JP2020065335A - パルス電源ユニットおよびパルス電源装置 - Google Patents

パルス電源ユニットおよびパルス電源装置 Download PDF

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雅也 三竹
祐一郎 神納
Yuichiro Kamino
祐一郎 神納
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Abstract

【課題】大型化を避けつつ大幅な大電力化を実現可能なパルス電源を提供すること。【解決手段】本発明のパルス電源ユニット10は、複数の並列接続された半導体スイッチング素子3を含み、半導体スイッチング素子3の耐電圧は1kV以上であり、半導体スイッチング素子3の最大出力電流は100A以上である。あるいは、本発明のパルス電源ユニット10は、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子3を含み、半導体スイッチング素子3の耐電圧は、1kV以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、パルス電源ユニットおよびパルス電源装置に関する。
従来、大電力用途のパルス電源は、パルス波を整形するために、コンデンサおよびリアクトルを含んで複数段に構成されたPFN(Pulse Forming Network)回路を備えている(例えば、特許文献1および特許文献2)。特許文献2では、パルス波を整形するため、各段に半導体スイッチング素子を備えている。
こうした電力供給や電力制御に利用されるパワー半導体として、SiC(炭化珪素)等の新たな半導体材料を用いたパワー半導体の研究開発が進められており、実用化が始まっている。
特開平11−332258号公報 特開2018−50094号公報
パルス電源の大型化を避けつつ、さらなる大電力化を図ることが要求されている。
しかしながら、例えば耐電圧が10kVで最大出力電流が1MAの規模のパルス電源を実現するため、SiC半導体を使用してパルス波を得ることを考えると、パルス波発生回路においてSiC半導体の4〜10の直接接続と、1万もの並列接続を設ける必要がある。そうすると、パルス電源の構成が現実的でない程に複雑化し、それに伴い大型化してしまう。
一方、上記の規模のパルス電源をPFNの段数増加により実現しようとすると、膨大な段数となるため、やはり電源構成の複雑化および大型化が避けられないことから、到底、現実的ではない。
以上より、本発明は、大型化を避けつつ大幅な大電力化を実現可能なパルス電源を提供することを目的とする。
本発明は、パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、複数の並列接続された半導体スイッチング素子を含み、半導体スイッチング素子の耐電圧は1kV以上であり、半導体スイッチング素子の最大出力電流は100A以上であることを特徴とする。
本発明のパルス電源ユニットにおいて、半導体スイッチング素子は、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成されていることが好ましい。
また、本発明は、パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、複数の並列接続された半導体スイッチング素子を含み、半導体スイッチング素子は、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成されていることを特徴とする。
本発明のパルス電源ユニットにおいて、半導体スイッチング素子の並列数は、2以上、200以下であることが好ましい。
また、本発明は、パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子を含み、半導体スイッチング素子の耐電圧は、1kV以上であることを特徴とする。
また、本発明は、パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子を含み、半導体スイッチング素子の最大出力電流は、100A以上であることを特徴とする。
本発明のパルス電源ユニットは、複数の並列接続された半導体スイッチング素子の各々に直列接続された半導体スイッチング素子を含み、半導体スイッチング素子の直列数は、2以上、10以下であることが好ましい。
本発明のパルス電源ユニットにおいて、半導体スイッチング素子によるオンオフのスイッチングにより、所定の波形に整形することが好ましい。
本発明のパルス電源ユニットは、故障の発生した半導体スイッチング素子に代わり他の半導体スイッチング素子と並列接続されるように構成された1以上の予備半導体スイッチング素子を含むことが好ましい。
本発明のパルス電源ユニットは、充電および放電が可能な蓄電デバイスと、蓄電デバイスを充電する充電部と、半導体スイッチング素子を含み、蓄電デバイスから電流を流出させてパルス波を得るように構成されたパルス波取得部と、を備えることが好ましい。
本発明のパルス電源ユニットは、蓄電デバイスから放出された電力を、パルス波取得部を経ることでパルス波として出力可能な第1出力端子と、蓄電デバイスから放出され、パルス波取得部を経ていない電力を出力可能な第2出力端子と、を備えることが好ましい。
また、本発明のパルス電源装置は、並列接続された2以上のパルス電源ユニットを備え、パルス電源ユニットは、上述のパルス電源ユニットであることを特徴とする。
本発明のパルス電源装置は、パルス波の電力が供給される負荷を流れる負荷電流に基づいて、半導体スイッチング素子のオンオフに関する要否指令を生成する要否指令演算部を備え、要否指令演算部は、パルス電源装置の出力する出力電流を負荷電流に追従させるように、半導体スイッチング素子をオンオフさせる制御回路に要否指令を与えることが好ましい。
本発明によれば、例えば、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウム等の半導体材料が用いられた、耐電圧が高く最大出力電流が大きい半導体スイッチング素子を使用していることにより、半導体スイッチング素子の直列数および並列数を現実的な数に留めることができる。つまり、耐電圧や最大出力電流の点で大電力化に制約を与えがちな、パルス波の発生および整形に関する回路の大幅な簡素化が図られるため、装置の大型化を避けつつ、電圧および電流のいずれも従来の水準を凌駕する大電力のパルス電源を実現することができる。
第1実施形態に係るパルス電源装置の回路構成を示す図である。主として、電源の電流が流れるラインを示している。図2,5〜7も同様である。 図1に示す複数のパルス電源ユニットのうちの1つを示す回路図である。 図1のパルス電源の出力の電流波形を示すグラフである。 パルス波取得部の変形例を示す図である。 第2実施形態に係るパルス電源ユニットの回路構成を示す図である。 (a)および(b)は、第3実施形態に係るパルス電源ユニットの回路構成を示す図である。 本発明の変形例に係るパルス電源装置の回路構成を示す図である。 本発明の他の変形例に係るパルス電源装置の回路構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
図1に示すパルス電源装置1は、複数のパルス電源ユニット10(図1および図2)を備えており、装置90に備わる負荷9にパルス波の電力を供給する。
本実施形態は、耐電圧が1kV以上である大電力用途のパルス電源装置1を提供する。
図1に示す装置90の等価回路によれば、装置90は、抵抗91およびインダクタンス92と、負荷9へのパルス電力の供給を入り切りするスイッチ93とを含んで構成されている。スイッチ93は、必要に応じて負荷9に設けられていればよい。
パルス電源装置1を構成する複数のパルス電源ユニット10は、互いに並列接続されている。各パルス電源ユニット10は接地されている。
パルス電源ユニット10同士を接続する電線やコネクタ等の等価回路は、線路抵抗101および線路インダクタンス102を含んでいる。
図1および図2には、パルス電源装置1およびパルス電源ユニット10の取りうる具体的な構成の一例を示している。
後述するように、パルス電源装置1は、パルス電源ユニット10を1台のみ備えていてもよい(図5参照)。パルス電源装置1に要求される最大出力電流によっては1つのユニット10のみで足りるためである。
図2には、複数のパルス電源ユニット10のうちの1つのパルス電源ユニット10のみを代表して示している。図2に示されていない、残りのパルス電源ユニット10も、図2に示すパルス電源ユニット10と同様に構成することができる。
(耐電圧)
本実施形態では、パルス電源ユニット10に備わる半導体スイッチング素子3(図2)の耐電圧が高いことにより、パルス電源ユニット10およびパルス電源装置1に1kV以上の耐電圧を実現している。
「耐電圧」は、絶縁破壊を発生させることなく印加可能な電圧の上限であり、絶縁耐力(dielectric strength)とも呼ばれる。
例えば、半導体スイッチング素子3の耐電圧は、半導体スイッチング素子3の出力電流が流れる端子間に印加可能な電圧の上限を言うものとする。
また、パルス電源ユニット10およびパルス電源装置1のそれぞれの耐電圧は、半導体スイッチング素子3を含め、素子や部品を絶縁破壊させないで出力可能な電圧の上限を言うものとする。
半導体スイッチング素子3の耐電圧は、1kV以上であり、好ましくは5kV以上である。このことにより、定格電圧に対して十分に余裕のある高い耐電圧が、半導体スイッチング素子3を含むパルス電源ユニット10およびパルス電源装置1に確保されることとなる。
なお、配線に使用される電線や、スイッチ等の素子、半導体スイッチング素子3に電流を供給する蓄電デバイス2(図2)等には、半導体スイッチング素子3と同等以上の電圧および電流が許容される。
本実施形態では、半導体スイッチング素子3単体によって、パルス電源ユニット10およびパルス電源装置1に必要な耐電圧が得られている。そのため、半導体スイッチング素子3に、同種の半導体スイッチング素子3や別種の半導体スイッチング素子を直列に接続することで耐電圧を増大させる必要はない。
(半導体材料)
半導体スイッチング素子3は、酸化ガリウム(Ga)、ダイヤモンド(C)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウムガリウム(AlGa)、炭化珪素(SiC)、および窒化ガリウム(GaN)のいずれかの半導体材料を用いて構成することができる。特に、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子3は、5kV以上の耐電圧を実現するため、好ましい。
例えば、酸化ガリウム半導体材料を用いて、典型的な半導体スイッチング素子であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を構成すると、このMOSFETは、5kV以上の耐電圧を実現する。
酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料が用いられた半導体スイッチング素子3によれば、より高い耐電圧、例えば、10kV、あるいは20kVもの耐電圧を実現することができる。
しかも、酸化ガリウム、ダイヤモンド、および窒化アルミニウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子3は、例えばSiC(炭化珪素)半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子3と比べて電力損失が低い。電力損失が僅かに低いだけでも、大電力のパルス電源装置1にあっては、損失の低減量が大きいため、損失を抑えて効率を向上させる効果が大きい。
酸化ガリウム半導体材料は、結晶構造の違いにより、α型、β型、γ型、δ型、ε型が確認されている。これらのいずれの型の酸化ガリウム半導体材料も半導体スイッチング素子3に使用することができる。耐電圧を高く、最大出力電流を大きくする観点からは、特にα型が好ましい。
炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)、あるいはその他の半導体材料も、1kV以上の耐電圧を実現可能である限りにおいて、半導体スイッチング素子3に用いることができる。例えば、そうした半導体材料としては、例えば、珪素(Si)を例示できる。
耐電圧や電流の他、高周波化への適合性、電力損失等を考慮して、適宜な半導体材料から半導体スイッチング素子3を構成することができる。
(最大出力電流)
本実施形態では、半導体スイッチング素子3(図2)の最大出力電流が大きいこと、および半導体スイッチング素子3の並列接続により、パルス電源ユニット10に1kA以上の最大出力電流を実現している。
「最大出力電流」は、周囲温度を含む所定の定格条件において流すことのできる電流の上限である。
例えば、半導体スイッチング素子3の最大出力電流は、半導体スイッチング素子3に流すことのできる最大の電流を言うものとする。本実施形態の半導体スイッチング素子3の最大出力電流は100A以上であり、好ましくは500A以上である。
酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子3の最大出力電流は、500A以上である。そのため、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料は、耐電圧に加え、最大出力電流の観点からも、好ましい。
珪素(Si)、炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)等の他の半導体材料も、100A以上の最大出力電流を実現可能である限りにおいて、半導体スイッチング素子3に用いることができる。
半導体スイッチング素子3の並列接続およびパルス電源ユニット10の並列接続により、パルス電源装置1全体として必要な最大出力電流を実現するため、並列接続される半導体スイッチング素子3の数(並列数)と、並列接続されるパルス電源ユニット10の数(並列数)とを適宜に定めることができる。
「並列数」は、並列接続される素子や機器の数を言うものとする。半導体スイッチング素子3の並列数は2以上であり、パルス電源ユニット10の並列数も2以上である。
例えば、パルス電源装置1に1MAの最大出力電流が必要な場合であって、半導体スイッチング素子3の最大出力電流が1kAであるとすると、図1および図2に示す具体例のように、半導体スイッチング素子3の並列数を12に定め、パルス電源ユニット10の並列数を100に定めることにより、余裕をもって1MAの最大出力電流を確保することができる。
「直列数」は、直列接続される素子や機器の数を言うものとする。半導体スイッチング素子3の直列数は1であり、パルス電源ユニット10の直列数も1である。
上記と同じく、パルス電源装置1に1MAの最大出力電流が必要であって、半導体スイッチング素子3の最大出力電流が1kAである場合に、半導体スイッチング素子3の並列数を120に定め、パルス電源ユニット10の並列数を10に定めるようにしても、同様に、余裕をもって1MAの最大出力電流を確保することができる。
半導体スイッチング素子3およびユニット10のそれぞれの並列数は、スイッチング制御の容易性や、ユニットの製造性や搭載性等を考慮して、必要な最大出力電流を得るために、適宜に設定することができる。
上記のように、複数のユニット10がそれぞれ備える半導体スイッチング素子3の数の総和に対応する最大出力電流が得られることとなる。この観点からすれば、図7に示すパルス電源装置7のように、必ずしもユニットに区分されている必要がない。パルス電源装置7の全体として、半導体スイッチング素子3の並列数は、図1および図2に示す構成と同様に、1200である。蓄電デバイス2は並列化されることが好ましい。
大電流を実現しつつも、回路構成が複雑となるのを避けるため、半導体スイッチング素子3の並列数は5以上、200以下であり、かつ、パルス電源ユニット10の並列数は2以上、200以下であることが好ましい。
この場合において、半導体スイッチング素子3の最大出力電流が100A〜1kAであるとすると、パルス電源ユニット10には、500A〜200kAの最大出力電流が与えられる。また、パルス電源装置1には、1kA〜40MAの最大出力電流が与えられる。
(パルス電源ユニットの構成例)
図2を参照し、パルス電源ユニット10の構成の一例を説明する。
パルス電源ユニット10は、充電および放電が可能な蓄電デバイス2と、蓄電デバイス2を充電する充電回路部20(充電部)と、蓄電デバイス2から電流を流出させてパルス波を得るように構成されたパルス波取得回路部30(パルス波取得部)とを備えている。
パルス電源ユニット10は、蓄電デバイス2、充電回路部20、およびパルス波取得回路部30が必ずしも一体化されている必要はなく、例えば、蓄電デバイス2および充電回路部20からなる充電ユニットと、パルス波取得回路部30および制御回路31からなるパルス波取得ユニットとに区分されていてもよい。
蓄電デバイス2(図2)は、二次電池またはキャパシタ、二次電池やキャパシタのスタック(stack)、あるいは二次電池とキャパシタを組み合わせた構造であって、電気エネルギーを蓄え、蓄えた電気エネルギーを直流電流として放出可能である。
蓄電デバイス2として、リチウムイオン電池をはじめとする種々の二次電池、および電気二重層キャパシタや、それを応用したリチウムイオンキャパシタ等のキャパシタを使用することができる。
蓄電デバイス2として、電解質が固体である全固体電池を採用すると、エネルギー密度を高めて小型化することができる。
また、蓄電デバイス2として、リチウム空気電池等の金属空気電池(単に空気電池とも)を使用することもできる。金属空気電池は、金属を負極活物質とし、空気中の酸素を正極活物質としており、エネルギー密度が大きい。
蓄電デバイス2は、負荷9に必要な電圧および電流のパルス波電力をパルス波取得回路部30に発生させるために必要な定格電圧および容量を有している。
パルス電源ユニット10においては、蓄電デバイス2からパルス波取得回路部30へと、変圧器等を使用して昇圧することなく、直接的に電流を供給する。蓄電デバイス2には、パルス波取得回路部30を構成する半導体スイッチング素子3と同等以上の定格電圧が確保されている。蓄電デバイス2の定格電圧は例えば10kVであり、蓄電デバイス2の容量は例えば40MJである。
上述したように、半導体スイッチング素子3に、パルス電源装置1の耐電圧に相当する耐電圧が確保されているため、当該耐電圧に対応する定格電圧の蓄電デバイス2をパルス波取得回路部30と組み合わせることで、変圧器等を設けることなく、パルス電源装置1の簡素化に寄与することができる。
充電回路部20は、パルス電源装置1の外部から入力される直流または交流の電力を蓄電デバイス2に充電する充電器21と、逆流防止のためのダイオード22とを含んでいる。充電回路部20は、例えば、パルス電源装置1が搭載される図示しないシステムの電力系統等に接続されており、当該システムから充電回路部20に給電される。
充電器21は、図示しないパワー半導体を含んでおり、パワー半導体のスイッチング動作により、外部入力の電圧を蓄電デバイス2への充電に適した電圧に設定する。外部入力が交流の場合、充電器21により交流から直流に変換される。充電器21のパワー半導体として、半導体スイッチング素子3と同様の素子を使用することができる。
充電器21にも、半導体スイッチング素子3と同等以上の定格電圧が確保されている。充電器21の定格電圧は例えば15kVである。
パルス波取得回路部30は、図2に示すように、並列接続された複数の半導体スイッチング素子3と、各半導体スイッチング素子3のゲート電圧を制御する制御回路31と、逆流防止用のダイオード32とを含んで構成されている。
半導体スイッチング素子3の並列数nは12であり、直列数mは1である。
図2に示す半導体スイッチング素子3は、例えば酸化ガリウム半導体材料を用いて構成された絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT;Insulated Gate Bipolar Transistor)である。「G」はゲート、「C」はコレクタ、「E」はエミッタである。
この半導体スイッチング素子3は、耐電圧が例えば1kVであって、逆方向耐電圧を与えるダイオード3Dを含むIGBTモジュールである。半導体スイッチング素子3は、IGBTに限らず、電流のオンオフのスイッチングが可能な他のトランジスタ、例えばMOSFET等であってもよい。
並列接続されたn個の半導体スイッチング素子3のいずれのゲート端子も、制御回路31の対応する端子に接続されている。
図示しないシステムからの制御指令に従い、制御回路31は、各半導体スイッチング素子3のゲートに印加される電圧を制御することで、コレクタからエミッタへと流れる出力電流をオンとオフとにスイッチングする。ゲートに正電圧が印加されると半導体スイッチング素子3がオンの状態となる。
この制御回路31は、並列接続された半導体スイッチング素子3を同時にオン、同時にオフするように制御することもできるし、これらの半導体スイッチング素子3を異なるタイミングでオン、オフするように制御することもできる。制御回路31は、各半導体スイッチング素子3のオンオフのタイミングを適切に制御することで、パルス波取得回路部30から出力されるパルス波を所定の波形に整形することが好ましい。
半導体スイッチング素子3がオンの状態である間は、蓄電デバイス2からオン状態の半導体スイッチング素子3へと電流が流出し、オン状態の半導体スイッチング素子3のコレクタ−エミッタ間、およびダイオード32を経て負荷9側へと流れる。
並列接続された半導体スイッチング素子3のそれぞれが短時間(例えば1〜100m秒)オンの状態となることで、パルス波が得られる。
並列接続されたパルス電源ユニット10のそれぞれの制御回路31により、各パルス電源ユニット10の半導体スイッチング素子3をオンにすることで、パルス電源装置1全体として、最大出力電流に相当する電流が出力されることとなる。
(パルス波形の例)
図3は、パルス電源装置1の出力電流のパルス波形の一例を示している。このパルス波形のピークの電流(1MA)は、パルス電源装置1の最大出力電流に対応している。
図3に示す例では、パルス電源装置1全体で、10m秒の間に、多数の半導体スイッチング素子3を順次、オフからオンに切り替えた後、オンからオフに切り替えることで、最大出力電流まで急峻に立ち上がった後、最大出力電流から急峻に立ち下がるパルス波に整形している。
図3に示す例では、図1において並列接続された100台のパルス電源ユニット10のうちのNo.1のユニット10における並列接続された半導体スイッチング素子3を1個から12個まで1個ずつ順次オンに切り替え、次いで、No.2のユニット10についても、並列接続された半導体スイッチング素子3をNo.1と同様に1個ずつオンに切り替え、以降、No.3〜No.100のユニット10についても同様に繰り返すと、オン状態の半導体スイッチング素子3の数が増加することに伴い出力電流が増加する。オンからオフへの切り替え時には、上記とは逆に、オン状態の半導体スイッチング素子3の数が減少することに伴い出力電流が減少する。
オンオフの切り替えは、必ずしも半導体スイッチング素子3単位で行う必要はなく、ユニット10単位で行うこともできる。例えば、No.1のユニット10の半導体スイッチング素子3の全数を同時にオンに切り替え、次いで、No.2のユニット10の半導体スイッチング素子3の全数を同時にオンに切り替える、というようにして出力電流を増加させた後、No.1のユニット10の半導体スイッチング素子3の全数を同時にオフに切り替え、次いで、No.2のユニット10の半導体スイッチング素子3の全数を同時にオフに切り替える、というようにして出力電流を減少させる。このようにしても、図3に示すものと類似したパルス波形を得ることができる。
パルス電源装置1は、図示しないシステムからの制御指令に基づいて、図3に示すようなパルス波形を繰り返し出力可能である。
パルス電源装置1は、必ずしも最大の電流を出力する必要はない。制御回路31により、一部の半導体スイッチング素子3をオフに保つことにより、実質的に並列数nが減少し、出力される電流が減少する。並列数nを増減させることで、出力電流を可変に制御することが可能である。
(本実施形態による効果)
以上で説明したように、本実施形態によれば、パルス波取得回路部30において耐電圧が高く最大出力電流が大きい半導体スイッチング素子3を使用しているため、半導体スイッチング素子3の直列数を1、半導体スイッチング素子3の並列数をパルス電源装置1全体としても現実的な数(図1および図2に示す例によれば1200)に留めることができる。つまり、耐電圧や電流の点で大電力化に制約を与えがちな、パルス波の発生および整形に関するパルス波取得回路部30の大幅な簡素化が図られるため、装置の大型化を避けつつ、電圧および電流のいずれも従来の水準を凌駕する大電力のパルス電源装置1を実現することができる。本実施形態の回路構成によれば、PFNを用いる従来構成に対して、波形形成が容易となる。さらに、半導体スイッチング素子3に酸化ガリウム等を用いることによる応答性、制御性の向上により、波形形成のより一層の容易化が期待できる。
(変形例)
パルス波取得回路部30を構成する半導体スイッチング素子3の直列数mは、1に限られることなく、例えば図4に示すように、直列数mが2であってもよい。
図4に示すパルス波取得回路部30Aは、半導体スイッチング素子3に直列接続された半導体スイッチング素子3を含んでいる。具体的には、n個の並列接続された半導体スイッチング素子3の各々に1つずつ、半導体スイッチング素子3が直列接続されている。
直列数mが2であることにより、半導体スイッチング素子3の耐電圧が10kVであるとすると、パルス波取得回路部30Aの全体として20kVの耐電圧を得ることができる。
耐電圧を高く確保しつつも、回路構成が複雑となるのを避けるため、半導体スイッチング素子3の直列数mは2以上、10以下に留めることが好ましい。
〔第2実施形態〕
次に、図5を参照し、本発明の第2実施形態を説明する。以下の説明では、第1実施形態とは異なる事項を中心に説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
第2実施形態のパルス電源装置5は、第1出力端子51と、第2出力端子52とを備えている。このパルス電源装置5は、パルス電源ユニット10Aを1台のみ備えている。
第1出力端子51は、蓄電デバイス2から放出された電力を、パルス波取得回路部30を経ることでパルス波として出力可能である。第1実施形態にも、図示は省略されているが、第1出力端子51が備えられている。パルス電源装置5から第1出力端子51を通じて出力された電力は、負荷9(図1)に供給される。
一方、第2出力端子52は、蓄電デバイス2から放出され、パルス波取得回路部30を経ていない電力を出力可能である。パルス電源装置5から第2出力端子52を通じて、負荷9とは異なる、別の負荷(図示しない)に電力を供給することができる。第2出力端子52の前には逆流防止用のダイオード42が設けられることが好ましい。
つまり、複数の用途にパルス電源装置5を利用することができる。第1出力端子51が接続された負荷9と、第2出力端子52が接続された負荷とは定格電流が異なっていてよい。
第2出力端子52のため、パルス電源ユニット10Aは、充電回路部20に接続されたスイッチ4と、スイッチ4のオンオフを切り替える制御回路41とを備えている。
図5に示す例では、スイッチ4は、IGBTであるが、電流のオンオフを切り替え可能な他の半導体スイッチング素子であってもよい。スイッチ4には、第2出力端子52が接続される負荷の定格電流に対応する最大出力電流が確保されている。
なお、スイッチ4と並列接続されるスイッチを増設することで、図示しない負荷の定格電流に対応する最大出力電流を確保したり、スイッチ4と直列接続されるスイッチを増設したりすることで、図示しない負荷の定格電圧に対応する耐電圧を確保するようにしてもよい。
また、第3の出力端子や第4の出力端子を増やすため、スイッチおよび制御回路を増設することができる。
図5に示す例では、スイッチ4は、パルス波取得回路部30の並列接続された半導体スイッチング素子3と連なるように、つまりパルス波取得回路部30の配線を介して充電回路部20に接続されている。但し、スイッチ4が、パルス波取得回路部30の配線を介さずに、充電回路部20に直接接続されていてもよい。
図示しないシステムからの制御指令により、制御回路41がスイッチ4をオン状態に切り替えると、蓄電デバイス2からスイッチ4へと電流が流出し、第2出力端子52を通じて図示しない負荷へと供給される。
スイッチ4は半導体スイッチング素子であるため、制御回路41によるスイッチ4のスイッチング動作により、パルス波を発生させて第2出力端子52からパルス波の電力を出力することもできる。但し、第2出力端子52から出力される電力はパルス波には限定されない。
〔第3実施形態〕
次に、図6(a)および(b)を参照し、本発明の第3実施形態を説明する。
図6(a)は、第3実施形態に係るパルス波取得回路部60を示している。パルス波取得回路部60は、予備半導体スイッチング素子3Bを含んでいる。
予備半導体スイッチング素子3Bは、他の半導体スイッチング素子3と並列接続されるように配線されているが、初期状態では、図6(a)に示すように、スイッチ6Bにより、他の半導体スイッチング素子3と電気的に切り離されている。予備半導体スイッチング素子3Bは、故障の発生した半導体スイッチング素子3に代わり他の半導体スイッチング素子3と並列接続される。そのために、パルス波取得回路部60は、故障発生時に予備半導体スイッチング素子3Bを他の半導体スイッチング素子3に接続するスイッチ6Bと、並列接続された半導体スイッチング素子3に個別に対応するスイッチ6とを備えている。これらスイッチ6B,6のいずれも制御回路61に接続されている。スイッチ6B,6としては、適宜な半導体スイッチング素子を採用することができる。
故障発生時に予備半導体スイッチング素子3Bに切り替えた後も、故障発生前と変わらない電流および電圧の出力を維持できるように、予備半導体スイッチング素子3Bが、半導体スイッチング素子3と同様の耐電圧および最大出力電流に構成されていることが好ましい。
制御回路61は、並列接続された半導体スイッチング素子3のそれぞれのオンオフの状態に基づいて故障の発生を検知可能である。制御回路61は、半導体スイッチング素子3の故障発生を検知すると、故障した半導体スイッチング素子3から予備半導体スイッチング素子3Bへと並列接続を切り替える。
例えば、図6(b)に示すように、制御回路61により1つの半導体スイッチング素子3Xの故障発生が検知されると、半導体スイッチング素子3Xに対応するスイッチ6をオフとして、半導体スイッチング素子3Xを他の半導体スイッチング素子3との並列接続から切り離すとともに、スイッチ6Bをオンに切り替えることで予備半導体スイッチング素子3Bを残りの半導体スイッチング素子3と並列接続する。半導体スイッチング素子3Xの故障発生の前後において、並列数nが12に維持されるので、パルス波取得回路部60を備えたパルス電源装置の出力を一定に保つことができる。
本実施形態によれば、予備半導体スイッチング素子3Bを備えることにより、半導体スイッチング素子3の故障に関してパルス波取得回路部60に冗長性が与えられる。そのため、パルス波取得回路部60を備えたパルス電源装置の信頼性を向上させることができる。
パルス波取得回路部60は、2以上の予備半導体スイッチング素子3Bと、それらに対応するスイッチ6Bとを備えていてもよい。その場合は、2つの半導体スイッチング素子3が故障したとしても、並列数nを維持して、最大出力を確保することができる。予備半導体スイッチング素子3Bを冗長性の確保に必要な数だけ備えるとしても、予備半導体スイッチング素子3Bがユニット10と比べれば非常に小型であるため、ユニット10の重量や設置スペースへの影響が殆どない。したがって、ユニット10全体の予備を備えることが、重量や設置スペースの理由で難しい場合であっても、予備半導体スイッチング素子3Bを必要な数だけ備えることにより冗長性を確保することができる。
求められる冗長性の度合によっては、2以上のユニット10に1つの予備半導体スイッチング素子3Bを割り当てることもできる。その場合は、いずれかのユニット10の半導体スイッチング素子3に故障が発生した場合に、故障した半導体スイッチング素子3に代わって予備半導体スイッチング素子3Bが、当該ユニット10の他の半導体スイッチング素子3と並列接続されるように回路を構成すればよい。
〔フィードバック制御を行う例〕
図8を参照し、パルス電源装置1(図1)が、負荷9を流れる電流(以下、負荷電流)に基づいてフィードバック制御を行う場合の構成例を説明する。
図8に示すパルス電源装置1は、入力される負荷9の電流値情報PVに応じて、演算により指令を算出し、制御回路31に、要否指令Cmを与える要否指令演算部71を備えている。
電流検出器94により、負荷9を流れる電流が検出される。電流検出器94により検出された電流を示す電流値情報PVが要否指令演算部71に入力される。
要否指令演算部71は、入力された電流値情報PVと、負荷電流の設定値SVとの偏差を解消するように、各ユニット10の制御回路31に対して、半導体スイッチング素子3のオンの要否に関する制御指令(要否指令Cm)を与える。
具体例を示して説明する。
パルス電源装置1は、基本的には、負荷9に要求される一定の最大出力電流のパルス波の電力を生成して出力するが、外乱等により負荷電流が減少した場合に、負荷電流に応じて、出力電流を変化させる。
そのために、電流検出器94により検出された負荷電流を示す電流値情報PVにより負荷9の状態を監視している。要否指令演算部71は、パルス電源装置1から負荷9に出力される出力電流を負荷電流に追従させるように、例えば、図1に示すNo.1〜No.99までのユニット10のそれぞれの制御回路31には、半導体スイッチング素子3をオン状態とするための要否指令(要)を与え、No.100のユニット10の制御回路31には、半導体スイッチング素子3をオフ状態とするための要否指令(否)を与える。
なお、要否指令Cmは、パルス電源ユニット10の単位で与えるばかりでなく、ユニット10に備わる個々の半導体スイッチング素子3の単位で与えることもできる。
負荷電流が増加した場合にも出力電流を追従させる場合には、例えば、定常時にはNo.1〜No.90のユニット10により得られたパルス電力を負荷9に供給するようにする。そうすれば、例えばNo.1〜No.100のユニット10からパルス電力を得ることにより、負荷電流の増加に対応することができる。
上記のフィードバック制御は、出力するパルス波のピーク、振幅を調整する目的のみならず、波形を整形する目的においても行うことができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 パルス電源装置
2 蓄電デバイス
3,3X 半導体スイッチング素子
3B 予備半導体スイッチング素子
3D ダイオード
4 スイッチ(半導体スイッチング素子)
5 パルス電源装置
6,6B スイッチ
7 パルス電源装置
9 負荷
10,10A パルス電源ユニット
20 充電回路部(充電部)
21 充電器
22 ダイオード
30,30A パルス波取得回路部(パルス波取得部)
31 制御回路
32 ダイオード
41 制御回路
51 第1出力端子
52 第2出力端子
71 要否指令演算部
60 パルス波取得回路部(パルス波取得部)
61 制御回路
90 装置
91 抵抗
92 インダクタンス
93 スイッチ
94 電流検出器
101 線路抵抗
102 線路インダクタンス

Claims (13)

  1. パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、
    複数の並列接続された半導体スイッチング素子を含み、
    前記半導体スイッチング素子の耐電圧は1kV以上であり、
    前記半導体スイッチング素子の最大出力電流は100A以上である、
    パルス電源ユニット。
  2. 前記半導体スイッチング素子は、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成されている、
    請求項1に記載のパルス電源ユニット。
  3. パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、
    複数の並列接続された半導体スイッチング素子を含み、
    前記半導体スイッチング素子は、酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成されている、
    パルス電源ユニット。
  4. 前記半導体スイッチング素子の並列数は、2以上、200以下である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のパルス電源ユニット。
  5. パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、
    酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子を含み、
    前記半導体スイッチング素子の耐電圧は、1kV以上である、
    パルス電源ユニット。
  6. パルス波の電力を出力するパルス電源ユニットであって、
    酸化ガリウム、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、および酸化アルミニウムガリウムのいずれかの半導体材料を用いて構成された半導体スイッチング素子を含み、
    前記半導体スイッチング素子の最大出力電流は、100A以上である、
    パルス電源ユニット。
  7. 複数の並列接続された前記半導体スイッチング素子の各々に直列接続された半導体スイッチング素子を含み、
    前記半導体スイッチング素子の直列数は、2以上、10以下である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のパルス電源ユニット。
  8. 前記半導体スイッチング素子によるオンオフのスイッチングにより、所定の波形に整形する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のパルス電源ユニット。
  9. 故障の発生した前記半導体スイッチング素子に代わり他の前記半導体スイッチング素子と並列接続されるように構成された1以上の予備半導体スイッチング素子を含む、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のパルス電源ユニット。
  10. 充電および放電が可能な蓄電デバイスと、
    前記蓄電デバイスを充電する充電部と、
    前記半導体スイッチング素子を含み、前記蓄電デバイスから電流を流出させて前記パルス波を得るように構成されたパルス波取得部と、を備える、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のパルス電源ユニット。
  11. 前記蓄電デバイスから放出された電力を、前記パルス波取得部を経ることで前記パルス波として出力可能な第1出力端子と、
    前記蓄電デバイスから放出され、前記パルス波取得部を経ていない電力を出力可能な第2出力端子と、を備える、
    請求項10に記載のパルス電源ユニット。
  12. 並列接続された2以上のパルス電源ユニットを備え、
    前記パルス電源ユニットは、請求項1から11のいずれか一項に記載のパルス電源ユニットである、
    パルス電源装置。
  13. 前記パルス波の電力が供給される負荷を流れる負荷電流に基づいて、前記半導体スイッチング素子のオンオフに関する要否指令を生成する要否指令演算部を備え、
    前記要否指令演算部は、前記パルス電源装置の出力する出力電流を前記負荷電流に追従させるように、前記半導体スイッチング素子をオンオフさせる制御回路に前記要否指令を与える、
    請求項12に記載のパルス電源装置。
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CN114280973A (zh) * 2021-11-12 2022-04-05 哈尔滨工业大学 一种多负载脉冲功率电源数据采集与控制系统
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