JP2020061011A - 表示方法、表示装置、及び表示プログラム - Google Patents

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雄策 太田
康平 田原
Kohei Tahara
康平 田原
勇次 國武
Yuji Kunitake
勇次 國武
池野 篤司
Tokuji Ikeno
篤司 池野
杉本 博子
Hiroko Sugimoto
博子 杉本
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Abstract

【課題】ユーザに煩わしい操作を課すことなく、俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させる。【解決手段】プロセッサ130は、表示装置100とユーザとの距離を示す距離情報を距離センサー110を用いて取得し、建物に設置された第1個数の機器の状態を通信部150を用いて取得し、距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、第1個数の機器200のそれぞれ又は複数に対応し、対応する機器200の状態を示す第2個数の第1オブジェクトOAをディスプレイ120に表示し、距離情報が示す距離が第1基準距離未満の場合、第1個数の機器200のうち所定の条件により第1個数よりも小さい第3個数の機器200を選択し、第3個数の機器それぞれ又は複数に対応し、対応する機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトOBをディスプレイ120に表示する。【選択図】図1

Description

本開示は、建物に設置された機器の状態を表示する技術に関するものである。
家電機器の現在の状態を画面に表示することができる家電機器ネットワークシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。具体的には、特許文献1には、各家電機器から状態変更情報を取得して各家電機器の履歴情報を記憶し、トップ画面において各家電機器のアイコンを表示させ、あるアイコンが選択されるとそのアイコンに対応する家電機器の履歴情報を表示させる家電機器ネットワークシステムにおいて、履歴情報が未読の家電機器があればトップ画面に表示されるその家電機器のアイコンに対して未読である旨の情報を付加表示する技術が開示されている。
一方で、ユーザと表示画面との距離に応じて、表示画面上の表示内容及び粒度を変更する技術として、特許文献2〜特許文献5に示す技術が知られている。
具体的には、特許文献2には、遊戯者の演出に対する興味等の精神状態を反映した演出を行うために、遊戯盤に対する遊戯者の顔の位置が基準位置にあるとき、家の外観画像を表示し、遊戯盤に対する遊戯者の顔の位置が基準位置よりも近くなったとき、家のドアが開き、続いて家の中の場面に演出画像が切り替わる遊技機が開示されている(段落[0194]、図35(a)〜(c))。
特許文献3には、ユーザと表示部との間の距離が所定距離より遠い場合、例えば天気予報の画像として簡略画像(通常画像)を表示し、前記距離が所定距離よりも近い場合、天気予報の画像として、小さなサイズの文字等を用いて詳細な天気予報を知らせる詳細画像を表示するデジタルフォトフレームが開示されている(段落[0094]、図3(A)、図3(B))。
特許文献4には、視聴者が表示画面に対して離れている場合、視聴者が視聴しているコンテンツを表示画面の中央に配置し、視聴者が表示画面に近づくにつれて、3個、9個、15個というようにコンテンツを表示するサムネイル画像の個数を増大表示させる表示制御装置が開示されている(段落[0054]、図3(A))。
特許文献5には、入力手段に対してペンが近づくと、機能選択又は他のアプリケーションに遷移するためのアイコンボタンが表示され、入力手段に対してペンが離れると、アイコンボタンを非表示にする情報処理装置が開示されている(段落[0032])。
特開2008−46934号公報 特開2013−146375号公報 特開2010−4118号公報 特許第5423183号 特開2003−280803号公報
しかし、特許文献1〜5に示す従来技術は、ユーザに煩わしい操作を課すことなく、俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させることができないため、更なる改善の必要がある。
本開示は、ユーザに煩わしい操作を課すことなく、俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させる技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る表示装置は、建物に設置された表示装置における表示方法であって、
前記表示装置のプロセッサが、
センサーを用いて得られた、前記表示装置とユーザとの距離を示す距離情報を取得し、
前記建物に設置された第1個数の機器の状態を通信装置を用いて取得し、
前記距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、前記第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第2個数の第1オブジェクトをディスプレイに表示し、
前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離未満の場合、前記第1個数の機器のうち所定の条件により前記第1個数よりも小さい第3個数の機器を選択し、前記第3個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトを前記ディスプレイに表示する。
本開示によれば、ユーザに煩わしい操作を課すことなく、俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させることができる。
本開示の実施の形態1に係る表示装置を含む表示システムの構成を示したブロック図である。 機器情報及び状態情報の構成の一例を示す図である。 第2テンプレート画像の構成を示す図である。 第2コンテンツの構成を示す図である。 第1テンプレート画像の構成を示す図である。 第1コンテンツの構成を示す図である。 本開示の実施の形態1に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における表示装置の別例の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態2に係る表示装置を含む表示システムの構成を示すブロック図である。 機器の稼働履歴を記憶する稼働履歴テーブルの構成を示す図である。 本開示の実施の形態3に係る表示装置を含む表示システムの構成を示すブロック図である。 ユーザ関連情報を記憶するユーザ関連情報テーブルの構成を示す図である。 本開示の実施の形態3に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3の変形例に係るユーザ関連情報テーブルの構成を示す図である。 本開示の実施の形態4に係る表示装置を含む表示システムの構成を示すブロック図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、住宅等の建物の屋内の壁に埋設され、建物に設置された全ての機器の状態を一覧表示させるとともに、必要に応じて機器の操作も行うことができる表示装置を検討している。このような表示装置では、表示領域に制約があるので、各機器の状態について詳細な内容まで表示させてしまうと、全機器の状態を表示領域に一度に表示できなくなり、ユーザは全機器の状態を俯瞰できなくなってしまう。
この場合、表示画面をスクロール可能に構成することで全機器の状態をユーザに提示する態様も考えられるが、これでは、表示装置に対して遠くにいるユーザは表示装置の前まで移動して画面をスクロールする操作が課されるため、ユーザに対して煩わしさを与えてしまう。また、表示領域に全機器の状態を一度に表示させるために、機器の状態に関して詳細な内容を小さなサイズで表示させてしまうと、遠くにいるユーザはその内容を視認できない可能性がある。
一方、ユーザがある機器について操作又は状態確認をしようとした場合、その機器に関する状態は詳細な内容で表示させるのが好ましい。このように、本発明者が検討している表示装置では、各機器の状態を表示するにあたり、ユーザに煩わしい操作を入力させることなく、俯瞰性と詳細性とをいかにして両立させるかが課題となっている。
表示装置に対してユーザが離れている場合、ユーザは特定の機器を操作又は状態確認する可能性が低いため、機器の状態に関して詳細な内容を表示しなくてもよい。むしろ、この場合は、表示する機器の状態として例えばオンオフ等の必要最低限の内容に留めれば、全機器の状態を表示領域内に一度に表示させることができ、俯瞰性を確保できる。
一方、表示装置に対してユーザが近づいた場合、ユーザは特定の機器に対して操作又は状態確認する可能性が高い。この場合、状態を表示させる機器をユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器に絞り込めば、その機器の状態に関して詳細な内容を表示領域内に大きく表示することができ、詳細性を確保できる。
そこで、本発明者は、表示装置に対してユーザが近づいた場合、状態の表示対象となる機器の個数を絞り込むことで、ユーザに煩わしい操作を入力させることなく、俯瞰性と詳細性とを確保できるとの知見を得た。
上述の特許文献1では、ある家電機器の履歴情報を表示させる場合、ユーザはその家電機器のアイコンをクリックする必要があるため、ユーザに対して煩わしい操作を与えてしまう。また、特許文献1では、トップ画面に表示される家電機器のアイコンに未読である旨の情報が追加表示されるため、その旨の情報を遠くにいるユーザに視認させるためにはそのアイコンのサイズを拡大表示する必要があり、表示領域に制約がある場合、全家電機器のアイコンを表示領域に一度に表示させることができない可能性があり、俯瞰性が確保できない。
また、上述の特許文献2では、遊戯盤に対するユーザの距離が遠い場合は家の外観画像、近い場合は家の内部画像というように、距離に応じて予め定められた画像が切り替えて表示されているに過ぎず、また、表示される画像の内容も機器の状態に関するものではない。そのため、特許文献2は、表示装置に対してユーザが近づいた場合、状態の表示対象となる機器の個数を絞り込むとの技術思想はない。
また、上述の特許文献3では、表示部に対するユーザの距離が近くなると、表示画面を通常画像から詳細画像に切り替えることが開示されているが、通常画像はある日の天気をシンボリックに示す画像であり、詳細画像はその日の時間帯別の天気を文字で示す画像であり、通常画像と詳細画像との表示形式が全く異なっているし、表示される画像の内容も機器の状態に関するものではない。したがって、特許文献3には、表示装置に対してユーザが近づいた場合、状態の表示対象となる機器の個数を絞り込むとの技術思想はない。
また、上述の特許文献4では、視聴者が表示画面に近づくにつれて表示されるサムネイル画像の個数が増大しているため、ユーザが近づいた場合、状態の表示対象となる機器の個数を絞り込むとの技術思想はない。
また、上述の特許文献5では、入力手段に対してペンが近づいた場合、ペンによる操作が可能な画像が表示されているが、ペンが近づいた場合に表示される画像とペンが離れた場合に表示される画像とは表示形式が全く異なっているし、表示される画像も電子メールに関する画像である。そのため、特許文献5は、ユーザが近づいた場合、状態の表示対象となる機器の個数を絞り込むとの技術思想はない。
このように、特許文献1〜5はいずれも、本開示とは技術思想が異なるため、ユーザに煩わしい操作を課すことなく、一俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させることができない。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ユーザに煩わしい操作を課さずに俯瞰性と詳細性とが確保されるように機器の状態を表示させることを目的とする。
本開示の一態様に係る表示方法は、建物に設置された表示装置における表示方法であって、
前記表示装置のプロセッサが、
センサーを用いて得られた、前記表示装置とユーザとの距離を示す距離情報を取得し、
前記建物に設置された第1個数の機器の状態を通信装置を用いて取得し、
前記距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、前記第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第2個数の第1オブジェクトをディスプレイに表示し、
前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離未満の場合、前記第1個数の機器のうち所定の条件により前記第1個数よりも小さい第3個数の機器を選択し、前記第3個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトを前記ディスプレイに表示する。
本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以上の場合、第2個数の第1オブジェクトがディスプレイに表示される。ここで、第1オブジェクトは、建物に設置された第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する機器の状態を示す画像である。これにより、ユーザが表示装置に対して遠くにいる場合、建物に設置された第1個数の機器の状態を第2個数の第1オブジェクトを用いてディスプレイに一覧表示することができる。そのため、ユーザは表示装置まで移動してスクロール操作等の煩わしい操作を行わなくても、建物に設置された第1個数の機器の状態を把握でき、俯瞰性を確保できる。なお、第1オブジェクトが建物に設置された機器に対して1対1に対応している場合、第2個数は第1個数と等しくなり、第1オブジェクトが建物に設置された機器に対して1対1に対応していない場合、第2個数は第1個数よりも小さくなる。
一方、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離未満の場合、所定の条件を満たす第3個数(<第1個数)の機器が選択され、第2個数の機器のそれぞれ又は複数に対応する第4個数の第2オブジェクトがディスプレイに表示される。このように、表示装置に対してユーザが近くにいる場合、遠くにいる場合に比べて状態の表示対象となる機器の個数が絞り込まれる。そのため、第2オブジェクトに表示される状態の情報量を第1オブジェクトよりも多くすることができる結果、詳細性を確保できる。なお、第2オブジェクトが選択された機器に対して1対1に対応している場合、第4個数は第3個数と等しくなり、第2オブジェクトが選択された機器に対して1対1に対応していない場合、第4個数は第3個数よりも小さくなる。
以上より、本構成によれば、ユーザに煩わしい操作を入力させることなく、俯瞰性と詳細性とを確保することができる。
上記態様において、前記第2オブジェクトが表示する前記機器の状態の情報量は、前記第1オブジェクトが表示する前記機器の状態の情報量よりも多くてもよい。
本構成によれば、第2オブジェクトが表示する機器の状態の情報量が第1オブジェクトよりも多いため、操作又は状態確認のために表示装置に近づいたユーザに対して必要な情報を提示でき、詳細性を確保できる。また、第1オブジェクトが表示する機器の状態の情報量を必要最小限の内容に留めることが可能となり、俯瞰性を確保できる。
上記態様において、さらに、前記第1個数の機器の前記表示装置に対する距離を示す機器情報を取得し、
前記機器情報に基づいて前記表示装置に対する距離が第2基準距離未満である前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
ユーザが表示装置に近づいた場合、表示装置の近くに設置された機器に対して操作又は状態確認される可能性が高い。本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下になった場合、表示装置に対する距離が第2基準距離未満の位置に設置された機器が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器についての第2オブジェクトを表示することができる。
上記態様において、さらに、前記第1個数の機器の稼働履歴を取得し、
前記稼働履歴に基づいて現在時刻を含む所定時間帯に操作された前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
ユーザはある機器を同じ時間帯に操作する傾向がある。本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下になった場合、現在時刻を含む所定時間帯に操作された機器が選択されるため、現時点においてユーザが操作する可能性の高い機器の第2オブジェクトを表示することができる。
上記態様において、さらに、前記第1個数の機器について設置位置と前記設置位置の種別とが対応付けられた機器情報を取得し、
前記機器情報に基づいて、前記設置位置の種別が前記表示装置の設置位置の種別と同じである機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
ユーザが表示装置に近づいた場合、例えば、表示装置と同じ部屋に設置された機器に対して操作又は状態確認を行う可能性が高い。本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下になった場合、設置位置の種別が表示装置と同じ機器が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認を行う可能性の高い機器の第2オブジェクトを表示することができる。
上記態様において、さらに、前記第1個数の機器の稼働履歴を取得し、
前記稼働履歴に基づいて常時通電される前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たさない前記機器として選択してもよい。
例えば、冷蔵庫のように常時通電されることが自明な機器についてユーザは操作又は状態確認をしない傾向にある。本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下になった場合、常時通電される機器が選択されないため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の低い機器の第2オブジェクトが表示されることを防止できる。
上記態様において、さらに、前記ユーザの音声又は画像に基づいて前記ユーザの識別情報を取得し、
前記所定の条件は、前記識別情報に応じた条件であってもよい。
本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離未満の場合、ユーザの識別情報に応じた機器が所定の条件を満たす機器として選択されるため、例えば、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器に対応する第2オブジェクトのみを表示することができる。
上記態様において、さらに、前記ユーザの前記識別情報と前記第1個数の機器のうちいずれか1以上の機器とが予め対応付けられたユーザ関連情報を取得し、
前記識別情報及び前記ユーザ関連情報に基づいて、前記ユーザに対応する前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下の場合、表示装置の周囲にいるユーザに対して予め対応付けられた機器が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を事前に定めておくことで、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を選択することができる。
上記態様において、さらに、前記第1個数の機器のそれぞれに対する前記ユーザの操作履歴を含む稼働履歴を取得し、
前記識別情報及び前記稼働履歴に基づいて、前記ユーザの使用頻度が予め定められた基準頻度以上の機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離未満の場合、ユーザの使用頻度の高い機器が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を選択することができる。
上記態様において、さらに、前記ユーザの属性と前記第1個数の機器のうちいずれか1以上の機器とが予め対応付けられたユーザ関連情報を取得し、
前記識別情報から前記ユーザの属性を特定し、特定した前記ユーザの属性及び前記ユーザ関連情報に基づいて、前記ユーザの属性に対応する前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択してもよい。
例えば、子供、大人、女性、又は男性というように、ユーザが操作又は状態確認する機器はユーザの属性に応じて異なるのが一般的である。本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第1基準距離以下の場合、ユーザの属性に対して予め定められた機器が選択されるため、ユーザの属性に応じてユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を選択することができる。
上記態様において、さらに、前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離よりも大きい第3基準距離以上の場合、前記第1オブジェクトを表示しなくてもよい。
本構成によれば、表示装置に対するユーザの距離が第3基準距離以上の場合、第1オブジェクトは表示されないので、例えば、ユーザが表示装置から大きく離れており、機器の状態確認をする意思が明らかにないような場合、第1オブジェクトを表示させず、電力消費量を削減できる。
上記態様において、前記第1オブジェクトは、稼働状態に対応した色により表示されてもよい。
本構成によれば、色によって第1オブジェクトの稼働状態が提示されるため、表示装置から離れたユーザに対して視覚的に第1オブジェクトの稼働状態を認識させることができる。
以上の作用効果は本開示の表示装置及び表示プログラムにおいても同様に奏することができる。
本開示は、このような表示方法に含まれる特徴的な各構成をコンピュータに実行させる表示プログラム、或いはこの表示プログラムによって動作する表示システムとして実現することもできる。また、このような表示プログラムを、CD−ROM等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る表示装置100を含む表示システムの構成を示したブロック図である。図1に示す表示システムは、表示装置100とJ(Jは1以上の整数)個の機器200_1〜200_Jからなる機器群とを備える。以下、機器200_1〜200_Jを総称する場合、「200」の参照符号が付される。
表示システムは、例えば、住宅及びオフィスビルディング等の建物に設置され、機器200の状態を表示装置100を通じてユーザに提示するシステムである。また、表示システムは、ある機器200に対するユーザからの操作を表示装置100を通じて受け付けて該当する機器200をユーザに遠隔操作させることも可能である。
住宅は、例えば、集合住宅又は一軒家である。表示装置100は、例えば、建物の内部の壁に埋め込まれたパネル型の表示装置である。但し、これは一例であり、表示装置100は、据え置き型の表示装置で構成されてもよいし、既存のテレビに実装されていてもよい。図1では、1個の表示装置100が示されているが、これは一例であり、例えば、リビングに1個、玄関に1個、キッチンに1個、複数の寝室に1個ずつ、浴室に1個というように、複数の部屋に1個ずつ設けられていてもよいし、複数の部屋のうちの2以上の部屋に1個ずつ設けられてもよい。すなわち、表示システムは、複数の表示装置100で構成されていてもよい。
機器200は、家庭用の電化機器であり、例えば、照明機器、テレビ、エアコン、冷蔵庫、オーブンレンジ、IH調理器、及び洗濯機等である。
表示装置100及び機器200は、通信ネットワークNTを介して相互に通信可能に接続されている。ここで、通信ネットワークNTとしては、有線LAN及び無線LAN等のローカルネットワークが採用される。
表示装置100は、距離センサー110(センサーの一例)、ディスプレイ120、プロセッサ130、メモリ140、及び通信部150を備える。距離センサー110は、例えば、表示装置100の表面に配設された3次元距離センサーで構成され、表示装置100の周囲にいるユーザと表示装置100との距離を示す距離情報を所定のフレームレート(例えば、1秒あたり30フレーム)で取得する。ここで、距離センサー110は、TOF(Time Of Flight)方式の3次元距離センサーで構成されてもよいし、ステレオカメラで構成されてもよい。いずれにせよ、距離センサー110は、表示装置100の周囲の環境を示す3次元の距離画像を取得する。そして、距離センサー110は、距離画像からユーザを抽出することでユーザの距離を示す距離情報を取得する。ここで、距離センサー110は、距離画像に複数のユーザが含まれている場合、最も近くにいるユーザの距離情報を取得すればよい。
ディスプレイ120は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置で構成されている。本実施の形態では、ディスプレイ120は、後述する表示制御部133の制御の下、機器200の状態を示す状態表示コンテンツを表示する。また、ディスプレイ120は、タッチパネルが貼り付けられており、ユーザから機器200に対する操作を受け付けることも可能である。
プロセッサ130は、CPU及びASIC等の電気回路で構成され、距離情報取得部131、情報取得部132、及び表示制御部133を備える。プロセッサ130を構成する各ブロックは、コンピュータを表示装置100として機能させる表示プログラムをCPUが実行することで実現されてもよいし、専用の電気回路で構成されてもよい。
距離情報取得部131は、距離センサー110から表示装置100及びユーザ間の距離を示す距離情報を取得し、表示制御部133に出力する。距離センサー110は、所定のフレームレートで距離情報を出力するため、距離情報取得部131は、所定のフレームレートで距離情報を取得することになる。なお、上記の説明では、距離画像からユーザを抽出しユーザの距離情報を取得する処理は、距離センサー110が担っていたが、本開示はこれに限定されず、この処理は距離情報取得部131が担ってもよい。この場合、距離センサー110は、距離画像を距離情報取得部131に出力する処理を行えば済むことになる。
情報取得部132は、機器200のそれぞれから現在の稼働状態を示す状態情報を通信部150を介して取得し、表示制御部133に出力する。ここで、情報取得部132は、一定の時間間隔で機器200のそれぞれの状態情報を取得すればよい。この場合、情報取得部132は、状態情報の取得要求を一定の時間間隔で通信部150に送信させ、機器200のそれぞれから状態情報を返答させればよい。或いは、情報取得部132は、自ら取得要求を送信することなく、機器200から一定の時間間隔で状態情報を自発的に送信させることで状態情報を取得してもよい。
或いは、情報取得部132は、例えば、ユーザからの操作を受け付けたことをトリガーに機器200に状態情報を送信させてもよいし、例えば制御モードを切り替えたことをトリガーに機器200に状態情報を送信させてもよい。制御モードの切り替えとしては、例えば、洗濯機であれば、洗濯モードからすすぎモードへの切り替えが該当し、例えば、オーブンレンジであれば、庫内の温度の変更等が制御モードの切り替えに該当する。
表示制御部133は、情報取得部132から出力された機器200の状態情報を用いて機器200のそれぞれの状態を表示するための状態表示コンテンツを生成し、ディスプレイ120に表示する。状態表示コンテンツは、画像データで構成されてもよいし、HTML等のプログラムで構成されてもよい。状態表示コンテンツがHTMLで構成される場合、表示制御部133はブラウザ等のプログラムを用いて状態表示コンテンツを画像データに変換した上で、ディスプレイ120に出力すればよい。
表示制御部133は、距離情報取得部131が取得した距離情報が示す距離に応じて異なる状態表示コンテンツを生成する。具体的には、表示制御部133は、当該距離が第1基準距離以上の場合、J個の機器200のそれぞれに対応するJ個の第1オブジェクトを用いてJ個の機器200のそれぞれの状態を表す遠隔表示用の状態表示コンテンツである第1コンテンツを生成し、ディスプレイ120に表示させる。
一方、表示制御部133は、当該距離が第1基準距離未満の場合、所定の条件を満たすL(Lは1以上、J未満の整数)個の機器200を選択し、L個の機器200のそれぞれに対応する第2オブジェクトを用いてL個の機器200のそれぞれの状態を表す近接表示用の状態表示コンテンツである第2コンテンツを生成し、ディスプレイ120に表示させる。なお、J個は第1個数及び第2個数の一例であり、L個は第3個数及び第4個数の一例である。本実施の形態では、第1オブジェクトはJ個の機器200に対して1対1で対応しているが、これは一例である。例えば、第1オブジェクトの総数をJ個よりも小さいJ’個で構成し、J個の機器200の一部の機器200については複数の機器の状態を示すj(jは0以上J’未満の整数)個の第1オブジェクトを対応させ、残りの機器200については1個の機器200の状態を示すJ’−j個の第1オブジェクトを対応させてもよい。この場合、J個は第1個数の一例となり、J’個は第2個数の一例になる。
また、本実施の形態では、第2オブジェクトはL個の機器200に対して1対1で対応しているが、これは一例である。例えば、第2オブジェクトの総数をL個よりも小さいL’個で構成し、L個の機器200の一部の機器200については複数の機器200の状態を示すl(lは0以上L’未満の整数)個の第2オブジェクトを対応させ、残りの機器200については1つの機器200の状態を示すL’−l個の第2オブジェクトを対応させてもよい。この場合、L個は第3個数の一例となり、L’個は第4個数の一例となる。
メモリ140は、不揮発性のメモリで構成され、機器情報記憶部141及びテンプレート記憶部142を備える。機器情報記憶部141は、J個の機器200のそれぞれについて設置位置と設置位置の種別とが対応付けられた機器情報を記憶する。
図2は、機器情報及び状態情報の構成の一例を示す図である。機器情報は第1機器テーブルT21と第2機器テーブルT22とで構成されている。第1機器テーブルT21は、1以上の表示装置100のそれぞれの設置場所を記憶するテーブルであり、「表示装置ID」及び「設置場所」を対応付けて記憶する。「表示装置ID」は複数の表示装置100のそれぞれを識別するための識別子である。「設置場所」は各表示装置100が設置された部屋の名称を示す。例えば2行目(行L301)の表示装置ID「2」の表示装置100はリビングに設置されている。
第2機器テーブルT22は、複数の設置場所のそれぞれに設置された機器200を記憶するテーブルであり、「設置場所」及び「機器ID」を対応付けて記憶する。「設置場所」は第1機器テーブルT21と同じである。「機器ID」は複数の機器200のそれぞれを識別するための識別子である。例えば、2行目(行L302)では、設置場所「リビング」に機器ID「照明機器:2」の照明機器が設置されていることが示され、3行目(行L303)では、設置場所「リビング」に機器ID「テレビ:1」のテレビが設置されていることが示され、3行目(行L304)では、設置場所「リビング」に機器ID「エアコン:1」のエアコンが設置されていることが示されている。
状態情報テーブルT23は、情報取得部132が取得した複数の機器200のそれぞれの現在の状態を示す状態情報から構成されるテーブルである。状態情報テーブルT23は、「機器ID」、「機器種別」、及び「状態」を対応付けて記憶する。「機器ID」は、第2機器テーブルT22と同じである。「機器種別」は、照明機器、テレビ、及びエアコン等、複数の機器200のそれぞれの種別を示す。「状態」は、複数の機器200のそれぞれの現在の状態を示す。
例えば、2行目(行L305)では、機器ID「照明機器:2」の機器200は機器種別が「照明機器」であり、「ON」及び照度が「7」の状態にあることが示されている。また、3行目(行L306)では、機器ID「テレビ:1」の機器200は機器種別が「テレビ」であり、「ON」、チャンネル「1」、及び音量「10」の状態にあることが示されている。また、4行目(行L307)では、機器ID「エアコン:1」の機器200は、機器種別が「エアコン」であり、「ON」、「冷房」運転、設定温度「25℃」、及び設定風量「3」の状態にあることが示されている。
図1に参照を戻す。情報取得部132は、例えば、機器200から所定周期で状態情報を取得する態様が採用される場合、状態情報を取得する度に取得した状態情報を集約して状態情報テーブルT23を生成すればよい。また、情報取得部132は、機器200により状態情報が自発的に送信される態様が採用される場合、複数の機器200のそれぞれについて最新の状態情報が含まれるように状態情報テーブルT23を生成してもよい。また、情報取得部132は、生成した状態情報テーブルT23をメモリ140に記憶させてもよい。
テンプレート記憶部142は、第1コンテンツを生成する際に用いられる第1テンプレート画像と、第2コンテンツを生成する際に用いられる第2テンプレート画像とを記憶する。図3は、第2テンプレート画像TM2の構成を示す図である。第2テンプレート画像TM2には、J個の第2オブジェクトOB1、OB2、・・・、OBJが例えば横一列に配列されている。以下、第2オブジェクトOB1、OB2、・・・、OBJを総称する場合、第2オブジェクトには「OB」の参照符号が付される。ここでは、第2テンプレート画像TM2には全機器200に対応するためにJ個の第2オブジェクトOBが配列されているが、第2テンプレート画像TM2から生成される第2コンテンツにおいては、表示制御部133によって、J個の機器200から選択された所定の条件を満たすL個の第2オブジェクトOBが配列される。第2オブジェクトOBは、それぞれ、対応する機器200の状態を表示するカード状(四角形状)の画像で構成されている。また、第2オブジェクトOBはそれぞれ同じサイズを有している。
具体的には、第2オブジェクトOBは、「$設置場所」で示される設置場所の表示欄B1と、表示欄B1の下側に配置された「$機器ID」で示される機器IDの表示欄B2と、表示欄B2の下側に配置された「状態:$状態」で示されるメイン状態の表示欄B3と、表示欄B3の下側に配置された「$状態sub1」、「$状態sub2」、及び「$状態sub3」で示されるサブ状態の表示欄B4とを備えている。メイン状態は、第1オブジェクトOAにおいても表示される機器200の状態であり、例えば、ON及びOFF等の機器200の基本的な状態が該当する。
サブ状態は、メイン状態に付随する機器200の状態であり、例えば、機器200ごとに異なる。例えば、照明機器であれば照度及び色味等がサブ状態に該当し、テレビであれば、チャンネル及び音量等がサブ状態に該当し、エアコンであれば、冷房及び暖房等の運転モード、設定温度、並びに風量等がサブ状態に該当する。
表示制御部133は、第2テンプレート画像TM2の表示欄B1〜B4に挿入するべきデータを第2機器テーブルT22及び状態情報テーブルT23から選択し、第2テンプレート画像TM2に挿入していくことで第2コンテンツを生成する。
例えば、状態情報テーブルT23において、行L305の例では、「状態」フィールドにおいて、まず、「ON」が記載され、続いて、括弧内に照度「7」が記載されている。そのため、表示制御部133は、最初に記載された「ON」をメイン状態、照度「7」をサブ状態として特定し、それぞれ、表示欄B3,B4に挿入する。
すなわち、表示制御部133は、状態情報テーブルT23の「状態」フィールドに記載された情報のうち、どの情報がメイン状態に該当し、どの情報がサブ状態に該当するかを、データの記載順により判断するのである。
また、図3の第2テンプレート画像TM2の例では、表示欄B4には3個のサブ状態の表示欄が設けられている。そのため、表示制御部133は、表示欄B4において最大3個のサブ状態を挿入できる。この場合、状態情報テーブルT23の行L305の照明機器のように、サブ状態として1個の情報のみが記載されている機器200は1個のサブ状態のみが記載される。また、状態情報テーブルT23において4個以上のサブ状態が記載された機器200については、記載順に上位3個のサブ状態が表示欄B4に挿入される。また、表示欄B4において、サブ状態は上位のものが上から順に挿入される。
図4は、第2コンテンツC2の構成を示す図である。第2コンテンツC2は第2テンプレート画像TM2の表示欄B1〜B4に各種情報を挿入することで生成される。図4の例では、リビングに設置された機器200が所定の条件を満足する機器200として選択されたため、リビングに設置された機器200の状態が表示されている。具体的には、第2機器テーブルT22において、リビングに対して、機器ID「照明機器:2」の照明機器と、機器ID「テレビ:1」のテレビと、機器ID「エアコン:1」のエアコンとが対応付けられている。そのため、図4では、これら3個の機器200に対応する3個の第2オブジェクトOB2が表示されている。
これら3個の第2オブジェクトOBは、対応する機器200がいずれもリビングに設置されている機器200であるため、表示欄B1には「リビング」が表示されている。また、例えば、機器ID「テレビ:1」のテレビは、状態情報テーブルT23においてメイン状態として電源がオン状態であることを示す「ON」が記載されていたため、表示欄B3には「状態:ON」が表示されている。また、このテレビは、状態情報テーブルT23においてサブ状態としてチャンネル「1」と、音量「10」とが含まれていたため、これら2個のサブ状態が表示欄B4に表示されている。
ここでは、第2オブジェクトOBは、横一列に表示されているが、これは一例であり、縦一列で表示されてもよいし、所定行×所定列のマトリックス状に表示されてもよい。また、第2オブジェクトOBの表示順は、例えば、第2機器テーブルT22の記載順に従えばよい。また、第2オブジェクトOBの形状は四角形に限定されず、円形、楕円形、及び菱形等の種々の形状が採用できる。また、第2オブジェクトOBは、対応する機器200を遠隔操作するための操作ボタンが含まれてもよい。例えば、照明機器に対応する第2オブジェクトOBにおいては、ON/OFFボタン、照度を調整するボタンが含まれてもよいし、テレビに対応する第2オブジェクトOBにおいては、ON/OFFボタン、チャンネルを調整するボタン、及び音量を調整するボタンが含まれていてもよい。この場合、表示制御部133は、第2オブジェクトOBに表示された操作ボタンがタッチされると、操作ボタンに対応付けられた操作コマンドを通信部150を介して該当する機器200に送信し、該当する機器200を遠隔制御すればよい。
図5は、第1テンプレート画像TM1の構成を示す図である。第1テンプレート画像TM1には、J個の第1オブジェクトOA1、OA2、・・・、OAJが例えば横二列に配列されている。以下、第1オブジェクトOA1、OA2、・・・、OAJを総称する場合、第1オブジェクトには「OA」の参照符号が付される。第1オブジェクトOAは、それぞれ、第2オブジェクトOBと同様、対応する機器200の状態を表示する同一サイズのカード状(四角形状)の画像で構成されているが、表示される状態が第2オブジェクトOBに比べて簡略化されている点が相違する。
具体的には、第1オブジェクトOAは、「$設置場所」で示される設置場所の表示欄A1と、表示欄A1の下側に配置された「$機器ID」で示される機器IDの表示欄A2と、表示欄A2の下側に配置された「状態:$状態」で示されるメイン状態の表示欄A3とを備えている。すなわち、第1オブジェクトOAは、第2オブジェクトOBで表示されるサブ状態の表示欄B4が省略されている。それ以外、第1オブジェクトOAが表示する内容は、第2オブジェクトOBと同じである。
図6は、第1コンテンツC1の構成を示す図である。第1コンテンツC1は第1テンプレート画像TM1の表示欄A1〜A3に各種情報を挿入することで生成される。第1コンテンツC1は、第2コンテンツC2と違って、J個の機器200の全ての状態を表示する。そのため、第1コンテンツC1が表示する第1オブジェクトOAの個数は第1テンプレート画像TM1と同じJ個になっている。
例えば、表示制御部133は、第1コンテンツC1を生成するに際して、状態情報テーブルT23に記載された全ての機器200についての機器IDを特定すると共に、第2機器テーブルT22から全ての機器200の設置場所を特定し、第1テンプレート画像TM1の各第1オブジェクトOAの表示欄A1、A2に挿入すればよい。また、表示制御部133は、第1コンテンツC1を生成するに際して、状態情報テーブルT23に記載された全ての機器200について、「状態」フィールドに記憶された情報からメイン状態を特定し、第1テンプレート画像TM1の各第1オブジェクトOAの表示欄A3に挿入すればよい。
このように、第1オブジェクトOAは、サブ状態の表示欄が省かれており、第1オブジェクトOAが表示する情報量は第2オブジェクトOB2が表示する情報量に比べて少なくされている。そのため、ディスプレイ120の表示領域にJ個の第1オブジェクトOAが一度に表示されるように第1オブジェクトOAのサイズを小さくすることができる。そのため、ユーザは表示装置100まで移動して第1コンテンツC1をスクロールする操作等を入力しなくても、表示装置100から離れた場所からJ個の機器200の全てのメイン状態を一目で把握することができ、俯瞰性が確保されている。
一方、第2オブジェクトOBが表示する情報量は第1オブジェクトOAよりも多いため、ある機器200に対して状態確認又は操作しようとして表示装置100に近づいたユーザに対して必要な情報を提示でき、詳細性が確保されている。なお、第1オブジェクトOAの形状は四角形に限定されず、円形、楕円形、及び菱形等が採用されてもよい。また、図6の例では、第1オブジェクトOAは、横二列で表示されているが、これは一例であり、横3列以上、横一列、縦一列、又は縦二列以上で表示されてもよい。
図1に参照を戻す。通信部150は、通信ネットワークNTに表示装置100を接続するための通信装置で構成されている。本実施の形態では、通信部150は、例えば、機器200に対して状態情報の取得要求を送信したり、機器200から送信される状態情報を受信したり、機器200に対して操作コマンドを送信したりする。
機器200は、通信部210、操作部220、コントローラ230、及びメモリ240を備える。通信部210は、通信ネットワークNTに機器200を接続させる通信装置で構成されている。操作部220は、ユーザによる機器200に対する操作を受け付ける。コントローラ230は、機器200を制御する電気回路である。メモリ240は、不揮発性のメモリで構成され、機器200の制御プログラム及び機器200の操作ログ等を記憶する。なお、図1では、全ての機器200が共通に備える基本構成のみが図示されており、機器固有の構成は図示が省略されている。
次に、図1に示す表示装置100の動作について説明する。図7は、本開示の実施の形態1に係る表示装置100の動作を示すフローチャートである。
図7のフローは例えば、一定時間間隔で繰り返される。まず、S100では、情報取得部132は、通信部150を用いて、J個の機器200の全ての状態情報を取得し、図3に示すような状態情報テーブルT23を生成し、表示制御部133に出力する。
S101では、表示制御部133は、メモリ140から機器情報を取得する。これにより、図3に示す第1機器テーブルT21及び第2機器テーブルT22が取得される。
S102では、距離センサー110は表示装置100に対するユーザの距離を示す距離情報を取得し、表示制御部133に出力する。
S103では、表示制御部133は、距離情報が示すユーザの距離が第1基準距離未満であるか否かを判定する。当該距離が第1基準距離未満である場合(S103でYES)、処理はS104に進み、当該距離が第1基準距離以上である場合(S103でNO)、処理はS107に進む。ここで、第1基準距離としては、例えば、ユーザが機器200の状態確認又は操作のために表示装置100に近づいてきたとみなせる予め定められた距離が採用され、例えば、1.5mである。但し、これは一例であり、50cm、1.0m、2.0m等の値が第1基準距離として採用されてもよい。また、第1基準距離がユーザによって任意に設定可能に構成されてもよい。これにより、ユーザは表示装置100が設置された部屋の大きさに対して適切な距離を第1基準距離として設定することができる。
S104では、表示制御部133は、J個の機器200の中から所定の条件を満たすL個の機器200を選択する。ここでは、表示制御部133は、表示装置100が設置された部屋と同じ部屋に設置された機器200を所定の条件を満たす機器200として選択すればよい。具体的には、表示制御部133は、第1機器テーブルT21を参照して、表示装置IDをキーにして自身が属する表示装置100の設置場所を特定し、次に、第2機器テーブルT22を参照して、特定した設置場所に設置された機器200を特定することで、機器200を選択すればよい。図2の例では、例えば表示装置100が行L301に示すリビングに設置された表示装置100であるとすると、行L302,L303,L304に示すリビングに設置された機器ID「照明機器:2」の照明機器、機器ID「テレビ:1」のテレビ、及び機器ID「エアコン:1」のエアコンが選択される。
なお、第1機器テーブルT21の「設置場所」は表示装置100の設置位置の種別の一例であり、第2機器テーブルT22の「設置場所」は機器200の設置位置の種別の一例である。
ここでは、所定の条件として、表示装置100に対して同じ部屋に設置された機器200を選択するという条件が採用されたが本開示はこれに限定されない。
例えば、所定の条件として、表示装置100に対する距離が第2基準距離未満の位置に設置された機器200を選択するという条件が採用されてもよい。この場合、図2に示す第1機器テーブルT21の「設置場所」として、設置場所の名称に代えて、表示装置100の設置位置を示す座標が採用されればよい。同様に、図2に示す第2機器テーブルT22の「設置場所」として、設置場所の名称に代えて、機器200の設置位置を示す座標が採用されればよい。ここで、座標としては、2次元の座標軸が設定された建物の間取り図において、表示装置100及び機器200のそれぞれの設置場所を示す2次元座標が採用できる。この場合、表示制御部133は、自己が属する表示装置100の座標を第1機器テーブルT21から特定すると共に、各機器200の座標を第2機器テーブルT22から特定し、表示装置100と各機器200との距離を求め、その距離が第2基準距離未満の機器200を所定の条件を満たす機器200として選択すればよい。第2基準距離としては、例えば、2m、3mといった表示装置100が設置された部屋に応じた適当な値が採用できる。第2基準距離は、表示装置100ごとに異なる値が設定されてもよいし、一律に同じ値が採用されてもよい。また、第2基準距離は、ユーザにより任意に変更可能に構成されてもよい。
例えば、ユーザが表示装置100に近づいた場合、そのユーザは表示装置100の近く(例えば同じ部屋)に設置された機器200について操作又は状態確認をする可能性が高い。そこで、本実施の形態では、所定の条件として表示装置100と同じ部屋に設置された機器200、又は、表示装置100に対して第2基準距離未満の位置に設置された機器200を選択するという条件を採用する。これにより、第2コンテンツC2にはユーザが状態確認又は操作する可能性の高い機器200の状態を示す第2オブジェクトOBが表示され、余計な操作を入力させることなくユーザに対して容易に所望の機器200の状態を確認させることができる。
S105では、表示制御部133は、選択した機器200について第2コンテンツに表示する表示情報を選択する。例えば、第2機器テーブルT22において、行L302,L303,L304に示す3個の機器200が選択されたとすると、これら3個の機器200の「設置場所」、「機器ID」、「メイン状態」、及び「サブ状態」が表示情報として選択される。また、状態情報に含まれるサブ状態のうちどのサブ状態が表示情報として選択されるかについては、上述したように、状態情報テーブルT23の「状態」フィールドの括弧内に記載された上位3個のサブ状態が採用される。但し、これは一例である。例えば、「設置場所」が省かれてもよいし、状態情報テーブルT23において、括弧内に記載された上位1個、2個、又は4個の以上のサブ状態が採用されてもよいし、括弧内に記載されたサブ状態のうち、任意の1個、2個、3個、又は4個以上のサブ状態が採用されてもよい。
S106では、表示制御部133は、S105で選択した表示情報を第2テンプレート画像TM2の該当する表示欄B1〜B4に挿入することで第2コンテンツC2を生成する。これにより、図4に示すように、J個の機器200の中からユーザが状態確認又は操作する可能性の高い機器200の状態を示す第2コンテンツC2が生成される。なお、図4の例では、3個の機器200が選択されたため、3個の第2オブジェクトOBが表示されているが、これは一例であり、L個の機器200が選択された場合は、L個の第2オブジェクトOBが表示される。また、第2オブジェクトOBの表示欄B4においては、3行分の表示欄が設けられているが、表示するサブ状態が1個の場合は、1行目のみサブ状態が表示され残り2行はブランクにされる。このことは、表示するサブ状態が2個の場合も同じである。
また、図4の例では、第2機器テーブルT22及び状態情報テーブルT23に記載された情報がそのまま表示されているが、これは一例であり、何らかの変換が施された情報が表示されてもよい。例えば、「ON」の代わりに「稼働中」というような文字列に変換された情報が表示されてもよい。
S107において、表示制御部133は、S102で取得した距離情報が示す距離が第3基準距離未満であるか否かを判定する。当該距離が第3基準距離未満であれば(S107でYES)、表示制御部133は、第1コンテンツC1に対する表示情報を選択する(S108)。この場合、J個の機器200のそれぞれの「設置場所」、「機器ID」、及び「メイン状態」が表示情報として選択される。
なお、ここでは、第1コンテンツC1にはメイン状態のみを表示するとして説明したが、第1オブジェクトOAの表示領域に余裕があれば、サブ状態を表示させてもよい。この場合、どのサブ状態を表示させるかについては、第2オブジェクトOB2と同様、事前に定められたサブ状態が採用されればよい。また、ここでは、第1オブジェクトOAには「設置場所」及び「機器ID」が表示されるとして説明したが、例えば、「設置場所」は省略されてもよい。
S109では、表示制御部133は、S108で選択した情報を第1テンプレート画像TM1の該当する表示欄A1〜A3に挿入することで第1コンテンツC1を生成する。これにより、図6に示すようなJ個の機器200を一覧表示する第1コンテンツC1が生成される。
一方、S107において、ユーザの距離が第3基準距離以上と判定された場合(S107でNO)、表示制御部133は、第1コンテンツC1及び第2コンテンツC2のいずれのコンテンツも表示することなく(S112)、処理を終了する。ここで、第3基準距離は、第1基準距離よりも大きな値が採用され、例えば、ユーザが表示装置100から遠くに離れて位置しており、機器200に対して状態確認をする可能性が低いとみなせるような距離が採用できる。なお、距離センサー110が距離画像からユーザを検出できなかったようなケースも、S107でNOと判定される。また、S112において、表示制御部133は、ディスプレイ120への電力供給を停止させ、ディスプレイ120をスリープ状態にしてもよい。
S110では、表示制御部133は、生成したコンテンツをディスプレイ120に出力する。ここで、表示制御部133は、第1コンテンツC1を生成した場合は、第1コンテンツC1をディスプレイ120に出力し、第2コンテンツC2を生成した場合は、第2コンテンツC2をディスプレイ120に出力する。
S111では、ディスプレイ120は、第1コンテンツC1又は第2コンテンツC2を表示して、処理を終了する。
このように、実施の形態1によれば、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離以上の場合、J個の機器200のそれぞれの状態を示すJ個の第1オブジェクトOAを含む第1コンテンツC1がディスプレイ120に表示される。そのため、ユーザは表示装置まで移動してスクロール操作等の煩わしい操作を行わなくても、建物に設置された第1個数の機器200の状態を把握でき、俯瞰性を確保できる。一方、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離未満の場合、所定の条件を満たすL個の機器200に対応するL個の第2オブジェクトOBを含む第2コンテンツC2がディスプレイ120に表示される。これにより、表示装置100に対してユーザが近くにいる場合、遠くにいる場合に比べて状態の表示対象となる機器200の個数が絞り込まれる。そのため、第2オブジェクトOBに表示される状態の情報量を第1オブジェクトよりも多くすることができる結果、詳細性を確保できる。
なお、本実施の形態においては以下の変形例が採用できる。なお、下記の変形例は後述する実施の形態2〜4においても適宜採用可能である。
(1−1)上記説明では、第1基準距離は予め設定される又はユーザが任意に設定できるとして説明したが、表示制御部133が自動的に設定してもよい。例えば、表示制御部133は、メモリ140に間取り図が事前に記憶されているとすると、この間取り図から、表示装置100が設置された部屋の面積を特定し、特定した面積に応じた値をその部屋に設置された表示装置100に対する第1基準距離として設定してもよい。この場合、表示制御部133は、面積から第1基準距離を換算するために予め作成された関数を用いて第1基準距離を設定すればよい。
(1−2)上記説明では、第2オブジェクトOBに表示されるサブ状態の個数は予め定められた個数が採用されるとして説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、第2オブジェクトOBの個数が多く、ディスプレイ120の表示領域に一度に全ての第2オブジェクトOBを表示することが困難である場合、表示制御部133は、サブ状態の個数を適宜減らすことで、第2オブジェクトOBのサイズを小さくし、ディスプレイ120の表示領域に一度に全ての第2オブジェクトOB2が表示されるようにしてもよい。
(1−3)第1コンテンツC1に含まれる第1オブジェクトOAの個数が多く、ディスプレイ120の表示領域に一度に全ての第1オブジェクトOAを表示することができない場合、表示制御部133は、第1コンテンツC1をスクロール可能にディスプレイ120に表示させてもよい。このことは、第2コンテンツC2についても同じである。
(1−4)図6の例では、第1オブジェクトOAは、メイン状態を「ON」及び「OFF」等の文字列を用いて表示したが、本開示はこれに限定されず、輝度の高低によりメイン状態を表示してもよい。この場合、表示制御部133は、メイン状態が「ON」の機器200については第1オブジェクトOAを第1輝度で表示し、メイン状態が「OFF」の機器200については第1オブジェクトOAを第1輝度よりも低い第2輝度で表示すればよい。或いは、表示制御部133は輝度の高低に代えて色の濃淡によりメイン状態を表示してもよい。例えば、表示制御部133は、メイン状態が「ON」の機器200については、第1濃度の第1色で第1オブジェクトOAを表示し、メイン状態が「OFF」の機器200については、第1濃度よりも低い第2濃度の第2色で第1オブジェクトOAを表示してもよい。これにより、表示装置100から離れた目の悪いユーザであっても、各機器200のメイン状態を容易に認識することができる。
(1−5)本実施の形態では、表示装置100の動作として図7に示すフローが採用されたが、本開示はこれに限定されず、図8に示すフローが採用されてもよい。図8は、本開示の実施の形態1における表示装置100の別例の動作を示すフローチャートである。なお、図8において、図7と同じ処理には同じステップ番号を付して説明を省略する。
図7のフローでは、S100及びS101で全機器200の状態情報及び機器情報を一旦取得した後、S105で表示情報が選択されているが、図8のフローでは、S103でフローが分岐した後で状態情報及び機器情報が取得されている。
具体的には、S104に続くS201において、情報取得部132は、S104で選択された機器200の状態情報を通信部150を介して機器200から取得すると共に、機器情報を機器情報記憶部141から取得する。そして、S105以降の処理により第2コンテンツC2が生成されディスプレイ120に表示される。
一方、S107でYESに続くS202では、図7のS100及びS101と同様、情報取得部132は、通信部150を介して全ての機器200の状態情報を取得すると共に、機器情報記憶部141から機器情報を取得する。そして、以降、図7と同様、第1コンテンツC1が生成される又はコンテンツが表示されることなく処理が終了する。
この変形例では、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離未満の場合(S103でYES)、S104で選択された機器200についてのみ状態情報が取得されているため(S201)、このケースにおける通信ネットワークNTでの通信トラフィックを抑制できる。
(1−6)第1コンテンツC1は、J個の機器200の全ての状態を示すJ個の第1オブジェクトOAを表示しているが、必ずしもJ個全ての機器200の状態を示すJ個の第1オブジェクトOAを表示しなくてもよい。例えば、冷蔵庫のように常時通電されており、稼働中であることが自明である機器については第1オブジェクトOAを第1コンテンツC1に含めなくてもよい。
(1−7)図1に示すプロセッサ130の構成要素はクラウドサーバに実装されてもよい。この場合、表示装置100はクラウドサーバから送信された第1コンテンツC1及び第2コンテンツC2をディスプレイ120に表示すればよい。
(1−8)図1において距離情報取得部131は、距離センサー110から距離情報を取得したが本開示はこれに限定されず、例えば、表示装置100の外部に設けられたユーザの距離を検出する機能を備える外部装置から距離情報を取得してもよい。ここで、外部装置としては、例えば、天井等に設置された部屋を俯瞰する距離センサーを用いてユーザと表示装置100との距離を算出し、表示装置100に所定のフレームレートで送信する装置を採用することができる。或いは、外部装置は、ユーザと表示装置100との距離ではなく、距離センサーを用いてユーザと自身との距離を算出する装置であってもよい。この場合、距離情報取得部131は、予め定められた外部装置及び表示装置100とのそれぞれの位置情報と、外部装置から取得した外部装置及びユーザの距離を示す距離情報とを用いてユーザと表示装置100との距離を算出すればよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、機器200の稼働履歴に基づいて所定の条件を満たす機器200を選択するものである。図9は、本開示の実施の形態2に係る表示装置100Aを含む表示システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態において実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。また、本実施の形態における表示装置100Aの動作は図7又は図8に示すフローが採用される。
図9において、図1との相違点は、メモリ140に稼働履歴記憶部143がさらに設けられている点にある。稼働履歴記憶部143は、J個の機器200のそれぞれの稼働履歴を記憶する。図10は、機器200の稼働履歴を構成する稼働履歴テーブルT100の構成を示す図である。
稼働履歴テーブルT100は、J個の機器200のそれぞれについて、どの時間帯に稼働され、ユーザの操作によって稼働した場合は操作したユーザが誰なのかを一定期間単位で記憶している。図10の例では、稼働履歴テーブルT100は1週間単位で作成されている、これは一例であり、2週間単位及び1ヶ月単位等で作成されてもよい。
稼働履歴テーブルT100は、各機器200の1回の稼働に対して1つのレコードが作成されている。ここで、1回の稼働とは、電源がONされてからOFFされるまでの稼働を指す。また、稼働履歴テーブルT100においては上から時系列順でレコードが記憶されている。稼働履歴テーブルT100の1つのレコードは1つの稼働履歴を示している。
稼働履歴テーブルT100は、「機器ID」、「機器種別」、「稼働時間」、及び「ユーザID」を対応付けて記憶する。「機器ID」及び「機器種別」は図2で説明したものと同じである。「稼働時間」は機器200の1回の稼働に対する稼働時間を示す。
例えば、3行目の機器ID「照明機器:2」の機器200は、月曜の6時にONされ月曜の7時45分にOFFされたため、稼働時間「MON0600−MON0745」のレコードが生成されている。また、この機器200は、火曜の6時にONされ、火曜の7時45分にOFFされているため、稼働時間「TUE0600−TUE0745」のレコードが新たに生成されている。
「ユーザID」は機器200を操作したユーザの識別子を示す。例えば、3行目の機器ID「照明機器:2」の機器200は、ユーザID「U2」のユーザの操作によってONされたため、「ユーザID」として「U2」が記載されている。なお、操作したユーザの特定は、例えば、機器200が操作したユーザを特定する機能を備えているのであれば、表示装置100は、機器200から操作したユーザのユーザIDを取得すればよい。また、部屋の天井等に設置された部屋を俯瞰するカメラを用いてユーザの機器200に対する操作を監視する装置が設置されているのであれば、表示装置100は、その装置から機器200を操作したユーザのユーザIDを取得すればよい。また、表示装置100自身がカメラを用いて機器200を操作したユーザを監視する機能を備えているのであれば、表示装置100はその機能を用いて機器200を操作したユーザのユーザIDを取得すればよい。なお、「ユーザID」は後述する実施の形態4で使用されるものであるため、本実施の形態では必須の構成要素ではない。
稼働履歴テーブルT100は、情報取得部132が通信部150を用いて機器200と通信することにより生成される。具体的には、情報取得部132は、機器200から定期的又は自発的に送信される状態情報を用いて、各機器200が稼働中であるか否かを判定することで稼働履歴テーブルT100を生成すればよい。この場合、機器200が操作したユーザを特定する機能を備えているのであれば、機器200から送信される状態情報の中に操作したユーザのユーザIDを含ませればよい。そして、情報取得部132は、1週間単位で状態情報を集計することで稼働履歴テーブルT100を生成し、稼働履歴記憶部143に記憶させる。なお、表示制御部133は、このように1週間単位で生成された稼働履歴テーブルT100のうち、直近の1週間に生成された稼働履歴テーブルT100を用いて機器200を選択する処理を行えばよい。
表示制御部133は、稼働履歴テーブルT100を参照し、現在時刻を含む所定時間帯に操作された機器200を特定し、特定した機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。ここで、所定時間帯とは、1日を一定の時間間隔で区切ったときの各時間帯を指す。例えば、1日が30分ごとに区切られた場合、7:00〜7:29の時間帯、7:30〜7:59の時間帯、・・・、というような時間帯が所定時間帯に該当する。
例えば、現在時刻が8:00であったとすると8:00〜8:29が所定時間帯に該当する。この場合、稼働履歴テーブルT100において、この時間帯に稼働実績のある機器200は、機器ID「冷蔵庫:1」の冷蔵庫、機器ID「エアコン:1」のエアコン、機器ID「照明機器:2」の照明機器であるため、これらの機器200が所定の条件を満たす機器200として選択される。
このように、表示制御部133は、稼働履歴テーブルT100において、現在時刻を含む所定時間帯に少なくとも1回の稼働実績のある機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。
但し、これは一例であり、表示制御部133は、稼働履歴テーブルT100において、現在時刻を含む所定時間帯に少なくともn回(nは2以上の整数)の稼働実績のある機器200を所定の条件を満たす機器200として選択してもよい。
例えば、n=3回であり、現在時刻が8:00であったとする。この場合、稼働履歴テーブルT100において、8:00〜8:29の時間帯に3回以上の稼働実績がある機器200は、機器ID「エアコン:1」のエアコンであるため、この機器200が所定の条件を満たす機器200として選択される。
さらに、表示制御部133は、本日が平日であれば、稼働履歴テーブルT100において、平日の稼働履歴のみを参照して所定の条件を満たす機器200を選択し、本日が休日であれば、稼働履歴テーブルT100において、休日の稼働履歴のみを参照して所定の条件を満たす機器200を選択してもよい。
さらに、表示制御部133は、実施の形態1の手法と実施の形態2の手法とを組み合わせた手法を用いて機器200を選択してもよい。具体的には、表示制御部133は、表示装置100に対して同じ部屋又は第2基準距離未満の位置に配置された機器200のうち、現在時刻を含む所定時間帯に稼働実績のある機器200を所定の条件を満たす機器200として選択してもよい。
さらに、表示制御部133は、稼働履歴テーブルT100において常時通電される機器200を特定し、特定した機器200を所定の条件を満たさない機器200として選択してもよい。また、図9の行L901に示す機器ID「冷蔵庫:1」の冷蔵庫は、「稼働履歴」から1週間連続稼働しており、常時通電されている機器であることが分かる。このような常時通電される機器200の稼働状態はユーザにとって自明であるため、第2コンテンツC2に状態を表示しなくてもよい。そこで、この態様を採用することで、ユーザにとって状態を表示することが不要な機器200の状態が第2コンテンツC2に含まれることを防止できる。
このように実施の形態2によれば、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離未満になった場合、現在時刻を含む所定時間帯に操作実績のある機器200が選択されるため、現時点においてユーザが操作する可能性の高い機器200の第2オブジェクトOBを表示することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、ユーザの識別情報に応じた条件を所定の条件として採用し、機器200を選択するものである。図11は、本開示の実施の形態3に係る表示装置100Bを含む表示システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態において実施の形態1、2と同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
図11において、図1との相違点は、表示装置100Bにカメラ160及びマイク170がさらに設けられ、プロセッサ130に識別情報取得部134がさらに設けられ、メモリ140にユーザ関連情報記憶部144がさらに設けられている点にある。ユーザ関連情報記憶部144は、1以上のユーザと各ユーザに対して予め対応付けられた1以上の機器200とを示すユーザ関連情報を記憶する。図12は、ユーザ関連情報を構成するユーザ関連情報テーブルT120の構成を示す図である。
ユーザ関連情報テーブルT120は、各ユーザに対して予め対応付けられた機器200を記憶するテーブルであり、「ユーザID」及び「機器ID」を対応付けて記憶する。「ユーザID」はユーザの識別子であり、「機器ID」は機器200の識別子である。
図12の例では、ユーザID「U1」のユーザに対しては、機器ID「冷蔵庫:1」、機器ID「照明機器:1」、機器ID「照明機器:2」、及び機器ID「テレビ:1」等の機器200が対応付けられている。他のユーザID「U2」、ユーザID「U3」のユーザについても同様に機器200が対応付けられている。
ユーザ関連情報テーブルT120には、各ユーザが状態確認又は操作する可能性が高い機器200が予め記載されている。ユーザ関連情報テーブルT120は、ユーザによって入力された情報に基づいて予め作成されたものである。
図11に参照を戻す。カメラ160は、例えば、表示装置100Bの表面に取り付けられ、表示装置100Bの周囲の画像を所定のフレームレートで撮影する。マイク170は、例えば、表示装置100Bの表面に取り付けられ、表示装置100Bの周囲の音声を集音して音声信号に変換する。
識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像又はマイク170が集音した音声信号を用いて表示装置100の周囲にいるユーザを識別することで、ユーザの識別情報を取得する。ユーザの識別情報としては、例えば、ユーザIDが採用できる。
識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像に含まれるユーザの顔の特徴量を抽出する。そして、識別情報取得部134は、抽出した特徴量と、建物に住む各ユーザの顔の特徴量及びユーザIDが予め記憶されたユーザテーブル(図略)とを照合することで、表示装置100の周囲にいるユーザを特定すればよい。ここで、識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像に複数のユーザが含まれる場合、画像上に最も大きく表れているユーザの顔の特徴量を抽出すればよい。
或いは、識別情報取得部134は、マイク170が取得した音声信号から声紋を抽出する。そして、識別情報取得部134は、抽出した声紋と、建物に住む各ユーザの声紋及びユーザIDが対応付けられたユーザテーブル(図略)とを照合することで、表示装置100の周囲にいるユーザを特定すればよい。
識別情報取得部134は、これらの手法を用いて表示装置100の周囲にいるユーザを特定し、そのユーザのユーザIDを識別情報として取得し、表示制御部133に出力する。
表示制御部133は、ユーザ関連情報記憶部144からユーザ関連情報テーブルT120を取得し、ユーザ関連情報テーブルT12において、識別情報取得部134から出力されたユーザIDに対応付けられた機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。例えば、ユーザID「U1」が識別情報取得部134が出力されたとすると、ユーザ関連情報テーブルT120において、ユーザID「U1」に対応付けられた機器200が所定の条件を満たす機器200として選択される。
図13は、本開示の実施の形態3に係る表示装置100Bの動作を示すフローチャートである。なお、図13に示すフローにおいて図7のフローと同一の処理については同一の符号を付し説明を省略する。
S102に続くS301では、識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像又はマイク170が集音した音声信号を用いて表示装置100の周囲にいるユーザの識別情報(ユーザID)を取得する。
また、S104による機器の選択では、上述したように表示制御部133はS301で取得した識別情報(ユーザID)に対して予め定められた機器200をユーザ関連情報テーブルT120から選択する。以降、図7と同様の処理が実施される。
このように実施の形態3によれば、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離以下の場合、表示装置100の周囲にいるユーザに対して予め対応付けられた機器200が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を事前に定めておくことで、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器200を選択し、その機器200の状態を第2コンテンツC2に含めることができる。また、実施の形態3によれば、例えば、リビングのエアコンはユーザ全員が選択対象とされ、表示装置100に対して誰が近づいても第2オブジェクトOBが表示されるが、寝室のエアコンはその寝室のユーザが表示装置100に対して近づいたときだけ表示されるといった態様が実現できる。
なお、実施の形態3は以下の変形例が採用できる。
(3−1)図14は、本開示の実施の形態3の変形例に係るユーザ関連情報テーブルT140の構成を示す図である。ユーザ関連情報テーブルT140は、「ユーザID」に代えてユーザの「属性」に応じた機器200が予め対応付けられている。具体的には、ユーザ関連情報テーブルT140は、「属性」及び「機器ID」を対応付けて記憶する。「属性」は大人、子供、女性、男性というようなユーザの属性を示している。
ここで、ユーザ関連情報テーブルT140には、該当する属性を持つユーザが状態確認又は操作する可能性が高い機器200が予め記載されている。ここで、ユーザ関連情報テーブルT140は、ユーザによって入力された情報に基づいて予め作成されたものである。例えば、子供によって操作されるべきでない機器200については子供と対応付けられないように、ユーザ関連情報テーブルT140を設定する。
この場合、識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像又はマイク170が取得した音声信号を用いてユーザの属性を特定する。具体的には、識別情報取得部134は、カメラ160が撮影した画像からユーザの特徴量を抽出し、その特徴量を分析することでユーザの属性を判定し、判定した属性を識別情報として表示制御部133に出力する。或いは、識別情報取得部134はマイク170が取得した音声信号を分析することでユーザの属性を判定し、判定した属性を識別情報として表示制御部133に出力する。
表示制御部133は、識別情報取得部134から出力された属性に対応付けられた機器200をユーザ関連情報テーブルT140から特定し、その機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。
この変形例によれば、ユーザの属性に応じて操作又は状態確認される可能性の高い機器200を選択して第2コンテンツC2を生成することが可能となる。
(3−2)表示制御部133は、実施の形態3に示した手法又は実施の形態3の変形例(3−1)に示した手法と実施の形態1及び実施の形態2に示した手法とを組み合わせた手法を用いて機器200を選択してもよい。具体的には、まず、表示制御部133は、表示装置100に対して同じ部屋又は第2基準距離未満の位置に配置された機器200のうち、現在時刻を含む所定時間帯に稼働実績のある機器200を選択する。次に、表示制御部133は、選択した機器200のうちさらにユーザ関連情報テーブルT120において該当するユーザのユーザIDに対応付けられた機器200又はユーザ関連情報テーブルT140において該当するユーザの属性に対応付けられた機器200を所定の条件を満たす機器200として選択すればよい。
(実施の形態4)
実施の形態4は、ユーザの使用頻度の高い機器200を所定の条件を満たす機器200として選択するものである。図15は、本開示の実施の形態4に係る表示装置100Cを含む表示システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態において実施の形態1〜3と同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。また、本実施の形態における表示装置100Cの動作は図13に示すフローが採用される。
図15に示す表示装置100Cは図9に示す表示装置100Aに対してカメラ160及びマイク170が追加され、プロセッサ130に対して識別情報取得部134が追加されている。
表示制御部133は、識別情報取得部134がユーザの識別結果として出力したユーザIDと、図10に示す稼働履歴テーブルT100とを用いて、該当するユーザの機器200に対する使用頻度が予め定められた基準頻度以上の機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。
例えば、識別情報取得部134からユーザID「U1」が出力されたとすると、表示制御部133は、稼働履歴テーブルT100の中からユーザID「U1」が対応付けられた稼働履歴を抽出する。そして、表示制御部133は、抽出した稼働履歴を機器200ごとに分類し、機器200ごとの稼働履歴の個数を機器200ごとの操作頻度として算出する。そして、表示制御部133は機器200ごとに算出した操作頻度が基準頻度以上の機器200を所定の条件を満たす機器200として選択する。
これにより、ユーザが表示装置100に近づいたとき、この機器200が選択されこの機器200の第2オブジェクトOBを含む第2コンテンツC2がディスプレイ120に表示される。
このように、実施の形態4によれば、表示装置100に対するユーザの距離が第1基準距離以下の場合、ユーザの使用頻度の高い機器が選択されるため、ユーザが操作又は状態確認する可能性の高い機器を選択することができる。
本開示によれば、ユーザに煩わしい操作を課すことなく俯瞰性と詳細性とが確保されるため、例えば、住宅等の建物内の壁に埋め込まれる表示装置として有用である。
100 :表示装置
100A :表示装置
100B :表示装置
100C :表示装置
110 :距離センサー
120 :ディスプレイ
130 :プロセッサ
131 :距離情報取得部
132 :情報取得部
133 :表示制御部
134 :識別情報取得部
140 :メモリ
141 :機器情報記憶部
142 :テンプレート記憶部
143 :稼働履歴記憶部
144 :ユーザ関連情報記憶部
150 :通信部
160 :カメラ
170 :マイク
200 :機器
C1 :第1コンテンツ
C2 :第2コンテンツ
OA :第1オブジェクト
OB :第2オブジェクト

Claims (14)

  1. 建物に設置された表示装置における表示方法であって、
    前記表示装置のプロセッサが、
    センサーを用いて得られた、前記表示装置とユーザとの距離を示す距離情報を取得し、
    前記建物に設置された第1個数の機器の状態を通信装置を用いて取得し、
    前記距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、前記第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第2個数の第1オブジェクトをディスプレイに表示し、
    前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離未満の場合、前記第1個数の機器のうち所定の条件により前記第1個数よりも小さい第3個数の機器を選択し、前記第3個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトを前記ディスプレイに表示する、
    表示方法。
  2. 前記第2オブジェクトが表示する前記機器の状態の情報量は、前記第1オブジェクトが表示する前記機器の状態の情報量よりも多い、
    請求項1に記載の表示方法。
  3. さらに、前記第1個数の機器の前記表示装置に対する距離を示す機器情報を取得し、
    前記機器情報に基づいて前記表示装置に対する距離が第2基準距離未満である前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項1又は2記載の表示方法。
  4. さらに、前記第1個数の機器の稼働履歴を取得し、
    前記稼働履歴に基づいて現在時刻を含む所定時間帯に操作された前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の表示方法。
  5. さらに、前記第1個数の機器について設置位置と前記設置位置の種別とが対応付けられた機器情報を取得し、
    前記機器情報に基づいて、前記設置位置の種別が前記表示装置の設置位置の種別と同じである機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の表示方法。
  6. さらに、前記第1個数の機器の稼働履歴を取得し、
    前記稼働履歴に基づいて常時通電される前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たさない前記機器として選択する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の表示方法。
  7. さらに、前記ユーザの音声又は画像に基づいて前記ユーザの識別情報を取得し、
    前記所定の条件は、前記識別情報に応じた条件である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
  8. さらに、前記ユーザの前記識別情報と前記第1個数の機器のうちいずれか1以上の機器とが予め対応付けられたユーザ関連情報を取得し、
    前記識別情報及び前記ユーザ関連情報に基づいて、前記ユーザに対応する前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項7記載の表示装置。
  9. さらに、前記第1個数の機器のそれぞれに対する前記ユーザの操作履歴を含む稼働履歴を取得し、
    前記識別情報及び前記稼働履歴に基づいて、前記ユーザの使用頻度が予め定められた基準頻度以上の機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項7記載の表示装置。
  10. さらに、前記ユーザの属性と前記第1個数の機器のうちいずれか1以上の機器とが予め対応付けられたユーザ関連情報を取得し、
    前記識別情報から前記ユーザの属性を特定し、特定した前記ユーザの属性及び前記ユーザ関連情報に基づいて、前記ユーザの属性に対応する前記機器を特定し、特定した前記機器を前記所定の条件を満たす前記機器として選択する、
    請求項7記載の表示装置。
  11. さらに、前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離よりも大きい第3基準距離以上の場合、前記第1オブジェクトを表示しない、
    請求項1〜10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 前記第1オブジェクトは、稼働状態に対応した色により表示される、
    請求項1〜10のいずれかに記載の表示装置。
  13. 建物に設置された表示装置であって、
    通信装置と、
    プロセッサと、
    ディスプレイとを備え、
    前記プロセッサは、
    センサーを用いて得られた、前記表示装置とユーザとの距離を示す距離情報を取得し、
    前記建物に設置された第1個数の機器の状態を前記通信装置を用いて取得し、
    前記距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、前記第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第2個数の第1オブジェクトを前記ディスプレイに表示し、
    前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離未満の場合、前記第1個数の機器のうち所定の条件により前記第1個数よりも小さい第3個数の機器を選択し、前記第3個数の機器それぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトを前記ディスプレイに表示する、
    表示装置。
  14. 建物に設置された表示装置のプロセッサに、
    センサーを用いて得られた、前記表示装置とユーザとの距離を示す距離情報を取得させ、
    前記建物に設置された第1個数の機器の状態を通信装置を用いて取得させ、
    前記距離情報が示す距離が第1基準距離以上の場合、前記第1個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第2個数の第1オブジェクトをディスプレイに表示させ、
    前記距離情報が示す距離が前記第1基準距離未満の場合、前記第1個数の機器のうち所定の条件により前記第1個数よりも小さい第3個数の機器を選択し、前記第3個数の機器のそれぞれ又は複数に対応し、対応する前記機器の状態を示す第4個数の第2オブジェクトを前記ディスプレイに表示させる、
    表示プログラム。
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