JP2020058277A - Detection device, detection method and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、検知装置、検知方法及びプログラムに関する。 The present invention relates to a detection device, a detection method and a program.
牛を飼育する畜産農家にとって、牛の分娩時期を管理することは重要な業務の一つである。これは、母牛や子牛が死亡する等の事故が分娩時に発生し易いため、分娩介助等が必要な場合があるためである。このため、畜産農家では、例えば、牛舎の見回り等を行うことで、牛の分娩兆候を確認している。 It is one of the important tasks for a livestock farmer who raises cows to control the time of calving. This is because accidents such as death of mother cows and calves are likely to occur during delivery, and therefore delivery assistance may be necessary. For this reason, livestock farmers check the signs of calving by, for example, looking around the barn.
しかしながら、牛を数十頭から数百頭も飼育する大規模な畜産農家では、牛舎の見回り等により牛の分娩兆候を確認する作業に多くの労力を要していた。このため、牛の分娩を事前に検知することができる方法が望まれている。 However, a large-scale livestock farmer who breeds several tens to several hundreds of cattle requires a lot of work to confirm signs of calving by looking around the barn. Therefore, there is a demand for a method capable of detecting calving in advance.
また、牛の分娩兆候を確認することができた場合であっても、分娩時期の正確な把握は困難であるため、牛の分娩を見逃してしまうことがある。このため、例えば、子牛が死亡する等の事故が発生してしまう場合がある。したがって、牛の分娩を見逃してしまった場合であっても、当該分娩を事後的に早期に検知することができる方法も望まれている。 Further, even when the signs of calving of the cow can be confirmed, it is difficult to accurately grasp the calving time, and therefore the calving of the cow may be overlooked. Therefore, for example, an accident such as death of a calf may occur. Therefore, there is also a demand for a method capable of detecting the calving early after the fact even when the calving is overlooked.
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、牛の分娩を検知することを目的とする。 The embodiment of the present invention has been made in view of the above points, and an object thereof is to detect calving of a cow.
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態では、家畜の分娩を検知する検知装置であって、前記家畜に装着された三軸加速度センサが測定した加速度データを記憶する記憶手段と、所定の時間の間における複数の加速度データにそれぞれ含まれる所定の方向の成分値を前記記憶手段から取得する取得手段と、前記複数の成分値に基づいて、前記家畜の分娩を検知する検知手段と、を有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, in the embodiment of the present invention, a detection device for detecting the delivery of livestock, a storage means for storing acceleration data measured by a triaxial acceleration sensor mounted on the livestock, and a predetermined Acquisition means for acquiring a component value in a predetermined direction contained in each of a plurality of acceleration data during the period of time from the storage means, and a detection means for detecting the delivery of the livestock based on the plurality of component values, It is characterized by having.
本発明の実施の形態によれば、牛の分娩を検知することができる。 According to the embodiment of the present invention, calving of a cow can be detected.
以下、本発明の実施の形態(以降、「本実施形態」とも表す。)について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、家畜の一例として牛の分娩を事前又は事後的に検知する分娩検知システム1について説明する。特に、牛の分娩を事前に検知する場合は、給餌等が或る程度の精度で定期的に行われるような牛(例えば、単飼で飼育されている牛)を対象とするものとする。なお、家畜は牛に限られない。 Hereinafter, embodiments of the present invention (hereinafter, also referred to as “this embodiment”) will be described with reference to the drawings. In this embodiment, as an example of livestock, a calving detection system 1 that detects calving in advance or after is explained. In particular, in the case of detecting the calving of a cow in advance, a cow (eg, a single-bred cow) whose feeding is regularly performed with a certain degree of accuracy is targeted. Livestock is not limited to cows.
<分娩検知システム1の全体構成>
まず、本実施形態に係る分娩検知システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る分娩検知システム1の全体構成の一例を示す図である。
<Overall configuration of labor detection system 1>
First, the overall configuration of the labor detection system 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a diagram showing an example of the overall configuration of a labor detection system 1 according to the present embodiment.
図1に示すように、本実施形態に係る分娩検知システム1には、牛の分娩を事前又は事後的に検知する分娩検知装置10と、牛にそれぞれ装着された1以上のタグ20とが含まれる。なお、タグ20は、牛の首部分に固定して装着されることが好ましい。以降では、タグ20は牛の首部分に固定して装着されているものとする。
As shown in FIG. 1, the calving detection system 1 according to the present embodiment includes a calving detection device 10 that detects calving in advance or after, and one or
タグ20は、牛に装着される機器である。1頭の牛に対して1つのタグ20が装着されている。タグ20には、当該タグ20を装着している牛の加速度(x軸、y軸及びz軸の3軸の加速度)を測定する加速度センサが含まれている。ここで、タグ20は、例えば、牛が起立している場合に、当該牛の進行方向に対して右方向をx軸の正の方向、当該進行方向をy軸の正の方向、重力方向をz軸の正の方向となるように装着される。
The
タグ20は、所定の時間毎(例えば2秒毎)に、加速度センサにより測定した加速度センサ値が含まれる測定データを分娩検知装置10に送信する。分娩検知装置10に送信された測定データは、後述する測定データ記憶部300に蓄積(記憶)される。
The
分娩検知装置10は、牛の分娩を事前又は事後的に検知するコンピュータである。分娩検知装置10は、第1の分娩検知処理部100と、第2の分娩検知処理部200と、測定データ記憶部300と、活動量データ記憶部400とを有する。
The calving detection device 10 is a computer that detects calving of a cow in advance or after. The labor detection device 10 includes a first labor
第1の分娩検知処理部100は、測定データ記憶部300に記憶されている測定データと、活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データとに基づいて、牛の分娩を事前に検知する。第1の分娩検知処理部100は、分娩検知装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU(Central Processing Unit)等に実行させる処理により実現される。
The first calving
ここで、活動量データは、加速度センサ値から計算される活動量が含まれるデータである。また、活動量とは、所定の時間の間(例えば10分間)における牛の動きの激しさを表す値である。活動量データは、第1の分娩検知処理部100により作成され、活動量データ記憶部400に記憶される。なお、活動量の計算方法については後述する。
Here, the activity amount data is data including the activity amount calculated from the acceleration sensor value. In addition, the activity amount is a value representing the intensity of movement of the cow during a predetermined time (for example, 10 minutes). The activity amount data is created by the first delivery
第2の分娩検知処理部200は、測定データ記憶部300に記憶されている測定データに基づいて、牛の分娩を事後的に検知する。第2の分娩検知処理部200は、分娩検知装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU等に実行させる処理により実現される。
The second calving
測定データ記憶部300は、タグ20から受信した測定データを記憶する。測定データ記憶部300は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置等を用いて実現可能である。なお、測定データ記憶部300は、分娩検知装置10とネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
The measurement
活動量データ記憶部400は、第1の分娩検知処理部100により作成された活動量データを記憶する。活動量データ記憶部400は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置等を用いて実現可能である。なお、活動量データ記憶部400は、分娩検知装置10とネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
The activity amount
なお、図1に示す分娩検知システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、分娩検知装置10は、複数台のコンピュータで構成されていても良い。この場合、例えば、第1の分娩検知処理部100と第2の分娩検知処理部200とが異なるコンピュータで実現されていても良い。すなわち、本実施形態に係る分娩検知装置10は、第1の分娩検知処理部100を有する第1の分娩検知装置と、第2の分娩検知処理部200を有する第2の分娩検知装置とで構成されていても良い。
The configuration of the labor detection system 1 shown in FIG. 1 is an example, and other configurations may be used. For example, the labor detection device 10 may be composed of a plurality of computers. In this case, for example, the first delivery
また、例えば、第1の分娩検知処理部100や第2の分娩検知処理部200が有する機能の一部又は全部を、分娩検知装置10とネットワークを介して接続される装置(例えばクラウドサーバ等)が有していても良い。
Further, for example, a part or all of the functions of the first delivery
更に、タグ20から分娩検知装置10への測定データの送信方法は限定されない。例えば、タグ20は、インターネット等のネットワークを介して分娩検知装置10に測定データを送信しても良いし、ローカルなネットワーク内で分娩検知装置10に測定データを送信しても良いし、近距離無線通信等により分娩検知装置10に測定データを送信しても良い。
Furthermore, the method of transmitting the measurement data from the
<測定データ記憶部300に記憶されている測定データ>
ここで、本実施形態に係る測定データ記憶部300に記憶されている測定データについて、図2を参照しながら説明する。図2は、測定データ記憶部300に記憶されている測定データの一例を示す図である。なお、分娩検知装置10は、タグ20から測定データを受信した場合、第1の分娩検知処理部100又は第2の分娩検知処理部200により、当該測定データを測定データ記憶部300に記憶(蓄積)させれば良い。
<Measurement data stored in the measurement
Here, the measurement data stored in the measurement
図2に示すように、測定データ記憶部300には、タグ20を識別する識別情報の一例であるタグID毎に、1以上の測定データが記憶されている。なお、1頭の牛に対して1つのタグ20が装着されていることから、タグIDは、牛を識別する識別情報(例えば、牛の個体識別情報等)であっても良い。
As shown in FIG. 2, the measurement
各測定データには、日時と、加速度センサ値とが含まれる。日時は、例えば、タグ20が測定データを送信した日時である。なお、日時は、例えば、分娩検知装置10が測定データを受信した日時であっても良い。
Each measurement data includes the date and time and the acceleration sensor value. The date and time is, for example, the date and time when the
加速度センサ値は、タグ20に含まれる加速度センサにより測定された加速度の値である。加速度センサ値には、x軸方向の加速度成分を示すx成分と、y軸方向の加速度成分を示すy成分と、z軸方向の加速度成分を示すz成分とが含まれる。例えば、日時「t0」の測定データには、加速度センサ値のx成分「x0」と、y成分「y0」と、z成分「z0」とが含まれる。同様に、例えば、日時「t1」の測定データには、加速度センサ値のx成分「x1」と、y成分「y1」と、z成分「z1」とが含まれる。なお、Δt=ti+1−ti(iは0以上の整数)とした場合、例えば、加速度センサ値は2秒毎に測定されるため、Δt=2[秒]である。
The acceleration sensor value is a value of acceleration measured by the acceleration sensor included in the
このように、本実施形態に係る測定データ記憶部300に記憶されている測定データには、タグID毎に、日時と、加速度センサ値とが含まれる測定データが蓄積(記憶)されている。なお、以降では、加速度センサ値のx成分を「x成分加速度センサ値」、加速度センサ値のy成分を「y成分加速度センサ値」、加速度センサ値のz成分を「z成分加速度センサ値」とも表す。
As described above, the measurement data stored in the measurement
<活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データ>
次に、本実施形態に係る活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データについて、図3を参照しながら説明する。図3は、活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データの一例を示す図である。
<Activity data stored in activity
Next, the activity amount data stored in the activity amount
図3に示すように、活動量データ記憶部400には、タグID毎に、過去1週間分の活動量データが記憶されている。なお、過去1週間は一例であって、過去の任意の期間の活動量データが活動量データ記憶部400に記憶されていても良い。
As shown in FIG. 3, the activity amount
各活動量データには、日時と、活動量とが含まれる。日時は、第1の分娩検知処理部100により設定された日時である。活動量は、第1の分娩検知処理部100により計算された活動量の値である。
Each activity amount data includes the date and time and the activity amount. The date and time is the date and time set by the first delivery
例えば、日時「s1,0」の活動量データには、活動量「v1,0」が含まれる。同様に、日時「s1,1」の活動量データには、活動量「v1,1」が含まれる。なお、Δsj=sj,i+1−sj,i(j=1,・・・,7、iは0以上の整数)とした場合、例えば、後述するように、活動量は10分毎に計算されるため、Δsj=10[分]である。 For example, the activity amount data of date “s 1,0 ” includes the activity amount “v 1,0 ”. Similarly, the activity amount data “v 1,1 ” is included in the activity amount data of the date and time “s 1,1 ”. When Δs j = s j, i + 1 −s j, i (j = 1, ..., 7, i is an integer of 0 or more), for example, as described later, the activity amount is every 10 minutes. As calculated, Δs j = 10 [min].
このように、本実施形態に係る活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データには、タグID毎に、日時と、活動量とが含まれる過去1週間分の活動量データが記憶されている。なお、図3では一例として、タグID「Tag1」の活動量データを示したが、活動量データ記憶部400には他のタグIDの活動量データも記憶されている。
As described above, the activity amount data stored in the activity amount
<第1の分娩検知処理部100の機能構成>
次に、本実施形態に係る第1の分娩検知処理部100の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、第1の分娩検知処理部100の機能構成の一例を示す図である。
<Functional configuration of the first labor
Next, the functional configuration of the first labor
図4に示すように、本実施形態に係る第1の分娩検知処理部100は、取得部101と、前処理部102と、第1のピーク数計算部103と、活動量計算部104と、指標値計算部105と、比較判定部106と、累積値計算部107と、第1の分娩検知部108とを有する。
As shown in FIG. 4, the first delivery
取得部101は、測定データ記憶部300に記憶されている測定データのy成分加速度センサ値を取得する。このとき、取得部101は、例えば、タグID毎に、所定の時間幅(例えば10分間)のy成分加速度センサ値を取得する。以降では、当該所定の時間幅は10分間であるものとする。
The
前処理部102は、取得部101により取得されたy成分加速度センサ値に対して前処理を行う。前処理としては、例えば、y成分加速度センサ値の欠損補間(リサンプリング)処理が挙げられる。前処理には、例えば、ノイズ除去処理等が含まれていても良い。
The
第1のピーク数計算部103は、前処理後のy成分加速度センサ値の10分間におけるピーク数を計算する。ここで、第1の分娩検知処理部100が実行する処理(第1の分娩検知処理)におけるピークとは、局所的に最大値となるy成分加速度センサ値(又は局所的に最小値となるy成分加速度センサ値)のことである。
The first peak
活動量計算部104は、第1のピーク数計算部103により計算されたピーク数から活動量を計算する。そして、活動量計算部104は、この活動量が含まれる活動量データを作成して活動量データ記憶部400に記憶させる。ここで、活動量計算部104は、例えば、過去90分間のピーク数の合計を活動量として計算する。ただし、過去90分間は一例であって、過去の任意の期間のピーク数の合計を活動量として計算しても良い。
The activity
指標値計算部105は、活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データを用いて、所定の指標値を算出する。指標値計算部105は、例えば、過去1週間の同時刻における活動量の平均値と標準偏差とを計算した上で、指標値=平均値+標準偏差×cにより指標値を計算する。ここで、cは予め設定されたパラメータであり、例えばc=1.5等とすれば良い。ただし、cは0以上の任意の値を設定することができる。
The index
比較判定部106は、活動量計算部104により計算された活動量と、指標値計算部105により計算された指標値との大小関係を比較判定する。
The
累積値計算部107は、比較判定部106により活動量が指標値よりも大きいと判定された場合、活動量と指標値との差を累積する。一方で、累積値計算部107は、比較判定部106により活動量が指標値以下であると判定された場合、これまでの累積値を0にクリアする。
When the
第1の分娩検知部108は、累積値計算部107により計算された累積値が第1の分娩検知条件を満たすか否かを判定する。そして、第1の分娩検知部108は、第1の分娩検知条件を満たすと判定した場合、該当の牛に分娩兆候があるものとして、分娩が検知されたことを通知する。ここで、第1の分娩検知条件は、例えば、累積値計算部107により計算された累積値が所定の閾値を超えたこと等が挙げられる。
The first
<第2の分娩検知処理部200の機能構成>
次に、本実施形態に係る第2の分娩検知処理部200の機能構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、第2の分娩検知処理部200の機能構成の一例を示す図である。
<Functional configuration of second labor
Next, the functional configuration of the second delivery
図5に示すように、本実施形態に係る第2の分娩検知処理部200は、取得部201と、前処理部202と、第2のピーク数計算部203と、第2の分娩検知部204とを有する。
As shown in FIG. 5, the second delivery
取得部201は、測定データ記憶部300に記憶されている測定データのy成分加速度センサ値を取得する。このとき、取得部201は、例えば、タグID毎に、10分間のy成分加速度センサ値を取得する。
The
前処理部202は、取得部201により取得されたy成分加速度センサ値に対して前処理を行う。前処理としては、例えば、y成分加速度センサ値の欠損補間(リサンプリング)処理が挙げられる。前処理には、例えば、ノイズ除去処理等が含まれていても良い。
The
第2のピーク数計算部203は、前処理後のy成分加速度センサ値の10分間におけるピーク数を計算する。ここで、第2の分娩検知処理部200が実行する処理(第2の分娩検知処理)におけるピークとは、局所的に最大値となるy成分加速度センサ値及び局所的に最小値となるy成分加速度センサ値のうち、所定の条件を満たす加速度センサ値のことである。
The second peak
第2の分娩検知部204は、第2のピーク数計算部203により計算されたピーク数と、前処理後のy成分加速度センサ値とが第2の分娩検知条件を満たすか否かを判定する。そして、第2の分娩検知部204は、第2の分娩検知条件を満たすと判定した場合、該当の牛が分娩を行ったものとして、分娩が検知されたことを通知する。ここで、第2の分娩検知条件は、例えば、第2のピーク数計算部203により計算されたピーク数が所定の数以上で、かつ、前処理後のy成分加速度センサ値の10分間における平均値が所定の第1の値以上又は所定の第2の値以下のいずれかであること等が挙げられる。
The second
なお、取得部101及び取得部201は同一の機能であるため、これら取得部101及び取得部201は、同一のプログラム又はモジュールにより実現されていても良い。同様に、前処理部102及び前処理部202は同一の機能であるため、これら前処理部102及び前処理部202は、同一のプログラム又はモジュールにより実現されていても良い。
Since the
<第1の分娩検知処理>
以降では、第1の分娩検知処理(すなわち、牛の分娩を事前に検知する場合の処理)について、図6を参照しながら説明する。図6は、第1の分娩検知処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理は、例えば、10分毎に繰り返し実行される。ただし、10分は一例であって、任意の時間毎に繰り返し実行されても良い。以降では、この繰り返し回数を表すインデックスをkとする。したがって、kは、当該繰り返し開始時点の或る時刻(例えば、現在時刻)を表す時刻インデックスでもある。この場合、例えば、k−1は当該或る時刻から10分前の時刻を表し、k−2は当該或る時刻から20分前の時刻を表す。
<First labor detection processing>
Hereinafter, the first calving detection process (that is, the process in the case of detecting calving of a cow in advance) will be described with reference to FIG. 6. FIG. 6 is a flowchart showing an example of the first labor detection process. The process shown in FIG. 6 is repeatedly executed, for example, every 10 minutes. However, 10 minutes is an example, and may be repeatedly performed at any time. Hereinafter, the index indicating the number of repetitions will be k. Therefore, k is also a time index that represents a certain time (for example, the current time) at the start point of the repetition. In this case, for example, k-1 represents a time 10 minutes before the certain time, and k-2 represents a
まず、取得部101は、タグID毎に、現在時刻を基準として過去10分間の測定データに含まれるy成分加速度センサ値を測定データ記憶部300から取得する(ステップS101)。このように、取得部101は、牛(タグID)毎に、現在時刻を基準として過去の所定の時間幅(例えば、過去10分間)の測定データに含まれるy成分加速度センサ値を測定データ記憶部300から取得する。なお、このような所定の時間幅は、10分間に限られず、例えば、分娩検知装置10のユーザが任意の時間幅を設定することができる。
First, the
以降では、一例として、タグID「Tag1」の過去10分間のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yMが取得されたものとして説明を続ける。なお、例えば、加速度センサが2秒毎に加速度を測定する場合、M≦299である。 Hereinafter, as an example, the description will be continued assuming that the y-component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y M of the tag ID “Tag1” in the past 10 minutes have been acquired. Note that, for example, when the acceleration sensor measures the acceleration every 2 seconds, M ≦ 299.
次に、前処理部102は、上記のステップS101で取得されたy成分加速度センサ値に対して前処理を行う(ステップS102)。すなわち、前処理部102は、y成分加速度センサ値の欠損補間(リサンプリング)処理を行う。なお、欠損補間処理は、分娩検知の精度を上げるため、y成分加速度センサ値が測定できなかった場合(又はタグ20から収集できなかった場合)の欠損を補間する処理である。
Next, the
これにより、前処理後のy成分加速度センサ値をリナンバリングして、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNが得られる。なお、例えば、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yMを2秒間隔で欠損補間(リサンプリング)処理を行った場合、N=299であり、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,y299が得られる。 As a result, the y-component acceleration sensor value after preprocessing is renumbered to obtain the y-component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y N. Note that, for example, when the y component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y M are subjected to defect interpolation (resampling) processing at 2-second intervals, N = 299, and the y component acceleration sensor value y 0 , y 1 , ..., Y 299 are obtained.
なお、前処理部102は、例えば、ノイズ除去処理を行った後に、欠損補間処理を行っても良い。ノイズ除去処理を行うことによって、例えば、ノイズとなり得る牛の動作を示すy成分加速度センサ値を除去することができる。
Note that the
次に、第1のピーク数計算部103は、前処理後のy成分加速度センサ値の10分間におけるピーク数を計算する(ステップS103)。ここで、第1の分娩検知処理におけるピークとは、上述したように、局所的に最大値となるy成分加速度センサ値(又は局所的に最小値となるy成分加速度センサ値)のことである。
Next, the first peak
具体的には、局所的に最大値となるy成分加速度センサ値をピークとする場合(すなわち、y成分加速度センサ値の極大値をピークとする場合)、第1のピーク数計算部103は、例えば、以下の式(1)を満たすy成分加速度センサ値yi(i=1,・・・,N)をピークとして、ピーク数を計算する。
Specifically, when the y component acceleration sensor value that locally becomes the maximum value is a peak (that is, when the maximum value of the y component acceleration sensor value is a peak), the first peak
yi−yi−1>δ,かつ,yi−yi+1>δ ・・・(1)
また、局所的に最小値となるy成分加速度センサ値をピークとする場合(すなわち、y成分加速度センサ値の極小値をピークとする場合)、第1のピーク数計算部103は、例えば、以下の式(2)を満たすy成分加速度センサ値yi(i=1,・・・,N)をピークとして、ピーク数を計算する。
y i −y i−1 > δ, and y i −y i + 1 > δ (1)
Further, when the y-component acceleration sensor value that is locally the minimum value is the peak (that is, when the minimum value of the y-component acceleration sensor value is the peak), the first peak
yi−1−yi>δ,かつ,yi+1−yi>δ ・・・(2)
ここで、上記の式(1)及び(2)のδは、予め設定されたパラメータである。なお、上記の式(1)及び(2)でδはそれぞれ異なっていても良い。
y i-1 −y i > δ, and y i + 1 −y i > δ (2)
Here, δ in the above equations (1) and (2) is a preset parameter. In the above equations (1) and (2), δ may be different from each other.
y成分加速度センサ値の極大値をピークとした場合におけるピークの一例を図7に示す。図7は、第1の分娩検知処理におけるピークの一例を説明するための図である。 FIG. 7 shows an example of a peak when the maximum value of the y-component acceleration sensor value is set as the peak. FIG. 7 is a diagram for explaining an example of a peak in the first labor detection process.
図7に示すように、y成分加速度センサ値の極値(極大値又は極小値)の線分で結んだ場合に、山の頂点となるy成分加速度センサ値がピークとなる。 As shown in FIG. 7, when the y-component acceleration sensor values are connected by a line segment of the extreme value (maximum value or minimum value), the y-component acceleration sensor value at the top of the peak has a peak.
ここで、第1のピーク数計算部103により計算されたピーク数は、例えば、補助記憶装置やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置に記憶される。以降では、このピーク数をpkと表す。この記憶装置には、過去のピーク数pk−K,pk−K+1,・・・pk−1も記憶されている。ここで、K≧9であることが好ましい。
Here, the number of peaks calculated by the first peak
なお、上記のステップS103では、y成分加速度センサ値の極大値又は極小値のいずれか一方をピークとしてピーク数を計算したが、これに限られず、例えば、y成分加速度センサ値の極大値及び極小値の両方をピークとして、ピーク数を計算しても良い。 In step S103 described above, the number of peaks is calculated by using either the maximum value or the minimum value of the y-component acceleration sensor value as a peak, but the present invention is not limited to this. For example, the maximum value and the minimum value of the y-component acceleration sensor value are calculated. The peak number may be calculated by using both of the values as peaks.
次に、活動量計算部104は、上記のステップS103で計算されたピーク数から活動量を計算する(ステップS104)。すなわち、活動量計算部104は、過去の所定の期間(例えば過去90分間)のピーク数の合計を活動量として計算する。
Next, the activity
具体的には、活動量をv8,kとした場合、活動量計算部104は、例えば、v8,k=pk−1+pk−2+・・・+pk−9により活動量を計算する。なお、活動量計算部104は、例えば、v8,k=pk+pk−1+pk−2+・・・+pk−9により活動量を計算しても良い。
Specifically, when the activity amount is v8 , k , the activity
そして、活動量計算部104は、この活動量が含まれる活動量データを作成して活動量データ記憶部400に記憶させる。このとき、活動量計算部104は、例えば、日時s8,kと、活動量v8,kとが含まれる活動量データを作成して活動量データ記憶部400に記憶させる。
Then, the activity
このように、活動量計算部104は、過去の所定の期間(例えば過去90分間)のピーク数の合計を活動量として計算する。なお、例えば、過去90分間のピーク数の合計を活動量として計算する場合に、ピーク数pk−1,pk−2,・・・,pk−9が未だ計算されていないときは、第1の分娩検知処理部100は、上記のステップS101〜ステップS103を繰り返し実行して、これらのピーク数を計算する。
In this way, the activity
次に、指標値計算部105は、活動量データ記憶部400に記憶されている活動量データを用いて、所定の指標値を算出する(ステップS105)。すなわち、指標値計算部105は、例えば、過去1週間の同時刻における活動量の平均値と所定の変数値とを計算した上で、指標値=平均値+変数値により指標値を計算する。ここで、変数値としては、例えば、標準偏差×c等とすることができる。なお、cは予め設定されたパラメータであり、例えばc=1.5等とすれば良い。ただし、cは0以上の任意の値を設定することができる。
Next, the index
具体的には、指標値をVk、過去1週間の同時刻における活動量(すなわち、過去1週間における同一インデックスkの活動量)をそれぞれv1,k,v2,k,・・・,v7,kとした場合、指標値計算部105は、これらの活動量の平均値と、これらの活動量の標準偏差とを計算した上で、Vk=平均値+標準偏差×1.5により指標値を計算する。なお、この指標値Vkが、時刻を示すインデックスkにおける分娩検知モデルとなる。
Specifically, the index value is V k , and the activity amount at the same time in the past week (that is, the activity amount of the same index k in the past week) is v 1, k , v 2, k , ... In the case of v 7, k , the index
次に、比較判定部106は、上記のステップS104で計算された活動量v8,kと、上記のステップS105で計算された指標値Vkとの大小関係を比較判定する(ステップS106)。
Next, the
ステップS106で活動量v8,k>指標値Vkと判定された場合、累積値計算部107は、活動量と指標値との差を累積する(ステップS107)。すなわち、累積値をWとした場合、累積値計算部107は、v8,k−VkをWに加算する。なお、Wの初期値は0である。
Activity v 8 in step S106, k> If it is determined that the index value V k, the accumulated
次に、第1の分娩検知部108は、上記のステップS107で計算された累積値Wが第1の分娩検知条件を満たすか否かを判定する(ステップS108)。すなわち、第1の分娩検知部108は、累積値Wが所定の閾値Th1を超えているか否かを判定する。なお、閾値Th1は任意の値を設定することができるが、例えば、Th1=500とすることが挙げられる。
Next, the first
ステップS108で累積値Wが第1の分娩検知条件を満たすと判定された場合(すなわち、累積値W>閾値Th1である場合)、第1の分娩検知部108は、該当の牛(タグID「Tag1」のタグ20が装着された牛)に分娩兆候があるものとして、分娩が検知されたことを通知する(ステップS109)。なお、通知先としては、例えば、予め登録されたPC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン、タブレット端末等の各種端末装置が挙げられる。これにより、分娩が事前に検知される。
When it is determined in step S108 that the cumulative value W satisfies the first calving detection condition (that is, when the cumulative value W> threshold Th 1 ), the first
ステップS106で活動量v8,k≦指標値Vkと判定された場合、累積値計算部107は、累積値Wを0にクリアする(ステップS110)。
When it is determined in step S106 that the activity amount v 8, k ≦ index value V k , the cumulative
以上により、本実施形態に係る分娩検知装置10は、該当の牛の分娩を事前に検知することができる。ここで、第1の分娩検知は、図8に示すように、該当の牛の活動量と、指標値との差の累積値が所定の閾値を超えた場合に、分娩兆候があるものとして、分娩を検知する。これにより、本実施形態に係る分娩検知装置10は、牛の分娩を事前に高い精度で検知することができるようになる。 As described above, the calving detection device 10 according to the present embodiment can detect the calving of the corresponding cow in advance. Here, in the first calving detection, as shown in FIG. 8, when the cumulative value of the difference between the activity amount of the cattle and the index value exceeds a predetermined threshold value, there is a sign of calving, Detect delivery. As a result, the calving detection device 10 according to the present embodiment can detect calving in advance with high accuracy.
なお、図8に示すように、定期的に給餌が行われる時刻付近では活動量も多くなるため、本実施形態に係る分娩検知装置10は、この時刻付近での分娩検知の精度が低下する場合がある。このため、給餌以外に活動量が多くなる何等かのイベントがある場合には、そのイベントの時間帯を、分娩検知を除外する時間帯として分娩検知装置10に登録しておく必要がある。 Note that, as shown in FIG. 8, since the amount of activity increases near the time when feeding is regularly performed, the delivery detecting device 10 according to the present embodiment may reduce the accuracy of delivery detection near this time. There is. For this reason, if there is any event in which the amount of activity other than feeding is large, it is necessary to register the time zone of the event in the labor detection device 10 as a time zone excluding labor detection.
<第2の分娩検知処理>
以降では、第2の分娩検知処理(すなわち、牛の分娩を事後的に検知する場合の処理)について、図9を参照しながら説明する。図9は、第2の分娩検知処理の一例を示すフローチャートである。なお、図9に示す処理は、例えば、10分毎に繰り返し実行される。ただし、10分は一例であって、任意の時間毎に繰り返し実行されても良い。以降では、この繰り返し回数を表すインデックスをkとする。したがって、kは、当該繰り返し開始時点の或る時刻(例えば、現在時刻)を表す時刻インデックスでもある。この場合、例えば、k−1は当該或る時刻から10分前の時刻を表し、k−2は当該或る時刻から20分前の時刻を表す。
<Second labor detection processing>
In the following, the second calving detection process (that is, the process when the calving of the cow is detected afterwards) will be described with reference to FIG. 9. FIG. 9 is a flowchart showing an example of the second labor detection process. The process shown in FIG. 9 is repeatedly executed, for example, every 10 minutes. However, 10 minutes is an example, and may be repeatedly performed at any time. Hereinafter, the index indicating the number of repetitions will be k. Therefore, k is also a time index that represents a certain time (for example, the current time) at the start point of the repetition. In this case, for example, k-1 represents a time 10 minutes before the certain time, and k-2 represents a
まず、取得部201は、タグID毎に、現在時刻を基準として過去10分間の測定データに含まれるy成分加速度センサ値を測定データ記憶部300から取得する(ステップS201)。このように、取得部201は、図6のステップS101と同様に、牛(タグID)毎に、現在時刻を基準として過去の所定の時間幅(例えば、過去10分間)の測定データに含まれるy成分加速度センサ値を測定データ記憶部300から取得する。
First, the
以降では、一例として、タグID「Tag1」の過去10分間のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yMが取得されたものとして説明を続ける。なお、例えば、加速度センサが2秒毎に加速度を測定する場合、M≦299である。 Hereinafter, as an example, the description will be continued assuming that the y-component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y M of the tag ID “Tag1” in the past 10 minutes have been acquired. Note that, for example, when the acceleration sensor measures the acceleration every 2 seconds, M ≦ 299.
次に、前処理部202は、上記のステップS201で取得されたy成分加速度センサ値に対して前処理を行う(ステップS202)。すなわち、前処理部202は、図6のステップS102と同様に、y成分加速度センサ値の欠損補間(リサンプリング)処理を行う。
Next, the
これにより、前処理後のy成分加速度センサ値をリナンバリングして、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNが得られる。なお、例えば、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yMを2秒間隔で欠損補間(リサンプリング)処理を行った場合、N=299であり、y成分加速度センサ値y0,y1,・・・,y299が得られる。 As a result, the y-component acceleration sensor value after preprocessing is renumbered to obtain the y-component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y N. Note that, for example, when the y component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y M are subjected to defect interpolation (resampling) processing at 2-second intervals, N = 299, and the y component acceleration sensor value y 0 , y 1 , ..., Y 299 are obtained.
なお、前処理部202は、例えば、ノイズ除去処理を行った後に、欠損補間処理を行っても良い。ノイズ除去処理を行うことによって、例えば、ノイズとなり得る牛の動作を示すy成分加速度センサ値を除去することができる。
Note that the
次に、第2のピーク数計算部203は、前処理後のy成分加速度センサ値の10分間におけるピーク数を計算する(ステップS203)。ここで、第2の分娩検知処理におけるピークとは、局所的に最大値となるy成分加速度センサ値及び局所的に最小値となるy成分加速度センサ値のうち、所定の条件を満たす加速度センサ値のことである。また、所定の条件とは、1つ前のピーク(の候補)との差が所定の値未満(例えば、500未満)となる加速度センサ値のことである。
Next, the second peak
すなわち、第2の分娩検知処理では、加速度センサ値の極大値及び極小値の両方をピークの候補として、1つ前の候補との差が所定の値以上である候補を除外する。図10に示す例では時刻12:57〜12:59におけるピークを特定する場合を示している。図10に示すように、時刻12:57〜12:59におけるピークの候補のうち、3番目の候補と6番目の候補とが除外される。これにより、この3番目の候補と6番目の候補とを除外した候補がピークとなる。このような除外を行うのは、例えば、採食行動等に見られる頭を一旦上げる動作を除外するためである。 That is, in the second labor detection process, both the maximum value and the minimum value of the acceleration sensor value are used as peak candidates, and candidates having a difference from the previous candidate that is equal to or more than a predetermined value are excluded. The example shown in FIG. 10 shows a case in which peaks at times 12:57 to 12:59 are specified. As shown in FIG. 10, among the peak candidates at times 12:57 to 12:59, the third and sixth candidates are excluded. As a result, the candidate excluding the third and sixth candidates becomes a peak. Such exclusion is performed, for example, to exclude the action of temporarily raising the head, which is seen in foraging behavior and the like.
そして、第2のピーク数計算部203は、特定したピークのピーク数を計算する。以降では、このピーク数をqkと表す。
Then, the second peak
次に、第2の分娩検知部204は、上記のステップS203で計算されたピーク数qkと、上記のステップS202の前処理後のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNとが第2の分娩検知条件を満たすか否かを判定する(ステップS204)。ここで、第2の分娩検知条件は、例えば、第2のピーク数計算部203により計算されたピーク数qkが所定の閾値Th2以上で、かつ、前処理後のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNの平均値が所定の閾値Th3以上又は所定の閾値Th4以下のいずれかであること等が挙げられる。
Next, the second
なお、閾値Th2、Th3及びTh4は任意の値を設定することができるが、例えば、Th2=25、Th3=250及びTh4=−250とすることが挙げられる。 The thresholds Th 2 , Th 3 and Th 4 can be set to arbitrary values, and examples thereof include Th 2 = 25, Th 3 = 250 and Th 4 = −250.
ステップS204でピーク数qkと前処理後のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNとが第2の分娩検知条件を満たすと判定された場合、第2の分娩検知部204は、該当の牛(タグID「Tag1」のタグ20が装着された牛)が分娩を行ったものとして、分娩が検知されたことを通知する(ステップS205)。なお、通知先としては、例えば、予め登録されたPC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン、タブレット端末等の各種端末装置が挙げられる。これにより、分娩が事後的に検知される。
If it is determined in step S204 that the peak number q k and the pre-processed y component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y N satisfy the second delivery detection condition, the second delivery detection is performed. The
以上により、本実施形態に係る分娩検知装置10は、該当の牛の分娩を事後的に検知することができる。ここで、第2の分娩検知は、上述したように、ピーク数qkと前処理後のy成分加速度センサ値y0,y1,・・・,yNとが第2の分娩検知条件を満たす場合に、分娩が行われたものと検知する。これは、分娩後に行われるリッキング動作(親牛が子牛を舐める動作)を検知するものである。すなわち、第2の分娩検知条件は、頭を前方下部方向に傾けつつ、頭を前後方向に細かく動かす動作(これは、リッキング動作として特徴的な動作である。)を検知するための条件である。 As described above, the calving detection device 10 according to the present embodiment can detect the calving of the cow in question. Here, in the second delivery detection, as described above, the peak number q k and the pre-processed y-component acceleration sensor values y 0 , y 1 , ..., Y N define the second delivery detection condition. If the condition is satisfied, it is detected that delivery has been performed. This is to detect a licking operation (an operation in which a calf licks a calf) performed after calving. That is, the second labor detection condition is a condition for detecting a motion of moving the head finely in the front-rear direction while tilting the head in the lower front direction (this is a characteristic motion as a licking motion). .
このように、本実施形態に係る分娩検知装置10は、リッキング動作を検知することにより、牛の分娩を事後的に高い精度で検知することができるようになる。なお、牛の分娩を事後的に検知する場合は、例えば、他の手法により特定された牛の行動により、当該牛がリッキング動作を行っているか否かを判定しても良い。例えば、他の手法により当該牛が採食行動を行っていないと特定された場合に限り、上記の第2の分娩検知処理によりリッキング動作を行っているか否かを判定して、牛の分娩を検知しても良い。これにより、より高い精度で分娩を検知することができるようになる。 As described above, the calving detection device 10 according to the present embodiment can detect the calving of the cow ex-post highly accurately by detecting the licking operation. In addition, when the calving of the cow is to be detected after the fact, for example, it may be determined whether the cow is performing the licking operation based on the behavior of the cow specified by another method. For example, only when it is determined that the cow is not performing foraging behavior by another method, it is determined whether the licking operation is performed by the second calving detection process described above, and the calving is performed. You may detect. This allows the delivery to be detected with higher accuracy.
特に、本実施形態に係る分娩検知装置10は、例えば、上記の特許文献2、特許文献3及び特許文献4に開示されている従来技術と比較して、膣内や産道に機器を挿入することなく、牛の分娩を検知することができ、衛生的に牛に分娩を検知することができる。また、本実施形態に係る分娩検知装置10は、活動量と指標値との差の累積値に基づく事前の分娩兆候の検知と、リッキング動作の検知による事後の分娩検知とを行うことにより、加速度センサを利用する他の分娩検知技術(例えば特許文献1に開示されている従来技術等)や振動計を利用する他の分娩検知技術(例えば特許文献5に開示されている従来技術等)と比較して、高い精度で分娩検知(事前の分娩検知又は事後の分娩検知)を行うことができる。更に、本実施形態ではタグ20を牛の首部分に固定して装着する場合について説明したが、この場合、他の箇所(例えば牛の尾部等)に装着する場合と比較して、タグ20が牛の動作によって脱落してしまうような事態を軽減することができる。
In particular, the labor detection device 10 according to the present embodiment has the device inserted into the vagina or the birth canal as compared with the conventional techniques disclosed in
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。 The present invention is not limited to the above specifically disclosed embodiments, and various modifications and changes can be made without departing from the scope of the claims.
1 分娩検知システム
10 分娩検知装置
100 第1の分娩検知処理部
101 取得部
102 前処理部
103 第1のピーク数計算部
104 活動量計算部
105 指標値計算部
106 比較判定部
107 累積値計算部
108 第1の分娩検知部
200 第2の分娩検知処理部
201 取得部
202 前処理部
203 第2のピーク数計算部
204 第2の分娩検知部
300 測定データ記憶部
400 活動量データ記憶部
1 Delivery Detection System 10
Claims (8)
前記家畜に装着された三軸加速度センサが測定した加速度データを記憶する記憶手段と、
所定の時間の間における複数の加速度データにそれぞれ含まれる所定の方向の成分値を前記記憶手段から取得する取得手段と、
前記複数の成分値に基づいて、前記家畜の分娩を検知する検知手段と、
を有することを特徴とする検知装置。 A detection device for detecting the delivery of livestock,
Storage means for storing acceleration data measured by the three-axis acceleration sensor attached to the livestock,
An acquisition unit that acquires a component value in a predetermined direction included in each of a plurality of acceleration data during a predetermined time from the storage unit,
Based on the plurality of component values, detection means for detecting the delivery of the livestock,
A detection device comprising:
過去の所定の期間における前記ピークの数の合計を活動量として計算する活動量計算手段と、
前記活動量計算手段により計算された過去の活動量を用いて、所定の指標値を計算する指標値計算手段と、
前記活動量と前記指標値との大小関係を比較判定する比較手段と、
前記活動量が前記指標値よりも大きいと判定された場合、前記活動量と前記指標値との差を累積した累積値を計算する累積値計算手段と、
を有し
前記検知手段は、
前記累積値が所定の第1の閾値以上である場合に、前記家畜の分娩を検知する、ことを特徴とする請求項1に記載の検知装置。 A first peak number calculating means for calculating the number of peaks showing a locally maximum component value or a locally minimum component value among the plurality of component values;
An activity amount calculating means for calculating the total number of the peaks in a predetermined period in the past as an activity amount;
Using the past activity amount calculated by the activity amount calculation means, an index value calculation means for calculating a predetermined index value,
Comparing means for determining the magnitude relationship between the activity amount and the index value,
When it is determined that the activity amount is larger than the index value, a cumulative value calculating unit that calculates a cumulative value by accumulating a difference between the activity amount and the index value,
And having the detection means,
The detection device according to claim 1, wherein the delivery of the livestock is detected when the cumulative value is equal to or larger than a predetermined first threshold value.
前記過去の活動量の平均値と、前記過去の活動量の標準偏差と、所定の定数とを用いて、前記標準偏差と前記定数との積に対して前記平均値を加算することで、前記指標値を計算する、ことを特徴とする請求項2に記載の検知装置。 The index value calculating means,
Using the average value of the past activity amount, the standard deviation of the past activity amount, and a predetermined constant, by adding the average value to the product of the standard deviation and the constant, the The detection device according to claim 2, wherein an index value is calculated.
前記活動量が前記指標値よりも大きいと判定されなかった場合、前記累積値を0にクリアする、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の検知装置。 The cumulative value calculating means,
The detection device according to claim 2, wherein the cumulative value is cleared to 0 when it is not determined that the activity amount is larger than the index value.
前記検知手段は、
前記ピークの数が所定の数以上、かつ、前記複数の成分値の平均値が所定の第2の閾値以上又は第3の閾値以下である場合に、前記家畜の分娩を検知する、ことを特徴とする請求項1に記載の検知装置。 A second peak for calculating the number of peaks showing a component value that locally becomes maximum and a component value that locally becomes minimum among the plurality of component values and that satisfies a predetermined condition. Has a number calculation means,
The detection means is
When the number of the peaks is a predetermined number or more and the average value of the plurality of component values is a predetermined second threshold value or more or a third threshold value or less, the delivery of the livestock is detected. The detection device according to claim 1.
前記局所的に最大となる成分値と、前記局所的に最小となる成分値とを前記ピークの候補とした場合に、1つ前の候補との差が所定の値以下である、ことを特徴とする請求項5に記載の検知装置。 The predetermined condition is
When the locally maximum component value and the locally minimum component value are the peak candidates, the difference from the immediately preceding candidate is less than or equal to a predetermined value. The detection device according to claim 5.
前記家畜に装着された三軸加速度センサが測定した加速度データを記憶手段に記憶させる記憶手順と、
所定の時間の間における複数の加速度データにそれぞれ含まれる所定の方向の成分値を前記記憶手段から取得する取得手順と、
前記複数の成分値に基づいて、前記家畜の分娩を検知する検知手順と、
を実行することを特徴とする検知方法。 A detection device that detects the delivery of livestock
A storage procedure for storing in the storage means acceleration data measured by the triaxial acceleration sensor attached to the livestock,
An acquisition procedure for acquiring a component value in a predetermined direction included in each of a plurality of acceleration data during a predetermined time from the storage means,
Based on the plurality of component values, a detection procedure for detecting the delivery of the livestock,
The detection method characterized by performing.
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