JP2020080721A - Combine - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、コンバインに関する。 The present disclosure relates to combines.
刈り取られた穀稈を搬送する搬送装置に穀稈の詰まりが発生した場合には、穀稈の詰まりを除去する必要がある。 When clogging of the grain culm occurs in the conveying device that conveys the cut grain culm, it is necessary to remove the clogging of the grain culm.
特許文献1には、無端搬送チェーンと挟扼ガイドレールとで挟持した穀稈を搬送する搬送装置が開示されている。穀稈の詰まりが発生した場合に、無端搬送チェーンに対して挟扼ガイドレールを完全に取り外してしまうと、その後、挟扼ガイドレールを取り付ける作業が煩雑になる。特許文献1では、挟扼ガイドレールを支持するレール支持台を、無端搬送チェーンに近接する作用位置と無端搬送チェーンから離間する非作用位置とに亘ってスライド移動可能に構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の搬送装置は、レール支持台が作用位置にある場合に、無端搬送チェーンと挟扼ガイドレールの位置関係が固定されるので、組み付け誤差を解消するのが難しい。
However, since the positional relationship between the endless transport chain and the pinching guide rail is fixed when the rail support is in the operating position, it is difficult for the transport device described in
本開示は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、無端搬送部に対して挟扼ガイドレールを非作用位置へ移動可能にすると共に、無端搬送部と挟扼ガイドレールとの位置関係を調整可能なコンバインを提供することである。 The present disclosure has been made in view of such a problem, and an object thereof is to enable movement of a pinching guide rail with respect to an endless conveying unit to a non-acting position, and to endlessly convey the endless conveying unit and An object of the present invention is to provide a combine capable of adjusting a positional relationship with a guide rail.
本開示に係るコンバインは、
穀稈を搬送する搬送装置を備え、
前記搬送装置は、
前記穀稈を搬送する無端搬送部と、
前記無端搬送部と共に穀稈を挟む作用位置と、前記無端搬送部から離間する非作用位置とに移動可能な挟扼ガイドレールを支持する支持部と、
前記無端搬送部を支持する固定フレームと、を有し、
前記支持部は、前記無端搬送部に対する前記挟扼ガイドレールの位置を調節可能に前記固定フレームに取り付けられ、
前記挟扼ガイドレールは、所定の操作具の操作に伴って前記作用位置から前記非作用位置に移動可能に構成されている。
The combine according to the present disclosure,
Equipped with a transport device that transports grain culms,
The carrier is
An endless transport unit that transports the grain culm,
A working position for sandwiching the grain culm together with the endless transport part, and a support part for supporting a pinching guide rail movable to a non-working position separated from the endless transport part,
A fixed frame that supports the endless conveyance unit,
The support part is attached to the fixed frame so that the position of the pinching guide rail with respect to the endless transport part is adjustable.
The pinching guide rail is configured to be movable from the operating position to the non-operating position in accordance with the operation of a predetermined operating tool.
この構成によれば、穀稈の詰まりが生じた場合に操作具を操作するだけで、挟扼ガイドレールが無端搬送部から離れるので、挟扼ガイドレールを完全に取り外す場合に比べてメンテナンスが容易となる。それでいて、無端搬送部に対する挟扼ガイドレールの位置を調整可能であるので、組み付け誤差を解消するように調整可能となる。 According to this configuration, when the grain culm is clogged, only by operating the operation tool, the pinching guide rail is separated from the endless transport section, so that maintenance is easier than when the pinching guide rail is completely removed. Becomes Moreover, since the position of the pinching guide rails with respect to the endless transport unit can be adjusted, it is possible to adjust so as to eliminate an assembly error.
本開示に係るコンバインの一例について説明する。 An example of the combine according to the present disclosure will be described.
[コンバインの全体構造]
まずは、図1を参照して、コンバインの全体構造について簡単に説明する。図1は、本実施形態のコンバイン1の左側面を示す。図中には、コンバイン1の前後方向及び上下方向を矢印で示している。
[Overall structure of combine]
First, the overall structure of the combine will be briefly described with reference to FIG. FIG. 1 shows a left side surface of a
コンバイン1は、走行部2、刈取部3、脱穀部4、選別部5、貯留部6、排藁処理部7、動力部8及び操縦部9を備える。コンバイン1は、走行部2によって走行しながら、刈取部3によって刈り取った穀稈を脱穀部4で脱穀し、選別部5で穀粒を選別して貯留部6に貯える。脱穀後の排藁は排藁処理部7によって処理される。動力部8は、これらの走行部2や刈取部3、脱穀部4、選別部5、貯留部6、排藁処理部7に動力を供給する。オペレータは、操縦部9においてコンバイン1を操縦する。
The
走行部2は、走行機体10と、左右一対のクローラ11とを備える。走行機体10は、クローラ11によって支持されている。クローラ11は、コンバイン1を前後方向に走行させたり、左右方向に旋回させたりする。刈取部3は、走行機体10の前方に設けられている。刈取部3は、圃場に植立している複数条の穀稈を刈り取って脱穀部4に供給する。刈取部3は、走行機体10の前端部に連結された油圧シリンダ12によって昇降自在に構成されている。
The
脱穀部4は、刈取部3の後方に設けられている。脱穀部4は、フィードチェーン13と、扱胴14とを備える。フィードチェーン13は、刈取部3の後方であって、脱穀部4の左部に設けられている。フィードチェーン13は、刈取部3から穀稈を受け継ぎ、その穀稈を脱穀部4から排藁処理部7へと搬送する。扱胴14は、フィードチェーン13によって搬送される穀稈を脱穀する。フィードチェーン13及び扱胴14は、それぞれサイドカバー15及び藁押え台カバー16によって左側から覆われている。
The
選別部5は、脱穀部4の下方に設けられている。選別部5は、揺動選別装置17と、風選別装置18とを備える。揺動選別装置17は、脱穀部4から落下した脱穀物を穀粒と藁屑等に選別する。風選別装置18は、揺動選別装置17に選別風を供給し、揺動選別装置17と共に脱穀物を穀粒と藁屑等に選別する。選別された穀粒は、図示しない穀粒回収機構により回収されて貯留部6へと搬送される。選別された藁屑等は、排藁処理部7を介して機外に排出される。
The
貯留部6は、脱穀部4の右側に設けられている。貯留部6は、グレンタンク19と、排出装置20とを備える。グレンタンク19は、選別部5から搬送されてきた穀粒を貯留する。排出装置20は、後端部(穀粒の搬送上流側の基端部)を中心として先端部を上下左右方向に回動自在に構成されており、グレンタンク19に貯留されている穀粒を任意の場所に排出できる。
The
排藁処理部7は、脱穀部4の後方に設けられている。排藁処理部7は、フィードチェーン13により搬送された穀稈を切断して排出する。動力部8は、選別部5の右側に設けられている。動力部8は、動力を発生させるエンジン21を備える。動力部8は、エンジン21の代わりに電動モータを備えてもよく、エンジン21と電動モータの双方を備えていてもよい。
The
操縦部9は、動力部8の上方に設けられている。操縦部9は、運転席22と、ハンドル23を含む複数の操作具とを備える。運転席22は、オペレータが着座する座席である。ハンドル23は、コンバイン1の進行方向を変更する操向ハンドルである。オペレータは、運転席22に着座した状態でハンドル23などの複数の操作具を操作することにより、コンバイン1を操縦できる。
The
[刈取部]
次に、刈取部3の構成について説明する。図2,3に示すように、刈取部3は、分草板31、引起装置32、掻込装置33、切断装置34及び搬送装置35を備える。
[Cropper]
Next, the configuration of the
刈取部3の先端には、五条分となる六つの分草板31が設けられている。各分草板31は、前方に向かって尖った先端形状を有する。分草板31は、刈り取られる穀稈と圃場に残される穀稈とを分離するとともに、刈り取られる穀稈を一条毎に分離して引起装置32に案内する。
At the tip of the reaping
引起装置32は、分草板31によって一条毎に分離された穀稈を引き起こす。引起装置32は、分草板31の後方に配置されている。引起装置32は、五条分となる五つの引起ケース36を有する。各引起ケース36は、その上端部が下端部よりも後方に位置するように水平を基準に前傾(垂直を基準に後傾)し、左右方向に間隔を設けて並べられている。引起ケース36は、タイン37が形成されたタイン付きチェーン38を回転駆動可能に支持する。
The raising
掻込装置33は、引起装置32によって引き起こされた穀稈の株元を掻き込む。掻込装置33は、引起装置32の後方に配置されている。掻込装置33は、五条分となる五つの掻込機構40を有する(図3参照)。掻込機構40は、その前端部が後端部よりも下方に位置するように水平を基準に前傾(垂直を基準に後傾)し、左右方向に間隔を設けて並べられている。
The
切断装置34は、掻込装置33によって掻き込まれた穀稈を切断する。切断装置34は、掻込装置33の下方に設けられている。切断装置34は、穀稈を切断するための刈刃39を有する。
The cutting
搬送装置35は、切断装置34によって切断された穀稈を後方へ搬送する。搬送装置35は、上部搬送装置60、下部搬送装置61、縦搬送装置62及び補助搬送装置63を備える。上部搬送装置60、下部搬送装置61、縦搬送装置62及び補助搬送装置63は、それぞれ前端部が後端部よりも下方に位置するように水平を基準に前傾(垂直を基準に後傾)している。上部搬送装置60は、刈り取られた穀稈の穂部を後方へ搬送する。下部搬送装置61は、刈り取られた穀稈の株元を後方へ搬送する。下部搬送装置61は、上部搬送装置60の下方に配置されている。
The
縦搬送装置62は、下部搬送装置61から受け継いだ穀稈の株元を後上方へ搬送する。縦搬送装置62は、下部搬送装置61の後上方に配置されている。縦搬送装置62は、上下方向に沿って移動可能に構成されており、図1では最も下方に位置している。穀稈の長さに合わせて縦搬送装置62の位置を変更することで、最適な搬送姿勢を保つことができる。補助搬送装置63は、縦搬送装置62から受け継いだ穀稈の株元を後上方へ搬送する。補助搬送装置63は、縦搬送装置62の後上方に配置されている。
The
また、刈取部3には、刈取フレーム70が設けられている。刈取フレーム70は、刈取入力ケース71、縦伝動ケース72、横伝動ケース73、分草フレーム74、フレームパイプ75、引起縦伝動ケース76、縦連結フレーム77、引起横伝動ケース78、引起駆動ケース79及び中搬送駆動ケース80を備える。
Further, the
刈取入力ケース71は、刈取部3の後部に配置され、脱穀部4の前方において左右方向に延在している。クローラ11の上方には、左右一対の支持フレーム81が設けられている。各支持フレーム81の上部には、割パイプ受部材82が設けられている。刈取入力ケース71の両端部は、割パイプ受部材82を介して左右の支持フレーム81の上部に回転自在に且つ着脱自在に支持されている。刈取入力ケース71の中間部には、補助搬送装置63を支持する右搬送駆動ケース83が接続されており、その補助搬送装置63の上方に右穂部搬送機構60Rが支持されている。
The reaping
縦伝動ケース72は、その上端部が下端部よりも後方に位置するように水平を基準に前傾(垂直を基準に後傾)している。縦伝動ケース72の上端部は、刈取入力ケース71の中間部に接続されている。縦伝動ケース72の中間部は、油圧シリンダ12を介して走行機体10に連結されている。油圧シリンダ12を伸縮させると、刈取入力ケース71を支点として縦伝動ケース72が回転し、それによって刈取部3が昇降する。縦伝動ケース72の下端部は、横伝動ケース73の中間部に接続されている。
The
横伝動ケース73は、左右方向に延在している。横伝動ケース73の軸線方向は、刈取入力ケース71の軸線方向に対して略平行であり、縦伝動ケース72の軸線方向に対して略直交している。
The
分草フレーム74は、分草板31と同数の管状部材で構成され、それらが左右方向に間隔を設けて並べられている。分草フレーム74を構成する管状部材は、前後方向に沿って延在し、その前端部に分草板31が取り付けられている。分草フレーム74の下方には、左右方向に延在したフレームパイプ75が接続されている。フレームパイプ75は、分草フレーム74を構成する六本の管状部材を連結している。フレームパイプ75は、横伝動ケース73の前斜下方に配置されている。
The weeding
横伝動ケース73の左端部には、引起縦伝動ケース76が接続されている。引起縦伝動ケース76は、その上端部が下端部よりも前方に位置するように水平を基準に後傾(垂直を基準に前傾)姿勢で起立している。引起縦伝動ケース76の中間部には、後述する左穂部搬送機構(図示せず)を支持する左搬送駆動ケース(図示せず)が接続されている。横伝動ケース73の右端部には、上下方向に沿って延在した縦連結フレーム77(図2参照)が接続されている。引起横伝動ケース78は、左右方向に沿って延在し、引起縦伝動ケース76の上端部と縦連結フレーム77の上端部との間に架け渡されている。
A pull-up
引起横伝動ケース78には、引起駆動ケース79が連結されている。引起駆動ケース79は、五条分となる五本の管状部材により構成され、それらが左右方向に間隔を設けて並べられている。引起横伝動ケース78には、各引起駆動ケース79を構成する管状部材の上端部が接続されている。各引起ケース36は、引起駆動ケース79と分草フレーム74とによって支持されている。
A pull-up
横伝動ケース73の中間部には、中搬送駆動ケース80が接続されている。中搬送駆動ケース80は、その上端部が下端部よりも前方に位置するように水平を基準に後傾(垂直を基準に前傾)姿勢で起立している。中搬送駆動ケース80の軸線方向は、鉛直方向に対して引起縦伝動ケース76よりも大きく傾いている。中搬送駆動ケース80は、分草フレーム74に接続された支持フレーム84と共に、下部搬送装置61(を構成する一つの搬送機構)を下方から支持している。中搬送駆動ケース80の上方には、中央穂部搬送機構60Cに接続された上部搬送駆動ケース85が設けられている。
An intermediate
刈取フレーム70は、前後方向に延在した上部センターフレーム86を含む。上部センターフレーム86の後端部は、刈取入力ケース71の中間部に接続されている。上部センターフレーム86の前端部は、引起横伝動ケース78の中間部に接続されている。上部センターフレーム86は、搬送装置35及び縦伝動ケース72の上方に配置されている。
The mowing
刈取入力ケース71には、刈取入力軸71aが収容されている。刈取入力軸71aの左端部には、エンジン21の動力が入力される入力プーリ87が固定されている。また、刈取入力軸71aには、縦伝動ケース72に収容された縦伝動軸(図示せず)の上端部が連動連結されている。これらの他にも、刈取フレーム70を構成する各ケース及びパイプには、動力伝達機構を構成する軸やギヤが収容されている。詳細は省略するが、引起装置32、掻込装置33、切断装置34及び搬送装置35には、その動力伝達機構を介して刈取入力軸71aから取り出された動力が伝達される。
The reaping
[縦搬送装置]
図4〜図11に示すように、縦搬送装置62は、穀稈を搬送する無端搬送部620と、挟扼ガイドレール621と、挟扼ガイドレール621を支持する支持部622と、挟扼ガイドレール621を付勢するバネ623と、を有する。無端搬送部620は、上下一対の突起620bを複数有する無端チェーン620aを有し、複数の突起620bの間に穀稈が挟まれた状態で無端チェーン620aが回転することにより、所定の搬送方向X1へ穀稈を搬送する。無端チェーン620aは、図示しない動力伝達機構から動力を受けて回転する。図6に示すように、無端搬送部620及び支持部622は固定フレーム624に支持されている。無端搬送部620及び支持部622が固定フレーム624に支持されていることにより、無端搬送部620と支持部622の位置関係が規定される。
[Vertical transfer device]
As shown in FIGS. 4 to 11, the
挟扼ガイドレール621は、無端搬送部620に近づく近位側Y1及び無端搬送部620から遠ざかる遠位側Y2に沿ってスライド移動可能に支持部622によって支持される。詳細は後述するが、バネ623は、挟扼ガイドレール621が後述する作用位置に位置するときに、支持棒621cを介して挟扼ガイドレール621を無端搬送部620に向かって付勢する。これにより、上述したように無端搬送部620及び挟扼ガイドレール621によって穀稈が挟持される。挟扼ガイドレール621は無端搬送部620に近づく近位側Y1に位置するときに無端搬送部620と共に穀稈を挟む作用位置(図5参照)にあり、無端搬送部620から遠ざかる遠位側Y2に位置するときに無端搬送部620から離間して穀稈に作用しない非作用位置(図8参照)に位置している。そして、挟扼ガイドレール621は、所定の操作具625の操作に伴って作用位置(図4〜6参照)から非作用位置(図7〜11参照)に移動可能に構成されている。具体的には、操作具625が連結され且つ挟扼ガイドレール621の非作用位置への移動を規制するストッパ626を有する。支持部622は、バネ623の足場となるベース部材627を有する。以降、操作具625の操作に伴って挟扼ガイドレール621が作用位置から非作用位置へ移動する構成について詳説する。操作具625は、挟扼ガイドレール621の非作用位置への移動を規制するストッパ626に連結されている。操作具625は、ストッパ626の外側面に沿って延びる基部と、基部から略90度湾曲して挟扼ガイドレール621の移動方向に沿って機体外方に延びる把持部とを備えている。
The pinching
挟扼ガイドレール621は、バネ623に挿通される2本の支持棒621cを備える。支持棒621cは、支持台622の穀稈搬送方向の上流側X2の端部及び下流側X1の端部で夫々バネ623に挿通されている。図6に示すように、挟扼ガイドレール621は、図6に示す側面視にて無端搬送部620側が開放されると共に無端搬送部620の穀稈搬送方向に沿って延びる横向きU字状の第1レール621aと、図5に示すように第1レール621aの先端部内側の下面に固定され且つ上流側X2からの穀稈を受け取る搬送方向の上流側X2に向かうほどY2方向に湾曲した第2レール621bと、を有する。支持棒621cの近位側Y1の端部(以下、第1端部ともいう。)には第1レール621aが取り付けられる。図7に示すように支持棒621cの遠位側Y2の端部(以下、第2端部ともいう。)は、バネ623の足場となるベース部材627の挿通孔627hを通り、ベース部材627に対して移動可能に構成されている。図4〜6は、挟扼ガイドレール621が最も無端搬送部620に近づいた状態を示しており、第1レール621aの一部と第2レール621bは、上下一対の突起620bの間に位置することが可能であり、穀稈を複数対の突起620bの間に押し込むことが可能である。
The pinching
図7に示すように、ベース部材627は、挟扼ガイドレール621がスライド移動する方向に沿って移動可能となるように、二本の支持ロッド627Rを介して支持部622に支持されている。図10及び図11に示すように、支持棒621cの中央部よりも近位側Y1には、ピン628が固定されている。ベース部材627とピン628との間には、支持軸621cに対して軸方向に移動可能な第1リング623a、第2リング623b及びバネ623が設けられている。上述の通り、ピン628は支持軸621cに固定されているため、第1リング623a、第2リング623b及びバネ623は、ベース部材627とピン628の間で支持軸621cの軸方向に沿って移動可能となる。
As shown in FIG. 7, the
バネ623は、自由長がベース部材627とピン628の間の長さよりも長い。バネ623は第1リング623aと第2リング623bの間に配置されており、挟扼ガイドレール621が作用位置に位置するとき及び挟扼ガイドレール621が非作用位置に位置するときの双方において第1リング623aはバネ623によってピン628に圧接され、第2リング623bはバネ623によってベース部材627に圧接されている。
The free length of the
ストッパ626は、平面視コ字状をなし、支持部622の近位側Y1の端部にて軸C1回りに回転可能に取り付けられている。ストッパ626は、ベース部材627の外面に密接して挟扼ガイドレール621を作用位置に保持させる(作用位置から非作用位置への移動を規制する)規制位置と、挟扼ガイドレール621の作用位置から非作用位置への移動を規制しない非規制位置との間で回転可能に構成される。ストッパ626を規制位置にて固定する際には、支持部622の遠位側Y2の端部でボルトV1を締結することにより、ストッパ626と支持部622とを固結する。なお、ストッパ626に作用するバネ623の反発力は軸C1で受け止めているため、ボルトV1に対してせん断力が作用せず、そのため、ボルトV1を取り外す際に容易に取り外すことが可能である。
The
ストッパ626が規制位置に位置し、且つ、挟扼ガイドレール621が作用位置に位置するとき、バネ623は、ベース部材627を足場としてリング623bをピンに圧接させる。当該構成により、無端搬送部620と挟扼ガイドレール621の間で挟持される穀稈の量が少ないときは、バネ623が第1リング623a及びピン628を押し、支持棒621c及び挟扼ガイドレール621が無端搬送部620に近づき、穀稈を挟持する。無端搬送部620と挟扼ガイドレール621の間で挟持される穀稈の量が多くなれば、ピン628が第1リング623a及びバネ623を押し、バネ623が縮みながら支持棒621cが遠位側Y2へ移動する。すなわち、無端搬送部620と挟扼ガイドレール621とにより穀稈の量に応じて適切に挟持される。
When the
無端搬送部620と挟扼ガイドレール621の間に穀稈が詰まった場合には、バネ623は縮まった状態にあり、操作具625を操作してストッパ626を規制位置から非規制位置に移動させれば、バネ623はピン628を足場にベース部材627を押し、ベース部材627が遠位側Y2に移動し、バネ623がピン628を介して挟扼ガイドレール621を近位側Y1へ付勢しなくなる。これにより挟扼ガイドレール621が非作用位置に移動したことになる。すなわち、図7〜図11に示す非作用位置に挟扼ガイドレール621がある場合は、挟扼ガイドレール621が最も無端搬送部620に近づいた状態で無端搬送部620と挟扼ガイドレール621が重ならず、無端搬送部620と挟扼ガイドレール621とで穀稈を挟むことができない。
When the grain culm is clogged between the
図6及び図9に示すように、ボルトV1をストッパ626のボルト孔626h及び支持部622のボルト孔622hから取り外し、操作具625を把持して操作具625及びストッパ626を下方に回転させれば、ストッパ626とベース部材627の接触が解除され、ベース部材627が遠位側Y2へ移動し、挟扼ガイドレール621が非作用位置に移動する。
As shown in FIGS. 6 and 9, if the bolt V1 is removed from the
無端搬送部620と挟扼ガイドレール621の間に詰まった穀稈を除去した後、図9に示す非作用位置にある挟扼ガイドレール621を作用位置(図6参照)に戻すためには、ベース部材627を近位側Y1へ移動させ、ベース部材627の遠位側Y2にストッパ626を配置すればよい。この操作を容易にするために、ベース部材627は、上方から下方に向けて遠位側Y2から近位側Y1に延び、ストッパ626を案内する案内部627aを有する。案内部627aにストッパ626を接触させれば、ストッパ626を上方に向けて回転させるだけでベース部材627が近位側Y1へ押され、ストッパ626がベース部材627の遠位側Y2に戻る。
In order to return the pinching
支持部622は、無端搬送部620に対する挟扼ガイドレール621の位置を調整可能に固定フレーム624に取り付けられている。本実施形態では、挟扼ガイドレール621の位置を上方Z1及び下方Z2、近位側Y1及び遠位側Y2の両方向に調整可能に構成されているが、いずれか一方だけでもよい。このように構成すれば、組み付け誤差が生じても調整可能となる。
The
無端搬送部620に対する挟扼ガイドレール621の上方Z1及び下方Z2に沿った位置調節(首振り調節)は、図11に示すように、固定フレーム624のブラケット624aと、支持部本体622bのブラケット622cとがボルトV3により固定されることによって実現されている。支持部本体622bと固定される側面視コ字状のブラケット622cの側面には、上下方向Zに沿った長孔622dが形成されている。固定フレーム624に固定されるブラケット624aには、長孔622dに対応するねじ溝が形成されている。図11では、ブラケット624aのねじ溝に挿入されるボルトV3の締結位置によって首振り調節が可能となる。
As shown in FIG. 11, the position adjustment (pivoting adjustment) of the pinching
無端搬送部620に対する挟扼ガイドレール621の近位側Y1及び遠位側Y2に沿った位置調整は、図10に示すように、支持部本体622bに近位側Y1及び遠位側Y2に沿った長孔622eが2つ形成されており、図11に示すブラケット622cの上面に形成されたねじ溝に挿入するボルトV2の締結位置によって無端搬送部620と挟扼ガイドレール621の遠近距離を調節可能である。
As shown in FIG. 10, the position adjustment along the proximal side Y1 and the distal side Y2 of the pinching
以上のように本実施形態のコンバインは、
穀稈を搬送する搬送装置(62)を有する。
搬送装置(62)は、
穀稈を搬送する無端搬送部620と、
無端搬送部620と共に穀稈を挟む作用位置と、無端搬送部620から離間する非作用位置とに移動可能な挟扼ガイドレール621を支持する支持部622と、
無端搬送部620を支持する固定フレーム624と、を有する。
支持部622は、無端搬送部620に対する挟扼ガイドレール621の位置を調節可能に固定フレーム624に取り付けられる。
挟扼ガイドレール621は、所定の操作具625の操作に伴って作用位置から非作用位置に移動可能に構成されている。
As described above, the combine of the present embodiment is
It has a carrying device (62) for carrying the grain culms.
The transport device (62)
An
A
A fixed
The
The pinching
この構成によれば、穀稈の詰まりが生じた場合に操作具625を操作するだけで、挟扼ガイドレール621が無端搬送部620から離れるので、挟扼ガイドレール621を完全に取り外す場合に比べてメンテナンスが容易となる。それでいて、無端搬送部620に対する挟扼ガイドレール621の位置を調整可能であるので、組み付け誤差を解消するように調整可能となる。
According to this configuration, when the grain culm is clogged, only by operating the
本実施形態では、操作具625が連結され且つ挟扼ガイドレール621の非作用位置への移動を規制するストッパ626を備える。ストッパ626は支持部622に回転可能に支持されている。ストッパ626を支持部622に対して回転移動させることに伴って挟扼ガイドレール621が作用位置から非作用位置に移動可能になる。
In this embodiment, the
この構成によれば、ストッパ626を回転させることで挟扼ガイドレール621が非作用位置に移動するので、ストッパ626を挟扼ガイドレール621の移動方向に沿って移動させる場合には付勢力に抗するために大きな操作力が必要となるが、回転動作であれば、付勢力とは異なる方向に移動させることが多いので、小さな操作力で操作可能となる。
According to this configuration, since the pinching
本実施形態では、挟扼ガイドレール621を無端搬送部620に向けて付勢するバネ623と、バネ623の足場となるベース部材627と、を有する。ストッパ626は、ベース部材627よりも無端搬送部620から遠ざかる遠位側Y2に位置することで、挟扼ガイドレール621の非作用位置への移動を規制する。ベース部材627は、挟扼ガイドレール621が非作用位置から作用位置への復帰する際に、ストッパ626をベース部材627の遠位側Y2に案内する案内部627aを有する。
In the present embodiment, a
この構成によれば、案内部627aにストッパ626を接触させれば、ストッパ626を上方に向けて回転させるだけでベース部材627が近位側Y1へ押され、ストッパ626がベース部材627の遠位側Y2に戻る。よって、操作が容易となる。
According to this configuration, when the
本実施形態では、刈取部が五条刈用に構成されている例を示したが、これに限られない。したがって、本開示に係るコンバインは、例えば四条刈用または六条刈用に構成されていてもよい。 In the present embodiment, the example in which the mowing unit is configured for five-row mowing is shown, but the present invention is not limited to this. Therefore, the combine according to the present disclosure may be configured for four-row cutting or six-row cutting, for example.
本開示は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。 The present disclosure is not limited to the embodiments described above, and various improvements and modifications can be made without departing from the spirit of the present disclosure.
1 コンバイン
62 縦搬送装置(搬送装置)
620 無端搬送部
621 挟扼ガイドレール
622 支持部
623 バネ
624 固定フレーム
625 操作具
626 ストッパ
627 ベース部材
627a 案内部
1 combine 62 vertical transfer device (transfer device)
620
Claims (3)
前記搬送装置は、
前記穀稈を搬送する無端搬送部と、
前記無端搬送部と共に穀稈を挟む作用位置と、前記無端搬送部から離間する非作用位置とに移動可能な挟扼ガイドレールを支持する支持部と、
前記無端搬送部を支持する固定フレームと、を有し、
前記支持部は、前記無端搬送部に対する前記挟扼ガイドレールの位置を調節可能に前記固定フレームに取り付けられ、
前記挟扼ガイドレールは、所定の操作具の操作に伴って前記作用位置から前記非作用位置に移動可能に構成されている、コンバイン。 Equipped with a transport device to transport grain culms,
The carrier is
An endless transport unit that transports the grain culm,
A working position for sandwiching the grain culm together with the endless transport part, and a support part for supporting a pinching guide rail movable to a non-working position separated from the endless transport part,
A fixed frame that supports the endless conveyance unit,
The support part is attached to the fixed frame so that the position of the pinching guide rail with respect to the endless transport part is adjustable.
The combine guide rail is configured to be movable from the operating position to the non-operating position in accordance with the operation of a predetermined operating tool.
前記ストッパは前記支持部に回転可能に支持されており、
前記ストッパを前記支持部に対して回転移動させることに伴って前記挟扼ガイドレールが前記作用位置から前記非作用位置に移動可能になる、請求項1に記載のコンバイン。 A stopper to which the operation tool is connected and which regulates movement of the pinching guide rail to the non-acting position;
The stopper is rotatably supported by the support portion,
The combine according to claim 1, wherein the pinching guide rail is movable from the operating position to the non-operating position as the stopper is rotated with respect to the supporting portion.
前記ストッパは、前記ベース部材よりも前記無端搬送部から遠ざかる遠位側に位置することで、前記挟扼ガイドレールの前記非作用位置への移動を規制し、
前記ベース部材は、前記挟扼ガイドレールが前記非作用位置から前記作用位置への復帰する際に、前記ストッパを前記ベース部材の前記遠位側に案内する案内部を有する、請求項2に記載のコンバイン。 A spring for urging the pinching guide rail toward the endless conveyance section, and a base member serving as a scaffold for the spring,
The stopper is located on a distal side farther from the endless transport unit than the base member, and restricts movement of the pinching guide rail to the non-acting position,
The said base member has a guide part which guides the said stopper to the said distal side of the said base member, when the said clamping guide rail returns from the said non-acting position to the said working position. Combine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018219995A JP2020080721A (en) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | Combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018219995A JP2020080721A (en) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | Combine |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2018219995A Pending JP2020080721A (en) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | Combine |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020080721A (en) |
-
2018
- 2018-11-26 JP JP2018219995A patent/JP2020080721A/en active Pending
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