JP2020062586A - 飲料水提供装置 - Google Patents

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Kazuo Ogawa
和夫 小川
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Abstract

【課題】銀イオン濃度を適切に制御することができる飲料水提供装置を提供する。【解決手段】飲料水提供装置1は、大気を取り入れると共に、取り入れた大気を冷却して造水する造水装置10と、造水装置10による造水によって得られた水を貯水する貯水タンク21と、ユーザ操作に応じて貯水タンク21内の水を出水する蛇口部25と、貯水タンク21内に設けられ、銀イオンを発生させる銀イオン発生電極28aと、銀イオン発生電極28aへの通電を制御して、貯水タンク21内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御する通電制御部31とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料水提供装置に関する。
従来、大気を取り入れると共に、取り入れた大気を減圧且つ冷却することで大気中の水分を取り出す造水装置が知られている。この造水装置は、取り出した水を貯水タンクに貯水する(例えば特許文献1,2参照)。
特開平4−250231号公報 特許第4593698号公報
ここで、造水装置により造水されて貯水タンク内に蓄えられた水を飲料水として利用する場合には、水中における菌の繁殖を抑える必要がある。そこで、本件出願人は、特願2017−176463(以下先願という)において、銀イオンを浸潤させた銀イオン含有多孔質体を貯水タンク内に収納し、銀イオン含有多孔質体から水中に銀イオンを放出させることで、菌の繁殖を抑える発明を出願している。
しかし、先願に係る発明は、銀イオン含有多孔質体が水中に銀イオンを放出し続けることから、水中における銀イオン濃度を制御できなくなってしまう。特に、銀イオン含有多孔質体は長期に用いられると放出する銀イオンの量が減少してしまうことから、殺菌が不充分となってしまうことがある。このため、先願においては、水を循環させながらオゾン殺菌についても行っており、オゾン殺菌中には飲料水を飲むことができなくなってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、銀イオン濃度を適切に制御することができる飲料水提供装置を提供することにある。
本発明は、大気を取り入れると共に、取り入れた大気を冷却して造水する造水装置と、造水装置による造水によって得られた水を貯水する貯水タンクと、ユーザ操作に応じて貯水タンクを経由した水を出水する蛇口部と、貯水タンク内に設けられ、銀イオンを発生させる銀イオン発生電極と、銀イオン発生電極への通電を制御して、貯水タンク内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御する通電制御手段と、を備える。
本発明によれば、貯水タンク内に設けられ銀イオンを発生させる銀イオン発生電極と、銀イオン発生電極への通電を制御して、貯水タンク内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御する通電制御手段とを備えるため、銀イオン発生電極に対する通電を適切化することで、貯水タンク内の水の銀イオン濃度を適切化することができる。従って、銀イオン濃度を適切に制御することができる。
本実施形態に係る飲料水提供装置の全体構成を模式的に示す構成図である。 表示部の表示内容を示す正面図である。 本実施形態に係る飲料水提供装置による制御方法を示す第1フローチャートであって、前半部分を示している。 本実施形態に係る飲料水提供装置による制御方法を示す第1フローチャートであって、後半部分を示している。 本実施形態に係る飲料水提供装置による制御方法を示す第2フローチャートであって、造水量の算出処理を示している。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本実施形態に係る飲料水提供装置1の全体構成を模式的に示す構成図である。図1に示す飲料水提供装置1は、飲料水を造水のうえユーザに提供するものであって、造水装置10と、貯水装置20と、制御装置30と、表示部40とを備えて構成されている。
造水装置10は、大気を取り入れて大気中から水を取り出すことで造水する装置であって、空気流路11と、ファン12と、エバポレータ13と、第1フィルタ14と、第2フィルタ15と、第1温湿度センサ16と、第2温湿度センサ17と、ドレインパン18とを備えている。
空気流路11は、大気を取り入れる大気取入口11aと、大気を排出する大気排出口11bとを備えた流路である。ファン12は、空気流路11内に設けられ、モータによる回転駆動を利用して大気取入口11aから大気を取り入れ、大気排出口11bから大気を排出させるものである。このファン12は、制御装置30によって動作が制御されるようになっている。
エバポレータ13は、ファン12の動作によって取り入れられた大気を減圧及び冷却することで、大気中から水を生成するものである。このエバポレータ13は、不図示のコンプレッサによって圧縮された冷媒を利用して大気を冷却する。また、エバポレータ13は、例えばダンパーを利用したり、エバポレータ13の下流に別途ファンを設けたり(又はファン12をエバポレータ13の下流側に設けたり)して、大気を減圧する。
第1フィルタ14は、大気取入口11aに取り付けられるものであって、取り入れられる大気から菌、ウイルス、及び塵等の異物を除去可能なものである。この第1フィルタ14としては、例えば、木炭、竹炭、及び籾殻炭等を集積してなるボード(株式会社シックノンコーポレーション製:バイオソルボード)を使用することができる。このバイオソルボードの中には、「バイオソル」というナノ・ミクロンサイズの粒子が存在し、この粒子によって埃等の塵埃だけでなく、菌やウイルスをキャッチして不活性化(ウイルスの繁殖を阻害し感染力を無力化させる)させることができる。また、このバイオソルボードは、洗浄するだけで効果が持続する。例えば約60℃のお湯に入れて約30分つけ置き洗いし、直射日光を避け風通しのよい場所で乾燥させるだけで効果が回復する。
第2フィルタ15は、第1フィルタ14とエバポレータ13との間に設けられる、いわゆるHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。このHEPAフィルタは、空気清浄が求められる分野で使用される高性能フィルタである。素材は、例えば直径110μm以下のガラス繊維のろ紙でできている。このようなHEPAフィルタは、JIS規格において『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ』と規定されたものである。
第1温湿度センサ16は、第2フィルタ15とエバポレータ13との間に設けられ、エバポレータ13に導入される大気(フィルタ14,15による異物等の除去済みの大気)について、温度と相対湿度とを検出するためのセンサである。このセンサ16は、温度及び相対湿度に応じた信号を制御装置30に出力するようになっている。
第2温湿度センサ17は、エバポレータ13と大気排出口11bとの間に設けられ、エバポレータ13から排出される大気(冷気)について、温度と相対湿度とを検出するためのセンサである。このセンサ17は、温度及び相対湿度に応じた信号を制御装置30に出力するようになっている。
ドレインパン18は、エバポレータ13の直下に設けられ、エバポレータ13における減圧及び冷却によって得られた水を受け止めるものである。また、ドレインパン18は、貯水装置20につながる造水流路18aを有しており、受け止めた水を造水流路18aを通じて貯水装置20に送り込む構造となっている。
貯水装置20は、貯水タンク21と、水位センサ22と、パイプ23と、フィルタ24と、蛇口部25と、漏水トレイ26と、漏水センサ27と、銀イオン発生装置28とを備えている。
貯水タンク21は、造水装置10による造水によって得られた水を貯えるタンクである。本実施形態において貯水タンク21は、例えば20Lの水を貯水可能な大きさとされている。
水位センサ22は、貯水タンク21内の水量を検出するためのセンサである。具体的に水位センサ22は、例えば6本の導電線22a〜22fを備えている。各導電線22a〜22fは、先端が水に漬かることで、その旨の信号を制御装置30に送信するようになっており、制御装置30は受信した信号に基づいて水位を検出可能となっている。なお、本実施形態において6本の導電線22a〜22fは、それぞれ水位0.5L、1.25L、5L、7.5L、10L及び16Lを検知可能に設けられている。
パイプ23は、一端が貯水タンク21の下端側方に接続され、他端が蛇口部25に接続された流路部材である。フィルタ24は、水から異物を除去する活性炭等のフィルタであって、パイプ23内に設けられている。蛇口部25は、ユーザによって操作される部位であって、ユーザ操作に応じて貯水タンク21内の水を出水するものである。すなわち、ユーザは蛇口部25を操作することで蛇口部25を開状態とし、貯水タンク21内の水を取り出すことができる。一方、蛇口部25はユーザ操作がない場合には閉状態となる。
漏水トレイ26は、貯水タンク21の下側に設けられるトレイである。この漏水トレイ26は、例えば貯水タンク21が破損して水が漏れた場合に、これを受け止めるものとして機能する。
漏水センサ27は、漏水の発生を検出するためのセンサである。この漏水センサ27は、漏水トレイ26内に水が存在する場合、その旨の信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、漏水トレイ26内に水が存在する旨の信号を受信した場合、貯水タンク21からの水漏れが発生していると判断する。
銀イオン発生装置28は、貯水タンク21内、特に貯水タンク21の下面に接した状態で設けられるものであって、銀イオン発生電極28aを有している。銀イオン発生電極28aは、制御装置30によって通電制御される。銀イオン発生電極28aに電流が流された場合、その電流値と通電時間とに応じた銀イオンが水中に放出される。本実施形態に係る飲料水提供装置1は、銀イオン発生電極28aからの銀イオンの放出によって貯水タンク21の水における菌の繁殖を抑えるようにしている。なお、銀イオン発生電極28aは数十年以上通電されても銀イオンの放出性能が維持されるだけの充分な大きさを有している。
制御装置30は、飲料水提供装置1を制御するものである。この制御装置30は、例えばファン12やコンプレッサの動作制御、及び、表示部40の表示制御等を行うものである。また、本実施形態において制御装置30は、通電制御部(通電制御手段)31と、造水量算出部(造水量算出手段)32と、第1温湿度検出部(第1温湿度検出手段)33と、第2温湿度検出部(第2温湿度検出手段)34と、エラー判断部35と、造水不可判断部36とを備えている。
通電制御部31は、銀イオン発生電極28aへの通電を制御して、貯水タンク21内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御するものである。本実施形態において通電制御部31は、例えば銀イオン濃度が0.1ppm以上0.2ppm以下となるように制御する。
造水量算出部32は、造水装置10によって得られる水の量(すなわち造水量)を算出するものである。この造水量算出部32は、造水装置10の駆動状況に応じて造水量を算出する。
第1温湿度検出部33は、第1温湿度センサ16からの信号に基づいてエバポレータ13に導入される大気の温度と相対湿度とを検出するものである。第2温湿度検出部34は、第2温湿度センサ17からの信号に基づいてエバポレータ13から排出される大気の温度と相対湿度とを検出するものである。
ここで、上記した造水量算出部32は、第1温湿度検出部33により検出された温度及び相対湿度に基づいて絶対湿度を算出する。また、造水量算出部32は、第2温湿度検出部34により検出された温度及び相対湿度に基づいて絶対湿度を算出する。加えて、造水量算出部32は、ファン12による風量に基づいてエバポレータ13を通過した大気量を算出する。そして、造水量算出部32は、これらの算出結果を総合して、造水量を算出することとなる。
エラー判断部35は、飲料水提供装置1が予め定められたエラー状態であるかを判断するものである。エラー状態とは、飲料水提供装置1に故障箇所が存在することを示す状態である。本実施形態においてエラー判断部35は、例えば、銀イオン発生電極28aに対して通電できない場合、漏水センサ27からの信号に基づいて漏水が検出された場合、コンプレッサを動作させることができない又はコンプレッサの動作が鈍いといった場合に、エラー状態であると判断する。
造水不可判断部36は、予め定められた造水が困難である造水不可状態であることを判断するものである。本実施形態において造水不可判断部36は、例えば、不図示の温度センサからの信号に基づいてエバポレータ13の温度が異常温度(例えば−10℃)以下となっている場合や、上記の算出によって得られた絶対湿度が所定湿度(例えば12g/Kg)以下である場合に、造水不可状態であると判断する。
表示部40は、飲料水提供装置1の動作状態等を表示するものである。図2は、表示部40の表示内容を示す正面図である。図2に示すように表示部40は、水位表示部41と、造水環境表示部42と、動作状態表示部43とを備えている。
水位表示部41は、貯水タンク21内の水位を表示するものである。この水位表示部41は上下に並ぶ6つ(複数)のLEDランプを有している。制御装置30は、水位センサ22からの信号に基づき貯水タンク21内の水量が多くなるに従ってLEDランプの点灯数が多くなるように制御する。
造水環境表示部42は、温度表示部42aと、湿度表示部42bと、環境表示部42cとを備えている。
温度表示部42aは上下に並ぶ6つ(複数)のLEDランプを有している。制御装置30は、第1温湿度検出部33により検出された温度に基づいて6つのLEDランプのうち該当のものを点灯させる。また、第1温湿度検出部33により検出された温度が設定された上限値以上である場合や下限値未満である場合、制御装置30は、特定のLEDランプを点滅させる。
湿度表示部42bは上下に並ぶ6つ(複数)のLEDランプを有している。制御装置30は、第1温湿度検出部33により検出された相対湿度に基づいて6つのLEDランプのうち該当のものを点灯させる。また、第1温湿度検出部33により検出された相対湿度が設定された上限値以上である場合や下限値未満である場合、制御装置30は、特定のLEDランプを点滅させる。
環境表示部42cは、造水に適した環境か適さない環境かを示すものである。具体的に環境表示部42cは、上側ほど造水に適した環境を示し、下側ほど造水に適さない環境を示すものである。この環境表示部42cは、温度表示部42aを構成する6つのLEDランプに隣接すると共に、湿度表示部42bを構成する6つのLEDランプに隣接している。温度表示部42aを構成する6つのLEDランプは高温ほど上部側が点灯するようになっている。また、湿度表示部42bを構成する6つのLEDランプは、高湿度ほど上部側が点灯するようになっている。よって、造水環境表示部42は、温度表示部42a及び湿度表示部42bと、環境表示部42cとを隣接させることで、造水に適した環境であるかをユーザに示すことができる。
動作状態表示部43は、飲料水提供装置1の動作状態を表示するものであり、上下に並ぶ4つのLEDランプを有している。1つは造水中(コンプレッサ動作中)であることを示す「WORKING」に隣接するランプであり、他の1つは造水していないこと(コンプレッサ停止中)を示す「STANDBY」に隣接するランプである。更に他の1つは造水不可状態であることを示す「DON’T WORK」に隣接するランプであり、残りの1つはエラー状態を示す「ERROR」に隣接するランプである。制御装置30は、飲料水提供装置1がどのような状態であるかを判断して、該当のLEDランプを点灯させる。
次に、本実施形態に係る飲料水提供装置1による制御方法を説明する。図3及び図4は、本実施形態に係る飲料水提供装置1による制御方法を示す第1フローチャートである。なお、図3及び図4に示す処理は飲料水提供装置1の電源がオフされるまで繰り返し実行される。
まず、飲料水提供装置1の制御装置30は、コンプレッサを動作させると共にコンプレッサタイマをスタートさせる(S1)。次いで、制御装置30は、コンプレッサタイマがタイムアップしたかを判断する(S2)。
制御装置30がタイムアップしていないと判断した場合(S2:NO)、タイムアップと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、制御装置30は、タイムアップしてたと判断した場合(S2:YES)、水位センサ22からの信号に基づいて水量が16L(第1所定水量)未満であるかを判断する(S3)。
制御装置30は、水量が16L未満でないと判断した場合(S3:NO)、処理はステップS12に移行する。制御装置30は、水量が16L未満であると判断した場合(S3:YES)、ファン12等を動作させて造水を開始する(S4)。その後、制御装置30は、水位センサ22からの信号に基づいて水量が16L(第2所定水量(第1所定水量と同じであってもよいし異なっていてもよい))以上となったかを判断する(S5)。
制御装置30は、水量が16L以上となっていないと判断した場合(S5:NO)、エラー判断部35はエラー状態となっているかを判断する(S6)。エラー判断部35がエラー状態となっていると判断した場合(S6:YES)、制御装置30は、動作状態をエラー状態に設定すると共に造水を停止し(S7)、処理は図4のステップS16に移行する。
エラー判断部35がエラー状態となっていないと判断した場合(S6:NO)、造水不可判断部36は、造水不可状態となっているかを判断する(S8)。造水不可判断部36が造水不可状態となっていると判断した場合(S8:YES)、制御装置30は、動作状態を造水不可状態に設定すると共に造水を停止し(S9)、処理は図4のステップS19に移行する。
造水不可判断部36が造水不可状態となっていないと判断した場合(S8:NO)、通電制御部31は、造水量算出部32により算出された造水量が0.2L(所定量)に達したかを判断する(S10)。通電制御部31は、造水量が0.2Lに達していないと判断した場合(S10:NO)、処理はステップS5に移行する。一方、通電制御部31は、造水量が0.2Lに達したと判断した場合(S10:YES)、銀イオン発生電極28aに対して所定電流(例えば10mA)で所定時間(例えば5秒間)の通電を行う(S11)。その後、処理はステップS5に移行する。
ここで、本実施形態に係る飲料水提供装置1は、ステップS10及びステップS11に示すように、造水量が所定量に達する毎に、所定電流で所定時間の通電が行われることとなる。よって、銀イオンを含まない新たな水が所定量供給される毎に、これに応じた通電を行って銀イオンを水中に放出させることで、銀イオン濃度が所定範囲となるように制御している。
制御装置30は、水量が16L以上となったと判断した場合(S5:YES)、造水を停止させる(S12)。その後、処理は図4のステップS13に移行する。
図4のステップS13において制御装置30は、水位センサ22からの信号に基づいて水量が10L(第3所定水量(第1又は第2所定水量と同じであってもよいし異なっていてもよい))未満となったかを判断する(S13)。
制御装置30は、水量が10L未満となっていないと判断した場合(S13:NO)、エラー判断部35はエラー状態となっているかを判断する(S14)。エラー判断部35がエラー状態となっていると判断した場合(S14:YES)、制御装置30は、動作状態をエラー状態に設定する(S15)。その後、エラー判断部35はエラー状態から回復したか、すなわちエラー状態でなくなったかを判断する(S16)。エラー判断部35がエラー状態から回復していないと判断した場合(S16:NO)、エラー状態から回復したと判断されるまで、この処理が繰り返される。すなわち、一度エラー状態となると回復するまでステップS16の判断が繰り返し実行されて、造水が行われることなく異常のまま動作が継続する事態を防止している。一方、エラー判断部35がエラー状態から回復したと判断した場合(S16:YES)、処理はステップS22に移行する。
エラー判断部35がエラー状態となっていないと判断した場合(S14:NO)、造水不可判断部36は、造水不可状態となっているかを判断する(S17)。造水不可判断部36が造水不可状態となっていないと判断した場合(S17:NO)、処理はステップS13に移行する。
一方、造水不可判断部36が造水不可状態となっていると判断した場合(S17:YES)、制御装置30は、動作状態を造水不可状態に設定する(S18)。その後、造水不可判断部36は造水不可状態から回復したか、すなわち造水不可状態でなくなったかを判断する(S19)。造水不可判断部36が造水不可状態から回復していないと判断した場合(S19:NO)、エラー判断部35はエラー状態となっているかを判断する(S20)。エラー判断部35がエラー状態となっていると判断した場合(S20:YES)、制御装置30は、動作状態をエラー状態に設定する(S21)。その後、処理はステップS16に移行する。エラー判断部35がエラー状態となっていないと判断した場合(S20:NO)、処理はステップS19に移行する。このように、本実施形態に係る飲料水提供装置1は、一度造水不可状態となるとステップS19の判断が繰り返し実行されて、造水が行われることなく造水不可のまま造水動作が行われてしまう事態を防止している。
一方、造水不可判断部36が造水不可状態から回復したと判断した場合(S19:YES)、処理はステップS22に移行する。ステップS22において制御装置30は、コンプレッサを動作させると共にコンプレッサタイマをスタートさせる(S22)。その後、処理は図3のステップS2に移行する。
図5は、本実施形態に係る飲料水提供装置1による制御方法を示す第2フローチャートであって、造水量の算出処理を示している。なお、図5に示す処理は造水装置10が造水中である場合に繰り返し実行される。
まず、造水量算出部32は、規定時間(例えば5秒)経過したかを判断する(S30)。造水量算出部32が規定時間経過していないと判断した場合(S30:NO)、図5に示す処理は終了する。一方、造水量算出部32が規定時間経過したと判断した場合(S30:YES)、第1温湿度検出部33は第1温湿度センサ16からの信号に基づいて、大気取入口11a側の大気の温度と相対湿度とを検出する(S31)。次に、第2温湿度検出部34は第2温湿度センサ17からの信号に基づいて、大気排出口11b側の大気の温度と相対湿度とを検出する(S32)。
その後、造水量算出部32は、ステップS31の検出結果と、ステップS32の検出結果とに基づいて、絶対湿度差を算出する(S33)。その後、造水量算出部32は、ファン12による風量と、ステップS33の算出結果(絶対湿度差)とに基づいて造水量を算出する(S34)。
なお、造水量算出部32は、ステップS34にて算出された造水量を蓄積することで、図3に示すステップS10における0.2L造水されたかを判断することができる。また、ステップS11における通電が一度実行されると、蓄積値=蓄積値−0.2Lの演算が実行されることとなる。
このようにして、本実施形態に係る飲料水提供装置1によれば、貯水タンク21内に設けられ銀イオンを発生させる銀イオン発生電極28aと、銀イオン発生電極28aへの通電を制御して、貯水タンク21内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御する通電制御部31とを備えるため、銀イオン発生電極28aに対する通電を適切化することで、貯水タンク21内の水の銀イオン濃度を適切化することができる。従って、銀イオン濃度を適切に制御することができる。
また、造水量が所定量に達する毎に銀イオン発生電極28aに対して所定電流で所定時間だけ通電するため、新たに貯水タンク21内に提供される水量に応じて銀イオン発生電極28aを通電制御することとなる。ここで、例えば貯水タンク21内の水量を水位センサ22等によって検出して通電制御する場合には、造水と共に貯水タンク21内の水が飲料水として飲まれたときに、どの程度通電すべきか不正確となり易いが、算出された造水量に応じて通電制御することで、このような不正確さを解消でき、銀イオン濃度を一層適切に制御することができる。
また、造水装置10に取り入れられた大気量と、検出された温度及び湿度とに基づいて造水量を算出するため、造水装置に供給される大気の風量や、季節等によって変化する大気の温湿度や、造水装置10の性能等によって変化する造水装置通過後の空気の温湿度を検出して造水量を算出するため、造水量の算出精度を高めて、銀イオン濃度をより一層適切に制御することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜公知又は周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態に係る飲料水提供装置1においては、貯水タンク21内の水を冷却する冷却機構を備えていてもよい。また、本実施形態においてはユーザが蛇口部25を操作して出水する構成となっているが、蛇口部25に電磁弁が設けられ、ユーザのスイッチ操作に応じて電磁弁を開閉させることにより出水させる構成になっていてもよい。加えて、出水に関しては、ポンプを利用するものであってもよい。
また、上記実施形態に係る飲料水提供装置1は、銀イオン濃度により菌の繁殖を抑えるものであるが、付加的にオゾン殺菌やUV殺菌などの装置が搭載されることを否定するものではない。
さらに、上記実施形態に係る飲料水提供装置1は、所定量造水される毎に、所定電流で所定時間の通電を行っているが、これに限らず、例えばある区切られた時間毎に造水量を算出し、造水量に応じて電流及び時間を算出して、算出した電流及び時間で通電を行うようになっていてもよい。
加えて、本実施形態において造水量算出部32は、エバポレータ13に取り入れられる大気の温度及び湿度、エバポレータ13から排出された大気の温度及び湿度、並びに風量に基づいて、造水量を算出している。しかし、これに限らず、造水量算出部32は、例えばエバポレータ13に取り入れられる大気の温度及び湿度と風量とから、大凡の造水量を推定するものであってもよい。また、造水量算出部32は、ドレインパン18に滴下した水を計測する計測機能を有するものであってもよい。さらに、造水量算出部32は、貯水タンク21内の水量を詳細に測定可能な水位センサと、蛇口部25から出水された水量を詳細に測定可能な流量センサとの信号に基づいて差し引き演算することにより、造水量を算出するものであってもよい。
さらに、本実施系頼に係る飲料水提供装置1は、貯水タンク21からパイプ23を経由して蛇口部25から出水する構造であるが、これに限らず、貯水タンク21内の水を他のタンクまで送り、他のタンクから蛇口部25を介して出水する構造であってもよい。この場合において、他のタンクは水を冷却する機能を有するようになっていてもよい。また、この場合においてフィルタ24は貯水タンク21と他のタンクとの間に設けられていてもよい。
加えて、貯水タンク21や他のタンクにおける水を温度を検出するための温度センサをさらに備え、表示部40は、検出された温度を表示可能に構成されていてもよい。また、他のタンクを備える場合には、他のタンクの水位を表示する水位表示部を新たに備えていてもよい。さらには、水位表示部等を利用してエラーメッセージ(エラー番号)を表示するようにされていてもよい。
1 :飲料水提供装置
10 :造水装置
11 :空気流路
11a :大気取入口
11b :大気排出口
12 :ファン
13 :エバポレータ
14 :第1フィルタ
15 :第2フィルタ
16 :第1温湿度センサ
17 :第2温湿度センサ
18 :ドレインパン
18a :造水流路
20 :貯水装置
21 :貯水タンク
22 :水位センサ
22a〜22f :導電線
23 :パイプ
24 :フィルタ
25 :蛇口部
26 :漏水トレイ
27 :漏水センサ
28 :銀イオン発生装置
28a :銀イオン発生電極
30 :制御装置
31 :通電制御部(通電制御手段)
32 :造水量算出部(造水量算出手段)
33 :第1温湿度検出部(第1温湿度検出手段)
34 :第2温湿度検出部(第2温湿度検出手段)
35 :エラー判断部
36 :造水不可判断部
40 :表示部
41 :水位表示部
42 :造水環境表示部
42a :温度表示部
42b :湿度表示部
42c :環境表示部
43 :動作状態表示部

Claims (3)

  1. 大気を取り入れると共に、取り入れた大気を冷却して造水する造水装置と、
    前記造水装置による造水によって得られた水を貯水する貯水タンクと、
    ユーザ操作に応じて前記貯水タンクを経由した水を出水する蛇口部と、
    前記貯水タンク内に設けられ、銀イオンを発生させる銀イオン発生電極と、
    前記銀イオン発生電極への通電を制御して、前記貯水タンク内における水中の銀イオン濃度を所定範囲に制御する通電制御手段と、
    を備えることを特徴とする飲料水提供装置。
  2. 前記造水装置による造水量を算出する造水量算出手段をさらに備え、
    前記通電制御手段は、前記造水量算出手段により算出された造水量に応じて、前記銀イオン発生電極への通電を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲料水提供装置。
  3. 前記造水装置に取り入れられた大気の温度及び湿度を検出する第1温湿度検出手段と、
    前記造水装置から排出される大気の温度及び湿度を検出する第2温湿度検出手段と、をさらに備え、
    前記造水量算出手段は、前記造水装置に取り入れられた大気量と、前記第1及び第2温湿度検出手段により検出された温度及び湿度とに基づいて、前記造水装置による造水量を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の飲料水提供装置。
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