JP2020063105A - Clamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クランプに関する。 The present invention relates to clamps.
従来、地面や屋内外に設置される各種架台の面(例えば、建物の天井)に固定されるレール上を移動するクレーン等の構造物が外力により動かされることを防止するために、構造物に締結されるクランプによりレールを把持することによって制動力を発生させて構造物を固定することが行われている。 Conventionally, in order to prevent structures such as cranes that move on rails fixed to the surface of various pedestals installed on the ground or indoors (for example, the ceiling of a building) from being moved by external force, The structure is fixed by generating a braking force by gripping the rail with a clamp that is fastened.
例えば、特許文献1には、レールの両側面とそれぞれ対向する一対の支持部を有するホルダをクレーンに取り付け、レールの各側面と各支持部との間に楔状部材からなるクランプ体を入れ込むことによりレールを把持することによって、クレーンを固定する技術が開示されている。
For example, in
ところで、レール上を移動する構造物を固定するためのクランプとして、テコ式のものがある。テコ式のクランプは、レールの両側面を把持する把持部を有するレバー部を備えており、当該把持部には、レールの両側面とそれぞれ対向する一対の対向部が設けられている。また、レバー部は、レールが固定される面に交差し当該一対の対向部の外側に位置する軸回りに回動可能となっている。ゆえに、例えば、クレーンが風を受けることにより、クレーンに締結されたクランプに外力が作用したときに、レバー部が上記軸回りに回動することによって、一対の対向部によりレールがレール幅方向に把持される。 By the way, there is a lever type clamp as a clamp for fixing a structure moving on a rail. The lever type clamp includes a lever portion having a grip portion that grips both side surfaces of the rail, and the grip portion is provided with a pair of facing portions that respectively face both side surfaces of the rail. Further, the lever portion is rotatable about an axis that is located outside the pair of facing portions and intersects the surface on which the rail is fixed. Therefore, for example, when an external force acts on the clamp fastened to the crane due to the wind being received by the crane, the lever portion rotates around the axis, and the pair of opposing portions causes the rail to move in the rail width direction. To be gripped.
ここで、レールが使用される状況下において、レールの側面は摩耗等によって減肉する。ゆえに、レールの幅は、レールの側面の減肉に伴って、レールの使用開始時から減少していく。しかしながら、従来のテコ式のクランプは、基本的にレールの幅が使用開始時から減少していくことを想定せずに設計されている。ゆえに、レールの使用開始時には、一対の対向部の双方をレールの側面に当接させることができるが、レールの側面の減肉がある程度進んだ場合には、レールの把持時において、一方の対向部がレールの側面に当接せずに他方の対向部のみがレールの側面に当接する状況が生じてしまうおそれがある。このように、他方の対向部のみがレールの側面に当接する場合、当該他方の対向部とレールとの接触部に応力が集中することによって、把持部に亀裂が生じるおそれやレールに疵が入るおそれがある。 Here, in the situation where the rail is used, the side surface of the rail is thinned due to wear or the like. Therefore, the width of the rail is reduced from the beginning of use of the rail as the side surface of the rail is thinned. However, the conventional lever type clamp is basically designed without assuming that the width of the rail will decrease from the start of use. Therefore, at the beginning of use of the rail, both of the pair of facing portions can be brought into contact with the side surface of the rail. There is a possibility that a part does not come into contact with the side surface of the rail and only the other facing part comes into contact with the side surface of the rail. In this way, when only the other facing portion abuts the side surface of the rail, stress concentrates on the contact portion between the other facing portion and the rail, which may cause cracks in the grip portion or the rail may be flawed. There is a risk.
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、レールの側面の減肉の進行によらずにレールを適切に把持することが可能な、新規かつ改良されたクランプを提供することにある。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to enable the rail to be properly gripped regardless of the progress of the thinning of the side surface of the rail. And to provide an improved clamp.
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、レール上を移動する構造体に締結され前記レールを把持するクランプであって、前記クランプは、レバー部を備え、前記レバー部は、前記レバー部の一側に設けられ前記レールの両側面を把持する把持部と、前記レバー部の他側に形成され、前記レールが固定される面に対して交差する方向に延在するピンが挿入される孔と、を有し、前記把持部は、前記レールの両側面とそれぞれ対向する一対の対向部を含み、前記孔の前記一対の対向部の対向方向の長さは、前記ピンの外径よりも長い、
クランプが提供される。
In order to solve the above problems, according to an aspect of the present invention, there is provided a clamp which is fastened to a structure moving on a rail and holds the rail, wherein the clamp includes a lever portion, and the lever portion includes A grip portion provided on one side of the lever portion for gripping both side surfaces of the rail, and a pin formed on the other side of the lever portion and extending in a direction intersecting a surface on which the rail is fixed. And a hole into which the pin is inserted, the grip portion includes a pair of facing portions that respectively face both side surfaces of the rail, and the length of the hole in the facing direction of the pair of facing portions is the pin. Longer than the outer diameter of
A clamp is provided.
前記孔は、前記ピンの外径と略同一の幅を有しており、前記一対の対向部の対向方向に沿って形成されている長孔であってもよい。 The hole may have a width substantially the same as the outer diameter of the pin, and may be a long hole formed along the facing direction of the pair of facing portions.
前記一対の対向部には、互いに平行に対向する対向面の各々がそれぞれ形成されており、
前記ピンに近い側の前記対向部の前記対向面の長さは、前記ピンから遠い側の前記対向部の前記対向面の長さよりも長くてもよい。
In the pair of facing portions, facing surfaces that face each other in parallel are respectively formed.
The length of the facing surface of the facing portion on the side closer to the pin may be longer than the length of the facing surface of the facing portion on the side far from the pin.
前記対向面の両側には、当該対向面に対して傾斜する傾斜面が連接されていてもよい。 An inclined surface that is inclined with respect to the facing surface may be connected to both sides of the facing surface.
前記傾斜面は、曲面を有してもよい。 The inclined surface may have a curved surface.
以上説明したように本発明によれば、レールの側面の減肉の進行によらずにレールを適切に把持することが可能となる。 As described above, according to the present invention, the rail can be properly gripped regardless of the progress of the thinning of the side surface of the rail.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the present specification and the drawings, constituent elements having substantially the same functional configuration are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted.
<1.第1の実施形態>
図1〜図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係るクランプ50について説明する。
<1. First Embodiment>
A
クランプ50は、具体的には、地面G1に固定されているレール10上を移動するクレーン90を固定するために用いられるものである。クレーン90は本発明に係る構造物の一例に相当する。
Specifically, the
なお、本発明に係る構造物はクレーン90以外の他の構造物(例えば、岸壁に設けられるアンローダー等)であってもよい。つまり、本発明に係るクランプは、クレーン90以外の他の構造物に対して広く利用され得る。また、構造物が設けられる場所は、特に限定されず、例えば、岸壁以外の他の場所であってもよい。また、レール10が固定される面は、地面G1に限定されず、例えば、屋内外に設置される各種架台の面(例えば、建物の天井)であってもよい。つまり、本発明に係るクランプは、例えば、天井に固定されるレール上を移動する構造物に対して利用されてもよい。
The structure according to the present invention may be a structure other than the crane 90 (for example, an unloader provided on the quay). That is, the clamp according to the present invention can be widely used for structures other than the
[1−1.構成]
まず、図1〜図4を参照して、本実施形態に係るクランプ50の構成について説明する。
[1-1. Constitution]
First, the configuration of the
図1は、クランプ50及び当該クランプ50が締結されているクレーン90の概略構成を示す側面図である。図2は、クランプ50及び当該クランプ50が締結されているクレーン90の概略構成を示す上面図である。
FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of a
なお、以下で参照する各図面は、レール10の長手方向であるレール長手方向をX方向とし、レール10の幅方向であるレール幅方向をY方向とし、地面G1に直交する方向をZ方向として示されている。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交している。
In each drawing referred to below, the rail longitudinal direction that is the longitudinal direction of the
クレーン90は、貨物を吊り上げて運搬する構造物である。具体的には、クレーン90は、岸壁に設けられ、岸壁に係留する船舶への貨物の積み下ろしに利用される。また、クレーン90は、地面G1に固定されるレール10上を移動する。具体的には、クレーン90は、クランプ50によるクレーン90の固定が行われないように、クランプ50によるレール10を把持する機能を停止させているときに、レール10上を移動することができる。なお、使用開始時におけるレール10の幅(つまり、減肉前の幅)は、例えば、100mm程度である。
The
図1及び図2に示されるように、クレーン90は、本体部901と、車輪902とを備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本体部901は、例えば、互いに接合された複数のフレーム部材を含んで構成され、一対のレール10の間に亘って設けられる。本体部901の上部には、貨物等を吊るフックやワイヤー等を含む図示しない可動部が搭載される。
The
車輪902は、レール10上を転動自在である。車輪902は、本体部901の下部に設けられ、各レール10に対して複数設けられる。これらの車輪902がレール10上を転動することによって、クレーン90がレール10上を移動することができる。
The
クランプ50は、クレーン90に締結され、レール10を把持する。それにより、制動力を生じさせることができるので、クレーン90を固定することができる。詳細には、クランプ50は風の力を利用して制動力を発揮するものであり、その動作原理については後述する。具体的には、クランプ50は、クレーン90におけるレール長手方向Xの正方向側に締結され、各レール10に対して設けられる。
The
図1及び図2に示されるように、クランプ50は、レバー部700を備える。さらに、クランプ50は、本体部500と、車輪600とを備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本体部500は、締結部80を介してクレーン90に締結される。締結部80は、例えば、クレーン90と接続される第1接続部801と、クランプ50と接続される第2接続部802とを備える。例えば、第1接続部801の端部と第2接続部802の端部とが互いに係合されることによって、本体部500がクレーン90に締結される。
The
車輪600は、レール10上を転動自在である。車輪600は、本体部500の下部に設けられ、例えば、レール長手方向Xに複数並設される。
The
レバー部700は、レール10を把持するためのものである。以下、図3及び図4を参照して、レバー部700の構成について説明する。
The
図3は、クランプ50の内部構造の概略構成を示す上面図である。図4は、クランプ50のレバー部700の概略構成を示す正面図である。
FIG. 3 is a top view showing a schematic configuration of the internal structure of the
本実施形態では、図3及び図4に示されるように、クランプ50には、2つのレバー部700が設けられているが、本発明に係るクランプにおけるレバー部の数は、この例に特に限定されない。なお、図4では、2つのレバー部700のうちのレール長手方向Xの正方向側のレバー部700のみが図示されている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3 and 4, the
レバー部700は、レバー部700の一側に設けられレール10の両側面101,101を把持する把持部705と、レバー部700の他側に形成され、レール10が固定される面である地面G1に対して交差する方向に延在するピン502が挿入される長孔709とを有する。把持部705は、レール10の両側面101,101とそれぞれ対向する一対の対向部701,702を含む。長孔709の一対の対向部701,702の対向方向D1の長さは、ピン502の外径よりも長い。このように、長孔709は、ピン502の外径よりも長い対向方向D1の長さを有する本発明に係る孔の一例に相当する。具体的には、長孔709は、ピン502の外径と略同一の幅を有しており、一対の対向部701,702の対向方向D1に沿って形成されている。ピン502の外径よりも長い対向方向D1の長さを有する孔である長孔709がレバー部700に形成されていることにより、レバー部700は、レール10が固定される面である地面G1に交差し一対の対向部701,702の外側に位置する軸(具体的には、ピン502の中心軸A1)回りに回動可能、かつ、一対の対向部701,702の対向方向D1に移動可能となっている。
The
具体的には、レール10の両側には、レール長手方向Xに延在し本体部500に設けられる一対のフレーム部材501,501が配置されており、各レバー部700は、互いに異なるフレーム部材501に取り付けられている。例えば、レール長手方向Xの負方向側のレバー部700は、レール幅方向Yの正方向側のフレーム部材501に取り付けられており、レール長手方向Xの正方向側のレバー部700は、レール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている。各レバー部700は、フレーム部材501とレール10との間に跨って設けられている。
Specifically, a pair of
把持部705は、レバー部700のレール10側に設けられ、レール10の上面を覆うように配置されている。把持部705の対向部701,702は、レバー部700のレール10側において、レール10の両側面101,101とそれぞれ対向するように下方に突設されている。具体的には、対向部701は、レール10に対してレバー部700が取り付けられる方のフレーム部材501側に位置する対向部であり、対向部702は、レール10に対して当該フレーム部材501側と逆側に位置する対向部である。
The
長孔709は、レバー部700のフレーム部材501側(具体的には、当該レバー部700が取り付けられる方のフレーム部材501側)に、Z方向に貫通して形成されている。具体的には、長孔709は、対向部701,702の対向方向D1に沿って形成されている。つまり、長孔709の対向方向D1の長さは、長孔の幅(換言すると、対向方向D1に直交する方向の長さ)よりも長くなっている。フレーム部材501の上部には、Z方向に突出して延在する円柱形のピン502が設けられており、レバー部700は、長孔709にピン502が挿入されて嵌合した状態で、フレーム部材501に取り付けられている。長孔709の幅は、ピン502の外径と略同一になっている。また、長孔703は、具体的には、対向部701,702の外側に位置している。レバー部700に長孔709が形成されることによって、レバー部700は、ピン502の中心軸A1回りに回動可能、かつ、対向方向D1に移動可能となっている。なお、ピン502の上部には、レバー部700がピン502から外れ落ちることを防止する目的で、図4に示されるように、鍔部が設けられているが、図4以外の他の図面では、当該鍔部の図示は省略されている。
The
上述したように、クランプ50は、例えば、風の力を用いてレール10を把持するテコ式のクランプである。テコ式のクランプとは、クレーン90等の構造物が風を受けることによって、レバー部700が中心軸A1回りに回動することによってレール10に対して制動力を発揮するクランプを言う。例えば、クレーン90等の構造物が風を受けることにより、図3に示されるように、クランプ50にレール長手方向Xの正方向に外力F1が作用する場合を考える。この場合、レバー部700が搖動することにより対向部701,702がレール10に引っかかることによって、レバー部700が本体部500に対して相対的に中心軸A1回りに回動する。具体的には、図3の矢印R1により示されるように、レバー部700は、対向部701,702がレール長手方向Xの負方向に倒れる方向に、中心軸A1回りに回動する。このようにレバー部700が中心軸A1回りに回動することによって、一対の対向部701,702によりレール10をレール幅方向Yに把持することができる。なお、レバー部700によりレール10が把持される様子については、後述にて詳細に説明する。
As described above, the
一方、クランプ50にレール長手方向Xの負方向に外力が作用する場合(つまり、クランプ50に上記の外力F1と逆方向の力が作用する場合)には、レバー部700は、対向部701,702がレール長手方向Xの正方向に倒れる方向に、中心軸A1回りに回動する。ゆえに、レバー部700は、具体的には、対向方向D1の軸を中心に線対称な形状を有している。
On the other hand, when an external force acts on the
なお、クランプ50では、クランプ50に外力が作用した場合であってもレバー部700が動作しない状態にすることができるようになっている。例えば、クレーン90にクランプ50が締結された状態でクレーン90をレール10上で移動させる際に、レバー部700が動作しない状態にすることにより、クレーン90を円滑に移動させることができる。
In the
[1−2.動作]
続いて、図5〜図8を参照して、本実施形態に係るクランプ50の動作について説明する。
[1-2. motion]
Then, operation | movement of the
なお、図5〜図8では、理解を容易にするために、クランプに設けられる複数のレバー部のうちのレール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている1つのレバー部のみが示されている。また、以下では、レール10の各側面101を区別する場合、レール幅方向Yの正方向側の側面101を側面101pと呼び、レール幅方向Yの負方向側の側面101を側面101nと呼ぶ。
Note that, in FIGS. 5 to 8, for easy understanding, only one lever portion attached to the
以下では、理解を容易にするために、本実施形態に係るクランプ50と比較してレバー部の構成が異なる参考例に係るクランプ58によるレール10の把持動作について説明した後に、本実施形態に係るクランプ50によるレール10の把持動作について説明する。
In order to facilitate understanding, the gripping operation of the
(参考例に係るクランプ58)
参考例に係るクランプ58のレバー部780は、中心軸A1回りに回動可能であるものの、本実施形態に係るクランプ50のレバー部700と異なり、把持部785の一対の対向部781,782の対向方向D1に移動可能とはなっていない。なお、対向部781がピン502に近い側の対向部に相当し、対向部782がピン502から遠い側の対向部に相当する。
(
Although the
図5及び図6は、参考例に係るクランプ58のレバー部780により減肉前のレール10が把持される様子及び減肉後のレール10が把持される様子をそれぞれ示す模式図である。
FIG. 5 and FIG. 6 are schematic diagrams showing how the
具体的には、図5及び図6に示されるように、クランプ58のレバー部780には、本実施形態に係るクランプ50のレバー部700と異なり、丸孔789が形成されており、レバー部780は、丸孔789にフレーム部材501のピン502が挿入されて嵌合した状態で、フレーム部材501に取り付けられている。それにより、レバー部780は、ピン502の中心軸A1回りに回動可能となっている。なお、丸孔789は、レバー部700における長孔703と同様に、レバー部780のフレーム部材501側においてZ方向に貫通して形成されている。
Specifically, as shown in FIGS. 5 and 6, unlike the
また、図5及び図6に示されるように、対向部781,782の水平断面形状は、同一寸法の長方形である。対向部781,782は、対向部781の水平断面における長辺と対向部782の水平断面における長辺とが平行になるように、配置されている。ゆえに、対向部781における対向部782側の面781aと対向部782における対向部781側の面782aとは、互いに平行に対向する。このように、一対の対向部781,782には、互いに平行に対向する対向面の各々がそれぞれ形成されている。以下、対向部781の面781a及び対向部782の面782aを対向面と呼ぶ。
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the horizontal cross-sectional shapes of the facing
ここで、対向部781の対向面781aの長さL1と、対向部782の対向面782aの長さL2とは、同一である。また、レバー部780は、対向方向D1の軸を中心に線対称な形状を有している。なお、本明細書では、対向部の対向面の長さは、当該対向面におけるZ方向に直交する方向の長さを意味する。
Here, the length L1 of the facing
クランプ58のレバー部780は、レール10の側面101が減肉していない場合におけるレール10の把持時に、対向部781,782の双方がレール10の側面101に当接するように設計されている。具体的には、クランプ58にレール長手方向Xの正方向に外力F1が作用する場合、減肉前のレール10の把持時には、図5に示されるように、対向部781の対向面781aの一端部781bがレール10の側面101nと当接し、対向部781の対向面781aの他端部781cはレール10の側面101nと当接していない。同様に、対向部782の対向面782aの他端部782cがレール10の側面101pと当接し、対向部782の対向面782aの一端部782bはレール10の側面101pと当接していない。なお、この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角をθ18とする。また、本明細書では、対向部の対向面の一端部及び他端部は、当該対向面におけるZ方向に直交する方向の一側の端部及び他側の端部を意味する。
The
そして、レール10の側面101の減肉が進行した場合(例えば、レール10の幅が使用開始時の幅に対して9割程度となった場合)、図5に示される状態からさらにレバー部780が中心軸A1回りに回動することによって、レール10の把持が行われる。この際、対向部781がレール10に当接せずに対向部782のみがレールの側面101に当接する。具体的には、図6に示されるように、対向部782の対向面782aの他端部782cがレール10の側面101pと当接しているものの、対向部781の両端部781b,781cはレール10の側面101nから離れており、対向部781はレールの側面101nと全く接触していない。この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ28は、図5に示される状態からさらにレバー部780が中心軸A1回りに回動したことに起因して傾き角θ18よりも大きくなる。
When the thickness reduction of the
上記のように、参考例では、レール10の把持時において、レール10の側面101の減肉が進行すると、対向部781の対向面781aはレール10の側面101nと全く当接せず、対向部782の対向面782aの他端部782cのみがレール10の側面101pに当接する状況が生じてしまう。それにより、レール10の側面101が減肉していない場合と比べると、把持部785とレール10の側面101との接触面積が減少する。その結果、対向部782の対向面782aの他端部782cとレール10との接触部に応力が集中してしまい、把持部785に亀裂が生じるおそれやレール10に疵が入るおそれがある。
As described above, in the reference example, when the
クレーン90がレール長手方向Xの正方向側に向かって風を受けると、参考例に係るクランプ58のレバー部780にはレール長手方向Xの負方向側に向かって反力が生じることになる。レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が大きくなると、その反力によって生じるY方向(レール幅方向)の分力は小さくなる。反力によって生じるY方向(レール幅方向)の分力が小さくなると、レール10の側面101と対向部782の間で生じる摩擦力は小さくなる。クランプ58の制動力は、レール10の側面101と対向部782の間で生じる摩擦力であるため、摩擦力が小さくなるとはクランプ58の制動力が小さくなることと同義である。そのため、レール10の側面101と対向部782の間で生じる摩擦力が小さくなると、クランプ58の制動力が十分に発揮されず、レール10を適切に把持できなくなる。
When the
なお、所定の摩擦力を発揮するには、Y方向の分力は、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の大きさに関わらず、一定の荷重が必要になる。レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が大きくなる場合、レール幅方向Yの荷重を一定にするには、X方向の分力が増大することになる。そのため、レール10の側面101のうち対向部782が接触する部位に加わる荷重(接触点のX方向とY方向の合成荷重)が大きくなる。このように、レール10の側面101のうち対向部782が接触する部位に加わる荷重が大きくなると、当該部位に対する応力集中や疵の発生につながる恐れがあり、好ましくない。
In order to exert a predetermined frictional force, the component force in the Y direction requires a constant load regardless of the magnitude of the tilt angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y when gripping the
(本実施形態に係るクランプ50)
本実施形態に係るクランプ50のレバー部700は、参考例で生じる問題(つまり、一方の対向部がレール10の側面101に当接せずに他方の対向部のみがレール10の側面101に当接する状況が生じること)を解消するための工夫を施したものである。
(
The
クランプ50のレバー部700は、当該レバー部700に設けられる一対の対向部701,702の対向方向D1に移動可能となっている点で、参考例に係るクランプ58のレバー部780と異なる。
The
図7及び図8は、本実施形態に係るクランプ50のレバー部700により減肉前のレール10が把持される様子及び減肉後のレール10が把持される様子をそれぞれ示す模式図である。
FIG. 7 and FIG. 8 are schematic views showing how the
具体的には、図7及び図8に示されるように、クランプ50のレバー部700のフレーム部材501側には、上述した長孔709が対向方向D1に沿って形成されており、レバー部700は、長孔709にフレーム部材501のピン502が挿入されて嵌合した状態で、フレーム部材501に取り付けられている。それにより、レバー部700は、ピン502の中心軸A1回りに回動可能、かつ、対向方向D1に移動可能となっている。
Specifically, as shown in FIGS. 7 and 8, the
また、図7及び図8に示されるように、対向部701,702の水平断面形状は、同一寸法の長方形である。対向部701,702は、対向部701の水平断面における長辺と対向部702の水平断面における長辺とが平行になるように、配置されている。ゆえに、対向部701における対向部702側の面701aと対向部702における対向部701側の面702aとは、互いに平行に対向する。このように、一対の対向部701,702には、互いに平行に対向する対向面の各々がそれぞれ形成されている。以下、対向部701の面701a及び対向部702の面702aを対向面と呼ぶ。なお、対向面701aと対向面702aとが平行である場合は、対向面701aと対向面702aとが厳密に平行である場合に限定されず、例えば、対向面701aと対向面702aとのなす角が5°以下である場合を含む。
Further, as shown in FIGS. 7 and 8, the horizontal cross-sectional shapes of the facing
ここで、対向部701の対向面701aの長さL3と、対向部702の対向面702aの長さL4とは、同一である。なお、レバー部700は、上述したように、対向方向D1の軸を中心に線対称な形状を有している。
Here, the length L3 of the facing
レール10の側面101が減肉していない場合におけるレール10の把持時には、クランプ50のレバー部700では、上述したクランプ58のレバー部780と同様に、対向部701,702の双方がレール10の側面101に当接する。具体的には、クランプ50にレール長手方向Xの正方向に外力F1が作用する場合、図7に示されるように、対向部701の対向面701aの一端部701bがレール10の側面101nと当接し、対向部701の対向面701aの他端部701cはレール10の側面101nと当接していない。同様に、対向部702の対向面702aの他端部702cがレール10の側面101pと当接し、対向部702の対向面702aの一端部702bはレール10の側面101pと当接していない。なお、この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角をθ10とする。
When gripping the
そして、レール10の側面101の減肉が進行した場合、図7に示される状態からさらにレバー部700が中心軸A1回りに回動することによって、レール10の把持が行われる。この際、レバー部700が中心軸A1回りに回動しつつ、対向方向D1に移動移動することによって、レバー部700の姿勢は、対向部701,702の双方がレール10の側面101に当接する姿勢となる。具体的には、図8に示されるように、図7に示される状態と比較して対向部701,702が中心軸A1から遠ざかるように、レバー部700が対向方向D1に移動移動することによって、対向部702の対向面702aの他端部702cがレール10の側面101pと当接するのみならず、対向部701の対向面701aの一端部701bもレール10の側面101nと当接する。この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ20は、図7に示される状態からさらにレバー部700が中心軸A1回りに回動したことに起因して傾き角θ10よりも大きくなる。
Then, when the
ここで、本実施形態に係るクランプ50のレバー部700において、レール10の側面101の減肉の進行によらずに、把持部705の一対の対向部701,702の双方をレール10の側面101に当接させることができる仕組みについて、詳細に説明する。
Here, in the
テコ式クランプは、基本的には、把持部における一方の対向部の対向面の一端部と他方の対向部の対向面の他端部とがレールと接触することで把持力を発揮するものである。 Basically, the lever clamp exerts a gripping force when one end of the facing surface of one facing portion of the gripping portion and the other end of the facing surface of the other facing portion contact the rail. is there.
ここで、上記の対向部の端部間のレール幅方向Yの距離は、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の大きさによって決定される。すなわち、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が小さければ、対向部の端部間のレール幅方向Yの距離は長くなり、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が大きければ、対向部の端部間のレール幅方向Yの距離は短くなる。言い換えると、対向部の端部間のレール幅方向Yの距離を長くすると、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が小さくなり、対向部の端部間のレール幅方向Yの距離を短くすると対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が大きくなる。 Here, the distance in the rail width direction Y between the ends of the facing portions is determined by the magnitude of the inclination angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y. That is, if the tilt angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y is small, the distance between the ends of the facing portions in the rail width direction Y is long, and if the tilt angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y is large, the facing direction D1 is facing. The distance in the rail width direction Y between the ends of the parts becomes shorter. In other words, if the distance in the rail width direction Y between the ends of the facing portions is increased, the inclination angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y becomes smaller, and the distance in the rail width direction Y between the ends of the facing portions becomes shorter. Then, the inclination angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y becomes large.
本実施形態に係るクランプ50のレバー部700では、ピン502が挿入される長孔709が対向方向D1に沿って形成されている。そのため、ピン502と把持部705との間の距離は変更可能になっている。つまり、対向部701の対向面701aの一端部701bとピン502との距離及び対向部702の対向面702aの他端部702cとピン502との距離は変更可能になっている。
In the
ここで、ピン502と把持部705との間の距離が短いと、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角は小さくなり、把持部705における対向部701の対向面701aの一端部701bと対向部702の対向面702aの他端部702cとの間のレール幅方向Yの距離は長くなる。これに対し、ピン502と把持部705との間の距離が長くなると、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角は大きくなり、把持部705における対向部701の対向面701aの一端部701bと対向部702の対向面702aの他端部702cとの間のレール幅方向Yの距離は短くなる。
Here, when the distance between the
このように、把持部705における対向部701の対向面701aの一端部701bと対向部702の対向面702aの他端部702cとの間のレール幅方向Yの距離を自由に変えることができるため、レール10の側面101が減肉した場合であっても、対向部701の対向面701aの一端部701bと対向部702の対向面702aの他端部702cの双方がレール10の側面101に接触し続けることができ、把持力を発揮することが可能となる。
Thus, the distance in the rail width direction Y between the one
[1−3.効果]
続いて、本実施形態に係るクランプ50の効果について説明する。
[1-3. effect]
Next, the effect of the
本実施形態に係るクランプ50では、レバー部700の他側には、ピン502の外径よりも長い対向方向D1の長さを有する孔である長孔709が形成され、長孔709にはピン502が挿入されている。そのため、レバー部700は、ピン502の中心軸A1回りに回動可能、かつ、一対の対向部701,702の対向方向D1に移動可能である。それにより、レール10の側面101の減肉の進行によらずに、把持部705の一対の対向部701,702の双方をレール10の側面101に当接させることができる。ゆえに、把持部705とレール10との接触部に生じる応力の増大を抑制することができるので、把持部705に亀裂が生じることやレール10に疵が入ることを抑制することができる。よって、本実施形態に係るクランプ50によれば、レール10の側面101の減肉の進行によらずにレール10を適切に把持することができる。
In the
ここで、レバー部700の他側に形成されピン502が挿入される孔は、ピン502の外径と略同一の幅を有しており、一対の対向部701,702の対向方向D1に沿って形成されている長孔709であることが好ましい。それにより、レバー部700が近接する隣のレバー部700と衝突することを抑制しつつ、レバー部700を対向方向D1に移動可能とすることができる。なお、上記では、レバー部700にピン502の外径よりも長い対向方向D1の長さを有する孔として長孔709が形成される例を説明したが、レバー部700に形成される孔の形状は上記の例に限定されない。例えば、レバー部700にピン502の外径よりも大きな外径を有する丸孔が形成されてもよい。このような丸孔の対向方向D1の長さはピン502の外径よりも長いので、当該丸孔は本発明に係る孔に含まれる。
Here, the hole formed on the other side of the
<2.第2の実施形態>
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第2の実施形態に係るクランプ51について説明する。
<2. Second Embodiment>
Next, a
上記では、第1の実施形態に係るクランプ50のレバー部700により、レール10の側面101の減肉の進行によらずに、把持部705の一対の対向部701,702の双方をレール10の側面101に当接させることができることを説明した。ここで、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角は、レバー部を対向方向D1に移動可能にすることに起因して増大してしまう場合がある。例えば、図8に示される対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ20は、図6に示される対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ28よりも大きくなっている。
In the above description, by the
このように、対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が大きくなると、上述したように、レバー部に作用する反力によって生じるY方向(レール幅方向)の分力が小さくなり、レール10の側面101と把持部の間で生じる摩擦力が小さくなる。ゆえに、クランプの制動力が小さくなってしまう。そこで、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を抑制することによって、クランプの制動力の低下を抑制することが期待される。
As described above, when the inclination angle of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y increases, the component force in the Y direction (rail width direction) generated by the reaction force acting on the lever portion decreases, as described above, and the
第2の実施形態に係るクランプ51のレバー部710は、参考例で生じる問題を解消している点では、第1の実施形態に係るクランプ50のレバー部700と同様である。第2の実施形態に係るクランプ51のレバー部710は、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が、レバー部を対向方向D1に移動可能にすることに起因して増大してしまうことを解消できる点で、第1の実施形態に係るクランプ50のレバー部700よりも優れている。
The
第2の実施形態に係るクランプ51のレバー部710は、把持部715の一対の対向部711,712の形状に関して、第1の実施形態に係るクランプ50のレバー部700と異なる。
The
図9及び図10は、本実施形態に係るクランプ51のレバー部710により減肉前のレール10が把持される様子及び減肉後のレール10が把持される様子をそれぞれ示す模式図である。なお、図9及び図10では、理解を容易にするために、クランプ51に設けられる複数のレバー部710のうちのレール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている1つのレバー部710のみが示されている。
FIG. 9 and FIG. 10 are schematic diagrams showing how the
具体的には、図9及び図10に示されるように、対向部711,712の水平断面形状は、長方形である。対向部711,712は、対向部711の水平断面における長辺と対向部712の水平断面における長辺とが平行になるように、配置されている。ゆえに、一対の対向部711,712には、互いに平行に対向する対向面711a,711aがそれぞれ形成されている。
Specifically, as shown in FIGS. 9 and 10, the horizontal cross-sectional shape of the facing
ここで、レバー部710では、第1の実施形態に係るレバー部700と異なり、対向部711の対向面711aの長さL5は、対向部712の対向面712aの長さL6よりも長くなっている。対向部711は対向部712よりもピン502に近い位置に配されているため、ピン502に近い側の対向部711の対向面711aの長さL5は、ピン502から遠い側の対向部712の対向面712aの長さL6よりも長くなっている。なお、レバー部710は、対向方向D1の軸を中心に線対称な形状を有している。
Here, in the
クランプ51にレール長手方向Xの正方向に外力F1が作用する場合、レール10の側面101が減肉していない場合におけるレール10の把持時には、クランプ51のレバー部710では、第1の実施形態に係るクランプ50のレバー部700と同様に、対向部711,712の双方がレール10の側面101に当接する。具体的には、図9に示されるように、対向部711の対向面711aの一端部711bがレール10の側面101nと当接し、対向部711の対向面711aの他端部711cはレール10の側面101nと当接していない。同様に、対向部712の対向面712aの他端部712cがレール10の側面101pと当接し、対向部712の対向面712aの一端部712bはレール10の側面101pと当接していない。なお、この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角をθ11とする。
When the external force F1 acts on the
そして、レール10の側面101の減肉が進行した場合、図9に示される状態からさらにレバー部710が中心軸A1回りに回動することによって、レール10の把持が行われる。この際、上述したレバー部700と同様に、レバー部710が中心軸A1回りに回動しつつ、対向方向D1に移動移動することによって、レバー部710の姿勢は、対向部711,712の双方がレール10の側面101に当接する姿勢となる。具体的には、図10に示されるように、図9に示される状態と比較して対向部711,712が中心軸A1から遠ざかるように、レバー部710が対向方向D1に移動移動することによって、対向部712の対向面712aの他端部712cがレール10の側面101pと当接するのみならず、対向部711の対向面711aの一端部711bもレール10の側面101nと当接する。この際の対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ21は、図9に示される状態からさらにレバー部710が中心軸A1回りに回動したことに起因して傾き角θ11よりも大きくなる。
Then, when the
ここで、図10に示される対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ21は、図8に示される対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ20と比べて小さくなる。このことは、レバー部710において、一対の対向部711,712の形状が、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を抑制する形状に設定されていることによるものである。
Here, the inclination angle θ21 of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y shown in FIG. 10 is smaller than the inclination angle θ20 of the facing direction D1 with respect to the rail width direction Y shown in FIG. This is because in the
具体的には、レバー部710では、上述したように、対向部711の対向面711aの長さL5は、対向部712の対向面712aの長さL6よりも長くなっている。それにより、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を適切に抑制することができる。ゆえに、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ21を第1の実施形態での減肉後のレール10の把持における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角θ20と比べて小さくすることができる。よって、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大に起因するクランプ51の制動力の低下を抑制することができるので、クレーン90をより適切に固定することができる。
Specifically, in the
<3.第3の実施形態>
次に、図11を参照して、本発明の第3の実施形態に係るクランプ52について説明する。
<3. Third Embodiment>
Next, a
第3の実施形態に係るクランプ52のレバー部720は、把持部725の一対の対向部721,722の形状に関して、第2の実施形態に係るクランプ51と異なる。
The
図11は、クランプ52のレバー部720の概略構成を示す模式図である。なお、図11では、理解を容易にするために、クランプ52に設けられる複数のレバー部720のうちのレール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている1つのレバー部720のみが示されている。
FIG. 11 is a schematic diagram showing a schematic configuration of the
クランプ52では、把持部725の対向部721,722の対向面721a,722aの両側には、各対向面に対して傾斜する傾斜面が連接されている。
In the
具体的には、図11に示されるように、把持部725の対向部721,722の水平断面形状は、図9及び図10に示される対向部711,712の水平断面に相当する長方形の角部に傾斜面を形成することによって得られる形状である。ゆえに、対向部721の幅(つまり、対向部721の側面721f,721g間の長さ)は、対向部722の幅(つまり、対向部722の側面722f,722g間の長さ)よりも長くなっている。
Specifically, as shown in FIG. 11, the horizontal cross-sectional shapes of the facing
対向部721では、対向面721aの両側に傾斜面721d,721eが連接されている。傾斜面721d,721eは、具体的には、対向面721aの端部721b,721cから対向部721の側面721f,721gに向かって、中心軸A1側に傾斜する平面である。また、対向部722では、対向面722aの両側に傾斜面722d,722eが連接されている。傾斜面722d,722eは、具体的には、対向面722aの端部722b,722cから対向部722の側面722f,722gに向かって、中心軸A1側と逆側に傾斜する平面である。
In the facing
なお、図11では、傾斜面721d,721eと傾斜面722d,722eとの間で各対向面に対する傾きが同一である例が示されているが、傾斜面721d,721eと傾斜面722d,722eとの間で各対向面に対する傾きが異なっていてもよい。
Note that FIG. 11 shows an example in which the
また、レバー部720では、上述したレバー部710と同様に、ピン502に近い側の対向部721の対向面721aの長さL7は、ピン502から遠い側の対向部722の対向面722aの長さL8よりも長くなっている。それにより、クランプ52では、上述したクランプ51と同様に、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を抑制することができるので、クランプ52の制動力の低下を抑制することができる。
Further, in the
上記のように、第3の実施形態に係るクランプ52では、把持部725の対向部721,722の対向面721a,722aの両側には、各対向面に対して傾斜する傾斜面721d,721e,722d,722eが連接されている。ここで、クランプ52にレール長手方向Xの正方向に外力F1が作用する場合、レール10の把持時において、具体的には、対向部721の対向面721aの一端部721bと、対向部722の対向面722aの他端部722cは、弾性変形した状態でレール10の側面101と当接する。ゆえに、上記のように対向面721a,722aに傾斜面721d,721e,722d,722eを連設することによって、レール10の把持時における対向部721,722とレール10の側面101との接触面積を増大させることができる。よって、把持部725とレール10との接触部に生じる応力の増大をより効果的に抑制することができるので、把持部725に亀裂が生じることやレール10に疵が入ることをより効果的に抑制することができる。
As described above, in the
<4.第4の実施形態>
次に、図12を参照して、本発明の第4の実施形態に係るクランプ53について説明する。
<4. Fourth Embodiment>
Next, a
第4の実施形態に係るクランプ53のレバー部730は、把持部735の一対の対向部731,732の各寸法間の関係に関して、第3の実施形態に係るクランプ52と異なる。
The
図12は、クランプ53のレバー部730の概略構成を示す模式図である。なお、図12では、理解を容易にするために、クランプ53に設けられる複数のレバー部730のうちのレール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている1つのレバー部730のみが示されている。
FIG. 12 is a schematic diagram showing a schematic configuration of the
クランプ53では、上述したクランプ52と同様に、把持部735の対向部731,732の対向面731a,732aの両側には、各対向面に対して傾斜する傾斜面が連接されている。
In the
ここで、図12に示されるように、把持部735の対向部731,732の水平断面形状は、上述したレバー部720の把持部725と異なり、同一寸法の長方形の角部に傾斜面を形成することによって得られる形状である。ゆえに、対向部731の幅(つまり、対向部731の側面731f,731g間の長さ)と、対向部732の幅(つまり、対向部732の側面732f,732g間の長さ)とは、同一である。
Here, as shown in FIG. 12, the horizontal cross-sectional shape of the facing
対向部731では、対向面731aの両側に傾斜面731d,731eが連接されている。傾斜面731d,731eは、具体的には、対向面731aの端部731b,731cから対向部731の側面731f,731gに向かって、中心軸A1側に傾斜する平面である。また、対向部732では、対向面732aの両側に傾斜面732d,732eが連接されている。傾斜面732d,732eは、具体的には、対向面732aの端部732b,732cから対向部732の側面732f,732gに向かって、中心軸A1側と逆側に傾斜する平面である。
In the facing
なお、図12では、傾斜面731d,731eと傾斜面732d,732eとの間で各対向面に対する傾きが異なっている例が示されているが、傾斜面731d,731eと傾斜面732d,732eとの間で各対向面に対する傾きが同一であってもよい。
Although FIG. 12 shows an example in which the
また、レバー部730では、上述したレバー部710と同様に、ピン502に近い側の対向部731の対向面731aの長さL9は、ピン502から遠い側の対向部732の対向面732aの長さL10よりも長くなっている。それにより、クランプ53では、上述したクランプ51と同様に、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を抑制することができるので、クランプ53の制動力の低下を抑制することができる。
Further, in the
上記のように、第4の実施形態に係るクランプ53では、把持部735の対向部731,732の対向面731a,732aの両側には、各対向面に対して傾斜する傾斜面731d,731e,732d,732eが連接されている。それにより、上述したクランプ52と同様に、レール10の把持時における対向部731,732とレール10の側面101との接触面積を増大させることができることによって、把持部735とレール10との接触部に生じる応力の増大をより効果的に抑制することができるので、把持部735に亀裂が生じることやレール10に疵が入ることをより効果的に抑制することができる。
As described above, in the
<5.第5の実施形態>
次に、図13を参照して、本発明の第5の実施形態に係るクランプ54について説明する。
<5. Fifth Embodiment>
Next, a
第5の実施形態に係るクランプ54のレバー部740は、把持部745の一対の対向部741,742の傾斜面の形状に関して、第4の実施形態に係るクランプ53と異なる。
The
図13は、クランプ54のレバー部740の概略構成を示す模式図である。なお、図13では、理解を容易にするために、クランプ54に設けられる複数のレバー部740のうちのレール幅方向Yの負方向側のフレーム部材501に取り付けられている1つのレバー部740のみが示されている。
FIG. 13 is a schematic diagram showing a schematic configuration of the
クランプ54では、上述したクランプ53と同様に、把持部745の対向部741,742の対向面741a,742aの両側には、各対向面に対して傾斜する傾斜面が連接されている。ここで、把持部745の対向部741,742の傾斜面は、曲面を有する。
In the
具体的には、図13に示されるように、対向部741,742の水平断面形状は、図12に示される対向部731,732の傾斜面731d,731e,732d,732eに相当する直線を曲線に変更することによって得られる形状である。ゆえに、対向部741の幅(つまり、対向部741の側面741f,741g間の長さ)と、対向部742の幅(つまり、対向部742の側面742f,742g間の長さ)とは、同一である。
Specifically, as shown in FIG. 13, the horizontal sectional shape of the facing
対向部741では、対向面741aの両側に傾斜面741d,741eが連接されている。傾斜面741d,741eは、具体的には、対向面741aの端部741b,741cから対向部741の側面741f,741gに向かって、中心軸A1側に傾斜する曲面である。また、対向部742では、対向面742aの両側に傾斜面742d,742eが連接されている。傾斜面742d,742eは、具体的には、対向面742aの端部742b,742cから対向部742の側面742f,742gに向かって、中心軸A1側と逆側に傾斜する曲面である。
In the facing
なお、図13では、対向部741の幅と、対向部742の幅とが同一である例が示されているが、対向部741の幅と、対向部742の幅とは異なっていてもよい。
Note that FIG. 13 illustrates an example in which the width of the facing
また、レバー部740では、上述したレバー部710と同様に、ピン502に近い側の対向部741の対向面741aの長さL11は、ピン502から遠い側の対向部742の対向面742aの長さL12よりも長くなっている。それにより、クランプ54では、上述したクランプ51と同様に、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大を抑制することができるので、クランプ54の制動力の低下を抑制することができる。
Further, in the
上記のように、第5の実施形態に係るクランプ54では、傾斜面741d,741e,742d,742eが曲面を有する。それにより、レール10の把持時に、対向部741,742におけるレール10の側面101と当接する部分の形状をより滑らかな形状にすることができる。ゆえに、レール10の把持時における対向部741,742とレール10の側面101との接触面積をより効果的に増大させることができる。よって、把持部745とレール10との接触部に生じる応力の増大をさらに効果的に抑制することができるので、把持部745に亀裂が生じることやレール10に疵が入ることをさらに効果的に抑制することができる。
As described above, in the
<6.数値解析シミュレーション>
本発明の各実施形態に係るクランプによって把持部とレールとの接触部に生じる荷重が低減される効果について調査するために数値解析シミュレーションを行った。
<6. Numerical simulation>
A numerical analysis simulation was performed to investigate the effect of reducing the load generated at the contact portion between the grip portion and the rail by the clamp according to each embodiment of the present invention.
本シミュレーションでは、実施例及び比較例の各々について、レバー部の解析モデルを作成し、生成した解析モデルを用いて有限要素法による数値解析シミュレーションを行うことによって、レバー部の把持部における一対の対向部とレール10の側面101との接触状態を調査した。
In this simulation, for each of the example and the comparative example, an analytical model of the lever portion is created, and a numerical analysis simulation by the finite element method is performed using the generated analytical model, so that the pair of facing portions in the grip portion of the lever portion are opposed to each other. The contact state between the section and the
シミュレーションの条件に関して、実施例としては、図7に示されるように、一対の対向部の対向方向D1に移動可能であり、各対向部の対向面の長さが同一であるレバー部の解析モデルを用いた。比較例としては、図5に示されるように、一対の対向部の対向方向D1に移動可能とはなっていなく、各対向部の対向面の長さが同一であるレバー部の解析モデルを用いた。実施例及び比較例のレバー部の解析モデルの形状は、ともに、レール10の側面が減肉しておらずレール10の幅が100mmであるときに、図5及び図7に示されるように、一対の対向部の双方がレール10の側面101に当接するような形状である。
Regarding the conditions of the simulation, as an example, as shown in FIG. 7, an analytic model of a lever part that is movable in a facing direction D1 of a pair of facing parts and has the same facing surface length of each facing part. Was used. As a comparative example, as shown in FIG. 5, an analysis model of a lever portion is used, which is not movable in the facing direction D1 of the pair of facing portions and has the same facing surface length of each facing portion. I was there. As for the shapes of the analytical models of the lever portions of the example and the comparative example, as shown in FIGS. 5 and 7, when the side surface of the
具体的には、本シミュレーションでは、レール長手方向Xにクランプに入力される荷重を40kNに設定し、レール10の幅を使用開始時から10mm減肉した90mmに設定した。この荷重は、クレーン等の構造体が風を受けた場合に、クランプに外力が作用したときに、当該クランプに要求される制動力に相当する。
Specifically, in this simulation, the load input to the clamp in the rail longitudinal direction X was set to 40 kN, and the width of the
本シミュレーションの結果によれば、実施例における把持部とレールとの接触部に生じる応力を、比較例における把持部とレールとの接触部に生じる応力と比較して、約50%低減することができることが確認された。また、比較例において、一方の対向部がレール10の側面101に当接せずに他方の対向部のみがレール10の側面101に当接する状況が生じている様子が確認された。一方、実施例において、一対の対向部の双方がレール10の側面101に当接している様子が確認された。
According to the result of this simulation, the stress generated in the contact portion between the grip portion and the rail in the example can be reduced by about 50% compared with the stress generated in the contact portion between the grip portion and the rail in the comparative example. It was confirmed that it was possible. In addition, in the comparative example, it was confirmed that one opposing portion did not contact the
<7.むすび>
以上説明したように、本発明の各実施形態に係るクランプ50,51,52,53,54では、レバー部の他側には、ピン502の外径よりも長い対向方向D1の長さを有する孔である長孔709が形成され、長孔709にはピン502が挿入されている。そのため、レバー部は、ピン502の中心軸A1回りに回動可能、かつ、一対の対向部の対向方向D1に移動可能である。それにより、レール10の側面101の減肉の進行によらずに、一対の対向部の双方をレール10の側面101に当接させることができる。ゆえに、本発明の各実施形態に係るクランプ50,51,52,53,54によれば、把持部とレール10との接触部に生じる応力の増大を抑制することができるので、把持部に亀裂が生じることやレール10に疵が入ることを抑制することができる。よって、レール10の側面101の減肉の進行によらずにレール10を適切に把持することができる。
<7. Conclusion>
As described above, in the
さらに、クランプ51,52,53,54では、把持部の一対の対向部の形状は、対向面の長さが相違する形状になっている。そのため、レバー部を対向方向D1に移動可能にすることに起因して、レール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角が増大することを抑制することができる。それにより、減肉後のレール10の把持時における対向方向D1のレール幅方向Yに対する傾き角の増大に起因するクランプ51の制動力の低下を抑制することができるので、クレーン90をより適切に固定することができる。
Further, in the
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 The preferred embodiments of the present invention have been described above in detail with reference to the accompanying drawings, but the present invention is not limited to the examples. It is obvious that a person having ordinary knowledge in the technical field to which the present invention pertains can come up with various modifications or applications within the scope of the technical idea described in the claims. Of course, it is understood that these also belong to the technical scope of the present invention.
例えば、上記では、各図面を参照して、クランプの各構成要素について説明したが、クランプの各構成要素の形状、各構成要素間の寸法関係及び各構成要素間の位置関係は各図面に示される例に特に限定されない。特に、クランプのレバー部の形状は、各図面に示される例に限定されない。例えば、図11〜図13を参照して、把持部の対向部に傾斜面が形成される例を説明したが、一方の対向面にのみ傾斜面が形成されており、他方の対向面には傾斜面が形成されていなくてもよい。また、例えば、一方の対向部の対向面の長さと、他方の対向部の対向面の長さとは、同一であってもよく、異なっていてもよい。 For example, although each component of the clamp has been described above with reference to each drawing, the shape of each component of the clamp, the dimensional relationship between each component, and the positional relationship between each component are shown in each drawing. The example is not particularly limited. In particular, the shape of the lever portion of the clamp is not limited to the example shown in each drawing. For example, the example in which the inclined surface is formed on the facing portion of the gripping portion has been described with reference to FIGS. 11 to 13, but the inclined surface is formed only on one of the facing surfaces, and on the other facing surface. The inclined surface may not be formed. Further, for example, the length of the facing surface of the one facing portion and the length of the facing surface of the other facing portion may be the same or different.
また、例えば、クランプのレバー部は、同一の部材によって形成されていてもよく、複数の部材によって形成されていてもよい。 Further, for example, the lever portion of the clamp may be formed of the same member or may be formed of a plurality of members.
また、例えば、クランプのレバー部の材質は特に限定されず、例えば、金属製であってもよく、金属以外の他の材料によって形成されていてもよい。 Further, for example, the material of the lever portion of the clamp is not particularly limited, and may be made of metal, for example, or may be made of a material other than metal.
10 レール
50,51,52,53,54 クランプ
80 締結部
90 クレーン
500 本体部
501 フレーム部材
502 ピン
600 車輪
700,710,720,730,740 レバー部
701,702,711,712,721,722,731,732,741,742 対向部
701a,702a,711a,712a,721a,722a,731a,732a,741a,742a 対向面
721d,721e,722d,722e,731d,731e,732d,732e,741d,741e,742d,742e 傾斜面
705,715,725,735,745 把持部
709 長孔
801 第1接続部
802 第2接続部
901 本体部
902 車輪
10
Claims (5)
前記クランプは、レバー部を備え、
前記レバー部は、
前記レバー部の一側に設けられ前記レールの両側面を把持する把持部と、
前記レバー部の他側に形成され、前記レールが固定される面に対して交差する方向に延在するピンが挿入される孔と、
を有し、
前記把持部は、前記レールの両側面とそれぞれ対向する一対の対向部を含み、
前記孔の前記一対の対向部の対向方向の長さは、前記ピンの外径よりも長い、
クランプ。 A clamp which is fastened to a structure moving on a rail and holds the rail,
The clamp includes a lever portion,
The lever portion is
A grip portion provided on one side of the lever portion for gripping both side surfaces of the rail,
A hole formed on the other side of the lever portion, into which a pin extending in a direction intersecting a surface on which the rail is fixed is inserted,
Have
The grip portion includes a pair of facing portions that respectively face both side surfaces of the rail,
The length in the facing direction of the pair of facing portions of the hole is longer than the outer diameter of the pin,
Clamp.
請求項1に記載のクランプ。 The hole has a width substantially the same as the outer diameter of the pin, and is a long hole formed along the facing direction of the pair of facing portions,
The clamp according to claim 1.
前記ピンに近い側の前記対向部の前記対向面の長さは、前記ピンから遠い側の前記対向部の前記対向面の長さよりも長い、
請求項1又は2に記載のクランプ。 In the pair of facing portions, facing surfaces that face each other in parallel are respectively formed.
The length of the facing surface of the facing portion on the side closer to the pin is longer than the length of the facing surface of the facing portion on the side far from the pin,
The clamp according to claim 1 or 2.
請求項3に記載のクランプ。 On both sides of the facing surface, inclined surfaces that are inclined with respect to the facing surface are connected.
The clamp according to claim 3.
請求項4に記載のクランプ。 The inclined surface has a curved surface,
The clamp according to claim 4.
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