JP2020061035A - 情報取得システムおよび情報通知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報セキュリティ上の課題が解決でき、データ取得時間をより低減することが可能な情報取得システムおよび情報通知装置を提供する。【解決手段】情報取得システム10は、各種の情報を取得するセンシング端末20,30と、センシング端末20,30が取得する情報を要求する問い合わせ端末60と、問い合わせ端末60からの要求信号を通信ネットワークNへ送信すると共に、センシング端末60からの通信ネットワークNを介して受信した通知データを問い合わせ端末60へ送信する情報通知装置50と、通信ネットワークNからの要求信号をセンシング端末20,30へ送信すると共に、センシング端末20,30からの通知データを通信ネットワークNへ送信するルータ装置40とを備えている。情報通知装置50は、通信ネットワークNを介して受信し、問い合わせ端末60へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザーの要求に応じて、各種設備の温湿度や物体の動作等の計測情報を各種センサーにより取得して、それをユーザーに通知する情報取得システムおよびそれに用いられる情報通知装置に関するものである。
ユーザーの要求に基づいてセンサー情報を収集して、それをユーザーに通知する従来のシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の情報収集装置およびプラント監視システムについて、図6に基づいて説明する。図6は、特許文献1に示される情報収集装置およびプラント監視システムを示す構成を示す図である。
図6に示すプラント監視システム100は、クライアント端末101〜103からインターネット110を介して送信された要求に応じて、情報収集装置121,122が、プラント配備機器131,132(各種センサー)からのデータを取得して、それを情報収集装置121,122に一旦蓄積して、それをクライアント端末101〜103に通知するというものである。
この特許文献1に記載の情報収集装置およびプラント監視システムについて、図6に基づいて説明する。図6は、特許文献1に示される情報収集装置およびプラント監視システムを示す構成を示す図である。
図6に示すプラント監視システム100は、クライアント端末101〜103からインターネット110を介して送信された要求に応じて、情報収集装置121,122が、プラント配備機器131,132(各種センサー)からのデータを取得して、それを情報収集装置121,122に一旦蓄積して、それをクライアント端末101〜103に通知するというものである。
しかし、特許文献1に記載の情報収集装置およびプラント監視システムでは、各種センサー等からの情報を一度情報収集装置121,122に蓄積しているため、インターネット110を介してアクセスされる第3者による蓄積データの漏洩や改竄等の情報セキュリティ上の課題がある。また、データの蓄積装置(情報収集装置)を必要とすると共に、問い合わせ端末(クライアント端末101〜103)が蓄積装置にアクセスして必要なデータを取得する必要があり、蓄積装置内での要求データの探索など、データの取得に時間を要するという課題もある。
そこで、本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、情報セキュリティ上の課題が解決でき、データ取得時間をより低減することが可能な情報取得システムおよび情報通知装置を提供することを目的とする。
本発明の情報取得システムは、各種の情報を取得するセンシング端末と、前記センシング端末が取得する情報を要求する問い合わせ端末と、前記問い合わせ端末からの要求信号を、通信ネットワークを介して前記センシング端末宛に送信すると共に、前記センシング端末からの前記通信ネットワークを介して受信した通知データを前記問い合わせ端末へ送信する情報通知装置と、前記通信ネットワークを介して受信した前記情報通知装置からの前記要求信号を前記センシング端末へ送信すると共に、前記センシング端末からの通知データを前記通信ネットワークを介して前記情報通知装置へ送信するルータ装置とを備え、前記情報通知装置は、前記通信ネットワークを介して受信し、前記問い合わせ端末へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報通知装置は、各種の情報を取得するセンシング端末が取得する情報を問い合わせ端末が要求したときに、前記問い合わせ端末からの要求信号を受信すると共に、通信ネットワークを介してルータ装置から受信した、前記センシング端末からの通知データを、前記問い合わせ端末へ送信する第1通信手段と、前記要求信号を、前記通信ネットワークを介してルータ装置へ送信すると共に、前記通知データを前記ルータ装置から受信する第2通信手段と、前記問い合わせ端末へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、問い合わせ端末が問い合わせをする情報通知装置の一時保存手段が、ルータ装置を介してセンシング端末から受信した通知データを、一時的に保存するだけなので、悪意ある第3者が情報通知装置にアクセスして情報を取得しようとしても、情報が漏洩や改竄を防止することができる、またはその確率を低くすることができる。
また、通知データを一時的に保存して、すぐに問い合わせ端末へ送信されるため、問い合わせ端末が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
また、通知データを一時的に保存して、すぐに問い合わせ端末へ送信されるため、問い合わせ端末が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
前記ルータ装置は、前記問い合わせ端末から受信し、前記通信ネットワークを介して前記情報通知装置へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えることができる。ルータ装置にも、一時保存手段を備えることにより、通知データを一時的に保存して、すぐに本発明の情報通知装置に送信されるため、更に、問い合わせ端末が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
前記ルータ装置は、複数台の前記センシング端末を識別する識別情報と、前記センシング端末のアドレスとが対応付けられた第1アドレステーブルを備え、情報通知装置は、複数の前記センシング端末を識別する識別情報と、前記センシング端末を管理する前記ルータ装置を識別する識別情報と、前記センシング端末のアドレスとが対応付けられた第2アドレステーブルを備え、前記ルータ装置は、前記問い合わせ端末の識別情報と、問い合わせ先となる前記問い合わせ端末の識別情報とが含まれる前記要求信号から前記第2アドレステーブルを参照して、前記ルータ装置を特定し、前記ルータ装置は、前記要求信号を受信すると、前記問い合わせ端末の識別情報から前記第1アドレステーブルを参照して、前記センシング端末を特定して要求信号を送信することができる。
情報通知装置が第2アドレステーブルを参照してルータ装置に要求信号を送信し、ルータ装置が第1アドレステーブルを参照してセンシング端末に要求信号を送信することで、複数台のルータ装置と、それぞれのルータ装置に複数台のセンシング端末を備えたとしても、情報通知装置およびルータ装置がセンシング端末への通信経路を設定して通信することができる。
情報通知装置が第2アドレステーブルを参照してルータ装置に要求信号を送信し、ルータ装置が第1アドレステーブルを参照してセンシング端末に要求信号を送信することで、複数台のルータ装置と、それぞれのルータ装置に複数台のセンシング端末を備えたとしても、情報通知装置およびルータ装置がセンシング端末への通信経路を設定して通信することができる。
前記一時保存手段を、前記通知データが先入れ先出しにより一時保存されるものとすることができる。通知データを通知データが先入れ先出しすることにより、通知データが出力した後に消去されるので、それだけデータの保持時間が短くなり、データの漏洩、改竄のリスクを低減することができる。
本発明によれば、悪意ある第3者が情報通知装置にアクセスして情報を取得しようとしても、情報が漏洩や改竄を防止することができる、またはその確率を低くすることができ、問い合わせ端末が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮できるため、情報セキュリティ上の課題が解決でき、データ取得時間をより低減することが可能である。
また、一時保存手段においては、必要なデータ保存量を最小限に抑えることが可能である。
また、一時保存手段においては、必要なデータ保存量を最小限に抑えることが可能である。
本発明の実施の形態に係る情報取得システムおよびこれに用いられる情報通知装置を図面に基づいて説明する。
図1に示す情報取得システム10は、複数のセンシング端末20(20a〜20d),30(30a〜30d)と、複数のセンシング端末20,30に問い合わせする複数のルータ装置40(40a,40b)と、通信ネットワークNを介して複数のルータ装置40と接続される情報通知装置50と、ユーザーが操作して情報通知装置50に問い合わせする問い合わせ端末60(60a〜60c)とを備えている。
通信ネットワークNは、インターネットのようなオープンなネットワークでもよいし、閉じたネットワークでもよく、特に限定されるものではない。
図1に示す情報取得システム10は、複数のセンシング端末20(20a〜20d),30(30a〜30d)と、複数のセンシング端末20,30に問い合わせする複数のルータ装置40(40a,40b)と、通信ネットワークNを介して複数のルータ装置40と接続される情報通知装置50と、ユーザーが操作して情報通知装置50に問い合わせする問い合わせ端末60(60a〜60c)とを備えている。
通信ネットワークNは、インターネットのようなオープンなネットワークでもよいし、閉じたネットワークでもよく、特に限定されるものではない。
センシング端末20(20a〜20d),30(30a〜30d)は、例えば、周囲環境の温湿度を計測するものや、ドアの開閉を検知するもの、河川の水位を計測するもの等、多種類のセンサーを有する端末からなるものとすることができる。
図1に示すセンシング端末20では、センシング端末20a〜20dの4台を、センシング端末30ではセンシング端末30a〜30dの4台を図示しているが、1台〜3台でも5台以上でもよい。
センシング端末20,30は各種の情報を取得して通知データとしてルータ装置40へ送信する。
図1に示すセンシング端末20では、センシング端末20a〜20dの4台を、センシング端末30ではセンシング端末30a〜30dの4台を図示しているが、1台〜3台でも5台以上でもよい。
センシング端末20,30は各種の情報を取得して通知データとしてルータ装置40へ送信する。
ルータ装置40は、自身の管理下にあるセンシング端末20,30と問い合わせ端末60との間の通信経路を設定して、中継する機能を有する。
図2に示すように、ルータ装置40は、第1通信手段41と、第2通信手段42と、制御手段43と、センシング端末アドレステーブル44(第1アドレステーブル)と、一時保存手段45とを備えている。
図2に示すように、ルータ装置40は、第1通信手段41と、第2通信手段42と、制御手段43と、センシング端末アドレステーブル44(第1アドレステーブル)と、一時保存手段45とを備えている。
第1通信手段41は、通信ネットワークNを介する情報通知装置50との間の通信機能を有する。第1通信手段41と通信ネットワークNとの間は、例えば、遠距離通信の一例である通信事業者による通信規格であるLTE(Long Term Evolution)や5G〜3Gなどとすることができる。
第2通信手段42は、各センシング端末20,30との間の通信機能を有する。第2通信手段42とセンシング端末20,30との間は、例えば、近距離通信の一例であるBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)のような無線通信方式とすることができる。
第2通信手段42は、各センシング端末20,30との間の通信機能を有する。第2通信手段42とセンシング端末20,30との間は、例えば、近距離通信の一例であるBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)のような無線通信方式とすることができる。
制御手段43は、自身の管理下にあるセンシング端末20,30と問い合わせ端末60との間の通信経路を設定して、情報を中継する機能を有する。また、制御手段43は、第1通信手段41と、第2通信手段42と、センシング端末アドレステーブル44と、一時保存手段45とを統括制御する機能を有する。
センシング端末アドレステーブル44は、第2通信手段42が各センシング端末20,30と通信を行う際に、各センシング端末20,30の宛先となるアドレスが、各センシング端末20a〜20d,30a〜30dを識別する識別情報と対応付けられて格納されている。センシング端末アドレステーブル44は、例えば、図3に示すような構成とすることができる。
一時保存手段45は、センシング端末20,30から第2通信手段42を介して受信したデータを一時的に保存する記憶手段である。この一時保存手段45に格納されるデータは、第1通信手段41を介して情報通知装置50に送信された後、制御手段43により消去される。
一時保存手段45は、センシング端末20,30から第2通信手段42を介して受信したデータを一時的に保存する記憶手段である。この一時保存手段45に格納されるデータは、第1通信手段41を介して情報通知装置50に送信された後、制御手段43により消去される。
情報通知装置50は、問い合わせ端末60からの問い合わせを示す要求信号を、通信ネットワークを介してセンシング端末20,30宛に送信するもので、要求信号に基づいて、問い合わせ端末60と対象とするセンシング端末20,30との間の通信経路を設定して中継する機能を有する。
情報通知装置50は、図4に示すように、第1通信手段51と、第2通信手段52と、制御手段53と、センサーNWアドレステーブル54(第2アドレステーブル)と、一時保存手段55とを備えている。
第1通信手段51は、問い合わせ端末60との間の通信機能を有する。例えば、第1通信手段51と問い合わせ端末60との間の通信は、インターネットのようなオープンなネットワークでもよいし、閉じたネットワークでもよく、特に限定されるものではない。
第2通信手段52は、通信ネットワークNを介するルータ装置40との間の通信機能を有する。第2通信手段52は、ルータ装置40の第1通信手段51が通信ネットワークNと通信する規格と同様なものとすることができる。
第1通信手段51は、問い合わせ端末60との間の通信機能を有する。例えば、第1通信手段51と問い合わせ端末60との間の通信は、インターネットのようなオープンなネットワークでもよいし、閉じたネットワークでもよく、特に限定されるものではない。
第2通信手段52は、通信ネットワークNを介するルータ装置40との間の通信機能を有する。第2通信手段52は、ルータ装置40の第1通信手段51が通信ネットワークNと通信する規格と同様なものとすることができる。
制御手段53は、問い合わせ端末60からの要求信号に基づいて、問い合わせ端末60と対象とするセンシング端末20,30と間の通信経路を設定して中継する機能を有する。制御手段53は、第1通信手段51と、第2通信手段52と、センサーNWアドレステーブル54と、一時保存手段55とを統括制御する機能を有する。
センサーNWアドレステーブル54は、第2通信手段52から送信されるデータが、問い合わせ端末60の要求先であるセンシング端末20,30に到達できるように、そのセンシング端末20,30が、どのルータ装置40の管理下にあるかを示しており、ルータ装置40に対応付けた各センシング端末20,30のアドレスが、各センシング端末20a〜20d,30a〜30dを識別する識別情報と、ルータ装置40a,40bを識別する識別情報とに対応付けられて格納されている。
センサーNWアドレステーブル54は、例えば、図5に示すような構成とすることができる。
センサーNWアドレステーブル54は、例えば、図5に示すような構成とすることができる。
一時保存手段55は、ルータ装置40から第2通信手段52を介して受信したデータを一時的に保存する記憶手段である。この一時保存手段55に格納されるデータは、第1通信手段51を介して問い合わせ端末60に送信された後、制御手段53により消去される。
問い合わせ端末60は、周囲環境の温湿度等のセンシング情報を取得しようとするユーザーが操作することで、対象とするセンシング情報を要求して、そのデータを取得する為の端末である。例えば具体例として、スマートフォンのような端末上で動作するアプリケーションソフト(以下、アプリと略す。)を使ってセンシング情報を要求して、取得したデータをアプリで表示するような構成でもよい。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る情報取得システム10の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態では、河川の管理担当者(問い合わせ者)が対象とする河川の水位を確認する場合を例にして説明する。
本実施の形態では、河川の管理担当者(問い合わせ者)が対象とする河川の水位を確認する場合を例にして説明する。
河川の上流、下流等の数か所に河川の水位を計測するセンシング端末20(20a〜20d)を設置する。そして、センシング端末20と、例えば、ルータ装置40aとの間の通信方式にBLEを用いる場合には、ルータ装置40aの通信範囲として、全てのセンシング端末20a〜20dをカバーできるようにルータ装置40aを配置する。
ここで、センシング端末20a〜20dがBLEのペリフェラルデバイスとなり、ルータ装置40aがBLEのセントラルデバイスとなる。
ここで、センシング端末20a〜20dがBLEのペリフェラルデバイスとなり、ルータ装置40aがBLEのセントラルデバイスとなる。
河川の管理担当者が操作する問い合わせ端末60aが情報の取得を対象とするセンシング端末20a〜20dが広い領域に設置されたり、センシング端末20a〜20dの他に、他の担当者が操作する問い合わせ端末60b,60cが対象とするセンシング端末30a〜30dが設置されたりして、それらが一つのBLEのネットワークでカバーできない場合には、複数台のルータ装置40を設置することで、複数のBLEのネットワークで全てのセンシング端末20,30をカバーするようにする。
例えば、図1では、問い合わせ端末60aが対象とするセンシング端末20a〜20dに対してルータ装置40aが設置され、他の問い合わせ端末60b,60cが対象とするセンシング端末30a〜30dに対してルータ装置40bが設置されている。
例えば、図1では、問い合わせ端末60aが対象とするセンシング端末20a〜20dに対してルータ装置40aが設置され、他の問い合わせ端末60b,60cが対象とするセンシング端末30a〜30dに対してルータ装置40bが設置されている。
このようにセンシング端末20,30と、ルータ装置40が設置されることで、ルータ装置40a,42には、図3に示すセンシング端末アドレステーブル44に設定値が登録され、情報通知装置50のセンサーNWアドレステーブル54に設定値が登録される。
このように設置されたセンシング端末20a〜20d,30a〜30dに対して、問い合わせ端末60に相当するスマートフォン上のアプリ画面に、河川のどの位置にセンシング端末20,30が配置されているかが表示される。
このセンシング端末20,30の配置を示す位置情報は、スマートフォン(問い合わせ端末60)にてアプリを起動したときに、問い合わせ端末60が対象とするセンシング端末20a〜20dに送信される位置情報の要求に対して、センシング端末20,30に内蔵された測位手段により測位された位置情報が返信されることにより得られる。
このセンシング端末20,30の配置を示す位置情報は、スマートフォン(問い合わせ端末60)にてアプリを起動したときに、問い合わせ端末60が対象とするセンシング端末20a〜20dに送信される位置情報の要求に対して、センシング端末20,30に内蔵された測位手段により測位された位置情報が返信されることにより得られる。
河川の管理担当者が、問い合わせ端末60aを操作して、水位情報を取得したいセンシング端末20(例えば、センシング端末20a。)をアプリ画面上でクリックすることで、複数のセンシング端末20の中から、センシング端末20aを指定する。このクリック操作により、問い合わせ端末60から要求信号が、情報通知装置50に送信される。この要求信号には、問い合わせ先となる水位情報を取得したいセンシング端末20aと、問い合わせ端末60aとの識別情報が含まれる。
この要求信号を受信した情報通知装置50は、制御手段53がセンサーNWアドレステーブル54を参照して、対象とするセンシング端末20aのBLEセントラルデバイスに対応するルータ装置40aを特定して、そのルータ装置40aに対して問い合わせ端末60aからの要求信号を転送する。
その要求信号を受信したルータ装置40aでは、制御手段43がセンシング端末アドレステーブル44を参照して、要求信号に含まれるセンシング端末20aの識別情報から、そのセンシング端末20aが自身のBLEネットワーク内のペリフェラルデバイスとして登録されていることを確認した後、対象とするセンシング端末20aに要求信号を転送する。
その要求信号を受信したルータ装置40aでは、制御手段43がセンシング端末アドレステーブル44を参照して、要求信号に含まれるセンシング端末20aの識別情報から、そのセンシング端末20aが自身のBLEネットワーク内のペリフェラルデバイスとして登録されていることを確認した後、対象とするセンシング端末20aに要求信号を転送する。
センシング端末20aがルータ装置40aからの要求信号を受信すると、河川の水位を計測して、その計測データを、要求信号に含まれた問い合わせ端末60aの識別情報と共にルータ装置40aに、通知データとして送信する。
ルータ装置40aでは、受信した通知データを一時保存手段45に一時的に保存しつつ、受信した通知データを情報通知装置50に転送する。通知データが転送されると、通知データは、一時保存手段45に保存されない。
ルータ装置40aでは、受信した通知データを一時保存手段45に一時的に保存しつつ、受信した通知データを情報通知装置50に転送する。通知データが転送されると、通知データは、一時保存手段45に保存されない。
情報通知装置50では、通知データに含まれる問い合わせ端末60aの識別情報から、その問い合わせ端末60aに対して通知データを転送する。
その通知データを受信した問い合わせ端末60aになるスマートフォンは、アプリ画面上で、通知データに含まれる計測データをユーザーの見易い形で表示する。
その通知データを受信した問い合わせ端末60aになるスマートフォンは、アプリ画面上で、通知データに含まれる計測データをユーザーの見易い形で表示する。
以上のように、図1に示す情報取得システム10の情報通知装置50によれば、問い合わせ端末60が問い合わせをする情報通知装置50の一時保存手段55が、ルータ装置40を介してセンシング端末20,30から受信した通知データを、一時的に保存するだけなので、悪意ある第3者が情報通知装置50にアクセスして情報を取得しようとしても、情報が漏洩や改竄を防止することができる、またはその確率を低くすることができる。
また、通知データを一時的に保存して、すぐに第1通信手段51により問い合わせ端末60へ送信されるため、問い合わせ端末60が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
従って、情報取得システム10の情報通知装置50は、情報セキュリティ上の課題が解決でき、データ取得時間をより低減することが可能である。
また、通知データを一時的に保存して、すぐに第1通信手段51により問い合わせ端末60へ送信されるため、問い合わせ端末60が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
従って、情報取得システム10の情報通知装置50は、情報セキュリティ上の課題が解決でき、データ取得時間をより低減することが可能である。
また、ルータ装置40にも、一時保存手段45を備えることにより、通知データを一時的に保存して、すぐに情報通知装置50に送信されるため、更に、問い合わせ端末60が要求信号を送信してから通信データを取得するまでに要する時間を短縮することができる。
情報通知装置50の一時保存手段55やルータ装置40の一時保存手段45は、具体例として、FIFO(First In First Out)のように、先入れ先出し構造とすることができる。
一時保存手段45,55をFIFOとするときには、制御手段43,53が通知データ(計測データ)を、一時保存手段45,55とする記憶手段(例えば、RAM(Random Access Memory。)に格納し、情報通知装置50へ送信した後、または問い合わせ端末60へ送信した後に、制御手段43,53が通知データを無効とする。そうすることで、通知データを先入れ先出しとする。
また、一時保存手段45,55をFIFOメモリのようなハードウェアで実現することもできる。
このような構造ではデータを出力した後に消去されるので、それだけデータの保持時間が短くなり、データの漏洩、改竄のリスクが低減できる。
一時保存手段45,55をFIFOとするときには、制御手段43,53が通知データ(計測データ)を、一時保存手段45,55とする記憶手段(例えば、RAM(Random Access Memory。)に格納し、情報通知装置50へ送信した後、または問い合わせ端末60へ送信した後に、制御手段43,53が通知データを無効とする。そうすることで、通知データを先入れ先出しとする。
また、一時保存手段45,55をFIFOメモリのようなハードウェアで実現することもできる。
このような構造ではデータを出力した後に消去されるので、それだけデータの保持時間が短くなり、データの漏洩、改竄のリスクが低減できる。
上記説明では、問い合わせ端末60の問い合わせに対して、センシング端末20,30が取得した河川の水位を通知データとして問い合わせ端末60へ応答する例を説明したが、アプリ起動時にセンシング端末60に応答される位置情報も通知データとして、上記説明と同様に、ルータ装置40、情報通知装置50を介して問い合わせ端末60に通知することができる。
なお、問い合わせ端末60の具体例としてスマートフォンをあげたが、デスクトップ型やノートブック型、タブレット型などのコンピュータとしてもよい。問い合わせ端末60は、ユーザーの上記要求信号を送信すると共に、要求信号に対するセンシング計測結果の通知を受信できるものであれば、特に限定されるものではない。
なお、問い合わせ端末60の具体例としてスマートフォンをあげたが、デスクトップ型やノートブック型、タブレット型などのコンピュータとしてもよい。問い合わせ端末60は、ユーザーの上記要求信号を送信すると共に、要求信号に対するセンシング計測結果の通知を受信できるものであれば、特に限定されるものではない。
本発明は、問い合わせ端末から遠隔地に設置される各種のセンサーからの情報を、問い合わせ端末にて取得するときに好適である。
10 情報取得システム
20,20a〜20d,30,30a〜30d センシング端末
40,40a,40b ルータ装置
N 通信ネットワーク
41 第1通信手段
42 第2通信手段
43 制御手段
44 センシング端末アドレステーブル
45 一時保存手段
50 情報通知装置
51 第1通信手段
52 第2通信手段
53 制御手段
54 センサーNWアドレステーブル
55 一時保存手段
60,60a〜60c 問い合わせ端末
20,20a〜20d,30,30a〜30d センシング端末
40,40a,40b ルータ装置
N 通信ネットワーク
41 第1通信手段
42 第2通信手段
43 制御手段
44 センシング端末アドレステーブル
45 一時保存手段
50 情報通知装置
51 第1通信手段
52 第2通信手段
53 制御手段
54 センサーNWアドレステーブル
55 一時保存手段
60,60a〜60c 問い合わせ端末
Claims (5)
- 各種の情報を取得するセンシング端末と、
前記センシング端末が取得する情報を要求する問い合わせ端末と、
前記問い合わせ端末からの要求信号を、通信ネットワークを介して前記センシング端末宛に送信すると共に、前記センシング端末からの前記通信ネットワークを介して受信した通知データを前記問い合わせ端末へ送信する情報通知装置と、
前記通信ネットワークを介して受信した前記情報通知装置からの前記要求信号を前記センシング端末へ送信すると共に、前記センシング端末からの通知データを前記通信ネットワークを介して前記情報通知装置へ送信するルータ装置とを備え、
前記情報通知装置は、前記通信ネットワークを介して受信し、前記問い合わせ端末へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えた情報取得システム。 - 前記ルータ装置は、前記問い合わせ端末から受信し、前記通信ネットワークを介して前記情報通知装置へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えた請求項1記載の情報取得システム。
- 前記ルータ装置は、複数台の前記センシング端末を識別する識別情報と、前記センシング端末のアドレスとが対応付けられた第1アドレステーブルを備え、
情報通知装置は、複数の前記センシング端末を識別する識別情報と、前記センシング端末を管理する前記ルータ装置を識別する識別情報と、前記センシング端末のアドレスとが対応付けられた第2アドレステーブルを備え、
前記ルータ装置は、前記問い合わせ端末の識別情報と、問い合わせ先となる前記問い合わせ端末の識別情報とが含まれる前記要求信号から前記第2アドレステーブルを参照して、前記ルータ装置を特定し、
前記ルータ装置は、前記要求信号を受信すると、前記問い合わせ端末の識別情報から前記第1アドレステーブルを参照して、前記センシング端末を特定して要求信号を送信する請求項1または2記載の情報取得システム。 - 前記一時保存手段は、前記通知データが先入れ先出しにより一時保存される請求項1から3のいずれかの項に記載の情報取得システム。
- 各種の情報を取得するセンシング端末が取得する情報を問い合わせ端末が要求したときに、前記問い合わせ端末からの要求信号を受信すると共に、通信ネットワークを介してルータ装置から受信した、前記センシング端末からの通知データを、前記問い合わせ端末へ送信する第1通信手段と、
前記要求信号を、前記通信ネットワークを介してルータ装置へ送信すると共に、前記通知データを前記ルータ装置から受信する第2通信手段と、
前記問い合わせ端末へ送信される通知データが保存される一時保存手段を備えた情報通知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018192847A JP2020061035A (ja) | 2018-10-11 | 2018-10-11 | 情報取得システムおよび情報通知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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- 2018-10-11 JP JP2018192847A patent/JP2020061035A/ja active Pending
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