JP2020065155A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対向端末に応じた適切な通信動作を効率的に選択できるようにする。【解決手段】 一実施形態に係る通信装置は、第1通信動作を実行可能な第1通信回路と、第2通信動作を実行可能な第2通信回路と、第1通信回路及び第2通信回路に接続可能な第1アンテナと、第2通信回路に接続可能な第2アンテナと、第1通信回路及び第2通信回路を制御する制御回路と、対向端末の端末情報を記憶する記憶手段と、を備え、第1通信回路及び第2通信回路は、第1通信動作と第2通信動作とを時分割で切替える共存動作を実行可能であり、第1通信回路は、単アンテナ通信を実行可能であり、第2通信回路は、単アンテナ通信と多アンテナ通信とを実行可能であり、制御回路は、共存動作を実行する場合、記憶手段が記憶する端末情報に基づいて、第2通信動作として、単アンテナ通信及び多アンテナ通信のいずれを実行するかを選択する。【選択図】 図8

Description

本発明は、通信装置に関する。
近年、対向端末との間で、第1無線通信規格による第1通信動作と、第1無線通信規格とは異なる第2無線通信規格による第2通信動作と、を時分割で切替えることにより、2種類の通信動作を共存させる通信動作(以下「共存動作」という。)を実行可能な通信装置が実用化されている。このような通信装置として、第1通信動作及び第2通信動作で共用される共用アンテナと、第2通信動作でのみ利用される専用アンテナと、を備えたものが提案されている。この通信装置は、共用アンテナを利用して第1通信動作を実行し、共用アンテナ及び専用アンテナを利用して第2通信動作を実行することにより、共存動作を実行しつつ、第2通信動作としてMIMO(Multi Input Multi Output)通信を実行することができる。MIMO通信とは、複数のアンテナを利用した通信(多アンテナ通信)の一種であり、空間多重の原理を用いることにより、SISO(Single Input Single Output)通信等の1つのアンテナを利用した通信(単アンテナ通信)と比較して、通信効率を高め易いという特徴を有している。
特開2009−005195号公報 特開2014−131284号公報
上記の通信装置では、第2通信動作を適切に選択することにより、通信効率が高い第2通信動作を実現できる。しかしながら、通信装置が通信する対向端末は、MIMO通信の可否や通信可能な周波数などの仕様がそれぞれ異なるため、適切な第2通信動作を一律に選択することは困難である。そして、場合によっては、一端対向端末と通信接続した後に、対向端末の通信機能など応じて、通信接続を一度切断した後に再接続する必要が生じ、通信接続の切断と再接続に要する時間ロスの分だけ通信効率を低下させてしまう。このような通信接続の切断と再接続に伴う通信効率の低下は、1つのアンテナを2つの通信回路で共用して共存動作を実行する場合に特に生じ易い。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、対向端末に応じた適切な通信動作を効率的に選択できるようにすることを目的とする。
一実施形態に係る通信装置は、第1無線通信規格による第1通信動作を実行可能な第1通信回路と、前記第1無線通信規格とは異なる第2無線通信規格による第2通信動作を実行可能な第2通信回路と、前記第1通信回路及び前記第2通信回路に接続可能な第1アンテナと、前記第2通信回路に接続可能な第2アンテナと、前記第1通信回路及び前記第2通信回路を制御する制御回路と、前記第1通信回路及び前記第2通信回路を用いて通信可能な対向端末の端末情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記第1通信回路及び前記第2通信回路は、前記第1通信動作と前記第2通信動作とを時分割で切替える共存動作を実行可能であり、前記第1通信回路は、前記第1通信動作として、前記第1アンテナを利用した単アンテナ通信を実行可能であり、前記第2通信回路は、前記第2通信動作として、前記第2アンテナを利用した単アンテナ通信と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナを利用した多アンテナ通信と、を実行可能であり、前記制御回路は、前記共存動作を実行する場合、前記記憶手段が記憶する前記端末情報に基づいて、前記第2通信動作として、前記単アンテナ通信及び前記多アンテナ通信のいずれを実行するか選択する。
本発明の各実施形態によれば、対向端末に応じた適切な通信動作を効率的に選択できるようにすることができる。
通信装置のハードウェア構成の一例を示す図。 共存動作時におけるスイッチ回路による接続状態の一例を示す図。 共存動作時におけるスイッチ回路による接続状態の一例を示す図。 共存動作時におけるスイッチ回路による接続状態の一例を示す図。 第2通信動作がSISO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャート。 第2通信動作がMIMO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャート。 第2通信動作がMIMO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャート。 通信装置の動作の一例を示すフローチャート。 通信装置の変形例のハードウェア構成の一例を示す図。 変形例の共存動作時におけるスイッチ回路による接続状態の一例を示す図。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
一実施形態に係る通信装置1について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態に係る通信装置1は、共存動作(第1無線通信規格による通信動作と、第1無線通信規格とは異なる第2無線通信規格による通信動作と、を時分割で切替える通信動作)を実行可能な通信装置である。通信装置1は、例えば、車載器であるが、これに限られない。
まず、通信装置1のハードウェア構成について説明する。図1は、通信装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図1の通信装置1は、第1アンテナA1と、第2アンテナA2と、第1通信回路11と、第2通信回路12と、第1RF回路13と、第2RF回路14と、スイッチ回路15と、制御回路16と、記憶手段17と、を備える。
第1アンテナA1は、第1RF回路13に接続されたアンテナである。第1アンテナA1は、第1RF回路13及びスイッチ回路15を介して、第1通信回路11及び第2通信回路12の少なくとも一方に接続され、後述する第1通信動作及び第2通信動作の少なくとも一方に利用される。すなわち、第1アンテナA1は、第1通信動作及び第2通信動作で共用される共用アンテナに相当する。
第2アンテナA2は、第2RF回路14に接続されたアンテナである。第2アンテナA2は、第2RF回路14及びスイッチ回路15を介して、第2通信回路12に接続され、第2通信動作に利用される。すなわち、第2アンテナA2は、第2通信動作のみで利用される専用アンテナに相当する。
第1通信回路11は、第1無線通信規格により、通信相手となる対向端末2との間で通信動作を実行する回路であり、例えば、ベースバンド処理回路、変調回路、復調回路、単アンテナ通信に対応した1つの入出力端子等を含むが、それ以外の構成であってもよい。第1通信回路11が実行する通信動作を第1通信動作と称する。また、第1通信動作の実行時間を、実行時間T1と称する。第1無線通信規格は、例えば、Bluetooth(登録商標)(以下「BT」という。)等の近距離無線通信、Wi−Fi(登録商標)、WiMAX(登録商標)等のWLAN(Wireless Local Area Network)、又はLTE等の移動体通信であるが、これに限られない。対向端末2は、第1無線通信規格により通信可能な任意の通信装置で有り得る。対向端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)、又は携帯電話であるが、これに限られない。
第2通信回路12は、第2無線通信規格により、通信相手となる対向端末2との間で通信動作を実行する回路であり、例えば、ベースバンド処理回路、変調回路、復調回路、多アンテナ通信に対応した2つの入出力端子等を含むが、それ以外の構成であってもよい。第2通信回路12が実行する通信動作を第2通信動作と称する。また、第2通信動作の実行時間を、実行時間T2と称する。第2無線通信規格は、多アンテナ通信を実行可能であり、且つ、第1無線通信規格とは異なる任意の無線通信規格で有り得る。第2無線通信規格は、例えば、Wi−Fi、WiMAX等のWLAN、又はLTE等の移動体通信であるが、これに限られない。対向端末2は、第2無線通信規格により通信可能な任意の通信装置で有り得る。なお、第1通信回路11及び第2通信回路12は、それぞれ異なる対向端末と通信してもよい。
第1RF回路13は、第1周波数及び第2周波数において動作可能な高周波回路であり、第1アンテナA1に接続される。図1の例では、第1周波数及び第2周波数は、2.4GHz及び5GHzであるが、これに限られない。第2周波数は、第1周波数と帯域の異なる任意の周波数で有り得る。また、第1周波数及び第2周波数は、所定の帯域幅を有する周波数帯域であってもよい。
第1RF回路13は、第1周波数において動作可能な第1チャネル回路(CH1)13aと、第2周波数において動作可能な第2チャネル回路(CH2)13bと、第1チャネル回路13a及び第2チャネル回路13bと第1アンテナA1との間に介在するデュプレクサ(DPX)13cと、を有している。第1チャネル回路13aは、例えば、第1周波数において動作可能な送信アンプ、受信アンプ、及びフィルタ等を含んだ回路である。第2チャネル回路13bは、例えば、第2周波数において動作可能な送信アンプ、受信アンプ、及びフィルタ等を含んだ回路である。デュプレクサ13cは、第1チャネル回路13aと第2チャネル回路13bとで第1アンテナA1を共用する際に、第1チャネル回路13aと第2チャネル回路13bとの間の干渉を抑制するための素子である。
第1RF回路13は、第1通信回路11及び第2通信回路12の少なくとも一方からスイッチ回路15を介して入力された信号を、所定のレベルに増幅して送信信号として出力する。第1RF回路13が出力した送信信号は、第1アンテナA1に入力され、無線信号として対向端末2に送信される。また、第1RF回路13は、第1アンテナA1から入力された信号を、所定のレベルに増幅して受信信号として出力する。第1RF回路13が出力した受信信号は、スイッチ回路15を介して、第1通信回路11及び第2通信回路12の少なくとも一方に入力される。
第2RF回路14は、第1周波数及び第2周波数において動作可能な高周波回路であり、第2アンテナA2に接続される。第2RF回路14は、第1周波数において動作可能な第1チャネル回路(CH1)14aと、第2周波数において動作可能な第2チャネル回路(CH2)14bと、第1チャネル回路14a及び第2チャネル回路14bと第2アンテナA2との間に介在するデュプレクサ(DPX)14cと、を有している。第1チャネル回路14a、第2チャネル回路14b、及びデュプレクサ14cの構成は、第1RF回路13における第1チャネル回路13a、第2チャネル回路13b、及びデュプレクサ13cの構成と同様である。
第2RF回路14は、第2通信回路12からスイッチ回路15を介して入力された信号を、所定のレベルに増幅して送信信号として出力する。第2RF回路14が出力した送信信号は、第2アンテナA2に入力され、無線信号として対向端末2に送信される。また、第2RF回路14は、第2アンテナA2から入力された信号を、所定のレベルに増幅して受信信号として出力する。第2RF回路14が出力した受信信号は、スイッチ回路15を介して、第2通信回路12に入力される。
スイッチ回路15は、制御回路16により制御され、第1通信回路11及び第2通信回路12と、第1RF回路13及び第2RF回路14と、の間の接続状態を切替える。具体的には、スイッチ回路15は、第1通信回路11の入出力端子が、第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続された状態、第2チャネル回路13bに接続された状態、及びどちらにも接続されない状態のいずれかとなるように接続状態を切替える。また、スイッチ回路15は、第2通信回路12の一方の入出力端子が、第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続された状態、第2チャネル回路13bに接続された状態、及びどちらにも接続されない状態のいずれかとなるように接続状態を切替える。また、スイッチ回路15は、第2通信回路12の他方の入出力端子が、第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続された状態、第2チャネル回路14bに接続された状態、及びどちらにも接続されない状態のいずれかとなるように接続状態を切替える。
なお、第1通信回路11及び第2通信回路12と、第1RF回路13及び第2RF回路14と、の間の接続状態を切替えることは、第1通信回路11及び第2通信回路12に対する、第1アンテナA1及び第2アンテナA2の接続先を切替えることを意味する。また、以下の説明では、第1通信回路11の入出力端子を他の回路に接続することを、「第1通信回路を他の回路に接続する」と称し、第2通信回路12の入出力端子を他の回路に接続することを、「第2通信回路12を他の回路に接続する」と称して説明を進める。
制御回路16は、第1通信回路11、第2通信回路12、及びスイッチ回路15を制御する回路である。制御回路16は、CPU(Central Processing Unit)と、第1通信回路11及び第2通信回路12と接続するための接続インタフェースなどを備える。CPUがROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、制御回路16の機能が実現される。制御回路16の動作については後述する。
記憶手段17は、制御回路16と接続されたRAM(Random Access Memory)や、補助記憶装置として設けられたフラッシュメモリなどである。記憶手段17は、通信動作に関する各種情報を記憶する。記憶手段17が記憶する情報には、第1通信回路11及び第2通信回路12を利用して通信可能な対向端末2の端末情報が含まれる。対向端末2の端末情報には、対向端末2との過去の通信履歴に関する履歴情報と、対向端末2の通信機能に関するケイパビリティ情報と、が含まれる。記憶手段17は、制御回路16と別体ではなく、制御回路16とともに、1つのIC(Integrated Circuit)に内蔵されていてもよい。
なお、通信装置1のハードウェア構成は図1の例に限られない。例えば、図1の例では、第1通信回路11及び第2通信回路12がそれぞれ独立した通信モジュールである場合を想定しているが、第1通信回路11及び第2通信回路12は、一体化された通信モジュールであってもよい。また、第1通信回路11及び第2通信回路12は、それぞれの機能がソフトウェア上で規定されるコグニティブ無線のような通信回路であってもよい。また、第1通信回路11及び第2通信回路12がベースバンド処理回路のみを含む場合には、第1RF回路13及び第2RF回路14が変調機能や復調機能をさらに有していてもよいし、第1通信回路11及び第2通信回路12が送信アンプや受信アンプなどの機能をさらに有している場合には、第1RF回路13及び第2RF回路14がデュプレクサのみの構成であってもよい。また、図1の例では、1つの制御回路16により、第1通信回路11及び第2通信回路12が制御される場合を想定しているが、第1通信回路11及び第2通信回路12は、それぞれ独立した2つの制御回路により制御され、2つの制御回路が連携することにより、制御回路16の機能が実現されてもよい。
次に、通信装置1の動作について説明する。本実施形態において、第1通信回路11は第1通信動作として単アンテナ通信を実行可能であり、第2通信回路12は第2通信動作として単アンテナ通信及び多アンテナ通信を実行可能である。
単アンテナ通信は、1つのアンテナを利用した通信であり、SISOによる通信(以下「SISO通信」という。)を含む。
多アンテナ通信は、複数のアンテナを利用した通信であり、MIMOによる通信(以下「MIMO通信」という。)、MISO(Multi Input Single Output)による通信(以下「MISO通信」という。)及びSIMO(Single Input Multi Output)による通信(以下「SIMO通信」という。)を含む。MIMO通信、MISO通信、及びSIMO通信は、空間多重の原理を用いることにより、単アンテナ通信と比較して、通信効率を高め易い通信方法である。一般に、MIMO通信はSISO通信より通信効率が高いため、ストリーミング配信や音声通話のような高い通信効率がもとめられる通信を実行する場合に利用される。なお、ここでいう通信効率は、一定時間に転送可能なデータ量を示す指標である。
以下、第1通信動作がBT規格、第2通信動作がWi−Fi規格に準じた通信動作であり、単アンテナ通信がSISO通信、多アンテナ通信がMIMO通信である場合を例に説明する。
本実施形態において、通信装置1は、第1通信動作として、第1周波数によるSISO通信を実行可能である。通信装置1が第1通信動作のみを実行する場合、制御回路16は、スイッチ回路15により、第1通信回路11と第1RF回路13の第1チャネル回路13aとを接続し、第1通信回路11にSISO通信を実行させる。これにより、第1アンテナA1及び第1チャネル回路13aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行される。
一方、本実施形態において、通信装置1は、第2通信動作として、第1周波数によるSISO通信と、第2周波数によるSISO通信と、第1周波数によるMIMO通信と、第2周波数によるMIMO通信と、を実行可能である。
通信装置1が第2通信動作として第1周波数によるSISO通信のみを実行する場合、制御回路16は、スイッチ回路15により、第2通信回路12を第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続し、第2通信回路12にSISO通信を実行させる。これにより、第2アンテナA2及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行される。
また、通信装置1が第2通信動作として第2周波数によるSISO通信のみを実行する場合、制御回路16は、スイッチ回路15により、第2通信回路12を第2RF回路14の第2チャネル回路14bに接続し、第2通信回路12にSISO通信を実行させる。これにより、第2アンテナA2及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bを利用した第2周波数によるSISO通信が実行される。
また、通信装置1が第2通信動作として第1周波数によるMIMO通信のみを実行する場合、制御回路16は、スイッチ回路15により、第2通信回路12を第1RF回路13の第1チャネル回路13a及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続し、第2通信回路12にMIMO通信を実行させる。これにより、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13の第1チャネル回路13a、及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aを利用した第1周波数によるMIMO通信が実行される。
また、通信装置1が第2通信動作として第2周波数によるMIMO通信のみを実行する場合、制御回路16は、スイッチ回路15により、第2通信回路12を第1RF回路13の第2チャネル回路13b及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bに接続し、第2通信回路12にMIMO通信を実行させる。これにより、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13の第2チャネル回路13b、及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bを利用した第2周波数によるMIMO通信が実行される。
通信装置1が第2通信動作のみを実行する場合、制御回路16は、対向端末2とのネゴシエーションにより、実行する第2通信動作の種類を決定すればよい。
これに対して、通信装置1が第1通信動作及び第2通信動作の両方を実行する、すなわち、共存動作を実行する場合、制御回路16は、通信動作の周期Tを実行時間T1,T2に分割し、第1通信回路11及び第2通信回路12に第1通信動作及び第2通信動作を交互に実行させる。すなわち、通信装置1は、第1通信動作と第2通信動作とを時分割で切替えながら実行する。
ここで、図1は、通信装置1のハードウェア構成の一例を示す図であり、初期状態(共存動作を行っていない状態)におけるスイッチ回路15による接続状態の一例を示す図でもある。そして、図2〜図4は、それぞれ共存動作時におけるスイッチ回路15による接続状態の一例を示す図である。図3において、実線は第1通信動作時の接続状態を示し、破線は第2通信動作時の接続状態を示している。なお、初期状態では、第1通信動作として第1周波数によるSISO通信を実行し、第2通信動作として第1周波数によるSISO通信を実行するように設定されているものとして、以下の説明を進める。
共存動作における第1通信動作が第1周波数によるSISO通信であり、第2通信動作が第1周波数によるSISO通信である場合、図1に示すように、制御回路16は、スイッチ回路15により、第1通信回路11を第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続し、第2通信回路12を第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続する。そして、制御回路16は、実行時間T1の間、第1通信回路11にSISO通信を実行させ、実行時間T2の間、第2通信回路12にSISO通信を実行させる。これにより、実行時間T1の間、第1通信動作として、第1アンテナA1及び第1RF回路13の第1チャネル回路13aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行され、実行時間T2の間、第2通信動作として、第2アンテナA2及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行される。
共存動作における第1通信動作が第1周波数によるSISO通信であり、第2通信動作が第2周波数によるSISO通信である場合、図2に示すように、制御回路16は、スイッチ回路15により、第1通信回路11を第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続し、第2通信回路12を第2RF回路14の第2チャネル回路14bに接続する。そして、制御回路16は、実行時間T1の間、第1通信回路11にSISO通信を実行させ、実行時間T2の間、第2通信回路12にSISO通信を実行させる。これにより、実行時間T1の間、第1通信動作として、第1アンテナA1及び第1RF回路13の第1チャネル回路13aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行され、実行時間T2の間、第2通信動作として、第2アンテナA2及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bを利用した第2周波数によるSISO通信が実行される。
図5は、第2通信動作がSISO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャートである。図5の例では、第1無線通信規格がBTであり、第2無線通信規格がWLANであり、実行時間T1,T2の時間配分が均等(5:5)である場合を想定している。図5に示すように、通信装置1は、第1通信動作及び第2通信動作を時分割で交互に実行することにより、第1通信動作と第2通信動作とを干渉させることなく、同時に実行することができる。また、前述した接続状態で共存動作を行うことにより、スイッチ回路15の接続切替えに伴う時間ロスを生じることなく、第1通信動作と第2通信動作とを実行することができる。
共存動作における第1通信動作が第1周波数によるSISO通信であり、第2通信動作が第1周波数によるMIMO通信である場合、図3に示すように、制御回路16は、スイッチ回路15により、実行時間T1の間、第1通信回路11を第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続し、第1通信回路11にSISO通信を実行させる。また、制御回路16は、スイッチ回路15により、実行時間T2の間、第2通信回路12を第1RF回路13の第1チャネル回路13a及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続し、第2通信回路12にMIMO通信を実行させる。これにより、実行時間T1の間、第1通信動作として、第1アンテナA1及び第1チャネル回路13aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行され、実行時間T2の間、第2通信動作として、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13の第1チャネル回路13a、及び第2RF回路14の第1チャネル回路14aを利用した第1周波数によるMIMO通信が実行される。
共存動作における第1通信動作が第1周波数によるSISO通信であり、第2通信動作が第2周波数によるMIMO通信である場合、図4に示すように、制御回路16は、スイッチ回路15により、第1通信回路11を第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続し、第2通信回路12を第1RF回路13の第2チャネル回路13b及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bに接続する。そして、制御回路16は、実行時間T1の間、第1通信回路11にSISO通信を実行させ、実行時間T2の間、第2通信回路12にMIMO通信を実行させる。これにより、実行時間T1の間、第1通信動作として、第1アンテナA1及び第1チャネル回路13aを利用した第1周波数によるSISO通信が実行され、実行時間T2の間、第2通信動作として、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13の第2チャネル回路13b、及び第2RF回路14の第2チャネル回路14bを利用した第2周波数によるMIMO通信が実行される。
図6は、第2通信動作がMIMO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャートである。図6の例では、第1無線通信規格がBTであり、第2無線通信規格がWLANであり、実行時間T1,T2の時間配分が均等(5:5)である場合を想定している。図6に示すように、通信装置1は、第1通信動作及び第2通信動作を時分割で交互に実行することにより、第1通信動作と第2通信動作とを干渉させることなく、同時に実行することができる。
なお、第2通信動作が第2周波数によるMIMO通信である場合、共用アンテナである第1アンテナA1の第1RF回路13を介した接続先を切替える必要がないので、第1アンテナA1の接続切替えに起因した時間ロスを生じることなく、第1通信動作と第2通信動作とを実行することができる。
一方、第2通信動作が第1周波数によるMIMO通信である場合、共用アンテナである第1アンテナA1の第1RF回路13を介した接続先を、第1通信回路11と第2通信回路12との間で切替えるため、図5に示すように、第1アンテナA1の接続切替えに起因した時間ロスが、第1通信動作と第2通信動作との切替え時に発生する。このため、第2通信動作が第1周波数によるMIMO通信である場合、実行時間T1,T2におけるデータ転送のために利用できる時間が、第2通信動作がSISO通信である場合に比べて短くなる。
この結果、通信効率を高めるために第2通信動作としてMIMO通信を実行したにもかかわらず、第2通信動作の通信効率が、第2通信動作がSISO通信である場合より低くなるおそれがある。そこで、制御回路16は、第2通信動作がMIMO通信である共存動作を実行する場合、第2通信動作がSISO通信である共存動作を実行する場合に比べて、実行時間T2の時間配分を大きく(実行時間T1の時間配分を小さく)設定するのが好ましい。
図7は、第2通信動作がMIMO通信である共存動作の一例を示すタイミングチャートである。図7の例では、第1無線通信規格がBTであり、第2無線通信規格がWLANであり、実行時間T2の時間配分が大きい(4:6)場合を想定している。図7に示すように、実行時間T2の時間配分を大きく設定することにより、第1アンテナA1の接続切替えに起因した時間ロスを抑制することができる。
次に、共存動作の開始時における、制御回路16による第2通信動作の選択方法について説明する。制御回路16は、対向端末2と共存動作を開始する際、対向端末2の端末情報に基づいて第2通信動作として、いずれの通信動作を実行するか選択する。前述したように、対向端末2の端末情報には、対向端末2との過去の通信履歴に関する履歴情報と、対向端末2の通信機能に関するケイパビリティ情報と、が含まれる。
対向端末2との履歴情報は、過去に対向端末2と行った通信の時刻、通信内容、対向端末2のアドレスなどの識別情報、通信効率、及び通信動作(無線通信規格、単アンテナ通信か否か、及び周波数)を含む情報である。制御回路16は、対向端末2と通信するたびに、当該履歴情報を記憶手段17に記憶させて端末情報を更新する。
制御回路16は、記憶手段17に履歴情報が記憶された対向端末2と共存動作を開始する際、当該履歴情報に基づいて、通信効率が最大となる第2通信動作を選択する。例えば、過去に対向端末2と、第2通信動作として、第2周波数によるMIMO通信を実行しており、当該第2通信動作の通信効率が最大である場合、制御回路16は、当該対向端末2と共存動作を開始する際、第2通信動作として第2周波数によるMIMO通信を選択する。
対向端末2のケイパビリティ情報は、対向端末2の通信機能(対向端末2が実行可能な通信動作)に関する情報である。制御回路16は、対向端末2と通信するたびに、当該対向端末2からケイパビリティ情報を受信し、受信したケイパビリティ情報を記憶手段17に記憶させて端末情報を更新する。
制御回路16は、記憶手段17にケイパビリティ情報が記憶された対向端末2と共存動作を開始する際、当該ケイパビリティ情報に基づいて、通信効率が最大となる第2通信動作を選択する。一般に、第2周波数によるMIMO通信、第1周波数によるMIMO通信、第2周波数によるSISO通信、第1周波数によるSISO通信の順に、通信効率は高くなる。このため、ケイパビリティ情報により、対向端末2が第2無線通信規格のMIMO通信を実行可能であることが分かっている場合、制御回路16は、第2通信動作として第2周波数によるMIMO通信を選択する。
また、ケイパビリティ情報により、対向端末2が第2無線通信規格の第2周波数によるMIMO通信を実行不能であり、第2無線通信規格の第1周波数によるMIMO通信を実行可能であることが分かっている場合、制御回路16は、第2通信動作として第1周波数によるMIMO通信を選択する。
また、ケイパビリティ情報により、対向端末2が第2無線通信規格のMIMO通信を実行不能であり、第2無線通信規格の第2周波数によるSISO通信を実行可能であることが分かっている場合、制御回路16は、第2通信動作として第2周波数によるSISO通信を選択する。
また、ケイパビリティ情報により、対向端末2が第2無線通信規格のMIMO通信及び第2無線通信規格の第2周波数によるSISO通信を実行不能であり、第2無線通信規格の第1周波数によるSISO通信を実行可能であることが分かっている場合、制御回路16は、第2通信動作として第1周波数によるSISO通信を選択する。
このように、制御回路16は、第2通信動作として、対向端末2が実行可能と分かっている通信動作の中で、通信効率が最大となる通信動作を選択し、当該対向端末2との共存動作を開始する。これにより、制御回路16は、対向端末2と端末と通信接続する前に、対向端末2に応じた適切な通信動作を、第2通信動作として選択し、共存動作時において、通信効率が高い第2通信動作を実現することができる。
なお、制御回路16は、対向端末2との通信内容に応じて、上述のように、実行時間T1,T2の時間配分を変化させてもよい。例えば、制御回路16は、第2通信動作により、ストリーミング配信や音声通話のような高い通信効率がもとめられる通信を実行する場合、実行時間T2の時間配分を大きくし、それ以外の場合、実行時間T1,T2を均等にしてもよい。
また、制御回路16は、対向端末2が実行可能な通信動作がわかっていない、すなわち、記憶手段17に端末情報が記憶されていない対向端末2と共存動作を開始する場合、第2通信動作として、第1周波数によるSISO通信を選択すればよい。
次に、通信装置1の動作について説明する。図8は、通信装置1の動作の一例を示すフローチャートである。通信装置1が起動すると、制御回路16は、記憶手段17に記憶された情報(端末情報など)を読み出して初期設定を行った後に、対向端末2の検出処理(スキャン動作ともいう)を開始する。通信装置1は、対向端末2と通信していない間、第1通信動作及び第2通信動作が第1周波数によるSISO通信である場合の共存動作に準じた条件で検出処理を実行する。すなわち、通信装置1は、対向端末2と通信していない場合、実行時間T1の間、第1通信回路11が第1RF回路13の第1チャネル回路13aに接続され、実行時間T2の間、第2通信回路12が第2RF回路14の第1チャネル回路14aに接続されている。通信装置1は、対向端末2を検出すると、図8の動作を開始する。
通信装置1が対向端末2を検出する(ステップS101)と、制御回路16は、検出した対向端末2の端末情報(履歴情報又はケイパビリティ情報)が記憶手段17に記憶されているか確認する(ステップS102)。
対向端末2の端末情報が記憶手段17に記憶されていない場合(ステップS102:NO)、制御回路16は、第2通信動作として第1周波数によるSISO通信を選択する(ステップS113)。その後、制御回路16は、対向端末2と通信接続する(ステップS106)。
一方、対向端末2の端末情報が記憶手段17に記憶されている場合(ステップS102:YES)、制御回路16は、当該端末情報に基づいて、通信効率が最大となる第2通信動作を選択する(ステップS103)。第2通信動作の選択方法は上述の通りである。
なお、ケイパビリティ情報に基づいて、対向端末2が第1通信動作及び第2通信動作のいずれか一方しか実行できないことが分かっている場合、通信装置1は、共存動作を実行せず、対向端末2が実行可能な通信動作のみを実行すればよい。
ステップS104において、第2通信動作として第1周波数によるSISO通信が選択された場合(ステップS104:YES)、制御回路16は、第1アンテナA1及び第2アンテナA2の接続先を初期状態から変更することなく、対向端末2と通信接続する(ステップS106)。
一方、ステップS104において、第2通信動作として他の通信動作が選択された場合(ステップS104:NO)、制御回路16は、スイッチ回路15を用いて第1アンテナA1及び第2アンテナA2の接続先を切替える(ステップS106)。その後、制御回路16は、対向端末2と通信接続する(ステップS106)。なお、このタイミングでは、実行時間T1,T2の時間配分は初期状態(例えば、5:5)のままとする。
通信装置1と対向端末2とが通信接続すると、制御回路16は、対向端末2との間で実行する通信内容を確認する(ステップS107)。通信内容が実行時間T1,T2の時間配分の変更対象(ストリーミング配信や音声通話など)でない場合(ステップS108:NO)、制御回路16は、第1通信動作と、ステップS103又はステップS113で選択された第2通信動作と、を所定の時間配分(例えば、5:5)で交互に実行する共存動作を開始する(ステップS110)。
一方、通信内容が実行時間T1,T2の時間配分の変更対象(ストリーミング配信や音声通話など)である場合(ステップS108:YES)、制御回路16は、実行時間T1,T2の時間配分を、通信内容に応じた時間配分(例えば、4:6)に変更する(ステップS109)。その後、制御回路16は、第1通信動作と、ステップS103又はステップS113で選択された第2通信動作と、を通信内容に応じた時間配分(例えば、4:6)で交互に実行する共存動作を開始する(ステップS110)。
共存動作の開始後、制御回路16は、対向端末2との通信動作が終了するまで(ステップS111:NO)、ステップS107〜S109を所定時間毎に実行しつつ、共存動作を継続する。
対向端末2との通信動作を終了する場合(ステップS111:YES)、制御回路16は、対向端末2との通信履歴を最新の履歴情報として記憶手段17に記憶させる。すなわち、対向端末2の端末情報を更新する(ステップS112)。その後、制御回路16は、対向端末2との接続を切断し、検出処理を再開する。
以上説明した通り、本実施形態によれば、制御回路16は、対向端末2との共存動作の開始時に、記憶手段17が記憶する当該対向端末2の端末情報に基づいて、第2通信動作として、第1周波数によるSISO通信、第2周波数によるSISO通信、第1周波数によるMIMO通信、及び第2周波数によるMIMO通信のいずれを実行するか、すなわち、単アンテナ通信及び多アンテナ通信のいずれを実行するかを選択する。これにより、制御回路16は、対向端末2に応じた適切な通信動作を第2通信動作として選択することができる。しかも、対向端末2と通信接続する前にこのような通信動作の選択を行うので、通信接続の切断と再接続に伴う時間ロスが生じることがなくなる。その結果、対向端末2の通信機能や過去の通信履歴に応じた適切な通信動作を効率的に選択できるようにすることができる。
なお、本実施形態では、第1RF回路13及び第2RF回路14がそれぞれ第1周波数に対応した1チャネル回路及び第2周波数に対応した第2チャネル回路を備える場合を例に説明したが、第1RF回路13及び第2RF回路14は、それぞれ3つ以上の周波数に対応した回路を備えてもよいし、1つの周波数に対応した回路のみを備えてもよい。また、通信装置1が1つの周波数に対応した通信動作のみを行い、第1通信回路11及び第2通信回路12が送信アンプや受信アンプの機能を有している場合には、第1RF回路13及び第2RF回路14がなく、第1アンテナA1及び第2アンテナA2が直接、スイッチ回路15に接続されていてもよい。
以下に、第1RF回路13及び第2RF回路14が、1つの周波数に対応した回路のみを備えている場合の変形例について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る通信装置1の変形例を示す図であり、初期状態(共存動作を行っていない状態)におけるスイッチ回路15による接続状態の一例を示す図でもある。図9の例では、第1RF回路13及び第2RF回路14は、それぞれ第1周波数に対応した高周波回路のみを備える。この場合、第2通信動作は、第2アンテナA2及び第2RF回路14を利用した第1周波数によるSISO通信と、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13、及び第2RF回路14を利用した第1周波数によるMIMO通信と、のいずれかとなる。制御回路16は、共存動作の開始時に、記憶手段17が記憶する当該対向端末2の端末情報に基づいて、第1周波数によるSISO通信及び第1周波数によるMIMO通信のいずれを実行するかを選択すればよい。
図10は、変形例の共存動作時における第2通信動作が、第1周波数によるMIMO通信である場合のスイッチ回路15による接続状態の一例を示す図である。図10において、実線は第1通信動作時の接続状態を示し、破線は第2通信動作時の接続状態を示している。図10に示すように、制御回路16は、スイッチ回路15により、実行時間T1の間、第1通信回路11を第1RF回路13に接続し、第1通信回路11にSISO通信を実行させる。また、制御回路16は、スイッチ回路15により、実行時間T2の間、第2通信回路12を第1RF回路13及び第2RF回路14に接続し、第2通信回路12にMIMO通信を実行させる。これにより、実行時間T1の間、第1通信動作として、第1アンテナA1及び第1RF回路13を利用した第1周波数によるSISO通信が実行され、実行時間T2の間、第2通信動作として、第1アンテナA1、第2アンテナA2、第1RF回路13、及び第2RF回路14を利用した第1周波数によるMIMO通信が実行される。これにより、対向端末2の通信機能や過去の通信履歴に応じた適切な通信動作を効率的に選択できるようにすることができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:通信装置
2:対向端末
11:第1通信回路
12:第2通信回路
13:第1RF回路
13a:第1チャネル回路
13b:第2チャネル回路
13c:デュプレクサ
14:第2RF回路
14a:第1チャネル回路
14b:第2チャネル回路
14c:デュプレクサ
15:スイッチ回路
16:制御回路
17:記憶手段
A1:第1アンテナ
A2:第2アンテナ

Claims (8)

  1. 第1無線通信規格による第1通信動作を実行可能な第1通信回路と、
    前記第1無線通信規格とは異なる第2無線通信規格による第2通信動作を実行可能な第2通信回路と、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路に接続可能な第1アンテナと、
    前記第2通信回路に接続可能な第2アンテナと、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路を制御する制御回路と、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路を用いて通信可能な対向端末の端末情報を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記第1通信回路及び前記第2通信回路は、前記第1通信動作と前記第2通信動作とを時分割で切替える共存動作を実行可能であり、
    前記第1通信回路は、前記第1通信動作として、前記第1アンテナを利用した単アンテナ通信を実行可能であり、
    前記第2通信回路は、前記第2通信動作として、前記第2アンテナを利用した単アンテナ通信と、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナを利用した多アンテナ通信と、を実行可能であり、
    前記制御回路は、前記共存動作を実行する場合、前記記憶手段が記憶する前記端末情報に基づいて、前記第2通信動作として、前記単アンテナ通信及び前記多アンテナ通信のいずれを実行するかを選択する
    通信装置。
  2. 前記端末情報は、前記対向端末の通信機能に関するケイパビリティ情報であり、
    前記制御回路は、前記ケイパビリティ情報に基づいて、前記第2通信動作として、通信効率が最大となるような通信動作を選択する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記端末情報は、前記対向端末との通信履歴に関する履歴情報であり、
    前記制御回路は、前記履歴情報に基づいて、前記第2通信動作として、通信効率が最大となるような通信動作を選択する
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記単アンテナ通信は、SISO(Single Input Single Output)通信であり、
    前記多アンテナ通信は、MIMO(Multi Input Multi Output)通信、MISO(Multi Input Single Output)通信、SIMO(Single Input Multi Output)通信のいずれかである
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御回路は、前記共存動作を実行する場合、前記記憶手段が記憶する前記端末情報に基づいて、前記第2通信動作を選択すると共に、前記第1通信動作に対する前記第2通信動作の時間配分を変化させる
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記制御回路は、前記共存動作を実行する場合、前記第2通信動作が前記多アンテナ通信であるときの前記第2通信動作の時間配分を、前記第2通信動作が前記単アンテナ通信であるときの前記第2通信動作の時間配分より大きくする
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第2通信回路は、所定の第1周波数による通信動作と、前記第1周波数とは周波数帯域の異なる第2周波数による通信動作と、を実行可能であり、
    前記制御回路は、前記共存動作を実行する場合、前記記憶手段が記憶する前記端末情報に基づいて、前記第2通信動作として、前記単アンテナ通信及び前記多アンテナ通信のいずれを実行するかを選択すると共に、前記第1周波数及び前記第2周波数のいずれの周波数による通信動作を実行するかを選択する
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの、前記第1通信回路及び前記第2通信回路に対する接続先を切替え可能なスイッチ回路を更に備え、
    前記制御回路は、
    前記共存動作を実行し、かつ、前記第2通信動作として前記単アンテナ通信を実行する場合、前記第1アンテナが、前記第1通信回路に常時接続され、前記第2アンテナが、前記第2通信回路に常時接続されるように前記スイッチ回路を制御し、
    前記共存動作を実行し、かつ、前記第2通信動作として前記多アンテナ通信を実行する場合、前記第1アンテナの接続先が、前記第1通信回路と前記第2通信回路との間で、時分割で交互に切替わり、前記第2アンテナが、前記第2通信回路に常時接続されるように前記スイッチ回路を制御する
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の通信装置。
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