JP2020079606A - 流体制御弁及び流体制御装置 - Google Patents

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和也 赤土
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Abstract

【課題】開閉動作を繰り返しても、ダイアフラムにクラックが生じ難い構造の流体制御弁を提供する。【解決手段】 弁座面に対して接離方向へ変位可能に設置された弁体と、前記弁体を変位させるアクチュエータと、前記弁体と前記アクチュエータとの間に配置され、前記弁体側を向く面から突出して当該弁体に接触する第1プランジャを有するダイアフラムと、前記アクチュエータと前記ダイアフラムとの間に介在し、前記アクチュエータの変位を前記ダイアフラムへ伝達する第2プランジャとを具備し、前記ダイアフラム及び前記第2プランジャが突起を介して接触させる。【選択図】図2

Description

本発明は、流体制御弁及び流体制御装置に関するものである。
従来から流体制御装置(所謂マスフローコントローラ)に用いられる流体制御弁として、特許文献1には、弁座面に対して接離方向へ変位可能に設置された弁体と、弁体を変位させるアクチュエータと、弁体とアクチュエータとの間に介在するプランジャと、プランジャの周囲に接続されるダイアフラムと、を備えたものが開示されている。
ところで、前記従来の流体制御弁においては、アクチュエータの変位をプランジャ介して弁体へ伝達した場合に、流体制御弁を構成する各部材の加工精度や組付精度、或いは、経年劣化等の影響によって生じる公差により、ダイアフラムの厚み方向に対してプランジャの移動方向が傾斜することがある。このため、開閉動作を繰り返すと、プランジャとダイアフラムとの接続箇所に応力が集中し、これに伴ってダイアフラムにクラックが発生して製品寿命が短くなることがあった。
特開2013−50158
そこで、本発明は、開閉動作を繰り返しても、ダイアフラムにクラックが生じ難い構造の流体制御弁を提供することを主な課題とするものである。
すなわち、本発明に係る流体制御弁は、弁座面に対して接離するように変位可能に設置された弁体と、前記弁体を変位させるアクチュエータと、前記弁体と前記アクチュエータとの間に配置され、前記弁体側を向く面から突出して当該弁体に接触する第1プランジャを有するダイアフラムと、前記アクチュエータと前記ダイアフラムとの間に介在し、前記アクチュエータの変位を前記ダイアフラムへ伝達する第2プランジャとを具備し、前記ダイアフラム及び前記第2プランジャが突起を介して接触していることを特徴とするものである。
このようなものであれば、アクチュエータと弁体との間に介在するプランジャを、ダイアフラムから弁体へ延びる第1プランジャと、アクチュエータとダイアフラムとの間に介在する第2プランジャとに分割し、かつ、ダイアフラムと第2プランジャとを突起を介して接触させたので、ダイアフラムよりもアクチュエータ側で生じる公差(傾き)が突起によって吸収され、当該公差の影響がダイアフラムよりも弁体側へ伝わり難くなる。これにより、アクチュエータの動作に伴って変位する第1プランジャの移動方向がダイアフラムの厚み方向に対して傾き難くなる。その結果、ダイアフラムと第1プランジャとの接続箇所にクラックが生じ難くなり、製品寿命が延びる。
具体的には、前記第2プランジャが、先端曲面状の前記突起を有しており、前記ダイアフラムが、前記突起と接触する平坦面を有しているものにすればよい。
このようなものであれば、第2プランジャが点接触してダイアフラムを押圧するようになる。これにより、第2プランジャがダイアフラムの平坦面に対して傾くように接触したとしても、第2プランジャの押圧力のうちで略ダイアフラムの厚み方向と直交する方向へ向く成分がダイアフラムを介して第1プランジャへ伝達され難くなる。これにより、ダイアフラムよりもアクチュエータ側で生じる公差が第1プランジャへ伝達され難くなる。
また、前記アクチュエータ及び前記第2プランジャが、前記アクチュエータ及び前記第2プランジャの接触に伴う前記第2プランジャの傾斜を抑制する第2の突起を介して接触しているものであってもよい。
このようなものであれば、アクチュエータで生じる公差が二つの突起によって吸収されるようになり、ダイアフラムよりもアクチュエータ側で生じる公差がより第1プランジャへ伝達され難くなる。
また、この場合、前記弁体が前記弁座面に着座していない状態において、前記第2プランジャを前記アクチュエータ側へ付勢する付勢部材をさらに具備しているものであってもよい。
このようなものであれば、弁体が弁座面に着座した状態になった場合に、第2プランジャがダイアフラムの復元力だけでなく付勢部材に付勢されてアクチュエータ側へ移動する。これにより、第2プランジャをアクチュエータ側へ移動させる場合に生じるダイアフラムへの負担が軽減し、ダイアフラムと第1プランジャとの接続箇所にクラックが生じ難くなる。
また、前記第2プランジャが前記アクチュエータに固定されているものであってもよい。
このようなものであれば、弁体が弁座面に着座した状態になった場合に、第2プランジャがアクチュエータと共に移動する。これにより、第2プランジャをアクチュエータ側へ移動させる場合に生じるダイアフラムへの負担が軽減し、ダイアフラムと第1プランジャとの接続箇所にクラックが生じ難くなる。
また、本発明に係る流体制御弁は、弁座面に対して接離するように弾性変形可能な弁体たるダイアフラムと、前記ダイアフラムを変形させるアクチュエータと、前記ダイアフラムと前記アクチュエータとの間に介在し、前記アクチュエータの変位を前記ダイアフラムへ伝達する第2プランジャとを具備し、前記ダイアフラム及び前記第2プランジャが突起を介して接触していることを特徴とするものである。
このようなものであれば、アクチュエータと弁体との間に介在するプランジャを、ダイアフラムから分離して当該ダイアフラムと別体の第2プランジャとし、かつ、ダイアフラムと第2プランジャとを突起を介して接触させたので、ダイアフラムよりもアクチュエータ側で生じる公差(傾き)が突起によって吸収され、当該公差の影響がダイアフラムへ伝わり難くなる。その結果、ダイアフラムにクラックが生じ難くなり、製品寿命が延びる。
また、本発明は、前記いずれかの流体体制御弁を備えた流体制御装置である。
このように構成した流体制御弁によれば、開閉動作を繰り返しても、ダイアフラムにクラックが生じ難くなり、製品寿命が延びる。
実施形態1に係る流体制御装置の全体構成を示す模式図である。 実施形態1に係る流体制御弁の構成を示す部分模式図である。 実施形態1に係る流体制御弁の弁体、ダイアフラム及び第2プランジャを示す断面分解斜視図である。 実施形態2に係る流体制御弁の構造を示す部分模式図である。 その他の実施形態に係る流体制御弁の構造を示す部分模式図である。 その他の実施形態に係るダイアフラム及び第2プランジャを示す断面分解斜視図である。
以下に、本発明に係る流体制御弁及び当該流体制御弁を用いた流体制御装置を図面に基づいて説明する。
本発明に係る流体制御装置は、半導体製造プロセスに使用される所謂マスフローコントローラである。なお、本発明に係る流体制御装置は、半導体制御プロセスだけでなく、その他のプロセスにおいても使用することができる。
<実施形態1> 本実施形態に係る流体制御装置MFCは、図1に示すように、圧力式のものである。具体的には、流体制御装置MFCは、内部に流路Lが設けられたブロック体Bと、ブロック体Bに設置される流体制御弁Vと、ブロック体Bの流体制御弁Vよりも下流側に設置される一対の圧力センサPS1,PS2と、一対の圧力センサPS1,PS2で測定される圧力値に基づき算出される流路Lの流量値が予め定められた目標値に近づくように流体制御弁Vをフィードバック制御する制御部Cと、を備えている。
前記ブロック体Bは、矩形状のものであり、所定面に流体制御弁V及び一対の圧力センサPS1,PS2が設置されている。また、ブロック体Bには、所定面に流体制御弁Vを設置するための凹状の収容部B1が設けられており、収容部B1によって流路Lが上流側流路L1と下流側流路L2とに分断されている。そして、収容部B1には、底面に上流側流路L1の一端が開口していると共に、内側面に下流側流路L2の一端が開口している。
前記一対の圧力センサPS1,PS2は、下流側流路L2の途中に設置された層流素子S1の上流側と下流側にそれぞれ接続されており、一対の圧力センサPS1,PS2の出力に基づいて流量を算出する流量算出部S2に接続されている。一対の圧力センサPS1,PS2は、ブロック体Bの所定面に対して流体制御弁Vと共に一列に並べて取り付けてある。
前記流体制御弁Vは、所謂ノーマルクローズタイプのものである。具体的には、流体制御弁Vは、図2に示すように、弁座部材10と、弁座部材10の弁座面11に対して着座面21を接離するように変位可能に設置された弁体20と、弁体20を押圧して変位させるアクチュエータ30と、弁体20とアクチュエータ30との間に設置されるダイアフラム40と、アクチュエータ30の変位をダイアフラム40へ伝達する第2プランジャ50と、を備えている。
前記弁座部材10は、外側面が下流側流路L2と対向するようにブロック体Bの収容部B1に収容されている。そして、弁座部材10は、収容部B1の底側を向く底面が弁座面11をなしている。なお、弁座部材10は、弁座面11から当該弁座面11と反対面へと貫通する貫通孔12を有している。また、弁座部材10には、弁座面11と反対面に環状凹部13が設けられていると共に、環状凹部13から外側面へと貫通し下流側流路L2と連通する連通孔14が形成されている。
前記弁体20は、ブロック体Bの収容部B1における弁座部材10よりも底面側に収容された支持部材60によって支持されている。支持部材60は、一端側が上流側流路L1と連通し、他端側が弁座面11によって塞がれた弁室61を形成しており、弁室61内に弁体20が着座面21を弁座面11側へ向けた状態で支持されている。具体的には、弁室61には、内周面に支持棚62が設けられており、支持棚62に弁体20を支持する板バネ63が設置されている。そして、弁体20は、アクチュエータ30による押圧力が加わっていない状態、言い換えれば、着座面21を弁座面11に着座させた状態において、板バネ63によって弁座面11に対して付勢された状態で支持されている。
前記アクチュエータ30は、ピエゾ素子を複数枚積層してなるピエゾスタックである。なお、アクチュエータ30は、ブロック体Bの所定面に対し、収容部B1に被さるように設置された略筒状の筐体70内に収容されている。また、アクチュエータ30は、筐体70の一端側(図1中、上端側)に保持されており、印加される電圧によって筐体70の他端側(図1中、下端側)に向かって伸長するように構成されている。なお、本実施形態の筐体70は、組立を考慮して複数の部品に分割されており、各部品は、ネジ止め或いはカシメ等によって連結される。
前記ダイアフラム40は、筐体70と弁座部材10との間に設置されるダイアフラム部材41に設けられている。具体的には、ダイアフラム部材41は、筐体70と弁座部材10との間に挟持される枠部42を有している。そして、ダイアフラム40は、ダイアフラム部材41の枠部42における弁座部材10側の開口を塞ぐように設けられている。よって、ダイアフラム40は、弁座部材10の環状凹部13を塞ぐように設置されている。なお、ダイアフラム40は、第2プランジャ50との接触面が平坦状に形成されている。
これにより、前記流体制御弁Vには、弁室61、貫通孔12、環状凹部13、及び、連通孔14によって内部流路L3が形成され、当該内部流路L3によって上流側流路L1及び下流側流路L2が連通した状態となる。そして、流体制御弁Vは、弁座面11に対する弁体20の距離(言い換えれば、弁開度)を変更することにより、上流側流路L1から下流側流路L2へ流れる流体の流量を調節できる構造になっている。
また、前記ダイアフラム40には、弁座部材10の貫通孔13を通過して弁体20側へ延びる第1プランジャ43が一体に設けられている。なお、第1プランジャ43は、弁体20の着座面21に接触できる長さになっている。具体的には、第1プランジャ43は、アクチュエータ30に電圧が印加されていない全閉状態において、弁体20の着座面21に対して先端が僅かに離間し、また、アクチュエータ30に電圧が印加された開弁状態において、弁体20の着座面21に対して先端が接触するような長さになっている。また、第1プランジャ43は、弁体20の着座面21に対して面接触するように構成されている。
前記第2プランジャ50は、アクチュエータ30とダイアフラム40との間に介在するように配置されている。なお、第2プランジャ50は、ダイアフラム部材41と筐体70とによって挟持された環状の付勢部材80によって支持されている。これにより、第2プランジャ50は、アクチュエータ30によって押圧された場合に、付勢部材80によってアクチュエータ30側へ付勢されるように構成されている。なお、付勢部材80は、例えば、環状の板バネである。
また、前記第2プランジャ50は、一端側がダイアフラム40に接触していると共に、他端側がアクチュエータ30に接触している。具体的には、図2に示すように、第2プランジャ50は、ダイアフラム40と接触する一端側に先端曲面状の第1突起51を有している。そして、第2プランジャ50は、第1突起51をダイアフラム40と点接触した状態になっている。ここで、点接触とは、ダイアフラム40及び第2プランジャ50が点で接触している状態の他、経年劣化によってダイアフラム40及び第2プランジャ50の接触点が変形して厳密には点で接触していないような状態や、第2プランジャ50の製造において生じる誤差(組付誤差、加工誤差)等によって厳密には点で接触していないような状態も含まれる。また、第2プランジャ50は、アクチュエータ30に接触する他端側に先端曲面状の第2突起52を有している。そして、第2プランジャ50は、第2突起52をアクチュエータ30に形成された円錐状の凹部31に嵌め込むことにより、アクチュエータ30と線接触した状態になっている。なお、本実施形態においては、第2プランジャ50の第2突起52をアクチュエータ30と線接触させているが、点接触するように構成してもよい。
また、前記第1突起51及び前記第2突起52は、先端曲面状のものを採用しているが、例えば、球面状としてもよく、その他円錐状、角錐状等としてもよい。但し、第1突起51及び第2突起52を曲面状又は球面状とした方が、その先端が接触によって潰れ難くなる。
そして、前記第1プランジャ43は、中心軸がダイアフラム40の中心と一致すると共に、弁体20の着座面21の中心に接触するように構成されている。また、前記第2プランジャ50は、第1突起51の頂点又はその近傍がダイアフラム40の中心又はその近傍に接触するように構成されている。
前記制御部Cは、CPU、メモリ、A/D・D/Aコンバータ等を備えた所謂コンピュータを有し、前記メモリに格納されているプログラムが実行され、各種機器が協働することによって前記各機能が実現されるようにしてある。具体的には、流量算出部S3で算出された流量値が予めメモリに記憶された目標値に近づくように流体制御弁Vの弁開度をフィードバック制御するものである。
次に、本実施形態に係る流体制御弁Vの動作について説明する。
前記流体制御弁Vは、アクチュエータ30に電圧が印加されていない場合には、弁体20が板バネ63に付勢されて弁座面11に着座した状態、言い換えれば、全閉状態となるように設定されている。
次に、アクチュエータ30に電圧が印加されると、アクチュエータ30が伸びる。そして、アクチュエータ30の伸びに伴う押圧力が第2プランジャ50、ダイアフラム40、第1プランジャ43、弁体20の順番で伝達され、弁体20が板バネ63の付勢に抗して変位し、弁座部材10から離間する方向(遠ざかる方向)へ移動する。これにより、開弁状態となる。なお、アクチュエータ30は、印加される電圧値が大きくなるほどその伸びが大きくなるため、電圧値の大きさを調節することにより、弁開度を制御できるようになっている。
なお、この場合、各部品の組付精度や加工精度或いは経年劣化等が原因となり、アクチュエータ30の伸長方向がダイアフラム40の厚み方向に対して傾くことがある。しかし、第2プランジャ50とダイアフラム40とが第1突起51を介して接触していることにより、アクチュエータ40の傾きがダイアフラム40へ伝達され難くなる。
<実施形態2> 前記実施形態1に係る流体制御弁Vの変形例である。本実施形態に係る流体制御弁Vは、所謂ノーマルオープンタイプのものである。具体的には、図4に示すように、流体制御弁Vは、弁座部材10と、弁座部材10の弁座面11に対して着座面40aを接離するように弾性変形可能な弁体たるダイアフラム40と、ダイアフラム40を変形させるアクチュエータ30と、ダイアフラム40とアクチュエータ30との間に介在し、アクチュエータ30の変位をダイアフラム40へ伝達する第2プランジャ50と、を備えている。
前記弁座部材10は、外側面が下流側流路L2と対向するようにブロック体Bの収容部B1に収容されている。そして、弁座部材10は、収容部B1の底側を向く底面と反対面が弁座面11をなしている。なお、弁座部材10は、弁座面11から底面へと貫通する貫通孔15を有している。また、弁座部材10には、弁座面11の貫通孔15周囲に多重の円環状有底溝16が形成されており、いずれかの有底溝16から外側面へと貫通して下流側流路L2と連通する連通孔14が形成されている。
前記ダイアフラム40は、前記実施形態1と同様にダイアフラム部材41に設けられている。そして、ダイアフラム40は、弁座部材10の弁座面11と離間して配置されている。なお、ダイアフラム40は、弾性変形することによって弁座面11に着座(密着)する着座面40aを有している。すなわち、ダイアフラム40は、弁体をなしている。また、ダイアフラム40は、外力が加わっていない状態において着座面40aが弁座面41から離間した状態となる。よって、ダイアフラム40は、着座面40a及び第2プランジャ52との接触面がいずれも平坦状になっている。
なお、前記ダイアフラム40に対してアクチュエータ30側は、前記実施形態1と同様の構造になっているため詳細な説明を省略する。
これにより、前記流体制御弁Vには、貫通孔15、有底溝16、及び、連通孔14によって内部流路L3が形成され、当該内部流路L3によって上流側流路L1及び下流側流路L2が連通した状態となる。そして、流体制御弁Vは、弁座面11に対するダイアフラム40の距離(言い換えれば、弁開度)を変更することにより、上流側流路L1から下流側流路L2へ流れる流体の流量を調節できる構造になっている。
このようなものであれば、ダイアフラム40よりもアクチュエータ30側で生じる公差(傾き)が第1突起51によって吸収され、当該公差の影響がダイアフラム40へ伝わり難くなる。その結果、ダイアフラム40にクラックが生じ難くなる。このように、第1突起51は、アクチュエータ30によって生じる公差(傾き)がダイアフラム40へ伝達させることを抑制する傾斜抑制突起ともいえる。
<その他の実施形態> 前記実施形態1においては、第2プランジャ50をアクチュエータ30と線接触させた構成を採用しているが、これに限定されることなく、図5に示すように、第2プランジャ50をアクチュエータ30に固定するように接続した構成を採用してもよい。
また、前記実施形態においては、第2プランジャ50側に第1突起51を設けたが、図6に示すように、ダイアフラム40側に第1突起51を設けてもよい。また、第2プランジャ50及びダイアフラム40の両方に突起51を設け、これらの突起51を点接触させるようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、流体制御弁Vのアクチュエータ30としてピエゾ素子(ピエゾスタック)を使用しているが、ソレノイド等を使用してもよい。
また、前記実施形態においては、流体制御装置MFCの流量センサとして、圧力式流量センサを使用しているが、熱式の流量センサを使用してもよい。この場合には、流体制御弁Vに対して上流側に熱式の流量センサを設置すればよい。
また、流量制御装置MFCとしては、圧力式及び熱式のものに限らず、流体制御弁Vに弁座面11と着座面21との相対位置を測定する位置センサを設け、当該位置センサの測定値に基づき弁開度をフィードバック制御するポジション式のものであってもよい。
その他、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
MFC 流体制御装置
B ブロック体
V 流体制御弁
10 弁座部材
11 弁座面
20 弁体
21(40a) 着座面
30 アクチュエータ
40 ダイアフラム
43 第1プランジャ
50 第2プランジャ
51 第1突起
52 第2突起
80 付勢部材

Claims (7)

  1. 弁座面に対して接離するように変位可能に設置された弁体と、
    前記弁体を変位させるアクチュエータと、
    前記弁体と前記アクチュエータとの間に配置され、前記弁体側を向く面から突出して当該弁体に接触する第1プランジャを有するダイアフラムと、
    前記アクチュエータと前記ダイアフラムとの間に介在し、前記アクチュエータの変位を前記ダイアフラムへ伝達する第2プランジャとを具備し、
    前記ダイアフラム及び前記第2プランジャが突起を介して接触していることを特徴とする流体制御弁。
  2. 前記第2プランジャが、先端曲面状の前記突起を有しており、
    前記ダイアフラムが、前記突起と接触する平坦面を有している請求項1記載の流体制御弁。
  3. 前記アクチュエータ及び前記第2プランジャが第2の突起を介して接触している請求項1又は2のいずれかに記載の流体制御弁。
  4. 前記弁体が前記弁座面に着座していない状態において、前記第2プランジャを前記アクチュエータ側へ付勢する付勢部材をさらに具備している請求項1乃至3のいずれかに記載の流体制御弁。
  5. 前記第2プランジャが、前記アクチュエータに固定されている請求項1又は2のいずれかに記載の流体制御弁。
  6. 弁座面に対して接離するように弾性変形可能な弁体たるダイアフラムと、
    前記ダイアフラムを変形させるアクチュエータと、
    前記ダイアフラムと前記アクチュエータとの間に介在し、前記アクチュエータの変位を前記ダイアフラムへ伝達する第2プランジャとを具備し、
    前記ダイアフラム及び前記第2プランジャが突起を介して接触していることを特徴とする流体制御弁。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の流体制御弁を備えた流体制御装置。

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