JP2020079569A - 気化器 - Google Patents

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知幸 千田
Tomoyuki CHIDA
知幸 千田
崇 後藤
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

【課題】エア流量調整装置に対する空気中の異物の影響を極力排除する。【解決手段】気化器10のエア流量調整装置20は、上下方向に延びているブリード通路21と、このブリード通路21の側面21aに開口22a,23aを有した空気通路22,23と、前記ブリード通路21の側面21aに、前記空気通路22,23の開口22a,23aよりも下位に位置した開口24aを有し、前記ブリード通路21内に空気を導入する空気導入路24と、前記ブリード通路21の側面21aに対し全周にわたって面接触しつつ、上下方向にストロークすることにより、前記空気通路22,23の開口22a,23aの面積を調整するプランジャ30と、このプランジャ30をストローク駆動するモータ41と、を有する。前記プランジャ30は、前記ブリード通路21の最も上方の初期位置に合わせたときに、前記空気導入路24の開口24aよりも上位に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、エア流量調整装置を備えた気化器に関する。
気化器には、メイン系燃料供給機構とパイロット系混合気供給機構を備えた気化器が、例えば特許文献1によって知られている。
特許文献1に開示されている気化器において、メイン系燃料供給機構は、メインジェットによって計量された燃料とメインエアジェットから供給された空気との混合気を、吸い出し量を制御された状態で、ニードルジェットからベンチュリー部に吸い出すものである。一方、パイロット系混合気供給機構は、パイロットジェットによって計量された燃料とパイロットエアジェットから供給された空気との混合気を、パイロットアウトレットからスロットルバルブよりも下流の吸気通路内に供給するものである。
ところで、メインエアジェットやパイロットジェットから供給される空気には、ダスト等の異物が含まれることが有り得る。また、メインエアジェットやパイロットジェットから供給される空気の供給量を制御するために、モータによってプランジャ(弁体等)をスライド制御することが考えられる。その場合には、モータによってプランジャを初期位置に設定しておく必要がある。初期位置に設定するときに、空気に含まれているダスト等の異物がプランジャのスライドに影響を及ぼさないことが求められる。
特開平9−4513号公報
本発明は、エア流量調整装置に対する、空気中のダスト等の異物の影響を極力排除することができる技術を、提供することを課題とする。
本発明の気化器は、
本体の上下方向に延びているブリード通路と、
このブリード通路の側面に開口を有した空気通路と、
前記ブリード通路の側面に、前記空気通路の前記開口よりも下位に位置した開口を有し、前記ブリード通路内に空気を導入する空気導入路と、
前記ブリード通路の前記側面に対し全周にわたって面接触しつつ、上下方向にストロークすることによって、前記空気通路の前記開口の面積を調整するプランジャと、
このプランジャを上下方向にストローク駆動するモータと、
を有するエア流量調整装置を備え、
前記プランジャは、前記ブリード通路の最も上方の初期位置に合わせられたときに、前記空気導入路の前記開口よりも上位に位置している、
ことを特徴とする。
本発明では、気化器の吸気路から空気導入路を通ってブリード通路へ導入された空気中の、ダスト等の異物は、自重によってプランジャよりも下方へ落下し、ブリード通路の底に溜まる。従って、ブリード通路とプランジャとの接触面への、異物の侵入を回避することができる。つまり、重力による異物のトラップ効果及び排出性を、より高めることができる。さらには、モータがプランジャを初期状態に設定する「初期位置」は、ブリード通路とプランジャとの接触面へ、異物が侵入し難い位置である。このため、プランジャの初期位置の設定の信頼性を、より高めることができる。このように、エア流量調整装置に対する、空気中のダスト等の異物の影響を、極力排除することができる。
本発明による気化器の構成図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。図1(a)は、エア流量調整装置20を備えた気化器10の要部を、一部断面して表している。図1(b)は、図1(a)に示されるエア流量調整装置20の作用図である。なお、図中、符号Upは上側、符号Dwは下側を示している。
図1(a)に示されるように、気化器10は電子制御式の構成であって、例えば自動二輪車に搭載される。先ず、気化器10の概要を説明する。図示していないが、気化器10の本体11に形成された吸気路は、吸気口をエアクリーナに接続され、吐出口をエンジンの吸気ポートに接続されている。吸気路には、スロットル弁が収容されている。本体11の下部に設けられたフロート室には、それぞれ吸気路へ供給する燃料供給量を計量するための、メインジェットとスロージェットとが、並列に取り付けられている。メインジェットには、吸気路に燃料を噴霧するメインノズルが接続されている。スロージェットには、吸気路に燃料を噴霧するスローノズルが接続されている。スローノズルは、メインノズルよりも吸気路の下流に位置している。メインノズルとスローノズルは、エア流量調整装置20から供給された空気に燃料を混合し、混合気として吸気路へ噴霧する。
前記エア流量調整装置20は、本体11に設けられており、気化器10の吸気路を流れている空気(燃焼空気)の一部を、メインジェットとスロージェットとに流量を調整しつつ供給するものであって、Air Jet Control(通称、AJC)とも言われている。このエア流量調整装置20は、ブリード通路21と、第1空気通路22と第2空気通路23と弁体30とモータ41とを含む。
各通路21〜23は、本体11に形成されている。ブリード通路21(AJC通路21ともいう。)は、鉛直方向(上下方向)に細長い有底円形状の孔である。第1空気通路22(第1ブリード通路22)は、ブリード通路21の側面21aに開口22aを有し、側面21aから直交方向へ延びて、メインジェットに連通している。第2空気通路23(第2ブリード通路23)は、ブリード通路21の側面21aに開口23aを有し、側面21aから直交方向へ延びて、スロージェットに連通している。各開口22a,23aは、ブリード通路21の側面21aに沿って鉛直方向に1列に配列されている。第2空気通路23の開口23aは、第1空気通路22の開口22aよりも下方に位置している。
さらに、ブリード通路21には、空気導入路24が連通している。この空気導入路24は、吸気路のなかの、スロットル弁よりも上流側からブリード通路21へ、空気を導入可能である。空気導入路24の開口24aは、ブリード通路21の側面21aに、且つ底面21b近傍に位置している。
弁体30(プランジャ30)は、ブリード通路21の中を上下スライド可能な円筒状の部材であって、ブリード通路21の側面21aに対し全周にわたって面接触している。この弁体30の「全開位置」は、図1(a)に示されるように、ブリード通路21の最上位の位置である。
弁体30は、それぞれ円筒の側壁を貫通した、第1弁孔31と第2弁孔32とを有する。第1弁孔31は、弁体30が全開位置のときに、第1空気通路22の開口22aに合致して、この開口22aを全開にする。第2弁孔32は、弁体30が全開位置のときに、第2空気通路23の開口23aに合致して、この開口23aを全開にする。この結果、吸気路から空気導入路24へ導入された空気は、ブリード通路21へ入って、第1弁孔31と第2弁孔32とを通過し、第1空気通路22及び第2空気通路23へ入り、メインノズル及びスローノズルから燃料を混合した混合気として、吸気路へ噴霧する。メインノズル及びスローノズルに供給される空気量が最も多いので、気化器10からエンジンに供給される混合気の空気の比率は、最も大きい。
一方、この弁体30の「全閉位置」は、図1(b)に示されるように、ブリード通路21の最下位又はその近傍の位置である。弁体30が全閉位置まで下降した場合には、第1弁孔31は第1空気通路22の開口22aから完全に外れ、第2弁孔32は第2空気通路23の開口23aから完全に外れる。この結果、第1空気通路22の開口22aと第2空気通路23の開口23aは、全閉状態となる。メインノズル及びスローノズルに供給される空気量が最も少ないので、気化器10からエンジンに供給される混合気の空気の比率は、最も小さい。
さらには、弁体30がスライドすることにより、第1空気通路22の開口22aの開度と、第2空気通路23の開口23aの開度とを調整することができる。
モータ41は、制御部42の制御信号に従って回転して、弁体30をブリード通路21の軸方向にスライド駆動する。詳しくは、モータ41の回転力は、ねじ機構43によってスライド力に変換される。モータ41が弁体30をスライド駆動することにより、弁体30は全開位置と全閉位置との間でスライドする。この結果、第1空気通路22の開口22aの開度と、第2空気通路23の開口23aの開度とを調整することによって、メインノズル及びスローノズルに供給される空気量を調整することができる。
以上の気化器10の説明をまとめると、次の通りである。
気化器10は、
本体11の上下方向に延びているブリード通路21(AJC通路21)と、
ブリード通路21の側面21aに開口22a,23aを有した空気通路22,23と、
ブリード通路21の側面21aに、空気通路22,23の開口22a,23aよりも下位に位置した開口24aを有し、ブリード通路21内に空気を導入する空気導入路24と、
ブリード通路21の側面21aに対し全周にわたって面接触しつつ、上下方向にストロークすることによって、空気通路22,23の開口22a,23aの面積を調整するプランジャ30(弁体30)と、
プランジャ30を上下方向にストローク駆動するモータ41と、
を有するエア流量調整装置20を備え、
プランジャ30は、ブリード通路21の最も上方の初期位置に合わせられたときに(図1(a)参照)、空気導入路24の開口24aよりも上位に位置している。
このため、吸気路から空気導入路24を通ってブリード通路21へ導入された空気中の、ダスト等の異物は、自重によってプランジャ30よりも下方へ落下し、ブリード通路21の底に溜まる。従って、ブリード通路21と弁体30との接触面への、異物の侵入を回避することができる。つまり、重力による異物のトラップ効果及び排出性を、より高めることができる。
さらには、図1(a)に示される、プランジャ30の全開位置は、モータ41が初期状態に設定する「初期位置」でもある。この初期位置は、ブリード通路21とプランジャ30との接触面へ、異物が侵入し難い位置である。このため、プランジャ30の初期位置の設定の信頼性を、より高めることができる。
このように、エア流量調整装置20に対する、空気中のダスト等の異物の影響を、極力排除することができる。
なお、本発明による気化器10は、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明の気化器10は、自動二輪車のエンジン用に採用するのに好適である。
10…気化器、11…本体、20…エア流量調整装置、21…ブリード通路(AJC通路)、21a…側面、22…第1空気通路(第1ブリード通路)、22a…開口、23…第2空気通路(第2ブリード通路)、23a…開口、24…空気導入路、24a…開口、30…プランジャ(弁体)、31…第1弁孔、32…第2弁孔、41…モータ、42…制御部、43…ねじ機構。

Claims (1)

  1. 気化器は、
    本体の上下方向に延びているブリード通路と、
    このブリード通路の側面に開口を有した空気通路と、
    前記ブリード通路の側面に、前記空気通路の前記開口よりも下位に位置した開口を有し、前記ブリード通路内に空気を導入する空気導入路と、
    前記ブリード通路の前記側面に対し全周にわたって面接触しつつ、上下方向にストロークすることによって、前記空気通路の前記開口の面積を調整するプランジャと、
    このプランジャを上下方向にストローク駆動するモータと、
    を有するエア流量調整装置を備え、
    前記プランジャは、前記ブリード通路の最も上方の初期位置に合わせられたときに、前記空気導入路の前記開口よりも上位に位置している、
    ことを特徴とする気化器。
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