JP2020068728A - Sulky rice transplanter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステアリングハンドルの旋回操作に応じて植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御機能を備える乗用田植機に関する。
BACKGROUND OF THE
近年、枕地旋回時における作業者の操作負担を軽減するために、枕地旋回時における作業者の各種操作を自動化する乗用田植機が提案されている。例えば、特許文献1には、ステアリングハンドルの旋回操作に応じて植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御機能や、自動上昇後の枕地走行距離を測定して作業機を自動的に下降させて植付状態に移行させる枕地測定植付制御機能を備えた乗用田植機が開示されている。
In recent years, in order to reduce the operation load on the operator when turning the headland, a riding rice transplanter that automates various operations of the operator when turning the headland has been proposed. For example, in
ところで、枕地測定植付制御機能を備えず、旋回自動上昇制御機能を備えた乗用田植機も提案される。このような乗用田植機では、ステアリングハンドルの旋回操作に応じて植付作業機が自動的に上昇した後、枕地旋回の終了にタイミングを合わせて作業者が植付作業機の下降操作を行うことになる。しかしながら、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドルの操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機の下降操作を行うと、下降した植付作業機が旋回自動上昇制御機能によって再度上昇してしまう可能性があった。 By the way, a riding rice transplanter that does not have a headland measurement planting control function but has a turning automatic raising control function is also proposed. In such a riding rice transplanter, the planting work machine automatically rises in response to the turning operation of the steering handle, and then the operator performs the descending operation of the planting work machine at the same timing as the end of the headland turning. It will be. However, when the headland turning is not completed, that is, when the operator performs the descending operation of the planting work machine while the steering angle of the steering handle is equal to or greater than the specified angle, the planting work machine that has descended automatically turns up. There was a possibility that it would rise again due to the control function.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ステアリングハンドル、作業機操作具及び旋回自動上昇スイッチを有する走行機体と、前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、ステアリングハンドル、作業機操作具及び旋回自動上昇スイッチを有する走行機体と、前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、ステアリングハンドル、作業機操作具及び旋回自動上昇スイッチを有する走行機体と、前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする。
The present invention has been made in view of the above circumstances in order to solve these problems, and the invention of
The invention according to
Further, the invention according to
請求項1の発明によれば、旋回自動上昇制御手段は、植付作業機が下降状態で、且つ、ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、植付作業機を自動的に上昇させるので、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドルの操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機を下降操作した場合であっても、下降した植付作業機が旋回自動上昇制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。
また、請求項2の発明によれば、旋回自動上昇制御手段は、植付作業機が下降状態で、且つ、ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上となったとき、植付作業機を自動的に上昇させるので、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドルの操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機を下降操作した場合であっても、下降した植付作業機が旋回自動上昇制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。しかも、請求項2の旋回自動上昇制御手段は、ステアリングハンドルの操舵角ではなく、操舵角速度に基づいて枕地旋回を判断するので、植付行程における緩やかなステアリングハンドル操作に応じて植付作業機が自動上昇する現象も防止できる。
また、請求項3の発明によれば、旋回自動上昇制御手段は、植付作業機が下降状態で、且つ、ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上で、且つ、ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、植付作業機を自動的に上昇させるので、旋回自動上昇制御機能の制御精度をさらに向上させることができる。
According to the invention of
Further, according to the invention of
Further, according to the invention of
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は乗用田植機Pの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介して植付作業機3が連結されている。走行機体1と昇降リンク2との間には、リフトシリンダ4(作業機昇降機構)が介設されており、その伸縮に基づいて植付作業機3の昇降動作が行われる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2,
植付作業機3は、マット状の苗が載置される苗載台5、該苗載台5から苗を掻き取って圃場に植え付ける植付機構6、植付作業機3の対地高さに応じて上下動する感知フロート7、植付作業機3の左右両側に配置され、次行程に走行基準線を引くマーカ8などを備える。
The
図3に示すように、走行機体1には、リフトシリンダ用油圧バルブ9及び植付けクラッチ機構(図示せず)に連繋される作業機操作カム10が設けられている。作業機操作カム10は、「上昇」、「固定」、「自動(下降)」、「植付」の4つのポジションを有し、作業機操作カムモータ11によってポジションが切換えられる。そして、「上昇」ポジションでは、リフトシリンダ用油圧バルブ9が上昇位置、植付けクラッチ機構が切り状態となり、「固定」ポジションでは、リフトシリンダ用油圧バルブ9が停止状態、植付けクラッチ機構が切り状態となり、「自動(下降)」ポジションでは、リフトシリンダ用油圧バルブ9が自動位置(感知フロート7の上下動に応じて自動的に昇降制御を行う位置。ただし、作業機上昇時は感知フロート7が下がっているため、下降位置として使用。)、植付けクラッチ機構が切り状態となり、「植付」ポジションでは、リフトシリンダ用油圧バルブ9が自動位置、植付けクラッチ機構が入り状態となる。
As shown in FIG. 3, the
図1及び図2に示すように、走行機体1の上部には、作業者が座る座席12や、前輪13を操舵するステアリングハンドル14が設けられている。図4及び図5に示すように、ステアリングハンドル14の周辺には、主変速レバー15などの操作具や、制御状態表示部16などの表示部が配置されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
本実施形態の主変速レバー15は、グリップ部15aに2つの作業機操作スイッチ17、18(作業機操作具)を備える。上側作業機操作スイッチ17は、植付作業機3の上昇操作、植付作業機3の下降停止操作、植付けクラッチ機構の切り操作に兼用される操作スイッチであり、下側作業機操作スイッチ18は、植付作業機3の下降操作、植付作業機3の上昇停止操作、植付けクラッチ機構の入り操作に兼用される操作スイッチである。
The
図5に示すように、制御状態表示部16は、苗補給のタイミングを表示する苗補給表示部20と、植付状態を表示する植付表示部19と、肥料補給のタイミングを表示する肥料補給表示部21と、肥料の詰りを表示する肥料詰り表示部22と、施肥の条止め状態を表示する施肥条止め表示部23と、マーカ8の振り出し方向を表示する左右のマーカ表示部29と、を備える。また、制御状態表示部16の隣接領域には、植付作業開始時にオン操作される作業準備スイッチ24、枕地旋回毎に左右のマーカ8を交互に振り出すマーカ自動制御をオン・オフ操作するマーカ自動スイッチ25、ステアリングハンドル14の旋回操作に応じて植付作業機3を自動的に上昇させる旋回アップ制御をオン・オフ操作する旋回自動上昇スイッチ26、前照灯を点灯・消灯させる前照灯スイッチ27、警報を停止させる警報停止スイッチ28などの操作具が配置されている。
As shown in FIG. 5, the control
図6に示すように、走行機体1には、各種の制御を行う制御部30が設けられており、該制御部30の入力側には、前述した上側作業機操作スイッチ17、下側作業機操作スイッチ18、作業準備スイッチ24、マーカ自動スイッチ25、旋回自動上昇スイッチ26に加え、右側のマーカ8を振り出し操作する右側マーカスイッチ31と、左側のマーカ8を振り出し操作する左側マーカスイッチ32と、作業機操作カム10のポジションを検出する作業機操作カムポテンショ33と、植付作業機3の昇降位置を検出するリフト角ポテンショ34と、走行速度を検出する回転センサ35と、機体後進操作を検出するバックスイッチ36と、ステアリングハンドル14の操舵角を検出する操舵角検出センサ37と、が接続される一方、制御部30の出力側には、前述した作業機操作カムモータ11、制御状態表示部16に加え、マーカ8を動作させるマーカモータ38と、報知音を出力する報知ブザー39と、が接続されている。
As shown in FIG. 6, the traveling
制御部30は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能構成として、少なくとも、作業機操作スイッチ17、18の操作に応じて植付作業機3を昇降させる作業機操作制御手段と、旋回自動上昇スイッチ26のオン状態においてステアリングハンドル14が旋回操作されたとき、植付作業機3を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備える。作業機操作制御手段は、図7に示す作業機操作制御の制御手順により実現され、旋回自動上昇制御手段は、図8に示す旋回アップ制御の制御手順によって実現される。以下、作業機操作制御及び旋回アップ制御の制御手順について図7〜図10を参照して説明する。
The
図7に示すように、作業機操作制御では、まず、下側作業機操作スイッチ18の操作を判断し(S101)、該判断結果がありの場合は、作業準備スイッチ24のON/OFFを判断する(S102)。この判断結果がOFFの場合は、現在の作業機状態(作業機操作カム位置)を判断し(S103、S104)、現在の作業機状態が「上昇」の場合は、作業機操作カム位置を「固定」とし(S105)、現在の作業機状態が「固定」の場合は、作業機操作カム位置を「自動(下降)」とする(S106)。
As shown in FIG. 7, in the work equipment operation control, first, the operation of the lower work
一方、作業準備スイッチ24がONの場合も、現在の作業機状態を判断し(S107〜S109)、現在の作業機状態が「上昇」の場合は、作業機操作カム位置を「固定」とし(S105)、現在の作業機状態が「固定」の場合は、作業機操作カム位置を「自動(下降)」とする(S110)。また、現在の作業機状態が「自動(下降)」の場合は、作業機下降動作停止状態か否かを判断し(S111)、この判断結果がYESの場合は、作業機操作カム位置を「植付」とし(S112)、NOの場合は、植付クラッチ入待ち状態とする(S113)。
On the other hand, even when the
ステップS101において、下側作業機操作スイッチ18の操作がないと判断した場合は、上側作業機操作スイッチ17の操作を判断し(S114)、該判断結果がなしの場合は、作業機クラッチ入待ち状態であるか否かを判断する(S115)。この判断結果がYESの場合は、作業機下降動作停止状態か否かを判断し(S116)、この判断結果がYESとなった時点で作業機操作カム位置を「植付」とする(S117)。また、ステップS115の判断結果がNOの場合は、現在の作業機状態を判断し(S118)、現在の作業機状態が「上昇」で、且つ作業機高さが所定高さ以上の場合は(S119)、作業機操作カム位置を「自動(下降)」とする(S120)。
In step S101, when it is determined that the lower work implement
一方、ステップS114において、上側作業機操作スイッチ17の操作がありと判断した場合は、現在の作業機状態を判断し(S121、S122)、現在の作業機状態が「上昇」以外で、かつ、「自動(下降)」以外の場合は、作業機操作カム位置を「上昇」とする(S123)。また、現在の作業機状態が「自動(下降)」の場合は、作業機下降動作停止状態か否かを判断し(S124)、該判断結果がYESの場合は、作業機操作カム位置を「上昇」とし(S123)、NOの場合は、作業機操作カム位置を「固定」とする(S125)。
On the other hand, in step S114, when it is determined that the upper work implement
図8に示す旋回アップ制御は、枕地旋回時における作業者による植付作業機3の上昇操作を省くために、ステアリングハンドル14の旋回操作に応じて植付作業機3を自動的に上昇させる制御機能であり、例えば、図9に示すように、通常植付行程の終端で行われる180°の枕地旋回時や、図10に示すように、枕地植付行程の角部で行われる90°の枕地旋回時に植付作業機3を自動上昇させる。そして、ステアリングハンドル14の旋回操作に応じて植付作業機3が自動的に上昇した後は、枕地旋回の終了にタイミングを合わせて作業者が植付作業機3の下降操作を行うことを想定している。しかしながら、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機3の下降操作を行うと、下降した植付作業機3が旋回アップ制御機能によって再度上昇してしまう可能性がある。
The turning-up control shown in FIG. 8 automatically raises the work implement 3 with planting according to the turning operation of the steering handle 14 in order to save the operator's raising operation of the work implement 3 with planting at the time of headland turning. This is a control function, and for example, as shown in FIG. 9, it is performed at the headland turning of 180 ° which is normally performed at the end of the planting stroke, or as shown in FIG. 10, at the corner of the headland planting stroke. The
本実施形態の旋回アップ制御では、上記のような問題を解決するために、植付作業機3が下降状態で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1(直進判定角度)以下であった後(植付行程判定条件)、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度θ2(旋回判定角度:θ2>θ1)以上となったという自動上昇判定条件に基づいて、植付作業機3を自動的に上昇させる。つまり、旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機3を下降操作した場合は、上記の自動上昇判定条件を満たさないため、下降した植付作業機3が旋回アップ制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。
In the turning-up control of the present embodiment, in order to solve the above problem, the work implement 3 with the plant is in the lowered state, and the steering angle of the steering handle 14 is equal to or more than the specified angle θ1 ( Based on the automatic rising determination condition that the steering angle of the steering handle 14 is equal to or greater than the specified angle θ2 (turning determination angle: θ2> θ1) after being equal to or less than the straight traveling determination angle). The working
また、本実施形態の自動上昇判定条件には、植付作業機3が下降状態で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後(植付行程判定条件)、ステアリングハンドル14の操舵角速度が規定角速度ω0以上になったという条件が加えられる。つまり、ステアリングハンドル14の操舵角のみではなく、操舵角速度に基づいて枕地旋回を判断するので、植付行程における緩やかなステアリングハンドル操作に応じて植付作業機3が自動上昇する現象も防止できる。以下、旋回アップ制御の具体的な制御手順について図8を参照して説明する。
In addition, the automatic raising determination condition of the present embodiment is that after the
図8に示すように、旋回アップ制御では、作業準備スイッチ24及び旋回自動上昇スイッチ26がONであることを確認した後(S201、S202)、旋回アップフラグ(植付行程判定フラグ)の状態を判断する(S203)。ここで、旋回アップフラグがリセット状態であると判断した場合は、植付作業機3が下降又は植付状態であるか否かを判断し(S204:作業機操作カム位置で判断)、該判断結果がYESの場合は、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度θ1以下であるか否かを判断する(S205)。そして、この判断結果がYESの場合は、走行時間カウンタTを加算するとともに(S206)、走行時間カウンタTが規定時間T1以上となったか否かを判断し(S207)、該判断結果がYESとなったら旋回アップフラグをセットする(S208)。
As shown in FIG. 8, in the turning-up control, after confirming that the
一方、ステップS203において旋回アップフラグがセット状態であると判断した場合は、ステアリングハンドル14の操舵角速度ωが規定角速度ω0以上であるか否かを判断し(S209)、該判断結果がYESの場合は、さらにステアリングハンドル14の操舵角θが規定角度θ2以上であるか否かを判断する(S210)。そして、この判断結果もYESの場合は、植付作業機3を最上げ位置まで自動的に上昇させるとともに、報知音を発動し、走行時間カウンタT及び旋回アップフラグをリセットする(S211)。
On the other hand, when it is determined in step S203 that the turning up flag is in the set state, it is determined whether the steering angular velocity ω of the
叙述の如く構成された本実施形態によれば、ステアリングハンドル14、作業機操作スイッチ17、18及び旋回自動上昇スイッチ26を有する走行機体1と、走行機体1の後部に昇降可能に連結される植付作業機3と、植付作業機3を昇降させるリフトシリンダ4と、を備える乗用田植機Pであって、作業機操作スイッチ17、18の操作に応じて植付作業機3を昇降させる作業機操作制御手段と、旋回自動上昇スイッチ26のオン状態においてステアリングハンドル14が旋回操作されたとき、植付作業機3を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、旋回自動上昇制御手段は、植付作業機3が下降状態で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドル14の操舵角速度が規定角速度ω0以上で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度θ2以上となったとき、植付作業機3を自動的に上昇させるので、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度θ2以上の状態で作業者が植付作業機を下降操作した場合であっても、下降した植付作業機3が旋回自動上昇制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。しかも、旋回自動上昇制御手段は、ステアリングハンドル14の操舵角のみではなく、操舵角速度に基づいて枕地旋回を判断するので、植付行程における緩やかなステアリングハンドル操作に応じて植付作業機3が自動上昇する現象も防止できる。
According to the present embodiment configured as described above, the traveling
[他の実施形態]
つぎに、本発明の他の実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。ただし、前記実施形態との共通部分は、前記実施形態と同じ符号を用いることにより、前記実施形態の説明を援用する。
[Other Embodiments]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 11 and 12. However, the description of the above-mentioned embodiment is cited by using the same reference numeral as that of the above-mentioned embodiment for the common part with the above-mentioned embodiment.
図11に示す第2実施形態に係る旋回アップ制御は、前記実施形態の旋回アップ制御と比較し、図8のステップS209が省略されている点が相違する。このような旋回アップ制御でも、植付作業機3が下降状態で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度θ2以上となったとき、植付作業機3を自動的に上昇させるので、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機3を下降操作した場合であっても、下降した植付作業機3が旋回アップ制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。
The turning-up control according to the second embodiment shown in FIG. 11 is different from the turning-up control of the above-described embodiment in that step S209 of FIG. 8 is omitted. Even with such turning-up control, the steering angle of the steering handle 14 is reduced after the planting work implement 3 is in the lowered state and the steering angle of the steering handle 14 is equal to or less than the specified angle θ1 for a specified time T1 or more. When the angle becomes equal to or more than the specified angle θ2, the planted
図12に示す第3実施形態に係る旋回アップ制御は、前記実施形態の旋回アップ制御と比較し、図8のステップS210が省略されている点が相違する。このような旋回アップ制御でも、植付作業機3が下降状態で、且つ、ステアリングハンドル14の操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、ステアリングハンドル14の操舵角速度が規定角速度ω0以上となったとき、植付作業機3を自動的に上昇させるので、枕地旋回が終了していない段階、即ち、ステアリングハンドル14の操舵角が規定角度以上の状態で作業者が植付作業機3を下降操作した場合であっても、下降した植付作業機3が旋回アップ制御機能によって再度上昇してしまう現象を防止できる。しかも、第3実施形態の旋回アップ制御は、ステアリングハンドル14の操舵角ではなく、操舵角速度に基づいて枕地旋回を判断するので、植付行程における緩やかなステアリングハンドル操作に応じて植付作業機3が自動上昇する現象も防止できる。
The turning-up control according to the third embodiment shown in FIG. 12 is different from the turning-up control of the above-described embodiment in that step S210 of FIG. 8 is omitted. Even in such a turning-up control, the steering angular velocity of the steering handle 14 is reduced after the planting work implement 3 is in the lowered state and the steering angle of the steering handle 14 is equal to or less than the prescribed angle θ1 for a prescribed time T1 or more. When the specified angular velocity ω0 or higher, the planted
1 走行機体
3 植付作業機
4 リフトシリンダ
10 作業機操作カム
11 作業機操作カムモータ
14 ステアリングハンドル
17 上側作業機操作スイッチ
18 下側作業機操作スイッチ
24 作業準備スイッチ
26 旋回自動上昇スイッチ
30 制御部
33 作業機操作カムポテンショ
34 リフト角ポテンショ
37 操舵角検出センサ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、
前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、
前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、
前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、
前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする乗用田植機。 A traveling body having a steering handle, a work implement operating tool, and a turning automatic raising switch;
A planting work machine connected to the rear part of the traveling machine body so as to be vertically movable,
A working rice planting machine comprising a working machine lifting mechanism for lifting the planting working machine,
Working machine operation control means for moving up and down the planted working machine according to the operation of the working machine operation tool,
When the steering handle is turned while the turning automatic raising switch is turned on, a turning automatic raising control means for automatically raising the planted work machine is provided,
The turning automatic raising control means controls the steering angle of the steering handle after the planted work machine is in the lowered state and the steering angle of the steering handle is equal to or less than a prescribed angle θ1 for a prescribed time T1 or more. A riding rice transplanter, which automatically raises the work machine with planting when the angle becomes equal to or more than a specified angle θ2.
前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、
前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、
前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、
前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、
前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする乗用田植機。 A traveling body having a steering handle, a work implement operating tool, and a turning automatic raising switch;
A planting work machine connected to the rear part of the traveling machine body so as to be vertically movable,
A working rice planting machine comprising a working machine lifting mechanism for lifting the planting working machine,
Working machine operation control means for moving up and down the planted working machine according to the operation of the working machine operation tool,
When the steering handle is turned while the turning automatic raising switch is turned on, a turning automatic raising control means for automatically raising the planted work machine is provided,
The turning automatic raising control means controls the steering angular velocity of the steering handle after the planted work machine is in the lowered state and the steering angle of the steering handle is equal to or less than a prescribed angle θ1 for a prescribed time T1 or more. A riding rice transplanter, which automatically raises the working machine with planting when the angular velocity exceeds a prescribed angular velocity ω0.
前記走行機体の後部に昇降可能に連結される植付作業機と、
前記植付作業機を昇降させる作業機昇降機構と、を備える乗用田植機であって、
前記作業機操作具の操作に応じて前記植付作業機を昇降させる作業機操作制御手段と、
前記旋回自動上昇スイッチのオン状態において前記ステアリングハンドルが旋回操作されたとき、前記植付作業機を自動的に上昇させる旋回自動上昇制御手段と、を備え、
前記旋回自動上昇制御手段は、前記植付作業機が下降状態で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定時間T1以上に亘って規定角度θ1以下であった後、前記ステアリングハンドルの操舵角速度が規定角速度ω0以上で、且つ、前記ステアリングハンドルの操舵角が規定角度θ2以上となったとき、前記植付作業機を自動的に上昇させることを特徴とする乗用田植機。 A traveling body having a steering handle, a work implement operating tool, and a turning automatic raising switch;
A planting work machine connected to the rear part of the traveling machine body so as to be vertically movable,
A working rice planting machine comprising a working machine lifting mechanism for lifting the planting working machine,
Working machine operation control means for moving up and down the planted working machine according to the operation of the working machine operation tool,
When the steering handle is turned while the turning automatic raising switch is turned on, a turning automatic raising control means for automatically raising the planted work machine is provided,
The turning automatic raising control means controls the steering angular velocity of the steering handle after the planted work machine is in the lowered state and the steering angle of the steering handle is equal to or less than a prescribed angle θ1 for a prescribed time T1 or more. A riding rice transplanter characterized by automatically raising the planting work machine when the steering angle of the steering wheel becomes a prescribed angle θ2 or more at a prescribed angular velocity ω0 or higher.
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPH0561506U (en) * | 1991-07-03 | 1993-08-13 | ヤンマー農機株式会社 | Control device in hydraulic circuit |
JPH06107247A (en) * | 1992-09-28 | 1994-04-19 | Kubota Corp | Traveling control structure of rice paddy field working machine |
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-
2018
- 2018-10-31 JP JP2018205944A patent/JP2020068728A/en active Pending
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