JP2020067683A - 電気機器およびネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的に電子機器同士が接続中であることを確認するための技術を提供する。【解決手段】他の装置と通信するための通信インターフェイスと、接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、電気機器通信インターフェイスを介して、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定するためのプロセッサとを備える、電気機器が提供される。【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器同士の接続状態を確認するための技術に関する。
従来から、電子機器同士の接続状態を確認するための技術が知られている。たとえば、特開2012−185714号公報(特許文献1)には、電子看板システム及び電子看板システムのコンテンツ配信方法が開示されている。特許文献1によると、表示内容であるコンテンツを表示する表示端末と、コンテンツを配信する操作端末と、操作端末から配信されたコンテンツを格納し、表示端末との通信の死活管理の時間間隔を、閾値を超えないように順次長くして死活管理を行い、表示端末に対してコンテンツを送信する、アプリケーションサーバと、を備える。
また、特開2012−186699号公報(特許文献2)には、通信システム及び通信端末死活確認方法が開示されている。特許文献2によると、通信回線に接続し、データを受信する通信端末と、このデータを格納し、通信端末との通信の死活管理の時間間隔を、閾値を超えないように順次長くして死活管理を行い、通信端末に対してこのデータを送信する、ホストコンピュータと、を備える。データはホストコンピュータに対して操作端末から配信されてもよい。
本発明の目的は、効率的に電子機器同士が接続中であることを確認するための技術を提供することにある。
この発明のある態様に従うと、他の装置と通信するための通信インターフェイスと、接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、通信インターフェイスを介して、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定するためのプロセッサとを備える、電気機器が提供される。
以上のように、この発明によれば、効率的に電子機器同士が接続中であることを確認するための技術が提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成と動作概要>
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成と動作概要>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図1を参照して、ネットワークシステム1は、主に、各家庭に配置される各種の電気機器100と、各種のアプリケーションサーバ300Aや常時接続サーバ300Bと、通信端末200などを含む。
具体例として、図2を参照して、家屋内に配置されるロボット100Aや、掃除機100Bや、電子レンジ100Cや、エアコン100Dなどが、ルータ400やインターネットを介して、常時接続サーバ300Bに接続可能に構成される。常時接続サーバ300Bには、ロボット100Aなどに各種のサービスを提供するためのアプリケーションサーバ300Aが接続可能に構成される。そして、ロボット100Aなどのユーザやその家族は、スマートフォン200Aなどを介してアプリケーションサーバ300Aのサービスを利用する。
たとえば、スマートフォン200Aは、エアコン制御用のアプリケーションプログラムに従って、エアコン100Dの操作命令などをアプリケーションサーバ300Aに送信する。アプリケーションサーバ300Aは、常時接続サーバ300Bを介して、エアコン100Dに操作命令を伝える。これによって、エアコン100Dが、ユーザの操作命令に基づいて動作する。
なおここで、電気機器100は、ロボット100Aや、掃除機100Bや、電子レンジ100Cや、エアコン100Dなどに限らず、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、空気清浄器、加湿器、除湿器、自動調理鍋、炊飯器、照明などの家電、パーソナルコンピュータ、ハードディスクレコーダ、プロジェクタ、音楽プレーヤー、ゲーム機、スピーカなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、組み込み照明、太陽光発電機、インターホン、給湯器、温水洗浄便座コントローラなどの住宅設備、などであってもよい。
また、通信端末200も、スマートフォン200Aに限らず、パーソナルコンピュータやタブレットやゲーム機やスピーカやロボットなどであってもよい。
そして、本実施の形態においては、HTMLのWeb Socketに対応した常時接続サーバ300Bを利用するネットワークシステム1について説明するが、別の形式の常時接続サーバを利用してもよいし、本実施の形態の技術は、常時接続サーバを利用しない通常のネットワークシステムに適用することも可能である。
<接続確認>
<接続確認>
本実施の形態においては、電気機器100は、定期的に、アプリケーションサーバ300Aや常時接続サーバ300Bと接続中であることを確認するための処理を実行する。これによって、通信端末200のユーザは、アプリケーションサーバ300Aや常時接続サーバ300Bを介して電気機器100に各種の操作指示などをスムーズに伝達することができる。
より詳細には、図1から図3に示すように、本実施の形態にかかるネットワークシステム1においては、電気機器100とサーバ300A,300Bとの間には、ルータ400やスイッチやアンテナなどの各種の装置や回線が存在する。そのため、電気機器100は、定期的に、サーバ300A,300Bとの通信が正常に接続されているかを確認している。接続が確認できない場合は、電気機器100は、たとえば、通信を切断してから再接続を行ったり、切断された旨のエラー通知を出力したりする。
具体例として、図4に示すように、電気機器100は、サーバ300A,300Bとの接続中は、無通信が始まると(データのやり取りが途絶えると)、第1の所定時間(keep alive間隔)毎に、接続中であるかを確認するためのデータ(keep aliveデータ)をサーバ300A,300Bに送信する。keep aliveデータの応答がサーバ300A,300Bから返ってくると、電気機器100は、再度、第1の所定時間待機してから、keep aliveデータをサーバ300A,300Bに送信する。
そして、図5に示すように、電気機器100がkeep aliveデータを送信してから第2の所定時間経過してもサーバ300A,300Bからの応答がない場合、すなわちサーバ300A,300Bと接続中であることの確認に失敗すると、電気機器100は、再度、keep aliveデータをサーバ300A,300Bに送信する。サーバ300A,300Bと接続中であることの確認に所定回数失敗すると、電気機器100は、再接続待ち時間待機してから、サーバ300A,300Bとの再接続処理を開始する。たとえば、電気機器100は、サーバ300A,300Bとの通信の切断処理を実行してから、サーバ300A,300Bとの接続の開始処理を実行する。
ここで、電気機器100が、keep aliveデータを頻繁にサーバ300A,300Bに送信すると、回線の混雑の程度が大きくなってしまったり、サーバ300A,300Bの負荷が大きくなってしまったりする。逆に、keep aliveデータを減らし過ぎると、サーバ300A,300Bや通信経路上の機器や回線によって通信が切断される可能性が高くなってしまう。それに加えて切断状態の検知が遅れるため再接続処理が即時になされず、非接続の状態が長く続くことでユーザの利便性が損なわれる。
そこで、本実施の形態においては、サーバ300A,300Bの負荷を低減しつつ、通信が切断される可能性を低減するために、電気機器100がkeep aliveデータの送信間隔、すなわち第1の所定時間を自動的に調整するように構成されている。以下、このような機能を実現するための具体的な構成について詳述する。
<電気機器100の構成>
<電気機器100の構成>
まず、電気機器100の構成の一態様について説明する。図6を参照して、本実施の形態にかかる電気機器100は、主たる構成要素として、CPU110と、メモリ120と、ディスプレイ130、操作部140と、通信インターフェイス160と、スピーカ170と、マイク180と、機器駆動部190とを含む。
CPU110は、メモリ120あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、電気機器100の各部を制御する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read‐Only Memory)などによって実現され、電気機器100に内包されているものであってもよいし、電気機器100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、電気機器100からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部140を介して入力されたデータ、リモコンから受信したデータ、ルータ400やインターネットを介してサーバ300A,300Bから受信したデータなどを記憶する。
ディスプレイ130は、CPU210からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。なお、ディスプレイ130は、単にLEDライトなどであってもよい。
操作部140は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。なお、ディスプレイ130と操作部140とは、タッチパネルを構成してもよい。
通信インターフェイス160は、無線LANまたは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス160は、有線通信あるいは無線通信によってサーバ300A,300Bなどの他の装置との間でデータをやり取りする。すなわち、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、受け付けた操作命令や現在の動作状態や各種センサで測定した測定結果をサーバ300A,300Bなどの他の装置に送信したり、逆に他の装置から各種の情報を受信したりする。
スピーカ170は、CPU110からの音声データに基づいて音声メッセージなどを出力する。マイク180は、ユーザの声などを取得して音声データをCPU110に入力する。
機器駆動部190は、CPU110からの信号に基づいて、電気機器100の各部(モータやヒータやアンテナなど)を制御する。たとえば、電子レンジ100Cに関しては、機器駆動部190は、加熱調理のためのアンテナや回転テーブルであったりする。
人感センサ199は、電気機器100の周囲にいる人を検知して、検知結果をCPU110に入力する。
<サーバ300A,300Bのハードウェア構成>
<サーバ300A,300Bのハードウェア構成>
次に、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成するサーバ300A,300Bの構成の一態様について説明する。図7を参照して、サーバ300A,300Bは、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)310と、メモリ320と、操作部340と、通信インターフェイス360とを含む。
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ300A,300Bの各部を制御する。たとえば、CPU310は、メモリ320に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ320は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、サーバ300A,300Bに内包されているものであってもよいし、サーバ300A,300Bの各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ300A,300Bからアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ320は、CPU310によって実行されるプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる処理やサービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
操作部340は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。
通信インターフェイス360は、CPU310からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、電気機器100や通信端末200などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して電気機器100や通信端末200などの他の装置からのデータを受信して、CPU310に受け渡す。
<電気機器100によるkeep aliveデータ送信処理>
<電気機器100によるkeep aliveデータ送信処理>
次に、本実施の形態にかかる電気機器100におけるアプリケーションサーバ300Aに対するkeep aliveデータの送信処理について説明する。なお、アプリケーションプログラムやOSの通信プログラムによっては、以下の処理を常時接続サーバ300Bに対するkeep aliveデータの送信に関して行ってもよい。
上述した通り、本実施の形態においては、図8に示すように、電気機器100のCPU110は、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aとの接続を開始する(ステップS102)。CPU110は、第1の所定期間を初期値、たとえば30秒など、に設定する(ステップS104)。
CPU110は、サーバ300Aとの無通信状態が始まると(ステップS106)、第1の所定時間待機後に(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。そして、CPU110は、keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返ってくると、すなわち、接続中であることが確認できると(ステップS112にてYESである場合)、図9に示すように、前回の第1の所定時間よりも長い第1の所定時間、たとえば60秒など、に設定しなおす(ステップS138)。
CPU110は、新たな第1の所定時間だけ待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介して、再度サーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返ってくると(ステップS112にてYESである場合)、図9に示すように、CPU110は、前回の第1の所定時間よりも長い第1の所定時間、たとえば90秒など、に設定し直す(ステップS138)。CPU110は、新たな第1の所定時間だけ待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信する。
一方、keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返って来なかった場合、すなわち、接続中であることが確認できなかった場合(ステップS112にてNOである場合)、所定回数に達するまで(ステップS122)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信することを繰り返す(ステップS110)。接続中の確認の失敗が所定回数続くと(ステップS122にてYESである場合)、CPU110は、再接続処理を実行する(ステップS102)。
このとき、図9に示すように、CPU110は、第1の所定時間をリセットする(ステップS104)。その後、CPU110は、無通信状態が始まると(ステップS106)、最初の第1の所定時間、たとえば30秒など、待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。以下、このような処理を繰り返す。
<第2の実施の形態>
<第2の実施の形態>
上記の実施の形態においては、keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返って来なかった場合、すなわち、接続中であることが確認できなかった場合、所定回数に達するまで、待機時間なしに、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信することを繰り返すものであった。しかしながら、図10に示すように、keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返って来なかった場合、すなわち、接続中であることが1度でも確認できなかった場合に(ステップS112にてNOである場合)、CPU110は、第1の所定時間をリセットして(ステップS104)、最初の第1の所定時間、たとえば30秒など、待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信してもよい。
<第3の実施の形態>
<第3の実施の形態>
あるいは、図11に示すように、再接続処理後に無通信状態が始まると、CPU110は、初期値として、第1の所定時間を1段階だけ短いものに設定し直してもよい。たとえば前回の最後に、第1の所定時間を120秒で接続確認に失敗した場合は、第1の所定時間を90秒に設定し直して、第1の所定時間待機してから、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信してもよい。この場合も、接続中であることが1度でも確認できなかった場合に、CPU110は、第1の所定時間を1段階だけ短いものに設定し直してもよい。
<第4の実施の形態>
<第4の実施の形態>
より好ましくは、接続中であるかを確認できたか否かの結果に関する、第1の所定時間毎の履歴に基づいて、第1の所定時間を設定してもよい。たとえば、電気機器100が、図12に示すような、第1の所定時間毎の確認の成否に関する履歴データを記憶したり、利用可能であったりしてもよい。
そしてたとえば、図13に示すように、CPU110は、keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返ってくると(ステップS112にてYESである場合)、すなわち、接続中であることが確認できると(ステップS112にてYESである場合)、前回の第1の所定時間よりも長くした場合の第1の所定時間に関する成功確率に基づいて乱数を発生させる(ステップS132)。そして、CPU110は、乱数による判断の結果(ステップS134)、成功する確率が所定値以上である場合は(ステップS136にてYESである場合)、前回の第1の所定時間よりも長い第1の所定時間、たとえば60秒など、に設定しなおす(ステップS138)。
そして、CPU110は、新たな第1の所定時間だけ待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介して、再度サーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。keep aliveデータに対する応答がサーバ300A,300Bから返ってくると(ステップS112にてYESである場合)、CPU110は、前回の第1の所定時間よりも長くした第1の所定時間に関する成功確率に基づいて乱数を発生させる(ステップS132)。CPU110は、乱数による判断の結果(ステップS134)、成功確率を満たすものである場合は(ステップS136にてYESである場合)、CPU110は、前回の第1の所定時間よりもさらに長い第1の所定時間、たとえば90秒など、に設定し直す(ステップS138)。CPU110は、新たな第1の所定時間だけ待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。
なお、CPU110は、乱数による判断の結果(ステップS134)、成功確率を満たさない場合は(ステップS136にてNOである場合)、再度、前回の第1の所定時間待機してから(ステップS108)、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信する(ステップS110)。
なお、接続中であることが確認できなかった場合(ステップS112にてNOである場合)の処理は、上記の実施の形態と同様である。
<第5の実施の形態>
<第5の実施の形態>
さらには、図14に示すように、長くした場合の第1の所定時間に関する接続中であることの確認処理の成功確率に基づいて、第1の所定時間を長くすべき確率を設定してもよい。たとえば、長くした第1の所定時間に関する接続中であることの確認の成功確率がPである場合に、CPU110は、ステップS134において、確率P+εに対する乱数による判断を行ってもよい。
<第6の実施の形態>
<第6の実施の形態>
さらには、接続中であることの確認処理の成否結果に関する、通信環境毎の、第1の所定時間毎の履歴に基づいて、第1の所定時間が設定されてもよい。たとえば、図15に示すように、第1の環境における、第1の所定時間に関する接続中であることの確認の成功確率と、第2の環境における、第1の所定時間に関する接続中であることの確認の成功確率と、は異なる場合がある。
ここで、環境とは、通信する時間帯や、通信相手のアドレスや、通信相手の個数や、通信データ量や、電気機器100の周囲の状況などをいう。たとえば、時間帯によって、通信が切断される可能性が変化するからである。また、通信相手などによっても、通信経路上の装置や回線が異なるからである。
この場合は、たとえば、第1の所定時間が120秒の場合にエラーが多発する環境では、図16に示すように、電気機器100のCPU110は、乱数による判断によって、第1の所定時間を90秒に設定することが多くなり、サーバ300A,300Bの負荷を低減しつつ、通信が切断される可能性を低減することが可能になる。
その後、同じ環境においても、120秒で確認に成功することが増えてくると、図17に示すように、電気機器100のCPU110は、乱数による判断によって、第1の所定時間を120秒以上に設定することも多くなり、さらにサーバ300A,300Bの負荷を低減することが可能になる。このように乱数による確率的動作を導入する事により、環境の変動に対して柔軟に適応できるようになる。
なお、図18に示すように、再接続処理後に無通信状態が始まったときに、CPU110は、第1の所定時間を1段階だけ短いものに設定し直す処理と組み合わせてもよい。
あるいは、第1の所定時間の初期値を30秒ではなく、環境に応じて、成功確率が90%以上のうちの一番長い時間に設定してもよい。そして、図19に示すように、再接続処理後に無通信状態が始まると、CPU110は、第1の所定時間を環境に応じた初期値に設定して、最初の第1の所定時間待機してから、通信インターフェイス160を介してサーバ300Aにkeep aliveデータを送信してもよい。
あるいは、電気機器100のCPU110は、人感センサ199の検知結果に基づいて、近くに人がいるときは、第1の所定時間を短めに設定してもよい。たとえば、CPU110は、乱数による判断基準の成功確率を人がいない場合よりも高めに設定したり、第1の所定時間を人がいない場合よりも1段階短い時間に設定したりしてもよい。
<第7の実施の形態>
<第7の実施の形態>
上記の実施の形態に加えて、接続中であるかを確認できたか否かの結果に関する、通信環境毎の、第1の所定時間毎の履歴に基づいて、第1の所定時間の上限値が設定されてもよい。たとえば、電気機器100のCPU110が、時間帯毎の、第1の所定時間毎の、接続確認の失敗確率を計算してもよい。そして、図20に示すような、電気機器100のCPU110が、時間帯毎の、所定の失敗確率を超えてしまう時間を、第1の所定時間の上限値として設定してもよい。
<第8の実施の形態>
<第8の実施の形態>
上記の実施の形態のネットワークシステム1の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、電気機器100やサーバ300A,300Bや通信端末200の各々の役割の一部または全部を、別の装置が担ったり、複数の装置で担ったりしてもよい。たとえば、電気機器100の代わりに、サーバ300A,300Bが、keep aliveデータを電気機器100に送信したり、第1の所定時間を決定したりしてもよい。
<まとめ>
<まとめ>
上記の実施の形態によると、他の装置と通信するための通信インターフェイスと、接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、通信インターフェイスを介して、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定するためのプロセッサとを備える、電気機器が提供される。
好ましくは、プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の時間帯毎の履歴に基づいて、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を時間帯毎に決定する。
好ましくは、プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の通信相手先毎の履歴に基づいて、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を通信相手先毎に決定する。
好ましくは、プロセッサは、接続中であることを確認するための処理に成功した場合、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を長く設定し直す。
好ましくは、プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔の上限値を決定する。
好ましくは、プロセッサは、接続中であることを確認するための処理に失敗した場合、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を短く設定し直す。
好ましくは、電気機器は、人感センサをさらに備える。プロセッサは、人を検知した場合に、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を短い時間に設定し直す。
上記の実施の形態においては、電気機器と、サーバとを備えるネットワークシステムが提供される。電気機器側からサーバと接続中であることを確認するための処理を実行し、電気機器は、サーバと接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、サーバと接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ネットワークシステム
100 :電気機器
100A :ロボット
100B :掃除機
100C :電子レンジ
100D :エアコン
110 :CPU
120 :メモリ
130 :ディスプレイ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
170 :スピーカ
180 :マイク
190 :機器駆動部
199 :人感センサ
200 :通信端末
200A :スマートフォン
210 :CPU
300A :アプリケーションサーバ
300B :常時接続サーバ
310 :CPU
320 :メモリ
340 :操作部
360 :通信インターフェイス
400 :ルータ
100 :電気機器
100A :ロボット
100B :掃除機
100C :電子レンジ
100D :エアコン
110 :CPU
120 :メモリ
130 :ディスプレイ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
170 :スピーカ
180 :マイク
190 :機器駆動部
199 :人感センサ
200 :通信端末
200A :スマートフォン
210 :CPU
300A :アプリケーションサーバ
300B :常時接続サーバ
310 :CPU
320 :メモリ
340 :操作部
360 :通信インターフェイス
400 :ルータ
Claims (8)
- 他の装置と通信するための通信インターフェイスと、
接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、前記通信インターフェイスを介して、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定するためのプロセッサとを備える、電気機器。 - 前記プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の時間帯毎の履歴に基づいて、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を時間帯毎に決定する、請求項1に記載の電気機器。
- 前記プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の通信相手先毎の履歴に基づいて、接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を通信相手先毎に決定する、請求項2に記載の電気機器。
- 前記プロセッサは、接続中であることを確認するための処理に成功した場合、前記間隔を長く設定し直す、請求項1から3のいずれか1項に記載の電気機器。
- 前記プロセッサは、接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、前記間隔の上限値を決定する、請求項4に記載の電気機器。
- 前記プロセッサは、接続中であることを確認するための処理に失敗した場合、前記間隔を短く設定し直す、請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
- 人感センサをさらに備え、
前記プロセッサは、人を検知した場合に、前記間隔を短い時間に設定し直す、請求項1から5に記載の電気機器。 - 電気機器と、
サーバとを備えるネットワークシステムであって、
前記電気機器側から前記サーバと接続中であることを確認するための処理を実行し、前記電気機器は、前記サーバと接続中であることを確認するための処理の結果の履歴に基づいて、前記サーバと接続中であることを確認するための処理を繰り返す間隔を決定する、ネットワークシステム。
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JP2018198174A JP2020067683A (ja) | 2018-10-22 | 2018-10-22 | 電気機器およびネットワークシステム |
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