JP2020070792A - 縦型多段ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立を容易にし、且つ、ポンプ効率を向上可能な縦型多段ポンプを提供すること。
【解決手段】複数積層することで周囲に上方から下方へ向かって流れる第1ケーシング流路32aを構成する第1ポンプケーシング41及び第1インペラ42を有し、水を上方に圧送する複数の第1ポンプ32と、複数の第1ポンプ32の上方に配置され、複数積層することで周囲に第1ポンプ32の二次側から下方に向かって流れる第2ケーシング流路33aを構成する第2ポンプケーシング61及び第2インペラ62を有し、水を下方に圧送する、第1ケーシング流路32aに連続する複数の第2ポンプ33と、最上段の第1ポンプ32及び第2ケーシング流路33aを連続する上昇流路34a並びに最下段の第2ポンプ33及び第1ケーシング流路32aを連続する下降流路34bを構成する中央ケーシング34と、を備える縦型多段ポンプ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のポンプを有する縦型多段ポンプに関する。
超高層ビルやタワーマンション等の給水等を行う給水装置として、縦型多段ポンプを用いる技術が知られている。
縦型多段ポンプは、複数のポンプを有することから、駆動時にインペラを固定した主軸に大きなスラスト荷重が生じる。このスラスト荷重を支持するため、モータ軸受とは別途に、モータの下部に、アンギュラ軸受を組み合わせたポンプ軸受を設ける必要がある。
しかし、このようなポンプ軸受は高価であり、また、組み立てが複雑で精度を要するものである。したがって、このようなポンプ軸受を設けた縦型多段ポンプは、製造コストが増大するという問題があった。
また、組み立て性を改善するため、ポンプ段数を減らすべく、例えばインバータによりブラシレスモータを高速回転する構成とすると、軸受寿命が低下するという問題がある。したがって、従来の縦型多段ポンプは、組み立て性を改善する場合には、ポンプ段数と軸受寿命の関係による設計上の制約があった。
そこで、一次側に設けた第1ポンプ群のインペラ及び二次側に設けた第2ポンプ群のインペラの吸込方向を、互いに逆向きに配置した多段ポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような多段ポンプは、第1ポンプ群及び第2ポンプ群それぞれのインペラに作用するスラスト荷重を反対向きとすることで、主軸に加わるスラスト荷重を低減する。
特開2014−74359号公報
しかし、このような多段ポンプは、第1ポンプ群のインペラにより増圧した水を第2ポンプ群のインペラへ迂回する流路が狭く、大きな損失が発生し、揚水性能の低下を招く恐れがあった。
そこで、本発明は、組立を容易にし、且つ、ポンプ効率を向上可能な縦型多段ポンプを提供することを目的とする。
本発明の一態様として、縦型多段ポンプは、重力方向に延設される主軸と、複数積層することで周囲に上方から下方へ向かって流れる第1ケーシング流路を構成する第1ポンプケーシング、及び、前記主軸に固定される第1インペラを有し、下方から吸い込んだ水を上方に圧送する複数の第1ポンプと、前記複数の第1ポンプの上方に配置され、複数積層することで周囲に前記第1ポンプの二次側から下方に向かって流れる第2ケーシング流路を構成する第2ポンプケーシング、及び、前記主軸に固定される第2インペラを有し、上方から吸い込んだ水を下方に圧送する、前記第1ケーシング流路に連続する複数の第2ポンプと、複数積層された最上段の前記第1ポンプ及び前記第2ケーシング流路を連続する上昇流路、並びに、複数積層された最下段の前記第2ポンプ及び前記第1ケーシング流路を連続する下降流路を構成する中央ケーシングと、を備える。
本発明によれば、組立を容易にし、且つ、ポンプ効率を向上可能な縦型多段ポンプが提供される。
本発明の一実施形態に係る縦型多段ポンプの構成を一部断面で示す概略図。 同縦型多段ポンプに用いられる第1ポンプケーシング及び第2ポンプケーシングの構成を示す一次側の平面図及び二次側の平面図。 同第1ポンプケーシングの構成を一部断面で示す斜視図。 同縦型多段ポンプに用いられる第1インペラの構成を示す断面図。 同縦型多段ポンプに用いられる中央ケーシングの構成を示す斜視図。 同中央ケーシングの構成を一部断面で示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る縦型多段ポンプに用いられる中央ケーシングの構成を示す断面図。 同中央ケーシングの構成を図7中VIII−VIII線断面で示す断面図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る縦型多段ポンプ1の構成を、図1乃至図6を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る縦型多段ポンプ1の構成を示す断面図である。図1に示すように、縦型多段ポンプ1は、モータ11と、主軸12と、ポンプ13と、を備える。
モータ11は、モータケーシング11aと、モータケーシング11a内に設けられる固定子と、固定子により回転される回転子と、を備える。
主軸12は、モータ11により回転可能に構成される。主軸12は、ポンプ13に設けられる複数のインペラを固定可能に重力方向に延設される。主軸12は、例えば、モータ主軸21と、ポンプ主軸22と、軸接手23と、を備える。
モータ主軸21は、回転子に固定される。モータ主軸21は、回転子の回転に伴い回転する。また、モータ主軸21は、モータケーシング内で軸受により支持される。
ポンプ主軸22は、ポンプ13に配置される。ポンプ主軸22は、ポンプ13に設けられる複数のインペラ42、62が固定可能に形成される。
軸接手23は、モータ主軸21の回転に伴いポンプ主軸22を回転可能に、モータ主軸21とポンプ主軸22を連結する。また、軸接手23は、主軸12との間に、主軸12が回転摺動可能、且つ、主軸12との間の隙間を密封するメカニカルシール23aを備えている。
ポンプ13は、吸込口31a及び吐出口31bを形成する流路カバー31と、上方へ向かう流れを形成する第1ポンプ群32Aと、第1ポンプ群32Aの上方に配置され、下方へ向かう流れを形成する第2ポンプ群33Aと、中央ケーシング34と、を備える。なお、図1に示すように、流路カバー31の吸込口31aは、最下段の第1ポンプ32への流路を形成する。流路カバー31の吐出口31bは、第1ポンプ群32Aの後述する第1ケーシング流路32aに連続する流路を形成する。
なお、第1ポンプ群32A及び第2ポンプ群33Aは、収納したインペラ42、62が互いに逆向きに配置されることで、水の圧送方向が軸方向で互いに逆向きに設定される。即ち、第1ポンプ群32Aは水の流れ方向が上方向に、第2ポンプ群33Aは水の流れ方向が下方向に設定される。
第1ポンプ群32Aは、複数の第1ポンプ32を積層することで構成される。第1ポンプ32は、下方から吸い込んだ水を上方に圧送する。第1ポンプ32は、第1ポンプケーシング41と、ポンプ主軸22に固定され、第1ポンプケーシング41に収納される第1インペラ42と、を備える。
図2及び図3に示すように、第1ポンプケーシング41は、内筒部(第1内筒部)51と、内筒部51を覆う外筒部(第1外筒部)52と、内筒部51及び外筒部52を一体に連結する複数のリブ(第1リブ)53と、を備える。また、第1ポンプケーシング41は、内筒部51の外周面の一部、外筒部52の内周面の一部、及び、隣り合う二つのリブ53の周方向で対向する面により形成される開口54を複数備える。複数の開口54は、等間隔に設けられる。
図1乃至図3に示すように、第1ポンプケーシング41は、内部に第1インペラ42を収納する収納部41aと、第1ポンプケーシング41の外周側から収納部41aの中心側に向かって形成された戻し流路41bと、一次側に連結された第1ポンプケーシング41の収納部41aに配置される案内羽根41cを備えている。
戻し流路41bは、二次側の第1ポンプケーシング41の吸込口に水を誘導する複数の戻し羽根41dを有する。戻し流路41bは、二次側の第1ポンプケーシング41の収納部41aと連続する水の流れを形成する。
また、第1ポンプケーシング41は、上下に隣り合う第1ポンプケーシング41、中央ケーシング34及び流路カバー31と連結可能に形成されている。また、第1ポンプケーシング41は、上下に隣り合う第1ポンプケーシング41が軸周りに所定位置で連結する位置合わせ部を有する。ここで、所定位置とは、隣り合う第1ポンプケーシング41のリブ53及び開口54が軸方向に同位置となる位置である。
例えば、図2及び図3に示すように、第1ポンプケーシング41の外筒部52は、上端または下端に係合部(第1係合部)52aを有し、下端または上端に係合部52aと係合する被係合部(第1被係合部)52bを有する。また、第1ポンプケーシング41の外筒部52は、例えば、周方向で所定の位置に形成され、軸方向に延びる溝(第1溝)52cを有する。また、外筒部52は、周方向で所定の位置に形成され、外周面の一部が径方向に突出した突起部(第1突起部)52dを有する。
複数の第1ポンプケーシング41は、外筒部52に形成された溝52cの位置を周方向で合わせて組み合わせられるか、または、突起部52dの周方向の面に棒状の治具等を当接させて組み合わせられ、係合部52a及び被係合部52bにより係合する。これにより、複数の第1ポンプケーシング41は、軸回りに所定位置で連結される。
連結された2つの第1ポンプケーシング41の間、第1ポンプケーシング41及び中央ケーシング34の間、並びに、第1ポンプケーシング41及び流路カバー31の間は、内部の水が漏水することを防止可能にOリング等のシール部材により密封されている。
また、第1ポンプケーシング41は、第1インペラ42と所定の隙間により離間する開口と、ポンプ主軸22及び主軸受が配置される開口とを備えており、第1インペラ42と対向する開口の内周縁部には、ライナリング41eが設けられる。
第1インペラ42は、例えばステンレスや樹脂等で形成される。図1及び図4に示すように、第1インペラ42は、第1インペラ42の外周側に設けられた吐出部42aと、第1インペラ42の一方の主面側に設けられた吸込部42bと、を備えている。第1インペラ42は、吸込部42bを軸方向で下方に向け第1ポンプケーシング41内に収納される。
第1ポンプ群32Aは、複数の第1ポンプケーシング41及び中央ケーシング34が積層されることで、複数の開口54が軸方向に連通した第1ケーシング流路32aを構成する。
第2ポンプ33は、上方から吸い込んだ水を下方に圧送可能に構成される。第2ポンプ33は、第2ポンプケーシング61と、ポンプ主軸22に固定され、第2ポンプケーシング61に収納される第2インペラ62と、を備える。ここで、図2に示すように、第2ポンプケーシング61は、第1ポンプケーシング41と同等の構成である。即ち、第2ポンプ33は、第1ポンプ32と比較して、第1ポンプケーシング41及び第1インペラ42に対して第2ポンプケーシング61及び第2インペラ62を逆向きに配置することで水の圧送方向を逆向きに設定される。このため、多段の第1ポンプ群32Aは、水の流れ方向で最下段が一次側、最上段が二次側になり、そして、多段の第2ポンプ群33Aは、水の流れ方向で最上段が一次側、最下段が二次側になる。
第2ポンプ群33Aは、複数の第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34が積層されることで、複数の開口54が軸方向に連通した第2ケーシング流路33aを構成する。
図1及び図2に示すように、第2ポンプケーシング61は、内部に第2インペラ62を収納する収納部61aと、第2ポンプケーシング61の外周側から収納部61aの中心側に向かって形成された戻し流路61bと、一次側に連結された第2ポンプケーシング61の収納部61aに配置される案内羽根61cと、を備えている。なお、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61は同等の構成であることから、図2を用いて、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の同一の構成についての説明は省略する。
戻し流路61bは、二次側の第2ポンプケーシング61の吸込口に水を誘導する複数の戻し羽根61dを有する。戻し流路61bは、第2ポンプケーシング61を接続させた際に、第2ポンプケーシング61の収納部61aと連続する水の流れを形成する。
また、第2ポンプケーシング61は、上下に隣り合う第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34と連結可能に形成されている。また、第2ポンプケーシング61は、上下に隣り合う第2ポンプケーシング61が軸周りに所定位置で連結する位置合わせ部を有する。ここで、所定位置とは、隣り合う第2ポンプケーシング61のリブ53及び開口54が軸方向に同位置となる位置である。
例えば、図2に示すように、第2ポンプケーシング61の外筒部52は、上端または下端に係合部52aを有し、下端または上端に係合部52aと係合する被係合部52bを有する。また、第2ポンプケーシング61の外筒部52は、例えば、周方向で所定の位置に形成され、軸方向に延びる溝52cを有する。また、第2ポンプケーシング61の外筒部52は、周方向で所定の位置に形成され、外周面の一部が径方向に突出した突起部52dを有する。
複数の第2ポンプケーシング61は、外筒部に形成された溝52cの位置を周方向で合わせて組み合わせられるか、または、突起部52dの周方向の面に棒状の治具等を当接して組み合わせられ、係合部52a及び被係合部52bにより係合する。これにより、複数の第2ポンプケーシング61は、軸回りに所定位置で連結される。なお、第1ポンプケーシング41の外筒部52に形成される溝52c及び突起部52dと、第2ポンプケーシング61の外筒部52に形成される溝52c及び突起部52dとが周方向で同位置であることで、複数の第1ポンプケーシング及び複数の第2ポンプケーシングのリブ53及び開口54が全て軸方向で同位置に連結される。
連結された2つの第2ポンプケーシング61の間、並びに、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34の間は、Oリング等のシール部材により内部の水が漏水しないよう密封されている。
また、第2ポンプケーシング61は、第2インペラ62と所定の隙間により離間する開口と、ポンプ主軸22及び主軸受が配置される開口とを備えており、第2インペラ62と対向する開口の内周縁部には、ライナリング61eが設けられる。
第2インペラ62は、例えばステンレスや樹脂等で形成される。図1に示すように、第2インペラ62は、第2インペラ62の外周側に設けられた吐出部62aと、第2インペラ62の一方の主面側に設けられた吸込部62bと、を備えている。第2インペラ62は、第1インペラ42とは逆向きに、即ち、吸込部62bを上方に向け、第2ポンプケーシング61内に収納される。
なお、本実施形態では、第1ポンプ群32A及び第2ポンプ群33Aは、第1インペラ42の枚数と第2インペラ62の枚数を同数としている。
図5及び図6に示すように、中央ケーシング34は、内筒部(第2内筒部)71と、内筒部71を覆う外筒部(第2外筒部)72と、内筒部71及び外筒部72を一体に連続する複数のリブ(第2リブ)73と、を備える。中央ケーシング34は、最上段の第1ポンプ32及び最下段の第2ポンプ33に連結される。換言すると、中央ケーシング34は、第1ポンプ群32Aの二次側及び第2ポンプ群33Aの二次側に連結される。
中央ケーシング34は、内部に第1インペラ42及び第2インペラ62を収納する。また、中央ケーシング34は、収納した第1インペラ42から上方に圧送された水を第2ケーシング流路33aに誘導する第1流路101の一部である上昇流路34a、及び、収納した第2インペラ62から下方に圧送された水を第1ケーシング流路32aに誘導する第2流路102の一部である下降流路34bを構成する。
内筒部71は、軸方向で中心を区画する板部71aを有する。内筒部71は、板部71aにより区画された下方側に設けられた第1インペラ42を収納する収納部41aと、上方側に設けられた第2インペラ62を収納する収納部61aを有する。また、板部71aの中央部には、ポンプ主軸22に設けられたスリーブと微小な隙間を介して相対する円筒状のライナリング部が設けられる。
また、図1に示すように、板部71aのライナリング部には、水中軸受71bが設けられる。水中軸受71bは、例えば、第1ポンプ群32Aまたは第2ポンプ群33Aの高圧側から低圧側に向かって挿入される。
外筒部72は、複数のリブ73によって内筒部71と一体に連続する。複数のリブ73は、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61と同位置に同数形成される。このような外筒部72は、内筒部71の板部71a及び複数のリブ73によって区画された、内筒部71の上方側及び下方側に連通する複数の開口部81を備える。開口部81は、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の開口54と同数且つ同形状に形成される。
外筒部72は、隣り合う第1ポンプケーシング41の被係合部52bまたは係合部52aに係合する係合部(第2係合部)72aまたは被係合部(第2被係合部)72bと、隣り合う第2ポンプケーシング61の係合部52aまたは被係合部52bに係合する被係合部72bまたは係合部72aと、を有する。また、外筒部72は、例えば、周方向で所定の位置に形成され、軸方向に延びる溝(第2溝)72cを有する。また、外筒部72は、周方向で所定の位置に形成され、外周面の一部が径方向に突出した突起部(第2突起部)72dを有する。
このような外筒部72を備える中央ケーシング34は、隣り合う第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61と、外筒部72及び外筒部52に形成された溝72c及び溝52cの位置を周方向で合わせて組み合わせられるか、または、突起部72d及び突起部52dの周方向の面に棒状の治具等を当接して組み合わせられ、係合部72a及び被係合部72bにより係合する。これにより、中央ケーシング34は、リブ73及び開口部81が、複数の第1ポンプケーシング及び複数の第2ポンプケーシングのリブ53及び開口54と軸方向で同位置に連結される。
複数の開口部81は、それぞれ周方向で2つに区画されることで形成された第1開口部81aと、第2開口部81bと、を含む。
第1開口部81aは、板部71aで区画された内筒部71の下方側が内筒部71の内周面に開口し、上方側が内筒部71の内周面に対して閉塞する。第1開口部81aは、内筒部71の内周面に対して開口する下方側が収納部41aに連続し、内筒部71の内周面に対して閉塞する上方側が第2ポンプケーシング61の開口54に連続する。
第2開口部81bは、板部71aで区画された内筒部71の上方側が内筒部71の内周面に開口し、下方側が内筒部71の内周面に対して閉塞する。第2開口部81bは、内筒部71の内周面に対して開口する上方側が収納部61aに連続し、内筒部71の内周面に対して閉塞する下方側が第1ポンプケーシング41の開口54に連続する。
また、中央ケーシング34は、収納部41a及び収納部61aに配置される案内羽根82を備える。案内羽根82は、第1インペラ42及び第2インペラ62から吐き出された水を、収納部41a及び収納部61aから第1開口部81a及び第2開口部81bに誘導する。
このような中央ケーシング34は、内筒部71の収納部41a及び複数の第1開口部81aが、第1ポンプ群32Aの二次側と第2ポンプ群33Aの第2ケーシング流路33aを連続する上昇流路34aを構成する。また、中央ケーシング34は、内筒部71の収納部61a及び複数の第2開口部81bが、第2ポンプ群33Aの二次側と第1ポンプ群32Aの第1ケーシング流路32aを連続する下降流路34bを構成する。
なお、中央ケーシング34は、上下に隣り合う第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61と軸周りに所定位置で連結する位置合わせ部を有する。ここで、所定位置とは、リブ73及び開口部81が、隣り合う第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61のリブ53及び開口54と軸方向に同位置となる位置である。本実施形態では、外筒部72の溝72c及び突起部72dが当該位置合わせ部を構成している。
このように構成された縦型多段ポンプ1では、モータ11の駆動によりモータ主軸21が回転すると、軸接手23を介して連結されたポンプ主軸22が回転する。ポンプ主軸22が回転することで、ポンプ主軸22に固定されている第1インペラ42及び第2インペラ62が追従して回転する。
第1インペラ42が回転することで、第1インペラ42の吸込部から水が吸い込まれ、第1インペラ42内で吸い込まれた水が増圧して第1インペラ42の吐出部42aから水が吐き出される。このように、第1インペラ42の吸込部42bから吸い込まれた水は、第1インペラ42内部及び第1ポンプケーシング41を介して、順次第1インペラ42内を通過し、流路カバー31の吸込口31aから中央ケーシング34の上昇流路34aへと水が揚水される。
続いて、上昇流路34aへ揚水された水は、第2ケーシング流路33aを介して最上段の第2ポンプ33へ誘導される。最上段の第2ポンプ33へ誘導された水は、回転する第2インペラ62の吸込部62bから吸い込まれ、第2インペラ62内で増圧して第2インペラ62の吐出部62aから吐き出される。このように、第2インペラ62の吸込部62bから吸い込まれた水は、第2インペラ62内部及び第2ポンプケーシング61を介して、順次第2インペラ62内を通過し、最下段の第2ポンプ33から中央ケーシング34の下降流路34bへと下方向に圧送される。
そして、下降流路34bへ圧送された水は、第1ケーシング流路32aを介して流路カバー31の吐出口31bへ誘導され、吐出口31bより吐き出される。
ここで、複数の第1ポンプ32においては、各第1インペラ42により順次水が増圧されるため、各第1ポンプ32間に圧力差が生じ、ポンプ主軸22に下方向のスラスト荷重が加わる。
一方、複数の第2ポンプ33においては、各第2インペラ62により順次水が増圧されるため、各第2ポンプ33間に圧力差が生じ、ポンプ主軸22に上方向のスラスト荷重が加わる。
よって、複数の第1ポンプ32により生じるスラスト荷重と複数の第2ポンプ33により生じるスラスト荷重とが軸方向で逆向きに作用することで、ポンプ主軸22に生じるスラスト荷重の合力を低減することができる。これにより、主軸12に加わるスラスト荷重が低減されることから、主軸12は、モータ主軸21を支持するモータ11内の軸受を大きくせずとも支持可能となる。
このように構成された縦型多段ポンプ1によれば、主軸12に加わるスラスト荷重が低減されることから、モータ11内の軸受によって主軸12に加わるスラスト荷重を支持することができる。これにより、モータ11内の軸受とは別に主軸12にポンプ軸受を設ける必要がなく、製造コストを低減できる。また、主軸12に加わるスラスト荷重が低減されることから、主軸12を支持するモータ11内の軸受及びメカニカルシール23aを長寿命化することができる。
また、第1ケーシング流路32a及び第2ケーシング流路33aは、リブ53により軸周りに複数に区切られている。これにより、第1ケーシング流路32a及び第2ケーシング流路33aを通過する水は、リブ53により流速の旋回成分が減少する。減少した流速のエネルギの一部は圧力エネルギに変換され、ポンプの揚程が増加することになる。このように、縦型多段ポンプ1は、リブ53により、流速エネルギの一部を圧力エネルギに変換することで、ポンプ効率を向上することができる。また、リブ53を有する第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61を用いることにより、ポンプ13の強度を向上することができる。
また、第1ケーシング流路32a及び第2ケーシング流路33aは、それぞれ複数の第1ポンプケーシング41及び複数の第2ポンプケーシング61を積層することで連続する開口54により構成される。即ち、第1ケーシング流路32a及び第2ケーシング流路33aは、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の他の部品を要することなく構成される。これにより、縦型多段ポンプ1は、部品点数を削減できることから、組み立て性が向上される。
また、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61は、位置合わせ部を有することから、上下に隣り合う第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61のリブ53及び開口54の位置を軸方向に同位置に合わせることができる。また、中央ケーシング34も位置合わせ部を有することから、中央ケーシング34のリブ73及び開口部81の位置を、連結される第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61のリブ53及び開口54の位置と軸方向に同位置に合わせることができる。
換言すると、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、位置合わせ部によって位置を合わせて組み合わせることで、複数の第1ポンプケーシング41の複数のリブ53、複数の第2ポンプケーシング61の複数のリブ53及び中央ケーシング34の複数のリブ73が対向して配置される。このため、複数の第1ポンプケーシング41の複数の開口54、複数の第2ポンプケーシングの開口54及び中央ケーシング34の開口部81が、軸方向で対向し、軸方向で隣り合う開口54、開口部81が連続する。
これにより、リブ53及びリブ73、並びに、開口54及び開口部81の位置が軸周りにずれることによって、リブ53やリブ73が第1流路101及び第2流路102を流れる水の抵抗となることを防止できる。
また、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、少なくとも外筒部52及び外筒部72の溝52c及び溝72cの位置を周方向で合わせて組み合わせられるか、または、突起部52d及び突起部72dの周方向の面を棒状の治具等に当接して組み合わせられることで、周方向の位置合わせがなされた上で所定の位置で連結される。これにより、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、リブ53及びリブ73、並びに、開口54及び開口部81の位置合わせが容易となる。即ち、縦型多段ポンプ1は、ポンプ13の組み立てが容易である。
また、第1流路101及び第2流路102は、中央ケーシング34、第1ケーシング流路32a、及び、第2ケーシング流路33aにより構成される。これにより、縦型多段ポンプ1は、第1流路101及び第2流路102を構成するための配管を別途備える必要がなく、小型化することができる。縦型多段ポンプ1を小型化することにより、縦型多段ポンプ1の給水装置への組み込みが容易となる。
また、中央ケーシング34は、内部に、第1インペラ42及び第2インペラ62をそれぞれ収納可能に構成されている。これにより、第1インペラ42及び第2インペラ62の枚数に対して、これらを収納する第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の数を減らすことができる。これにより、縦型多段ポンプ1は、部品点数を減らすことができるとともに、重心を下方に位置することができ、且つ、全高を低くできる。また、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61は、外筒部52を有することにより、外径が大きく構成される。これにより、縦型多段ポンプ1は、重心が下方に位置し、且つ、全高が低く、さらに外径が大きく構成されることから、耐震性を向上することができる。
上述したように、本発明の一実施形態に係る縦型多段ポンプ1によれば、組立を容易にし、且つ、ポンプ効率を向上することができる。
なお、本実施形態では、第1インペラ42及び第2インペラ62が同数設けられる例を説明したが、これに限定されず、適宜設定可能である。例えば、第1インペラ42が第2インペラよりも多く設けられてもよい。
ただし、第1ポンプ群32Aの一次側と二次側の差圧が、第2ポンプ群33Aの一次側と二次側の差圧よりも大きくなるように構成されることが好ましい。このような差圧の大小関係は、例えば、第1インペラ42の枚数が第2インペラ62の枚数よりも多い構成とするか、または、第1インペラ42の枚数と第2インペラ62の枚数が同数、且つ、各第1インペラ42の直径の平均値が各第2インペラ62の直径の平均値よりも大きく設定することで生じる。
このように構成された縦型多段ポンプ1によれば、複数の第1ポンプ32によりポンプ主軸22に作用するスラスト荷重と、複数の第2ポンプ33によりポンプ主軸22に作用するスラスト荷重との合力が、下方向に作用する。これにより、縦型多段ポンプ1の駆動時に主軸12に作用する力は、下方向に作用することから、主軸12を支持するモータ11の軸受に逆スラストが作用することを防止できる。
なお、第2ポンプ群33Aの最下段に配置される第2インペラ62は、裏羽根を有していてもよい。これにより、最下段の第2ポンプ33から中央ケーシング34を経由して最上段の第1ポンプ32へ漏洩する水の量を低減することができる。
また、上述した例では、中央ケーシング34が第1インペラ42及び第2インペラ62を収容する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第1インペラ42及び第2インペラ62を収容しない中央ケーシング34Aとしてもよい。このような中央ケーシング34Aとする場合には、図7及び図8に示すように、円筒状に構成された円筒部71Aと、円筒部71Aの軸方向で中心を区画する板部72Aと、板部72Aの両主面に設けられた複数の筒部73Aと、を備え、板部72A及び複数の筒部73Aによって、第1流路101の一部である上昇流路34a及び第2流路102の一部である下降流路34bを構成してもよい。
このような中央ケーシング34Aは、例えば、板部72Aの両主面側のそれぞれにおいて、筒部73Aが構成する開口断面積の和が、当該筒部73Aが構成する開口断面積の和を除した円筒部の開口断面積よりも小さく設定される。板部72Aの一方の主面側に設けられた一対の筒部73Aと、板部72Aの他方の主面側に設けられた一対の筒部73Aは、同じ配置関係を有し、一方側が他方側に対して軸周りで90度位相して配置される。
これにより、中央ケーシング34Aは、上昇流路34aを通過する水流及び下降流路34bを通過する水流によってポンプ主軸22に生じるラジアル荷重がそれぞれ逆向きに作用するため、主軸12にラジアル方向の偏荷重が生じることを防止できる。
また、本実施形態では、中央ケーシング34のライナリング部に水中軸受71bを設ける例を説明したが、これに限定されない。水中軸受71bは、主軸12に生じるラジアル荷重を支持するとともに、中央ケーシング34とポンプ主軸22との間で漏れが生じることを防止できる。このため、中央ケーシング34にライナリング部を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、軸方向に延びる溝を周方向で合わせるか、または、外周面の一部が径方向に突出した突起部に棒状の治具等を当接して組み合わせることで、リブ53及びリブ73、並びに、開口54及び開口部81の位置合わせを行うことができる例を説明したが、これに限定されない。
例えば、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、周方向で所定の位置に設けられ、溝にはめ合わせられる凸部を有していてもよい。このように構成された第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34によれば、溝と凸部とを組み合わせることで、リブ53及びリブ73、並びに、開口54及び開口部81の位置が合わせられる。
また、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、溝及び突起部の双方を有している例を説明したが、これに限定されず、溝または突起部のいずれか一方を有している構成であってもよい。
また、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34が、周方向の所定位置を示す目印を有する構成であってもよい。これによれば、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、目印の位置を目視で合わせることで、周方向の位置が合わせられる。なお、当該目印として、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34に設けられた溝を用いてもよい。
即ち、第1ポンプケーシング41、第2ポンプケーシング61及び中央ケーシング34は、リブ53及びリブ73、並びに、開口54及び開口部81の周方向の位置合わせができる構成であれば、適宜設定可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…縦型多段ポンプ、11…モータ、11a…モータケーシング、12…主軸、13…ポンプ、21…モータ主軸、22…ポンプ主軸、23…軸接手、23a…メカニカルシール、31…流路カバー、31a…吸込口、31b…吐出口、32…第1ポンプ、32a…第1ケーシング流路、32A…第1ポンプ群、33…第2ポンプ、33a…第2ケーシング流路、33A…第2ポンプ群、34…中央ケーシング、34A…中央ケーシング、34a…上昇流路、34b…下降流路、41…第1ポンプケーシング、41a…収納部、41b…戻し流路、41c…案内羽根、41d…戻し羽根、41e…ライナリング、42…第1インペラ、42a…吐出部、42b…吸込部、51…内筒部(第1内筒部)、52…外筒部(第1外筒部)、52a…係合部(第1係合部)、52b…被係合部(第1被係合部)、52c…溝(第1溝)、52d…突起部(第1突起部)、53…リブ(第1リブ)、54…開口、61…第2ポンプケーシング、61a…収納部、61b…戻し流路、61c…案内羽根、61d…戻し羽根、61e…ライナリング、62…第2インペラ、62a…吐出部、62b…吸込部、71…内筒部(第2内筒部)、71A…円筒部、71a…板部、71b…水中軸受、72…外筒部(第2外筒部)、72A…板部、72a…係合部(第2係合部)、72b…被係合部(第2被係合部)、72c…溝(第2溝)、72d…突起部(第2突起部)、73…リブ(第2リブ)、73A…筒部、81…開口部、81a…第1開口部、81b…第2開口部、82…案内羽根、101…第1流路、102…第2流路。

Claims (7)

  1. 重力方向に延設される主軸と、
    複数積層することで周囲に上方から下方へ向かって流れる第1ケーシング流路を構成する第1ポンプケーシング、及び、前記主軸に固定される第1インペラを有し、下方から吸い込んだ水を上方に圧送する複数の第1ポンプと、
    前記複数の第1ポンプの上方に配置され、複数積層することで周囲に前記第1ポンプの二次側から下方に向かって流れる第2ケーシング流路を構成する第2ポンプケーシング、及び、前記主軸に固定される第2インペラを有し、上方から吸い込んだ水を下方に圧送する、前記第1ケーシング流路に連続する複数の第2ポンプと、
    複数積層された最上段の前記第1ポンプ及び前記第2ケーシング流路を連続する上昇流路、並びに、複数積層された最下段の前記第2ポンプ及び前記第1ケーシング流路を連続する下降流路を構成する中央ケーシングと、
    を備える縦型多段ポンプ。
  2. 前記第1ポンプケーシング及び前記第2ポンプケーシングは、第1内筒部、前記第1内筒部を覆う第1外筒部、並びに、前記第1内筒部及び前記第1外筒部を一体に連結する複数の第1リブを有し、前記第1内筒部の外周面の一部、前記第1外筒部の内周面の一部、及び、隣り合う二つの前記第1リブの周方向で対向する面により形成される開口により前記第1ケーシング流路及び前記第2ケーシング流路を構成する請求項1に記載の縦型多段ポンプ。
  3. 前記中央ケーシングは、
    軸方向で中心を区画する板部を有する第2内筒部と、
    前記第2内筒部を覆う第2外筒部と、
    前記第2内筒部及び前記第2外筒部を一体に連続する複数の第2リブと、
    前記板部及び複数の前記第2リブで区画され、上方側及び下方側の一方が開口し、他方が閉塞することで前記上昇流路、及び、前記下降流路を構成する複数の開口部と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の縦型多段ポンプ。
  4. 前記第1ポンプケーシング、前記第2ポンプケーシング、及び、前記中央ケーシングは、複数積層される前記第1ポンプケーシングの前記開口、複数積層される前記第2ポンプケーシングの前記開口、及び、前記開口部を軸方向に同位置に合わせる位置合わせ部を有する請求項3に記載の縦型多段ポンプ。
  5. 前記中央ケーシングは、円筒状に構成された円筒部、前記円筒部の軸方向で中心を区画する板部、及び、前記板部の両主面に設けられた複数の筒部を有し、前記板部及び複数の前記筒部によって、前記上昇流路及び前記下降流路を構成し、
    前記板部の一方の主面側に設けられた一対の前記筒部と、前記板部の他方の主面側に設けられた一対の前記筒部は、同じ配置関係を有し、一方側が他方側に対して軸周りで90度位相して配置される請求項1または請求項2に記載の縦型多段ポンプ。
  6. 複数積層された最下段の前記第2ポンプケーシングに収納される前記第2インペラは、裏羽根を有する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の縦型多段ポンプ。
  7. 前記第1インペラ及び前記第2インペラは、前記第1インペラの枚数が前記第2インペラの枚数よりも多いか、または、前記第1インペラの枚数と前記第2インペラの枚数が同数、且つ、前記第1インペラの直径が前記第2インペラの直径よりも大きい請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の縦型多段ポンプ。
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