JP2020065594A - 心電図検査装置及び心電図検査方法、ならびに当該装置又は検査方法に用いられるプログラム及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった心電図波形データを、測定できた心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査装置及び心電図検査方法、ならびに当該装置又は検査方法に用いられるプログラム及びコンピュータ可読媒体を提供する。【解決手段】被検査者Pに装着された複数の電極40から、複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信する機能と、心電図波形データを記憶部に保存する機能と、記憶部に保存された第一心電図波形データから、被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出する機能と、第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと係数とに基づいて、被検査者の推定心電図波形データを導出する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラム。【選択図】図1
Description
本発明は、心電図検査装置及び心電図検査方法、ならびに当該装置又は検査方法に用いられるプログラム及びコンピュータ可読媒体に関する。
標準12誘導心電図を用いた心電図検査が知られている。標準12誘導心電図を用いて心電図検査を行う場合、四肢に4つ、胸部に6つの電極を被検査者に装着する(特許文献1参照)。
しかし、心電図検査において、被検査者に装着された電極の一部が、被検査者から外れてしまう場合がある。被検査者に装着された電極が検査中に外れた場合、その間の心電図データは検査に使用することができない。その結果、心電図検査をやり直さなければならない場合がある。また、心電図検査において、電極を開胸手術後の被検査者や乳児の被検査者に装着する場合、本来、被検査者に装着すべき電極の全てを装着できない場合がある。
本発明は、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった誘導データ(心電図波形データ)を、測定できた心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査装置及び心電図検査方法、ならびに当該装置又は検査方法に用いられるプログラム及びコンピュータ可読媒体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信する機能と、
前記心電図波形データを記憶部に保存する機能と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出する機能と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出する機能と、
をコンピュータに実現させる。
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信する機能と、
前記心電図波形データを記憶部に保存する機能と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出する機能と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出する機能と、
をコンピュータに実現させる。
上記構成に係るプログラムによれば、電極から受信した後に保存された第一心電図波形データから、その被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数が算出される。そして、算出された係数と第二心電図波形データに基づき、推定心電図波形データが導出される。
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができるプログラムを提供することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができるプログラムを提供することができる。
また、本発明の一態様に係る心電図検査方法は、
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するステップと、
受信した前記心電図波形データを保存するステップと、
保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するステップと、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するステップと、
を含む。
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するステップと、
受信した前記心電図波形データを保存するステップと、
保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するステップと、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するステップと、
を含む。
上記構成に係る心電図検査方法によれば、電極から受信した後に記憶部に保存された第一心電図波形データから、その被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数が算出される。そして、当該係数と第二心電図波形データに基づき、推定心電図波形データが導出される。
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査方法を提供することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査方法を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る心電図検査装置は、
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するように構成された受信部と、
前記心電図波形データを保存するように構成された記憶部と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するように構成された算出部と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数と基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するように構成された導出部と、
を備える。
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するように構成された受信部と、
前記心電図波形データを保存するように構成された記憶部と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するように構成された算出部と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数と基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するように構成された導出部と、
を備える。
上記構成に係る心電図検査装置によれば、受信部が電極から受信した後に記憶部に保存された第一心電図波形データから、その被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数が算出される。導出部は、算出された係数と第二心電図波形データに基づき、推定心電図波形データを導出することができる
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査装置を提供することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査装置を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る非一時的コンピュータ可読媒体は、
上記本発明に係るプログラムを含む。
上記本発明に係るプログラムを含む。
本発明によれば、被検査者に装着すべき電極の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった誘導データ(心電図波形データ)を、測定できた心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる心電図検査装置及び心電図検査方法、ならびに当該装置又は検査方法に用いられるプログラム及びコンピュータ可読媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態の説明において既に説明された要素と同一の参照番号を有する要素については、説明の便宜上、その説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態(以下、単に「本実施形態」という。)に係る心電図検査装置1の機能ブロック図である。図1に示すように、心電図検査装置1は、制御部2と、表示部5と、入力操作部6と、センサインターフェース7とを備える。これらはバス8を介して互いに通信可能に接続されている。尚、心電図検査装置1は、図示しない電源、デジタル/アナログ回路等を有している。
制御部2は、メモリとプロセッサを備えている。メモリは、例えば、各種プログラム等が格納されたROM(Read Only Memory)やプロセッサにより実行される各種プログラム等が格納される複数ワークエリアを有するRAM(Random Access Memory)等から構成される。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)であって、ROMに組み込まれた各種プログラムから指定されたプログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理(後述する各機能ブロックの処理等)を実行するように構成されている。
本実施形態においては、コンピュータ可読媒体が利用されてもよい。コンピュータ可読媒体は、プロセッサが読み取ることのできる情報やデータを記憶し得る、あらゆるタイプの物理メモリ(RAM、ROM等)を指す。コンピュータ可読媒体は、1つ以上のプロセッサによる実行処理に関する命令を記憶し得る。尚、「コンピュータ可読媒体」という用語は、有形の品目を包含し、且つ搬送波や一時的な信号は除外する(即ち、非一時的なものを指す)ことを理解されたい。
制御部2は、プロセッサが心電図解析プログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で当該プログラムを実行することで、心電図検査装置1の各種動作を制御してもよい。なお制御部2の処理の一部は、装置内に設けられた各種の電気回路によって実現されてもよい。なお、制御部2がセンサインターフェース7から全く心電図波形データを受信しなくなったとき、または任意に設定された測定時間が経過したとき、制御部2は、心電図データの測定が終了したと判断する。
表示部5は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイである。表示部5は、センサインターフェース7を介して取得された心電図波形データや、後述する推定心電図波形データに基づいて、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を表示するように構成されている。尚、表示部5は、心電図検査装置1に設けられるのではなく、心電図検査装置1と有線または無線で接続する構成であってもよい。
入力操作部6は、心電図検査装置1を操作する操作者の入力操作を受付けると共に、当該入力操作に対応する指示信号を生成するように構成されている。入力操作部6は、例えば、表示部5上に重ねて配置されたタッチパネル、筐体に取り付けられた操作ボタン、イベントスイッチ等である。入力操作部6は、心電図波形データの取得を開始するための入力操作や、表示波形を切り換えるための入力操作等を受け付けて、当該入力操作に対応する指示信号を生成する。生成された指示信号は、バス8を介して制御部2に送信される。制御部2は、指示信号に基づいて、心電図検査装置1の動作を制御するように構成されている。
センサインターフェース7は、被検査者Pに装着された電極40(40a〜40j)と、電極42と、図示しない不関電極に接続されている。電極40は、標準12誘導法において、電極が通常装着される位置(以下、正規位置という。)に装着される。一方、電極42は、標準12誘導法において、電極が通常装着される位置以外の位置(以下、非正規位置という。)に装着される。電極40及び電極42は、被検査者Pの測定部位に接触し、測定部位の電位変化を導出するためのセンサとして機能する。電極40及び電極42は、測定部位の電位差を導出するように構成され、不関電極は、電極40及び電極42に同相で誘導される外来雑音を除去するように構成される。
センサインターフェース7には、電極40から出力される電位変化(電位)を示す電気信号と、電極42から出力される電位変化(電位)を示す電気信号と、不関電極から出力される電位変化(電位)を示す電気信号が入力される。センサインターフェース7は、電極40によって導出された電位及び/又は電極42によって導出された電位を差動増幅し、不関電極から導出された電位により外来雑音を除去し、増幅された心電図信号を生成する。さらに、センサインターフェース7は、増幅された心電図信号をアナログ-デジタル変換(AD変換)することで、心電図波形データを生成する。生成された心電図波形データは、バス8を介して制御部2のメモリに供給される。ここで、心電図波形データは、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形(一拍動で生じる波形)を示すものである。尚、本明細書においては、最初に取得される心電図波形データを第一心電図波形データと呼び、第一心電図波形データが保存された後に取得される心電図波形データを第二心電図波形データと呼ぶ。特に断りが無い限り、本明細書では、「心電図波形データ」という語句は、第一心電図波形データと第二心電図波形データとを含む。さらに、本明細書においては、「第一心電図波形データ」という語句は、第三心電図波形データと第四心電図波形データとを含む。第三心電図波形データは、第四心電図波形データよりも先に取得されるデータである。
次に、図2を参照して、心電図検査装置1の制御部2の機能ブロックについて説明する。図2は、心電図検査装置1の制御部2の機能ブロックを示す図である。図2に示すように、制御部2は、受信部21と、算出部23と、導出部24と、記憶部25と、を備える。
受信部21は、被検査者Pに装着された電極40からセンサインターフェース7を介して心電図波形データを受信するように構成される。
算出部23は、記憶部25に保存された第一心電図波形データから、被検査者Pの推定心電図波形データを導出するための係数を算出するように構成されている。当該係数を算出する方法としては、例えば、重回帰分析法や多変量解析等である。
図3は、標準12誘導法を利用する際に、被検査者Pに取り付けるべき電極の装着位置を示す図である。標準12誘導法を使って心電図検査を行う場合、胸部P1〜P6に電極40a〜fが、四肢RA,LA,RL,LLに電極40g〜jがそれぞれ装着される。胸部P1の位置には電極40aが装着される。胸部P2の位置には電極40bが装着される。胸部P3の位置には電極40cが装着される。胸部P4の位置には電極40dが装着される。胸部P5の位置には電極40eが装着される。胸部P6の位置には電極40fが装着される。右手RAの位置には電極40gが装着される。左手LAの位置には電極40hが装着される。右足RLの位置には電極40iが装着される。左足LLの位置には電極40jが装着される。胸部P1〜P6と四肢RA,LA,RL,LLは正規位置である。当該十ヶ所以外の場所、例えばP7は、非正規位置である。
標準12誘導法を使って心電図検査を行う場合、I〜III誘導、aVR誘導、aVL誘導、aVF誘導、V1〜V6誘導を用いる。I誘導において、陽極は左手LAであり、陰極は右手RAである。II誘導において、陽極は左足LLであり、陰極は右手RAである。III誘導において、陽極は左足LLであり、陰極は左手LAである。aVR誘導において、陽極は右手RAであり、陰極は左手LAと左足LLの中点M1である。aVL誘導において、陽極は左手LAであり、陰極は右手RAと左足LLの中点M2である。aVF誘導において、陽極は左足LLであり、陰極は右手RAと左手LAの中点M3である。V1誘導において、陽極は胸部P1であり、陰極は右手RA、左手LA、左足LLの中点M4である。V2誘導において、陽極は胸部P2であり、陰極は中点M4である。V3誘導において、陽極は胸部P3であり、陰極は中点M4である。V4誘導において、陽極は胸部P4であり、陰極は中点M4である。V5誘導において、陽極は胸部P5であり、陰極は中点M4である。V6誘導において、陽極は胸部P6であり、陰極は中点M4である。
次に、胸部P4の位置に電極が装着できない場合に、どのようにV4誘導における推定心電図波形データを導出するのか、説明する。
まず、実際に測定された心電図群より、以下の式(1)を満たす係数β0〜β7を求める。
ここで、VIはI誘導における心電図波形データである。VIIはII誘導における心電図波形データである。VV1はV1誘導における心電図波形データである。VV2はV2誘導における心電図波形データである。VV3はV3誘導における心電図波形データである。VV5はV5誘導における心電図波形データである。VV6はV6誘導における心電図波形データである。αV4は実際の計測により得られたV4誘導における心電図波形データを示す。β0は、式(1)を成立させるために、誤差を調整するための数である。β1はI誘導における係数である。β2はII誘導における係数である。β3はV1誘導における係数である。β4はV2誘導における係数である。β5はV3誘導における係数である。β6はV5誘導における係数である。β7はV6誘導における係数である。尚、式(1)におけるVI、VII、VV1、VV2、VV3、VV5、VV6、αV4は、第一心電図波形データである。
その後、上記式(1)で得た係数β0〜β7から、以下の式(2)を用いてV4誘導における推定心電図波形データを求める。尚、式(2)におけるVI、VII、VV1、VV2、VV3、VV5、VV6は、第二心電図波形データである。また、α´V4は、V4誘導における推定心電図波形データを示す。
図2に戻って説明する。導出部24は、記憶部25に保存された第二心電図波形データと算出部23によって算出された係数に基づいて、被検査者Pの推定心電図波形データを導出するように構成されている。推定心電図波形データとは、被検査者Pに装着された電極40又は電極42から得られた第二心電図波形データと係数から導出された、電極40が装着されていない正規位置における心電図波形データの推定値である。
記憶部25は、心電図波形データ、算出部23によって算出される係数、導出部24によって導出される推定心電図波形データ等を保存可能である。
(第一動作例)
図4は、第一動作例に係る流れを示すフロー図である。第一動作例は、例えば、心電図検査中に、被検査者Pに装着した電極40の一部が外れた場合に行われるものである。標準12誘導法を使って心電図検査を行う場合、医療従事者は、被検査者Pに対して、正規位置に電極40を装着する(ステップS1)。電極40は、電位変化(電位)を示す電気信号をセンサインターフェース7に送信する。センサインターフェース7は、当該電気信号に基づいて、心電図信号を生成する。さらに、センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第一心電図波形データを生成する。
図4は、第一動作例に係る流れを示すフロー図である。第一動作例は、例えば、心電図検査中に、被検査者Pに装着した電極40の一部が外れた場合に行われるものである。標準12誘導法を使って心電図検査を行う場合、医療従事者は、被検査者Pに対して、正規位置に電極40を装着する(ステップS1)。電極40は、電位変化(電位)を示す電気信号をセンサインターフェース7に送信する。センサインターフェース7は、当該電気信号に基づいて、心電図信号を生成する。さらに、センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第一心電図波形データを生成する。
センサインターフェース7は、制御部2の受信部21に第一心電図波形データを送信する(ステップS2)。第一心電図波形データは記憶部25に保存される。当該第一心電図波形データに基づいて、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形が表示部5に表示される。
ステップS2の後、電気信号をセンサインターフェース7に送信しない電極40があると(ステップS3においてYES)、センサインターフェース7は、電極40から受信した電気信号に基づいて心電図信号を生成し、当該心電図信号に基づいて、第二心電図波形データを生成する。制御部2の算出部23は、記憶部25に保存された第一心電図波形データから、被検査者Pの推定心電図波形データを導出するための係数を算出する(ステップS4)。算出された係数は記憶部25に保存される。その後、導出部24は、記憶部25に保存された第二心電図波形データと係数とに基づいて、推定心電図波形データを導出する(ステップS5)。推定心電図波形データは、記憶部25に保存される。なお、ここでいう第二心電図波形データとは、電気信号をセンサインターフェース7に送信しない電極40が出てきた後に取得される心電図波形データを指す。つまり、第二心電図波形データは、第一心電図波形データが保存された後に取得される心電図波形データである。
心電図波形データ及び推定心電図波形データに基づいて、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形が、表示部5に表示される(ステップS6)。なお、被検査者Pに装着された電極40の全てから電気信号がセンサインターフェース7へ送信されなくなると、または任意に設定された測定時間を経過すると、心電図波形データの測定は終了となる。一方で、電気信号をセンサインターフェース7に送信しない電極40がない場合(ステップS3においてNO)、制御部2は、第一心電図波形データの測定が終了したかどうかを判断する(ステップS7)。例えば、被検査者Pに装着された電極40の全てから電気信号がセンサインターフェース7へ送信されなくなり、心電図波形データが制御部2の受信部21へ送信されなくなったとき、制御部2は、第一心電図波形データの測定が終了したと判断する。心電図波形データの測定が終了したとき(ステップS7においてYes)、心電図波形データの測定は終了となる(ステップS8)。一方で、心電図波形データの測定が終了していないとき(ステップS7においてNo)、ステップS2に戻る。
なお、ステップS4は、ステップS3が実行される前に実行されてもよい。つまり、第一心電図波形データに基づく被検査者に関する固有の係数の算出は、電気信号をセンサインターフェース7に送信しない電極40があるかどうかの判断が行われる前に行われてもよい。また、当該係数の算出は、全ての第二心電図波形データの測定が終了した後に行われてもよい。
(第二動作例)
図5は、第二動作例に係る流れを示すフロー図である。第二動作例は、例えば、被検査者Pが心臓手術を受けたため、一部の正規位置において、電極40が装着できない場合に行われるものである。本明細書では、この例を用いて第二動作例を説明する。ステップS11〜S13は、第一動作例のステップS1、S2、S4と同様なので説明を割愛する。尚、このステップS11〜S13は、主に術前に行われる。
図5は、第二動作例に係る流れを示すフロー図である。第二動作例は、例えば、被検査者Pが心臓手術を受けたため、一部の正規位置において、電極40が装着できない場合に行われるものである。本明細書では、この例を用いて第二動作例を説明する。ステップS11〜S13は、第一動作例のステップS1、S2、S4と同様なので説明を割愛する。尚、このステップS11〜S13は、主に術前に行われる。
係数が算出された後、例えば、被検査者Pが心臓手術を受けたため、医療従事者が一部の正規位置に電極40を装着できない場合、医療従事者は、電極40を装着できる正規位置にのみ、電極40を被検査者Pに装着する(ステップS14)。医療従事者は、電極40が装着できない正規位置の情報を、入力操作部6を介して入力する(ステップS15)。医療従事者は、電極40が装着できない正規位置の代わりに、任意の非正規位置に、電極42を被検査者Pに装着する(ステップS16)。当該非正規位置は、電極40が装着できない正規位置に近い位置であることが好ましい。
センサインターフェース7は、電極40及び電極42から受信した電気信号に基づいて心電図信号を生成する。センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第二心電図波形データを生成する(ステップS17)。第二心電図波形データは記憶部25に保存される。
導出部24は、第二心電図波形データと係数とに基づいて、推定心電図波形データを導出する(ステップS18)。推定心電図波形データは、記憶部25に保存される。ステップS19は、第一動作例のステップS6と同様なので説明を割愛する。
なお、ステップS13は、ステップS17が実行された後に実行されてもよい。第一心電図波形データに基づく被検査者に関する固有の係数の算出は、第二心電図波形データの測定中に並行して行われてもよいし、全ての第二心電図波形データの測定が終了した後に行われてもよい。
(第三動作例)
図6は、第三動作例に係る流れを示すフロー図である。第三動作例は、例えば、被検査者Pが、一部の正規位置にしか電極40を装着することができない乳児である場合に行われるものである。
図6は、第三動作例に係る流れを示すフロー図である。第三動作例は、例えば、被検査者Pが、一部の正規位置にしか電極40を装着することができない乳児である場合に行われるものである。
医療従事者は、被検査者Pに対し、正規位置の一部に電極40を装着する(ステップS21)。例えば、医療従事者は、電極40aを胸部P1に、電極40cを胸部P3に、電極40eを胸部P5に、電極40g〜jを四肢RA,LA,RL,LLに装着する。
センサインターフェース7は、装着した各電極から受信した電気信号に基づいて心電図信号を生成する。センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第一心電図波形データを生成する。ただし、当該第一心電図波形データは、一部の電極(本例では、電極40a、電極40c、電極40e、電極40g〜j)から受信した電気信号に基づく心電図信号に基づいて生成された第三心電図波形データである(ステップS22)。第三心電図波形データは記憶部25に送信される。
医療従事者は、電極40a、電極40c、電極40eを被検査者Pから外す。医療従事者は、被検査者Pに対し、電極40bを胸部P2に、電極40dを胸部P4に、電極40fを胸部P6に、電極40g〜jを四肢に装着する(ステップS23)。
センサインターフェース7は、各電極から受信した電気信号に基づいて心電図信号を生成する。センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第四心電図波形データを生成する(ステップS24)。第四心電図波形データは制御部2の記憶部25に送信される。
制御部2の算出部23は、第三心電図波形データと第四心電図波形データとに基づいて、被検査者Pの推定心電図波形データを導出するための係数を算出する(ステップS25)。算出した係数は記憶部25に保存される。
ここで、電極40b、電極40d、電極40f、電極40g〜jは被検査者Pに装着され続ける。センサインターフェース7は、電極40b、電極40d、電極40f、電極40g〜jから受信した電気信号に基づいて心電図信号を生成する。センサインターフェース7は、当該心電図信号に基づいて、第二心電図波形データを生成する(ステップS26)。第二心電図波形データは制御部2の記憶部25に送信される。
導出部24は、第二心電図波形データと係数とに基づいて、電極40が装着されていない正規位置(本例では電極40a、40c、40eが貼付される位置)における、推定心電図波形データを導出する(ステップS27)。推定心電図波形データは制御部2の記憶部25に送信される。ステップS28は、第一動作例のステップS6と同様なので説明を割愛する。
なお、ステップS25は、ステップS26が実行された後に実行されてもよい。第一心電図波形データに基づく被検査者に関する固有の係数の算出は、第二心電図波形データの測定中に並行して行われてもよいし、全ての第二心電図波形データの測定が終了した後に行われてもよい。
(表示例)
図7は、表示部5に表示される画面の一例を示す図である。制御部2は、表示部5に対して、記憶部25に保存されている心電図波形データ及び推定心電図波形データに基づき、心電図波形を表示するよう制御する。そうすると、図7に示すように、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形10A〜10Lが表示部5に表示される。例えば、心電図波形10Lが、推定心電図波形データに基づく心電図波形である場合、医療従事者は、入力操作部6を介して、心電図波形10Lの表示を、他の心電図波形10A〜Kの表示とは異なる表示態様にする入力操作を行うことができる。医療従事者が、入力操作部6を介して当該入力操作を行うと、入力操作部6は、当該操作信号に基づき、指示信号を生成する。当該指示信号は、バス8を介して制御部2に送信される。制御部2は、指示信号に基づき、表示部5に対し、心電図波形10Lを、他の心電図波形10A〜Kよりも太く表示するよう制御する。その結果、表示部5の画面は、図8のような表示態様に変化する。また、表示部5に表示される心電図波形には、推定心電図波形データに基づく複数の心電図波形が含まれていてもよい。この場合において、医療従事者が、入力操作部6を介して同様の入力操作を行うと、推定心電図波形データに基づく心電図波形は、他の心電図波形よりも太く表示される。尚、表示変更の方法は、線の太さを変更する方法に限られない。例えば、ハッチングを付したり、任意の色を付しても良い。
図7は、表示部5に表示される画面の一例を示す図である。制御部2は、表示部5に対して、記憶部25に保存されている心電図波形データ及び推定心電図波形データに基づき、心電図波形を表示するよう制御する。そうすると、図7に示すように、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形10A〜10Lが表示部5に表示される。例えば、心電図波形10Lが、推定心電図波形データに基づく心電図波形である場合、医療従事者は、入力操作部6を介して、心電図波形10Lの表示を、他の心電図波形10A〜Kの表示とは異なる表示態様にする入力操作を行うことができる。医療従事者が、入力操作部6を介して当該入力操作を行うと、入力操作部6は、当該操作信号に基づき、指示信号を生成する。当該指示信号は、バス8を介して制御部2に送信される。制御部2は、指示信号に基づき、表示部5に対し、心電図波形10Lを、他の心電図波形10A〜Kよりも太く表示するよう制御する。その結果、表示部5の画面は、図8のような表示態様に変化する。また、表示部5に表示される心電図波形には、推定心電図波形データに基づく複数の心電図波形が含まれていてもよい。この場合において、医療従事者が、入力操作部6を介して同様の入力操作を行うと、推定心電図波形データに基づく心電図波形は、他の心電図波形よりも太く表示される。尚、表示変更の方法は、線の太さを変更する方法に限られない。例えば、ハッチングを付したり、任意の色を付しても良い。
図9及び図10は、表示部5に表示される画面の一例を示す図である。第二動作例では、電極40から受信した電気信号に基づいて生成された第二心電図波形データと電極42から受信した電気信号に基づいて生成された第二心電図波形データが記憶部25に保存されている。例えば、胸部P4に電極40が装着できず、代わりに胸部P7に電極42が装着されている場合、陽極を胸部P7、陰極を中点M4としてVx誘導を導出することができる。医療従事者は、入力操作部6を介して、Vx誘導に紐付く心電図波形10Mを表示部5に表示させるための入力操作を行うことができる。医療従事者が、入力操作部6を介して、心電図波形10Mを表示部5に表示させる入力操作を行うと、制御部2によって、表示部5は、図9に示すような表示画面に制御される。一方、医療従事者が、入力操作部6を介して、Vx誘導に紐付く心電図波形10Mを表示部5に表示させないための入力操作を行うと、制御部2によって、表示部5は、図10に示すような表示画面に制御される。
ところで、心電図検査において、被検査者Pに装着された電極40の一部が、被検査者Pから外れてしまった場合、医療従事者は心電図検査をやり直している。また、被検査者Pに装着すべき電極40の全てを装着できない場合、心電図検査ができなかったり、心電図検査のやり方が煩雑になってしまう。
上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1においては、電極40から受信した後に保存された第一心電図波形データから、その被検査者Pの推定心電図波形データを導出するための係数が算出される。そして、算出された係数と第二心電図波形データに基づき、推定心電図波形データが導出される
このため、被検査者に装着すべき電極40の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる。
このため、被検査者に装着すべき電極40の一部が装着されていない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる。
また、上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1によれば、第一動作例において、一部の電極が被検査者Pから外れてしまうといった事象によって、第二心電図波形データが取得できなくても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができる。
また、上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1によれば、第二動作例において、通常、被検査者Pに装着される電極40のみならず、それ以外の電極42からも第二心電図波形データを受信する。そして、当該第二心電図波形データと係数に基づいて、推定心電図波形データが導出される。
このように、上記構成によれば、被検査者Pに装着すべき電極40の一部が装着できない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができるプログラムを提供することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者Pに装着すべき電極40の一部が装着できない場合であっても、直接測定できなかった第二心電図波形データを、測定できた第二心電図波形データから補完して心電図検査の信頼性を向上させることができるプログラムを提供することができる。
また、上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1によれば、第三動作例おいて、一部の電極40から受信した第三心電図波形データと、第三心電図波形データが受信された後に他の一部の電極40から受信される第四心電図波形データから係数を導出することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者Pに装着すべき電極40の一部が装着できない場合であっても、推定心電図波形データを導出することができる。
このように、上記構成によれば、被検査者Pに装着すべき電極40の一部が装着できない場合であっても、推定心電図波形データを導出することができる。
また、上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1において、推定心電図波形データに基づく心電図波形については、電極40から受信した心電図波形データの表示形式とは異なる表示形式で表示される。このため、測定された心電図波形に基づく心電図波形と、推定心電図波形データに基づく心電図波形との区別が容易になる。
また、上記構成に係るプログラム、心電図検査方法及び心電図検査装置1によれば、標準12誘導心電図検査において、通常、被検査者Pに装着される電極40から受信した心電図波形データに基づく心電図波形のみが表示される。このため、必要以上に多くの心電図波形が表示部5に表示されることを防ぐことができる。
上記の第三動作例について、被検査者Pへの電極40の装着を二回に分けて係数を算出する例を用いて説明したがこの例に限られない。被検査者Pへの電極40の装着は三回以上に分けてもよい。
上記の表示例について、表示態様を異ならせるために、医療従事者が入力操作部6を介して表示態様を異ならせるための入力操作を行う例を用いて説明したがこの例に限られない。制御部2が表示部5を制御し、自動で表示態様が変更されるように構成されてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1:心電図検査装置、2:制御部、5:表示部、6:入力操作部、7:センサインターフェース、21:受信部、23:算出部、24:導出部、25:記憶部、40、42:電極、P:被検査者
Claims (9)
- 被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信する機能と、
前記心電図波形データを記憶部に保存する機能と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出する機能と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 前記心電図波形データが取得できない電極がある場合、
前記係数と、
当該電極以外の電極から受信した前記第二心電図波形データと、
に基づいて、前記推定心電図波形データが導出される、請求項1に記載のプログラム。 - 心電図検査において前記被検査者に通常装着される正規の位置とは異なる非正規の位置に装着される他の電極から受信される前記第二心電図波形データと前記係数とに基づいて前記推定心電図波形データを導出する機能をさらに含む、請求項1又は2に記載のプログラム。
- 前記第一心電図波形データは、
前記複数の電極の一部から受信する第三心電図波形データと、
前記複数の電極の前記一部とは異なる電極から受信する第四心電図波形データであって、前記第三心電図波形データが受信された後に受信される第四心電図波形データと、
を含み、
前記係数は、前記第三心電図波形データ及び前記第四心電図波形データに基づいて算出される、請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記推定心電図波形データに基づく前記心電図波形を、前記電極から受信した前記心電図波形データの表示形式とは異なる表示形式で表示させる機能を、さらに含む請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
- 前記他の電極から受信した第二心電図波形データに基づく前記心電図波形を表示させない機能を、さらに含む請求項3に記載のプログラム。
- 心電図検査方法であって、
被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するステップと、
受信した前記心電図波形データを保存するステップと、
保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するステップと、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数とに基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するステップと、
を含む、心電図検査方法。 - 被検査者に装着された複数の電極から、時間軸上に連続的に発生する複数の心電図波形を示す心電図波形データを受信するように構成された受信部と、
前記心電図波形データを保存するように構成された記憶部と、
前記記憶部に保存された第一心電図波形データから、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するための係数を算出するように構成された算出部と、
前記第一心電図波形データが保存された後に取得される第二心電図波形データと前記係数と基づいて、前記被検査者の推定心電図波形データを導出するように構成された導出部と、
を備える、心電図検査装置。 - 請求項1から6のうちいずれか一項に記載のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読媒体。
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