JP2020062243A - 内視鏡装置および内視鏡装置の撮像方法 - Google Patents

内視鏡装置および内視鏡装置の撮像方法 Download PDF

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清 内川
直洋 齋藤
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直洋 齋藤
佐藤 憲司
Kenji Sato
憲司 佐藤
藤井 透
Toru Fujii
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Abstract

【課題】子内視鏡による撮像位置を把握可能にする。【解決手段】内視鏡装置は、対象物に第1照明光を照射して対象物を撮像する第1撮像部と、外部装置を挿入する挿入路とを有する親内視鏡装置と、挿入路に挿入される管部、および対象物に第2照明光を照射して対象物を撮像する第2撮像部を有する子内視鏡装置と、管部が挿入路の先端から突出する量を制限する制限部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、内視鏡装置および内視鏡装置の撮像方法に関する。
従来から、親内視鏡にて撮像を行うとともに、親内視鏡の鉗子チャンネルから子内視鏡の先端を突出させて撮像を行う内視鏡が知られている(例えば、特許文献1)。しかし、子内視鏡の先端の突出量によっては、子内視鏡による撮像位置が把握できなくなる虞がある。
特開2007−275382号公報
第1の態様によれば、内視鏡装置は、対象物に第1照明光を照射して対象物を撮像する第1撮像部と、外部装置を挿入する挿入路とを有する親内視鏡装置と、前記挿入路に挿入される管部、および前記対象物に第2照明光を照射して対象物を撮像する第2撮像部を有する子内視鏡装置と、前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限する制限部と、を有する。
第2の態様によれば、対象物に第1照明光を照射して対象物を撮像する第1撮像部と外部装置を挿入する挿入路とを有する親内視鏡装置と、前記挿入路に挿入される管部、および前記対象物に第2照明光を照射して対象物を撮像する第2撮像部を有する子内視鏡装置と、を備える内視鏡装置の撮像方法であって、前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限しながら、前記管部を所定の範囲内で前記第1撮像部の光軸に沿って移動させて、前記第2撮像部の焦点状態を調節する。
実施の形態の内視鏡装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態の内視鏡装置の要部構成を模式的に示すブロック図である。 親内視鏡装置の先端部本体の構造を模式的に示す図である。 子内視鏡装置の先端部本体の構造を模式的に示す図である。 実施の形態の制限部の一例を模式的に示す図である。 子内視鏡装置の先端部本体の構造と親内視鏡装置の処置具挿通チャンネルの構造とを模式的に示す図である。 子内視鏡装置の先端部本体の構造と親内視鏡装置の処置具挿通チャンネルの構造との他の例を模式的に示す図である。 実施の形態の内視鏡装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、実施の形態として、親子式偏光内視鏡が適用される内視鏡装置について説明する。図1は、実施の形態の内視鏡装置1の要部を示す斜視図であり、図2は、内視鏡装置1の要部構成を模式的に示すブロック図である。
本実施の形態の内視鏡装置1は、親内視鏡装置3と子内視鏡装置4とを有する。以後、親内視鏡装置3、子内視鏡装置4の順序にて説明する。
−親内視鏡装置3−
親内視鏡装置3は、親装置部31と親制御部32とを有する。親装置部31は、細長形状の親挿入部311と、この親挿入部311の基端側に設けられる操作部312とにより構成される。親挿入部311は、外径が、例えば10mm程度、長さが、例えば1.2m程度に形成され、先端側(操作部312が設けられていない側)から順に、先端部本体313、湾曲部314および可撓管部315が設けられて構成される。
親挿入部311の内部には、処置具挿通チャンネル316が形成される。この処置具挿通チャンネル316は、操作部312に設けられる当接部312aの開口から先端部本体313まで連通している。この処置具挿通チャンネル316は、親内視鏡装置3とは異なる外部装置、すなわち処置具のほか、例えば後述する子内視鏡装置4の子挿入部411を挿入、挿通させる挿入路として機能する。先端部本体313の内部には、後述する撮像部330と、照明光学系331とが設けられる。先端部本体313の先端には、処置具挿通チャンネル316に挿通された処置具や子内視鏡装置4の子挿入部411の先端部本体413(図4参照)を突出させるための、先端開口318と、観察窓332と、照明窓331Bと(図3参照)が設けられる。
操作部312は、親内視鏡装置3を操作するために必要な各種の操作部材と、この親内視鏡装置3を制御するための親制御部32との間の接続を行うユニバーサルケーブル等とを有する。操作部312には、例えば親内視鏡装置3の湾曲部314を操作するための操作レバー等も設けられる。
親内視鏡装置3の親制御部32は、図2に示すように、親CPU320と、記憶部321と、親画像処理部322と、撮像部ドライバ323と、光源ドライバ324と、光源325と、集光レンズ326と、ディスプレイインターフェース327と、入力インタフェース(I/F)328とを有する。
親CPU320は、プロセッサーやその他の周辺回路を有する演算回路であり、記憶部321に格納されている制御用プログラムを読み出し、この制御用プログラムを実行することにより親内視鏡装置3の動作を制御する。記憶部321は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶媒体及びROM、RAM等の半導体記憶媒体を備える。記憶部321には、上述した制御用プログラムが格納されているとともに、親CPU320の制御動作時に必要とされる各種データが一時的に格納される。また、親画像処理部322によって処理された画像データが格納される。
光源325は、親内視鏡装置3の先端部本体313から照射するための光を発生するものであり、光源ドライバ324により制御される。光源325から出射された光束は、集光レンズ326により収束され、光学コネクタ300を介して後述するライトガイド331A(図3参照)内に導入される。
親画像処理部322は、後述する撮像部330により撮像された対象物の画像信号を取得し、この画像信号に対して各種の画像処理を行い、その画像処理結果をディスプレイインターフェース327に出力する。ディスプレイインターフェース327は、親画像処理部322からの出力である画像データを親制御部32の外部に設けられた親ディスプレイ33の画面に表示させるための画像信号を出力し、この画像信号を親ディスプレイ33に入力する。入力インタフェース328は、親制御部32の外部に設けられたキーボード等の入力装置34からの操作信号を受信し、親CPU320に出力する。
撮像部330は、親内視鏡装置3の先端部本体313から出射され、対象物で反射された光を受光することにより対象物を撮像する。撮像部330は、撮像部ドライバ323により駆動が制御される。撮像部ドライバ323は、親CPU320による制御に従って、撮像部330の駆動を制御するための制御信号を撮像部330に出力する。
図3は、先端部本体313の構造を模式的に示す図であり、図3(a)は先端部本体313の先端の平面図、図3(b)、(c)は先端部本体313内部の斜視図である。先端部本体313には、上述したように、先端開口318と、撮像部330と、照明光学系331と、観察窓332と、照明窓331Bとが設けられる。照明光学系331は、ライトガイド331Aと、ライトガイド331Aの先端の照明窓331Bとを有し、光源325からライトガイド331Aを介して進んだ光(例えば、白色光)を照明窓331Bから出射する。なお、図3においては、照明光学系331は、一対のライトガイド331Aと照明窓331Bとを有する例を示しているが、照明光学系331は1つのライトガイド331Aと照明窓331Bとを有してもよいし、3個以上のライトガイド331Aと照明窓331Bとを有してもよい。
親内視鏡装置3から出射される光は、対象物(例えば、内臓壁の組織異常や血管像などの細部)を後述する撮像部330にて明瞭に映像化することを目的とした照明光である。照明光学系331は、対象物の広範囲に照明光を照射することができるように、例えば180度を超える照射角度を有する。
撮像部330は、画像センサ330Aと、処理基板330Bと、データケーブル330Cと、プリズム330Dと、対物レンズ330Eと、対物レンズ330Eの先端の観察窓332とを有する。撮像部330は、照明窓331Bから出射し、対象物にて反射した光を受光して、対象物を撮像する。本実施の形態では、撮像部330は、照明光で照明された対象物の広範囲が撮像可能となるように、例えば180度を超える広い視野角度を有する。対象物からの反射光は、観察窓332、対物レンズ330Eおよびプリズム330Dを介して画像センサ330Aに入射する。画像センサ330Aは、例えばCCDやCMOS等の撮像素子により構成され、入射した対象物からの光を光電変換して画像信号を出力する。処理基板330Bは、親制御部32の撮像部ドライバ323からの制御信号を入力し、制御信号に従って画像センサ330Aの駆動を制御する。データケーブル330Cは、撮像部ドライバ323からの制御信号を画像センサ330Aに伝達するとともに、画像センサ330Aから出力された画像信号を親画像処理部322へ伝達する。
先端開口318は、上述したように処置具挿通チャンネル316に挿通された処置具等や、後述する子内視鏡装置4の子挿入部411を突出させるための開口である。処置具挿通チャンネル316の内径dは、先端部本体313を除き実質的に同一であり、例えば、内径dは、当接部312aの開口の内径d(図5参照)と同一である。すなわち、内径dは、子挿入部411が十分な余裕をもって挿入できる程度の寸法に設定する。先端部本体313における内径(すなわち、先端開口319の内径)doは、内径dよりも小さくなるように設定し、子挿入部411の先端部本体413が嵌合する程度とする。例えば、先端開口318の内径dは、子挿入部411の先端部本体413の外径Dfより少しだけ大きい程度に設定する。処置具挿通チャンネル316と子挿入部411の先端部本体413とが嵌合する部分は嵌合部と呼び、嵌合長をLとする。嵌合部における、処置具挿通チャンネル316および先端部本体413の寸法関係については後述する。子挿入部411における操作部412が設けられている側には、詳細を後述するように制限部44が設けられる。図3(c)に示すように、子内視鏡装置4の子挿入部411が処置具挿通チャンネル316に挿通され、制限部44が当接部312aに当接した状態においては、子挿入部411の先端部本体413が先端開口318から突出する。
−子内視鏡装置4−
図1、図2に示す子内視鏡装置4は、子装置部41と子制御部42とを有する。子装置部41は、細長形状の子挿入部411と、この子挿入部411の基端側に設けられる操作部412とにより構成される。子挿入部411は、外径が例えば3mm程度、長さが例えば約2m程度に形成される管部材である。子挿入部411の先端部(操作部412が設けられていない側の端部)である先端部本体413には、先端側から順に、例えば金属等で被覆された剛性鏡筒部414、および剛性鏡筒部414に連接し、例えばゴム等の可撓性物質で被覆された可撓性部である可撓管部415が設けられる。先端部本体413の先端面413aには、観察窓416と、照明窓417等(図4参照)が配置される。
操作部412は、子内視鏡装置4を操作するために必要な各種の操作部材と、子内視鏡装置4を制御するための子制御部42との間の接続を行うユニバーサルケーブル等とを有する。
子内視鏡装置4の子制御部42は、図2に示すように、子CPU420と、記憶部421と、子画像処理部422と、撮像部ドライバ423と、光源ドライバ424と、光源425と、集光レンズ426と、ディスプレイインターフェース427と、入力インタフェース(I/F)428とを有する。
親CPU320は、プロセッサーやその他の周辺回路を有する演算回路であり、記憶部421に格納されている制御用プログラムを読み出し、この制御用プログラムを実行することにより子内視鏡装置4の動作を制御する。記憶部421は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶媒体およびROM、RAM等の半導体記憶媒体を備える。記憶部421には、上述した制御用プログラムが格納されているとともに、親CPU320の制御動作時に必要とされる各種データが一時的に格納される。また、子画像処理部422によって処理がされた画像データが格納される。
光源425は、子内視鏡装置4の先端部本体413から照射するための光を発生するものであり、光源ドライバ424により制御される。本実施の形態の光源425は、たとえば狭帯域でかつ空間的コヒーレンスが低く、スペックルのない光を発生する。光源425から照射される光の波長は可視光帯域(400nm〜700nm)内の波長であり、その帯域幅は5nm以下、好ましくは3nm程度である。帯域幅の関係で、このような光源425はレーザ光源により構成されることが好ましいが、LED光源にバンドパスフィルタを付加したものであっても、同様に狭帯域な光を発生することができる。光源425から出射した光束は、集光レンズ426により収束され、光学コネクタ400を介して光ガイド426A(図4参照)内に導入される。なお、光源425から照射された光の波長帯域および帯域幅は、後述する偏光撮像部430のイメージセンサ430F上に結像される干渉縞の必要本数及び必要な幅によって定められることが好ましい。
子内視鏡装置4から出射される光は、対象物(例えば、内臓壁組織)表面の凹凸形状を撮像することを目的とした偏光光である。
子画像処理部422は、後述する偏光撮像部430により撮像された対象物の画像信号を取得し、この画像信号に対して各種の画像処理を行い、その画像処理結果をディスプレイインターフェース427に出力する。ディスプレイインターフェース427は、子画像処理部422からの出力である画像データを子制御部42の外部に設けられた子ディスプレイ43の画面に表示させるためのディスプレイ駆動信号を発生し、このディスプレイ駆動信号を子ディスプレイ43に出力する。入力インタフェース428は、子制御部42の外部に設けられたキーボード等の入力装置34からの操作信号を受信し、子CPU420に出力する。
偏光撮像部430は、子内視鏡装置4の先端部本体413から出射され、対象物で反射された光を受光することにより対象物を撮像する。偏光撮像部430は撮像部ドライバ423により駆動が制御される。撮像部ドライバ423は、子CPU420による制御に従って、偏光撮像部430の駆動を制御するための制御信号を偏光撮像部430に出力する。
図4は、先端部本体413 剛性鏡筒部414の構造を模式的に示す図であり、図4(a)は先端部本体413の外観の斜視図、図4(b)は内部の断面図である。先端部本体413の先端面413aには、上述した観察窓416と、照明窓417等が配置される。剛性鏡筒部414は、先端部本体413一部を保護固定するために、金属等で被覆した剛性部である。剛性鏡筒部414は、内部に偏光撮像部430と、偏光照明部431とを収容する収容部である。偏光照明部431には、光ファイバ等の光ガイド426Aにより光源425か出射された光が導かれ、先端部本体413の照明窓417から偏光光として対象物へ出射する。偏光照明部431は、偏光板あるいは位相板等の光学部材431Aと、偏光板の出射側に設けられた平凹レンズ431Bとを有する。本実施の形態では、光学部材431Aは、6種の異なる偏光状態の偏光を出射するように、偏光板と位相板が6通の組み合わせとなるように6種類の光学系が構成されている。例えば、偏光軸が45°刻みとなるように配置した4種類の光学系と、偏光板の偏光軸とλ/4板の進相軸とを45°および−45°傾けた2種類の光学系の6種類の光学系を構成する。これにより、水平直線偏光、垂直直線偏光、45°直線偏光、−45°直線偏光、右回り円偏光、および左回り円偏光の6種類の偏光状態の偏光光を出射することができる。この6種の光学系により、光源425からの光は、偏光照明部431から6種類のそれぞれ異なる偏光状態の光となって偏光光対象物に照射される。
なお、偏光照明部431は、親内視鏡装置3からの照明光で広範囲に照射される対象物の少なくとも一部の領域を偏光光で照射するように、親内視鏡装置3の照明光学系331の視野角よりも狭い照射角を有する。
偏光光の偏光状態はストークスベクトルで記述することができる。このストークスベクトルは以下の式(1)のように4行1列で表したものである。
Figure 2020062243
ここで、ストークス行列の各成分(ストークス成分)は、Sが光強度、Sがx−y直線偏光、Sが45°直線偏光、Sが円偏光を示す。水平直線偏光は[1100](「S+」と示す)、垂直直線偏光は[1−100](「S−」と示す)、45°直線偏光は[1010](「S+」と示す)、−45°直線偏光は[10−10]「S−」と示す)、右回り円偏光は[1001](「S+」と示す)、左回り円偏光は[100−1](「S−」と示す)で表す。
偏光撮像部430は、対象物に近い側から、前群レンズ430Aと、偏光分離部430Bと、結像レンズ430Cと、偏光板430Dと、保護ガラス430Eと、イメージセンサ430Fとを有し、偏光光により照射された対象物の領域を撮像する。すなわち、偏光撮像部430は、偏光照明部431から出射された偏光光のうち対象物で反射、散乱して、先端部本体413の観察窓416を通過した光(反射光、散乱光)を受光する。対象物からの反射光、散乱光は、前群レンズ430Aを通過し、絞り(不図示)を介して偏光分離部430Bに入射する。
本実施の形態の偏光分離部430Bは、例えば2枚のサバール板と、これらのサバール板の間に配置された1/2波長板とを有する。本実施の形態においては、サバール板は、複屈折性を有する一軸結晶からなる2枚の平行平面板(例えば、イットリウム・バナデート(YVO))と、これら平行平面板の間に配置された1/2波長板とを有する。サバール板は、複屈折性を有する一対の平行平面板を、その光学軸が90°異なるように貼り合わせて形成される。このサバール板に入射する光(すなわち反射光、散乱光)が異なる偏光状態が重なり合った光の場合、異なる偏光状態の光を分離して、結像レンズ430Cへ向けて出射させる。
結像レンズ430Cは、偏光分離部430Bから出射された光の干渉縞をイメージセンサ430Fの撮像面上に結像させる後群レンズである。結像レンズ430Cで収束された光は、検光子である偏光板430Dおよび保護ガラス430Eを通過してイメージセンサ430Fに入射する。イメージセンサ430Fは、例えばCCDやCMOS等の撮像素子であり、その撮像面に干渉縞が結像される。結像された干渉縞の画像は画像信号として出力される。本実施の形態のイメージセンサ430Fは、撮像面上に結像される干渉縞を撮像するため、微細な干渉縞が明瞭に撮像可能な解像度を有している。撮像面上に結像される干渉縞の本数および幅は、上述したように、光源425から出射する光の波長帯域および帯域幅に依存する。
次に、本実施の形態である子内視鏡装置4によるストークス成分S〜Sによる測定方法の原理について説明する(K. Oka and N. Saito, "Snapshot complete imaging polarimeter using Savart plates", SPIE 6295-9, 1 (2006)参照)。
イメージセンサ430Fにより撮像された光の強度分布をI(x,y)とする。測定光に含まれる各ストークス成分の2次元分布をそれぞれS(x,y)、S(x,y)、S(x,y)、S(x,y)とすると、これらのストークス成分の2次元分布を用いて光強度分布を表すと次式のようになる。
Figure 2020062243
ここで、S13(σ)=S(σ)+iS(σ)であり、argは複素数の偏角を示す関数であり、U及びUは、それぞれ2枚のサバール板53cにより導入される空間キャリア周波数である。
上式におけるS(x,y)、S(x,y)及びS13(x,y)は、これら(特にS13(x,y)については実数成分及び虚数成分)がそれぞれ異なる4つの空間キャリア周波数fy=0、U、U−U、U+Uを有し、光強度分布I(x,y)を空間周波数フィルタリングすることにより得られる。従って、これらのストークス成分の2次元分布は、抽出された成分の振幅及び位相から得ることができる。その際、空間周波数フィルタリング及び振幅、位相の変調は、ストークス成分の2次元分布の変調に適した形にされたフーリエ変換技術により一度に行うことができる。
子画像処理部422は、偏光撮像部430から出力される画像信号の強度の2次元分布を取得し、この強度の2次元分布をフーリエ変換することで、対象物からの戻り光の偏光状態、具体的にはストークス成分S〜Sの2次元分布を得る。このストークス成分S〜Sの2次元分布を用いて、対象物の偏光特性を求めることができ、この偏光特性に基づいて、例えば対象物の粘膜層の厚みを算出し、これにより、がんの浸潤度等を診断することができる。
対象物への入射光のストークス行列をS=(S,S,S,S)とし、この対象物からの戻り光のストークス行列をS′=(S′,S′,S′,S′)とすると、これらのストークス行列の関係は、以下に示す4行4列のミュラー行列Mを用いた下記の式(2)により表される。ミュラー行列Mは対象物の偏光特性に相当する。
Figure 2020062243
ここで、ミュラー行列Mの全16の要素m00〜m33の各要素と偏光の物理的特性との厳密な対応は難しいが、おおまかな関係として次のように表すことができる。要素m01、m02、m10及びm20は二色性(直線複吸収)を表し、要素m00、m03及びm30は円二色性(円複吸収)を表し、要素m11、m12、m21及びm22は旋光性(円複屈折)を表し、要素m11〜m13、m21〜m23及びm31〜m33は複屈折性(直線複屈折)を表すものである。
上述したように、本実施の形態の子内視鏡装置4は、6種類の互いに偏光状態の異なる偏光光を対象物に照射する。すなわち、異なるストークス成分(このストークス成分は全て既知である)を有するストークス行列により表される偏光光を対象物に照射し、それぞれの偏光光が対象物から戻る戻り光のストークス成分を検出する。対象物に照射する6種類の偏光光は、水平直線偏光[1100](「S+」と示す)、垂直直線偏光[1−100](「S−」と示す)、45°直線偏光[1010](「S+」と示す)、−45°直線偏光[10−10](「S−」と示す)、右回り円偏光[1001](「S+」と示す)、左回り円偏光[100−1](「S−」と示す)とする。また、これらの照射偏光光に対応する対象物からの戻り偏光光をそれぞれ、「S’+、S’−、S’+、S’−、S’+、S’−とする。例えば、水平直線偏光に関しては、(S’+)=M(S+)からミュラー行列Mの各成分を求めることができる。他の偏光光についても同様にミュラー行列Mの各成分を求めることができる。すなわち、本実施の形態の子内視鏡装置4において、光学部材431Aのうち4種類の偏光状態に相当する光学系を用いて、4種類の偏光状態についての行列式を解くことでミュラー行列Mの各成分は一意に定まる。また、光学部材431Aのうち6種類の偏光状態に相当する光学系を全て用いて、6種類の偏光状態について最小二乗法を用いてミュラー行列Mの各成分を求めることができる。
戻り光のストークス行列S′=(S′,S′,S′,S′)のストークス成分の2次元分布が明らかになるので、ミュラー行列Mの各成分の2次元分布も求めることができる。すなわち、対象物の偏光特性の2次元分布を求めることができる。その結果、例えば対象物の偏光特性の2次元分布に基づいて対象物の粘膜層の厚みの2次元分布を算出し、これにより、例えば、がんの浸潤度を診断することができる。
上述した処理を行うことにより、子内視鏡装置4の子画像処理部422は、対象物の状態を診断する診断部として機能する。
上記のように子内視鏡装置4にて偏光光を対象物に照射する際には、親内視鏡装置3の親挿入部311の処置具挿通チャンネル316に、子内視鏡装置4の子挿入部411が挿入され、子挿入部411の先端部本体413が親内視鏡装置3の親挿入部311の先端開口318から突出する。その際、子挿入部411の剛性鏡筒部414のみならず可撓管部415の部分まで先端開口318から突出した場合、可撓管部415が撓んで先端部本体413が垂れ下がってしまう。その結果、親内視鏡装置3の撮像部330光学系の光軸方向と、子内視鏡装置4の偏光撮像部430の光学系の光軸方向との間にずれ発生する。このような状態では、親内視鏡装置3にて撮像する対象物の位置と、子内視鏡装置4にて撮像する対象物の位置とが大きく異なってしまう。また、先端開口318から突出した子挿入部411の先端部本体413が対象物に接触し、対象物を傷つけてしまう危険もある。このような事態の発生を防止するために、本実施の形態においては、子内視鏡装置4の子挿入部411が先端開口318からの突出量を制限するための構成を有する。
本実施の形態では、子内視鏡装置4の子挿入部411に設けられた制限部44が、子内視鏡装置4の子挿入部411が先端開口318から突出する量(突出量)を制限する。
図5は、図1の破線で示す領域R1を拡大して示す図であり、制限部44の形状を模式的に示す。制限部44は、例えば、子挿入部411を囲んで子挿入部411に固定された円板形状を有する。制限部44の外径Dは、操作部312に設けられる当接部312aの内径dよりも大きい。このため、子挿入部411を図の矢印に示す方向に挿入し、制限部44が当接部312aに当接すると、子挿入部411が矢印の方向にそれ以上挿入されない。すなわち、制限部44は、子内視鏡装置4の子挿入部411が先端開口318から突出する量を制限するストッパーとして機能する。
制限部44は、子挿入部411の先端部本体413の先端面413aから所定の距離をおいた位置に取り付けられる。所定の距離は、親内視鏡装置3の処置具挿通チャンネル316の先端開口318から子内視鏡装置4の子挿入部411の挿入口である当接部312aまでの長さL1に、子挿入部411の剛性鏡筒部414の長さL2を加えた長さより小さい。これにより、子挿入部411を当接部312aの開口から挿入し、制限部44が操作部312に設けられた当接部312aに当接した際に、剛性鏡筒部414はその全体が先端開口318から突出するものの、可撓管部415は先端開口318から突出しない状態となる。
上述したように、剛性鏡筒部414は実質的に撓まないので、先端開口318から突出しても、子挿入部411の先端部本体413は垂れ下がることがない。その結果、親内視鏡装置3の撮像部330の光軸と、子内視鏡装置4の偏光撮像部430の光軸との間には実質的にずれが発生しない状態とすることができる。上記の通り、先端部本体313において、処置具挿通チャンネル316と子内視鏡装置4の剛性鏡筒部414とは嵌合部で嵌合しており、嵌合長はLである。嵌合部における処置具挿通チャンネル316の内径をdo、剛性鏡筒部414の外径をDfとすると、剛性鏡筒部414がスムーズに処置具挿通チャンネル316内で動作するために、doとDfとは次の関係とするのが好ましい。
0.8×do≦Df<0.99×df
この場合、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸とがなす角Δθは、次の式(3)で表すことができる。
0.01×do/L<Δθ<0.2×do/L …(3)
(3)式より、所定のΔθを確保するには、嵌合が硬い(hard fit)場合には嵌合長Lは短くてもよく、逆に、嵌合が緩い(loose fit)場合には嵌合長Lを長くする必要がある。
なお、上述した説明では、制限部44は、子挿入部411における操作部412が設けられている側に取り付けられる場合について説明したが、制限部は子挿入部411の先端部本体413に取り付けられてもよい。
図6にこの場合の構成の一例を模式的に示す。図6は、処置具挿通チャンネル316に挿入された子挿入部411の挿入方向(すなわち、偏光撮像部430の光軸方向)に沿う嵌合部の断面図である。
処置具挿通チャンネル316は、内径が異なる第1領域316Aと第2領域316Bとを有する。第1領域316Aは先端開口318の近傍に形成され、第1領域316Aの内径は第2領域316Bの内径よりも小さい。この場合、処置具挿通チャンネル316の肉厚を異ならせることにより第1領域316Aと第2領域316Bとが形成されてもよいし、処置具挿通チャンネル316の先端開口318側の内壁に部材を取り付けることにより第1領域316Aと第2領域316Bとが形成されてもよい。この場合、処置具挿通チャンネル316の内壁の全周に沿って部材が取り付けられることにより第1領域316Aが形成されるものに限らず、内壁の少なくとも一部(例えば90°ごとなど)に部材が取り付けられてもよい。
子挿入部411では、先端部本体413の端部から長さL2の位置において、可撓性管部415の外周に段差部44Aが形成されている。すなわち、段差部44Aは、可撓性管部415が剛性鏡筒部414と連接する位置の近傍に形成される。なお、段差部44Aの一部が剛性鏡筒部414に形成されてもよい。段差部44Aの外径は、第1領域316Aの内径よりも大きい。処置具挿通チャンネル316に挿入された子挿入部411の段差部44Aが第1領域316Aと第2領域316Bとの境界面316Cと当接することにより、子挿入部411のこれ以上の挿入を規制(制限)することができる。すなわち、段差部44Aが制限部として機能する。なお、段差部44Aと処置具挿通チャンネル316とは嵌合長Lで嵌合している。
段差部44Aの先端開口318側や外周部を、ゴムやシリコーンゴム等の弾性部材で被覆して、段差部44Aと処置具挿通チャンネル316の内面との間を弾性部材によりシールすることもできる。これにより、対象物として、例えば内臓等を撮像する際に、液体等が先端開口318を介して処置具挿通チャンネル316に侵入することを抑制できる。
なお、上記の図5に示す制限部44と、上記の図6に示す段差部44Aとの両方が設けられてもよい。
また、子内視鏡装置4の子挿入部411が先端開口318から突出し過ぎることを制限する構成は、上記の制限部44や段差部44Aを設ける例に限定されない。
図7に他の構成の例を模式的に示す。図7は、処置具挿通チャンネル316に挿入された子挿入部411の挿入方向に沿った平面における処置具挿通チャンネル316の断面を模式的に示す。この例では、処置具挿通チャンネル316は傾斜部316Dを有する。傾斜部316Dでは、処置具挿通チャンネル316の内径は先端開口318に近づくにつれて徐々に小さくなるようなテーパーが形成されている。剛性鏡筒部414の先端部には、処置具挿通チャンネル316に形成されたテーパーに対応するテーパーが形成されている。先端開口318における処置具挿通チャンネル316の内径は、剛性鏡筒部414の最大外径より小さくなるように形成されている。このため、子挿入部411が挿入されて、剛性鏡筒部414のテーパー部が処置具挿通チャンネル316の傾斜部316Dに当接すると、子内視鏡装置4の子挿入部411がそれ以上先端開口318より突出することが妨げられる。すなわち、可撓管部415が先端開口318の外部に過剰に突出することを防ぐことができる。
処置具挿通チャンネル316に挿通された子挿入部411の剛性鏡筒部414が、処置具挿通チャンネル316内で回転することがないように、回転止めが設けられてもよい。例えば、処置具挿通チャンネル316の先端開口318の近傍の内壁に凹部が形成され、剛性鏡筒部414の外周面に凸部が形成される。凹部と凸部とは互いに対応する形状を有し、剛性鏡筒部414の凸部が処置具挿通チャンネル316の内壁に形成された凹部に入り込むことで、剛性鏡筒部414が偏光撮像部430の光軸を回転軸として回転することが抑制される。なお、処置具挿通チャンネル316の先端開口318の近傍の内壁に凸部が形成され、剛性鏡筒部414の外周面に凹部が形成されてもよい。
また、回転止めが設けられるものに代えて、処置具挿通チャンネル316の先端開口318の近傍における挿入方向と直交する面での断面と、剛性鏡筒部414の挿入方向と直交する面での断面が、例えば楕円に形成されてもよい。このように剛性鏡筒部414が処置具挿通チャンネル316内で回転することが抑制されることにより、親内視鏡装置3の撮像部330で撮像される画像データと、子内視鏡装置4の偏光撮像部430で撮像される画像データとの画角が異なることが抑制される。
なお、図7に示す構成と、上記の図5に示す制限部44との両方が設けられてもよい。
上述した構成を有する親内視鏡装置3および子内視鏡装置4の動作について説明する。
親内視鏡装置3の親挿入部311の処置具挿通チャンネル316に挿入された子内視鏡装置4の子挿入部411は、上述した制限部44により、先端部本体413は、突出量が規制(制限)された状態で、先端開口318から突出する。この状態にて、以下に説明する手順に従って、親内視鏡装置3による対象物の撮像と、子内視鏡装置4による対象物の撮像とが行われる。
親内視鏡装置3の撮像部330により撮像された画像データは、親ディスプレイ33に出力され、親撮像画像として表示される。この親撮像画像には、対象物の画像に重畳して子内視鏡装置4の偏光撮像部430で撮像可能な範囲が、例えば点や矩形の枠等の指標によって表示される。上述したように、制限部44により子挿入部411の突出量が規制(制限)され、さらに撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸とが実質的に平行となるように子挿入部411が固定される。子挿入部411が固定された状態における、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸との相対位置に基づいて、撮像部330により撮像可能な範囲に対して偏光撮像部430により撮像可能となる位置が決定される。子挿入部411が固定された状態における、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸との相対位置は、設計値に基づいて決定される。この場合、親内視鏡装置3のディスプレイインターフェース327は、撮像部330により撮像された画像データ上に、上記の設計値によって決まる位置に偏光撮像部430の撮像可能な範囲を示す指標を重ねて、親撮像画像の画像データを生成する。
使用者は、親ディスプレイ33に表示された親撮像画像上の指標を観察しながら、対象物のうちの例えば患者の患部等の計測対象とする位置が子内視鏡装置4の偏光撮像部430にて撮像可能となるように、内視鏡装置1の位置を調整する。すなわち、使用者は、計測対象とする位置が、親撮像画像上の指標と一致するように、内視鏡装置1の位置を変更する。
子内視鏡装置4による撮像位置の調整が終わると、子内視鏡装置4の偏光撮像部430の焦点調節のための動作が行われる。この場合、使用者による入力装置34の操作に応じて子内視鏡装置4の撮像準備が指示されると、偏光照明部431による偏光光の照射と偏光撮像部430による撮像が行われる。偏光撮像部430により撮像された画像データは、子ディスプレイ43に子撮像画像として表示される。使用者は、子ディスプレイ43に表示された子撮像画像を観察しながら、偏光撮像部430の光軸に沿って子内視鏡装置4の位置を調節する(すなわち先端開口318からの剛性鏡筒部414の突出量を調節)ことにより、偏光撮像部430の焦点状態を調節する。この場合、上述した制限部44により子挿入部411の移動は、剛性鏡筒部414の長さであるL2の範囲に規制(制限)される。なお、親内視鏡装置3による照明光の照射と撮像部330による撮像とが行われ、親撮像画像は親ディスプレイ33に表示される。使用者は、親撮像画像を確認することにより、例えば、対象物と子内視鏡装置4の先端部本体413との位置関係を把握しながら、焦点状態を調節することができる。
子内視鏡装置4の偏光撮像部430の焦点調節が終了し、使用者による入力装置34の操作に応じて子内視鏡装置4の撮像指示が行われると、子画像処理部422は、偏光撮像部430からの画像データに基づいて、上述したようにして対象物の偏光特性を算出し、この偏光特性に基づいて、例えばがんの浸潤度等の対象物の状態を診断する。診断結果は、記憶部421に記憶されるとともに、例えば親ディスプレイ33に表示される親撮像画像に重畳して表示される。この場合、診断結果は、子内視鏡装置4のディスプレイインターフェース427から親内視鏡装置3のディスプレイインターフェース327に入力される。ディスプレイインターフェース327は、撮像部330からの画像データのうち、診断結果に応じた色や印等を偏光撮像部430による撮像位置に対応する位置に重畳させて、親撮像画像の画像データを生成する。
なお、診断結果の表示は、オン/オフの切り替えが可能であり、使用者が入力装置34を操作することにより行うことができる。
また、計測対象が偏光撮像部430により撮像可能な範囲より大きい場合には、使用者は、内視鏡装置1の位置を変更しながら、複数回に分けて計測対象を偏光撮像部430により撮像させる。この場合も、偏光撮像部430により撮像が行われるごとに、計測対象の診断が行われ、診断結果が記憶部421に記憶される。
上述した親内視鏡装置3と子内視鏡装置4とによる撮像が行われているときに、上述した設計値に基づいて決定された子内視鏡装置4の偏光撮像部430により撮像可能な位置と、偏光撮像部430が実際に撮像を行う位置とが比較される。この場合、親画像処理部322は、撮像部330からの画像信号(すなわち画素値)に基づいて、子内視鏡装置4の偏光照明部431からの偏光光が撮像部330に入射した位置を検出する。すなわち、親画像処理部322は、子内視鏡装置4の偏光照明部431により偏光光が照射され偏光撮像部430により実際に撮像されている位置(すなわち偏光光の照射位置)を検出する検出部として機能する。親画像処理部322は、撮像部330により撮像された画像データに、検出した位置を示す点や矩形等の指標を重畳して、親撮像画像の画像データを生成する。この場合に表示される指標は、上述した、偏光撮像部430により撮像可能な範囲を示す指標とは異なる形状や色を用いて表示されるのがよい。なお、偏光照明部431により偏光光の照射位置を示す指標の表示は、オン/オフの切り替えが可能であり、使用者が入力装置34を操作することにより行うことができる。
使用者は、親ディスプレイ33に表示された親撮像画像を確認して、子内視鏡装置4の偏光撮像部430により撮像可能な位置と、偏光撮像部430が実際に撮像を行う位置とがズレていると判断した場合は、子内視鏡装置4を処置具挿通チャンネル316から引き抜き、再び挿入する。これにより、偏光撮像部430による撮像位置が設計値により決まる撮像位置となるように調整することが可能になる。その後、使用者は、偏光撮像部430により撮像可能な範囲が表示された親撮像画像を確認しながら、内視鏡装置1の位置を調節し、上述した焦点調節や子内視鏡装置4による診断処理を行う。
なお、偏光撮像部430による撮像位置の調節を子内視鏡装置4の処置具挿通チャンネル316への挿抜により行うものに限定されない。この場合、親内視鏡装置3の処置具挿通チャンネル316内に、偏光撮像部430の撮像位置を自動的に調節可能な調節機構を設けるとよい。親画像処理部322により検出された偏光撮像部430の実際の撮像位置と、設計値に基づく撮像位置との差が所定の閾値を超えた場合、調節機構が、親画像処理部322により算出された差を駆動量として子内視鏡装置4の子挿入部411を処置具挿通チャンネル316内で移動させればよい。
図8に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態の内視鏡装置1の動作について説明する。
ステップS1において、子内視鏡装置4の子挿入部411が処置具挿通チャンネル316に挿入され、制限部44によって子挿入部411が固定された後、使用者が入力装置34を操作して撮像部330による親撮像画像の撮像が指示されたか否かが判定される。この場合、撮像部330の撮像を指示する操作が行われたことを示す操作信号が、入力装置34から出力されたことを親CPU320が検出すると、ステップS1が肯定判定されてステップS2へ進む。撮像部330の撮像を指示する操作が行われず、操作信号が入力装置34から出力されたことを親CPU320が検出しない場合は、ステップS1が否定判定されて当該処理を繰り返す。
ステップS2では、親CPU320は、光源325からの照明光の出射と、撮像部330による撮像を指示する。ディスプレイインターフェース327は、撮像部330から出力された画像信号に基づく画像データに、子内視鏡装置4の偏光撮像部430で撮像可能な範囲を示す指標を重畳させた画像データを生成し、親ディスプレイ33に親撮像画像を表示させる。その後、処理はステップS3へ進む。ステップS3では、使用者は親撮像画像を観察しながら内視鏡装置1の位置を調整した後、使用者が入力装置34を操作して偏光撮像部430による子撮像画像の撮像準備が指示されたか否かが判定される。偏光撮像部430の撮像準備を指示する操作が行われたことを示す操作信号が、入力装置34から出力されたことを子CPU420が検出すると、ステップS3が肯定判定されてステップS4へ進む。偏光撮像部430の撮像準備を指示する操作が行われず、操作信号が入力装置34から出力されたことを子CPU420が検出しない場合は、ステップS3が否定判定されて当該処理を繰り返す。
ステップS4では、子CPU420は、光源425からの偏光光の出射と、偏光撮像部430による撮像を指示する。ディスプレイインターフェース427は、偏光撮像部430から出力された画像信号に基づく画像データを、子撮像画像として子ディスプレイ43に表示させる。このとき、親撮像画像は、親ディスプレイ33に表示される。使用者は、子撮像画像を観察しながら、子内視鏡装置4の子挿入部411の先端開口318からの突出量を調節することにより、偏光撮像部430の焦点状態を調節する。この場合、突出量の調節は、剛性鏡筒部414の長さL2の範囲内で行われる。その後、処理はステップS5へ進む。
ステップS5では、使用者が入力装置34を操作して偏光撮像部430による子撮像画像の撮像が指示されたか否かが判定される。偏光撮像部430の撮像を指示する操作が行われたことを示す操作信号が、入力装置34から出力されたことを子CPU420が検出すると、ステップS5が肯定判定されてステップS6へ進む。偏光撮像部430の撮像を指示する操作が行われず、操作信号が入力装置34から出力されたことを子CPU420が検出しない場合は、ステップS5が否定判定されて当該処理を繰り返す。
ステップS6では、偏光撮像部430からの画像信号に基づく画像データを用いて、子画像処理部422は、対象物の診断を行う。診断結果は記憶部421に記憶されるとともに、親内視鏡装置3のディスプレイインターフェース327に入力される。ディスプレイインターフェース327は、親撮像画像の画像データに、診断結果に応じた色や印等を偏光撮像部430の撮像位置に重畳させた画像データを生成し、親ディスプレイ33に表示させる。その後、処理はステップS7へ進む。
ステップS7では、親画像処理部322は、撮像部330からの画像信号に基づいて偏光撮像部430が実際に撮像を行う位置を検出し、検出した位置を示す指標を撮像部330からの画像データに重畳させた画像データを生成し、ディスプレイインターフェース327を介して、親ディスプレイ33に表示させる。その後、処理はステップS8へ進む。
ステップS8においては、使用者により内視鏡装置1による撮像を終了するか否かが判定される。内視鏡装置1の撮像の終了を指示する操作が行われたことを示す操作信号が、入力装置34から出力されたことを親CPU320が検出すると、ステップS8が肯定判定されて処理を終了する。内視鏡装置1の撮像の終了を指示する操作が行われず、操作信号が入力装置34から出力されたことを親CPU320が検出しない場合は、ステップS8が否定判定されてステップS3へ戻る。この場合、例えば、使用者が、ステップS7において親ディスプレイ33に表示された親撮像画像を確認し、偏光撮像部430の実際の撮像位置が設計値で決まる撮像位置からズレがあると判断した場合には、使用者は、子内視鏡装置4の処置具挿通チャンネル316への挿抜を行い、偏光撮像部430の実際の撮像位置と設計値で来ます撮像位置とのズレを調節した後、処理はステップS3の処理に戻る。
上述した実施の形態よれば、次の作用効果が得られる。
(1)制限部44、44Aは、子内視鏡装置4の子挿入部411が親内視鏡装置3の処置具挿通チャンネル316の先端開口318から突出する量を制限する。これにより、子挿入部411が過剰に挿入され、先端開口318から先端部本体413の突出量が大きくなり過ぎることによって、先端部本体413が垂れ下がることが抑制される。この場合に、親内視鏡装置3の撮像部330の光軸方向と、子内視鏡装置4の偏光撮像部430の光軸方向との間にずれが発生することが抑制され、親内視鏡装置3にて撮像する対象物の位置に対する子内視鏡装置4にて撮像する対象物の位置が、使用者が所望する位置と異なるものになることが抑制される。この結果、使用者は、子内視鏡装置4により対象物が撮像される位置を把握することができる。また、子挿入部411の先端部本体413が先端開口318から突出し過ぎることにより、先端部本体413が対象物に接触し、対象物を傷つけてしまうことを防ぐことができる。
(2)制限部44は、撮像部330の光軸方向に沿った子挿入部441の移動を制限する。これにより、撮像部330の撮像位置に対する偏光撮像部430の撮像位置を予め決められた位置関係に保持することが可能となるので、使用者は、偏光撮像部430による撮像位置を把握することができる。
(3)制限部44は、子挿入部441を処置具挿通チャンネル316の先端開口318から突出する長さを、剛性鏡筒部414の長さL2以下に制限する。これにより、子挿入部411のうち可撓管部415が先端開口318から突出されなくなり、先端部本体413が垂れ下がる等の事態を防ぐことができるので、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸とを実質的に平行な方向に保持することが可能となる。
(4)制限部44は、子挿入部411の先端面413aから所定の距離をおいた位置に設けられる。これにより、子挿入部411の先端開口318からの突出量を制限することが可能となる。
(5)制限部44は、剛性鏡筒部414に連接する可撓性管部415が先端開口318から突出することを制限する。これにより、先端部本体413が垂れ下がる等の事態を防ぐことができるので、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸とを実質的に平行な方向に保持することが可能となる。
(6)段差部44Aは、子挿入部411の先端部である先端部本体413に設けられる。これにより、子挿入部411の先端開口318からの突出量を制限することが可能となる。
(7)処置具挿通チャンネル316の内径dfに対して、子挿入部411の剛性鏡筒部414の外径Dfが0.8倍以上0.99未満である。これにより、子挿入部411が処置具挿通チャンネル316内でスムーズに動作することができる。
(8)親内視鏡装置3は、撮像部330により撮像された親撮像画像を表示する親ディスプレイ33を備え、親ディスプレイ33は、子内視鏡装置4の偏光撮像部430による撮像が可能な撮像範囲を親撮像画像に重畳して表示する。これにより、使用者は、親撮像画像を確認しながら、偏光撮像部430が所望する位置を撮像することができるように、内視鏡装置1の位置を調節することができる。
(9)偏光撮像部430の撮像範囲は、子挿入部411が固定されたときの撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸との相対位置に基づいて決定される。これにより、使用者は偏光撮像部430の撮像範囲を精度よく把握することが可能となる。
(10)親画像処理部322は、撮像部330により撮像された画像に基づいて、偏光撮像部が撮像する位置を検出する。この場合、親画像処理部322は、撮像部330により撮像された画像上における偏光照明部431からの偏光光の照射位置に基づいて、偏光撮像部430が撮像する位置を検出する。これにより、偏光撮像部430の撮像位置を精度良く検出することが可能となる。
(11)親ディスプレイ33は、検出された偏光撮像部430の撮像位置を撮像部330により撮像された親撮像画像に重畳して表示する。これにより、使用者は、親撮像画像を観察しながら、偏光撮像部430による撮像が可能な位置を確認できるので、偏光撮像部430による撮像が所望する位置からズレてしまうことを抑制できる。
(12)子画像処理部422は、偏光撮像部430により撮像された画像に基づいて、対象物の状態を診断し、親ディスプレイ33は、子画像処理部422による診断結果を、撮像部330により撮像された親撮像画像に重畳して表示する。これにより、使用者は、親撮像画像を観察しながら対象物の患部等の診断結果も同時に確認することができるので、利便性が向上する。
(13)子挿入部411の先端部の近傍を所定の範囲内で撮像部330の光軸に沿って移動させて、偏光撮像部430の焦点状態を調節する。この場合、剛性鏡筒部414の長さL2内で子挿入部411を移動させて、偏光撮像部430の焦点状態を調節する。これにより、撮像部330の光軸と偏光撮像部430の光軸とを実質的に平行な状態を保持した状態で、偏光撮像部430の焦点状態を調節できる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1…内視鏡装置
3…親内視鏡装置
4…子内視鏡装置
33…親ディスプレイ
34…入力装置
43…子ディスプレイ
44…制限部
44A…段差部
311…親挿入部
316…処置具挿通チャンネル
316C…境界面
320…親CPU
322…親画像処理部
325…光源
330…撮像部
331…照明光学系
411…子挿入部
413…先端部本体
414…剛性鏡筒部
415…可撓管部
420…子CPU
422…子画像処理部
425…光源
430…偏光撮像部
431…偏光照明部

Claims (22)

  1. 対象物に第1照明光を照射して対象物を撮像する第1撮像部と、外部装置を挿入する挿入路とを有する親内視鏡装置と、
    前記挿入路に挿入される管部、および前記対象物に第2照明光を照射して対象物を撮像する第2撮像部を有する子内視鏡装置と、
    前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限する制限部と、を有する内視鏡装置。
  2. 請求項1に記載の内視鏡装置において、
    前記制限部は、前記第1撮像部の光軸方向に沿った前記管部の移動を制限する内視鏡装置。
  3. 請求項1または2に記載の内視鏡装置において、
    前記制限部は、前記管部が前記挿入路の先端部から突出する長さを所定値以下に制限する内視鏡装置。
  4. 請求項3に記載の内視鏡装置において、
    前記管部は、剛性部を有し、前記剛性部の内部に前記第2撮像部が設けられる内視鏡装置。
  5. 請求項4に記載の内視鏡装置において、
    前記管部は、前記剛性部に連接する可撓性部を有し、
    前記制限部は、前記可撓性部が前記挿入路の先端部から突出することを制限する内視鏡装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の内視鏡装置において、
    前記制限部は、前記管部の先端部から所定の距離をおいた位置に設けられる内視鏡装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の内視鏡装置において、
    前記制限部は、前記管部の先端部に設けられる内視鏡装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の内視鏡装置において、
    前記管部は、内部にて前記第2撮像部を収容する収容部を有し、
    前記挿入路の最小内径に対して、前記収容部の外径が0.8倍以上0.99未満である内視鏡装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載の内視鏡装置において、
    前記親内視鏡装置は、前記第1撮像部により撮像された画像を表示する表示部を備え、
    前記表示部は、前記第2撮像部による撮像が可能な撮像範囲を前記画像に重畳して表示する内視鏡装置。
  10. 請求項9に記載の内視鏡装置において、
    前記制限部は、前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限すると、前記第1撮像部の光軸と、前記第2撮像部の光軸とが実質的に平行となるように前記管部を固定し、
    前記撮像範囲は、前記管部が固定されたときの前記第1撮像部の光軸と前記第2撮像部の光軸との相対位置に基づいて決定される内視鏡装置。
  11. 請求項9または10に記載の内視鏡装置において、
    前記第1撮像部により撮像された画像に基づいて、前記第2撮像部が撮像する位置を検出する検出部をさらに備える内視鏡装置。
  12. 請求項11に記載の内視鏡装置において、
    前記検出部は、前記第1撮像部により撮像された画像上における前記第2照明光の照射位置に基づいて、前記第2撮像部が撮像する位置を検出する内視鏡装置。
  13. 請求項11または12に記載の内視鏡装置において、
    前記表示部は、前記検出部により検出された前記第2撮像部の撮像位置を前記第1撮像部により撮像された画像に重畳して表示する内視鏡装置。
  14. 請求項9から13までのいずれか一項に記載の内視鏡装置において、
    前記表示部は、第2撮像部により撮像された画像に基づいて診断された対象物の状態の診断結果を、前記第1撮像部により撮像された画像に重畳して表示する内視鏡装置。
  15. 対象物に第1照明光を照射して対象物を撮像する第1撮像部と外部装置を挿入する挿入路とを有する親内視鏡装置と、前記挿入路に挿入される管部、および前記対象物に第2照明光を照射して対象物を撮像する第2撮像部を有する子内視鏡装置と、を備える内視鏡装置の撮像方法であって、
    前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限しながら、前記管部を所定の範囲内で前記第1撮像部の光軸に沿って移動させて、前記第2撮像部の焦点状態を調節する、内視鏡装置の撮像方法。
  16. 請求項15に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記管部は、剛性部を有し、前記剛性部の内部に第2撮像部が設けられる、内視鏡装置の撮像方法。
  17. 請求項15または16に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記親内視鏡装置は、前記第2撮像部による撮像が可能な撮像範囲を、前記第1撮像部により撮像された画像に重畳して表示部に表示する内視鏡装置の撮像方法。
  18. 請求項17に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記管部が前記挿入路の先端から突出する量を制限することにより、前記第1撮像部の光軸と、前記第2撮像部の光軸とが実質的に平行となるように前記管部を固定し、
    前記撮像範囲は、前記管部が固定されたときの前記第1撮像部の光軸と前記第2撮像部の光軸との相対位置に基づいて決定される内視鏡装置の撮像方法。
  19. 請求項18に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記第1撮像部により撮像された画像に基づいて、前記第2撮像部が撮像する位置を検出する内視鏡装置の撮像方法。
  20. 請求項19に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記第1撮像部により撮像された画像上における前記第2照明光の照射位置に基づいて、前記第2撮像部が撮像する位置を検出する内視鏡装置の撮像方法。
  21. 請求項19または20に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記検出された前記第2照明光の照射位置を前記第1撮像部により撮像された画像に重畳して前記表示部に表示する内視鏡装置の撮像方法。
  22. 請求項17から21までのいずれか一項に記載の内視鏡装置の撮像方法において、
    前記第2撮像部により撮像された画像に基づいて診断された対象物の状態の診断結果を、前記第1撮像部により撮像された画像に重畳して前記表示部に表示する内視鏡装置の撮像方法。
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WO2023005374A1 (zh) * 2021-07-27 2023-02-02 重庆西山科技股份有限公司 偏振光内窥镜装置及数据处理方法

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