JP2020075217A - 排水処理方法 - Google Patents
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Description
すなわち、この従来提案の活性炭の賦活再生方法及び賦活再生炉によれば、活性炭の重力移動層を形成することにより、活性炭の混合が抑制され、連続的な活性炭の賦活再生が可能となる。
また、重力移動層を採用することで、活性炭の充填量を上げることができ、賦活再生炉のコンパクト化が可能となる。さらに、活性炭は細孔構造が発達しているため、少量の100%スチームであっても賦活再生を均一に進行させることができる。したがって、活性炭循環式の連続ガス浄化装置への賦活再生炉の組み込みが容易となる、というものである。
これに対し、高品位の吸着材を現場で再生して再利用したいという要望があった。
(1)この発明の排水処理方法は、吸着材が貯留された排水処理槽で排水を浄化する工程と、前記排水処理槽中の吸着材を抜き出し、抜き出した吸着材をその含水状態を維持しつつ賦活槽に移送して再生する工程とを有し、再生した吸着材を前記排水処理槽に供給するようにしたことを特徴とする。
この発明は、吸着材が貯留された排水処理槽で排水を処理する工程を有するので、排水中の汚れ成分を吸着材に吸着させて浄化することが出来る。
また、前記排水処理槽中の吸着材を抜き出し、抜き出した吸着材をその含水状態を維持して賦活槽に移送しつつ再生する工程とを有するので、吸着材はその乾燥重量に対する含水率(使用する吸着材固有の性状によるが例えばその乾燥重量の50%)をほぼ維持して再生することができ、処理のバラつきを抑制して吸着材を再生することができる。
そして、再生した吸着材を前記排水処理槽に供給するようにしたので、処理のバラつきを抑制しつつまた吸着材の再生業者への輸送車を要することなくオンサイト、オンデマンドで吸着材を再生することが出来る。
前記吸着材として、活性炭を例示することが出来る。前記賦活槽では、例えば吸着材を900℃で3時間処理することにより再生することが出来る。
このように構成し、排水原水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記排水処理槽に供給する吸着材量(P)を制御するようにすると、排水処理槽における適正処理を担保することが出来る。
前記排水の汚染度合いの指標として、COD(化学的酸素要求量)、TOC(全有機炭素)などを例示することが出来る。
前記吸着材量(P)は、例えばポンプの流量で制御することが出来る。
このように構成し、吸着材が貯留されて排水に撹拌作用が及ぼされる吸着浄化槽を有するようにすると、含有される汚れ成分がよく分散された状態で吸着材に付着させて浄化することが出来る。
また、前記排水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記吸着浄化槽に供給する吸着材量(P1)又は/及び吸着浄化槽の混練度合い(M)を制御するようにすると、吸着浄化槽における適正処理を担保することが出来る。
このように構成し、前記排水処理槽として吸着材が沈降する沈降分離槽を有し、前記吸着浄化槽で排水中の汚れ成分を吸着材に保持させ、吸着材が沈降する沈降分離槽で吸着材を沈降・分離して賦活槽に移送するようにすると、含有される汚れ成分がよく分散された状態で吸着材に効率良く付着させることができると共に、その状態で沈めて抜き出し賦活槽に移送することが出来る。
このように構成し、沈降分離槽に電解作用が及ぼされるようにすると、排水の水質に応じて効率良く極低分子や低沸点の有機化合物(例えば、極性分子)の臭気の低減を行っていくことが出来る。
また、前記沈降分離槽の汚染度合いの指標(S2)に応じて電解機構に供給する排水量(P7)を制御するようにしたので、沈降分離槽における適正処理を担保することが出来る。
このように構成し、排水に吸着材による濾過作用が及ぼされる濾過槽を有するようにすると、排水中の汚れ成分を吸着材に吸着させることにより除去すると共にss成分などの固形分も外した清浄な処理水を得ることが出来る。
また、前記濾過槽の前後の汚染度合いの指標(S3、S4)に応じて濾過槽に供給する排水量(P5)を制御するようにしたので、濾過槽における適正処理を担保することが出来る。
このように構成し、前記濾過槽の前後の汚染度合いの指標(S3、S4)に応じて濾過槽に供給する吸着材量(P2)を制御するようにしたので、濾過槽における適正処理を担保することが出来る。
処理のバラつきを抑制しつつまた吸着材の再生業者への輸送車を要することなくオンサイト、オンデマンドで吸着材を再生することが出来るので、高品位の吸着材を現場で再生して再利用することが出来る排水処理方法を提供することが出来る。
図1に示すように、この実施形態の排水処理方法は、吸着材が貯留された排水処理槽1で排水を浄化する工程と、前記排水処理槽1中の吸着材を抜き出し、抜き出した吸着材をその含水状態を維持しつつ賦活槽2に移送して再生する工程とを有し、再生した吸着材を前記排水処理槽1に供給するようにした。
前記吸着材として、活性炭を使用した。排水処理槽1から抜き出した吸着材(活性炭)は、モータM駆動されるスクリューSにより、その含水状態を維持しつつ賦活槽2に移送した。吸着材からぽたぽた滴る余分な水分は、水封真空ポンプVにより除去するようにした。吸着材は、前記スクリューSのホッパーに脱塩要工業用水によって脱塩・洗浄して供給するようにした。
なお、吸着材を前記スクリューSのホッパーに供給する前に、生石灰(CaO)やアルミナCP-1、その他吸着材をセラミック・コーティングする材料CP-2を添加してもよい。
賦活槽2内で微粉化した吸着材は、サイクロン回収装置4で処理するようにした。循環する排気の一部は大気解放した。
具体的には、前記排水処理槽(1)として吸着材が貯留されて排水に撹拌作用が及ぼされる吸着浄化槽(11)を有し(流動床)、前記排水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記吸着浄化槽(11)に供給する吸着材量(P1)や吸着浄化槽(11)の混練度合い(M)を制御するようにした。
前記沈降分離槽(12)に電解作用が及ぼされるようにし、その汚染度合いの指標(S2)に応じて電解機構(5)に供給する排水量(P7)を制御するようにした。
濾過槽13(1)による濾過後の排水は、並列2連のUF膜濾過装置6を通して浄化した後、汚染度合いの指標(S4)を測定して排水するようにした。
そして、沈降分離槽12(1)や電解機構5で発生する排ガスは、熱風発生装置3へと導いて完全燃焼するようにした。
この排水処理方法は、吸着材が貯留された排水処理槽1で排水を処理する工程を有するので、排水中の汚れ成分を吸着材に吸着させて浄化することが出来た。
また、前記排水処理槽1中の吸着材を抜き出し、抜き出した吸着材をその含水状態を維持して賦活槽に移送しつつ再生する工程とを有するので、吸着材はその乾燥重量に対する含水率(使用する吸着材の乾燥重量の50%)をほぼ維持して再生することができ、処理のバラつきを抑制して吸着材を再生することができた。
処理のバラつきを抑制しつつまた吸着材の再生業者への輸送車を要することなくオンサイト、オンデマンドで吸着材を再生することが出来るので、高品位の吸着材を現場で再生して再利用することが出来るという利点がある。
また、前記排水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記吸着浄化槽11(1)に供給する吸着材量(P1)又は/及び吸着浄化槽の混練度合い(M)を制御するようにしたので、吸着浄化槽11(1)における適正処理を担保することが出来るという利点がある。
また、前記沈降分離槽の汚染度合いの指標(S2)に応じて電解機構に供給する排水量(P7)を制御するようにしたので、沈降分離槽における適正処理を担保することが出来る。
また、前記濾過槽13(1)の前後の汚染度合いの指標(S3、S4)に応じて濾過槽13(1)に供給する排水量(P5)を制御するようにしたので、濾過槽13(1)における適正処理を担保することが出来るという利点がある。
2 賦活槽
5 電解機構
11 吸着浄化槽
12 沈降分離槽
13 濾過槽
Claims (7)
- 吸着材が貯留された排水処理槽(1)で排水を浄化する工程と、前記排水処理槽(1)中の吸着材を抜き出し、抜き出した吸着材をその含水状態を維持しつつ賦活槽(2)に移送して再生する工程とを有し、再生した吸着材を前記排水処理槽(1)に供給するようにしたことを特徴とする排水処理方法。
- 前記排水原水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記排水処理槽(1)に供給する吸着材量(P)を制御するようにした請求項1記載の排水処理方法。
- 前記排水処理槽(1)として吸着材が貯留されて排水に撹拌作用が及ぼされる吸着浄化槽(11)を有し、前記排水の汚染度合いの指標(S1)に応じて前記吸着浄化槽(11)に供給する吸着材量(P1)又は/及び吸着浄化槽(11)の混練度合い(M)を制御するようにした請求項1又は2記載の排水処理方法。
- 前記排水処理槽(1)として吸着材が沈降する沈降分離槽(12)を有するようにし、前記吸着浄化槽(11)で排水中の汚れ成分を吸着材に保持させ、前記沈降分離槽(12)で吸着材を沈降・分離して賦活槽(2)に移送するようにした請求項3記載の排水処理方法。
- 前記沈降分離槽(12)に電解作用が及ぼされるようにし、その汚染度合いの指標(S2)に応じて電解機構(5)に供給する排水量(P7)を制御するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の排水処理方法。
- 前記排水処理槽(1)として排水に吸着材による濾過作用が及ぼされる濾過槽(13)を有するようにし、前記濾過槽(13)の前後の汚染度合いの指標(S3、S4)に応じて濾過槽(13)に供給する排水量(P5)を制御するようにした請求項1乃至5のいずれかに記載の排水処理方法。
- 前記濾過槽(13)の前後の汚染度合いの指標(S3、S4)に応じて濾過槽に供給する吸着材量(P2)を制御するようにした請求項6記載の排水処理方法。
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