油圧モータ12が作動し、右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
That is, from the
左側クローラ3Aが駆動せず、右側クローラ3Bが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(g)参照)。すなわち、運転者から見ると、車両前部を右に、車両尾部を左に回頭させながら左方向に後進する。
The
(VIII)クローラキャリア1を右後方にピボットターンさせる場合
(VIII) When pivoting the
操作レバー8を左後方へ倒すと、後側の弁本体7bと左側の弁本体7cが切り換わり(図11参照)、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路46,47からシャトルバルブ42,43,44の入口ポートへ送られる(図13参照)。シャトルバルブ43の出口ポートからは、油圧が管路51を介して切換弁19の切換ポート19bへ送られ、チャージ用油圧ポンプ29の油圧が管路30,27及び切換弁19を介して管路21から傾転角調整部18に与えられ、左側油圧ポンプ9により圧油が循環して左側油圧モータ11が左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
When the operating
このとき、シャトルバルブ42,44の出口ポートからは、油圧がそれぞれ切換ポート24a,24bへと送られ、両方の切換ポート24a,24bに油圧を送られた切換弁24は中立の状態にある。したがって、右側油圧ポンプ10側では圧油が循環せず、右側油圧モータ12は駆動しない。
At this time, hydraulic pressure is sent from the outlet ports of the
すなわち、シャトルバルブ42,43,44からはそれぞれ、右側クローラ3Bを前進駆動する第二の油圧信号S2と、左側クローラ3Aを後進駆動する第三の油圧信号S3と、右側クローラ3Bを後進駆動する第四の油圧信号S4が油圧回路に入力されるが、第二の油圧信号S2と第四の油圧信号S4が同時に入力されると右側油圧ポンプ10は駆動せず、したがって右側油圧モータ12及び右側クローラ3Bは駆動しない。一方、第三の油圧信号S3が入力された左側油圧ポンプ9側では圧油が循環して左側油圧モータ11が作動し、左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
That is, from the
右側クローラ3Bが駆動せず、左側クローラ3Aが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア1は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(h)参照)。すなわち、運転者から見ると、車両前部を左に、車両尾部を右に回頭させながら右方向に後進する。
The
このように、ピボットターンの場合、操作レバー8を斜め方向に入力することにより、前記四つの弁本体7a,7b,7c,7dのうち隣り合った二つが切り換わり、前記油圧信号S1〜S4のうち三つが油圧回路に入力される。そして、左側クローラ3Aの前進駆動を行う第一の油圧信号S1と、左側クローラ3Aの後進駆動を行う第三の油圧信号S3が同時に入力されると左側クローラ3Aは駆動せず、また、右側クローラ3Bの前進駆動を行う第二の油圧信号S2と、右側クローラ3Bの後進駆動を行う第四の油圧信号S4が同時に入力されると右側クローラ3Bは駆動しない。したがって、前記油圧信号が三つ入力された場合、結果としてそのうち一つの油圧信号により一方のクローラ3のみが前後のいずれかに駆動し、ピボットターンが行われるようになっている。
Thus, in the case of the pivot turn, by inputting the
尚、上述の如きパイロットバルブを用いた油圧回路式の走行操作装置や、これを用いた建設機械を記載した技術文献としては、例えば、下記特許文献1がある。
Note that, as a technical document describing a hydraulic circuit type traveling operation device using a pilot valve as described above and a construction machine using the same, for example, there is
ところで、建設現場等においては、狭い通路や混雑した通路を建設機械等の大きな車両で通行しなくてはならない状況がしばしば発生し、車両の運転には微妙な操作を要求されることが多い。特に、車両を後ろ向きに走行させたい時には、運転者は通常の正面向きから反転し、後ろ向きの状態で運転することが望ましい場合もある。 By the way, in a construction site or the like, a situation in which a large vehicle such as a construction machine must pass through a narrow passage or a congested passage often occurs, and a delicate operation is often required for driving the vehicle. In particular, when it is desired to drive the vehicle backward, it may be desirable for the driver to turn over from the normal front direction and drive in the backward direction.
上記従来例のクローラキャリア1では、そういった場合、運転席6の前方に備えたガード53に運転者が腰掛けて運転操作を行うことができる(図10参照)。このガード53はオペレータシート4の正面に位置しており、運転者は必要に応じてオペレータシート4からガード53側に移動し、この位置から車両に対して後ろを向いたまま操作装置5を操作し、クローラキャリア1の運転を行うことができる。
In the
しかしながら、操作装置5の運転席6に対する配置や、操作レバー8の入力方向と左右のクローラ3の挙動の対応関係をそのままにし、運転者だけが後ろ向きに着席して操作装置5を操作すると、後ろ向きに着席した運転者にとって、操作レバー8の入力方向(図11、図12参照)によってはクローラ3の動作方向が直感と一致しないという問題があった。
However, when only the driver sits backward and operates the
すなわち、運転者がクローラキャリア1を後ろ向きに操作する際、クローラキャリア1を運転者から見て右前方や左前方(車両にとっては左後方や右後方)に走行させたい場合があるが、その際、例えば、運転者にとって右前方(車両にとっては左後方)に向かってクローラキャリア1をピボットターンさせようとすれば、操作レバー8は運転者にとって左前方(車両にとって右後方)に倒さなくてはならない(図12(g)参照)。逆に、運転者にとって左前方(車両にとって右後方)に向かってクローラキャリア1をピボットターンさせようとすれば、操作レバー8は運転者にとって右前方(車両にとって左後方)に倒さなくてはならない(図12(h)参照)。
That is, when the driver operates the
クローラキャリア1をスピンターンさせる場合も同様である。正面向きの運転の場合には、例えば運転者が操作レバー8を右に倒すとクローラキャリア1は時計回りにターンするので、運転者にとって車両前部が右向きに回頭することになって直感と一致しやすい(図12(d)参照)。しかし、後ろ向きに運転する場合には、運転者が操作レバー8を運転者にとって右(車両にとって左)に倒すと、クローラキャリア1は反時計回りにターンし、運転者の前方に位置する車両尾部が運転者にとっての左向きに回頭してしまい、操作入力が直感と逆向きになる(図12(c)参照)。
The same applies when the
つまり、運転者が後ろ向きにクローラキャリア1を運転する場合、操作レバー8を介した運転操作を行うにあたり、前後方向の入力に関しては運転者の直感とクローラキャリア1の走行方向が一致するが、左右方向の入力に関しては直感とクローラキャリア1の挙動が逆向きになってしまうのである。これでは非常に運転操作がしづらく、特に建設現場等においては運転者の運転する向きを頻繁に反転させたい場合もあり、その度ごとに運転者の直感による入力方向とクローラキャリア1の挙動の対応関係が変わって混乱を生じやすく、誤操作を招きかねない虞があった。
That is, when the driver drives the
本発明は、斯かる実情に鑑み、運転者が前後反転して運転する場合であっても、直感的且つ快適に運転操作を行い得る油圧回路式走行操作装置及び操作方法、並びにこれを用いた建設機械を提供しようとするものである。 In view of such a situation, the present invention uses a hydraulic circuit type traveling operation device and an operation method capable of intuitively and comfortably performing a driving operation even when a driver reverses and drives the vehicle, and uses the same. It aims to provide construction machinery.
本発明は、車体の左右に備えた走行装置の前進方向及び後進方向の駆動を、運転席に備えた操作装置から油圧回路を介して操作する油圧回路式走行操作装置であって、前記油圧回路は、前記走行装置のうち左側走行装置が、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号によって後進方向に駆動され、前記走行装置のうち右側走行装置が、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号によって後進方向に駆動される正位置の回路配置と、前記左側走行装置が、前記第二の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記第四の油圧信号によって後進方向に駆動され、前記右側走行装置が、前記第一の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記第三の油圧信号によって後進方向に駆動される逆位置の回路配置との間で切り換え可能に構成されていることを特徴とする油圧回路式走行操作装置にかかるものである。 The present invention relates to a hydraulic circuit type traveling operating device for operating, in a forward direction and a backward direction, a drive device provided on the left and right of a vehicle body from an operating device provided in a driver's seat through a hydraulic circuit. The left side traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the first hydraulic pressure signal input to the hydraulic circuit, and is driven in the reverse direction by the third hydraulic pressure signal input to the hydraulic circuit. The right traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the second hydraulic signal input to the hydraulic circuit, and is driven in the backward direction by the fourth hydraulic signal input to the hydraulic circuit. And the left side traveling device is driven in the forward direction by the second hydraulic signal while being driven in the backward direction by the fourth hydraulic signal, and the right side traveling device is A hydraulic circuit characterized by being configured to be switchable between a reverse circuit arrangement driven by a first hydraulic signal in the forward direction and driven by the third hydraulic signal in the reverse direction. The present invention relates to a traveling control device.
而して、このようにすれば、正位置と逆位置との間で操作装置への操作入力と走行装置の挙動との対応関係を切り換えることができ、これにより、後ろ向きの運転の際、操作入力に対する走行装置の挙動を運転者の直感に沿った向きにすることができる。 Thus, in this way, it is possible to switch the correspondence between the operation input to the operating device and the behavior of the traveling device between the normal position and the reverse position, which allows the operation to be performed during backward driving. The behavior of the traveling device with respect to the input can be oriented according to the driver's intuition.
本発明の油圧回路式走行操作装置において、前記操作装置は、四つの弁本体を車両に関して前後左右それぞれの位置に配したパイロットバルブを備え、操作レバーの前後左右方向の傾動を、前記四つの弁本体からの油圧として前記油圧回路に入力するよう構成されており、前記四つの弁本体のうち、前側の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号及び前記第二の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、後側の弁本体の切り換えは前記第三の油圧信号及び前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、左側の弁本体の切り換えは前記第二の油圧信号及び前記第三の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、右側の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号及び前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力されるよう構成することができ、このようにすれば、油圧信号の送られる管路を繋ぎ換えることで回路配置を切り換えることができ、切り換えにあたって大掛かりな装置や複雑な機構を必要としない。 In the hydraulic circuit type traveling operating device of the present invention, the operating device includes pilot valves in which four valve bodies are arranged at front, rear, left and right positions with respect to the vehicle, and tilts of the operating lever in the front, rear, left and right directions are performed by the four valves. It is configured to input the hydraulic pressure from the main body to the hydraulic circuit, and switching of the front valve main body among the four valve main bodies is performed by the first hydraulic pressure signal and the second hydraulic pressure signal of the hydraulic circuit. Of the four valve bodies, the switching of the rear valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the third hydraulic pressure signal and the fourth hydraulic pressure signal, and Among the main bodies, the switching of the left valve main body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the second hydraulic pressure signal and the third hydraulic pressure signal, and the switching of the right main valve body of the four valve main bodies is performed. The first hydraulic pressure signal and the fourth hydraulic pressure signal can be input to the pipeline of the hydraulic circuit, and by doing so, the circuit can be changed by connecting the pipelines to which the hydraulic pressure signal is sent. The arrangement can be switched, and a large-scale device or a complicated mechanism is not required for the switching.
本発明の油圧回路式走行操作装置において、前記操作装置は、四つの弁本体を車両に関して右前、左前、左後、右後それぞれの位置に配したパイロットバルブを備え、操作レバーの前後左右方向の傾動を、前記四つの弁本体からの油圧として前記油圧回路に入力するよう構成されており、前記四つの弁本体のうち、右前の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、左前の弁本体の切り換えは前記第二の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、左後の弁本体の切り換えは前記第三の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、前記四つの弁本体のうち、右後の弁本体の切り換えは前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力されるよう構成することができ、このようにすれば、油圧信号の送られる管路を繋ぎ換えることで回路配置を切り換えることができ、切り換えにあたって大掛かりな装置や複雑な機構を必要としない。 In the hydraulic circuit type traveling operation device of the present invention, the operation device includes pilot valves in which four valve bodies are arranged at front right, left front, left rear, and right rear positions with respect to the vehicle, respectively. The tilt is configured to be input to the hydraulic circuit as hydraulic pressure from the four valve bodies, and the switching of the front right valve body of the four valve bodies is performed as the first hydraulic signal of the hydraulic circuit. Of the four valve bodies, the switching of the left front valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the second hydraulic signal, and the left rear valve of the four valve bodies is input. The switching of the main body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the third hydraulic signal, and the switching of the valve body on the right rear of the four valve bodies is the pipeline of the hydraulic circuit as the fourth hydraulic signal. Can be configured so that the circuit arrangement can be switched by switching the pipelines to which the hydraulic signals are sent, and a large-scale device or a complicated mechanism is not required for the switching. ..
本発明の油圧回路式走行操作装置においては、前記油圧回路に、前記第一の油圧信号、前記第二の油圧信号、前記第三の油圧信号、前記第四の油圧信号が入力される管路同士を繋ぎ換えるセレクタバルブを備え、前記正位置の回路配置と、前記逆位置の回路配置とは、前記セレクタバルブを切り換えることにより切り換え可能に構成されていることが好ましく、このようにすれば、管路同士の繋ぎ換えのための機構が一層単純であり、切り換えの操作も簡単である。 In the hydraulic circuit type traveling operation device of the present invention, a pipe line to which the first hydraulic signal, the second hydraulic signal, the third hydraulic signal, and the fourth hydraulic signal are input to the hydraulic circuit. It is preferable that a selector valve for connecting the two to each other is provided, and the circuit arrangement at the normal position and the circuit arrangement at the reverse position are configured to be switchable by switching the selector valve. The mechanism for connecting the pipes to each other is simpler and the switching operation is simple.
本発明の油圧回路式走行操作装置においては、前記運転席に、前後方向に反転可能なオペレータシートを備えていることが好ましく、このようにすれば、後ろ向きの運転にあたり、オペレータシートに着席したままの安定した姿勢で運転操作を行うことができる。 In the hydraulic circuit type traveling operation device of the present invention, it is preferable that the driver's seat is provided with an operator seat that is reversible in the front-rear direction, and in this case, in the backward driving, the operator seat remains seated in the operator seat. The driving operation can be performed in a stable posture.
本発明の油圧回路式走行操作装置においては、前記オペレータシートはターンテーブルを介して前記運転席に対して旋回可能に取り付けられており、前記オペレータシートの前後方向の反転は、前記セレクタバルブの切り換えと連動するよう構成されていることが好ましく、このようにすれば、ターンテーブルを回転させることでオペレータシートを前後に反転させることができ、反転操作が簡便である。しかも、オペレータシートはセレクタバルブと連動しているので、オペレータシートを反転しさえすれば回路配置を切り換えることもできる。 In the hydraulic circuit type traveling operation device according to the present invention, the operator seat is attached to the driver's seat so as to be turnable via a turntable, and the operator valve is switched in the front-rear direction by switching the selector valve. The operator seat can be turned back and forth by rotating the turntable, and the turning operation is simple. Moreover, since the operator seat is interlocked with the selector valve, the circuit arrangement can be switched by simply reversing the operator seat.
また、本発明は、上述の油圧回路式走行操作装置を適用したことを特徴とする建設機械にかかるものである。 The present invention also relates to a construction machine to which the above-mentioned hydraulic circuit type traveling operation device is applied.
また、本発明は、車体の左右に備えた走行装置の前進方向及び後進方向の駆動を、運転席に備えた操作装置から油圧回路を介して操作する油圧回路式走行操作装置の操作方法であって、前記運転席に運転者が正面向きに着席している場合には、前記走行装置のうち左側走行装置は、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号によって後進方向に駆動し、前記走行装置のうち右側走行装置は、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号によって後進方向に駆動し、前記運転席に運転者が後ろ向きに着席している場合には、前記左側走行装置は、前記第二の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記第四の油圧信号によって後進方向に駆動し、前記右側走行装置は、前記第一の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記第三の油圧信号によって後進方向に駆動することを特徴とする油圧回路式走行操作装置の操作方法にかかるものである。 Further, the present invention is an operating method of a hydraulic circuit type traveling operating device, in which driving of a traveling device provided on the left and right of a vehicle body in a forward direction and a backward direction is operated via an hydraulic circuit from an operating device provided in a driver's seat. In the case where the driver is seated in the front direction in the driver's seat, the left traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the first hydraulic signal input to the hydraulic circuit, The vehicle is driven in the reverse direction by a third hydraulic signal input to the hydraulic circuit, and the right-side traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by a second hydraulic signal input to the hydraulic circuit. When the vehicle is driven in the backward direction by the fourth hydraulic signal input to the hydraulic circuit and the driver is seated rearward in the driver's seat, the left-side traveling device operates in the forward direction by the second hydraulic signal. While being driven to the reverse direction by the fourth hydraulic signal, the right side traveling device is driven in the forward direction by the first hydraulic signal and driven in the reverse direction by the third hydraulic signal. The present invention relates to an operating method of a hydraulic circuit type traveling operation device characterized by the above.
本発明の油圧回路式走行操作装置及び操作方法、並びにこれを用いた建設機械によれば、運転者が前後反転して運転する場合であっても、直感的且つ快適に運転操作を行い得るという優れた効果を奏し得る。 According to the hydraulic circuit type traveling operation device and the operation method of the present invention, and the construction machine using the same, it is possible to intuitively and comfortably perform a driving operation even when the driver drives the vehicle by turning it back and forth. It can exert an excellent effect.
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1〜図5は本発明の実施による油圧回路式走行操作装置、及びこれを用いた建設機械の形態の一例(第一実施例)を示すものであって、図中、図10、図11、図13と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成は図10、図11、図13に示す従来のものと同様である。 1 to 5 show an example (first embodiment) of a hydraulic circuit type traveling operation device according to an embodiment of the present invention and a construction machine using the hydraulic circuit type traveling operation device. , The parts denoted by the same reference numerals as those in FIG. 13 represent the same things, and the basic configuration is the same as the conventional one shown in FIGS. 10, 11, and 13.
本第一実施例における上記従来例との相違点は、第一に、図1に示す如く、建設機械であるクローラキャリア100の運転席6に備えたオペレータシート54が、運転席6の床面に備えたターンテーブル55を介して運転席6の床面に対し水平方向に旋回可能に取り付けられている点である。これにより、オペレータシート54をターンテーブル55を中心として水平方向に回転させ、実線で示す正面向きの正位置と、仮想線で示す後ろ向きの逆位置との間で前後方向に反転できるようになっている。
The first difference between the first embodiment and the conventional example is that, as shown in FIG. 1, the
第二の相違点としては、図2、図3に示す如く、油圧回路におけるシャトルバルブ41,42,43,44の下流の管路に、該管路同士の連絡関係を切り換え可能なセレクタバルブ56を備えていることが挙げられる。このセレクタバルブ56の切り換え動作はオペレータシート54の前後方向の反転と連動しており、オペレータシート54が図1中に実線で示す正位置にある場合は図2に示す正位置の回路配置に、仮想線で示す逆位置にある場合は図3に示す逆位置の回路配置に、それぞれ切り換わるようになっている。
The second difference is that, as shown in FIGS. 2 and 3, a
セレクタバルブ56は、例えば図4、図5に示す如く、円筒形のバルブ体57の内部に複数の管路58,59,60,61を形成し、側面に前記各管路58,59,60,61それぞれの両端である開口58aと58b、59aと59b、60aと60b、61aと61bを備えた構成を有している。
For example, as shown in FIGS. 4 and 5, the
前記八つの開口58a,58b,59a,59b,60a,60b,61a,61bは、図5(a)(b)に示す如く、円筒形であるバルブ体57の側面に、円周を八等分するように八方向に配置されている。前記八つの開口は、図5(a)(b)中、時計回りに58a,61a,61b,59a,58b,60b,60a,59bの順に配列しており、開口58aは180度反対側の開口58bと管路58で連通し、開口58bの隣の開口59aは、180度反対側の開口59bと管路59で連通している。開口60aは隣の開口60bと管路60で連通し、開口60a,60bは開口58bと59bの間に位置している。開口61aは隣の開口61bと管路61で連通し、開口61a,61bは開口58aと59aの間に位置している。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the eight
バルブ体57の一方の底面には、図4に示す如く切換レバー62が備えられており、該切換レバー62を実線で示す位置と仮想線で示す位置の間で操作することにより、円筒形のバルブ体57を円周方向に90度回転させ、図5(a)に示す正位置と、図5(b)に示す逆位置との間で切り換えられるようになっている。この切換動作に伴い、内部に備えた各管路58,59,60,61が90度回転し、開口58a,58b,59a,59b,60a,60b,61a,61bの位置が切り換わるため、該各開口に接続する管路同士を繋ぎ換えることができるようになっている。
As shown in FIG. 4, a switching
尚、セレクタバルブ56の形状や構成はここに示した例に限定されない。油圧回路の管路同士の連絡関係を、後述するように正位置と逆位置の間で適切に切り換えることができるようになっていればどのようなものでも良い。例えば、図4、図5に示す如き回転による切替に代えて、電子制御による切替方式を採用することもできる。
The shape and configuration of the
また、セレクタバルブ56は、オペレータシート54と必ずしも連動させる必要はない。オペレータシート54の位置を切り換えると同時に、セレクタバルブ56の位置を手動で切り換えるよう構成することもできる。
Further, the
上述のセレクタバルブ56を含む本第一実施例の油圧回路式走行操作装置の回路構成を、図2、図3及び図5を参照しながら説明する。
The circuit configuration of the hydraulic circuit type traveling operation device of the first embodiment including the
図13に示す上記従来例では、シャトルバルブ41,42,43,44からの油圧信号S1,S2,S3,S4が、それぞれ管路49,50,51,52から切換弁19又は24を介して下流の傾転角調整部17,22,18,23に送られる回路構成を例に説明したが、本第一実施例の油圧回路においては、上記従来例の管路49,50,51,52に相当する管路の途中にセレクタバルブ56を介している。
In the above-mentioned conventional example shown in FIG. 13, the hydraulic signals S1, S2, S3, S4 from the
正位置の回路配置においては、セレクタバルブ56は、油圧回路の管路に対して図2及び図5(a)に示す如き配置になっている。シャトルバルブ41の出口ポートに接続された管路63(図2参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路58の一方の開口58aに接続され(図5(a)中、上参照)、管路58の他方の開口58bは下流の管路64に接続されている(図5(a)中、下参照)。管路64は、左側油圧ポンプ9の傾転角調整部17に接続されている(図2参照)。シャトルバルブ42の出口ポートに接続された管路65(図2参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路59の一方の開口59aに接続され(図5(a)中、右下参照)、管路59の他方の開口59bは下流の管路66に接続されている(図5(a)中、左上参照)。管路66は、右側油圧ポンプ10の傾転角調整部22に接続されている(図2参照)。シャトルバルブ43の出口ポートに接続された管路67(図2参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路60の一方の開口60aに接続され(図5(a)中、左参照)、管路60の他方の開口60bは下流の管路68に接続されている(図5(a)中、左下参照)。管路68は、左側油圧ポンプ9の傾転角調整部18に接続されている(図2参照)。シャトルバルブ44の出口ポートに接続された管路69(図2参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路61の一方の開口61aに接続され(図5(a)中、右上参照)、管路61の他方の開口61bは下流の管路70に接続されている(図5(a)中、右参照)。管路70は、右側油圧ポンプ10の傾転角調整部23に接続されている(図2参照)。
In the normal circuit arrangement, the
この状態においては、油圧回路の構成は図13に示す上記従来例と基本的には同様である。すなわち、図2に示す如く、操作装置5側の油圧回路では、前側の弁本体7aを切り換えると操作用油圧ポンプ37からの油圧がシャトルバルブ41と42の入口ポートへ送られ、後側の弁本体7bを切り換えると油圧がシャトルバルブ43と44の入口ポートへ送られ、左側の弁本体7cを切り換えると油圧がシャトルバルブ42と43の入口ポートへ送られ、右側の弁本体7dを切り換えると油圧がシャトルバルブ41と44の入口ポートへ送られるようになっている。さらに、シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1が下流で傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2が下流で傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動するようになっている。また、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は下流で傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動し、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は下流で傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動するようになっている。
In this state, the structure of the hydraulic circuit is basically the same as that of the conventional example shown in FIG. That is, as shown in FIG. 2, in the hydraulic circuit on the
そして、上記図2に示す正位置の回路配置は、セレクタバルブ56を円周方向に90度回転させ、図5(a)に示す正位置から図5(b)に示す逆位置に切り換えることにより、図3に示す逆位置の回路配置へと切り換えられる。
The circuit arrangement in the normal position shown in FIG. 2 is achieved by rotating the
図3に示す回路配置では、四つのシャトルバルブ41,42,43,44の下流に接続された管路63,65,67,69と、傾転角調整部17,18,22,23に接続する管路64,66,68,70との間に位置するセレクタバルブ56において、内部の管路58,59,60,61の位置が切り換わっている。これにより、管路63〜70自体については図2及び図5(a)に示した配置から変更しないまま、管路63,65,67,69と、管路64,66,68,70との連絡関係が繋ぎ換えられている。
In the circuit arrangement shown in FIG. 3,
この回路配置においては、シャトルバルブ41の出口ポートに接続された管路63(図3参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路61の一方の開口61bに接続され(図5(b)中、上参照)、管路61の他方の開口61aは下流の管路66に接続される(図5(b)中、左上参照)。シャトルバルブ42の出口ポートに接続された管路65(図3参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路60の一方の開口60bに接続され(図5(b)中、右下参照)、管路60の他方の開口60aは下流の管路64に接続される(図5(b)中、下参照)。シャトルバルブ43の出口ポートに接続された管路67(図3参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路58の一方の開口58aに接続され(図5(b)中、左参照)、管路58の他方の開口58bは下流の管路70に接続される(図5(b)中、右参照)。シャトルバルブ44の出口ポートに接続された管路69(図3参照)の下流は、セレクタバルブ56の管路59の一方の開口59aに接続され(図5(b)中、右上参照)、管路59の他方の開口59bは下流の管路68に接続される(図5(b)中、左下参照)。
In this circuit arrangement, the downstream side of the conduit 63 (see FIG. 3) connected to the outlet port of the
こうして、図3に示す如く、シャトルバルブ41の下流の管路63がセレクタバルブ56の管路61を介して管路66に、シャトルバルブ42の下流の管路65がセレクタバルブ56の管路60を介して管路64に、シャトルバルブ43の下流の管路67がセレクタバルブ56の管路58を介して管路70に、シャトルバルブ44の下流の管路69がセレクタバルブ56の管路59を介して管路68に、それぞれ繋ぎ換えられるようになっている。
Thus, as shown in FIG. 3, the
したがって、図3に示す逆位置の回路構成においては、シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動するようになっている。また、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動するようになっている。
Therefore, in the circuit configuration in the reverse position shown in FIG. 3, the first hydraulic signal S1 from the
このように、正位置の回路配置においては左側クローラ3Aの前進駆動を行っていた第一の油圧信号S1が、逆位置の回路配置においては右側クローラ3Bの前進駆動を行い、正位置の回路配置においては右側クローラ3Bの前進駆動を行っていた第二の油圧信号S2が、逆位置の回路配置においては左側クローラ3Aの前進駆動を行うようになっている。また、正位置の回路配置においては左側クローラ3Aの後進駆動を行っていた第三の油圧信号S3が、逆位置の回路配置においては右側クローラ3Bの後進駆動を行い、正位置の回路配置においては右側クローラ3Bの後進駆動を行っていた第四の油圧信号S4が、逆位置の回路配置においては左側クローラ3Aの後進駆動を行うようになっている。つまり、図2に示す正位置の回路配置と、図3に示す逆位置の回路配置とでは、各油圧信号について、関与するクローラ3の左右が逆転している。
In this way, the first hydraulic signal S1 that drives the
上記した本第一実施例の作動を説明する。 The operation of the above first embodiment will be described.
まず、図2に示す正位置の回路配置の場合における運転操作を説明する。このとき、上記した通り、油圧回路の構成は図13に示す上記従来例と基本的に同様であるので、操作装置5における操作入力とクローラキャリア100の挙動の対応関係に関しても、上記従来例と同じく図12を用いて説明することができる。すなわち、操作レバー8を前方に倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aが切り換わって第一の油圧信号S1と第二の油圧信号S2が油圧回路に入力され(図2参照)、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が前進方向に駆動してクローラキャリア100は前方に直進する(図12(a)参照)。操作レバー8を後方に倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bが切り換わって第三の油圧信号S3と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力され(図2参照)、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が後進方向に駆動してクローラキャリア100は後方に直進する(図12(b)参照)。
First, the driving operation in the case of the normal circuit layout shown in FIG. 2 will be described. At this time, as described above, the configuration of the hydraulic circuit is basically the same as that of the conventional example shown in FIG. 13. Therefore, the correspondence relationship between the operation input of the
操作レバー8を左に倒すと(図11参照)、左側の弁本体7cが切り換わって第二の油圧信号S2と第三の油圧信号S3が油圧回路に入力され(図2参照)、左側クローラ3Aは後進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは前進方向に駆動してクローラキャリア100はその場で反時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(c)参照)。操作レバー8を右に倒すと(図11参照)、右側の弁本体7dが切り換わって第一の油圧信号S1と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力され(図2参照)、左側クローラ3Aは前進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは後進方向に駆動してクローラキャリア100はその場で時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(d)参照)。
When the operating
また、操作レバー8を左前方に倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aと左側の弁本体7cが切り換わってシャトルバルブ41,42,43から第一、第二、第三の油圧信号S1,S2,S3が入力される(図2参照)。第一の油圧信号S1と第三の油圧信号S3が同時に入力されると、傾転角調整部17,18に同時に油圧が入力されるので左側油圧ポンプ9側では圧油が循環せず、左側油圧モータ11は駆動しない。右側油圧ポンプ10側では傾転角調整部22に第二の油圧信号S2が入力されるので、右側油圧モータ12が右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(e)参照)。
Further, when the
操作レバー8を右前方に倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aと右側の弁本体7dが切り換わってシャトルバルブ41,42,44から第一、第二、第四の油圧信号S1,S2,S4が入力される(図2参照)。第二の油圧信号S2と第四の油圧信号S4が同時に入力されると、傾転角調整部22,23に同時に油圧が入力されるので右側油圧ポンプ10側では圧油が循環せず、右側油圧モータ12は駆動しない。左側油圧ポンプ9側では傾転角調整部17に第一の油圧信号S1が入力されるので、左側油圧モータ11が左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(f)参照)。
When the operating
操作レバー8を右後方に倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bと右側の弁本体7dが切り換わってシャトルバルブ41,43,44から第一、第三、第四の油圧信号S1,S3,S4が入力される(図2参照)。第一の油圧信号S1と第三の油圧信号S3が同時に入力されると、傾転角調整部17,18に同時に油圧が入力されるので左側油圧ポンプ9側では圧油が循環せず、左側油圧モータ11は駆動しない。右側油圧ポンプ10側では傾転角調整部23に第四の油圧信号S4が入力されるので、右側油圧モータ12が右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(g)参照)。
When the operating
操作レバー8を左後方に倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bと左側の弁本体7cが切り換わってシャトルバルブ42,43,44から第二、第三、第四の油圧信号S2,S3,S4が入力される(図2参照)。第二の油圧信号S2と第四の油圧信号S4が同時に入力されると、傾転角調整部22,23に同時に油圧が入力されるので右側油圧ポンプ10側では圧油が循環せず、右側油圧モータ12は駆動しない。左側油圧ポンプ9側では傾転角調整部18に第三の油圧信号S3が入力されるので、左側油圧モータ11が左側クローラ3Aを後進方向に駆動し、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(h)参照)。
When the operating
次に、図3に示す逆位置の回路配置の場合を説明する。 Next, the case of the circuit arrangement in the reverse position shown in FIG. 3 will be described.
クローラキャリア100を運転中、該クローラキャリア100を後ろ向きに走行させたい場合が生じたとする。その際、運転者は、オペレータシート54を図1中に実線で示す正位置から、仮想線で示す逆位置に移動させ、それまでの正面向きに着席した状態から、後ろ向きに着席した状態へ移行する。こうすることにより、正位置のオペレータシート54から後ろを振り返って運転するよりも車両後方の視界を広く取ることができ、しかもオペレータシート54に着席したままの安定した姿勢で運転操作を行うことができる。
It is assumed that, during operation of the
この際、オペレータシート54はターンテーブル55によって回転させることができるので、前後の反転操作が簡便である。また、オペレータシート54はセレクタバルブ56(図4、図5参照)と連動しており、オペレータシート54を逆位置へと移動させるのに伴って、セレクタバルブ56も正位置(図5(a)参照)から逆位置(図5(b)参照)へと自動的に切り換わり、油圧回路も図2に示す正位置の回路配置から、図3に示す逆位置の回路配置へと切り換わる。
At this time, since the
そして、前後が反転した後ろ向きのオペレータシート54(図1参照)に着席した運転者が、車両に対して後ろ向きの状態で操作装置5を操作し、クローラキャリア100を運転する。以下、この状態での運転操作について、図6をも参照しながら入力方向ごとに説明する。
Then, the driver seated in the operator seat 54 (see FIG. 1) that is turned upside down and is turned backward, operates the
(I)クローラキャリア100を後方(運転者から見て前方)へ直進させる場合
(I) When the
操作レバー8を後方(運転者から見て前方)へ倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が後側の弁本体7b下流の管路46からシャトルバルブ43と44の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ43の出口ポートからは第三の油圧信号S3が管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
When the operating
左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が後進方向に駆動し、クローラキャリア100は後方(運転者から見て前方)に直進する(図6(a)参照)。
Both the
(II)クローラキャリア100を前方(運転者から見て後方)へ直進させる場合
(II) When the
操作レバー8を前方(運転者から見て後方)へ倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が前側の弁本体7a下流の管路45からシャトルバルブ41と42の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ41の出口ポートからは第一の油圧信号S1が管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
When the operating
左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が前進方向に駆動し、クローラキャリア100は前方(運転者から見て後方)に直進する(図6(b)参照)。
Both the
(III)クローラキャリア100を反時計回りにスピンターンさせる場合
(III) When the
操作レバー8を右(運転者にとっては左)へ倒すと(図11参照)、右側の弁本体7dが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が右側の弁本体7d下流の管路48からシャトルバルブ41と44の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
When the operating
左側クローラ3Aが後進方向に駆動し、同時に右側クローラ3Bが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は反時計回りにスピンターンする(図6(c)参照)。したがって、運転者にとって左に操作レバー8を倒すと、運転者にとって前方に位置する車両尾部は、運転者にとって左方に回頭する。
The
(IV)クローラキャリア100を時計回りにスピンターンさせる場合
(IV) When spin-turning the
操作レバー8を左(運転者にとっては右)へ倒すと(図11参照)、左側の弁本体7cが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が左側の弁本体7c下流の管路47からシャトルバルブ42と43の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
When the operating
左側クローラ3Aが前進方向に駆動し、同時に右側クローラ3Bが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は時計回りにスピンターンする(図6(d)参照)。したがって、運転者にとって右に操作レバー8を倒すと、運転者にとって前方に位置する車両尾部は、運転者にとって右方に回頭する。
The
(V)クローラキャリア100を右後方(運転者にとって左前方)にピボットターンさせる場合
(V) When the
操作レバー8を右後方(運転者にとっては左前方)へ倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bと右側の弁本体7dが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路46,48からシャトルバルブ41,43,44の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られる一方、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られ、傾転角調整部22,23にそれぞれ油圧信号S1,S3を同時に送られた右側油圧ポンプ10は圧油を循環させず、右側油圧モータ12は駆動しない。そして、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動する。
When the operating
右側クローラ3Bが駆動せず、左側クローラ3Aが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図6(e)参照)。したがって、運転者にとって左前方に操作レバー8を倒すと、クローラキャリア100は運転者にとって前方に位置する車両尾部を運転者にとって左に回頭させながら、運転者にとって左方向に前進する。
The
(VI)クローラキャリア100を左後方(運転者にとって右前方)にピボットターンさせる場合
(VI) When the
操作レバー8を左後方(運転者にとっては右前方)へ倒すと(図11参照)、後側の弁本体7bと左側の弁本体7cが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路46,47からシャトルバルブ42,43,44の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られる一方、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られ、傾転角調整部17,18にそれぞれ油圧信号S2,S4を同時に送られた左側油圧ポンプ9は圧油を循環させず、左側油圧モータ11は駆動しない。そして、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動する。
When the
左側クローラ3Aが駆動せず、右側クローラ3Bが後進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図6(f)参照)。したがって、運転者にとって右前方に操作レバー8を倒すと、クローラキャリア100は運転者にとって前方に位置する車両尾部を運転者にとって右に回頭させながら、運転者にとって右方向に前進する。
The
(VII)クローラキャリア100を右前方(運転者にとって左後方)にピボットターンさせる場合
(VII) When the
操作レバー8を左前方(運転者にとっては右後方)へ倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aと左側の弁本体7cが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路45,47からシャトルバルブ41,42,43の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られる一方、シャトルバルブ43からの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られ、傾転角調整部22,23にそれぞれ油圧信号S1,S3を同時に送られた右側油圧ポンプ10は圧油を循環させず、右側油圧モータ12は駆動しない。そして、シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動する。
When the
右側クローラ3Bが駆動せず、左側クローラ3Aが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図6(g)参照)。したがって、運転者にとって右後方に操作レバー8を倒すと、クローラキャリア100は運転者にとって前方に位置する車両尾部を右に、後方に位置する車両前部を左に回頭させながら、運転者にとって左方向に後進する。
The
(VIII)クローラキャリア100を左前方(運転者にとって右後方)にピボットターンさせる場合
(VIII) When the
操作レバー8を右前方(運転者にとっては左後方)へ倒すと(図11参照)、前側の弁本体7aと右側の弁本体7dが切り換わり、操作用油圧ポンプ37からの油圧が下流の管路45,48からシャトルバルブ41,42,44の入口ポートへ送られる(図3参照)。シャトルバルブ42からの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られる一方、シャトルバルブ44からの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られ、傾転角調整部17,18にそれぞれ油圧信号S2,S4を同時に送られた左側油圧ポンプ9はは圧油を循環させず、左側油圧モータ11は駆動しない。そして、シャトルバルブ41からの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動する。
When the operating
左側クローラ3Aが駆動せず、右側クローラ3Bが前進方向に駆動することにより、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図6(h)参照)。したがって、運転者にとって左後方に操作レバー8を倒すと、クローラキャリア100は運転者にとって前方に位置する車両尾部を左に、後方に位置する車両前部を右に回頭させながら、運転者にとって右方向に後進する。
The
このように、本第一実施例においては、運転者が後ろ向きにクローラキャリア100を運転する際、操作装置5への操作入力とクローラキャリア100の挙動の間の対応関係を切り換えることができるようになっている。これにより、車両にとっての左右及び左右後方、すなわち運転者にとっての左右及び左右前方への動作に関し、操作装置5への入力に対する走行装置3ないしクローラキャリア100の挙動が運転者の直感に沿った向きとなり、運転者にとっては運転操作に際して混乱を来さず、後ろ向きの運転操作を行いやすくなっている。
As described above, in the first embodiment, when the driver drives the
そして、回路配置の切り換えは、油圧回路内の管路を繋ぎ換え、油圧信号S1〜S4の経路を変更することで行うようにしている。運転の向きを反転させる際には、オペレータシート54の反転以外にはこの管路の繋ぎ換えのみを行えば良いため、反転にかかる操作が簡単な上、回路配置の切り換えに大掛かりな装置や複雑な機構を必要としない。特に本第一実施例の場合、管路63〜70の繋ぎ換えを油圧回路内に備えたセレクタバルブ56によって行っているので、繋ぎ換えのための機構が一層単純であり、操作も簡単である。
The circuit arrangement is switched by connecting the pipelines in the hydraulic circuit and changing the paths of the hydraulic signals S1 to S4. When reversing the direction of operation, it is only necessary to reconnect the pipes in addition to reversing the
ジョイスティック式の操作装置5に関しても、回路配置の切り換えに際し、例えばオペレータシート54ごと一緒に旋回させたりする必要がなく、運転席6に対して据え付けたままの状態で、操作入力に対する油圧信号S1〜S4ないしクローラキャリア100の挙動のみが左右に反転するようになっている。例えば操作装置5自体に回路配置の切り換えのための特別な機構等を備えたり、また例えば操作装置5を複数備え、正位置での操作用と、逆位置での操作用とで使い分けたりといった必要がなく、運転席6に据え付けた一台の操作装置5で、後ろ向きの運転操作を正面向きの時と同じ感覚で行うことができる。
Also regarding the joystick
また、操作装置5はジョイスティック式の小型のものとしており、オペレータシート54の脇に備えている。このため、例えば運転席の床面に操作レバーを備え付けたタイプの建設機械等と比較して、オペレータシート54の反転や、運転席6への運転者の乗り降りが簡単である。
The operating
さらに、セレクタバルブ56とオペレータシート54は連動しているため、運転者がセレクタバルブ56を直接操作する必要はなく、運転者にとってはオペレータシート54を反転しさえすれば、一緒に回路配置を切り換えることもできるようになっている。よって、セレクタバルブ56を操作する手間を省くことができると同時に、例えば後ろ向きの運転の際、セレクタバルブ56を正位置から切り換えるのを忘れて正位置の回路配置のまま運転操作を行ったり、また、正面向きの運転の際、セレクタバルブ56を逆位置から戻し忘れて逆位置の回路配置のまま運転操作を行ったりといったことがなくなる。また、オペレータシート54の反転は、ターンテーブル55を介して簡単に行うことができる。
Further, since the
以上のように、上記本第一実施例は、車体2の左右に備えた走行装置(クローラ)3の前進方向及び後進方向の駆動を、運転席6に備えた操作装置5から油圧回路を介して操作する油圧回路式走行操作装置であって、前記油圧回路は、走行装置(クローラ)3のうち左側走行装置(左側クローラ)3Aが、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号S1によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号S3によって後進方向に駆動され、走行装置(クローラ)3のうち右側走行装置(右側クローラ)3Bが、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号S2によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号S4によって後進方向に駆動される正位置の回路配置と、左側走行装置(左側クローラ)3Aが、第二の油圧信号S2によって前進方向に駆動される一方、第四の油圧信号S4によって後進方向に駆動され、右側走行装置(右側クローラ)3Bが、第一の油圧信号S1によって前進方向に駆動される一方、第三の油圧信号S3によって後進方向に駆動される逆位置の回路配置との間で切り換え可能に構成されているので、正位置と逆位置との間で操作装置5への操作入力とクローラ3の挙動との対応関係を切り換えることができ、これにより、後ろ向きの運転の際、操作入力に対するクローラ3の挙動を運転者の直感に沿った向きにすることができる。
As described above, in the first embodiment, the driving of the traveling devices (crawlers) 3 provided on the left and right of the
また、本第一実施例において、操作装置5は、四つの弁本体7a,7b,7c,7dを車両に関して前後左右それぞれの位置に配したパイロットバルブ7を備え、操作レバー8の前後左右方向の傾動を、四つの弁本体7a,7b,7c,7dからの油圧として前記油圧回路に入力するよう構成されており、前記四つの弁本体のうち、前側の弁本体7aの切り換えは第一の油圧信号S1及び第二の油圧信号S2として前記油圧回路の管路63,65に入力され、前記四つの弁本体のうち、後側の弁本体7bの切り換えは第三の油圧信号S3及び第四の油圧信号S4として前記油圧回路の管路67,69に入力され、前記四つの弁本体のうち、左側の弁本体7cの切り換えは第二の油圧信号S2及び第三の油圧信号S3として前記油圧回路の管路65,67に入力され、前記四つの弁本体のうち、右側の弁本体7dの切り換えは第一の油圧信号S1及び第四の油圧信号S4として前記油圧回路の管路63,69に入力されるよう構成されているので、油圧信号S1〜S4の送られる管路63〜70を繋ぎ換えることで回路配置を切り換えることができ、切り換えにあたって大掛かりな装置や複雑な機構を必要としない。
In addition, in the first embodiment, the operating
また、本第一実施例においては、前記油圧回路に、第一の油圧信号S1、第二の油圧信号S2、第三の油圧信号S3、第四の油圧信号S4が入力される管路63〜70同士を繋ぎ換えるセレクタバルブ56を備え、前記正位置の回路配置と、前記逆位置の回路配置とは、セレクタバルブ56を切り換えることにより切り換え可能に構成されているので、管路63〜70同士の繋ぎ換えのための機構が一層単純であり、切り換えの操作も簡単である。
Further, in the first embodiment, the
また、本第一実施例においては、運転席6に、前後方向に反転可能なオペレータシート54を備えているので、後ろ向きの運転にあたり、オペレータシート54に着席したままの安定した姿勢で運転操作を行うことができる。
Further, in the first embodiment, the
また、本第一実施例においては、オペレータシート54はターンテーブル55を介して運転席6に対し旋回可能に取り付けられており、オペレータシート54の前後方向の反転は、セレクタバルブ56の切り換えと連動するよう構成されているので、ターンテーブル55を回転させることでオペレータシート54を前後に反転させることができ、反転操作が簡便である。しかも、オペレータシート54はセレクタバルブ56と連動しているので、オペレータシート54を反転しさえすれば回路配置を切り換えることもできる。
Further, in the first embodiment, the
したがって、上記本第一実施例によれば、運転者が前後反転して運転する場合であっても、直感的且つ快適に運転操作を行い得る。 Therefore, according to the first embodiment described above, the driver can intuitively and comfortably perform the driving operation even when the driver reverses and drives the vehicle.
図7〜図9は本発明の実施による油圧回路式走行操作装置の形態の別の一例(第二実施例)を示すものであって、図中、図1〜図5及び図10、図11、図13と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成は図10、図11、図13に示す従来のもの及び図1〜図5に示す上記第一実施例と同様である。 FIGS. 7 to 9 show another example (second embodiment) of the form of the hydraulic circuit type traveling operation device according to the present invention, and FIGS. 1 to 5 and FIGS. , The parts denoted by the same reference numerals as those in FIG. 13 represent the same things, and the basic structure is the same as the conventional one shown in FIGS. 10, 11, and 13 and the first embodiment shown in FIGS. Is.
本第二実施例における上記第一実施例との相違点は、図7に示す如く、操作装置5のパイロットバルブ71において、操作レバー8の傾動を油圧回路に対し油圧信号として入力する四つの弁本体71a,71b,71c,71dを、前後左右ではなく、それぞれ右前方、左前方、左後方、右後方に配置している点である。
The difference between the second embodiment and the first embodiment is that, as shown in FIG. 7, in the
これに伴い、操作装置5側の油圧回路の構成も図2に示した上記第一実施例の場合とは異なっており、図8、図9に示す如く、四つの弁本体71a,71b,71c,71dがシャトルバルブを介さずに油圧回路の管路63,65,67,69に接続されている。そして、右前の弁本体71aの切り換えが第一の油圧信号S1として、左前の弁本体71bの切り換えが第二の油圧信号S2として、左後の弁本体71cの切り換えが第三の油圧信号S3として、右後の弁本体71dの切り換えが第四の油圧信号S4として、それぞれ管路63,65,67,69に入力されるようになっている。
Accordingly, the configuration of the hydraulic circuit on the
管路63,65,67,69の下流のセレクタバルブ56や、該セレクタバルブ56より下流側の油圧回路の構成については、図2、図3に示した上記第一実施例と同様であり、セレクタバルブ56の位置を正位置から逆位置へと切り換えることにより、油圧回路の構成を図8に示す如き正位置の回路配置から、図9に示す如き逆位置の回路配置へと切り換えることができるようになっている。すなわち、正位置の回路配置では図8に示す如く、右前の弁本体71aの下流の管路63がセレクタバルブ56の管路58を介して管路64に、左前の弁本体71bの下流の管路65がセレクタバルブ56の管路59を介して管路66に、左後の弁本体71cの下流の管路67がセレクタバルブ56の管路60を介して管路68に、右後の弁本体71dの下流の管路69がセレクタバルブ56の管路61を介して管路70に、それぞれ接続されるが、逆位置の回路配置では図9に示す如く、右前の弁本体71aの下流の管路63がセレクタバルブ56の管路61を介して管路66に、左前の弁本体71bの下流の管路65がセレクタバルブ56の管路60を介して管路64に、左後の弁本体71cの下流の管路67がセレクタバルブ56の管路58を介して管路70に、右後の弁本体71dの下流の管路69がセレクタバルブ56の管路59を介して管路68に、それぞれ繋ぎ換えられる。
The configuration of the
そして、図8に示す正位置の回路配置においては、右前の弁本体71aからの第一の油圧信号S1は管路63,58,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、左前の弁本体71bからの第二の油圧信号S2は管路65,59,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、左後の弁本体71cからの第三の油圧信号S3は管路67,60,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動し、右後の弁本体71dからの第四の油圧信号S4は管路69,61,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動するようになっている一方、図9に示す逆位置の回路配置においては、右前の弁本体71aからの第一の油圧信号S1は管路63,61,66を介して傾転角調整部22に送られて右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、左前の弁本体71bからの第二の油圧信号S2は管路65,60,64を介して傾転角調整部17に送られて左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、左後の弁本体71cからの第三の油圧信号S3は管路67,58,70を介して傾転角調整部23に送られて右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、右後の弁本体71dからの第四の油圧信号S4は管路69,59,68を介して傾転角調整部18に送られて左側クローラ3Aを後進方向に駆動するようになっており、上記第一実施例と同様、各油圧信号について、正位置と逆位置とで関与するクローラ3の左右が逆転している。
Then, in the normal position circuit arrangement shown in FIG. 8, the first hydraulic signal S1 from the
上記した本第二実施例の作動を説明する。 The operation of the above second embodiment will be described.
図8に示す如き正位置の回路配置においては、操作装置5への操作入力と、クローラ3ないしクローラキャリア100の挙動との対応関係は、上記従来例や上記第一実施例における正位置の回路配置の場合と同様であり、図12を用いて説明できる。
In the normal position circuit arrangement as shown in FIG. 8, the correspondence relationship between the operation input to the
操作レバー8を前方に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aと左前の弁本体71bが切り換わって第一の油圧信号S1と第二の油圧信号S2が油圧回路に入力され(図8参照)、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が前進方向に駆動してクローラキャリア100は前方に直進する(図12(a)参照)。操作レバー8を後方に倒すと(図7参照)、左後の弁本体71cと右後の弁本体71dが切り換わって第三の油圧信号S3と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力され(図8参照)、左側クローラ3Aと右側クローラ3Bの両方が後進方向に駆動してクローラキャリア100は後方に直進する(図12(b)参照)。操作レバー8を左に倒すと(図7参照)、左前の弁本体71bと左後の弁本体71cが切り換わって第二の油圧信号S2と第三の油圧信号S3が油圧回路に入力され(図8参照)、左側クローラ3Aは後進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは前進方向に駆動してクローラキャリア100はその場で反時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(c)参照)。操作レバー8を右に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aと右後の弁本体71dが切り換わって第一の油圧信号S1と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力され(図8参照)、左側クローラ3Aは前進方向に駆動する一方、右側クローラ3Bは後進方向に駆動してクローラキャリア100はその場で時計回りに旋回するスピンターンを行う(図12(d)参照)。
When the operating
操作レバー8を左前方に倒すと(図7参照)、左前の弁本体71bが切り換わって右側クローラ3Bを前進駆動する第二の油圧信号S2が入力され(図8参照)、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(e)参照)。操作レバー8を右前方に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aが切り換わって左側クローラ3Aを前進駆動する第一の油圧信号S1が入力され(図8参照)、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図12(f)参照)。また、操作レバー8を右後方に倒すと(図7参照)、右後の弁本体71dが切り換わって右側クローラ3Bを後進駆動する第四の油圧信号S4が入力され(図8参照)、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(g)参照)。操作レバー8を左後方に倒すと(図7参照)、左後の弁本体71cが切り換わって左側クローラ3Aを後進駆動する第三の油圧信号S3が入力され(図8参照)、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図12(h)参照)。
When the
このように、本第二実施例の如きパイロットバルブ71や油圧回路の構成によっても、正位置の回路配置において、上記第一実施例と同様の感覚でクローラキャリア100の運転操作を行うことができる。斜め方向の操作入力を行った場合、上記第一実施例では第一〜第四の油圧信号S1〜S4のうち三つの油圧信号が回路に入力され、本第二実施例では一つの油圧信号が入力されるといった相違点はあるが、操作レバー8を介した運転操作の点では大きな違いはない。
As described above, with the configuration of the
図9に示す如き逆位置の場合の回路配置における運転操作を説明する。この場合、操作装置5への操作入力と、クローラ3ないしクローラキャリア100の挙動との対応関係は、上記第一実施例における逆位置の回路配置の場合と同様であり、図6を用いて説明できる。
A driving operation in the circuit arrangement in the case of the reverse position as shown in FIG. 9 will be described. In this case, the correspondence relationship between the operation input to the
操作レバー8を後方(運転者にとって前方)に倒すと(図7参照)、左後の弁本体71cと右後の弁本体71dが切り換わって第三の油圧信号S3と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力される(図9参照)。第三の油圧信号S3は右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、第四の油圧信号S4は左側クローラ3Aを後進方向に駆動するので、クローラキャリア100は後方(運転者にとって前方)に直進する(図6(a)参照)。
When the operating
操作レバー8を前方(運転者にとって後方)に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aと左前の弁本体71bが切り換わって第一の油圧信号S1と第二の油圧信号S2が油圧回路に入力される(図9参照)。第一の油圧信号S1は右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、第二の油圧信号S2は左側クローラ3Aを前進方向に駆動するので、クローラキャリア100は前方(運転者にとって後方)に直進する(図6(b)参照)。
When the operating
操作レバー8を右(運転者にとって左)に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aと右後の弁本体71dが切り換わって第一の油圧信号S1と第四の油圧信号S4が油圧回路に入力される(図9参照)。第一の油圧信号S1は右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、第四の油圧信号S4は左側クローラ3Aを後進方向に駆動するので、クローラキャリア100は反時計回りにスピンターンする(図6(c)参照)。すなわち、運転者にとっては、前方に位置する車両尾部が左に回頭する。
When the operating
操作レバー8を左(運転者にとって右)に倒すと(図7参照)、左前の弁本体71bと左後の弁本体71cが切り換わって第二の油圧信号S2と第三の油圧信号S3が油圧回路に入力される(図9参照)。第二の油圧信号S2は左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、第三の油圧信号S3は右側クローラ3Bを後進方向に駆動するので、クローラキャリア100は時計回りにスピンターンする(図6(d)参照)。すなわち、運転者にとっては、前方に位置する車両尾部が右に回頭する。
When the
操作レバー8を右後方(運転者にとって左前方)に倒すと(図7参照)、右後の弁本体71dが切り換わって第四の油圧信号S4が油圧回路に入力される(図9参照)。第四の油圧信号S4は左側クローラ3Aを後進方向に駆動し、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図6(e)参照)。すなわち、運転者にとっては、前方に位置する車両尾部を左に回頭させながら左方向に前進する。
When the operating
操作レバー8を左後方(運転者にとって右前方)に倒すと(図7参照)、左後の弁本体71cが切り換わって第三の油圧信号S3が油圧回路に入力される(図9参照)。第三の油圧信号S3は右側クローラ3Bを後進方向に駆動し、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら後進するピボットターンを行う(図6(f)参照)。すなわち、運転者にとっては、前方に位置する車両尾部を右に回頭させながら右方向に前進する。
When the operating
操作レバー8を左前方(運転者にとって右後方)に倒すと(図7参照)、左前の弁本体71bが切り換わって第二の油圧信号S2が油圧回路に入力される(図9参照)。第二の油圧信号S2は左側クローラ3Aを前進方向に駆動し、クローラキャリア100は時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図6(g)参照)。すなわち、運転者にとっては、後方に位置する車両前部を左に回頭させながら左方向に後進する。
When the
操作レバー8を右前方(運転者にとって左後方)に倒すと(図7参照)、右前の弁本体71aが切り換わって第一の油圧信号S1が油圧回路に入力される(図9参照)。第一の油圧信号S1は右側クローラ3Bを前進方向に駆動し、クローラキャリア100は反時計回りに旋回しながら前進するピボットターンを行う(図6(h)参照)。すなわち、運転者にとっては、後方に位置する車両前部を右に回頭させながら右方向に後進する。
When the operating
このように、逆位置の回路配置においても、上記第一実施例と同様の感覚でクローラキャリア100の運転操作を行うことができる。
As described above, even in the reverse circuit arrangement, the driving operation of the
尚、操作入力を行うパイロットバルブは、第一実施例や第二実施例に示したパイロットバルブ7の如き構成に限定されず、各クローラに対し上述の如き適当な操作を入力できるようになっていればどのようなものであっても良い。例えば、電子的な制御により、操作レバーの傾動方向に応じた信号を入力できるようにしても良い。
The pilot valve for inputting the operation is not limited to the configuration like the
以上のように、上記本第二実施例は、車体2の左右に備えた走行装置(クローラ)3の前進方向及び後進方向の駆動を、運転席6に備えた操作装置5から油圧回路を介して操作する油圧回路式走行操作装置であって、前記油圧回路は、走行装置(クローラ)3のうち左側走行装置(左側クローラ)3Aが、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号S1によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号S3によって後進方向に駆動され、走行装置(クローラ)3のうち右側走行装置(右側クローラ)3Bが、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号S2によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号S4によって後進方向に駆動される正位置の回路配置と、左側走行装置(左側クローラ)3Aが、第二の油圧信号S2によって前進方向に駆動される一方、第四の油圧信号S4によって後進方向に駆動され、右側走行装置(右側クローラ)3Bが、第一の油圧信号S1によって前進方向に駆動される一方、第三の油圧信号S3によって後進方向に駆動される逆位置の回路配置との間で切り換え可能に構成されているので、正位置と逆位置との間で操作装置5への操作入力とクローラ3の挙動との対応関係を切り換えることができ、これにより、後ろ向きの運転の際、操作入力に対するクローラ3の挙動を運転者の直感に沿った向きにすることができる。
As described above, in the second embodiment, the driving device (crawler) 3 provided on the left and right of the
また、本第二実施例において、操作装置5は、四つの弁本体71a,71b,71c,71dを車両に関して右前、左前、左後、右後それぞれの位置に配したパイロットバルブ71を備え、操作レバー8の前後左右方向の傾動を、四つの弁本体71a,71b,71c,71dからの油圧として前記油圧回路に入力するよう構成されており、前記四つの弁本体のうち、右前の弁本体71aの切り換えは第一の油圧信号S1として前記油圧回路の管路63に入力され、前記四つの弁本体のうち、左前の弁本体71bの切り換えは前記第二の油圧信号S2として前記油圧回路の管路65に入力され、前記四つの弁本体のうち、左後の弁本体71cの切り換えは第三の油圧信号S3として前記油圧回路の管路67に入力され、前記四つの弁本体のうち、右後の弁本体71dの切り換えは第四の油圧信号S4として前記油圧回路の管路69に入力されるよう構成しているので、油圧信号S1〜S4の送られる管路63〜70を繋ぎ換えることで回路配置を切り換えることができ、切り換えにあたって大掛かりな装置や複雑な機構を必要としない。
Further, in the second embodiment, the operating
また、本第二実施例においては、前記油圧回路に、第一の油圧信号S1、第二の油圧信号S2、第三の油圧信号S3、第四の油圧信号S4が入力される管路63〜70同士を繋ぎ換えるセレクタバルブ56を備え、前記正位置の回路配置と、前記逆位置の回路配置とは、セレクタバルブ56を切り換えることにより切り換え可能に構成されているので、管路63〜70同士の繋ぎ換えのための機構が一層単純であり、切り換えの操作も簡単である。
Further, in the second embodiment, the hydraulic pressure circuit is supplied with the first hydraulic pressure signal S1, the second hydraulic pressure signal S2, the third hydraulic pressure signal S3, and the fourth hydraulic pressure signal S4. Since the
また、本第二実施例においては、運転席6に、前後方向に反転可能なオペレータシート54を備えているので、後ろ向きの運転にあたり、オペレータシート54に着席したままの安定した姿勢で運転操作を行うことができる。
Further, in the second embodiment, the
また、本第二実施例においては、オペレータシート54はターンテーブル55を介して運転席6に対し旋回可能に取り付けられており、オペレータシート54の前後方向の反転は、セレクタバルブ56の切り換えと連動するよう構成されているので、ターンテーブル55を回転させることでオペレータシート54を前後に反転させることができ、反転操作が簡便である。しかも、オペレータシート54はセレクタバルブ56と連動しているので、オペレータシート54を反転しさえすれば回路配置を切り換えることもできる。
Further, in the second embodiment, the
したがって、上記本第二実施例によっても、運転者が前後反転して運転する場合であっても、直感的且つ快適に運転操作を行い得る。 Therefore, also according to the second embodiment described above, the driver can intuitively and comfortably perform the driving operation even when the driver reverses and drives the vehicle.
尚、本発明の油圧回路式走行操作装置及び操作方法、並びにこれを用いた建設機械は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 The hydraulic circuit type traveling operating device and operating method of the present invention, and the construction machine using the same are not limited to the above-described embodiments, but various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. Of course, it can be added.
2 車体
3 走行装置(クローラ)
3A 左側走行装置(左側クローラ)
3B 右側走行装置(右側クローラ)
5 操作装置
6 運転席
7 パイロットバルブ
7a 弁本体(前側の弁本体)
7b 弁本体(後側の弁本体)
7c 弁本体(左側の弁本体)
7d 弁本体(右側の弁本体)
8 操作レバー
54 オペレータシート
55 ターンテーブル
56 セレクタバルブ
63 管路
64 管路
65 管路
66 管路
67 管路
68 管路
69 管路
70 管路
71 パイロットバルブ
71a 弁本体(右前の弁本体)
71b 弁本体(左前の弁本体)
71c 弁本体(左後の弁本体)
71d 弁本体(右後の弁本体)
100 建設機械(クローラキャリア)
S1 第一の油圧信号
S2 第二の油圧信号
S3 第三の油圧信号
S4 第四の油圧信号
2
3A Left side traveling device (left side crawler)
3B Right side traveling device (right side crawler)
5 Operation device 6 Driver's
7b Valve body (rear valve body)
7c Valve body (Left valve body)
7d valve body (right valve body)
8
71b Valve body (front left valve body)
71c valve body (valve body on the left rear)
71d Valve body (Rear right valve body)
100 Construction Machinery (Crawler Carrier)
S1 First hydraulic signal S2 Second hydraulic signal S3 Third hydraulic signal S4 Fourth hydraulic signal
Claims (8)
前記油圧回路は、
前記走行装置のうち左側走行装置が、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号によって後進方向に駆動され、
前記走行装置のうち右側走行装置が、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号によって後進方向に駆動される正位置の回路配置と、
前記左側走行装置が、前記第二の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記第四の油圧信号によって後進方向に駆動され、
前記右側走行装置が、前記第一の油圧信号によって前進方向に駆動される一方、前記第三の油圧信号によって後進方向に駆動される逆位置の回路配置と
の間で切り換え可能に構成されていることを特徴とする油圧回路式走行操作装置。 A hydraulic circuit type traveling operation device for operating, in a forward direction and a backward direction, of a traveling device provided on the left and right of a vehicle body through an hydraulic circuit from an operating device provided in a driver's seat,
The hydraulic circuit is
The left traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the first hydraulic signal input to the hydraulic circuit, while being driven in the reverse direction by the third hydraulic signal input to the hydraulic circuit,
The right traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the second hydraulic signal input to the hydraulic circuit, and is driven in the backward direction by the fourth hydraulic signal input to the hydraulic circuit. Normal circuit layout,
The left side traveling device is driven in the forward direction by the second hydraulic signal, while being driven in the reverse direction by the fourth hydraulic signal,
The right-side traveling device is configured to be switchable between a circuit arrangement in a reverse position, which is driven in the forward direction by the first hydraulic signal and is driven in the reverse direction by the third hydraulic signal. A hydraulic circuit type traveling operation device characterized in that:
前記四つの弁本体のうち、前側の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号及び前記第二の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、後側の弁本体の切り換えは前記第三の油圧信号及び前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、左側の弁本体の切り換えは前記第二の油圧信号及び前記第三の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、右側の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号及び前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力されるよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の油圧回路式走行操作装置。 The operation device includes pilot valves in which four valve bodies are arranged at front, rear, left, and right positions with respect to the vehicle, and tilts of the operation lever in the front, rear, left, and right directions are input to the hydraulic circuit as hydraulic pressure from the four valve bodies. Is configured as
Of the four valve bodies, switching of the front valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the first hydraulic signal and the second hydraulic signal,
Of the four valve bodies, switching of the valve body on the rear side is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the third hydraulic pressure signal and the fourth hydraulic pressure signal,
Of the four valve bodies, the switching of the left valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the second hydraulic pressure signal and the third hydraulic pressure signal,
The switching of the right valve main body of the four valve main bodies is configured to be input to the pipeline of the hydraulic circuit as the first hydraulic pressure signal and the fourth hydraulic pressure signal. Item 2. A hydraulic circuit type traveling operation device according to Item 1.
前記四つの弁本体のうち、右前の弁本体の切り換えは前記第一の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、左前の弁本体の切り換えは前記第二の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、左後の弁本体の切り換えは前記第三の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力され、
前記四つの弁本体のうち、右後の弁本体の切り換えは前記第四の油圧信号として前記油圧回路の管路に入力されるよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の油圧回路式走行操作装置。 The operating device includes pilot valves in which four valve bodies are arranged at right front, left front, left rear, and right rear positions with respect to the vehicle, and the tilting of the operating lever in the front, rear, left, and right directions is performed by hydraulic pressure from the four valve bodies. Is configured to input to the hydraulic circuit as
Of the four valve bodies, the switching of the right front valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the first hydraulic signal,
Of the four valve bodies, switching of the front left valve body is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the second hydraulic signal,
Of the four valve bodies, the switching of the valve body on the left rear is input to the pipeline of the hydraulic circuit as the third hydraulic signal,
The hydraulic pressure according to claim 1, wherein among the four valve bodies, the switching of the valve body on the rear right side is configured to be input to the pipeline of the hydraulic circuit as the fourth hydraulic signal. Circuit type travel control device.
前記正位置の回路配置と、前記逆位置の回路配置とは、前記セレクタバルブを切り換えることにより切り換え可能に構成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油圧回路式走行操作装置。 The hydraulic circuit is provided with a selector valve that connects the pipelines to which the first hydraulic pressure signal, the second hydraulic pressure signal, the third hydraulic pressure signal, and the fourth hydraulic pressure signal are input.
The hydraulic arrangement according to any one of claims 1 to 3, wherein the circuit arrangement at the normal position and the circuit arrangement at the reverse position are configured to be switchable by switching the selector valve. Circuit type travel control device.
前記運転席に運転者が正面向きに着席している場合には、前記走行装置のうち左側走行装置は、前記油圧回路に入力される第一の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記油圧回路に入力される第三の油圧信号によって後進方向に駆動し、前記走行装置のうち右側走行装置は、前記油圧回路に入力される第二の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記油圧回路に入力される第四の油圧信号によって後進方向に駆動し、
前記運転席に運転者が後ろ向きに着席している場合には、前記左側走行装置は、前記第二の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記第四の油圧信号によって後進方向に駆動し、前記右側走行装置は、前記第一の油圧信号によって前進方向に駆動する一方、前記第三の油圧信号によって後進方向に駆動すること
を特徴とする油圧回路式走行操作装置の操作方法。 A method for operating a hydraulic circuit type traveling operating device, wherein driving of a traveling device provided on the left and right of a vehicle body in a forward direction and a backward direction is operated via an hydraulic circuit from an operating device provided in a driver seat,
When the driver is seated frontward in the driver's seat, the left traveling device of the traveling devices is driven in the forward direction by the first hydraulic signal input to the hydraulic circuit, while The third hydraulic signal input to the circuit drives the vehicle in the reverse direction, and the right traveling device of the traveling devices drives the hydraulic circuit in the forward direction by the second hydraulic signal input to the hydraulic circuit. Drive in the reverse direction by the fourth hydraulic signal input to
When the driver is seated rearward in the driver's seat, the left-side traveling device is driven in the forward direction by the second hydraulic signal, while being driven in the reverse direction by the fourth hydraulic signal, The operating method of the hydraulic circuit type traveling operation device, wherein the right side traveling device is driven in the forward direction by the first hydraulic signal and is driven in the reverse direction by the third hydraulic signal.
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