JP2020077201A - 車両用警報装置 - Google Patents

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純哉 村山
諭 池谷
Satoshi Iketani
諭 池谷
隆行 小堀
Takayuki Kobori
隆行 小堀
志鵬 姚
Zhipeng Yao
志鵬 姚
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Abstract

【課題】駐車中の車両周囲の事故を抑制可能にする。【解決手段】警報装置10は、自車両11が駐車中の場合に、自車両11が駐車中か否かを判定する車両状態判定部22と、自車両11周囲の移動体を検出可能な移動体検出部21と、自車両11が駐車中の場合に、自車両11周囲の移動体同士が接触する接触危険度を判定する接触危険度判定部25と、接触危険度、及び移動体の種別に応じた警報処理を行う警報部10とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用警報装置に関する。
特許文献1には、カメラとソナーを用いて自車両周囲の近傍物体及び遠方物体の両方が検知された場合に、スピーカ、ディスプレイ及びブザーなどにより運転者に近傍物体の位置に関する報知を行うことが記載されている。
特開2013−191052号公報
ところで、駐車車両によってできる死角から歩行者などが飛び出すことによって事故が発生することがある。この種の駐車中の事故を未然に防止できれば、駐車車両の周囲で積み卸し作業を行う運転者や、道路を渡ろうとする歩行者にとって望ましいことは明らかである。
そこで、本発明は、駐車中の車両周囲の事故を抑制可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、車両に設けられる車両用警報装置において、前記車両が駐車中か否かを判定する車両状態判定部と、前記車両周囲の歩行者及び他の車両からなる各移動体を検出可能な移動体検出部と、前記駐車中の場合に、前記移動体同士が接触する危険度を判定する接触危険度判定部と、前記危険度、及び前記移動体の種別に応じた警報処理を行う警報部とを備えることを特徴とする。
上記構成において、前記接触危険度判定部は、前記移動体の少なくとも位置に基づいて、前記自車両の平面視における4隅のいずれの隅の外側エリアで前記移動体同士が接触する危険度を判定することを特徴とする。
上記構成において、前記接触危険度判定部は、前記外側エリアに車幅方向で隣接する第1エリアと、前記外側エリアに車両前後方向で隣接する第2エリアとを設定し、前記第1及び第2エリアのいずれか一方に前記移動体が位置する場合、前記危険度を第1危険度と判定し、更に他方に他の前記移動体が位置する場合、前記危険度を前記第1危険度よりも高い第2危険度と判定することを特徴とする。
上記構成において、前記警報部は、前記第1危険度の場合に、前記車両周囲の移動体が歩行者だけであれば歩行者向けの警報処理を行う一方、前記車両周囲の移動体が他の車両だけであれば車両向けの警報処理を行うことを特徴とする。
上記構成において、前記警報部は、前記第2危険度の場合に、歩行者と他の車両の双方に向けた警報処理を行うことを特徴とする。
上記構成において、前記接触危険度判定部は、前記移動体の移動方向を特定し、前記移動体の移動方向と位置とに基づいて、前記外側エリアで前記移動体同士が接触する危険度を判定することを特徴とする。
上記構成において、前記警報部は、前記警報処理として、前記車両が有するクラクション及び方向指示器の少なくともいずれかを用いて警報することを特徴とする。
上記構成において、前記移動体検出部は、前記車両の周囲を撮影する撮影カメラの撮影画像に基づいて、前記車両周囲の前記移動体を検出することを特徴とする。
本発明によれば、駐車中の車両周囲の事故を抑制可能になる。
本発明の実施形態に係る警報装置を周辺構成と共に示すブロック図である。 自車両周囲で発生するおそれのある事故の一例を示す図である。 自車両周囲で発生するおそれのある事故の他の例を示す図である。 危険度判定処理に使用するエリアを模式的に示した図である。 接触エリアを隣接する2つのエリアと共に示した図である。 危険度判定データを示す図である。 各接触エリアの接触危険度の判定結果の具体例を示した図である。 警報判定データを示す図である。 図7の場合の警報処理を模式的に示した図である。 警報装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る警報装置を周辺構成と共に示すブロック図である。
この警報装置10は、車両11に搭載され、車両11に設けられた撮像部12、ソナー13、車両側センサー14、方向指示器15(ウインカーとも称する)、及びクラクション16と電気的に接続されている。本実施形態において、車両11はトラックなどの商用車であり、以下、自車両11と表記する。なお、自車両11は、商用車以外の四輪車両でもよく、車両の種類は限定されない。
撮像部12は、自車両11の前方を撮影するフロントカメラ12F、左側方を撮影する左サイドカメラ12L、右側方を撮影する右サイドカメラ12R、及び後方を撮影するリアカメラ12Bからなる4台のカメラを備えている。撮像部12は、自車両11に設けられたナビゲーション装置などの公知の表示機能付き車載装置に使用されるものである。この表示機能付き車載装置は、自車両11の後進時などに乗員に向けて後方画像を表示したり、自車両11を周囲と共に上方から見下ろした俯瞰画像を生成して表示したりする公知の機能を有している。
この撮像部12によって自車両11周囲を撮影することで、自車両11の前後左右に位置する歩行者及び他の車両からなる移動体を撮影可能である。
この警報装置10は、後述するように、自車両11に設けられた撮像部12を利用することによって、車両11周囲に位置する歩行者及び他の車両からなる移動体を撮影し、撮影画像から移動体を検出する。撮影される歩行者には、自車両11から降りて積み卸し作業を行う乗員も含まれる。
ソナー13は、自車両11周囲に音波を送信し、その反射波を受信することによって、自車両11周囲に存在する物体の位置を検出可能な位置検出デバイスである。このソナー13は、自車両11に設けられたソナー利用装置に使用されるセンサーである。ソナー利用装置は、ソナー13を使用することによって自車両11内の乗員(例えば、運転者)に近接物の存在を報知する公知の機能を有している。
一般的に、この種のソナー13は自車両11の前後のバンパーなどに取り付けられて自車両11の前方又は左右の近接物を検出する。このため、自車両11周囲に位置する歩行者及び他の車両からなる移動体を検出可能である。
この警報装置10は、後述するように、ソナー13によっても自車両11の前後左右の移動体を検出する。撮像部12とソナー13の両方を用いて移動体を検出することにより、自車両11周囲の移動体を高精度に検出可能である。なお、ソナー13に代えて、他の近接物検出センサーを用いてもよい。
本構成の警報装置10は、自車両11周囲の歩行者及び他の車両からなる移動体に警報する車両用警報装置として機能する車載装置である。この警報装置10は、同図1に示すように、撮像部12及びソナー13を利用して自車両11周囲の移動体(後述する歩行者30、他の車両40)を検出可能な移動体検出部21を備えている。この警報装置10は、自車両11内の表示機能付き車載装置(例えばナビゲーション装置)などに内蔵される構成でもよい。
移動体検出部21は、撮像部12が有する4台のカメラ12F、12L、12R及び12Bの撮影画像を取得し、各撮影画像を画像認識することによって、自車両11の前後左右に位置する各移動体の位置及び種類(歩行者or車両)を特定する機能を有している。
また、移動体検出部21は、ソナー13を利用して自車両11の前後左右に位置する移動体の位置を検出し、撮像部12及びソナー13の双方の検出結果を利用することで自車両11周囲の移動体の位置及び種類を高精度に特定可能である。
車両側センサー14は、自車両11が備えるセンサーを総称したものであり、自車両11に関する様々な車両情報を出力する。具体的には、車両側センサー14は、自車両11の車速を示すパルス信号を出力する車速センサー、及び、自車両11が備えるトランスミッションのシフト位置を示すシフト信号を出力するシフトポジションセンサーを含んでいる。
本構成の警報装置10は、車両側センサー14からの車両情報に基づいて自車両11が駐車中か否かを判定する車両状態判定部22を備えている。具体的には、車両状態判定部22は、車速センサーの信号から自車両11が停車中と判定でき、且つ、シフト位置がパーキング位置であった場合に自車両11が駐車中であると判定する。
なお、駐車中か否かを判定する処理は、車速及びシフト位置だけで判定する方法に限定されず、例えば、自車両11がGPSセンサーなどの位置センサーを備える場合、位置センサーを利用して自車両11が所定時間以上、停止している場合に停車中と判定してもよく、又は、自車両11の停車位置を地図データと照合し、駐車スペースであった場合に駐車中と判定してもよい。
方向指示器15は、自車両11が右左折、及び進路方向を行う際にその方向を周囲に示すために使用される灯火器である。この方向指示器15は、一般的に、自車両11の前部左右、及び後部左右に設けられるので、自車両11の前後左右から方向指示器15の点滅を容易に視認可能である。
クラクション16は、自車両11の外部に警告音を発する警告音発生装置であり、警音器又はホーンとも称する。本構成の警報装置10は、自車両11が有する方向指示器15及びクラクション16をそれぞれ作動可能な警報部23を備えている。
さらに、警報装置10は、自車両11の車外に向けて様々な警告音を放音可能な車外放音部24を備えている。車外放音部24は、例えばアンプ及びスピーカなどで構成され、警報部23によって駆動される。
一般的にクラクション16は1種類の警告音しか出力できないため、その警告音が歩行者30に対しての警告なのか否か判らない恐れがある。本構成では、車外放音部24によって人の声を模した合成音声の警告音を出力することによって、歩行者30などが判りやすい警告音を出力可能である。
ところで、自車両11が駐車中の間、図2及び図3に例示するような接触事故が発生するおそれがある。図2は、自車両11の前方を横切る歩行者30と、自車両11の後方から到来した他の車両40が接触する飛び出し事故のケースを例示している。図3は、自車両11の後方を横切る歩行者30(図3中、30A)と、自車両11の側方を後方に移動する歩行者30(図3中、30B)とが接触する出会い頭事故のケースを例示している。
本構成の警報装置10は、自車両11周囲の事故を防止すべく、移動体(歩行者30、他の車両40)同士が接触する危険度(以下、接触危険度と表記する)を判定する危険度判定処理を行い、接触危険度に応じた警報処理を行う。以下の説明において、歩行者30と車両40を特に区別する必要がない場合、移動体30、40と表記する。
危険度判定処理について説明する。
図4は危険度判定処理に使用するエリアを模式的に示した図である。なお、図4では、上方から見下ろした自車両11を上記エリアと共に示している。
図4に示すように、自車両11の平面視における4隅の外側に相当するエリア(外側エリア)をそれぞれ「接触エリアX」に設定している。各接触エリアXは、図2及び図3に示すような接触事故が発生し易いエリアである。
撮像部12及びソナー13によって移動体30、40を検出可能な範囲は、接触エリアXに車幅方向で隣接する第1エリアAと、上記接触エリアXに車両前後方向で隣接する第2エリアBと、第1エリアA間に位置する第3エリアCと、第2エリアB間に位置する第4エリアDとに振り分けられる。
このようにして、図5に示すように、接触エリアXのそれぞれに第1エリアA及び第2エリアBからなる2つの隣接エリアが設定される。
図6は危険度判定処理に使用する危険度判定データDKを示す図である。
この危険度判定データDKは、各接触エリアXに隣接する第1エリアA及び第2エリアBに移動体30、40が存在するか否かに応じて接触危険度を特定可能にするテーブル形式のデータである。なお、テーブル形式に限定されず、他形式のデータでもよい。
図6に示すように、第1エリアA及び第2エリアBのいずれにも移動体30、40が存在しない場合、接触危険度を値0(零)に設定する。また、第1エリアA及び第2エリアBのいずれか一方だけに移動体30、40が存在する場合、接触危険度を値1に設定する。また、第1エリアA及び第2エリアBの両方に移動体30、40が存在する場合、接触危険度を値2に設定する。このようにして、接触危険度は、接触の危険度が高いほど高い値に設定される。
図1に示すように、警報装置10は、接触危険度判定部25を備えている。この接触危険度判定部25は、移動体検出部21の検出結果に基づいて第1及び第2エリアA、Bに移動体30、40が位置するか否かを判定し、危険度判定データDKに基づいて各接触エリアXでの接触危険度を判定する。図7は各接触エリアXの接触危険度の判定結果の具体例を示した図である。
このように、本構成では各接触エリアXに隣接する第1エリアA及び第2エリアBを設定し、これらエリアA、Bの一方又は両方に移動体30、40が位置するか否かに応じて接触危険度の値を変更する。したがって、移動体30、40の移動方向を特定することなく、移動体30、40の接触危険度を容易に判定可能である。
図8は警報処理に使用する警報判定データDLを示す図である。
警報判定データDLは、接触危険度に応じた警報処理の内容を特定するデータである。具体的には、接触危険度が値0の場合、歩行者30(車両40以外の移動体に相当)及び車両40のいずれに対しても警報処理をしない(警報処理をキャンセルする)ことが規定される。また、接触危険度が値1の場合、歩行者30に対しては予め定めた警報音1を出力する処理が規定され、車両40に対しては方向指示器15の点滅周期を早くする処理が規定される。また、接触危険度が値2の場合、歩行者30に対しては予め定めた警報音2を出力すると共にクラクション16を鳴らす処理が規定され、車両40に対しては方向指示器15の点滅周期をさらに早くすると共にクラクション16を鳴らす処理が規定される。
警報音1は、歩行者30向けの警報音であり、例えば「飛び出しに注意してください」といった歩行者30の注意を促す合成音声である。また、警報音2についても、歩行者30向けの警報音であり、例えば「危険です。止まってください」といった歩行者30の停止を促す合成音声である。
車両40に対しては方向指示器15、及び/又はクラクション16によって警報処理を行うので、車両40内の乗員の注意を促し易い。つまり、方向指示器15、及び/又はクラクション16による警報処理は、主に車両40向けの警報処理である。
なお、接触エリアX毎の接触危険度が異なる場合、そのうちの最も高い値の接触危険度に対応する警報処理が実行される。また、自車両11周囲に歩行者30と他の車両40が検出される場合、歩行者30向けの警報処理と車両40向けの警報処理との両方が実行される。
図9は図7の場合の警報処理を模式的に示した図である。図7の場合、最も高い接触危険度は値2であり、かつ、値2の接触危険度となった接触エリアXには、第1エリアAに歩行者30が位置し、第2エリアBに車両40が位置する。したがって、警報処理は、歩行者30向けの警報音2の出力と、車両40向けの方向指示器15の点滅周期をさらに早くする処理と、歩行者30及び車両40向けのクラクション16を鳴らす処理とが実行される。
なお、図9にはクラクション16の音が前後に出力される構成を例示しているが、クラクション16の放音方向、位置及び数は任意に設定可能である。但し、クラクション16の音声が自車両11周囲の全ての移動体30、40に届くようにすることが好ましい。また、車外放音部24の放音方向、位置及び数についても任意に設定可能である。車外放音部24の音声は、自車両11周囲の少なくとも全ての歩行者30に届くことが好ましい。
図10は警報装置10の動作を示すフローチャートである。
警報装置10は、車両状態判定部22によって車両側センサー14が出力する車両情報を取得し(ステップS1)、移動体検出部21によって自車両11周囲の移動体30、40を検出する処理を行う(ステップS2)。
警報装置10は、車両状態判定部22が車両情報に基づいて自車両11が駐車中と判定すると(ステップS3;YES)、次のステップS4の処理に移行し、駐車中でないと判定すると(ステップS3;NO)、ステップS1の処理に移行する。
警報装置10は、ステップS4において、移動体検出部21によって自車両11周囲の移動体30、40の位置及び種類を特定する。次に、ステップS5において、警報装置10は、接触危険度判定部25によって、移動体検出部21の検出結果に基づいて危険度判定処理を開始する。この危険度判定処理として、接触危険度判定部25は、特定した移動体30、40の位置を、第1〜第4エリアA〜Dからなる検知エリアに割り当てる処理を行い(ステップS5)、全ての移動体30、40の位置を検知エリアに割り当てると(ステップS6;YES)危険度判定データDKに基づいて各接触エリアXでの接触危険度を判定する(ステップS7)。
全ての接触危険度を判定すると(ステップS8)、警報装置10は、警報部23によって、図8に示した警報判定データDLに基づいて、接触危険度、及び移動体30、40の種類に応じた警報処理を実行する(ステップS9)。
具体的には、警報部23は、最も高い接触危険度が値2の場合、歩行者30向けの警報音2の放音処理を実行し、車両40向けの方向指示器15及びクラクション16を駆動する処理を実行する。また、警報部23は、最も高い接触危険度が値1の場合、歩行者30に対して警報音1の放音処理を実行し、車両40に対して方向指示器15を所定の点滅周期に駆動する処理などを実行する。
また、警報部23は、全ての接触危険度が値0の場合、つまり、自車両11周囲に移動体30、40が存在しない場合、警報処理を実行しない。上記ステップS1〜S9の処理は繰り返し実行されることによって、自車両11が駐車中になる毎に、接触危険度が継続して判定され、接触危険度が所定値(値1)以上の場合に警報処理が実行される。以上が警報装置10の動作である。
以上説明したように、本実施形態の警報装置10は、本実施形態の警報装置10は、自車両11が駐車中か否かを判定する車両状態判定部22と、自車両11周囲の移動体30、40を検出可能な移動体検出部21と、自車両11が駐車中の場合に、自車両11周囲の移動体30、40同士が接触する接触危険度を判定する接触危険度判定部25と、接触危険度、及び移動体30、40の種別に応じた警報処理を行う警報部10とを備えるので、駐車中の自車両11周囲の事故を抑制することができる。
警報装置10は、警報部23によって接触危険度が所定値(値1)以上の場合、移動体30、40に向けた警報処理を行い、接触危険度が最も低い値0の場合、警報処理を実行しないので、接触危険度が相対的に高い場合にだけ警報処理を実行できる。
しかも、接触危険度判定部25は、移動体30、40の少なくとも位置に基づいて、自車両11の平面視における4隅のいずれの隅の外側エリア(接触エリアX)で移動体30、40同士が接触する接触危険度を判定する。これにより、飛び出し事故又は出会い頭事故を招く危険度を判定することができ、これら事故を抑制するように警報処理を実行できる。
この接触危険度の判定に際し、接触危険度判定部25は、接触エリアXに車幅方向で隣接する第1エリアAと、接触エリアXに車両前後方向で隣接する第2エリアBとを設定し、各エリアA、Bのいずれか一方に移動体30、40が位置する場合、接触危険度を値1(第1危険度)と判定し、更に他方に他の移動体30、40が位置する場合、接触危険度を第1危険度よりも高い値2(第2危険度)と判定する。これによって、移動体30、40の位置を検出するだけで自車両11周囲の接触事故に関する危険度の多段階判定が可能になる。
また、警報部23は、図8に示す警報判定データDLに従い、値1である第1危険度の場合、自車両11周囲に歩行者30だけが存在するときは歩行者向け警報処理を行う一方、自車両11周囲に他の車両40だけが存在するときは車両向け警報処理を行う。したがって、自車両11の歩行者30及び/又は他の車両40のそれぞれの注意を効果的に促すことができる。
しかも、警報部23は、値2である第2危険度の場合、歩行者30と他の車両40の双方に向けた警報処理を行うので、歩行者30と他の車両40の双方に注意を促すことが可能である。
また、警報部23は、警報処理として、自車両11が有するクラクション16及び方向指示器15の少なくともいずれかを用いて警報するので、自車両11の装備品を利用して特に他の車両40の注意を促しやすくなる。
さらに、警報装置10は、自車両11の車外に向けて様々な警告音を放音可能な車外放音部24を備え、この車外放音部24を用いて歩行者30へ警報するので、歩行者30の注意を効果的に促しやすくなる。
さらに、移動体検出部21は、自車両11の前後左右を撮影する撮影カメラ12F、12L、12R及び12Bの撮影画像に基づいて、自車両11周囲の移動体30、40を検出するので、自車両11の装備品を利用して自車両11周囲の移動体30、40を検出できる。
上記実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上記の警報装置10の各構成要素は分割してもよいし、併合してもよい。また、各構成要素は、ハードウェアとソフトウェアの協働などにより任意に実現可能である。また、フローチャートについても、各ステップに対応する処理を分割してもよいし、併合してもよい。
また、上記実施形態において、警報装置10が移動体30、40の移動方向を更に検出し、検出した移動方向と位置とに基づいて、自車両11の4隅のいずれの隅の外側エリア(接触エリアX)で移動体30、40同士が接触する接触危険度を判定するようにしてもよい。移動体30、40の移動方向を利用する分、接触危険度を高精度に判定し易くなる。
この場合、接触危険度判定部25、又は移動体検出部21が、撮像部12の撮像画像を画像認識する方法、又はソナー13により近づく移動体30、40を検出方法などによって、自車両11周辺の移動体30、40の移動方向を検出可能である。そして、接触危険度判定部25は、自車両11周囲を移動する移動体30、40の少なくともいずれか一方が、いずれかの接触エリアXに向けて移動している場合に、接触危険度を相対的に高い値に設定し、移動体30、40のいずれも接触エリアXから離れる側に移動している場合に、接触危険度を相対的に低い値(値0でもよい)に設定することが好ましい。また、接触エリアXに対し、移動体30、40が互いに死角となる位置から互いに近づく側に移動している場合、接触事故の可能性がより高いと予測できるため、最も高い接触危険度に設定することが好ましい。
また、接触危険度判定部25又は移動体検出部21が、歩行者30の動きを検出し、及び/又は自車両11に接近する接近車である他の車両40の減速を検出するようにしてもよい。そして、警報部23は、歩行者30の動きがとまった場合、又は、自車両11に接近する接近車である他の車両40が減速した場合に、それぞれへの警告処理を終了するようにしてもよい。また、他の車両40が減速しない場合には、方向指示器15の点滅速度を早くし、歩行者30が止まらない場合には、車外放音部24の放音内容を変更するなどのより警告の度合いを高めた警告処理に変更するようにしてもよい。
また、自車両11の前後左右を撮影する撮影カメラ12F、12L、12R及び12Bの撮影画像に基づいて自車両11周囲の移動体30、40を検出する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、自車両11の前後の撮影カメラ12F、12Bの視野角が大きいことなどを理由として、前後のカメラ12F、12Bだけでも移動体30、40を十分に検出可能であれば、前後の撮影カメラ12F、12Bだけで移動体30、40を検出するようにしてもよい。この場合、車両状態判定部22によって駐車中と判定された場合、全カメラ12F、12L、12R及び12Bのうち、前後の撮影カメラ12F、12Bだけを作動させればよいので、消費電力の低減及び画像処理量の低減がし易くなる。
また、上記実施形態では、自車両11が予め備える撮像部12及びソナー13を利用して移動体30、40を検出する場合を例示したが、移動体検出専用の撮像部12及びソナー13を警報装置10に設けるようにしてもよい。
また、撮像部12だけで移動体30、40を十分に検出可能な場合、或いはソナー13などの近接物検出センサーを備えない自車両11であった場合、近接物検出センサーによる移動体30、40の検出は省略してもよい。
また、上記実施形態において、自車両11の4隅の全てに接触エリアXを設定する場合を説明したが、少なくともいずれか1つ以上の隅に接触エリアXを設定すればよい。
また、上記実施形態では、方向指示器15、クラクション16及び車外放音部24によって車外の移動体30、40に警報処理を行う場合を説明したが、これに限定されず、音声出力又は表示などを行う任意の出力デバイスによって車外の移動体30、40に警報処理を行うようにしてもよい。
さらに、図1などに示す警報装置10に本発明を適用する場合を説明したが、これに限定されず、様々な構成の車両用警報装置に本発明を広く適用可能である。
10 警報装置
11 自車両
12 撮像部
13 ソナー
14 車両側センサー
15 方向指示器
16 クラクション
21 移動体検出部
22 車両状態判定部
23 警報部
24 車外放音部
25 接触危険度判定部
30 歩行者(移動体)
40 他の車両(移動体)
X 接触エリア
A〜D 第1〜第4エリア
DK 危険度判定データ
DL 警報判定データ

Claims (8)

  1. 車両に設けられる車両用警報装置において、
    前記車両が駐車中か否かを判定する車両状態判定部と、
    前記車両周囲の歩行者及び他の車両からなる各移動体を検出可能な移動体検出部と、
    前記駐車中の場合に、前記移動体同士が接触する危険度を判定する接触危険度判定部と、
    前記危険度、及び前記移動体の種別に応じた警報処理を行う警報部とを備えることを特徴とする車両用警報装置。
  2. 前記接触危険度判定部は、前記移動体の少なくとも位置に基づいて、前記車両の平面視における4隅のいずれの隅の外側エリアで前記移動体同士が接触する危険度を判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用警報装置。
  3. 前記接触危険度判定部は、前記外側エリアに車幅方向で隣接する第1エリアと、前記外側エリアに車両前後方向で隣接する第2エリアとを設定し、
    前記第1及び第2エリアのいずれか一方に前記移動体が位置する場合、前記危険度を第1危険度と判定し、更に他方に他の前記移動体が位置する場合、前記危険度を前記第1危険度よりも高い第2危険度と判定することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  4. 前記警報部は、前記第1危険度の場合に、前記車両周囲の移動体が歩行者だけであれば歩行者向けの警報処理を行う一方、前記車両周囲の移動体が他の車両だけであれば車両向けの警報処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の車両用警報装置。
  5. 前記警報部は、前記第2危険度の場合に、歩行者と他の車両の双方に向けた警報処理を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用警報装置。
  6. 前記接触危険度判定部は、前記移動体の移動方向を特定し、前記移動体の移動方向と位置とに基づいて、前記外側エリアで前記移動体同士が接触する危険度を判定することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の車両用警報装置。
  7. 前記警報部は、前記警報処理として、前記車両が有するクラクション及び方向指示器の少なくともいずれかを用いて警報することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用警報装置。
  8. 前記移動体検出部は、前記車両の周囲を撮影する撮影カメラの撮影画像に基づいて、前記車両周囲の前記移動体を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両用警報装置。
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