JP2020064340A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御システムにおいて、新規にフィールド機器を追加してもリアルタイム性を維持したままで高度な制御を行う。【解決手段】本発明の一態様の制御システムは、フィールド機器からフィールドデータを受信し演算を実行して制御対象機器へ制御データを送信するコントローラと、フィールド機器とは異なる他のフィールド機器が出力する他のフィールドデータを受信するデータ処理装置と、を備える。このデータ処理装置は、受信した他のフィールドデータを判定する処理を行うデータ処理部と、当該データ処理部の判定結果に応じた判定論理に基づく判定処理を行い、判定論理に基づく判定処理の結果に応じてコントローラへ制御データを送信する演算処理部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、コントローラなどの制御装置を用いて構成する制御システムに関する。
プラントや鉄道などの産業分野では、コントローラなどの制御装置を用いて構成する制御システムが構築されている。これらの制御システムでは、コントローラは、電流、温度、圧力などの状態量をフィールド機器から取得し、状態量を測定しながら、制御データを操作機器へ出力してリアルタイムに制御を行う。それにより、流量の調節、異常温度になった場合の緊急停止などの所望の動作を行って、利便性とともに安全性や信頼性を担保している。
近年、産業分野では、現実世界に分散して配置した大量のフィールド機器から稼働データを収集して仮想世界上で分析し、より良い制御出力を現実世界へフィードバックさせるIoT(Internet of Things)への取り組みが行われている。既存の制御システムのIoT対応が行われていくと、従来は扱っていなかったフィールドデータを可視化して分析し活用することで、保守サービスなどの面で新たな価値を創出することが可能になる。
既存の制御システムのIoT対応を進めていくためには、新規にフィールド機器を追加して新たなフィールドデータを取得し処理するプロセスを追加する必要がある。しかしそのためにコントローラに搭載する中央演算処理装置(Central Processing Unit;CPU)が実行する処理が増加する。その結果、CPUの処理時間が増加してリアルタイム性の維持が困難となり、既存の制御システムで定めていた制御周期内に所望の処理が実行できなくなって、安全性や信頼性が確保できなくなる問題が生じる。また、高い拡張性を得ようと大規模なハードウェアやOSを追加で用意すると、フィールド機器を追加する拡張事業が高コストとなる。
特許文献1に、プラントにおけるフィールド機器を複数接続するための技術が開示されている。この特許文献1には、「プラントで実現される工業プロセスの制御を行うプロセス制御システムにおいて、プラントに設置される複数のフィールド機器を接続可能であり、フィールド機器から得られるデータを自律的に送信するI/Oモジュールと、そのI/Oモジュールから自律的に送信されるデータを一時的に記憶する記憶部を有し、その記憶部に記憶されたデータを予め規定された周期で読み出してフィールド機器の制御を行う上位装置とを備える」という記載がある。
また、特許文献2に、プラントにおけるフィールド機器情報を収集して表示するための技術が開示されている。この特許文献2には、「プロセスデータを収集すると共に、マンマシンインターフェース部からの送信要求に対してマンマシンインターフェース部へ該当するプロセスデータを送信するプロセスデータ収集部を備えたプラント情報収集表示装置において、プロセスデータ収集部は、マンマシンインターフェース部から送信要求されたプロセスデータを導き出すための予め定めたルールとファクトとを記憶するルール記憶部と、このルール記憶部に記憶されたルール及びファクトを用いて推論を行う推論部と、送信要求されたデータを構成するのに必要な要素データを周期的に収集して送信要求元へ送信するデータ構成エージェントを生成作動させる処理プログラムを記憶するプログラム記憶部とを設ける」という記載がある。
特開2015−184987号公報 特開平11−338541号公報
ところで、特許文献1の例では、既存の制御システムのコントローラからフィールド機器への制御データ通信経路に新たに信号中継器が必要となる。そのため、フィールド機器が増加していった場合に、信号処理中継器内の記憶部に記憶するデータが増加していきコントローラの処理量が増加するため、リアルタイム性の確保が困難になるという課題がある。
また特許文献2の例では、フィールド機器が増加した場合に、データ構成エージェントによって表示データを作成する手順が記載されている。しかしフィールド機器への制御データ送信に関する経路と手段が記載されていない。そのため、新規にフィールド機器を追加した場合でも高度な制御を行うことができないという課題がある。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、例えば既存のプラントや鉄道システムなどを制御する制御システムにおいて、新規にフィールド機器を追加してもリアルタイム性を維持したままで高度な制御を行える技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様の制御システムは、フィールド機器からフィールドデータを受信し演算を実行して制御対象機器へ制御データを送信するコントローラと、フィールド機器とは異なる他のフィールド機器が出力する他のフィールドデータを受信するデータ処理装置と、を備える。このデータ処理装置は、受信した他のフィールドデータに対して所定の処理を行い、その処理の結果に応じてフィールドデータを出力するデータ処理部と、当該データ処理部から入力されるフィールドデータに応じた判定論理に基づいて判定処理を行い、その判定処理の結果に応じて上記コントローラへ制御データを送信する演算処理部と、を有する。
本発明の少なくとも一態様によれば、制御システムに新規にフィールド機器を追加しても、リアルタイム性を維持したままで高度な制御を行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部の構成例(追加するフィールド機器が2個の場合)を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部の構成例(追加するフィールド機器が3個の場合)を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置(主に閾値判定部)における閾値判定処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置のCPUで実行される処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る制御システムの制御周期における処理の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る制御システムの制御周期における処理の他の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置のデータ処理部の内部構造を再構成するための構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部の内部構造の再構成処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御システムをプラントに適用した場合の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る制御システムをプラントに適用した場合の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る制御システムを鉄道システムに適用した場合の構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
[制御システムの構成]
まず、本発明の第1の実施形態に係る制御システムの構成例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御システム100の構成例を示す。
図1に示す制御システム100は、コントローラ1、データ処理装置2、及び入出力装置3を備える。コントローラ1には、フィールド機器201及びバルブ202が接続されている。また、データ処理装置2には、フィールド機器203,204が接続されている。フィールド機器は、計測器やアクチュエータなど、制御システムを制御するために設けられる機器である。操作機器であるバルブ202は、フィールド機器の一例である。
制御システム100のうち、コントローラ1、入出力装置3、及びフィールド機器201,202は既設設備であり、フィールド機器203,204とデータ処理装置2が後から追加された設備である。データ処理装置2は、データ収集装置とも言える。なお、データ処理装置2は、コントローラ1が収納された装置(筐体)内に追設されてもよい。
コントローラ1は、CPU11と記憶素子12を備える。CPU11は、データ処理装置2から受信したデータ等を格納するレジスタ11rを備え、各種の演算や制御を行う。記憶素子12は、不揮発性メモリ(記録媒体)の一例として用いられ、CPU11が動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。
CPU11が、記憶素子12からソフトウェアのプログラムコードを不図示のRAMに読み出して実行することで、コントローラ1の機能が実現される。RAMは、揮発性メモリの一例として用いられ、CPU11が行う各処理に必要な情報(データ)やCPU11による演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等を一時的に記憶する。なお、CPU11に代えて、MPU(Micro Processing Unit)等の他の演算処理装置(演算処理部の一例)を用いてもよい。
コントローラ1には、データの入力及び出力に用いられる入出力装置3を経由して、フィールド機器201からのフィールドデータ51が入力される。コントローラ1のCPU11が、フィールドデータ51の値を元に処理を行い、入出力装置3を介して制御データ52(開閉操作信号)をバルブ202(操作機器の一例)に出力する。これにより、コントローラ1がバルブ202の開閉操作を自律的に行う。このように、コントローラ1は、フィールド機器201からフィールドデータを受信し演算を実行して、制御対象のバルブ202へ制御データを送信する。
データ処理装置2は、CPU21、記憶素子22、及びデータ処理部23を備え、フィールド機器201とは異なる他のフィールド機器203,204が出力するフィールドデータを受信する。データ処理装置2は、フィールド機器の追加に合わせて設けられる拡張モジュールである。CPU21は、データ処理部23から受信したデータ等を格納するレジスタ21rを備え、各種の演算や制御を行う。記憶素子22は、不揮発性メモリ(記録媒体)の一例として用いられ、CPU21が動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。データ処理部23は、フィールド機器から入力されるデータを処理し、処理結果をCPU21に出力する。
データ処理装置2には、フィールド機器203が出力するフィールドデータ53及びフィールド機器204が出力するフィールドデータ54がそれぞれ入力される。データ処理装置2のデータ処理部23は、CPU21からの設定データ56に基づいて、フィールドデータ53,54を処理してフィールドデータ55としてCPU21に送信する。すなわち、データ処理部23は、受信した他のフィールドデータ53,54に対して後述する所定の処理を行い、その所定の処理の結果に応じてフィールドデータをCPU21へ出力する。
また、CPU21は、データ処理部23から受信したフィールドデータ55の内容を判定することで、制御データ57をコントローラ1のCPU11に送信する。すなわち、CPU21は、データ処理部23から入力されるフィールドデータに応じた判定論理に基づいて判定処理を行い、その判定処理の結果に応じて、不図示の通信インターフェースを介してコントローラ1へ制御データ57を送信する。
コントローラ1のCPU11は、データ処理装置2から不図示の通信インターフェースを介して受信した制御データ57の値によって、入出力装置3を介して制御データ52をバルブ202に出力する。
[データ処理部の構成]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部23の構成例(追加するフィールド機器が2個の場合)を示すブロック図である。
データ処理部23は、図2に示すように、時刻付加部210、バッファメモリ221,222、閾値判定部231,232、時刻判定部240、FIFOメモリ250、レジスタ設定部70、及びレジスタ71〜74を備える。データ処理部23は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの半導体集積回路を用いて構成される。
時刻付加部210は、追加したフィールド機器203からデータ処理部23に入力されるフィールドデータ53がバッファメモリ221に格納される際に、フィールドデータ53に、時刻情報としてデータ入力時の時刻を付加する処理を行う。同様に、時刻付加部210は、追加したフィールド機器204からデータ処理部23に入力されるフィールドデータ54がバッファメモリ222に格納される際に、フィールドデータ54にデータ入力時の時刻を付加する処理を行う。
バッファメモリ221は、時刻付加部210により時刻情報が付加されたフィールドデータ53を保持する。また、バッファメモリ222は、時刻付加部210により時刻情報が付加されたフィールドデータ54を保持する。
閾値判定部231は、バッファメモリ221に格納されたフィールドデータ53と、レジスタA1及びレジスタA2にそれぞれ設定された閾値とを比較して判定した上で、時刻判定部240にフィールドデータ53を送信するように構成されている。本実施形態では、閾値判定部231は、バッファメモリ221に格納されたフィールドデータ53の値がレジスタA1,A2に格納された閾値の範囲内か範囲外かを判定し、フィールドデータ53の値が当該閾値の範囲外であると判定した場合に、フィールドデータ53を時刻判定部240へ出力する処理を行う。一例を挙げるならば、レジスタA1に閾値として最低値“50”が設定され、レジスタA2に最高値“80”が設定された場合、バッファメモリ221に格納されたフィールドデータ53の値が“50”未満もしくは“80”を超える場合のみ、閾値判定部231は時刻判定部240にフィールドデータ53を送信する。
同様に、閾値判定部232は、バッファメモリ222に格納されたフィールドデータ54と、レジスタB1及びレジスタB2にそれぞれ設定された閾値とを比較して判定した上で、時刻判定部240にフィールドデータ54を送信するように構成されている。本実施形態では、閾値判定部232は、バッファメモリ222に格納されたフィールドデータ54の値がレジスタB1,B2に格納された閾値の範囲内か範囲外かを判定し、フィールドデータ54の値が当該閾値の範囲外であると判定した場合に、フィールドデータ54を時刻判定部240へ出力する処理を行う。レジスタB1に最低値が設定され、レジスタB2に最高値が設定されている。
時刻判定部240は、閾値判定部231,232から入力されるフィールドデータを、時刻情報の早い順(時刻順)に並び替えてFIFOメモリ250へ出力する処理を行う。
FIFOメモリ250には、フィールド機器に対応したID情報(識別子)、フィールドデータの情報、及び時刻情報が関連付けられて1つの組み合わせとして格納される。FIFOメモリ250は、データを先入れ先出しのリスト構造(キュー)によって保持する。FIFOメモリ250に最初に格納されたデータから順に、フィールドデータ55としてCPU21へ出力される。FIFOメモリは、先入れ先出しメモリとも呼ばれる。なお、FIFOメモリ250を4段構成として示したが、段数を減らした構成としたり、段数を5段以上に増やした構成としたりしてもよい。
レジスタ設定部70は、CPU21の指示に従い、設定データ56に基づいて、複数のレジスタ71〜74のそれぞれに対し、閾値判定部231又は閾値判定部232に適用する閾値を設定する処理を行う。
レジスタ71〜74には、レジスタ設定部70の設定により、閾値判定部231,232の判定処理で用いられる閾値の情報が格納される。例えば、レジスタ71(レジスタA1)、レジスタ72(レジスタA2)、レジスタ73(レジスタB1)、及びレジスタ74(レジスタB2)の各レジスタに、閾値の情報として、閾値の最低値又は閾値の最高値が格納される。これにより、追加するフィールド機器ごとに、フィールドデータを判定することができる。
図2ではコントローラ1に接続している既存のフィールド機器に対して新規に追加するフィールド機器が2個の場合のデータ処理部23の構成例を示したが、新規に追加するフィールド機器が3個の場合の構成例を、図3に示す。
(追加するフィールド機器が3個の場合)
図3は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部23の構成例を示すブロック図である。図3に示したデータ処理部23の構成は、図2に示したデータ処理部23の構成と比較して、新たなフィールド機器からデータ処理部23に入力されるフィールドデータ59に対応した構成である点が異なる。すなわち、データ処理部23は、バッファメモリ223、閾値判定部233、レジスタ75(レジスタC1)、及びレジスタ76(レジスタC2)が追加されている。
本実施形態のように構成されたデータ処理部23は、図2及び図3に示すように、新規に追加するフィールド機器が増加しても、データ処理部23内のバッファメモリ構成、レジスタ構成、及び閾値判定部構成を変更することができる。このように、本発明の制御システム100は、新規に追加するフィールド機器が増加しフィールドデータが増加した場合にも対応できる。
なお、図2では追加するフィールド機器が2個、図3では追加するフィールド機器が3個の例を示したがこの例に限らない。実際には数十個以上のフィールド機器が追加されると考えてよい。
[データ処理装置の閾値判定処理]
図4は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置2(主に閾値判定部231,232)における閾値判定処理の手順例を示すフローチャートである。以下、図2に示すデータ処理部23の構成を想定して、図4に示す閾値判定処理の手順例を説明する。
データ処理装置2のCPU21は、図4に示すフローチャートの一連の閾値判定処理を周期的に実行(開始)するように制御する。CPU21は、閾値判定処理を開始すると(S1)、例えば記憶素子22に保存されている設定データ56をデータ処理部23に送信する。それにより、データ処理部23のレジスタ設定部70が、各レジスタ71〜74に閾値を設定する(S2)。
次に、CPU21は、閾値判定部231,232に接続されている全てのフィールド機器分の閾値を各レジスタに設定したかどうかを判定し(S3)、設定していない場合には(S3のNO)、ステップS2に戻って各レジスタに閾値を設定する。すなわち、図2に示したデータ処理部23の例の場合、閾値判定部231であればレジスタA1、レジスタA2の各レジスタに閾値を設定するまで、同様に閾値判定部232であればレジスタB1、レジスタB2の各レジスタに閾値を設定するまで、ステップS2,S3の処理を続ける。また、図3に示したデータ処理部23の例の場合、更に閾値判定部233のレジスタC1、レジスタC2の各レジスタに閾値を設定するまで、ステップS2,S3の処理を続ける。
全てのフィールド機器分の閾値がレジスタに設定されると(S3のYES)、閾値判定部231が処理を開始し、閾値判定部231がバッファメモリ221からそれぞれフィールドデータを入力する(S4)。
次に、閾値判定部231は、入力されたフィールドデータの値がレジスタA1に設定された閾値の最低値の範囲外であるかどうか、すなわちフィールドデータの値が最低値未満であるかどうかを判定する(S5)。閾値判定部231は、フィールドデータの値が閾値の最低値の範囲外ではないと判定した場合(S5のNO)、ステップS6へ移行する。
一方、閾値判定部231は、フィールドデータの値が閾値の最低値の範囲外であると判定した場合には(S5のYES)、該当するフィールドデータを時刻判定部240へ出力する(S7)。
ステップS5においてNO判定の場合、閾値判定部231は、入力されたフィールドデータの値がレジスタA2に設定された閾値の最高値の範囲外であるかどうか、すなわちフィールドデータの値が最高値を超えるかどうかを判定する(S6)。閾値判定部231は、フィールドデータの値が閾値の最高値の範囲外ではないと判定した場合(S6のNO)、ステップS4へ移行する。
一方、閾値判定部231は、フィールドデータの値が閾値の最高値の範囲外であると判定した場合には(S6のYES)、該当するフィールドデータを時刻判定部240へ出力する(S8)。
ステップS7又はステップS8の処理が終了後、時刻判定部240は、閾値の最高値又は閾値の最低値の範囲外と判定されたフィールドデータを、時刻情報を参照し時刻順に並び替えてFIFOメモリ250に保存する。このようにして、FIFOメモリ250には、閾値の範囲外の値を持つフィールドデータ、言い換えると正常な値ではないフィールドデータが保持されていく。
次に、閾値判定部231は、閾値判定部231に入力される全てのフィールドデータについて上記判定処理を実施したか否かを判定する(S9)。そして、上記判定処理を実施していないフィールドデータがあれば(S9のNO)、閾値判定部231は、ステップS4に移行してステップS4〜S9の閾値判定に関する処理を適宜繰り返す。閾値判定部231は、全てのフィールドデータについて上記判定処理を実施した場合には(S9のYES)、本フローチャートの処理を終了する。
データ処理部23では、全ての閾値判定部(図2の例では閾値判定部231,232)が、上記ステップS4〜S9の閾値判定に関する処理を完了するまで、制御システム100の制御周期t(図6参照)内でステップS4〜S9の閾値判定に関する処理を実行する。図6に示すように、制御周期tは、フィールド機器からのデータ転送T01が開始されてから制御対象の操作機器へのデータ転送T04が終了するまでの時間であり、予め制御システムに設定される。
[データ処理装置のCPUの処理]
図5は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置2のCPU21で実行される処理の手順例を示すフローチャートである。
データ処理装置2のCPU21は、図5に示すフローチャートの一連の処理を周期的に実行(開始)するように制御する。まず、CPU21が一連の処理を開始し(S11)、CPU21は、データ処理部23のFIFOメモリ250からフィールドデータ55を読み込む(S12)。
次に、CPU21は、読み込んだフィールドデータ55のID情報をCPU21内のレジスタ21rに格納する(S13)。続いて、CPU21は、読み込んだフィールドデータ55のデータ情報をCPU21内のレジスタ21rに格納する(S14)。
次に、CPU21は、時刻情報を元に、制御周期tに対応するフィールドデータを全てレジスタ21rに格納したかどうかを判定する(S15)。レジスタ21rに対象となる全てのフィールドデータを格納していない場合には(S15のNO)、CPU21は、ステップS12に移行してFIFOメモリ250から残りのフィールドデータを読み込む。すなわち、例えば既存の制御システム(コントローラ1)で定めていた制御周期tが10[ms]である場合、前回の制御周期tが終了した時刻から10[ms]を加算した時刻までが今回の制御周期tの時間範囲となる。そのため、CPU21は、その時間範囲にあるフィールドデータを全てレジスタ21rに格納する。
次に、CPU21は、レジスタ21rに対象となる全てのフィールドデータを格納した場合には(S15のYES)、判定論理に基づいて制御周期t内の複数のフィールドデータについて判定処理を行う(S16)。本実施形態では、判定対象となる制御周期t内のフィールドデータは、データ処理部23の閾値判定部231,232によって閾値を超えたデータ情報となっているので、これらのデータ情報の組み合わせで、制御の判断基準となる制御システム100の状態を判定する。
一例を挙げるならば、フィールドデータとして画像データ(ID“n”)と線量データ(ID“n+1”)が与えられた場合を想定する。画像データは、人がプラントの作業現場に存在することを検出するためのデータである。また、線量データは、人の活動基準を上回る線量であることを検出するためのデータである。例えば判定論理として、この2種類のデータ(ID“n”とID“n+1”)から両方の事象が検出された場合に、コントローラ1に制御データを出力する論理構成を定義しておく。これにより、CPU21は、2種類のデータから両方の事象が検出されたと判断すると、制御周期t内において制御システム100の警報を鳴らしたり、制御システム100を緊急停止させたりするなどの指令を含む制御データを、コントローラ1へ出力する。
また、他の例として、閾値判定部231(232)によりバッファメモリ221(222)に保持されたフィールドデータの値のうち1つでも閾値の最低値(最高値)よりも小さい(大きい)と判定された場合に、CPU21は、閾値の最低値(最高値)より小さい(大きい)フィールドデータが存在することを示す制御データをコントローラ1に送信する論理構成としてもよい。すなわち、CPU21は、データ処理部23からフィールドデータを受信した時点で、そのフィールドデータが閾値の範囲外であることを示す制御データをコントローラ1に送信する処理を行う。
例えば、線量データの値が閾値より低い値(正常)であっても、画像データに基づき作業現場に人が存在すると判定された場合には、データ処理装置2からコントローラ1へ制御データを送信し、制御システム100の稼働を停止するなどの論理構成が考えられる。
これにより、コントローラ1のCPU11は、追加されたフィールド機器のフィールドデータの値に1つでも異常が検知されれば、フィールドデータの異常を報知したり操作機器を操作したりするなどの処置をとることができる。それゆえ、CPU11は、制御システム100を適切に制御することができる。なお、上記条件を満たした場合に、データ処理装置2のCPU21が、フィールドデータの異常を報知したり操作機器を操作したりするなどの制御を行う構成としてもよい。
次に、CPU21は、ステップS16の判定処理の結果に基づいて、コントローラ1のCPU11へ制御データを出力する必要があるかどうかを判定する(S17)。制御データ出力する必要があれば(S17のYES)、CPU21は、コントローラ1のCPU11へ制御データを出力し(S18)、ステップS12に戻る。一方、制御データを出力する必要がない場合には(S17のNO)、CPU21は、制御データを出力することなくステップS12に戻る。
次いで、CPU21は、次の制御周期tにおいてステップS12〜S18の処理を適宜繰り返す。
図5に示したCPU21の一連の処理は、制御システム100のオペレーターがプログラムとして設計し記憶素子22(図1参照)に格納することで、様々な形態の処理構成とすることが可能である。例えば、ステップS16における判定論理の例として、画像データと線量データの組み合わせだけでなく、温度データ、圧力データ、電流データ、流量データ、線量データ、加速度データ、画像データなど、様々な種類のデータを組み合わせて制御データ出力の要否を判定することが考えられる。
[制御システムの制御周期における処理の例]
図6は、本発明の第1の実施形態に係る制御システム100の制御周期tにおける処理の一例を示すタイミングチャートである。本例は、制御システム100におけるフィールド機器からのフィールドデータの取得、CPU11での処理、及びコントローラ1からバルブ202への制御データ出力までを既存の制御システムで定めた制御周期t内に実行する場合のタイミングチャートの一例を示す。すなわち、図6は、追加したフィールド機器203,204からのフィールドデータによって異常が検出されない場合の例を示している。
図6において、フィールド機器201からのデータ転送T01が入出力装置3に到達し、入出力装置3内の処理時間が経過後にデータ転送T02がコントローラ1に到達する。コントローラ1のCPU11がフィールドデータの処理に要する時間をtと表す。
CPU11の処理が終了後、コントローラ1からのデータ転送T03が入出力装置3に到達し、入出力装置3内の処理時間が経過後にデータ転送T04がバルブ202に到達する。
ここで、フィールド機器203からのデータ転送T05、及びフィールド機器204からのデータ転送T06がそれぞれデータ処理装置2に到達し、データ処理装置2がそれらのデータの処理に要する時間をtと表す。このように、フィールド機器203,204のフィールドデータに異常が検出されない場合、十分な余裕を持って、既存の制御システム(コントローラ1)で定めた制御周期t内に処理が終了する。
[制御システムの制御周期における処理の他の例]
図7は、本発明の第1の実施形態に係る制御システム100の制御周期tにおける処理の他の例を示すタイミングチャートである。図7の例は、図6に示したタイミングチャートと比較して、フィールド機器203,204からのフィールドデータによって異常が検出された場合である点が異なる。
図7において、フィールド機器203,204からのデータ転送T05,T06がデータ処理装置2に到達後、データ処理装置2のCPU21は、判定論理に基づく判定処理を行う。そして、CPU21は、判定処理の結果に基づいて、処理時間tが経過後に制御データを送信する。そして、データ処理装置2から制御データがデータ転送T07としてコントローラ1に到達する。データ転送T07がコントローラ1に到達してから処理時間tが終了するまでの時間を余裕時間tと表す。ここで、フィールド機器203,204のように新規にフィールド機器を追加しても、余裕時間tを確保できるように、データ処理装置2内のデータ処理部23の構成を適切に設計する。
図7に示すように、データ処理装置2のCPU21は、コントローラ1が所定時間内に処理を実行する制御周期t内に、FIFOメモリ250からCPU21へ送信された閾値の範囲外のフィールドデータが存在する場合に、制御データ57(データ転送T07)をコントローラ1に送信する。
これにより、制御システム100にフィールド機器を新規に追加しても、既存の制御システム(コントローラ1)で定めた制御周期t内に処理を終了する、リアルタイム性を維持した制御システム100を実現できる。
[データ処理部の内部構造の再構成]
内部の論理回路の構造を何度も繰り返し再構成できる半導体チップ(Programmable Logic Device;PLD)が知られている。データ処理装置2のデータ処理部23をPLDの一種であるFPGAにより構成することで、追加するフィールド機器に合わせてデータ処理部23を柔軟に設計(再構成)することができる。以下、FPGAを用いてデータ処理部23の内部構造を再構成する方法について簡単に説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置2のデータ処理部23の内部構造を再構成するための構成例を示すブロック図である。図8に示すデータ処理装置2は、フィールドデータの処理を行うデータ処理部23、このデータ処理部23に対して書き込みを行う書き込み制御回路26、及び、書き込み制御回路26を制御する書き込み設定部25を備えている。
書き込み設定部25は、操作部28により提供される設計情報に基づいて対象回路部の回路データを生成し、その回路データを書き込み制御回路26に供給する。この書き込み設定部25は、例えばCPU21が記憶素子22に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるアプリケーション・ソフトウェア(回路設計ツール)である。なお、書き込み設定部25(回路設計ツール)を実装した外部端末装置をデータ処理装置2に接続し、書き込み設定部25を外部端末装置上で動作させる構成としてもよい。
表示部27は、液晶表示装置などの表示装置であって、例えば保守員に対し再構成に必要な設計情報の入力を促すグラフィカルUI画面を表示する。操作部9は、キーボードやポインティングデバイス等の入力部であって、保守員の操作に応じた入力信号を図示しないインターフェースを介して書き込み設定部25(CPU21)に入力する。
書き込み制御回路26は、書き込み設定部25から入力される回路データを読み込み、データ処理部23の論理構成を書き換え、対象回路部を再構成する。データ処理部23は、ハードウェア部品である。
データ処理部23は、書き込み制御回路26の回路データに基づく書き込み制御によって、対象回路部が再構成される。データ処理部23は再構成された回路部により上述したフィールドデータの処理(閾値判定処理等)を行う。データ処理部23は、ハードウェア部品であり、再構成可能なLSIすなわちPLDで構成される。本実施形態では、PLDとして、書き換え可能な汎用LSIであるFPGAを使用するが、この例に限られるものではない。
[データ処理部による再構成処理]
次に、データ処理部23の内部構造の再構成処理の手順例を説明する。図9は、本発明の第1の実施形態に係るデータ処理部23の内部構造の再構成処理の手順例を示すフローチャートである。ここでは、図2に示す構成のデータ処理部23を設計及び再構成する例を説明する。
まず、保守員は、操作部28を操作し回路設計ツール(書き込み設定部25)を起動させて、データ処理部23の内部構造の設計処理を開始する(S21)。
次に、保守員は、操作部28を操作して回路設計ツールにより、設計情報として、追加するフィールド機器203,204の種類を決定する(S22)。すなわち、一例を挙げるならば、フィールド機器の種類には、温度センサ、圧力センサ、電流センサ、流量センサ、線量センサ、加速度センサ、及び画像センサ(撮像素子)などがある。
次に、保守員は、操作部28を操作して回路設計ツールにより、設計情報として、追加するフィールド機器203,204が出力するデータの種類を決定する。すなわち、一例を挙げるならば、フィールドデータの種類には、温度、圧力、電流、流量、線量、加速度、及び画像などがある(S23)。
次に、保守員は、操作部28を操作して回路設計ツールにより、設計情報として、追加するフィールド機器203,204が出力するデータ型を決定する(S24)。すなわち、一例を挙げるならば、データ型には、32ビット整数型、16ビット整数型、8ビット整数型、64ビット倍精度浮動小数点型、32ビット単精度浮動小数点型、及び16ビット半精度浮動小数点型などがある。
次に、保守員は、操作部28を操作して回路設計ツールにより、設計情報として、フィールド機器203,204からフィールドデータを取得するデータ取得周期を設定する(S25)。すなわち、一例を挙げるならば、データ取得周期は、1[s]、100[ms]、10[ms]、1[ms]、100[us]、10[us]、又は1[us]などである。これらの設計情報は、記憶素子22又は不図示のRAMに記憶される。
次に、書き込み設定部25は、上記の設計情報に基づいて、バッファメモリ221,222、閾値判定部231,232、及びレジスタ71〜74の回路データを生成(設計)する(S26)。実際には、追加するフィールド機器の数よりも多くのフィールド機器を想定して、各部の回路データを設計することが望ましい。生成された回路データは、記憶素子22又は書き込み設定部25が備える内部メモリに記憶される。
バッファメモリ221,222の構成、閾値判定部231,232の構成、及びレジスタ71〜74の構成は、少なくとも追加するフィールドデータの種類、及び型によって決定される。これにより、フィールド機器の追加に合わせて用意するデータ処理部23のバッファメモリ221,222、閾値判定部231,232、及びレジスタ71〜74を、追加するフィールド機器に応じて自在に再構成することができる。
次に、書き込み設定部25は、全ての追加するフィールド機器203,204に対応した回路データを生成(設計)したかどうかを判定する(S27)。書き込み設定部25は、全ての追加するフィールド機器203,204に対応した回路データの生成が終了していなければ(S27のNO)ステップS22に戻り、上記の回路データの生成が終了していれば(S27のYES)ステップS28に移行する。このステップ22〜S27の一連の処理の繰り返し回数により、フィールド機器の追加点数が決まるとも言える。
次に、書き込み設定部25は、データ処理部23内の共通部分、すなわち時刻付加部210、時刻判定部240、FIFOメモリ250、及びレジスタ設定部70の回路データを生成する(S28)。これらの回路部の各々は、追加するフィールド機器の数や種類等に関係がなく、入出力されるデータ数を除けば再構成される回路部の構成は実質的に同じである。
そして、書き込み制御回路26は、データ処理部23内の回路レイアウトを実行する。すなわち、書き込み制御回路26は、生成した各回路部の回路データに基づいてデータ処理部23に回路を書き込み目的の回路を構成する(S29)。ステップS29の処理後、図9のフローチャートの処理を終了する(S30)。
上述した第1の実施形態によれば、制御システム100に新規にフィールド機器を追加してシステム全体のデータ処理量が増加した場合でも、既存の制御システム(コントローラ1)で定めたリアルタイム性を確保したままで制御システム100の高度化を実現できる。また、本実施形態では、リアルタイム性を確保したままで制御システム100の高度化が可能であることから、制御システム100の高度化と、安全性や信頼性とを両立することができる。例えば、IoT時代に対応した高精細・大容量のデータ送信機器を自律分散システム(例えばコントローラ1を含む既存の制御システム)に追加しても、従前のリアルタイム性を確保できる。
また、第1の実施形態に係る制御システム100におけるデータ処理部23の内部構造の仕様を、制御システム100のユーザー(例えば保守員)に開放してユーザーが設計可能とすることで、ユーザー自身でフィールド機器の追加や変更に柔軟に対応することができる。それにより、制御システム100のIoT対応を低コストに実現することが可能となる。
<2.第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態として、制御システムにおいて、追加したフィールド機器(操作機器)を制御するための制御データを、データ処理装置から出力する構成を説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る制御システム100Aの構成例を示す図である。図10に示す制御システム100Aは、図1に示した制御システム100と比較して、入出力装置4とポンプ205(操作機器の一例)を追加し、CPU21から入出力装置4に対して制御データ58を出力する構成とした部分が異なる。入出力装置4は、データの入力及び出力に用いられる。
制御システム100Aでは、CPU21が、データ処理部23を経てフィールドデータ55(フィールドデータ53に相当する出力)を取得し、フィールドデータ55に基づいて、コントローラ1のCPU11に対して制御データ57を出力する構成となっている。
また、制御システム100Aでは、CPU21が、入出力装置4に対してポンプ205を操作するための制御データ58を出力する。すなわち、追加したフィールド機器に対する制御データの通信経路は、コントローラ1のCPU11を経ずに、データ処理装置2のCPU21のみを介する経路となっている。
これにより、コントローラ1のCPU11に対し、フィールド機器203のフィールドデータ53を元にした制御系を追加しながら、既存の制御システムに新規に追加したポンプ205の制御をCPU21が実行することができる。
上述のように構成された第2の実施形態によれば、既にCPU11の処理性能に余裕がない制御システムにおいても、既存の制御システム(コントローラ1)のリアルタイム性を維持したままで、複数のフィールド機器と操作機器を追加して拡張し、制御システム100Aを高度化することが容易となる。また、本実施形態は、追加するフィールド機器用に既存の入出力装置3のI/O点数を消費できない場合にも有益である。
なお、入出力装置4は必須ではなく、追加するフィールド機器とデータ処理装置2を接続して、追加するフィールド機器とデータ処理装置2との間で直接データ通信を行う構成としてもよい。
<3.第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態として、フィールドデータの通信を無線で実施する場合の例を説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る制御システム100Bの構成例を示す図である。図11に示す制御システム100Bは、図1に示した制御システム100と比較して、無線対応フィールド機器206,207を追加し、データ処理装置2側に無線受信部5と無線送信部6を追加し、さらに、コントローラ1側に無線受信部7を追加した点が異なる。無線受信部5は第1の無線受信部の例であり、無線送信部6は第1の無線送信部の例であり、無線受信部7は第2の無線受信部の例である。
無線対応フィールド機器206,207は内部に、無線通信可能に構成された無線チップを備える。無線対応フィールド機器206,207から出力されるフィールドデータは、無線によって無線受信部5に受信され、そして無線受信部5から有線によってデータ処理部23に送信される。
データ処理装置2のCPU21から出力される制御データ67は、無線送信部6から無線により無線受信部7に送信され、さらに無線受信部7から制御データ68としてコントローラ1のCPU11に入力される。制御データ67は制御データ57に対応する。
上述のように構成された第3の実施形態によれば、フィールド機器とデータ処理装置2、あるいはデータ処理装置2とコントローラ1を有線で接続することができないフィールド(現場機器環境)、システム、及びプラントなどにおいても、制御システム100BのIoT対応を実現することが可能となる。
なお、データ処理部23に、無線受信部5を内蔵する構成としてもよい。また、データ処理装置2に無線送信部6を内蔵し、コントローラ1に無線受信部7を内蔵する構成としてもよい。
<4.第4の実施形態>
次に、第4の実施形態として、本発明の制御システムをプラントに適用した場合の構成例を説明する。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る制御システムをプラントP1に適用した場合の構成例を示す図である。プラントP1では、フィールド機器301とバルブ302(操作機器の一例)が接続される入出力装置103が、フィールドネットワーク121を介してコントローラ101と接続している。また、フィールド機器305とポンプ306(操作機器の一例)が接続される入出力装置106が、フィールドネットワーク122を介してコントローラ104と接続している。
コントローラ101,104は、制御ネットワーク123を介して、HMI(Human Machine Interface)107及びコンピュータ108と接続する。また、HMI107とコンピュータ108は、情報ネットワーク124を介して、保全システムサーバ109と接続する。そして、保全システムサーバ109が、プラントP1の状態を監視し、異常時や緊急時に指令を出す構成となっている。
また、フィールド機器303,304からフィールドデータを受信する、本発明の制御システムを構成するデータ処理装置102が、コントローラ101に対して制御データ61を出力するように構成する。同様に、フィールド機器307,308からフィールドデータを受信する、本発明の制御システムを構成するデータ処理装置105が、コントローラ104に対して制御データ62を出力するように構成する。
上述のように構成された第4の実施形態によれば、既存のプラントに対し、新規にフィールド機器を追加しても、既存の制御システムで定めたリアルタイム性を確保したままで、プラント(制御システム)の高度化と安全性や信頼性とを両立することが可能となる。
また、本発明の制御システムにおけるデータ処理部23を既存コントローラに追加できる構成とすることで、プラントのIoT対応を低コストに実現することが可能となる。
<5.第5の実施形態>
次に、第5の実施形態として、本発明の制御システムをプラントに適用した場合の他の構成例を説明する。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る制御システムをプラントP2に適用した場合の構成例を示す図である。図13に示すプラントP2は、図12に示したプラントP1の例と比較して、1つのデータ処理装置110から複数のコントローラ101,104に制御データを送信する構成を有する部分が異なる。
データ処理装置110は、追加されたフィールド機器303,304,307,308からフィールドデータを受信する。データ処理装置110は、受信したフィールドデータの処理を実行した後、必要に応じて制御データ63をコントローラ101に出力し、また必要に応じて制御データ64をコントローラ104に出力する。
上述のように構成された第5の実施形態によれば、複数のコントローラ101,104でデータ処理装置110を共用することにより、プラント(制御システム)を構成する全てのコントローラ毎にデータ処理装置を設置する空間が無いようなプラントにおいても、省スペースかつ低コストにIoT対応を実現することが可能になる。また、本実施形態は、追加したフィールド機器のフィールドデータについての処理結果を、既存の複数のコントローラ101,104に通知する必要があるような、大規模プラントに適用しても有益である。
なお、図13の例では、1つのデータ処理装置が制御データを送信するコントローラの数が2つの場合を示したが、1つのデータ処理装置から3以上のコントローラに制御データを送信する構成としてもよい。
<6.第6の実施形態>
次に、本発明の制御システムを鉄道システムに適用した場合の構成例を説明する。
図14は、本発明の第6の実施形態に係る制御システムを鉄道システムRに適用した場合の構成例を示す図である。鉄道システムRでは、フィールド機器401と転轍機402(操作機器の一例)が接続される入出力装置103が、フィールドネットワーク125を介してコントローラ101と接続している。転轍機は、車両を一つの線路から他の線路に分岐するために、線路の分かれ目に設けてある装置であり、転路機とも呼ばれる。コントローラ101は、制御ネットワーク127を介してHMI111及びコンピュータ112と接続し、駅421の制御システムを形成している。
同様に、フィールド機器405と転轍機406(操作機器の一例)が接続される入出力装置106が、フィールドネットワーク126を介してコントローラ104と接続している。コントローラ104は、制御ネットワーク128を介してHMI113及びコンピュータ114と接続し、駅422の制御システムを形成している。
駅421のHMI111とコンピュータ112、並びに、駅422のHMI113とコンピュータ114は、情報ネットワーク129を介して運行管理サーバ115と接続している。そして、運行管理サーバ115が、列車の走行状態を監視し、異常時や緊急時に指令を出す構成となっている。
また、駅421において、フィールド機器403及び画像センサ404(センサの一例)からフィールドデータを受信する、本発明の制御システムを構成するデータ処理装置116が、コントローラ101に対して制御データ65を出力するように構成する。同様に、駅422において、フィールド機器407及び画像センサ408(センサの一例)からフィールドデータを受信する、本発明の制御システムを構成するデータ処理装置117が、コントローラ104に対して制御データ66を出力するように構成する。
上述のように構成された第6の実施形態によれば、既存の鉄道システムに対し、新規にフィールド機器や画像センサなどを追加しても、既存の鉄道システムで定めたリアルタイム性を確保したままで、鉄道システム(制御システム)の高度化と安全性や信頼性とを両立することが可能となる。
また、本発明の制御システムにおけるデータ処理装置を既存コントローラに追加できる構成とすることで、鉄道システムのIoT対応を低コストに実現することが可能となる。
さらに、本発明の制御システムは、エレベーターシステムや自動車制御システム、建機システムなど、種々のシステムに適用可能である。
<7.その他>
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために制御システムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成要素に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、半導体メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は磁気や光を利用する記録媒体に置くことができる。
1,101,104…コントローラ、 2,102,105,110,116,117…データ処理装置、 3,4,103,106…入出力装置、 5…無線送信部、 6,7…無線受信部、 11,21…CPU、 23…データ処理部、 210…時刻付加部、
221,222,223…バッファメモリ、 231,232,233…閾値判定部、
240…時刻判定部、 250…FIFOメモリ、 70…レジスタ設定部、 71,72,73,74,75,76…レジスタ、 100,100A,100B…制御システム、 201,203,204,206,207,301,303,304,305,307,308,401,403,405,407…フィールド機器、 202,302…バルブ、 205,306…ポンプ、 402,406…転轍機、 404,408…画像センサ、 P1,P2…プラント、 R…鉄道システム

Claims (9)

  1. フィールド機器からフィールドデータを受信し演算を実行して制御対象のフィールド機器へ制御データを送信するコントローラと、
    前記フィールド機器とは異なる他のフィールド機器が出力する他のフィールドデータを受信するデータ処理装置と、を備え、
    前記データ処理装置は、受信した前記他のフィールドデータに対して所定の処理を行い、前記所定の処理の結果に応じてフィールドデータを出力するデータ処理部と、
    前記データ処理部から入力される前記フィールドデータに応じた判定論理に基づいて判定処理を行い、前記判定処理の結果に応じて前記コントローラへ制御データを送信する演算処理部と、を有する
    制御システム。
  2. 前記データ処理部は、
    前記他のフィールド機器から受信した前記他のフィールドデータに時刻情報を付加する時刻付加部と、
    前記他のフィールドデータを前記時刻情報とともに保持するバッファメモリと、
    前記バッファメモリから出力されるフィールドデータの値が閾値の範囲内か範囲外かを判定し、前記フィールドデータの値が前記閾値の範囲外であると判定した場合に該当フィールドデータを出力する閾値判定部と、
    前記閾値判定部から入力される前記フィールドデータを、前記時刻情報の早い順に並び替えて出力する時刻判定部と、
    前記時刻判定部から入力される前記フィールドデータを入力順に前記演算処理部へ出力する先入れ先出しメモリと、を備える
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記データ処理部は、
    前記閾値判定部に適用する前記閾値の情報を格納する複数のレジスタと、
    前記演算処理部の指示に従い、前記複数のレジスタのそれぞれに対し前記閾値を設定するレジスタ設定部と、を更に有する
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記閾値判定部により前記他のフィールドデータの値のうち1つでも前記閾値の最低値よりも小さいと判定された場合に、前記演算処理部は、前記閾値の最低値より小さいフィールドデータが存在することを示す前記制御データを前記コントローラに送信する
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記閾値判定部により前記他のフィールドデータの値のうち1つでも前記閾値の最高値よりも大きいと判定された場合に、前記演算処理部は、前記閾値の最高値より大きいフィールドデータが存在することを示す前記制御データを前記コントローラに送信する
    請求項3に記載の制御システム。
  6. 前記演算処理部は、
    前記コントローラが所定時間内に処理を実行する制御周期内に、前記先入れ先出しメモリから当該演算処理部へ送信された前記閾値の範囲外のフィールドデータが存在する場合に、前記制御データを前記コントローラに送信する
    請求項4又は5に記載の制御システム。
  7. 前記データ処理部は内部の論理回路の構造を再構成可能な半導体チップで構成され、前記バッファメモリの構成、前記閾値判定部の構成、及び前記レジスタの構成は、前記他のフィールドデータの種類、及び型によって決定される
    請求項3に記載の制御システム。
  8. 前記演算処理部は、前記データ処理部の判定結果に応じて、前記データ処理装置に接続されている制御対象の操作機器に制御データを送信する
    請求項1に記載の制御システム。
  9. 前記他のフィールド機器が出力する無線フィールドデータを受信して前記データ処理部へ出力する第1の無線受信部と、
    前記演算処理部が出力する前記制御データを無線送信する第1の無線送信部と、
    前記無線送信部が無線送信した前記制御データを無線受信して前記コントローラへ出力する第2の無線受信部と、を有する
    請求項1に記載の制御システム。
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