本発明の実施例の技術的な解決策をより明確に説明するため、以下に実施例又は従来技術の記述において必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記載する図面は本発明のいくつかの実施例だけであり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
以下に本発明の実施例の図面を組み合わせながら、本発明の実施例に係る技術的解決策を明確で、全面的に説明し、明らかに、説明した実施例は本発明の一部の実施例だけであり、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得た他の実施例は、全て本発明の保護範囲に属する。
理解すべきものとして、本発明の実施例における技術案は様々な通信システム、例えばグローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:Genera1 Packet Radio Service)システム、長期進化型(LTE:Long Term
Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency
Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave
Access)通信システムなどに応用されることができる。
なお、本明細書に単語「システム」及び「ネットワーク」は置換可能に使用される。本明細書に単語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を示し、3つの関係を示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの状況を示す。また、本明細書に符号「/」は、通常に、前後の対象の「又は」の関係を示す。
図1は本発明の実施例が応用される無線通信システム100を示す。該無線通信システム100は、少なくとも1つのネットワークデバイス110を含むことができる。ネットワークデバイス100は、端末装置と通信するデバイスであってもよい。各ネットワークデバイス100は、特定の地理エリアに通信カバレージを提供し、該カバレージエリアに位置する端末装置と通信することができる。該ネットワークデバイス100は、GSMシステム又はCDMA(CDMA:Code Division Multiple Access)システムにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラー、リピータ、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、又は未来進化型の公衆移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)におけるネットワークデバイスなどであってもよい。
該無線通信システム100には、さらに、ネットワークデバイス110のカバー範囲に位置する複数の端末装置120が含まれる。該端末装置120は、移動又は固定の端末装置であってもよい。該端末装置120は、アクセス端末、端末はユーザ装置(UE:User Equipment)、加入者ユニット、加入者サイト、移動サイト、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザデバイスであってもよい。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)サイト、パーソナルデジタル処理(PDA:Persona1 Digita1 Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末、又は未来進化型の公衆移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)における端末装置などであってもよい。
図1は1つのネットワークデバイス及び2つの端末装置を示し、選択的なものとして、該無線通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含み、各ネットワークデバイスのカバー範囲に他の数量の端末装置が含まれてもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、該無線通信システム100は、さらに、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含むことができ、本発明の実施例はこれに限定しない。
該無線通信システム100はLAAをサポートすることができ、例えば、該無線通信システム100は、具体的に、LAA−LTEであってもよいし、他の通信システムであってもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。ネットワークデバイス110と端末装置120は、LAAを使用して通信を行う場合、ライセンススペクトル(Licensed
Spectrum)を使用してもよいし、アンライセンススペクトル(Unlicensed Spectrum)を使用してもよく、ここで、アンライセンススペクトルは、LAAによって、ライセンススペクトルのみが本来に使用されるセルラー通信ネットワーク(例えばLTE)に組み込まれ、しかも搬送波アグリゲーションシーンにおいて補助搬送波として使用される。ライセンススペクトルについて、許可されて使用され、アンライセンススペクトルについて、許可される必要がなく、誰ても合法的に使用することができる。この時、ライセンススペクトルでの搬送波は、ライセンス搬送波(Licensed
Carrier)と呼ばれ、アンライセンススペクトルでの搬送波は、アンライセンス搬送波(Unlicensed Carrier)と呼ばれる。
長期進化型のライセンスアシストアクセス(LAA−LTE:Licensed Assisted Access Using Long Term Evolution)システム又はLAAをサポートする他の通信システムにおいて、ネットワークデバイスは、ライセンス搬送波のアシストによってアンライセンス搬送波をスケジューリングすることができ、ここで、アンライセンス搬送波のアクセスはLBTメカニズムによって実現するが、本発明の実施例はこれに限定しない。選択可能なものとして、ネットワークデバイスは、アンライセンス搬送波でデータ伝送を行う前に、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)におけるノード及び/又はセルラネットワークにLAAを使用して他のノードとは、該アンライセンス搬送波でのリソースを競争し、競争成功である場合、競争して得られたリソースを使用してデータ伝送を行う。
説明を分かり易くするため、該ネットワークデバイスにより毎回に競争して得られた該アンライセンス搬送波での連続の時間リソースを1つの時間リソースセットとし、該時間リソースセットは、少なくとも1つの連続のサブフレームを含むことができ、又は、少なくとも1つの連続のサブフレーム及びあるサブフレームにおける一部の時間リソース(例えば、あるサブフレームにおける少なくとも1つの連続の符号)を含むことができ、例えば、連続に分布されたサブフレームn〜サブフレームm及びサブフレームm+1のうちの少なくとも1つの連続の符号を含むことができるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
該ネットワークデバイスにより競争して得られた各時間リソースセットは、連続に分布された時間リソースを含むことができ、異なる時間リソースセットに含まれる時間リソースは、間隔を隔て分布されてもよく、ここで、間隔は、1つの以上のサブフレームであってもよいし、1つの以上の符号であってもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。
該ネットワークデバイスは、競争して得られた時間リソースセットにおいてデータ伝送を行うことができ、例えば、該ネットワークデバイスは、時間リソースセットにおいて端末装置にダウンリンク情報、例えばシグナリング又はPDSCHをを送信してもよいし、端末装置により時間リソースセットで送信されたアップリンク情報、例えばアップリンクフィードバック又はPUSCHを受信してもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。
図2は本発明の実施例におけるアップリンク情報を伝送するための方法200を示す。
該方法は、LAAにおけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するために用いられることができる。
S210において、ネットワークデバイスは、アンライセンス搬送波の少なくとも1つの先行時間リソースセットを競争して取得し、少なくとも1つの先行時間リソースセットで端末装置にダウンリンク情報を送信する。
選択可能なものとして、該ネットワークデバイスは、LBTメカニズムを使用して、アンライセンス搬送波の伝送チャネルを競争してもよい。該ネットワークデバイスは、少なくとも1つの先行時間リソースセット内の各先行時間リソースセットを競争して取得し、少なくとも1つの先行時間リソースセットでダウンリンク情報を送信してもよい。選択可能なものとして、該ネットワークデバイスは、該少なくとも1つの先行時間リソースセットにおいて、他の端末装置にもダウンリンク情報を送信してもよい。
S220において、ネットワークデバイスは、アンライセンス搬送波での伝送リソースを継続に競争する。
該ネットワークデバイスは該アンライセンス搬送波での伝送リソースを競争して取得した場合、該ネットワークデバイスにより現在に競争して得られた該アンライセンス搬送波での連続の時間リソースが構成する時間リソースセットを現在時間リソースセットと呼ばれることができる。
S230において、端末装置は、ネットワークデバイスが該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行うための現在時間リソースセットを確定する。
該端末装置は、多種の方式でネットワークデバイスにより現在に競争して得られた時間リソースセット、即ち現在時間リソースセットを確定することができる。選択可能なものとして、該ネットワークデバイスは、該現在時間リソースセットで情報を送信し、該情報は指示情報又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を含み、それに対応し、該端末装置は、該現在時間リソースセットで受信された情報に従って、該ネットワークデバイスにより競争して得られた該アンライセンス搬送波の現在時間リソースセットを確定する。例えば、該ネットワークデバイスは、該現在時間リソースセットの先頭の時間リソースで該情報を送信し、具体的に、ブロードキャスト又はユニキャストによって該端末装置に送信することができ、本発明の実施例はこれに限定しない。
1つの選択的な実施例として、該ネットワークデバイスは、現在時間リソースセットで第1情報を送信してもよく、該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号を示すために用いられ、それに対応し、該端末装置は、該第1情報に従って、該現在時間リソースセットのセット番号を確定し、即ち、該現在時間リソースがネットワークデバイスにより競争して得られた何番目の時間リソースセットであることを確定する。該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号を明示又は暗黙的に示すことができる。選択可能なものとして、該第1情報は、該現在時間リソースセットの先頭の時間リソースが所在するシステムフレームの番号情報を含むことができ、例えば、該第1情報は、現在時間リソースセット内の1番目のサブフレームのシステムフレーム番号(SFN:System
Frame Number)情報を含むことができ、又は、該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号情報を含むことができ、例えば、ネットワークデバイスによりアンライセンス搬送波で競争して得られた時間リソースセットを時間の順番に従って番号を付けるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、該端末装置は該第1情報に従って、該現在時間リソースセットに含まれる連続の時間リソースを確定してもよい。例えば、該ネットワークデバイスは、現在時間リソースセット内の特定の時間リソース(例えば、該特定の時間リソースは、具体的に、該現在時間リソースセット内のN番目の時間リソース単位であってもよく、該時間リソース単位は、サブフレーム、符号、又はその他の単位であってもよい)において該第1情報を送信してもよく、該特定の時間リソースは、該現在時間リソースセットの先頭の時間リソースであってもよく、それに対応し、該端末装置は、該特定の時間リソースに従って、該現在時間リソースセットに含まれる連続の時間リソースを確定してもよいが、本発明の実施例はこれに限定しない。
該ネットワークデバイスは、ブロードキャストによって該第1情報を送信してもよいし、ユニキャスト又はマルチキャストによって該第1情報を送信してもよいが、本発明の実施例はこれに限定しない。
S240において、端末装置は、該アンライセンス搬送波の第1時間リソースでネットワークデバイスにアップリンク情報を送信し、ここで、該アップリンク情報は、該ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応する。
該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の各時間リソースセットが該現在時間リソースセットの前に位置し、即ち、該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の任意の時間リソースが該現在時間リソースセット内の任意の時間リソースの前に位置する。該ネットワークデバイスは、該アンライセンス搬送波の少なくとも1つの先行時間リソースセットを競争して取得し、該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の各先行時間リソースセットでダウンリンク情報を伝送し、該ダウンリンク情報は、PDSCH又はダウンリンク制御シグナリングを含むことができる。該端末装置は、現在時間リソースセットで該ネットワークデバイスに該少なくとも1つの先行時間リソースセットにおけるダウンリンク情報に対応するアップリンク情報を送信し、ここで、ダウンリンク情報がPDSCHを含む場合、該端末装置により送信されたアップリンク情報は、該端末装置が該PDSCHのフィードバック情報を成功に受信したかどうかを指示するためのフィードバック情報例えばACK/NACKを含むことができ、ダウンリンク情報がダウンリンク制御シグナリング、例えばダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)を含む場合、該端末装置により送信されたアップリンク情報は、該ダウンリンク制御シグナリングによりスケジューリングされたPUSCHを含み、ダウンリンク情報が基準信号、例えばセル基準信号(CRS:Cell Reference Signal)又はチャネル状態情報基準信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signal)を含む場合、該端末装置により送信されたアップリンク情報は、端末装置が基準信号対する測定結果、例えばチャネル状態情報(CSI Channel State Information)を含むことができるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、他の1つの選択的な実施例として、端末装置が該少なくとも1つの先行時間リソースセットでネットワークデバイスにより送信されたいかなるダウンリンク情報を受信しなく、又はアップリンク情報を送信する必要がであるいかなるダウンリンク情報を受信しない場合、該端末装置は、該現在時間リソースセットでネットワークデバイスにアップリンク情報を送信しなくてもよいが、本発明の実施例はこれに限定しない。
本発明の実施例において、該端末装置は、多種の方式で該第1時間リソースを確定することができる。選択可能なものとして、該第1時間リソースは、予め設定された規則に従って確定したのもであり、該予め設定された規則は、プロトコルによって規定され、該端末装置に予め設定されたものであってもよいし、ネットワークデバイスによって予め構成されたものであってもよい。例えば、該第1時間リソースは、該現在時間リソースセット内のM番目の時間リソース単位であってもよく、該時間リソース単位は、サブフレーム又は符号又は他の単位であってもよい。選択可能なものとして、該ネットワークデバイスは、該現在時間リソースセットで該第1情報を送信し、該端末装置は、上記の第1情報及び該第1情報を送信するための時間リソースと該第1時間リソースとの間の所定間隔に従って、該第1時間リソースを確定してもよく、例えば、該第1時間リソースは該第1情報を送信するための時間リソースと隣接し、又は、所定数の時間リソースを隔て、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、他の1つの実施例として、該端末装置は該ネットワークデバイスにより送信された第4情報を受信してもよく、該第4情報は、該第1時間リソースがアップリンク情報の伝送に用いられることを指示し、しかも第4情報に従って、該第1時間リソースを確定し、ここで、該第4情報は、該ネットワークデバイスにより該現在時間リソースセットで送信されたものであってもよいし、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで送信されたものであってもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。該第4情報は、該第1時間リソースを明示又は暗黙的に示すことができ、例えば、該第4情報は、該第1時間リソースのリソース番号情報を含むことができ、例えば、該第1時間リソースは、具体的に、第1サブフレームであってもよく、該第4情報は、該第1サブフレームの時間リソース番号情報を含むが、本発明の実施例はこれに限定しない。
本発明の実施例において、該端末装置は、多種の方式で該第1時間リソースと該少なくとも1つの先行時間リソースセットとの対応関係を確定することができる。選択可能なものとして、該端末装置は、予め設定された規則に従って、該対応関係を確定することができる。例えば、該少なくとも1つの先行時間リソースセットと該現在時間リソースセットとの対応関係は、予め約定又は規定されてものであり、例えば、該少なくとも1つの先行時間リソースセットは現在時間リソースセットの前からの1つの以上の時間リソースセットであり、それに対応し、該端末装置は、該現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットとの間の対応関係、及び該現在時間リソースセットにアップリンク情報を伝送するための第1時間リソースに従って、該第1時間リソースと該少なくとも1つの先行時間リソースセットとの間の対応関係を確定することができる。また、例えば、該現在時間リソースセット内の時間リソースと先行時間リソースセットとの間の対応関係は、予め約定又は規定されたのもであり、例えば、該現在時間リソースセット内のL番目の時間リソース単位と該現在時間リソースセットの前からのP番目の時間リソースセットとの間に対応関係を有するが、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、他の1つの実施例として、該端末装置は、該ネットワークデバイスにより該現在時間リソースセットで送信された第2情報を受信し、又は該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで送信された第3情報を受信することができる。それに対応し、該端末装置は、該第2情報又は第3情報に従って、該第1時間リソース及び/又は該現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットとの間の対応関係を確定することができる。選択可能なものとして、該第2情報は、該少なくとも1つの先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットのセット番号情報及び/又は該少なくとも1つの先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットの先頭の時間リソースの所在するシステムフレームの番号情報(例えば1番目のサブフレームのSFN情報)を含むことができる。該端末装置により該第1時間リソースで送信されたアップリンク情報は、該少なくとも1つの先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットの一部又は全部のダウンリンク情報に対応しても良い。選択可能なものとして、該第2情報は、さらに、該少なくとも1つの先行時間リソースセットの少なくとも1つのターゲット時間リソース単位の時間リソース番号情報を含み、ここで、該ターゲット時間リソース単位は、具体的に、ターゲットサブフレーム又は他の時間リソース単位であってもよく、この時、該第1時間リソースで送信されたアップリンク情報は、少なくとも1つのターゲット時間リソース単位でのダウンリンク情報に対応するが、本発明の実施例はこれに限定しない。
以下、時間リソースセットが具体的にサブフレームセットであり、時間リソース単位が具体的にサブフレームであることを例として説明する。仮に、現在時間リソースセットは具体的にサブフレームセットnであり、少なくとも1つの先行時間リソースセットはサブフレームセットn−1及びサブフレームセットn−2を含む。該第1時間リソースはサブフレームa及びサブフレームbを含み、ここで、サブフレームaはサブフレームセットn−2に対応し、サブフレームbはサブフレームセットn−1に対応し、サブフレームセットn−2のうちの1番目のサブフレームのSFNが・・・01であり、サブフレームセットn−1のうちの1番目のサブフレームのSFNが・・・10である。図3に示すように、該第2情報は、サブフレームaがSFN番号・・・01に対応し、サブフレームbがSFN番号・・・10に対応することを示すことができ、即ち、サブフレームaは、SFN番号・・・01のサブフレームセットに対応するアップリンク情報の伝送に用いられ、サブフレームbは、SFN番号・・・10のサブフレームセットに対応するアップリンク情報の伝送に用いられる。ここで、サブフレームのSFNの値の範囲は、0~1023であり、それに対応し、SFNは、10ビットによって示すことができる。
選択可能なものとして、シグナリングオーバーヘッドを低減させるために、該ネットワークデバイスは、Mビットを使用し、ある先行時間リソースセット内の1番目のサブフレームのSFNを第2情報に示すことができ、Mが2以上の整数である。例えば、該第2情報にSFNの最後のMつのビット又は他の位置にあるMつのビットが含まれるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
図4に示すように、該第2情報は2ビットを使用して先行時間リソースセットのセット番号を示す。具体的に、サブフレームセットn−2のセット番号が10、サブフレームセットn−1のセット番号が11である場合、該第2情報は、サブフレームaがセット番号10に対応し、サブフレームbがセット番号11に対応することを示すことができる。
第2情報に該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の具体的な時間リソースを示さない場合、該端末装置は、該第1時間リソースで、該少なくとも1つの先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットのすべての時間リソース又はすべてのダウンリンク時間リソース又はダウンリンク情報が受信されたすべてのダウンリンク時間リソースに対応するアップリンク情報を送信することを黙従する。選択可能なものとして、該第2情報は、さらに、ある先行時間リソースセットの該第1時間リソースに対応する時間リソースの時間リソース番号情報を含むことができる。例えば、該第2情報は、さらに、先行時間リソースセットの該第1時間リソースに対応する少なくとも1つのターゲットサブフレームのサブフレーム番号情報を含み、ここで、サブフレーム番号の値は0〜9である。選択可能なものとして、該第2情報に、第1時間リソースに対応するサブフレームのサブフレーム番号を示すための4つのビットが含まれ、又は、無線フレーム中の10つのサブフレームを予めLつのグループに分け、ここで、2≦L<9、さらに、第2情報に
ビットを使用して、該第1時間リソースに対応するサブフレームが属するグループ番号を示す。
図5に示すように、サブフレームaがサブフレームセットn−2のサブフレーム4に対応し、サブフレームbがサブフレームセットn−1のサブフレーム2に対応する場合、第2情報は、具体的に、サブフレームaがSFN番号情報が01であり且つサブフレーム番号が4であるサブフレームに対応し、サブフレームbがSFN番号情報10且つサブフレーム番号が2であるサブフレームに対応することを示すが、本発明の実施例はこれに限定しない。
理解すべきものとして、図3〜図5の例は、当業者にとって本発明の実施例を分かりやすくためのものであり、本発明の実施例を限定するものではない。当業者は、記載された図3〜図5の例に応じて、修正又は変更を行うことができ、これらの修正又は変更も本発明の実施例の範囲に含まれる。
他の1つの選択的な実施例として、該第2情報は、さらに、該少なくとも1つの先行時間リソースセット内のサブフレームの数及び/又はダウンリンクサブフレームの数を示すが、本発明の実施例はこれに限定しない。
他の1つの選択的な実施例として、該端末装置は、第3情報に従って、該第1時間リソースと該少なくとも1つの先行時間リソースセットとの対応関係を確定しても良い。選択可能なものとして、該第3情報は、該現在時間リソースセット、又は、該現在時間リソースセット内の第1時間リソースを示すために用いられる。例えば、該第3情報は、該現在時間リソースセットのセット番号情報を含み、又は、さらに、該第1時間リソースの該現在時間リソースセットの所在位置を含むことができる。1つの具体的な例として、該ネットワークデバイスは、競争して得られた時間リソースセットLで端末装置にDCIを送信し、該DCIは、該端末装置のPUSCHをスケジューリングし、競争して得られた時間リソースセットL+Mで該PUSCHを伝送することに用いられ、Mが1以上の整数であるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
理解すべきものとして、上記の第1情報、第2情報、第3情報及び第4情報は、異なるメッセージに含まれ、又は、一部の情報が同一のメッセージに含まれることができる。例えば、第1情報又は第4情報は、第2情報と一緒に同一のメッセージに含まれ、又は、第1情報と第3情報は同一のメッセージに含まれ、本発明の実施例はこれに限定しない。
そして、本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための方法によって、ネットワークデバイスによりアンライセンス搬送波での伝送リソースを競争し、しかも端末装置は、該ネットワークデバイスにより競争して得られたアンライセンス搬送波の現在時間リソースセットでアップリンク情報を伝送し、該アップリンク情報は、ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応し、端末装置は、該アンライセンス搬送波での伝送リソースを競争する必要がない。
なお、該ネットワークデバイスは、すべての端末装置がアップリンクダウンリンクサブフレーム対応関係又はHARQ対応関係を採用するように構成され、各端末装置に基づいて、それらのダウンリンクサブフレーム対応関係をそれぞれ確定する必要がなく、該ネットワークデバイスの複雑度を低減させ、システム性能を向上させることができる。
本発明の実施例において、該端末装置は、第1時間リソースでアップリンク情報を送信することができ、ここで、選択可能なものとして、該第1時間リソースは、1つの以上の時間リソース単位、例えば1つの以上のサブフレームに対応しても良く、該アップリンク情報は、1つの先行時間リソースセットにおけるダウンリンク情報に対応してよいし、複数の先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットにおけるダウンリンク情報に対応してもよく、しかも、具体的に、各先行時間リソースセットの1つの以上の時間リソース単位におけるダウンリンク情報に対応しても良い。つまり、本発明の実施例において、該端末装置は、1つの時間リソース単位で1つの以上の他の時間リソース単位のダウンリンク情報に対応するアップリンク情報を送信し、例えば、1つのサブフレームで1つの以上の他のサブフレームのPDSCHに対応するACK/NACKをフィードバックするが、本発明の実施例はこれに限定しない。
選択可能なものとして、端末装置は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)又はPUSCHでフィードバック情報を伝送しても良く、該フィードバック情報は、具体的に、ACK/NACKであっても良い。該端末装置はPUCCHでACK/NACKを伝送する場合、選択可能なものとして、該端末装置は、PUCCHフォーマット3、PUCCHフォーマット4、PUCCHフォーマット5、又は他のフォーマットを使用してACK/NACKを伝送してもよいが、本発明の実施例はこれに限定しない。
該端末装置は、該第1時間リソースでNビットのACK/NACKを伝送してもよく、Nは、該少なくとも1つの先行時間リソースセットに含まれるすべての時間リソース単位の数又はすべてのダウンリンク時間リソース単位の数であってもよく、この時、該端末装置は、PDSCHを受信しない時間リソース単位に対して0又は1でパディングし、又は、Nは該少なくとも1つの先行時間リソースセットで該端末装置により受信された、該ネットワークデバイスにより送信されたPDSCHの時間リソース単位の数であってもよく、又は、該ネットワークデバイスにより配置された数であっても良いが、本発明の実施例はこれに限定しない。
1つの選択的な実施例として、Nは以下の式で確定され、
ここで、Kは該少なくとも1つの先行時間リソースセットの数を示し、Cは各PDSCHに対応するACK/NACKの最大ビット数を示し、
は該少なくとも1つの先行時間リソースセット内のi番目の先行時間リソースセットに含まれる時間リソース単位の数に等しく、又は、i番目の先行時間リソースセットに含まれるダウンリンク時間リソース単位の数に等しく、又は、該ネットワークデバイスによりi番目の先行時間リソースセットに配置されたパラメータ値に等しく、該パラメータ値は該i番目の先行時間リソースセットに含まれる時間リソース単位の数の以下である。
他の1つの選択的な実施例として、Nは以下の式で確定され、
は該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットのi番目の先行時間リソースセットに配置されたパラメータ値に等しく、該パラメータ値は0以上の整数である。
本発明の実施例において、複数の端末装置が同じアップリンクダウンリンクサブフレーム対応関係(HARQタイミング関係とも呼ばれる)に対応する場合、少なくとも2つの端末装置が該アンライセンス搬送波の同じ時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する可能性があり、この時、該少なくとも2つの端末装置は、該同じ時間リソースの異なるリソース(例えば周波数リソース、コードリソース等)を使用してアップリンク情報の伝送を行うことができる。選択可能なものとして、異なる端末装置に対応するリソースは、予め定義されてもよいし、該ネットワークデバイスにより配置されてもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。
他の1つの選択的な実施例として、該方法200は、さらに、
該ネットワークデバイスは第5情報を送信することを含み、該第5情報は、端末装置の該第1時間リソースの対応するリソース番号情報を示すために用いられる。
該第5指示情報は、ユニキャスト、マルチキャスト又はブロードキャストによって送信されても良い。例えば、該ネットワークデバイスは該第5情報をブロードキャストしても良く、該第5情報は、複数の端末装置のうちの各端末装置の該第1時間リソースの対応するリソース番号情報を示すために用いられる。この時、端末装置は、第1時間リソースで該第5情報が示す伝送リソースを使用して該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信しても良い。
理解すべきものとして、上記の実施例は、アップリンク情報にACK/NACK及び/又はPUSCHが含まれることを例として説明しており、選択可能なものとして、該アップリンク情報は、さらに、スケジューリング要求(Scheduling Request)及び/又はCSIを含むことができるが、本発明の実施例はこれに限定しない。
また、理解すべきものとして、上記の各過程の番号は、実行の順番を意味しなく、各過程の実行の順番は、その機能及び内部ロジックによって確定されるが、本発明の実施例の実施過程を限定しない。
以上、図1〜図5を結合し、本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための方法を詳しく説明しており、以下、図6〜図9を結合し、本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための装置を詳しく説明する。
図6は本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための装置300を示す。該装置300は、確定ユニット310及び送信ユニット320を含む。
確定ユニット310は、ネットワークデバイスが該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行うための現在時間リソースセットを確定するように構成され、ここで、該ネットワークデバイスは、競争して得られた時間リソースセットを使用して該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行い、競争して得られた各時間リソースセットに含まれる時間リソースが連続に分布され、異なる時間リソースセット内の時間リソースが間隔をあけて分布される。
送信ユニット320は、該確定ユニット310により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信するように構成され、該アップリンク情報は、該ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応する。
具体的に、該ネットワークデバイスにより競争して得られた時間リソースセットは、該現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットを含み、該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の任意の時間リソースが該現在時間リソースセットの任意の時間リソースの前に位置する。
選択可能なものとして、該ダウンリンク情報はDCIを含み、該アップリンク情報はPUSCHを含む。
選択可能なものとして、他の1つの実施例として、該ダウンリンク情報はPDSCHを含み、該アップリンク情報はACK/NACKを含む。
他の1つの選択的な実施例として、該装置300は、さらに、第1受信ユニットを含み、前記第1受信ユニットは、該ネットワークデバイスにより送信された第1情報を受信するように構成される。
それに対応し、該確定ユニット310は、具体的に、該第1受信ユニットにより受信された該第1情報に従って、該ネットワークデバイスにより競争して得られた現在時間リソースセットのセット番号を確定するように構成される。
1つの選択的な実施例として、該第1情報は、該現在時間リソースセットの先頭の時間リソースが所在するシステムフレーム番号情報を含み、又は、該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号情報を含む。
1つの選択的な実施例として、該装置300は、さらに、第2受信ユニットを含み、第2受信ユニットは、該送信ユニット320が該確定ユニット310により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報送信する前に、該ネットワークデバイスにより該現在時間リソースセットで送信された第2情報を受信するように構成され、該第2情報は、該第1時間リソース又は現在時間リソースセットが、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられる。
他の1つの選択的な実施例として、該装置300は、さらに、第2受信ユニットを含み、第2受信ユニットは、該送信ユニット320が該確定ユニット310により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する前に、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで送信された第3情報を受信するように構成され、該第3情報は、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報が、該現在時間リソースセット又は第1時間リソースで送信されることを指示する。
他の1つの選択的な実施例として、該確定ユニット310は、さらに、該送信ユニット320が該確定ユニットにより確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する前に、予め設定された規則に従って、該現在時間リソースセット又は第1時間リソースが該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられることを確定するように構成される。
1つの選択的な実施例として、該第3情報は該現在時間リソースセットのセット番号情報を含む。
1つの選択的な実施例として、該第2情報は、該少なくとも1つの先行時間リソースセットの各先行時間リソースセットのセット番号情報を含む。
他の1つの選択的な実施例として、該第2情報はさらに該少なくとも1つの先行時間リソースセットのうちの少なくとも1つのターゲット時間リソース単位の時間リソース番号情報を含み、ここで、該第1時間リソースは、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つのターゲット時間リソース単位で伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられる。
他の1つの選択的な実施例として、該確定ユニット310は、さらに、該送信ユニット320が該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する前に、予め設定された規則に従って、該現在時間リソースセット内の該第1時間リソースを確定するように構成される。
他の1つの選択的な実施例として、該装置300は、さらに、第3受信ユニットを含み、第3受信ユニットは、該送信ユニット320が該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する前に、該ネットワークデバイスにより該現在時間リソースセットで送信された第4情報を受信するように構成され、該第4情報は、該第1時間リソースを示すために用いられる。
他の1つの選択的な実施例として、該ダウンリンク情報はPDSCHを含み、該アップリンク情報はACK/NACKを含む。この時、該送信ユニット320は、具体的に、該第1時間リソースのPUCCH又はPUSCHで該ネットワークデバイスにNビットのACK/NACKを送信するように構成され、該NビットのACK/NACKは、該端末装置が、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで該端末装置に送信されたPDSCHを成功に受信したかどうかを指示するために用いられる。
理解すべきものとして、ここの装置300は、機能ユニットによって体現される。ここの単語「ユニット」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、1つの以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリー、マージ論理回路及び/又は他の上記機能をサポートする適当な部品であっても良い。1つの選択可能な例において、当業者は、装置300が上記の実施例の端末装置であり、装置300は上記の方法実施例における端末装置に対応する各フローチャート及び/又はステップを実行することが理解され、重複を回避するために、ここで省略する。
図7は本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための装置400を示し、該装置400は、確定ユニット410及び受信ユニット420を含む。
確定ユニット410は、該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行うための現在時間リソースセットを確定するように構成され、ここで、該ネットワークデバイスは、競争して得られた時間リソースセットを使用して該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行い、競争して得られた各時間リソースセットに含まれる時間リソースが連続に分布され、しかも異なる時間リソースセット内の時間リソースが間隔をあけて分布され、
受信ユニット420は、該確定ユニット410により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで送信されたアップリンク情報を受信するように構成され、該アップリンク情報は、該ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応する。
具体的に、該ネットワークデバイスにより競争して得られた時間リソースセットは、該現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットを含み、しかも該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の任意の時間リソースが該現在時間リソースセット内の任意の時間リソースの前に位置する。
1つの選択的な実施例として、該ダウンリンク情報はDCIを含み、該アップリンク情報はPUSCHを含む。
他の1つの選択的な実施例として、該ダウンリンク情報はPDSCHを含み、該アップリンク情報はACK/NACKを含む。
他の1つの選択的な実施例として、該装置400は、さらに、第1送信ユニットを含む。
第1送信ユニットは、該受信ユニット420が端末装置により該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで送信されたアップリンク情報を受信する前に、第1情報を送信するように構成され、該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号を示すために用いられる。
1つの選択的な実施例として、該第1情報は、該現在時間リソースセットの先頭の時間リソースが所在するシステムフレーム番号情報を含み、又は、該第1情報は、該現在時間リソースセットのセット番号情報を含む。
他の1つの選択的な実施例として、該装置400は、さらに、第2送信ユニットを含み、第2送信ユニットは、該受信ユニット420が端末装置により該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで送信されたアップリンク情報を受信する前に、該現在時間リソースセットで第2情報を送信するように構成され、該第2情報は、該第1時間リソース又は現在時間リソースセットが、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられることを指示する。
他の1つの選択的な実施例として、該装置400は、さらに、第2送信ユニットを含み、第2送信ユニットは、該送信ユニットが該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信する前に、該先行時間リソースセットで第3情報を送信するように構成され、該第3情報は、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報が、該現在時間リソースセット又は第1時間リソースで送信されることを指示する。
他の1つの選択的な実施例として、該確定ユニット410は、さらに、予め設定された規則に従って、該現在時間リソースセット又は第1時間リソースが該少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられるこを確定するように構成される。
1つの選択的な実施例として、該第3情報は該現在時間リソースセットのセット番号情報を含む。
1つの選択的な実施例として、該第2情報は、該少なくとも1つの先行時間リソースセットのうちの各先行時間リソースセットのセット番号情報を含む。
他の1つの選択的な実施例として、該第2情報はさらに該少なくとも1つの先行時間リソースセットのうちの少なくとも1つのターゲット時間リソース単位の時間リソース番号情報を含み、ここで、該第1時間リソースは、該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つのターゲット時間リソース単位で伝送されたダウンリンク情報に対応するアップリンク情報の伝送に用いられる。
他の1つの選択的な実施例として、該装置400は、さらに、第3送信ユニットを含み、第3送信ユニットは、該受信ユニット420が端末装置により該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで送信されたアップリンク情報を受信する前に、該現在時間リソースセットで第4情報を送信するように構成され、該第4情報は、該第1時間リソースを示すために用いられる。
他の1つの選択的な実施例として、該ダウンリンク情報はPDSCHを含み、該アップリンク情報はACK/NACKを含む。この時、該受信ユニット420は、具体的に、端末装置が該第1時間リソースでPUCCH又はPUSCHによって伝送されたNビットのACK/NACKを受信するように構成され、該NビットのACK/NACKは、該端末装置が該ネットワークデバイスにより該少なくとも1つの先行時間リソースセットで該端末装置に送信されたPDSCHを成功に受信したかどうかを指示するために用いられる。
理解すべきものとして、ここの装置400は、機能ユニットによって体現される。ここの単語「ユニット」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、1つの以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリー、マージ論理回路及び/又は他の上記機能をサポートする適当な部品であっても良い。1つの選択可能な例において、当業者は、装置300が上記の実施例の端末装置であり、装置400は上記の方法実施例における端末装置に対応する各フローチャート及び/又はステップを実行することが理解され、重複を回避するために、ここで省略する。
図8は本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための装置500を示し、該装置500は、プロセッサ510及び送受信機520を含む。
プロセッサ510は、ネットワークデバイスが該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行うための現在時間リソースセットを確定するように構成され、ここで、該ネットワークデバイスは競争して得られた時間リソースセットを使用して該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行い、競争して得られた各時間リソースセットに含まれる時間リソースが連続に分布され、しかも異なる時間リソースセット内の時間リソースが間隔をあけて分布される。
送受信機520は、該プロセッサ510により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで該ネットワークデバイスにアップリンク情報を送信するように構成され、該アップリンク情報は、該ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応する。
具体的に、該ネットワークデバイスにより競争して得られた時間リソースセットは、該現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットを含み、該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の任意の時間リソースが該現在時間リソースセットの任意の時間リソースの前に位置する。
理解すべきものとして、装置500は上記の実施例における端末装置であって、上記の方法実施例における端末装置に対応する各ステップ及び/又はフローチャートを実行する。選択可能なものとして、装置500はさらにメモリーを含み、該メモリーは読み取り専用メモリー及びランダムアクセスメモリーを含み、プロセッサに命令及びデータを提供する。メモリーの一部として、不揮発性ランダムアクセスメモリーを含む。例えば、メモリーは、デバイスタイプの情報をさらに記憶する。プロセッサは、メモリーに記憶される命令を実行し、該プロセッサがメモリーに記憶された命令を実行する場合、該プロセッサは、上記の方法実施例における各ステップ及び/又はフローチャートを実行する。選択可能なものとして、該装置500はさらにバスを含み、該プロセッサ、送受信機及びメモリーはバスを介して接続する。
図9は本発明の実施例におけるアンライセンス搬送波でアップリンク情報を伝送するための装置600を示し、該装置600は、プロセッサ610及び送受信機620を含む。
プロセッサ610は、該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行うための現在時間リソースセットを確定するように構成され、ここで、該ネットワークデバイスは、競争して得られた時間リソースセットを使用して該アンライセンス搬送波でデータ伝送を行い、競争して得られた各時間リソースセットに含まれる時間リソースが連続に分布され、しかも異なる時間リソースセット内の時間リソースが間隔をあけて分布され、
送受信機620は、端末装置が該プロセッサ610により確定された該現在時間リソースセット内の第1時間リソースで送信されたアップリンク情報を受信するように構成され、該アップリンク情報は、該ネットワークデバイスにより少なくとも1つの先行時間リソースセットで伝送されたダウンリンク情報に対応する。
具体的に、該ネットワークデバイスにより競争して得られた時間リソースセットは、現在時間リソースセットと該少なくとも1つの先行時間リソースセットを含み、しかも該少なくとも1つの先行時間リソースセット内の任意の時間リソースが該現在時間リソースセット内の任意の時間リソースの前に位置する。
理解すべきものとして、装置600は上記の実施例における端末装置であって、上記の方法実施例における端末装置に対応する各ステップ及び/又はフローチャートを実行する。選択可能なものとして、装置600はさらにメモリーを含み、該メモリーは読み取り専用メモリー及びランダムアクセスメモリーを含み、プロセッサに命令及びデータを提供する。メモリーの一部は不揮発性ランダムアクセスメモリーを含む。例えば、メモリーは、デバイスタイプの情報をさらに記憶する。プロセッサは、メモリーに記憶される命令を実行し、該プロセッサがメモリーに記憶された命令を実行する場合、該プロセッサは、上記の方法実施例における各ステップ及び/又はフローチャートを実行する。選択可能なものとして、該装置600はさらにバスを含み、該プロセッサ、送受信機及びメモリーはバスを介して接続する。
理解すべきものとして、本発明の実施例において、該プロセッサは、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部材であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよい又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。
実現の過程において、上記の方法のステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積ロジック回路又はソフトウェアモジュール形態の命令よって実現することができる。本発明の実施例に開示された方法のステップはハードウェアプロセッサによって実行されて完了され、又は復号プロセッサにおけるハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒質はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。重複を回避するために、ここで省略する。
当業者であれば、本明細書に開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。ハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、以上、機能に従って各実施例のステップ及び構成を説明する。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアで実行されるかどうかは技術的解決策の特定アプリケーションと設計約束条件に依存する。専門技術者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると考えられるべきではない。
当業者は便利且つ簡潔で説明するために、上述したシステム、装置とユニットの具体的な動作プロセスについて上記方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
本出願が提供するいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。上述した装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分はロジック機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニットまたは部材は組み合わせられてもよいまたは別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示されるまたは議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよくまたは物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよくまたは物理的ユニットでなくてもよく、すなわち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてその中の一部または全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つまたは二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
前記ユニットはソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売または使用される場合,一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき,本発明の技術的解決策は本質的にソフトウェア製品の形態で実現されてもよく、又は従来技術に貢献する部分又は該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形態で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は一台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置などあってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかのコマンドを含む記憶媒体に記憶する。前記記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
以上は、本発明の最適的な実施例に過ぎなく、本発明を制限せず、本分野の当業者に対して、本発明が各種類の変更と変化がある。本発明の主旨精神と原則以内に、いかなる改修、同等入れ替わり、改良等が、本発明の保護範囲以内に含まれるべきである。