JP2020067017A - 蒸気タービンプラント及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱器で用いられる燃焼排ガスの熱を効率的に利用可能な蒸気タービンプラント及びその運転方法を提供する。【解決手段】一の実施形態によれば、蒸気タービンプラントは、原子炉で発生した熱または集熱器により集熱した太陽熱を用いて水を蒸気に変化させる蒸気発生器と、前記蒸気発生器からの前記蒸気を燃焼排ガスを用いて加熱する第1加熱器とを具備する。前記プラントはさらに、前記第1加熱器を流通した前記蒸気により駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンからの前記蒸気を前記水に変化させる復水器とを具備する。前記プラントはさらに、前記復水器からの前記水を前記蒸気発生器に搬送するポンプと、前記第1加熱器を流通した前記燃焼排ガスを用いて、前記第1加熱器と前記復水器との間を流れる前記蒸気、前記復水器と前記蒸気発生器との間を流れる前記水、または前記燃焼排ガスの生成用の燃料または空気を加熱する第2加熱器とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、蒸気タービンプラント及びその運転方法に関する。
図11は、第1従来技術の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。このプラントは、原子力を用いた蒸気タービンプラントである。
図11の蒸気タービンプラントは、燃焼器1と、加熱器2と、上流蒸気タービン3と、下流蒸気タービン4と、発電機5と、復水器6と、給水ポンプ7と、原子力蒸気発生器8とを具備している。
燃焼器1には、燃料11と空気12が供給される。燃料11は例えば、天然ガスや油である。燃料11と空気12の搬送機については、図示を省略する。燃料11と空気12が燃焼器1に流入し、燃焼器1が空気12を用いて燃料11を燃焼させ、その結果、燃焼器1から燃焼排ガス13が排出される。
原子力蒸気発生器8は、原子炉で発生する熱を利用して、給水19から第1蒸気14を発生させる。給水19は、給水ポンプ7により原子力蒸気発生器8へと搬送される。給水19は、原子力蒸気発生器8にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、液体(給水19)から気体(第1蒸気14)に相変化する。
第1蒸気14は加熱器2に流入する。加熱器2の熱源は、燃焼器1から排出された燃焼排ガス13である。燃焼排ガス13は、燃焼器1から加熱器2に流入し、加熱器2に含まれる蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、最終的に放出ガス16として大気へ排出される。一方、第1蒸気14は、蒸気加熱器2aにて加熱されて第2蒸気15に変化し、加熱器2から排出される。加熱器2内の第1蒸気14は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。第1蒸気14の温度及び第2蒸気15の温度は例えば、それぞれ380℃及び566℃である。燃焼排ガス13は、第1蒸気14を加熱する事で温度低下し、加熱器2から放出ガス16として流出する。
第2蒸気15は、上流蒸気タービン3に流入し、上流蒸気タービン3内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第1排気17になる。上流蒸気タービン3から排出された第1排気17は、下流蒸気タービン4に流入し、下流蒸気タービン4内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第2排気18になる。この際、第1排気17の一部は、下流蒸気タービン4内にて凝縮する。下流蒸気タービン4から排出された第2排気18は、復水器6に流入し、復水器6にて海水などの冷却水により冷却され給水19になる。
復水器6から排出された給水19は、給水ポンプ7により原子力蒸気発生器8へと再び搬送される。このようにして、水が第1蒸気14、第2蒸気15、第1排気17、第2排気18、及び給水19として蒸気タービンプラント内を循環する。
上流蒸気タービン3、下流蒸気タービン4、及び発電機5は、同じ回転軸に接続されている。上流蒸気タービン3が第2蒸気15により駆動されて回転し、下流蒸気タービン4が第1排気17により駆動されて回転する事で、回転軸が回転する。その結果、回転軸に発生した軸動力を用いて発電機5が発電する。
図12は、第2従来技術の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。このプラントは、太陽熱を用いた蒸気タービンプラントである。
図12の蒸気タービンプラントは、燃焼器1と、加熱器2と、上流蒸気タービン3と、下流蒸気タービン4と、発電機5と、復水器6と、給水ポンプ7と、集熱器9と、太陽熱蒸気発生器10とを具備している。図12では、原子力蒸気発生器8が集熱器9及び太陽熱蒸気発生器10に置き換えられている。以下、第1従来技術と異なる部分を中心に説明する。
給水19は、給水ポンプ7により太陽熱蒸気発生器10へと搬送される。一方、熱媒体20は、集熱器9により集熱された太陽熱により加熱される。集熱器9により加熱された熱媒体20は、太陽熱蒸気発生器10に流入し、太陽熱蒸気発生器10内にて給水19を加熱し、温度低下した後、集熱器9に戻る。このように、熱媒体20は、集熱器9と太陽熱蒸気発生器10との間を循環する。一方、給水19は、太陽熱蒸気発生器10にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、液体(給水19)から気体(第1蒸気14)に相変化する。なお、熱媒体20を搬送するポンプについては、図示を省略する。
特開平5−249288号公報
第1従来技術において、原子炉からの熱を用いて製造した第1蒸気14は、蒸気タービン向けとしては低温であり、かつ蒸気タービン内での湿り度が高い事が多い。また、第2従来技術において、集熱器9はトラフ型である事が多いため、太陽熱を用いて製造した第1蒸気14は、蒸気タービン向けとしては低温であり、かつ蒸気タービン内での湿り度が高い事が多い。具体的を挙げると、第1及び第2従来技術における第1蒸気14の温度は例えば、それぞれ380℃及び270℃である。そのため、仮に第1蒸気14を加熱器2で加熱せずにそのまま上流蒸気タービン3に流入させると、タービンサイクル効率が低くなる。
しかしながら、第1及び第2従来技術では、燃焼式の加熱器2により第1蒸気14を加熱して第2蒸気15を製造している。よって、第1及び第2従来技術における第2蒸気15の温度は例えば、それぞれ566℃及び620℃となる。そのため、第2蒸気15を高温高圧にでき、かつタービン内部蒸気を乾き蒸気を主体にする事ができ、タービンサイクル効率が高くなる。
このように、第1及び第2従来技術では、高レベルの加熱には高温(高レベル)の熱源を用い、低レベルの加熱には低温(低レベル)の熱源を用いている。低レベルの加熱の例は、大量の熱を消費する「液体の沸騰」や、低温の熱源でも加熱できる「液体の昇温」である。第1及び第2従来技術では、給水19の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用いている。
第1及び第2従来技術において、加熱器2を流通する燃焼排ガス13は、第1蒸気14を加熱して温度低下するが、第1蒸気14より低温にはならない。例えば、第1蒸気14の温度が380℃であれば、放出ガス16の温度は380℃より高い。よって、380℃という充分高温の放出ガス16が大気に排出されている。そのため、この放出ガス16の熱を有効利用して、発電出力やタービンサイクル効率を向上させる事が望ましい。
そこで、本発明の実施形態は、加熱器で用いられる燃焼排ガスの熱を効率的に利用可能な蒸気タービンプラント及びその運転方法を提供する事を課題とする。
一の実施形態によれば、蒸気タービンプラントは、原子炉で発生した熱または集熱器により集熱した太陽熱を用いて水を蒸気に変化させる蒸気発生器と、前記蒸気発生器からの前記蒸気を燃焼排ガスを用いて加熱する第1加熱器とを具備する。前記プラントはさらに、前記第1加熱器を流通した前記蒸気により駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンからの前記蒸気を前記水に変化させる復水器とを具備する。前記プラントはさらに、前記復水器からの前記水を前記蒸気発生器に搬送するポンプと、前記第1加熱器を流通した前記燃焼排ガスを用いて、前記第1加熱器と前記復水器との間を流れる前記蒸気、前記復水器と前記蒸気発生器との間を流れる前記水、または前記燃焼排ガスの生成用の燃料または空気を加熱する第2加熱器とを具備する。
第1実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第2実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第3実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第4実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第5実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第6実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第7実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第8実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第9実施形態の蒸気タービンプラントの構成を部分的に示す模式図である。 第10実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第1従来技術の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。 第2従来技術の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1から図12において、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図1の蒸気タービンプラントは、図11の上流蒸気タービン3の代わりに高圧タービン21及び中圧タービン22を具備している。そこで、本実施形態では、下流蒸気タービン4を「低圧タービン4」と呼ぶ事にする。高圧タービン21は第1蒸気タービンの例であり、中圧タービン22及び低圧タービン4は第2蒸気タービンの例である。また、図1の加熱器2は、上述の蒸気加熱器2aと、別の蒸気加熱器2bとを具備している。蒸気加熱器2aは第1加熱器の例であり、蒸気加熱器2bは第2加熱器の例である。以下、第1従来技術と異なる部分を中心に説明する。
高圧タービン21、中圧タービン22、及び低圧タービン4は、互いに直列に接続されており、再熱サイクルを構成している。中圧タービン22と低圧タービン4は、再熱タービンである。
給水19は、原子力蒸気発生器8にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、給水19から第1蒸気14に相変化する。第1蒸気14は、加熱器2に流入し、加熱器2内の蒸気加熱器2aにて燃焼器1からの燃焼排ガス13により加熱され、第2蒸気15に変化する。蒸気加熱器2aにおいて、第1蒸気14は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。第2蒸気15は、高圧タービン21に流入し、高圧タービン21内にて膨張し、圧力、温度ともに低下して第3排気31になる。
高圧タービン21から排出された第3排気31は、加熱器2に流入し、加熱器2に含まれる蒸気加熱器2bにて加熱される。蒸気加熱器2bは、蒸気加熱器2aより燃焼排ガス13の流れに関して下流に位置している。そのため、第3排気31は、蒸気加熱器2bにて蒸気加熱器2aを流通した燃焼排ガス13により加熱される。その結果、第3排気31は、顕熱上昇して第3蒸気32になる。このように、本実施形態の燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に蒸気加熱器2bにて第3排気31を加熱する。蒸気加熱器2bにおいて、第3排気31は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。
第1蒸気14、第2蒸気15、第3蒸気32の温度はそれぞれ、例えば380℃、566℃、380℃である。第1蒸気14が380℃の場合、第1蒸気14を加熱後の燃焼排ガス13の温度は、380℃以上の温度までしか低下しない。そのため、蒸気加熱器2bは、380℃以上の燃焼排ガス13から熱回収し、第3蒸気32を380℃まで加熱する事ができる。
加熱器2から排出された第3蒸気32は、中圧タービン22に流入し、中圧タービン22内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第1排気17になる。また、中圧タービン22から排出された第1排気17は、低圧タービン4に流入し、低圧タービン4内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第2排気18になる。この際、第1排気17の一部は、低圧タービン4内にて凝縮する。低圧タービン4から排出された第2排気18は、復水器6に流入し、復水器6にて冷却され給水19になる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2bにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、給水19の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、第3排気31の再熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と原子力発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第1従来技術や本実施形態のように火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と原子力発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第1従来技術のように火力発電と原子力発電が同じ蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく蒸気加熱器2bでも利用する事で、火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の蒸気加熱器2bは、高圧タービン21と中圧タービン22との間を流れる第3排気31を加熱しているが、蒸気加熱器2aから復水器6までの間を流れるその他の蒸気を加熱してもよい。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図2の蒸気タービンプラントは、図12の上流蒸気タービン3の代わりに高圧タービン21及び中圧タービン22を具備している。そこで、本実施形態では、下流蒸気タービン4を「低圧タービン4」と呼ぶ事にする。また、図2の加熱器2は、図1の加熱器2と同様に、蒸気加熱器2a、2bを具備している。よって、図2の蒸気タービンプラントは、図1の蒸気タービンプラントの原子力蒸気発生器8を集熱器9及び太陽熱蒸気発生器10に置き換えた構成を有している。以下、第2従来技術や第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
給水19は、給水ポンプ7により太陽熱蒸気発生器10へと搬送される。一方、熱媒体20は、集熱器9により集熱された太陽熱により加熱され、太陽熱蒸気発生器10に流入し、太陽熱蒸気発生器10内にて給水19を加熱した後、集熱器9に戻る。給水19は、太陽熱蒸気発生器10にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、給水19から第1蒸気14に相変化する。第1蒸気14は、蒸気加熱器2aにて加熱されて第2蒸気15に変化し、第2蒸気15は、高圧タービン21に流入する。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2bにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、給水19の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、第3排気31の再熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と太陽熱発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第2従来技術や本実施形態のように火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と太陽熱発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第2従来技術のように火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく蒸気加熱器2bでも利用する事で、火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の蒸気加熱器2bは、高圧タービン21と中圧タービン22との間を流れる第3排気31を加熱しているが、蒸気加熱器2aから復水器6までの間を流れるその他の蒸気を加熱してもよい。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図3の加熱器2は、上述の蒸気加熱器2aと、給水加熱器2cとを具備している。蒸気加熱器2aは第1加熱器の例であり、給水加熱器2cは第2加熱器の例である。以下、第1従来技術と異なる部分を中心に説明する。
復水器6から排出された給水19は、給水ポンプ7により加熱器2に搬送され、加熱器2に含まれる給水加熱器2cにて加熱される。給水加熱器2cは、蒸気加熱器2aより燃焼排ガス13の流れに関して下流に位置している。そのため、給水19は、給水加熱器2cにて蒸気加熱器2aを流通した燃焼排ガス13により加熱される。その結果、常温だった給水19は、温度上昇して高温給水33になる。このように、本実施形態の燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に給水加熱器2cにて給水19を加熱する。加熱器2から排出された高温給水33は、原子力蒸気発生器8に流入する。給水加熱器2cにおいて、給水19は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。
第1蒸気14の温度は、例えば380℃である。第1蒸気14が380℃の場合、第1蒸気14を加熱後の燃焼排ガス13の温度は、380℃以上の温度までしか低下しない。そのため、給水加熱器2cは、380℃以上の燃焼排ガス13から熱回収して給水19を加熱する事ができる。この際、給水加熱器2cは常温の給水19を加熱するので、燃焼排ガス13の温度を充分に低い温度まで低下させる事ができる。例えば、燃焼排ガス13の温度を、化石燃料(燃料11)の組成に由来する低温腐食が問題にならない温度まで低下させる事ができる。本実施形態の給水加熱器2cは、給水19をその圧力における沸点より幾らか低い温度まで加熱し、高温給水33に変化させる。
高温給水33は、原子力蒸気発生器8にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、高温給水33から第1蒸気14に相変化する。第1蒸気14は、加熱器2に流入し、加熱器2内の蒸気加熱器2aにて燃焼器1からの燃焼排ガス13により加熱され、第2蒸気15に変化する。第2蒸気15は、上流蒸気タービン3に流入し、上流蒸気タービン3内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第1排気17になる。第1排気17は、下流蒸気タービン4に流入し、下流蒸気タービン4内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第2排気18になる。第2排気18は、復水器6に流入し、復水器6にて冷却され給水19になる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を給水加熱器2cにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、高温給水33の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、充分に低レベルな低温でも加熱できる給水19の加熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と原子力発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第1従来技術や本実施形態のように火力発電と原子力発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と原子力発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第1従来技術のように火力発電と原子力発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく給水加熱器2cでも利用する事で、火力発電と原子力発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の給水加熱器2cは、給水ポンプ7と原子力蒸気発生器8との間を流れる給水19を加熱しているが、復水器6と原子力蒸気発生器8との間を流れるその他の給水19を加熱してもよい。
(第4実施形態)
図4は、第4実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図4の蒸気タービンプラントは、図3の蒸気タービンプラントの原子力蒸気発生器8を集熱器9及び太陽熱蒸気発生器10に置き換えた構成を有している。以下、第2従来技術や第3実施形態と異なる部分を中心に説明する。
復水器6から排出された給水19は、給水ポンプ7により加熱器2に搬送され、加熱器2に含まれる給水加熱器2cにて加熱される。その結果、常温だった給水19は、温度上昇して高温給水33になる。加熱器2から排出された高温給水33は、太陽熱蒸気発生器10に流入する。
一方、熱媒体20は、集熱器9により集熱された太陽熱により加熱され、太陽熱蒸気発生器10に流入し、太陽熱蒸気発生器10内にて高温給水33を加熱した後、集熱器9に戻る。高温給水33は、太陽熱蒸気発生器10にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、高温給水33から第1蒸気14に相変化する。第1蒸気14は、蒸気加熱器2aにて加熱されて第2蒸気15に変化し、第2蒸気15は、上流蒸気タービン3に流入する。
この際、給水加熱器2cは常温の給水19を加熱するので、燃焼排ガス13の温度を充分に低い温度まで低下させる事ができる。例えば、燃焼排ガス13の温度を、化石燃料(燃料11)の組成に由来する低温腐食が問題にならない温度まで低下させる事ができる。本実施形態の給水加熱器2cは、給水19をその圧力における沸点より幾らか低い温度まで加熱し、高温給水33に変化させる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を給水加熱器2cにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、高温給水33の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、充分に低レベルな低温でも加熱できる給水19の加熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と太陽熱発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第2従来技術や本実施形態のように火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と太陽熱発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第2従来技術のように火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく給水加熱器2cでも利用する事で、火力発電と太陽熱発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の給水加熱器2cは、給水ポンプ7と太陽熱蒸気発生器10との間を流れる給水19を加熱しているが、復水器6と太陽熱蒸気発生器10との間を流れるその他の給水19を加熱してもよい。
(第5実施形態)
図5は、第5実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図5の加熱器2は、蒸気加熱器2aと、蒸気加熱器2bと、給水加熱器2cとを具備している。蒸気加熱器2aは第1加熱器の例であり、蒸気加熱器2b及び給水加熱器2cは第2加熱器の例である。また、蒸気加熱器2bは上流加熱器の例であり、給水加熱器2cは下流加熱器の例である。以下、第1及び第3実施形態と異なる部分を中心に説明する。
復水器6から排出された給水19は、給水ポンプ7により加熱器2に搬送され、加熱器2に含まれる給水加熱器2cにて加熱される。給水加熱器2cは、蒸気加熱器2bより燃焼排ガス13の流れに関して下流に位置している。そのため、給水19は、給水加熱器2cにて蒸気加熱器2bを流通した燃焼排ガス13により加熱される。その結果、常温だった給水19は、温度上昇して高温給水33になる。このように、本実施形態の燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に蒸気加熱器2bにて第3排気31を加熱し、その後に給水加熱器2cにて給水19を加熱する。加熱器2から排出された高温給水33は、原子力蒸気発生器8に流入する。
この際、給水加熱器2cは常温の給水19を加熱するので、燃焼排ガス13の温度を充分に低い温度まで低下させる事ができる。例えば、燃焼排ガス13の温度を、化石燃料(燃料11)の組成に由来する低温腐食が問題にならない温度まで低下させる事ができる。本実施形態の給水加熱器2cは、給水19をその圧力における沸点より幾らか低い温度まで加熱し、高温給水33に変化させる。
高温給水33は、原子力蒸気発生器8にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、高温給水33から第1蒸気14に相変化する。第1蒸気14は、加熱器2に流入し、加熱器2内の蒸気加熱器2aにて燃焼器1からの燃焼排ガス13により加熱され、第2蒸気15に変化する。第2蒸気15は、高圧タービン21に流入し、高圧タービン21内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第3排気31になる。
第3排気31は、加熱器2に流入し、加熱器2に含まれる蒸気加熱器2bにて加熱される。蒸気加熱器2bは、蒸気加熱器2aより燃焼排ガス13の流れに関して下流に位置している。そのため、第3排気31は、蒸気加熱器2bにて蒸気加熱器2aからの燃焼排ガス13により加熱される。その結果、第3排気31は、顕熱上昇して第3蒸気32になる。第3蒸気32は、中圧タービン22に流入し、中圧タービン22内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第1排気17になる。また、中圧タービン22から排出された第1排気17は、低圧タービン4に流入し、低圧タービン4内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第2排気18になる。第2排気18は、復水器6に流入し、復水器6にて冷却され給水19になる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2bや給水加熱器2cにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、高温給水33の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルだった熱源を用い、給水19の加熱や第3排気31の再熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と原子力発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第1従来技術や本実施形態のように火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と原子力発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第1従来技術のように火力発電と原子力発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく蒸気加熱器2bや給水加熱器2cでも利用する事で、火力発電と原子力発電が同一の蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の加熱器2は、蒸気加熱器2bの下流に給水加熱器2cを具備しているが、代わりに給水加熱器2cの下流に蒸気加熱器2bを具備していてもよい。ただし、給水19の加熱より第3排気31の加熱に高レベルの熱源を要する事が多いため、蒸気加熱器2bの下流に給水加熱器2cを配置する事が望ましい事が多い。
(第6実施形態)
図6は、第6実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図6の蒸気タービンプラントは、図5の蒸気タービンプラントの原子力蒸気発生器8を集熱器9及び太陽熱蒸気発生器10に置き換えた構成を有している。以下、第1から第5実施形態と異なる部分を中心に説明する。
復水器6から排出された給水19は、給水ポンプ7により加熱器2に搬送され、加熱器2に含まれる給水加熱器2cにて加熱される。その結果、常温だった給水19は、温度上昇して高温給水33になる。加熱器2から排出された高温給水33は、太陽熱蒸気発生器10に流入する。
一方、熱媒体20は、集熱器9により集熱された太陽熱により加熱され、太陽熱蒸気発生器10に流入し、太陽熱蒸気発生器10内にて高温給水33を加熱した後、集熱器9に戻る。高温給水33は、太陽熱蒸気発生器10にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、高温給水33から第1蒸気14に相変化する。この際、給水加熱器2cは常温の給水19を加熱するので、燃焼排ガス13の温度を充分に低い温度まで低下させる事ができる。例えば、燃焼排ガス13の温度を、化石燃料(燃料11)の組成に由来する低温腐食が問題にならない温度まで低下させる事ができる。本実施形態の給水加熱器2cは、給水19をその圧力における沸点より幾らか低い温度まで加熱し、高温給水33に変化させる。第1蒸気14は、蒸気加熱器2aにて加熱されて第2蒸気15に変化する。第2蒸気15は、高圧タービン21に流入し、高圧タービン21内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第3排気31になる。
第3排気31は、加熱器2に流入し、加熱器2に含まれる蒸気加熱器2bにて加熱される。その結果、第3排気31は、顕熱上昇して第3蒸気32になる。第3蒸気32は、中圧タービン22に流入し、中圧タービン22内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第1排気17になる。中圧タービン22から排出された第1排気17は、低圧タービン4に流入し、低圧タービン4内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながら第2排気18になる。第2排気18は、復水器6に流入し、復水器6にて冷却され給水19になる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2bや給水加熱器2cにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、高温給水33の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、充分に低レベルな低温でも加熱できる給水19の加熱や第3排気31の再熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と太陽熱発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第2従来技術や本実施形態のように火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と太陽熱発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第2従来技術のように火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく蒸気加熱器2bや給水加熱器2cでも利用する事で、火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の加熱器2は、蒸気加熱器2bの下流に給水加熱器2cを具備しているが、代わりに給水加熱器2cの下流に蒸気加熱器2bを具備していてもよい。ただし、給水19の加熱より第3排気31の加熱に高レベルの熱源を要する事が多いため、蒸気加熱器2bの下流に給水加熱器2cを配置する事が望ましい事が多い。
(第7実施形態)
図7は、第7実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図7の加熱器2は、蒸気加熱器2aと、空気加熱器2dと、燃料加熱器2eとを具備している。蒸気加熱器2aは第1加熱器の例であり、空気加熱器2d及び燃料加熱器2eは第2加熱器の例である。以下、第1従来技術と異なる部分を中心に説明する。
燃料11及び空気12は、燃焼器1に供給される前に加熱器2に流入し、それぞれ燃料加熱器2e及び空気加熱器2dにて加熱される。燃料加熱器2e及び空気加熱器2dは、蒸気加熱器2aより下流に位置している。そのため、燃料11及び空気12は、燃料加熱器2e及び空気加熱器2dにて蒸気加熱器2aを流通した燃焼排ガス13により加熱される。その結果、常温だった燃料11及び空気12は、加熱器2にて温度上昇した後、加熱器2から流出して、燃焼器1に流入する。このように、本実施形態の燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に燃料加熱器2e及び空気加熱器2dにて燃料11及び空気12を加熱する。
燃料加熱器2eにおいて、燃料11は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。また、空気加熱器2dにおいて、空気12は、燃焼排ガス13からの対流伝熱だけで加熱される場合もあるし、燃焼排ガス13からの対流伝熱と、燃焼器1の火炎からの輻射伝熱により加熱される場合もある。
なお、燃料加熱器2eは、図7では空気加熱器2dの燃焼排ガス13の流れに関して下流に配置されているが、空気加熱器2dの上流に配置されていてもよい。また、加熱器2は、図7では燃料11及び空気12の両方を加熱しているが、燃料11及び空気12の一方のみを加熱してもよい。
第1蒸気14の温度は、例えば380℃である。第1蒸気14が380℃の場合、第1蒸気14を加熱後の燃焼排ガス13の温度は、380℃以上の温度までしか低下しない。そのため、燃料加熱器2e及び空気加熱器2dは、380℃以上の燃焼排ガス13から熱回収して燃料11及び空気12を加熱する事ができる。この際、燃料加熱器2e及び空気加熱器2dは常温の燃料11及び空気12を加熱するので、燃焼排ガス13の温度を充分に低い温度まで低下させる事ができる。例えば、燃焼排ガス13の温度を、化石燃料(燃料11)の組成による低温腐食が問題にならない温度まで低下させる事ができる。また、本実施形態では、燃焼排ガス13から熱回収して加熱器2の蒸気製造効率を向上させるので、燃料11の流量を低減する事や、燃料11の流量の低下により燃料11や空気12の搬送動力を低減する事が可能となる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を燃料加熱器2eや空気加熱器2dにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、燃料11の流量を低減する事や、燃料11の流量の低下により燃料11や空気12の搬送動力を低減する事が可能となる。本実施形態では、給水19の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、燃料11や空気12の加熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出していた熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と原子力発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第1従来技術や本実施形態のように火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と原子力発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第1従来技術のように火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく燃料加熱器2eや空気加熱器2dでも利用する事で、火力発電と原子力発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の燃料加熱器2eや空気加熱器2dは、第1、第3、及び第5実施形態に適用してもよい。
(第8実施形態)
図8は、第8実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
図8の蒸気タービンプラントは、図7の蒸気タービンプラントの原子力蒸気発生器8を集熱器9及び太陽熱蒸気発生器10に置き換えた構成を有している。以下、第2従来技術や第7実施形態と異なる部分を中心に説明する。
給水19は、給水ポンプ7により太陽熱蒸気発生器10へと搬送される。一方、熱媒体20は、集熱器9により集熱された太陽熱により加熱され、太陽熱蒸気発生器10に流入し、太陽熱蒸気発生器10内にて給水19を加熱した後、集熱器9に戻る。給水19は、太陽熱蒸気発生器10にて加熱される事で、顕熱上昇するだけでなく、給水19から第1蒸気14に相変化する。
燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に燃料加熱器2e及び空気加熱器2dにて燃料11及び空気12を加熱する。その結果、加熱された燃料11及び空気12が燃焼器1に搬送され、燃焼排ガス13の生成用に用いられる。本実施形態では、燃焼排ガス13から熱回収して加熱器2の蒸気製造効率を向上させるので、燃料11の流量を低減する事や、燃料11の流量の低下により燃料11や空気12の搬送動力を低減する事が可能となる。また、燃料11の流量を一定に調整すれば、太陽熱蒸気発生器10や集熱器9を小型化する事が可能となる。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を燃料加熱器2eや空気加熱器2dにて利用する事で、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、発電出力を上げる事ができる。本実施形態では、給水19の昇温や沸騰に低レベルの熱源を用い、第1蒸気14の加熱に高レベルの熱源を用い、燃料11や空気12の加熱に高レベルだった熱源を再利用し大気に放出している熱を用いている。よって、本実施形態によれば、火力発電の長所と太陽熱発電の長所の両方を享受する事が可能となる。
具体的にいうと、第2従来技術や本実施形態のように火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、火力発電と太陽熱発電が別々の蒸気サイクルを構成する場合に比べて、サイクル効率は高くなる。しかしながら、第2従来技術のように火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合には、燃焼排ガス13の熱の無駄が大きくなってしまう。一方、本実施形態によれば、燃焼排ガス13の熱を蒸気加熱器2aだけでなく燃料加熱器2eや空気加熱器2dでも利用する事で、火力発電と太陽熱発電が1つの蒸気サイクルを構成する場合の欠点も抑制する事が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱器2で用いられる燃焼排ガス13の熱を効率的に利用する事が可能となる。なお、本実施形態の燃料加熱器2eや空気加熱器2dは、第2、第4、及び第6実施形態に適用してもよい。
(第9実施形態)
図9は、第9実施形態の蒸気タービンプラントの構成を部分的に示す模式図である。
本実施形態の蒸気タービンは、第1から第6実施形態のいずれかの蒸気タービンプラントと同じ構成機器を具備している。ただし、本実施形態では、燃焼器1が燃焼排ガス発生器25に置き換えられている。以下、第1から第6実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の燃焼排ガス発生器25は、ガスタービン23と、GT(ガスタービン)発電機24とを具備している。ガスタービン23は、GT圧縮機23aと、GT燃焼器23bと、GT膨張機23cとを具備している。GT圧縮機23aとGT燃焼器23bはそれぞれ、圧縮機と燃焼器の例である。
燃料11は、GT燃焼器23bに流入し、空気12は、GT圧縮機23aに流入して圧縮された後、GT燃焼器23bに流入する。GT燃焼器23bは、燃料11を空気12を用いて燃焼させ、燃焼排ガス13を発生させる。GT燃焼器23bから排出された燃焼排ガス13は、GT膨張機23cに流入し、GT膨張機23c内にて膨張し、圧力、温度ともに低下しながらGT膨張機23cを駆動する。GT膨張機23cから排出された燃焼排ガス13は、加熱器2に供給される。
GT圧縮機23a、GT燃焼器23b、GT膨張機23c、及びGT発電機24は、同じ回転軸に接続されている。GT膨張機23cが燃焼排ガス13により駆動されて回転する事で、この回転軸が回転する。その結果、この回転軸に発生した軸動力を用いてGT発電機24が発電する。
加熱器2の構成は、第1から第6実施形態で説明した通りである。加熱器2は例えば、燃焼排ガス13と他の流体との熱交換により他の流体を加熱する熱交換器である。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13をGT発電機24による発電に用いる事で、第1から第6実施形態より発電出力や発電効率を向上させる事が可能となる。
(第10実施形態)
図10は、第10実施形態の蒸気タービンプラントの構成を示す模式図である。
本実施形態の蒸気タービンは、第9実施形態の蒸気タービンプラントと同じ構成機器を具備している。ただし、本実施形態の加熱器2は、図7または図8の加熱器2と同様に、蒸気加熱器2a(不図示)と燃料加熱器2eとを具備している。燃料加熱器2eは、蒸気加熱器2aの燃焼排ガス13の流れに関して下流に配置されている。以下、第1から第9実施形態と異なる部分を中心に説明する。
燃料11は、GT燃焼器23bに供給される前に加熱器2に流入し、燃料加熱器2eにて蒸気加熱器2aを流通した燃焼排ガス13により加熱される。その結果、常温だった燃料11は、加熱器2にて温度上昇した後、加熱器2から流出して、GT燃焼器23bに流入する。このように、本実施形態の燃焼排ガス13は、蒸気加熱器2aにて第1蒸気14を加熱し、その後に燃料加熱器2eにて燃料11を加熱する。
本実施形態によれば、燃焼排ガス13をGT発電機24による発電に用いる事で、第7及び第8実施形態より発電出力や発電効率を向上させる事が可能となる。また、第9実施形態と比較して、燃焼排ガス13からの回収熱量を多くする事ができ、燃料11の流量を低減する事や、燃料11の流量の低下により燃料11や空気12の搬送動力を低減する事が可能となる。なお、本実施形態では、第7及び第8実施形態と同様に燃料11及び空気12を加熱してもよいし、燃料11の代わりに空気12のみを加熱してもよい。この場合、加熱された空気12がGT圧縮機23aに流入する。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定する事を意図したものではない。本明細書で説明した新規なプラント及び方法は、その他の様々な形態で実施する事ができる。また、本明細書で説明したプラント及び方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行う事ができる。添付の特許請求の範囲及びこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:燃焼器、2:加熱器、2a:蒸気加熱器、2b:蒸気加熱器、
2c:給水加熱器、2d:空気加熱器、2e:燃料加熱器、3:上流蒸気タービン、
4:下流蒸気タービン(低圧タービン)、5:発電機、6:復水器、
7:給水ポンプ、8:原子力蒸気発生器、9:集熱器、10:太陽熱蒸気発生器、
11:燃料、12:空気、13:燃焼排ガス、14:第1蒸気、15:第2蒸気、
16:放出ガス、17:第1排気、18:第2排気、19:給水、20:熱媒体、
21:高圧タービン、22:中圧タービン、23:ガスタービン、
23a:GT圧縮機、23b:GT燃焼器、23c:GT膨張機、
24:GT発電機、25:燃焼排ガス発生器、
31:第3排気、32:第3蒸気、33:高温給水

Claims (9)

  1. 原子炉で発生した熱または集熱器により集熱した太陽熱を用いて水を蒸気に変化させる蒸気発生器と、
    前記蒸気発生器からの前記蒸気を燃焼排ガスを用いて加熱する第1加熱器と、
    前記第1加熱器を流通した前記蒸気により駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンからの前記蒸気を前記水に変化させる復水器と、
    前記復水器からの前記水を前記蒸気発生器に搬送するポンプと、
    前記第1加熱器を流通した前記燃焼排ガスを用いて、前記第1加熱器と前記復水器との間を流れる前記蒸気、前記復水器と前記蒸気発生器との間を流れる前記水、または前記燃焼排ガスの生成用の燃料または空気を加熱する第2加熱器と、
    を具備する事を特徴とする蒸気タービンプラント。
  2. 前記蒸気タービンは、
    前記第1加熱器からの前記蒸気により駆動される第1蒸気タービンと、
    前記第1蒸気タービンからの前記蒸気により駆動される第2蒸気タービンとを具備し、
    前記第2加熱器は、前記第1蒸気タービンからの前記蒸気を加熱して前記第2蒸気タービンに供給する、事を特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンプラント。
  3. 前記第2加熱器は、前記ポンプからの前記水を加熱して前記蒸気発生器に供給する、事を特徴とする請求項1または2に記載の蒸気タービンプラント。
  4. 前記第2加熱器は、
    前記第1加熱器を流通した前記燃焼排ガスにより前記蒸気及び前記水の一方を加熱する上流加熱器と、
    前記上流加熱器を流通した前記燃焼排ガスにより前記蒸気及び前記水の他方を加熱する下流加熱器と、
    を具備する事を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蒸気タービンプラント。
  5. 前記上流加熱器は前記蒸気を加熱し、前記下流加熱器は前記水を加熱する、事を特徴とする請求項4に記載の蒸気タービンプラント。
  6. 燃料を空気により燃焼させて燃焼排ガスを排出する燃焼器を具備し、
    前記第1加熱器は、前記蒸気発生器からの前記蒸気を、前記燃焼器を流通した前記燃焼排ガスを用いて加熱する、事を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の蒸気タービンプラント。
  7. 前記燃焼器からの前記燃焼排ガスにより駆動される膨張機をさらに具備し、
    前記第1加熱器は、前記蒸気発生器からの前記蒸気を、前記膨張機を流通した前記燃焼排ガスを用いて加熱する、事を特徴とする請求項6に記載の蒸気タービンプラント。
  8. 前記第2加熱器は、前記燃焼器に供給される前の前記燃料及び前記空気の少なくともいずれかを加熱する、事を特徴とする請求項6または7に記載の蒸気タービンプラント。
  9. 蒸気発生器が、原子炉で発生した熱または集熱器により集熱した太陽熱を用いて水を蒸気に変化させ、
    第1加熱器が、前記蒸気発生器を流通した前記蒸気を燃焼排ガスを用いて加熱し、
    蒸気タービンが、前記第1加熱器からの前記蒸気により駆動され、
    復水器が、前記蒸気タービンからの前記蒸気を前記水に変化させ、
    ポンプが、前記復水器からの前記水を前記蒸気発生器に搬送し、
    第2加熱器が、前記第1加熱器を流通した前記燃焼排ガスを用いて、前記第1加熱器と前記復水器との間を流れる前記蒸気、前記復水器と前記蒸気発生器との間を流れる前記水、または前記燃焼排ガスの生成用の燃料または空気を加熱する、
    事を具備する事を特徴とする蒸気タービンプラントの運転方法。
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