JP2020062319A - catheter - Google Patents
catheter Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020062319A JP2020062319A JP2018197337A JP2018197337A JP2020062319A JP 2020062319 A JP2020062319 A JP 2020062319A JP 2018197337 A JP2018197337 A JP 2018197337A JP 2018197337 A JP2018197337 A JP 2018197337A JP 2020062319 A JP2020062319 A JP 2020062319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow shaft
- catheter
- distal end
- marker
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、カテーテルに関する。 The present invention relates to catheters.
慢性完全閉塞(CTO:Choronic total occlusion)のような血管を閉塞する閉塞物を除去して血流を改善する手技として、CTOの反対側(末梢側)から、逆行性ガイドワイヤを挿入する手技が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
As a procedure to improve blood flow by removing blockages that block blood vessels such as chronic total occlusion (CTO), a procedure to insert a retrograde guide wire from the opposite side (peripheral side) of CTO is known. It is known (see Non-Patent
このような手技では、例えば、放射線不透過性の材料を有するメッシュ部材と、このメッシュ部材に連続する中空シャフトとを備えたカテーテルが用いられ、CTOを通過した逆行性ガイドワイヤは、上記放射線不透過性の材料を手がかりとしてメッシュ部材内に捕獲された後、中空シャフトに導かれる。 In such a procedure, for example, a catheter provided with a mesh member having a radiopaque material and a hollow shaft continuous with the mesh member is used, and the retrograde guide wire that has passed through the CTO has the above radiopaque property. The permeable material is used as a clue to be trapped in the mesh member and then guided to the hollow shaft.
しかしながら、上記のような従来のカテーテルでは、メッシュ部材にのみ放射線不透過性の材料が用いられており、メッシュ部材への逆行性ガイドワイヤの挿入は確認できるものの、逆行性ガイドワイヤが中空シャフトに入ったか否かを確認することが難しいという問題があった。 However, in the conventional catheter as described above, the radiopaque material is used only for the mesh member, and although the insertion of the retrograde guidewire into the mesh member can be confirmed, the retrograde guidewire is used for the hollow shaft. There was a problem that it was difficult to confirm whether or not it entered.
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、逆行性ガイドワイヤが中空シャフト内に挿入されたことを容易に確認することが可能なカテーテルを提供することにある。 The present invention has been made based on the above circumstances, and an object thereof is to provide a catheter capable of easily confirming that a retrograde guide wire has been inserted into a hollow shaft. is there.
本開示のいくつかの態様は、
(1)中空シャフトと、
基端が前記中空シャフトの先端に接合され、径方向に拡縮可能なチューブ状のメッシュ部材と、
前記メッシュ部材の先端に接合された先端チップと、
先端が前記メッシュ部材の先端および/または前記先端チップに接合され、基端が前記中空シャフトの基端よりも基端側に位置するように、前記メッシュ部材および前記中空シャフトの内部を通って延びるコアワイヤと、
前記中空シャフトに一体または別体として設けられ、前記中空シャフトの長軸方向において離間する少なくとも二つの放射線不透過性のマーカと、を備えているカテーテル、
(2)隣り合う前記マーカの間隔が前記中空シャフトの外径より大きい(1)に記載のカテーテル、
(3)前記マーカのうちの最も先端側に位置するマーカが先端側マーカであり、
前記先端側マーカと、この先端側マーカに隣り合う基端側マーカとの間の前記中空シャフトの内径が、前記先端側マーカの先端における前記中空シャフトの内径より小さい(1)または(2)に記載のカテーテル、並びに
(4)前記マーカのうちの最も先端側に位置するマーカが先端側マーカであり、
前記先端側マーカの先端が、長軸方向において前記中空シャフトの先端に一致する(1)から(3)のいずれか1項に記載のカテーテル、である。
Some aspects of the disclosure include
(1) a hollow shaft,
A proximal end is joined to the distal end of the hollow shaft, and a tubular mesh member that can be expanded and contracted in the radial direction,
A tip chip joined to the tip of the mesh member,
The distal end is joined to the distal end of the mesh member and / or the distal end tip, and extends through the inside of the mesh member and the hollow shaft so that the proximal end is located closer to the proximal end side than the proximal end of the hollow shaft. A core wire,
A catheter provided integrally with or separately from the hollow shaft, and comprising at least two radiopaque markers that are spaced apart in the longitudinal direction of the hollow shaft,
(2) The catheter according to (1), in which the interval between the adjacent markers is larger than the outer diameter of the hollow shaft,
(3) The most distal marker among the markers is the distal marker,
The inner diameter of the hollow shaft between the distal end side marker and the proximal end side marker adjacent to the distal end side marker is smaller than the inner diameter of the hollow shaft at the distal end of the distal end side marker (1) or (2). The catheter described in (4), wherein the most distal marker among the markers is the distal marker,
The catheter according to any one of (1) to (3), wherein the tip of the tip-side marker is aligned with the tip of the hollow shaft in the long axis direction.
なお、本明細書において、「先端側」とは、カテーテルの長軸方向に沿う方向であって、中空シャフトに対してメッシュ部材が位置する方向を意味する。また、「基端側」とは、カテーテルの長軸方向に沿う方向であって、先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、カテーテルを構成する任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、カテーテルを構成する任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ指す。 In the present specification, the “tip side” means the direction along the major axis direction of the catheter and the direction in which the mesh member is located with respect to the hollow shaft. Further, the “proximal end side” means a direction along the major axis direction of the catheter, which is opposite to the distal end side. Further, the “tip” refers to the end on the tip side of any member or site forming the catheter, and the “proximal end” refers to the end on the base end side of any member or site forming the catheter. .
本発明は、例えば逆行性ガイドワイヤが中空シャフト内に挿入されたことを容易に確認することが可能なカテーテルを提供することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can provide a catheter capable of easily confirming that a retrograde guide wire has been inserted into a hollow shaft.
以下、本発明の第1および第2の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。 Hereinafter, the first and second embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings, but the present invention is not limited to the embodiments described in the drawings.
なお、本明細書において、「順行性ガイドワイヤ」とは、ガイドワイヤのうち、カテーテルの挿入に先立って例えば血管内の閉塞部位などの術部に押し進められるガイドワイヤを意味し、「逆行性ガイドワイヤ」とは、ガイドワイヤのうち、上記血管内をカテーテルの先端側から向かってくるガイドワイヤを意味する。 In the present specification, the term "antegrade guide wire" refers to a guide wire that is pushed forward to a surgical site such as an occlusion site in a blood vessel prior to insertion of a catheter among the guide wires. The term “guide wire” means a guide wire of the guide wire, which comes into the blood vessel from the distal end side of the catheter.
また、以下の実施形態では、マーカのうちの最も先端側に位置するマーカ(以下、「先端側マーカ」ともいう)と、この先端側マーカよりも基端側に位置し上記先端側マーカに隣り合うマーカ(以下、「基端側マーカ」ともいう)との二つのマーカを備えているカテーテルを例示して説明する。 Further, in the following embodiments, a marker located closest to the tip side of the markers (hereinafter, also referred to as “tip side marker”) and a marker located closer to the base side than the tip side marker and adjacent to the tip side marker. An explanation will be given by exemplifying a catheter provided with two markers, a matching marker (hereinafter, also referred to as “proximal marker”).
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の全体を示す一部切り欠き概略的側面図であり、メッシュ部材が縮径した状態を示す図である。当該カテーテル1は、図1に示すように、概略的に、中空シャフト11と、メッシュ部材21と、誘導膜31と、先端チップ41と、コアワイヤ51と、コネクタ61と、マーカ71とにより構成されている。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a partially cutaway schematic side view showing the entire first embodiment of the present invention, and is a view showing a state in which a mesh member has a reduced diameter. As shown in FIG. 1, the
中空シャフト11は、中空形状のシャフトである。この中空シャフト11は、例えば、先端側シャフト111と、基端側シャフト112と、ガイドワイヤポート113とにより構成することができる。先端側シャフト111は、先端が後述するメッシュ部材21の基端に接続(固定)され、内部にルーメン111aを有している。基端側シャフト112は、先端が先端側シャフト111の基端、基端が後述するコネクタ61の先端にそれぞれ接続(固定)され、内部にルーメン112aを有している。上記ルーメン111aおよびルーメン112aは連通しており、例えば、内部にコアワイヤ51などが挿通される。ガイドワイヤポート113は、中空シャフト11の内部とカテーテル1の外部とを連通する開口であり、先端側シャフト111と基端側シャフト112との間の接続部に設けられている。このガイドワイヤポート113は、例えば、先端側シャフト111に受け入れられた逆行性ガイドワイヤW2(図4参照)を挿通し、これを外部に送出する。
The
中空シャフト11を構成する材料としては、中空シャフト11が血管内に挿入されることから、抗血栓性、可撓性および生体適合性を有していることが好ましい。このような材料としては、先端側シャフト111として、例えば、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などの樹脂材料等が挙げられる。基端側シャフト112としては、例えば、SUS304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等が挙げられる。これにより、例えば、先端側シャフト111では柔軟性を特に向上させることができ、基端側シャフト112では押し込み性を特に向上させることができる。
As a material for forming the
メッシュ部材21は、基端が中空シャフト11の先端に接合(固定)され、径方向に拡張および収縮が可能なチューブ状の部材である。このメッシュ部材21は、具体的には、例えば、単線または複数の線(撚り線など)からなる素線21aを格子状に編むことで形成することができる。メッシュ部材21は、例えば、後述するコアワイヤ51を基端側に引っ張ることにより拡径(径方向外側へ膨出)し、この拡径したメッシュ部材21の目開き21bを介して逆行性ガイドワイヤW2をカテーテル1に受け入れる。
The
メッシュ部材21と中空シャフト11との接合方法としては、例えば、メッシュ部材21の基端部に位置する素線21aそれぞれを中空シャフト11の先端部に溶着等で埋設する方法等を採用することができる。
As a method of joining the
素線21aを構成する材料としては、例えば、樹脂材料、金属材料等を採用することができる。上記樹脂材料としては、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。上記金属材料としては、例えば、SUS304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等が挙げられる。これらの中では、強度および可撓性を向上させる観点から、金属材料であることが好ましい。なお、素線21aが複数本の素線で形成されている場合、複数本の素線21aは、互いに同一の材料で形成されていてもよく、異なる材料で形成されていてもよい。
As a material forming the
また、素線21aを構成する材料としては、放射線透視下でのメッシュ部材21の視認性を向上させる観点から、放射線不透過性材料を含んでいてもよい。上記放射線不透過材料としては、例えば、金、白金、タングステン、またはこれらの元素を含む合金(例えば、白金−ニッケル合金など)等が挙げられる。なお、放射線不透過性材料は、放射線不透過性ではない材料の表面にコートされるものなど、当該放射線不透過性材料とこの材料以外の材料とを組み合わせたものであってもよい。
Further, the material forming the
誘導膜31は、メッシュ部材21の一部を被覆する膜状の部材である。この誘導膜31は、例えば、先端がメッシュ部材21の長軸方向略中央部に位置し、基端が中空シャフト11の先端に位置するように形成することができる。誘導膜31は、少なくともその一部がメッシュ部材21に接合されており、例えば、メッシュ部材21の拡径に合わせて誘導膜31が漏斗形状に展開する。
The
誘導膜31を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマー等が挙げられる。これらの中では、上記材料としては、表面の滑動性を向上させる観点から、ポリウレタンであることが好ましい。誘導膜31を形成する方法としては、例えば、誘導膜31を形成する材料を加熱溶融し、この溶融した材料中にメッシュ部材21を浸漬して素線21aどうしを架橋(目開き21bを閉塞)する方法、漏斗状のフィルムの先端側の開口周縁をメッシュ部材21に溶着または接着剤で接着する方法等を採用することができる。
Examples of the material forming the
先端チップ41は、メッシュ部材21の先端に接合された部材である。この先端チップ41は、具体的には、例えば、カテーテル1が血管中を進行し易いように、先端部が先端側に向かって丸みを帯びた略尖鋭形状となるように形成され、かつ先端に開口41bを持つ通孔41aを有している。先端チップ41は、基端部がメッシュ部材21等の先端部に接合(固定)されている。
The
先端チップ41とメッシュ部材21との接合方法としては、例えば、メッシュ部材21の先端部に位置する素線21aそれぞれを先端チップ41の基端部に溶着等で埋設する方法等を採用することができる。
As a joining method between the
先端チップ41を構成する材料としては、抗血栓性、生体適合性体と共に、体腔等への衝撃を緩和できるように、柔軟性を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマーなどの樹脂材料等が挙げられる。
It is preferable that the material forming the
コアワイヤ51は、先端がメッシュ部材21の先端および/または先端チップ41に接合(固定)され、基端が中空シャフト11の基端よりも基端側に位置するように、メッシュ部材21および中空シャフト11の内部を通って延びている。このコアワイヤ51は、具体的には、例えば、先端が先端チップ41に溶着等で固定されており、メッシュ部材21の内側の空間、中空シャフト11のルーメン111a、112a、およびコネクタ61の通孔61aを通り、基端が開口61bからカテーテル1の外部に露出するように配置することができる。コアワイヤ51を長軸方向に操作(進退)させることで上述したメッシュ部材21の拡縮が行われる。
The
コアワイヤ51を構成する材料としては、コアワイヤ51自身の切断を防止しかつメッシュ部材21を確実に拡縮する観点から、十分な引張強度および剛性を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、SUS304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの金属材料等が挙げられる。
The material forming the
コネクタ61は、術者がカテーテル1を把持する部材である。このコネクタ61は、具体的には、例えば、ルーメン112aに連通する通孔61aと、この通孔61aの基端に位置する開口61bを有している。なお、コネクタ61の外形は、術者が把持し易ければいずれの形状であってもよい。
The
マーカ71は、中空シャフト11に一体または別体として設けられる放射線不透過性の部材であり、中空シャフト11の長軸方向において離間する少なくとも二つの部位に設けられている。当該カテーテル1のマーカ71は、具体的には、先端側マーカ71aと基端側マーカ71bとにより構成されている。これら先端側マーカ71aおよび基端側マーカ71bは、例えば、先端側シャフト111の外周面上に別体として形成され、図2に示すように、それぞれ円周方向全体に亘って薄膜状に形成することができる。
The
マーカ71を構成する材料としては、放射線不透過性の材料を含んでいればよく、例えば、放射線不透過性の材料を単独で用いるもの、放射線不透過性の材料と放射線不透過性ではない材料とを組み合わせたもの等を採用することができる。上記放射線不透過性の材料としては、例えば、金、白金、タングステン、またはこれらの元素を含む合金(例えば、白金ニッケル合金など)等が挙げられる。上記放射線不透過性ではない材料としては、例えば、放射線不透過性の材料を中空シャフト11に固定するための接着剤等が挙げられる。
The material forming the
なお、当該カテーテル1は、先端側マーカの先端が長軸方向において中空シャフトの先端に一致することが好ましい。このようなカテーテルとしては、例えば、中空シャフト11の先端部の外周面上において円周方向全体に亘って形成された先端側マーカ71am1を備えたカテーテル1m1(図3参照)等を例示することができる。
In the
このように、先端側マーカ71am1の先端が長軸方向において中空シャフト11の先端に一致することで、例えば、放射線透視下において、中空シャフト11の先端と逆行性ガイドワイヤW2との位置関係を正確に把握することができ、逆行性ガイドワイヤW2を中空シャフト11へ容易に挿入することができる。
In this way, the tip of the tip-side marker 71am1 coincides with the tip of the
また、当該カテーテル1は、隣り合うマーカ71(先端側マーカ71aおよび基端側マーカ71b)の間隔が中空シャフト11の外径より大きいことも好ましい。具体的には、当該カテーテル1のように、例えば、先端側マーカ71aの基端と基端側マーカ71bの先端との長さm(間隔m)が、中空シャフト11の外径od1よりも大きい(m>od1)もの等を例示することができる(図1参照)。
Further, in the
このように、隣り合うマーカ71の間隔が中空シャフト11の外径より大きいことで、放射線透視下において、隣り合うマーカ71どうしが重なって見えるのを抑制することができ、逆行性ガイドワイヤW2と中空シャフト11との位置関係をより正確に把握することができる。
In this way, since the distance between the
次に、上述したカテーテル1の使用態様の一例について説明する。
Next, an example of a usage mode of the
まず順行性ガイドワイヤW1(不図示)を例えば血管内に挿入した後、血管に沿って閉塞物が存在する部位(以下、「閉塞部位」ともいう)まで押し進める。順行性ガイドワイヤW1の先端が閉塞部位に到達した後、順行性ガイドワイヤW1をガイドとしてバルーンカテーテル(不図示)を閉塞部位まで挿入し、バルーンを拡径させることによって閉塞部位を押し広げる。閉塞部位を押し広げた後、バルーンを縮径させてバルーンカテーテルを血管内から抜去する。 First, the antegrade guide wire W1 (not shown) is inserted into, for example, a blood vessel, and then pushed along the blood vessel to a site where an occluder is present (hereinafter, also referred to as “occlusion site”). After the distal end of the antegrade guide wire W1 reaches the occluded site, a balloon catheter (not shown) is inserted to the occluded site using the antegrade guide wire W1 as a guide, and the occluded site is expanded by expanding the diameter of the balloon. . After expanding the occluded site, the balloon is contracted to remove the balloon catheter from the blood vessel.
次に、順行性ガイドワイヤW1の基端が、先端チップ41の先端の開口41bから、通孔41a、メッシュ部材21の内側の空間、ルーメン111aを通ってガイドワイヤポート113を経てカテーテル1の外部に出るように、順行性ガイドワイヤW1をカテーテル1に挿通し、順行性ガイドワイヤW1をガイドとしてカテーテル1の先端を血管内の閉塞部位まで押し進める。この際、カテーテル1は、メッシュ部材21が縮径した状態で血管に挿入され、カテーテル1の先端が閉塞部位に到達するまで上記縮径した状態を維持する。
Next, the proximal end of the antegrade guide wire W1 passes through the
カテーテル1の先端がバルーンカテーテルによって押し広げられた閉塞部位に到達した後、順行性ガイドワイヤW1を基端側に引っ張ることで順行性ガイドワイヤW1をカテーテル1から引き抜く。次いで、コネクタ61の外部に露出しているコアワイヤ51を基端側に向かって引っ張ることでメッシュ部材21の先端と中空シャフト11の先端との間隔が狭まり、結果としてメッシュ部材21が拡径(径方向外側へ膨出)する。この際、本実施形態では、誘導膜31の先端がメッシュ部材21の長軸方向略中央部に接合されているので、メッシュ部材21の拡径に追従して誘導膜31が拡径され、誘導膜31が全体として漏斗形状になる。なお、メッシュ部材21の拡径に伴って目開き21bも拡張されるので、逆行性ガイドワイヤW2を受け入れやすい状態となる。なお、当該カテーテル1の先端が、順行性ガイドワイヤW1に沿って閉塞部位に到達した後、メッシュ部材21を径方向外側に拡径してから、順行性ガイドワイヤW1を当該カテーテル1から引き抜くこととしてもよい。
After the distal end of the
次に、図4に示すように、先端側から向かってくる逆行性ガイドワイヤW2をカテーテル1に受け入れる。上記逆行性ガイドワイヤW2が向かってくる経路としては、例えば、閉塞部位を囲繞する血管壁内の偽腔、閉塞部位を貫通する貫通孔等が想定されるが、いずれの経路からの逆行性ガイドワイヤW2であってもよい。逆行性ガイドワイヤW2は、拡径したメッシュ部材21の目開き21bを通してメッシュ部材21の内側の空間に受け入れられた後、開口111bを介して先端側シャフト111に挿通される。この際、術者は、放射線透視下において、先端側マーカ71aおよび基端側マーカ71bと、逆行性ガイドワイヤW2との位置関係(例えば、逆行性ガイドワイヤW2が先端側マーカ71aおよび基端側マーカ71bの両者を横切るような位置関係)を確認しながら逆行性ガイドワイヤW2を押し進めることで、逆行性ガイドワイヤW2が中空シャフト11に挿入されたと判断することができる(図5参照)。その後、逆行性ガイドワイヤW2は、ガイドワイヤポート113を介してカテーテル1の外部に送出された後、その端部が体外に送出される。これにより、逆行性ガイドワイヤW2が閉塞部位を通過しかつこの逆行性ガイドワイヤW2の両端部が体外に露出した状態を作り出すことができる。
Next, as shown in FIG. 4, the retrograde guide wire W2 coming from the distal end side is received in the
以上のように、当該カテーテル1は、中空シャフト11に一体または別体として設けられ、中空シャフト11の長軸方向において離間する二つの放射線不透過性のマーカ71(先端側マーカ71aおよび基端側マーカ71b)を備えているので、例えば、中空シャフト11と逆行性ガイドワイヤW2との位置関係を正確に把握することができ、逆行性ガイドワイヤW2が中空シャフト11内に挿入されたことを容易に確認することができる。
As described above, the
なお、当該カテーテル1は、中空シャフト11とマーカ71とが一体であっても別体であってもよく、例えば、中空シャフト11の外周面上に接着剤等で嵌着した円環状のマーカ71m2(中空シャフト11とは別体)を備えているカテーテル1m2(図6参照)、中空シャフトに一体として設けられたマーカを備えているカテーテル(不図示)等であってもよい。
The
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態の全体を示す一部切り欠き概略的側面図である。当該カテーテル2は、図7に示すように、概略的に、中空シャフト12と、メッシュ部材21と、誘導膜31と、先端チップ41と、コアワイヤ51と、コネクタ61と、マーカ72とにより構成されている。当該カテーテル2は、中空シャフト12およびマーカ72を備えている点で第1の実施形態と異なっている。なお、メッシュ部材21、誘導膜31、先端チップ41、コアワイヤ51およびコネクタ61の構成は、第1の実施形態のものと同様であるため、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、中空シャフト12およびマーカ72の形状以外の構成は、第1の実施形態のものと同様であるので、その説明を省略する。
[Second Embodiment]
FIG. 7 is a partially cutaway schematic side view showing the entire second embodiment of the present invention. As shown in FIG. 7, the
中空シャフト12は、中空形状のシャフトである。この中空シャフト12は、例えば、先端側シャフト121と、基端側シャフト122と、ガイドワイヤポート123とにより構成することができる。先端側シャフト121は、先端がメッシュ部材21の基端に接続(固定)され、内部にルーメン121aを有している。基端側シャフト122は、先端が先端側シャフト121の基端、基端がコネクタ61の先端にそれぞれ接続(固定)され、内部にルーメン122aを有している。上記ルーメン121aおよびルーメン122aは連通しており、例えば、内部にコアワイヤ51などが挿通される。ガイドワイヤポート123は、中空シャフト12の内部とカテーテル2の外部とを連通する開口であり、先端側シャフト121と基端側シャフト122との間の接続部に設けられている。
The
マーカ72は、中空シャフト12に一体または別体として設けられる放射線不透過性の部材であり、中空シャフト12の長軸方向において離間する少なくとも二つの部位に設けられている。当該カテーテル2のマーカ72は、具体的には、先端側マーカ72aと基端側マーカ72bとにより構成されている。これら先端側マーカ72aおよび基端側マーカ72bは、例えば、先端側シャフト121の外周面上に別体として形成され、それぞれ円周方向全体に亘って薄膜状に形成することができる。
The
ここで、当該カテーテル2の中空シャフト12(先端側シャフト121)は、図8に示すように、先端側マーカ72aと、この先端側マーカ72aに隣り合う基端側マーカ72bとの間のルーメン121aの内径が、先端側マーカ72aの先端におけるルーメン121aの内径より小さくなるように形成されている。この先端側シャフト121は、具体的には、例えば、ルーメン121aが、長軸方向に亘って同一内径id1を有する部位(内腔)と、この部位よりも先端側に位置しかつ内径id1よりも大きな内径id2を有する部位(内腔)と、を具備するように構成することができる。
Here, as shown in FIG. 8, the hollow shaft 12 (the distal shaft 121) of the
また、先端側シャフト121は、当該カテーテル2のように、例えば、ルーメン121aが、内径id1の部位よりも基端側に位置しかつ内径id1よりも大きな内径id3を有する部位(内腔)を具備するようにしてもよい。なお、本実施形態では、長軸方向全体に亘って略同一の肉厚を持ち、先端側マーカ72aおよび基端側マーカ72bそれぞれの内側において、その内径が直線的に変化するルーメン121aを有する中空シャフト12(先端側シャフト121)を備えたカテーテル2が例示されている。
Further, the distal-
以上のように、当該カテーテル2は、先端側マーカ72aと基端側マーカ72bとの間のルーメン121aの内径が、先端側マーカ72aの先端におけるルーメン121aの内径より小さいので、例えば中空シャフト12内に入った逆行性ガイドワイヤW2の径方向における位置を制限することができ、逆行性ガイドワイヤW2が中空シャフト12に入ったことをより容易に把握することができる。
As described above, in the
なお、当該カテーテル2は、先端側マーカ72aと基端側マーカ72bとの間の中空シャフト12の内径が、先端側マーカ72aの先端における中空シャフト12の内径より小さければよく、例えば、図9、図10に示すように、中空シャフト12m1の外径が長軸方向全体に亘って略同一径であるカテーテル2m1であってもよい。
In the
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。 It should be noted that the present invention is not limited to the configurations of the above-described embodiments, and is shown by the scope of the claims, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims. To be done.
例えば、第1および第2実施形態では、中空シャフト11、12がそれぞれ二つのマーカ(先端側マーカ71aと基端側マーカ71b、および先端側マーカ72aと基端側マーカ72b)を有するカテーテル1、2について説明したが、中空シャフトの長軸方向に沿って三つ以上のマーカを備えているカテーテル(例えば、図11では三つのマーカ73a、73b、73cを備えているカテーテル3を例示)であってもよい。
For example, in the first and second embodiments, the
また、当該カテーテルは、先端チップに接続されかつメッシュ部材の内側の空間にて基端側に突設したメッシュ内中空シャフトを備えていてもよい。このような中空シャフトを備えたカテーテルとしては、図12に示すように、例えば、先端チップ41の通孔41aに連通する通孔84aを有するメッシュ内中空シャフト84を備えたカテーテル4等が挙げられる。メッシュ内中空シャフト84には、例えば、順行性ガイドワイヤW1(不図示)を挿通することができる。
Further, the catheter may be provided with an in-mesh hollow shaft that is connected to the distal end tip and protrudes toward the proximal end side in the space inside the mesh member. As a catheter provided with such a hollow shaft, as shown in FIG. 12, for example, there is a catheter 4 provided with an in-mesh
メッシュ内中空シャフト84を構成する材料としては、メッシュ内中空シャフト84が血管内に挿入されることから、抗血栓性、可撓性および生体適合性を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、第1の実施形態にて中空シャフト11を構成する材料として例示したものと同様の材料等が挙げられる。
As the material forming the
また、第1および第2の実施形態では、中空シャフト11、12がそれぞれ先端側シャフトと基端側シャフトとガイドワイヤポートとを有しているカテーテル1、2について説明したが、先端から基端に亘って貫通した1つのルーメンを有する1本の中空シャフトを備えたカテーテル(不図示)(いわゆる、オーバー・ザ・ワイヤー(OTW)タイプのカテーテル)であってもよい。
Further, in the first and second embodiments, the
また、上述した第1および第2の実施形態では、中空シャフト11、12の外周面上にて円周方向全体に亘って形成されたマーカ71、72を有するカテーテル1、2について説明したが、例えば、中空シャフトの外周面上にて円周方向に沿ってC字形状に設けられるカテーテル(不図示)など、本発明の効果を損なわない限り、上述した形状と異なる形状のマーカを備えたカテーテルであってもよい。
Further, in the above-described first and second embodiments, the
1、2 カテーテル
11、12 中空シャフト
21 メッシュ部材
41 先端チップ
51 コアワイヤ
71、72 マーカ
W1 順行性ガイドワイヤ
W2 逆行性ガイドワイヤ
1, 2
Claims (4)
基端が前記中空シャフトの先端に接合され、径方向に拡縮可能なチューブ状のメッシュ部材と、
前記メッシュ部材の先端に接合された先端チップと、
先端が前記メッシュ部材の先端および/または前記先端チップに接合され、基端が前記中空シャフトの基端よりも基端側に位置するように、前記メッシュ部材および前記中空シャフトの内部を通って延びるコアワイヤと、
前記中空シャフトに一体または別体として設けられ、前記中空シャフトの長軸方向において離間する少なくとも二つの放射線不透過性のマーカと、を備えているカテーテル。 A hollow shaft,
A proximal end is joined to the distal end of the hollow shaft, and a tubular mesh member that can be expanded and contracted in the radial direction,
A tip chip joined to the tip of the mesh member,
The distal end is joined to the distal end of the mesh member and / or the distal end tip, and extends through the inside of the mesh member and the hollow shaft so that the proximal end is located closer to the proximal end side than the proximal end of the hollow shaft. A core wire,
A catheter that is provided integrally with or separately from the hollow shaft and that has at least two radiopaque markers that are spaced apart in the longitudinal direction of the hollow shaft.
前記先端側マーカと、この先端側マーカに隣り合う基端側マーカとの間の前記中空シャフトの内径が、前記先端側マーカの先端における前記中空シャフトの内径より小さい請求項1または請求項2に記載のカテーテル。 The most distal marker among the markers is the distal marker,
The inner diameter of the hollow shaft between the distal end side marker and the proximal end side marker adjacent to the distal end side marker is smaller than the inner diameter of the hollow shaft at the distal end of the distal end side marker. The described catheter.
前記先端側マーカの先端が、長軸方向において前記中空シャフトの先端に一致する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカテーテル。 The most distal marker among the markers is the distal marker,
The catheter according to any one of claims 1 to 3, wherein the tip of the tip-side marker coincides with the tip of the hollow shaft in the long axis direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197337A JP2020062319A (en) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | catheter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197337A JP2020062319A (en) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | catheter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020062319A true JP2020062319A (en) | 2020-04-23 |
Family
ID=70387954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018197337A Pending JP2020062319A (en) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | catheter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020062319A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021255879A1 (en) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | 朝日インテック株式会社 | Catheter |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090182370A1 (en) * | 2005-12-30 | 2009-07-16 | C.R. Bard, Inc. | Embolus blood clot filter removal system and method |
JP2012500102A (en) * | 2008-08-19 | 2012-01-05 | マイクロ セラピューティクス, インコーポレイテッド | Detachable tip microcatheter |
JP2017508552A (en) * | 2014-03-25 | 2017-03-30 | シュアファイア メディカル,インコーポレイティド | Closed tip dynamic micro valve protector |
JP2017077323A (en) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 朝日インテック株式会社 | catheter |
WO2017201263A1 (en) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | University Of Iowa Research Foundation | Microcatheter stent |
-
2018
- 2018-10-19 JP JP2018197337A patent/JP2020062319A/en active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090182370A1 (en) * | 2005-12-30 | 2009-07-16 | C.R. Bard, Inc. | Embolus blood clot filter removal system and method |
JP2012500102A (en) * | 2008-08-19 | 2012-01-05 | マイクロ セラピューティクス, インコーポレイテッド | Detachable tip microcatheter |
JP2017508552A (en) * | 2014-03-25 | 2017-03-30 | シュアファイア メディカル,インコーポレイティド | Closed tip dynamic micro valve protector |
JP2017077323A (en) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 朝日インテック株式会社 | catheter |
WO2017201263A1 (en) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | University Of Iowa Research Foundation | Microcatheter stent |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021255879A1 (en) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | 朝日インテック株式会社 | Catheter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3332830A1 (en) | Guide extension catheter | |
JPWO2018193603A1 (en) | catheter | |
JPWO2018193601A1 (en) | catheter | |
EP2892588B1 (en) | Guide for intravascular device | |
JP6296580B1 (en) | Catheter and balloon catheter | |
EP3067087B1 (en) | Balloon catheter | |
JP6722350B2 (en) | catheter | |
JP2020062319A (en) | catheter | |
JP6241907B1 (en) | Catheter and balloon catheter | |
JPWO2018193600A1 (en) | catheter | |
JP6828169B2 (en) | catheter | |
JP2020062321A (en) | catheter | |
JPWO2018193598A1 (en) | catheter | |
CN111067589A (en) | Catheter tube | |
JP2020062318A (en) | catheter | |
JP6735910B2 (en) | catheter | |
JP2018086350A (en) | Catheter and balloon catheter | |
JP7467637B2 (en) | catheter | |
WO2023171200A1 (en) | Catheter | |
WO2020079826A1 (en) | Catheter | |
JP2018057874A (en) | Catheter and balloon catheter | |
JPWO2018193602A1 (en) | catheter | |
JP2020000263A (en) | Catheter assembly body and stored article | |
US20160250397A1 (en) | Aspiration maximizing catheter | |
WO2020079825A1 (en) | Catheter |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230207 |