JP2020061539A - モジュール装置およびモジュール装置の組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な組み立てでシールド特性を向上させる。【解決手段】基板と、第1壁部を有し、基板の第1面の少なくとも一部を覆う上側ケースと、基板に向けて延伸して基板と接触する第2壁部を有し、基板の第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う下側ケースと、基板および第1壁部の少なくとも一方と、第2壁部との間の電気的接続を補助する補助部材とを備え、上側ケースおよび下側ケースは、基板を挟んで嵌合することにより、基板の少なくとも一部を収容する、モジュール装置を提供する。【選択図】図4
Description
本発明は、モジュール装置およびモジュール装置の組み立て方法に関する。
従来、電子回路が設けられた基板のグラウンド配線と、当該基板を収容するケースとを電気的に接続したモジュール装置等が知られている(例えば、特許文献1および2を参照)。
このような基板は、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、ミキサ、アンプ等の高周波信号を取り扱う素子を両面に搭載することがある。この場合、基板の表面および裏面のそれぞれにシールド用の部品を取り付けることになる。このようなシールド部品として、簡便な組み立てによる部品を採用すると、基板端面の隙間等から高周波信号が漏れ出してしまい、複数の伝送チャンネル間で信号が干渉してしまうことがあった。また、シールド特性を向上させたシールド部品は、組み立てが複雑になってしまい、製品の生産性が低減してしまうことがあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、モジュール装置の組み立てが複雑になることを防止しつつ、シールド特性を向上させることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、基板と、第1壁部を有し、前記基板の第1面の少なくとも一部を覆う上側ケースと、前記基板に向けて延伸して前記基板と接触する第2壁部を有し、前記基板の前記第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う下側ケースと、前記基板および前記第1壁部の少なくとも一方と、前記第2壁部との間の電気的接続を補助する補助部材とを備え、前記上側ケースおよび前記下側ケースは、前記基板を挟んで嵌合することにより、前記基板の少なくとも一部を収容する、モジュール装置を提供する。
前記補助部材は、前記基板の前記第1面に接するように設けられた導電性の第1部材と、前記第2壁部に接するように設けられた導電性の第2部材とを有してもよい。前記第1部材および前記第2部材は、L字型の一体の形状を有し、前記第1部材は、前記基板の前記第1面のグラウンド配線と電気的に接続されてもよい。
前記第1壁部の一部は、前記第2壁部と並進し、前記補助部材は、前記第1壁部と前記第2壁部とを結合する導電性の第3部材を有してもよい。前記第3部材は、前記第1壁部および前記第2壁部を貫通するネジでもよい。
前記補助部材は、前記基板の前記第1面に接するように設けられた導電性の第4部材と、前記基板の前記第2面および前記第2壁部にそれぞれ接するように設けられた導電性の第5部材と、前記第4部材および前記第5部材を接続する導電性の第6部材とを有してもよい。前記第4部材は、前記基板の前記第1面のグラウンド配線と電気的に接続され、前記第4部材、前記第5部材、および第6部材は、U字型の一体の形状を有し、前記基板の端部に固定されてもよい。
前記基板は、外部からの電気信号を受け取る受信部と、外部へ電気信号を送信する送信部とを有し、前記受信部および前記送信部は、前記補助部材を有し、前記補助部材の一部は、前記受信部および前記送信部に共通の一体化された部材として設けられてもよい。
本発明の第2の態様においては、基板を形成するステップと、第1壁部を有し、前記基板の第1面の少なくとも一部を覆う上側ケースを準備するステップと、前記基板に向けて延伸して前記基板と接触する第2壁部を有し、前記基板の第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う下側ケースを準備するステップと、前記基板に前記下側ケースを取り付けるステップと、前記基板および前記下側ケースに接するように導電性の部材を取り付けるステップと、前記基板および前記下側ケースに、前記上側ケースを取り付けるステップと、前記第1壁部および前記第2壁部を貫通するように第3部材を取り付けるステップとを備える、モジュール装置の組み立て方法を提供する。
本発明によれば、モジュール装置の組み立てが複雑になることを防止しつつ、シールド特性を向上させるという効果を奏する。
<モジュール装置100の構成例>
図1は、本実施形態に係るモジュール装置100の構成例を示す。図1は、モジュール装置100の表面である第1面の例を示す。なお、図1において、第1面はXY平面と略平行な面とした。モジュール装置100は、例えば、数GHzから十数GHzに至る程度の高周波信号を送受信するモジュール装置である。モジュール装置100は、基板110と、受信部120と、送信部130とを備える。
図1は、本実施形態に係るモジュール装置100の構成例を示す。図1は、モジュール装置100の表面である第1面の例を示す。なお、図1において、第1面はXY平面と略平行な面とした。モジュール装置100は、例えば、数GHzから十数GHzに至る程度の高周波信号を送受信するモジュール装置である。モジュール装置100は、基板110と、受信部120と、送信部130とを備える。
基板110は、第1面、および第1面と反対側の第2面に電子部品および配線等が設けられ、電子回路が構成された両面実装基板である。基板110は、例えば、電気信号を受信する受信回路と、電気信号を送信する送信回路が構成されている。基板110は、単層または多層基板である。基板110は、第1面と、第1面とは反対側の第2面とに、電子部品および配線等が設けられている。
受信部120は、外部からの電気信号を受け取る。受信部120は、例えば、数GHzから十数GHz程度に至る高周波信号を受信する。受信部120は、例えば、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを有する。これに代えて、受信部120は、受信したデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータを有してもよい。また、受信部120は、受信した高周波信号を当該高周波信号よりも低い周波数の信号に変換するダウンコンバート回路を有してもよい。受信部120が高周波信号を取り扱う部品および配線は、外部からの雑音等による影響を受けやすく、また、外部への雑音を発生しやすいので、電磁的なシールドによって遮蔽されることが望ましい。
図1は、受信部120が第1シールドケース122を有する例を示す。第1シールドケース122は、基板110のグラウンド電位と電気的に接続され、高周波信号を取り扱う部品および配線を覆う金属製のケースである。また、図1は、一つのまたは複数の入力コネクタ124が第1シールドケース122に含まれている例を示す。入力コネクタ124は、規格化されたコネクタであることが望ましい。入力コネクタ124は、例えば、SMA(Sub Miniature Type A)コネクタ等である。図1は、受信部120が外部からの高周波信号およびクロック信号を受け取るための複数の入力コネクタ124を有する例を示す。
送信部130は、外部へ電気信号を送信する。送信部130は、例えば、数GHzから十数GHz程度に至る高周波信号を送信する。送信部130は、例えば、基板110で取り扱うデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータを有する。また、送信部130は、基板110で取り扱うアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを有してもよい。また、送信部130は、基板110で取り扱う信号周波数よりも高い周波数の高周波信号へと変換するアップコンバート回路を有してもよい。また、送信部130が高周波信号を取り扱う部品および配線は、受信部120と同様に、電磁的なシールドによって遮蔽されることが望ましい。
図1は、送信部130が第2シールドケース132を有する例を示す。第2シールドケース132は、基板110のグラウンド電位と電気的に接続され、高周波信号を取り扱う部品および配線を覆う金属製のケースである。また、図1は、一つのまたは複数の出力コネクタ134が第2シールドケース132に含まれている例を示す。出力コネクタ134は、SMAコネクタ等のように、規格化されたコネクタであることが望ましい。図1は、送信部130が高周波信号およびクロック信号を外部に送信するための複数の出力コネクタ134を有する例を示す。
以上のように、図1に示すモジュール装置100は、一例として、基板110に設けられた電子回路のうちシールドされていない領域の回路が、シールドされた領域のアナログ信号よりも低い周波数のデジタル信号を処理する。また、基板110に設けられた電子回路のうちシールドされている回路は、受信部120または送信部130に含まれる。そして、受信部120は、外部から高周波信号を受け取ってより低い周波数のデジタル信号に変換する。また、送信部130は、基板110が処理したデジタル信号をより高い周波数のアナログ高周波信号に変換して外部に送信する。このようなモジュール装置100が処理する電気信号について次に説明する。
<モジュール装置100の受信部120内の信号例>
図2は、本実施形態に係るモジュール装置100が処理した電気信号の一例を示す。図2は、受信部120が3.45GHzの高周波信号を受信した結果の一例を示す。また、図2は、受信部120が4.8GHzのクロック信号を受け取る例を示す。なお、図2は、受信部120が受信した後のアナログ信号をスペクトラムアナライザ等で周波数解析した結果の例を示す。図2の横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
図2は、本実施形態に係るモジュール装置100が処理した電気信号の一例を示す。図2は、受信部120が3.45GHzの高周波信号を受信した結果の一例を示す。また、図2は、受信部120が4.8GHzのクロック信号を受け取る例を示す。なお、図2は、受信部120が受信した後のアナログ信号をスペクトラムアナライザ等で周波数解析した結果の例を示す。図2の横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
図2に示す周波数スペクトルには、3.45GHzの高周波信号の他に、複数のスプリアス成分が重畳していることがわかる。これは、3.45GHzの高周波信号の2倍の高調波成分と4.8GHzのクロック信号との干渉結果の折り返し成分と、4.8GHzのクロック信号の漏れ成分等である。複数のスプリアス成分のうち、2.7GHzに発生しているスプリアスの信号強度が比較的高く、3.45GHzの高周波信号の信号強度に対して−39dBcとなっていることがわかる。このように、単に高周波回路をシールドしただけでは、複数のスプリアスが発生することがある。
このようなスプリアスは、基板110における信号処理の誤動作の原因となることもあり、また、送信部130の送信信号に重畳した場合は、電波障害の原因となることもある。特に、2.7GHzに発生している−39dBcのスプリアスは、スプリアス規格を満たしていないので、モジュール装置100は、シールド性能を向上させる等の対策が必要となる。そこで、モジュール装置100のシールドケースについて次に説明する。
<第1シールドケース122の構成例>
図3は、本実施形態に係るモジュール装置100の第1シールドケース122の構成例を示す。図3は、図1に示す受信部120のA−A’線における断面の構成例を示す。第1シールドケース122は、上側ケース210と、下側ケース220とを含む。
図3は、本実施形態に係るモジュール装置100の第1シールドケース122の構成例を示す。図3は、図1に示す受信部120のA−A’線における断面の構成例を示す。第1シールドケース122は、上側ケース210と、下側ケース220とを含む。
上側ケース210は、基板110の第1面の少なくとも一部を覆う。上側ケース210は、例えば、基板110の第1面上において、基板110上の電子部品および配線を含む一部の領域を囲うように形成される。上側ケース210は、フタ部212と、第1本体部214と、第1壁部216とを有する。
フタ部212は、基板110と略平行に配置された板状の部材である。フタ部212は、ネジ等により、第1本体部214に固定される。第1本体部214は、例えば、基板110上の電子部品および配線等が実装された領域を囲うように、XY面において開口を有する形状を有する。この場合、第1本体部214の開口は、フタ部212によって遮蔽される。第1本体部214は、XY面において外壁が四角形の形状を有するように形成されることが望ましい。
第1壁部216は、第1本体部214の端部において、第1本体部214と一体となって形成される。第1壁部216は、第1本体部214の外壁の一部として形成される。図3は、第1壁部216が第1本体部214の−Y方向側の外壁の一部として形成された例を示す。第1壁部216は、上側ケース210の端部において、基板110の第2面側へと延伸する。第1壁部216は、例えば、−Z方向へと延伸して、下側ケース220に接触するように形成される。また、第1壁部216は、入力コネクタ124がネジ等で固定される。
下側ケース220は、基板110の第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う。下側ケース220は、例えば、基板110の第2面側において、基板110に実装された電子部品および配線を含む一部の領域を囲うように形成される。下側ケース220は、第2本体部222と、第2壁部224とを有する。
第2本体部222は、例えば、基板110の第2面側の電子部品および配線等が実装された領域を囲うように、凹部を有する形状を有する。この場合、第2本体部222が基板110に固定されることで、当該凹部内の空間が遮蔽される。第2本体部222は、XY面において外壁が四角形の形状を有するように形成されることが望ましい。
第2壁部224は、第2本体部222の端部において、第2本体部222と一体となって形成される。第2壁部224は、第2本体部222の外壁の一部として形成される。図3は、第2壁部224が第2本体部222の−Y方向側の外壁の一部として形成された例を示す。第2壁部224は、下側ケース220の端部において、基板110に向けて延伸して基板110と接触する。
以上の本実施形態に係るモジュール装置100は、上側ケース210および下側ケース220が、基板110を挟んで嵌合することにより、基板110の少なくとも一部を収容する。例えば、下側ケース220は、基板110を載置し、基板110の第1面側からネジ等で基板110に固定される。これにより、基板110の第2面側の少なくとも一部は、下側ケース220によって遮蔽される。そして、上側ケース210は、基板110の第1面側から下側ケース220へと嵌合し、ネジ等によって下側ケース220に固定される。これにより、基板110の第1面側の少なくとも一部は、上側ケース210によって遮蔽される。
このようなモジュール装置100は、基板110の両面に高周波信号を取り扱う部品が実装されているものの、当該部品をシールドする上側ケース210および下側ケース220を容易に組み立てることができる。しかしながら、このようなモジュール装置100は、上側ケース210、下側ケース220、および基板110の隙間等から、高周波信号が漏れ出すことがある。
この場合、モジュール装置100は、基板110、上側ケース210、および下側ケース220の接触する部分等に、導電テープ、ガスケット、および導電性のクッション構造等を取り付けて対策することが考えられる。導電テープ等は、適切な場所に取り付けることにより、モジュール装置100のシールド特性を向上できる。
しかしながら、このように組み立てられたモジュール装置100であっても、図2に示すように、スプリアスが発生してしまうことがある。また、導電テープ等を用いて対策しても、経年劣化等により、将来的にシールド特性が低下してしまうことがある。また、このような導電テープ等の使用は、取り付けるべき適切な場所を装置毎に確認しなければならず、組み立て工程においては時間と手間がかかる。また、導電テープ等を使用しても、組み立て後の特性にばらつきが生じてしまうことがある。そこで、本実施形態のモジュール装置100は、補助部材を設け、第1シールドケース122内のシールド特性を向上させる。このようなモジュール装置100について、次に説明する。
<補助部材230の第1構成例>
図4は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第1構成例を示す。また、図5は、本実施形態に係る第1構成例の第1シールドケース122の下側ケース220の構成例を示す。図4および図5に示す第1構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第1構成例の第1シールドケース122は、補助部材230を更に含む。
図4は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第1構成例を示す。また、図5は、本実施形態に係る第1構成例の第1シールドケース122の下側ケース220の構成例を示す。図4および図5に示す第1構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第1構成例の第1シールドケース122は、補助部材230を更に含む。
補助部材230は、基板110および第1壁部216の少なくとも一方と、第2壁部224との間の電気的接続を補助する。補助部材230は、導電性の材料で形成される。補助部材230は、例えば、銅等を含む。補助部材230は、第1部材232と、第2部材234とを有する。
第1部材232は、基板110の第1面に接するように設けられている。第1部材232は、一例として、少なくとも一部が、開口を有するラグ端子の形状を有する。この場合、第1部材232は、当該開口を貫通するネジ等により基板110に固定される。第1部材232は、例えば、このようなラグ端子の形状を複数有する。第1部材232は、基板110の第1面のグラウンド配線と電気的に接続されている。
第2部材234は、第2壁部224に接するように設けられている。第2部材234は、第2壁部224と並進するように形成される板状の部材である。また、第2部材234は、第2壁部224側のY方向に押し付けられると−Y方向に弾性力が働くように、Z方向において傾斜するように形成されてもよい。第2部材234は、第2壁部224に押し付けられて固定されることにより、下側ケース220と電気的に接続する。
以上の第1部材232および第2部材234は、YZ面と略平行な面の断面において、L字型の一体の形状を有する。第1部材232および第2部材234は、例えば1枚の銅板を折り曲げることにより一体に形成される。このような補助部材230は、基板110の第1面側のグラウンド配線と下側ケース220との間の電気的な接続を強化することができる。また、上側ケース210および下側ケース220が嵌合することにより、上側ケース210および下側ケース220の間の隙間に配置される。これにより、補助部材230は、基板110の第1面側のグラウンド配線、上側ケース210、および下側ケース220の間の電気的な接続を強化することができる。
以上の本実施形態に係るモジュール装置100は、補助部材230を用いることで、基板110、上側ケース210、および下側ケース220の間のグラウンド電位の接続を強化し、シールド特性を向上させる例を説明した。しかしながら、補助部材230は、図4および図5の構成例に限定されることはない。補助部材230の他の例について、次に説明する。
<補助部材230の第2構成例>
図6は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第2構成例を示す。図6に示す第2構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第2構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第3部材236を有する例を示す。
図6は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第2構成例を示す。図6に示す第2構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第2構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第3部材236を有する例を示す。
第3部材236は、第1壁部216と第2壁部224とを結合する。第3部材236は、例えば、第1壁部216および第2壁部224を貫通するネジである。このような補助部材230により、上側ケース210および下側ケース220の間の電気的な接続を強化することができる。
また、第1壁部216の一部は、第2壁部224と並進することが望ましい。これにより、第3部材236が第1壁部216と第2壁部224とを結合した状態において、第1壁部216および第2壁部224が密着する面積をより大きくすることができ、電気的な接続をより強化できる。
また、補助部材230は、第1部材232、第2部材234、および第3部材236を有してもよい。この場合、第3部材236が第1壁部216と第2壁部224とを結合すると、第2部材234は、第1壁部216および第2壁部224の間に密着して固定される。したがって、このような補助部材230は、基板110の第1面側のグラウンド配線、上側ケース210、および下側ケース220の間の電気的な接続をより強化することができる。
<補助部材230の第3構成例>
図7は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第3構成例を示す。図7に示す第2構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第3構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第4部材238、第5部材240、および第6部材242を有する例を示す。
図7は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第3構成例を示す。図7に示す第2構成例の第1シールドケース122において、図3に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第3構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第4部材238、第5部材240、および第6部材242を有する例を示す。
第4部材238は、基板110の第1面に接するように設けられている。第4部材238は、基板110の第1面のグラウンド配線と電気的に接続される。第5部材240は、基板110の第2面および第2壁部224にそれぞれ接するように設けられている。第5部材240は、基板110の第2面のグラウンド配線と電気的に接続される。第6部材242は、第4部材238および第5部材240と接続されている。第4部材238、第5部材240および第6部材242は、例えば1枚の銅板を曲げることにより一体に形成される。このような第4部材238、第5部材240、および第6部材242は、YZ面と略平行な面の断面において、U字型の一体の形状を有し、基板110の端部に固定されている。
このような補助部材230により、基板110の第1面および第2面のグラウンド配線間の電気的な接続を強化することができる。また、補助部材230は、基板110の第1面および第2面のグラウンド配線と、下側ケース220との間の電気的な接続を強化することができる。また、上側ケース210および下側ケース220を嵌合することにより、上側ケース210は第6部材242に接触するので、基板110の第1面および第2面のグラウンド配線と、上側ケース210および下側ケース220との間の電気的な接続を強化することができる。
即ち、第3構成例の第1シールドケース122においても、基板110、上側ケース210、および下側ケース220の間の電気的な接続を強化できる。また、補助部材230は、第4部材238、第5部材240、および第6部材242に加えて、第1部材232と第2部材234、および第3部材236の少なくとも一つを更に有してもよい。
補助部材230は、第1部材232および第2部材234を更に有することで、補助部材230が第2壁部224に押し付けられて密着する面積を増加させ、上側ケース210および下側ケース220との電気的な接続を更に強化できる。また、補助部材230は、第3部材236を更に有することで、上側ケース210および下側ケース220の間の電気的接続を強化しつつ、第6部材242と上側ケース210との間の電気的接続を強化できる。
また、補助部材230は、第1部材232から第6部材242を有することで、以上の効果が重畳され、基板110の第1面および第2面のグラウンド配線と、上側ケース210および下側ケース220との間の電気的な接続をより強化することができる。第1部材232から第6部材242を有する補助部材230によるシールド特性の向上について、次に説明する。
<補助部材230が設けられている受信部120内の信号例>
図8は、本実施形態に係る補助部材230を備えたモジュール装置100が処理した電気信号の一例を示す。図8は、補助部材230を備えたモジュール装置100が図2で説明した受信部120と同様の動作を実行した場合の結果の一例を示すので、ここでは受信部120の動作の説明は省略する。なお、補助部材230は、第1部材232から第6部材242を有するものとした。図8の横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
図8は、本実施形態に係る補助部材230を備えたモジュール装置100が処理した電気信号の一例を示す。図8は、補助部材230を備えたモジュール装置100が図2で説明した受信部120と同様の動作を実行した場合の結果の一例を示すので、ここでは受信部120の動作の説明は省略する。なお、補助部材230は、第1部材232から第6部材242を有するものとした。図8の横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
図8に示す周波数スペクトルには、図2と同様に、3.45GHzの高周波信号の他に、複数のスプリアス成分が重畳している。しかしながら、図2に発生している複数のスプリアス成分と比較すると、全てのスプリアスにおいて信号強度が低減していることがわかる。例えば、2.7GHzに発生しているスプリアスの信号強度は、3.45GHzの高周波信号の信号強度に対して−56dBcとなり、16dB以上の改善が確認できた。これは、スプリアス強度が−40dBcであることを要求するスプリアス規格を満足するものである。
<補助部材230の第4構成例>
図9は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第4構成例を示す。図9に示す第4構成例の第1シールドケース122において、図3から図6に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第4構成例の第1シールドケース122は、第1構成例の第1シールドケース122と、第2構成例の第1シールドケース122とを組み合わせた構成例である。即ち、第4構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第1部材232、第2部材234、および第3部材236を有する。
図9は、本実施形態に係る第1シールドケース122の第4構成例を示す。図9に示す第4構成例の第1シールドケース122において、図3から図6に示された第1シールドケース122の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。第4構成例の第1シールドケース122は、第1構成例の第1シールドケース122と、第2構成例の第1シールドケース122とを組み合わせた構成例である。即ち、第4構成例の第1シールドケース122は、補助部材230として導電性の第1部材232、第2部材234、および第3部材236を有する。
第1部材232、第2部材234、および第3部材236については、図4から図6において説明したので、ここでは説明を省略する。モジュール装置100は、第4構成例の第1シールドケース122を用いることで、図8に示すように、受信信号のスプリアスを低減させてスプリアス規格を満足させることができる。このようなモジュール装置100の組み立て方法について、次に説明する。
<モジュール装置100の組み立てフロー>
図10は、第4構成例の第1シールドケース122を備えるモジュール装置100を組み立てるフローの一例を示す。なお、図10に示す組み立てフローは、基板110に第1シールドケース122を組み立てる例を示し、第2シールドケース132等の組み立てについては省略している。
図10は、第4構成例の第1シールドケース122を備えるモジュール装置100を組み立てるフローの一例を示す。なお、図10に示す組み立てフローは、基板110に第1シールドケース122を組み立てる例を示し、第2シールドケース132等の組み立てについては省略している。
まず、基板110を形成する(S310)。基板110は、第1面および第2面に電子部品および配線等が設けられ、受信回路および送信回路が構成される。基板110に形成される回路等の詳細は、説明を省略する。
次に、基板110に第2壁部224を有する下側ケース220を取り付ける(S320)。第2壁部224は、基板110に向けて延伸して基板110と接触する。また、下側ケース220は、基板110の第2面の少なくとも一部を覆うように取り付けられる。図11は、本実施形態に係る基板110に下側ケース220を取り付けた状態の断面の構成例を示す。なお、本例に代えて、図7に示す第3構成例の補助部材230を取り付ける場合は、基板110に補助部材230を取り付けてから、当該基板110に下側ケース220を取り付ける。また、この段階において、基板110に第2シールドケース132の下側ケースを取り付けてもよい。
次に、基板110および下側ケース220に接するように導電性の部材を取り付ける(S330)。ここで、導電性の部材は、補助部材230の一部であり、例えば、第1部材232および第2部材234である。この段階において、第1部材232および第2部材234は、基板110および第2壁部224との間の電気的接続を補助する。図12は、本実施形態に係る基板110および下側ケース220に導電性の部材を取り付けた状態の断面の構成例を示す。
次に、基板110および下側ケース220に第1壁部216を有する上側ケース210を取り付ける(S340)。上側ケース210は、基板110の第1面の少なくとも一部を覆うように取り付けられる。図13は、本実施形態に係る基板110および下側ケース220に上側ケース210を取り付けた状態の断面の構成例を示す。なお、上側ケース210を取り付けた場合、フタ部212を開けて、基板110の第1面の配線と、入力コネクタ124とを接続してもよい。また、基板110の第1面の回路の調整、配線等を実行してもよい。また、この段階において、基板110および第2シールドケース132の下側ケースに、第2シールドケース132の上側ケースを取り付けてもよい。
次に、上側ケース210および下側ケース220に第3部材236を取り付ける(S350)。第3部材236は、第1壁部216および第2壁部224を貫通するように取り付けられる。例えば、第3部材236は、ネジであり、第1壁部216および第2壁部224の間の電気的接続を補助しつつ、第1壁部216、第2部材234、および第2壁部224を固定する。これにより、第1部材232および第2部材234は、基板110、第1壁部216、および第2壁部224の間の電気的接続を補助する。なお、上側ケース210および下側ケース220に第3部材236を取り付けた状態の断面の構成例は、図9と略同一となる。
以上のように、本実施形態に係るモジュール装置100の第1シールドケース122は、複雑な工程を含まずに容易に組み立てることができる。また、第1シールドケース122は、第2シールドケース132の組み立てと並行して簡便に組み立てることができる。したがって、組み立てによる特性の変化の発生を低減させることができ、作業者等は、モジュール装置100を安定に組み立てることができる。
以上の本実施形態に係るモジュール装置100において、受信部120の第1シールドケース122が補助部材230を有し、受信信号のスプリアスを低減できる例を説明した。しかしながら、このようなシールド特性の向上は、受信部120に限定されることはない。モジュール装置100の補助部材230は、送信部130の第2シールドケース132にも同様に適用することで、送信部130のシールド特性も向上できる。
なお、受信部120および送信部130に補助部材230を設ける場合、第1部材232と第2部材234、および、第4部材238と第5部材240と第6部材242は、それぞれ受信部120および送信部130に個別に設けられてよく、これに代えて、共通の一体化された部材として設けられてもよい。また、受信部120および/または送信部130が、モジュール装置100に複数設けられる場合も、同様に、補助部材230の一部は、共通の一体化された部材として設けられてよい。このように、モジュール装置100に取り付ける部材を共通化することで、グラウンド電位を更に安定化させることができる。また、作業者等の組み立て工数を更に低減させることができる。
以上のように、本実施形態に係るモジュール装置100によれば、基板110の両面に高周波用の部品が実装されていても、補助部材230を用いることで、送信系および受信系のスプリアス特性、および隣接チャネル間のアイソレーション特性等を改善することができる。また、補助部材230は、作業者等がモジュール装置100に簡便な作業で取り付けることができる。即ち、補助部材230を用いることで、モジュール装置100の組み立てを容易化することができ、作業者等の工数を削減して当該モジュール装置100を生産できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
100 モジュール装置
110 基板
120 受信部
122 第1シールドケース
124 入力コネクタ
130 送信部
132 第2シールドケース
134 出力コネクタ
210 上側ケース
212 フタ部
214 第1本体部
216 第1壁部
220 下側ケース
222 第2本体部
224 第2壁部
230 補助部材
232 第1部材
234 第2部材
236 第3部材
238 第4部材
240 第5部材
242 第6部材
110 基板
120 受信部
122 第1シールドケース
124 入力コネクタ
130 送信部
132 第2シールドケース
134 出力コネクタ
210 上側ケース
212 フタ部
214 第1本体部
216 第1壁部
220 下側ケース
222 第2本体部
224 第2壁部
230 補助部材
232 第1部材
234 第2部材
236 第3部材
238 第4部材
240 第5部材
242 第6部材
Claims (9)
- 基板と、
第1壁部を有し、前記基板の第1面の少なくとも一部を覆う上側ケースと、
前記基板に向けて延伸して前記基板と接触する第2壁部を有し、前記基板の前記第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う下側ケースと、
前記基板および前記第1壁部の少なくとも一方と、前記第2壁部との間の電気的接続を補助する補助部材と
を備え、
前記上側ケースおよび前記下側ケースは、前記基板を挟んで嵌合することにより、前記基板の少なくとも一部を収容する、モジュール装置。 - 前記補助部材は、
前記基板の前記第1面に接するように設けられた導電性の第1部材と、
前記第2壁部に接するように設けられた導電性の第2部材と
を有する、請求項1に記載のモジュール装置。 - 前記第1部材および前記第2部材は、L字型の一体の形状を有し、
前記第1部材は、前記基板の前記第1面のグラウンド配線と電気的に接続されている、請求項2に記載のモジュール装置。 - 前記第1壁部の一部は、前記第2壁部と並進し、
前記補助部材は、前記第1壁部と前記第2壁部とを結合する導電性の第3部材を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモジュール装置。 - 前記第3部材は、前記第1壁部および前記第2壁部を貫通するネジである、請求項4に記載のモジュール装置。
- 前記補助部材は、
前記基板の前記第1面に接するように設けられた導電性の第4部材と、
前記基板の前記第2面および前記第2壁部にそれぞれ接するように設けられた導電性の第5部材と、
前記第4部材および前記第5部材を接続する導電性の第6部材と
を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のモジュール装置。 - 前記第4部材は、前記基板の前記第1面のグラウンド配線と電気的に接続され、
前記第4部材、前記第5部材、および第6部材は、U字型の一体の形状を有し、前記基板の端部に固定されている、請求項6に記載のモジュール装置。 - 前記基板は、
外部からの電気信号を受け取る受信部と、
外部へ電気信号を送信する送信部と
を有し、
前記受信部および前記送信部は、前記補助部材を有し、
前記補助部材の一部は、前記受信部および前記送信部に共通の一体化された部材として設けられる、請求項1から7のいずれか一項に記載のモジュール装置。 - 基板を形成するステップと、
第1壁部を有し、前記基板の第1面の少なくとも一部を覆う上側ケースを準備するステップと、
前記基板に向けて延伸して前記基板と接触する第2壁部を有し、前記基板の第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部を覆う下側ケースを準備するステップと、
前記基板に前記下側ケースを取り付けるステップと、
前記基板および前記下側ケースに接するように導電性の部材を取り付けるステップと、
前記基板および前記下側ケースに、前記上側ケースを取り付けるステップと、
前記第1壁部および前記第2壁部を貫通するように第3部材を取り付けるステップと
を備える、
モジュール装置の組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/591,629 US20200113089A1 (en) | 2018-10-05 | 2019-10-03 | Module device and method for assembling module device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189877 | 2018-10-05 | ||
JP2018189877 | 2018-10-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020061539A true JP2020061539A (ja) | 2020-04-16 |
Family
ID=70220352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019043267A Pending JP2020061539A (ja) | 2018-10-05 | 2019-03-11 | モジュール装置およびモジュール装置の組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020061539A (ja) |
-
2019
- 2019-03-11 JP JP2019043267A patent/JP2020061539A/ja active Pending
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